JP2021141807A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電装置の給電能力を上回る受電デバイスをシステムに収容可能とする手法を提供する。【解決手段】給電装置1は、各受電デバイス8a〜8eの動作モード毎の消費電力が記述された受電デバイスプロファイル9を収集し、収集されたプロファイル9を受電デバイスデータベース2に保存する。また、給電装置1は、受電デバイスデータベース2を参照して各受電デバイス8a〜8eの動作モード(稼働モード/睡眠モード)を制御する給電スケジューラ5を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、PoE(Power Over Ethernet「登録商標」)によって給電装置が通信電力線に接続された受電デバイスに電力を供給する技術に関する。
「IoT」デバイスは、「LPWA無線/電池」の組み合わせで系統から物理的に切離されたロケーションで動作するイメージが強いが、「有線LAN/PoE」の組み合わせで稼働するケースも少なくない。
例えば「PoE」で稼働するセンサ,カメラ,LEDライトのセットをスイッチングハブ(HUB)に接続して出入口を監視する用途などが想定できる。このときイーサネットで電力が供給されるため、電池切れの心配がなく、また「有線LAN」なので通信安定性が無線より高く、今後に多様なアプリケーションの登場が期待されている。
「PoE」に関する規格としては、「IEEE802.3af」,「IEEE802.at」,「IEEE802.3bt」が挙げられる。これらの規格は、主に物理層の仕様を定義し、電力供給側は「Power Sourcing Equipment」と呼ばれ、電力受給側は「Powered Devices」と呼ばれている。
以下、電力供給側を「給電装置(PSE)」と呼び、電力受給側を「受電デバイス(PD)」と呼ぶ。表1は、受電デバイスの消費電力に応じて定められたクラスを示している。
Figure 2021141807
特開2008−219277
「LPWA無線/電池」の組み合わせによる「IoT」デバイスは、主に電池切れおよび無線到達性が問題となる。この点については「PoE」を利用すれば解消するものの、給電装置の電力供給能力による制約が生じる。
そこで、特許文献1では、「PoE」の給電過負荷に対して、通信装置(受電デバイス)内部で過電流が発生している場合、給電装置が通信装置の過電流を検出して給電を停止させ、さらに通信装置が自身の過電流を検出して能動的に給電装置の給電を停止させている。
しかしながら、特許文献1は過電流の発生時に給電停止をするにすぎず、受電デバイス群の消費電力が給電装置の総供給電力(定格)を超過させないようにするシステムを提供するものではない。すなわち、「PoE」ではポートごとの供給電力定格(表1のクラス)が定められているが、これとは別に給電装置の電力供給能力の上限による制約を受ける。
例えばポート数「24ポート」、供給可能総電力「500W」の給電装置の場合、全ポートにクラス「4」の受電デバイスが接続され、かつ各々の受電デバイスが規格一杯に電力を消費した場合、総消費電力「24×25.5W=612W」となり、定格「500W」を超過してしまう。
消費電力の超過を防止するためには、給電装置において受電デバイスの総消費電力を計算し、自身の定格を超過させないように給電状態を制御しなければならない。一般的には給電するポートを限定する形で定格を守ろうとするが、この方式では受電できる受電デバイスは常に受電できる一方、受電できない受電デバイスは常に受電できないおそれがある。
「IoT」システムの傾向として、個々の受電デバイスは安価であるものの、個数の増大による圧力がかかる一方で、これを収容する基地局(PoEシステムでは給電装置)は高価なため、受電デバイスと同程度のレートで増設することは難しい。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、給電装置の給電能力を上回る受電デバイス群を収容する手法の提供を解決課題としている。
(1)本発明の一態様は、
給電装置が通信電力線に接続された複数の受電デバイスに給電するシステムであって、
前記給電装置は、前記各受電デバイスの動作モード毎の消費電力が記述された受電デバイスプロファイルが保存されたデータベースと、
前記データベースを参照して前記各受電デバイスの前記動作モードを制御し、前記受電デバイス群による消費電力を前記給電装置の供給定格内に制御する給電スケジューラと、を備える。
(2)本発明の他の態様は、複数の給電デバイスに通信電力線を介して給電する給電装置であって、
前記給電装置は、前記各受電デバイスの動作モード毎の消費電力が記述された受電デバイスプロファイルが保存されたデータベースと、
前記データベースを参照して前記各受電デバイスの前記動作モードを制御し、前記受電デバイス群による消費電力を前記給電装置の供給定格内に制御する給電スケジューラと、を備える。
本発明によれば、給電装置の給電能力を上回る受電デバイス群を収容することが可能となる。
本発明の実施形態に係る給電制御システムの構成図。 同 受電デバイスの動作モードの状態遷移図。 同 給電キューの動作模型図。 実施例1の監視システムの構成図。 同 給電サイクル図。 実施例2の給電サイクル図。
以下、本発明の実施形態に係る給電制御システムを説明する。この給電制御システムは、次の着想をベースに案出されている。
(1)「IoT」デバイスは、一般に間欠動作(あるいはイベント駆動)し、睡眠モード(スリープモード)を持つことが多く、常時電源オンの場合は少ない。
(2)睡眠モード中の「IoT」デバイスは、電力を殆ど消費しないが、いつ起床して稼働モードに遷移するか不明である。
したがって、電力消費量の計算は、ワーストケース(運悪く、全デバイスが同時に起床して稼働した場合)を想定せざるをえず、電力消費量は全デバイスの稼働モード時の消費電力の合計となる。
(3)仮に給電装置が、自身に接続された受電デバイスの起動タイミングを重複しないように制御できれば、給電装置の供給能力を越える受電デバイス群をシステムに収容することが可能となる。
(4)睡眠モードを持たない受電デバイスについては、給電装置が給電/給電停止(停電)を制御することにより、受電デバイスに間欠動作を強いることもできる。
