JP2021125076A - 歩行者信号識別装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る信号識別装置は、周囲の環境を撮影して画像情報を取得する画像情報取得手段と、上記画像情報から、信号及び横断歩道の検出、並びにこれらの検出結果の確からしさを表す検出確度の生成を行う物体検出手段と、上記信号、横断歩道、及び検出確度から現在の信号の状態を判定する状態判定手段とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明に係る歩行者信号機用の信号識別装置は、視覚障害者用である。本装置のユーザーは、視覚に障害を有する、歩行者、自転車搭乗者、車椅子搭乗者等である。本装置は、これらのユーザーが横断歩道を渡る際に、歩行者用信号機の状態の識別を補助する。
図1は、本発明の一実施形態に係る信号識別装置2が示された、ブロック図である。図1で示されるように、この装置2は、演算ユニット4、カメラ6、表示/入力器8、発音器10、バイブレータ12及び加速度センサ14を備える。図示されないが、この装置2は、演算ユニット4を動作させるプログラムをさらに備える。この実施形態では、この装置2のハードウエア部分は、スマートフォンで実現されている。ハードウエア部分が、他の携帯機器で実現されていてもよい。例えばハードウエア部分が、タブレットコンピュータで実現されていてもよく、携帯ゲーム器で実現されていてもよい。ハードウエア部分が、本装置専用のハードウエアであってもよい。
メイン処理部のスレッドは、プログラムの全体の処理の流れを制御する。図4の点線の矢印は、それぞれのスレッドでの処理の流れを示している。図4で示されるように、メイン処理部での処理の流れは、無限ループを形成する。メイン処理部は、(a)画像入力検出、(b)信号判定終了確認、(c)状態遷移、(d)ユーザー通知及び(e)信号判定部起動の処理を含む。
図4で示されるように、一回の信号判定部のスレッドにおいて、物体検出部のスレッドは二回起動されうる。一回目の物体検出(第一物体検出)は、(o)画像整形、(p)検出及び(q)物体選択の処理を含む。二回目の物体検出(第二物体検出)は、(r)画像整形、(s)検出及び(t)物体選択の処理を含む。
青信号: 緑(青)が点灯している歩行者用信号
赤信号: 赤が点灯している歩行者用信号
黒信号: 緑も赤も点灯していない歩行者用信号
右境界: 横断歩道の幅を規定している境界線のうち、右側の境界線
左境界: 横断歩道の幅を規定している境界線のうち、左側の境界線
図5の例では、青信号36、右境界38及び左境界40が検出されている。
・「青信号」、「赤信号」及び「黒信号」については、検出確度が所定の値以上であれば、全て選択される。この実施形態では、検出確度が0.5以上の「青信号」、「赤信号」及び「黒信号」が、全て選択される。この結果、0個以上の「青信号」、「赤信号」及び「黒信号」が選択される。
・「右境界」及び「左境界」のそれぞれについては、「水平方向に延びていない」かつ「検出確度が所定の値(この実施形態では0.5)より大きい」かつ「検出確度が最大」の境界線が選択される。この結果、0個又は1箇の「右境界」、及び0個又は1箇の「左境界」が選択される。
選択された物体が、座標及び検出確度とともに検出結果として信号判定部に返される(図4の符号O_1)。これにより、第一物体検出の処理が終了する。
信号判定部は、画像Iを入力として、信号機の信号の状態を判定する。図4で示されるように、信号判定部は、(f)から(n)までの処理を含む。
タイプ1は、検出結果中に、右境界及び左境界が両方存在する場合に設定される、信号推定領域である。図6(a)に、タイプ1の信号推定領域の例が示されている。図6(a)において、画像Iの内部の一点鎖線の矩形がタイプ1の信号推定領域42である。タイプ1の信号推定領域42の下辺のy座標は、右境界の端点及び左境界の端点のうち、最も上側に位置する端点のy座標と一致する。図6(a)の例では、信号推定領域42の下辺のy座標は、右境界44の端点P1のy座標と一致する。タイプ1の信号推定領域42の上辺は、もとの画像Iの上辺と重なる。タイプ1の信号推定領域42の右辺のx座標は、右境界の上側の端点及び左境界の上側の端点のうち、右側に位置する端点(図6(a)の例では、右境界44の端点P1)のx座標をxrとしたとき、(xr+e1)と設定される。タイプ1の信号推定領域42の左辺のx座標は、右境界の上側の端点及び左境界の上側の端点のうち、左側に位置する端点(図6(a)の例では、左境界46の端点P2)のx座標をxlとしたとき、(xl−e1)と設定される。ここでe1は所定のマージンである。この実施形態では、マージンe1は、もとの画像Iの短辺の長さ(この実施形態では1080)をwとしたとき、
