JP2021133414A - Spherical valve manufacturing method and caulking tool - Google Patents
Spherical valve manufacturing method and caulking tool Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021133414A JP2021133414A JP2020033267A JP2020033267A JP2021133414A JP 2021133414 A JP2021133414 A JP 2021133414A JP 2020033267 A JP2020033267 A JP 2020033267A JP 2020033267 A JP2020033267 A JP 2020033267A JP 2021133414 A JP2021133414 A JP 2021133414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caulking
- work
- hole
- tip surface
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
Abstract
Description
本発明は、球体弁の製造方法及びかしめ工具に係り、詳しくは弁本体の穴部に収納した球体を用いて流路の開閉を行う球体弁の製造方法及び球体弁の製造に用いるかしめ工具に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a spherical valve and a caulking tool, and more particularly to a method for manufacturing a spherical valve that opens and closes a flow path using a sphere housed in a hole of a valve body and a caulking tool used for manufacturing a spherical valve. ..
従来より、ABS(アンチロックブレーキシステム)のオイル開閉弁或いはオイル調整弁として、弁本体に形成した穴部に球体を圧入し球体の一部を作動体から突出させた状態で、球体が弁本体と相対移動しないように固定した球体弁が使用されている。 Conventionally, as an ABS (anti-lock braking system) oil on-off valve or oil adjusting valve, the sphere is pressed into the hole formed in the valve body and a part of the sphere is projected from the operating body. A spherical valve fixed so as not to move relative to is used.
この球体弁は、図15に示すように流路の開口に球体を対向させた状態で図中上下方向に移動可能であり、球体を開口に当接させた場合(同図左)には開口が塞がれて流路を閉じ、また球体を開口から離間させた場合(同図右)には開口が開放されて流路が形成されるというものである。 As shown in FIG. 15, this sphere valve can move in the vertical direction in the figure with the sphere facing the opening of the flow path, and opens when the sphere is brought into contact with the opening (left in the figure). When the sphere is closed and the sphere is separated from the opening (right in the figure), the opening is opened and the flow path is formed.
ここで、球体弁における弁本体と球体との固定方法として、弁本体の先端に形成した穴に球体を圧入した状態で、この穴の開口周囲にしぼり加工を施し、穴の周囲を縮径させて球体を固定する技術がある(特許文献1)。 Here, as a method of fixing the valve body and the sphere in the spherical valve, in a state where the sphere is press-fitted into the hole formed at the tip of the valve body, squeezing is performed around the opening of this hole to reduce the diameter around the hole. There is a technique for fixing a sphere (Patent Document 1).
また、単に、穴に挿入した球体を固定する方法として、穴の先端面にかしめ工具を押圧してかしめ隆起部を形成するかしめ方法がある(特許文献2)。 Further, as a method of simply fixing the sphere inserted into the hole, there is a caulking method of pressing a caulking tool against the tip surface of the hole to form a caulking ridge portion (Patent Document 2).
特許文献2に記載されたかしめ方法は、特許文献1に記載した固定方法に比して一見簡易のようであるが、特許文献2の第2図eに示すように先端面にかしめを行うと球体の周囲の先端面は球体の突出部分よりも隆起する。そうすると、球体弁を図15に示すような環境で使用する場合に、先端面の隆起した部分が流路の開口周辺に干渉し、球体による流路の開閉が十分に機能しない可能性がある。
The caulking method described in Patent Document 2 seems to be simpler than the fixing method described in
そこで、本願は、流路の開閉を円滑に行うことを可能とする球体弁を製造することを目的とする。 Therefore, an object of the present application is to manufacture a spherical valve that enables smooth opening and closing of a flow path.
上記課題を解決するため、請求項1は、弁本体と弁本体の穴部に収納された球体とをかしめ固定する球体弁の製造方法であって、前記弁本体における穴部周囲の先端面に、同先端面に対して20度〜30度の内向き斜面と40度〜50度の外向き斜面とを有するかしめ突起を押圧し、前記先端面を変形させて穴部に収納された球体と弁本体とをかしめ固定することを特徴とする。
In order to solve the above problem,
請求項2は、前記かしめ固定は、前記先端面の外周を変形防止治具で覆った状態で行うことを特徴とする。
請求項3は、弁本体の先端面をかしめて、前記先端面に開口形成された穴部に収納された球体を固定するかしめ工具であって、前記先端面に対して20度〜30度の内向き斜面と40度〜50度の外向き斜面とを有するかしめ突起を備えたことを特徴とする。
The second aspect of the present invention is characterized in that the caulking fixing is performed in a state where the outer periphery of the tip surface is covered with a deformation prevention jig.
