JP2021121146A - 点灯システム、照明システム、及び照明器具 - Google Patents

点灯システム、照明システム、及び照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる点灯システム、照明システム及び照明器具を提供する。【解決手段】点灯システム1は、コンバータ回路2と、共振切替回路4と、制御回路3と、を備える。コンバータ回路2は、共振形コンバータである。共振切替回路4は、LEDユニット8を含まない共振回路22の共振経路を自己共振経路とし、自己共振経路が形成されていない第1共振状態と自己共振経路が形成されている第2共振状態とを切り替える。制御回路3は、光出力を第1範囲内で調整するとき、スイッチング素子Q1、Q2がオンしているオン期間に亘って第1共振状態を維持し、かつ、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を変化させる第1制御を行う。制御回路3は、光出力が第1範囲より大きくなる第2範囲内で光出力を調整するとき、オン期間において第2共振状態を含む第2制御を行う。【選択図】図2

Description

本開示は、点灯システム、照明システム、及び照明器具に関する。より詳細には、共振形コンバータを備える点灯システム、照明システム、及び照明器具に関する。
特許文献1の照明装置は、照明負荷と、電源装置とを備える。照明負荷は、発光ダイオードなどの照明光源を有する。電源装置は、交流電源から供給される交流の入力電圧を直流の出力電圧に変換して照明負荷に出力することにより、照明負荷を点灯させる。
電源装置は、整流回路と、力率改善回路と、ハーフブリッジ回路と、トランスと、整流平滑回路とを含む。
整流回路は、交流の入力電圧を全波整流した整流電圧を出力する。力率改善回路は、整流電圧の力率を改善する。整流回路と力率改善回路とによって直流電圧源が構成される。
ハーフブリッジ回路は、2つのスイッチング素子と、コンデンサとを含む。2つのスイッチング素子は、直流電圧源に対して直列に接続される。トランスは、一次巻線と、二次巻線とを有し、一次巻線は、コンデンサを介してハーフブリッジ回路に接続されている。ハーフブリッジ回路は、2つのスイッチング素子を交互にオン、オフすることにより、一次巻線の両端に交流電圧を生じさせる。すなわち、ハーフブリッジ回路は、力率改善回路から供給される直流電圧を交流電圧に変換する。
トランスでは、一次巻線に交流電流が流れると、それに応じた交流電流が二次巻線に流れる。これにより、トランスは、ハーフブリッジ回路から供給される交流電圧を降圧する。整流平滑回路は、トランスによって降圧された交流電圧を整流、平滑することにより、整流電圧を直流電圧に変換する。すなわち、整流平滑回路は、出力電圧を生成する。
上述の電源装置は、トランスとコンデンサとによって共振回路を構成する。具体的には、一次巻線と漏れインダクタンスとコンデンサとによって、いわゆるLLC共振回路を構成する。したがって、電源装置では、2つのスイッチング素子のスイッチング周波数を制御することにより、照明負荷に供給する電力を制御することができる。
特開2018−142551号公報
上述の特許文献1の電源装置は、共振回路を有して照明負荷に電力を供給する点灯システムである。共振回路を有する点灯装置では、入力に対する出力の利得を高くすると、点灯装置の出力電流及び出力電圧などの出力が発振しやすくなる。また、利得を低くすると、出力の調整範囲が狭くなるために、照明負荷の調光範囲が狭くなる。
本開示の目的は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる点灯システム、照明システム、及び照明器具を提供することである。
本開示の一態様に係る点灯システムは、コンバータ回路と、共振切替回路と、制御回路と、を備える。前記コンバータ回路は、スイッチング素子及び共振回路を有して、直流電源から供給される直流電圧を電圧変換し、照明負荷へ電力を供給する共振形コンバータである。前記共振切替回路は、前記照明負荷を含まない前記共振回路の共振経路を自己共振経路とし、前記自己共振経路が形成されていない第1共振状態と前記自己共振経路が形成されている第2共振状態とを切り替える。前記制御回路は、前記コンバータ回路及び前記共振切替回路を制御することで、前記照明負荷の光出力を調整する。前記制御回路は、前記光出力を第1範囲内で調整するとき、前記スイッチング素子がオンしているオン期間に亘って前記第1共振状態を維持し、かつ、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させる第1制御を行う。前記制御回路は、前記光出力が前記第1範囲より大きくなる第2範囲内で前記光出力を調整するとき、前記オン期間において前記第2共振状態を含む第2制御を行う。
