JP2021149752A - 表示装置、表示方法、及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】虚像に対する乗員の違和感を軽減する表示装置、表示方法、及び車両を得る。【解決手段】移動体に設けられる表示装置14は、前記移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めておき、前記移動体に設けられるセンサで取得されたデータに基づき、前記虚像と前記窓との間、又は前記虚像と乗客の注視点との間に、前記虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測して、前記虚像の出現位置を変更する表示制御部と、を備える。【選択図】図8

Description

本開示は、表示装置、表示方法、及び車両に関する。
特許文献1には、ヘッドアップディスプレイ上に表示される虚像が、物理的なオブジェクトで遮蔽されていることを運転手に通知する技術が開示される。
特許第6428876号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、物理的なオブジェクトに、虚像の結像位置が重なることで、虚像を視認する乗員が違和感を覚えるという課題があった。
本開示の非限定的な実施例は、虚像に対する乗員の違和感を軽減する表示装置、表示方法、及び車両の提供に資する。
本開示の一実施例に係る表示装置は、移動体に設けられる表示部と、前記移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めておき、車両情報に基づき、前記虚像と前記窓との間、又は前記虚像と乗客の注視点との間に、前記虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測して、前記虚像の出現位置を変更する表示制御部と、を備える。
本開示の一実施例に係る車両は、上記表示装置を備える。
本開示の一実施例に係る表示方法は、移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めるステップと、車両情報に基づき、前記虚像と前記窓との間、又は前記虚像と乗客の注視点との間に、前記虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測するステップと、前記虚像の出現位置を変更するステップと、を含む。
本開示の一実施例によれば、虚像に対する乗員の違和感を軽減する表示装置、表示方法、及び車両を構築できる。
本開示の一実施例における更なる利点及び効果は、明細書及び図面から明らかにされる。かかる利点及び/又は効果は、いくつかの実施形態並びに明細書及び図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つ又はそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
本開示の実施の形態に係る表示システムの構成例に示す図 車載機のECUのハードウェア構成例を示す図 車載機のECUの機能の構成例を示す図 センタサーバの情報処理装置のハードウェア構成例と機能の構成例を示す図 表示装置の断面図 車両の外観図 車両に設けられるヘッドアップユニットなどの構成例を示す図 フロントガラスに表示されるキャラクタの虚像の一例を示す図 表示システムの表示方法を説明するためのフローチャート
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(実施の形態)
図1は本開示の実施の形態に係る表示システムの構成例に示す図である。表示システム1は、複数の移動体3のそれぞれに搭載される車載機30と、車載機30との通信が可能なセンタサーバ5とを備える。移動体3は、例えば乗用車、貨物車、乗合車、自動二輪車、鉄道車両などの車両である。なお、移動体3は車両に限定されず、航空機、遊戯設備などでもよい。以下では、移動体3が車両の場合について説明する。
車載機30は、DCM31(Data Communication Module)、ECU(Electronic Control Unit)32、GPS(Global Positioning System)モジュール33、ACC(ACCessory)スイッチ34、センサ35、撮像装置36、表示装置14などを含む。なお、車載機30は、これら以外にも例えば、カーナビゲーション装置、オーディオ装置、インバータ、モータ、補機類なども含む。
DCM31は、通信ネットワークNWを通じて、センタサーバ5と双方向で通信を行う通信機器である。通信ネットワークNWは、例えば、多数の基地局を末端とする携帯電話網、通信衛星を利用する衛星通信網などである。またDCM31は、車載ネットワークであるCAN(Controller Area Network)38を通じて、ECU32と相互に通信可能に接続され、ECU32からの要求に応じて各種情報を車両の外部機器に送信し、また車両の外部機器から送信された情報をECU32に中継する。外部機器は、例えば、センタサーバ5、V2X(Vehicle to Everything)通信機器などである。V2Xは、車と様々な物をつなぐ通信技術である。V2Xには、V2V(Vehicle to Vehicle:車車間)、V2P(Vehicle to Pedestrian:車歩行者間)、V2I(Vehicle to Infrastructure:路車間)、V2N(Vehicle to Network:車ネットワーク間)などの通信が含まれる。
ECU32は、車両における所定の機能に関する各種制御処理を行う電子制御ユニットであり、例えばモータECU、ハイブリッドECU、エンジンECUなどである。ECU32は、例えば、車両情報を収集してDCM31に入力する。
車両情報は、車両位置情報、速度情報、車両状態情報、撮像情報などである。車両位置情報は、車両の現在位置を示す情報であり、例えば、自車両が走行している緯度及び経度を示す情報である。車両位置情報は、例えば、カーナビゲーション装置、GPSモジュール33などから送信される。速度情報は、車速センサから送信される車両の現在速度を示す情報である。車両状態情報は、例えば、ACCスイッチ34がON状態であるかOFF状態であるかを示す信号などである。車両状態情報は、この他にも、ワイパーの動作状態、デフォッガの状態、アクセル開度、ブレーキの踏み込み量、ハンドルの操舵量、ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)から取得される情報などである。ADASは、道路交通の利便性を高めるため、運転手の運転操作を支援するシステムである。撮像情報は、撮像装置36により撮像される画像の内容を示す情報である。撮像情報には、画像が生成されたときの時刻を示す時刻情報が含まれる。
撮像装置36は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備えるカメラである。撮像装置36は、例えば、車両内部を撮像する内部撮像装置、車両外部を撮像する外部撮像装置などを含む。
内部撮像装置は、例えば、車両の運転席、助手席などに存在する乗員の顔、後部座席に存在する乗員の顔などを撮像できる位置に配置される。当該位置は、車両のダッシュボード、運転席の計器パネル、車両の天井などである。内部撮像装置は、1つに限定されず、車両内に複数設けられてもよい。内部撮像装置は、撮像した車内画像を示す撮像情報を出力する。
