JP2021121454A - コンロッド用溝加工具、及びコンロッドの破断促進部形成装置 - Google Patents

コンロッド用溝加工具、及びコンロッドの破断促進部形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】刃先の摩耗を抑えて、切削刃62のライフサイクルを向上できるコンロッド用溝加工具3、及びコンロッド1の破断促進部形成装置2を提供することを目的とする。【解決手段】コンロッド1の大端部13を破断分割するための略V溝状の破断促進部Nを、切削方向Lcに沿って大端部13に形成するコンロッド用溝加工具3であって、大端部13に設けた貫通孔13aの周面を切削するための複数の切削刃62と、切削方向Lcに沿って、複数の切削刃62を支持する支持部材5とで構成され、複数の切削刃62は、第1の切刃装着部分511の底面511aから刃先までの長さである刃先高さh1が、切削方向Lcとは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成されたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

この発明は、例えばコンロッドの大端部を破断させるための破断促進部を、ブローチ加工によって形成するようなコンロッド用溝加工具、及びコンロッドの破断促進部形成装置に関する。
従来、レシプロエンジンでは、クランクシャフトとピストンとをコネクティングロッド、所謂、コンロッドで連結している。
具体的には、コンロッドは、ピストンのピストンピンが挿通される小端部と、クランクシャフトのピンジャーナルが挿通される大端部とを、両端に有する形状に形成されている。
このうち、コンロッドの大端部は、他端が小端部に連結されたロッド部と、ロッド部に締結されるキャップ部とで構成されている。
このようなコンロッドの大端部の製造方法としては、大端部に設けた貫通孔の周面に、略V溝状の破断促進部をコンロッド用溝加工具によって形成し、破断促進部を起点に大端部を破断することで、ロッド部とキャップ部とに分割するクラッキング工法が知られている(特許文献1参照)。
このため、特許文献1のようなクラッキング工法では、破断促進部が、より先鋭な略V溝状となるように、コンロッド用溝加工具によって切削されることが好ましい。
ところで、コンロッド用溝加工具の切刃は、繰返しの使用に伴い、その刃先が徐々に摩耗する。そして、刃先の摩耗が促進すると、先鋭な略V溝状の破断促進部が形成され難くなるため、大端部を適切に破断できないおそれがある。
このため、コンロッド用溝加工具の切刃は、定期的に交換する必要があった。
しかしながら、コンロッド用溝加工具の切刃を頻繁に交換すると、製造コストの増加要因となるため、よりライフサイクルの長い切刃が求められたていた。
特開2014−114938号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、刃先の摩耗を抑えて、切刃のライフサイクルを向上できるコンロッド用溝加工具、及びコンロッドの破断促進部形成装置を提供することを目的とする。
この発明は、コンロッドの大端部を破断分割するための略V溝状の破断促進部を、切削方向に沿って前記大端部に形成するコンロッド用溝加工具であって、前記大端部に設けた貫通孔の周面を切削するための複数の切刃と、前記切削方向に沿って、前記複数の切刃を支持する支持部材とで構成され、該支持部材における前記切削方向に略平行な箇所を所定位置として、前記複数の切刃は、前記所定位置から刃先までの長さである刃先高さが、前記切削方向とは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成されたことを特徴とする。
上記切削方向は、大端部における貫通孔の周面を切削する方向であって、貫通孔に対してコンロッド用溝加工具を挿通する方向、あるいは貫通孔に挿通したコンロッド用溝加工具を引き抜く方向のことをいう。
上記所定位置とは、切削方向に略平行な支持部材の面、あるいは切削方向に延びる略円柱状の支持部材における軸中心などのことをいう。
この発明によれば、刃先の摩耗を抑えて、切刃のライフサイクルを向上することができる。
