JP2021130526A - Insertion/extraction implement for support pin of brake - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、ブレーキの支持ピンの挿抜器具に関する。 The present disclosure relates to an insertion / removal device for a brake support pin.
特許文献1は、エレベーターの巻上機のブレーキのピンを抜く器具の例を開示する。当該器具は、両端が面取りされた筒体である。当該器具は、作業員がピンをブレーキから手で引き抜きうるように、ピンをブレーキから押し出して突出させるために用いられる。
しかしながら、特許文献1において、作業員は、器具をハンマーで叩いてピンを押し出す。このため、ハンマーで叩くことによる衝撃によってピンを傷つける可能性がある。
However, in
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、挿抜の際に支持ピンを傷つけにくい挿抜器具を提供する。 The present disclosure relates to a solution to such a problem. The present disclosure provides an insertion / extraction device that does not easily damage the support pin during insertion / extraction.
本開示に係るブレーキの支持ピンの挿抜器具は、エレベーターの巻上機のブレーキにおいて第1軸の方向に向けられる1つ以上の支持ピンの各々にかかる負荷を開放する開放部が1つ以上の支持ピンの各々から第1軸に垂直な第2軸の方向に間隔を空けて設けられるフィールドに、開放部を作動させる開放ボルトによって取り付けられる支持部と、支持部によって第1軸および第2軸に垂直な第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持され、長手方向の端部に操作部を有する腕部と、腕部の操作部に対して長手方向の反対側の端部において第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持され、1つ以上の支持ピンのいずれかを保持する保持部と、を備える。 The brake support pin insertion / removal device according to the present disclosure has one or more open portions that release the load applied to each of the one or more support pins directed in the direction of the first axis in the brake of the hoisting machine of the elevator. In the field provided at intervals in the direction of the second axis perpendicular to the first axis from each of the support pins, the support part attached by the release bolt that operates the opening part, and the first axis and the second axis by the support part. An arm that is rotatably supported around a rotation axis that is perpendicular to the third axis and has an operating portion at the end in the longitudinal direction, and an end that is opposite to the operating portion of the arm in the longitudinal direction. Provided with a holding portion that is rotatably supported around a rotation axis parallel to the third axis and holds any one or more support pins.
本開示に係る挿抜器具であれば、挿抜の際にブレーキ支持ピンを傷つけにくくなる。 With the insertion / extraction device according to the present disclosure, the brake support pin is less likely to be damaged during insertion / removal.
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。 A mode for carrying out the present disclosure will be described with reference to the accompanying drawings. In each figure, the same or corresponding parts are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be appropriately simplified or omitted.
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るブレーキの構成図である。
FIG. 1 is a configuration diagram of a brake according to the first embodiment.
ブレーキ1は、エレベーターの巻上機を制動する装置である。エレベーターは、複数の階床を有する建築物に適用される。建築物において、複数の階床にわたって昇降路が設けられる。エレベーターは、建築物の複数の階床の間で昇降路を走行して利用者を輸送するかごを有する。巻上機は、かごを昇降路において走行させる装置である。巻上機において、例えばモーターが、かごを走行させる駆動力を発生させる。巻上機のモーターは、例えば永久磁石同期電動機である。巻上機のモーターにおいて、ディスク2が取り付けられる。ディスク2は、巻上機のモーターの回転子と連動して回転する円盤状の部材である。ブレーキ1は、ディスク2の外周部に設けられる。
The
ブレーキ1は、フィールド3と、パッド4と、スイッチ5と、複数の支持ピン6と、を備える。フィールド3は、巻上機に対して固定して取り付けられる部分である。パッド4は、ディスク2の外周部に対向して設けられる。パッド4は、ディスク2に押しあたることで摩擦力によって制動力を発生させる部分である。パッド4は、例えばフィールド3に設けられる押付けバネの弾性力によってディスク2に押し当てられる。パッド4は、例えばフィールド3に設けられる電磁石の磁力によってディスク2から引き離される。スイッチ5は、ブレーキ1の動作を切り替える部分である。スイッチ5は、例えばフィールド3の電磁石の動作を切り替えることによってパッド4とディスク2との接触および非接触を切り替える。複数の支持ピン6は、例えばブレーキ1の支持台などにブレーキ1を支持する部分である。複数の支持ピン6は、例えばパッド4およびディスク2の間の摩擦力によるトルクを受ける部分である。各々の支持ピン6は、支持片7の穴に挿入されている。
The
図2は、実施の形態1に係るブレーキの図1におけるA−A断面図である。 FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1 of the brake according to the first embodiment.