外部撮像装置は、車両周囲の風景を撮像する全方向カメラ、パノラマカメラなどである。車両周囲の風景は、例えば、車両の前方の風景、車両の側方(車両の運転席ドア側又は車両の助手席ドア側)の風景、車両の後方の風景などである。風景には、例えば、車両が走行中の車道、当該車道に存在する物、当該車道に面した歩道、当該歩道に存在する物などが含まれる。車道に存在する物は、例えば、乗用車、バイク、バス、タクシー、建築物、工作物(広告、道路標識、信号機、電信柱など)、人、動物、落下物などである。歩道に存在する物は、例えば、歩行者、動物、自転車、工作物、動物、落下物などである。外部撮像装置は、例えば、車外の風景を撮像できる位置に配置される。当該位置は、フロントグリル、サイドミラー、天井、リアバンパーなどである。外部撮像装置は、撮像した車外画像を示す撮像情報を出力する。
GPSモジュール33は、衛星から送信されるGPS信号を受信し、GPSモジュール33が搭載される車両の位置を測位する。GPSモジュール33は、CAN38を通じてECU32と通信可能に接続され、車両位置情報は、ECU32に送信される。
ACCスイッチ34は、乗員の操作に応じて、車両のアクセサリ電源をON/OFFするスイッチである。例えば、ACCスイッチ34は、車室内の運転席のステアリング近傍のインストルメンタルパネルに設けられるパワースイッチに対する操作に応じて、アクセサリ電源をON/OFFする。パワースイッチは、例えば、図示しないイグニッションを操作するボタン型スイッチである。ACCスイッチ34の出力信号は、車両の起動及び停止を表す情報の一例である。具体的には、ACCスイッチ34の出力信号が、OFF信号からON信号になった場合、車両の起動を表し、ACCスイッチ34の出力信号が、ON信号からOFF信号になった場合、車両の停止を表す。ACCスイッチ34は、CAN38を通じてECU32などと通信可能に接続され、その状態信号(ON信号/OFF信号)は、ECU32に送信される。
センサ35は、インバータに印加される電圧を検出するセンサ、モータに印加される電圧を検出するセンサ、車速を検出するセンサ、アクセル開度を検出するセンサ、ハンドルの操舵量を検出するセンサ、ブレーキ操作量を検出するセンサなどである。また、センサ35は、例えば、車両の加速度を検出する加速度センサ、車両の角速度を検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)などを含みうる。センサ35から出力される検出情報は、CAN38を通じてECU32に取り込まれる。
表示装置14は、光透過性を備えると共に調光性を備えた透明液晶ディスプレイ、透明有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。表示装置14は、例えば、車両の窓に設けられる。車両の窓は、フロントガラス、サイドガラス、リアガラスなどである。なお、表示装置14は、車両の窓以外にも、例えば、鉄道車両の乗降扉に設けられる窓、鉄道車両の座席付近に設けられる窓、航空機の操縦室窓、航空機の客室窓などに設けてもよい。表示装置14の構成例については後述する。
センタサーバ5は、複数の車両から情報を収集すると共に、複数の車両の乗員に対して情報配信を行うことによって、各種サービスを提供するサーバである。各種サービスは、例えばカーシェアリングサービス、認証キーサービス、トランク配送サービス、B2Cカーシェアサービス、広告配信サービスなどである。
センタサーバ5は、通信機器51及び情報処理装置52を備える。通信機器51は、情報処理装置52による制御の下、通信ネットワークNWを通じて、複数の車両のそれぞれと双方向で通信を行う通信デバイスである。情報処理装置52は、センタサーバ5における各種制御処理を実行する。情報処理装置52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置、入出力インタフェースなどを含む、サーバコンピュータで構成される。
次に図2を参照して、車載機30のECU32のハードウェア構成について説明する。図2は車載機のECUのハードウェア構成例を示す図である。ECU32は、補助記憶装置32A、メモリ装置32B、CPU32C、及びインタフェース装置32Dを備える。これらは、互いにバスライン32Eで接続される。
補助記憶装置32Aは、ECU32の処理に必要なファイルやデータなどを格納する、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどである。メモリ装置32Bは、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置32Aからプログラムを読み出して格納する。CPU32Cは、メモリ装置32Bに格納されたプログラムを実行し、プログラムに従ってECU32の各種機能を実現する。インタフェース装置32Dは、例えば、CPU32Cを、CAN38を介してDCM31に接続し、また撮像装置36、センサ35などを、CAN38を介して、DCM31に接続するインタフェースである。
次に図3を参照して車載機30のECU32の機能について説明する。図3は車載機のECUの機能の構成例を示す図である。
メモリ装置32Bは、表示装置14に表示される表示情報が記録される表示情報DB332を備える。表示情報具体例については後述する。
ECU32のCPU32Cは、車両情報送受信部321、撮像情報管理部323、表示位置決定部22、及び表示装置14の表示処理を行う表示制御部26を備える。
車両情報送受信部321は、車両情報を受信する機能と、車両情報をセンタサーバ5に送信する機能を有する。
表示位置決定部22は、表示装置14における表示情報の表示位置を決定する。表示位置決定部22の利用の場面としては、例えば表示装置14において、窓越しの風景に対応付けて表示情報を表示するため、表示情報を乗員の視線に対応付けて表示させる場合などが考えられる。以下、表示情報の表示位置の決定方法の一例を説明する。
まず、表示位置決定部22は、例えば、内部撮像装置から送信される車内画像から乗員の顔を抽出し、車内における乗員の顔の位置及び向きと、車両位置とに基づいて、表示装置14の画面を視認する乗員の位置を特定する。
次に、表示位置決定部22は、例えば、車両において、表示装置14の画面が設けられる位置を、画面位置として特定する。例えば、表示装置14の画面は、表示装置14が車両に設置されたときに、その位置が決まるため、車両に対応する車両識別情報に、表示装置14の画面位置を示す情報を紐づけておき、紐付けた情報をメモリ装置32Bなどに記録しておく。車両識別情報は、車両識別番号(Vehicle Index Number)、車両ID(Identifier)などである。表示位置決定部22は、車載機30の起動時に、メモリ装置32Bを参照することにより、車両識別情報を利用して、表示装置14の画面位置を読み出す。これにより、表示装置14の画面が、例えばフロントガラス、サイドガラスなどに設けられていることを特定できる。
なお、表示装置14の画面が設けられる位置をより細かく設定することも可能である。例えば、フロントガラスの一部領域に表示装置14が設けられる場合、フロントガラスを車内側から前方に向かって平面視した全体領域を、例えば直交座標の第1象限から第4象限のそれぞれの領域に分けて、各領域の識別情報を、車両識別情報に紐づけておき、紐付けた情報をメモリ装置32Bなどに記録しておくことでもよい。これにより、表示位置決定部22は、表示装置14が、例えば、フロントガラスの左上部寄りの領域、フロントガラスの右下部寄りの領域などに配置されていることを特定できる。