A third aspect of the present invention is a caulking tool for crimping the tip surface of a valve body to fix a sphere housed in a hole formed in the tip surface, which is 20 to 30 degrees with respect to the tip surface. It is characterized by having a caulking projection having an inward slope and an outward slope of 40 to 50 degrees.
請求項4は、前記かしめ突起は、かしめ工具の押圧面に円環状に形成されていることを特徴とする。
請求項5は、前記かしめ突起の外周に平面部を有していることを特徴とする。
A fourth aspect of the present invention is characterized in that the caulking protrusion is formed in an annular shape on the pressing surface of the caulking tool.
A fifth aspect of the present invention is characterized in that a flat surface portion is provided on the outer periphery of the caulking protrusion.
本発明によれば、流路の開閉を円滑に行うことを可能とする球体弁を製造することができる。 According to the present invention, it is possible to manufacture a spherical valve capable of smoothly opening and closing the flow path.
以下、本発明の球体弁の製造方法の一実施形態を図1〜図10にしたがって説明する。なお、球体弁とは球体を流路の開口等に接離させて流路の開閉を行う開閉弁及び流路における流体の流量を調整する調整弁の双方を含む。 Hereinafter, an embodiment of the method for manufacturing a spherical valve of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 10. The spherical valve includes both an on-off valve that opens and closes the flow path by bringing the sphere into contact with the opening of the flow path and the like, and a regulating valve that adjusts the flow rate of the fluid in the flow path.
図1にワーク10の斜視図を示す。ここでいうワーク10とは球体弁の製造工程においてかしめ加工を行う前の状態をいい、かしめ固定することより完成品である球体弁となる。したがって、ワーク10とは球体弁の製造工程における完成品の一歩手前に位置する未完成品を意味するが、工程説明の便宜上、かしめ加工が終わった構成(構成上は球体弁に該当する)もワーク10と表現することがある。
FIG. 1 shows a perspective view of the
図2に断面図を示すように、ワーク10は、弁本体11と弁本体11に圧入された球体としての鋼球12とから構成される。弁本体11は、全体が金属材料で一体成形された円柱形状であり、相対的に大径をなす大径部13と、この大径部13の先端(図中上側)に大径部13と同心でかつ大径部13より小径をなす小径部14が形成されている。弁本体11は平面視で円状をなし、側面視で凸状をなしている。
As shown in the cross section in FIG. 2, the
弁本体11は、断面円形の熱間圧延鋼線材を一定長さに切断して形成される。使用することができる熱間圧延鋼線材としては、例えばSWCH5A、SWCH12Aなどがある。弁本体11の大径部13の外周面には、軸方向に沿って形成された断面半円状の凹溝15が大径部13の外周面に均等な間隔(120度間隔)で3本形成されている。この凹溝15は球体弁の使用時における流体の通路として機能するものである。
The
大径部13の基端(先端に対する軸方向反対側)の中心には、球体弁として機能する際に必要となるコイルバネを装着するためのバネ装着穴16が軸線方向に沿って形成されている。なお、後述するが、このバネ装着穴16はかしめ加工の際にワーク10の支持にも使用される。小径部14の先端面17は、弁本体11の軸線すなわち大径部13と小径部14の中心軸線に直交する平面となっている。そして、先端面17の中心には穴部としての球体収納穴18が形成されている。球体収納穴18は大径部13及び小径部14と同心かつ同軸線方向に形成されており、圧入される鋼球12と同じ直径を有する有底穴である。また、その底面19は小径部14の先端面17と平行に形成されていて、球体収納穴18の深さは圧入される鋼球12の直径の2/3程度である。なお、球体収納穴18の開口縁は面取りがされている。
