JP2021124818A - 画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラム - Google Patents

画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 対象部位を診断する読影医の負担を軽減して支援性能を高めることができる、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムを提供する。
【解決手段】 画像診断支援装置10は、単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する装置であり、CPU12prによって以下の処理が実行される。まず、医用画像の少なくとも1つが、サブモニタ12m2に表示される。依頼コメントに対する読影医の見解は、キーボード/マウス12kmを通して取得され、メインモニタ12m1上の読影レポート画面に表示される。その後、医用画像を含む画像情報に基づく候補疾患提示要求と、病変位置情報提示要求とが、機械学習システム40(40A,40B)に向けて発行される。機械学習システム40から返送された解析結果は、読影レポート画面に多重表示される。
【選択図】図11

Description

この発明は、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムに関し、特に、読影医による画像診断を支援する、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムに関する。
医療施設において、読影医は、患者を撮影するモダリティから出力された複数の医用画像を解析して、読影レポートを作成する。読影レポートには、病変を表す医用画像が添付されるとともに、添付された医用画像から診断された病名や治療方法などが記載される。健診のような膨大な量の画像を読影する環境において、昨今病変の見落としが報告されており、それに伴い読影医の負担も増加している。そこで、読影医の負担軽減のため、医用画像が示す身体状態に関する診断支援情報を出力する機能を有する診断支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。だが、前記装置においては、所見の位置情報までを特定するものではない。また、病状部位の存在有無を確認し、位置情報を表示する方法に関する技術も提案されているが(例えば、特許文献2参照。)、検出された全ての病状部位の位置情報を表示するため、膨大な量の画像を読影する際の、読影医の負担増加が懸念される。
特許第6251945号公報 特許第6582171号公報
特許文献1および2のいずれも、結局のところ読影医の負担軽減の点では十分なものではなかった。そこで、本発明は、対象部位を診断する読影医の負担を軽減して支援性能を高めることができる、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムを提供することを主たる目的とする。
この発明に係る画像診断支援装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置であって、医用画像を含む画像情報に基づいて患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置(40A)に要求する第1解析要求手段(S27)、患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を第1解析要求手段の処理に関連して解析装置(40B)に要求する第2解析要求手段(S35)、および第1解析処理によって得られた第1解析結果と第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力手段(S33, S39)を備える。
好ましくは、解析結果出力手段は、第1解析結果において病変位置情報が必要とされる所見があった場合のみ、前記第1解析結果および第2解析結果を診断者に向けて同時に出力する。
或る局面では、依頼文欄(REQ)および見解記入欄(RMK,DGN)を有する読影レポートを第1モニタ(12m1)に表示する読影レポート表示手段(S7)、および医用画像の少なくとも1つを診断者に向けて出力する医用画像出力手段(S9)をさらに備え、医用画像出力手段は医用画像の少なくとも1つを第1モニタに付随する第2モニタ(12m2)に表示する医用画像表示手段(S9)を含む。
他の局面では、解析結果出力手段は第1解析結果および第2解析結果を第1モニタに追加表示する追加表示手段(S33, S39)を含む。
好ましくは、第1解析要求手段および第2解析要求手段の各々は要求発行操作を受け付けたとき解析装置に向けて解析要求を発行する。
好ましくは、第1解析結果は複数の候補疾患名と各疾患候補の該当確率とを含む。
好ましくは、第2解析結果は、病変位置情報を含む。
この発明に係る画像診断支援方法は、単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置(10)によって実行される画像診断支援方法であって、医用画像を含む画像情報に基づいて患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置(40A)に要求する第1解析要求ステップ(S27)、患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を第1解析要求ステップの処理に関連して解析装置(40B)に要求する第2解析要求ステップ(S35)、および第1解析処理によって得られた第1解析結果と第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力ステップ(S33, S39)を備える。