この例において、各々の支持ピン6は、円柱状の部材である。各々の支持ピン6の中心軸は、第1軸の方向に向けられる。第1軸は、例えばディスク2の回転軸に平行な軸である。各々の支持ピン6において、円筒溝8が設けられる。円筒溝8は、第1軸の方向の端部に設けられる側面に沿った溝である。円筒溝8は、例えばエレベーターの通常運転時において支持ピン6の抜けを防止しうるように、押さえ板などが挿し込まれる溝である。押さえ板が挿し込まれることによって、支持ピン6の第1軸の方向の移動が規制される。各々の支持ピン6において、ネジ穴9が設けられる。ネジ穴9は、第1軸の方向の端面に設けられる。ネジ穴9の中心軸は、支持ピン6の中心軸と同軸に設けられる。
In this example, each
フィールド3において、開放部10が設けられる。開放部10は、各々の支持ピン6にかかる負荷を開放する部分である。開放部10は、例えば開放ボルト11を締め込むことによって作動するスイッチ5などである。開放ボルト11は、例えば第1軸の方向に締め込まれる。開放部10は、例えばフィールド3の押付けバネの弾性力の調整などによって各々の支持ピン6にかかる負荷を開放してもよい。開放部10は、各々の支持ピン6から第2軸の方向に間隔を空けて設けられている。第2軸は、第1軸に垂直な軸である。開放部10は、第1軸に垂直な射影面において各々の支持ピン6から等距離に設けられる。
In the
各々の支持ピン6は、例えばブレーキ1の保守点検において支持片7の穴から抜き取られる。抜き取られた支持ピン6は、清掃およびグリスの塗布などの保守作業を受ける。保守作業を受けた支持ピン6は、ふたたび支持片7の穴に挿入される。このようなブレーキ1の保守点検の支持ピン6の挿抜作業において、挿抜器具が用いられる。
Each
図3は、実施の形態1に係る挿抜器具の構成図である。
図3において、挿抜器具が用いられるブレーキ1の第1軸、第2軸および第3軸からなる座標軸が示される。第3軸は、第1軸および第2軸に垂直な軸である。
FIG. 3 is a block diagram of the insertion / extraction device according to the first embodiment.
In FIG. 3, a coordinate axis including a first axis, a second axis, and a third axis of the
挿抜器具12は、支持部13と、腕部14と、保持部15と、を備える。
The insertion /
支持部13は、ブレーキ1のフィールド3に開放ボルト11によって取り付けられる。支持部13は、例えば互いに垂直な2面を有するL字状の板状部材である。第1軸に垂直な支持部13の面において、貫通孔16が設けられる。貫通孔16は、開放ボルト11を通す穴である。支持部13は、貫通孔16に通された開放ボルト11の中心軸の周りに回転可能であるようにフィールド3に取り付けられる。支持部13は、支持軸17を有する。支持軸17は、第3軸に垂直な支持部13の面に設けられる棒状部材である。支持軸17の中心軸は、第3軸に向けられる。
The
腕部14は、長手方向に長い棒状部材である。腕部14は、端部に操作部18を有する。操作部18は、例えば支持ピン6の挿抜の作業を行う作業員が握るグリップである。腕部14は、中央部に第1長孔19を有する。第1長孔19は、支持部13の支持軸17を通す長孔である。腕部14は、第1長孔19に通される支持軸17によって、支持部13に対して長手方向にスライド可能に支持される。腕部14は、支持軸17の中心軸の周りに回転可能に支持されている。腕部14は、操作部18と反対側の端部に作用部20を有する。作用部20において、第2長孔21が設けられる。第2長孔21は、腕部14の長手方向に長い長孔である。
The
保持部15は、挿抜する支持ピン6を保持する部分である。保持部15は、基部22と、連結ボルト23と、第1コイルバネ24と、第2コイルバネ25と、複数の爪部26と、を備える。
