JP2021121740A - 電子機器の締結構造及びそれを備える電子機器 - Google Patents

電子機器の締結構造及びそれを備える電子機器 Download PDF

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【課題】ねじによる締結を解除する際に、ねじの引っかかり及びねじの脱落を防止しつつ、ねじによって締結される部材が低背化された電子機器の締結構造及びそれを備える電子機器を提供する。【解決手段】ねじ1は、頭部1aと、少なくとも一部にねじ山が形成された軸部1bを有する。第1の被締結部材2は、ねじ1の軸部1bが挿入される貫通孔2a及び貫通孔2aの外側にねじ1の軸方向に沿って伸びた溝部2bが形成された基面21を有し、基面21において貫通孔2aの開口端部が狭まるように突出したフランジ部2dを有する。第1の被締結部材2の溝部2bには、弾性部材5が圧縮された状態で収納される。ねじ1の軸部1bには、脱落防止部材6が嵌合される。脱落防止部材6は、貫通孔2aの内側に設けられる。第2の被締結部材3は、ねじ1の軸方向に沿って第1の被締結部材2に並んで配置され、ねじ孔3aでねじ1と螺合される。【選択図】 図1

Description

本開示は、ねじを用いた電子機器の締結構造及びそれを備える電子機器に関する。
一般的に、電子機器は、ねじを用いて他の部品や天井、壁等の様々な場所に取り付けられる。電子機器では、取り付け作業及び取り外し作業を効率よく行うため、ねじによる締結を解除する際に、ねじが電子機器に引っかかることなく、かつ電子機器からねじが抜け落ちないような締結構造が求められている。例えば、特許文献1では、ねじ部とつまみ部の間にコイルばね及びワッシャを挿着し、つまみねじ用穴に挿入した後、E型ワッシャを首細部に嵌着して電子機器を固定する構造が開示されている。コイルばねが、つまみねじを上方に持ち上げるように作用することで、電子機器の着脱時に電子機器本体がつまみねじに干渉するのを防いでいる。またE型ワッシャを嵌着することで、ねじ嵌合解除後にE型ワッシャが引っ掛かるようにして、電子機器からねじが脱落するのを防いでいる。また、非特許文献1では、スプリング付きのローレットつまみが開示されている。
実開平5−96519号公報
ウエブサイト「モノタロウ」、スプリング付きローレットつまみ(ねじ部M3)https://www.monotaro.com/p/6110/1714/
しかしながら、従来のような構造では、コイルばねが収納される空間と、ねじ係り代分のねじ移動に伴って脱落防止のための部材が移動する空間とが直列に並ぶため、ねじの締結及び解除に必要な部材が長くなるという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ねじによる締結を解除する際に、ねじの引っかかり及びねじの脱落を防止しつつ、ねじの締結及び解除に必要な部材が低背化された電子機器の締結構造及びそれを備える電子機器を提供することを目的とする。
本開示に係る電子機器の締結構造は、頭部及び少なくとも一部にねじ山が形成された軸部を有するねじと、ねじの軸部が挿入される貫通孔及び貫通孔の外側にねじの軸方向に沿って伸びた溝部が形成された基面を有し、基面において貫通孔の開口端部が狭まるように突出したフランジ部を有する第1の被締結部材と、ねじの締結状態において、第1の被締結部材の溝部に圧縮された状態で収納される弾性部材と、ねじの軸部に嵌合され、ねじの締結状態において、第1の被締結部材の貫通孔の内側に設けられる脱落防止部材と、ねじの軸方向に沿って第1の被締結部材に並んで配置され、ねじ孔でねじと螺合される第2の被締結部材とを備える。
また、本開示に係る電子機器の締結構造は、頭部及び少なくとも一部にねじ山が形成された軸部を有するねじと、ねじの軸部が挿入される貫通孔が形成された基面を有し、基面において貫通孔の開口端部が狭まるように突出したフランジ部を有する第1の被締結部材と、ねじの軸部に嵌合され、ねじの締結状態において、第1の被締結部材の貫通孔の内側に設けられる脱落防止部材と、ねじの軸方向に沿って第1の被締結部材に並んで配置され、ねじ孔でねじと螺合される第2の被締結部材と、ねじの締結状態において、第2の被締結部材のねじ孔の内側に、ねじの頭部と反対側の軸部の端部に当接され、圧縮された状態で収納される弾性部材とを備える。
本開示に係る電子機器の締結構造によれば、弾性部材を第1の被締結部材の貫通孔の外側に形成された溝部に収納し、脱落防止部材を第1の被締結部材の貫通孔の内側に設ける構成としたことで、ねじ締結を解除する際に、ねじの引っかかり及びねじの脱落を防止しつつ、ねじの締結及び解除に必要な部材を低背化することができる。
また、本開示に係る電子機器の締結構造によれば、弾性部材を第2の被締結部材のねじ孔の内側に、ねじの頭部と反対側の軸部の端部に当接され、圧縮された状態で収納し、脱落防止部材を第1の被締結部材の貫通孔の内側に設ける構成としたことで、ねじの引っかかり及びねじの脱落を防止しつつ、ねじの締結及び解除に必要な部材を低背化することができる。
実施の形態1に係る電子機器の締結構造の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る電子機器の締結構造の締結前の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る電子機器の締結構造の比較例を示す説明図である。 実施の形態2に係る電子機器の締結構造の概略構成を示す断面図である。
実施の形態1.
