JP2021136026A - 生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法、及び生鮮食品現状情報記録更新プログラム - Google Patents

生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法、及び生鮮食品現状情報記録更新プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引したい要請に応え、生鮮食品の現状情報を記録更新することができる生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法及び生鮮食品現状情報記録更新プログラムを提供する。【解決手段】生鮮食品現状情報記録更新装置100と、複数の端末装置200と、情報記録手段400とが、ネットワークを介して通信可能に接続されている生鮮食品現状情報記録更新システム10において、生鮮食品現状情報記録更新装置は、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、画像情報に基づき前記一の時点における生鮮食品の現状を判定する判定部と、生鮮食品に付された情報記録手段に対し、現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法、及び生鮮食品現状情報記録更新プログラムに関する。
近年、食品に対し、安全性についての関心が高まっており、産地表示だけでなく、食品に関する情報を商品に付して取引する場面が増加してきている。
特に、消費期限が短い生鮮食品においては、経時で鮮度が変化してしまうことから、消費者の手に渡るまで生鮮食品の鮮度を保つために、流通経路における低温管理を持続的に行うことなど、様々な試みがなされている。さらに、生鮮食品の鮮度を、生鮮食品そのものから直接推定するための様々な試みがなされている。
例えば、生鮮食品の画像認識を用いて、生鮮食品の鮮度を測定することが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。また、特定の撮影条件下で取得した生鮮食品のデジタル画像の小区画を解析することにより生鮮食品の鮮度を予測する鮮度判定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、生鮮食品などの測定対象物からの反射光を分光して反射スペクトルを形成及び測定し、得られた反射スペクトルと基準データとを比較することにより、測定対象物の鮮度を判定する鮮度判定方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、未加工の魚の鮮度を推定するために、経時で魚の眼が白濁する現象を利用して、魚の眼の白濁度から鮮度の指数を算出する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2016−085117号公報 特開2007−108124号公報 特開2015−227820号公報
岡本 あかね、"約90億円分の廃棄防止に成功!ウォルマートが、野菜の鮮度を自動測定できるシステムを開発"、[online]、2018年4月3日発行、インターネット<URL:https://unleashmag.com/2018/04/03/walmart_eden/> 森岡 克司 他、"養殖ブリ及びカンパチ血合肉の冷蔵中の褐変現象の比較"、Nippon Suisan Gakkaishi 79(6), 1009 1016 (2013) Noda et al.(2017) Biosci. Biotechnol. Biochem. 81(8):1484−1488 島本 美由紀 著、"野菜保存のアイデア帖"、PIE International出版、2019年4月17日発行 フレッシュ・デルモンテ・ジャパン株式会社、"バナナの食べごろ"、[online]、インターネット<URL:http://www.freshdelmonte.co.jp/delicious_banana.html>
本発明は、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引したい要請に応え、生鮮食品の現状情報を記録更新することができる、装置、システム、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明者らが、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、を有する装置を採用することにより、生鮮食品の現状情報を更新することができる、生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法、及び生鮮食品現状情報記録更新プログラムを提供することができることを知見した。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<2> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定工程と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定工程において判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新工程と、
を含むことを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新方法である。
<3> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定し、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定した結果を含む現状情報を記録し更新する、
処理をコンピュータに行わせることを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新プログラムである。
<4> 生鮮食品に付された情報記録手段と、
一の時点における前記生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新システムである。
本発明によると、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引したい要請に応え、生鮮食品の現状情報を記録更新することができる、装置、システム、方法、及びプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施態様に係る生鮮食品現状情報記録更新装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、生鮮食品現状情報記録更新装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、生鮮食品現状情報記録更新装置の機能構成の一例を示す図である。 図4Aは、取得情報DBの一例を示す図である。 図4Bは、取得情報DBが記憶する取得情報データの一例を示す図である。 図4Cは、取得情報DBが記憶する取得情報データの他の一例を示す図である。 図4Dは、取得情報DBが記憶する取得情報データの他の一例を示す図である。 図4Eは、取得情報DBが記憶する取得情報データの他の一例を示す図である。 図4Fは、取得情報DBが記憶する取得情報データの他の一例を示す図である。 図5Aは、鮮度情報DBの一例を示す図である。 図5Bは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データの一例を示す図である。 図5Cは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データの他の一例を示す図である。 図5Dは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データの他の一例を示す図である。 図5Eは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データの他の一例を示す図である。 図5Fは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データの他の一例を示す図である。 図6は、端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図7は、端末装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、生鮮食品現状情報記録更新装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、生鮮食品現状情報記録更新装置の機能構成の他の一例を示す図である。 図10Aは、価格情報DBの一例を示す図である。 図10Bは、価格情報DBが記憶する価格情報データの一例を示す図である。 図10Cは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Cは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Eは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Fは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Gは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Hは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Iは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Jは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図10Kは、価格情報DBが記憶する価格情報データの他の一例を示す図である。 図11は、生鮮食品現状情報記録更新装置における処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
まず、本発明における生鮮食品の「画像情報」と、生鮮食品の「現状」との相関について説明する。
−生鮮食品の画像情報−
前記生鮮食品の画像は、生鮮食品を撮像したデジタル画像を意味する。
前記生鮮食品の画像情報は、前記生鮮食品のデジタル画像から得られる前記生鮮食品の外観情報などが挙げられる。前記外観情報としては、色、形状、縮み、しわなどが挙げられる。
