JP2021155986A - 取付管検出装置および取付管検出方法 - Google Patents
取付管検出装置および取付管検出方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】管路の内壁に破損や凹み、取付管が混在している場合にでも、破損や凹みと取付管とを区別し、取付管のみを検出する。【解決手段】取付管検出装置は、管路の内部を撮像した画像データから所定の形状を検出する所定形状検出部と、前記画像データ中の陰影を抽出する明暗差抽出部と、所定形状検出部で検出された所定の形状と、前記明暗差抽出部で抽出された前記陰影と、に基づいて、前記所定の形状を取付管として認定する取付管認定部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、取付管検出装置および取付管検出方法に関する。
特許文献1には、路面の凹凸を所定の間隔で計測して点群データを収集する光学計測手段と、路面に水平方向から可視光線を照射する投光手段と、投光手段によって照らし出された路面の陰影画像を撮像する可視陰影画像撮像手段と、点群データと路面の陰影画像とを重畳して路面に存在する隆起部及び陥没部の少なくとも1つにおける位置、形状、寸法を特定する路面性状調査装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、調査対象である路面に取付管などが取り付けられていることは考慮されていない。このため路面の凹凸全てを隆起部や陥没部として特定するため、異常部位である破損や凹みと取付管などとを区別することが困難であるという問題があった。
本発明の一態様は上記課題に鑑みて発明されたものであり、路面特に下水道管などの管路の内部に接続されている取付管を検出することができる装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る取付管検出装置は、管路の内部を撮像した画像データから所定の形状を検出する所定形状検出部と、前記画像データ中の陰影を抽出する明暗差抽出部と、所定形状検出部で検出された所定の形状と、前記明暗差抽出部で抽出された前記陰影と、に基づいて、前記所定の形状を取付管として認定する取付管認定部と、を備える。
本発明の一態様に係る取付管検出装置によれば、管路の内壁に異常部位である破損や凹みと正常部位である取付管とが混在している場合にでも、異常部位である破損や凹みと正常部位である取付管とを区別し、正常部位である取付管のみを検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[本実施の形態]
図1を参照して本実施の形態の概要について説明する。図1に本実施の形態に係る取付管検出装置130を備える端末120に関する概念図を示す。図1に示すように端末120は、例えば下水道の管路100内に取り付けられた取付管101の取り付け位置を表示する装置である。取付管101は、例えば、汚水ますと管路100とを結ぶ管である。管路100は、例えば断面が円周119の筒状とする。
図1を参照して本実施の形態の概要について説明する。図1に本実施の形態に係る取付管検出装置130を備える端末120に関する概念図を示す。図1に示すように端末120は、例えば下水道の管路100内に取り付けられた取付管101の取り付け位置を表示する装置である。取付管101は、例えば、汚水ますと管路100とを結ぶ管である。管路100は、例えば断面が円周119の筒状とする。
図1に示すように、端末120は、取付管101を検出する取付管検出装置130と、取付管101が取り付けられた位置を表示する表示装置122と、後述の移動体110に記憶された後述の画像データを読み取る記憶読取装置123と、を備える。また端末120は、記憶読取装置123が読み取った画像データを取得して取付管検出装置130へと送信する画像取得装置121を備える。
取付管検出装置130は、所定形状検出部131と、明暗差抽出部132と、取付管認定部133とを備える。所定形状検出部131は、画像データから所定の形状を検出する。明暗差抽出部132は、画像データ中の陰影を抽出する。取付管認定部133は、所定形状検出部131で検出された所定の形状と、明暗差抽出部132で抽出された陰影と、に基づいて、所定の形状を取付管として認定する。なお例えば所定の形状とは、撮像した際の歪みが反映された円形(以下、これを歪んだ円形とも呼ぶ)を指す。
取付管認定部133は、例えば、検出された所定の形状の位置と大きさに基づいて得られる所定の領域に抽出された陰影が含まれている場合、検出された所定の形状を取付管として認定する。具体的には、例えば、取付管認定部133は、検出された所定の形状の付近又は内部の所定の領域に抽出された着目画素が集合している領域がある検出された所定の形状を、取付管として認定する。ここで、所定の領域とは例えば所定の形状が収まるような矩形の領域とする。また、取付管認定部133は、検出された所定の形状の付近又は内部の所定の領域に陰影として抽出された着目画素が所定個以上含まれている場合、検出された所定の形状を取付管として認定してもよい。
所定形状検出部131、明暗差抽出部132及び取付管認定部133は、それぞれが例えば集積回路に形成された論理回路によって実現され、取付管検出装置130は、論理回路の集合体とする。表示装置122は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display : OELD)などとする。記憶読取装置123は、例えばUSBフラッシュドライブやSDメモリーカードなどとする。
