JP2021148361A - 電子機器、スマートフォン、及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】空調装置の温度を適切に調節し得る電子機器、スマートフォン、及びシステムを提供する。【解決手段】電子機器は、通信部と、制御部と、を備える。通信部は、人体の血流を非侵襲的に検出する血流センサ、及び、少なくとも空気の温度を調整可能な空調装置と通信する。制御部は、血流センサによる検出結果を通信部が受信すると、検出結果に基づいて空調装置を制御する制御信号を通信部が送信するように制御する。【選択図】図1

Description

本開示は、電子機器、スマートフォン、及びシステムに関する。
エアコンディショナを例えば室内で動作させる際、室内にいる者にとって快適な環境が実現されるように、適切な温度の設定が望まれる。例えば特許文献1は、室内にいる者の個体差を考慮して最適な空調を行うことができる空調制御システムを提案している。
特開2014−129964号公報
空調装置の温度を適切に調節することができれば、当該空調装置が設置された空間の快適さを向上させるのに有益である。
本開示の目的は、空調装置の温度を適切に調節し得る電子機器、スマートフォン、及びシステムを提供することにある。
一実施形態に係る電子機器は、通信部と、制御部と、を備える。
前記通信部は、人体の血流を非侵襲的に検出する血流センサ、及び、少なくとも空気の温度を調整可能な空調装置と通信する。
前記制御部は、前記血流センサによる検出結果を前記通信部が受信すると、当該検出結果に基づいて前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する。
一実施形態に係るスマートフォンは、上述のような一実施形態に係る電子機器の機能を含む。
一実施形態に係るシステムは、血流センサと、空調装置と、電子機器と、を含む。
前記血流センサは、人体の血流を非侵襲的に検出する。
前記空調装置は、少なくとも空気の温度を調整可能に構成される。
前記電子機器は、前記血流センサ及び前記空調装置と通信する。
前記電子機器は、前記血流センサによる検出結果を受信すると、当該検出結果に基づいて前記空調装置を制御する制御信号を当該空調装置に送信する。
一実施形態によれば、空調装置の温度を適切に調節し得る電子機器、スマートフォン、及びシステムを提供することができる。
一実施形態に係る電子機器を含むシステムを構成する各機器の概略構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る電子機器と通信するウェアラブルデバイスがユーザに装着された状態を示す図である。 一実施形態に係る電子機器と通信するウェアラブルデバイスがユーザに装着された状態を示す図である。 一実施形態に係る電子機器と通信するウェアラブルデバイスがユーザに装着された状態を示す図である。 一実施形態に係る電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る電子機器と通信するウェアラブルデバイスの概略構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る電子機器を含むシステムを構成する各機器の概略構成を示すブロック図である。
本開示において、「電子機器」とは、電力により駆動する機器としてよい。また、本開示において、「ユーザ」とは、一実施形態に係る電子機器、ウェアラブルデバイス、空調装置、及び/又は、スマートリモコンを使用する者(人間又は動物)としてよい。
以下、一実施形態に係る電子機器を含むシステムについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器を含むシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、一実施形態に係るシステム1は、電子機器10と、ウェアラブルデバイス20と、空調装置30と、を含んで構成されてよい。一実施形態に係るシステム1は、例えば温度制御システムとしての機能を含むものとしてよい。一実施形態に係るシステム1において、電子機器10は、ウェアラブルデバイス20及び空調装置30と、有線又は無線で接続可能に構成されてよい。なお、空調装置30とは、例えば、エアコンディショナ、オイルヒータ、電気ヒータ、床暖房、又は扇風機を含む。本明細書において、以下、空調装置30がエアコンディショナである場合について記載する。
まず、図1に示す電子機器10について説明する。図1に示す電子機器10は、システム1に適合させた専用端末としてもよいし、例えば従来のスマートフォン若しくは携帯電話又はタブレット端末などとしてもよい。例えば従来のスマートフォン若しくは携帯電話又はタブレット端末などを電子機器10として使用する場合、例えばシステム1において使用されるアプリケーションを電子機器10にインストールしてもよい。また、電子機器10は、インターネットブラウザ上で実現されてもよい。この場合、電子機器10は、スマートフォン若しくは携帯電話又はタブレット端末などに限定されず、ノートPC又はデスクトップPCなどとしてもよい。以下、例として、一実施形態に係る電子機器10がスマートフォンである場合について説明する。すなわち、一実施形態に係る電子機器10は、当該電子機器10の機能を含むスマートフォンとして構成されてもよい。
図1に示すように、一実施形態に係る電子機器10は、通信部12と、制御部14とを備えている。また、一実施形態に係る電子機器10は、記憶部16を備えてもよい。
通信部12は、無線通信をはじめとする各種の機能を実現することができる。通信部12は、例えばLTE(Long Term Evolution)、4G、又は5G等の種々の通信方式による通信を実現してよい。通信部12は、例えばITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)において通信方式が標準化されたモデムを含んでよい。また、通信部12は、例えばWi−Fi、Bluetooth(登録商標)、又は赤外線等の種々の方式による無線通信を実現してもよい。通信部12は、例えばBluetooth(登録商標)通信によって、ウェアラブルデバイス20と無線通信してよい。通信部12は、例えば赤外線通信によって、エアコンディショナ30と無線通信してよい。また、通信部12は、例えばアンテナを介して、ウェアラブルデバイス20及びエアコンディショナ30の少なくとも一方と無線通信してもよい。通信部12は、ウェアラブルデバイス20の通信部22、及び、エアコンディショナ30の通信部32の少なくとも一方と無線通信してよい。通信部12は、ウェアラブルデバイス20の通信部22及びエアコンディショナ30の通信部32の少なくとも一方と任意の方式による通信を行ってよい。通信部12が受信する情報は、例えば制御部14及び/又は記憶部16に供給されてよい。また、通信部12から送信される情報は、例えば制御部14及び/又は記憶部16から供給されてよい。また、通信部12は、例えばアンテナを介して、例えば外部サーバ又はクラウドサーバのような外部機器の通信部と、ネットワークを介して無線通信してもよい。一実施形態において、通信部12は、例えば外部サーバ又はクラウドサーバなどの外部のデータベースから、各種の情報を受信してもよい。