前記生鮮食品は、時間経過とともにその現状(鮮度、味、効能)が変化する。例えば、前記生鮮食品の鮮度が良い状態と、鮮度が低下している状態との判定には、前記生鮮食品毎に判定要素(判定対象部位)が異なることが知られている。
例えば、ぶり及びかんぱちの切り身などの場合では、切り身にしてから約5℃における冷蔵保存状況下においても、鮮度が低下し、経時において血合筋(血合い部)と普通筋との境界の領域から徐々に、血合筋の色が赤色から褐色へ変色することが報告されている(例えば、非特許文献2参照)。このことから、ぶり及びかんぱちの切り身では、切り身の血合い部の色や変色した領域の面積などを見ることにより、切り身の鮮度が良いか否かを判定する指標とすることができる。
また、例えば、未加工の魚の場合では、眼(の水晶体)が経時で白濁してくることが報告されている。このことを利用して、眼の白濁度を測定し、鮮度指標となるK値を推定することにより魚の鮮度を判定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、例えば、レタスの場合では、加工食品としてカット処理されたものが店頭で取引されることがあり、カット処理されたレタスは経時でカット面及びカット面近傍が褐色に変色してしまうことが報告されている(例えば、非特許文献3参照)。また、加工していない青果、例えば、オクラなどにおいても、一般に、経時で乾燥によりしわが生じたり、黒ずみなどの変色が生じることが知られている(例えば、非特許文献4参照)。
また、例えば、バナナなどの場合では、経時で皮の色が変化し、皮の色の状態により身の味や効能が変化することが知られている(例えば、非特許文献5参照)。
以上の知見から、本発明者らは、個々の生鮮食品の現状を理解した上で管理及び取引したい要請に対して、逐次更新される生鮮食品の外観の情報、即ち、生鮮食品の画像情報を用いて生鮮食品の現状情報を判定し、個々の生鮮食品毎に記録及び更新することにより、個々の生鮮食品のリアルタイムの情報を得ることができる、装置、システム、方法、及びプログラムを提供することができることを見出した。
(生鮮食品現状情報記録更新装置、生鮮食品現状情報記録更新システム、生鮮食品現状情報記録更新方法、及び生鮮食品現状情報記録更新プログラム)
本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置は、
一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有し、更に必要に応じてその他の手段を有する。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新方法は、
一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定工程と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定工程において判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新工程と、
を含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムは、
一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定し、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定した結果を含む現状情報を記録し更新する、
処理をコンピュータに行わせ、更に必要に応じてその他の処理をコンピュータに行わせる。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新方法は、本発明の生鮮食品現状情報記録更新方法に係る生鮮食品現状情報記録更新装置により好適に行うことができ、現状判定工程は現状判定手段により好適に行うことができ、記録更新工程は記録更新手段により好適に行うことができ、その他の工程はその他の手段により好適に行うことができる。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置における制御部等が行う制御は、本発明の生鮮食品現状情報記録更新方法を実施することと同義であるので、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置の説明を通じて本発明の生鮮食品現状情報記録更新方法の詳細についても明らかにする。また、本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムは、ハードウェア資源としてのコンピュータ等を用いることにより、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置として実現させることから、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置の説明を通じて本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムの詳細についても明らかにする。
また、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置における各手段は、一体となっていてもよいし、別々になって(互いに離れて)いてもよい。各手段が別々となっている場合には、例えば、これらの各手段をイントラネットやインターネットなどのネットワークを用いて接続することが好ましい。
従来技術では、一部の生鮮食品にしか適用できない場合があるという問題がある。
また、従来技術では、特定撮影条件下における生鮮食品の画像の小区画を抽出して鮮度判定を行う場合に、ヘタ、キズ、変色などの特徴的な部分の画像が含まれていると鮮度判定が難しくなり、生鮮食品の種類に応じて顕著に現れる現状状態の変化を正確に理解することができなくなる場合があるという問題がある。
さらに、従来技術では、特定撮影条件下において、生鮮食品の画像を取得する必要があり、簡便に鮮度判定することが難しい場合があるという問題がある。
そこで、本発明者らは、個々の生鮮食品の現状を理解した上で管理及び取引したい要請に対して、逐次更新される生鮮食品の外観の情報、即ち、生鮮食品の画像情報を用いて生鮮食品の現状情報を判定し、個々の生鮮食品毎に記録及び更新することにより、個々の生鮮食品のリアルタイムの情報を得ることができる、装置、システム、方法、及びプログラムを提供することができることを見出した。
また、本発明者らは、本発明により個々の生鮮食品のリアルタイムの情報を得ることができることから、生鮮食品を取り扱う生産者、卸売業者、及び小売業者の管理能力を適切に把握することができることを見出した。なお、ここでいう「管理能力」とは、例えば、生鮮食品の温度管理、保管方法、配送方法などを行う能力(設備)などを意味する。例えば、卸売業者A及び卸売業者Bから生鮮食品Xを仕入れている小売業者aが、卸売業者A及び卸売業者Bから仕入れた生鮮食品の現状情報を比較することにより、卸売業者A及び卸売業者Bの管理能力を評価することができる。また、このとき、管理能力だけでなく、卸売業者A及び卸売業者Bの生鮮食品の仕入れ能力(質、量など)、納品にかかる時間などを比較し、評価することができる。
−生鮮食品−
「生鮮食品」とは、青果(野菜及び果物)、鮮魚、生肉などの生鮮(新鮮)であることが求められる食品を意味する。
前記生鮮食品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記青果としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、レタス、ほうれん草、ブロッコリー、もやし、オクラ、きゅうり、にんじん、れんこん、ごぼう、しょうが、大葉、バジル、ミント、いちご、バナナ、リンゴなどが挙げられる。
前記鮮魚としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ぶり、かんぱち、ニジマスなどが挙げられる。
前記生肉としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、牛肉、豚肉、鶏肉などが挙げられる。
その他としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、きのこ類などが挙げられる。
<現状判定手段及び現状判定工程>
前記現状判定手段は、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する手段である。
前記現状判定工程は、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する工程である。
前記現状判定手段としては、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得する手段と、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する手段とが一体となっていてもよく、別々になっていてもよい。前記画像を取得する手段と、生鮮食品の現状を判定する手段とが別々になっている場合には、有線及び無線の少なくともいずれかの通信手段により接続していることが好ましい。
前記現状判定手段としては、公知のコンピュータ、サーバ装置、及び携帯端末などの処理装置(CPU等)及び記憶装置を用いることができる。また、前記現状判定手段は、本発明を利用する使用者(ユーザ)が有する携帯端末(タブレット端末、スマートフォン等)における処理装置(CPU等)が実現する機能の一部としてもよい。
前記一の時点における生鮮食品の画像情報を取得する手段としては、撮像機能を有するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、撮像機能及び通信機能を有する端末機(以下、端末装置と称することがある)、撮像装置などが挙げられる。なお、本発明においては、本発明を利用する使用者(ユーザと称することがある)が有する端末を、画像情報を記録するための手段の一例として利用することができ、本発明の生鮮食品現状情報記録装置における現状判定手段が取得する画像情報を、ユーザが有する端末により適宜取得することができる。
前記端末装置としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などが挙げられる。
前記撮像装置としては、例えば、デジタルカメラなどが挙げられる。