The holding
基部22は、筒部27と、軸部28と、複数の肩部29と、を有する。筒部27は、中心軸が第1軸の方向に向けられる円筒状の部分である。軸部28は、筒部27の側面に設けられる棒状の部分である。軸部28の中心軸は、第3軸の方向に向けられる。保持部15は、軸部28が作用部20の第2長孔21に通されることで、第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持されている。保持部15は、腕部14の長手方向にスライド可能に支持されている。
The
複数の肩部29は、基部22の中心軸に関して回転対称に伸びる部材である。基部22の中心軸は、例えば筒部27の中心軸である。この例において、2つの肩部29が設けられる。
The plurality of
連結ボルト23は、挿抜する支持ピン6の落下を防止しうるように当該支持ピン6に連結されるボルトである。連結ボルト23の中心軸は、第1軸方向に向けられる。連結ボルト23は、筒部27に通される。この例において、筒部27は、連結ボルト23を雄ネジとする雌ネジのネジ山を有していない。連結ボルト23は、中心軸に沿って変位可能に筒部27に通されている。
The connecting
第1コイルバネ24および第2コイルバネ25は、連結ボルト23に通される。第1コイルバネ24は、例えば連結ボルト23の頭部と筒部27との間に圧縮された状態で配置される。第2コイルバネ25は、例えば連結ボルト23に通されたナット30と筒部27との間に圧縮された状態で配置される。第1コイルバネ24および第2コイルバネ25は、第1軸の方向に変位可能であるように連結ボルト23を基部22に取り付ける。
The
複数の爪部26の各々は、いずれかの肩部29に対応する。各々の爪部26は、対応する肩部29の先端に取り付けられる。爪部26は、例えば対応する肩部29の先端に設けられるねじりバネの弾性力などによって、保持部15の中心軸に向けて第1軸の方向の末端31を閉じる力が加えられる。爪部26の第1軸の方向の末端31は、第1軸の方向の端面または先端である。この例において、爪部26は、L字状の棒状部材である。爪部26の第1軸の方向の末端31は、肩部29に接続する部分に垂直な端面である。
Each of the plurality of
図4は、実施の形態1に係る挿抜器具の要部拡大図である。
図4において、第1軸に垂直な方向から見た腕部14および保持部15が示される。
FIG. 4 is an enlarged view of a main part of the insertion / extraction device according to the first embodiment.
In FIG. 4, the
この例において、作用部20は、長円状の環状部分として形成される。このとき、第2長孔21は、環状部分の縁の両側に設けられる。これにより、作用部20および肩部29が干渉しにくくなる。また、保持部15がより安定して腕部14の長手方向にスライドしうるようになる。なお、例えば保持部が3つ以上の肩部を有する場合に、作用部および肩部の干渉は、軸部および肩部を第1軸の方向に間隔を空けて設けることで防止してもよい。
In this example, the working
続いて、図5から図8を用いて、支持ピン6の挿抜の例を説明する。
図5から図8は、実施の形態1に係る挿抜器具による支持ピンの挿抜の例を示す図である。
Subsequently, an example of inserting and removing the
5 to 8 are views showing an example of inserting and removing the support pin by the insertion / removal device according to the first embodiment.
