JP2021153805A - 履物、並びにこの履物に対する各種パッドの装着方法 - Google Patents

履物、並びにこの履物に対する各種パッドの装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】見栄え良く各種パッドを装着できるように成した履物を提供せんとするにある。【解決手段】インソールの踵側と爪先側を当該インソールの下側の部材に対して踵側接続手段と爪先側接続手段を介して取り付け、前記インソールを前記下側の部材に対して引き剥がし再接続可能に構成すると共に、少なくとも前記踵側接続手段として面ファスナーを用いることで解決した。【選択図】図2

Description

本発明は、履き心地や履き具合を調整する各種パッドを見栄え良く装着できるように成した、とくにパンプスやハイヒールなどの踵の高い履物、並びにこの履物に対する各種パッドの装着方法に関する。
従来、履物の中でもとくにパンプスは、踵の部分が高い上に、履き口である足の甲の部分が大きく開いており、このパンプスを履いた際に足先に体重が加わる構造である。この履いた際に足先に体重が加わる女性用の履物としては、他にパンプスのうち特に踵の高いものの総称であるハイヒール、或は踵の高いハイヒールサンダル等がある。
このような市販されている既製品のパンプスのような履物は、実際に履物を履く個々の人の足の形状やサイズに合わされていないので、履く人の足に合わないことが多い。そのため履く人が足を痛くしたり、豆やタコができたり、足を疲れさせたり、靴擦れを起こしたりする。また、長期間にわたって足に合わない履物を履き続けると、履く人が開張足や外反母趾や内反小趾等の足の障害を引き起こす場合が多々ある。このようなことから、最初からインソールの裏側の所定箇所にパッドに相当する一定のふくらみを持たせたインソールを用いた履物が下記特許文献1に示されている。
特開2001−211908号公報
しかしながら、上記履物を履く人の足の大きさや形状は様々であるので、上記特許文献1のものでは、履く人の1人1人の足に合わせて履き具合を調整することが難しい。即ち、一般的に、履物を履いた際に足に生ずるトラブルは、履く人によって様々であり、上記特許文献1のものはそのために多数その目的に合った多数の下敷きを用いた履物を用意する必要があり、真に履き心地や履き具合を調整するものとしては不十分なものであった。
そこで、履く人の足に合ように、様々な形状、大きさ、高さを有する各種パッドが、本願出願人によって提案された(特願2020−004788号)。この特許出願に記載された各種パッドは、種類が豊富なので、履く人の足の状況に合わせたよりきめ細かい、履き具合の調整ができるものである。しかしながら、上記履物は、一般的に履物の中底の上にインソールが強力な接着剤で貼着されており、インソールを中底から剥がすことは一般の人では困難であることから、上記各種パッドはインソールの上に貼着される構成となっていた。
そうすると、インソールの上面に各種パッドを貼着した履物は、履物を脱いだときに、インソールの上に貼着された各種パッドが外部へ向かって露出してしまう。このため、脱いだ履物の見栄えが損なわれてしまうという問題が生じた。
そこで、この各種パッドの上側にさらにインソールやカバーを貼着するという案が検討されたが、履物の底の部分が厚くなってしまい、かえって履き心地が損なわれるという新しい問題が生じてきた。
以上のことから、本発明の目的は、見栄え良く各種パッドを装着できるように成した履物、並びにこの履物に対する各種パッドの装着方法を提供せんとするにある。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の履物は、インソールの踵側と爪先側を当該インソールの下側の部材に対して踵側接続手段と爪先側接続手段を介して取り付け、前記インソールを前記下側の部材に対して引き剥がし再接続可能に構成すると共に、少なくとも前記踵側接続手段として面ファスナーを用いたことを特徴とする。
