JP2021141526A - 無線アクセスポイント装置、無線設定変更方法、及びプログラム - Google Patents

無線アクセスポイント装置、無線設定変更方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線アクセスポイントが接続される子機に対するサービス内容を変更にすることを可能にする。【解決手段】無線通信手段11は、第1の無線設定で無線子機と無線通信する第1の仮想アクセスポイントを用いて、無線子機と無線通信する。仮想アクセスポイント生成手段12は、第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成する。仮想アクセスポイント切替手段は、無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、第1の仮想アクセスポイントから第2の仮想アクセスポイントに切り替える。【選択図】図1

Description

本開示は、無線アクセスポイント装置、その無線設定変更方法、及びプログラムに関する。
一般に、無線アクセスポイント(AP:Access Point)は、ビーコンを用いて自身の能力を報知しており、ビーコンの内容に基づいて子機と通信方式の取り決め(アソシエーション)を行う。このため、無線APは、初めに決めた取り決めを勝手に変えることがない。つまり、無線APは、約束した能力値を超える能力で子機にデータを送信することはできない。また、無線APは、能力値を下回る能力で子機からデータを受信することもできない。
関連技術として、特許文献1は、無線LAN(Local Area Network)システムを開示する。特許文献1に記載の無線LANシステムにおいて、無線LANアクセスポイントは、無線LAN子機と無線接続されているときに無線設定が変更された場合、変更後の無線設定を無線LAN子機に通知する。無線LANアクセスポイントは、無線LAN子機との接続を解除し、変更後の無線設定を有効にする。無線LAN子機は、無線LANアクセスポイントとの接続が解除された後、変更後の無線設定にて無線LANアクセスポイントへ再接続する。
別の関連技術として、特許文献2は、マルチキャスト転送を行う基地局装置を開示する。特許文献2に記載の基地局装置は、マルチキャストグループ別に端末装置を収容する複数の仮想AP部を有する。特許文献2において、端末装置は、基地局装置内で運用中の仮想APに仮収容される。基地局装置は、端末装置が所属するマルチキャストグループに対応した仮想AP部を運用可能な状態にする。基地局装置は、端末装置が所属するマルチキャストグループに対応した仮想AP部の情報を端末装置に通知する。
基地局装置は、端末装置に対して、仮収容されている仮想AP部との接続の切断を指示する。切断後、基地局装置と端末装置との間で、端末装置を、所属するマルチキャストグループに対応した仮想AP部に収容させる処理が実施される。基地局装置は、各端末装置をマルチキャストグループ別に仮想AP部に収容し、各仮想AP部は、マルチキャストグループ別にビーコンを送信する。各端末装置は、自身が収容された仮想APから送信されたマルチキャストグループ宛のビーコンを受信した場合のみアクティブになる。
特開2019−208105号公報 特開2013−102276号公報
ここで、APを省電力化することを考えた場合、特に受信性能を縮退できるか否かが重要となる。これは、ユーザの通信が送受信共に間欠通信であること、及び送信の利用効率は100%であるが、受信はデータが来たときだけ使用されるため、無駄な待機時間が長いことに起因する。
しかしながら、前述のように、無線APは、接続中の子機に対して、初めに決めた取り決めを勝手に変えることができない。関連技術において、無線APは、特許文献1にも記載されるように、無線設定を変更するために一度子機との接続を解除し、子機と再接続する必要がある。子機との接続をいったん解除したくない場合、無線APは、最初に設定したままの状態で子機との接続を維持する必要がある。
特許文献2は、端末装置を、所属するマルチキャストグループに対応した仮想AP部に収容する基地局装置を開示する。しかしながら、特許文献2は、サービスを開始した無線APが、接続される子機に対するサービス内容を変更することが難しいという課題を解決するための手段を提供しない。
本開示は、上記事情に鑑み、サービスを開始した無線APが、接続される子機に対するサービス内容を変更可能な無線アクセスポイント装置、無線設定変更方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示は、第1の無線設定で無線子機と無線通信する第1の仮想アクセスポイントを用いて、前記無線子機と無線通信する無線通信手段と、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成する仮想アクセスポイント生成手段と、前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える仮想アクセスポイント切替手段とを備える無線アクセスポイント装置を提供する。
本開示は、無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える無線設定変更方法を提供する。
本開示は、無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える処理をプロセッサに実行させるためのプログラムを提供する。
本開示に係る無線アクセスポイント装置、無線設定変更方法、及びプログラムは、サービスを開始した無線APが、接続される子機に対するサービス内容を変更することができる。