前記現状判定手段として、前記生鮮食品の画像情報を取得する手段と、前記生鮮食品の現状を判定する手段とが一体となっているものとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビジュアルアナライザー(ビジュアルアナライザー IRISVA400、アルファ・モス・ジャパン社製)などが挙げられる。
前記一の時点における生鮮食品の画像情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
例えば、国内流通の場合、(1)出荷者(生産者、出荷団体、集荷業者など)、(2)卸売市場、(3)小売業者/加工業者/大口需要者、(4)消費者、の(1)から(4)順で生鮮食品の流通が行われるため、(1)から(4)の少なくともいずれかの段階で画像を取得する方法などが挙げられる。なお、(1)から(4)の各段階で画像情報を取得することが好ましい。このようにすることにより、個々の生鮮食品の各段階における状態(鮮度)を追跡することができるため、生鮮食品の状態の信頼性を向上させることができるだけでなく、流通業者が適正に状態を把握し、価格などを設定する指標として用いることができる。また、このようにすることにより、生鮮食品を取り扱う生産者、卸売業者、小売業者、及び流通業者の管理能力を適切に把握することができる。なお、ここでいう「管理能力」とは、例えば、生鮮食品の温度管理、保管方法、配送方法などを行う能力(設備)などを意味する。
また、(1)〜(4)の各段階において、適正な照明条件下で生鮮食品の画像を取得することが好ましい。適正な照明条件とは、生鮮食品の現状状態を判定することができる程度の十分な照度かつ画像情報として破綻しない程度の照度や、一定の色温度条件であることなどを意味する。
特に、上記(3)の段階で、加工業者を介在する場合においては、適正な照明条件下での画像情報を取得する工程を加工ラインに設けることが好ましい。このようにすることにより、加工直後の生鮮食品の状態と、実際に生鮮食品が取引される段階までの生鮮食品の状態とを比較することができる。
輸入品の場合においても、同様に、上記(1)から(4)の段階の少なくともいずれかの段階で画像情報を取得することが好ましい。
また、前記一の時点における生鮮食品の画像情報を取得する方法としては、上記以外にも、例えば、小売店において画像情報を取得する方法、消費者によって画像情報を取得する方法などが挙げられる。
前記小売店において画像情報を取得することにより、前記小売店は生鮮食品の状態を管理しつつ在庫管理を行うことができる。
前記消費者によって画像情報を取得することにより、前記消費者が生鮮食品を購入する際にその生鮮食品の状態を確認してから購入することができる。
前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する手段としては、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、携帯端末などを用いて実現することができる。
前記現状判定手段が、一の時点における生鮮食品の画像情報を取得すると、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する処理を行う、ことについて、さらに詳細に説明する。
前記画像情報としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記生鮮食品の外観を撮像したデジタル画像であり、前記生鮮食品の外観における判定対象部位の画像などが挙げられる。
前記判定対象部位とは、前記生鮮食品ごとに定めた生鮮食品の鮮度を見極めるために指標とする部位を意味する。なお、前記判定対象部位としては、特定の部位のみだけでなく、生鮮食品の外観の全体を含む。
前記鮮魚の場合においては、前記判定対象部位としては、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、切り身の「血合い部」、未加工の魚の場合においては、例えば、「魚の眼」、「外観(鱗の剥がれ具合、エラの形、傷など)の点数」などが挙げられる。
前記判定対象部位として前記魚の眼を用いる場合には、特許文献3に記載の方法に基づいて、魚の眼の濁度(推定K値)を測定し、魚の鮮度を推定することが好ましい。
前記判定対象部位として前記魚の外観を用いる場合には、得られた魚の外観を後述する機械学習部により点数化し、魚の鮮度の指標とすることができる。
また、前記青果においては、前記判定対象部位としては、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カット処理などされた加工食品の場合には、カット面及びカット面近傍の少なくともいずれかなどが挙げられる。前記カット面とは、カットしたことによって生じた断面を意味し、前記カット面近傍とは、カットした任意の点から半径1cm以内の領域のことを意味する。
なお、ここで、加工とは、生鮮食品の可食部を成形(カット)する処理などを意味する。
また、加工していない青果においては、前記判定対象部位としては、例えば、「外観(形状、縮みの程度、しわの数、色など)の点数」などが挙げられる。即ち、加工していない青果の場合には、その外観全体及び判定対象部位の少なくともいずれかの形状、縮み、しわ、色(黒ずみ)などを前記判定対象部位として使用することができる。前記加工していない青果の外観を用いる場合には、得られた青果の外観を後述する機械学習部により点数化し、青果の鮮度の指標とすることができる。
前記色としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、RGB表色系、XYZ表色系(xyY表色系)、L色空間、L色空間、マンセル表色系などで表される色情報などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記画像情報の取得条件としては、同じ色に対して安定した結果が得られる条件であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、D50(昼光、CIE標準光源)に近似した分光分布を有するLED照明のみを光源として用いた照明条件下で測定することが好ましい。上記照明条件下であると、常に同様の条件下でノイズの少ない色情報を得ることができる。
前記現状判定手段としては、前記生鮮食品における判定対象部位の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を機械学習(Machine Learning)した機械学習部(機械学習モデル)を有することが好ましい。
ここで、機械学習の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニューラルネットワークを用いた方法、遺伝的プログラミングを用いた方法、サポートベクターマシン(SVM)を用いた方法などが挙げられる。
前記機械学習部における、前記生鮮食品における判定対象部位の画像と、前記生鮮食品の現状との関係としては、例えば、鮮度が既知の生鮮食品と、その生鮮食品の画像情報とが紐づけられた関係を意味する。前記機械学習部において、前記生鮮食品の鮮度と、画像情報とが紐づけられている。
前記機械学習としては、例えば、前記生鮮食品における複数の判定対象部位毎の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を学習したモデルが好ましい。取得した前記生鮮食品の画像情報の複数の判定対象部位の色、形状などを総合して評価をすることにより、より精度の高い鮮度の結果を得ることができる。
本発明者らは、生鮮食品ごとにその現状を判定するために用いる判定要素を変更することにより、生鮮食品の種類に応じて顕著に現れる現状状態の変化を正確に理解した上で、生鮮食品の現状を判定することができる装置、システム、方法、及びプログラムを提供することができることを見出した。
<記録更新手段及び記録更新工程>
前記記録更新手段は、前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する手段である。
前記記録更新工程は、前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定工程において判定した結果を含む現状情報を記録し更新する工程である。
ここで、「記録」とは、情報を公知の記録媒体に保存することを意味し、「更新」とは、情報を蓄積する、又は上書きするように保存することを意味する。
前記記録更新手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、情報記録手段に応じた書き込み装置などが挙げられる。また、例えば、QRコード(登録商標)などを前記情報記録手段として利用してインターネットに接続させる場合(例えば、生鮮食品に付した手段に直接現状情報が記録されない場合)においては、公知のコンピュータ、サーバ装置、及び携帯端末などの処理装置(CPU等)及び記憶装置を前記記録更新手段として用いることができる。また、前記記録更新手段は、本発明を利用する使用者(ユーザ)が有する携帯端末(タブレット端末、スマートフォン等)における処理装置(CPU等)が実現する機能の一部としてもよい。
<<情報記録手段>>
前記情報記録手段は、前記生鮮食品に付され、前記現状判定手段が判定した結果を含む前記生鮮食品の現状情報を記録した手段である。
前記情報記録手段としては、前記生鮮食品に付すことができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、RFタグ、ICタグ、バーコード、QRコード(登録商標)、電子透かしなどが挙げられる。前記情報記録手段に前記現状情報を付す手段としては、特に制限はなく、使用する情報記録手段に応じて適宜選択することができる。
前記情報記録手段が記録する情報としては、例えば、前記現状情報(例えば、取得した画像情報(形状、色、外観など))、前記現状判定手段が判定した結果(前記一の時点における前記生鮮食品の現状を前記現状判定手段が判定した結果)、前記生鮮食品の画像情報を取得した日時など、インターネットなどを介して前記現状情報が記録されている記憶装置(例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、及び携帯端末などの記憶装置)に接続するための情報などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記インターネットなどを介して前記現状情報が記録されている記憶装置に接続するための情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上述したバーコード、QRコード(登録商標)、電子透かしなどが挙げられる。このようにすることにより、インターネットなどを介して前記現状情報が記録されている任意の記憶装置により記録するデータを管理することができる。また、このようにすることにより、前記生鮮食品に付す情報記録手段自体には情報を記憶させる必要がなくなるため、容量の小さい情報記録手段を用いることができる。また、このようにすることにより、一の生鮮食品が流通して所持者が変わった場合においても、現状情報を一元管理することができる。