まず、作業員は、図5に示されるように挿抜器具12をブレーキ1に取り付ける。作業員は、開放ボルト11を支持部13の貫通孔16に通す。作業員は、開放部10が作動するまで開放ボルト11をフィールド3に締め込む。
First, the worker attaches the insertion /
次に、作業員は、保持部15に支持ピン6を保持させる。作業員は、挿抜器具12を開放ボルト11の周りに回転させることで、引き抜く支持ピン6に保持部15を近づける。作業員は、腕部14を長手方向にスライドさせることで、保持部15を支持ピン6の位置に合わせる。作業員は、連結ボルト23を支持ピン6のネジ穴9に締め込む。作業員は、各々の爪部26の末端31を外側に開く。作業員は、各々の爪部26を支持ピン6の円筒溝8に掛ける。ここで、連結ボルト23および基部22は第1コイルバネ24および第2コイルバネ25によって第1軸の方向に変位可能に取付けられているので、連結ボルト23を締め込む手順および爪部26を円筒溝8に掛ける手順はいずれが先であってもよい。保持部15が支持ピン6を保持しているときに、作用部20から支持軸17までの距離は、保持部15から支持軸17までの距離より長い。
Next, the worker causes the holding
次に、作業員は、操作部18を握って腕部14を第1軸の方向に押す操作を行う。このとき、腕部14は、操作部18を力点、支持軸17を支点、および作用部20を作用点とする梃子として働く。腕部14は、保持部15を第1軸の方向に引く。
Next, the worker grasps the
図6に示されるように、保持部15は、円筒溝8に掛かっている各々の爪部26の末端31で引くことで、支持ピン6を第1軸の方向に引き抜く。
As shown in FIG. 6, the holding
図7に示されるように、梃子として働く腕部14によって保持部15が引かれているので、作業員は、ハンマーなどで衝撃を加えることなく支持ピン6を引き抜くことができる。
As shown in FIG. 7, since the holding
ここで、腕部14は支持軸17を回転軸として回転するように操作されるので、作用部20は、支持ピン6が引き抜かれるときに弧状の軌道を描く。作業員が操作部18に力を加えているときに、軸部28は第2長孔21の縁に強く押し付けられる。このため、保持部15は、摩擦によって腕部14の長手方向にスライドすることなく、第1軸の方向に支持ピン6を引く。このとき、保持部15が長手方向にスライドしなければ、作用部20が弧状の軌道を描いて移動するので、保持部15の中心軸が第1軸からわずかに傾く可能性がある。このため、作業員は、保持部15が支持ピン6を引く方向の第1軸からの傾きを解消しうるように、断続的に操作部18に力を加えてもよい。作業員が操作部18に加えていた力を抜くと、軸部28を第2長孔21の縁に押し付ける力が除かれる。このとき、保持部15は、腕部14の長手方向にスライドしうる。このため、保持部15の中心軸が第1軸から傾いているときに、例えば肩部29のねじりバネの弾性力または連結ボルト23の弾性変形による弾性力などによって保持部15の中心軸の傾きが解消される。なお、作用部20の描く弧状の軌道の半径が、支持ピン6を引き抜く第1軸の方向のストロークとの比較において、保持部15の中心軸の傾きを無視しうる程度に十分大きい場合に、作業員は、操作部18に連続的に力を加えてもよい。
Here, since the
支持片7から引き抜かれた支持ピン6は、連結ボルト23によって保持部15に連結されている。このため、引き抜かれた支持ピン6の落下が防止されている。作業員は、保持部15に連結されている支持ピン6に対して、清掃およびグリス塗布などの保守作業を行う。このとき、作業員は、連結ボルト23を取り外して支持ピン6を交換してもよい。
The
その後、作業員は、支持ピン6を支持片7の穴に挿入する。作業員は、支持ピン6が保持部15に保持されている状態で挿抜器具12を開放ボルト11の周りに回転させることで、支持ピン6を支持片7の穴に近づける。作業員は、腕部14を長手方向にスライドさせることで、支持ピン6を支持片7の穴の位置に合わせる。
After that, the worker inserts the
次に、作業員は、操作部18を握って腕部14を第1軸の方向に引く操作を行う。このとき、腕部14は、操作部18を力点、支持軸17を支点、および作用部20を作用点とする梃子として働く。腕部14は、保持部15を第1軸の方向に押す。
Next, the worker grasps the
図8に示されるように、保持部15は、円筒溝8に掛かっている各々の爪部26の末端31で押すことで、支持ピン6を第1軸の方向に押し込む。ここで、円筒溝8の内側における爪部26の第1軸の方向の末端31と、円筒溝8の外側における爪部26の第1軸の方向の末端31とは、第1軸に垂直な平面P上にある。この例において、円筒溝8の内側における爪部26の第1軸の方向の末端31と、円筒溝8の外側における爪部26の第1軸の方向の末端31とは、平面Pに平行な端面をなしている。作業員は、円筒溝8の外側の末端31が支持片7に当たるまで支持ピン6を押し込む。爪部26の末端31が平面Pに平行な端面をなしているので、円筒溝8は、ちょうど支持片7の端面の位置まで押し込まれる。
As shown in FIG. 8, the holding