移動体110は、例えば、モータなどの動力源によって移動する車型の装置である。また移動体110は、移動体110が移動する方向である進行方向115を照らす光源112と、光源112によって照らされた管路100の内部を撮像する撮像装置111と、撮像装置111によって撮像された画像データを記憶する記憶装置113とを備える。
撮像装置111は、例えばCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサなどとする。光源112は、例えば発光ダイオードなどとし、撮像装置111が撮像する範囲を照らすように設置する。記憶装置113は、記憶読取装置123と互換性が有る装置とし、記憶読取装置123と同様の装置とする。
撮像装置111は、例えば、移動体110の所定の高さに、撮像装置111の光軸が移動体110の進行方向115と平行となるように取り付けられている。光源112は、光117によって管路100内の移動体110の進行方向115を照らし、撮像装置111は撮像範囲116内の光117によって照らされた範囲の管路100内部を撮像する。
ここで、例えば管路100の軸方向である奥行118までが撮像される範囲とする。また所定の高さとは、例えば管路100の壁面を撮像可能な管路100の通路から1m程度といったような高さとする。
次に、図2を参照して移動体110による撮像の様子を説明する。図2に本実施の形態に係る移動体110が管路100内部を撮像している様子の上面概略図を示す。図2に示すように管路100内には取付管101の他に例えば管路100内のひびわれなどの浅い窪み210が存在するものとする。
移動体110は、例えば、移動体110の左右にそれぞれ光源112が配置される。取付管101は中空状となっているため、取付管101の内壁201によって光117が遮られ陰影202が取付管101の内壁203に発生する。また窪み210についても窪み210の内壁211によって光117が遮られ陰影212が窪み210の内壁213に発生する。図2では、光源112と内壁201の角201aとを結ぶ点線117a及び光源112と内壁211の角211aとを結ぶ点線117bが示されている。陰影202は進行方向115に対して取付管101内の点線117aの外側に生じ、陰影212は進行方向115に対して窪み210内の点線117bの外側に生じる。
撮像装置111は、例えば、移動体110の中央に配置される。図2では、撮像装置111と内壁201の角201aとを結ぶ点線116a及び撮像装置111と内壁211の角211aとを結ぶ点線116bが示されている。図2に示されるように、撮影範囲116内には陰影202の一部の領域202a及び陰影212の一部の領域212aが含まれる。領域202aは、例えば後述される図3の領域302に対応し、領域212aは、例えば図3の領域303に対応する。
次に、図3を参照して撮像装置111によって撮像される画像データについて説明する。図3に本実施の形態に係る端末120が処理するデータの概念図を示す。例えば、撮像装置111によって撮像される画像データは、例えば記憶装置113に記憶される際に、画像情報TB300として示すように、画像データへの参照情報である画像インデックス情報と、画像データが取得された例えば緯度経度などの位置情報を含むように記憶される。記憶装置113は、経度緯度などの基となる位置情報を別途図示せぬ移動体110が備える地磁気センサなどの位置情報取得装置から取得する。
具体的には、例えば、番号1の行に関しては、位置は経度41、緯度2であって画像300を表示するためのデータである画像データへの画像インデックス#1が格納される。番号2の行に関しては、位置は経度41、緯度3であって画像350を表示するためのデータである画像データへの画像インデックス#2が格納される。
番号3の行に関しては、位置は経度41、緯度4であって画像360を表示するためのデータである画像データへの画像インデックス#3が格納される。番号4の行に関しては、位置は経度42、緯度4であって画像370を表示するためのデータである画像データへの画像インデックス#4が格納される。
画像300においては、取付管101は領域301として撮像されており、陰影202は領域301の付近又は内部に領域302として撮像されているものとする。また画像300において陰影212は領域303として撮像されているものとする。
また、画像350において取付管101は撮像されていないものとする。画像360において、取付管101の代わりにひび割れが領域361として撮像されているものとする。また画像360においてはよごれが領域362,363として撮像されているものとする。画像370においては画像300において取付管101が撮像された位置とは違う位置において取付管101及び陰影202が領域371,372として撮像されているものとする。
画像情報TB310は、取付管検出装置130によって取付管101が検出された後の情報であって、画像インデックスが#1と#4のものが含まれるように、画像情報TB300の中で取付管101が検出された画像データに関わる情報のみとなっている。表示装置122は、例えば、表示装置画像情報TB310を基に取付管101が取り付けられた位置と大きさを例えば画像400のように表示する。画像400のように表示することで端末120は、取付管101の位置を明示的に表示することが可能となる。
画像情報TB310においては、画像インデックスごとに取付管101が検出された領域についての情報を含む。例えば画像インデックスが#1の場合は、画像300における座標(700,250)の位置に、高さ30、幅20の領域が画像300において取付管101として検出されていることを示している。同様に画像インデックスが#4の場合は、画像370における座標(20,250)の位置に、高さ30、幅20の領域が画像370において取付管101として検出されていることを示している。