次に、表示位置決定部22は、表示画面越しの風景中での、表示情報の表示位置を特定する。具体的には、表示位置決定部22は、連続して撮像される2フレームの車外画像から建造物などを抽出し、車外画像における建造物などの2フレーム間における位置の差に基づき、ステレオカメラの原理によって外部撮像装置から建造物などまでの距離を算出する。続いて、表示位置決定部22は、外部撮像装置から建造物などまでの距離と、車両位置とに基づいて、建造物などの位置を特定する。そして、表示位置決定部22は、表示情報DB332を参照することにより、建造物などの位置が対応付けられた表示情報が、表示情報DB332に存在するか否かを判定する。当該表示情報が存在する場合、表示位置決定部22は、その建造物などの位置を、表示情報の表示位置として特定する。
なお、表示位置決定部22は、他の方法によって、表示情報の表示位置を特定するように構成してもよい。例えば、表示位置決定部22は、車両位置と外部撮像装置の撮像範囲とに基づいて、車外画像に含まれる風景の領域に対応する緯度及び経度の範囲を算出する。そして、表示位置決定部22は、算出した緯度及び経度の範囲内における、表示情報の表示位置を、表示情報DB332から検索することによって、表示情報の表示位置を特定する。
最後に、表示位置決定部22は、特定した乗員の現在位置、画面位置、表示情報の表示位置などに基づき、表示情報の表示位置を決定する。この決定方向について、具体例を説明する。例えば、表示位置決定部22は、風景中の情報対応位置と乗員位置とを結ぶ点線が、表示装置14に交わる交点を、風景中の情報対応位置に対応付けられた表示情報の表示位置の中心点として決定する。次に、表示位置決定部22は、表示装置14に対して、決定した表示位置に、表示情報を表示させることを示す表示指令を生成して、生成した表示指令を表示制御部26に入力する。このとき、表示位置決定部22は、風景中の情報対応位置と乗員位置の位置関係に応じた態様の表示情報を、表示させる。これにより、表示装置14を介して見える現実の情報対応位置に、あたかも存在しているかのような態様の表示情報を表示させることができるので、表示情報に対する乗員の没入感を高めることができる。
撮像情報管理部323は、撮像装置36から送信される撮像情報を、一定時間入力しながら、送信される撮像情報に、時刻、車両位置情報を埋め込む形で、撮像情報テーブル(撮像情報DB3292)を作成する。
次に図4を用いてセンタサーバの情報処理装置のハードウェア構成例などを説明する。図4はセンタサーバの情報処理装置のハードウェア構成例と機能の構成例を示す図である。情報処理装置52は、CPU16、及び記憶部520を備える。
CPU16は、複数の車両のそれぞれとの間での各種情報の送受信を行う通信処理部5201、情報表示物抽出部5205、車両特定部5212、指令送信部5213、マップマッチング部5214、及びプローブ情報生成部5215を備える。記憶部520は、地図情報DB520A、プローブ情報DB520B、情報表示物DB520F、車両情報DB520H、及び撮像情報DB520Jを備える。
情報表示物抽出部5205は、プローブ情報DB520Bに格納される、複数の車両のそれぞれのプローブ情報に含まれる撮像装置36の撮像情報から、既知の画像認識処理に基づき、情報表示物を抽出する。そして、情報表示物抽出部5205は、抽出した情報表示物に固有の識別情報を付した上で、識別情報に、当該情報表示物の画像、当該情報表示物の位置情報などのメタ情報を紐づけて、情報表示物DB520Fに保存する。これにより、情報表示物DB520Fには、所定の広告主の広告情報が表示される立て看板やデジタルサイネージなどの予め登録される情報表示物に関する情報の他に、情報表示物抽出部5205により抽出された情報表示物に関する情報が登録される。従って、情報表示物が充実化され、乗員の利便性が向上する。なお、メタ情報として付される情報表示物の位置情報は、抽出元である撮像情報と同じプローブ情報に含まれる車両位置情報そのものであってもよいし、撮像情報から算出される車両に対する情報表示物の相対的な位置情報を考慮した位置情報であってもよい。また、情報表示物抽出部5205は、抽出した情報表示物が、既に情報表示物DB520Fに登録される情報表示物と同じである場合、抽出した情報表示物に関する情報を情報表示物DB520Fに保存しない。また、情報表示物抽出部5205による当該処理は、通信処理部5201により複数の車両のそれぞれから逐次受信されるプローブ情報に対応し、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、ある程度溜まった未処理のプローブ情報に対して実行されてもよい。
車両特定部5212は、車両位置情報に基づき、撮像情報の収集対象の地理的な位置又はエリアを通過した車両を特定する。なお、車両の自動運転に利用される3次元の高度な動的地図情報(ダイナミックマップ)の作成には、実際に車両が走行するフィールドを撮像した最新の画像が必要になる。このダイナミックマップの作成対象となるフィールドが、撮像情報の収集対象の地理的な位置又はエリアの一例になり得る。
車両特定部5212は、例えば、複数の車両のそれぞれから送信される車両位置情報を入力したとき、収集対象の位置又はエリアに車両位置情報を照合することによって、当該位置又はエリアを通過した車両を判定する。そして、複数の車載機30のそれぞれから送信される車両情報の中から、通過を判定した車両位置情報を含む車両情報を選択し、選択した車両情報に含まれる車両識別情報を抽出する。車両識別情報を抽出した車両特定部5212は、抽出した車両識別情報を指令送信部5213に転送する。
車両特定部5212からの車両識別情報を入力した指令送信部5213は、通信ネットワークNWを介して、センタサーバ5と通信可能に接続される車両群のうち、当該車両識別情報が割り当てられた車両に対して、撮像情報要求指令を送信する。撮像情報要求指令に対して配信された撮像情報は、データ収集対象エリア情報と対応付けられて、撮像情報DB520Jとして記憶部520に記録される。
マップマッチング部5214は、地図情報DB520Aと、車両位置情報とに基づき、車両が現在位置する道路リンクを特定する。地図情報DB520Aは、GIS(Geographic Information System)データなどにより構成される。GISデータは、交差点に対応するノード、ノード間を接続する道路リンク、建物や道路などの地物に対応するライン、ポリゴンなどを含む。例えば、地図情報DB520Aに含まれる、道路網を構成する複数の道路リンクのそれぞれには、予め識別情報、すなわちリンクIDが規定されている。マップマッチング部5214は、地図情報DB520Aを参照することによって、車両が現在位置する道路リンクのリンクIDを特定する。
プローブ情報生成部5215は、所定周期ごとに、車両から送信された車両情報と、時刻情報と、マップマッチング部5214により特定された道路リンクとを含む、プローブ情報を生成する。そして、プローブ情報生成部5215は、生成したプローブ情報を、プローブ情報DB520Bに格納する。
次に図5を参照して表示装置14の構成例について説明する。図5は表示装置の断面図である。表示装置14は、例えば、車両の窓の内側又は外側に貼り付ける形で、車両に設けられる。なお、表示装置14の車両への配置方法は、これに限定されず、例えば、表示装置14を車両のフレームに固定して、表示装置14の画面を車両の窓の内側又は外側と向き合うように設けてもよい。また表示装置14は、車両の窓の中に埋め込み形で設けてもよい。また、表示装置14は、車両の窓の全体領域を覆うように設けてもよいし、車両の窓の一部領域を覆うように設けてもよい。
