JP2021165178A - シート供給機構及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート供給装置の駆動状態に応じてシート供給装置のロック手段を制御する。【解決手段】画像形成装置本体に対して引出可能に構成されたシート供給装置29を備えるシート供給機構であって、シート供給装置29が駆動状態の場合に、画像形成装置本体からシート供給装置29が引き出されないように自動的にロック状態にし、シート供給装置29が非駆動状態の場合に、ロック状態にしない自動ロック手段70Aを備える。【選択図】図7
Description
本発明は、シート供給機構及び画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、用紙などのシートを供給するシート供給装置が搭載されている。
一般的に、この種のシート供給装置は、使用者がシートの補充をできるように、画像形成装置本体に対して引出可能に構成されている。一方で、だれでも自由にシート供給装置を引き出せる状態であると、セキュリティ上の問題が生じる虞がある。そのため、例えば、特許文献1(特開2017−206353号公報)には、用紙が収容される給紙トレイを引き出せないようにロックするロック手段(施錠機構)を備えたシート供給装置(給紙装置)が提案されている。
ところで、シート供給装置が駆動中であるときは、装置の故障防止の目的や安全上の理由などから、シート供給装置を画像形成装置本体から引き出せないようにすることが望ましい。一方で、シート供給装置の非駆動時においては、シートの補充やメンテナンスなどの目的で、シート供給装置を自由に引き出せるようにしたいといった要望がある。しかしながら、これまで、シート供給装置の駆動状態に応じてシート供給装置のロック手段を制御するものは提案されていなかった。
上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置本体に対して引出可能に構成されたシート供給装置を備えるシート供給機構であって、前記シート供給装置が駆動状態の場合に、前記画像形成装置本体から前記シート供給装置が引き出されないように自動的にロック状態にし、前記シート供給装置が非駆動状態の場合に、前記ロック状態にしない自動ロック手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シート供給装置が非駆動状態である場合に、そのシート供給装置を引き出すことができる。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、原稿搬送部1と、画像読取部2と、画像形成部3と、転写部4と、定着部5と、シート供給部6と、シート排出部7と、を備えている。
原稿搬送部1には、原稿トレイ11に載置される原稿を1枚ずつ分離して画像読取部2のコンタクトガラス13に向けて搬送する原稿搬送装置12が設けられている。原稿搬送装置12は、原稿を搬送する原稿搬送手段として複数の搬送ローラなどを備えている。
画像読取部2には、コンタクトガラス13上に載置された原稿の画像や、コンタクトガラス13上を通過する原稿の画像を読み取る画像読取装置14が設けられている。画像読取装置14は、コンタクトガラス13上の原稿に光を照射する光源や、原稿の反射光から画像を読み取る画像読取手段としてのCCD(電荷結合素子)などを有する光学走査ユニットを備えている。
画像形成部3には、シート供給部6から供給されるシートに画像を形成する作像ユニット15が設けられている。作像ユニット15は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体16と、感光体16の表面を帯電させる帯電装置17と、感光体16の帯電面に露光して静電潜像を形成する露光装置18と、感光体16上の静電潜像にトナー(現像剤)を供給して可視画像化する現像装置19と、感光体16の表面をクリーニングするクリーニング装置20と、を備えている。画像形成部3には、単色の画像を形成する作像ユニット15が1つのみ搭載されている場合に限らず、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの異なる色の画像を形成する複数の作像ユニット15が搭載されていてもよい。
転写部4には、シートに画像を転写する転写装置21が設けられている。転写装置21は、中間転写ベルト22と、一次転写ローラ23と、二次転写ローラ24と、を有している。中間転写ベルト22は、無端状のベルト部材で構成され、複数のローラによって張架されている。一次転写ローラ23は、中間転写ベルト22を介して感光体16に接触し、中間転写ベルト22と感光体16との間に一次転写ニップを形成している。一方、二次転写ローラ24は、中間転写ベルト22を介して中間転写ベルト22を張架する複数のローラの1つに接触することにより、二次転写ローラ24と中間転写ベルト22との間に二次転写ニップが形成されている。