次に、請求項2に記載の履物は、前記爪先側接続手段に、面ファスナーを用いていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の履物は、前記爪先側接続手段が、前記クッションシート又は前記アウトソールに対する縫付け或は貼着であることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の履物は、前記踵側接続手段及び前記爪先側接続手段として面ファスナーを用いる場合には、クッションシートに面ファスナーの収容孔部を設け、前記踵側接続手段の面ファスナーと前記爪先側接続手段の面ファスナーは、前記クッションシートに設けた収容孔内において接続されることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の履物は、前記踵側接続手段を前記アウトソールへ直に取付ける場合においては、前記アウトソールをヒールへ取り付ける際に用いた釘頭を覆うシートを介することを特徴とする。
そして、請求項6に記載の履物に対するパッドの装着方法は、インソールが着脱可能或は踵側から引き剥がし可能に構成した履物を用い、まず、インソールを取り外し或は踵側から引き剥がし、次いで各種パッドをクッション材或はアウトソールに装着し、次いで前記インソールを再装着させることを特徴とする。
本発明は以上のように構成したので、請求項1に記載の履物によれば、インソールを履物に対して容易に取り外し可能、或は引き剥がし可能に構成したので、履物の履き心地や履き具合を調整するためのパッドを履物へ装着するに当たり、インソールをその爪先側の部分を残して引き剥がしアッパー側に倒すか、インソールを取り外すことにより、パッドをインソールの下側のクッションシートの上面に装着でき、パッドの装着後、インソールをその上面に再接続できるので、パッドが履物の上面側に露出することがなく、見栄え良くパッドの装着を行うことができるものである。
請求項2に記載の履物によれば、インソールの爪先側もクッションシートに対して着脱できるので、インソールを外側へ取り外してパッドの装着を行うことができることから、このパッドの装着がより行い易くなるものである。
請求項3に記載の履物によれば、インナーソールは、その踵側のみが着脱可能となるが、インソールの爪先接続手段の構成が簡単となり、その分コストダウンを図ることができるものである。
請求項4に記載の履物によれば、クッションシートに設けた収容孔が面ファスナーの厚みを吸収するので、履物内に面ファスナーによる凸部が発生するのを防止することができる。
請求項5に記載の履物によれば、硬い釘頭の上面を保護シートが覆うことから、当たりが滑らかなものとなるものである。
請求項6に記載のパッドの装着方法によれば、パッドの装着がスムーズなものとなり、かつ履物の上側にパッドが露出しないように装着することができ、見栄えが良くなるものである。
本発明の実施の形態1に係る左足用の履物の外観の説明図であって、(a)は履物の斜視図、(b)は履物の平面図である。 図1に示した履物からインソールを取り外した状態を示し、(a)はその履物の平面図、(b)はインソールの裏面図である。 図1に示した履物の横断面図である。 図1に示した履物の部分拡大断面図であり、(a)は踵部分を示し、(b)は爪先部分を示している。 図1に示した履物に装着する各種パッドを示し、(a)は各種パッドのうち第1フロント用パッドの平面図、(b)は第2フロント用パッドの平面図、(c)は第1涙型パッドの平面図、(d)は第2涙型パッドの平面図、(e)は土踏まず用アーチパッドの平面図、(f)は踵用アーチパッドの平面図である。 図5に示した第1フロント用パッドと第2フロント用パッドの各断面図を示し、(a)は図5の(a)のA−A線断面図、(b)は図5の(a)のA−A線部分拡大断面図、(c)は図5の(b)のB−B線断面図である。 図5に示した第1涙型パッドと第2涙型パッドの各断面図を示し、(a)は図5の(c)のC−C線断面図、(b)は図5の(c)のD-D線断面図、(c)は図5の(d)のE−E線断面図である。 図5に示した土踏まず用アーチパッドの断面図を示し、(a)は図5の(e)のF−F線断面図、(b)は図5の(e)のG-G線断面図である。 