JP2021146086A - Medical device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、医療器具に関する。 The present invention relates to medical devices.
血管等の生体管腔に形成された病変部(狭窄部等)を拡張させる手技や病変部へのステント等の留置に用いられる医療器具としてバルーンカテーテルが知られている(特許文献1参照)。バルーンカテーテルは、内腔を有する外チューブと、外チューブの内腔に配置される内チューブと、内チューブと外チューブの先端側に配置されるバルーンと、を有する。バルーンカテーテルにおいてバルーンの先端には先端チップが設けられることが多い。 A balloon catheter is known as a medical device used for a procedure for dilating a lesion (stenosis or the like) formed in a biological lumen such as a blood vessel or for placing a stent or the like in the lesion (see Patent Document 1). The balloon catheter has an outer tube having a lumen, an inner tube arranged in the lumen of the outer tube, and a balloon arranged on the distal end side of the inner tube and the outer tube. In a balloon catheter, a tip tip is often provided at the tip of the balloon.
また、内チューブの内腔にはガイドワイヤ等が挿通されることが多い。 In addition, a guide wire or the like is often inserted into the lumen of the inner tube.
本発明者らは、バルーンカテーテル等のガイドワイヤを挿通させるルーメンを備える医療器具において当該ルーメンにガイドワイヤを挿通させた状態でバルーンカテーテル等を生体管腔に送達する際の通過性について鋭意検討している。 The present inventors have diligently studied the passability of a medical device provided with a lumen through which a guide wire such as a balloon catheter is inserted when the balloon catheter or the like is delivered to a biological lumen with the guide wire inserted through the lumen. ing.
そこで本発明は、ガイドワイヤを挿通可能なルーメンを備えた医療器具において生体管腔への通過性を良好にすることを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to improve the passability through a biological lumen in a medical device provided with a lumen through which a guide wire can be inserted.
上記目的を達成する本発明の一態様に係る医療器具は、シャフト部材と中間面と挿入部材と、を有する。シャフト部材は外壁面と、ガイドワイヤを挿通可能な第1ルーメンを形成する内壁面とを備え長尺状に構成している。中間面は、シャフト部材の長手方向における先端部に設けられ、長手方向と交差する径方向において内壁面と外壁面との間に第2ルーメンを形成する。挿入部材は、第2ルーメンに挿入可能であり、長尺状に構成している。中間面は、シャフト部材の長手方向に延在する第1部位と、第1部位と連なり第1ルーメンを包囲するように設けられる第2部位と、を備える。 A medical device according to an aspect of the present invention that achieves the above object has a shaft member, an intermediate surface, and an insertion member. The shaft member has an outer wall surface and an inner wall surface forming a first lumen through which a guide wire can be inserted, and is formed in a long shape. The intermediate surface is provided at the tip end portion in the longitudinal direction of the shaft member, and forms a second lumen between the inner wall surface and the outer wall surface in the radial direction intersecting the longitudinal direction. The insertion member can be inserted into the second lumen and has a long shape. The intermediate surface includes a first portion extending in the longitudinal direction of the shaft member and a second portion connected to the first portion and provided so as to surround the first lumen.
本発明に係る医療器具は、上記のように構成しているため、ガイドワイヤを挿通可能なルーメンを備えた医療器具において生体管腔への通過性を良好にすることができる。 Since the medical device according to the present invention is configured as described above, it is possible to improve the passability to the biological lumen in a medical device having a lumen through which a guide wire can be inserted.
