JP2021156008A - ワイヤロープ寿命予測システムとそれを備えた機械式駐車設備 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、一実施形態に係るエレベータ式駐車設備1の内部概略を示す全体正面図である。図2は、図1に示すII−II矢視の概略を示す平面図である。
図3は、図1に示すエレベータ式駐車設備1の昇降駆動系の概略を示す斜視図である。エレベータ式駐車設備1の搬器15を昇降させる構成は、搬器15の長手方向の前部と後部の端部下方に設けた動滑車プーリ27で昇降させる動滑車方式となっている。動滑車プーリ27に掛けられたワイヤロープ21は、一方が駐車塔2の固定部29に固定され、他方が吊下げプーリ25と転向プーリ24を介して昇降駆動装置20の駆動シーブ23に巻き掛けられた後、転向プーリ24と吊下げプーリ26を介してプーリ28により動滑車掛けでカウンタウェイト22を吊下げている。
図4は、図1に示すエレベータ式駐車設備1のワイヤロープ寿命予測システム40に備えられた寿命予測部30の概略構成を示すブロック図である。
図5は、図1に示すエレベータ式駐車設備1の寿命予測部30において屈曲回数をカウントするためのパラメータの一例を示す図面である。この図では、高さ方向のパラメータとして、最下階の入出庫階に配置された搬器15が最上階まで移動したときの高さL1、最上階に移動した搬器15から駐車塔2の上部固定部までの高さL2、を示している。また、駆動シーブ23の中心から転向プーリ24の中心までの高さL3、転向プーリ24の中心から吊下げプーリ26の中心までの高さL4、吊下げプーリ26の中心からカウンタウェイト22を吊下げているプーリ28の中心までの高さL5、も示している。入出庫階から最上階までの高さL1は、昇降駆動装置20に備えられたモータの回転回数をカウントすることで得ることができる。他のパラメータは、予めエレベータ式駐車設備1のプログラム内に入力されているデータから得ることができる。高さL2は、エレベータ式駐車設備1の操作画面上から設定するようにしてもよい。
図6は、搬器15の昇降時におけるワイヤロープ21の屈曲動作を模式的に示す図面であり、(a)は搬器15が下方に位置する状態を示し、(b)は搬器15が上方に移動した状態を示す図面である。図6において、搬器15は、動滑車プーリ27とほぼ同じ高さに位置している。図7は、搬器15が図6(a)に示す状態から図6(b)に示す状態に移動したときのワイヤロープ21の移動量を示す図面である。図7は、(a)が図6(a)の状態を示し、(b)が図6(b)の状態を示している。なお、これらの図では、駆動シーブ23と一部のプーリ27,28を示して説明する。
図8は、図3に示す昇降駆動系においてワイヤロープ21の屈曲回数が多い部分を示す斜視図である。上記した図7に示す考え方およびエレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1の仕様から、各階においてパレット60を入出庫させるエレベータ式駐車設備1におけるワイヤロープ21の屈曲回数が多い部分を導き出す。
以上のように、エレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1に、上記したようなワイヤロープ寿命予測システム40を備えさせることで、ワイヤロープ21の寿命を適切に予測することが可能となる。ワイヤロープ21の寿命を適切に予測することで、保守員による素線切れ点検の頻度を減らすことができる。また、エレベータ式駐車設備1の管理者に対し、ワイヤロープ21の交換時期を事前に知らせることができ、管理者は早期に予算措置が可能となる。さらに、複数のエレベータ式駐車設備(機械式駐車設備)1におけるワイヤロープ21の交換時期を把握するようにすれば、ワイヤロープ21の交換作業のスケジュール管理を行うことも可能となる。
エレベータ式駐車設備1は、上記した実施形態における構成に限定されない。例えば、駐車塔2の最上階に昇降駆動装置20が備えられた構成であってもよい。搬器15をワイヤロープ21で吊下げる形式も、動滑車方式に限定されるものではなく、他の方式で吊下げる構成であってもよい。昇降駆動装置20の配置、搬器15の吊下げ形式などに応じて屈曲特定部分が設定される。
2 駐車塔
6 乗入れ部(入出庫階)
10 運転盤
11 昇降路
12 駐車階
15 搬器
20 昇降駆動装置
21 ワイヤロープ
22 カウンタウェイト
23 駆動シーブ
24 転向プーリ
25 吊下げプーリ
26 吊下げプーリ
27 動滑車プーリ
28 プーリ
30 寿命予測部
31 CPU
32 揮発性・不揮発性メモリ
33 記憶部
34 屈曲特定部
35 カウント部
40 ワイヤロープ寿命予測システム
60 パレット
A〜C 屈曲特定部分
L1〜L5 高さ
D1 直径(PCD)
D2 直径(PCD)
W1〜W3 距離
Claims (6)
- 複数のプーリで複数回屈曲させられたワイヤロープで搬器を昇降させる機械式駐車設備におけるワイヤロープ寿命予測システムであって、