e1=max(w×0.15,(xr−xl)/2)
と設定される。この式で「max()」は、()内の数の最大値を表す。なお、上記の式では、信号推定領域42の端がもとの画像Iの端を超える場合は、もとの画像Iの端までが、信号推定領域42とされる。
タイプ2は、検出結果中に、右境界及び左境界のいずれか一方のみが存在する場合に設定される、信号推定領域である。図6(b)に、右境界52のみが存在するときの、タイプ2の信号推定領域の例が示されている。図6(b)において、もとの画像Iの内部の一点鎖線の矩形がタイプ2の信号推定領域50である。タイプ2の信号推定領域の下辺のy座標は、検出された境界線の上側の端点のy座標と一致する。図6(b)の例では、信号推定領域50の下辺のy座標は、右境界52の端点P1のy座標と一致する。タイプ2の信号推定領域の上辺は、もとの画像の上辺と重なる。図6(b)のx2は、検出された境界線(この図では右境界52)の上側の端点のx座標を表す。図6(b)で示されるとおり、検出された境界線が右境界52の場合、タイプ2の信号推定領域50の右辺のx座標は(x2+e2)であり、左辺のx座標は(x2−c2×e2)である。図示されないが、検出された境界線が左境界の場合、タイプ2の信号推定領域の右辺のx座標は(x2+c2×e2)であり、左辺のx座標は(x2−e2)である。ここでe2は所定のマージンであり、c2は所定の係数である。この実施形態では、マージンe2及び係数c2は、
e2=w×0.2
c2=3
と設定される。なお、上記の式で、信号推定領域の端が、もとの画像Iの端を超える場合は、もとの画像Iの端までが、信号推定領域とされる。
もとの画像Iの中から、最善の信号BSを中心として、これを含む所定の大きさの領域が、「探索領域」として切り出される。図8(a)に、この探索領域の例が示されている。図8(a)において、画像Iの内部に位置する破線で示された矩形が、最善の信号BSを囲う矩形56である。符号Oは、この矩形56の中心を表す。この実施形態では、この中心Oを中心とする、416×416ピクセルの大きさの正方形の領域が、探索領域57とされる。上記の設定方法では、探索領域57がもとの画像Iからはみ出す場合は、探索領域57の端ともとの画像Iの端とが一致するように、探索領域57が水平方向または/及び垂直方向に移動される。
もとの画像Iから、信号推定領域と重なり、信号推定領域と同じ幅の正方形の領域が、探索領域として切り出される。図8(b)及び(c)に、この探索領域の例が示されている。これらの図では、もとの画像Iの内部に位置するハッチが付された矩形が、信号推定領域である。図8(b)で示されるように、信号推定領域60が横長である場合、信号推定領域60の上辺を一辺とする正方形の領域が、探索領域58とされる。図8(c)で示されるように、信号推定領域61が縦長である場合、信号推定領域61と同じ幅で信号推定領域61に含まれる正方形の領域が、探索領域59とされる。この場合、信号推定領域61の上下方向の中央と、探索領域59の上下方向の中央とが一致するように、探索領域59の位置が決められている。図示されないが、信号推定領域が正方形の場合は、信号推定領域と探索領域とは一致する。
以下では、前述のメイン処理部の説明では省略された、(c)状態遷移について説明がされる。図9は、メイン処理部のスレッドの状態遷移図である。図9において、状態間の遷移を表す矢印に付された符号G、R、B及びNは、それぞれ信号判定部から返された状態判定の結果に対応している。なお符号Otは、「その他の場合」の意味である。図9で示されるように、メイン処理部のスレッドは、以下の10種類の状態をとりうる。