このように、作業員は、1つの支持ピン6の挿抜作業を行う。他の支持ピン6について挿抜作業を行う場合に、作業員は、挿抜器具12を開放ボルト11の周りに回転させることで、他の支持ピン6についての挿抜作業を引き続いて行ってもよい。
In this way, the worker inserts and removes one
以上に説明したように、実施の形態1に係る挿抜器具12は、支持部13と、腕部14と、保持部15と、を備える。エレベーターの巻上機のブレーキ1において、開放部10は、1つ以上の支持ピン6の各々にかかる負荷を開放する部分である。支持ピン6は、第1軸の方向に向けられる。フィールド3は、開放部10が1つ以上の支持ピン6の各々から第2軸の方向に間隔を空けて設けられるブレーキ1の部分である。第2軸は、第1軸に垂直な軸である。支持部13は、開放部10を作動させる開放ボルト11によってフィールド3に取り付けられる。腕部14は、支持部13によって第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持される。第3軸は、第1軸および第2軸に垂直な軸である。腕部14は、長手方向の端部に操作部18を有する。保持部15は、腕部14の操作部18に対して長手方向の反対側の端部において、第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持される。保持部15は、1つ以上の支持ピン6のいずれかを保持する。
As described above, the insertion /
挿抜器具12によって、作業員は、ハンマーなどで叩くことなく支持ピン6を挿抜できる。このため、支持ピン6および支持ピン6の周囲の部分は、挿抜の作業によって傷つきにくくなる。また、作業員は、操作部18によって挿抜作業のための操作を行うので、手を掛けにくい支持ピン6であっても挿抜作業が容易になる。また、保持部15が支持ピン6を保持しているので、挿抜した支持ピン6が落下しにくい。また、挿抜器具12は、ブレーキ1に開放ボルト11によって取り付けられる。このため、作業員は、支持ピン6の負荷の開放と挿抜器具12の取付けとを1つの手順で行うことができる。これにより、支持ピン6の挿抜などの保守点検の作業が効率化する。
The insertion /
また、腕部14は、支持部13によって、1つ以上の支持ピン6の各々から等距離で第1軸に平行な回転軸の周りに、回転可能に支持される。これにより、複数の支持ピン6の挿抜作業を連続して行うことができる。このため、保守点検の作業が効率化する。
Further, the
また、腕部14は、支持部13に対して長手方向にスライド可能に支持される、また、腕部14は、保持部15を長手方向にスライド可能に支持する。これにより、保持部15と支持ピン6との位置が調整しやすくなる。また、腕部14の作用部20が弧状の軌道を描くことによる保持部15の第1軸からの傾きが、解消されやすくなる。保持部15が第1軸から傾きにくくなるので、挿抜によって支持ピン6および支持ピン6の周辺の部分などが傷つきにくくなる。また、保持部15が第1軸から傾きにくくなるので、支持ピン6の挿抜にかかる余分な力が小さくなる。また、腕部14の作用部20が弧状の軌道を描くことによって生じうる腕部14の弾性変形などが、解消されやすくなる。なお、腕部14は、支持部13および保持部15のいずれか一方に対してのみスライド可能であってもよい。例えば腕部14が支持部13に対してスライド可能に支持されている場合に、腕部14は、保持部15を長手方向にスライド可能に支持していなくてもよい。あるいは、腕部14が保持部15をスライド可能に支持している場合に、腕部14は、支持部13に対してスライド可能に支持されていなくてもよい。
Further, the
また、保持部15は、複数の爪部26を有する。各々の爪部26は、円筒溝8に掛かることで1つ以上の支持ピン6のいずれかを保持する。円筒溝8は、支持ピン6の第1軸の方向の端部において側面に沿って設けられる。これにより、保持部15は、支持ピン6をより確実に保持できる。
Further, the holding
また、円筒溝8に掛かっているときの各々の爪部26において、円筒溝8の内側における第1軸の方向の末端31および円筒溝8の外側における第1軸の方向の末端31は、第1軸に垂直な同一の平面P内にある。これにより、保持部15は、支持ピン6を保持したまま円筒溝8が支持片7の穴に入り込む直前まで押し込むことができる。また、円筒溝8の外側における末端31が支持片7に干渉するので、円筒溝8が支持片7の穴に入り込んでしまうことが防がれる。このため、作業員は、挿抜器具12によって支持ピン6を適切な位置まで押し込むことができる。
Further, in each of the
また、保持部15が連結ボルト23を備えているので、引き抜かれている支持ピン6は落下しにくくなる。
Further, since the holding
なお、挿抜器具12が適用されるブレーキは、ディスクブレーキでなくてもよい。開放部を有するフィールドおよび支持ピンの位置関係が以上に例示したブレーキと同様のものであれば、挿抜器具12は、ドラムブレーキなどに対しても適用できる。また、支持ピン6は、トルクを受けるピンでなくてもよい。支持ピン6は、例えばブレーキシューなどの回転軸となる支点ピンであってもよい。
The brake to which the insertion /
実施の形態2.