定着部5には、シートに画像を定着させる定着装置25が設けられている。定着装置25は、定着回転体としての定着ローラ26と、加圧回転体としての加圧ローラ27と、を備えている。定着ローラ26と加圧ローラ27は、互いに接触し、これらの間に定着ニップが形成されている。
シート供給部6には、複数のシート供給装置29を備えるシート供給機構28が設けられている。各シート供給装置29は、シートSを収容するシート収容部としてのシートトレイ30と、シートトレイ30からシートSを給送するシート給送手段としての給送ローラ31などを有する給送ユニット40と、を有している。シートトレイ30に収容されるシートSは、紙(普通紙、厚紙、薄紙、コート紙、ラベル紙、封筒などを含む)のほか、OHPシートなどの樹脂製のシートであってもよい。
シート排出部7には、シートを装置外に排出するシート排出手段としての一対の排紙ローラ32が設けられている。
また、本実施形態に係る画像形成装置100内には、両面印刷する際にシートを表裏反転させて搬送するための反転搬送経路33と、反転搬送経路33の搬送方向上流側でシートの搬送方向を前後逆転させるためのスイッチバック経路34が設けられている。
次に、図1を参照しつつ本実施形態に係る画像形成装置100の印刷動作について説明する。
印刷動作開始の指示があると、感光体16が回転を開始し、回転する感光体16の表面が帯電装置17によって均一な高電位に帯電させられる。次いで、画像読取装置14によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント画像情報に基づいて、露光装置18が感光体16の表面(帯電面)を露光する。これにより、露光された部分の電位が低下して感光体16の表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像装置19からトナーが供給され、感光体16上にトナー画像が形成される。
感光体16上に形成されたトナー画像は、感光体16の回転に伴って一次転写ニップ(一次転写ローラ23の位置)に達すると、回転する中間転写ベルト22上に転写される。その後、感光体16の表面はクリーニング装置20によってクリーニングされ、残留するトナーなどが除去される。
中間転写ベルト22に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト22の回転に伴って二次転写ニップ(二次転写ローラ24の位置)に達すると、シートに転写される。このシートは、シート供給部6から供給されたものである。シート供給部6では、給送ローラ31が回転することにより、複数のシートトレイ30のうちのいずれかの1つからシートが給送される。送り出されたシートは、中間転写ベルト22上のトナー画像とタイミングを合わせて二次転写ニップへ搬送され、二次転写ニップにおいて中間転写ベルト22からシートへトナー画像が転写される。
その後、シートは、定着装置25へ搬送され、シートが定着ローラ26と加圧ローラ27との間(定着ニップ)を通過する際に、定着ローラ26と加圧ローラ27によってシート上のトナー画像が加熱されると共に加圧される。これにより、トナー画像がシートに定着される。その後、シートは、シート排出部7へ搬送され、一対の排紙ローラ32によって装置外に排出される。
また、両面印刷を行う場合は、定着装置25を通過したシートを、シート排出部7へ搬送せずに、スイッチバック経路34へ搬送する。シートは、スイッチバック経路34で逆向きに搬送され、反転搬送経路33へ案内される。そして、シートは、反転搬送経路33を経由することにより表裏反転された状態で再び転写部4(二次転写ニップ)へ搬送される。そして、上記と同様の作像動作により感光体16に形成されたトナー画像が中間転写ベルト22を介してシートの裏面に転写される。その後、シートは、定着装置25へ搬送され、裏面のトナー画像が定着された後、排紙ローラ32によって装置外へ排出される。以上のようにして一連の印刷動作が完了する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の正面図である。
図2に示すように、画像形成装置100の正面側外装部には、シートトレイ30ごとに区画された3つのカバー部材37と、シート供給部6以外の部分を覆う左右一対の本体カバー36と、が設けられている。一対の本体カバー36は、開閉可能に構成されており、各本体カバー36が開いた状態では、図1に示す画像形成部3、転写部4、定着部5、シート排出部7などが露出した状態となる。また、画像形成装置本体の各本体カバー36に対応する部分には、画像形成装置100の駆動を停止させる駆動停止手段としてのインタロックスイッチ38が設けられている。このため、画像形成装置100の駆動中に本体カバー36の少なくとも一方が開放されると、インタロックスイッチ38が作動して作像動作を含む各種動作の駆動が停止する。
