JP2021164405A - 需要管理基盤の分散資源統合運営システム - Google Patents

需要管理基盤の分散資源統合運営システム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家別負荷発生水準に応じて需要管理のための顧客オーダーメード型のポートフォリオを提供すること。
【解決手段】需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、負荷電力を含む考慮対象情報及び前記負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間を含む需要家特性情報を受信する通信部;前記設定時間中に受信される負荷電力を含むデータを保存する保存部;前記設定時間中の負荷電力を利用して負荷増減すう勢率を算出し、前記負荷増減すう勢率を用いてすう勢反映予想負荷電力を算出する算出部;及び前記すう勢反映予想負荷電力がピーク電力の一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値に達するにつれて、DRイベントを生成するか、前記ESSを制御するための制御部;を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、需要管理基盤の分散資源統合運営システムに関し、特に、負荷変動すう勢を反映した予想負荷電力がピーク電力の一定水準に達するにつれて、DRイベントを生成するか、ESSのバッテリを充放電制御することで、ピーク電力に備えることができるようにした分散資源統合運営システムに関するものである。
産業発展による電力需要が毎年増加しており、また、電子機器は持続的に増加するにつれて数多い需要家で使用される電力量は幾何級数的に増加している。しかし、電力生産設備の増加は現実的に相当な限界がある。これにより、国家的次元ではエネルギー政策の一つとして個別住宅、共同住宅、事務空間、小規模工場施設など需要家の空間に新再生エネルギーとエネルギー貯蔵システム(ESS)(Energy Storage System)等の設置を奨励及び支援する政策を持続的に推進している。
ESSが構築された後に、需要家別現在需要管理は、住宅や工場施設などその設置場所の特性に応じて電力使用量及び使用パターンが異なっているにもかかわらず、リアルタイム負荷電力を利用して基準負荷電力を超えた場合に、エネルギー貯蔵装置の充放電スケジューリングを管理している。
又は、単にピーク時間帯別にESSのバッテリ電力を貯蔵及び放電させる用途としてのみ使用されているので、予期しない最大ピーク発生時の対応が不可能であり、需要家別負荷発生水準を適用していないので、非効率的に需要管理が行われてきた。
したがって、新再生分散電源、ESS、EVなど分散資源が活性化された環境でバッテリ充放電スケジュールリングと同時に、需要家別にDR(Demand Response:需要反応)イベントを行い、DRプログラムを効果的に運営することができる方案が提示される必要がある。
本発明は、前述した問題点を解決するためのものであり、本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、負荷変動すう勢を反映した予想負荷電力がピーク電力の一定水準に達するにつれて、DRイベントを生成するか、ESSのバッテリを充放電制御することができる。
また、本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、需要家別負荷発生水準に応じて需要管理のための顧客オーダーメード型のポートフォリオを提供することができる。
前述のような目的を達成するために、本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、負荷電力を含む考慮対象情報及び前記負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間を含む需要家特性情報を受信する通信部;前記設定時間中に受信される負荷電力を含むデータを保存する保存部;前記設定時間中の負荷電力を利用して負荷増減すう勢率を算出し、前記負荷増減すう勢率を用いてすう勢反映予想負荷電力を算出する算出部;及び前記すう勢反映予想負荷電力がピーク電力の一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値に達するにつれて、DRイベントを生成するか、前記ESSを制御するための制御部;を含む。
一実施例において、前記需要家特性情報は、過去の電力データ、需給計画、DR参加情報、各ステップ判定臨界率(%)、ステップ別バッテリ充電率(%)の少なくとも一つをさらに含む。
一実施例において、前記算出部は、前記過去の電力データ及び前記需給計画に基づいた最大需要を予測し、ピーク電力を算出するピーク電力算出部をさらに含む。
一実施例において、前記少なくとも一つの臨界値は、需要家負荷特性に応じて入力された前記各ステップ判定臨界率(%)により決定される。
一実施例において、前記制御部は、前記少なくとも一つの臨界値に応じて、運用収益化、最適化/貯蔵、ピーク近接、ピークステップに分類される。
一実施例において、前記算出部は、前記DR参加情報を利用してDRイベントに能動可能な電力量を合計して、DR潜在電力を算出するDR電力予測部をさらに含む。
一実施例において、前記考慮対象情報は、TOU料金プラン情報、ESSのバッテリ最大充電容量、ESSのバッテリ充電状態の少なくとも一つをさらに含む。