この発明に係る画像診断支援プログラムは、単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置(10)のプロセッサ(12pr)に、医用画像を含む画像情報に基づいて患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置(40A)に要求する第1解析要求ステップ(S27)、患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を第1解析要求ステップの処理に関連して解析装置(40B)に要求する第2解析要求ステップ(S35)、および第1解析処理によって得られた第1解析結果と第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力ステップ(S33, S39)を実行させるための、画像診断支援プログラムである。
本発明によると、対象部位を診断する読影医の負担を軽減して支援性能を高めることができる、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムを提供することができる。健診のような膨大な量の画像を読影する環境において、病変位置情報が必要とされる所見があった場合のみ、病変位置に関する解析結果を表示する事ができる。その結果、読影医の負担軽減を図ることができ、診断支援性能の向上が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例に適用される医療診断支援システムの構成を示すブロック図である。 機械学習システムによって参照されるテーブルの構成の一例を示す図解図である。 モダリティによって作成されたDICOMファイルの構造の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面のトップ画面の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のサブモニタに表示される診断支援画面の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面の他の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面のその他の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面のトップ画面の他の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面に解析結果画面が追加表示された一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面に解析結果画面が追加表示された他の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置のメインモニタに表示される診断支援画面の読影レポート画面のさらにその他の一例を示す図解図である。 画像診断支援装置に設けられたCPUの動作の一部を示すフロー図である。 画像診断支援装置に設けられたCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 画像診断支援装置に設けられたCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の医療診断支援システムは、院内LAN50を介して互いに接続された画像診断支援装置10,モダリティ20,PACS30および機械学習システム(解析装置)40によって構成される。
画像診断支援装置10において、バスBS1には、通信I/F12cm,CPU12pr,キーボード/マウス12km,DRAM12mm,HDD12hd,メインモニタ(第1モニタ)12m1およびサブモニタ(第2モニタ)12m2が接続される。
サブモニタ12m2は、メインモニタ12m1に付随する。読影医(診断者)は、メインモニタ12m1およびサブモニタ12m2と向き合い、キーボード/マウス12kmを操作して画像診断を行う。
機械学習システム40は、たとえば、NIH分類専門機械学習システム40A、および病変位置専門機械学習システム40Bによって構成される。図2に示す疾患候補テーブルは、NIHの15種類の所見を示すものであり、NIH分類専門機械学習システム40A、および病変位置専門機械学習システム40Bのいずれからもアクセス可能に、機械学習システム40に設けられる。ここで、NIH分類専門機械学習システムとは、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health)がオープンにしている胸部レントゲン撮影画像の所見付きデータを、15分類に仕分けてディープラーニングを使って学習させた機械学習システムである。
図2によれば、“無気肺”,“心肥大,心臓肥大”,“浮腫”,“浸出,滲出”,“肺気腫”,“線維症”,“ヘルニア”,“浸潤”,“塊まり”,“結節”,“胸膜肥厚”,“肺炎”,“気胸”,“肺実質の吸収値の均等な上昇”,“所見なし”の分類が疾患候補テーブルに登録される。
モダリティ20は、たとえば、患者の胸部写真のような一般X線画像ファイルを出力するデジタルX線撮影装置である。モダリティ20を操作する検査技師は、主治医からの依頼コメントを踏まえてモダリティ20を操作する。これによって、所望の位置の撮影画像が医用画像として作成され、作成された医用画像がDICOMファイルに収められる。こうして作成されたDICOMファイルは、図3に示すデータ構造を有し、院内LAN50を介してPACS30に保存される。
図3を参照して、DICOMファイルには、複数の医用画像に加えて付属情報が収められる。ここで、付属情報は、検査属性を各々が示す複数の項目(検査日付,患者名,患者の検査時年齢,アクセッション番号など)によって構成される。
画像診断支援装置10に設けられたCPU12prは、機械学習システム40と連携して読影医による画像診断を支援するべく、図13〜図15に示す診断支援処理を実行する。なお、このフロー図に相当するプログラムは、診断支援プログラムとしてHDD12hdに記憶される。