具体的には、切刃の刃先高さが、切削方向とは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成されているため、コンロッド用溝加工具は、コンロッドの大端部における貫通孔の周面を複数の切刃によって段階的に切削することができる。
このため、コンロッド用溝加工具は、1つの切刃によって貫通孔の周面を切削する場合に比べて、各切刃の切削量を低減することができる。これにより、コンロッド用溝加工具は、各切刃の刃先に加わる負荷を抑えることができる。
よって、コンロッド用溝加工具は、刃先の摩耗を抑えて、切刃のライフサイクルを向上することができる。
この発明の態様として、前記複数の切刃のうち、最も前記切削方向側に位置する切刃から数えて、少なくとも半分以上の切刃を含む範囲を所定範囲として、前記所定範囲内の切刃は、前記切削方向側で隣接する切刃に対する刃先高さの増分代が略一定となるように形成され、前記所定範囲外の切刃は、前記切削方向側で隣接する切刃に対する刃先高さの増分代が、前記所定範囲内における刃先高さの増分代よりも小さい形状に形成されてもよい。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具は、所定範囲外における刃先高さの増分代が所定範囲内における刃先高さの増分代と同じ場合に比べて、所定範囲外の切刃ごとの切削量を低減することができる。
このため、コンロッド用溝加工具は、所定範囲内の切刃に比べて先細な所定範囲外の切刃に加わる負荷を抑えることができる。
よって、コンロッド用溝加工具は、刃先の摩耗をより抑えて、切刃のライフサイクルをより向上することができる。
また、この発明の態様として、前記所定範囲外の切刃は、3刃以上5刃以下であってもよい。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具は、切削量が少なくなる切刃の刃数を最小限に抑えられるため、切削効率の低下を抑制することができる。
また、この発明の態様として、前記複数の切刃を、前記大端部における前記貫通孔の周面を荒加工するための荒刃として、最も逆方向側に位置する切刃に対して逆方向側で隣接し、前記荒刃が切削した部分を仕上げ加工する仕上刃を備え、前記荒刃は、前記切削方向から見て略台形状で、前記刃先高さが前記逆方向に沿って漸次高くなる略相似形に形成されてもよい。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具は、荒刃が、切削方向とは逆方向側に位置するほど先細になることを抑制できる。このため、コンロッド用溝加工具は、切削方向から見た形状が略V状の荒刃に比べて、荒刃の刃先に加わる負荷が、切削方向とは逆方向側に位置するほど高くなることを防止できる。
よって、コンロッド用溝加工具は、刃先の摩耗をさらに抑えて、切刃のライフサイクルをさらに向上することができる。
また、この発明は、上述のコンロッド用溝加工具と、コンロッドの大端部を保持するワーク保持部、及び該ワーク保持部に対して前記コンロッド用溝加工具を対向保持する工具保持部を有し、前記ワーク保持部または前記工具保持部を切削方向に沿って一回、往復動させることで、前記大端部に破断促進部を形成する工作機械とを備えたコンロッドの破断促進部形成装置であることを特徴とする。
この発明によれば、切刃の耐摩耗性を向上するとともに、先鋭な略V溝状の破断促進部を安定して形成することができる。
本発明により、刃先の摩耗を抑えて、切刃のライフサイクルを向上できるコンロッド用溝加工具、及びコンロッドの破断促進部形成装置を提供することができる。
コンロッドの概略を示す概略図。 破断前のコンロッドの概略を示す概略図。 破断促進部形成装置の概略を示す概略図。 コンロッド用溝加工具の外観を示す外観斜視図。 長手方向に沿った縦断面におけるコンロッド用溝加工具の断面を示す断面図。 荒刃、及び仕上刃の形状を正面視で示す正面図。 荒刃、及び仕上刃の刃先近傍を示す正面図。 荒刃の刃先高さを説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態では、まず、レシプロエンジンのコンロッドについて、図1及び図2を用いて説明する。さらに、本実施形態では、コンロッドの大端部を破断させるための破断促進部を、ブローチ加工によって形成するコンロッドの破断促進部形成装置について図3を用いて説明する。