制御部14は、電子機器10を制御及び/又は管理するための種々の機能を実行する。制御部14は、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、例えばCPU(Central Processing Unit)のような、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。制御部14は、まとめて1つのプロセッサで実現してもよいし、いくつかのプロセッサで実現してもよいし、それぞれ個別のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。一実施形態において、制御部14は、例えばCPU及び当該CPUで実行されるプログラムとして構成してよい。制御部14において実行されるプログラム、及び、制御部14において実行された処理の結果などは、記憶部16に記憶してよい。一実施形態に係る電子機器10の制御部14の動作については、さらに後述する。
記憶部16は、制御部14及び通信部12などから取得した各種情報を記憶する。一実施形態において、記憶部16は、ユーザなどによって入力された情報を記憶してもよい。また、記憶部16は、制御部14によって実行されるプログラム等を記憶する。記憶部16は、制御部14によって実行されるプログラムとして、各種のアプリケーションソフトウェアなどを記憶してもよい。その他、記憶部16は、例えば制御部14による演算結果などの各種データも記憶する。さらに、記憶部16は、制御部14が動作する際のワークメモリ等も含むものとしてもよい。記憶部16は、例えば半導体メモリ又は磁気ディスク等により構成することができるが、これらに限定されず、任意の記憶装置とすることができる。例えば、記憶部16は、一実施形態に係る電子機器10に挿入されたメモリカードのような記憶媒体としてもよい。また、記憶部16は、制御部14として用いられるCPUの内部メモリであってもよい。
一実施形態に係る電子機器10は、ウェアラブルデバイス20から送信される信号を受信することができる。ウェアラブルデバイス20から送信される信号は、後述の血流センサ24によって検出された信号としてよい。また、電子機器10は、エアコンディショナ30を制御する信号を生成することができる。さらに、電子機器10は、生成された信号を、エアコンディショナ30に送信することができる。このように、一実施形態に係る電子機器10において、通信部12は、血流センサ24及びエアコンディショナ30と通信することができる。したがって、電子機器10は、血流センサ24及びエアコンディショナ30と通信するように構成される。
次に、図1に示すウェアラブルデバイス20について説明する。図1に示すウェアラブルデバイス20は、システム1のエアコンディショナ30が設置された部屋などに存在するユーザなどが身に着ける(着用する)ものとしてよい。ウェアラブルデバイス20も、電子機器10と同様に、電力により駆動する機器としてよい。一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、各種の形態で実現することができる。ウェアラブルデバイス20の具体的な例については、さらに後述する。
図1に示すように、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、通信部22と、血流センサ24とを備えてよい。
通信部22は、無線通信をはじめとする各種の機能を実現するものとしてよい。通信部22は、血流センサ24によって取得(又は検出)された情報に基づく信号を、電子機器10に送信してよい。また、通信部22は、電子機器10から、各種の情報を受信してもよい。通信部22は、電子機器10の通信部12と無線通信することにより、信号の送信及び受信の少なくとも一方を行ってよい。通信部22は、例えば、電子機器10の通信部12と同様又は類似の構成としてもよい。通信部22は、電子機器10の通信部12と任意の方式による通信を行ってよい。例えば、通信部22は、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、及び赤外線等の種々の方式の少なくともいずれかによる無線通信を実現してもよい。一実施形態に係るウェアラブルデバイス20の通信部22は、例えばウェアラブルデバイスに内蔵されるものとして、比較的小型化されていてもよい。
血流センサ24は、ユーザの生体に関する信号(生体情報)を検出又は取得する。一実施形態において、血流センサ24は、例えばレーザセンサとすることができる。この場合、一実施形態に係る血流センサ24は、発光部及び受光部を備えてよい。一実施形態において、血流センサ24は、例えばレーザドップラ流速計としてもよい。一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、レーザドップラ流速計とし得る血流センサ24を備えることにより、例えばユーザがウェアラブルデバイス20を着用する部位における血流量などを測定することができる。血流センサ24は、ユーザの血流又は血流量などを非侵襲的に検出するように構成されてよい。レーザドップラ流速計そのものは既知であるため、より詳細な説明は省略する。一方、他の実施形態において、血流センサ24は、レーザセンサに限定されるものではなく、例えばLEDセンサなどとしてもよい。以下、例として、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20の血流センサ24が例えばレーザドップラ血流計のようなレーザドップラ流速計である場合について説明する。
一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、当該ウェアラブルデバイス20を着用するユーザの血流のような生体情報を取得(又は検出)することができる。また、ウェアラブルデバイス20は、取得した生体情報に基づく信号を、電子機器10に送信することができる。この場合、ウェアラブルデバイス20の通信部22は、電子機器10の通信部12と通信してよい。
上述のように、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、各種の態様で実現することができる。以下、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20のいくつかの実施例について説明する。
図2は、ウェアラブルデバイス20の一実施例を示す図である。図2に示すように、ウェアラブルデバイス20Aは、通信部22Aと、血流センサ24Aとを備えてよい。
