JP2021132672A - オゾンマイクロバブル洗浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロバブルとオゾンの相乗効果を利用する洗浄器を提供する。【解決手段】容器本体およびチューブポンプおよび気体流量調整バルブおよびマイクロバブル発生ノズルおよびオゾン発生器およびデジタルタイマーおよび給水ホース7および吐出用耐圧ホース8および逆流防止弁および三方管およびオゾン発生器用スイッチおよびT型ニップル17および前記容器本体に設けられた空気孔およびその他の必要な部品から構成され、前記チューブポンプの吸入口に接続された前記給水ホースの途中に前記T型ニップル17が接続され、このT型ニップル17に、前記気体流量調整バルブが接続され、これに前記逆流防止弁が接続され、これに前記三方管を介して前記オゾン発生器が接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器。【選択図】図1

Description

本発明は、オゾンマイクロバブル水を利用した洗浄器に関するものである。
これまでいくつかの洗浄器が考案されている。
特許第6111029号
登録実用新案 第3207797号
マイクロバブルを含んだマイクロバブル水は、洗浄等に高い効果があることが知られているが、これにオゾンマイクロバブルを組み合わせたオゾンマイクロバブル水は、更に高い種々の効果が期待できる。本発明は、マイクロバブル発生ノズルとオゾン発生器を組み合わせて使用することにより、オゾンマイクロバブル水を利用できる洗浄器に関するもので、多くの効果が期待できる。
容器本体およびチューブポンプおよび気体流量調整バルブおよびマイクロバブル発生ノズルおよびオゾン発生器およびデジタルタイマーおよび給水ホースおよび吐出用耐圧ホースおよび逆流防止弁および三方管およびオゾン発生器用電圧調整基板およびデジタルタイマー用電圧調整基板および電源スイッチおよびオゾン発生器用スイッチおよび起動スイッチおよびLEDランプおよびT型ニップルおよび前記容器本体に設けられた空気孔およびACアダプター用コネクターおよびACアダプターから構成され、前記チューブポンプの吸入口に接続された前記給水ホースの途中に前記T型ニップルが接続され、このT型ニップルに、前記気体流量調整バルブが接続され、これに前記逆流防止弁が接続され、これに前記三方管を介して前記オゾン発生器が接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器。
本発明により、マイクロバブル効果にオゾンの効果をプラスした洗浄を行うことができる。
本発明の外観斜視図 本発明の器具本体の外観斜視図 本発明の器具本体の外観斜視図 本発明の器具本体の中身を示した図 図4の部分拡大斜視図 本発明の部分拡大斜視図 本発明を5つの部分に分解した図 円錐形構造物を内部に設けたノズルの外観斜視図 図8の分解斜視図 四角錐形構造物を内部に設けたノズルの分解斜視図 円錐形構造物を3個内部に設けたノズルの分解斜視図 四角錐形構造物を3個内部に設けたノズルの分解斜視図 図8のノズルにスクリュー構造物を設けたノズルの分解斜視図 図13の部分拡大斜視図 試作ノズルの吐出水流の白濁の状態を示す図 金属の繊維を内部に充填した試作ノズルの分解図 図16で示したノズルの吐出水流の白濁の状態を示す図 ノズル抑えの外観斜視図 銀イオンセラミックボールを使用した実施例を示す図 本発明の使用方法を示す図 マイクロバブル洗浄器の器具本体の外観斜視図 図21の中身を示した図 アトピー性皮膚炎に関するマイクロバブル洗浄前の状態を示す図 アトピー性皮膚炎に関するマイクロバブル洗浄後の状態を示す図 アトピー性皮膚炎に関するマイクロバブル洗浄前の状態を示す図 アトピー性皮膚炎に関するマイクロバブル洗浄後の状態を示す図 褥創に関するマイクロバブル洗浄前の状態を示す図 褥創に関するマイクロバブル洗浄後の状態を示す図 不良肉芽に関するマイクロバブル洗浄前の状態を示す図 不良肉芽に関するマイクロバブル洗浄後の状態を示す図 壊疽に関するマイクロバブル洗浄前の状態を示す図 壊疽に関するマイクロバブル洗浄後の状態を示す図
本発明は、容器本体(1)およびチューブポンプ(2)および気体流量調整バルブ(3)およびマイクロバブル発生ノズル(4)およびオゾン発生器(5)およびデジタルタイマー(6)および給水ホース(7)および吐出用耐圧ホース(8)および逆流防止弁(9)および三方管(10)およびオゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)および電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)および起動スイッチ(15)およびLEDランプ(16)およびT型ニップル(17)および容器本体(1)に設けられた空気孔(18)およびACアダプター用コネクター(19)およびACアダプター(20)から構成され、チューブポンプ(2)の吸入口に接続された給水ホース(7)の途中にT型ニップル(17)が接続され、このT型ニップル(17)に、気体流量調整バルブ(3)が接続され、これに逆流防止弁(9)が接続され、これに三方管(10)を介してオゾン発生器が(5)接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器である。T型ニップル(17)の2つの口に両側から給水ホース(7)が差し込まれて接続され、T型ニップル(17)のもう一つの口に、気体流量調整バルブ(3)が接続されている。気体流量調整バルブ(3)の両端には、継手(21)によりそれぞれホースニップル(22)が接続され、そのホースニップル(22)の片方には接続ホース(23)によりT型ニップル(17)が、もう一方には、接続ホース(23)により逆流防止弁(9)が接続されている。また、逆流防止弁(9)のもう片方は、接続ホース(23)により、三つの口のある三方管(10)の一つの口に接続され、三方管(10)の残りの2つの口には、接続ホース(23)により2つのオゾン発生器(5)のそれぞれの吹き出し口が接続されている。これは、図4を見れば理解できる。図5は、図4の部分拡大図斜視図を示している。給水ホース(7)の片方の先端には、重り(24)が取り付けられている。これは給水ホース(7)を水道水などが入った容器に入れたときに給水ホース(7)の先端が容器の底にすばやく定着するようにするために設けたものである。給水ホース(7)は、容器内の水道水などをチューブポンプ(2)に運ぶためのもので、途中にはT型ニップル(17)が接続され、給水ホース(7)の先端はチューブポンプ(2)の吸引口にはめ込まれており、取り外すこともできる。給水ホース(7)の長さは任意である。チューブポンプ(2)の吐出口には、ウレタン耐圧ホース(25)がはめ込まれて取り付けられており、この先には耐圧ホース用コネクター(26)が設けられており、ホースバンド(27)で固定されている。この耐圧ホース用コネクター(26)には、吐出用耐圧ホース(8)が着脱式ではめ込まれ、吐出用耐圧ホース(8)のもう片方の先は、マイクロバブル発生ノズル(4)に設けられた耐圧ホース用コネクター(26)に着脱式で取り付けられている。すなわち、吐出用耐圧ホース(8)の先にマイクロバブル発生ノズル(4)が着脱式で取り付けられている。吐出用耐圧ホース(8)の長さは任意である。チューブポンプ(2)のモーターのプラス電極回路の一部には、過電流が流れたときのモーターの保護を目的としてヒューズ(28)が設けられている。容器本体(1)の内部の任意の箇所には、ACアダプター用コネクター(19)が設けられており、ACアダプター(20)からの電源をここで受け入れる。また、容器本体(1)の任意の箇所には、デジタルタイマー(6)および電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)および起動スイッチ(15)およびLEDランプ(16)が取り付けられている。起動スイッチ(15)には、モーメンタリースイッチを利用している。LEDランプ(16)は、オゾン発生器用スイッチ(14)がONになったときに点灯する。オゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)は、容器本体(1)の任意の箇所に取り付けられ、それぞれに適正電圧を供給する。チューブポンプ(2)は、容器本体(1)の任意のところに取り付けられている。容器本体(1)の任意の箇所には、図3で示されるように任意の大きさの空気孔(18)が設けられている。オゾン発生器(5)は、空気からオゾンを造る。このため空気を必要とし、オゾン発生器(5)に空気を供給するためにこの空気孔(18)が設けられている。本発明の構造概要は、以上のようになっている。