なお、図1はコンロッド1の概略図を示し、図2は破断前のコンロッド1の概略図を示し、図3は破断促進部形成装置2の概略図を示している。さらに、図1(a)はコンロッド1の分解斜視図を示し、図1(b)は締結状態における大端部13の外観斜視図を示している。
また、図1中において、矢印Xはクランクシャフトの軸中心(後述する貫通孔13aの軸中心)に沿って延びるコンロッド1の前後方向(以下、前後方向Xとする)を示している。
さらに、図1中において、矢印Yは平面視で前後方向Xに直交するコンロッド1の幅方向(以下、幅方向Yとする)を示している。加えて、図1中の上側をコンロッド1の上方、図1中の下側をコンロッド1の下方とする。
まず、コンロッド1は、図示を省略したレシプロエンジンのクランクシャフトとピストンとを連結する金属製連結部材である。このコンロッド1は、図1に示すように、上端に対して下端が幅広で上下方向に延びる連結部11と、連結部11の上端に設けられた小端部12と、連結部11の下端に設けられ、小端部12よりも大きい大端部13とで構成されている。
小端部12は、ピストンピン(図示省略)を介してピストンが連結される部分である。この小端部12は、図1(a)に示すように、前後方向Xに貫通する貫通孔12aを有して、前後方向Xに延びる略円筒状に形成されている。
なお、小端部12の貫通孔12aは、ピストンピンを挿通可能な直径で形成されている。
大端部13は、軸受メタル(図示省略)を介して、クランクシャフトのピンジャーナル(図示省略)が連結される部分である。この大端部13は、図1(b)に示すように、ピンジャーナルを支持する軸受メタルを装着可能な直径の貫通孔13aが、前後方向Xに沿って開口形成されている。
さらに、大端部13は、図1(a)に示すように、貫通孔13aの径方向中心で上下方向に分割可能に構成されている。
具体的には、大端部13は、図1(a)に示すように、貫通孔13aの径方向中心よりも上方の部分である本体部14と、貫通孔13aの径方向中心よりも下方の部分であるキャップ部15とに分割可能に構成されている。
大端部13の本体部14は、図1(a)に示すように、連結部11に一体形成されるとともに、小端部12及び連結部11とでコンロッド1におけるロッド部を構成している。
一方、大端部13のキャップ部15は、図1(a)に示すように、本体部14とは別体で構成され、本体部14に対して締結部材16によって締結固定されている。
このような大端部13のキャップ部15は、図2に示すように、本体部14に一体化された状態から、クラッキング工法によって上下方向に破断することで、本体部14から分離している。
この際、破断前の大端部13には、図2に示すように、破線で示した分割線VLに沿ってキャップ部15を分離できるように、貫通孔13aの周面に一対の切欠き溝である破断促進部Nがブローチ加工によって形成されている。
破断促進部Nは、図2に示すように、破断前の大端部13において、破線で示した分割線VL上に略一致するように、貫通孔13aの径方向中心を挟んで幅方向Yで対向する貫通孔13aの周面に形成されている。
なお、破断促進部Nは、図2に示すように、貫通孔13aの前端から後端にかけて形成されている。
具体的には、破断促進部Nは、図2に示すように、正面視において、貫通孔13aの周面から径方向外側へ向かうほど先細で、かつ先細の先端が分割線VLに略一致する正面視略V溝状に形成されている。
この破断促進部Nにおいて、図2に示すように、貫通孔13aの径方向に沿った長さを溝深さHとし、貫通孔13aの周面に形成された切欠き開口における上下方向の長さを溝幅Wとする。
ここで、このような破断促進部Nが設けられた大端部13の分離方法について、簡単に説明する。
破断前のコンロッド1における小端部12が保持された状態において、大端部13の貫通孔に、半割のマンドレルを嵌合させる。その後、マンドレルに対して楔を打ち込むことで、貫通孔13aを上下方向に押し広げるように、貫通孔13aに上下方向の引張荷重を加える。
そして、破断前の大端部13が、破断促進部Nを起点にして、分割線VLに沿うように破断することで、本体部14とキャップ部15とに分離する。
次に、上述したコンロッド1の大端部13に対して、略V溝状の破断促進部Nを形成する破断促進部形成装置2について説明する。