本開示に係る無線アクセスポイント装置の概略的な構成例を示すブロック図。 本開示の第1実施形態に係る無線アクセスポイント装置を示すブロック図。 無線アクセスポイント装置の動作手順を示すフローチャート。 無線LAN親機における無線設定変更を示す図。 無線設定の切替前後の通信帯域幅を示す図。 複数の無線LAN親機が互いの通信可能範囲内に存在する例を示す図。 各無線LAN親機が無線通信に使用する周波数を示す図。 (a)及び(b)は、それぞれチャネルの使用状況を示す図。 無線設定切替後のチャネルの使用状況を示す図。 本開示の第2実施形態に係る無線アクセスポイント装置を示すブロック図。 外部ネットワークの監視と無線設定の決定の手順の一例を示すフローチャート。 外部ネットワークのスループットと無線設定との関係を示す図。 新たな無線子機が接続する場合における無線設定の変更例を示す図。 AP切替条件を判定する手順の一例を示すフローチャート。
本開示の実施の形態の説明に先立って、本開示の概要を説明する。図1は、本開示に係る無線アクセスポイント装置の概略的な構成例を示す。無線アクセスポイント装置10は、無線通信手段11、仮想アクセスポイント生成手段12、及び仮想アクセスポイント切替手段13を有する。
無線通信手段11は、第1の無線設定で無線子機と無線通信する第1の仮想アクセスポイントを用いて、無線子機と無線通信する。仮想アクセスポイント生成手段12は、第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成する。仮想アクセスポイント切替手段13は、無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、第1の仮想アクセスポイントから第2の仮想アクセスポイントに切り替える。切替後、無線通信手段11は、第2の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信する。
本開示では、仮想アクセスポイント生成手段12は、第2の仮想アクセスポイントを生成する。仮想アクセスポイント切替手段13は、無線通信手段11において無線子機との無線通信に使用される仮想アクセスポイントを、第1の仮想アクセスポイントから第2の仮想アクセスポイントに切り替える。第1の仮想アクセスポイントの無線設定と、第2の仮想アクセスポイントの無線設定とは異なる。このため、無線アクセスポイント装置10は、無線子機へのサービス開始後に、任意のタイミングで無線設定を変更することができる。
以下、図面を参照し、本開示の実施の形態を詳細に説明する。図2は、本開示の第1実施形態に係る無線アクセスポイント装置を示す。無線アクセスポイント装置100は、無線通信部101、設定変更判定部102、無線設定決定部103、仮想AP生成部104、及び仮想AP切替部105を有する。無線アクセスポイント装置100は、図示しないプロセッサとメモリとを含む。設定変更判定部102、無線設定決定部103、仮想AP生成部104、及び仮想AP切替部105の少なくとも一部の動作は、プロセッサがメモリから読み出したプログラムに従って動作することで実現され得る。
無線アクセスポイント装置100は、図2には図示されていないが、LTE(Long term evolution)網やインターネットなどの外部ネットワークと接続するインタフェースを有する。無線アクセスポイント装置100は、外部ネットワークと無線子機200との間の通信を中継する。無線アクセスポイント装置100は、例えばモバイルルータなどの装置として構成される。無線アクセスポイント装置100は、例えばバッテリから電力の供給を受けて動作する。
無線通信部101は、1以上の無線子機200と無線通信する。無線子機200は、例えばスマートホン、タブレット、又はノートPC(Personal Computer)などの機器として構成される。無線通信部101は、1以上のアンテナ、無線送信機、及び無線受信機などを含む。本実施形態において、無線通信部101は、仮想AP(第1の仮想AP)を用いて、無線子機200と無線通信を行う。ここで、仮想APは、単一のハードウェア内のソフトウェア上のAPを指す。
無線通信部101(仮想AP)は、ビーコンを用いて通信帯域幅などの情報を報知する。無線子機200は、ビーコンを受信し、仮想APとのアソシエーションを開始する。仮想APは、アソシエーションにおいて無線子機200と通信方式の取り決めを行い、その内容に従った無線設定(サービス内容)で無線子機200との間で無線通信を行う。無線通信部101は、図1の無線通信手段11に対応する。
仮想AP生成部104は、無線通信部101が無線子機200との無線通信に使用する仮想APを生成する。仮想AP生成部104は、例えば、ソフトウェアドライバ上の別のインタフェースを元に仮想APを生成する。仮想AP生成部は、ビーコン及び接続制御の部分をエミュレートすることで、仮想APを生成してもよい。以下では、仮想AP生成部104が、ビーコン及び接続制御のみをエミュレートすることで仮想APを生成する例を説明する。仮想AP生成部104は、図1の仮想アクセスポイント生成手段12に対応する。
設定変更判定部(設定変更判定手段)102は、無線設定を変更する条件(以下、AP切替条件とも呼ぶ)が成立したか否かを判断する。設定変更判定部102は、例えば無線アクセスポイント装置100を省電力で動作させる場合に、AP切替条件が成立したと判断する。具体的には、設定変更判定部102は、無線アクセスポイント装置100のバッテリ残量がしきい値以下になった場合、又は、帰属中の無線子機が1台も存在しない場合などの場合に、AP切替条件が成立したと判断してもよい。無線アクセスポイント装置100は、所定期間におけるデータ転送量がしきい値以下の場合に、AP切替条件が成立したと判定してもよい。
