JP2021126147A - ショーケース - Google Patents

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Yohei Matsunami
陽平 松波
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Abstract

【課題】商品の陳列作業を容易に行うことができるショーケースを提供する。【解決手段】陳列室12が設けられたケース本体10と、ケース本体10に引き出し可能に収められ、ケース本体10から引き出されることで使用可能となる踏み台50とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ショーケースに関する。
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等といった店舗に配置され、商品が陳列される陳列室を備えたショーケースが知られている。このようなショーケースでは、陳列室の高さ方向に沿って複数の棚が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。商品を陳列室に陳列する陳列作業では、作業者は、これらの棚に商品を並べることとなる。
特開2019−136277号公報
しかしながら、従来の構成では、作業者の身長によっては、陳列室の上方に位置する棚に商品を陳列することが困難な場合があった。このような場合、作業者は、別途踏み台を用意する必要があり、商品の陳列作業が煩雑になる虞があった。
本発明は、商品の陳列作業を容易に行うことができるショーケースを提供することを目的とする。
本発明は、陳列室が設けられたケース本体と、前記本体に引き出し可能に収められ、前記ケース本体から引き出されることで使用可能となる踏み台とを備えていることを特徴とするショーケースである。
これによれば、作業者は、ショーケースに設けられた踏み台を用いて当該ショーケースに商品を陳列する作業が可能となる。このため、作業者は、別途踏み台を用意する必要がなく、商品の陳列作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、商品の陳列作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るショーケース1の構成を示す斜視図 ショーケースの概略構成を示す側面図における縦断面図 踏み台を上面側から視た斜視図 踏み台を下面側から視た斜視図 折り畳まれた状態の踏み台を示す斜視図
第1の発明は、ショーケースは、陳列室が設けられたケース本体と、前記ケース本体に引き出し可能に収められ、前記ケース本体から引き出されることで使用可能となる踏み台とを備えている。
これによれば、作業者は、ケース本体の配置面である床に立ったときでは、手を届かせられない陳列棚であっても、ケース本体に収められた踏み台に乗ることで容易に手を届かせられる。
このため、作業者は、商品の陳列作業を容易に行うことができる。
第2の発明は、前記踏み台は、前記陳列室の前方に引き出し可能に収められている。
これによれば、踏み台は、引き出されることで、陳列室の前面側に配置される。
このため、作業者は、陳列作業を行うときには、別途踏み台を用意することなく、迅速に踏み台を陳列室の前面に配置することができる。
第3の発明は、前記踏み台は、高さ寸法を調節可能に設けられている。
これによれば、踏み台は、ケース本体に収められているときの高さ寸法からより高い高さ寸法となるように調節可能である。
このため、作業者は、ケース本体に収められているときの高さ寸法の踏み台に乗ったときには、手を届かせられない陳列棚であっても、高さ寸法をより高くした踏み台に乗ることで、容易に手を届かせることができる。
第4の発明は、前記踏み台は、連結された複数の台部を備え、前記複数の台部が連結箇所の少なくとも1箇所で折り畳まれて重ねられることによって、高さ寸法が調節される。
これによれば、踏み台は、折り畳まれて重ねられることによって、高さ寸法がより高くなる。
このため、作業者は、引き出された状態の踏み台の高さ寸法では、商品を陳列し難い陳列棚であっても、折り畳まれた踏み台に乗ることで、容易に手を届かせ、商品を陳列することができる。
第5の発明は、前記踏み台には、前記踏み台を移動可能に支持する転動部が設けられている。
これによれば、踏み台は、転動部が転動することで、引き出されて配置された配置面上を移動することが可能となっている。
このため、踏み台は、ケース本体の前面における左右方向等といった、作業者の所望の位置に容易に移動させることができる。
第6の発明は、前記踏み台には、前記踏み台に所定の荷重がかかったときに、前記転動部の転動を抑制して前記踏み台を支持する支持部が設けられている。
これによれば、支持部によって、転動部が転動することによる踏み台の移動が抑制される。