図3に示すように、各カバー部材37は、シートトレイ30と一体に画像形成装置100の正面側(前方)へ引出可能に構成されている。また、シートトレイ30が引き出された状態となることにより、これに対応する給送ユニット40が、画像形成装置100の正面側(前方)へ引出可能な状態となる。一方、シートトレイ30が画像形成装置100内に収容された状態では、これに対応する給送ユニット40の引出方向前方が、シートトレイ30に設けられたカバー部材37によって完全に覆われた状態となるため(図2参照)、給送ユニット40は引き出せない状態となる。すなわち、本実施形態では、シートトレイ30を引き出した状態にしなければ、対応する給送ユニット40の引出操作も行えない構成となっている。
図4は、シートトレイ30の取付構造を示す図である。
図4に示すように、シート供給機構28には、シートトレイ30を引出可能に保持するための伸縮保持手段41が設けられている。具体的に、伸縮保持手段41は、シートトレイ30の左右両側面に取り付けられた一対の移動保持部材42と、画像形成装置本体の内壁部101,102に設けられた一対のガイドレール43と、を有している。各移動保持部材42が各ガイドレール43に沿ってスライド移動することにより、伸縮保持手段41がシートトレイ30の引出方向及びこれとは反対方向に伸縮し、シートトレイ30が画像形成装置本体に対して引き出されたり収容されたりする。また、シートトレイ30の引出操作を行いやすくするために、カバー部材37の正面には取っ手部44が設けられている。図4では、1つのシートトレイ30とその引出構造(伸縮保持手段41)のみ図示しているが、その他のシートトレイ30も同様に構成されている。
図5は、給送ユニット40の取付構造を示す図である。なお、図5では、1つ給送ユニット40の取付構造のみ図示しているが、その他の給送ユニット40も同様に構成されている。
図5に示すように、シート供給機構28には、給送ユニット40を引出可能に保持するための伸縮保持手段45が設けられている。具体的に、伸縮保持手段45は、給送ユニット40の底面あるいは側面などに取り付けられた移動保持部材46と、画像形成装置本体の前後方向に伸びるステー103に設けられたガイドレール47と、を有している。移動保持部材46がガイドレール47に沿ってスライド移動することにより、伸縮保持手段45が給送ユニット40の引出方向及びこれとは反対方向に伸縮し、給送ユニット40が画像形成装置本体に対して引き出されたり収容されたりする。また、給送ユニット40の背面には、画像形成装置本体に設けられた位置決め孔48に嵌合可能な位置決め突起49と、画像形成装置本体に設けられた駆動側カップリング部50と連結可能な従動側カップリング部51と、が設けられている。
このため、給送ユニット40が画像形成装置100内に収容されると、位置決め突起49が位置決め孔48に嵌合し、従動側カップリング部51が駆動側カップリング部50に連結される。これにより、給送ユニット40が画像形成装置本体に対して位置決めされると共に、各カップリング部50,51を介して画像形成装置本体側の駆動源から給送ユニット40の給送ローラへ駆動力を伝達可能な状態となる。なお、本実施形態とは反対に、給送ユニット40に位置決め孔が設けられ、画像形成装置本体に位置決め突起が設けられていてもよい。
また、図6に示すように、給送ユニット40の正面には、画像形成装置本体に対する給送ユニット40の引出操作を手動で規制する手動ロック手段60が設けられている。なお、図6に示す給送ユニット40以外の給送ユニット40にも同様の手動ロック手段60が設けられている。具体的に、手動ロック手段60は、画像形成装置本体のステー103に設けられた凹状の係合部104に係合可能なロック部61と、ロック部61を操作する操作部としての操作レバー62と、を有している。ロック部61と操作レバー62は、給送ユニット40に設けられた回転軸63を介して一体に回転可能に構成されている。
給送ユニット40を画像形成装置100内に完全に収容した状態、すなわち、位置決め突起49が位置決め孔48に位置決めされ、従動側カップリング部51が駆動側カップリング部50に連結された状態で、操作レバー62を回転操作してロック部61を図6の二点鎖線で示すようにステー103の係合部104に係合させると、ロック状態となる。ロック状態では、ロック部61と係合部104とが係合することにより、給送ユニット40の引出操作が規制され、給送ユニット40を画像形成装置100に対して引き出せなくなる。一方、操作レバー62を上記ロック時の回転方向とは反対方向に回転させると、ロック部61と係合部104との係合が解除され、給送ユニット40を画像形成装置100に対して引き出せるようになる。このように、操作レバー62を操作することにより、給送ユニット40を引出不可能なロック状態と引出可能な非ロック状態(ロック解除状態)とに手動で切り換えることができる。
図7は、画像形成装置100をシートトレイ30の位置で切断した側面断面図、図8は、画像形成装置100を給送ユニット40の位置で切断した側面断面図である。なお、図7及び図8において、右側が画像形成装置100の正面側F、左側が画像形成装置100の背面側Bである。