無線設定決定部(無線設定決定手段)103は、仮想AP生成部104が生成する仮想APの無線設定を決定する。無線設定決定部103は、例えばAP切替条件が成立したと判断された場合、切替後の無線設定を決定する。無線設定は、例えば通信帯域幅、及び無線通信に使用されるアンテナの数などを含む。無線設定決定部103は、例えば、無線設定の縮退レベルを決定する。無線設定決定部103は、例えば通信帯域幅80MHzを上限とし、20MHzを下限とする範囲内で、縮退後の通信帯域幅を決定する。仮想AP生成部104は、無線設定決定部103が決定した無線設定で無線子機200と無線通信を行う新たなAP(第2の仮想AP)を生成する。
仮想AP切替部105は、無線子機200の接続先の仮想APを切り替える処理を行う。仮想AP切替部105は、帰属中の無線子機200が存在する場合、稼働中の仮想APのビーコンの出力を低下させ、BTM(BSS(Basic Service Set) Transition Management)メッセージを無線子機200に送信する。仮想AP切替部105は、ビーコンの出力を弱めることで接続中の無線子機200にバンドステアリングを促す。また、仮想AP切替部105は、BTMメッセージを送信することで、接続中の無線子機200を新たな仮想APに誘導する。
また、仮想AP切替部105は、仮想APから、CSA(Channel Switch Announcement)メッセージを無線子機200に送信させる。仮想AP切替部105は、CSAメッセージにおいて、新たな仮想APを遷移先のAPとして指定する。仮想AP切替部105は、その後、仮想APにビーコンの出力を停止させ、仮想APと無線子機200との通信を強制的に打ち切らせる。無線子機200は、接続中の仮想APとの通信が途絶えると、遷移先として指定された新たな仮想APに接続する。仮想AP切替部105は、帰属中の無線子機200が存在しない場合、使用される仮想APを、新たに生成された仮想APに切り替える。仮想AP切替部105は、図1の仮想アクセスポイント切替手段13に対応する。
次いで、動作手順を説明する。図3は、無線アクセスポイント装置100の動作手順(無線設定変更方法)を示す。設定変更判定部102は、AP切替条件が成立したか否かを判断する(ステップA1)。設定変更判定部102は、例えば無線アクセスポイント装置100をより省電力で動作させる条件が成立した場合、AP切替条件が成立したと判断する。設定変更判定部102は、AP切替条件が成立していないと判断した場合、ステップA1に戻り、AP切替条件が成立するか否かの監視を継続する。
設定変更判定部102は、AP切替条件が成立したと判断した場合、無線設定決定部103にAP切替条件が成立した旨を通知する。無線設定決定部103は、AP切替条件が成立した旨の通知を受けると、縮退レベルを決定する(ステップA2)。仮想AP生成部104は、ステップA2で決定された縮退レベルに従って、新たな仮想APを生成する(ステップA3)。仮想AP生成部104は、ステップA3では、例えば通信帯域幅を、現在の通信帯域幅より狭帯域化した仮想APを生成する。仮想AP生成部104は、無線子機200との間の無線通信に使用されるアンテナの数を低減した仮想APを生成してもよい。ステップA3で生成された仮想APは、ビーコンの出力を開始する。
仮想AP切替部105は、稼働中の仮想APに帰属している無線子機が存在するか否かを判断する(ステップA4)。仮想AP切替部105は、帰属中の無線子機が存在すると判断した場合、無線子機が帰属している仮想APが出力するビーコンの送信出力を段階的に低下させる(ステップA5)。また、仮想AP切替部105は、送信出力の低下と並行して、無線子機が帰属している仮想APから、帰属中の無線子機にBTMメッセージを送信させる(ステップA7)。仮想AP切替部105は、ビーコンの送信出力を低下させ、BTMメッセージを送信させることで、切替前の仮想APに帰属している無線子機を、ステップA3で生成された仮想APに誘導する。
仮想AP切替部105は、BTMメッセージの送信後も新たな仮想APに切り替えない無線子機に対して、ビーコンにおいてCSAメッセージを通知する(ステップA7)。仮想AP切替部105は、CSAメッセージの通知後、切替前の仮想APのビーコンを停波する(ステップA8)。仮想AP切替部105は、仮想APがソフトウェアドライバ上の別のインタフェースを元に作成されている場合、役目を終えた切替前の仮想APを削除すればよい。仮想AP切替部105は、ステップA4で帰属中の無線子機が存在しないと判断した場合、ステップA8に進み、切替前の仮想APのビーコンを停波する。
図4は、無線LAN親機300における無線設定変更を示す。無線設定の変更前(切替前)において、無線LAN親機300には、無線子機301及び302が帰属していたとする。無線子機301及び302は、無線LAN親機300が出力するビーコンを受信する。ある時刻において、無線LAN親機300においてAP切替条件が成立し、無線LAN親機300は新たな無線設定の仮想APを稼働させる。新たな仮想APは、ビーコンの出力を開始する。
無線LAN親機300は、無線子機301及び302が接続している仮想AP(切替前の仮想AP)から、BTMメッセージを無線子機301及び302に送信し、無線子機301及び302を新たな仮想APへ誘導する。また、無線LAN親機300は、切替前の仮想APから、ビーコンにおいてCSAメッセージを無線子機301及び302に送信し、新たな仮想APを切替先の仮想APとして指定する。
無線子機302は、BTMメッセージを受信し、無線設定が異なる新たな仮想APに接続する。一方、無線子機301は、BTMメッセージを受信しても、新たなAPに接続せず、切替前の仮想APに接続し続けたとする。無線LAN親機300は、切替前の仮想APから出力されるビーコンの強度を低下させる。無線子機301は、切替前の仮想APとの接続が維持できなくなると、新たな仮想APに接続する。無線LAN親機300は、接続中の無線子機が新たな仮想APに接続されると、切替前の仮想APを停止する。