表示装置14は、例えば、電子透過制御フィルム14aを、2つの透明OLED14b1及び透明OLED14b2で挟み込んだ構造を有する。以下では、2つの透明OLED14b1及び透明OLED14b2を区別しない場合、「透明OLED」と称する。電子透過制御フィルム14aは、透明度を変更可能な透過型表示部の一例である。透明OLED14b1及び透明OLED14b2は、表示情報を表示可能な表示情報表示部の一例である。
電子透過制御フィルム14aは、例えば、透明度(可視光透過率)を変更することにより、車両の窓越しに見える風景の濃淡を制御したり、透明OLEDに表示される画像の濃淡を制御したりすることができる。電子透過制御フィルム14aは、電子透過制御フィルム14aの全体の透明度を均一に変更できるものでもよいし、電子透過制御フィルム14aの一部領域の透明度を変更できるものでもよい。電子透過制御フィルム14aの透明度を変更する方法としては、例えば、エレクトロクロミック方式、エレクトロクロミック方式よりも高速な調光制御が可能なガスクロミック方式などを例示できる。電子透過制御フィルム14aの一部領域の透明度を変更する場合、ローカルデミング技術や、非特許文献1に開示される技術を利用できる(非特許文献1:https://www.jst.go.jp/pr/announce/20171017-3/index.html)。
透明OLED14b1は、電子透過制御フィルム14aの第1端面側に向けられる透明ディスプレイの一例である。電子透過制御フィルム14aの第1端面側は、例えば、窓の内側である。透明OLED14b2は、電子透過制御フィルム14aの第1端面側とは反対側の第2端面側に向けられる透明ディスプレイの一例である。電子透過制御フィルム14aの第2端面側は、車両の外側である。なお、表示装置14は、透明OLEDに代えて、透明液晶ディスプレイを備えるものでもよい。
表示装置14は、2つの透明OLEDを備えることにより、窓の内側と外側で互いに異なる表示情報を表示させることができる。
例えば、自動運転中の車両内で、ゲームを楽しむ乗員がいる場合、図5の左側に示すように、電子透過制御フィルム14aの透明度を低くした状態(例えば可視光透過率が30%以下)で、透明OLED14b1に例えばゲームのプレイ中の画面を表示させ、透明OLED14b2に当該ゲームのキャラクタを拡大して表示させることができる。
また、自動運転中の車両内で、ヨガ、シャドーボクシングなどのエクササイズを楽しむ乗員がいる場合、図5の左側に示すように、電子透過制御フィルム14aの透明度を低くした状態で、透明OLED14b1にはエクササイズのインストラクションビデオ映像を表示させて、透明OLED14b2には車両内で運動中の人の動画像を表示させることができる。
また、電子透過制御フィルム14aの透明度を低くした状態で、透明OLED14b2には、地図などのナビゲーション画面を表示させて、透明OLED14b2には、広告映像などを表示させることも可能である。
また、図5の右側に示すように、電子透過制御フィルム14aの透明度を高くした状態(例えば可視光透過率が80%以上)で、フロントガラスに設けられた表示装置14の透明OLED14b1に、地図などのナビゲーション画面を表示させる。そして、当該表示装置14の透明OLED14b2に、表示情報を表示させないことで、フロントガラス越しの風景に、ナビゲーション画面を重ねて表示させることができる。
また、2つの透明OLEDには、それぞれに異なる表示情報を表示させてもよいし、互いに同一又は類似の表示情報を表示させてもよい。例えば、自動運転中の車両内で、エクササイズを楽しむ乗員がいる場合、電子透過制御フィルム14aの透明度を低くした状態で、透明OLED14b1に、インストラクションビデオ映像のみを表示させ、透明OLED14b2に、インストラクションビデオ映像と運動中の人の動画像とを2画面表示させてもよい。
表示装置14の透明度は、移動体の走行に関わる走行情報に基づき変えることができる。移動体の走行に関わる走行情報は、例えば、車両の速度(車速)情報、車両の現在位置周囲の天候情報、現在時間情報、車両状態情報、交通情報、車両走行モードを示す情報などである。また、表示装置14の透明度は、段階的に変えることも、連続的に変えることもできる。
この他にも、表示制御部26は、例えばV2X通信で配信される情報を利用して、透明度を変更させてもよい。V2X通信では、車車間通信だけでなく、車両と通信端末を有する人との通信、車両と路側機との通信などが可能である。V2X通信では、交通信号の状態を示す情報、交通規制情報、交通障害情報(路面凍結、道路冠水、道路上の落下物などに関する情報)、車両周囲に存在する移動物体の位置情報などが提供される。これらの情報を利用することで、例えば、表示装置14を搭載した車両が右折する際、当該車両の後方から当該車両に接近する自転車、バイクなどの移動体が存在するとき、表示装置14に当該移動体をリアルタイムに表示させることも可能である。また、当該移動体が車両までの距離が設定距離よりも小さくなると、表示制御部26は、サイドガラスなどに設けられる電子透過制御フィルム14aの透明度を、低い状態から高い状態に切り替えることで、運転手に当該移動体を視認させることもできる。また、表示制御部26は、車両への移動体の衝突を回避できないと判断される場合、警告を促すメッセージ情報を、表示装置14に表示してもよい。具体的には、表示制御部26は、例えば、外部撮像装置から得られる撮像情報を利用することにより、車両に接近する移動体の画像を、表示装置14にリアルタイムに表示させると共に、車両周囲に存在する移動体の位置、当該移動体の単位時間当たりの移動量などから、移動体が車両に接近する速度を推定する。そして、表示制御部26は、推定速度から、車両への移動体の衝突を回避できないと判断される場合、警告を促すメッセージ情報を、表示装置14に表示する。また、表示制御部26は、冠水情報を受信した場合、ナビゲーション装置と連携することにより、冠水場所、冠水量、冠水場所を迂回する迂回路などを割り出して、表示装置14に表示させることもできる。
以下では、車両のフロントガラスに表示装置14を設けて、キャラクタの虚像を表示する例について説明する。
図6は車両の外観図である。図7は車両に設けられるヘッドアップユニットなどの構成例を示す図である。車両100は、表示装置14及びヘッドアップユニット15を備える。ヘッドアップユニット15は、例えば、インストルメントパネルの内部に設けられ、フロントガラスFに、虚像Imを構成する光を照射し、フロントガラスFの前方に虚像Imを表示する。虚像Imは、車両100の乗員に提供されるキャラクタの画像である。キャラクタの詳細は後述する。
ヘッドアップユニット15は、放射部11及び光学系12を備える。放射部11は、光を放射するプロジェクタである。光学系12は、放射部11が放射した光を反射し、フロントガラスFに設けられる表示装置14の所定領域に向かって光を照射する部材である。光学系12は、例えば、凹面鏡、複数のレンズ、ミラーなどで構成される。放射部11から放射された光が、光学系12を介して表示装置14に照射されることにより、フロントガラスFの前方に、キャラクタの虚像Imが形成される。このとき、運転手に視認される虚像Imの一例について、図8を参照して説明する。
図8はフロントガラスに表示されるキャラクタの虚像の一例を示す図である。図8には、車両100と、先行車両100Aと、先行車両100Aの近くに表示されるキャラクタ101とが示される。
先行車両100Aは、車両100の周囲のオブジェクトの一例である。なお、車両100の周囲のオブジェクトは、車両に限定されず、車両以外の移動体でもよい。