本発明の電源スイッチ(13)をONにして、オゾンを出す場合には、更にオゾン発生器用スイッチ(14)をONにして、起動スイッチ(15)を押すと、チューブポンプ(2)がデジタルターマー(6)で設定された時間だけ稼動する。チューブポンプ(2)が稼動すると、水道水などの入った容器から、給水ホース(7)を通して水が吸い上げられると同時に気体流量調整バルブ(3)からオゾン気体が吸引され、オゾン気体が混じった水流がチューブポンプ(2)の吐出口から吐出される。吐出された水流は吐出用耐圧ホース(8)の中を通りこの先に接続されたマイクロバブル発生ノズル(4)よりオゾンマイクロバブル水を吐出する。オゾン発生器用スイッチ(14)をONにしない場合には、オゾンを含まないマイクロバブル水が吐出される。本発明は、マイクロバブル水での洗浄またはオゾンマイクロバブル水での洗浄の2通りの洗浄が可能である。マイクロバブル水とは、空気のマイクロバブルを含んだ水、オゾンマイクロバブル水とは、オゾン気体のマイクロバブルを含んだ水を言う。これは以下においても同様である。本発明は、容器本体(1)を含む器具本体(29)、給水ホース部分(30)、吐出用耐圧ホース(8)、マイクロバブル発生ノズル(4)、ACアダプター(20)の5つの各部分に、それぞれを取り外して、分解することができる。この状態を図7に示した。本発明は、この容器本体(1)を含む器具本体(29)の大きさ、すなわち図2で示される器具本体(29)の大きさが、縦33cm以内、横17cm以内、高さ15cm以内に入るもので、コンパクトになっていることも特長の一つとしている。このために、本発明は、持ち運びや、取り扱いに利便性を有する。これまでにもマイクロバブル洗浄器は、知られているが、本発明はオゾンを含む気体をマイクロバブル化し、オゾンの効果の利点を合わせて利用することを特長とするものである。これまでにこのようにコンパクトで、マイクロバブルとオゾンを組み合わせたオゾンマイクロバブル水を利用できる洗浄器は存在しないので新規性があるものと考えられる。
容器本体(1)は、各種プラスチック素材やアルミニウムなど、任意の素材で造ることができる。チューブポンプ(2)は、一般に市販されているものが使用できる。チューブポンプ(2)は、単位時間の吐出流量等によって、いくつかの種類がある。チューブポンプ(2)は、モーターで部品を回転させチューブをしごきながら液体を押し出す。吐出流量は、モーターの回転数により変化し、モーターの回転数は、電圧により変化する。使用するマイクロバブル発生ノズル(4)により、マイクロバブルを効率よく発生できる吐出流量を設定する。本発明では、1分間の吐出流量が最大で1400mlの性能を持つチューブポンプ(2)を使用して、最適な状態を調整、設定した。チューブポンプ(2)は、回転する部品でチューブをしごきながら押し出すことで、給水ホース(7)から液体を吸い上げ、吐出ホース(8)側に押し出すものである。液体が水の場合、給水ホース(7)の途中に設けられたT型ニップル(17)を経由して空気が取り入れられれば、水流の中に空気が取り入れられる。また、オゾン発生器(5)を稼動させれば、オゾンを含む気体が取り入れられることとなる。水流に入れる気体の量は気体流量調整バルブ(3)で調節する。チューブポンプ(2)の吐出口から出た水流は、その後、マイクロバブル発生ノズル(4)を通過する時に中に取り込まれた気体が空気の場合は、マイクロバブルを含んだ水流となる。オゾンを含む気体の場合は、オゾンマイクロバブルを含んだ水流となる。気体流量調整バルブ(3)は、気体の流量を調節するバルブであり、これに用いるものはこの機能を有するものであれば種類を問わない。本発明ではニードルバルブを使用した。
マイクロバブル発生ノズル(4)は、マイクロバブルが発生されるように工夫されたノズルで、図8で示したものは、任意の素材および形状で造られた円筒形構造物の中に任意の素材および形状で造られた円錐形構造物が設けられている。このような水流の中で圧力や速度の変化に影響するような構造物を設けると、キャビテーション現象により、マイクロバブルが発生する。図9は、図8の分解斜視図を示している。円筒形構造物の中に設ける構造物は、円錐形に限らず、三角錐形や四角錐形、その他、五角錐形など、他の多角錐形の構造物などでも良い。これらの構造物は任意の素材を用い、溶接や溶着、注型、切削加工などの製造手段で製造することができる。図10には、円筒形構造物の内部に四角錐形構造物を設けたノズルの分解斜視図を示した。マイクロバブルは、容器などに水流を吐出させた場合、白く濁ることで確認できる。円錐形構造物や四角錐形構造物などは、外側に雄ネジを設けて、円筒形構造物の内部に設けた雌ネジに螺着させるなどの取付手段で内部に取り付ける。溶接や溶着、接着剤、挿嵌などの方法で取付けても良い。内部に取り付ける円錐形構造物や四角錐形構造物などは、内部が空洞で、その先端には、0.2−2.0mmの範囲の任意の大きさの穴を設ける。円錐形構造物や四角錐形構造物などを取り付けた円筒形構造物の長手方向の、円錐形構造物や四角錐形構造物などの底面方向の端、すなわち円筒形構造物の底面部分、には、耐圧ホース用コネクター(26)を円筒形構造物の内部に設けた雌ネジに螺着させるなどの取付手段で取り付ける。こちら側は、吐出用耐圧ホース(8)から水流が入り込む入口となる。円錐形構造物や四角錐形構造物などを取り付けた円筒形構造物の長手方向の、円錐形構造物や四角錐形構造物などの頂点方向の端、すなわち円筒形構造物のもう一方の底面部分、には、0.2−0.5mmの範囲の任意の大きさの穴を任意の数設けた吐出板およびパッキンを設け、これらを、その内側に雌ネジを設けた窓のある蓋で、外側に雄ネジを設けた円筒形構造物に螺着させるなどの取付手段で固定する。蓋の素材や形状は任意である。円筒形構造物の太さや長さなど形状は任意で、円錐形構造物や四角錐形構造物などを設ける円筒形構造物の長手方向の位置は任意である。吐出板の形状は任意であり、またその素材はアルミニウムや各種プラスチックなど任意である。パッキンの素材は柔軟性のある合成ゴムなどで任意である。この構造で示されるマイクロバブル発生ノズル(4)は、次のように表現できる。一方の端に、取付手段により耐圧ホース用コネクターを設けた任意の素材と形状からなる円筒形構造物の内部に、取付手段により、中が空洞でその先端に0.2−2.0mmの範囲の任意の大きさの穴を有する任意の素材と形状からなる円錐形または多角錐形の構造物を、その頂点が前記端と反対方向を向くように前記円筒形構造物の長手方向の任意の位置に設け、前記円筒形構造物のもう一方の端に、0.2−0.5mmの範囲の任意の大きさと任意の数の穴を有する任意の素材と形状からなる吐出板およびパッキンを設け、これらをこの円筒形構造物に螺着させるように任意の素材と形状からなる窓のある蓋で固定した構造からなるマイクロバブル発生ノズル。このような簡単な円錐形構造物や多角錐形構造物などを円筒形構造物の途中に設けることにより、キャビテーション現象により、マイクロバブルを発生させることができる。キャビテーション現象は、自然現象であり、水流の中にこうした構造物を設けてマイクロバブルを発生させることは、比較的容易である。図11は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を3個設けたノズルの分解斜視図を示している。この場合も同様にマイクロバブルを発生させることができる。円錐形構造物を3個設ける場合、円錐形構造物の大きさによっては、円筒形構造物の内径が大きくなる場合がある。この時には、図11のように耐圧ホース用コネクター用取付基板などを用い、これを介して耐圧ホース用コネクターを取り付ければ良い。すなわち、例えば、中心部に穴を開け、雌ネジを切った耐圧ホース用コネクター用取付基板に、耐圧ホース用コネクターを螺着させるなどの取付手段で取付け、この耐圧ホース用コネクター用取付基板の外周に雄ネジを切り、これを内部に雌ネジを切った円筒形構造物に螺着させるなどの取付手段で取付ければ良い。この取付けは、ネジで螺着させる方法の他、溶接や溶着、接着剤、挿嵌などの方法でも良い。図11は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を3個設けた場合を示しているが、この円錐形構造物の数は任意で良い。図12は、円筒形構造物の内部に四角錐形構造物を3個設けたノズルの分解斜視図を示している。この場合も設ける四角錐形構造物の数は任意で良い。図13は、図8のノズルにスクリュー構造物を設けたノズルの分解斜視図を示している。スクリュー構造物は、筒状の構造物の中に、回転するスクリュー、いわゆる、プロペラを設けたものである。このスクリュー構造物を筒状構造物の中に設けている。これを設ける場所は、円錐形構造物の手前でも先でもまたはこの両方でも良い。これに水流が当たるとスクリューは自動的に回転して水流の流れに影響を及ぼす。これがキャビテーション現象の発現に影響し、マイクロバブルの発生にプラスに働くものと推定される。図14は、図13の部分拡大斜視図を示している。スクリューの形状や設ける数は任意である。スクリュー構造物は、プラスチックや金属など任意の素材でつくることができる。スクリュー構造物は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を設けたノズルの他、四角錐形構造物を設けたノズルや円錐形構造物や四角錐形構造物を3個設けたノズルなど、いずれのノズルにも設けることができる。スクリュー構造物は、円筒形構造物の内部にネジで螺着させる、外径を差し込めるサイズにして差し込む、接着剤で固定する、または挿嵌などの任意の取付手段で取付ける。