図5は、無線設定の切替前後の通信帯域幅を示す。無線LAN親機300は、例えば無線設定の変更前は、80MHzの帯域幅で無線子機301及び302と無線通信を行っていたとする。また、無線LAN親機300は、アンテナを2本使用して、無線子機301及び302と無線通信していたとする。無線LAN親機300は、AP切替条件が成立した場合、例えば通信帯域幅が20MHzで、アンテナ数が1本の無線設定で、新たな仮想APを生成する。無線LAN親機300は、通信帯域幅20MHz、及びアンテナ数1本の無線設定で、無線子機301及び302と無線通信を行う。
無線設定の切替後、無線LAN親機300は、切替前の無線設定と比べて、狭い通信帯域幅で、かつ少ないアンテナ本数で無線子機301及び302と無線通信を行う。無線LAN親機300は、使用アンテナ数を「2」から「1」に切り替えることで、場合によっては消費電流を数10%程度抑えることができる。また、通信帯域幅を80MHzから20MHzに縮退させることで、例えばFFT(Fast Fourier Transform)でデコードする回路処理を低減させることができ、消費電力を削減することができる。
本実施形態では、仮想AP生成部104は、稼働中の仮想APとは異なる無線設定の仮想APを生成する。仮想AP切替部105は、無線子機が接続する仮想APを新たな仮想APに切り替える。このように、無線アクセスポイント装置100は、無線子機が接続する仮想APを切り替えることで、無線設定を変更することができる。従って、無線アクセスポイント装置100は、無線子機200へのサービスの開始後、接続される無線子機に対するサービス内容を容易に変更することができる。
ここで、複数の無線アクセスポイント装置100の通信可能範囲の一部が重複する場合におけるチャネル利用効率を説明する。図6は、3つの無線アクセスポイント装置(無線LAN親機)が、互いの通信可能範囲内に存在する例を示す。図6に示される無線LAN親機300は、図2に示される無線アクセスポイント装置100に対応する。無線LAN親機310及び320は、図2に示される無線アクセスポイント装置100、又は既存の無線アクセスポイント装置であるとする。
図6において、無線LAN親機300が出力する電波が到達可能な範囲は通信可能範囲400で表される。また、無線LAN親機310が出力する電波が到達可能な範囲は通信可能範囲410で表され、無線LAN親機320が出力する電波が到達可能な範囲は通信可能範囲420で表される。無線LAN親機300は、無線子機301及び302と接続中であるとする。また、無線LAN親機310は、無線子機311と接続中であり、無線LAN親機320は無線子機321と接続中であるとする。なお、図6に示される無線子機331−333は、何れかの無線LAN親機にProbe Requestなどを送信して、APの情報を取得しようとしている端末装置であるとする。
図7は、各無線LAN親機が無線通信に使用する周波数を示す。図7において、縦軸は無線LAN親機の出力強度を表し、横軸は周波数を表す。図7に示されるように、周波数軸で見ると、各無線LAN親機の使用帯域は重複している。例えば、図7において実線で示される使用帯域B1で無線通信を行う無線LAN親機を考える。その無線LAN親機は、他の無線LAN親機が自身の通信可能範囲に存在しない場合、広い通信帯域幅で接続中の無線子機との間で通信を行うことができる。一方、自身の通信可能範囲に他の無線LAN親機が存在する場合、他の無線LAN親機の通信が自身の通信に干渉し、接続中の無線子機との間でデータ送受信を行うことができない。
例えば、図6では、3つの無線LAN親機300、310、及び320が互いの無線通信可能範囲に存在している。この場合に、例えば無線LAN親機300が広帯域の通信帯域幅で無線通信を行うと、他の無線LAN親機310又は320の無線通信と干渉が生じやすい。このように、混雑した状況下において、通信帯域幅(使用帯域幅)が広いと、確率的に干渉が生じやすい傾向がある。
図8(a)及び(b)は、それぞれ周波数(チャネル)の使用状況を示す。図8(a)及び(b)において、縦軸は周波数を表し、横軸は時間を表す。ここでは、5つの無線LAN親機A−Eが互いの無線通信可能範囲内に存在しているものとする。無線LAN親機A及びBは、チャネル1−4の全てを使用して通信を行うものとする。無線LAN親機Cはチャネル4を使用して無線通信を行い、無線LAN親機Dはチャネル3及び4の2つのチャネルを使用して無線通信を行い、無線LAN親機Eはチャネル1を使用して無線通信を行うものとする。
図8(a)は、無線LAN親機Aの無線通信可能範囲に、他の無線LAN親機B−Eが存在しない状況を示す。この状況では、無線LAN親機Aの通信に他の無線LAN親機の通信が干渉せず、無線LAN親機Aは、時刻t11−t16において、接続中の無線子機との間でデータを送受信できる。
一方、図8(b)は、各無線LAN親機が通信を行う状況を示す。この状況では、無線LAN親機Aは、他の無線LAN親機が通信を行っている場合、接続中の無線子機との間でデータを送受信することができない。例えば、無線LAN親機Aは、時刻t21で通信を行った後、時刻t22−t26では通信を行うことができない。特に、時刻t23−t26では、チャネル2が空きチャネルになっているものの、無線LAN親機Aは、使用帯域幅が広いことに起因して通信ができない。このように、使用帯域幅が広い場合、混雑した状況では、チャネルの利用効率が低下する傾向にある。