以下に電子機器の締結構造の一例を説明するが、この構成によって本発明が限定されるものではない。
図1は、実施の形態1に係る電子機器の締結構造の概略構成を示す断面図である。図1は、電子機器がねじによって締結された状態を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る電子機器の締結構造100は、ねじ1と、ねじ1が挿入される第1の被締結部材2と、ねじ1の軸方向に沿って第1の被締結部材2と並んで配置され、ねじ1と螺合される第2の被締結部材3とを備える。
ねじ1は、頭部1aと、少なくとも一部にねじ山が形成された軸部1bとを備えている。ねじ1は、例えば、ボルト、ビス等である。以下の説明では、「上」とは、ねじ1の軸方向において、頭部1a側を指し、「下」とはその反対側を指すものとする。
第1の被締結部材2は、ねじ1の頭部1aが設けられる基面21を有し、基面21には、ねじ1の軸部1bが挿入される貫通孔2aが形成されている。締結状態において、ねじ1の軸部1bは、例えば貫通孔2aの内壁22で囲われている。第1の被締結部材2の基面21には、貫通孔2aを囲うようにワッシャ4が設けられている。締結状態において、ワッシャ4は、ねじ1の頭部1aの下面と第1の被締結部材2の基面21とに挟まれて設けられている。
第1の被締結部材2の基面21には、貫通孔2aの外側に、ねじ1の軸方向に沿って伸びた溝部2bが形成されている。溝部2bには、弾性部材5が収納されている。図1に示す例では、溝部2bは貫通孔2aを囲うように環状に形成されており、弾性部材5として、コイルばねが収納されている。溝部2bは、第1の被締結部材2を貫通しておらず底面2cを有している。また溝部2bは、上から蓋をするようにワッシャ4で覆われている。そのため、ワッシャ4の外径は、溝部2bの外径及び弾性部材5の外径より大きい。締結状態では、弾性部材5がワッシャ4によって底面2cに押し付けられ、圧縮された状態で溝部2bに収納される。このように、弾性部材5を第1の被締結部材2に収納することで、ねじ1の締結を解除する際、弾性部材5がねじ1を押し上げるので、引っかかりなく緩めることができる。ここで、ワッシャ4は必須の構成ではなく、ねじ1の頭部1aの外径が溝部2bを覆うのに十分な大きさである場合は用いなくてもよい。
また第1の被締結部材2は、ねじ1の頭部1aが設けられる基面21において貫通孔2aの開口端部が狭まるように突出したフランジ部2dを有する。貫通孔2aの内径は、フランジ部2dにおいて、ねじ1の頭部1aの外径よりも小さく形成されている。また、貫通孔2aの内径は、フランジ部2dより下側において、ねじ1の軸部1bの外径より大きく形成されている。これにより、ねじ1の軸部1bと第1の被締結部材2の貫通孔2aの内壁22とが非接触となるため、ねじ締結を解除する際、第1の被締結部材2に引っかかることなく緩めることができる。
第1の被締結部材2は、例えば、樹脂成形品で製造されることで、貫通孔2a、溝部2b及びフランジ部2dを実現することができる。
ねじ1の軸部1bのねじ山には、脱落防止部材6が嵌合されている。脱落防止部材6は、例えば環状に形成された樹脂製のワッシャである。脱落防止部材6は、軸部1bのねじ山に固定できるのであれば、金属製のワッシャや薄型成形品でも実現できる。脱落防止部材6は、第1の被締結部材2のフランジ部2dより下側の貫通孔2aの内側に設けられる。脱落防止部材6の外径は、フランジ部2dにおける貫通孔2a側の開口端部の内径よりも大きい。
このように、脱落防止部材6を、第1の被締結部材2のフランジ部2dより下側の貫通孔2aの内側に設けることで、ねじ締結を解除し、弾性部材5がねじ1を押し上げた際、脱落防止部材6が第1の被締結部材2のフランジ部2dに引っかかるため、ねじ1が第1の被締結部材2から抜け落ち、完全に分離してしまうのを防ぐことができる。
第2の被締結部材3は、ねじ孔3aに雌ねじが形成され、ねじ1と螺合されている。ここで、ねじ1がタッピングねじの場合は、ねじ孔3aに予め雌ねじを設けておく必要はない。第2の被締結部材3は、雌ねじを形成できればよく、樹脂成形品又は板金としてねじ加工を施すことで既存技術の範囲で実現できる。