緑:信号を「緑(青)」と識別している状態
緑2:信号を「緑」と識別しているが確からしさが弱い状態
点滅:信号を「点滅」と識別している状態
点滅2:信号を「点滅」と識別しているが確からしさが弱い状態
赤:信号を「赤」と識別している状態
赤2:信号を「赤」と識別しているが確からしさが弱い状態
不確定:信号又は信号推定領域は存在するが、信号の状態が識別できない状態
無:信号及び信号推定領域が認識できない状態
待機:信号識別の動作を行わず、休止している状態
スヌープ:「待機」から復帰するか否かを判定する状態
以下では、前述のメイン処理部の説明では省略された、(d)ユーザー通知について説明がされる。ユーザー通知では、メイン処理部の各状態に基づき、ユーザーに情報発信が行われる。以下では、表示/入力器8による通知、発音器10による通知及びバイブレータ12による通知が全て許可されているとして、各状態での通知内容の例が説明される。
今回を除く直近の4回の状態に「緑」及び「緑2」が存在せず、かつ「赤」又は「赤2」が存在した場合は、「青になりました」の音声メッセージが通知される。それ以外の場合は、「青です」のメッセージが繰り返し通知される。「青」に対応する音楽又は効果音が、再生される。表示/入力器8の表示画面22の識別結果表示領域24が、緑色となる。バイブレータ12が、「青」に対応するパターンで振動する。
「もうすぐ赤になります」の音声メッセージが繰り返し通知される。表示/入力器8の表示画面22の識別結果表示領域24が、黒色となる。
今回を除く直近の4回の状態に「赤」及び「赤2」が存在せず、かつ「緑」、「緑2」、「点滅」又は「点滅2」が存在した場合は、「赤になりました」の音声メッセージが通知される。それ以外の場合は、「赤です」のメッセージが繰り返し通知される。「赤」に対応する音楽又は効果音が、再生される。表示/入力器8の表示画面22の識別結果表示領域24が、赤色となる。バイブレータ12が、「赤」に対応するパターンで振動する。
表示/入力器8の表示画面22の識別結果表示領域24が、白となる。
カメラ方向補正部は、本装置2の姿勢を補正するための情報をユーザーに提供する。カメラ6で撮影した画像が、ランドスケープ又はポートレイトと見なせる範囲となるように、カメラ6の方向を調整させるのが、カメラ方向補正部の目的である。カメラ方向補正部は、加速度センサ14で検知した重力の方向から、本装置2の姿勢を判断する。本装置2の姿勢が良好であれば、カメラ方向補正部は、例えば、バイブレータ12を使用して所定の周期で本装置2を振動させる。本装置2の姿勢を補正した方が良い場合、カメラ方向補正部は、例えば「少し上に向けて下さい」、「少し下に向けて下さい」、「少し右を持ち上げて下さい」、「少し左を持ち上げて下さい」等の音声メッセージを、発音器10を通して再生させる。
振動監視部は、加速度センサ14の値を常時監視している。振動監視部は、ユーザーが本装置2をタップしたことを感知して、本装置2の動作モードを変更する。振動監視部は、ユーザーが、タップにより本装置2の動作モードを変更することを可能とする。この実施形態では、振動監視部により、以下の動作モードの変更が実現されている。
図3では示されていないが、本プログラムは、本装置2の動作をカスタマイズするための、カスタマイズ部をさらに備える。カスタマイズ部は、例えば表示/入力器8の画面を上から下にフリックする(素早く動かす)ことで、起動される。カスタマイズ用の画面が、表示/入力器8に表示される。カスタマイズ部の使用者は、本装置2のユーザーである視覚障害者ではなく、主にその支援者である。この実施形態では、カスタマイズ部により、以下の動作のカスタマイズができる。
1)ユーザー通知において、音声メーセージによる通知、効果音と音楽による通知、振動による通知、表示/入力器8による通知のそれぞれについて、許可/不許可の設定ができる。
2)音声メーセージによる通知の際の、メッセージの再生間隔が設定できる。
3)メイン処理部の各状態に対応して、再生する音楽及び効果音の種類が設定できる。
4)表示/入力器8による通知において、識別結果表示領域24の幅が設定できる。