破断促進部形成装置2は、コンロッド1の大端部13における貫通孔13aの周面を押抜きによって切削するコンロッド用溝加工具3と、コンロッド1、及びコンロッド用溝加工具3を保持する自動工作機械4とを備えている。
コンロッド用溝加工具3は、大端部13の貫通孔13aに破断促進部Nを形成するための複数の切刃を有する切削工具である。なお、コンロッド用溝加工具3については、後ほど詳述する。
また、自動工作機械4は、例えば、マシニングセンタなどの工作機械である。この自動工作機械4は、図3に示すように、テーブル41と、破断前のコンロッド1をワークとして保持するワーク保持部42と、コンロッド用溝加工具3を保持する工具保持部43と、これらの動作を制御する制御部44などで構成されている。
この自動工作機械4は、ワーク保持部42がテーブル41の上面に略平行な方向へ移動可能に配置され、工具保持部43がテーブル41の上面に固定されている。
詳述すると、ワーク保持部42は、コンロッド1の上下方向を略水平にした状態で、破断前の大端部13を保持している。このワーク保持部42は、図3に示すように、工具保持部43へ向かう近接方向P1と、工具保持部43から離間する離間方向P2とにテーブル41上を移動可能に構成されている。
工具保持部43は、ワーク保持部42に対して対向配置され、後ほど詳述するコンロッド用溝加工具3を保持している。この工具保持部43は、図3に示すように、コンロッド用溝加工具3を上下方向に移動可能に構成されている。
このような破断促進部形成装置2において、コンロッド1の大端部13に破断促進部Nをブローチ加工する工程について、簡単に説明する。
なお、初期位置として、ワーク保持部42は、工具保持部43に対して離間方向P2へ離間した位置に位置している。さらに、工具保持部43は、切刃が上方へ向けて突出するように、コンロッド用溝加工具3を保持しているものとする。
まず、ワーク保持部42がコンロッド1を保持した状態において、制御部44は、コンロッド用溝加工具3を上下方向へ移動させて、大端部13における貫通孔13aの周面を切削可能な位置に位置させる。
コンロッド用溝加工具3を移動させると、制御部44は、コンロッド1の大端部13を保持したワーク保持部42を、近接方向P1へ向けて移動させて、貫通孔13aの縁端をコンロッド用溝加工具3の切刃に接触させる。
その後、制御部44は、ワーク保持部42をさらに近接方向P1へ移動させて、コンロッド用溝加工具3の切刃で、貫通孔13aの周面の切削を開始する。そして、コンロッド用溝加工具3の全ての切刃が貫通孔13aの周面を切削すると、制御部44は、コンロッド用溝加工具3を下方へ僅かに移動させるとともに、初期位置に戻るようにワーク保持部42を離間方向P2へ向けて移動させる。
1つめの破断促進部Nを形成すると、破断促進部形成装置2の制御部44は、切刃が下方へ向けて突出するように、コンロッド用溝加工具3を反転させたのち、上下方向の位置を調整させる。その後、制御部44は、ワーク保持部42を近接方向P1へ移動させることで、もう1つの破断促進部Nを大端部13に形成する。
このように、破断促進部形成装置2は、コンロッド用溝加工具3に対してコンロッド1を近接させる一回の動作によって、貫通孔13aの周面を切削して、1つの破断促進部Nを大端部13に形成する。
なお、この場合、コンロッド用溝加工具3が貫通孔13aの周面を切削する切削方向は、コンロッド1に対してコンロッド用溝加工具3を近接させる方向のため、離間方向P2へ向かう方向となる。
引き続き、上述したコンロッド用溝加工具3について、図4から図8を用いて詳述する。
なお、図4はコンロッド用溝加工具3の外観斜視図を示し、図5は長手方向Lに沿った縦断面におけるコンロッド用溝加工具3の断面図を示し、図6は荒刃6、及び仕上刃7の正面図を示している。
さらに、図7は荒刃6、及び仕上刃7における刃先近傍の正面図を示し、図8は荒刃6の刃先高さh1を説明する説明図を示している。
また、図中において、矢印Lは近接方向P1及び離間方向P2に沿った方向であるコンロッド用溝加工具3の長手方向Lを示し、矢印Tは長手方向Lから見て、長手方向Lに直交する水平方向であるコンロッド用溝加工具3の短手方向Tを示している。さらに、図中の上側を上方、図中の下側を下方とする。