図2に示すように、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの耳に装着されるイヤフォン又は耳栓のような形状のデバイスとしてよい。図2は、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Aがユーザの耳に装着された状態を示す図である。すなわち、図2は、ユーザがウェアラブルデバイス20Aを自らの耳に装着又は挿入した状態を示す図である。
図2に示すように、イヤフォン又は耳栓タイプのウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの耳に装着又は挿入して使用可能なように構成されてよい。この場合、ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの耳に入る音を低減する耳栓のような機能を備えてもよい。また、ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの耳に入る音を再生するイヤフォンのような機能を備えてもよい。
ウェアラブルデバイス20Aがユーザの耳に装着又は挿入された状態で、血流センサ24Aは、ユーザの耳においてユーザの生体に関する信号を検出してよい。血流センサ24Aによって検出されたユーザの生体に関する信号に基づいて、ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの血流又は血流量を測定してもよい。すなわち、ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの耳の近傍の部位における血流又は血流量を測定することができる。
図2は、ウェアラブルデバイス20Aがユーザの左耳に装着又は挿入された状態を示している。図2に示すようにウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの左耳に装着又は挿入されるものとしてよい。しかしながら、ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの右耳に装着又は挿入されるものとしてもよい。ウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの片耳のみに装着又は挿入されるものとして構成してもよい。また、ウェアラブルデバイス20Aは、1人のユーザに2つ装着又は挿入されてもよい。この場合、2つのウェアラブルデバイス20Aは、ユーザの左耳及び右耳にそれぞれ1つずつ装着又は挿入されるものとしてよい。
図2に示すウェアラブルデバイス20Aの形状及び大きさ等は一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。また、図2に示すウェアラブルデバイス20Aの通信部22A及び血流センサ24Aの配置及び大きさ等も一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。
図3は、ウェアラブルデバイス20の他の一実施例を示す図である。図3に示すように、ウェアラブルデバイス20Bは、通信部22Bと、血流センサ24Bとを備えてよい。
図3に示すように、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの手の指に装着される指輪(リング)のような形状のデバイスとしてよい。図3は、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Bがユーザの指に装着された状態を示す図である。すなわち、図3は、ユーザがウェアラブルデバイス20Bを自らの耳に装着した状態を示す図である。
図3に示すように、リングタイプのウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの指に装着して使用可能なように構成されてよい。この場合、ウェアラブルデバイス20Bは、ユーザが着用しても違和感を生じないように、意匠的な装飾を施してもよい。
ウェアラブルデバイス20Bがユーザの指に装着された状態で、血流センサ24Bは、ユーザの指においてユーザの生体に関する信号を検出してよい。血流センサ24Bによって検出されたユーザの生体に関する信号に基づいて、ウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの血流又は血流量を測定してもよい。すなわち、ウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの指の近傍の部位における血流又は血流量を測定することができる。
図3は、ウェアラブルデバイス20Bがユーザの右手の指に装着された状態を示している。一方、ウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの左手の指に装着されるものとしてもよい。また、ウェアラブルデバイス20Bが着用される指は中指に限定されず、他の指としてもよい。さらに、ウェアラブルデバイス20Bが着用されるのは手の指に限定されず、足の指としてもよい。ウェアラブルデバイス20Bは、ユーザの片手の指のみに装着されるものとして構成してもよいし、ユーザの両手の指に装着されるものとして構成してもよい。
図3に示すウェアラブルデバイス20Bの形状及び大きさ等は一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。例えば、ウェアラブルデバイス20Bは、指に装着されるリングタイプではなく、手首などに装着されるウォッチタイプ又はブレスレットタイプのデバイスとしてもよい。また、ウェアラブルデバイス20Bは、足首などに装着されるアンクレットタイプのデバイスとしてもよい。また、図3に示すウェアラブルデバイス20Bの通信部22B及び血流センサ24Bの配置及び大きさ等も一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。
図4は、ウェアラブルデバイス20の他の一実施例を示す図である。図4に示すように、ウェアラブルデバイス20Cは、通信部22Cと、血流センサ24Cとを備えてよい。
図4に示すように、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Cは、ユーザの頭に装着されるアイマスク又はヘッドギアのような形状のデバイスとしてよい。図4は、一実施例に係るウェアラブルデバイス20Cがユーザの目を覆うようにして頭に装着された状態を示す図である。図4に示すように、アイマスクタイプ又はヘッドギアタイプのウェアラブルデバイス20Cは、ユーザの頭、特に額部分に装着して使用可能なように構成されてよい。