次に、図4を参照して端末120が表示する画像400について説明する。図4は、本実施の形態に係る端末120が出力するデータにより表示される画像400の一例である。図4に示すように画像400には、例えば、画像300に対して検出領域401や「取付管が検出されました」といった文章が表示されるテキスト領域405といった検出結果を示す検出結果表示情報406が付加される。
検出領域401は、検出された所定の形状である領域301の付近又は内部の所定の領域を検出した領域である。画像中で検出領域401の位置を、例えば検出領域401の左上部の座標402で示し、画像中で検出領域401の大きさを幅403、高さ404で示す。検出領域401は、例えば領域301がちょうど収まるような矩形の領域とする。
次に、図5を参照して所定形状検出部131が行う所定の形状の検出の詳細について説明する。図5は、本実施の形態に係るテンプレート画像の一例を示す。本実施の形態において、取付管101は、管路100との接続箇所の形状は円形であるが、撮像時に取付管101と撮像装置111とは正対していないため、撮像されると画像300における領域301のように歪んだ形状として表れる。
例えば、比較照合(以下、これをパターンマッチングと呼んでもよい)によって領域301を所定の形状として検出するためには、図5の様に取付管101が撮像される箇所毎の形状を備える複数の画像であるテンプレート画像501〜508を使用する。具体的には画像370のように取付管101が左上部に撮像される場合は、パターンマッチングにテンプレート画像501を使用する。なおパターンマッチングを行う前に画像に対してソーベルフィルタやキャニー法などによる一般的なエッジ検出を行うとよごれなどノイズの影響を受けずに所定の形状を検出しやすくなるため好適である。
所定形状検出部131は、例えば、テンプレート画像501と領域301とを重複箇所が一番大きくなるように重ね合わせることで比較照合し、重複箇所がテンプレート画像501及び領域301の9割以上となった場合に一致したと判断する。
また、取付管101が上部中央に撮像される場合には、パターンマッチングにテンプレート画像502が使用される。画像300のように取付管101が右上部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像503が使用される。また、取付管101が左部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像504が使用される。取付管101が右部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像505が使用される。
更に、取付管101が左下部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像506が使用される。取付管101が下部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像507が使用される。取付管101が右下部に撮像される場合、パターンマッチングにテンプレート画像508が使用される。
次に、図6、図7及び図8を参照して明暗差抽出部132が行う陰影の抽出のための明暗差の抽出の詳細の一例について説明する。図6は、本実施の形態において取付管101と取付管101の陰影202との位置関係について説明する図である。図7は、本実施の形態に係る画像処理のためのフィルタ701の一例を説明する図である。図8は、本発明の実施の形態の一態様に係る画像処理のためのフィルタ706の出力値の算出方法の一例を説明する図である。
図6に示すように、例えば端末120のユーザは事前に移動体110が管路100を走行した際に撮像した画像などから管路100の中心点601を端末120の図示せぬキーボードやタッチパネルなどの入力装置を用いて設定する。例えば、端末120のユーザは大体中心だと判断した場合は画像データの中心の座標そのままとし、ずれていると判断した場合はおよそのずれ量を推定して中心点601を設定する。このように、管路100の中心点601は、例えば、ユーザが端末120の図示せぬキーボードやタッチパネルなどの入力装置を用いて予め設定する等の所定の方法により設定される。
中心点601から真下におろした基準線602を基準として、領域301,372,622〜624の傾きを時計回りの方向を正として定義する。例えば所定の形状として検出される領域301に関して中心点601との位置関係は、基準線602と、中心点601と領域301の重心640とを結んだ線603と、の角度である傾き630のようになる。なお領域301の重心640の座標は、例えば領域301内の全画素の座標の平均値とする。
同様に取付管101が管路100の左上部、左下部及び右下部に検出されるような他の主要な場合についても図6を参照し説明を行う。取付管101が管路100の左上部、左下部及び右下部に検出される場合、基準線602と領域371,622,624の重心641,642,643を結んだ線604,605,606との角度である傾き631,632,633のようになる。
次に、図7を用いて、本実施の形態におけるフィルタの一例について説明する。図7に示すように、フィルタ701を、所定の範囲を二等分にし、一方の範囲を黒色領域で表し他方の範囲を白色領域で表す。フィルタ701は、フィルタ701の中心である着目画素である中心座標711に関しての出力を行うフィルタである。図7に示すように、所定の範囲は例えば矩形であって、例えば所定の形状よりも小さい範囲であって2画素以上とする。中心座標711はx軸の値がi、y軸の値がjである座標(i、j)とする。フィルタ701の縦方向(以下、x軸方向と呼んでもよい)の大きさを2a、横方向(以下、y軸方向と呼んでもよい)の大きさを2bとする。例えば、黒色領域は中心点601から近い範囲とし、白色領域は、中心点601から遠い範囲とする。