このため、作業者は、踏み台を安定した状態で使用することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るショーケース1の構成を示す斜視図である。図2は、ショーケース1の概略構成を示す側面図における縦断面図である。
本実施形態のショーケース1は、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗の床に配置され、飲料や食品等の商品を冷蔵した状態で陳列する。
図1に示すように、本実施形態のショーケース1は、ケース本体10と、踏み台50とを備えている。
ケース本体10は、所謂オープンタイプのショーケースであり、図2に示すように、当該ケース本体10は、商品の出し入れ用に前面が開口した略箱型のケース部11と、当該ケース部11を支持する台座部18を備えている。ケース部11の内部には、商品が陳列される陳列室12が設けられている。
ケース部11は、底壁13と、底壁13の左右側縁(底壁13の長手方向における両縁)に立設される左右の側壁14と、各側壁14の間に渡される後壁15と、各側壁14、及び後壁15の間に渡される上壁16とを有している。底壁13には、底壁13の前部が上方に屈曲して延びた下側前壁17が設けられている。これらの底壁13と、各側壁14と、下側前壁17と、後壁15と、上壁16とは、いずれも断熱壁である。
底壁13の下面には、ショーケース1の配置面である床に載置される台座部18が設けられている。台座部18は、上面にケース部11が載置され、上述の通り、当該ケース部11を支持している。
台座部18には、ケース本体10の左右方向(長手方向)において、一方の側壁14側に位置する箇所に配管収容部40が設けられている。配管収容部40は、台座部18において、ケース本体10の前後方向全体に亘って設けられ、略箱型に形成されている。配管収容部40の内部には、ドレン配管等が収められている。配管収容部40の前面は、左右方向全体に亘って、前面パネル42によって閉塞されている。
ケース部11の内部には、当該ケース部11の内面から離間してケース部11を内側から覆う内壁部20が設けられている。内壁部20は、後壁15の前方で上下方向に沿って延びる区画壁22と、区画壁22の上端から上壁16に沿って前方に延びる内側上壁24と、区画壁22の下端から略水平に前方に延びて下側前壁17の上部に連結されるデッキパン26とを有している。
陳列室12は、内壁部20、及び各側壁14によって区画されることで形成されている。例えば、区画壁22は、陳列室12の背面を構成する背面板として機能する。
陳列室12の内部には、上面に商品が載置されて陳列される複数の陳列棚28が設けられている。各陳列棚28は、上下方向に沿って、互いに間隔をあけて区画壁22に取り付けられ、前方に向かって略水平に延びている。
なお、本実施形態では、デッキパン26にも商品が陳列可能に構成されており、当該デッキパン26は、最下段の陳列棚として機能する。
内壁部20がケース部11の内面から離間して設けられることで、内壁部20とケース部11との間には、ダクト30が形成されている。ダクト30は、内壁部20と、底壁13と、各側壁14と、下側前壁17、後壁15と、上壁16とで囲まれた空間である。
ダクト30は、デッキパン26と底壁13との間に形成されてケース部11の前後方向に延びる下部ダクト32と、区画壁22と後壁15との間に形成されてケース部11の上下方向に延びる背部ダクト34とを備える。さらに、ダクト30は、内側上壁24と上壁16との間に形成されて前後に延びる上部ダクト36とを備え、これらの下部ダクト32と、背部ダクト34と、上部ダクト36とで陳列室12を取り囲むように形成されている。
上部ダクト36の前端には、下方に開放して陳列室12に連通する吹出口37が設けられている。吹出口37は、上壁16の前端の下方に位置し、陳列室12の前面側の上部に位置する箇所に設けられている。
上壁16の前端において、吹出口37の前側には、陳列室12の内部を照らす照明器具19が設けられている。
下部ダクト32の前端の上部には、上方に開放して陳列室12に連通する吸込口38が設けられている。吸込口38は、下側前壁17の後部に連続して、陳列室12の前面下部に設けられており、ケース部11の前後方向において、吹出口37よりも前方に位置している。吹出口37及び吸込口38は、ケース部11の長手方向の略全体に亘って、各側壁14の間で細長く延びる開口である。吸込口38の後部には、デッキパン26と、吸込口38とを仕切る壁部39が設けられている。
ショーケース1は、陳列室12を冷却する冷却システムを有している。この冷却システムは、冷媒を圧縮する圧縮機、蒸発器31、凝縮器、及び、膨張機構を配管で環状に接続して構成された冷凍サイクルであり、当該冷却システムには、冷媒が封入されている。
