JP2021138610A5 - - Google Patents

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JP2021138610A5
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Claims (15)

  1. 基板部材(101)の、切断面に沿った少なくとも2つの基板部分部材への切断を準備しかつ/または実施する方法であって:
    -少なくとも1つの基板材料を含む少なくとも1つの基板本体(103)を有する基板部材(101)を準備するステップ;
    -前記切断面に沿って少なくとも部分的に、前記基板本体(103)の前記基板材料が少なくとも局所的に除去されかつ/または押し退けられるように、前記基板本体(103)内で少なくとも1つの線状焦点(107)を制御するステップ;
    を含み、
    前記線状焦点(107)は、少なくとも1つの光線の少なくとも1つの焦点であり;
    前記光線は、少なくとも前記線状焦点の領域内で非対称に光線供給する光線の形態で形成されており、
    前記非対称の光線供給では、エネルギーが非対称に供給され、かつ光線伝搬が行われる平面に対して垂直な少なくとも1つの平面内でのエネルギー分布の重心が、これまで改質されていない基板材料の領域内に位置するように構成されている
    方法。
  2. 前記非対称の光線供給では、
    (i)エネルギーが、非対称に供給され、かつ光線伝搬が行われる平面に対して垂直な少なくとも1つの平面内でのエネルギー分布の重心が、これまで改質されていない基板材料の領域内、つまり先行の空洞とは反対の側に位置するように構成されており;
    (ii)前記光線の部分光線(109)が、空間半部の1/2または空間半部の一部からのみ入射し;
    (iii)前記光線は、0°<p<90°の極角pを有しておりかつ/または前記光線の前記部分光線は、180°未満、好適には85°~100°、特に90°~95°の方位角範囲内に位置しており;
    (iv)前記光線の前記部分光線(109)は、前記基板材料が既に除去されかつ/または押し退けられかつ/または前記基板材料内に圧縮された前記基板本体(103)の領域を前記光線の前記部分光線が通り伝搬しないように選択された方向からのみ入射し;
    (v)前記光線は、光線伝搬が行われる平面に対して平行な少なくとも1つの鏡像面を有しており;
    (vi)「非対称」という用語は、「非回転対称」の意味に解されるべきものであり、つまり特にその他の対称を排除するものではなく;
    かつ/または
    (vii)前記光線の前記部分光線(109)は、前記基板部材の少なくとも1つの表面に対して平行な全ての平面内および/または前記光線の光軸に対して垂直な全ての平面内で、1つまたは2つの四分円からのみ入射する、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記光線は、少なくとも1つのレーザビームを含み、前記光線は、少なくとも前記線状焦点の領域内にエアリービームまたはベッセルビームとして形成されておりかつ/またはレーザエネルギーは、前記線状焦点(107)の焦線に沿って集束される、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記線状焦点(107)の制御は、該線状焦点(107)を前記基板材料の複数の異なる局所領域内に順次形成し、これにより、前記局所領域の前記基板材料がその都度除去されかつ/または押し退けられ、特に前記基板材料が、各前記局所領域を包囲する前記基板本体の一部の内部へ圧縮されることを含み、
    好適には個々の前記局所領域は、特に少なくとも、好適には前記切断面に対して垂直に、前記光線の前記光軸に対して垂直にかつ/または少なくとも前記基板部材(101)の第1の表面に対して平行に延在する、前記基板部材(101)の第1の特定の横断面内で、直線的な経路に沿って延在している、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記線状焦点および/または前記局所領域は、前記第1の特定の横断面内の前記局所領域の最大延在長さが0.2μm~200μm、好適には0.2μm~100μm、さらに好適には0.2μm~50μm、さらに好適には0.3μm~20μm、さらに好適には0.3μm~10μm、最も好適には0.7μmであるように選択されている、請求項4記載の方法。
  6. 前記第1の特定の横断面内で隣り合う各前記局所領域は、特に前記経路に沿って互いに、前記第1の特定の横断面内の前記局所領域の最大延在長さの1倍~500倍、好適には1倍~100倍、さらに好適には1倍~50倍、さらに好適には1倍~10倍、さらに好適には1.1倍~5倍に相当しかつ/または0.1μm~500μm、好適には0.2μm~400μm、さらに好適には0.2μm~200μm、さらに好適には0.2μm~100μm、さらに好適には0.2μm~50μm、さらに好適には0.4μm~20μm、さらに好適には1μm~7μm、最も好適には1μm~3μmの中心間間隔を有している、請求項4または5記載の方法。
  7. 前記線状焦点(107)の制御は、該線状焦点(107)を前記基板部材(101)、特に前記基板本体(103)内の複数の異なる作用領域内に順次形成し、これにより、各前記作用領域内に配置された前記基板材料が除去されかつ/または押し退けられ、特に前記基板材料が、前記各作用領域を包囲する前記基板本体の一部の内部へ圧縮されることを含み、個々の前記作用領域同士の間隔は、少なくともすぐ隣り合う前記作用領域同士が少なくとも部分的に重複し、これにより前記基板材料内に、該基板材料が除去された一貫した通路が前記切断面に沿って形成されるように選択されており、
    好適には個々の前記作用領域は、特に少なくとも、好適には前記切断面に対して垂直に、前記光線の前記光軸に対して垂直にかつ/または少なくとも前記基板部材(101)の第2の表面に対して平行に延在する、前記基板部材(101)の第2の特定の横断面内で、直線的な経路に沿って延在している、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記線状焦点(107)および/または前記作用領域は、前記第2の特定の横断面内の前記作用領域の最大延在長さが0.2μm~200μm、好適には0.2μm~100μm、さらに好適には0.2μm~50μm、さらに好適には0.3μm~20μm、さらに好適には0.3μm~10μm、最も好適には0.7μmであるように選択されている、請求項7記載の方法。