そこで、前記給電制御システムは、給電装置において受電デバイス群を制御することで給電装置の供給容量を越える受電デバイスをシステム内に収容させる。ここでは前記給電制御システムを「時分割多重型PoE(TDM−PoE)」と呼び、また「時分割多重型PoE」に関わる手続を「TDM−PoEプロトコル」と呼ぶものとする。
≪構成例≫
図1に基づき「時分割多重型PoE」の構成例を説明する。図1中の1は時分割多重型給電装置(TDM−PSE:以下、給電装置)を示し、7は給電装置1の給電ポートを示し、8は時分割多重型受電デバイス(TDM−PD:以下、受電デバイス)を示している。
ここでは給電装置1の給電ポート7にそれぞれ受電デバイス8a〜8eがイーサネットケーブル経由で接続されている。なお、受電デバイス8の個数は5つに限定されず、任意の個数でよいものとする。
給電装置1は、受電デバイスデータベース(PDDB)2,マスタークロック(MCLK)3,給電装置設定(CFG)4,給電スケジューラ(SCHED)5,給電キュー(PSQ6),給電ポート7を実装している。
受電デバイス8a〜8eは、それぞれ受電デバイスプロファイル(PROFILE)9を備えている。なお、表2は前記各構成1〜9の詳細を示し、表3は前記プロファイル9の詳細を示している。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
図1中の7aは給電状態の給電ポート7を示し、7bは停電状態の給電ポート7を示している。したがって、受電デバイス8a〜8dは所定の動作モード(稼働モード・準備モード・待機モード・睡眠モード)の状態と示されている。一方、受電デバイス8eは停電状態、即ちシャットダウンした状態と示されている。表4は、受電デバイスの各動作モードの詳細を示している。
Figure 2021141807
(1)動作モードの状態遷移
図2に基づき動作モードの状態遷移を説明する。まず、受電デバイス8は、停電状態(S0)からの給電開始により起動し、準備モード(S1)の状態で待機する。この準備モードのときに給電装置1からスリープ指令あれば睡眠モード(S2)に遷移し、レジューム指令があれば稼働モード(S3)に遷移する。
受電デバイス8は、睡眠モード(S2)のときに給電装置1から「WoL(Wake On LAN)」/起床トリガーの指令があれば、準備モード(S1)に遷移する。
また、稼働モード(S3)のときに給電装置1からサスペンド指令/遷移条件1を満たせば準備モード(S1)に遷移する。さらに稼働モードのときにスリープ指令/遷移条件2を満たせば睡眠モード(S2)に遷移する。
なお、各動作モード(S1〜S3)のときに給電装置1が給電を停止すれば停電状態(S0)に遷移する。表5は各動作モード(S0〜S3)の状態遷移を示し、表6は遷移条件1,2となり得るインシデント及びその詳細を示している。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
表7は、受電デバイス8が遠隔監視システムの端末である場合、即ち該端末を給電装置1により給電制御した場合の電源マッピングを示している。ここでは稼働モードの場合には、「CPU,デジタル入出力,アナログ入出力,FRAM(登録商標:FeRAM/強誘電体メモリ)」がすべて電源オンとなる。
準備モードの場合には「CPU,FRAM」が電源オンとなる一方、「デジタル入出力,アナログ入出力」が電源オフとなる。睡眠モードの場合には「CPU」がスリーブとなり、「FRAM,デジタル入出力,アナログ入出力」が電源オフとなる。
Figure 2021141807
表8は、表3中のタスクタイプ、即ち受電デバイス8の行動形態を表すパラメータの定義を示している。表9は、表3中の起床モードの定義を示し、起床後の受電デバイス8は必ず準備モードに遷移する。表10は、表3中の就寝モードの定義を示している。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
Figure 2021141807
(2)給電キュー6
図3に基づき給電キュー6の動作を説明する。この給電キュー6は、受電デバイス8の動作モードで消費する電力を記述した電力要求票6cが順次に格納(エンキュー)され、稼働キュー6a,基礎負荷キュー6bを備えている。
具体的には稼働キュー6aには、受電デバイス8の稼働モードで消費する電力を記述した電力要求票6c−2が格納される。一方、基礎負荷キュー6bには、受電デバイス8の睡眠モード/準備モードで消費する電力を記述した電力要求票が格納される。
この各キュー6a,6bに格納された電力要求票6cは、合流器(MUX)6dにより先頭から順に取り出される(デキューされる)。ここで取り出された電力要求票6cは給電保存部(バケツ)6eに移送され、給電保存部6eに移送された電力要求票6cの受電デバイス8が給電対象となる。
すなわち、消費電力計算器6fは、給電保存部6eに移送された電力要求票6cに記述された消費電力の合計を計算し、合流器6dにフィードバックする。表11は給電キュー6の各部6a〜6fの詳細を示し、表12は電力要求票6cの記述内容の詳細を示している。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
≪システムの動作処理≫
以下、「時分割多重型PoE」の動作処理を説明する。すなわち、給電装置1は、自身に接続されている受電デバイス8の前記プロファイル9を収集し、収集された前記プロファイル9を前記データベース2に格納する。
また、給電スケジューラ5は、前記データベース2を参照して給電スケジューリングを実行し、受電デバイス8による総消費電力が自身の装置定格以内を越えないように各給電ポート7の給電を制御する。このような「時分割多重型PoE」の動作処理は、主にプロファイル収集と給電スケジューリングとに大別される。
<プロファイル収集>
プロファイル収集方法を受電デバイス8および給電装置1の動作仕様に基づき説明する。
(1)受電デバイス8の動作仕様
A:受電デバイス8は、最初の受電開始後必ず準備モードで起動する。給電装置からの許可(レジューム指令)があるまでは稼働モードに遷移してはならない。
B:受電デバイス8は、自身が受電する給電ポート7から自身の前記プロファイル9を給電装置1に送信する(プロファイル提出)。これをハローメッセージと呼び、該ハローメッセージの送信後は給電装置1からの応答を待つ。
このハローメッセージの応答に自身のプロファイルが記述されていれば挨拶が完了し、ハンドシェイク済みとなる。一方、前記応答に一部でも相違があれば受電デバイス8は、ハローメッセージを再送する。