一実施例において、前記算出部は、季節及び時間帯による前記TOU料金プラン情報と現在の日付及び時間を比較し、現在の日付及び時間帯が軽負荷、重負荷、最大負荷のいずれかの料金プラン時間帯であるのか、現在の料金プラン時間帯(TOU)を算出する現在TOU算出部をさらに含む。
一実施例において、前記制御部は、前記ステップ別に前記負荷電力、前記DR潜在電力、前記現在の料金プラン時間帯(TOU)及び前記ESSのバッテリ充電状態に応じて、既設定された条件を満たしているかどうかを判断し、それに応じて、ESS充放電の要否又はDRイベント生成の要否を決定する。
一実施例において、前記既設定された条件は、前記ピーク電力、前記各ステップ判定臨界値、TOU、前記DR潜在電力、前記ESSのバッテリ最大容量、前記すう勢反映バッテリ充電率の少なくとも一つを利用して設定することができる。
一実施例において、前記DRイベントは、負荷電力の減縮、負荷移転、直接負荷制御の少なくとも一つを優先順位に応じて処理するように要請することができる。
前述のような本発明による需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、負荷変動すう勢を反映した予想負荷電力がピーク電力の一定水準に達するにつれて、DRイベントを生成するか、ESSのバッテリを充放電制御することで、ピーク電力に備えることができる。
また、本発明による需要管理基盤の分散資源統合運営システムは、需要家別負荷発生水準に応じて需要管理のための顧客オーダーメード型のポートフォリオを提供することができる。
本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源運営システムを概略的に示した図である。 本発明の一実施例による需要管理装置の構成を示した図である。 本発明の一実施例による需要管理装置の構成をさらに具体的に示した図である。 本発明の一実施例による需要管理装置により行われる動作を示した流れ図である。 本発明の一実施例によるステップを判断する方法を説明するための流れ図である。 本発明の一実施例による運用収益化ステップのロジックを説明するための流れ図である。 本発明の一実施例による最適化/貯蔵ステップのロジックを説明するための流れ図である。 本発明の一実施例によるピーク近接ステップのロジックを説明するための図である。 本発明の一実施例によるピークステップのロジックを説明するための図である。
以下で、本発明の技術的思想を明確化するために添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。本発明の説明の際に、関連した公知機能又は構成要素に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曇らせると判断される場合、その詳細な説明を省略する。図面中において、実質的に同じ機能構成を有する構成要素は、たとい、別の図面に表示されても、できるだけ同じ参照番号及び符号を与えた。説明の便宜のために、必要な場合には装置と方法を共に説明するようにした。
図1は、本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源運営システムを概略的に示したである。
図1を参照すれば、本発明の一実施例による需要管理基盤の分散資源運営システムは、電力網事業者装置10、系統20、電力量計30、エネルギー貯蔵装置40(Energy Storage System)(以下、'ESS'という)、負荷50、ユーザ端末60及び需要管理装置100を含む。
電力網事業者装置10は、発電所に加えて、電力を提供する電力網事業者が運営する装置を意味する。電力網事業者装置10は、系統20を介して既加入した建物又は所定の都市又は地域に位置する建物又は施設に必要な電力を供給し、電力量計30から電力使用量関連情報を受信し、電力使用量に対する課金を処理することができる。また、電力網事業者装置10は、ESS40が系統20へ販売した電力に対する精算が行うことができる。例えば、電力網事業者装置10は、発電所、電力会社などにおいて運営する装置であってもよい。
系統20は、韓国電力公社のように発電所を運営し、生産した電力を販売する業者などが連結されている商用電力網であってもよい。前記系統20から負荷50に電力が供給され、需要管理装置100の制御に応じて系統20からESS40が電力を充電するか、ESS40に貯蔵された電力を負荷50に放電することができる。
電力量計30は、それぞれの需要家別に構成され、各需要家で使用される電力使用量をリアルタイムで計量することができる。すなわち、電力量計30は、各需要家に備えられた複数の負荷50_1、50_2、50_Nと接続されている。電力量計30は、計量された電力使用量情報をリアルタイムで需要管理装置100に提供することができる。
各需要家は、個別住宅、多世代住宅、ビル、事務空間、小規模工場施設などであってもよく、各需要家は、ESS40及び複数の負荷50_1、50_2、50_Nを含む。
ESS40は、系統20から供給される電力を貯蔵するか、充電された電力を負荷50へ放電することができる。また、ESS40は、充電された電力を系統20へ放電して電力取引に参加することができる。すなわち、ユーザは、生産者と消費者の役割を同時に行う生産・消費者又は参加型消費者であってもよい。実施例により、ESS40は、新再生エネルギー、EVなどのような分散資源のエネルギー貯蔵装置として使用することができる。