図5に示した踵用アーチパッドの断面図を示し、(a)は図5の(f)のH−H線断面図、(b)は図5の(f)のI−I線断面図である。 図1に示した履物に各種パッドを装着する場合の手順を説明するもので、(a)はインソールを取り外す前の状態、(b)はインソールを取り外す段階、(c)は第1フロント用パッドを装着する段階、(d)はインソールを再びの取り付ける段階、(e)は第1フロント用パッドがインソールの下側に装着された状態を示している。 図1に示した履物のインソールの下側の部材に図10に示した手順により図5に示した各種パッドを全部装着した状態の平面図である。 本発明に係る履物の他の実施の形態を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその横断面図である。
以下に本発明の履物を踵の高い履物の中のパンプスで実施した実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、左足用のパンプスについて説明するが、右足用のものは、左足用のものと平面形状が左右対称に異なるものの実質的に同一の構成であるので、右側の履物の詳しい説明を省略する。また、以下の説明では、履物としてパンプスを例に挙げているが、他のハイヒール、ハイヒールサンダル、及び紳士靴、その他の履物に広く応用できるものである。さらに、本発明に係る履物に用いるパッドは、それぞれ形状や用途、機能や厚み等が異なる複数のものがあるが、以下の説明では、これらの形状や用途、機能や厚み等が異なる複数のパッドを総称して各種パッドと言う。
[実施の形態1]
以下に本発明に係る履物の実施の形態1を、パンプスを例に挙げ図面に基づいて説明するが、上記したように本発明に係る履物はパンプスに限定されない。図面によれば、図1乃至図4において、履物(パンプス)1は、アッパー2とソール3とが一体的に形成され、ソール3の踵部3aにヒール4が釘4a、4a・・を用いて強固に取り付けられている。ソール3の部分は、とくに図3に示されたように、アウトソール5とクッションシート6とインソール7から成り、アウトソール5とクッションシート6は全面に渡って貼着されているが、この実施の形態1のインソール7は、アウトソール5にもクッションシート6にも、貼着も固着もされていない。
なお、履物の内底の構造は、履物の種類やグレードなどにより異なり一定ではない。アウトソールの下側にさらに別のシートがクッションシートとの間に設けられたりするものもある。このような場合にも本発明の効力は及ぶものである。そこで本発明は、要するに、履物を構成するインソールを履物から取り外し、或は履物から引き剥がして再接続可能に構成して、インソールの下側に各種パッドを装着し、その後インソールを再接続できるようにして、装着した各種パッドが外側から見えないようにしたものをその権利範囲に含むものである。
即ち、このインソール7は、例えば合成皮革製のものであって、その踵部側7aと爪先側7bにおいて接続手段である踵側接続手段8と爪先側接続手段9を介してクッションシート6に対して取り外し或は引き剥がした後、再接続可能となるように取り付けられている。踵側接続手段8は、実施の形態1のものは、アウトソール5側に取り付けられたアウトソール側面ファスナー10と、インソール7側に取り付けられたインソール側面ファスナー11とから成り、クッションシート6に設けた平面視円形状の収装孔6bを介して互いに接続及び取り外し乃至引き剥がし可能となるように設けられている。また、アウトソール側面ファスナー10は、アウトソール5の上面に釘隠し用に貼着された保護シート12の上面側に貼着されている。なお、踵側接続手段8のアウトソール側面ファスナー10と保護シート12、及びインソール側面ファスナー11とインソール7は、互いに縫い付けられても良い。さらに、保護シート12は、アウトソール5とクッションシート6との間にさらに別の部材を設けた場合には、省略される場合がある。なお、収装孔6aの形状は、円形のものに限定されない。