なお、前記現状情報としては、前記生鮮食品が消費者に購入された後においても、前記消費者により画像情報の取得を行うことにより、その判定結果を得ることができるようにしていてもよい。
前記現状判定手段が判定した結果としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、取得した画像情報(形状、色、外観など)、前記一の時点における前記生鮮食品の現状(鮮度)から推定した情報などが挙げられる。
前記一の時点における前記生鮮食品の現状(鮮度)から推定した情報としては、例えば、推定日持ち情報、生食可否情報、推定食べ頃情報、好適調理例情報、推定風味情報などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記推定日持ち情報は、画像情報を取得した時点からの現状の判定対象の前記生鮮食品の推定した日持ち(賞味期限及び消費期限の少なくともいずれかまでの日数)の情報である。前記推定日持ち情報としては、例えば、「前記画像情報を取得した時点からあと2日保存可能です」の通知などが挙げられる。前記推定日持ち情報を用いることにより、例えば、卸売業者や、小売店における値引き商品の選定などを効率よく行うことができる。また、前記推定日持ち情報を用いることにより、例えば、購入前及び購入後の少なくともいずれかの生鮮食品の状態について使用者が生鮮食品の推定日持ちの情報を得ることができる。
前記生食可否情報は、現状の前記生鮮食品の鮮度に応じて、判定対象の前記生鮮食品が生食可能であるか否かを判定した結果の情報である。前記生食可否情報を用いることにより、例えば、購入前及び購入後の少なくともいずれかの生鮮食品の状態について使用者が生鮮食品の生食可否の情報を得ることができる。
前記推定食べ頃情報は、例えば、画像情報を取得した時点からの食べ頃を判定した結果の情報である。食べ頃情報としては、例えば、前記生鮮食品がバナナである場合、その外観が、[1]「全体的に黄色、かつ房の茎部分(クラウン)及び果指の先端(フィンガーティップ)が緑色」のときは、酸味のあるさっぱりとした甘みがあり、整腸作用を有し、また、[2]「完全に黄色」のときは、十分な甘みがあり、美肌効果を有し、[3]「全体的に黄色、かつ所々に茶色の斑点を有する」ときは、完全に熟した状態であり、とても甘く風味豊かで滑らかな食感、免疫効果を有する、などの情報が挙げられる。このように、バナナなどの収穫後に成熟する食品に対して、その食品の味や栄養学的な効果が変化する生鮮食品の場合においては、前記生鮮食品の画像情報に基づき、画像情報を取得した時点からの食べ頃を推定することができる。また、予め、使用者(業者及び消費者の少なくともいずれか)の嗜好性を登録しておくことにより、使用者の嗜好性に合わせた食べ頃を提示(通知)することが好ましい。
前記好適調理例情報は、前記生鮮食品の鮮度に応じて好適な調理例を判定した結果の情報である。前記好適調理例情報を用いることにより、例えば、購入後の生鮮食品の状態に応じて使用者が好適な調理例情報を取得することができる。
前記推定風味情報は、前記生鮮食品の鮮度に応じて、現状の生鮮食品の風味(甘み、酸味など)を判定した結果の情報である。
前記情報記録手段が記録している情報としては、前記現状情報の他にも、例えば、前記生鮮食品の名称、前記生鮮食品の生産者名、前記生鮮食品の産地などが挙げられる。
また、前記情報記録手段が記録した前記現状情報を、表示画面を有する前記端末装置により表示可能にすることが好ましい。前記情報記録手段が記録した前記現状情報を、表示画面を有する前記端末装置により表示可能にする方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記端末装置にインストールされたアプリケーションにおいて、取得した前記生鮮食品の画像情報に基づく、前記現状情報を前記端末装置に表示する方法;前記端末装置を用いて例えば、RFタグ、ICタグ、バーコード、QRコード(登録商標)、及び電子透かしの少なくともいずれかを読み取り、前記端末装置に表示する方法などが挙げられる。前記端末装置としては、前記情報記録手段に記録された情報を読み込むことができるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
例えば、スーパーなどの小売店において、情報記録手段としてQRコード(登録商標)が生鮮食品に付されている場合には、使用者はスマートフォンなどの端末装置でそのQRコード(登録商標)を読み込むことによって生鮮食品の現状情報を入手することができる。
このようにすることにより、生鮮食品の現状の状態(鮮度)を知りたい任意の使用者(流通業者、卸売業者、小売業者、消費者など)が、個々の生鮮食品の現状を簡単及び迅速に知ることができる。
また、前記記録更新手段は、後述する価格設定手段が設定した前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を、前記情報記録手段に記録し更新することが好ましい。
前記記録更新手段が後述する価格情報を前記情報記録手段に記録し更新することにより、経時変化する生鮮食品の現状状態に応じて適正な価格を設定することができる。
<その他の手段及びその他の工程>
前記その他の手段としては、例えば、価格情報設定手段などが挙げられる。
前記その他の工程としては、例えば、価格情報設定工程などが挙げられる。
<<価格情報設定手段及び価格情報設定工程>>
前記価格情報設定手段は、前記現状判定手段が判定した結果に基づき、前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を設定する手段である。
前記価格情報設定工程は、前記現状判定工程において判定した結果に基づき、前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を設定する工程である。
前記価格情報設定手段を有することにより、前記一の時点における前記生鮮食品の現状情報に基づく適正な価格情報を得ることができるので、例えば、卸売業者、小売業者などの流通経路における業者が生鮮食品の価格を設定する際の指標として用いることができる。
請求項13
前記価格情報とは、前記生鮮食品の価格に関する情報である。前記価格情報としては、例えば、前記生鮮食品の価格(値段)、割引率(%)などが挙げられる。
前記価格設定手段は、前記現状判定手段が判定した結果に基づき、前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を設定することができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記現状情報判定手段及び前記記録更新手段と同じ装置における処理装置(CPU等)が実現する機能の一つとしてもよいし、使用者が有する端末(端末装置)における処理装置(CPU等)が実現する機能の一つとしてもよい。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムは、使用するコンピュータの構成及びオペレーティングシステムの種類・バージョンなどに応じて、各種のプログラミング言語を用いて作成することができる。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムは、ハードディスクなどの記録媒体に記録しておいてもよいし、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc−ROM)、MO(Magneto−Optical)ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体に記録しておいてもよい。
また、コンピュータから情報通信ネットワークを通じてアクセス可能な外部記憶領域(他のコンピュータなど)に、本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムを記録しておいてもよい。この場合、外部記憶領域に記録された本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムを、必要に応じて、外部記憶領域から情報通信ネットワークを通じて、記録媒体にインストールして使用することができる。
なお、本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムは、複数の記録媒体に、任意の処理毎に分割されて記録されていてもよい。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムによる処理は、生鮮食品現状情報記録更新装置を構成する制御部を有するコンピュータを用いて実行することができる。
以下、生鮮食品現状情報記録更新装置のハードウェア構成、及び機能構成について具体例を用いて説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<生鮮食品現状情報記録更新装置のハードウェア構成>
図1は、本発明の一実施態様に係る生鮮食品現状情報記録更新装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、生鮮食品現状情報記録更新装置100は、端末装置200A、端末装置200B、端末装置200C、…と、情報記録手段400と、をネットワーク300を介して通信可能に接続されている生鮮食品現状情報記録更新システム10を構築する。端末装置200A、端末装置200B、端末装置200C、…は、それぞれ搭載されている画像情報取得手段201a、201b、201c、…とを有する。
生鮮食品現状情報記録更新装置100は、ネットワーク300を介して画像情報取得手段201a、201b、201c、…と通信可能に接続されている。なお、生鮮食品現状情報記録更新手段100と、画像情報取得手段201a、201b、201c、…との通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
なお、画像情報取得手段201a、201b、201c、…は、装置の構成についてそれぞれ同様であることから、以下では「画像情報取得手段201」と称してまとめて説明する。