コンロッド用溝加工具3は、図4に示すように、長手方向Lに延びる略円柱状の支持部材5と、貫通孔13aの周面を切削するための荒刃6と、荒刃6が切削した部分を切削する仕上刃7とで構成されている。
支持部材5は、図4に示すように、荒刃6が固定される第1固定部51と、仕上刃7が固定される第2固定部52と、破断促進部形成装置2の工具保持部43に保持される被保持部53とを、長手方向Lの一端側からこの順番で一体形成している。
第1固定部51は、図4に示すように、長手方向Lに延びる略円柱状に形成されている。この第1固定部51には、図4に示すように、荒刃6が装着される第1の切刃装着部分511が凹設されている。
具体的には、第1の切刃装着部分511は、図4に示すように、外周面の上方から下方へ向けて凹設されるとともに、長手方向Lから見て略矩形に形成されている。この第1の切刃装着部分511は、図4及び図5に示すように、第1固定部51における長手方向Lの一端から他端にかけて形成され、その底面511aが長手方向Lに略平行な面として形成されている。
第2固定部52は、図4に示すように、第1固定部51における長手方向Lの他端側に形成されている。この第2固定部52は、第1固定部51よりも僅かに大径で長手方向Lへ向けて延びる略円柱状に形成されている。
さらに、第2固定部52には、図4及び図5に示すように、仕上刃7が装着される第2の切刃装着部分521が凹設されている。
具体的には、第2の切刃装着部分521は、図4及び図5に示すように、第2固定部52における長手方向Lの一端から他端にかけて、外周面の上方から下方へ向けて凹設されている。
被保持部53は、図4に示すように、第2固定部52における長手方向Lの他端側に形成されている。この被保持部53は、図4及び図5に示すように、第2固定部52よりも大径の前部53aと、前部53aよりも小径の後部53bとで構成されている。
また、荒刃6は、図4に示すように、複数の切削刃62を有する、所謂、ブローチ刃であって、高速度工具鋼で形成されている。この荒刃6は、支持部材5とは別体で構成され、支持部材5の第1の切刃装着部分511に適宜の方法で固定されている。
具体的には、荒刃6は、図4及び図5に示すように、長手方向Lから見て略矩形で、長手方向Lに延びる略角柱状の基部61と、基部61の上面に立設された22枚の切削刃62とで一体形成されている。
基部61は、図4及び図5に示すように、支持部材5の第1の切刃装着部分511に対応する大きさの略矩形であって、支持部材5の第1の切刃装着部分511における長手方向Lの長さよりも短い長手方向Lの長さで形成されている。
なお、基部61の上面、すなわち刃溝底は、図5に示すように、長手方向Lに沿った縦断面において、第1の切刃装着部分511の底面511aからの高さが略一定で、第1の切刃装着部分511の底面511aに略平行な面となるように形成されている。
22枚の切削刃62は、図4及び図5に示すように、長手方向Lに所定間隔を隔てて、基部61の上面に立設されている。なお、22枚の切削刃62は、支持部材5の被保持部53から第1固定部51へ向かう長手方向Lの向きに沿って、コンロッド1の大端部13における貫通孔13aの周面を切削可能に構成されている。
ここで、支持部材5の被保持部53から第1固定部51へ向かう長手方向Lの向き、すなわちコンロッド1に対してコンロッド用溝加工具3を近接させる方向を、荒刃6が貫通孔13aの周面を切削する切削方向Lcとする。
さらに、22枚の切削刃62のうち、最も切削方向Lc側に位置する切削刃62を1刃目とし、1刃目から切削方向Lcとは逆方向側へ順に2刃目、3刃目・・・とし、最も切削方向Lcとは逆方向側に位置する切削刃62を22刃目として説明する。
1刃目の切削刃62は、図6に示すように、切削方向Lcから見て、下辺が長辺の略台形状に形成されている。より詳しくは、1刃目の切削刃62は、破断促進部Nの溝幅Wよりも僅かに短い下辺と、破断促進部Nの斜面に略平行な斜辺とを有する略台形状に形成されている。
2刃目から22刃目の切削刃62は、切削方向Lcから見て、1刃目の切削刃62に対して、同じ長さの下辺と、下辺に対する角度が同じ斜辺を有する略台形状に形成されている。
そして、上述した22枚の切削刃62は、基部61の上面(刃溝底)から刃先までの長さが、破断促進部Nの溝深さHよりも短い長さに形成されている。