本開示の一態様に係る照明システムは、上述の点灯システムと、前記照明負荷と、を備える。
本開示の一態様に係る照明器具は、上述の照明システムと、前記点灯システム及び前記照明負荷の少なくとも1つが取り付けられる本体と、を備える。
本開示の点灯システム、照明システム、及び照明器具は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る点灯システムを備える照明システムを示すブロック図である。 図2は、同上の点灯システムを示す回路図である。 図3は、同上の点灯システムの出力特性を示す特性図である。 図4は、同上の点灯システムの出力特性を示す特性図である。 図5は、同上の点灯システムの出力特性を示す特性図である。 図6は、同上の点灯システムの発振時の共振電流及び出力電流の波形図である。 図7は、同上の点灯システムの非発振時の共振電流及び出力電流の波形図である。 図8は、同上の点灯システムのPFM制御を説明するための説明図である。 図9は、同上の点灯システムのPFM制御を説明するための説明図である。 図10は、同上の点灯システムの動作を説明するためのタイムチャートである。 図11は、同上の点灯システムの昇圧制御を説明するための説明図である。 図12は、同上の点灯システムの出力特性を示す特性図である。 図13は、同上の点灯システムの制御範囲を示す図である。 図14は、同上の第1変形例の点灯システムを示す回路図である。 図15は、同上の点灯システムのPFM制御を説明するための説明図である。 図16は、同上の点灯システムのPFM制御を説明するための説明図である。 図17は、同上の点灯システムの動作を説明するためのタイムチャートである。 図18は、同上の点灯システムの昇圧制御を説明するための説明図である。 図19は、同上の点灯システムの昇圧制御を説明するための説明図である。 図20は、同上の第2変形例の点灯システムの一部を示す回路図である。 図21は、同上の第3変形例の点灯システムの一部を示す回路図である。 図22は、同上の第5変形例の照明器具を示す斜視図である。
以下に説明する実施形態は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態に限定されることなく、以下の実施形態以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)照明システムの概要
本開示の実施形態に係る照明システムA1(以下、照明システムA1と略す。)は、図1に示すように、本開示の実施形態に係る点灯システム1、直流電源5、及びLEDユニット8(照明負荷)を備えている。
本開示の実施形態に係る点灯システム1(以下、点灯システム1と略す。)は、コンバータ回路2と、制御回路3と、共振切替回路4と、を備える。
直流電源5は、例えば、商用の電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置を有することが好ましい。また、電力変換装置は、昇圧チョッパ回路などのPFC(Power Factor Correction)回路で構成されることが好ましい。ただし、直流電源5は、PFC回路などの電力変換装置に限定されず、蓄電池、太陽電池、燃料電池などであってもかまわない。直流電源5は、一対の出力端子50P、50Nを有し、一対の出力端子50P、50Nから直流電圧(入力電圧Vin)を出力する。
照明負荷であるLEDユニット8は、複数個のLED(Light Emitting Diode)80を有する。ただし、図1では2個のLED80のみを図示している。これら複数個のLED80は、順方向に電気的かつ直列に接続されている。なお、LED80の個数は2個に限定されず、例えば、十数個から数十個以上であってもかまわない。以下の説明において、LEDユニット8の正極端子とは、電気的に直列接続されている複数個のLED80のうち、最も高電位となるLED80(図1における上側のLED80)のアノード端子である。また、LEDユニット8の負極端子とは、電気的に直列接続されている複数個のLED80のうち、最も低電位となるLED80(図1における下側のLED80)のカソード端子である。
(2)点灯システムの概要
点灯システム1は、コンバータ回路2と、コンバータ回路2を制御する制御回路3と、共振切替回路4と、を備える。なお、点灯システム1は、コンバータ回路、制御回路3、及び共振切替回路4が同一の筐体に収められた装置構成、コンバータ回路、制御回路3、及び共振切替回路4が複数の筐体にそれぞれ収められたシステム構成のいずれであってもよい。
コンバータ回路2は、直流電源5から供給される入力電圧Vinを直流の出力電圧Voに電圧変換する。出力電圧Voは、例えば入力電圧Vinよりも低い電圧又は高い電圧である。コンバータ回路2は、後述するように共振回路22を有するLLC方式の電流共振形コンバータである。