図8で示したような構造のノズルを試作して実際にチューブポンプで水流を吐出したところ、図15のごとく白濁した水流が得られた。これを見ると比較用の水道水と比べて明らかに白濁しており、マイクロバブルが発生していることが分かる。オゾン発生器用スイッチ(14)をOFFにした時およびONにした時、いずれも同じ様に白濁した。オゾン発生器用スイッチ(14)がOFFの時には、空気のマイクロバブルが、ONの時には、オゾン気体のマイクロバブルが発生している。白濁は時間とともに消えていくが、この時にマイクロバブルの一部は水中で収縮してナノバブルに変わっていくと言われている。これらは多くの文献に見られる情報である。円筒形構造物の内部に設ける円錐形構造物や四角錐形構造物などの手前または先またはこれらの両方の位置に、アルミニウムやステンレスまたはプラスチックなど、任意の素材で造られた繊維状や不定形の充填物を任意の量、詰め込んでも良い。手前とは、円錐形構造物や四角錐形構造物などの底面側、先とは、これらの頂点側を指す。これらは円筒形構造物の内部を流れる水流の圧力や流れの変化に影響し、キャビテーション現象の発現にプラスに働くものと推定されるため、マイクロバブルの発生にプラスになるものと思われる。銀イオン短繊維(日本新素材(株)製)というものがある。これは銀イオンを繊維に特殊な方法で処理しているもので水の中に入れると銀イオンを出す。メーカーによると、この銀イオンはインフルエンザ、ノロウイルス、鳥インフルエンザやその他のウイルスや細菌、カビなどを瞬間的に殺菌できる能力があるという。これを充填すれば、消臭や殺菌に効果的な銀イオンが発生すると同時に、マイクロバブルの発生にもプラスに働くメリットがある。オゾンを利用すると、マイクロバブルおよびオゾンおよび銀イオンの3つの相乗効果が期待できる。銀イオン短繊維の他、水の中で銀イオンを生成するものならその他の任意の形状の構造物でも可能である。銅の繊維を充填してもキャビテーション現象の発現にプラスに働く効果があるものと思われる。図16は、円筒形構造物の内部に、単に、金属の繊維を詰め込んだ試作ノズルの分解図を示している。単に、ステンレスの繊維状のものを詰め込んだだけである。円錐形構造物や四角錐形構造物などは設けていない。このノズルを使用して水流を吐出させたものが図17で示してある。これをみると吐出された水流は白濁していることが分かる。すなわち、マイクロバブルが発生しているものと思われる。この場合の白濁の程度は、円錐形構造物を設けたノズルで水流を吐出させた場合の図15よりは低いが、マイクロバブルが発生していることは間違いないであろう。繊維状や不定形の充填物を円筒形などの構造物に詰め込んだノズルは廉価で製造することができ、しかも、マイクロバブルを発生させることもできる。この時に、繊維状や不定形の充填物に、水中で銀イオンが放出されるものを使用すれば、銀イオン含有のマイクロバブル水を得ることができる。銀イオンを放出する繊維を円筒形構造物の内部に詰め込んだノズルは、廉価な皮膚の洗浄器として利用できる。また、前記のように円筒形構造物の内部に設ける円錐形構造物や四角錐形構造物などの手前または先またはこれらの両方の位置に、銀イオンを放出する繊維を詰め込んだものは、キャビテーション現象の発現にもプラスに働き、銀イオン含有の良好なマイクロバブル水やオゾンマイクロバブル水を放出する。銀イオンを放出する繊維を詰め込んだこれらのノズルに、前記のスクリュー構造物を組み合わせても良い。この場合には、穴の開いた仕切板などを用いて、繊維がスクリューに絡みつかないようにする必要がある。
本発明の特長は、チューブポンプ(2)とマイクロバブル発生ノズル(4)を使用したマイクロバブル洗浄器において、チューブポンプ(2)の吸入口に通じる給水ホース(7)の途中に、T型ニップル(17)が接続され、このT型ニップル(17)に、気体流量調整バルブ(3)が接続され、これに逆流防止弁(9)が接続され、これに三方管(10)を介してオゾン発生器が(5)接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器である。小型で誰でも簡単に使用できることも特長としている。マイクロバブル発生ノズル(4)は、どのような種類のものでもよく、マイクロバブルが発生すれば、オゾンとの相乗効果が期待できる。我々は、これまでにマイクロバブル水を使用して多くの人々に洗浄実験を行いその効果を観察した。弊社は、病院および社会福祉事業を行っている医療法人、社会福祉法人のグループの一員であり、これらの施設に入院、入居している人々を対象として、インフォームドコンセントによる合意者に対して、医師および看護師の協力を得てマイクロバブル洗浄を行い各種症例データを蓄積した。この結果の概要を以後に挙げるが、マイクロバブル洗浄の驚くべき高い効果があることが判明した。オゾン発生器(5)は、低電圧の直流電流によりオゾンが発生するオゾン発生素子を備えている。オゾン発生器(5)は、任意の数だけ並列で接続して使用する。最近では小型で低電圧でオゾンを生成できる優れたオゾン発生器がある。本発明では、オーニット株式会社の製品を使用した。オゾン機器は、日本産業衛生学会の作業環境基準により、許容濃度が規定されているが、その許容濃度は、0.1ppm(0.2mg/m)となっている。本発明は、この許容濃度以下で使用するように設計する。デジタルタイマー(6)は、ポンプの稼働時間を制御するもので、無くても良いが、あれば自動でポンプが止まるので便利である。これにより洗浄時間を自由に設定できる。これに使用するものは、時間を制御できるものであれば何でも良い。給水ホース(7)は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、など、任意の素材で造られたもので、給水ホース(7)は、片方を水道水などを入れた容器に入れ、もう片方をチューブポンプ(2)の吸引口に接続する。これを通して容器の水がポンプに送られる。オゾン発生器(5)を使用する時には、オゾンが出るため、給水ホース(7)は、できればオゾン耐性のものが望ましい。シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴムなどはオゾン耐性がある。他の部材についても、オゾンに触れる場合には、オゾン耐性のものがより望ましい。この給水ホース(7)の途中には、両側から給水ホース(7)を差し込む形で、T型ニップル(17)が接続され、T型ニップル(17)のもう一つの口は、接続ホース(23)により、気体流量調整バルブ(3)に継手(21)により接続されたホースニップル(22)に接続されている。T型ニップル(17)は、3つの口を有する継手で、T型継手、T型ホースニップルなどとも呼ばれ、本発明に使用するものは、例えば、Y型継手など、3つの口のあるこの構造のものであれば何でも良い。吐出用耐圧ホース(8)は、耐圧に耐える素材で造られた市販のものが使用できる。気体流量調整バルブ(3)のもう片方には、継手(21)によりホースニップル(22)が接続され、これに接続ホース(23)により逆流防止弁(9)が接続され、この逆流防止弁(9)には、接続ホース(23)により、三方管(10)が接続され、この三方管(10)にオゾン発生器(5)が接続されている。この三方管(10)は、2個のオゾン発生器(5)のオゾン気体吐出口からでるオゾン気体をまとめて1つの口から逆流防止弁(9)に導くものである。もし、3個のオゾン発生器(5)を並列で用いる場合には、四方管を用いて3つの口に3つのオゾン発生器(5)のオゾン気体吐出口を接続し、オゾン気体をまとめて1つの口から逆流防止弁(9)に導けば良い。4個以上の場合にも同様の原理を用いれば良い。逆流防止弁(9)は、給水ホース(7)を通る水が、オゾン発生器(5)に流れ込むのを防ぐ役目をする。オゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)は、それぞれオゾン発生器(5)とデジタルタイマー(6)に適正な電圧を供給するための電子基板である。オゾン発生器(5)に通電して、オゾンが発生するときには、LEDランプ(15)が点灯するように回路を組む。図18は、マイクロバブル発生ノズル(4)を風呂場のポールなどに固定する場合のノズル抑え(31)を示している。自由形状形成棒に3つのクリップがついており、ポールやマイクロバブル発生ノズル(4)を挟んで固定することができる。