At the center of the base end (the side opposite to the tip in the axial direction) of the
球体収納穴18には底面19に着座する形で鋼球12が圧入されている。鋼球12は弁本体11の軸線方向と直交する方向において最も直径が大きい部分が球体収納穴18の内周面と接触した状態で圧入されており、鋼球12のうち直径の1/3程度が小径部14の先端面17から突出している。鋼球12は、球体弁として流路の開閉等に直接関与するためかしめ加工によっても形状が変形しない或いは変形が極めて少ない材質が使用される。本実施形態では鋼球として高炭素クロム軸受鋼材が使用され、具体的にはSUJ2〜4、SUS304などの材料にて形成されている。
A
かしめ装置20
図3にワークにかしめ加工を行うためのかしめ装置20を図示し、以下説明する。かしめ装置20は、下側にかしめ加工時のワーク10を支持するワーク支持部30を備え、このワーク支持部30に対向してその上側にワーク10にかしめ加工を行うかしめ加工部40を備えている。
FIG. 3 shows a
ワーク支持部30は、基台31と、基台31内部に配置されたライナー32とを備える。基台31は円筒状の基台本体33と、基台本体33の上部において基台本体33に内嵌固定されたライナー案内部34を備え、ライナー案内部34の中央にはワーク10の直径と略同径の円形状をなすライナー案内孔35が貫通形成されている。
The
ライナー32は、ライナー本体36とライナー本体36の上部に位置しライナー案内孔35と略同径のライナーピン37とを有する。ライナー32は、ライナー本体36が基台31内部に位置し、またライナーピン37がライナー案内孔35内に位置した状態で、図示しない駆動源により基台31に対して下方のワーク支持位置(図4a)と、上方のワーク排出位置(図4b)との間を移動可能となっている。ライナーピン37の上面中央にはワーク10のバネ装着穴16に挿入可能な支持ピン38が上向きに凸設されている。
The
かしめ加工部40は、パンチケース41と、パンチケース41内に配置された変形防止治具としてのアウトサイドパンチ42、及びアウトサイドパンチ42内に配置されたかしめ工具としてのかしめピン43とを備える。パンチケース41は円筒形状に形成されており、内部には下端面に開口する相対的に小径の小径孔44と、この小径孔44と同心で小径孔44の上部に連続形成されたより大径の大径孔45とを有する。小径孔44と大径孔45との境界には面取りがされた段差部46が形成されている。このパンチケース41は図示しない駆動機構により上下動可能となっている。
The
アウトサイドパンチ42は断面逆凸状をなす円筒部材で、中央にかしめピン43の挿通孔47が貫通形成されている。アウトサイドパンチ42の上部構造48はパンチケース41の大径孔45と略同径であり、またアウトサイドパンチ42の下部構造49はパンチケース41の小径孔44と略同径となっている。そして、アウトサイドパンチ42の上部構造48がパンチケース41の大径孔45に、またアウトサイドパンチ42の下部構造49がパンチケース41の小径孔44にそれぞれ内嵌されている。
The
アウトサイドパンチ42の上部構造48の上面にはコイルばね50が配置され、パンチケース41に対してアウトサイドパンチ42をパンチケース41から突出する方向(図中下方)に常時付勢している。ただし、アウトサイドパンチ42の上部構造48がパンチケース41の段差部46に当接するとそれ以上アウトサイドパンチ42はパンチケース41に対して下降することはできず、かしめ加工時以外は図5aに示す待機位置の状態となっている。
A
また、アウトサイドパンチ42の挿通孔47はワーク10の小径部14と略同径であり、かしめ加工時には図5bに示すかしめ位置に示すとおりアウトサイドパンチ42の挿通孔47がワーク10の小径部14に外嵌される。これにより、かしめ時における先端面17の外周を覆って先端面17を含む小径部14の径方向外側への変形を防止する。
Further, the
次に、ワーク10にかしめ加工を行うかしめピン43について説明する。
図6aの左側に図示するように、かしめピン43は全体として細長い円柱状をなし、その先端(図中下側)には押圧面としてのかしめ部51が形成されている。かしめピン43は図示しない駆動機構によりパンチケース41に対して上方の待機位置(図5a)、下方のかしめ位置(図5b)との間を移動可能となっている。
Next, the
As shown on the left side of FIG. 6a, the
図6aの拡大図に示すように、かしめ部51はかしめピン43の軸線方向(図中上下方向)に対して直交する平面からなる平面部52を有し、その平面部52の中央に形成された半球凹部53と平面部52から突出形成されたかしめ突起54とを有する。半球凹部53は、かしめ加工の際にかしめピン43とワーク10の鋼球12との接触干渉を防止するものであり、ワーク10から突出する鋼球12よりわずかに大きな直径の半球状をなす凹部として形成されている。また、図6bにかしめ部51の平面図を示すように、かしめ突起54は半球凹部53の外周を円環状に取り囲んで形成されている。