キャラクタ101は、仮想的なオブジェクトの像(虚像)の一例である。仮想的なオブジェクトは、仮想空間において人、動物、ロボットなどを象徴するキャラクタであり、例えば、人に関連付けられたアバターでもよいし、猫、犬、熊などの動物に関連付けられたアバターでもよい。アバターは、例えば、乗員の分身を表すキャラクタ、企業、店舗などに属する人の分身のキャラクタ、動物の分身のキャラクタなどである。なお、仮想的なオブジェクトには、拡張現実のオブジェクト(ARオブジェクト)、仮想現実のオブジェクト(VRオブジェクト)、代替現実(SRオブジェクト)、混合現実のオブジェクト(MRオブジェクト)などが含まれる。AR(Augmented Reality)は、現実空間の物体などに情報を重ねることで新たな認識を与える技術である。VR(Virtual Reality)は、仮想空間上にリアリティ(実在感)を構築する技術である。SR(Substitutional Reality)は、過去を記録した情報と現在得られる情報とシームレスに置換する技術である。MR(Mixed Reality)は、現実空間と仮想空間を混合した上でリアリティーを構築する技術である。ARオブジェクトは、特定の物体についての空間情報をもとにしてレンダリングにより作成された画像が、風景の画像にフェードインされ、ないしは、風景の画像に重ね合わされる物体である。VRオブジェクトは、仮想化した物体であり、例えば高精細3D地図に基づき作成されるコンピュータグラフィクス画像や、走行時に撮影された動画に対して埋め込まれたオブジェクト画像などである。
また、キャラクタ101は、例えば、コンテンツ制作会社、個人、広告主などが作成したものでもよいし、既存のキャラクタ101をカスタマイズしたものでもよい。例えば、スマートフォンにインストールされた専用のアプリケーションを利用することで、キャラクタ101の表示態様を設定することができる。例えば、キャラクタ101のデザイン、キャラクタ101の表示位置、キャラクタ101に表示される言語、キャラクタ101の動き、キャラクタ101の移動方向などを、自由に設定することができる。設定されたキャラクタ101は、例えばセンタサーバ5上の地図情報(ダイナミックマップ、3D高精細マップなど)において、建物、風景などの位置に対応付けて登録される。そして、この地図情報を車両100にダウンロードして、表示制御部26が、地図情報の位置と、車両100の現在位置とを比較して、地図情報内での特定の建物から一定範囲内に車両100が進入したとき、設定に従って表示装置14に表示させることができる。キャラクタ101を自由にカスタマイズすることで、ユニークなキャラクタ101を窓越しの風景に登場させることができ、ヒートスポットを創造することもできる。
なお、キャラクタ101に関する情報は、センタサーバ5から車両100に対してリアルタイムに配信されてもよいし、乗員が携帯端末などを操作することで配信される要求を受信したセンタサーバ5がこの要求に応じて配信されてもよい。
表示装置14による表示動作を説明する。例えば飲食店などの建物102から一定距離離れた領域に車両100が進入したとき、図8の上側に示すように、飲食店の店長、従業員などに関連するキャラクタ101が建物102から飛び出して、車両100が走行中の道路脇に静止したとする。この後、車両100が先行車両100Aに近づくことにより、図8の下側に示すように、先行車両100Aと車両100との車間が詰まると、先行車両100Aの実際の位置に対して、乗員から見たキャラクタ101の虚像の結像位置が一致し得る。これにより、キャラクタ101の虚像を視認する乗員が違和感を覚える。
そこで、表示制御部26は、先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重ならないように、キャラクタ101の表示態様を変更する。キャラクタ101の表示態様を変更するとは、先行車両100Aの実際の位置に対して、乗員から見たキャラクタ101の虚像の結像位置をずらすこと、などである。またキャラクタ101の表示態様を変更するとは、先行車両100Aの実際の位置に対して、乗員から見たキャラクタ101の虚像の結像位置が一致するときに、キャラクタ101の虚像の一部を非表示にすること、などである。キャラクタ101の表示態様を変更する例について、具体的に説明する。
例えば、表示制御部26は、先行車両100Aから車両情報を取得し、車両情報に基づき先行車両100Aの車両位置を検出する。なお、先行車両100Aの車両位置の検出方法はこれに限定されず、例えば撮像手段を利用して、障害物検知手段(カメラ、3D-LiDAR、ミリ波センサなど)を利用して、車両周囲のオブジェクトの位置を検出してもよい。次に、表示制御部26は、先行車両100Aの履歴車両位置に基づき、先行車両100Aの移動進路を推定し、推定した移動進路、移動速度などを用いて、先行車両100Aの将来の動きを予測する。
そして、表示制御部26は、予測した移動進路に沿って先行車両100Aが進行することにより、先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なるか否かを判断する。表示制御部26は、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重ならない場合、キャラクタ101の虚像の結像位置を変更しない。また表示制御部26は、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、キャラクタ101の虚像の結像位置をずらし、又は、キャラクタ101の虚像の一部を非表示にする。
キャラクタ101の虚像の結像位置をずらし、又は、キャラクタ101の虚像の一部を非表示にする動作は、例えば、ヘッドアップユニット15の光学系を制御することにより実施される。
キャラクタ101の虚像の結像位置をずらすことは、光路長の制御、光路方向の制御などにより実現できる。これらの制御により、キャラクタ101を遠視点表示から近視点表示に切り替えることができ、又は、キャラクタ101を近視点表示から遠視点表示に切り替えることができる。例えば、表示制御部26は、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置が、キャラクタ101の虚像の結像位置から一定範囲内に進入したことを検出したとき、ヘッドアップユニット15に対して、光学系12の動作を制御する指令を出力する。これにより、先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置がずれるため、キャラクタ101の虚像に対する違和感を軽減できる。
キャラクタ101の虚像の一部を非表示にする場合、例えば、複数の発光素子を備えるヘッドアップユニット15により実現する。複数の発光素子は、表示装置14の表示部の全領域を仮想的に複数の領域に分割した分割領域のそれぞれを照明するように配置される。このように構成されるヘッドアップユニット15に対して、例えば表示制御部26は、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、分割領域のそれぞれに対応するキャラクタ101の画像データを参照して、重なる領域に対応する発光素子の発光強度を個別に決定及び制御する。表示制御部26からの制御指令を受信したヘッドアップユニット15は、各発光素子のうち、キャラクタ101の画像データに基づく虚像の全部又は一部が、非表示となる分割領域に対応する発光素子を、消灯する。これにより、キャラクタ101の虚像を映し出す光の一部が先行車両100Aに交わらなくなるため、キャラクタ101の虚像に対する違和感を軽減できる。
なお、キャラクタ101を表示させる場合、乗員の注視点付近にキャラクタ101を表示させることが望ましい。注視点は、人の視線の集まる位置を表す。これにより、運転者は視線移動の負荷を軽減できる。