負荷50は、各需要家に設けられた複数の負荷を意味する。負荷50は、系統20又はESS40から供給された電力を消費する。例えば、工場や家庭など需要家に設けられた各種電気設備が負荷の一例である。また、それぞれの複数の負荷50_1、50_2、50_Nは、DRイベントに応じて需要管理装置100により動作が制御される。
ユーザ端末60は、需要家を運営する管理者が所有した端末であり、当該需要家の負荷使用パターンによる需要家特性情報を需要管理装置100に提供することができる。また、ユーザ端末60は、需要管理装置100から当該需要家に備えられた負荷50の電力減縮のためのDR要請を受信することができる。
需要管理装置100は、電力量計30から提供され当該需要家の負荷パターンによりすう勢反映予想負荷電力を算出することができる。需要管理装置100は、すう勢反映予想負荷電力がピーク電力の一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値に達するにつれて、DRイベントを生成するか、前記ESS40を充放電制御することができる。需要管理装置100は、生成されたDRイベントを介してユーザ端末60にDR要請を伝送するか、負荷50を制御することができる。
需要管理基盤の分散資源運営システムは、電力量計30を介して電力をリアルタイムでモニタリングし、モニタリング結果に基づいて、DRイベントを生成するか、ESS40の電力を制御することによって、需要家別にピーク電力に備えることができる。
図2は本発明の一実施例による需要管理装置の構成を示した図である。
図2を参照すれば、本発明の一実施例による需要管理装置は通信部110、保存部130、算出部150及び制御部170を含む。
通信部110は、負荷電力を含む考慮対象情報及び負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間を含む需要家特性情報を受信する。すなわち、電力量計30からリアルタイムで使用電力量である負荷電力を受信し、ユーザ端末60から負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間Hを受信する。
保存部130は、設定時間H中に受信される負荷電力を含むデータを保存することができる。例えば、ユーザ端末60から受信した負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間Hが3時間である場合、現在の時間対比以前の3時間の負荷電力を保存することができる。
算出部150は、設定時間H中の負荷電力を利用して負荷増減すう勢率(%)を算出し、負荷増減すう勢率を用いてすう勢反映予想負荷電力を算出することができる。すなわち、算出部150は、保存部130に保存された設定時間H中の負荷電力を利用して負荷増減すう勢率(%)を算出することができる。例えば、顧客が設定した時間範囲が3時間である場合、算出部150は、現在の時間対比以前の3時間の負荷電力データを利用して負荷増減すう勢率(%)を計算することができる。また、算出部150は、算出された負荷増減すう勢率(%)を利用してすう勢反映予想負荷電力(kW)を算出することができる。これは図3及び図4を参照して具体的に説明する。
制御部170は、すう勢反映予想負荷電力(kW)が、ピーク電力の一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値に達するにつれて、DRイベントを生成するか、ESS40を制御することができる。例えば、ピーク電力が100kWであり、臨界値がピーク電力の80%水準に該当する値である場合、すう勢反映予想負荷電力が80kWに達すれば、DRイベントを生成するか、ESSを負荷に放電するように制御することができる。ここで、ピーク電力は、負荷パターン及びTOU(Time-Of-Use)によりピーク制限のための最大限界値であってもよい。又は、ピーク電力は季節別予想されるピークタイムのピーク値として設定することができる。
一実施例において、DRイベントは、負荷電力の減縮、負荷移転、直接負荷制御DLCの少なくとも一つを優先順位に応じて処理するように要請することもできる。そのために、制御部170は、ユーザ端末60に負荷50の電力使用を減縮せよ、というDR要請を伝送することができ、負荷50の動作を直接制御することができる。
以下、図3〜図9を参照して、需要管理装置100の構成及び動作をさらに具体的に説明する。説明の前に、記号及びその意味は表1のように定義する。
Figure 2021164405
図3は、本発明の一実施例による需要管理装置の構成をさらに具体的に示したものである。また、図4は、本発明の一実施例による需要管理装置によって行われる動作を示した流れ図である。
図3を参照すれば、本発明の一実施例による需要管理システムは、通信部110、保存部130、算出部150及び制御部170を含み、保存部130は、需要家情報DB131、考慮対象情報DB133、ステップ別ロジックDB135を含み、算出部150は、予想電力算出部151、ピーク電力算出部153、現在TOU判断部155、DR電力予測部157を含む。
図4を参照すれば、通信部110は、ユーザ端末60から需要家特性情報を受信する(S410)。前記需要家特性情報は、需要家情報DB131に保存される。需要家特性情報は負荷電力の増加/減少すう勢率の算出のための設定時間Hを含む。
一実施例において、需要家特性情報は、過去の電力データ、需給計画、DR参加情報、各ステップ判定臨界率(%)α、ステップ別すう勢反映バッテリ臨界率(%)βの少なくとも一つをさらに含む。後記するが、需要家別負荷特性に応じて各ステップ判定臨界率αを利用して、各ステップ判定臨界値Ζを決定することができ、各ステップに応じてステップ別すう勢反映バッテリ充電率βを利用してステップ別すう勢反映バッテリ容量Qβを決定することができる。