また、端末装置200A、端末装置200B、端末装置200C、…は、区別が必要でないときは、単に、「端末装置200」と称することもある。
図2は、生鮮食品現状情報記録更新装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、生鮮食品現状情報記録更新装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置102、補助記憶装置103、通信インターフェース104、入力装置105a、出力装置106aの各部を有し、入力装置105b、及び出力装置106bを有する端末装置200と、ネットワーク300を介して接続している。これらの各部は、バス107を介してそれぞれ接続されている。
CPU101は、種々の制御や演算を行う処理装置である。CPU101は、主記憶装置102などが記憶するOS(Operating System)やプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。即ち、CPU101は、本発明では、生鮮食品現状情報記録更新プログラムを実行することにより、生鮮食品現状情報記録更新装置100の制御部130として機能する。
また、CPU101は、生鮮食品現状情報記録更新装置100全体の動作を制御する。尚、本発明では、生鮮食品現状情報記録更新装置100全体の動作を制御する装置をCPU101としたが、これに限ることなく、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などとしてもよい。
主記憶装置102は、各種プログラムを記憶するとともに、各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。
主記憶装置102は、例えば、ROM及びRAM(Random Access Memory)の少なくともいずれかを有する。
ROMは、例えば、BIOS(Basic Input/Output System)、本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムなどの各種プログラムなどを記憶している。ROMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。ROMとしては、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)などが挙げられる。
RAMは、ROMや補助記憶装置などに記憶された各種プログラムが、CPU101により実行される際に展開される作業範囲として機能する。RAMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。RAMとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
補助記憶装置103としては、各種情報を記憶できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。また、補助記憶装置103は、CDドライブ、DVDドライブ、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)ドライブなどの可搬記憶装置としてもよい。
通信インターフェース104としては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、無線又は有線を用いた通信デバイスなどが挙げられる。
入力装置105aとしては、生鮮食品現状情報記録更新装置100に対する各種要求や情報の入力を受け付けることができれば特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク、カメラなどが挙げられる。また、入力装置105aがタッチパネル(タッチディスプレイ)である場合は、入力装置105aが出力装置106aを兼ねることができる。
出力装置106aとしては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、ディスプレイなどが挙げられる。出力装置106aに用いられるディスプレイとしては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが挙げられる。
端末装置200は、入力装置105bと、出力装置106bとを有している。端末装置としては、入力装置105bとして撮像手段を有するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スマートフォンなどが挙げられる。また、端末装置200は、出力装置106bとして、表示画面を有する。表示画面としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが挙げられる。
情報記録手段400は、生鮮食品現状情報記録更新装置100により処理された結果を含む、生鮮食品に付される記録手段である。また、情報記録手段400は、生鮮食品現状情報記録更新装置100により処理された結果を、直接記録してなくてもよく、生鮮食品現状情報記録更新装置100により処理された結果を記憶する装置に接続するための情報を記憶する手段であってもよい。
なお、生鮮食品現状情報記録更新装置100におけるCPU101〜補助記憶装置103は、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドの一部であってもよい。
<生鮮食品現状情報記録更新装置の機能構成>
図3は、生鮮食品現状情報記録更新装置100の機能構成の一例を示す図である。
この図3に示すように、生鮮食品現状情報記録更新装置100は、通信部110、記憶部120、制御部130、入力部140、出力部150を有する。生鮮食品現状情報記録更新装置100においては、例えば、通信インターフェース104により通信部110の機能が実現され、主記憶装置102及び補助記憶装置103により記憶部120の機能が実現され、CPU101及び主記憶装置102により制御部130の機能が実現され、入力装置105a及び105bにより入力部140の機能が実現され、出力装置106a及び106bにより出力部150の機能が実現される。
通信部110は、例えば、各種のデータを外部の装置(例えば、クラウドサーバ)と送受信する。
記憶部120は、例えば、各種プログラムを記憶すると共に、取得情報DB121と、鮮度情報DB122とを有する。
図4A〜図4Fは、取得情報DB121が記憶する取得情報データテーブルの例を示す図である。
取得情報DB121としては、例えば、図4Aに示すように、生鮮食品の種類ごとに、取得情報テーブル(野菜など)、取得情報テーブル(魚)、取得情報テーブル(肉)とを有するものを用いることができる。
図4Bは、生鮮食品が「野菜:カットレタス」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図4Bに示すように、取得情報テーブル(野菜:カットレタス)は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「カット面近傍の色」、及びその他のデータ項目を含む。なお、図4Bの「カット面近傍の色」の項目における数値が大きいほど良い状態(鮮度)であることを示している。図4Bの「…」の項目は、その他のデータ項目を表し、「XXX」は取得したデータを表す。なお、「XXX」は必ずしも同じ情報を表すものではない。「…」の項目については、以下同じ。
図4Cは、生鮮食品が「野菜:ほうれん草」である場合のデータテーブルの一例を示す図である。図4Cに示すように、取得情報テーブル(野菜:ほうれん草)は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「外観(縮みの程度、しわの数など)の点数」、「色」、及びその他のデータ項目を含む。なお、図4Cの「外観(縮みの程度、しわの数など)の点数」、及び「色」の項目における数値が大きいほど良い状態(鮮度)であることを示している。
図4Dは、生鮮食品が「魚:かんぱち(未加工)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図4Dに示すように、取得情報データテーブル(魚:かんぱち(未加工))は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「外観(鱗の剥がれ、エラの形、傷など)の点数」、「眼の色(濁度)」、及びその他のデータ項目を含む。なお、図4Dの「外観(鱗の剥がれ、エラの形、傷など)の点数」、及び「眼の色(濁度)」の項目における数値が大きいほど良い状態(鮮度)であることを示している。
図4Eは、生鮮食品が「魚:ぶり(切り身)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図4Eに示すように、取得情報データテーブル(魚:ぶり(切り身))は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「血合い部の色」、及びその他のデータ項目を含む。なお、図4Eの「血合い部の色」の項目における数値が大きいほど良い状態(鮮度)であることを示している。
図4Fは、生鮮食品が「肉:牛肉(切り落とし)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図4Fに示すように、取得情報データテーブル(肉:牛肉(切り落とし))は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「色」、及びその他のデータ項目を含む。なお、図4Fの「色」の項目における数値が大きいほど良い状態(鮮度)であることを示している。
図5A〜図5Fは、鮮度情報DBが記憶する鮮度情報データテーブルの例を示す図である。
鮮度情報DB122としては、例えば、図5Aに示すように、記憶した生鮮食品の分野別に、鮮度情報データテーブル(野菜など)、鮮度情報データテーブル(魚)、鮮度情報データテーブル(肉)とを有するものを用いることができる。