本実施形態では、蒸発器31は、ケース本体10が備えるダクト30の内部に設けられており、上述した圧縮機、凝縮器、及び膨張機構は、ショーケース1とは別体である室外ユニットに収められている。
なお、圧縮機、凝縮器、及び膨張機構は、例えば台座部18の内部に収められる等、ショーケース1に一体に設けられていてもよい。
また、ダクト30の内部には、蒸発器31で冷却された空気(冷気)を送風によって循環させる送風機33が設けられている。
台座部18には、ケース本体10の左右方向(幅方向)において、他方の側壁14側に位置する箇所に踏み台収容部44が設けられている。ケース本体10の前後方向全体に亘って設けられた空間であり、ケース本体10の前後方向において、後面が閉塞され、前面が開放されている。また、踏み台収容部44の左右方向は、配管収容部40と他方の側壁14に隣接して設けられた箱状の脚部46によって囲まれている。さらに、踏み台収容部44の下方は、ショーケース1の配置面となっている。
なお、本実施形態の踏み台収容部44は、ケース本体10の左右方向における長さ寸法が配管収容部40のケース本体10の左右方向における長さ寸法よりも短く、脚部46のケース本体10の左右方向における長さ寸法よりも長くなるように設けられている。
図3は、踏み台50を上面側から視た斜視図である。図4は、踏み台50を下面側から視た斜視図である。
踏み台50は、踏み台収容部44に収められ、当該踏み台収容部44から引き出されることで、ケース本体10から分離可能に設けられた部材である。
図3、図4に示すように、踏み台50は、折り畳み台部60と、基台部70とを備えている。折り畳み台部60と、基台部70とは、いずれも箱状に形成された部材である。踏み台50は、これら折り畳み台部60と基台部70とが連結されることで、全体として箱状の部材となるように形成されている。
折り畳み台部60は、上述の通り箱状に形成されており、本実施形態では、当該折り畳み台部60の内部には、硬質発泡ウレタンや発泡スチロール等の発泡樹脂が充填されている。これによって、折り畳み台部60は、作業者が取り扱うことが容易な軽量の部材となると共に、作業者が上面61に乗った場合に、当該作業者を支持可能な程度の十分な強度を有する。
折り畳み台部60の上面61、及び下面62には、全面に亘って滑り止めシート80が設けられている。滑り止めシート80は、例えば、ゴム等の摩擦係数の大きい樹脂で形成されている。
折り畳み台部60の前面63の略中央部には、前方に向かって突出して設けられた取っ手64が設けられている。
折り畳み台部60の高さ寸法は、台座部18の高さ寸法と略同一となっている。
基台部70は、台部本体74と、複数の支持部75と、複数の転動部77とを備えている。
台部本体74は、箱状に形成され、折り畳み台部60と同様に、内部に発泡樹脂が充填されている。台部本体74の上面71には、折り畳み台部60と同様に、全面に亘って滑り止めシート81が設けられている。
台部本体74の高さ寸法は、折り畳み台部60の高さ寸法よりも短くなっている。また、台部本体74の前後方向における幅寸法(長さ寸法)は、折り畳み台部60の前後方向における幅寸法と略同一となっている。
図4に示すように、台部本体74の下面72には、複数の支持部75と、複数の転動部77とが設けられている。
各支持部75は、基台部70が配置面に配置されたときに接地して、台部本体74を支持する。各支持部75の下面である接地面76には、折り畳み台部60と同様に滑り止めシート83が設けられている。
各接地面76から台部本体74の上面71までの高さ寸法は、折り畳み台部60の高さ寸法と略同一となっている。
本実施形態では、各支持部75は、台部本体74の下面72の各角部付近と、略中央部とに、計5つが設けられている。
各転動部77は、台部本体74を配置面に沿って移動可能に支持する部材であり、本実施形態の各転動部77は、載置されて面上を全方向に移動可能な所謂ボールキャスタである。なお、転動部77は、これに限らず通常のキャスタや、車輪等であってもよい。
各転動部77は、転動するボール78と、当該ボール78を保持する保持部79とを備えている。
各保持部79は、上端部が台部本体74の下面72接した状態で取り付けられており、これらの保持部79は、下端部の中央にボール78の一部を下方に露出させた状態で保持している。
各ボール78は、転動することで各転動部77を移動可能とするものであり、これらのボール78は、各保持部79の下端部から一部が突出した状態で保持されている。ボール78は、接地面76の下面62よりも下方に突出している。基台部70が配置面に配置されているときにおいて、当該配置面には、突出したボール78の下端が接地する。このため、基台部70は、各転動部77によって移動可能に支持される。またこのとき、各支持部75は、配置面から離間した状態となる。
転動部77は、各保持部79の上端側や各ボール78の下端側から所定以上の荷重がかけられた場合、各ボール78が各保持部79の内部に入り込むように形成されている。