また、DR参加情報は電力減縮のための情報、負荷移転のための情報、直接負荷制御DLCのための情報を含むことができる。電力減縮のための情報は、時間帯による負荷減縮可能容量を含み、直接負荷制御DLCのための情報は、負荷別優先順位による負荷制御情報を含む。
また、通信部110は、電力網事業者装置20、電力量計30、ESS40から考慮対象情報を受信する(S420)。前記考慮対象情報は、考慮対象情報DB133に保存される。考慮対象情報は、電力量計30から受信される負荷電力を含む。
一実施例において、考慮対象情報は、TOU料金プラン情報、ESS40のバッテリ最大充電容量Q、ESS40のバッテリ充電状態B(t)の少なくとも一つをさらに含む。すなわち、通信部110は、ESS40からESS40のバッテリ最大充電容量Q、ESS40のバッテリ充電状態B(t)に関する情報を受信することができる。また、通信部110は、電力網事業者装置20からTOU料金プラン情報(季節及び時間帯に応じて料金が差別策定された料金プラン)を受信することができる。実施例により、電力網事業者装置20からピーク電力(kW)を受信することができる。
また、TOU料金プランは、季節別、時間帯に応じて軽負荷(Off-Peak)、中間負荷(Mid-Peak)、最大負荷(On-Peak)料金であり、それぞれ計量される料金プランを意味する。例えば、夏(6月1日〜8月31日)の23:00〜09:00時間帯には軽負荷時間帯の料金、10:00〜12:00及び13:00〜17:00時間帯には最大負荷時間帯の料金、その他の時間帯には、中間負荷時間帯の料金を適用することができる。
予想電力算出部151は、すう勢反映予想負荷電力P(t+a)を算出することができる(S430)。まず、予想電力算出部151は、ユーザが設定した時間H範囲の負荷増加/減少すう勢率(%)∂(t−H)を算出することができる。例えば、ユーザが設定した時間範囲が3時間である場合、予想電力算出部151は、考慮対象情報DB133に保存された現在の時間対比以前の3時間の負荷電力データを利用して負荷増加/減少すう勢率(%)を計算することができる。
すなわち、予想電力算出部151は、負荷電力の推移を分析し、未来にいかに減少又は増加するのか、その値を予測することができる。例えば、現在の時間対比以前の3時間の負荷の増加/減少推移を分析し、既設定された時間aの後の負荷電力を予測することができる。一例として、既設定された時間aが15分であるとき、負荷増減すう勢率(%)を利用して15分後の予想負荷電力を計算することができる。
予想電力算出部151は、リアルタイム負荷電力P(t)及び負荷増減すう勢率∂(t−H)を利用してすう勢反映予想負荷電力P(t+a)を算出することができる。このとき、下記数式(1)のように、すう勢反映予想負荷電力(kW)は、負荷電力(kW)+(負荷電力(kW)×負荷増減すう勢率(%))として計算することができる。
Figure 2021164405
ピーク電力算出部153は、ピーク電力PPEAKを算出することができる(S440)。ピーク電力算出部153は、需要家の負荷パターン及び季節別予想されるピークタイムのピーク値でピーク電力を算出することができる。
一実施例において、ピーク電力算出部153は、過去の電力データ及び需給計画に基づいた最大需要を予測し、ピーク電力(kW)を算出することができる。ピーク電力算出部153は、需給計画最大需要を超えると予想される場合、直前最大電力が更新されると予想される場合などを様々な条件をベースにピークを予測することができる。又は、ピーク電力は、季節別予想されるピーク時間帯のピーク値などで決定することができる。本発明において、ピーク電力(kW)は、負荷パターン及びTOUによりピーク制限のための最大限界値を意味する。
制御部170は、負荷発生程度に応じてステップを区分することができる(S450)。負荷発生程度は、国家/業種/TOU別に異なるため、他の要素との相互影響によってステップが調節される。
一実施例において、制御部170は、すう勢反映予想負荷電力P(t+a)に対して、各ステップ判定臨界値Ζ,Ζ,Ζに応じて、運用収益化ステップ、最適化/貯蔵ステップ、ピーク近接ステップ、ピークステップに分類することができる。これは、図5で具体的に説明する。
現在TOU算出部155は、季節及び時間帯によるTOU料金プラン情報と現在の日付及び時間を比較し、現在の日付及び時間帯が軽負荷、中間負荷、最大負荷のいずれかの料金プラン時間帯であるのか、現在時間帯の料金プラン(TOU)を算出することができる(S460)。例えば、現在の日付が8月12日、現在時間が11:00であれば、最大負荷時間帯の料金プランが適用される。
DR電力予測部157は、ユーザ端末60から受信したDR参加情報を利用してDRイベントに能動可能な電力量を合計して、DR潜在電力(kW)PDRを算出することができる(S470)。例えば、顧客が1時から2時まで100kWの電力を減縮することができ、優先順位による負荷制御により50kWの電力を減縮することができると判断される場合、1時から2時までのDR潜在電力(kW)は150kWとなる。
制御部170は、判断されたステップに応じて、既設定された条件を満たしているかどうかを判断し(S480)、DRイベントを生成するか、バッテリを充放電制御することができる(S490)。保存部130のステップ別ロジックDB135に各ステップ別にロジックが保存されており、制御部170は、ステップ別ロジックを利用してステップ別の条件を適用することができる。