ウェアラブルデバイス20Cがユーザの額に装着された状態で、血流センサ24Cは、ユーザの額部分においてユーザの生体に関する信号を検出してよい。血流センサ24Cによって検出されたユーザの生体に関する信号に基づいて、ウェアラブルデバイス20Cは、ユーザの血流又は血流量を測定してもよい。すなわち、ウェアラブルデバイス20Cは、ユーザの額の近傍の部位における血流又は血流量を測定することができる。
図4に示すウェアラブルデバイス20Cの形状及び大きさ等は一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。例えば、ウェアラブルデバイス20Cは、メガネタイプ又はサングラスタイプのデバイスとしてもよい。また、図4に示すウェアラブルデバイス20Cの通信部22C及び血流センサ24Cの配置及び大きさ等も一例であり、ユーザの生体情報を測定可能な種々の構成としてもよい。
以上説明したように、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20の血流センサ24は、人体の血流を非侵襲的に検出するように構成される。上述のように、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、血流センサ24を備えてもよい。この場合、電子機器10の通信部12は、血流センサ24を備えるウェアラブルデバイス20と通信してもよい。また、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、血流センサ24として機能するレーザドップラ血流計を備えてもよい。この場合、電子機器10の通信部12は、血流センサ24として機能するレーザドップラ血流計と通信してもよい。
また、上述のように、一実施形態に係るウェアラブルデバイス20は、血流センサ24によって、ユーザの耳、手足の指、又は額などのような、人体の抹消部分の血流を検出してもよい。この場合、電子機器10の通信部12は、血流センサ24によって人体の抹消部分の血流を検出するウェアラブルデバイス20と通信してもよい。また、電子機器10の通信部12は、血流センサ24によって人体の耳、指、又は額の血流を検出するウェアラブルデバイス20と通信してもよい。
次に、図1に示すエアコンディショナ30について説明する。図1に示すエアコンディショナ30は、電子機器10と通信することにより、電子機器10によって制御可能なものであれば、任意の構成としてよい。エアコンディショナ30の空調設備としての機能は、一般的なエアコンディショナと同様に、例えば室内の空気の温度及び/又は湿度などを調整する装置としてよい。すなわち、エアコンディショナ30は、例えばエアコンディショナ30が設置された室内などにおける空気の温度を制御可能な、いわゆるヒータ及びクーラの機能を有するものとしてよい。例えば、エアコンディショナ30は、冷媒による蒸気圧縮冷凍サイクルの蒸気圧縮冷凍機のパッケージ・エアコンディショナなどとしてもよいし、家庭用のルーム・エアコンディショナのうち、水以外の熱媒体で熱を搬送する装置、つまりヒートポンプなどとしてもよい。エアコンディショナ30の空調設備としての機能は公知であるため、より詳細な説明は省略する。エアコンディショナ30は、電子機器10及びウェアラブルデバイス20と同様に、電力により駆動する機器としてよい。このように、一実施形態に係るエアコンディショナ30は、少なくとも空気の温度を調整可能に構成される。
図1に示すように、一実施形態に係るエアコンディショナ30は、通信部32と、制御部34と、気温調節部36とを備えてよい。
通信部32は、無線通信をはじめとする各種の機能を実現するものとしてよい。通信部32は、例えばエアコンディショナ30を操作する機能を備えるリモコンから送信される制御信号などを受信してよい。また、通信部32は、電子機器10から、例えばエアコンディショナ30の制御信号のような各種の情報を受信してよい。通信部32は、電子機器10の通信部12と無線通信することにより、信号の送信及び受信の少なくとも一方を行ってよい。通信部32は、例えば、電子機器10の通信部12又はウェアラブルデバイス20の通信部22と同様又は類似の構成としてもよい。通信部32は、電子機器10の通信部12と任意の方式による通信を行ってよい。例えば、通信部32は、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、及び赤外線等の種々の方式の少なくともいずれかによる無線通信を実現してもよい。
制御部34は、エアコンディショナ30を制御及び/又は管理するための種々の機能を実行する。制御部34は、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、例えばCPU(Central Processing Unit)のような、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。制御部34は、まとめて1つのプロセッサで実現してもよいし、いくつかのプロセッサで実現してもよいし、それぞれ個別のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。一実施形態において、制御部34は、例えばCPU及び当該CPUで実行されるプログラムとして構成してよい。制御部34は、一般的なエアコンディショナの制御部(コントローラ)と同様又は類似の構成としてもよい。
気温調節部36は、エアコンディショナ30が設置された室内などの空間の空気の温度を調節する機能を有する。気温調節部36は、制御部34の制御によって、動作を開始及び/又は停止することができる。また、気温調節部36は、制御部34の制御によって、エアコンディショナ30が設置された室内などにおける空気の温度の高低を調整することができる。気温調節部36は、一般的なエアコンディショナにおける温度を調節する機能部と同様又は類似の構成としてよい。例えば、気温調節部36は、熱交換器及び圧縮機を含むヒートポンプユニットを含んで構成されてよい。
エアコンディショナ30において、制御部34は、通信部32によって受信された制御信号に基づいて、後述する気温調節部36を制御することができる。具体的には、制御部34は、通信部32によって受信された所定の制御信号に基づいて、気温調節部36が動作を開始及び/又は停止するように制御してよい。また、制御部34は、通信部32によって受信された所定の制御信号に基づいて、気温調節部36が調整する温度の高低を制御してよい。さらに、制御部34は、エアコンディショナ30が設置された空間において達成されるべき温度を、設定温度として設定可能にしてもよい。この場合、制御部34は、エアコンディショナ30が設置された空間における温度が設定温度になるように(又は設定温度との差が所定の範囲内になるように)、気温調節部36を制御してもよい。
次に、一実施形態に係るシステム1の動作について説明する。