As shown in the enlarged view of FIG. 6a, the
図7に示すように、かしめ突起54は、内向き斜面55と外向き斜面56とを有し、それらの先端に平面部52と平行な頂面57を有している。このかしめ突起54はかしめピン43の軸線を通って切断した場合の断面が平面部52を基準として台形状をなしている。また、かしめ突起54の内向き斜面55の基部は半球凹部53の開口縁につながっている。
As shown in FIG. 7, the
かしめ突起54は、かしめ部51をワーク10の先端面17に押圧してかしめた場合にワーク10の先端面17を含む小径部14に食い込んで、球体収納穴18を内側に変形させるものである。この変形により球体収納穴18の内周面が鋼球12に当接し、弁本体11と鋼球12とを固定することができる。
When the
また、かしめ突起54の内向き斜面55と外向き斜面56とは、ワーク10の小径部14を変形させる際に先端面17の隆起方向への変形を抑えて径方向内方に変形させるため、それぞれの傾斜角度を異ならせている。具体的には、図7に示すように、内向き斜面かしめ突起54をかしめピンの軸線に沿って切断した場合の断面において、ワーク10の先端面に対する内向き斜面55の傾斜角度は25度であり、同じく外向き斜面56の傾斜角度は45度である。また、これら内向き斜面55の傾斜角度と外向き斜面56の傾斜角度はそれぞれプラスマイナス5度の範囲で変更可能である。
Further, the
図7において一点鎖線で示しているのがワーク10の先端面17と平行な線であり、本実施形態では、ワーク10の先端面17とかしめ部51の平面部52及びかしめ突起54の頂面57はそれぞれ平行となっている。かしめ突起54の角度をこのような範囲に設定することにより、かしめ突起54がワーク10の先端面17に食い込んだ際に、ワーク10を隆起方向ではなく径方向内方にかしめて変形させることができ、ワーク10の先端面17の隆起を伴わずにかしめることができる。なお、かしめ突起54は、内向き斜面55と外向き斜面56を延長させた線(図7に破線で示す)の交点aの軌跡となる円の直径が、かしめ加工を行う鋼球12の直径の1.3〜2倍の範囲とすることができる。また、かしめ突起54の高さとなる平面部52からの突出量は、鋼球12の直径の0.05〜0.2倍である。
In FIG. 7, the alternate long and short dash line is a line parallel to the
かしめ加工方法
続けて、上記かしめ装置20を用いたワーク10のかしめ方法を図及び図9に基づいて説明する。図8aに示すように、かしめ加工の初期状態では、かしめ装置20のかしめ加工部40は退避した位置にあり、ワーク支持部30の上方には十分な空間(図示しない)が確保されている。また、ワーク支持部30のライナー32はワーク支持位置にある。
Caulking Method Next, a caulking method of the
この状態で、図示しない搬入機構によりワーク10がライナー案内孔35に搬入され、同時にワーク10のバネ装着穴16にライナー32の支持ピン38が挿入される(図8b)とワーク10の支持が完了する。ワーク支持完了後に、かしめ加工部40はかしめピン43の軸心とワーク10の軸心とを位置合わせをして、かしめピン43を退避位置としたまま下降を開始する。かしめ加工部40が下降すると、図9aに示すように、最初にアウトサイドパンチ42がワーク10に当接され、アウトサイドパンチ42の挿通孔47がワーク10の小径部14に外嵌される。アウトサイドパンチ42は下方に付勢されているため、かしめ加工部40がさらに下降してもコイルばね50が縮むのみでアウトサイドパンチ42によるワーク10の小径部14の外嵌状態が維持される。
In this state, the
続けて、図9bに示すように、かしめピン43が下方のかしめ位置まで移動すると、かしめピン43のかしめ突起54がワーク10の先端面17に押圧されて、ワーク10にかしめ加工が行われる。かしめ加工の後、かしめ加工部40が上昇し、ワーク10(球体弁)上方に空間が確保されるとライナー32が上方に移動してワーク(球体弁)排出位置となり(図4b)、ワーク10(球体弁)が図示しない排出手段によってワーク支持部30から排出される。そして、かしめ加工部40とワーク支持部30とは図8aに示す位置に戻り、新たなワーク10に対してかしめ加工を行う。
Subsequently, as shown in FIG. 9b, when the
かしめ加工では、図10aに示す状態から、かしめ突起54がワーク10の先端面17に押圧されると、図10bに示すようにワーク10の先端面17が球体収納穴18側に変形し、ワーク10の先端面17の隆起を抑えつつ鋼球12に球体収納穴18の内周面が密接されて、弁本体11に鋼球12がかしめ固定される。
In the caulking process, when the