一実施例において、制御部170は、各ステップ別に負荷電力、DR潜在電力、現在時間帯の料金プラン(TOU)、ESSのバッテリ充電状態に応じて、既設定された条件を満たしているかどうかを判断し、それに応じて、ESS充放電の要否又はDRイベント生成の要否を決定することができる。
一実施例において、ステップ別既設定された条件は、ピーク電力、各ステップ判定臨界値、TOU、DR潜在電力、ESSのバッテリ最大容量、ステップ別すう勢反映バッテリ充電率の少なくとも一つを利用して設定することができる。
言い換えれば、制御部170は、ステップ別既設定された条件を満たしているかどうかに応じて、ESS40のバッテリの充放電を制御するか、DRイベントによりユーザ端末60にDR要請を伝送するか、負荷50の動作を制御することができる(S490)。
一実施例において、DRイベントは、負荷電力の減縮、負荷移転、直接負荷制御の少なくとも一つを優先順位に応じて処理するように要請するメッセージであってもよい。このとき、ユーザ端末60から受信した直接負荷制御DLCのための情報を利用して負荷50を制御することができる。例えば、制御部170は、各負荷50の優先順位による情報に応じて負荷50を制御することができる。
一実施例において、制御部170は、判断されたステップが、'運用収益化ステップ'である場合、既設定された条件を満たしているかどうかに応じて、バッテリを放電し、負荷50に供給するように制御するか、選択型のDRイベントを生成することができる。このとき、バッテリを放電するように制御する場合、系統に電力を販売することができる。これは、図6で具体的に説明する。
一実施例において、制御部170は、判断されたステップが、'最適化/貯蔵ステップ'である場合、既設定された条件を満たしているかどうかに応じて、バッテリを放電し、負荷50に供給するように制御するか、選択型のDRイベントを生成することができる。これは、図7で具体的に説明する。
一実施例において、制御部170は、判断されたステップが、'ピーク近接ステップ'である場合、既設定された条件を満たしているかどうかに応じて、バッテリを放電し、負荷50に供給するように制御するか、選択型DRイベントを生成することができる。これは、図8で具体的に説明するようにする。
一実施例において、制御部170は判断されたステップが、'ピークステップ'である場合、既設定された条件を満たしているかどうかに応じて、バッテリを放電させ、負荷50に供給するように制御するか、必須型のDRイベントを生成することができる。これは、図9で具体的に説明する。
図5は、本発明の一実施例によるステップを判断する方法を説明するための流れ図である。
図5を参照すれば、制御部170は、算出部150で算出したピーク電力PPEAK、リアルタイム負荷電力P(t)、すう勢反映予想負荷電力P(t+a)と保存部130に保存された需要家情報である第nステップ判定臨界率αを入力受けることができる(S510)。
制御部170は、すう勢反映予想負荷電力P(t+a)がピーク電力PPEAKの一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値Ζ,Ζ,Ζに達するにつれて、ステップを区分することができる(S520)。
一実施例において、少なくとも一つの臨界値Ζ,Ζ,Ζは、需要家負荷特性に応じて入力された各ステップ判定臨界率(%)α,α,αより決定される。このとき、各ステップを区分するための各ステップ判定臨界値は、下記数式(2)により決定することができる。すなわち、各ステップ判定臨界値Ζは、ピーク電力と各ステップ判定臨界率を乗じた値であってもよい。
Figure 2021164405
一実施例において、制御部170は、すう勢反映予想負荷電力を少なくとも一つの臨界値に応じて、運用収益化ステップ、最適化/貯蔵ステップ、ピーク近接ステップ、ピークステップに分類することができる。すなわち、下記数式(3)により満たされる値に応じてステップ別領域を設定することができる。前述したように、数式(3)において、P+P∂(t−H)はすう勢反映予想負荷電力P(t+a)である
Figure 2021164405
例えば、顧客が設定した第1〜第3ステップ判定臨界率が、それぞれ20%、50%、80%である場合、すう勢反映予想負荷電力がピーク電力基準に20%以内であるとき、運用収益化ステップと判断し、すう勢反映予想負荷電力がピーク電力基準に20%よりも大きく、50%以内であるとき、最適化/貯蔵ステップと判断て、すう勢反映予想負荷電力がピーク電力基準に50%よりも大きく、80%以内であるとき、ピーク近接ステップと判断し、すう勢反映予想負荷電力がピーク電力基準に80%よりも大きい場合、ピークステップと判断することができる。
図6は、本発明の一実施例による運用収益化ステップのロジックを説明するための流れ図である。
図6を参照すれば、制御部170は、'運用収益化ステップ'である場合、負荷電力P(t)、ピーク電力PPEAK、現在の時間に対する現在時間帯の料金プラン(TOU)、ESSのバッテリ最大充電容量Q、ESSのバッテリ充電状態B(t)、第1ステップ判定臨界率α、運用収益化ステップ用すう勢反映バッテリ充電率βを入力することができる(S610)。