図5Bは、生鮮食品が「野菜:カットレタス」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図5Bに示すように、鮮度情報テーブル(野菜:カットレタス)は、「I.D.(データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、及び「現状情報」のデータ項目などを含む。「現状情報」としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、「I.D.(記憶データ整理番号)」における、取得した画像情報(例えば、「カット面近傍の色」及びその他のデータ)や、取得した画像情報から算出した「日持ち情報」、「生食可否情報」、「食べ頃情報」、「好適調理例情報」、「風味情報」などが挙げられる。以下、「現状情報」としては、前記取得情報データから算出した「日持ち情報」、「生食可否情報」、「食べ頃情報」、「好適調理例情報」、「風味情報」については同じものを意味する。
ここで、鮮度情報DBにおける「現状情報」について、より詳細に説明する。
例えば、図5Bに示すように、鮮度情報テーブル(野菜:カットレタス)には、生鮮食品毎に割り振られた「I.D.(記憶データ整理番号)」ごとに取得された画像情報から得られた現状情報が経時で記録されている。
例えば、「A1001」のカットレタスの「2019/12/24 17:30:35」において取得した「カット面近傍の色(3点)」のデータに基づき、「日持ち情報」は「残り2日」、「生食可否情報」は「可」、「食べ頃情報」は「今」、「好適調理例情報」は「サラダ、チャーハン、炒め物」、「風味情報」は「−(問題なし)」と現状判定手段により判定された結果が、鮮度情報テーブル(野菜:カットレタス)に記録されている。
次に、「A1001」の「2019/12/25 17:31:20」において取得した「カット面近傍の色(2点)」のデータに基づき、「日持ち情報」は「残り1日」、「生食可否情報」は「可」、「食べ頃情報」は「1日前」、「好適調理例情報」は「サラダ、チャーハン、炒め物」、「風味情報」は「少し酸味を感じる可能性あり」と現状判定手段により判定された結果が鮮度情報テーブル(野菜:カットレタス)に記録されている。
図5Bの場合には、データ取得者である「小売店C1」において特定の時間に陳列商品の管理を行う場合に画像情報を取得して管理する場合を示した。このように、特定の生鮮食品に対して状態を記録し、現状情報が逐次更新されていくため、使用者は経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引することができる。
また、「A1002」のカットレタスの場合、「2019/12/24 17:35:21」に取得した「カット面近傍の色(2点)」のデータでは、「日持ち情報」は「残り2日」、「生食可否情報」は「可」、「食べ頃情報」は「1日前」、「好適調理例情報」は「サラダ、チャーハン、炒め物」、「風味情報」は「少し酸味を感じる可能性あり」と判定し、「2019/12/25 9:35:30」に取得した「カット面近傍の色(1点)」のデータでは、「日持ち情報」は「残り1日」、「生食可否情報」は「不可」、「食べ頃情報」は「2日前」、「好適調理例情報」は「チャーハン、炒め物」、「風味情報」は「酸味を感じる可能性あり」と判定している。このため、「A1002」のカットレタスは「カット面近傍の色」が「1点」と判定されたため、在庫管理業務においてこの商品を廃棄することができる。このように、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で、在庫管理を行うことができるため、生鮮食品の状態にかかわらず廃棄する従来の在庫管理による食品の浪費を抑えることができる。
図5Cは、生鮮食品が「野菜:ほうれん草」である場合のデータテーブルの一例を示す図である。図5Cに示すように、鮮度情報テーブル(野菜:ほうれん草)は、「I.D.(記憶データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、及び「現状情報」のデータ項目などを含む。前記現状情報としては、例えば、「外観(縮みの程度、しわの数などの点数)」、「色」、その他のデータを含む。
図5Cに示すように、本発明の生鮮食品現状情報更新装置は、「データ取得者」として「小売店C2」、「生産者A1」、及び「卸売業者B1」の少なくともいずれかを含むことができるため、収穫されてから店頭に並ぶまでの過程の現状情報を全て記録することができる。そのため、例えば、「日持ち情報」、「生食可否情報」、及び「食べ頃情報」に応じて、各業者が適切な取引方法(例えば、陳列整理、在庫管理、値引きなど)を選択することができる。
図5Dは、生鮮食品が「魚:かんぱち(未加工)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図5Dに示すように、鮮度情報データテーブル(魚:かんぱち(未加工))は、「I.D.(記憶データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、及び「現状情報」のデータ項目などを含む。前記現状情報としては、例えば、「外観(鱗の剥がれ、エラの形、傷など)の点数」、「眼の色(濁度)」、及びその他のデータを含む。
図5Eは、生鮮食品が「魚:ぶり(切り身)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図5Eに示すように、鮮度情報データテーブル(魚:ぶり(切り身))は、「I.D.(記憶データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、及び「現状情報」のデータ項目などを含む。前記現状情報としては、例えば、「血合い部の色」、及びその他のデータを含む。
図5Fは、生鮮食品が「肉:牛肉(切り落とし)」の場合のデータテーブルの一例を示す図である。図5Fに示すように、鮮度情報データテーブル「肉:牛肉(切り落とし)」は、「I.D.(記憶データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、及び「現状情報」のデータ項目などを含む。前記現状情報としては、例えば、「色」、及びその他のデータを含む。
図5Bから図5Fに示すように、生鮮食品の種類に応じて現状状態を判定することにより、確度の高い現状情報を得ることができる。また、鮮度情報DB122は、特定の生鮮食品に対して状態を記録し、さらに現状情報が逐次更新されていくため、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引(価格設定)することができる。また、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で、在庫管理を行うことができるため、生鮮食品の状態にかかわらず廃棄する在庫管理による食品の浪費を抑えることができる。さらに、収穫されてから店頭に並ぶまでの過程の現状情報を記録することができるため、生鮮食品に応じて適切な情報を使用者に提示することができる。
また、図5Dから図5Fに示すように、本発明の生鮮食品現状情報更新装置は、「データ取得者」として「消費者D1」をも含むことができる。これは消費者が生鮮食品の画像情報を取得し、得られた画像情報に基づき現状判定手段が、消費者が実際に消費する段階における生鮮食品の現状情報を判定することにより達成することができる。これにより、消費者は実際に消費する段階における生鮮食品の現状を把握することができる。
制御部130は、例えば、記憶部120に記憶された各種プログラムを実行するとともに、生鮮食品現状情報記録更新装置100全体の動作を制御する。制御部130は、画像情報取得部131と、判定部(機械学習部)132と、現状情報記録部133と、を有する。
画像情報取得部131は、通信部110又は入力部140により受信した画像情報を取得し、取得情報DB121へ取得した画像情報データを記憶する。
判定部(機械学習部)132は、通信部110又は入力部140により受信した画像情報データに基づき、画像情報データを取得した時点における生鮮食品の状態(鮮度など)を判定し、鮮度情報DB122へ判定した鮮度情報データを記憶する。
現状情報記録部133は、判定した鮮度情報データ(現状情報)の一部及び全ての少なくともいずれかを、対応する生鮮食品に付された情報記録手段400へ記録する。このとき、生鮮食品に付された情報記録手段が記憶装置である場合には、情報記録手段に直接記録してもよい。また、生鮮食品に付された情報記録手段には現状情報を直接記録せずに、判定した現状情報と情報記録手段とが紐づくように記憶部120に記録してもよい。
入力部140は、例えば、生鮮食品現状情報記録更新装置100に対する各種指示を受け付ける。
出力部150は、例えば、現状情報記録部133及び鮮度情報DB122の少なくともいずれかに記憶された現状情報を、表示画面を有する出力装置106に出力する。
なお、生鮮食品現状情報記録更新装置100のハードウェア構成及び機能構成の説明では、それぞれの要素が一体となった例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、一部の要素を独立させて、それぞれを通信インターフェースでネットワーク接続する形態であってもよい。より具体的には、例えば、取得情報DB121と、鮮度情報DB122とを、クラウドサーバ上の領域に保存するような形態であってもよい。
次に、端末装置200のハードウェア構成及び機能構成について説明する。
端末装置200は、取得した生鮮食品の画像情報を生鮮食品現状情報記録更新装置100に送信するために使用される装置である。端末装置200は、画像を取得可能な画像情報取得手段と、取得した画像情報を生鮮食品現状情報記録更新装置100の制御部130へ送信することができる通信手段とを有していれば特に制限はなく、例えば、スマートフォンなどが挙げられる。
<端末装置のハードウェア構成>
図6は、端末装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、端末装置200のハードウェア構成は、図2の生鮮食品現状情報記録更新装置100のハードウェア構成において、ネットワーク300を介して端末装置200が記載されていない以外は同様であるため、説明を省略する。
<端末装置の機能構成>
図7は、端末装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、端末装置200の機能構成としては、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、入力部240と、出力部250と、を有する。
通信部210は、制御部230の指示に基づき、通信インターフェース204を用いて、取得した画像情報を生鮮食品現状情報記録更新装置100へ送信する。
さらに、通信部210は、生鮮食品現状情報記録更新装置100から情報を受け付ける。
記憶部220は、生鮮食品現状情報記録更新装置100から受信した情報を補助記憶装置203に記憶する。