より詳しくは、22枚の切削刃62は、図5及び図7に示すように、支持部材5における第1の切刃装着部分511の底面511aからの刃先までの長さ(以下、刃先高さと呼ぶ)h1が、切削方向Lcとは逆方向へ向かうほど漸次高くなるように形成されている。
つまり、22枚の切削刃62は、基部61の上面(刃溝底)から刃先までの刃先高さが、破断促進部Nの溝深さHよりも低く、かつ切削方向Lcとは逆方向へ向かうほど漸次高くなるように形成されている。
換言すると、22枚の切削刃62は、切削方向Lcから見て、刃先高さh1のみが異なるピラミッド型の略相似形に形成されている。
ここで、22枚の切削刃62のうち、最も切削方向Lcとは逆方向側に位置する切削刃62から半分未満の刃数の範囲を第1の範囲Raとし、第1の範囲Raよりも切削方向Lc側に位置する切削刃62の範囲を第2の範囲Rbとして、刃先高さh1について、さらに詳述する。
まず、第1の範囲Raは、最も切削方向Lcとは逆方向側に位置する切削刃62から数えた刃数が、3刃以上5刃以下の範囲である。なお、本実施形態では、図5に示すように、最も切削方向Lcとは逆方向側に位置する切削刃62から数えた切削刃62の刃数が3刃となる範囲、すなわち20刃目の切削刃62から22刃目の切削刃62の範囲を第1の範囲Raとしている。
一方、第2の範囲Rbは、最も切削方向Lc側に位置する切削刃62から数えて、全刃数の半分以上を占める範囲である。なお、本実施形態では、図5に示すように、最も切削方向Lc側に位置する1刃目の切削刃62から19刃目の切削刃62の範囲を第2の範囲Rbとしている。
そして、切削方向Lc側から数えて2刃目以降の切削刃62は、図8に示すように、切削方向Lc側で隣接する切削刃62に対する刃先高さh1の増分代が、第1の範囲Raと第2の範囲Rbとで異なるように形成されている。
具体的には、第1の範囲Raにおける切削刃62は、図8に示すように、切削方向Lc側で隣接する切削刃62に対する刃先高さh1の増分代αが一定になるように形成されている。
さらに、第2の範囲Rbにおける切削刃62は、図8に示すように、切削方向Lc側で隣接する切削刃62に対する刃先高さh1の増分代βが一定になるように形成されている。
加えて、第2の範囲Rbにおける荒刃6は、図8に示すように、刃先高さh1の増分代βが、第1の範囲Raにおける刃先高さh1の増分代αよりも大きくなるように形成されている。
換言すると、第1の範囲Raにおける切削刃62は、図8に示すように、刃先高さh1の増分代αが、第2の範囲Rbにおける刃先高さh1の増分代βよりも小さくなるように形成されている。
また、仕上刃7は、荒刃6よりも高硬度の素材である超硬製で、1つの切削刃のみで構成されたチップ刃である。この仕上刃7は、支持部材5、及び荒刃6とは別体で構成され、支持部材5の第2の切刃装着部分521に適宜の方法で固定されている。
具体的には、仕上刃7は、図6及び図7に示すように、切削方向Lcから見て、22刃目の切削刃62よりも上方に頂部を有するとともに、略V溝状の破断促進部Nに略同じ大きさの略三角形に形成されている。
すなわち、仕上刃7は、図5に示すように、支持部材5における第1の切刃装着部分511の底面511aからの刃先までの刃先高さh2が、22刃目の切削刃62における刃先高さh1よりも高くなるように形成されている。
より詳しくは、仕上刃7は、図6及び図7に示すように、切削方向Lcから見て、破断促進部Nの溝幅Wと略同じ長さの底辺と、破断促進部Nの溝深さHと略同じ刃先高さh2と、破断促進部Nの斜面に略一致する斜辺とを有する略三角形状に形成されている。
以上のように、コンロッド用溝加工具3は、コンロッド1の大端部13を破断分割するための略V溝状の破断促進部Nを、切削方向Lcに沿って大端部13に形成するものである。
このコンロッド用溝加工具3は、大端部13に設けた貫通孔13aの周面を切削するための複数の切削刃62と、切削方向Lcに沿って、複数の切削刃62を支持する支持部材5とで構成されている。
そして、複数の切削刃62は、第1の切刃装着部分511の底面511aから刃先までの長さである刃先高さh1が、切削方向Lcとは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成されたものである。