本発明を使用するときは、次のようにするのが良い。図20のように、本発明を風呂場のドアの外の適当な高さの台の上に置き、長い吐出用耐圧ホース(8)の付いたマイクロバブル発生ノズル(4)は、風呂場の中に引き入れる。また、水道水をバケツなどの適当な容器に10L程度用意し、この中に給水ホース(7)の重り(24)の付いた方を入れる。電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)をONにして、起動スイッチ(15)を押し、風呂場の中に引き入れたマイクロバブル発生ノズル(4)を手に持って、洗浄したいところに水流を掛けて洗浄する。オゾンを出さない場合には、オゾン発生器用スイッチ(14)はOFFにしておく。この場合には、マイクロバブル水が吐出する。ノズル抑え(31)を使用する場合には、これを風呂場のポールなどに取り付けてマイクロバブル発生ノズル(4)を挟んで固定して、目的のところを洗浄する。ノズル抑え(31)には、自由形状形成棒が付いているのでこれを変形させてマイクロバブル発生ノズル(4)の先を目的のところに向けて洗浄する。冬場などでは水が冷たいので温水を利用してもかまいません。洗浄効果は変わりません。本発明は、風呂場の他、排水設備のあるところであれば、例えば、洗面台とか、どこでも洗浄は可能である。10分間の洗浄の場合、吐出される水量は約4L程度であるので、例えば、足を洗浄する場合、台座を入れた箱型等の容器の中に足を入れ、台座に足を載せ、水流を掛けて洗浄することも可能である。
我々がこれまでに医師および看護師の協力を得てマイクロバブル水を使用して行った洗浄実験では次の様な結果が得られた。アレルギー疾患に対するマイクロバブル洗浄効果では、アトピー性皮膚炎の6症例についていずれも大きな改善効果が見られた。図23および図24は、このうちの一例につき、洗浄前後の状態を示しており、大きく改善していることが分かる。洗浄は水道水を使用し、1日、1回、10分間のマイクロバブル洗浄を行うことで実施された。1回の洗浄で使用される水道水は約4Lである。薬品などは一切使用していない。この症例では、それまでなかなか治らなかったものが、10回の洗浄で状態はほぼ完治し、1年後でも再発していない結果となった。同じくアトピー性皮膚炎の他の症例につき、図25および図26に示した。この症例では、1日、1回、10分間のマイクロバブル洗浄を13回行って完治し、2ヶ月後にも再発していない。やはり、それまでなかなか治らない状態が大きく改善した例である。いずれも、初期の数回の洗浄で高い効果が得られることが判明した。この他、再生不良性疾患や虚血性疾患、感染性疾患などに対しても高い洗浄効果があることが確認されており、医療機器として利用できる可能性もある。再生不良性疾患である褥創については、初期の段階でマイクロバブル洗浄を行うと殆どの症例について数回の洗浄で完治した。これはマイクロバブル洗浄により、血流改善効果があるためと推定される。図27および図28はこの一例につき、洗浄前後の状態を示している。図27の褥創のでき始めの状態は、3回のマイクロバブル洗浄で図28のように完治した。図29は、再生不良性疾患である不良肉芽に関する洗浄事例である。洗浄前の状態は、赤い不良肉芽が痛々しい。この患者に21回のマイクロバブル洗浄を行ったところ、図30のように完治し、3ヶ月後にも再発はしていない良好な状態が回復した。また、図31は、虚血性疾患である壊疽についての洗浄事例である。壊疽は、糖尿病を起因として発症する疾患である。図31はあわや指切断の一歩手前のような状態であったが、この患者に40回の洗浄を行ったところ、図32のように血流も改善して完治し、3ヶ月後にも再発はしていない良好な状態となった。これらは、マイクロバブル洗浄の驚くべき高い効果を示している症例である。
マイクロバブルに生理活性効果があることは種々の文献に見ることができる。マイクロバブルが皮膚組織に存在する知覚神経を刺激すると、IGF−1(インスリン様成長因+子:Insulin-like growth factors)が生体内に大量に生産されるらしい。このIGF−1は、細胞の成長、分化、そして機能の維持に重要な役割を演じる。IGF−1は、創傷治癒を促進する効果があることがラットなどで確認されており、これが人に対しても創傷治癒の改善に役立っているものと推定される。また、マイクロバブルの作用により、知覚神経の末端からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド:calcitonin gene-related peptide)が放出され、血管内皮細胞からNO(一酸化窒素)が産生される。これが血管を拡張するので血流が改善される。また、マイクロバブルが破裂する時に、フリーラジカルが発生し、菌やウイルスを不活性化すると言われている。マイクロバブル洗浄ではこれらの機序が、各種疾患の改善効果に大きく寄与しているものと推定される。オゾンは、Oの構造からなる気体で、強い酸化力があり、防腐・殺菌・漂白作用などがある。このオゾンを医療に応用するオゾン療法というものがある。この代表的な応用では、人体より100ml程度の血液を取り出して、これにオゾンを反応させた後にこれを人体に点滴の方法で戻すという処方がある。これにより、様々な疾患の治療やアンチエイジングなどを行うというもので、ヨーロッパでは古い歴史があり、ドイツなどでは40年以上の歴史を有し、保険診療が行われている。日本ではまだ歴史は浅く、一部の医療機関がこれを自由診療で導入しているが、これを行う医療機関も増えている。この方法が各種疾患などに効果があるという根拠となる機序は、V.Bocci著:オゾン療法(伊藤壱裕訳:丸善出版)などによれば、オゾンが血液中の多価不飽和脂肪酸と反応することにより、過酸化水素や4−HNE(4−ヒドロキシノネナール:4-Hydroxynonenal)が生成し、短寿命セカンドメッセンジャーと呼ばれる過酸化水素は、赤血球に作用してエネルギー産生を促したり、酸素を抹消組織に受け渡しやすくしたりする他、白血球や血小板に作用して、免疫力の向上や血液流動化向上などに寄与し、長寿命セカンドメッセンジャーと呼ばれる4−HNEは、長い期間に渡って全身を循環し、全身の組織においてNrf2(核内転写因子:Nuclear Factor-erythropoietin 2-Related factor2)を活性化し、抗酸化酵素や解毒酵素の産生を誘導して細胞の防御能を増強したりするという。これらの働きにより、オゾン療法では、血液の酸素運搬能力や血液循環、抗酸化力を改善し、リンパ球(免疫力)を増やし、体温の上昇や細胞のエネルギー(ATP:adenosine triphosphate)を増やして活性化したりするという。オゾン療法ではこれらにより、自然治癒力が改善されて種々の疾患などが改善できるという。オゾン療法に関する文献は、Pubmed(アメリカ国立医学図書館が運営する生命科学や生物医学に関する無料検索エンジン)で多くを見ることができる。さて、このよう効果のあるオゾンですが、オゾンを皮膚に作用させた場合、オゾンは皮膚から体内に吸収され、これにより皮膚組織内の血液と反応してオゾン療法と同様の効果を期待することができるものと思われます。
本発明は、マイクロバブル発生ノズル(4)により、マイクロバブル化されたオゾンを皮膚に反応させて、マイクロバブルの効果とオゾンの効果の2つを利用し、高い相乗効果を得ようとするものです。オゾンには高い殺菌力もあるので、オゾン発生器用スイッチ(13)をONにして使用する場合には、洗浄に使用する水道水などの殺菌にも役立ちます。正に、理想的な洗浄器と言えます。本発明は、マイクロバブルの優れた効果に、オゾンの効果を付加した洗浄器を提供するものです。本発明は、小型でだれでも手軽に使用できるように設計されています。アトピー性皮膚炎などで悩んでいる人は世の中には数多くいることが推定されます。アトピー性皮膚炎体質の人は、人口の20〜25%に見られ、最も多い皮膚病と言われています。本発明は、このような人達に手軽にいつでも使用できる改善の機会を提供するもので、社会的にも大きな意義があるものと思われます。また、美肌効果なども期待できる可能性もあり、美容機器としての利用の可能性もあります。オゾンは、殺菌作用もあることから、本発明は、例えば、交通事故などで病院に救急搬送され傷口を洗浄する際の洗浄器としても利用価値があるものと考えられます。その他、本発明はペット用の洗浄器としても大きな需要があるものと考えられます。