(2)給電装置1の動作仕様
A:給電装置は、特定の給電ポート7において電力供給を「ON」に設定し、ハローメッセージを定期的に送信する。この作業を「プロ―ビング」と呼ぶ。
プロ―ビングを行う際は、当該給電ポート7に接続された未知の受電デバイス8が当該給電ポート7の最大定格電力を消費したとしても、給電装置1の全体の最大定格を超過しないように他の給電ポート7での電力供給を調整しなければならない。
B:給電装置1は、プロ―ビング中の給電ポート7が受電デバイス8からのハローメッセージを受信すれば、該ハローメッセージに記述された前記プロファイル9を前記データベース2に格納し、その後に同プロファイル9を受電デバイス8に返信する。
C:給電装置1は、プロ―ビング中の給電ポート7において、受電デバイス8からのハローメッセージを受信するまで、定期的にハローメッセージを送信する。
ただし、給電装置設定(表2参照)に定められた期間・回数を過ぎても受電デバイス8からのハローメッセージを受信しない場合には同給電装置設定に従って行動する。例えば以下の(a)(b)の行動が想定される。
(a)そのままプロービングを続行する。
(b)当該給電ポート7におけるプロービングを打ち切り、当該給電ポートの給電を終了する。
D:給電装置1は、自身の全給電ポート7においてプロービングを実行し、自身に接続された全ての受電デバイス8の前記プロファイル9を収集する。このとき「挨拶・ハンドシェイク」が未成立の給電ポート7については、給電を常時オフに維持する/定期的(あるいは恒常的)にプロービングを実施するなど給電装置設定(表2参照)に従うものとする。
<給電スケジューリング>
給電スケジューラ5は、前記データベース2を参照して受電デバイス8の電力要求票6cを作成して給電キュー6a,6bに格納する。以下、給電スケジューラ5の動作処理を説明する。
(1)受電デバイス8に対する動作モードの割当て
給電スケジューラ5は、各受電デバイス8について電力供給能力の制約(定格)が無かったら動作モードをどのように設定したであろうかを判定する。すなわち、各受電デバイス8を稼働させるべきか否かを判定する。具体的には受電デバイス8のタスクタイプ(表3・表4・表13参照)に従って判定する。
Figure 2021141807
(2)消費電力の見積もり
給電装置1は、前記判定に基づき各受電デバイスの消費電力の見積もりを作成する。表14は、動作モード毎の消費電力見積もりの詳細を示している。
Figure 2021141807
(3)電力要求票6cの起票
給電装置1は、各受電デバイス8について動作モード毎の前記見積もりに基づき電力要求票6cを起票して給電キュー6にエンキューする。
詳細を説明すれば、まず全ての受電デバイス8について表15の基礎負荷用電力要求票6c−1を起票し、起票した基礎負荷用電力要求票6c−1を基礎負荷キュー6bにエンキューする。
Figure 2021141807
つぎに前記判定で稼働モードとされた受電デバイス8について表16の稼働用電力要求票6c−2を起票し、起票した稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6aにエンキューする。
Figure 2021141807
(4)基礎負荷キューのデキュー
給電装置1は、基礎負荷キュー6bにエンキューされた基礎負荷用電力要求票6c−1を先頭から順にデキューし、給電保存部6eに移送する。ただし、給電保存部6eにエンキューされた基礎負荷用電力要求票6c−1の消費電力の合計、即ち消費電力計算器6fの出力が給電装置1の定格に達した場合には、そこで基礎負荷用電力要求票6c−1の移送を打ち切る。なお、基礎負荷キュー6bが空になったら次の動作処理に進む。
(5)稼働キューのデキュー
給電装置1は、稼働キュー6aにエンキューされた稼働用電力要求票6c−2を先頭から順にデューし、給電保存部6eに移送する。ただし、給電保存部6eにエンキューされた両電力要求票6c−1,6c−2の消費電力の合計が給電装置1の供給定格に達した場合には、そこで稼働用電力要求票6c−2の移送を打ち切る。なお、稼働キュー6aが空になったら次の動作処理に進む。
(6)給電の決定
電力要求票6c−1,6c−2のデキューが終了すれば、受電デバイス8への給電の有無を次の通りに決定する。
A:給電保存部6eに電力要求票6c−1,6c−2のいずれも入っていない受電デバイスは給電が完全に停止される。したがって、睡眠モード・準備モードで動作させることもできない。この点で間欠動作をサポートしていない受電デバイスについて、給電/停電のスイッチングにより間欠動作を作り出すことが可能となる。
B:給電保存部6eに電力要求票6c−1,6c−2が入っている受電デバイス8については、電力要求票6c−1,6−c2に従って給電する。すなわち、電力要求票6c−1のみが入っている受電デバイス8は睡眠モードで給電する一方、両電力要求票6c−1,6c−2が入っている受電デバイス8は稼働モードで給電する。この場合、前述のように前記電力要求票6c−1,6c−2の消費電力の合計は、給電装置1の供給定格に達すれば移送が打ち切られているため、給電装置1の定格の範囲内に収まる。
そして、給電装置1の供給定格の範囲内で前記電力要求票6c−1,6c−2のエンキュー・デキューを繰り返すことにより、各受電デバイス8の各動作モードを間欠動作させ、給電装置1の定格を上回る総消費電力の受電デバイス8群をシステムに収容することを可能にしている。
(7)給電スイッチング
給電スケジューラ5は、動作モードの割り当て時に睡眠(あるいは停電)させるべきと判定した受電デバイス8を睡眠モードに遷移させる(あるいは停電させる)。また、稼働させるべきと判定した受電デバイス8に対しては稼働モードに遷移させる。
この処理を「給電スイッチング」と呼ぶ。ただし、稼働モードへの遷移を先に実行すると一時的とはいえ、消費電力が供給定格を超過するおそれがある。そこで、給電スイッチングは、必ず睡眠モード(あるいは停電)への遷移を先に実行し、次に稼働モードへの遷移を実行するものとする。なお、受電デバイス8の動作モードを遷移させるための切り替え手続として、「スリーブ指令」・「サスペンド指令」・「レジューム指令」を用いる。
A:具体的には給電装置1は、動作モードの割り当て時に睡眠させるべきと判定した受電デバイス8が起床状態(稼働モード)にあれば、当該受電デバイス8に対して「スリープ指令」を発行する。