上面71から基台部70に所定以上の荷重がかけられると、各ボール78が各保持部79の内部に入り込む。これによって、各接地面76が基台部70の配置面に接地する。このため、基台部70は、各支持部75によって支持される。
またこのとき、滑り止めシート83が設けられた各接地面76が基台部70の配置面に接地することで、各ボール78の転動が抑制され、基台部70が移動しないように配置面に固定される。
本実施形態では、各転動部77は、台部本体74の下面72の各角部付近に設けられた各支持部75と、台部本体74の下面72の略中央部に設けられた各支持部75との間にそれぞれが設けられている。すなわち、各転動部77は、台部本体74の下面72において、2つの支持部75を結ぶ直線上に位置するように配置されている。
図3に示すように、折り畳み台部60と、基台部70とは、一対のヒンジ84によって連結されている。
各ヒンジ84は、折り畳み台部60の上面61における後端付近と、基台部70の台部本体74の上面71における前端付近とに取り付けられている。また各ヒンジ84は、折り畳み台部60、及び基台部70の左右方向に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されている。
これによって、折り畳み台部60と、基台部70とは、折り畳み台部60の上面61における後端縁と、基台部70の台部本体74の上面71における前端縁との隙間、及び各ヒンジ84を軸として互いに回動可能に連結されている。すなわち、各ヒンジ84は、折り畳み台部60と、基台部70とを互いに回動可能に連結する連結部として機能する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、ケース本体10の動作について説明する。
ケース本体10が作動すると、冷却システムを構成する圧縮機から冷媒が吐出され、凝縮器で凝縮された後に、膨張機構で減圧され、蒸発器31に供給される。蒸発器31で蒸発した冷媒は、圧縮機に還流する。
ダクト30の内部の空気は、送風機33によって、蒸発器31に送り出される。送り出された空気は、蒸発器31によって冷却された後に、背部ダクト34と、上部ダクト36とを通って吹出口37から冷気として陳列室12に吹き出される。この冷気によって、陳列室12の内部が冷却される。
さらに陳列室12の内部を冷却した冷気は、吸込口38から下部ダクト32に流れ込む。このとき、壁部39は、吸込口38を通る冷気を下部ダクト32にガイドする。
このように、ダクト30の内部で生成された冷気は、ケース部11の内部を循環する。
吹出口37から前下方に吹き出されて吸込口38に吸い込まれる冷気の流れは、ケース部11の前面の開口に沿って流れるエアカーテンSを形成する。このエアカーテンSによって、ケース本体10の外側の外気と陳列室12の内部の空気とを熱的に遮断し、外気による陳列室12の内部の温度上昇が低減される。
踏み台50は、前後方向が台座部18の前後方向に沿った状態で踏み台収容部44に収容されている。踏み台収容部44に収容されているときにおいて、踏み台50の前面、すなわち折り畳み台部60の前面63は、前面パネル42と面一となっている。また、踏み台50は、踏み台収容部44に収容されているときには、ケース本体10の配置面と同一の配置面上に配置されている。なお、これに限らず、台座部18には、踏み台収容部44の下面を構成する底板等が設けられていてもよい。この場合、踏み台収容部44に収容された踏み台50は、当該底板の上に載置される。
作業者は、取っ手64を把持してケース本体10の前面側に引き出すことができる。具体的には、取っ手64を作業者が把持して踏み台50をケース本体10の前面側に引くと、基台部70の各転動部77が転動し、踏み台50の前体が、ケース本体10の前面側に引き出される。このとき、引き出された踏み台50は、踏み台収容部44に収容されているときと同様に、ケース本体10の配置面と同一の配置面上に配置されている。
引き出された踏み台50は、当該踏み台50の側面を作業者が押す、あるいは取っ手64を作業者が把持して引く等することで、各転動部77が転動し、ケース本体10の前面における左右方向等といった、作業者の所望の位置に移動させることが可能である。
作業者は、作業者の所望の位置に移動させた踏み台50に乗ることができる。踏み台50の折り畳み台部60に作業者が乗ると、当該折り畳み台部60の下面62に設けられた滑り止めシート80が踏み台50の配置面に密着して、踏み台50の移動が抑制される。また、折り畳み台部60の上面61に設けられた滑り止めシート80が作業者の足裏に密着し、滑り止めとなる。これによって、踏み台50に作業者が乗ったときに転倒することが抑制される。