次に、爪先側接続手段9は、実施の形態1のものは、アウトソール5側に貼着されたアウトソール側面ファスナー13と、インソール7側に貼着されたインソール側面ファスナー14とから成り、クッションシート6に設けた平面視円形状の収装孔6aを介して互いに接続及び取り外し乃至引き剥がし可能となるように設けられている。なお、爪先側接続手段9のアウトソール側面ファスナー13とインソール側面ファスナー14は、それぞれアウトソール5及びインソール7に対し縫い付けられても良い。
尚、インソール7の踵側に引き剥がし用の小さな摘み部を設けることは、任意に変更しうる実施形態の一つである。このように構成すると、インソール7の踵部側7aからの引き剥がしが容易になるという利点がある。この摘み部は履物1を履いた際に踵部に違和感を覚えるような厚いものではなく、材厚の薄いものが好ましい。
図5は本発明に係る履物(パンプス)1の左側のものに装着する各種パッドの一例を示している。しかしながら、この各種パッドは一例であって、このものに限定されるものではない。また、右足用の履物に装着される各種パッドの図示は、左足用のものとその形状が左右対称になるだけで、実質的な相違がないためその説明と共に省略する。
即ち、図5(a)〜(c)に示されたものは、足の前滑りを防止するフロント用パッドであり、この中で指示記号20のものは第1フロント用パッドを示し、指示記号21は第2フロント用パッドを示している。この第1フロント用パッド20と第2フロント用パッド21は、詳しくは図6(a)〜(c)に示したように、第1フロント用パッド20は厚く、第2フロント用パッド21はやや薄く構成してある。両者は単に厚さが異なるのみで共に平面やや不定形な長円形状のもので、各周縁部からなだらかな傾斜面20a、21aを介して中央部が平らなシート状のものである。構成材料はウレタン系の透明のエラストマーを用いているが、このものに限定されない。軟質で弾力性があれば、ウレタン系の材料以外のものを用いることができる。なお、以下に説明する他の各種パッドについても同様の材料を用いているので、材料の説明は省略する。また、色についても限定はない。
さらに、材厚は具体的には第1フロント用パッド20は3mmであり、第2フロント用パッド21は2mmであるが、このものに限定されない。さらに、図6の(b)に示したように、第1フロント用パッド20の下面20b側に粘着層20cと保護用フィルム20dが設けられている。第2フロント用パッド21の下面21b側にも粘着層と保護フィルムが設けられているが、図示を省略する。以下に説明する他の各種パッドについても同様の構成と材料を用いているので、材料の説明は省略する。また、色についても限定はない。
次に、図7において、(a)〜(c)は開張足を防止、矯正する涙型パッドを示している。その中で指示記号22で示したものは、第1涙型パッドであり、支持記号23で示したものは、第2涙型パッドである。図5の(c)と図7(a)及び(b)に示すように、第1涙型パッド22は、平面涙形状を呈し、その下面22a側は平らであるが、上面22b側にはその周辺部から中央部に向けて盛り上がる肉厚部22cが形成されている。さらに、図5と図7の(c)に示すように、第2涙型パッド23は、第1涙型パッド22に比べて小型のもので、平板状のものである。これは、第2涙型パッド23は単に厚み調整用に用いるからである。図示した第1涙型パッド22は、肉厚部22cの部分で7mmであるが、このものに限定されない。同じく図5の(d)と図7の(c)に示したように、第2涙型パッド23は、厚さも1mm、或は2mm程度であるが、この厚さと枚数に限定されない。さらに、第1涙型パッド22と第2涙型パッド23の各下面22aと23b側に設ける粘着層と保護用フィルムは図示を省略してある。
