JP2021155953A - Sash - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、障子に関する。 The present invention relates to a shoji screen.
従来、2枚のガラス板間に中空層を形成し、中空層のいずれか一方のガラス面に日射熱取得率0.50以上のLow−E(Low Emissivityの略)膜(低放射膜とも称される)をコーティングした複層ガラスと、複層ガラスの外周縁に設けられた框体とを有する障子が知られている。 Conventionally, a hollow layer is formed between two glass plates, and a Low-E (abbreviation of Low Emissivity) film (also called a low emissivity film) having a solar heat acquisition rate of 0.50 or more is formed on one of the glass surfaces of the hollow layer. A double glazing coated with (to be) and a frame provided on the outer peripheral edge of the double glazing are known.
暖房期において日射熱を室内に取り入れるために日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を備えた障子を用いる場合、冷房期において日射熱が室内に入射して室温が上昇し、冷房負荷が増加する。そのため、室内にブラインド、室外にすだれ等を配置して、冷房期の日射の入射を遮ることが推奨されている。 When a shoji with a Low-E film with a solar heat acquisition rate of 0.50 or more is used to take solar heat into the room during the heating period, the solar heat enters the room during the cooling period and the room temperature rises, resulting in a cooling load. Will increase. Therefore, it is recommended to place blinds in the room and blinds outside the room to block the insolation during the cooling period.
なお、特許文献1には、日射を遮熱するLow−E膜を備えた複層ガラスを有する障子の室外側に日射調節手段を設けた構造が開示されている。また、特許文献2には、複層ガラスの中空層内にブラインドやロールスクリーン等の調光器を配設した障子が開示されている。また、特許文献3には、日射を遮蔽する積層膜を備えた透明基板が開示されている。
In addition,
日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を備えた障子を用いる場合において、ブラインドやすだれ、特許文献1、2の日射調節手段や調光器等を使用すると、日射熱の原因となる近赤外線が遮られるため遮熱には効果がある。しかしながら、これらの手段を用いると、近赤外線のみならず、可視光も遮られるので室内が暗くなり、外部も見難くなる。また、特許文献3の手段では、専ら暑熱地域において遮熱機能のみを発揮し、温帯地域における冬季のような寒冷地域において日射取得する機能がない。
When using a shoji with a Low-E film with a solar heat acquisition rate of 0.50 or more, using blinds, blinds, solar radiation adjusting means, dimmers, etc. in
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を備えた複層ガラスを有する場合であっても、日射遮熱時には室内が暗くならずに外部も見えるように日射熱を遮熱でき、かつ、日射取得時には日射熱を室内に取り込むことが可能な、障子を提供しようとするものである。 The present invention has been made in view of the above problems, and even if a double glazing having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.50 or more is provided, if the room becomes dark during solar heat shielding. It is intended to provide a disability that can shield the solar heat so that the outside can be seen without having to do so, and can take the solar heat into the room when the solar radiation is acquired.
本発明の一態様は、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を備える複層ガラス、および、上記複層ガラスの外周縁に設けられる框体を有する障子部と、
日射熱取得率0.40以下のLow−E膜を備える透明基材と、を有しており、
上記障子部の室外側に上記透明基材が配置される状態と、上記障子部の室外側に上記透明基材が配置されない状態とにすることが可能に構成されている、
障子にある。
One aspect of the present invention includes a double glazing having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.50 or more, and a shoji portion having a frame provided on the outer peripheral edge of the double glazing.
It has a transparent base material provided with a Low-E film having an solar heat acquisition rate of 0.40 or less.
It is possible to make it possible to arrange the transparent base material on the outdoor side of the shoji portion and the transparent base material on the outdoor side of the shoji portion.
It is in a shoji screen.