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また、以下では座標系を用いて説明を行う。直交座標系のXは後述する内管シャフト60等の長手方向に沿い、長手方向Xと称する。直交座標系のYZは長手方向Xと交差する平面であって、平面方向YZと称する。円筒座標系のrは、平面方向YZにおいて内管シャフト60等の中心Cnから径方向または放射方向に沿う方向であって、径方向rと称する。円筒座標系のθは平面方向YZにおいて内管シャフト60等の断面形状における周方向または角度方向に沿っており、周方向θと称する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the attached drawings. The following description does not limit the technical scope and meaning of terms described in the claims. In addition, the dimensional ratios in the drawings are exaggerated for convenience of explanation and may differ from the actual ratios. In addition, the following will be described using a coordinate system. The X in the Cartesian coordinate system is referred to as the longitudinal direction X along the longitudinal direction of the
図1〜図10は本発明の一実施形態に係る医療器具100の説明に供する図である。本実施形態に係る医療器具100は、一例としてシャフト10を生体管腔に挿通させ、シャフト10の先端部に配置されたバルーン20を狭窄部(病変部)において拡張させることにより、狭窄部を押し広げて治療する医療器具として構成している。
1 to 10 are views provided for explaining the
医療器具100は、例えば冠動脈の狭窄部を広げるために使用されるPTCA拡張用バルーンとして構成することができる。ただし、医療器具100は例えば他の血管、胆管、気管、食道、その他の消化管、尿道、耳鼻内腔、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の治療および改善を目的として使用することもできる。
The
医療器具100は、図1、図2等に示すようにシャフト10と、シャフト10の先端側に固定されたバルーン20と、を備える。シャフト10は、内腔50uを有する外管シャフト50と、外管シャフト50の内腔50uに配置される内管シャフト60と、を有する。バルーン20は、内管シャフト60の先端側と外管シャフト50の先端側に固定されている。
The
シャフト10は、図1、図2、図3に示すように外管シャフト50と、内管シャフト60と、ガイドワイヤポートP(開口部に相当)と、を備える。
As shown in FIGS. 1, 2, and 3, the
外管シャフト50は、先端シャフト51と、先端シャフト51の基端側に接続された中間シャフト52と、中間シャフト52の基端側に接続された基端シャフト53と、を備える。
The
先端シャフト51および中間シャフト52は、シャフト10のガイドワイヤポートP付近において内管シャフト60と一体的に融着(接合)している。基端シャフト53は、基端シャフト53の先端側が中間シャフト52の内腔52uに配置された状態において、中間シャフト52の基端側に融着している。
The
先端シャフト51の内腔51u、中間シャフト52の内腔52u、及び基端シャフト53の内腔53uは、先端シャフト51、中間シャフト52及び基端シャフト53の接続状態でバルーン20の拡張空間21に連通する外管シャフト50の内腔50uを形成する。
The
先端シャフト51及び中間シャフト52の構成材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、軟質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種エラストマー、ポリアミド、結晶性ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン等の結晶性プラスチックを用いることができる。
The constituent materials of the
基端シャフト53の構成材料は、比較的大きな剛性を有する金属材料、例えばステンレス鋼、ステンレス延伸性合金、Ni−Ti合金、真鍮、アルミニウムである。基端シャフト53の材料は、必要に応じて比較的大きな剛性を有する樹脂材料、例えばポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネートを適用することも可能である。
The constituent material of the
内管シャフト60は、外管シャフト50の内腔50uに配置される。内管シャフト60は、ガイドワイヤGが挿通可能なガイドワイヤルーメンL1(第1ルーメンに相当)を形成する。ガイドワイヤルーメンL1の基端部側は、ガイドワイヤポートPと連通している。
The
ガイドワイヤポートPは、内管シャフト60のガイドワイヤルーメンL1に連通する。ガイドワイヤポートPは内管シャフト60の基端側に形成されている。
The guide wire port P communicates with the guide wire lumen L1 of the
医療器具100は、シャフト10の先端部側寄りにガイドワイヤGが出入り可能なガイドワイヤポートPが形成された、いわゆるラピッドエクスチェンジ型のカテーテルとして構成している。すなわち、ガイドワイヤGは、ガイドワイヤポートPにおいて外部からガイドワイヤルーメンL1に挿入可能に構成している。
The
内管シャフト60の構成材料としては、例えば外管シャフト50の先端シャフト51および中間シャフト52と同様の材料を用いることができる。
As the constituent material of the
バルーン20は、外管シャフト50と内管シャフト60とに固定されている。バルーン20の先端部は、内管シャフト60の先端部に接続されている。バルーン20の基端部は、外管シャフト50の先端部に接続されている。
The
バルーン20は、外管シャフト50の内腔50uを通じて作動流体が注入されることにより、シャフト10の放射方向(径方向r)に拡張する。作動流体は、例えば造影剤と生理食塩水の混合液からなる。
The
バルーン20の構成材料は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体のポリオレフィン、ポリエチレン−テレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等を用いることができる。
The constituent materials of the
内管シャフト60は、先端側に先端チップ65を備えている。先端チップ65は、先端側に向けて外径が小さくなるテーパー形状を備えている。先端チップ65の内部には先端チップ65を長手方向X(軸方向)に貫通する貫通孔Apを形成している。そのため、貫通孔ApはガイドワイヤルーメンL1の一部を形成する。
The
先端チップ65は、例えば熱収縮性を備える柔軟な樹脂製の部材で構成することができる。ただし、先端チップ65の材質は、内管シャフト60に対して固定することができれば特に限定されない。
The
内管シャフト60は、先端側に先端チップ65を備えることにより、医療器具100の先端が生体器官(血管の内壁等)に接触した際に生体器官に損傷することを好適に防止できる。
By providing the
内管シャフト60にはバルーン20の位置を示す造影マーカー部Cが設けられている。
The
造影マーカー部Cは、例えば白金、金、銀、イリジウム、チタン、タングステン等の金属、又はこれらの合金等によって構成することができる。 The contrast marker portion C can be made of, for example, a metal such as platinum, gold, silver, iridium, titanium, or tungsten, or an alloy thereof.