図1は、本発明の外観斜視図を示している。本発明は、容器本体(1)およびチューブポンプ(2)および気体流量調整バルブ(3)およびマイクロバブル発生ノズル(4)およびオゾン発生器(5)およびデジタルタイマー(6)および給水ホース(7)および吐出用耐圧ホース(8)および逆流防止弁(9)および三方管(10)およびオゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)および電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)および起動スイッチ(15)およびLEDランプ(16)およびT型ニップル(17)および容器本体(1)に設けられた空気孔(18)およびACアダプター用コネクター(19)およびACアダプター(20)から構成され、チューブポンプ(2)の吸入口に接続された給水ホース(7)の途中にT型ニップル(17)が接続され、このT型ニップル(16)に、気体流量調整バルブ(3)が接続され、これに逆流防止弁(9)が接続され、これに三方管(10)を介してオゾン発生器が(5)接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器である。T型ニップル(17)の2つの口に両側から給水ホース(7)が差し込まれて接続され、T型ニップル(17)のもう一つの口に、気体流量調整バルブ(3)が接続されている。気体流量調整バルブ(3)の両端には、継手(21)によりそれぞれホースニップル(22)が接続され、そのホースニップル(22)の片方には接続ホース(23)によりT型ニップル(17)が、もう一方には、接続ホース(23)により逆流防止弁(9)が接続されている。また、逆流防止弁(9)のもう片方は、接続ホース(23)により、三つの口のある三方管(10)の一つの口に接続され、三方管(10)の残りの2つの口には、接続ホース(23)により2つのオゾン発生器(5)のそれぞれの吹き出し口が接続されている。これは、図4を見れば理解できる。図5は、図4の部分拡大図斜視図を示している。給水ホース(7)の片方の先端には、重り(24)が取り付けられている。これは給水ホース(7)を水道水などが入った容器に入れたときに給水ホース(7)の先端が容器の底にすばやく定着するようにするために設けたものである。給水ホース(7)は、容器内の水道水などをチューブポンプ(2)に運ぶためのもので、途中にはT型ニップル(17)が接続され、給水ホース(7)の先端はチューブポンプ(2)の吸引口にはめ込まれており、取り外すこともできる。給水ホース(7)の長さは任意である。チューブポンプ(2)の吐出口には、ウレタン耐圧ホース(25)がはめ込まれて取り付けられており、この先には耐圧ホース用コネクター(26)が設けられており、ホースバンド(27)で固定されている。この耐圧ホース用コネクター(26)には、吐出用耐圧ホース(8)が着脱式ではめ込まれ、吐出用耐圧ホース(8)のもう片方の先は、マイクロバブル発生ノズル(4)に設けられた耐圧ホース用コネクター(26)に着脱式で取り付けられている。すなわち、吐出用耐圧ホース(8)の先にマイクロバブル発生ノズル(4)が着脱式で取り付けられている。吐出用耐圧ホース(8)の長さは任意である。チューブポンプ(2)のモーターのプラス電極回路の一部には、過電流が流れたときのモーターの保護を目的としてヒューズ(28)が設けられている。容器本体(1)の内部の任意の箇所には、ACアダプター用コネクター(19)が設けられており、ACアダプター(20)からの電源をここで受け入れる。また、容器本体(1)の任意の箇所には、デジタルタイマー(6)および電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)および起動スイッチ(15)およびLEDランプ(16)が取り付けられている。起動スイッチ(15)には、モーメンタリースイッチを利用している。LEDランプ(16)は、オゾン発生器用スイッチ(14)がONになったときに点灯する。オゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)は、容器本体(1)の任意の箇所に取り付けられ、それぞれに適正電圧を供給する。チューブポンプ(2)は、容器本体(1)の任意のところに取り付けられている。容器本体(1)の任意の箇所には、図3で示されるように任意の大きさの空気孔(18)が設けられている。オゾン発生器(5)は、空気からオゾンを造る。このため空気を必要とし、オゾン発生器(5)に空気を供給するためにこの空気孔(18)が設けられている。本発明の構造概要は、以上のようになっている。
本発明の電源スイッチ(13)をONにして、オゾンを出す場合には、更にオゾン発生器用スイッチ(14)をONにして、起動スイッチ(15)を押すと、チューブポンプ(2)がデジタルターマー(6)で設定された時間だけ稼動する。チューブポンプ(2)が稼動すると、水道水などの入った容器から、給水ホース(7)を通して水が吸い上げられると同時に気体流量調整バルブ(3)からオゾン気体が吸引され、オゾン気体が混じった水流がチューブポンプ(2)の吐出口から吐出される。吐出された水流は吐出用耐圧ホース(8)の中を通りこの先に接続されたマイクロバブル発生ノズル(4)よりオゾンマイクロバブル水を吐出する。オゾン発生器用スイッチ(14)をONにしない場合には、オゾンを含まないマイクロバブル水が吐出される。本発明は、マイクロバブル水での洗浄またはオゾンマイクロバブル水での洗浄の2通りの洗浄が可能である。本発明は、容器本体(1)を含む器具本体(29)、給水ホース部分(30)、吐出用耐圧ホース(8)、マイクロバブル発生ノズル(4)、ACアダプター(20)の5つの各部分に、それぞれを取り外して、分解することができる。この状態を図7に示した。本発明は、この容器本体(1)を含む器具本体(29)の大きさ、すなわち図2で示される器具本体(29)の大きさが、縦33cm以内、横17cm以内、高さ15cm以内に入るもので、コンパクトになっていることも特長の一つとしている。このために、本発明は、持ち運びや、取り扱いに利便性を有する。これまでにもマイクロバブル洗浄器は、知られているが、本発明はオゾンを含む気体をマイクロバブル化し、オゾンの効果の利点を合わせて利用することを特長とするものである。これまでにこのようにコンパクトで、マイクロバブルとオゾンを組み合わせたオゾンマイクロバブル水を利用できる洗浄器は存在しないので新規性があるものと考えられる。
容器本体(1)は、各種プラスチック素材やアルミニウムなど、任意の素材で造ることができる。チューブポンプ(2)は、一般に市販されているものが使用できる。チューブポンプ(2)は、単位時間の吐出流量等によって、いくつかの種類がある。チューブポンプ(2)は、モーターで部品を回転させチューブをしごきながら液体を押し出す。吐出流量は、モーターの回転数により変化し、モーターの回転数は、電圧により変化する。使用するマイクロバブル発生ノズル(4)により、マイクロバブルを効率よく発生できる吐出流量を設定する。本発明では、1分間の吐出流量が最大で1400mlの性能を持つチューブポンプ(2)を使用して、最適な状態を調整、設定した。チューブポンプ(2)は、回転する部品でチューブをしごきながら押し出すことで、給水ホース(7)から液体を吸い上げ、吐出ホース(8)側に押し出すものである。液体が水の場合、給水ホース(7)の途中に設けられたT型ニップル(17)を経由して空気が取り入れられれば、水流の中に空気が取り入れられる。また、オゾン発生器(5)を稼動させれば、オゾンを含む気体が取り入れられることとなる。水流に入れる気体の量は気体流量調整バルブ(3)で調節する。チューブポンプ(2)の吐出口から出た水流は、その後、マイクロバブル発生ノズル(4)を通過する時に中に取り込まれた気体が空気の場合は、マイクロバブルを含んだ水流となる。オゾンを含む気体の場合は、オゾンマイクロバブルを含んだ水流となる。気体流量調整バルブ(3)は、気体の流量を調節するバルブであり、これに用いるものはこの機能を有するものであれば種類を問わない。本発明ではニードルバルブを使用した。
マイクロバブル発生ノズル(4)は、マイクロバブルが発生されるように工夫されたノズルで、図8で示したものは、任意の素材および形状で造られた円筒形構造物の中に任意の素材および形状で造られた円錐形構造物が設けられている。このような水流の中で圧力や速度の変化に影響するような構造物を設けると、キャビテーション現象により、マイクロバブルが発生する。図9は、図8の分解斜視図を示している。円筒形構造物の中に設ける構造物は、円錐形に限らず、三角錐形や四角錐形、その他、五角錐形など、他の多角錐形の構造物などでも良い。これらの構造物は任意の素材を用い、溶接や溶着、注型、切削加工などの製造手段で製造することができる。図10には、円筒形構造物の内部に四角錐形構造物を設けたノズルの分解斜視図を示した。マイクロバブルは、容器などに水流を吐出させた場合、白く濁ることで確認できる。円錐形構造物や四角錐形構造物などは、外側に雄ネジを設けて、円筒形構造物の内部に設けた雌ネジに螺着させるなどの取付手段で内部に取り付ける。溶接や溶着、接着剤、挿嵌などの方法で取付けても良い。内部に取り付ける円錐形構造物や四角錐形構造物などは、内部が空洞で、その先端には、0.2−2.0mmの範囲の任意の大きさの穴を設ける。円錐形構造物や四角錐形構造物などを取り付けた円筒形構造物の長手方向の、円錐形構造物や四角錐形構造物などの底面方向の端、すなわち円筒形構造物の底面部分、には、耐圧ホース用コネクター(26)を円筒形構造物の内部に設けた雌ネジに螺着させるなどの取付手段で取り付ける。こちら側は、吐出用耐圧ホース(8)から水流が入り込む入口となる。円錐形構造物や四角錐形構造物などを取り付けた円筒形構造物の長手方向の、円錐形構造物や四角錐形構造物などの頂点方向の端、すなわち円筒形構造物のもう一方の底面部分、には、0.2−0.5mmの範囲の任意の大きさの穴を任意の数設けた吐出板およびパッキンを設け、これらを、その内側に雌ネジを設けた窓のある蓋で、外側に雄ネジを設けた円筒形構造物に螺着させるなどの取付手段で固定する。蓋の素材や形状は任意である。