次に、同じく図8(a)と(b)に示されたものは、土踏まず用アーチパッド24である。この土踏まず用アーチパッド24は、片側が履物1の内側部分の形状に合わされ、図1及び図11に示した履物1の内底の中央部側に向けてやや湾曲したアーチ形状が設けられた細長のもので、図5(e)と図8(a)と(b)に示すように、下面24a側は平らであるが、図1及び図11に示した履物1の内側部のライニングに当たる部分の肉厚は厚く外側にやや傾斜した肉厚部24bが形成され、履物1の先端部側と後端部側及び内部中央側に至るほど肉薄になる肉薄部24cが形成されたもので、肉厚部24bから肉薄部24cに向けてなだらかな曲線が形成されている。この土踏まず用アーチパッド24は、肉厚部24bの最も厚い部分が8mm、全体の長さが90mm、中央部の幅が25mmであるが、このものに限定されない。さらに、粘着層と保護フィルムは図示してないが、下面24a側に設けられている。
そして、同じく図9(a)と(b)に示されたものは、踵用アーチパッド25である。この踵用アーチパッド25は、土踏まず用アーチパッド24より小型であるが、片側が履物1の内部外側の形状に合わされてやや湾曲したアーチ形状を呈した細長のものである。この踵用アーチパッド25は、図5(f)と図9(a)と(b)に示すように、下面側25aは平らであるが、履物1の内側部分のライニングに当たる部分の肉厚は厚く肉厚部25bが形成され、この肉厚部25bから図1及び図11に示した履物1の先端部側と後端部側及び内部中央側に至るほど肉薄になる肉薄部25cが形成されたもので、肉厚部25bから肉薄部25cに向けてなだらかな曲線が形成されている。この踵用アーチパッド25は、肉厚部25bの最も厚い部分が7mm、全体の長さが70mm、中央部の幅が24mmであるが、このものに限定されない。図示は省略するが厚みや形状の異なるものが複数枚用意される場合がある。さらに、粘着層と保護フィルムは図示してないが、下面側25aに形成されている。
尚、以上の説明では、各種パッドはその下面側に粘着層と保護フィルムが設けられているものを示し、その各上面側には、粘着層と保護フィルムを設けたものについて説明していないが、各種パッドがインソールの下側に取り付けられることから、各種パッドの上側にも下側と同じように粘着層と保護フィルムを設けるようにしても良い。
[実施の形態2]
次に、以上に説明した各種パッドを本発明に係る履物1に装着する手順について添付図面を用いて説明する。なお、説明では、第1フロント用パッド20のみの装着手順について説明するが、他の各種パッドも同じような装着手順によるものであるので、説明は省略する。装着される各種パッドは一種類の場合もあれば複数種類の場合もある。まず、図10の(a)において、指示記号1で示されたものは、本発明に係る履物であり、左側のもののみを図示しており、インソール7が着脱可能、或は引き剥がし可能に構成されているものである。
この履物1に予めか或は後で購入してあるか、履物1と一緒に購入した各種パッドのうち、第1フロント用パッド20を装着するにあたっては、(b)に示されたように、まず、インソール7を引き剥がして脇に置き、次いで、(c)に示されたように、第1フロント用パッド20の保護用フィルム20dを剥がしてクッションシート6の爪先側に貼着する。次いで、図示はしてないが、涙型パッドを同様にして貼り付け、(e)に示したように、一度インソール7を元の位置に戻して接続させて、試しに履いてみて、なお不十分な場合には、再度インソール7を剥がして取り外し、さらに各種パッドを貼り増すか、貼り直しをする。そしてまた、インソール7を装着し直して試しに履いてみるという作業を行い、履物1の調整が終了すると、(e)に示されたように、第1フロント用パッド20は、インソール7の下側に隠れて外部から視線を遮断することができるものである。
実際の各種パッドの装着は、上述したように、装着してみて履き心地を試し、不十分な場合には、一度貼ったパッドを剥がして、貼り付け位置を調節したり、他のパッドを試して装着してみたりする試行錯誤が行われるが、この場合にも、インソール7の着脱が簡単なので、この調節作業が容易である。また、実施の形態1のインソール7は、各種パッドの履物1への装着時に履物1から取り外す場合について説明したが、実施の形態1のインソール7は、図10(b)に示すように、その踵側接続手段8側をつまんで持ち上げて引き剥がし、爪先側接続手段9はそのままにして、めくり上げるか或は引き剥がしたインソール7をアッパー2側へ倒すだけにして各種パッドを装着することも可能である。