図13を参照して、ステップS1では、トップ画面をDRAM12mmに展開する。展開されたトップ画面は、メインモニタ12m1によって読み出され、図4に示す要領で表示される。図4によれば、トップ画面は、複数の検査をそれぞれ表す複数の見出しが列挙された見出し欄IDXを有する。また、図4に示すトップ画面においては、いずれも見出しに対応する読影レポートも“保留”とされる。
ステップS3では、キーボード/マウス12kmによって見出し選択操作(=見出し欄IDXに列挙された複数の見出しのいずれか1つを選択する操作)が行われたか否かを判別する。また、ステップS5では、キーボード/マウス12kmによって他の操作が行われたか否かを判別する。ステップS3の判別結果およびステップS5の判別結果のいずれもがNOであればステップS3に戻り、ステップS3の判別結果がYESであればステップS7に進み、ステップS5の判別結果がYESであれば他の処理に進む。
ステップS7では、見出し選択操作によって選択された見出しに対応する読影レポート画面をDRAM12mmに展開する。DRAM12mm上のトップ画面は、読影レポート画面によって更新される。
更新された読影レポート画面はメインモニタ12m1によって読み出され、図5に示す要領で表示される。図5によれば、読影レポート画面には、依頼コメント欄(依頼文欄)REQ,所見欄RMKおよび診断欄DGNが設けられる。このうち、依頼コメント欄REQにある“胸痛”の文字列は、主治医によって記載されたものである。また、この実施例では、所見欄RMKおよび診断欄DGNを“見解記入欄”と総称し、所見欄RMKに記載される所見および診断欄DGNに記載される診断コメントを“見解”と総称する。
ステップS9では、通信I/F12cmを通してPACS30にアクセスし、選択中の見出しに割り当てられたアクセッション番号に対応するDICOMファイルをPACS30から取得する。ステップS9ではまた、取得されたDICOMファイルに収められた単一または複数の医用画像のいずれか1つをDRAM12mmに展開する。展開された医用画像はサブモニタ12m2によって読み出され、図6に示す要領で表示される。
ステップS11では、キーボード/マウス12kmによって所見入力操作(所見欄RMKを指定して所望の文字列を入力する操作)が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS15に進む。
一方、判別結果がYESであればステップS13に進み、所見入力操作によって取得した文字列を図7に示す要領で所見欄RMKに表示する。図7によれば、所見欄RMKには、“冠動脈起始部に石灰化を認める。”の文字列が表示される。文字列の表示が完了すると、ステップS15に進む。
ステップS15では、キーボード/マウス12kmによって診断コメント入力操作(診断欄DGNを指定して所望の文字列を入力する操作)が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS19に進む。
一方、判別結果がYESであればステップS17に進み、診断コメント入力操作によって取得した文字列を図8に示す要領で診断欄DGNに表示する。図8によれば、診断欄DGNには、“1.狭心症の疑い”の文字列が表示される。文字列の表示が完了すると、ステップS19に進む。
ステップS19では、診断欄DGN下に表示された「確認」ボタン(図7,図8参照)がキーボード/マウス12kmによってクリックされたか否か(要求発行操作が行われたか否か)を判別する。ステップS19の判別結果がNOであれば、読影レポート画面の右上に表示された「確定」ボタンがキーボード/マウス12kmによってクリックされたか否かをステップS21で判別し、キーボード/マウス12kmによって他の操作が行われたか否かをステップS25で判別する。
ステップS21の判別結果およびステップS25の判別結果のいずれもがNOであればステップS11に戻り、ステップS25の判別結果がYESであれば他の処理に進み、ステップS21の判別結果がYESであればステップS23で確定処理を行ってからステップS1に戻る。
この結果、メインモニタ12m1の表示が読影レポート画面からトップ画面に復帰する。ただし、図9に太丸で示すように、確定処理を施された読影レポートに対応する見出しには、“保留”に代えて“確定”の文字列が付される。
ステップS19の判別結果がYESであれば、ステップS27に進む。ステップS27では、候補疾患提示要求(解析要求)をNIH分類専門機械学習システム40Aに送信する。候補疾患提示要求は、通信I/F12cmを介して発行される。
ステップS27で送信される候補疾患提示要求には、ステップS9で取得したDICOMファイル内の全ての医用画像を画像情報として付随させてもよい。
NIH分類専門機械学習システム40Aは、医用画像に基づいて患者の疾患を診断した経験が豊富な医師の知能と同様の人工知能を有し、候補疾患提示要求に付随する画像情報に基づいて患者の疾患を解析する解析処理(第1解析処理)を実行する。
NIH分類専門機械学習システム40Aは、画像情報に基づく解析処理によって図2に示す候補疾患テーブルから複数の候補疾患を抽出し、抽出した複数の疾患候補と各疾患候補に該当する確率とを含む回答を要求元に返送する。
ステップS27の処理が完了すると、NIH分類専門機械学習システム40Aから回答があったか否かをステップS29で繰り返し判別する。
判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS31に進む。ステップS31では、探知された候補疾患名の上位3位以内に“結節”または“塊まり”があるか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS33に進み、解析結果画面をDRAM12mmに展開する。展開された解析結果画面はメインモニタ12m1によって読み出され、図10に示す要領で読影レポート画面に多重表示(追加表示)される。表示処理が完了すると、ステップS11に戻る。