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
The differences between the second embodiment and the examples disclosed in the first embodiment will be described in particular detail. As for the features not described in the second embodiment, any of the features disclosed in the first embodiment may be adopted.
図9は、実施の形態2に係る挿抜器具の要部拡大図である。
図9において、腕部14の操作部18側の端部および中央部が示される。
FIG. 9 is an enlarged view of a main part of the insertion / extraction device according to the second embodiment.
In FIG. 9, the end portion and the central portion of the
腕部14は、操作部18にレバー32を有する。レバー32は、作業員が握ることで操作される部分である。操作部18において、ワイヤ33が、レバー32に接続される。ワイヤ33は、作業員のレバー32を握る操作によって引っ張られる部材である。
The
支持部13は、支持管34と、クランプ35と、を備える。支持管34は、腕部14を通す管状部材である。支持管34は、支持軸17に回転可能に支持される。支持部13は、第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能な支持管34によって、腕部14を回転可能に支持している。また、支持部13は、支持管34に通される腕部14を長手方向にスライド可能に支持している。クランプ35は、例えば支持管34に設けられる。クランプ35は、腕部14の支持管34から出た部分に対向する。支持部13において、ワイヤ33が、クランプ35に接続される。クランプ35は、レバー32の操作によってワイヤ33が引っ張られるときに、腕部14の対向している部分を挟み込んで長手方向のスライドを抑制する機構を有する。クランプ35は、抑制部の例である。
The
作業員は、操作部18を押して支持ピン6を引き抜くとき、および操作部18を引いて支持ピン6を押し込むときに、レバー32を握る。このとき、クランプ35は、腕部14を挟み込むことで長手方向のスライドを抑制する。これにより、支持ピン6を挿抜するときに、梃子として働く腕部14の支点が動きにくくなるので、作業員は、より安定して挿抜作業を行うことができるようになる。
The worker grips the
なお、抑制部は、クランプ35でなくてもよい。抑制部は、レバー32の操作によって支持管34の内側において膨らんで腕部14を押さえるバルーン状の部分を有する機構であってもよい。あるいは、抑制部は、レバー32の操作によって支持管34の内側において絞られることで腕部14を押さえる可撓性の筒であってもよい。抑制部は、支持管そのものであってもよい。抑制部は、例えば腕部14の中央部において支持軸を通す長孔などに掛かるロック機構であってもよい。
The restraining portion does not have to be the
1 ブレーキ、 2 ディスク、 3 フィールド、 4 パッド、 5 スイッチ、 6 支持ピン、 7 支持片、 8 円筒溝、 9 ネジ穴、 10 開放部、 11 開放ボルト、 12 挿抜器具、 13 支持部、 14 腕部、 15 保持部、 16 貫通孔、 17 支持軸、 18 操作部、 19 第1長孔、 20 作用部、 21 第2長孔、 22 基部、 23 連結ボルト、 24 第1コイルバネ、 25 第2コイルバネ、 26 爪部、 27 筒部、 28 軸部、 29 肩部、 30 ナット、 31 末端、 32 レバー、 33 ワイヤ、 34 支持管、 35 クランプ 1 Brake, 2 Disc, 3 Field, 4 Pad, 5 Switch, 6 Support Pin, 7 Support Piece, 8 Cylindrical Groove, 9 Screw Hole, 10 Opening Part, 11 Opening Bolt, 12 Insertion Tool, 13 Supporting Part, 14 Arm , 15 Holding part, 16 Through hole, 17 Support shaft, 18 Operating part, 19 1st slot, 20 Acting section, 21 2nd slot, 22 Base, 23 Connecting bolt, 24 1st coil spring, 25 2nd coil spring, 26 Claw, 27 Cylinder, 28 Shaft, 29 Shoulder, 30 Nut, 31 End, 32 Lever, 33 Wire, 34 Support Tube, 35 Clamp
Claims (7)
前記支持部によって前記第1軸および前記第2軸に垂直な第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持され、長手方向の端部に操作部を有する腕部と、
前記腕部の前記操作部に対して長手方向の反対側の端部において前記第3軸に平行な回転軸の周りに回転可能に支持され、前記1つ以上の支持ピンのいずれかを保持する保持部と、
を備えるブレーキの支持ピンの挿抜器具。 In the brake of the elevator hoist, the opening that releases the load applied to each of the one or more support pins directed in the direction of the first axis is perpendicular to the first axis from each of the one or more support pins. A support portion attached by an open bolt for operating the opening portion and a support portion attached to a field provided at intervals in the direction of the second axis.
An arm portion rotatably supported by the support portion around a rotation axis parallel to the first axis and a third axis perpendicular to the second axis and having an operation portion at an end portion in the longitudinal direction.
It is rotatably supported around a rotation axis parallel to the third axis at an end of the arm opposite to the operation portion in the longitudinal direction and holds any of the one or more support pins. Holding part and
Brake support pin insertion / removal device.