受電デバイス8は、「スリープ指令」を受信すれば現在実行中の動作処理を切り上げ、給電装置1への応答(ACK)の返信後に睡眠モードに遷移する。このとき同指令の受信から睡眠モードに遷移するまでの時間は、サスペンド準備時間以下でなければならない。
このとき睡眠モードを持たない受電デバイス8は、稼働モードから準備モードに遷移させることで消費電力を抑制し、給電装置1からの「レジューム指令」を受けるまで待機する。
なお、割り当て時に停電させるべきと判定した受電デバイス8が起床状態(稼働モード)にあれば、当該受電デバイス8の給電を停止する。これにより当該受電デバイス8は、強制的に停電状態に移行する。
B:サスペンド指令
「サスペンド指令」は、「スリープ指令」と同様の目的で使用される。ただし、同指令は睡眠モードではなく、準備モードへ遷移させる点で相違している。この「サスペンド指令」の使用は次のケースが想定される。
・受電デバイス8が睡眠モードをサポートしていない。
・稼働モードの終了後に受電デバイスに何らかのアクションがある場合(設定変更,測定データの吸い上げ等)
C:レジューム指令
給電装置1は、動作モードの割り当て時に稼働させるべきと判定した受電デバイス8が睡眠状態(睡眠モード)にあれば、当該受電デバイス8に対して「レジューム指令」を発行する。
ただし、睡眠モード中の受電デバイス8に指令を発しても反応が無いので、まずは「WoL」マジックパケットによって起床させる。ここで起床した受電デバイス8は、必ず準備モードに遷移しなければならず、稼働モードに遷移してはならない。
このとき給電装置1は、「WoL」にて起床した受電デバイス8に対して「レジューム指令」を発行し、当該受電デバイス8を稼働モードに遷移させる。これにより「レジューム指令」を受けた受電デバイス8は稼働モードに遷移し、自身の課せられた主たる任務を実行する。
≪実施例1≫
図4および図5に基づき「時分割多重型PoE」の実施例1を説明する。ここでは「時分割多重型PoE」は、5台の水位測定端末8a〜8eを受電デバイス8とする監視システムに適用されている(図5中では水位測定端末8c〜8eを省略している。)。
水位測定端末8a〜8eは、それぞれマンホール11に設置され、共通の給電装置1にLANケーブルで接続され、「PoE」により電力供給されている。また、水位測定端末8a〜8eの測位データは、前記LANケーブルにより給電装置1経由で遠隔監視系に伝送される。
この給電装置1は、電柱に設置されたトランスのケースに収納されて風雨から保護され、降圧後の100V電源を供給されて稼働する。ここでは給電装置の「PoE」供給定格は30Wとし、LANケーブルは地中に塩ビ管等を埋設してその中空部内に配線されているものとする。
Figure 2021141807
表17は、水位測定端末8a〜8eのプロファイル9を示し、1分間測定/1分間休憩を周期とする間欠動作を想定した設定となっている。すなわち、給電装置1の供給定格が十分に大きければ、前記周期を完全に履行できるが、表17に示す前記プロファイル9の諸条件によれば、給電装置1の供給定格を超過する消費となる。そこで、実施例1では給電装置1の給電スイッチングなどにより供給超過の防止を図っている。以下、動作処理を説明する。
(1)初期状態
表18は、初期状態の基礎負荷キュー(BQ)6b・稼働キュー(AQ)6aと給電保存部6eを示し、それぞれには水位測定端末8a〜8eの電力要求票6は入っていない。このとき給電装置1は、給電ポート7の1ポートずつ給電しつつ前記プロファイル9を収集する。
Figure 2021141807
(2)プロービング
給電装置1は、前述のように水位測定端末8a〜8eの給電ポート7を一つずつ給電してハンドシェイクを実行し、前記プロファイル9を収集する。この段階では、どのような受電デバイス8が接続されているか不明なので、ワーストケースを想定して給電ポート7数を絞り込む必要がある。
(3)電力要求票6cのエンキュー
給電装置1は、水位測定端末8a〜8eについて電力要求票6cを起票する。本実施例では、全ての水位測定端末8a〜8eが周期モードなので、初回はすべて稼働モードと判定される。
表19は、給電キュー6に投入された電力要求票6cを示し、水位測定端末8a〜8eのそれぞれの両電力要求票6c−1,6c−2がエンキューされている。なお、各稼働用電力要求票6c−2の要求電力は、「稼働時消費電力(12W)−睡眠時消費電力(1W)=11W」となっている。
Figure 2021141807
(4)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bの基礎負荷用電力要求票6c−1から先にデキューし、給電保存部6eに移送する。表20は、すべての基礎負荷用電力要求票6c−1を給電保存部6eに移送した状態を示している。
ここで給電保存部6eの上段に記載された「5W(網掛表示)/30W」中、「5W」は移送された基礎負荷用電力要求票6c−1の合計消費電力を示し、「30W」は給電装置1の供給定格を示している。また、給電保存部6eの下段の網掛表示は移送された基礎負荷用電力要求票6c−1を示している。
Figure 2021141807
つぎに稼働キュー6aから水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。表21は、同移送後の状態を示している。
Figure 2021141807
表22は、続いて水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送した状態を示している。この表22によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8cの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切る。
Figure 2021141807
(5)給電の実施「0分時点」
給電保存部6eに入っている前記電力要求票6c−1,6c−2に基づいて給電スイッチングを実施する。すなわち、水位測定端末8a,8bは、稼働用電力要求票6c−2が給電保存部6eに入っているので、稼働モードにて給電される。また、水位測定端末8c〜8eは、基礎負荷用電力要求票6c−1のみが給電保存部6eに入っているので、待機モードにて給電される。
(6)受電デバイス就寝「1分時点」