造影マーカー部Cは、内管シャフト60において、バルーン20に対応する箇所に配置されている。
The contrast marker portion C is arranged at a position corresponding to the
ハブ30は、流体(作動流体)を供給するためのインデフレーター等の供給装置(図示省略)と、液密・気密に接続可能なポート31を有している。ハブ30のポート31は、例えば流体チューブ等が接続・分離可能に構成された公知のルアーテーパー等によって構成することができる。
The
シャフト10は、外管シャフト50の内腔50uがハブ30内の流路と連通した状態でハブ30と接続されている。バルーン20を拡張・収縮させる作動流体は、ハブ30のポート31を介して外管シャフト50の内腔50uへ供給される。
The
(内管シャフトと先端チップ)
次に内管シャフト60と先端チップ65の詳細についてさらに説明する。医療器具100の内管シャフト60及び先端チップ65には図6、図7に示すように挿入部材70、80を挿通させる。挿入部材70は本明細書において第1挿入部材に相当し、挿入部材80は第2挿入部材に相当する。また、内管シャフト60と先端チップ65はシャフト部材に相当する。
(Inner tube shaft and tip)
Next, the details of the
内管シャフト60は、図8、図9に示すように外壁面61と、内壁面62と、中間面63、64、67、68と、を備える。先端チップ65は、図8〜図10に示すように外壁面61と、ガイドワイヤGを挿通させる内壁面62と、中間面63、64、66、67、68、69と、を備える。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
外壁面61は、内管シャフト60および先端チップ65において外部に露出する部位として構成している。
The
内壁面62はガイドワイヤを挿通可能なガイドワイヤルーメンL1を形成するように構成している。内壁面62は、本実施形態において長手方向Xから見た際に略円形状に構成している。
The
中間面63、64、66、67、68、69は、長手方向Xにおいて少なくとも先端部に設けている。中間面63、64、66、67、68、69は、図8に示すように外壁面61と内壁面62の間に挿入ルーメンL2、L3を形成している。
The
中間面63、64、66は挿入部材70を配置する挿入ルーメンL2(第2ルーメンに相当)として構成している(図8参照)。中間面67、68、69は挿入部材80を配置する挿入ルーメンL3(第2ルーメンに相当)として構成している(図8参照)。中間面63、64、67、68は、長手方向Xにおける先端チップ65の側からガイドワイヤポートPまで設けるように構成している。
The
内管シャフト60において中間面63、64、67、68は、図4、図8等に示すように内管シャフト60の長手方向Xに沿うように延在する第1部位として構成している。中間面63、67には、図6、図7に示すように挿入部材70の基端側の端部の一方である端部71、81を配置し、中間面64、68には基端側の端部の他方である端部72、82を配置することができる。
In the
挿入部材70を配置する中間面63、64は、図10に示すように挿入部材80を配置する中間面67、68に対して、長手方向Xと交差する周方向θにおいて中心Cnを挟んで反対側に位置するように構成している。すなわち、中間面63、64は、中間面67、68に対して周方向θにおいて略180度程度離間して配置するように構成している。
As shown in FIG. 10, the
なお、中間面63、64と中間面67、68とがなす角度は、挿入部材70、80を牽引した際に内壁面62の周長を縮めることができれば180度程度に限定されず、90度から180度までの角度であってもよい。
The angle formed by the
先端チップ65の中間面63、64と内管シャフト60の中間面63、64は連通し、先端チップの中間面67、68と内管シャフト60の中間面67、68は連通するように構成している。
The
先端チップ65の中間面66は、中間面63および中間面64と連なる第2部位を構成し、先端チップ65の中間面69は、中間面67、68と連なる第2部位を構成するように構成している。中間面63、64、67、68は、長手方向Xに沿うように延在する一方で中間面66、69は長手方向Xと交差する方向に形成している。中間面66、69は、先端チップ65を平面視した際に中間面63、64、67、68とほぼ直交するように設けている。
The
中間面66、69は本実施形態において図10等に示すように内壁面62を包囲するように、すなわち円弧を描くように形成している。ここで、「包囲する」とは、挿入部材70、80の少なくともいずれか一方を基端側に牽引した際にシャフト部材の先端の向きを変える程度に、長手方向Xに交差する中間面66、69が形成されていることを意味する。
The
中間面66、69は、本実施形態において角度(中心角)にして330度程度に構成している。ただし、挿入部材70、80の少なくとも一方を牽引した際にシャフト部材の向きを変えることができれば、中間面66、69の角度は、330度程度に限定されず、例えば180度以上360度未満であってもよい。
The
中間面66、69から内壁面62までの厚さ(径方向rにおける肉厚)は、中間面66、69から外壁面61までの厚さよりも薄く形成している(図10参照)。先端チップ65の長手方向Xにおける先端部は、図5に示すようにR形状の曲面部dとして構成している。中間面66、69は、長手方向Xにおいて先端チップ65の先端側であって、曲面部dよりも基端側に形成している。
The thickness from the
中間面66は、本実施形態において中間面63、64と挿入ルーメンが重なっている、すなわち連通するように構成している。ただし、中間面66は、中間面63、64と挿入ルーメンが重ならないように構成してもよい。