請求項1に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 The brake according to claim 1, wherein the arm is rotatably supported by the support around a rotation axis that is equidistant from each of the one or more support pins and parallel to the first axis. Support pin insertion / removal device.
請求項1または請求項2に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 The device for inserting and removing a support pin of a brake according to claim 1 or 2, wherein the arm portion is slidably supported in the longitudinal direction with respect to the support portion.
前記支持部は、前記レバーの操作によって腕部の長手方向のスライドを抑制する抑制部を有する
請求項3に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 The arm portion has a lever operated by being gripped in the operation portion.
The device for inserting and removing a support pin for a brake according to claim 3, wherein the support portion has a restraining portion that suppresses the sliding of the arm portion in the longitudinal direction by operating the lever.
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 The brake support pin insertion / removal device according to any one of claims 1 to 4, wherein the arm portion slidably supports the holding portion in the longitudinal direction.
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 Each of the holding portions holds one of the one or more supporting pins by hooking each of the one or more supporting pins into a cylindrical groove provided along the side surface at the end portion in the direction of the first axis. The device for inserting and removing a support pin for a brake according to any one of claims 1 to 5, which has a plurality of claws.
請求項6に記載のブレーキの支持ピンの挿抜器具。 In each of the plurality of claws, the end in the direction of the first axis inside the cylindrical groove and the end in the direction of the first axis outside the cylindrical groove when hanging on the cylindrical groove are said to be the first. The device for inserting and removing a support pin for a brake according to claim 6, which is in the same plane perpendicular to one axis.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020025403A JP2021130526A (en) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | Insertion/extraction implement for support pin of brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020025403A JP2021130526A (en) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | Insertion/extraction implement for support pin of brake |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021130526A true JP2021130526A (en) | 2021-09-09 |
Family
ID=77552006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020025403A Pending JP2021130526A (en) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | Insertion/extraction implement for support pin of brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021130526A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024095370A1 (en) * | 2022-11-01 | 2024-05-10 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | Compensation sleeve insertion/extraction assisting tool and method for extracting compensation sleeve |
-
2020
- 2020-02-18 JP JP2020025403A patent/JP2021130526A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024095370A1 (en) * | 2022-11-01 | 2024-05-10 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | Compensation sleeve insertion/extraction assisting tool and method for extracting compensation sleeve |
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