図7及び図8に示すように、シート供給機構28には、シートトレイ30の引出操作を自動的に規制する自動ロック手段(第1自動ロック手段)70Aと、給送ユニット40の引出操作を自動的に規制する自動ロック手段(第2自動ロック手段)70Bと、が設けられている。なお、これらの自動ロック手段70A,70Bは、各シートトレイ30及び各給送ユニット40に対応して1つずつ設けられている。具体的に、各自動ロック手段70A,70Bは、画像形成装置本体の背面B側に設けられた駆動手段としてのソレノイド71と、ソレノイド71によって駆動されるロック部材72と、を有している。ロック部材72は、ソレノイド71の進退可能なプランジャ71aに取り付けられ、図7及び図8における上下方向に移動可能に構成されている。
図7及び図8に示すように、シートトレイ30及び給送ユニット40が画像形成装置100に対して完全に収容された状態で、ソレノイド71が通電状態になると、プランジャ71aが前進することにより、ロック部材72が図の上方へ移動し、ロック部材72がシートトレイ30及び給送ユニット40に設けられた凹状又は孔状の係合部52,53に係合する。これにより、シートトレイ30及び給送ユニット40が画像形成装置100に対して引出不可能なロック状態となる。一方、ソレノイド71が非通電状態となると、プランジャ71aが後退することにより、ロック部材72が図の下方へ移動し、シートトレイ30及び給送ユニット40のそれぞれの係合部52,53に対するロック部材72の係合が解除される。これにより、シートトレイ30及び給送ユニット40が画像形成装置100に対して引出可能な非ロック状態となる。
ところで、本実施形態においては、シート供給部6から転写部4へシートが供給される際、複数のシート供給装置29のうちの、いずれか1つからシートが供給される。このため、基本的には、1つのシート供給装置29の給送ユニット40(給送ローラ31など)が駆動し、その他のシート供給装置29においては給送ユニット40が駆動しない非駆動状態となっている。安全性や信頼性の観点からすれば、駆動中のシート供給装置29については、画像形成装置100から引き出せないようにロック状態にしておくことが必要である。一方、非駆動状態にあるシート供給装置29については、画像形成装置100から引き出せるようにしても特に問題は生じない。
そのため、本実施形態においては、複数のシート供給装置29ごとに自動ロック手段70A,70Bを独立して制御できるようにし、非駆動状態のシート供給装置29においては、自動ロック手段70A,70Bが自動的にロック状態を解除する又はロック状態とならないようにしている。すなわち、駆動状態であるシート供給装置29に対しては、自動ロック手段70A,70Bが自動的にロック状態となることにより、シートトレイ30及び給送ユニット40を引出不可能な状態に保持し、非駆動状態であるシート供給装置29に対しては、自動ロック手段70A,70Bがロック状態とならないことにより、シートトレイ30及び給送ユニット40を引出可能な状態にする。
自動ロック手段70A,70Bによってロックされておらず引出可能な状態となっているシート供給装置29においては、シートトレイ30を引き出してから、さらに、給送ユニット40の手動ロック手段60のロック状態を解除することにより、給送ユニット40も引き出せるようになる。これにより、非駆動状態のシート供給装置29においては、シートトレイ30を引き出してシートを補充したり、給送ユニット40を引き出してメンテナンス作業を行ったりすることができるようになる。一方、駆動状態にあるシート供給装置29については、シートトレイ30及び給送ユニット40が引き出せない状態で保持されることにより、安全性や信頼性が確保される。
このように、本実施形態に係る構成によれば、駆動状態のシート供給装置29については引き出せないようにする一方で、非駆動状態のシート供給装置29については引き出せるようにすることにより、安全性や信頼性を確保しつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る構成によれば、下記の作用効果も得られる。
本実施形態に係る構成においては、シートトレイ30に設けられたカバー部材37が、インタロックスイッチ38を作動させる本体カバー36とは別体で構成されているので(図2参照)、画像形成装置100の駆動中に非駆動状態のシート供給装置29(シートトレイ30又は給送ユニット40)を引き出しても、画像形成装置100の駆動が停止されることはない。このため、画像形成装置100の駆動状態を維持しつつ、シートトレイ30や給送ユニット40を引き出すことができるので、画像形成装置100の稼働率を低下させることなくメンテナンス作業を行うことができる。
また、本実施形態においては、給送ユニット40が、画像形成装置本体に対してネジなどにより固定されておらず、伸縮保持手段45によって引出及び収容可能に保持されているので、給送ユニット40の引出操作及び収容操作を円滑に行うことができる。これにより、メンテナンス作業が格段に行いやすくなる。