ここで、フィルタ701を例にする場合、H(i,j)を座標(i,j)でのフィルタの出力値とし、f(i,j)を座標での輝度値(以下、画素値と呼んでもよい)とすると、とH(i,j)は以下の式(1)に示すことができる。なおi,j,k,l,a,bは整数とする。
この場合、式(1)のように白色領域に含まれる画素における輝度値の総和から黒色領域に含まれる画素における輝度値の総和を減算したものが着目画素における出力値となる。白色領域と黒色領域との明暗差が大きい場合にはフィルタの出力値は大きくなり、白色領域と黒色領域との明暗差があまりない場合にはフィルタの出力値は小さくなる。
明暗差抽出部132は、フィルタの出力値が所定値以上の場合、着目画素を明暗差有画素(陰影)として抽出する。ここで、所定値とは、グレースケール化した画像において8ビット(0〜255までの値)で輝度値を示す場合、例えば0と255の中間の値である128とする。
フィルタ701は、対象となる所定の形状として検出された領域301,371,622,624の付近又は内部における明暗差を精度よく抽出するために所定の形状と中心点601との位置関係に基づいた傾きだけ回転させて使用される。具体的には、例えば、図6に示すような所定の形状として検出される領域301の付近又は内部における明暗差を抽出する場合、中心点601と領域301の重心640を結んだ線603と、基準線602と、が成す角度である傾き630と同じ角度(反時計回りに135度)だけフィルタ701が回転されて使用される。フィルタ701が反時計回りに135回転されるとフィルタ706のようになる。
フィルタ702〜708は、フィルタ701を時計回りにそれぞれ180度、135度、315度、45度、225度、90度、270度回転したものである。またフィルタ706を例とすると中心は中心座標712となる。
次に、所定の形状として検出された領域301の付近又は内部の検出領域401がフィルタ710によって走査される様子を、図8を用いて説明する。例えば検出領域401において、座標402に着目画素として中心座標712を合わせたフィルタ710が位置801において座標402における出力値を出力する。
次にフィルタ710は走査方向803へ一画素分移動し、位置802において座標402から右方向に1画素分ずれた位置における出力値を出力する。フィルタ710は、検出領域401の端まで移動し、位置804において出力値を出力すると、走査方向807へ一画素分移動し、位置804から下方向に1画素分ずれた位置805における出力値を出力する。
フィルタ710は、位置805において出力値を出力すると、走査方向808へ一画素分移動し、位置806において出力値を出力する。フィルタ710は、上述のようにまず走査方向803へ移動し、端まで移動すると走査方向807へ一画素分移動し、今度は走査方向808へ移動するという動きを繰り返す。
次に、図3及び図6を用いて取付管認定部133が行う取付管101の認定の詳細の一例について説明する。取付管認定部133は、フィルタの出力値が所定値以上となった着目画素が集合する集合領域を抽出する。
取付管認定部133は、所定の形状の領域を取付管101の領域として認定する際に、所定の形状の領域に対応する検出領域内の集合領域の位置及び集合領域の大きさを確認する。具体的には取付管認定部133は、集合領域の位置の確認として、中心点601を基準として、集合領域は所定の形状の領域よりも外側(以下、これを遠くと呼んでもよい)に位置するか否かを判断する。この判断には例えば集合領域及び所定の形状の領域の代表点として重心の座標を使用する。重心の座標の算出に関しては前述の通りなので省略する。
また取付管認定部133は、集合領域の大きさの確認として、集合領域の大きさが所定値以上か否かを判断する。具体的には集合領域の大きさの確認として、集合領域の長手方向の長さが所定の領域の長手方向の長さの半分以上であるか否かを判断する。
取付管認定部133は、検出領域内の集合領域の位置及び集合領域の大きさの確認に加えて、パターン画像との比較照合の結果が一致するか否かも合わせたうえで、所定の領域を取付管101と認定するか否かを決定する。
次に、画像300,370を例に取付管認定部133の処理について説明する。所定の形状を有する領域301,371が取付管認定部133によって取付管101として認定される際、陰影202として取付管認定部133によって認定される領域302,372は、線603を外側に延長した延長線上の検出領域401,650内の範囲610,611に出現している。また領域302,372の長手方向の長さは、所定の形状を有する領域301,371の長手方向の半分以上である。
このように画像300,370において領域302,372が領域301,371に比べて中心点601から遠い箇所であって検出領域401,650内に位置し、領域302の長手方向の長さが領域301の長手方向の長さの半分以上である。また画像300,370において領域301は比較照合の結果としてテンプレート画像503と一致する。このため、取付管認定部133は領域301を取付管101として認定する。
なお画像300において領域303として出現している陰影212についても説明をする。陰影212は、検出領域401内に出現していないため、取付管認定部133によって取付管101の陰影202とは認定されない。
また画像360を例に取付管認定部133の処理について説明する。領域361は比較照合の結果としてテンプレート画像503と一致するが、領域361の検出領域401内に集合領域として表れる領域362,363は大きさ又は位置において領域361が取付管101として認定される要件を満たしていない。