制御部170は、リアルタイムで伝送される情報(負荷電力P(t)、現在時間帯の料金プラン(TOU)、ESSのバッテリ充電状態B(t))に基づき、既設定された条件を満たしているかどうかを判断することができる。運用収益化ステップで設定された条件は、第1ステップ判定臨界値Ζ(=PPEAKα)、ESSのバッテリ最大容量Q、運用収益化ステップ用すう勢反映バッテリ容量Qβを用いて既設定された条件である。
制御部170は、運用収益化ステップで既設定された条件を満たせば、バッテリを充電するか、バッテリを放電させ、負荷50に供給するか、系統20に提供して、電力取り引きするように制御することができる。
すなわち、制御部170は、'負荷電力'が'第1スッテプ判定臨界値'に比べて同じであるか小さく(S620)、'現在時間帯の料金プラン'が'軽負荷(Off-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S630)、'ESSのバッテリ充電状態'が'運用収益化ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか小さい場合(S640)、バッテリを充電するように制御することができる(S650)。
また、制御部170は、'負荷電力'が'第1ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか小さく(S620)、'現在時間帯の料金プラン'が'軽負荷(Off-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S630)、'ESSのバッテリ充電状態'が'運用収益化ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて大きい場合(S640)、バッテリを放電させ、負荷50に供給するか、系統20に提供して、電力取り引きするように制御することができる(S652)。
図7は、本発明の一実施例による最適化/貯蔵ステップのロジックを説明するための流れ図である。
図7を参照すれば、制御部170は、'最適化/貯蔵ステップ'である場合、負荷電力P(t)、ピーク電力PPEAK、現在の時間に対する現在時間帯の料金プラン(TOU)、DR潜在電力PDR、ESSのバッテリ最大充電容量Q、ESSのバッテリ充電状態B(t)、第2ステップ判定臨界率α、最適化/貯蔵ステップ用すう勢反映バッテリ充電率βを入力することができる(S710)。
制御部170は、リアルタイムで伝送される情報(負荷電力P(t)、現在時間帯の料金プラン(TOU)、DR潜在電力PDR、ESSのバッテリ充電状態B(t))に基づき、既設定された条件をみたしているかどうかを判断することができる。最適化/貯蔵ステップで設定された条件は、第2ステップ判定臨界値Ζ(=PPEAKα)、ESSのバッテリ最大容量Q、最適化/貯蔵ステップ用すう勢反映バッテリ容量Qβを用いて既設定された条件である。
制御部170は、最適化/貯蔵ステップで既設定された条件を満たせば、バッテリを放電させ、負荷50に供給するように制御するか、選択型DRイベントを生成することができる。
すなわち、制御部170は、'負荷電力'が'第2ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか小さく(S720)、'現在の料金プラン時間帯'が'軽負荷(Off-Peak)時間帯'であり(S730)、'DR潜在電力'が、'第2ステップ判定臨界値'より'負荷電力'を差し引いた値に比べて同じであるか小さく(S740)、'ESSのバッテリ充電状態'が'最適化/貯蔵ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか大きい場合(S750)、バッテリを放電させるように制御することができる(S760)。
また、制御部170は、'負荷電力'が'第2ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか小さく(S720)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S732)、'DR潜在電力'が、'第2ステップ判定臨界値'より'負荷電力'を差し引いた値に比べて同じであるか大きく(S742)、'ESSのバッテリ充電状態'が'最適化/貯蔵ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか小さい場合(S752)、選択型DRイベントを生成することができる(S762)。選択型DRは、負荷減少、負荷移転、直接負荷制御DLCの中から選択的に適用可能なものである。
また、制御部170は、'負荷電力'が'第2ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか小さく(S720)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S732)、'DR潜在電力'が、'第2ステップ判定臨界値'より'負荷電力'を差し引いた値よりも小さく(S742)、'ESSのバッテリ充電状態'が'最適化/貯蔵ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか大きい場合(S754)、バッテリを放電するように制御し、選択型DRイベントを生成することができる(S764)。選択型DRイベントは、負荷減少、負荷移転、直接負荷制御DLCの中から選択的に適用可能なものである。このとき、負荷減少、負荷移転、直接負荷制御DLCを優先順位の順で処理するように要請することができる。
図8は、本発明の一実施例によるピーク近接ステップのロジックを説明するための図である。