上記障子は、上記構成を有している。そのため、上記障子によれば、日射遮熱時には、障子部の室外側に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜を備える透明基材が配置される状態とすることができる。そのため、上記障子は、日射遮熱時に、透明基材における日射熱取得率0.40以下のLow−E膜によって日射を遮ることができ、冷房負荷を低減できる。この際、透明基材を用いているので可視光は透過し、これにより室内が明るくなり、外部も見ることができる。一方、上記障子によれば、日射取得時には、障子部の室外側に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜を備える透明基材が配置されない状態とすることができる。そのため、上記障子は、日射取得時に、透明基材における日射熱取得率0.40以下のLow−E膜によって日射が遮られることがなく、複層ガラスにおける日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を介して日射熱を室内に取り入れることができ、暖房負荷を低減できる。 The shoji has the above configuration. Therefore, according to the above-mentioned shoji, a transparent base material having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.40 or less can be arranged on the outdoor side of the shoji portion at the time of solar heat shielding. Therefore, the shoji can block the solar radiation by the Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.40 or less on the transparent base material at the time of solar heat shielding, and the cooling load can be reduced. At this time, since a transparent base material is used, visible light is transmitted, which brightens the room and allows the outside to be seen. On the other hand, according to the above-mentioned shoji, at the time of solar radiation acquisition, a transparent base material having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.40 or less can be not arranged on the outdoor side of the shoji portion. Therefore, at the time of solar radiation acquisition, the above-mentioned obstacle is not blocked by the Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.40 or less on the transparent base material, and the low with a solar heat acquisition rate of 0.50 or more on the double glazing. Solar heat can be taken into the room through the -E film, and the heating load can be reduced.
よって、上記障子によれば、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜を備えた複層ガラスを有する場合であっても、日射遮熱時には室内が暗くならずに外部も見えるように日射熱を遮熱でき、かつ、日射取得時には日射熱を室内に取り込むことができる。したがって、上記障子によれば、日射遮熱時および日射取得時の両方において、エネルギー負荷の低減を図ることができる。 Therefore, according to the above-mentioned shoji, even if a double glazing having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.50 or more is provided, the room is not darkened and the outside can be seen when the solar heat is shielded. The heat of solar radiation can be shielded, and the heat of solar radiation can be taken into the room when the solar radiation is acquired. Therefore, according to the above-mentioned shoji, it is possible to reduce the energy load both at the time of solar heat shielding and at the time of solar radiation acquisition.
(実施形態1)
実施形態1の障子について、図1を用いて説明する。なお、本実施形態では、鉛直方向を下側、鉛直方向と反対側を上側、鉛直方向に垂直な方向を水平方向、障子を室外側から見た右方向を右側、障子を室外側から見た左方向を左側とする。
(Embodiment 1)