前記搬器が入出庫階にあるときに、前記搬器の前部を吊下げている前記ワイヤロープを吊下げている前記プーリおよび前記搬器の後部を吊下げている前記ワイヤロープを吊下げている前記プーリの少なくとも一方の前記プーリの搬器側近傍における前記ワイヤロープの一部分を屈曲特定部分として設定し、
前記搬器の昇降動作に基づいて前記屈曲特定部分が前記プーリおよび前記搬器を昇降動作させる駆動装置の駆動シーブを通過する回数から該屈曲特定部分の屈曲回数をカウント部でカウントし、
前記カウントした前記屈曲特定部分の前記屈曲回数と該屈曲回数の閾値とを比較し、該比較した結果から前記ワイヤロープの寿命を予測するように構成されている、
ことを特徴とするワイヤロープ寿命予測システム。 - 前記屈曲特定部分は、前記搬器を昇降動作させる駆動装置の駆動シーブの近傍を含む複数箇所に設定されている、
請求項1に記載のワイヤロープ寿命予測システム。 - 前記カウント部でカウントした前記屈曲特定部分の屈曲回数と前記閾値とを比較した結果、前記屈曲特定部分の屈曲回数が前記閾値を越えている場合には発報するように構成されている、
請求項1又は2に記載のワイヤロープ寿命予測システム。 - 前記カウント部でカウントした前記屈曲特定部分の屈曲回数、前記閾値と比較した結果、予測した前記ワイヤロープの寿命、のうち少なくとも1つを保守画面に表示するように構成されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤロープ寿命予測システム。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤロープ寿命予測システムを備えていることを特徴とする、機械式駐車設備。
- 前記屈曲特定部分の屈曲回数に関するデータを保存するコンピュータを備え、
前記コンピュータは、機械式駐車設備の動作状況と前記屈曲特定部分の屈曲回数に基づいて前記閾値を超過する時期を予測するように構成されている、
請求項5に記載の機械式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020057150A JP2021156008A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | ワイヤロープ寿命予測システムとそれを備えた機械式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020057150A JP2021156008A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | ワイヤロープ寿命予測システムとそれを備えた機械式駐車設備 |
Publications (1)
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JP2021156008A true JP2021156008A (ja) | 2021-10-07 |
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Family Applications (1)
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JP2020057150A Pending JP2021156008A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | ワイヤロープ寿命予測システムとそれを備えた機械式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021156008A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024056933A1 (en) * | 2022-09-13 | 2024-03-21 | Kone Corporation | Method and elevator arrangement |
WO2024062512A1 (ja) * | 2022-09-20 | 2024-03-28 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | エレベーターシステム及び診断装置 |
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2020
- 2020-03-27 JP JP2020057150A patent/JP2021156008A/ja active Pending
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WO2024056933A1 (en) * | 2022-09-13 | 2024-03-21 | Kone Corporation | Method and elevator arrangement |
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