前記給電スイッチングの実施後1分が経過し、稼働モードの水位測定端末8a,8bが睡眠モードに遷移した。この水位測定端末8a,8bは「2分時点」まで睡眠モードの状態のままである。
(7)電力要求票6cの増減
水位測定端末8a,8bは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表23は、水位測定端末8a,8bの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
その後、必要に応じて電力要求票6cを起票する。ここでは表24に示すように、特に電力要求票6cは起票されていない。
Figure 2021141807
(8)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。表25は移送後の給電保存部6eを示している。
Figure 2021141807
つぎに稼働キュー6aから水位測定端末8cの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。表26は、同移送後の状態を示している。
Figure 2021141807
表27は、続いて水位測定端末8dの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送した状態を示している。この表22によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切る。
Figure 2021141807
(9)給電実施「1分時点」
給電保存部6eに入っている前記電力要求票6c−1,6c−2に基づいて給電スイッチングを実施する。すなわち、水位測定端末8c,8dは、稼働用電力要求票6c−2が給電保存部6eに入っているので、稼働モードにて給電される。また、水位測定端末8e,8a,8bは、基礎負荷用電力要求票6c−1のみが給電保存部6eに入っているので、待機モードにて給電される。
(10)受電デバイス就寝「2分時点」
前記給電スイッチングの実施後1分が経過し、稼働モードの水位測定端末8c,8dが睡眠モードに遷移した。この水位測定端末8c,8dは「3分時点」まで睡眠モードの状態のままである。一方、睡眠モードの水位測定端末8a,8bは起床して稼働したい時間となった。
(11)電力要求票6cの増減
水位測定端末8c,8dは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表28は、水位測定端末8c,8dの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
その後、必要に応じて電力要求票6cを起票する。ここでは表29に示すように、水位測定端末8a,8bの稼働用電力要求票6c−2を起票した。
Figure 2021141807
(12)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。表30は移送後の給電保存部6eを示している。
Figure 2021141807
つぎに稼働キュー6aから水位測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。表31は、同移送後の状態を示している。
Figure 2021141807
表32は、続いて水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送した状態を示している。この表32によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切る。
Figure 2021141807
(13)給電実施「2分時点」
給電保存部6eに入っている前記電力要求票6c−1,6c−2に基づいて給電スイッチングを実施する。すなわち、水位測定端末8e,8aは、稼働用電力要求票6c−2が給電保存部6eに入っているので、稼働モードにて給電される。また、水位測定端末8b〜8dは、基礎負荷用電力要求票6c−1のみが給電保存部6eに入っているので、待機モードにて給電される。
(14)受電デバイス就寝「3分時点」
前記給電スイッチングの実施後1分が経過し、稼働モードの水位測定端末8e,8aが睡眠モードに遷移した。この水位測定端末8e,8aは「4分時点」まで睡眠モードの状態のままである。一方、睡眠モードの水位測定端末8c,8dは起床して稼働したい時間となった。
(15)電力要求票6cの増減
水位測定端末8e,8aは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表33は、水位測定端末8e,8aの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
その後、必要に応じて電力要求票6cを起票する。ここでは表34に示すように、水位測定端末8c,8dの稼働用電力要求票6c−2を起票した。
Figure 2021141807
(16)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。表35は移送後の給電保存部6eを示している。
Figure 2021141807
つぎに稼働キュー6aから水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。表36は、同移送後の状態を示している。
Figure 2021141807
表37は、続いて水位測定端末8cの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送した状態を示している。この表37によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8dの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切る。
Figure 2021141807
(17)給電実施「3分時点」
給電保存部6eに入っている前記電力要求票6c−1,6c−2に基づいて給電スイッチングを実施する。すなわち、水位測定端末8b,8cは、稼働用電力要求票6c−2が給電保存部6eに入っているので、稼働モードにて給電される。また、水位測定端末8d,8e,8aは、基礎負荷用電力要求票6c−1のみが給電保存部6eに入っているので、待機モードにて給電される。
(18)受電デバイス就寝「4分時点」