図9は、無線設定切替後の周波数(チャネル)の使用状況を示す。図9において、無線LAN親機Aは、図6の無線LAN親機300に対応しているとする。前述のように、混雑している状況下では、混雑している状況では、通信帯域幅を広く取っても、広い通信帯域幅を有効に活用できないケースがある。本実施形態では、無線設定の切替後、無線LAN親機Aは狭い通信帯域幅で無線通信を行う。図9に示されるように、通信帯域幅が狭められた場合、無線LAN親機Aは、時刻t31、及び時刻t33−t36において通信を行うことができる。このように、通信帯域幅を狭めることで、混雑した状況下において干渉の発生を抑制することができ、無線LAN親機Aの通信機会を増やすことができる。従って、チャネル利用効率を上げることができる。
次いで、本開示の第2実施形態を説明する。図10は、本開示の第2実施形態に係る無線アクセスポイント装置を示す。本実施形態に係る無線アクセスポイント装置100aは、図2に示される第1実施形態に係る無線アクセスポイント装置100の構成に加えて、外部ネットワーク監視部106を有する。
外部ネットワーク監視部106は、LTE網やインターネットなどの外部ネットワーク(WAN:Wide Area Network)を監視する。より詳細には、外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークと無線アクセスポイント装置100aとの間のリンク速度(通信速度)を監視する。外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークのスループットを監視してもよい。外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークとのリンク速度、又は外部ネットワークのスループットが変化したか否かを判断する。外部ネットワーク監視部106は、リンク速度又はスループットが変化したと判断した場合、その旨を設定変更判定部102に通知する。
本実施形態において、設定変更判定部102は、外部ネットワーク監視部106から、リンク速度及びスループットの少なくとも一方が変化した旨を示す通知を受け取る。設定変更判定部102は、第1実施形態で説明したAP切替条件に加えて、又はこれに代えて、例えばリンク速度又はスループットが劣化したことを示す通知を受け取った場合に、AP切替条件が成立したと判定する。設定変更判定部102は、例えばリンク速度又はスループットが増加したことを示す通知を受け取った場合、AP切替条件が成立したと判断してもよい。
無線設定決定部103は、外部ネットワークの監視結果を用いて、無線LAN(WLAN:Wireless LAN)側の無線設定を決定する。例えば無線設定決定部103は、外部ネットワークとのリンク速度又は外部ネットワークのスループットに応じた通信速度で無線通信部101と無線子機200とが無線通信できる無線設定を、切替後の無線設定として決定する。仮想AP生成部104は、無線設定決定部103が決定した無線設定で無線通信を行う仮想APを生成する。仮想AP切替部105は、無線子機が接続する仮想APを、仮想AP生成部104が新たに生成した仮想APに切り替える。
図11は、外部ネットワークの監視と無線設定の決定の手順の一例を示す。外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークのリンク速度を監視する(ステップB1)。外部ネットワーク監視部106は、無線アクセスポイント装置100と外部ネットワークとの通信が劣化したか否かを判断する(ステップB2)。外部ネットワーク監視部106は、ステップB2では、例えばリンク速度が所定のしきい値以下の場合、通信が劣化したと判断する。外部ネットワーク監視部106は、ステップB2で通信が劣化していないと判断した場合、ステップB1に戻り、外部ネットワークの監視を継続する。
外部ネットワーク監視部106は、ステップB2で通信が劣化したと判断した場合、その旨を設定変更判定部102に通知する。設定変更判定部102は、無線設定決定部103に、切替後の無線設定の決定を依頼する。無線設定決定部103は、外部ネットワークのリンク速度に基づいて、無線通信部101と無線子機200との間のリンク速度を算出する(ステップB3)。無線設定決定部103は、算出したリンク速度に応じて、切替後の無線設定を決定する。
無線アクセスポイント装置100は、無線設定の決定後、無線設定を切り替える(ステップB4)。無線アクセスポイント装置100は、図3のステップA3からステップA8を実行することで、無線子機200が接続する仮想APを、新たに生成された仮想APに切り替える。
図12は、外部ネットワークのスループットと無線設定との関係を示す。はじめ、外部ネットワークのスループットは良好であり、無線通信部101の無線設定は2×2のVHT(Very High Throughput)80であったとする。ここで、2×2は送信及び受信に用いられるアンテナ数が「2」であることを示し、VHT80は通信帯域幅が80MHzであることを示す。
その後、外部ネットワーク側のスループットが劣化し、無線通信部101と無線子機200との間のリンク速度が、外部ネットワーク側のスループットに対して過大になったとする。外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークの通信劣化を検知する。無線設定決定部103は、切替後の無線設定を2×2のVHT20と決定する。仮想AP生成部104は、決定された無線設定で無線通信を行う仮想APを生成する。仮想AP切替部105は、無線子機が接続する仮想APを、新たに生成された仮想APに切り替えさせる。