またこれらの制御は、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる直前に実施することが好ましい。これにより、推定した移動進路を進行する先行車両100Aの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なった時点から、キャラクタ101の虚像の結像位置をずらし、又はキャラクタ101の虚像の一部を非表示にする場合に比べて、キャラクタ101の虚像に対する違和感をより一層軽減できる。
なお、キャラクタ101の表示態様は、以下のような方法で変更してもよい。例えば、表示制御部26は、自車両の進行方向の前方に存在する障害物を検出し、検出した障害物が所定時間以内に、キャラクタ101と重なる可能性があるか否かを判定する。障害物がキャラクタ101に重なる可能性があると判定したとき、表示制御部26は、先行車両100Aから得られる車両情報に基づき、先行車両100Aがキャラクタ101を避けるような操作が行われていないと推定し、障害物とのキャラクタ101の重なりの回避に有利な回避方向を決定する。さらに、表示制御部26は、有利な回避方向へキャラクタ101を誘導するための誘導量を算出し、回避方向と誘導量とに従って、キャラクタ101を移動させる。なお、表示制御部26は、誘導量の算出に当たり、例えば、撮像手段、ダイナミックマップなどを利用することで、車両の走行車線幅を検出して、走行車線幅が先行車両100Aの移動しうる最大移動量であると判定することで、先行車両100Aの最大移動量を加味してキャラクタの誘導量を算出してもよい。
また、表示制御部26は、例えば、予め設定されるキャラクタ101の移動可能範囲を考慮して、移動可能範囲内でキャラクタ101を移動させたとしても、キャラクタ101が表示される位置(結像位置)と運転手との間に、先行車両100Aが重なる場合、車両100の移動許容範囲内で、車両100の移動許容量を表示装置14に表示させてもよい。例えば、車両100を左側に移動許容量分(例えば30cmなど)移動させることで、キャラクタ101が先行車両100Aに重ならずに視認できる場合、表示制御部26は、移動許容量を、文字情報、音声案内などにより案内する。
また、表示制御部26は、キャラクタ101の位置を変更する場合、キャラクタ101が先行車両100Aの天井に乗るようにキャラクタ101を移動させてもよいし、キャラクタ101を、先行車両100Aと車両100との間の空間に移動させてもよい。また、表示制御部26は、キャラクタ101が建物102の中に戻るようにしてもよい。
また、表示制御部26は、キャラクタ101の虚像をタッチ操作することにより、そのキャラクタ101に紐付く会社、店舗などから発行されるクーポンコードを表示装置14に表示させてもよい。また表示制御部26は、クーポンコード以外にも、例えば店舗の口コミ評価の内容をキャラクタ101に紐付けて吹き出し表示させてもよい。
このようにキャラクタ101の表示態様を変化させることで、窓越しの風景に対する乗員の興味が大きく向上する。また、お店、企業などのPRにも大きく寄与するため、物理的なキャラクタ101の像などを設置しなくても、例えばタクシー、バスなどの旅客に対して、自社製品の宣伝などができる。また、特定の期間(オリンピック開催期間など)にだけ、特別なキャラクタ101を利用してPR活動を行いたいというニーズに対しても、特別なキャラクタ101の虚像を登場させることができるため、効率的に購買力、集客力などを高めることができる。また、特別なキャラクタ101を表示させることで、例えば、見物客を集めて、地域を盛り上げようとする町おこし(地域活性化)に寄与する。
また、キャラクタ101の表示態様、移動体の走行に関わる走行情報に基づき変更することも可能である。移動体の走行に関わる走行情報は、例えば、現在時間情報(時刻)、車両の速度(車速)、車両の現在位置周囲の天候、車両状態情報、交通情報、車両走行モードを示す情報などである。以下に、キャラクタ101の表示態様を、移動体の走行に関わる走行情報に基づき変更する具体例を説明する。
時刻に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、例えば、早朝、深夜などのそれぞれの時間帯と、これらの時間帯毎に異なる種類のキャラクタ101とを対応付けたテーブル情報を利用することで、時刻に応じて、キャラクタ101の形、色などを変更することができる。当該テーブル情報は、メモリ装置32Bに予め記録されたものでもよいし、センタサーバ5から配信されるものでもよい。キャラクタ101の形、色などを変更する場合、例えば既存のキャラクタ101を、新たなキャラクタ101に置き換えることで実現してもよいし、既存のキャラクタ101をカスタマイズすることで実現してもよい。例えば、GPSなどから現在時間情報を入力した表示制御部26は、当該テーブル情報を参照し、早朝では、人型のキャラクタ101の色を白に設定し、深夜では、人型のキャラクタ101の色を黄色に設定する。また、早朝では、人型のキャラクタ101をニワトリに置き換え、深夜では、人型のキャラクタ101をフクロウに置き換えてもよい。また、時間帯に応じて、キャラクタ101に付加される吹き出しの文字メッセージの内容を変更してもよい。例えば、6時から8時までは、キャラクタ101の吹き出しメッセージに、朝食の割引に関する告知メッセージを表示させて、17時から20時までは、キャラクタ101の吹き出しメッセージに、期間限定の夕食に関する告知メッセージを表示させてもよい。
車速に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、表示制御部26は、例えば、車速と、複数のエリア別のキャラクタ101とを対応付けたテーブル情報を用いる。当該テーブル情報は、メモリ装置32Bに予め記録されたものでもよいし、センタサーバ5から配信されるものでもよい。車速情報を入力した表示制御部26は、当該テーブル情報を参照し、例えば、第1速度領域では、車両の周囲エリア(例えば車両から数十mまでのエリア)に設けられる建物に紐付くキャラクタ101を表示させる。第2速度領域では、表示制御部26は、車両から比較的離れたエリア(例えば車両から数十m以上離れたエリア)に設けられる建物に紐付くキャラクタ101を表示させる。これにより、車両が低速で走行している場合には、車両近くのキャラクタ101を乗員に見せることができる。車両が高速で走行している場合には、車両近くのキャラクタ101は、短時間で窓を通過してしまうため、乗員に見せることが難しいが、車両から比較的離れたエリアのキャラクタ101を乗員に見せることができる。
また、フロントガラスなどにキャラクタ101を表示させる場合、例えば、停止中は、キャラクタ101を表示させるが、サイドブレーキなどの制動装置の解除をトリガとし、運転に注意が必要な部分のキャラクタ101から順に、車速、加速度などの増大に伴い、キャラクタ101が徐々に非表示になるようにしてもよい。これにより、町中を走行中の車両周囲の障害物などを見落とすことによる事故の発生を抑制しながら、建物などに紐付けられたキャラクタ101を運転手などに提供できる。