The shoji of the first embodiment will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the vertical direction is the lower side, the side opposite to the vertical direction is the upper side, the direction perpendicular to the vertical direction is the horizontal direction, the right direction when the obstacle is viewed from the outdoor side is the right side, and the obstacle is viewed from the outdoor side. The left direction is the left side.
図1に例示されるように、本実施形態の障子1は、複層ガラス21および框体22を有する障子部2と、透明基材3とを有している。
As illustrated in FIG. 1, the
複層ガラス21は、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211を備えている。このLow−E膜211は、JIS R3106:2019に準拠して算出される複層ガラス21の日射熱取得率が0.50以上となるLow−E(Low Emissivityの略)膜(低放射膜とも称される)を意味する。日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211の詳細構成については、後述する。
The
本実施形態では、具体的には、複層ガラス21は、複数枚(ここでは2枚)の板状のガラス212と、複数枚のガラス212を所定間隔を隔てて配置するためのスペーサ213と、複数枚のガラス212間に形成された中空層214とを有している。室内側に配置されたガラス212における中空層214側のガラス面には、上述した日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211が形成されている。なお、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211は、室外側に配置されたガラス212における中空層214側のガラス面に形成されていてもよい。また、スペーサ213の中空層214側とは反対側には、中空層214内を乾燥させる乾燥剤215が設けられている。
In the present embodiment, specifically, the
框体22は、複層ガラス21の外周縁に設けられている。本実施形態では、具体的には、框体22は、複層ガラス21の上端縁に設けられる上框部221と、複層ガラス21の下端縁に設けられる下框部222と、複層ガラス21の左右端縁に設けられる一対の縦框部(不図示)とを有している。複層ガラス21の外周端面と框体22との間には、両者の隙間を通じて中空層214内へ侵入する水分等を防ぐため、封止材216が設けられている。
The
透明基材3は、日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を備えている。このLow−E膜31は、JIS R3106:2019に準拠して算出される透明基材3の日射熱取得率が0.40以下となるLow−E膜を意味する。日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31の詳細構成については、後述する。
The
本実施形態では、日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31は、透明基材3中に配置されている。この構成によれば、日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を透明基材3の基材材料にて保護することができる。
In the present embodiment, the Low-
本実施形態では、透明基材3は、板状体である。透明基材3が板状体である場合、透明基材3は柔軟性に乏しく、丸めることができない。透明基材3は、具体的には、一対の板状基材部32と、一対の板状基材部32に挟持された日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31とを有している。このような透明基材3は、一方の板状基材部32の表面に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を成膜し、当該形成面に他方の板状基材部32を密着させることなどによって作製することができる。日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31の成膜法としては、例えば、スパッタリング法やコーティング法等を例示することができる。
In the present embodiment, the
透明基材3を構成する基材材料としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、または、紫外線吸収剤を含むポリカーボネート樹脂などを用いることができる。(メタ)アクリル樹脂、紫外線吸収剤を含むポリカーボネート樹脂は、耐候性に優れる。そのため、この構成によれば、日射に晒される透明基材3の耐候性が向上し、透明基材3の耐久性に優れた障子1が得られる。なお、(メタ)アクリル樹脂は、アクリル樹脂のみならず、メタクリル樹脂をも含む意味である。
As the base material constituting the
ここで、障子1は、障子部2の室外側に透明基材3が配置される状態と、障子部2の室外側に透明基材3が配置されない状態とにすることが可能に構成されている。なお、図1は、障子1が、障子部2の室外側に透明基材3が配置された状態にされている場合を例示したものである。
Here, the
本実施形態では、透明基材3は、框体22に脱着可能に固定される構成とすることができる。この構成によれば、使用者等によって框体22に透明基材3が取り付けられることにより、例えば、冷房機を使用する夏季に、複層ガラス21の室外側に透明基材3が配置された状態とすることができる。一方、この構成によれば、使用者等によって框体22から透明基材3が取り外されることにより、例えば、暖房機を使用する冬季に、複層ガラス21の室外側に透明基材3が配置されない状態とすることができる。なお、透明基材3は、框体22に直接または間接的に固定されることができる。
In the present embodiment, the
本実施形態では、図1に例示されるように、障子1は、框体22に透明基材3を着脱可能に固定する固定部材4を有している。この構成によれば、固定部材4を介して、透明基材3を框体22に着脱可能に固定することができる。
In the present embodiment, as illustrated in FIG. 1, the