さらに、外部ネットワーク側において、間欠通信の間隔が広まり、受信アイドル時間が長くなったとする。外部ネットワーク監視部106は、受信アイドル時間が長くなったことを検知する。無線設定決定部103は、切替後の無線設定を1×1のVHT20と決定する。仮想AP生成部104は、使用アンテナ数が削減された無線設定で無線通信を行う仮想APを生成する。仮想AP切替部105は、無線子機が接続する仮想APを、新たに生成された仮想APに切り替えさせる。
本実施形態では、外部ネットワーク監視部106は、外部ネットワークの通信を監視する。仮想AP生成部104は、外部ネットワークの通信速度などに応じた無線設定の仮想APを生成する。無線通信部101は、そのような仮想APを用いて無線子機200と無線通信を行う。本実施形態では、無線アクセスポイント装置100は、外部ネットワークの通信状況に応じた性能で、無線子機200と無線通信を行うことができる。
例えば、ルータとして機能する無線アクセスポイント装置100を通信の土管に例える場合、外部ネットワーク(WAN)側のスループットとLAN側のスループットのバランスは、土管の入り口と出口の広さになぞらえることができる。WAN側の経路が狭い場合に、LAN側においてハイスピードの無線設定で無線通信を行っても、アイドリング時間が長くなり、無線子機200のデータ通信の速度は上がらない。この場合、LAN側の能力がWAN側の能力と釣り合っておらず、LAN側の能力が過剰になっている。本実施形態では、無線アクセスポイント装置100は、外部ネットワーク側の通信が劣化した場合、LAN側の通信帯域幅を削減し、或いは使用アンテナ数を削減することができる。このようにすることで、LAN側の能力が過剰になることを抑制でき、無線アクセスポイント装置100を省電力で動作させることができる。
なお、上記各実施形態において、いくつかのAP切替条件が説明されたが、AP切替条件は特定の条件には限定されない。設定変更判定部102は、例えば、新たな無線子機が帰属し、かつその無線子機の無線能力が帰属中の他の無線子機の無線能力より低い場合、AP切替条件が成立したと判定してもよい。その場合、無線設定決定部103は、新たに帰属する無線子機200の無線能力に応じて、切替後の無線設定を決定してもよい。
図13は、新たな無線子機が接続する場合における無線設定の変更例を示す。はじめ、無線アクセスポイント装置100には無線子機201が接続されていたとする。無線子機201は、2×2 VHT80の無線設定で、無線アクセスポイント装置100に接続されているものとする。つまり、無線子機201は、使用アンテナ数が「2」で、通信帯域幅が80MHzの無線設定で、無線アクセスポイント装置100に接続されているものとする。
その後、新たな無線子機202が無線アクセスポイント装置100に帰属しようとする。無線子機202は、無線子機201に比べて、無線能力が使用アンテナ数及び通信帯域幅において劣る。具体的に、無線子機202の無線能力は1×1 HT40であるとする。この場合、無線アクセスポイント装置100と無線子機202との通信は、無線アクセスポイント装置100にとって効率的ではない。
無線アクセスポイント装置100の設定変更判定部102は、無線能力が低い無線子機202が無線アクセスポイント装置100に接続された場合、AP切替条件が成立したと判定する。無線設定決定部103は、無線子機202の無線能力に応じて、縮退レベルを決定する。無線設定決定部103は、例えば切替後の無線設定を1×1 HT40に決定する。仮想AP生成部104は、決定された無線設定で仮想APを生成する。
仮想AP切替部105は、無線子機201及び202を新たな仮想APに誘導する。無線子機201及び202は、新たに生成された仮想APに、1×1 HT40の無線設定で接続される。この場合、無線子機201の通信性能は犠牲になるものの、無線子機202との通信の効率を高めることができる。このように、無線設定を、低い無線能力の無線子機に応じた無線設定に切り替えることで、省電力化を優先することができる。
AP切替条件は、種々の組み合わせが考えられる。図14は、AP切替条件を判定する手順の一例を示す。設定変更判定部102は、周辺の無線環境をスキャンし(ステップC1)、空きチャネルが存在するか否かを判断する(ステップC2)。設定変更判定部102は、ステップC2では、現在の無線設定で使用されるチャネル比べて、空いている確率が高い(通信機会が多い)チャネルが存在するか否かを判断する。設定変更判定部102は、そのようなチャネル(空きチャネル)が存在すると判断した場合、AP切替条件が成立したと判断する。
設定変更判定部102は、空きチャネルを識別する情報を無線設定決定部103に通知し、空きチャネルへの切替を要求する(ステップC3)。無線設定決定部103は、空きチャネルとして通知されたチャネルを使用して無線通信を行う無線設定を、切替後の無線設定として決定する。
設定変更判定部102は、空きチャネルが存在しないと判断した場合、バッテリ残量が低下したか否かを判断する(ステップC4)。設定変更判定部102は、ステップC4では、バッテリ残量と所定のしきい値とを比較し、バッテリ残量がしきい値以下の場合、バッテリ残量が低下したと判断する。設定変更判定部102は、バッテリ残量が低下したと判断した場合、AP切替条件が成立したと判定する。設定変更判定部102は、無線設定決定部103に、無線設定を省電力の無線設定に切り替えるように要求する(ステップC7)。無線設定決定部103は、縮退レベルを決定し、通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方を削減した無線設定を、切替後の無線設定として決定する。