上記実施形態のかしめ加工方法等によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、かしめ突起54をワーク10の先端面17に押圧させるとワーク10の先端面17がかしめ突起54に押される形で球体収納穴18側に変形する。このため、ワーク10の先端面17の隆起を抑えつつ鋼球12に球体収納穴18の内周面が密接されてかしめ固定がなされる。
According to the caulking method of the above embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In the above embodiment, when the
(2)かしめ突起54は、かしめピン43の軸線を通って切断した場合の断面において、ワーク10の先端面17に対する内向き斜面55の傾斜角度が25プラスマイナス5度、外向き斜面56の傾斜角度が45プラスマイナス5度である。このため、特にかしめ突起54の内向き斜面55に対向するワーク10の先端面17は内向き斜面55に押圧されて球体収納穴18を縮径する方向に変形し、ワーク10の先端面17が隆起するような変形が抑制される。
(2) In the cross section of the
(3)かしめ突起54の外周にワーク10の先端面17と平行な平面部52を有している。このため、かしめ突起54が先端面に食い込んだときに外周に対向する位置の先端面17の隆起が規制される。
(3) A
(4)かしめ突起54が円環状に形成されているため、鋼球12の全周に渡って先端面17をかしめることができる。
(5)弁本体11における先端面17の隆起が抑制されるため、球体弁として使用する場合に隆起部分が他の部材に干渉するという問題が生じない。
(4) Since the
(5) Since the bulge of the
(6)かしめ加工時には、アウトサイドパンチ42がワーク10の小径部14に外嵌して小径部14の外方への変形を防止する。このため、かしめ加工時にはワーク10がより内方に向けて変形しやすくなる。
(6) At the time of caulking, the
(7)かしめ加工によりワーク10をかしめて球体弁を製造することができるため、しぼり加工に比べて工程に要する時間が短くなり、コストが低減される。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
(7) Since the
The above embodiment may be changed as follows.
・弁本体11の形状は本実施形態に限られない。例えば図11aに示すように小径部14がより長く大径部13の上部(肩部)が球状になっていてもよい。また、図11bに示すように小径部14を長く形成したものでもよい。さらに、図11cに示すように小径部14がテーパ状であったり、図11dに示すように小径部14の上部がテーパ状であってもよい、また、図11eに示すように小径部がなく大径部13のみでもよい。
The shape of the
・かしめ突起54の断面形状は本実施形態に限られない。例えば図12a、図12bに示すように外周側の平面部がなくともよく、図12cに示すように頂面がなくてもよい。
・かしめ突起54は本実施形態の円環状でなくともよい。例えば図13aに示すように凹部の周囲に一定間隔(図では90度間隔)で直線状のかしめ突起54が形成されていてもよく、かしめ突起54の形状も図13bに示すようにくさび形でもよい。また、本実施形態の円環状のかしめ突起54を周方向に一部を切り取った円弧状でもよい。
The cross-sectional shape of the
The
・球体収納穴18の形状は図14aに示すような本実施形態の円柱形状でなくともよい。例えば図14bに示すように底面が球状であってもよく、図14cに示すように底面が円錐状であってもよい。
The shape of the
・かしめ装置20の向きを変更してもよい。本実施形態では上方からかしめる構成としたが、ワーク10を横向きに配置して横方からかしめる構成としてもよい。この場合、かしめ後にワーク支持部30がワーク排出位置をとればワーク10(弁本体)が自重で下方に落下する構成とすればワーク排出に関する機構が不要となる。
-The orientation of the
・球体は本実施形態の鋼球12でなくても他の金属やセラミックなどの非金属でもよい。
・変形防止治具を設けなくてもよい。また、変形防止治具をかしめピン43と一体化して、かしめ部51の外周に円筒部を形成してかしめと同時にワーク10の外周に円筒部が内嵌される形としてもよい。
-The sphere may not be the
-It is not necessary to provide a deformation prevention jig. Further, the deformation prevention jig may be integrated with the
10・・・ワーク
11・・・弁本体
12・・・鋼球(球体)
17・・・先端面
18・・・球体収納穴(穴部)
20・・・かしめ装置
30・・・ワーク支持部
40・・・かしめ加工部
42・・・アウトサイドパンチ(変形防止治具)
43・・・かしめピン
51・・・かしめ部(押圧部)
52・・・平面部
54・・・かしめ突起
55・・・内向き斜面
56・・・外向き斜面
10 ...