より具体的には、固定部材4は、透明基材3の一端を保持する第1固定部41と、透明基材3の一端とは反対側の他端を保持する第2固定部42とを有している。そして、第1固定部41および第2固定部42が框体22に着脱可能に構成されている。この構成によれば、第1固定部41および第2固定部42を介して、透明基材3を框体22に着脱可能に固定することができる。
More specifically, the fixing
図1では、第1固定部41が透明基材3の上端を保持しており、この第1固定部41が框体22の上框部221に螺子43によって着脱可能に固定されるとともに、第2固定部42が透明基材3の下端を保持しており、この第2固定部42が框体22の下框部222に螺子43によって着脱可能に固定される例が示されている。図示はしないが、例えば、第1固定部41が透明基材3の右端を保持しており、この第1固定部41が框体22の右側の縦框部に螺子43によって着脱可能に固定されるとともに、第2固定部42が透明基材3の左端を保持しており、この第2固定部42が框体22の左側の縦框部に螺子43によって着脱可能に固定される構成とすることもできる。これらの場合、框体22には螺子43が螺合される螺子穴223が形成される。また、第1固定部41および第2固定部42には、螺子43を挿通させる貫通孔40が形成される。なお、図示はしないが、本実施形態では、固定部材4は枠状体から構成されており、この枠状体が第1固定部41および第2固定部42を含んでいる。つまり、枠状体の一部が第1固定部41、第2固定部42とされている。他にも、固定部材4は、別体からなる第1固定部41および第2固定部42から構成されていてもよい。
In FIG. 1, the first fixing
また、図1では、透明基材3の外周端面と固定部材4との間に、両者の隙間を通じて侵入する水分等を防ぐため、封止材44が設けられている例が示されている。
Further, FIG. 1 shows an example in which a sealing
本実施形態では、框体22と固定部材4との間にパッキン部材45を設けることができる。この構成によれば、複層ガラス21と透明基材3との間に形成された空間部10に、框体22と固定部材4との隙間から雨水や埃、砂塵等が侵入することを防止しやすくなる。そのため、この構成によれば、複層ガラス21の室外側表面の結露や汚れ付着を抑制しやすくなる。なお、パッキン部材45は、例えば、ゴム等の弾性材料より構成することができる。また、パッキン部材45は、例えば、固定部材4における框体22との接触面に形成された溝部46等に嵌め込まれることができる。
In the present embodiment, the packing
障子1において、複層ガラス21が備える日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211は、具体的には、Alドープ酸化亜鉛膜、および、Gaドープ酸化亜鉛膜からなる群より選択される少なくとも1種を含む構成とすることができる。Alドープ酸化亜鉛、Gaドープ酸化亜鉛は、Snドープ酸化インジウムに比べ、構成元素の資源存在度が多いため資源枯渇し難く、安全性も高い。そのため、この構成によれば、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211の面積が比較的が大きくなる住宅やビル等の建築物の窓などに障子1を適用する場合に有用である。日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211は、具体的には、Alドープ酸化亜鉛膜、または、Gaドープ酸化亜鉛膜とすることができる。
In the
日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211に用いられるAlドープ酸化亜鉛膜は、例えば、Al2O3を0質量%超2質量%以下含有することができる。同様に、日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211に用いられるGaドープ酸化亜鉛膜は、例えば、Ga2O3を0質量%超2質量%以下含有することができる。なお、例えば、Al2O3を2質量%含有するAlドープ酸化亜鉛は、酸化亜鉛98質量%+Al2O32質量%で合計100質量%であり、他の割合の場合、Gaドープ酸化亜鉛膜についても同様である。
The Al-doped zinc oxide film used for the Low-
障子1において、透明基材3が備える日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31は、銀層または銀合金層を1層以上3層以下含む構成とすることができる。銀、銀合金は、可視光を透過させるが近赤外線を遮蔽する。銀層が多い方が日射熱の遮熱性能が高くなる。そのため、この構成によれば、銀層または銀合金層の積層数を1層以上3層以下の範囲で調整することにより、透明性と遮熱性能とのバランスをとることができる。なお、銀合金としては、例えば、耐水性向上等の観点から、Au、Pdなどの元素を0.1質量%以上5質量%以下含有するAgなどを用いることができる。なお、例えば、Pdを5質量%含有するAgは、Ag95質量%+Pd5質量%で合計100質量%であり、他の割合の場合も同様である。
In the
障子1において、透明基材3が備える日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31は、酸化亜鉛膜、Alドープ酸化亜鉛膜、および、Gaドープ酸化亜鉛膜からなる群より選択される少なくとも1種を含む構成とすることができる。酸化亜鉛、Alドープ酸化亜鉛、Gaドープ酸化亜鉛は、Snドープ酸化インジウムに比べ、構成元素の資源存在度が多いため資源枯渇し難く、安全性も高い。そのため、この構成によれば、日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31の面積が比較的が大きくなる住宅やビル等の建築物の窓などに障子1を適用する場合に有用である。
In the
日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31は、具体的には、酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜、酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜、酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜/銀層または銀合金層/酸化亜鉛膜などの積層膜から構成することができる。なお、「A/B」は、Aの上にBが積層されていることを意味する。また、本段落に記載の「酸化亜鉛膜」にいう酸化亜鉛は、Al、Ga等の不純物をドープしない酸化亜鉛、Alドープ酸化亜鉛、または、Gaドープ酸化亜鉛とすることができる。