具体的には大きさに関して領域362の長手方向の長さは領域361の長手方向の長さの半分以上ではない。また位置に関して領域363は線603を外側に延長した延長線上の検出領域401内の範囲610に出現していない。このため取付管認定部133は、領域361を取付管101とは認定しない。
なお取付管認定部133が、領域301と同様に領域371,622,624を取付管101として認定する際、取付管認定部133によって陰影202として認定される領域372,623,625は、線604,605,606を外側に延長した延長線上の範囲611,612,613に出現する。
次に、図9を用いて端末120が行う取付管位置表示処理について説明する。図9は本実施の形態に係る取付管位置表示処理の処理手順を示すフローチャートである。まず本実施の形態における取付管位置表示処理の主要処理である取付管検出方法について説明する。
取付管検出方法は、図9に示すように、取付管101が取り付けられた管路100の内部を撮像した画像データから所定の形状を検出する第1のステップ(所定形状検出処理:S1000)と、画像データから着目画素の周囲の所定の範囲を二等分にした一方の範囲の画素の明るさの和から他方の範囲の画素の明るさの和を減算した値が所定値以上である着目画素を抽出する第2のステップ(明暗差抽出処理:S1100)と、検出された所定の形状と、抽出された着目画素とから画像データにおける取付管101の領域を認定する第3のステップ(取付管認定処理:S1200)と、を備える。第2のステップ(明暗差抽出処理:S1100)は、画像データ中の陰影を抽出する処理の一例である。尚、陰影は、例えば、画像データから着目画素の周囲の所定の範囲を二等分にした一方の範囲の画素の明るさの和から他方の範囲の画素の明るさの和を減算した値が所定値以上である着目画素である。第2のステップ(明暗差抽出処理:S1100)は、例えば、画像データから着目画素の周囲の所定の範囲を二等分にした一方の範囲の画素の明るさの和から他方の範囲の画素の明るさの和を減算した値が所定値以上である着目画素を陰影として抽出してもよい。第3のステップ(取付管認定処理:S1200)は、検出された所定の形状と、抽出された陰影と、に基づいて、所定の形状を取付管として認定する処理の一例である。
取付管位置表示処理の詳細を説明する。まず画像取得装置121は、記憶読取装置123から画像300を取得する(S901)。画像取得装置121が取得した画像300を受信すると、所定形状検出処理S1000が開始される。
本実施の形態に係る所定形状検出処理S1000の処理手順を示すフローチャートを示す図10を用いて所定形状検出処理S1000の詳細な説明を行う。所定形状検出部131は、画像300に対してエッジ検出処理を行う(S1001)。所定形状検出部131は、エッジ検出処理が行われた画像300に対して、テンプレート画像501を用いてパターンマッチングを行う(S1002)。
所定形状検出部131は、パターンマッチングの結果として所定の形状を検出した場合に所定の形状の情報を記録する(S1003)。例えば所定形状検出部131は、所定の形状として領域301を検出した場合、検出領域401の座標402と幅403と高さ404とを所定の形状の情報として記録する。なお所定の形状が複数検出された場合は検出された分だけ所定形状の情報を記録する。
所定の形状の情報を記録すると、所定形状検出部131は、パターンマッチングに使用されていないテンプレート画像502〜508が無いか否かを判断する(S1004)。パターンマッチングに使用されていないテンプレート画像が有ると判断した場合(S1004:NO)、所定形状検出部131は、ステップS1002,S1003を次のテンプレート画像502で実行する。
所定形状検出部131は、テンプレート画像503,504に関してもステップS1002,S1003処理を行う。パターンマッチングに使用されていないテンプレート画像がないと判断した場合(S1004:YES)、所定形状検出処理S1000は終了する。
図9に戻り説明を続ける。所定形状検出部131は、所定形状検出処理S1000の結果所定の形状の検出が有ったか否かを判断する(S902)。所定形状検出部131による所定の形状の検出が有ると判断した場合(S902:YES)、明暗差抽出処理S1100が開始される。
本実施の形態に係る明暗差抽出処理S1100の処理手順を示すフローチャートを示す図11を用いて明暗差抽出処理S1100の詳細な説明を行う。明暗差抽出部132は、管路100の中心点601を取得し(S1101)、取得した管路100の中心点601と所定形状検出処理S1000によって所定の形状として検出された領域301との位置関係に基づいてフィルタ701を傾け(S1102)、例えばフィルタ706のようにする。
明暗差抽出部132は、例えばフィルタ706を着目画素である中心座標712に関して所定の形状として検出された領域301の一部に重ねる(S1103)。明暗差抽出部132は、領域301の一部にフィルタ706を重ねると、フィルタ706の白い矩形の領域に含まれる画素値の和を算出する(S1104)。また明暗差抽出部132は、領域301の一部にフィルタ706を重ねると、フィルタ706の黒い矩形の領域に含まれる画素値の和を算出する(S1105)。
明暗差抽出部132は、ステップS1104で算出した白い矩形の領域に含まれる画素の画素値の和からステップS1105で算出した黒い矩形領域に含まれる画素の画素値の和を減算する(S1106)。
ステップS1106での減算の結果が所定値以上の場合に明暗差抽出部132は、着目画素である中心座標712を明暗差有画素(陰影)として抽出する(S1107)。次に明暗差抽出部132は、所定の形状の領域内の全画素において処理済みか否かを判断する(S1108)。