In the present embodiment, the
挿入部材70、80は、長尺状の部材として構成しており、内管シャフト60の中間面63、64、66、67、68、69に挿入可能に配置される。挿入部材70、80は、中間面63、64、66、67、68、69に配置した状態で基端側の端部71、72、81、82を引っ張ることによって、先端チップ65の内壁面62の少なくとも一部を径方向rの内方に変位させる。挿入部材70、80を用いて上記引張操作を行うことによって内壁面62の周長は小さくなるように変位する(図8、図9参照)。挿入部材70、80の構成材料は特に限定されないが、例示すれば上述した先端シャフト51の構成材料または基端シャフト53の構成材料等を用いることができる。また、挿入部材70、80の硬さが内管シャフト60または先端チップ65よりも硬い場合、先端チップ65の内壁面62を変位させ易くすることができる。一方、挿入部材70、80が内管シャフト60または先端チップ65よりも柔らかい場合、カテーテル(シャフト10)全体の通過性を向上または良好にすることができる。
The
以上説明したように本実施形態に係る医療器具100は、内管シャフト60および先端チップ65と、中間面63、64、66、67、68、69と、挿入部材70、80と、を有する。内管シャフト60および先端チップ65は、外壁面61と、内壁面62と、を備える。内壁面62はガイドワイヤGを挿通可能なガイドワイヤルーメンL1を形成する。中間面63、64、66、67、68、69は、内管シャフト60の長手方向Xにおける少なくとも先端部に設けられ、長手方向Xと交差する径方向rにおいて内壁面62と外壁面61との間に挿入ルーメンL2、L3を形成する。挿入部材70、80は、挿入ルーメンL2、L3に挿入可能であって長尺状に構成している。中間面63、64、66、67、68、69は、中間面63、64、67、68と、中間面66、69とに分類される。中間面63、64、67、68は、長手方向Xに延在する。中間面66、69は、中間面63、64、67、68と連なり、ガイドワイヤルーメンL1を包囲するように設けられる。
As described above, the
図11は医療器具のガイドワイヤールーメンにガイドワイヤGを挿通した医療器具の先端部を示す図である。バルーンカテーテル等の医療器具は、屈曲病変部に挿入する際やステン内を通過させる際に先端チップ等が配置され得る内管シャフト60の先端部PoとガイドワイヤGとのクリアランスによって引っ掛かりが生じる場合がある。
FIG. 11 is a diagram showing a tip portion of a medical device in which a guide wire G is inserted into a guide wire lumen of the medical device. When a medical device such as a balloon catheter is caught by the clearance between the tip Po of the
これに対して、中間面63、64、66、67、68、69に挿入部材70、80を配置した状態で挿入部材70、80の基端側を牽引することによって、先端チップ65の内壁面62は径方向rの内方に変位するように変形する(図11の矢印参照)。このように構成することによって、ガイドワイヤルーメンL1にガイドワイヤGを挿通した際のガイドワイヤGと内管シャフト60の先端部に位置する先端チップ65の内壁面62との距離を縮めることができる。これにより、ガイドワイヤルーメンL1を備えた医療器具100の生体管腔における通過性を良好にすることができる。
On the other hand, the inner wall surface of the
また、医療器具100は挿入部材70、80を備える。中間面63、64、66、67、68、69は、挿入ルーメンL2、L3のように挿入部材70、80を配置するルーメンを複数形成するように構成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を使用者が牽引することによって内管シャフト60の先端形状をより使用者の意図にしたがって変形させることができる。
Further, the
また、挿入部材70を配置する中間面63、64と挿入部材80を配置する中間面67、68は長手方向Xと交差する周方向θにおいて中心Cnを挟んで反対側に配置するように構成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を牽引した際に内管シャフト60の内壁面62とガイドワイヤGの先端部における距離を縮めることができる。
Further, the
また、内壁面62から中間面66、69までの厚さは、外壁面61から中間面66、69までの厚さよりも薄く形成している。このように構成することによって、中間面66、69に挿入部材70、80を挿入した際に内壁面62を径方向rの内方に変形させやすくして内管シャフト60、先端チップ65とガイドワイヤGとの距離を縮めやすくすることができる。
Further, the thickness from the
また、中間面66、69は、先端チップ65を平面視した際に長手方向Xに交差するように形成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を中間面66、69に挿入した際に内壁面62を径方向rの内方に変位させやすくして内壁面62をガイドワイヤGに接近させやすくすることができる。
Further, the
また、先端チップ65は長手方向Xにおける最先端が曲面状に形成された曲面部dを備える。中間面66、69は、先端チップ65の先端側であって、曲面部dよりも基端側に形成するように構成している。このように構成することによって、中間面66、69の断面形状が小さくなることを防止または抑制することができる。
Further, the