概略的には、一実施形態に係るシステム1において、電子機器10は、ウェアラブルデバイス20の血流センサ24が取得(又は検出)するユーザの生体情報に基づいて、エアコンディショナ30を制御してよい。このため、システム1が導入された部屋などの空間は、ユーザにとって快適な温度に自動的に制御される。したがって、システム1が導入された部屋などの空間に存在するユーザは、自らエアコンディショナ30を制御せずとも(例えば睡眠中であっても)、常時快適な環境に身を置くことができる。
上述のような動作を行うため、システム1において、電子機器10は、ユーザの冷温感を予め学習してもよい。例えば、電子機器10は、定期的に又は不定期に、ユーザに対して「寒い/やや寒い/適温/やや暑い/暑い」のような冷温感の入力を求めてもよい。また、電子機器10は、常時、「寒い/やや寒い/適温/やや暑い/暑い」のようなユーザの冷温感を入力可能にしてもよい。この場合、電子機器10は、ユーザの冷温感が入力された時点における各種の情報を記憶部16に記憶してもよい。例えば、電子機器10は、ユーザの冷温感が入力された時刻の情報を記憶部16に記憶してもよい。また、電子機器10は、ユーザの冷温感が入力された時点における室温及び/又はエアコンディショナ30の設定温度などの情報を記憶部16に記憶してもよい。また、電子機器10は、ユーザの冷温感が入力された時点においてウェアラブルデバイス20の血流センサ24が検出していた血流の情報(例えば血流量)を記憶部16に記憶してもよい。
上述のようにして、ユーザの冷温感が入力されることにより、電子機器10は、ユーザの血流と、当該ユーザの冷温感との対応関係を取得することができる。例えば、電子機器10は、ユーザAの耳の血流を測定している場合、ユーザAにとって、室温17℃(設定温度18℃)の時、血流量は15〜20mL/分であり、冷温感は「適温」、のように判定することができる。以上のようにして、電子機器10は、ユーザの血流の情報が取得された時点の室温(又はエアコンディショナ30の設定温度)における当該ユーザの冷温感を判定することができる。このように、一実施形態に係る電子機器10において、記憶部16は、人体の血流と当該人体の所定の温度における冷温感との対応を記憶してもよい。
図5は、一実施形態に係る電子機器10の動作を説明するフローチャートである。
図5に示す動作は、例えばユーザがウェアラブルデバイス20を装着した状態において、システム1が動作を開始する時点において開始してよい。図5に示す動作が開始する時点において、電子機器10は、ウェアラブルデバイス20及びエアコンディショナ30と通信可能であるものとする。
また、図5に示す動作が開始する時点において、ウェアラブルデバイス20は、血流センサ24によってユーザの血流を検出可能であるものとする。ウェアラブルデバイス20は、例えば所定の時間間隔ごとに、血流センサ24による検出結果(例えば血流量)を電子機器10に送信してよい。この場合、ウェアラブルデバイス20は、血流センサ24による検出結果(例えば血流量)を、通信部22から、電子機器10の通信部12に送信してよい。また、ウェアラブルデバイス20は、血流センサ24による検出結果を電子機器10に常時送信してもよい。
図5に示す動作が開始すると、電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果をウェアラブルデバイス20から受信したか否か判定する(ステップS1)。ステップS1において、制御部14は、血流センサ24による検出結果をウェアラブルデバイス20から受信するまで待機してもよい。
ステップS1において血流センサ24による検出結果を受信したら、制御部14は、当該検出結果が所定の条件を満たすか否か判定する(ステップS2)。ステップS2において、検出結果が満たすか否か判定される「所定の条件」とは、例えば、エアコンディショナ30が運転を開始又は停止するトリガとなる血流量としてよい。また、前記所定の条件とは、例えば、エアコンディショナ30が冷房又は暖房の運転を開始又は停止するトリガとなる血流量としてよい。また、前記所定の条件とは、例えば、エアコンディショナ30が設定温度を変更するトリガとなる血流量としてよい。例えば、前記所定の条件とは、エアコンディショナ30が設定温度を上げる又は下げるトリガとなる血流量としてよい。
ステップS2において検出結果が所定の条件を満たさない場合、制御部14は、図5に示す動作を終了してよい。この場合、エアコンディショナ30は、以前の運転状態を継続してよい。例えば、それまでエアコンディショナ30が停止していた場合、エアコンディショナ30は、運転停止の状態を継続してよい。また、例えば、それまでエアコンディショナ30が運転していた場合、エアコンディショナ30は、その運転状態を継続してよい。
一方、ステップS2において検出結果が所定の条件を満たす場合、制御部14は、当該検出結果に基づいて、エアコンディショナ30を制御する制御信号を生成する(ステップS3)。ステップS3における制御信号の生成については、さらに後述する。
ステップS3において制御信号が生成されたら、制御部14は、当該制御信号がエアコンディショナ30に送信されるように、通信部12を制御する(ステップS4)。
ステップS4において制御信号が電子機器10からエアコンディショナ30に送信されると、エアコンディショナ30の制御部34は、当該制御信号に基づいて、気温調節部36を制御してよい。これにより、エアコンディショナ30は、ユーザの冷温感に基づいて、温度を制御することができる。このように、一実施形態に係る電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果を通信部12が受信すると、当該検出結果に基づいてエアコンディショナ30を制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してよい。
この場合、電子機器10の制御部14は、エアコンディショナ30を制御する制御信号を通信部12がエアコンディショナ30に送信するように制御してもよい。すなわち、一実施形態に係るシステム1において、電子機器10は、ウェアラブルデバイス20の血流センサ24による検出結果を受信すると、当該検出結果に基づいてエアコンディショナ30を制御する制御信号をエアコンディショナ30に送信してよい。
次に、図5に示すステップS3における制御信号の生成について、さらに説明する。
概略的には、一実施形態に係る電子機器10において、制御部14は、血流センサ24による検出結果から、ユーザの冷温感が寒いか暑いか適温かを判定する。そして、制御部14は、ユーザの冷温感が寒いと判定される場合、エアコンディショナ30によって気温(又は室温)が上がるように制御する制御信号を生成する。一方、制御部14は、ユーザの冷温感が暑いと判定される場合、エアコンディショナ30によって気温(又は室温)が下がるように制御する制御信号を生成する。以下、このような制御信号の生成について、より具体的に説明する。
図6は、図5に示すステップS3における制御信号を生成する動作の例を説明するフローチャートである。