また、フロントガラスなどにキャラクタ101を表示させる場合、自動運転モードで、車両がバイパス道路、高速道路などを第2速度領域で走行しているときには、障害物などを避ける場面が少ないため、車両から比較的離れた位置に存在する建物などに紐付けられたキャラクタ101を表示させ、車速が第2速度領域から第1速度領域に低下したとき、当該キャラクタ101を非表示にさせてもよい。これにより、運転手にキャラクタ101を見せながら、渋滞や、高速道路のインターチェンジなどで、車速が低くなる場面でも、走行中の車両周囲の障害物などを見落とすことによる事故の発生を抑制できる。また、表示制御部26は、自動運転モードで車両が走行している場合、運転に支障をきたすことはないので、フロントガラスなどにキャラクタ101を表示するが、速度によって、キャラクタ101の遠視点距離を変更するようにしてもよい。例えば表示制御部26は、車速が所定の速度よりも低いときのキャラクタ101の遠視点距離を、車速が所定の速度よりも高いときのキャラクタ101の遠視点距離よりも短くする。また、表示制御部26は、車速が低下するに従って、キャラクタ101の遠視点距離を段階的に又は連続的に短くするように構成してもよい。また、表示制御部26は、車速が上昇するに従って、キャラクタ101の遠視点距離を段階的に又は連続的に長くするように構成してもよい。また、車両の走行中や発進時に、センサなどが故障したことによって、自動運転ができない場合、表示制御部26は、警報を表す画像、音声などで乗員に対して通知を行った上で、キャラクタ101を消滅させて、その後に車両状態に関する情報を表示することにより、車両状態に関して詳細案内をするようにしても良い。
天候に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、表示制御部26は、例えば、インターネットで配信される天気情報、ワイパーの動作状態情報、デフォッガの動作状態情報などを利用して、キャラクタ101を変更することができる。例えば、天候によって人の趣向が変化することに連動させて、キャラクタ101を変更させることが考えられる。例えば、晴天時は、飲食店の周囲に、ご飯類のメニューに対応するキャラクタ101を設定し、雨天時は、飲食店の周囲に、麺類のメニューに対応するキャラクタ101を設定することができる。これにより、建物に物理的な広告を設置することなく、効率的に集客力、購買力などを高めることができる。また、車両の乗員にとっては、雨天時や曇天時におけるドライブや観光の楽しみが増えるという効果も得られる。
車両状態情報に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、例えば、車両状態情報の種別毎にテーブル情報を複数用意し、それぞれのテーブル情報に、例えばアクセル開度、ブレーキの踏み込み量、ハンドルの操舵量などに対するキャラクタ101が対応付けられている。当該テーブル情報は、メモリ装置32Bに予め記録されたものでもよいし、センタサーバ5から配信されるものでもよい。
例えば、車両が高速道路を一定速度で走行するため、アクセル開度が小さい場合、運転手が比較的リラックスして運転していると考えられる。この場合、表示制御部26は、図8に示すようなキャラクタ101を表示させる。ブレーキの踏み込み量が少ない場合、一定時間中のハンドルの操舵回数が少ない場合、又は、一定時間中のハンドルの操舵量が小さい場合も同様である。
一方、山道のようにカーブが連続する急勾配の上り坂などを車両が走行するため、アクセル開度が大きい場合、運転手の緊張感が高まり、運転後の疲労感が増すと考えられる。この場合、表示制御部26は、運転をアシストするキャラクタ101を表示装置14に表示させる。運転をアシストするキャラクタ101は、飲料水の割引クーポンコードに関するガイダンスが付加されたキャラクタ101などである。なお、これらのキャラクタ101の表示態様は、運転積算時間、アクセル開度、ハンドルの操舵回数などに応じて、リアルタイムに変化させてもよい。
交通情報に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、例えば、高速道路を走行時に配信される交通情報により、車両の通行予定の道路で数分程度の渋滞が発生している場合、車速が短時間低下することが考えられる。この場合、表示制御部26は、図8に示すようなキャラクタ101を表示させる。一方、数十分以上の渋滞が発生している場合、比較的長い時間で低速での運転が強いられることが考えられる。この場合、表示制御部26は、乗員の興味を引くキャラクタ101、例えば、パーキングエリアの入り口の手前に、店舗に紐付けられたキャラクタ101を表示させ、テレビで特集されたメニューに関するガイダンスをキャラクタ101に併せて表示させる。
車両走行モードを示す情報に基づきキャラクタ101の表示態様を変更する場合、表示制御部26は、例えば、手動運転モードか自動運転モード(運転支援モード、半自動運転モードなどを含む)かによって、キャラクタ101を変更させてもよい。例えば、表示制御部26は、手動運転モードの場合、静止画像のキャラクタ101を表示させ、自動運転モードの場合には、動画像のキャラクタ101を表示させる。
また表示制御部26は、例えば、キャラクタ101を、乗員の属性に応じて変更してもよい。例えば、地図情報において、特定の地点に、子供に人気のアニメキャラクタの画像が埋め込まれている場合、表示制御部26は、撮像情報を用いて、車両内の乗員の顔を認識し、さらに子供であるか否かを判定する。そして、子供である場合、表示制御部26は、地図上のアニメキャラクタの画像が存在する地点に車両が近づいたとき、そのアニメキャラクタの画像を表示装置14に表示させる。
また、子供に見せたくないキャラクタ101、例えば酒屋の販促キャラクタ101などを、非表示にさせ、又は子供が好きなキャラクタ101などに置き換えてもよい。具体的には、例えば、センタサーバ5において、子供への閲覧を禁止することが望ましい広告、看板、標語などの情報と、子供の年齢、性別、国籍などの情報を対応付けて登録しておく。そして、これらの対応付けがなされたテーブル情報などを、地図上の座標と紐付けおくことで、それらに紐付くキャラクタ101が存在する地点に近づいた車両に乗る人の中に、登録された条件に対応する子供が存在する場合、表示制御部26は、キャラクタ101で非表示にする。また表示制御部26は、表示位置決定部22と連携することにより、対象となる子供の視線位置を解析することで、視線の先の地点に、子供に見せたくないキャラクタ101が紐付けられている場合、このキャラクタ101の代わりに、アニメキャラクタなどを表示させてもよい。
なお表示制御部26は、ECU32に組み込まれてもよいし、表示装置14に組み込まれてもよい。
なお、キャラクタ101の虚像が表示される場所は、フロントガラスに限定されず、車両のサイドガラス、リアガラスなどでもよい。また、ヘッドアップユニット15が設置される場所は、車両のインストルメントパネルの内部に限定されず、車両の天井の内部などでもよい。
図9は表示システムの表示方法を説明するためのフローチャートである。表示システム1では、まずキャラクタの登録が行われる(ステップS1)。具体的には、スマートフォン、携帯端末などにインストールされた専用アプリケーションを利用することで、キャラクタの表示態様を設定することができる。キャラクタは、例えばセンタサーバ5上の地図情報において、建物、風景などの位置に対応付けて登録される。
次に、この地図情報をダウンロードした表示制御部26は、地図情報の位置と、車両の現在位置とを比較する(ステップS2)。地図上の特定の建物から一定範囲内に車両が進入していないとき(ステップS3,No)、表示制御部26は、ステップS2以降の処理を繰り返す。地図上の特定の建物から一定範囲内に車両が進入したとき(ステップS3,Yes)、表示制御部26は表示装置14にキャラクタ101を表示させる(ステップS4)。