この発明によれば、刃先の摩耗を抑えて、切削刃62のライフサイクルを向上することができる。
具体的には、切削刃62の刃先高さh1が、切削方向Lcとは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成されているため、コンロッド用溝加工具3は、コンロッド1の大端部13における貫通孔13aの周面を複数の切削刃62によって段階的に切削することができる。
このため、コンロッド用溝加工具3は、1つの切削刃によって貫通孔13aの周面を切削する場合に比べて、各切削刃62の切削量を低減することができる。これにより、コンロッド用溝加工具3は、各切削刃62の刃先に加わる負荷を抑えることができる。
よって、コンロッド用溝加工具3は、刃先の摩耗を抑えて、切削刃62のライフサイクルを向上することができる。
また、第2の範囲Rb内の切削刃62は、切削方向Lc側で隣接する切削刃62に対する刃先高さh1の増分代βが略一定となるように形成されたものである。
一方、第1の範囲Raの切削刃62は、切削方向Lc側で隣接する切削刃62に対する刃先高さh1の増分代αが、第2の範囲Rb内における刃先高さh1の増分代βよりも小さい形状に形成されたものである。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具3は、第1の範囲Raにおける刃先高さh1の増分代が第2の範囲Rbの切削刃62と同じ場合に比べて、第1の範囲Raの切削刃62ごとの切削量を低減することができる。
このため、コンロッド用溝加工具3は、第2の範囲Rbの切削刃62に比べて先細な第1の範囲Raの切削刃62に加わる負荷を抑えることができる。
よって、コンロッド用溝加工具3は、刃先の摩耗をより抑えて、切削刃62のライフサイクルをより向上することができる。
また、第1の範囲Raの切削刃62は、3刃以上5刃以下である。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具3は、切削量が少なくなる切削刃62の刃数を最小限に抑えられるため、切削効率の低下を抑制することができる。
また、コンロッド用溝加工具3は、最も逆方向側に位置する複数の切削刃62に対して逆方向側で隣接し、荒刃6が切削した部分を仕上げ加工する仕上刃7を備えたものである。
さらに、荒刃6は、切削方向Lcから見て略台形状で、刃先高さh1が逆方向に沿って漸次高くなる略相似形に形成されたものである。
この構成によれば、コンロッド用溝加工具3は、荒刃6が、切削方向Lcとは逆方向側に位置するほど先細になることを抑制できる。このため、コンロッド用溝加工具3は、切削方向Lcから見た形状が略V状の荒刃に比べて、荒刃6の刃先に加わる負荷が、切削方向Lcとは逆方向側に位置するほど高くなることを防止できる。
よって、コンロッド用溝加工具3は、刃先の摩耗をさらに抑えて、切削刃62のライフサイクルをさらに向上することができる。
また、破断促進部形成装置2は、上述のコンロッド用溝加工具3と、コンロッド1の大端部13を保持するワーク保持部42、及びワーク保持部42に対してコンロッド用溝加工具3を対向保持する工具保持部43を有し、ワーク保持部42を切削方向Lcに沿って一回、往復動させることで、大端部13に破断促進部Nを形成する自動工作機械4とを備えたものである。
この発明によれば、切削刃62の耐摩耗性を向上するとともに、先鋭な略V溝状の破断促進部Nを安定して形成することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の複数の切刃は、実施形態の荒刃6に対応し、
以下同様に、
所定位置は、第1の切刃装着部分511の底面511aに対応し、
所定範囲は、第2の範囲Rbに対応し、
所定範囲外は、第1の範囲Raに対応し、
工作機械は、自動工作機械4に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、工具保持部43に対してワーク保持部42を近接させる破断促進部形成装置2としたが、これに限定せず、ワーク保持部42に対して工具保持部43を近接させる一回の動きで、コンロッド1に破断促進部Nを形成する破断促進部形成装置としてもよい。