コンバータ回路2は、一対の入力端子として、正極の入力端子20P及び負極の入力端子20Nを有している。コンバータ回路2の正極の入力端子20Pは、直流電源5の正極の出力端子50Pと電気的に接続されている。また、コンバータ回路2の負極の入力端子20Nは、直流電源5の負極の出力端子50Nと電気的に接続されている。
コンバータ回路2は、一対の出力端子として、正極の出力端子21P及び負極の出力端子21Nを有している。コンバータ回路2の正極の出力端子21Pは、LEDユニット8の正極端子と電気的に接続されている。また、コンバータ回路2の負極の出力端子21Nは、LEDユニット8の負極端子と電気的に接続されている。LEDユニット8は、出力電圧Voを印加され、コンバータ回路2から出力電流Ioを供給される。LEDユニット8は、出力電流Ioによって点灯し、出力電流Ioが大きいほど調光レベルが高くなり、LEDユニット8の光出力(LEDユニット8が発する光量)が大きくなる。
制御回路3は、コンバータ回路2を制御する。制御回路3は、外部から受け取る調光信号Y1に応じて、コンバータ回路2の出力電流Io(出力電圧Vo)を調整し、LEDユニット8の光量を調節(調光)するように構成されている。なお、調光信号Y1は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号、直流の電圧信号、あるいは、照明用の通信プロトコルであるDMX512に準拠したディジタル信号(DMX信号)などである。
制御回路3は、コンピュータシステムを備えることが好ましい。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における制御回路3としての機能の少なくとも一部が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む一乃至複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、一つ以上のプロセッサ及び一つ以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む一乃至複数の電子回路で構成される。
共振回路22の共振経路としてLEDユニット8を含まない共振経路を自己共振経路とすると、共振切替回路4は、共振回路22の共振経路として自己共振経路が形成されていない第1共振状態と、共振回路22の共振経路として自己共振経路が形成されている第2共振状態と、を切り替える。この自己共振経路は、LEDユニット8の両端間((正極端子と負極端子との間)を電気的に短絡する経路に相当する。したがって、第1共振状態は、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が等価的に挿入されている状態である。また、第2共振状態は、LEDユニット8の両端間が電気的に短絡された状態であり、共振経路にLEDユニット8が等価的に挿入されていない状態である。
(3)点灯システムの詳細な説明
(3.1)コンバータ回路の構成
コンバータ回路2は、図2に示すように、LLC方式の電流共振形コンバータである。
コンバータ回路2は、2つのトランジスタQ1、Q2と、共振回路22と、整流平滑回路23とを有している。
これらのトランジスタQ1、Q2はそれぞれ、本開示のスイッチング素子に相当するエンハンスメント型のnチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。MOSFETのドレイン−ソース間には、ソースからドレインに向かって順方向になる寄生ダイオードが形成されている。ただし、トランジスタQ1、Q2は、MOSFET以外のパワートランジスタ、例えば、バイポーラトランジスタ及びIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などでもよい。
コンバータ回路2において、ハイサイドのトランジスタQ1のドレインが正極の入力端子20Pと電気的に接続され、ローサイドのトランジスタQ2のドレインとハイサイドのトランジスタQ1のソースが電気的に接続されている。また、ローサイドのトランジスタQ2のソースが負極の入力端子20Nと電気的に接続されている。なお、コンバータ回路2の一対の入力端子20P、20N間にフィルタ用のコンデンサC1が電気的に接続されている。
コンバータ回路2において、共振回路22は、トランスT1、インダクタL1、2つのコンデンサC2、C3を有している。コンデンサC2の第1端は、ローサイドのトランジスタQ2のドレインに電気的に接続され、コンデンサC2の第2端は、トランジスタQ2のソースに電気的に接続されている。インダクタL1の第1端は、ハイサイドのトランジスタQ1のソース及びローサイドのトランジスタQ2のドレインと電気的に接続されている。インダクタL1の第2端は、トランスT1の1次巻線N1の第1端(巻き始め)と電気的に接続されている。トランスT1の1次巻線N1の第2端(巻き終わり)とコンデンサC3の第1端が電気的に接続され、コンデンサC3の第2端がコンデンサC2の第2端及びローサイドのトランジスタQ2のソースと電気的に接続されている。なお、共振回路22は、1次巻線N1と2次巻線N2の結合係数を小さくすることでトランスT1の漏れインダクタンスを大きくし、この漏れインダクタンスを共振用のインダクタンスに利用している。