また、内管シャフト60は長手方向Xにおける基端側においてガイドワイヤGを外部からガイドワイヤルーメンL1に挿入可能なガイドワイヤポートPを備える。中間面63、64、67、68は、長手方向Xにおける先端側からガイドワイヤポートPまで設けるように構成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を医療器具100の外部に露出させずにすみ、手技の際に挿入部材70、80が他の医療器具のデリバリーの妨げとなることを防止または抑制することができる。
Further, the
(第1実施形態の変形例)
図12は第1実施形態の変形例に係る先端チップ65の長手方向Xと交差する断面である。先端チップ65および内管シャフト60の内壁面62は上記において円形状であると説明したが、以下のように構成することも可能である。なお、本変形例では内管シャフトおよび先端チップの内壁面の形状が第1実施形態と異なり、その他の構成は同様であるため、詳細な説明を省略する。また、図12において挿入部材は図示していないが、中間面や挿入ルーメンの形状に沿って(倣って)配置することができる。
(Modified example of the first embodiment)
FIG. 12 is a cross section intersecting the longitudinal direction X of the
先端チップ65aの内壁面62aは、本変形例において図12に示すように長手方向Xから見た際に、周方向θに変位するにつれて径方向rの寸法が増加したり減少したりする、いわゆる波型形状のように構成している。内管シャフトの内壁面62aも先端チップ65aと同様に構成している。
The
このように、本変形例において内壁面62aは、医療器具を長手方向Xから見た際に、長手方向Xと交差する周方向θに沿って波型に形成している。そのため、挿入部材70、80によって内壁面62aを変形させる際に内壁面62aをガイドワイヤGに接近させやすくして、内壁面62aとガイドワイヤGとの距離を縮めやすくすることができる。
As described above, in the present modification, the
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る医療器具について説明する。図13〜図16は第2実施形態に係る医療器具の内管シャフト60および先端チップ65bを示す図である。なお、本実施形態では先端チップ65b以外の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、挿入部材については図13〜図16において図示していないが、図12の場合と同様に中間面や挿入ルーメンの形状に沿って(倣って)配置することができる。
(Second Embodiment)
Next, the medical device according to the second embodiment will be described. 13 to 16 are views showing an
先端チップ65bは、図15、図16に示すように外壁面61と、内壁面62と、中間面63、64、66b、67、68、69bと、を備える。中間面63、64、66bは挿入部材70を配置する挿入ルーメンL4を形成するように構成している。中間面67、68、69bは、挿入部材80を配置する挿入ルーメンL5を形成するように構成している。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
また、中間面63、64、66b、67、68、69bは、中間面63、64、67、68と、中間面66b、69bとに分類される。
Further, the
中間面63、64、67、68は、第1実施形態と同様に長手方向Xに延在するように構成している。中間面66b、69bは、長手方向Xと交差するように構成している。中間面66b、69bは、図14に示すように中間面63、67と中間面64、68とが重なるように平面視した際に第1実施形態の中間面66、69よりも長手方向Xとなす角度が小さくなるように傾斜して形成している。中間面66b、69bは、図15、図16に示すようにガイドワイヤルーメンL1を形成する内壁面62を角度にして半周以上包囲するように形成している。
The
このように本実施形態において先端チップ65の中間面66b、69bは、第1実施形態に係る中間面66、69よりも長手方向Xとなす角度が小さくなるように構成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を中間面に挿入しやすくすることができる。
As described above, in the present embodiment, the
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されず、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。図17〜図20は先端チップおよび内管シャフトの変形例を示す斜視図、平面図である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the claims. 17 to 20 are perspective views and plan views showing deformation examples of the tip tip and the inner tube shaft.
第1実施形態および第2実施形態では中間面が挿入部材70、80を挿入できるように挿入ルーメンL2、L3を設ける実施形態について説明したが、これに限定されない。第1実施形態に対して図17、図18に示すように、内管シャフト60cおよび先端チップ65cに長手方向Xに延在する中間面63、64を設け、先端チップ65cに中間面66を設けて挿入ルーメンL2を形成し、挿入ルーメンL3を形成しなくてもよい。