前記給電スイッチングの実施後1分が経過し、稼働モードの水位測定端末8b,8cが睡眠モードに遷移した。この水位測定端末8b,8cは「5分時点」まで睡眠モードの状態のままである。一方、睡眠モードの水位測定端末8e,8aは起床して稼働したい時間となった。
(19)電力要求票6cの増減
水位測定端末8b,8cは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表38は、水位測定端末8b,8cの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
その後、必要に応じて電力要求票6cを起票する。ここでは表39に示すように、水位測定端末8e,8aの稼働用電力要求票6c−2を起票した。
Figure 2021141807
(20)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。表40は移送後の給電保存部6eを示している。
Figure 2021141807
つぎに稼働キュー6aから水位測定端末8dの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。表41は、同移送後の状態を示している。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
表42は、続いて水位測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送した状態を示している。この表42によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切る。
このような動作処理のサイクルを繰り返して実行する。図5は、前記サイクルのチャートを示している。ここでは水位測定端末8a〜8eは睡眠モードの時間が2分に伸びており、動作周期の伸縮が確認されているが、これは給電装置1の供給電力不足による延伸に起因し、やむを得ない。
その一方で「時分割多重型PoE」によれば、水位測定端末8の消費電力,個数,動作周期によって定まる総消費電力が給電装置1の供給定格(30W)を超過したとしても、前述の動作周期の伸縮により稼働密度が調整される。これにより供給定格の超過を防止しながらの間欠動作が実現され、給電装置1の供給定格を上回る水位測定端末8群をシステムに収容することが可能となる。
このとき従来手法によれば、ワーストケースで消費電力を見積もるしかなかったので、睡眠モード中の水位測定端末8により供給電力に余力があっても、それを使用することができなかった。これに対して「時分割多重型PoE」によれば、稼働用電力要求票6c−2を供給定格の電力量まで移送可能ため、給電装置1の供給定格一杯に電力を使うことができ、電力の使用効率が向上する。
また、給電装置1の供給定格の範囲内で稼働用電力要求票6c−2をラウンドロビンすることでエンキュー・デキューが繰り返される。したがって、周期動作する水位測定端末8a〜8eの稼働タイミング(稼働モード)がずらされ、その結果、水位測定端末8の同時起動による通信の輻輳を自然に予防できる。
なお、実施例1では、説明の便宜上、各水位測定端末8a〜8eの動作周期や動作時間を比較的簡単に分かり易い設定とした。もっとも、実際にどの様に設定されていたとしても、給電装置1の供給定格の範囲内でラウンドロビンすることで公平性が担保された形で水位測定端末8の間欠動作サイクルを構築することができる。
≪実施例2≫
実施例2の「時分割多重型PoE」は、実施例1と同様に5台の水位測定端末8a〜8eを受電デバイス8とする監視システムに適用されている。実施例1は、給電装置1の供給定格による制約から動作周期が伸びる場合があった。そこで、実施例2では稼働キュー6aの運用に改善を施した。
(1)改善点
実施例2の改善点は次の通りである。
a)稼働キュー6aを複数本にした。ここでは稼働キュー6aとして、稼働キューAQ1,AQ2を用意した。
b)水位測定端末8の感知した水位に応じてエンキューを、以下のように変更する。
・測定値が危険水位に達したら稼働キューAQ1にエンキューする。
・測定値が危険水位未満であれば稼働キューAQ2にエンキューする。
c)ただし、稼働キューAQ1を先にデキューするものとする。
以下、実施例2の「時分割多重型PoE」が適用された監視システムの動作処理を説明する。ここでは水位測定端末8bの地点が危険水位であるとする。
(1)初期状態
Figure 2021141807
Figure 2021141807
表43は、初期状態の基礎負荷キュー(BQ)6b・稼働キュー6a(AQ1,AQ2)と給電保存部6eを示し、それぞれには水位測定端末8a〜8eの電力要求票6は入っていない。このとき給電装置1は、実施例1と同様に給電ポート7の1ポートずつ給電しつつ前記プロファイル9を収集する。
(2)プロービング
給電装置1は、水位測定端末8a〜8eの給電ポート7を一つずつ給電してハンドシェイクを実行し、前記プロファイル9を収集する。
(3)電力要求票6cのエンキュー
また、給電装置1は、水位測定端末8a〜8eについて電力要求票6cを起票する。本実施例でも、全ての水位測定端末8a〜8eが周期モードなので、初回はすべて稼働モードと判定される。
表44は、電力要求票6cが投入された給電キュー6を示し、水位測定端末8a〜8eのそれぞれの両電力要求票6c−1,6c−2が基礎負荷キュー(SQ)6bおよび稼働キュー6a(AQ2)にエンキューされている。
Figure 2021141807
(4)電力要求票6cのデキュー
表45は、すべての基礎負荷用電力要求票6c−1を給電保存部6eに移送した状態を示している。
また、稼働キュー6aの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、順に給電保存部6eに移送する。ただし、水位測定端末8bが危険水位を報告したため、該水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を優先する。
ここでは表46に示すように、水位測定端末8a,8bの稼働用電力要求票6c−2が給電保存部6eに移送される。これにより給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8cの稼働用電力要求票6c−2に応えられず、ここで移送を打ち切って給電スイッチングを開始する。
Figure 2021141807