踏み台50の基台部70に作業者が乗ると、作業者の体重によって、各ボール78が各保持部79の内部に入り込み、各接地面76が踏み台50の配置面に接する。そして、各接地面76に設けられた滑り止めシート83が配置面に密着し、これによって、踏み台50の移動が抑制される。
上述の通り、各転動部77は、台部本体74の下面72の対角線上において、少なくとも2つの支持部75の間に位置するように配置されているため、支持部75は、より確実に各転動部77が転動することを抑制できる。
さらに、台部本体74の上面71に設けられた滑り止めシート81が作業者の足裏に密着し、滑り止めとなる。これによって、踏み台50に作業者が乗ったときに転倒することが抑制される。
作業者は、踏み台50に乗ることによって、陳列室12の上方に設けられた陳列棚28や、各陳列棚28の奥(ケース本体10の後壁15側)に手を届かせ、商品を陳列することが容易となる。
また、上述した通り、踏み台50は、滑り止め機能を備えているため、作業者は、当該踏み台50を安定した状態で使用することができる。
図5は、折り畳まれた状態の踏み台50を示す斜視図である。
作業者は、踏み台50を折り畳む(折り曲げられる)ことによって、当該踏み台50の高さ寸法を調節することができる。
詳述すると、図5に示すように、作業者は、折り畳み台部60を回動させ、上面61が上面71に接するように基台部70に載置することで、踏み台50を折り畳むことができる。
折り畳まれた踏み台50の上面、すなわち、折り畳み台部60の下面62に作業者が乗ると、作業者の体重によって、各ボール78が各保持部79の内部に入り込み、各接地面76が踏み台50の配置面に接する。そして、各接地面76に設けられた滑り止めシート83が配置面に密着し、これによって、踏み台50の移動が抑制される。折り畳み台部60の上面61に設けられた滑り止めシート80が作業者の足裏に密着し、滑り止めとなる。
このように、作業者は、踏み台50を折り畳むことによって、当該踏み台50の高さ寸法をより高く調節することができる。これによって、作業者は、引き出された状態の踏み台50の高さ寸法では、商品を陳列し難い陳列棚28であっても、折り畳まれた踏み台50に乗ることで、容易に手を届かせ、商品を陳列することができる。
なお、本実施形態では、踏み台50は、引き出された状態において、ケース本体10の前面に沿って折り畳められるように設けられているが、これに限らず、ケース本体10の前面に直交するように設けられていてもよい。また、踏み台50は、複数個所が折り畳み可能で、且つ折り畳まれることでさらに積み重ねることが可能に設けられていてもよい。例えば、本実施形態では、踏み台50は、折り畳まれることで2つに重ねられたが、これに限らず、2度折り畳まれることで3つに重ねられるように構成されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ショーケース1は、前面が開口した陳列室12が設けられたケース本体10と、当該ケース本体10に引き出し可能に収められ、ケース本体10から引き出されることで使用可能となる踏み台50とを備えている構成とした。
これによって、作業者は、ケース本体10の配置面である床に立ったときでは、手を届かせられない陳列棚28であっても、ケース本体10に収められた踏み台50に乗ることで容易に手を届かせることができる。
このため、作業者は、商品の陳列作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、踏み台50は、陳列室12の下方に収められ、陳列室12の前方に引き出し可能に収められている構成とした。
これによって、作業者は、踏み台50を引き出すことで、当該踏み台を陳列室12の前面側に配置することができる。このため、陳列作業を行うときには、別途踏み台を用意することなく、迅速に踏み台50を陳列室12の前面に配置することができる。
また、本実施形態によれば、踏み台50は、高さ寸法を調節可能に設けられている構成とした。これによって、作業者は、ケース本体10に収められているときの高さ寸法の踏み台50に乗っても手を届かせられない陳列棚28であっても、高さ寸法をより高くした当該踏み台50に乗ることで、容易に手を届かせることができる。
また、本実施形態によれば、踏み台50は、一対のヒンジ84によって連結された折り畳み台部60と、基台部70とを備えている。そして、踏み台50は、一対のヒンジ84を軸に折り畳まれて、折り畳み台部60と、基台部70とが重ねられることによって、高さ寸法が調節される構成とした。
これによって、作業者は、踏み台50を折り畳むことによって、当該踏み台50の高さ寸法をより高く調節することができる。
このため、作業者は、引き出された状態の踏み台50の高さ寸法では、商品を陳列し難い陳列棚28であっても、折り畳まれた踏み台50に乗ることで、容易に手を届かせ、商品を陳列することができる。
また、本実施形態によれば、踏み台50には、踏み台を移動可能に支持する転動部77が設けられている構成とした。