本実施形態では、給送ユニット40の引出操作の規制を、ステー103の係合部104に対する手動ロック手段60の係合により行っているが(図6参照)、伸縮保持手段45の伸縮動作(特に延伸動作)を規制することにより引出操作を規制してもよい。例えば、図9のように、伸縮保持手段45のガイドレール47に凹状又は孔状の係合部54を設け、その係合部54に手動ロック手段60のロック部61を係合させて、給送ユニット40を引き出せないようにしてもよい。
また、本実施形態において、給送ユニット40の引出操作を規制する自動ロック手段70Bを省略してもよい。すなわち、シートトレイ30と給送ユニット40が画像形成装置100に収容された状態では、給送ユニット40の引出方向前方がカバー部材37によって覆われているため、シートトレイ30の引出操作を規制する自動ロック手段70Aのロック状態が解除されない限り、給送ユニット40の引出操作も行うことができない。このため、シートトレイ用の自動ロック手段70Aによって実質的に給送ユニット40の引出操作を規制することも可能である。従って、給送ユニット40の引出操作を規制する自動ロック手段70Bを省略することも可能である。その場合、給送ユニット用の自動ロック手段70Bの部品を省略でき、低コスト化を図れる。
また、本実施形態では、シートトレイ30と給送ユニット40とが、個別に引出可能に構成されているが、これらを一体に引出可能にしたシート供給装置29であってもよい。また、本発明は、給送ユニット40が画像形成装置本体に対して(引出不可能に)固定され、シートトレイ30のみ引出可能に構成されたシート供給装置29においても適用可能である。
また、本発明は、シート供給装置29を複数備える構成に限らず、シート供給装置29を1つのみ備える構成にも適用可能である。
さらに、本発明に係るシート供給機構は、現像剤としてのトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクなどの液状の現像剤をシートに吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置にも適用可能である。
2 画像形成部
6 シート供給部
28 シート供給機構
29 シート供給装置
30 シートトレイ(シート収容部)
31 給送ローラ(シート給送手段)
36 本体カバー
37 カバー部材
40 給送ユニット
41 伸縮保持手段
45 伸縮保持手段
60 手動ロック手段
70A 自動ロック手段
70B 自動ロック手段
100 画像形成装置
6 シート供給部
28 シート供給機構
29 シート供給装置
30 シートトレイ(シート収容部)
31 給送ローラ(シート給送手段)
36 本体カバー
37 カバー部材
40 給送ユニット
41 伸縮保持手段
45 伸縮保持手段
60 手動ロック手段
70A 自動ロック手段
70B 自動ロック手段
100 画像形成装置
Claims (9)
- 画像形成装置本体に対して引出可能に構成されたシート供給装置を備えるシート供給機構であって、
前記シート供給装置が駆動状態の場合に、前記画像形成装置本体から前記シート供給装置が引き出されないように自動的にロック状態にし、前記シート供給装置が非駆動状態の場合に、前記ロック状態にしない自動ロック手段を備えるシート供給機構。 - 前記画像形成装置本体に対して前記シート供給装置を引出可能な状態と引出不可能な状態とに手動で切換可能な手動ロック手段を備える請求項1に記載のシート供給機構。
- 前記シート供給装置の引出方向前方を覆うカバー部材を備え、
前記カバー部材は、開放動作に伴って画像形成装置の駆動を停止させる本体カバーとは別体で構成されている請求項1又は2に記載のシート供給機構。 - 前記シート供給装置及び前記自動ロック手段を複数備え、
前記複数の自動ロック手段は、前記複数のシート供給装置ごとに独立して制御される請求項1から3のいずれかに記載のシート供給機構。 - 前記シート供給装置の引出方向及びこれとは反対方向に伸縮可能に構成され、前記シート供給装置を保持する伸縮保持手段を備える請求項1から4のいずれかに記載のシート供給機構。
- 前記画像形成装置本体に対して前記シート供給装置を引出可能な状態と引出不可能な状態とに手動で切換可能な手動ロック手段を備え、
前記手動ロック手段によって、前記伸縮保持手段の伸縮動作が規制される請求項5に記載のシート供給機構。 - 前記シート供給装置は、前記シートを収容するシート収容部と、前記シート収容部から前記シートを給送するシート給送手段と、を有し、
前記シート収容部と前記シート給送手段は、前記画像形成装置本体に対して個別に引出可能に構成されている請求項1から6のいずれかに記載のシート供給機構。 - 前記シート収容部の引出方向前方にカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記シート収容部及び前記シート給送手段が前記画像形成装置本体内に収容された状態で、前記シート給送手段の引出方向前方を覆う請求項7に記載のシート供給機構。 - 請求項1から8のいずれかに記載のシート供給機構を備える画像形成装置。
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