また、制御部230は、生鮮食品現状情報記録更新装置100に情報を送信する制御を行う。
次に、第1の実施形態に係る本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムの処理手順を示す。図8は、生鮮食品現状情報記録更新装置100の制御部130における生鮮食品現状情報記録更新プログラムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS101では、画像情報取得部131は、端末装置200の画像情報取得手段201により取得した一の時点における生鮮食品の画像情報を通信部110から取得し、処理をS102へ移行する。
ステップS102では、現状判定手段の判定部(機械学習部)132により、取得した画像情報に基づき生鮮食品の現状を判定し、処理をS103へ移行する。
ステップS103では、現状情報記録部133は、生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定結果を含む現状情報を記録及び更新し、処理をS104へ移行する。
ステップS104では、制御部130は、記録及び更新した現状情報を端末装置に送信及び表示させ、本処理を終了する。
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、第2の実施形態においては、第1の実施形態において、さらに価格情報設定手段を設けた以外は、第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
<生鮮食品現状情報記録更新装置のハードウェア構成>
第2の実施形態において、生鮮食品現状情報記録更新装置のハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。
<生鮮食品現状情報記録更新装置の機能構成>
図9は、生鮮食品現状情報記録更新装置100の機能構成の他の一例を示す図である。
図9において、第1の実施形態である図3との相違点は、記憶部120に価格情報DB123をさらに有する点、及び制御部130に価格情報設定部134をさらに有する点である。
ここで、価格情報DBについて、図面を参照してより詳細に説明する。
図10A〜図11Eは、価格情報DBが記憶する「現状情報−価格情報対応テーブル」及び「価格情報テーブル」の例を示す図である。
現状情報−価格情報対応テーブルとしては、例えば、図10Aに示すように、生鮮食品の種類ごとに、現状情報−価格情報対応テーブル(野菜など)、現状情報−価格情報対応テーブル(魚)、現状情報−価格情報対応テーブル(肉)とを有するものを用いることができる。
価格情報テーブルとしては、例えば、図10Aに示すように、生鮮食品の種類ごとに、価格情報テーブル(野菜など)、価格情報テーブル(魚)、価格情報テーブル(肉)とを有するものを用いることができる。
図10Bは、生鮮食品が「野菜:カットレタス」の場合の現状情報−価格情報対応テーブルの一例を示す図である。図10Bに示すように、現状情報−価格情報対応テーブル(野菜:カットレタス)は、「現状情報」、「価格情報」のデータ項目を含む。「価格情報」のデータ項目としては、「割引率(%)」を含む。図10Bに示すデータテーブルは、現状判定手段により得られた現状情報として「日持ち情報」に応じて適正な割引率を適用するための対応表である。例えば、「日持ち情報」が「残り2日超3日以下」である場合には、割引は適用せずに現在の値段のままとする。「日持ち情報」が「残り1日超2日以下」である場合には、割引率(%)20%を適用する。このように、生鮮食品の日持ち情報と価格情報(割引率(%))を対応させておく。
図10Bと同様にして、図10Cは生鮮食品が「野菜:ほうれん草」の場合、図10Dは生鮮食品が「魚:かんぱち(未加工)」の場合、図10Eは生鮮食品が「魚:ぶり(切り身)」の場合、図10Fは生鮮食品が「肉:牛肉(切り落とし)」の場合の現状情報−価格情報対応データテーブルの一例を示す図である。
図10Bから図10Fに示すように、対応させる現状情報の数値範囲と、価格情報の割引率(%)とを、生鮮食品ごとに使用者が適宜設定することができる。
図10G〜図10Kは、図5B〜図5Fに示した生鮮食品における価格情報を設定し、記憶した価格情報テーブルの例を示す図である。
図10Gは、生鮮食品が、「野菜:カットレタス」の場合の価格情報テーブルの一例を示す図である。図10Gに示すように、価格情報テーブル(野菜:カットレタス)は、「I.D.(記憶データ整理番号)」、「データ取得日時」、「データ取得者」、「現状情報(日持ち情報)」、及び「価格情報」のデータ項目などを含む。前記価格情報としては、例えば、「(1)割引率(%)」、「(2)現在の値段(円)」、「(3)割引後の値段」などを含む。
図10Gに示すように、価格情報テーブル(野菜:カットレタス)には、生鮮食品毎に割り振られた「I.D.(記憶データ整理番号)」ごとに取得された画像情報から得られた現状情報と、その現状情報に基づく価格情報が経時で記録されている。本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置では、判定した現状情報に基づき、価格情報設定手段(価格情報設定部)により価格情報が経時で設定及び記録されている。
例えば、価格情報設定手段(価格情報設定部134)は、判定部132により判定された「A1001」のカットレタスの「2019/12/24 17:30:35」の現状情報(日持ち情報)に基づき、設定した現状情報−価格情報対応テーブルを参照して、対応する割引率(%)を設定及び記録する。価格情報テーブル(野菜:カットレタス)には、設定された価格情報として、割引率だけでなく、割引率(%)と現在の値段(円)とから算出した割引後の値段(円)が記録されていてもよい。
同様にして、「A1001」の「2019/12/25 9:35:30」、及び「2019/12/25 17:31:20」に取得したデータから判定した現状情報に基づき、価格情報設定手段(価格情報設定部)により価格情報が経時で設定及び記録されている。
このように、価格情報テーブルでは、現状情報から価格情報を設定し、設定した価格情報を生鮮食品の経時変化に合わせて設定及び記録することができる。このため、一の生鮮食品の経時変化に合わせた適正な価格設定を行うことができる。
図10H〜図10Kに示すように、図5B〜図5Fで得られた現状情報を価格情報設定手段(価格情報設定部)により処理することによって、種々の生鮮食品において、経時変化に応じた適正な価格設定を行うことができる。
なお、第2の実施形態では、現状情報として「日持ち情報」のみを用いて価格情報を設定する形態について説明したが、これに限ることなく、例えば、「日持ち情報」を推定するために用いる取得情報データや、現状情報として生鮮食品の「色」などのデータを用いて価格情報を設定することもできる。
第2の実施形態に係る本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置においては、この装置を利用して価格を設定したい利用者から利用料を徴収することによって、生鮮食品現状情報記録更新装置を用いたビジネスにおける収益性を向上させることができる。
次に、第2の実施形態に係る本発明の生鮮食品現状情報記録更新プログラムの処理手順を示す。図11は、生鮮食品現状情報記録更新装置100の制御部130における生鮮食品現状情報記録更新プログラムの処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
ステップS201では、画像情報取得部131は、端末装置200の画像情報取得手段201により取得した一の時点における生鮮食品の画像情報を通信部110から取得し、処理をS202へ移行する。
ステップS202では、現状判定手段の判定部(機械学習部)132により、取得した画像情報に基づき生鮮食品の現状を判定し、処理をS203へ移行する。
ステップS203では、価格情報設定手段の価格情報設定部134により、判定部132が判定した結果に基づき、生鮮食品の価格情報を設定し、処理をS204へ移行する。
ステップS204では、現状情報記録部133は、生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定結果を含む現状情報及び価格情報の少なくともいずれかを記録及び更新し、処理をS205へ移行する。
ステップS205では、制御部130は、記録及び更新した現状情報及び価格情報の少なくともいずれかを端末装置に送信及び表示させ、本処理を終了する。
以上、説明したように、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置を用いることにより、経時変化する生鮮食品の現状を理解した上で取引したい要請に応え、生鮮食品の現状情報を更新することができる。
−生鮮食品現状情報記録更新システム−
本発明の生鮮食品現状情報記録更新システムは、
生鮮食品に付された情報記録手段と、
一の時点における前記生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有し、更に必要に応じてその他の手段を有する。
本発明の生鮮食品現状情報記録更新システムにおいて、情報記録手段、現状判定手段、記録更新手段、及びその他の手段は、本発明の生鮮食品現状情報記録更新装置において説明したものと同様のものを使用することができる。
本発明の態様としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
<1> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<2> 前記現状判定手段が取得する前記画像情報が、撮像機能を有する端末機により撮像され、有線及び無線の少なくともいずれかの通信手段により送信されたものである、前記<1>に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<3> 前記情報記録手段に記録された前記現状情報が、表示画面を有する端末機により表示可能である、前記<1>から<2>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<4> 前記現状判定手段が、前記生鮮食品における判定対象部位の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を機械学習した機械学習部を有し、