これによって、踏み台50は、ケース本体10の前面における左右方向等といった、作業者の所望の位置に移動させることができる。
また、本実施形態によれば、踏み台50には、踏み台50に所定の荷重がかかったときに踏み台50を固定する支持部75が設けられている構成とした。
これによって、転動部77が転動することによる踏み台50の移動を抑制することができる。このため、作業者は、当該踏み台50を安定した状態で使用することができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、踏み台50は、ケース本体10から独立して設けれている構成とした。しかしながらこれに限らず、ケース本体10には、レールや溝、リブ等の案内部が設けられ、踏み台50は、この案内部に連結され、当該案内部に沿って引き出される構成であってもよい。この場合、案内部は、引き出された位置で配置面に沿って回動可能に設けられ、踏み台50は、当該案内部に従って、ケース本体10の前面を移動可能に設けられていてもよい。
また例えば、踏み台50は、引き出された後に、案内部から離脱可能に設けられていてもよい。
また例えば、ケース本体10は、台座部18等に、引き出された踏み台50を連結可能な連結部を備えていてもよい。
また例えば、ショーケース1は、複数の踏み台50を備えていてもよい。この場合、各踏み台50は、互いに連結可能な連結部が設けられていてもよい。また例えば、各踏み台50は、互いに重ねて配置したときに、互いを固定可能な固定部を備えていてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、踏み台50は、引き出すときに作業者が把持可能な取っ手64を備えるとしたが、これに限らず、例えば折り畳み台部60の前面63の下端に把持可能な把持部が設けられていてもよい。作業者は、この把持部を把持して持ち上げながら踏み台50を引き出すことで、滑り止めシート80によって、各転動部77の転動が妨げられることを抑制できる。
また例えば、上述した実施形態では、踏み台50は、ゴム等の摩擦係数の大きい樹脂で形成された滑り止めシート80、81、83が設けられているとした。しかしながらこれに限らず、上面61、71や下面62等には、複数の突起を設けることで滑り防止機能を備る構成であってもよい。
また例えば、踏み台50は、当該踏み台50を折り畳んだ後に長手方向を上下方向に沿うように立ち上げ、この状態の踏み台50に作業者が乗れることが可能に設けられていてもよい。
また例えば、踏み台50は、一部を起立させることで、高さ寸法を調節可能に設けられていてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、ケース本体10は、オープンタイプのショーケースであるとしたが、これに限らず、リーチインタイプ等といった他の形態のショーケースであってもよい。
以上のように、本発明に係るショーケースは、商品の陳列作業を容易に行うことを可能とするショーケースに、好適に利用可能である。
1 ショーケース
10 本体
12 陳列室
18 台座部
28 陳列棚
44 踏み台収容部
50 踏み台
60 折り畳み台部
70 基台部
74 台部本体
75 支持部
77 転動部
84 ヒンジ

Claims (6)

  1. 陳列室が設けられたケース本体と、
    前記ケース本体に引き出し可能に収められ、前記ケース本体から引き出されることで使用可能となる踏み台とを備えている
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記踏み台は、前記陳列室の前方に引き出し可能に収められている
    ことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記踏み台は、高さ寸法を調節可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記踏み台は、連結された複数の台部を備え、前記複数の台部が連結箇所の少なくとも1箇所で折り畳まれて重ねられることによって、高さ寸法が調節される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のショーケース。
  5. 前記踏み台には、前記踏み台を移動可能に支持する転動部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のショーケース。
  6. 前記踏み台には、前記踏み台に所定の荷重がかかったときに、前記転動部の転動を抑制して前記踏み台を支持する支持部が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載のショーケース。
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