(5)給電の実施「0分時点」
水位測定端末8a,8bが稼働モードにて給電される一方、水位測定端末8c〜8dが待機モードにて給電される。
(6)充電デバイス就寝「1分時点」
1分が経過し、稼働モードの水位測定端末8a,8bが睡眠モードに遷移する。この水位測定端末8b,8cは「2分時点」まで睡眠モードの状態のままである。
(7)電力要求票6cの増減
水位測定端末8a,8bは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表47は、水位測定端末8a,8bの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。その後、必要に応じて電力要求票6cを起票する。ここでは特に電力要求票6cは起票されていない。
Figure 2021141807
(8)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。
つぎに表48に示すように稼働キュー6aから水位測定端末8c,8dの稼働用電力要求票6c−2をデキューし、給電保存部6eに移送する。この表48によれば、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切って給電スイッチングを実施する。
Figure 2021141807
(9)給電実施「1分時点」
水位測定端末8c,8dが稼働モードにて給電される一方、水位測定端末8a,8b,8eが待機モードにて給電される。
(10)充電デバイス就寝「2分時点」
給電実施後1分が経過すれば稼働モードの水位測定端末8c,8dが睡眠モードに遷移する。この水位測定端末8c,8dは「2分時点」まで睡眠モードの状態のままである。
(11)電力要求票6cの増減
水位測定端末8c,8dは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表49は、水位測定端末8c,8dの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
なお、水位測定端末8a,8bは、起床して稼働したい時間となったため、稼働用電力要求票6c−2が起票される。
(12)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。
つぎに表50に示すように、前回の測位結果で危険水位を報告した水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6a(AQ1)にエンキューし、水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6a(AQ2)にエンキューする。
Figure 2021141807
そして、表51に示すように、水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送する。その後、表52に示すように、水位測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送する。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
その結果、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切って給電スイッチングを実施する。
(13)給電実施「2分時点」
水位測定端末8b,8eが稼働モードにて給電される一方、水位測定端末8a,8c,8dが待機モードにて給電される。
(14)充電デバイス就寝「3分時点」
給電実施後1分が経過すれば稼働モードの水位測定端末8b,8eが睡眠モードに遷移する。この水位測定端末8b,8eは「3分時点」まで睡眠モードの状態のままである。
(15)電力要求票6cの増減
水位測定端末8b,8eは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表53は、水位測定端末8b,8eの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
なお、水位測定端末8c,8dは、起床して稼働したい時間となったため、稼働用電力要求票6c−2が起票される。
(16)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。
つぎに表54に示すように水位測定端末8c,8dの稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6a(AQ2)にエンキューする。
Figure 2021141807
そして、表55に示すように、水位測定端末8a,8cの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送する。
Figure 2021141807
その結果、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8dの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切って給電スイッチングを実施する。
(17)給電実施「3分時点」
水位測定端末8a,8cが稼働モードにて給電される一方、水位測定端末8b,8d,8eが待機モードにて給電される。
(18)充電デバイス就寝「2分時点」
給電実施後1分が経過すれば稼働モードの水位測定端末8a,8cが睡眠モードに遷移する。この水位測定端末8a,8cは「3分時点」まで睡眠モードの状態のままである。
(19)電力要求票6cの増減
水位測定端末8a,8cは睡眠モードに遷移したため、その稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eから取り除く。表56は、水位測定端末8a,8cの稼働用電力要求票6c−2を取り除いた状態を示している。
Figure 2021141807
なお、水位測定端末8b,8eは、起床して稼働したい時間となったため、稼働用電力要求票6c−2が起票される。
(20)電力要求票6cのデキュー
まず、基礎負荷キュー6bから先にデキューし、給電保存部6eに移送する(既に実施済み。)。