前記機械学習部が、前記判定対象部位の画像に基づき前記生鮮食品の現状を判定する、前記<1>から<3>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<5> 前記機械学習部が、前記生鮮食品における複数の前記判定対象部位毎の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を機械学習した、前記<4>に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<6> 前記現状情報が、推定日持ち情報、生食可否情報、推定食べ頃情報、好適調理例情報、及び、推定風味情報から選択される少なくとも1以上を含む、前記<1>から<5>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<7> 前記生鮮食品が、血合い部を有する魚の切り身であって、
前記判定対象部位が、前記血合い部である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<8> 前記生鮮食品が、カット野菜であって、
前記判定対象部位が、前記カット野菜におけるカット面近傍である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<9> 前記生鮮食品が、果物及び野菜の少なくともいずれかであって、
前記判定対象部位が、前記果物及び野菜の少なくともいずれかにおける外観である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<10> 前記生鮮食品が、鮮魚であって、
前記判定対象部位が、前記鮮魚における眼である、前記<1>から<6>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<11> 更に、前記現状判定手段が判定した結果に基づき、前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を設定する価格情報設定手段を有する、前記<1>から<10>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<12> 前記記録更新手段が、前記価格情報設定手段が設定した前記一の時点における前記生鮮食品の価格情報を、前記情報記録手段に記録し更新する、前記<11>に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<13> 前記価格情報が、割引率及び価格の少なくともいずれかである、前記<11>から<12>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置である。
<14> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定工程と、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定工程において判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新工程と、
を含むことを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新方法である。
<15> 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定し、
前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定した結果を含む現状情報を記録し更新する、
処理をコンピュータに行わせることを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新プログラムである。
<16> 生鮮食品に付された情報記録手段と、
一の時点における前記生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
前記情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新システムである。
前記<1>から<13>のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置、前記<14>に記載の生鮮食品現状情報記録更新方法、前記<15>に記載の生鮮食品現状情報記録更新プログラム、及び前記<16>に記載の生鮮食品現状情報記録更新システムによると、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
10 生鮮食品現状情報記録更新システム
100 生鮮食品現状情報記録更新装置
121 取得情報データベース
122 鮮度情報データベース
123 価格情報データベース
131 画像情報取得部
132 判定部
133 現状情報記録部
134 価格情報設定部
200 端末装置
300 ネットワーク
400 情報記録手段

Claims (16)

  1. 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
    前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
    を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新装置。
  2. 前記現状判定手段が取得する前記画像情報が、撮像機能を有する端末機により撮像され、有線及び無線の少なくともいずれかの通信手段により送信されたものである、請求項1に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  3. 前記情報記録手段に記録された前記現状情報が、表示画面を有する端末機により表示可能である、請求項1から2のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  4. 前記現状判定手段が、前記生鮮食品における判定対象部位の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を機械学習した機械学習部を有し、
    前記機械学習部が、前記判定対象部位の画像に基づき前記生鮮食品の現状を判定する、請求項1から3のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  5. 前記機械学習部が、前記生鮮食品における複数の前記判定対象部位毎の画像と、前記生鮮食品の現状との関係を機械学習した、請求項4に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  6. 前記現状情報が、推定日持ち情報、生食可否情報、推定食べ頃情報、好適調理例情報、及び、推定風味情報から選択される少なくとも1以上を含む、請求項1から5のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  7. 前記生鮮食品が、血合い部を有する魚の切り身であって、
    前記判定対象部位が、前記血合い部である、請求項1から6のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  8. 前記生鮮食品が、カット野菜であって、
    前記判定対象部位が、前記カット野菜におけるカット面近傍である、請求項1から6のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  9. 前記生鮮食品が、果物及び野菜の少なくともいずれかであって、
    前記判定対象部位が、前記果物及び野菜の少なくともいずれかにおける外観である、請求項1から6のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  10. 前記生鮮食品が、鮮魚であって、
    前記判定対象部位が、前記鮮魚における眼である、請求項1から6のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  11. 更に、前記現状判定手段が判定した結果に基づき、一の時点における前記生鮮食品の価格情報を設定する価格情報設定手段を有する、請求項1から10のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  12. 前記記録更新手段が、前記価格情報設定手段が設定した一の時点における前記生鮮食品の価格情報を、前記情報記録手段に記録し更新する、請求項11に記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  13. 前記価格情報が、割引率及び値段の少なくともいずれかである、請求項11から12のいずれかに記載の生鮮食品現状情報記録更新装置。
  14. 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定工程と、
    前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、前記現状判定工程において判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新工程と、
    を含むことを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新方法。
  15. 一の時点における生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定し、
    前記生鮮食品に付された情報記録手段に対し、判定した結果を含む現状情報を記録し更新する、
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新プログラム。
  16. 生鮮食品に付された情報記録手段と、
    一の時点における前記生鮮食品の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき前記一の時点における前記生鮮食品の現状を判定する現状判定手段と、
    前記情報記録手段に対し、前記現状判定手段が判定した結果を含む現状情報を記録し更新する記録更新手段と、
    を有することを特徴とする生鮮食品現状情報記録更新システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023106034A1 (ja) * 2021-12-08 2023-06-15 株式会社J-オイルミルズ 食品販売促進制御装置、食品販売促進システム、および食品販売促進方法

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