前述のとおり、物体検出では、ニューラルネットワークによる推論で、物体が検出される。検出される物体は、前述のとおり、信号として、青信号、赤信号及び黒信号、横断歩道として、右境界及び左境界である。ニューラルネットワークによる物体検出では、通常全ての物体は「矩形の領域」として検出される。青信号、赤信号及び黒信号については、これらの信号を囲む矩形の領域をニューラルネットワークに学習させることで、これらの検出が可能となる。一方、右境界及び左境界は線分であるため、そのままではニューラルネットワークで検出することが困難である。
図10に示されるとおり、この図の例では、横断歩道の左境界は、右上がりの線分となっている。この線分を囲う矩形の領域を「RU_左境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
(2)左上がり線分の左境界(LU_左境界):
図11に示されるとおり、この図の例では、横断歩道の左境界は、左上がりの線分となっている。この線分を囲う矩形の領域を「LU_左境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
(3)垂直方向線分の左境界(V_左境界):
図12に示されるとおり、この図の例では、横断歩道の左境界は、垂直方向の線分となっている。この線分を囲う矩形の領域を「V_左境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
(4)左上がり線分の右境界(LU_右境界):
図10に示されるとおり、この図の例では、横断歩道の右境界は、左上がりの線分となっている。この線分を囲う矩形の領域を「LU_右境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
(5)右上がり線分の右境界(RU_右境界):
図示されないが、右上がりの線分となっている右境界について、この線分を囲う矩形の領域を「RU_右境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
(6)垂直方向線分の右境界(V_右境界):
図示されないが、垂直線分となっている右境界について、この線分を囲う矩形の領域を「V_右境界」として、ニューラルネットワークに学習させる。
以下、本発明の作用効果が説明される。
上記で説明された実施形態では、メイン処理、信号判定及び物体検出の処理は、演算ユニットでプログラムを実行することで実現されている。これらの処理の一部が、専用のハードウエアで実現されていてもよい。例えば、本装置2がニューラルネットワークの推論を実行する専用回路を有しており、物体検出部の検出の処理が、この専用回路で行われてもよい。
4・・・演算ユニット
6・・・カメラ
8・・・表示/入力器
10・・・発音器
12・・・バイブレータ
14・・・加速度センサ
16・・・演算器
18・・・メモリ
20・・・インターフェース
22・・・表示画面
24・・・識別結果表示領域
26・・・メイン処理
28・・・信号判定
29・・・物体検出
30・・・カメラ方向補正
31・・・振動監視
34・・・黒帯部
36・・・青信号
38、44、52・・・右境界
40、46・・・左境界
42、50、60、61・・・信号推定領域
56・・・信号を囲む矩形
57、58、59・・・探索領域
Claims (10)
- 周囲の環境を撮影して画像情報を取得する画像情報取得手段と、
上記画像情報から、信号及び横断歩道の検出、並びにこれらの検出結果の確からしさを表す検出確度の生成を行う物体検出手段と、
上記信号、横断歩道及び検出確度から現在の信号の状態を判定する、状態判定手段
とを備える、歩行者信号機用の信号識別装置。 - 上記横断歩道から信号が存在すると推定できる領域を設定する、信号推定領域の設定手段をさらに備え、
上記状態判定手段が、
上記信号推定領域内に上記物体検出手段で検出された信号が存在する場合に、この信号推定領域内の信号のうち検出確度が最大の信号を最善の信号として選択する第一の信号選択手段と、
上記第一の信号選択手段で選択された最善の信号の検出確度の値により、この最善の信号を現在の信号の状態とするか否かを判定する第一の信号判定手段と、