図6に示す動作が開始すると、電子機器10の制御部14は、血流センサ24によって検出された血流が、所定の閾値以上であるか否か判定する(ステップS11)。ステップS11において、血流センサ24によって検出された血流とは、例えば血流量としてもよい。一般に、ユーザの血流量が比較的多い場合、当該ユーザは冷温感として暑さを感じる傾向にある。また、ステップS11において、ユーザの血流についての判定基準として用いられる「所定の閾値」は、記憶部16に記憶された血流と冷温感との対応関係に基づいて決定される値としてよい。例えば、「所定の閾値」とは、上述のように予め学習されたユーザの冷温感において、当該ユーザの入力が「適温」から「やや暑い」と変化する時点の血流量を基準にして定めてもよい。
なお、所定の閾値は、例えば下記のように設定されてもよい。すなわち、本開示のシステム1は、例えば、血流センサの他に、ユーザの皮膚などに設定されてサーミスタなど温度センサを有しており、この場合に、血流と同時に皮膚温を取得することによって、閾値を決定してもよい。すなわち、環境温が一定という条件下において、血流量と皮膚温の変動幅がほぼ一定で、最大血流量と最高皮膚温にほとんど変化が見られなければ、その期間の1分以上の平均値をもって閾値としてもよい。具体的には、例えば、ユーザが「寒い/やや寒い/適温/やや暑い/暑い」と、それぞれ感じる環境温に設定したあと、血流量と皮膚温が安定した時の血流量を、「寒い/やや寒い/適温/やや暑い/暑い」の判断基準となる閾値としてもよい。
ステップS11において血流が所定以上である場合、制御部14は、エアコンディショナ30が冷房の運転を開始するように制御する制御信号を生成してよい(ステップS12)。また、この場合、制御部14は、エアコンディショナ30が暖房の運転を停止するように制御する制御信号を生成してもよい(ステップS12)。このように、電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果が所定の閾値以上の血流を示す場合、エアコンディショナ30が冷房の運転を開始又は暖房の運転を停止するように制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
一方、ステップS11において血流が所定以上でない場合、制御部14は、血流センサ24によって検出された血流が、所定の閾値以下であるか否か判定する(ステップS13)。ステップS13において、血流センサ24によって検出された血流とは、例えば血流量としてもよい。一般に、ユーザの血流量が比較的少ない場合、当該ユーザは冷温感として寒さを感じる傾向にある。また、ステップS13において、ユーザの血流についての判定基準として用いられる「所定の閾値」は、記憶部16に記憶された血流と冷温感との対応関係に基づいて決定される値としてよい。例えば、「所定の閾値」とは、上述のように予め学習されたユーザの冷温感において、当該ユーザの入力が「適温」から「やや寒い」と変化する時点の血流量を基準にして定めてもよい。
ステップS13において血流が所定以下である場合、制御部14は、エアコンディショナ30が暖房の運転を開始するように制御する制御信号を生成してよい(ステップS14)。また、この場合、制御部14は、エアコンディショナ30が冷房の運転を停止するように制御する制御信号を生成してもよい(ステップS14)。電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果が所定の閾値以下の血流を示す場合、エアコンディショナ30が暖房の運転を開始又は冷房の運転を停止するように制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
以上説明したように、一実施形態に係る電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果に基づいてエアコンディショナ30が運転を開始又は停止する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
図6に示すステップS11及びステップS13における所定の閾値は、記憶部16に記憶された血流と冷温感との対応関係に基づくのみならず、さらに他の要素を加味して決定される値としてもよい。例えば、所定の閾値は、他の条件に基づいて、適宜補正されるものとしてもよい。例えば、所定の閾値は、電子機器10が外部から取得する各種の情報に基づいて、補正されてもよい。また、所定の閾値は、例えばAI(Artificial Intelligence:人工知能)によって決定又は補正されてもよい。
図7は、図5に示すステップS3における制御信号を生成する動作の他の例を説明するフローチャートである。
図7に示す動作は、図6に示す動作において、ステップS12をステップS22の動作に置き換え、ステップS14をステップS24の動作に置き換えたものである。したがって、図7の説明において、図6と同様の内容になる説明は、適宜、簡略化又は省略する。
図7に示す動作が開始して、ステップS11において血流が所定以上である場合、制御部14は、エアコンディショナ30が設定温度を下げるように制御する制御信号を生成してよい(ステップS22)。このように、電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果が所定の閾値以上の血流を示す場合、エアコンディショナ30における設定温度を下げるように制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
また、図7のステップS13において血流が所定以下である場合、制御部14は、エアコンディショナ30が設定温度を上げるように制御する制御信号を生成してよい(ステップS24)。このように、電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果が所定の閾値以下の血流を示す場合、エアコンディショナ30における設定温度を上げるように制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
以上説明したように、一実施形態に係る電子機器10の制御部14は、血流センサ24による検出結果に基づいてエアコンディショナ30における設定温度を変更する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
また、上述のように、電子機器10の記憶部16は、人体の血流と当該人体の所定の温度における冷温感との対応を記憶してもよい。したがって、電子機器10の制御部14は、血流センサ24によって検出された人体の血流の検出結果に対応する当該人体の所定の温度における冷温感を、記憶部16から読み出してもよい。そして、制御部14は、記憶部16から読み出された前記冷温感に基づいて、エアコンディショナ30を制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