次に、ねじ1によって第1の被締結部材2と第2の被締結部材3とを締結する手順を説明する。図2は、実施の形態1に係る電子機器の締結構造の締結前の概略構成を示す断面図である。
図2(a)に示すように、ワッシャ4にねじ1の軸部1bを通す。また、第1の被締結部材2の溝部2bに弾性部材5を挿入する。そして、図2(b)に示すように、ワッシャ4に通されたねじ1の軸部1bを第1の被締結部材2の貫通孔2aに通す。その後、フランジ部2dより下側に位置するねじ1の軸部1bに脱落防止部材6を取り付ける。このとき、締結状態において脱落防止部材6が第1の被締結部材2、第2の被締結部材3に接触しないように取り付け位置を調整することが好ましい。脱落防止部材6が他部材と接触しないようにすることでねじ1を回しやすくすることができる。
図2の状態から、ねじ1を第2の被締結部材3のねじ孔3aに螺合する。ここで、脱落防止部材6は、ねじ1の軸部1bのねじ山と嵌合して取り付けられているので、ねじ山に沿って回転させない限り、ねじ1から抜けることはない。ねじ1を第2の被締結部材3に螺合させていくと、脱落防止部材6は、ねじ1とともに移動する。そして、ねじ1がワッシャ4に着座して締結が完了する。
ここで、図1に示した締結状態においてフランジ部2dの下面から脱落防止部材6の上面までの長さAは、ねじ1と第2の被締結部材3の係り代の長さCよりも大きくする必要がある。ねじ1の締結を緩めると脱落防止部材6はねじ1とともに上方向に移動する。A>Cとすることで、ねじ1と第2の被締結部材3との締結を解除するまでは、脱落防止部材6が第1の被締結部材2のフランジ部2dと接触しないようにすることができ、ねじ1と第2の被締結部材3とを分離可能となる。
次に、本実施の形態に係る電子機器の締結構造100の効果を説明する。図3は、実施の形態1に係る電子機器の締結構造を説明するための比較例である。比較例では、弾性部材5が、第1の被締結部材2の溝部2bではなく、ねじ1の軸部1bが挿入される貫通孔2aに挿入されている。貫通孔2aには、ねじ1の軸方向の中間部で内径が小さく狭まるように突出したフランジ部2dが形成されており、弾性部材5はフランジ部2dで支持されている。さらに、弾性部材5及びフランジ部2dよりも下方では、脱落防止部材6がねじ1の軸部1bに嵌合されている。すなわち、比較例では、弾性部材5が収納される空間と、ねじ1の係り代分のねじ移動に伴って脱落防止部材6が移動する空間とが直列に並んでいる。
そのため、比較例において、ねじ1の締結を実現するには、ねじ1の軸方向において弾性部材5が収容される空間の長さBと、フランジ部2dの下面から脱落防止部材6の上面までの長さAと、第2の被締結部材3のねじ1の係り代の長さCとを合わせた長さが最低でも必要であった。また、ねじ1の軸方向における第1の被締結部材2の長さは、弾性部材5が収容される空間の長さBと、フランジ部2dの厚みと、フランジ部2dの下面から脱落防止部材6の上面までの長さAと、脱落防止部材6の厚みとを合わせた長さが最低でも必要であった。
これに対し、本実施の形態に係る電子機器の締結構造100では、弾性部材5を貫通孔2aの外側に設けられた溝部2bに収納し、脱落防止部材6を貫通孔2aの内側に設ける構成とした。そのため、電子機器の締結構造100においては、比較例と比べてねじ1の長さを弾性部材5が収納される溝部2bの長さBの分短くすることができる。また、第1の被締結部材2の軸方向の長さも同様に、比較例と比べて弾性部材5が収納される溝部2bの長さBの分を短くすることができる。すなわち、ねじ締結を解除する際に、ねじ1の引っかかり及びねじ1の脱落を防止しつつ、第1の被締結部材2を低背化することができる。
電子機器は、環境負荷がかかる場合、例えば、製品の使用温度変化幅が大きく繰り返し負荷される場合、熱収縮によって第1の被締結部材2の寸法変化が繰り返し発生し、ねじ1が緩む恐れがある。特に、第1の被締結部材2が樹脂製である場合、熱収縮に対する影響が大きい。本実施の形態に係る電子機器の締結構造100では、第1の被締結部材2を低背化することにより、そのような熱収縮に対する影響を抑制し、ねじ1が緩みを防止することができるため、電子機器の長期信頼性を確保することができる。
実施の形態2.