所定の形状の領域内の全画素において処理済みではないと判断した場合(S1108:NO)、明暗差抽出部132は、着目画素である中心座標712を一画素分ずらし、ステップS1103〜S1108の処理を再度行う。
所定の形状の領域内の全画素において処理済みと判断した場合(S1108:YES)、明暗差抽出部132は、処理中の画像内において未処理の所定の形状が無いか否かを判断する(S1109)。
処理中の画像内において未処理の所定の形状が有ると判断した場合(S1109:NO)、明暗差抽出部132は、別の所定の形状に対してステップS1102〜S1109の処理を再度行う。処理中の画像内において未処理の所定の形状が無いと判断された場合(S1109:YES)、明暗差抽出処理S1100は終了する。
図9に戻り説明を続ける。明暗差抽出処理S1100において明暗差抽出部132によって明暗差有画素が抽出されない場合、取付管位置表示処理は終了する。明暗差抽出部132によって明暗差有画素が抽出された場合、取付管認定処理S1200が開始される。
本実施の形態に係る取付管認定処理S1200の処理手順を示すフローチャートを示す図12を用いて取付管認定処理S1200の詳細な説明を行う。取付管認定部133は、差分が所定値以上となった着目画素が集合する集合領域を抽出する(S1201)。取付管認定部133は、ステップS1201で抽出した集合領域が、対応する所定の形状よりも外側か否かを判断する(S1202)。
集合領域が対応する所定の形状よりも外側だと判断した場合(S1202:YES)、取付管認定部133は、集合領域の大きさは所定値以上か否かを判断する(S1203)。
集合領域の大きさが所定値以上だと判断した場合(S1203:YES)、取付管認定部133は、処理中の集合領域に対応する所定の形状を取付管の領域として認定する(S1204)。
集合領域が対応する所定の形状よりも外側ではないと判断した場合(S1202:NO)、または、集合領域の大きさが所定値以上ではないと判断した場合(S1203:NO)、取付管認定部133は、処理中の検出領域内において未処理の集合領域が無いか否かを判断する(S1205)。処理中の検出領域内において未処理の集合領域が有る(S1205:NO)と判断した場合、取付管認定部133は、ステップS1202,S1203の処理を再度行う。
処理中の検出領域内において未処理の集合領域が無いと判断した場合(S1205:YES)、または、ステップS1204を実行後、取付管認定部133は、処理中の画像内において未処理の所定の形状が無いか否かを判断する(S1206)。
未処理の所定の形状が有ると判断した場合(S1206:NO)、取付管認定部133は、ステップS1201〜S1206を再度行う。未処理の所定の形状が無いと判断された場合(S1206:YES)、取付管認定処理S1200は終了する。
図9に戻り説明を続ける。取付管認定処理S1200が終了すると、表示装置122は取付管101の位置を表示する(S903)。表示装置122が取付管の位置を表示した後、または、所定形状検出部131により所定の形状の検出が無いと判断された場合(S902:NO)、画像取得装置121は、未処理画像が無いか否かを判断する(S904)。
未処理画像が有ると判断された場合(S904:NO)、再度ステップS901から取付管位置表示処理が開始される。未処理画像が無いと判断された場合(S904:YES)、取付管位置表示処理は終了する。
以上のように、本実施の形態の取付管検出装置130によれば、取付管101の位置を検出することができ、端末120は取付管101の位置を明示的に表示することができる。
取付管101には家庭から出る汚水が汚水ますから流れ込むため、取付管101や取付管101の周辺に汚れが溜まりやすいため、取付管101や取付管101の周辺では異常や異常につながる事象が多発する。例えば取付管101に起こる異常としては、取付管101の接合不良による、取付管101が管路100内部に突出するといった異常が挙げられる。
取付管101や取付管101の周辺以外においても、ひび割れや破損などの異常は発生するが、取付管101や取付管101の周辺に比べると異常の発生の頻度は少ない。このため取付管101や取付管101の周辺に絞って高い頻度で調査をすると効率的に異常を発見することができる。
このため、管路100の調査を取付管101や取付管101の周辺に絞って行う際、取付管101の位置が予め明示的に表示される場合、作業者が目視で確認する作業が省けるため、作業者が効率的に調査を行うことが可能となる。具体的には、調査をする際に作業者は目視で取付管101の位置を画像などから確認する時間を省くことができる。
本実施の形態の明暗差抽出部132は、フィルタ701を傾けることで、明暗差が表れる境目に沿って、明暗差を抽出することが可能となっているため、精度よく、取付管101の陰影を認定することが可能となる。
なお所定の形状を歪んだ円形とした場合について述べたが、例えば所定の形状は、撮像した際の歪みが反映された矩形(以下、これを歪んだ矩形と呼んでもよい)としてもよい。
なお所定の形状を歪んだ矩形とした場合、所定形状検出部131は、本実施の形態に係る他の画像処理のためのフィルタを説明する図を示す図13に示すようなテンプレート画像1301〜1308を使用する。テンプレート画像1301〜1308の使用方法については、テンプレート画像501〜508と同様であるため、説明を省略する。
また中心点601はユーザによって設定されるとしているが、管路100の形状に応じたモデルをフィッティングすることで中心点601を明暗差抽出部132が設定してもよい。また明暗差抽出部132は、処理対象の画像の前後の画像を用いてオプティカルフローを算出して求める消失点を、中心点601に設定してもよい。