図8を参照すれば、制御部170は、'ピーク近接ステップ'である場合、負荷電力P(t)、ピーク電力PPEAK、現在の時間に対する現在時間帯の料金プラン(TOU)、DR潜在電力PDR、ESSのバッテリ最大充電容量Q、ESSのバッテリ充電状態B(t)、第2ステップ判定臨界率α、ピーク近接ステップ用すう勢反映バッテリ充電率βを入力することができる(S810)。
制御部170は、リアルタイムで伝送される情報(負荷電力P(t)、現在時間帯の料金プラン(TOU)、DR潜在電力PDR、ESSのバッテリ充電状態B(t))に基づき、既設定された条件を満たしているかどうかを判断することができる。ピーク近接ステップで設定された条件は、第2ステップ判定臨界値Ζ(=PPEAKα)、ESSのバッテリ最大容量Q、ピーク近接ステップ用すう勢反映バッテリ容量Qβを用いて既設定された条件である。
制御部170は、ピーク近接ステップで既設定された条件を満たせば、バッテリを放電させ、負荷50に供給するように制御するか、選択型DRイベントを生成することができる。
すなわち、制御部170は、'負荷電力'が'第2ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか大きく(S820)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'又は'最大負荷(On-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S830)、'DR潜在電力'が、'第2ステップ判定臨界値'より'負荷電力'を差し引いた値に比べて同じであるか大きく(S840)、'ESSのバッテリ充電状態'が'ピーク近接ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか小さい場合(S850)、選択型DRイベントを生成することができる(S860)。
また、制御部170は、'負荷電力'が'第2ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか大きく(S820)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'又は'最大負荷(On-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S830)、'DR潜在電力'が、'第2ステップ判定臨界値'より'負荷電力'を差し引いた値よりも小さく(S840)、'ESSのバッテリ充電状態'が'ピーク近接ステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか大きい場合(S852)、選択型DRイベントを生成し、バッテリを放電するように制御することができる(S862)。
図9は、本発明の一実施例によるピークステップのロジックを説明するための図である。
図9を参照すれば、制御部170は、'ピークステップ'である場合、負荷電力P(t)、ピーク電力PPEAK、現在の時間に対する現在時間帯の料金プラン(TOU)、ESSのバッテリ最大充電容量Q、ESSのバッテリ充電状態B(t)、第3ステップ判定臨界率α、ピークステップ用すう勢反映バッテリ充電率βを入力することができる(S810)。
制御部170は、リアルタイムで伝送される情報(負荷電力P(t)、現在時間帯の料金プラン(TOU)、ESSのバッテリ充電状態B(t))に基づき、既設定された条件を満たしているかどうかを判断することができる。ピークステップで設定された条件は、第3ステップ判定臨界値Ζ(=PPEAKα)、ESSのバッテリ最大容量Q、ピークステップ用すう勢反映バッテリ容量Qβを用いて既設定された条件である。このとき、DR潜在電力PDRは、どの値であるかと関係なく、条件を満たしているかどうかを判断することができる。
制御部170は、ピークステップで既設定された条件を満たせば、バッテリを放電させ、負荷50に供給するように制御するか、必須型のDRイベントを生成することができる。
すなわち、制御部170は、'負荷電力'が'第3ステップ判定臨界値'に比べて同じであるか大きく(S920)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'又は'最大負荷(On-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S930)、'ESSのバッテリ充電状態'が'ピークステップ用すう勢反映バッテリ容量'に比べて同じであるか小さい場合(S940)、必須型DRイベントを生成することができる(S950)。必須型DRイベントは、負荷減縮、負荷移転、負荷直接制御DLCのそれぞれに対して、一つ以上は必ず実行されなければならない。
また、制御部170は、'負荷電力'が'第3ステップ判定臨界値'よりも大きく(S920)、'現在時間帯の料金プラン'が'中間負荷(Mid-Peak)時間帯の料金プラン'又は'最大負荷(On-Peak)時間帯の料金プラン'であり(S930)、'ESSのバッテリ充電状態'が'ピークステップ用すう勢反映バッテリ容量'よりも大きい場合(S940)、必須型DRイベントを生成し、バッテリを放電させるように制御することができる(S952)。