一実施形態に係るシステム1によれば、エアコンディショナ30は、ウェアラブルデバイス20の血流センサ24が取得(又は検出)するユーザの生体情報(血流量など)に基づいて、適宜制御される。このため、システム1が導入された部屋などの空間は、ユーザにとって快適な温度に自動的に制御される。したがって、システム1が導入された部屋などの空間に存在するユーザは、自らエアコンディショナ30を制御せずとも、常時快適な環境に身を置くことができる。例えば、ユーザは、システム1が導入された部屋などの空間において、常に快適な状態で、映像及び/又は音楽の視聴を行うことができる。また、例えば、ユーザは、システム1が導入された部屋などの空間において、常に快適な状態で、睡眠をとることができる。例えば、怪我又は病気などの原因により身動きが取れない又は取りにくいユーザは、システム1が導入された部屋などの空間において、常に快適な状態で療養することができる。一実施形態に係るシステム1によれば、エアコンディショナの温度を適切に調節することができる。このため、一実施形態に係るシステム1は、エアコンディショナが設置された空間の快適さを向上させるのに非常に有益である。
また、一実施形態に係るシステム1を構成する電子機器10は、上述のように、例えばスマートフォンとしてもよい。したがって、一実施形態に係るシステム1は、スマートフォンのように普及した小型のデバイスを含めた構成とし得る。このため、一実施形態に係るシステム1は、利便性を高めることができるのみならず、導入コストを低減する効果も期待できる。
次に、上述した一実施形態に係るシステム1の変形例について説明する。
図8は、図1に示したウェアラブルデバイス20の変形例の構成を示すブロック図である。図8に示すウェアラブルデバイス20’は、通信部22と、血流センサ24と、加速度センサ26とを備えてよい。通信部22及び血流センサ24は、図1に示したウェアラブルデバイス20が備えるものと同様又は類似するものとし得るため、より詳細な説明は省略する。
加速度センサ26は、例えば、ジャイロセンサ(ジャイロスコープ)のような、物体の角度(傾き)、角速度、及び角加速度の少なくともいずれかを、例えば3軸のような複数の軸について検出するセンサとしてよい。この場合、加速度センサ26は、ユーザの動きを、複数の軸についてのそれぞれのパラメータとして検出することができる。また、加速度センサ26は、3軸のジャイロセンサと3軸の加速度センサとを組み合わせた6軸センサとしてもよい。
ウェアラブルデバイス20’は、加速度センサ26による検出結果に基づいて、ユーザが動いているか静止しているかを判定することができる。加速度センサ26による検出結果に基づいて、ユーザが睡眠状態にあるか否かを判定し得る。そこで、ウェアラブルデバイス20’は、加速度センサ26による検出結果に基づいてユーザが睡眠状態にあると判定される場合に、検出結果を電子機器10に送信してもよい。このようにすれば、システム1において、ユーザが睡眠状態にあると判定される場合にのみ、エアコンディショナ30の温度が制御される。
また、ウェアラブルデバイス20’は、加速度センサ26の検出結果を、血流センサ24による検出結果とともに、常時又は間欠的に、検出結果を電子機器10に送信してもよい。この場合、電子機器10は、加速度センサ26の検出結果に基づいてユーザが睡眠状態にあると判定される場合に、制御信号を生成してエアコンディショナ30に送信してもよい。このようにしても、ユーザが睡眠状態にあると判定される場合にのみ、エアコンディショナ30の温度が制御される。
このように、電子機器10の通信部12は、血流センサ24ともに加速度センサ26を備えるウェアラブルデバイス20’と通信してもよい。この場合、電子機器10の制御部14は、加速度センサ26による検出結果に基づいて人体が睡眠中であると推定される場合に、エアコンディショナ30を制御する制御信号を通信部12が送信するように制御してもよい。
図9は、図1に示したシステム1の変形例の構成を示すブロック図である。図9に示すシステム2は、電子機器10と、ウェアラブルデバイス20と、エアコンディショナ30と、スマートリモコン40とを含んで構成されてよい。以下、図1に示したシステム1と同様の内容になる説明は、適宜、簡略化又は省略する。
図1に示したシステム1においては、電子機器10から送信される制御信号は、エアコンディショナ30によって受信される例について説明した。一方、図9に示すシステム2におけるように、電子機器10から送信される制御信号は、スマートリモコン40を経由して、エアコンディショナ30によって受信されてもよい。
図9に示すスマートリモコン40は、システム2に適合させた専用端末としてもよいし、例えば従来のスマートリモコン端末などとしてもよい。従来のスマートリモコン端末とは、例えば、制御信号を学習する機能を備えることにより、複数の電子機器を制御可能なリモコン端末としてよい。
図9に示すように、スマートリモコン40は、例えば、通信部42と、制御部44とを備えてよい。
スマートリモコン40の通信部42は、少なくとも電子機器10の通信部12及びエアコンディショナ30の通信部32と有線又は無線で接続可能に構成されてよい。例えば、通信部42は、例えばWi−Fi、Bluetooth(登録商標)、又は赤外線等の種々の方式による無線通信を実現してもよい。通信部42は、例えばWi−Fi又はBluetooth(登録商標)通信によって、電子機器10の通信部12と無線通信してよい。また、通信部42は、例えば赤外線通信によって、エアコンディショナ30の通信部32と無線通信してよい。
制御部44は、スマートリモコン40を制御及び/又は管理するための種々の機能を実行する。制御部44は、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、例えばCPU(Central Processing Unit)のような、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。制御部44は、まとめて1つのプロセッサで実現してもよいし、いくつかのプロセッサで実現してもよいし、それぞれ個別のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。一実施形態において、制御部44は、例えばCPU及び当該CPUで実行されるプログラムとして構成してよい。制御部44は、従来のスマートリモコンの制御部(コントローラ)と同様又は類似の構成としてもよい。
図9に示すシステム2において、電子機器10は、生成した制御信号を、スマートリモコン40(の通信部42)に送信してよい。また、システム2において、スマートリモコン40は、電子機器10から制御信号を受信すると、エアコンディショナ30を制御する制御信号をエアコンディショナ30(の通信部32)に送信する。システム2において、スマートリモコン40は、電子機器10から受信する制御信号を、エアコンディショナ30に中継してもよい。また、システム2において、電子機器10は、スマートリモコン40を制御する制御信号を、スマートリモコン40に送信してもよい。ここで、スマートリモコン40を制御する制御信号とは、スマートリモコン40によってエアコンディショナ30の制御信号がエアコンディショナ30に送信されるように、スマートリモコン40を制御する信号としてもよい。