円筒形構造物の太さや長さなど形状は任意で、円錐形構造物や四角錐形構造物などを設ける円筒形構造物の長手方向の位置は任意である。吐出板の形状は任意であり、またその素材はアルミニウムや各種プラスチックなど任意である。パッキンの素材は柔軟性のある合成ゴムなどで任意である。この構造で示されるマイクロバブル発生ノズル(4)は、次のように表現できる。一方の端に、取付手段により耐圧ホース用コネクターを設けた任意の素材と形状からなる円筒形構造物の内部に、取付手段により、中が空洞でその先端に0.2−2.0mmの範囲の任意の大きさの穴を有する任意の素材と形状からなる円錐形または多角錐形の構造物を、その頂点が前記端と反対方向を向くように前記円筒形構造物の長手方向の任意の位置に設け、前記円筒形構造物のもう一方の端に、0.2−0.5mmの範囲の任意の大きさと任意の数の穴を有する任意の素材と形状からなる吐出板およびパッキンを設け、これらをこの円筒形構造物に螺着させるように任意の素材と形状からなる窓のある蓋で固定した構造からなるマイクロバブル発生ノズル。このような簡単な円錐形構造物や多角錐形構造物などを円筒形構造物の途中に設けることにより、キャビテーション現象により、マイクロバブルを発生させることができる。キャビテーション現象は、自然現象であり、水流の中にこうした構造物を設けてマイクロバブルを発生させることは、比較的容易である。図11は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を3個設けたノズルの分解斜視図を示している。この場合も同様にマイクロバブルを発生させることができる。円錐形構造物を3個設ける場合、円錐形構造物の大きさによっては、円筒形構造物の内径が大きくなる場合がある。この時には、図11のように耐圧ホース用コネクター用取付基板などを用い、これを介して耐圧ホース用コネクターを取り付ければ良い。すなわち、例えば、中心部に穴を開け、雌ネジを切った耐圧ホース用コネクター用取付基板に、耐圧ホース用コネクターを螺着させるなどの取付手段で取付け、この耐圧ホース用コネクター用取付基板の外周に雄ネジを切り、これを内部に雌ネジを切った円筒形構造物に螺着させるなどの取付手段で取付ければ良い。この取付けは、ネジで螺着させる方法の他、溶接や溶着、接着剤、挿嵌などの方法でも良い。図11は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を3個設けた場合を示しているが、この円錐形構造物の数は任意で良い。図12は、円筒形構造物の内部に四角錐形構造物を3個設けたノズルの分解斜視図を示している。この場合も設ける四角錐形構造物の数は任意で良い。図13は、図8のノズルにスクリュー構造物を設けたノズルの分解斜視図を示している。スクリュー構造物は、筒状の構造物の中に、回転するスクリュー、いわゆる、プロペラを設けたものである。このスクリュー構造物を筒状構造物の中に設けている。これを設ける場所は、円錐形構造物の手前でも先でもまたはこの両方でも良い。これに水流が当たるとスクリューは自動的に回転して水流の流れに影響を及ぼす。これがキャビテーション現象の発現に影響し、マイクロバブルの発生にプラスに働くものと推定される。図14は、図13の部分拡大斜視図を示している。スクリューの形状や設ける数は任意である。スクリュー構造物は、プラスチックや金属など任意の素材でつくることができる。スクリュー構造物は、円筒形構造物の内部に円錐形構造物を設けたノズルの他、四角錐形構造物を設けたノズルや円錐形構造物や四角錐形構造物を3個設けたノズルなど、いずれのノズルにも設けることができる。スクリュー構造物は、円筒形構造物の内部にネジで螺着させる、外径を差し込めるサイズにして差し込む、接着剤で固定する、または挿嵌などの任意の取付手段で取付ける。
図8で示したような構造のノズルを試作して実際にチューブポンプで水流を吐出したところ、図15のごとく白濁した水流が得られた。これを見ると比較用の水道水と比べて明らかに白濁しており、マイクロバブルが発生していることが分かる。オゾン発生器用スイッチ(14)をOFFにした時およびONにした時、いずれも同じ様に白濁した。オゾン発生器用スイッチ(14)がOFFの時には、空気のマイクロバブルが、ONの時には、オゾン気体のマイクロバブルが発生している。白濁は時間とともに消えていくが、この時にマイクロバブルの一部は水中で収縮してナノバブルに変わっていくと言われている。これらは多くの文献に見られる情報である。円筒形構造物の内部に設ける円錐形構造物や四角錐形構造物などの手前または先またはこれらの両方の位置に、アルミニウムやステンレスまたはプラスチックなど、任意の素材で造られた繊維状や不定形の充填物を任意の量、詰め込んでも良い。手前とは、円錐形構造物や四角錐形構造物などの底面側、先とは、これらの頂点側を指す。これらは円筒形構造物の内部を流れる水流の流れの変化に影響し、キャビテーション現象の発現にプラスに働くものと推定されるため、マイクロバブルの発生にプラスになるものと思われる。銀イオン短繊維(日本新素材(株)製)というものがある。これは銀イオンを繊維に特殊な方法で処理しているもので水の中に入れると銀イオンを出す。メーカーによると、この銀イオンはインフルエンザ、ノロウイルス、鳥インフルエンザやその他のウイルスや細菌、カビなどを瞬間的に殺菌できる能力があるという。これを充填すれば、消臭や殺菌に効果的な銀イオンが発生すると同時に、マイクロバブルの発生にもプラスに働くメリットがある。オゾンを利用すると、マイクロバブルおよびオゾンおよび銀イオンの3つの相乗効果が期待できる。銀イオン短繊維の他、水の中で銀イオンを生成するものならその他の任意の形状の構造物でも可能である。銅の繊維を充填してもキャビテーション現象の発現にプラスに働く効果があるものと思われる。図16は、円筒形構造物の内部に、単に、金属の繊維を詰め込んだ試作ノズルの分解図を示している。単に、ステンレスの繊維状のものを詰め込んだだけである。円錐形構造物や四角錐形構造物などは設けていない。このノズルを使用して水流を吐出させたものが図17で示してある。これをみると吐出された水流は白濁していることが分かる。すなわち、マイクロバブルが発生しているものと思われる。この場合の白濁の程度は、円錐形構造物を設けたノズルで水流を吐出させた場合の図15よりは低いが、マイクロバブルが発生していることは間違いないであろう。繊維状や不定形の充填物を円筒形などの構造物に詰め込んだノズルは廉価で製造することができ、しかも、マイクロバブルを発生させることもできる。この時に、繊維状や不定形の充填物に、水中で銀イオンが放出されるものを使用すれば、銀イオン含有のマイクロバブル水を得ることができる。銀イオンを放出する繊維を円筒形構造物の内部に詰め込んだノズルは、廉価な皮膚の洗浄器として利用できる。また、前記のように円筒形構造物の内部に設ける円錐形構造物や四角錐形構造物などの手前または先またはこれらの両方の位置に、銀イオンを放出する繊維を詰め込んだものは、キャビテーション現象の発現にもプラスに働き、銀イオン含有の良好なマイクロバブル水やオゾンマイクロバブル水を放出する。銀イオンを放出する繊維を詰め込んだこれらのノズルに、前記のスクリュー構造物を組み合わせても良い。この場合には、穴の開いた仕切板などを用いて、繊維がスクリューに絡みつかないようにする必要がある。
本発明の特長は、チューブポンプ(2)とマイクロバブル発生ノズル(4)を使用したマイクロバブル洗浄器において、チューブポンプ(2)の吸入口に通じる給水ホース(7)の途中に、T型ニップル(17)が接続され、このT型ニップル(17)に、気体流量調整バルブ(3)が接続され、これに逆流防止弁(9)が接続され、これに三方管(10)を介してオゾン発生器が(5)接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器である。小型で誰でも簡単に使用できることも特長としている。マイクロバブル発生ノズル(4)は、どのような種類のものでもよく、マイクロバブルが発生すれば、オゾンとの相乗効果が期待できる。オゾン発生器(5)は、低電圧の直流電流によりオゾンが発生するオゾン発生素子を備えている。オゾン発生器(5)は、任意の数だけ並列で接続して使用する。最近では小型で低電圧でオゾンを生成できる優れたオゾン発生器がある。本発明では、オーニット株式会社の製品を使用した。オゾン機器は、日本産業衛生学会の作業環境基準により、許容濃度が規定されているが、その許容濃度は、0.1ppm(0.2mg/m)となっている。本発明は、この許容濃度以下で使用するように設計する。デジタルタイマー(6)は、ポンプの稼働時間を制御するもので、無くても良いが、あれば自動でポンプが止まるので便利である。これにより洗浄時間を自由に設定できる。これに使用するものは、時間を制御できるものであれば何でも良い。給水ホース(7)は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、など、任意の素材で造られたもので、給水ホース(7)は、片方を水道水などを入れた容器に入れ、もう片方をチューブポンプ(2)の吸引口に接続する。