図10を参照して、画像情報に基づく解析結果を表す候補疾患名および該当確率は解析結果画面に表示される。ここでは、画像情報に基づく解析結果は、“所見無70%”,“心肥大15%”,“線維症10%”の順で並ぶ。「所見無」と解析された読影結果は、院内LAN50を介してレポートシステムサーバー(PACS30)に送信され保存される。
一方、ステップS31での判別結果がYESであれば、ステップS35に進む。ステップS35では、病変位置情報提示要求(解析要求)を病変位置専門機械学習システム40Bに送信する。ステップS35で送信される病変位置情報提示要求には、ステップS9で取得したDICOMファイル内の全ての医用画像が画像情報として付随する。
病変位置専門機械学習システム40Bは、医用画像に基づいて患者の疾患を診断した経験が豊富な医師の知能と同様の人工知能を有し、候補疾患提示要求に付随する画像情報に基づいて病変位置を解析する解析処理(第2解析処理)を実行する。
ステップS35の処理が完了すると、病変位置専門機械学習システム40Bから回答があったか否かをステップS37で繰り返し判別する。
判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS39に進み、解析結果画面をDRAM12mmに展開する。展開された解析結果画面はメインモニタ12m1によって読み出され、図11に示す要領で読影レポート画面に多重表示(追加表示)される。表示処理が完了すると、ステップS11に戻る。
図11を参照して、候補疾患名および該当確率は解析結果画面の左側に表示され、病変位置の解析結果情報を加えた画像は解析結果画面の右側に表示される。病変位置の解析結果情報としては、結節”または“塊まり”として探知された位置を表示した画像が表示される。前記探知された位置は、図11中「病変位置情報」で四角で示す部分である。同図においては、前記探知された位置が3箇所ある。これらの解析結果は、同時に表示される。ここでは、画像情報に基づく解析結果は、“結節70%”,“心肥大15%”,“肺炎5%”の順で並ぶ。
探知された候補疾患名の上位3位以内に“結節”または“塊まり”がある場合には、病変位置情報を加えた画像が同時に表示される(図11)。医師は解析結果を再確認して、見落とし等がないか確認し、必要であれば修正を行う(ステップS11)。異常の有無、精密検査の要否を判断した後の確定された読影結果は、院内LAN50を介してレポートシステムサーバー(PACS30)に送信され保存される。
DICOMファイルに収められた医用画像のうちNIH分類専門機械学習システム40Aによって異常所見が探知された場合(たとえば、候補疾患名の上位3位以内に“結節”または“塊まり”がある場合)のみ、病変位置専門機械学習システム40Bによる解析処理の対象とすることで、読影医の負担軽減を図ることができ、病変が表れた医用画像に注力しての診断が可能となり、病変を見落として診断が行われる懸念が軽減される。
解析結果画面の表示が完了した後にステップS11に戻ることで、ステップS11からステップS17までの処理が再起動され、所見欄RMKおよび診断欄DGNの各々に表示される文字列の編集が可能となる(図12参照)。
図12に示す太枠内の記載によれば、“右下肺野に結節所見を認める。”の文字列が所見欄RMKに追加され、診断欄DGNの記載が“1.肺癌疑い”および“2.狭心症疑い”に改められる。編集の後に“確認”ボタンがクリックされると、ステップS27からステップS39までの処理が再起動され、解析結果画面が更新される。
以上の説明から分かるように、画像診断支援装置10は、単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する装置であり、これを構成するCPU12prによって以下の処理が実行される。
まず、医用画像の少なくとも1つが、読影医と向き合うサブモニタ12m2に表示される(S9)。また、依頼コメントに対する読影医の見解(所見および/または診断コメント)は、キーボード/マウス12kmを通して取得され、メインモニタ12m1上の読影レポート画面に表示される(S11~S17)。
その後、医用画像が付随する候補疾患提示要求が、NIH分類専門機械学習システム40Aに向けて発行される(S27)。前記候補疾患提示要求は画像情報に基づいて患者の疾患の解析を要求するものである。
NIH分類専門機械学習システム40Aによる解析の結果、異常所見が探知された場合には、病変位置情報提示要求が病変位置専門機械学習システム40Bに向けて発行される(S35)。異常所見が探知されなかった場合には、NIH分類専門機械学習システム40Aによる解析結果が、メインモニタ12m1上の読影レポート画面に多重表示される(S33)。また、異常所見が探知された場合には、NIH分類専門機械学習システム40Aによる解析結果および病変位置専門機械学習システム40Bによる解析結果が、メインモニタ12m1上の読影レポート画面に多重表示される(S39)。
医用画像をNIH分類専門機械学習システム40Aおよび病変位置専門機械学習システム40Bによる解析処理の対象とすることで、病変位置情報が必要とされる所見があった場合のみ、病変位置に関する解析結果を表示することにより読影医の負担を軽減することができ、ひいては、病変が表れた医用画像を見落として診断が行われる懸念が軽減される。
また、この実施例では、「確認」ボタンがクリックされたときに、画像診断支援装置10が、NIH分類専門機械学習システム40Aに対して候補疾患提示要求を送信する(図15のステップS27参照)。また、NIH分類専門機械学習システム40Aは、送信された候補疾患提示要求に付随する画像情報に基づいて患者の疾患を解析し、解析結果を画像診断支援装置10に返送する。