また移動体110と端末120との画像データのやり取りは、記憶装置113及び記憶読取装置123を介さなくてもよい。例えば、移動体110と端末120とは、無線LANなどの無線通信によって画像データをやり取りしてもよい。
また取付管検出装置130は、論理回路の集合体でなくてもよく、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphic Processing Unit)でもよい。
また管路100は下水道管に限らず、鉄道及び道路などのトンネルやガス管や煙突や上水道管などでもよい。また取付管101を人が出入りするマンホール(以下、これを人孔と呼んでもよい)や空気を換気する換気口としてもよい。
また移動体110は、モータなどの動力源によって移動する車型の装置に限らない。例えば移動体110は、ドローンなどの飛行体であってもよいし、船などの水上を移動するものであってもよいし、潜水艦のような水中を移動するものであってもよい。
またフィルタの出力値の算出においてグレースケール化した画像において輝度値を用いる場合について述べたが、カラー画像を用いて色相による変化の度合いからフィルタの出力値を算出してもよい。
また1つの画像データについて、所定形状検出処理S1000及びステップS902の次に明暗差抽出処理S1100を行う場合について述べたが、明暗差抽出処理S1100の次に所定形状検出処理S1000及びステップS902を行ってもよいものとする。
また1つの画像データについて、所定形状検出処理S1000と明暗差抽出処理S1100とを連続して行う場合について述べたが、所定形状検出処理S1000と明暗差抽出処理S1100とを独立して行ってもよい。
なお所定形状検出処理S1000と明暗差抽出処理S1100とを独立して行う場合、図3に示す画像情報TB320のような所定の形状を検出し、陰影に関しては考慮されていないデータが所定形状検出部131から出力される。
またステップS1104で算出した白い矩形の領域に含まれる画素の画素値の和からステップS1105で算出した黒い矩形領域に含まれる画素の画素値の和を減算する場合について述べたが、本実施の形態はこれに限らない。例えば、単純に白い矩形の領域に含まれる画素の画素値の和と黒い矩形領域に含まれる画素の画素値の和との差分を求めてもよい。単純に差分を求める場合、差分が負の値となった場合と正の値となった場合とで処理を変更してもよい。
また複数のテンプレート画像501〜508を用意する場合について述べたが、本実施の形態はこれに限らない。例えば明暗差抽出処理S1100においてフィルタ701を傾けるように、所定形状検出処理S1000においても1つのテンプレート画像501の傾きを変えて、パターンマッチングを行ってもよい。1つのテンプレート画像501の傾きを変えて、パターンマッチングを行う場合、所定の形状の細かい角度の変化にも対応できる。
またテンプレート画像501〜508がそのまま使われる場合について述べたが、テンプレート画像501〜508が拡大縮小され所定の形状とパターンマッチングされてもよい。例えばテンプレート画像501〜508を1.1倍に拡大したものと、0.9倍に縮小したものと、そのままのものの3種類を用意する場合を例に挙げる。
例えばテンプレート画像501〜508が使われた場合、取付管101と撮像装置111との距離が250mmの際に撮像された取付管101が、所定の形状として検出される。
テンプレート画像501〜508を0.9倍に縮小したものが使われた場合、取付管101と撮像装置111との距離が300mmの際に撮像された取付管101が、所定の形状として検出される。
上述のように、テンプレート画像501〜508は、そのままの倍率の他に、拡大または縮小されて使用される。このことで、そのままの倍率によって取付管101が所定の形状として検出された画像の前後に撮像された画像についても、取付管101が所定の形状として検出される。
例えば、そのままの倍率と1.1倍の倍率と、0.9倍の倍率との3種類のテンプレート画像501〜508を用いる場合は、同一の取付管101に対して3回パターンマッチングを行うことになり、誤検出が減り検出の精度が増す。
[他の実施の形態]
また上述の実施の形態の取付管検出装置130は、撮像装置111が撮像した画像300を表示するようなデータである画像データをそのまま使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば図14の他の実施の形態における端末が処理するデータによる表示の一例に示すように取付管検出装置130は、画像300の歪みを補正した補正画像1401を使用してもよい。補正画像1401においては、奥行118が長さ1402、円周119が長さ1403として表れていて、進行方向115は下方向として表れている。
また上述の実施の形態の取付管検出装置130は、撮像装置111が撮像した画像300を表示するようなデータである画像データをそのまま使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば図14の他の実施の形態における端末が処理するデータによる表示の一例に示すように取付管検出装置130は、画像300の歪みを補正した補正画像1401を使用してもよい。補正画像1401においては、奥行118が長さ1402、円周119が長さ1403として表れていて、進行方向115は下方向として表れている。