これを通して容器の水がポンプに送られる。オゾン発生器(5)を使用する時には、オゾンが出るため、給水ホース(7)は、できればオゾン耐性のものが望ましい。シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴムなどはオゾン耐性がある。他の部材についても、オゾンに触れる場合には、オゾン耐性のものがより望ましい。この給水ホース(7)の途中には、両側から給水ホース(7)を差し込む形で、T型ニップル(17)が接続され、T型ニップル(17)のもう一つの口は、接続ホース(23)により、気体流量調整バルブ(3)に継手(21)により接続されたホースニップル(22)に接続されている。T型ニップル(17)は、3つの口を有する継手で、T型継手、T型ホースニップルなどとも呼ばれ、本発明に使用するものは、例えば、Y型継手など、3つの口のあるこの構造のものであれば何でも良い。吐出用耐圧ホース(8)は、耐圧に耐える素材で造られた市販のものが使用できる。気体流量調整バルブ(3)のもう片方には、継手(21)によりホースニップル(22)が接続され、これに接続ホース(23)により逆流防止弁(9)が接続され、この逆流防止弁(9)には、接続ホース(23)により、三方管(10)が接続され、この三方管(10)にオゾン発生器(5)が接続されている。この三方管(10)は、2個のオゾン発生器(5)のオゾン気体吐出口からでるオゾン気体をまとめて1つの口から逆流防止弁(9)に導くものである。もし、3個のオゾン発生器(5)を並列で用いる場合には、四方管を用いて3つの口に3つのオゾン発生器(5)のオゾン気体吐出口を接続し、オゾン気体をまとめて1つの口から逆流防止弁(9)に導けば良い。4個以上の場合にも同様の原理を用いれば良い。逆流防止弁(9)は、給水ホース(7)を通る水が、オゾン発生器(5)に流れ込むのを防ぐ役目をする。オゾン発生器用電圧調整基板(11)およびデジタルタイマー用電圧調整基板(12)は、それぞれオゾン発生器(5)とデジタルタイマー(6)に適正な電圧を供給するための電子基板である。オゾン発生器(5)に通電して、オゾンが発生するときには、LEDランプ(15)が点灯するように回路を組む。図18は、マイクロバブル発生ノズル(4)を風呂場のポールなどに固定する場合のノズル抑え(31)を示している。自由形状形成棒に3つのクリップがついており、ポールやマイクロバブル発生ノズル(4)を挟んで固定することができる。
本発明を使用するときは、次のようにするのが良い。図20のように、本発明を風呂場のドアの外の適当な高さの台の上に置き、長い吐出用耐圧ホース(8)の付いたマイクロバブル発生ノズル(4)は、風呂場の中に引き入れる。また、水道水をバケツなどの適当な容器に10L程度用意し、この中に給水ホース(7)の重り(24)の付いた方を入れる。電源スイッチ(13)およびオゾン発生器用スイッチ(14)をONにして、起動スイッチ(15)を押し、風呂場の中に引き入れたマイクロバブル発生ノズル(4)を手に持って、洗浄したいところに水流を掛けて洗浄する。オゾンを出さない場合には、オゾン発生器用スイッチ(14)はOFFにしておく。この場合には、マイクロバブル水が吐出する。ノズル抑え(31)を使用する場合には、これを風呂場のポールなどに取り付けてマイクロバブル発生ノズル(4)を挟んで固定して、目的のところを洗浄する。ノズル抑え(31)には、自由形状形成棒が付いているのでこれを変形させてマイクロバブル発生ノズル(4)の先を目的のところに向けて洗浄する。冬場などでは水が冷たいので温水を利用してもかまいません。洗浄効果は変わりません。本発明は、風呂場の他、排水設備のあるところであれば、例えば、洗面台とか、どこでも洗浄は可能である。10分間の洗浄の場合、吐出される水量は約4L程度であるので、例えば、足を洗浄する場合、台座を入れた箱型等の容器の中に足を入れ、台座に足を載せ、水流を掛けて洗浄することも可能である。
本発明は、マイクロバブル発生ノズル(4)により、マイクロバブル化されたオゾンを皮膚に反応させて、マイクロバブルの効果とオゾンの効果の2つを利用し、高い相乗効果を得ようとするものです。オゾンには高い殺菌力もあるので、オゾン発生器用スイッチ(14)をONにして使用する場合には、洗浄に使用する水道水などの殺菌にも役立ちます。正に、理想的な洗浄器と言えます。本発明は、マイクロバブルの優れた効果に、オゾンの効果を付加した洗浄器を提供するものです。本発明は、小型でだれでも手軽に使用できるように設計されています。アトピー性皮膚炎などで悩んでいる人は世の中には数多くいることが推定されます。アトピー性皮膚炎体質の人は、人口の20〜25%に見られ、最も多い皮膚病と言われています。本発明は、このような人達に手軽にいつでも使用できる改善の機会を提供するもので、社会的にも大きな意義があるものと思われます。また、美肌効果なども期待できる可能性もあり、美容機器としての利用の可能性もあります。オゾンは、殺菌作用もあることから、本発明は、例えば、交通事故などで病院に救急搬送され傷口を洗浄する際の洗浄器としても利用価値があるものと考えられます。その他、本発明はペット用の洗浄器としても大きな需要があるものと考えられます。
図19は、図8で示されるマイクロバブル発生ノズル(4)に、銀の化合物を含む球状の成型物を詰め込んだノズルの図を示している。一部、内部の状態が分かるように示している。詰め込む銀の化合物は、球状に限らない。また、詰め込む量や形状は、任意である。市販のものでは銀イオンセラミックボール(32)というものがある。これはセラミックを担持体とした銀の化合物を球状にしたもので、これを水やお湯に浸けると、銀イオンを放出する。必要により、一定期間経過後、新しい銀イオンセラミックボール(32)と入れ替えて使用する。このノズルの試作には、(有)サイトカインの銀イオンセラミックボール(32)を使用した。資料によると、この銀イオンセラミックボール(32)を家庭用の風呂に使用した場合の効力の持続期間は、約200日程度らしい。銀イオンは、殺菌、消臭効果などがある他、アトピー性皮膚炎の改善に効果があるという文献がある。銀イオンがアトピー性皮膚炎の改善に効果があることは、特許文献、再表2017/057032にも見ることができる。本実施例は、この銀イオンセラミックボール(32)などをマイクロバブル発生ノズル(4)の中に充填したものである。マイクロバブル発生ノズル(4)の中で水流は、銀イオンセラミックボール(32)などと接触し、銀イオンを含んだ水流をノズルから吐出する。これにより、マイクロバブルによる効果に加え、オゾンの効果、更に銀イオンによる効果を加えた洗浄が可能となり有益となる。本実施例は、実施例1で示される本発明のマイクロバブル発生ノズル(4)の中に、銀イオンセラミックボール(32)などを充填したものを使用する場合を示している。銀イオンセラミックボール(32)は、水に触れると銀イオンを放出するが、同じく水に触れると銀イオンを放出する前記のような銀イオン短繊維というものがある。これを銀イオンセラミックボール(32)の代わりに充填したノズルを用いることもできる。充填する銀イオン短繊維の量は任意である。銀イオン短繊維の他、その他の水の中で銀イオンを生成する任意の形状の構造物が利用できる。
図21はオゾン発生器(5)を使用しない場合の、マイクロバブル洗浄器の器具本体の外観斜視図である。図22は、図21の中身を示した図である。オゾン発生器(5)が無い他は、機能は全く同じである。器具本体以外のもの、すなわち、マイクロバブル発生ノズル(4)および給水ホース部分(30)および吐出用耐圧ホース(8)およびACアダプター(20)は、オゾンマイクロバブル洗浄器と全く同じである。オゾン発生器(5)を設ける場合に伴うもの、すなわち、オゾン発生器用スイッチ(14)およびオゾン発生器用電圧調整基板(12)およびLEDランプ(16)および三方管(10)は必要ないので除いてある。逆流防止弁(9)は必要で、この片方は、接続ホース(23)によりホースニップル(22)に繋がれ、このホースニップル(22)は継手(21)により気体流量調整バルブ(3)に接続されている。また、逆流防止弁(9)のもう片方には、接続ホース(23)が接続されており、この接続ホース(23)は空気孔(18)に繋がっている。容器本体(1)は、オゾン発生器(5)が無い分、若干小さくなっている。チューブポンプ(2)やその他の部品の規格は、容器本体(1)を除いて、実施例1で示したオゾン発生器(5)がある場合と全く同じである。デジタルタイマー(6)が設けられている位置が実施例1の場合と異なるが、その他も含めて、機能は全く同じである。この実施例の場合も、容器本体(1)を含む器具本体(29)、給水ホース部分(30)、吐出用耐圧ホース(8)、マイクロバブル発生ノズル(4)、ACアダプター(20)の5つの各部分に、それぞれを取り外して、分解することができる。図21で示される器具本体(29)は、縦25cm以内、横17cm以内、高さ15cm以内に入るもので、コンパクトになっていることも特長の一つとしている。