以上で、本発明について図面に図示された好ましい実施例を中心に詳細した。このような実施例は、この発明を限定するものではなく、例示的なものに過ぎなく、限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮しなければならない。本発明の真の技術的保護範囲は、前述した説明ではなく添付された特許請求の範囲の技術的思想によって決まる。本明細書に特定の用語が使用されたとしても、これは単に本発明の概念を説明するための目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。本発明の各ステップは、必ず記載順に行われなければならない必要はなく、並列的、選択的又は個別的に行われてもよい。本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者は、特許請求の範囲で請求する本発明の本質的な技術思想から逸脱しない範囲で様々な変形形態及び均等の他の実施例が可能である。均等物は、現在の公示された均等物だけでなく、将来に開発される均等物、即ち構造と関係がなく同じ機能を遂行するように発明された全ての構成要素を含むと理解されなければならない。
10 電力網事業者装置
20 系統
30 電力量計
40 ESS
50_1,50_2,50_N 負荷
60 端末
100 需要管理装置
110 通信部
130 保存部
131 需要家情報DB
133 考慮対象情報DB
135 ステップ別ロジックDB
150 算出部
151 予想電力算出部
153 ピーク電力算出部
155 現在TOU判断部
157 DR電力予測部
170 制御部

Claims (11)

  1. 負荷電力を含む考慮対象情報及び前記負荷電力の負荷増減すう勢率の算出のための設定時間を含む需要家特性情報を受信する通信部;
    前記設定時間中に受信される負荷電力を含むデータを保存する保存部;
    前記設定時間中の負荷電力を利用して負荷増減すう勢率を算出し、前記負荷増減すう勢率を用いてすう勢反映予想負荷電力を算出する算出部;及び
    前記すう勢反映予想負荷電力がピーク電力の一定水準に該当する少なくとも一つの臨界値に達するにつれて、DRイベントを生成するか、前記ESSを制御するための制御部;
    を含む需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  2. 前記需要家特性情報は、
    過去の電力データ、需給計画、DR参加情報、各ステップ判定臨界率(%)、ステップ別バッテリ充電率(%)の少なくとも一つをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  3. 前記算出部は、
    前記過去の電力データ及び前記需給計画に基づいた最大需要を予測し、ピーク電力を算出するピーク電力算出部をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  4. 前記少なくとも一つの臨界値は、
    需要家負荷特性に応じて入力された前記各ステップ判定臨界率(%)により決定されることを特徴とする請求項2に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  5. 前記制御部は、
    前記少なくとも一つの臨界値に応じて、運用収益化、最適化/貯蔵、ピーク近接、ピークステップに分類されることを特徴とする請求項4に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  6. 前記算出部は、
    前記DR参加情報を利用してDRイベントに能動可能な電力量を合計して、DR潜在電力を算出するDR電力予測部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  7. 前記考慮対象情報は、
    TOU料金プラン情報、ESSのバッテリ最大充電容量、ESSのバッテリ充電状態の少なくとも一つをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  8. 前記算出部は、
    季節及び時間帯による前記TOU料金プラン情報と現在の日付及び時間を比較し、現在の日付及び時間帯が、軽負荷、重負荷、最大負荷のいずれかの料金プラン時間帯であるのか、現在の料金プラン時間帯(TOU)を算出する現在TOU算出部をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  9. 前記制御部は、
    前記ステップ別に、前記負荷電力、前記DR潜在電力、前記現在の料金プラン時間帯(TOU)及び前記ESSのバッテリ充電状態に応じて、既設定された条件を満たしているかどうかを判断し、それにより、ESS充放電の要否又はDRイベント生成の要否を決定することを特徴とする請求項8に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  10. 前記既設定された条件は、
    前記ピーク電力、前記各ステップ判定臨界値、TOU、前記DR潜在電力、前記ESSのバッテリ最大容量、前記すう勢反映バッテリ充電率の少なくとも一つを利用して設定されたことを特徴とする請求項9に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
  11. 前記DRイベントは、
    負荷電力の減縮、負荷移転、直接負荷制御の少なくとも一つを優先順位に応じて処理するように要請することを特徴とする請求項9に記載の需要管理基盤の分散資源統合運営システム。
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