17 ...
20 ...
43 ...
52 ...
Claims (5)
前記弁本体における穴部周囲の先端面に、同先端面に対して20度〜30度の内向き斜面と40度〜50度の外向き斜面とを有するかしめ突起を押圧し、前記先端面を変形させて穴部に収納された球体と弁本体とをかしめ固定することを特徴とする球体弁の製造方法。 It is a method of manufacturing a spherical valve that crimps and fixes the valve body and the sphere housed in the hole of the valve body.
A caulking protrusion having an inward slope of 20 to 30 degrees and an outward slope of 40 to 50 degrees is pressed against the tip surface around the hole in the valve body to press the tip surface. A method for manufacturing a spherical valve, which comprises deforming and crimping and fixing a spherical body stored in a hole and a valve body.
前記先端面に対して20度〜30度の内向き斜面と40度〜50度の外向き斜面とを有するかしめ突起を備えたことを特徴とするかしめ工具。 A caulking tool that crimps the tip surface of a valve body and fixes a sphere housed in a hole formed in the tip surface.
A caulking tool provided with a caulking protrusion having an inward slope of 20 to 30 degrees and an outward slope of 40 to 50 degrees with respect to the tip surface.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020033267A JP2021133414A (en) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | Spherical valve manufacturing method and caulking tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020033267A JP2021133414A (en) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | Spherical valve manufacturing method and caulking tool |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021133414A true JP2021133414A (en) | 2021-09-13 |
Family
ID=77659702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020033267A Pending JP2021133414A (en) | 2020-02-28 | 2020-02-28 | Spherical valve manufacturing method and caulking tool |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021133414A (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003154422A (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-27 | Honda Motor Co Ltd | Calking apparatus |
JP2016221543A (en) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 日東精工株式会社 | Slipping-out preventive structure of steel ball and press-in method of steel ball |
JP2017148833A (en) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 日本発條株式会社 | Caulking tool and manufacturing method thereof |
-
2020
- 2020-02-28 JP JP2020033267A patent/JP2021133414A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003154422A (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-27 | Honda Motor Co Ltd | Calking apparatus |
JP2016221543A (en) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 日東精工株式会社 | Slipping-out preventive structure of steel ball and press-in method of steel ball |
JP2017148833A (en) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 日本発條株式会社 | Caulking tool and manufacturing method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160149179A1 (en) | Battery case lid and manufacturing method for battery case lid | |
US4939829A (en) | Method of and apparatus for manufacturing a gear | |
US20050210654A1 (en) | Method and apparatus for joining plates by caulking | |
EP1423628B1 (en) | Device and method for closing movable socket assemblies by expanding solid cover plates | |
US9468971B2 (en) | Press forming method | |
CA2804496C (en) | Ball joint and method for manufacturing the same | |
EP1352695A1 (en) | Joint device and method of manufacturing housing of the device | |
EP0675296A1 (en) | Ball joint | |
US2182601A (en) | Ball joint and method of making same | |
JP2021133414A (en) | Spherical valve manufacturing method and caulking tool | |
JP6571988B2 (en) | Steel ball retaining structure and steel ball press-fitting method | |
US3803685A (en) | Ball joint and method of fabrication | |
US6561716B1 (en) | Universal joint device and method of manufacturing the device | |
JPH0386346A (en) | Method for forging double row ball bearing outer ring stock | |
US4193279A (en) | Cup holder assembly | |
JP3279899B2 (en) | Electrode for spot welding with positioning mechanism | |
JPH11309520A (en) | Working method of part having cylindrical body with expanded tip, and die used therefor | |
JP7302419B2 (en) | Work positioning mechanism | |
JPH1130350A (en) | Fluid pressure control valve and its manufacture | |
JP6752041B2 (en) | Ball joint and its bearing seat | |
JPH11280982A (en) | Steel ball press-in jig, slip-off stop structure for steel ball, and press-in method for steel ball | |
US20220412400A1 (en) | Ball joint, method of manufacturing a ball joint, and tool for manufacturing a ball joint | |
JPH10216893A (en) | Flanging device of tube stock, and its method | |
JP2005153014A (en) | Projecting part forming method, and die used for the same | |
JP2000035031A (en) | Ball joint, and manufacture and device thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220927 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230322 |