In the first embodiment and the second embodiment, the embodiments in which the insertion lumens L2 and L3 are provided so that the
また、第2実施形態に対して図19、図20に示すように内管シャフト60dおよび先端チップ65dに長手方向Xに延在する中間面67、68を設け、先端チップ65dに中間面69bを設けて挿入ルーメンL5を形成し、挿入ルーメンL4を形成しなくてもよい。図17、図19等のように構成することによって、挿入部材70、80のいずれか一方を挿入すれば、内管シャフト60c、60dの先端に配置した先端チップ65c、65dの先端部の向きを変えることができる。これにより、生体管腔に対する医療器具の通過性を良好にすることができる。このように長手方向Xに対して傾斜した挿入ルーメンL4に挿入部材を配置して挿入部材の基端側において引張(牽引)操作を行なえば、先端チップの外壁面は長手方向Xと交差するYやZ等の方向に首を振るように変位する変形をさせ易くすることができる。
Further, as shown in FIGS. 19 and 20,
図21、図22は、第1実施形態および第2実施形態の中間面の変形例を示す平面図である。外壁面61と内壁面62の間には中間面63、64、66、67、68、69を形成すると記載したが、中間面には通路の断面積(外形)を一部周囲より小さくした減少部を設けるように構成してもよい。
21 and 22 are plan views showing a modified example of the intermediate surface of the first embodiment and the second embodiment. It is described that
図21では第1実施形態の変形例に相当する先端チップ65eにおいて長手方向Xに延在する中間面63eの中間面69eよりも基端側に減少部63fを形成している。また、中間面69eの中間面67から離間した部位には減少部69fを設けている。
In FIG. 21, in the
図22では第2実施形態の変形例である先端チップ65gにおいて、図22のように平面視した際に中間面66gの中間面69gとの交差部より基端側に減少部66hを設けている。また、先端チップ65gにおいて図22のように平面視した際に中間面69gの中間面66gとの交差部より基端側に減少部69hを設けている。
In FIG. 22, in the
このように、中間面63e、69e、66g、69gは、少なくとも一部が他の部位(周囲)よりも外形が小さい減少部63f、69f、66h、69hを設けるように構成している。このように構成することによって、挿入部材70、80を中間面によって形成する挿入ルーメンL2、L3、L4、L5に挿入させやすくすることができる。
As described above, the
また、上記では医療器具100がバルーン20を備えると説明したが、これに限定されない。医療器具は、バルーンを備えず、内壁面によってガイドワイヤルーメンを形成する医療器具である場合も本発明の一実施形態に含まれる。
Further, although it has been described above that the
また、上記では中間面63、64、67、68がシャフト部材を構成する内管シャフト60のガイドワイヤポートPまで設ける実施形態について説明した。ただし、挿入部材70、80を配置する中間面を設けることができれば、医療器具は中間面がガイドワイヤポートまで形成されていないものも本発明の一実施形態に含まれる。
Further, in the above description, an embodiment in which the
60 内管シャフト(シャフト部材)、
61 外壁面、
62、62a 内壁面、
63、64、67、68 中間面(第1部位、第2ルーメンを形成する面)、
63f、69f、66h、69h 減少部、
65、65a、65b、65c、65d、65e、65g 先端チップ(シャフト部材)、
66、66b、66g、69、69b、69e、69g 中間面(第2部位、第2ルーメンを形成する面)、
70 挿入部材(第1挿入部材)、
80 挿入部材(第2挿入部材)、
Cn 中心、
d 曲面部、
L1 ガイドワイヤルーメン(第1ルーメン)、
L2、L3、L4、L5 挿入ルーメン(第2ルーメン)、
P ガイドワイヤポート(開口部)、
r 径方向、
X 長手方向、
θ 周方向。
60 Inner pipe shaft (shaft member),
61 outer wall surface,
62, 62a Inner wall surface,
63, 64, 67, 68 intermediate surfaces (first site, surface forming the second lumen),
63f, 69f, 66h, 69h reduction part,
65, 65a, 65b, 65c, 65d, 65e, 65g Tip (shaft member),
66, 66b, 66g, 69, 69b, 69e, 69g Intermediate surface (second site, surface forming the second lumen),
70 Insertion member (first insertion member),
80 Insertion member (second insertion member),
Cn center,
d Curved surface part,
L1 guide wire lumen (1st lumen),
L2, L3, L4, L5 Insert lumen (second lumen),
P guide wire port (opening),
r radial direction,
X longitudinal direction,