設定変更判定部102は、帰属中の無線子機が存在するか否かを判断する。設定変更判定部102は、帰属中の無線子機が存在しない場合、AP切替条件が成立したと判定する。設定変更判定部102は、ステップC7に進み、無線設定決定部103に、無線設定を省電力の無線設定に切り替えるように要求する。無線設定決定部103は、縮退レベルを決定し、通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方を削減した無線設定を、切替後の無線設定として決定する。
設定変更判定部102は、無線子機へのデータ転送量が低下したか否かを判断する(ステップC6)。設定変更判定部102は、ステップC6では、データ転送量と所定のしきい値とを比較し、データ転送量がしきい値以下の場合、データ転送量が低下したと判断する。設定変更判定部102は、データ転送量が低下したと判断した、AP切替条件が成立したと判定する。設定変更判定部102は、ステップC7に進み、無線設定決定部103に、無線設定を省電力の無線設定に切り替えるように要求する。無線設定決定部103は、縮退レベルを決定し、通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方を削減した無線設定を、切替後の無線設定として決定する。
設定変更判定部102は、電池残量が低下しておらず、帰属中の無線子機が存在し、データ転送量が低下していない場合、ステップC1に戻り、周辺無線環境をスキャンする。このようなAP切替条件に従って無線設定を切り替える場合、無線アクセスポイント装置100は、より空いているチャネルがある場合に、そのチャネルを使用して無線子機と無線通信できる。また、無線アクセスポイント装置100は、バッテリ残量が低下した場合などに、省電力で動作することができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、本開示は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に対して変更や修正を加えたものも、本開示に含まれる。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
第1の無線設定で無線子機と無線通信する第1の仮想アクセスポイントを用いて、前記無線子機と無線通信する無線通信手段と、
前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成する仮想アクセスポイント生成手段と、
前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える仮想アクセスポイント切替手段とを備える無線アクセスポイント装置。
[付記2]
前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントから前記無線子機にBTM(Basic Service Set Transition Management)メッセージを送信させ、前記無線子機を前記第2の仮想アクセスポイントに誘導する付記1に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記3]
前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントが出力するビーコンを段階的に低下させつつ、前記BTMメッセージを送信させる付記2に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記4]
前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントから前記無線子機にCSA(Channel Switch Announcement)メッセージを送信させ、前記第1の仮想アクセスポイントから出力されるビーコンを停止させることで、前記BTMメッセージの送信後に前記第1の仮想アクセスポイントに接続し続ける無線子機の接続先を前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える付記2又は3に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記5]
前記第2の無線設定を決定する無線設定決定手段を更に備える付記1から4何れか1つに記載の無線アクセスポイント装置。
[付記6]
前記無線設定決定手段は、通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方が、前記第1の無線設定における通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方より削減された無線設定を、前記第2の無線設定として決定する付記5に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記7]
前記無線子機との間の無線通信の無線設定を変更する条件が成立したか否かを判定する設定変更判定手段を更に備え、
前記無線設定決定手段は、前記条件が成立したと判定された場合、前記第2の無線設定を決定する付記5又は6に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記8]
前記設定変更判定手段は、前記無線アクセスポイント装置を省電力で動作させる場合、前記条件が成立したと判定する付記7に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記9]
前記無線アクセスポイント装置はバッテリにより駆動され、
前記条件は、前記バッテリの残量がしきい値以下である、帰属している無線子機が存在しない、及び無線子機へのデータ転送量がしきい値以下であるの少なくとも1つを含む付記7又は8に記載の無線アクセスポイント装置。
[付記10]
前記無線アクセスポイント装置は、前記無線子機と、外部ネットワークと間の通信を中継し、