補正画像1401は、管路100を切り開いて平面に伸ばしたように補正した画像である。取付管101として補正画像1401に現れる領域1404は、ほぼ円形となり、テンプレート画像は円形のもの1つ用意すればよい。このため、補正画像1401を用いて取付管位置表示処理が行われる場合例えば所定形状検出処理S1000においてステップS1002〜S1004の繰り返し処理が不要となる。
取付管101が管路100内のどこに位置しようとも、陰影202として補正画像1401に現れる領域1405は、領域1404の下側に現れる。このためフィルタ701を傾ける処理を行う必要がなくなる。このため、補正画像1401が用いられる場合、明暗差抽出処理S1100においてステップS1101,S1102の処理が不要となる。
このように補正した画像である補正画像1401を用いると、所定形状検出処理S1000や明暗差抽出処理S1100に関しては処理時間を短縮することが可能となる。例えば、画像を補正する処理を移動体110が管路100内を移動している間に行い、端末120で取付管位置表示処理を行う際には補正画像1401が生成されているようにするといった運用するような場合には特に効率的に処理が行える。
また上述の実施の形態では歪んだ円形を検出するために複数のテンプレート画像501〜508を処理中の画像の全範囲においてパターンマッチングを行ったが、本発明はこれに限らない。例えば、図15の他の実施の形態に係るパターンマッチングの対象範囲を限定する方法を説明するための図に示すように画像内を領域1501〜1508に分割して各領域においてはそれぞれ対応する1つのテンプレート画像501〜508のみでパターンマッチングをするようにしてもよい。
例えば、取付管101が取り付けられている位置が進行方向115に対して左上部と右上部のみだとわかっている場合を例に挙げる。この場合、領域1501についてテンプレート画像501でのパターンマッチング、及び、領域1503についてテンプレート画像503でのパターンマッチングを行うだけでよい。このようにパターンマッチングの対象範囲を限定する方法を用いると、パターンマッチングを行う回数と領域を減らすことができ処理時間が短縮する上に、処理量が減るため誤検出も減らすことができる。
端末120の制御ブロック(特に、取付管検出装置130の所定形状検出部131、明暗差抽出部132、および取付管認定部133)は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現可能であり、またCPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、端末120は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROMまたは記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM等を備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、伝送可能な任意の伝送媒体を介して上記コンピュータに供給されてよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく変形可能であり、上記の構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく変形可能であり、上記の構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
100……管路、101……取付管、110……移動体、111……撮像装置、112……光源、113……記憶装置、120……端末、121……画像取得装置、122……表示装置、123……記憶読取装置、130……取付管検出装置、131……所定形状検出部、132……明暗差抽出部、133……取付管認定部。
Claims (6)
- 管路の内部を撮像した画像データから所定の形状を検出する所定形状検出部と、
前記画像データ中の陰影を抽出する明暗差抽出部と、
前記所定形状検出部で検出された前記所定の形状と、前記明暗差抽出部で抽出された前記陰影と、に基づいて、前記所定の形状を取付管として認定する取付管認定部と、
を備える取付管検出装置。 - 前記明暗差抽出部は、前記画像データから着目画素の付近の所定の範囲を二等分にした一方の範囲の画素の明るさの和から他方の範囲の画素の明るさの和を減算した値が所定値以上である前記着目画素を前記陰影として抽出する請求項1に記載の取付管検出装置。
- 前記取付管認定部は、検出された前記所定の形状の付近又は内部の所定の領域に抽出された前記着目画素が集合している領域がある検出された前記所定の形状を、前記取付管として認定することを特徴とする請求項2に記載の取付管検出装置。
- 前記所定の範囲は、矩形であって前記画像データにおいて所定の方法で設定された前記管路の中心点と前記所定の形状とに基づいた傾きとなる請求項3に記載の取付管検出装置。
- 前記明暗差抽出部は、前記所定の範囲において、前記中心点から遠い範囲を前記一方の範囲とし、前記管路の前記中心点に近い範囲を前記他方の範囲とする請求項4に記載の取付管検出装置。
- 管路の内部を撮像した画像データから所定の形状を検出する第1のステップと、
前記画像データ中の陰影を抽出する第2のステップと、
検出された前記所定の形状と、抽出された前記陰影と、に基づいて、前記所定の形状を取付管として認定する第3のステップと、
を備える取付管検出方法。
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CN117830300A (zh) * | 2024-03-04 | 2024-04-05 | 新奥新能源工程技术有限公司 | 一种基于视觉的燃气管道外观质量检测方法 |
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