図11は、図10に示した各種パッドの装着手順により、図5に示した各種パッドをインソールの下側の部材(実施例ではクッションシート)の上面に装着させる場所を示している。図5に示した各種パッドは、図11に示したように、その全てが装着されるものとは限らないが、このような各種パッドを、インソールの下側の部材に適宜貼り付けることにより、履く人の足に合った履物(パンプス)とすることができるものである。
[実施の形態3]
図12は本発明に係る履物の他の実施の形態を示す。同じくパンプスを例に取って説明する。この実施の形態3に係る履物のインソールの踵部側7aは、実施の形態1で示した面ファスナーを用いた踵側接続手段で着脱可能に接続されているが、爪先側は縫付手段9Bにより、クッションシート6へ縫い付けられている。なお、この縫付手段9Bに代えて接着剤を用いての貼着にしても良い。
このように実施しても、図10に示したように、各種パッドの装着はインソール7の踵部側7aを引き剥がしてめくり上げ、踵部側7aをアッパー2側へ倒すことにより、クッションシート6上へ各種パッドを貼り付ける面がむき出しとなるので、各種パッドのクッションシート6に対する装着に支障は来たさないものである。尚、図示は省略するが、インソール7のクッションシート6への取り付けは、縫付手段に代えて貼着手段であっても良い。
また、クッションシート6にインソール7を着脱可能に接続する手段は、面ファスナーには限らない。それは、例えば衣料用又はバッグ用のスナップボタン、スナップファスナー、フック、ボタン等の公知手段に置き換えても良い。
本発明は、以上のように構成したので、既製品としてのパンプスやハイヒール、更にはローヒールや踵の高いサンダル、更には紳士靴などの履物全般において、見栄え良くパッドを装着できる履物或は各種パッドを見栄え良く装着することができる装着方法として好適に用いられるものである。
1 履物(パンプス)
2 アッパー
3 ソール
3a 踵部
4 ヒール
5 アウトソール
6 クッションシート
6a、6b 収装孔
7 インソール
7a 踵部側
8 踵側接続手段
9 爪先側接続手段
10 アウトソール側面ファスナー
11 インソール側面ファスナー
12 保護シート
13 アウトソール側面ファスナー
14 インソール側面ファスナー
20 第1フロント用パッド
21 第2フロント用パッド
22 第1涙型パッド
23 第2涙型パッド
24 土踏まず用アーチパッド
25 踵用アーチパッド

Claims (6)

  1. インソールの踵側と爪先側を当該インソールの下側の部材に対して踵側接続手段と爪先側接続手段を介して取り付け、前記インソールを前記下側の部材に対して引き剥がし再接続可能に構成すると共に、少なくとも前記踵側接続手段として面ファスナーを用いたことを特徴とする、履物。
  2. 前記爪先側接続手段も、面ファスナーを用いていることを特徴とする請求項1に記載の履物。
  3. 前記爪先側接続手段は、前記クッションシート又は前記アウトソールに対する縫付け或は貼着であることを特徴とする、請求項1に記載の履物。
  4. 前記踵側接続手段及び前記爪先側接続手段として面ファスナーを用いる場合には、前記クッションシートに面ファスナーの収容孔部を設け、前記踵側接続手段の面ファスナーと前記爪先側接続手段の面ファスナーは、前記クッションシートに設けた収容孔内において接続されることを特徴とする、請求項1に記載の履物。
  5. 前記踵側接続手段を前記アウトソールへ取り付ける場合には、前記アウトソールをヒールへ取り付ける際に用いた釘頭を覆うシートを介することを特徴とする、請求項1に記載の履物。
  6. 各種パッドを履物に装着するに当たり、インソールが着脱可能或は踵側から引き剥がし可能に構成した履物を用い、まず、インソールを取り外し或は踵側から引き剥がし、次いで各種パッドをクッションシート或はアウトソールに装着し、次いで前記インソールを再装着させることを特徴とする、各種パッドの装着方法。
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