  9. 前記第2の特定の横断面内で隣り合う各前記作用領域同士は、特に前記経路に沿って、前記第2の特定の横断面内の前記作用領域の最大延在長さの0.01倍~1.0倍、好適には0.01倍~0.5倍に相当しかつ/または0.002μm~200μm、好適には0.002μm~100μm、さらに好適には0.002μm~50μm、さらに好適には0.002μm~10μm、さらに好適には0.002μm~1μm、最も好適には0.005μm~0.3μmの中心間間隔を有している、請求項7または8記載の方法。
  10. 前記基板材料における前記局所領域および/または前記作用領域は、少なくとも部分的にチューブ状、円筒状にかつ/または湾曲して、特に少なくとも1つの横断面内で鎌状に延在しておりかつ/または好適には前記基板本体(103)の前記第1もしくは前記第2の表面から、該表面とは反対側の前記基板本体(103)の表面まで、両前記表面間に封じ込められた前記基板本体(103)の厚さ領域全体を通じて延在している、請求項4から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記線状焦点(107)の制御は、前記基板部材(101)を少なくとも1つの前記光線(109)および/または前記線状焦点(107)に対して相対的に移動させることを含み、これにより、好適には前記線状焦点(107)が特に順次または連続的に、少なくともそれぞれ異なる複数の前記局所領域および/または前記作用領域に形成され得る、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記光線(109)は、(i)300nm~1500nm、特に343nm、355nm、515nm、532nm、1030nmまたは1064nmの波長を有しており、(ii)前記基板材料の透明領域に基づく波長を有しており、かつ/または(iii)200fs~50ps、好適には500fs~10psのパルス継続時間、1~10、好適には4のバーストパルス数、1kHz~4GHz、好適には40MHzの繰返し数、および/または80μJ/mm~300μJ/mm、好適には100~230μJ/mm、特に180μJ/mmのパルスエネルギーを有する少なくとも1つのパルスレーザ、特に超短パルスレーザにより放射される、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 前記基板部材(101)は、前記基板材料が除去されかつ/または押し退けられる間、少なくとも部分的にかつ/または領域的に、少なくとも1つの流体により包囲されておりかつ/または少なくとも部分的にかつ/または領域的に該流体内に配置されており、これにより該流体は、除去されたもしくは押し退けられた前記基板材料の箇所に流入可能であり、
    好適には、前記光線(109)は少なくとも1つの波長を有しており、前記流体は、前記光線(109)の前記波長に対して、前記基板本体(103)の屈折率とは最大30%異なる屈折率を有しており、かつ/または1.2~2.5の屈折率を有しており、
    特に前記流体は、液体を含み、前記基板本体(103)の屈折率とは最大20%、10%、7%、5%、3%または1%異なる屈折率を有しておりかつ/または1.2~2.1、好適には1.3~1.6の屈折率を有している、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. (i)前記基板部材は、ガラス部材、ガラスセラミック部材、シリコン部材および/またはサファイヤ部材を含むかまたはこれらの部材でありかつ/または少なくとも部分的に、プレートおよび/またはウェハ、特にシリコンウェハの形態で形成されており;
    (ii)前記基板本体は、ガラス体、ガラスセラミック体、シリコン体および/またはサファイヤ体を含むかまたは表しており;
    かつ/または
    (iii)前記基板材料は、ガラス、ガラスセラミック、シリコンおよび/またはサファイヤを含むかまたはこれらからなる、
    請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 特に請求項1から14までのいずれか1項記載の方法により製造されたかつ/または製造可能な基板部分部材であって、
    少なくとも1つのガラス材料、ガラスセラミック材料および/またはシリコンを含む少なくとも1つの本体(103)を有しており、該本体(103)は少なくとも1つの側面を有しており、
    該側面は、少なくとも部分的に高さ調節された表面を有しており、
    前記側面は少なくとも部分的に、表面粗さを有しており、該表面粗さに基づく表面変化は、前記高さ調節に基づく表面変化よりも1~5オーダー小さくなっており、
    好適には、
    (a)前記表面の前記高さ調節は、波形の表面を成しておりかつ/または前記高さ調節に基づく前記表面変化は、設定可能な値の範囲内、特に0.5μm~100μmの値の範囲内、好適には0.5μm~50μmの値の範囲内に位置し、
    (b)(i)前記側面は少なくとも部分的に、0.01μm~30μm、好適には0.05μm~10μm、最も好適には0.05μm~5μmの最大高さRZ、好適には平均最大高さRZを有しており、(ii)前記表面粗さは平均表面粗さであり、(iii)前記最大高さに基づく前記表面変化は、前記高さ調節に基づく前記表面変化よりも1~5オーダー、好適には2または3オーダー小さくなっており、かつ/または(iv)前記表面粗さに基づく前記表面変化は、前記高さ調節に基づく前記表面変化よりも2または3オーダー小さくなっており、
    (c)前記側面には、少なくとも部分的に予荷重が加えられておりかつ/または前記側面に沿った当該基板部分部材の、特に前記本体(103)の縁部強度は、100MPa超、好適には150MPa超であり、かつ/または可変であるかまたは前記側面全体にわたり一定であり、
    (d)前記側面は、特に巨視的なスケールでは平らでありかつ/または湾曲しており、特に好適には前記側面に対して垂直な少なくとも1つの横断面内に少なくとも部分的に、放物線形および/または円形の延在部および/または四次方程式に基づく延在部を有している、
    基板部分部材。
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