また、コンロッド1の大端部13に対してコンロッド用溝加工具3を近接させる方向を切削方向Lcとし、コンロッド用溝加工具3が押抜きによって破断促進部Nを形成する構成としたが、これに限定しない。例えば、コンロッド1の大端部13に対してコンロッド用溝加工具3を離間させる方向を切削方向とし、コンロッド用溝加工具3が引抜きによって破断促進部Nを形成する構成であってもよい。
この場合、荒刃は、支持部材5の第1固定部51から被保持部53へ向かう長手方向Lの向きに沿って、コンロッド1の大端部13における貫通孔13aの周面を切削可能に構成する。さらに、荒刃の切削刃は、刃先高さが切削方向とは逆方向(長手方向Lにおける被保持部53から第1固定部51へ向かう方向)へ向かうほど漸次高くなるように形成する。
また、刃先高さh1,h2の基準面として、第1の切刃装着部分511の底面511aとしたが、これに限定せず、長手方向Lに略平行な箇所であれば、支持部材5の軸中心、短手方向Tから見た支持部材5における第1固定部51の上端、あるいは刃溝底などを基準面としてもよい。
また、支持部材5と荒刃6とを別体で構成したが、これに限定せず、支持部材と荒刃とを一体構成してもよい。
また、荒刃6と仕上刃7とを別体で構成したが、これに限定せず、荒刃と仕上刃とを一体構成してもよい。
また、支持部材5と仕上刃7とを別体で構成したが、これに限定せず、支持部材と仕上刃とを一体構成してもよい。
また、仕上刃7を支持部材5の第2固定部52に固定したが、これに限定せず、仕上刃を第1固定部に固定する、あるいは仕上刃を荒刃に固定する構成であってもよい。
1…コンロッド
2…破断促進部形成装置
3…コンロッド用溝加工具
4…自動工作機械
5…支持部材
6…荒刃
7…仕上刃
13…大端部
13a…貫通孔
42…ワーク保持部
43…工具保持部
62…切削刃
511a…底面
h1…刃先高さ
Lc…切削方向
N…破断促進部
Ra…第1の範囲
Rb…第2の範囲
α,β…増分代

Claims (5)

  1. コンロッドの大端部を破断分割するための略V溝状の破断促進部を、切削方向に沿って前記大端部に形成するコンロッド用溝加工具であって、
    前記大端部に設けた貫通孔の周面を切削するための複数の切刃と、
    前記切削方向に沿って、前記複数の切刃を支持する支持部材とで構成され、
    該支持部材における前記切削方向に略平行な箇所を所定位置として、
    前記複数の切刃は、
    前記所定位置から刃先までの長さである刃先高さが、前記切削方向とは逆方向に沿って漸次高くなる形状に形成された
    コンロッド用溝加工具。
  2. 前記複数の切刃のうち、最も前記切削方向側に位置する切刃から数えて、少なくとも半分以上の切刃を含む範囲を所定範囲として、
    前記所定範囲内の切刃は、
    前記切削方向側で隣接する切刃に対する刃先高さの増分代が略一定となるように形成され、
    前記所定範囲外の切刃は、
    前記切削方向側で隣接する切刃に対する刃先高さの増分代が、前記所定範囲内における刃先高さの増分代よりも小さい形状に形成された
    請求項1に記載のコンロッド用溝加工具。
  3. 前記所定範囲外の切刃は、3刃以上5刃以下である
    請求項2に記載のコンロッド用溝加工具。
  4. 前記複数の切刃を、前記大端部における前記貫通孔の周面を荒加工するための荒刃として、
    最も逆方向側に位置する切刃に対して逆方向側で隣接し、前記荒刃が切削した部分を仕上げ加工する仕上刃を備え、
    前記荒刃は、
    前記切削方向から見て略台形状で、前記刃先高さが前記逆方向に沿って漸次高くなる略相似形に形成された
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のコンロッド用溝加工具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つのコンロッド用溝加工具と、
    コンロッドの大端部を保持するワーク保持部、及び該ワーク保持部に対して前記コンロッド用溝加工具を対向保持する工具保持部を有し、前記ワーク保持部または前記工具保持部を切削方向に沿って一回、往復動させることで、前記大端部に破断促進部を形成する工作機械とを備えた
    コンロッドの破断促進部形成装置。
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