このように、電子機器10の通信部12は、エアコンディショナ30に有線又は無線で接続されたスマートリモコン40と通信してもよい。この場合、電子機器10の制御部14は、エアコンディショナ30を制御する制御信号を通信部12がスマートリモコン40に送信するように制御してもよい。
本開示に係る実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本開示に係る実施形態について装置を中心に説明してきたが、本開示に係る実施形態は装置の各構成部が実行するステップを含む方法としても実現し得るものである。本開示に係る実施形態は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものである。本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
上述した実施形態は、システム1又はシステム1の構成要素としての実施のみに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、システム1又はシステム1の構成要素のような機器の制御方法として実施してもよい。さらに、例えば、上述した実施形態は、システム1又はシステム1の構成要素のような機器が実行するプログラムとして実施してもよい。
上述した実施形態は、空調装置30として、エアコンディショナを適用した場合にのみに限定されるものではない。上述した実施形態は、エアコンディショナの代わりに、例えば、オイルヒータ、電気ヒータ、床暖房、又は扇風機を適用してもよい。
1,2 システム
10 電子機器
12 通信部
14 制御部
16 記憶部
20,20’ ウェアラブルデバイス
22 通信部
24 血流センサ
26 加速度センサ
30 空調装置
32 通信部
34 制御部
36 気温調節部
40 スマートリモコン
42 通信部
44 制御部

Claims (17)

  1. 人体の血流を非侵襲的に検出する血流センサ、及び少なくとも空気の温度を調整可能な空調装置と通信する通信部と、
    前記血流センサによる検出結果を前記通信部が受信すると、当該検出結果に基づいて前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する制御部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記空調装置が運転を開始又は停止する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記検出結果が所定の閾値以上の血流を示す場合に、前記空調装置が冷房の運転を開始又は暖房の運転を停止するように制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記検出結果が所定の閾値以下の血流を示す場合に、前記空調装置が暖房の運転を開始又は冷房の運転を停止するように制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記空調装置における設定温度を変更する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項1から4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、前記検出結果が所定の閾値以上の血流を示す場合に、前記空調装置における設定温度を下げるように制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記検出結果が所定の閾値以下の血流を示す場合に、前記空調装置における設定温度を上げるように制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 前記人体の血流と当該人体の所定の温度における冷温感との対応を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記血流センサによって検出された前記人体の血流の検出結果に対応する当該人体の所定の温度における冷温感に基づいて、前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項1から7に記載の電子機器。
  9. 前記通信部は、前記血流センサとして機能するレーザドップラ血流計と通信する、請求項1から8のいずれかに記載の電子機器。
  10. 前記通信部は、前記血流センサを備えるウェアラブルデバイスと通信する、請求項1から9のいずれかに記載の電子機器。
  11. 前記通信部は、前記血流センサによって人体の抹消部分の血流を検出するウェアラブルデバイスと通信する、請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記通信部は、前記血流センサによって人体の耳、指、又は額の血流を検出するウェアラブルデバイスと通信する、請求項10に記載の電子機器。
  13. 前記通信部は、前記血流センサとともに3軸加速度センサを備えるウェアラブルデバイスと通信し、
    前記制御部は、前記3軸加速度センサによる検出結果に基づいて前記人体が睡眠中であると推定される場合に、前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が送信するように制御する、請求項1から12のいずれかに記載の電子機器。
  14. 前記制御部は、前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が当該空調装置に送信するように制御する、請求項1から13のいずれかに記載の電子機器。
  15. 前記通信部は、前記空調装置に有線又は無線で接続されたスマートリモコンと通信し、
    前記制御部は、前記空調装置を制御する制御信号を前記通信部が前記スマートリモコンに送信するように制御する、請求項1から13のいずれかに記載の電子機器。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の電子機器の機能を含む、スマートフォン。
  17. 人体の血流を非侵襲的に検出する血流センサと、
    少なくとも空気の温度を調整可能な空調装置と、
    前記血流センサ及び前記空調装置と通信する電子機器と、を含むシステムであって、
    前記電子機器は、前記血流センサによる検出結果を受信すると、当該検出結果に基づいて前記空調装置を制御する制御信号を当該空調装置に送信する、システム。

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