つぎに表57に示すように、前回の測位結果で危険水位を報告した水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6a(AQ1)にエンキューし、水測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2を稼働キュー6a(AQ2)にエンキューする。
Figure 2021141807
そして、表58に示すように、水位測定端末8bの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送する。その後、表59に示すように、水測定端末8eの稼働用電力要求票6c−2を給電保存部6eに移送する。
Figure 2021141807
Figure 2021141807
その結果、給電保存部6eの合計消費電力は「27W」に達したため、残り「3w」では次の水位測定端末8aの稼働用電力要求票6c−2に応えられないため、ここで移送を打ち切って給電スイッチングを実施する。
このような動作処理のサイクルを繰り返して実行する。図6は、前記サイクルのチャートを示している。ここでは稼働キュー6a(AQ1)を設けて危険水位を報告した水位測定端末8bのキューイングを優遇した結果、他の水位測定端末8a,8c〜8eはともかくとして、最重要の水位測定端末8bについて睡眠モードの時間が2分に延伸することが回避できた。
したがって、実施例2によれば、キューイングを改善して水位測定端末8群に優劣をつけることで重要度に応じた稼働モードの制御が可能となる。これにより有限の資源である給電装置1の供給電力を有効に活用することができる。
1…給電装置
2…受電デバイスデータベース
3…マスタークロック
4…給電装置設定
5…給電スケジューラ
6…給電キュー
6a…稼働キュー
6b…基礎負荷キュー
6c…電力要求票
6c−1…基礎負荷用電力要求票
6c−2…稼働用電力要求票
7…給電ポート
8…時分割多重型の受電デバイス(水位測定端末)
9…受電デバイスプロファイル
11…マンホール

Claims (11)

  1. 複数の給電デバイスに通信電力線を介して給電する給電装置であって、
    前記各受電デバイスの動作モード毎の消費電力が記述された受電デバイスプロファイルが保存されたデータベースと、
    前記データベースを参照して前記各受電デバイスの前記動作モードを制御し、前記受電デバイス群による消費電力を前記給電装置の供給定格内に制御する給電スケジューラと、
    を備えることを特徴とする給電装置。
  2. 前記受電デバイスプロファイルには、
    前記受電デバイスが主たる任務実行中の稼働モード時の消費電力を示す稼働時消費電力と、
    前記受電デバイスが起動していない睡眠モード時の消費電力を示す睡眠時消費電力と、
    が含まれることを特徴とする請求項1記載の給電装置。
  3. 前記受電デバイスプロファイルは、前記受電デバイスの起動時に前記給電装置に送信され、
    前記受電デバイスプロファイルを受信した前記給電装置は、前記受電デバイスに応答のメッセージを送信し、前記受電デバイスプロファイルを前記データベースに保存する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の給電装置。
  4. 前記給電スケジューラは、前記データベースに保存された受電デバイスプロファイルに基づき各受電デバイスについて、
    前記睡眠時消費電力に応じた基礎負荷用電力要求票と、
    前記稼働時消費電力と前記睡眠時消費電力との差に応じた稼働用電力要求票と、
    を起票してそれぞれを基礎負荷キューと稼働キューとに格納し、
    前記基礎負荷用電力要求票を順に給電保存部に移送し、該移送後に稼働用電力要求票を順に給電保存部に移送し、
    前記給電保存部に移送された前記両電力要求票の合計消費電力が前記供給定格に達した場合には前記移送を終了し、
    前記給電保存部に移送された前記両電力要求票に基づき受電デバイスの動作モードを判定して給電する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の給電装置。
  5. 前記給電スケジューラは、
    前記基礎負荷用電力要求票のみが前記給電保存部に投入された前記受電デバイスの給電を睡眠モードと判定する一方、
    前記基礎負荷用電力要求票および前記稼働用電力要求票が前記給電保存部に投入された前記受電デバイスの給電を稼働モードと判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の給電装置。
  6. 前記給電スケジューラにより睡眠モードと判定された前記受電デバイスが稼働モードの状態であれば前記給電装置はスリープ指令を送信し、
    前記スリープ指令を受信した前記受電デバイスは、稼働モードから睡眠モードに遷移する
    ことを特徴とする請求項5記載の給電装置。
  7. 前記給電スケジューラにより稼働モードと判定された前記受電デバイスが睡眠モードであれば前記給電装置はレジューム指令を送信し、
    前記レジューム指令を受信した前記受電デバイスは、睡眠モードから稼働モードに遷移する
    ことを特徴とする請求項6記載の給電装置。
  8. 前記稼働モードへの遷移を前記睡眠モードへの遷移後に実行することを特徴とする請求項7記載の給電装置。
  9. 前記給電保存部に移送された稼働用電力要求票の前記受電デバイスが、睡眠モードに遷移すれば前記給電保存部から取り除かれ、
    次の稼働用電力要求票を順に前記給電保存部に移送することを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の給電装置。
  10. 前記給電保存部に前記両電力要求票のいずれも投入されていない受電デバイスの給電が停止される
    ことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の給電装置。
  11. 前記受電デバイスプロファイルには、
    前記受電デバイスが起動しているもの主たる任務を実行していない準備モードの消費電力を示す準備時消費電力が記述され、
    前記睡眠モードをサポートしていない前記受電デバイスについては、前記準備モードで動作させる
    ことを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載の給電装置。
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