しかし、これに代えて、DICOMファイルがPACS30に保存された時点で、PACS30が、NIH分類専門機械学習システム40Aに対して解析要求(DICOMファイル内の全ての医用画像とDICOMファイル番号とが付随)を送信し、「確認」ボタンがクリックされたときに、画像診断支援装置10が、NIH分類専門機械学習システム40Aに対して候補疾患提示要求(DICOMファイル番号が付随)を送信するようにしてもよい。
この場合、NIH分類専門機械学習システム40Aは、解析要求に付随する画像情報に基づいて患者の疾患を解析し、候補疾患提示要求に応答して解析結果を画像診断支援装置10に返送する。
これによって、NIH分類専門機械学習システム40Aは、「確認」ボタンがクリックされる前に患者の疾患を解析することができる。この結果、「確認」ボタンのクリックに対する応答特性が向上する。
なお、PACS30からNIH分類専門機械学習システム40Aに対して解析要求を送信する場合、画像診断支援装置10およびPACS30によって構成された装置が、この発明の“画像診断支援装置”に相当する。
10 …画像診断支援装置
12pr …CPU
12km …キーボード/マウス
12hd …HDD
12m1 …メインモニタ
12m2 …サブモニタ
40 …機械学習システム
40A …NIH分類専門機械学習システム
40B …病変位置専門機械学習システム


Claims (9)

  1. 単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置であって、
    前記医用画像を含む画像情報に基づいて前記患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置に要求する第1解析要求手段、
    前記患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を前記第1解析要求手段の処理に関連して前記解析装置に要求する第2解析要求手段、および
    前記第1解析処理によって得られた第1解析結果と前記第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力手段を備える、画像診断支援装置。
  2. 前記解析結果出力手段は、前記第1解析結果において病変位置情報が必要とされる所見があった場合のみ、前記第1解析結果および前記第2解析結果を前記診断者に向けて同時に出力する、請求項1記載の画像診断支援装置。
  3. 依頼文欄および見解記入欄を有する読影レポートを第1モニタに表示する読影レポート表示手段、および
    前記医用画像の少なくとも1つを診断者に向けて出力する医用画像出力手段をさらに備え、
    前記医用画像出力手段は、前記医用画像の少なくとも1つを前記第1モニタに付随する第2モニタに表示する医用画像表示手段を含む、請求項1または2記載の画像診断支援装置。
  4. 前記解析結果出力手段は、前記第1解析結果および前記第2解析結果を前記第1モニタに追加表示する追加表示手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  5. 前記第1解析要求手段および前記第2解析要求手段の各々は、要求発行操作を受け付けたとき前記解析装置に向けて解析要求を発行する、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  6. 前記第1解析結果は、複数の候補疾患名と各疾患候補の該当確率とを含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  7. 前記第2解析結果は、病変位置情報を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  8. 単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置によって実行される画像診断支援方法であって、
    前記医用画像を含む画像情報に基づいて前記患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置に要求する第1解析要求ステップ、
    前記患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を前記第1解析要求ステップの処理に関連して前記解析装置に要求する第2解析要求ステップ、および
    前記第1解析処理によって得られた第1解析結果と前記第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力ステップを備える、画像診断支援方法。
  9. 単一または複数の医用画像に基づく診断を支援する画像診断支援装置のプロセッサに、
    前記医用画像を含む画像情報に基づいて前記患者の疾患を解析する第1解析処理を解析装置に要求する第1解析要求ステップ、
    前記患者の疾患の病変位置を解析する第2解析処理を前記第1解析要求ステップの処理に関連して前記解析装置に要求する第2解析要求ステップ、および
    前記第1解析処理によって得られた第1解析結果と前記第2解析処理によって得られた第2解析結果とを出力する解析結果出力ステップを実行させるための、画像診断支援プログラム。

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JP2018128933A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 株式会社ジェイマックシステム 診断支援装置、診断支援方法および診断支援プログラム
JP2019154943A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 ライフサイエンスコンピューティング株式会社 人工知能を用いた病変の検知方法、及び、そのシステム

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