Specifically, the Low-
上述した障子1は、冷房期等の日射遮熱時に、障子部2の室外側に透明基材3が配置された状態とし、暖房期等の日射取得時に、障子部2の室外側に透明基材3が配置されない状態として使用することができる。
The above-mentioned
本実施形態の障子1は、具体的には、以下のようにして、障子部2の室外側に透明基材3が配置された状態とすることができる。
Specifically, the
先ず、固定部材4を取り付けるための螺子穴223が框体22の室外側に形成された障子部2と、固定部材4にて保持された透明基材3と、螺子43とを準備する。なお、透明基材3を取り付ける前に、透明基材3が配置されていなかった時期などに複層ガラス21や框体22の室外側の面についた砂塵や汚れなどを洗浄して取り除いておくことが好ましい。次いで、固定部材4の第1固定部41および第2固定部42に形成した貫通孔40の位置と框体22の螺子穴223の位置とを合わせる。次いで、第1固定部41および第2固定部42の貫通孔40に螺子43を挿通し、框体22の螺子穴223に螺子43を螺合する。これにより、固定部材4にて保持された透明基材3を框体22に取り付けることができる。以上により、本実施形態の障子1は、障子部2の室外側に透明基材3が配置された状態とすることができる。
First, a
また、本実施形態の障子1は、具体的には、以下のようにして、障子部2の室外側に透明基材3が配置されない状態とすることができる。
Further, specifically, the
上述した螺子43を緩め、框体22の螺子穴223、第1固定部41および第2固定部42の貫通孔40から螺子43を抜く。これにより、固定部材4にて保持された透明基材3を框体22から取り外すことができる。なお、取り外した透明基材3は、次の日射遮熱時期まで別の場所に収納しておけばよい。以上により、本実施形態の障子1は、障子部2の室外側に透明基材3が配置されてない状態とすることができる。
Loosen the
本実施形態の障子1によれば、日射遮熱時には、障子部2の室外側に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を備える透明基材3が配置される状態とすることができる。そのため、障子1は、日射遮熱時に、透明基材3における日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31によって日射を遮ることができ、冷房負荷を低減できる。この際、透明基材3を用いているので可視光は透過し、これにより室内が明るくなり、外部も見ることができる。一方、障子1によれば、日射取得時には、障子部2の室外側に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を備える透明基材3が配置されない状態とすることができる。そのため、障子1は、日射取得時に、透明基材3における日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31によって日射が遮られることがなく、複層ガラス21における日射熱取得率0.50以上のLow−E膜211を介して日射熱を室内に取り入れることができ、暖房負荷を低減できる。
According to the
(実施形態2)
実施形態2の障子1について、図2を用いて説明する。なお、実施形態2以降において用いられる符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
(Embodiment 2)
The
本実施形態では、透明基材3は、板状体またはシート状体とすることができる。透明基材3がシート状体である場合、透明基材3は柔軟性があり、丸めることが可能である。
In the present embodiment, the
透明基材3は、複層ガラス21の表面に脱着可能に固定される。具体的には、図2に例示されるように、障子1は、複層ガラス21の表面に透明基材3を着脱可能に固定する固定部材5を有している。この構成によれば、固定部材5を介して、透明基材3を複層ガラス21の表面に脱着可能に固定することができる。
The
より具体的には、固定部材5は、框体22に設けられ、透明基材3における室外側の表面外縁を係止可能に構成された複数の係止部51を有している。そして、複層ガラス21における室外側の表面に積層された透明基材3が係止部51により着脱可能に構成されている。この構成によれば、複数の係止部51を介して、透明基材3を複層ガラス21の表面に脱着可能に固定することができる。
More specifically, the fixing
図1では、框体22のうち、上框部221、下框部222、および、一対の縦框部(不図示)のそれぞれに複数の係止部51が設けられている例が示されている。図示はしないが、例えば、框体22のうち、上框部221および下框部222のそれぞれに複数の係止部51が設けられ、縦框部には係止部が設けられていない構成とすることもできる。また、框体22のうち、一対の縦框部のそれぞれに複数の係止部51が設けられ、上框部221および下框部222には係止部51が設けられていない構成とすることもできる。係止部51は、透明基材3における室外側の表面外縁を押さえるように係止している。係止部51は、例えば、框体22の室外側の表面の内周縁に、框体22の室外側の表面と平行に回動可能に設けられることができる。この場合、係止部51は、基端部を支点として先端部を回動可能に設けられることができる。
FIG. 1 shows an example in which a plurality of locking
本実施形態の障子1によれば、日射遮熱時には、複層ガラス21の表面に透明基材3を当接させた後、係止部51の先端部が透明基材3の室外面上となるように係止部51を回動させることにより、透明基材3を係止することができる。また、日射取得時には、係止部51の先端部が框体22側となるように係止部51を回動させることにより、透明基材3を取り外すことができる。本実施形態の障子1は、実施形態1の障子1に比べ、障子1の厚みを薄くできる利点がある。
According to the
その他の構成および作用効果は、実施形態1と同様である。 Other configurations and effects are the same as in the first embodiment.