次に本開示の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、ねじ1の軸部1bが挿入される第1の被締結部材2の貫通孔2aの外側の溝部2bに弾性部材5を収納する構成とした。本実施の形態に係る電子機器の締結構造200では、ねじ1が螺合される第2の被締結部材3のねじ孔3aにおいて、弾性部材5をねじ1の軸部1bの端部に当接させ、圧縮した状態で収納する構成としている。
図4は、実施の形態2に係る電子機器の締結構造の概略構成を示す断面図である。図4に示すように、電子機器の締結構造200は、ねじ1と、第1の被締結部材2と、第2の被締結部材3とを備える。第1の被締結部材2の基面21には、ねじ1の軸部1bが挿入される貫通孔2aが形成されている。また第1の被締結部材2の基面21には、貫通孔2aを囲うようにワッシャ4が設けられている。ここでワッシャ4は、必須の構成ではない。また第1の被締結部材2は、基面21において貫通孔2aの開口端部が狭まるように突出したフランジ部2dを有する。ねじ1の軸部1bには、脱落防止部材6が嵌合されている。脱落防止部材6は、締結状態において、第1の被締結部材2の貫通孔2aの内側に配置されている。第2の被締結部材3には、ねじ1が螺合されるねじ孔3aが形成されている。ねじ孔3aの内部には、弾性部材5がねじ1の頭部1aと反対側の軸部1bの端部に当接され、圧縮された状態で配置されている。弾性部材5は、例えば、ピンプランジャーを用いてもよい。
このように、本実施の形態に係る電子機器の締結構造200では、脱落防止部材6を第1の被締結部材2のねじ1が挿入される貫通孔2aに設け、弾性部材5を、ねじ1が螺合される第2の被締結部材3のねじ孔3aに、ねじ1の頭部1aと反対側の軸部1bの端部に当接し圧縮された状態で設ける構成とした。
これにより、実施の形態1と同様に、図3に示した比較例と比べて、ねじ1の長さ及び第1の被締結部材2の長さを、弾性部材5が収納される溝部2bの長さBの分短くすることができる。ねじ締結を解除する際に、ねじ1の引っかかり及びねじ1の脱落を防止しつつ、第1の被締結部材2を低背化することができ、電子機器の長期信頼性を確保することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ねじ
1a 頭部
1b 軸部
2 第1の被締結部材
2a 貫通孔
2b 溝部
2c 底面
2d フランジ部
3 第2の被締結部材
3a ねじ孔
4 ワッシャ
5 弾性部材
6 脱落防止部材
21 基面
22 内壁
100、200 電子機器の締結構造

Claims (6)

  1. 頭部及び少なくとも一部にねじ山が形成された軸部を有するねじと、
    前記ねじの軸部が挿入される貫通孔及び前記貫通孔の外側に前記ねじの軸方向に沿って伸びた溝部が形成された基面を有し、前記基面において前記貫通孔の開口端部が狭まるように突出したフランジ部を有する第1の被締結部材と、
    前記ねじの締結状態において、前記第1の被締結部材の前記溝部に圧縮された状態で収納される弾性部材と、
    前記ねじの軸部に嵌合され、前記ねじの締結状態において、前記第1の被締結部材の前記貫通孔の内側に設けられる脱落防止部材と、
    前記ねじの軸方向に沿って前記第1の被締結部材に並んで配置され、ねじ孔で前記ねじと螺合される第2の被締結部材と
    を備えることを特徴とする電子機器の締結構造。
  2. 前記ねじの締結状態において、前記ねじの頭部と前記第1の被締結部材の前記基面との間に挟まれ、前記溝部に蓋をするようにワッシャが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の締結構造。
  3. 前記脱落防止部材は、環状に形成されており、外径が前記フランジ部における前記貫通孔の開口端部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の締結構造。
  4. 前記溝部は、前記貫通孔を囲うように環状に形成されており、前記弾性部材はコイルばねであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器の締結構造。
  5. 頭部及び少なくとも一部にねじ山が形成された軸部を有するねじと、
    前記ねじの軸部が挿入される貫通孔が形成された基面を有し、前記基面において前記貫通孔の開口端部が狭まるように突出したフランジ部を有する第1の被締結部材と、
    前記ねじの軸部に嵌合され、前記ねじの締結状態において、前記第1の被締結部材の前記貫通孔の内側に設けられる脱落防止部材と、
    前記ねじの軸方向に沿って前記第1の被締結部材に並んで配置され、ねじ孔で前記ねじと螺合される第2の被締結部材と、
    前記ねじの締結状態において、前記第2の被締結部材の前記ねじ孔の内側に、前記ねじの頭部と反対側の前記軸部の端部に当接され、圧縮された状態で収納される弾性部材と
    を備えることを特徴とする電子機器の締結構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の締結構造を備えることを特徴とする電子機器。
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