さて、この洗浄器に、内部にいずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボール(32)または銀イオン短繊維またはその他の構造物を充填したマイクロバブル発生ノズル(4)を使用すると、銀イオンを含むマイクロバブル水を吐出する洗浄器となる。これはオゾンを使用しない場合の銀イオンマイクロバブル洗浄器として有用である。マイクロバブル発生ノズル(4)は、どのような種類のものでもよく、マイクロバブルが発生すれば、銀イオンとの相乗効果が期待できる。本実施例は、次のように表現できる。容器本体およびチューブポンプおよび気体流量調整バルブおよび内部にいずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボールまたは銀イオン短繊維またはその他の構造物を充填したマイクロバブル発生ノズルおよびデジタルタイマーおよび給水ホースおよび吐出用耐圧ホースおよび逆流防止弁およびデジタルタイマー用電圧調整基板および電源スイッチおよび起動スイッチおよびT型ニップルおよび前記容器本体に設けられた空気孔およびACアダプター用コネクターおよびACアダプターから構成され、前記チューブポンプの吸入口に接続された前記給水ホースの途中に前記T型ニップルが接続され、このT型ニップルに、前記空気孔に通じる前記逆流防止弁が接続され、銀イオン含有マイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなる銀イオンマイクロバブル洗浄器。オゾンを使用する場合には、オゾンとの相乗効果を期待できるが、コスト的にはどうしても高くなる。本実施例での洗浄器で十分な効果が期待できる洗浄対象であれば、本実施例での本発明は十分な価値があるものと思われる。実際に図23以降で紹介している症例は、マイクロバブル水のみで洗浄した結果であり、いずれも大きな効果があった。これから判断すると、本実施例での銀イオンの効果をプラスすれば、更に効果的になることが予想される。マイクロバブルと銀イオンを組み合わせた本実施例のコンパクトな洗浄器は、新規性があるものと考えられる。
キャビテーション現象を利用してマイクロバブルをつくるには、水の中に溶存している気体を利用することでも可能である。例えば、水道水などには空気が微量存在しており、前記のような水流の中で圧力や速度の変化に影響するような構造物を中に設けたノズルを用いて、マイクロバブルを発生させることができる。更に、このようなノズルに、銀イオンセラミックボールや銀イオン短繊維などを充填したノズルを用いると、マイクロバブルと銀イオンの効果を合わせ持った銀イオンマイクロバブル水を得ることができる。このノズルを使用すれば、風呂でシャワーを浴びながら銀イオンを含んだマイクロバブル水で肌を洗浄できるため、有用性がある。充填する銀イオンセラミックや銀イオン短繊維などの形状や充填量は、任意である。この銀イオンセラミックボールや銀イオン短繊維などをノズルに充填する方法は、数多く存在しているマイクロバブル発生シャワーノズルや一般のシャワーノズルにも応用できる。一般の水道設備に接続可能なこれらのシャワーノズルの内部に空間を設け、銀イオンセラミックボールや銀イオン短繊維などを充填できるようにして使用すれば、毎日の生活の中でいつでも、手軽に、銀イオンの効果を利用して皮膚疾患の改善や肌の洗浄、消臭などを行うことができ、きわめて有意義となる。銀イオンセラミックボールや銀イオン短繊維の他、水の中で銀イオンを放出するものならどんな形態のものでも利用できる。本実施例の発明は、マイクロバブル発生シャワーノズルまたは一般のシャワーノズルの内部に、空間を設け、いずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボールまたは銀イオン短繊維またはその他の任意の形状を有する構造物を充填し、銀イオン含有マイクロバブルシャワーまたは銀イオン含有シャワーを吐出できるようにした構造からなるシャワーノズル、となる。
本発明は、工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
1 容器本体
2 チューブポンプ
3 気体流量調整バルブ
4 マイクロバブル発生ノズル
5 オゾン発生器
6 デジタルタイマー
7 給水ホース
8 吐出用耐圧ホース
9 逆流防止弁
10 三方管
11 オゾン発生器用電圧調整基板
12 デジタルタイマー用電圧調整基板
13 電源スイッチ
14 オゾン発生器用スイッチ
15 起動スイッチ
16 LEDランプ
17 T型ニップル
18 空気孔
19 ACアダプター用コネクター
20 ACアダプター
21 継手
22 ホースニップル
23 接続ホース
24 重り
25 ウレタン耐圧ホース
26 耐圧ホース用コネクター
27 ホースバンド
28 ヒューズ
29 器具本体
30 給水ホース部分
31 ノズル抑え
32 銀イオンセラミックボール

Claims (8)

  1. 容器本体およびチューブポンプおよび気体流量調整バルブおよびマイクロバブル発生ノズルおよびオゾン発生器およびデジタルタイマーおよび給水ホースおよび吐出用耐圧ホースおよび逆流防止弁および三方管およびオゾン発生器用電圧調整基板およびデジタルタイマー用電圧調整基板および電源スイッチおよびオゾン発生器用スイッチおよび起動スイッチおよびLEDランプおよびT型ニップルおよび前記容器本体に設けられた空気孔およびACアダプター用コネクターおよびACアダプターから構成され、前記チューブポンプの吸入口に接続された前記給水ホースの途中に前記T型ニップルが接続され、このT型ニップルに、前記気体流量調整バルブが接続され、これに前記逆流防止弁が接続され、これに前記三方管を介して前記オゾン発生器が接続され、マイクロバブル水またはオゾンマイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなるオゾンマイクロバブル洗浄器。
  2. 給水ホース部分および吐出用耐圧ホースおよびマイクロバブル発生ノズルおよびACアダプターを除く器具本体の大きさが、縦33cm以内、横17cm以内、高さ15cm以内であるところの請求項1におけるオゾンマイクロバブル洗浄器。
  3. いずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボールまたは銀イオン短繊維またはその他の任意の形状を有する構造物を内部に充填したマイクロバブル発生ノズルを使用した請求項1および請求項2におけるオゾンマイクロバブル洗浄器。
  4. 容器本体およびチューブポンプおよび気体流量調整バルブおよび内部にいずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボールまたは銀イオン短繊維またはその他の任意の形状を有する構造物を充填したマイクロバブル発生ノズルおよびデジタルタイマーおよび給水ホースおよび吐出用耐圧ホースおよび逆流防止弁およびデジタルタイマー用電圧調整基板および電源スイッチおよび起動スイッチおよびT型ニップルおよび前記容器本体に設けられた空気孔およびACアダプター用コネクターおよびACアダプターから構成され、前記チューブポンプの吸入口に接続された前記給水ホースの途中に前記T型ニップルが接続され、このT型ニップルに、前記空気孔に通じる前記逆流防止弁が接続され、銀イオン含有マイクロバブル水が吐出されるように工夫された構造からなる銀イオンマイクロバブル洗浄器。
  5. 給水ホース部分および吐出用耐圧ホースおよびマイクロバブル発生ノズルおよびACアダプターを除く器具本体の大きさが、縦25cm以内、横17cm以内、高さ15cm以内であるところの請求項4における銀イオンマイクロバブル洗浄器。
  6. マイクロバブル発生シャワーノズルまたは一般のシャワーノズルの内部に、空間を設け、いずれも水の中で銀イオンを生成する性質を持つ銀イオンセラミックボールまたは銀イオン短繊維またはその他の任意の形状を有する構造物を充填し、銀イオン含有マイクロバブルシャワーまたは銀イオン含有シャワーを吐出できるようにした構造からなるシャワーノズル。
  7. 一方の端に、取付手段により耐圧ホース用コネクターを設けた任意の素材と形状からなる円筒形構造物の内部に、取付手段により、中が空洞でその先端に0.2−2.0mmの範囲の任意の大きさの穴を有する任意の素材と形状からなる円錐形または多角錐形の構造物を、その頂点が前記端と反対方向を向くように前記円筒形構造物の長手方向の任意の位置に設け、前記円筒形構造物のもう一方の端に、0.2−0.5mmの範囲の任意の大きさと任意の数の穴を有する任意の素材と形状からなる吐出板、およびパッキンを設け、これらをこの円筒形構造物に螺着させるように任意の素材と形状からなる窓のある蓋で固定した構造からなるマイクロバブル発生ノズル。
  8. 円錐形または多角錐形の構造物の手前または先またはこの両方の位置に、任意の形状を有するスクリュー構造物を設けた請求項7におけるマイクロバブル発生ノズル。







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