(実施形態3)
実施形態3の障子1について、図3を用いて説明する。
(Embodiment 3)
The
本実施形態では、透明基材3は、シート状体である。透明基材3は、具体的には、一対のシート状基材部33と、一対のシート状基材部33に挟持された日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31とを有している。このような透明基材3は、一方のシート状基材部33の表面に日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31を成膜し、当該形成面に他方のシート状基材部33を密着させることなどによって作製することができる。日射熱取得率0.40以下のLow−E膜31の成膜法としては、例えば、スパッタリング法やコーティング法等を例示することができる。
In the present embodiment, the
固定部材6は、框体22に設けられ、透明基材3を引き出し、巻き取り可能に構成された巻き取り部61と、巻き取り部61から引き出される透明基材3の端部を保持する端部保持部62とを有している。そして、端部保持部62が框体22に着脱可能に構成されている。
The fixing member 6 is provided on the
本実施形態の障子1によれば、框体22に設けられた巻き取り部61から透明基材3を引き出し、透明基材3の端部を保持する端部保持部62を、巻き取り部61が設けられた箇所と反対側の框体22へ取り付けることにより、障子部2の室外側に透明基材3が配置された状態とすることができる。また、框体22に取り付けられた端部保持部62を框体22から取り外し、透明基材3を巻き取り部61に巻き取らせることにより、障子部2の室外側に透明基材3が配置されない状態とすることができる。
According to the
したがって、本実施形態の障子1によれば、巻き取り部61へ巻き取った透明基材3を、別の場所に移動させて収納する必要がなくなり、そのまま框体22へ取り付けたまま収納することができる。そのため、本実施形態の障子1は、場所をとらずに透明基材3を収納することができる。また、本実施形態の障子1によれば、透明基材3がシート状体より構成されるため、実施形態1の障子1に比べ、障子1の厚みを薄くできる利点がある。
Therefore, according to the
なお、本実施形態では、具体的には、巻き取り部61が上框部221、端部保持部62が下框部222に設けられている例が示されている。図示はしないが、他にも、巻き取り部61は下框部222、端部保持部62は上框部221に設けられていてもよい。また、巻き取り部61は一方の縦框部、端部保持部62は他方の縦框部に設けられていてもよい。また、端部保持部62の框体22への取り付け方法は、特に限定されず、例えば、端部保持部62を框体22に螺子等により着脱可能に固定する方法、端部保持部62を框体22へ引っ掛けるように固定する方法などを例示することができる。また、巻き取り部61は、フード部(不図示)内に設けられていてもよい。この場合には、フード部によって透明基材3が覆われるため、巻き取り部61への収納時における透明基材3の劣化を抑制することができる。
In this embodiment, specifically, an example is shown in which the winding
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、各実施形態に示される各構成は、それぞれ任意に組み合わせることができる。 The present invention is not limited to each of the above embodiments, and various modifications can be made without departing from the gist thereof. In addition, each configuration shown in each embodiment can be arbitrarily combined.
1 障子
2 障子部
21 複層ガラス
211 日射熱取得率0.50以上のLow−E膜
22 框体
3 透明基材
31 日射熱取得率0.40以下のLow−E膜
1
Claims (11)
日射熱取得率0.40以下のLow−E膜を備える透明基材と、を有しており、
上記障子部の室外側に上記透明基材が配置される状態と、上記障子部の室外側に上記透明基材が配置されない状態とにすることが可能に構成されている、
障子。 A double glazing having a Low-E film having a solar heat acquisition rate of 0.50 or more, and a shoji portion having a stile provided on the outer peripheral edge of the double glazing.
It has a transparent base material provided with a Low-E film having an solar heat acquisition rate of 0.40 or less.
It is possible to make it possible to arrange the transparent base material on the outdoor side of the shoji portion and the transparent base material on the outdoor side of the shoji portion.
Shoji.
上記固定部材は、上記透明基材の一端を保持する第1固定部と、上記透明基材の一端とは反対側の他端を保持する第2固定部とを有しており、
上記第1固定部および上記第2固定部が上記框体に着脱可能に構成される、請求項3に記載の障子。 The transparent base material is a plate-like body and is
The fixing member has a first fixing portion for holding one end of the transparent base material and a second fixing portion for holding the other end on the side opposite to one end of the transparent base material.
The shoji according to claim 3, wherein the first fixing portion and the second fixing portion are detachably configured to be attached to and detached from the frame.
上記複層ガラスにおける室外側の表面に積層された上記透明基材が上記係止部により着脱可能に構成される、請求項3に記載の障子。 The fixing member has a plurality of locking portions provided on the frame body and configured to be able to lock the outer surface outer edge of the outdoor side of the transparent base material.
The shoji according to claim 3, wherein the transparent base material laminated on the outdoor surface of the double glazing is detachably configured by the locking portion.
上記固定部材は、上記框体に設けられ、上記透明基材を引き出し、巻き取り可能に構成された巻き取り部と、上記巻き取り部から引き出される上記透明基材の端部を保持する端部保持部とを有しており、
上記端部保持部が上記框体へ着脱可能に構成される、請求項1または請求項2に記載の障子。 The transparent base material is a sheet-like body and is
The fixing member is provided on the frame, and the transparent base material is pulled out and the winding portion which is configured to be rewound and the end portion which holds the end portion of the transparent base material pulled out from the winding portion are held. It has a holding part and
The shoji according to claim 1 or 2, wherein the end holding portion is detachably attached to the frame.
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2020
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