上記物体検出手段で検出された信号は存在するが上記信号推定領域内に位置する信号がない場合に、これらの物体検出手段で検出された信号のうち検出確度が最大の信号を最善の信号として選択する第二の信号選択手段と、
上記第二の信号選択手段で選択された最善の信号の検出確度の値により、この最善の信号を現在の信号の状態とするか否かを判定する第二の信号判定手段とを備え、
上記第一の信号判定手段と第二の信号判定手段とで、判定の基準が異なっている、請求項1に記載の信号識別装置。 - 上記第一の判定手段では、最善の信号の検出確度が所定の閾値Ti以上であればこの最善の信号が現在の信号の状態と判定され、
上記第二の判定手段では、最善の信号の検出確度が所定の閾値To以上であればこの最善の信号が現在の信号の状態と判定され、
上記閾値Tiが上記閾値Toより小さい、請求項2に記載の信号識別装置。 - 上記物体検出手段では、横断歩道はその幅を規定している境界線が検出され、
上記信号推定領域には、上記物体検出手段において横断歩道の幅を規定している右側の境界線と左側の境界線の両方が検出できたときにこれらの境界線から設定されるタイプ1の信号推定領域と、上記物体検出手段において横断歩道の幅を規定している右側の境界線及び左側の境界線のいずれか一方のみが検出できたときにこの境界線から設定されるタイプ2の信号推定領域とが存在し、
上記第一の判定手段では、上記信号推定領域がタイプ1である場合には、最善の信号の検出確度が所定の閾値Ti1以上であればこの最善の信号が現在の信号の状態と判定され、上記信号推定領域がタイプ2である場合には、最善の信号の検出確度が所定の閾値Ti2以上であればこの最善の信号が現在の信号の状態と判定され、
上記第二の判定手段では、最善の信号の検出確度が所定の閾値To以上であればこの最善の信号が現在の信号の状態と判定され、
上記閾値Ti1が上記閾値Ti2より小さく、上記閾値Ti2が上記閾値Toより小さい、請求項2に記載の信号識別装置。 - 上記画像情報のピクセル数を減らす低解像度化手段と、
上記低解像度化した画像情報に対し、信号及び横断歩道の検出、並びにこれらの検出結果の確からしさを表す検出確度の生成を行う第一の物体検出手段と、
上記第一の物体検出手段で得られた信号、横断歩道及び検出確度から現在の信号の状態を判定する第一の状態判定手段と、
上記第一の状態判定手段の結果より、上記低解像度化する前の画像情報から探索すべき領域を切り出す、探索領域切り出し手段と、
上記探索領域の画像情報に対し、信号及び横断歩道の検出、並びにこれらの検出結果の確からしさを表す検出確度の生成を行う第二の物体検出手段と、
上記第二の物体検出手段で得られた信号、横断歩道及び検出確度から現在の信号の状態を判定する第二の状態判定手段
とを備える、請求項1から4のいずれかに記載の信号識別装置。 - 上記探索領域の画像情報に対し輝度調整を行う輝度調整手段をさらに備え、
この輝度調整された画像情報に対し、上記第二の物体検出手段が実施される、請求項5に記載の信号識別装置。 - 上記物体検出手段が、ニューラルネットワークを使用して実現されており、
上記ニューラルネットワークでは、横断歩道の幅を規定している境界線が、この境界線を囲む矩形の領域として学習されており、
上記境界線が、右上がりの線分の場合及び左上がりの線分の場合で、異なる物体として学習されている、請求項1から6のいずれかに記載の信号識別装置。 - 上記境界線が、右上がりの線分の場合、左上がりの線分の場合、及び垂直線分の場合で、互いに異なる物体として学習されている、請求項7に記載の信号識別装置。
- 加速度センサ及びカメラ方向補正手段をさらに備え、
上記カメラ方向補正手段が、上記加速度センサの計測結果からこの装置の姿勢を補正するための情報を生成する、請求項1から8のいずれかに記載の信号識別装置。 - 演算器を有する携帯機器において動作するプログラムであって、
上記演算器に対して、
周囲の環境を撮影した画像情報から、信号及び横断歩道の検出、並びにこれらの検出結果の確からしさを表す検出確度の生成を行う物体検出処理と、
上記信号、横断歩道及び検出確度から現在の信号の状態を判定する、状態判定処理
とを実行させる、歩行者信号機用の信号識別プログラム。
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