表示制御部26は、周囲のオブジェクトの移動進路を推定し(ステップS5)、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なるか否かを判断する(ステップS6)。表示制御部26は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重ならない場合(ステップS6,No)、虚像の結像位置を変更せず、ステップS4以降の処理を繰り返す。表示制御部26は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合(ステップS6,Yes)、キャラクタ101の表示態様を変更する(ステップS7)。その後、ステップS2以降の処理が繰り返される。
なお、本実施の形態に係る表示装置14は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、キャラクタ101の位置を、オブジェクトの移動方向に移動させるように構成してもよい。これにより、例えば、オブジェクトの一例である歩行者が、キャラクタ101の右側から左側に向かって通過しようとする場合に、この歩行者の進行方向に、キャラクタ101を移動させることができる。その結果、キャラクタ101と歩行者との関連性を示しつつ、キャラクタ101と歩行者との重なりを抑制でき、乗員に対して、歩行者との重なりを抑制した状態でキャラクタ101を長く見せることができる。
また、本実施の形態に係る表示装置14は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、キャラクタ101の位置を、オブジェクトの移動方向以外の方向に移動させるように構成してもよい。これにより、例えば、オブジェクトの一例である車両が、キャラクタ101に向かってゆっくりと進行している場合に、当該車両とキャラクタ101の虚像とが重なる時間を短縮でき、重なりによるキャラクタ101の虚像に対する違和感を軽減できる。
また、本実施の形態に係る表示装置14は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、キャラクタ101の位置を、オブジェクトの奥側に移動させるように構成してもよい。このように構成した場合、オブジェクトの奥側にキャラクタ101の全部又は一部が隠れる形となるが、この場合でも、キャラクタ101の虚像を映し出す光の全部又は一部がオブジェクトに交わらなくなるため、キャラクタ101の虚像に対する違和感を軽減できる。
また、本実施の形態に係る表示装置14は、推定した移動進路を進行するオブジェクトの実際の位置に対して、キャラクタ101の虚像の結像位置が重なる場合、キャラクタ101の位置を、オブジェクトの手前側に移動させるように構成してもよい。このように構成した場合、オブジェクトの手前側にキャラクタ101が鮮明に映し出されるため、乗客のキャラクタ101に帯する没入感を高めることができる。
なお、表示装置14は、上記の構成例に限定されず、透明液晶ディスプレイ、或いは、透明有機ELディスプレイ、プロジェクタ映像を結像する透明スクリーンフィルムなどに、光透過率が電子的に変化する調光フィルムなどが、積層して張り合わせられた構造のものでもよい。
本実施の形態に係る表示装置は、移動体に設けられる表示部と、移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めておき、車両情報に基づき、虚像と窓との間、又は虚像と乗客の注視点との間に、虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測して、虚像の出現位置を変更する表示制御部と、を備える。また本実施の形態に係る表示方法は、移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めるステップと、車両情報に基づき、虚像と窓との間、又は虚像と乗客の注視点との間に、虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測するステップと、虚像の出現位置を変更するステップとを含む。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
以上、本開示の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示の一実施例は、表示装置及び車両に好適である。
1 表示システム
3 移動体
5 センタサーバ
14 表示装置
15 ヘッドアップユニット
26 表示制御部
36 撮像装置
11 放射部
12 光学系
14a 電子透過制御フィルム
22 表示位置決定部
30 車載機
32A 補助記憶装置
32D インタフェース装置
32E バスライン
33 GPSモジュール
34 ACCスイッチ
35 センサ
51 通信機器
52 情報処理装置
100 車両
100A 先行車両
101 キャラクタ
102 建物
321 車両情報送受信部
323 撮像情報管理部
520 記憶部
5201 通信処理部
5205 情報表示物抽出部
5212 車両特定部
5213 指令送信部
5214 マップマッチング部
5215 プローブ情報生成部

Claims (10)

  1. 移動体に設けられる表示部と、
    前記移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めておき、車両情報に基づき、前記虚像と前記窓との間、又は前記虚像と乗客の注視点との間に、前記虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測して、前記虚像の出現位置を変更する表示制御部と、
    を備える表示装置。
  2. 前記キャラクタは、人に関連付けられたアバター、又は動物に関連付けられたアバターである請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記キャラクタが前記オブジェクトと重ならないように、前記キャラクタの全部又は一部を非表示にする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記キャラクタが前記オブジェクトと重ならないように、前記キャラクタの位置を移動する請求項1又は2に記載の表示装置。
  5. 前記キャラクタの位置を、前記オブジェクトの移動方向に移動する請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記キャラクタの位置を、前記オブジェクトの移動方向以外の方向に移動する請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記キャラクタの位置を、前記オブジェクトの奥側に移動する請求項4に記載の表示装置。
  8. 前記キャラクタの位置を、前記オブジェクトの手前側に移動する請求項4に記載の表示装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の表示装置を備えた車両。
  10. 移動体の窓越しの景色にキャラクタの虚像の出現位置を決めるステップと、
    車両情報に基づき、前記虚像と前記窓との間、又は前記虚像と乗客の注視点との間に、前記虚像の障害物となるオブジェクトが進入することを予測するステップと、
    前記虚像の出現位置を変更するステップと、
    を含む表示方法。
JP2020050776A 2020-03-23 2020-03-23 表示装置、表示方法、及び車両 Pending JP2021149752A (ja)

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