θ Circumferential direction.
Claims (9)
前記シャフト部材の長手方向における少なくとも先端部に設けられ、前記長手方向と交差する径方向において前記内壁面と前記外壁面の間に第2ルーメンを形成する中間面と、
前記第2ルーメンに挿入可能な長尺状の挿入部材と、を有し、
前記中間面は、前記シャフト部材の前記長手方向に延在する第1部位と、前記第1部位と連なり前記第1ルーメンを包囲するように設けられる第2部位と、を備える医療器具。 A long shaft member including an outer wall surface and an inner wall surface forming a first lumen through which a guide wire can be inserted.
An intermediate surface provided at least at the tip of the shaft member in the longitudinal direction and forming a second lumen between the inner wall surface and the outer wall surface in the radial direction intersecting the longitudinal direction.
It has a long insertion member that can be inserted into the second lumen.
The intermediate surface is a medical device including a first portion extending in the longitudinal direction of the shaft member and a second portion connected to the first portion and provided so as to surround the first lumen.
前記中間面は、前記第1挿入部材と前記第2挿入部材を配置する前記第2ルーメンを複数形成する請求項1に記載の医療器具。 The insertion member includes a first insertion member and a second insertion member.
The medical device according to claim 1, wherein the intermediate surface forms a plurality of the second lumens on which the first insertion member and the second insertion member are arranged.
前記中間面は、前記長手方向の先端側であって、かつ、前記曲面部よりも基端側に設けられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療器具。 The tip portion includes a curved surface portion whose tip end in the longitudinal direction is formed in a curved surface shape.
The medical device according to any one of claims 1 to 6, wherein the intermediate surface is provided on the distal end side in the longitudinal direction and on the proximal end side with respect to the curved surface portion.
前記中間面は、前記長手方向における前記先端部から前記開口部まで設けられる請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療器具。 The shaft member has an opening on the proximal end side in the longitudinal direction into which the guide wire can be inserted into the first lumen from the outside.
The medical device according to any one of claims 1 to 7, wherein the intermediate surface is provided from the tip portion to the opening portion in the longitudinal direction.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020051346A JP2021146086A (en) | 2020-03-23 | 2020-03-23 | Medical device |
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JP2020051346A Pending JP2021146086A (en) | 2020-03-23 | 2020-03-23 | Medical device |
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2020
- 2020-03-23 JP JP2020051346A patent/JP2021146086A/en active Pending
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