前記無線設定決定手段は、前記外部ネットワークとの間の通信速度、及び前記外部ネットワークのスループットの少なくとも一方に基づいて前記第2の無線設定を決定する付記5から9何れか1つに記載の無線アクセスポイント装置。
[付記11]
前記無線設定決定手段は、帰属する無線子機の無線能力に応じて前記第2の無線設定を決定する付記5から9何れか1つに記載の無線アクセスポイント装置。
[付記12]
前記無線設定決定手段は、前記第1の無線設定で使用されるチャネルに比べて空いている確率が高いチャネルがある場合、該空いている確率が高いチャネルを使用して無線通信を行う無線設定を、前記第2の無線設定として決定する付記5から11何れか1つに記載の無線アクセスポイント装置。
[付記13]
無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、
前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える無線設定変更方法。
[付記14]
無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、
前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える処理をプロセッサに実行させるためのプログラム。
10:無線アクセスポイント装置
11:無線通信手段
12:仮想アクセスポイント生成手段
13:仮想アクセスポイント切替手段
100:無線アクセスポイント装置
101:無線通信部
102:設定変更判定部
103:無線設定決定部
104:仮想AP生成部
105:仮想AP切替部
106:外部ネットワーク監視部
200−202:無線子機
300、310、320:無線LAN親機
301、302、311、321:無線子機

Claims (10)

  1. 第1の無線設定で無線子機と無線通信する第1の仮想アクセスポイントを用いて、前記無線子機と無線通信する無線通信手段と、
    前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成する仮想アクセスポイント生成手段と、
    前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える仮想アクセスポイント切替手段とを備える無線アクセスポイント装置。
  2. 前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントから前記無線子機にBTM(Basic Service Set Transition Management)メッセージを送信させ、前記無線子機を前記第2の仮想アクセスポイントに誘導する請求項1に記載の無線アクセスポイント装置。
  3. 前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントが出力するビーコンを段階的に低下させつつ、前記BTMメッセージを送信させる請求項2に記載の無線アクセスポイント装置。
  4. 前記仮想アクセスポイント切替手段は、前記第1の仮想アクセスポイントから前記無線子機にCSA(Channel Switch Announcement)メッセージを送信させ、前記第1の仮想アクセスポイントから出力されるビーコンを停止させることで、前記BTMメッセージの送信後に前記第1の仮想アクセスポイントに接続し続ける無線子機の接続先を前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える請求項2又は3に記載の無線アクセスポイント装置。
  5. 前記第2の無線設定を決定する無線設定決定手段を更に備え、
    前記無線設定決定手段は、通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方が、前記第1の無線設定における通信帯域幅及び使用アンテナ数の少なくとも一方より削減された無線設定を、前記第2の無線設定として決定する請求項1から4何れか1項に記載の無線アクセスポイント装置。
  6. 前記無線アクセスポイント装置は、前記無線子機と、外部ネットワークと間の通信を中継し、
    前記無線設定決定手段は、前記外部ネットワークとの間の通信速度、及び前記外部ネットワークのスループットの少なくとも一方に基づいて前記第2の無線設定を決定する請求項5に記載の無線アクセスポイント装置。
  7. 前記無線設定決定手段は、帰属する無線子機の無線能力に応じて前記第2の無線設定を決定する請求項5又は6に記載の無線アクセスポイント装置。
  8. 前記無線設定決定手段は、前記第1の無線設定で使用されるチャネルに比べて空いている確率が高いチャネルがある場合、該空いている確率が高いチャネルを使用して無線通信を行う無線設定を、前記第2の無線設定として決定する請求項5から7何れか1項に記載の無線アクセスポイント装置。
  9. 無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、
    前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える無線設定変更方法。
  10. 無線アクセスポイント装置が、第1の無線設定の第1の仮想アクセスポイントを用いて無線子機と無線通信している場合に、前記第1の無線設定とは異なる第2の無線設定で無線子機と無線通信する第2の仮想アクセスポイントを生成し、
    前記無線子機が無線通信する仮想アクセスポイントを、前記第1の仮想アクセスポイントから前記第2の仮想アクセスポイントに切り替える処理をプロセッサに実行させるためのプログラム。
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