コンバータ回路2において、整流平滑回路23は、整流回路230と平滑コンデンサ231を備えている。整流回路230は、フルブリッジ接続された4つのダイオードD1〜D4を有する。整流回路230の一対の交流入力端子は、トランスT1の2次巻線N2の両端と電気的に接続されている。平滑コンデンサ231は、整流回路230の一対の脈流出力端子の間に電気的に接続されている。
コンバータ回路2は、制御回路3によって2つのトランジスタQ1、Q2が交互にオンするようにスイッチング制御されることにより、入力電圧Vinを矩形波のパルス状の電圧に変換する。コンバータ回路2は、矩形波のパルス状の電圧を共振回路22に印加する。この結果、共振回路22の一次巻線N1に共振電流Ir1が流れ、コンバータ回路2は、共振回路22によってパルス状の電圧を正弦波電圧に変換する。この正弦波電圧は、トランスT1によって降圧された後、整流回路230によって直流の整流電圧に変換される。整流回路230から出力された整流電圧は平滑コンデンサ231の両端間に印加され、平滑コンデンサ231の両端間には直流の出力電圧Voが生じる。出力電圧Voは、LEDユニット8に印加され、LEDユニット8に直流の出力電流Ioが供給される。なお、トランスT1は、正弦波電圧を降圧する構成に限定されず、例えば正弦波電圧を昇圧する構成、又は昇圧比が1となる構成であってもよい。
上述の第1共振状態では、トランスT1の2次巻線N2に並列にLEDユニット8が電気的に接続されているため、等価的に共振経路22の共振経路はLEDユニット8を含む構成になる。また、上述の第2共振状態では、LEDユニット8の両端間が電気的に短絡されているため、等価的に共振経路22の共振経路はLEDユニット8を含まないことになる。言い換えると、第1共振状態では、LEDユニット8がトランスT1に電気的に接続し、第2共振状態では、LEDユニット8がトランスT1に電気的に非接続になる。
なお、トランジスタQ1がオンし、トランジスタQ2がオフしている期間では、共振電流Ir1が正値になる。トランジスタQ1がオフし、トランジスタQ2がオンしている期間では、共振電流Ir1が負値になる。
(3.2)コンバータ回路の出力特性
LLC方式の電流共振形コンバータであるコンバータ回路2は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させるPFM(Pulse Frequency Modulation:パルス周波数変調)制御によって、LEDユニット8を調光することができる。なお、PFM制御が、本開示の第1制御に相当する。
ここで、LLC方式の電流共振形コンバータの一般的な出力特性を図3に示す。図3の横軸はスイッチング周波数fを示し、縦軸は出力電圧Voを示す。図3における3本の曲線α1、α2、α3は、それぞれ照明負荷(LEDユニット8)の等価抵抗値が異なる場合の出力特性を示している。具体的には、曲線α1が3種類の中で最も等価抵抗値が小さい場合の出力特性であり、曲線α3が3種類の中で最も等価抵抗値が大きい場合の出力特性である。そして、曲線α2は、3種類の中で中間の等価抵抗値の場合の出力特性である。通常、LLC方式の電流共振形コンバータでは、出力電圧が極大となる周波数(共振周波数f0)よりも高い周波数範囲内でPFM制御が行われる(図3参照)。具体的に、スイッチング周波数が高くなる(共振周波数f0から離れる)ほど、電流共振形コンバータの利得(例えば図3の出力電圧Vo)は低くなる。スイッチング周波数が低くなる(共振周波数f0に近付く)ほど、電流共振形コンバータの利得は高くなる。なお、LEDユニット8からなる照明負荷の場合、出力電流Io(順方向電流)が小さくなるほど等価抵抗値が大きくなる。
スイッチング周波数の制御範囲を、周波数f11以上、かつ、周波数f12以下の周波数範囲F1、又は周波数f21以上、かつ、周波数f22以下の周波数範囲F2とする。周波数f11、f12、f21、f22の大小関係は、f11<f12<f21<f22となる。すなわち、周波数範囲F1は、周波数範囲F2よりも共振周波数f0に近くなる。このとき、周波数範囲F1における曲線α1、α2、α3の各傾きの絶対値は、周波数範囲F2における曲線α1、α2、α3の各傾きの絶対値よりも大きくなる。すなわち、周波数範囲F1における利得(例えば図3の出力電圧Vo)の変化量は、周波数範囲F2における利得の変化量よりも大きくなる。なお、傾きは、スイッチング周波数fの変化量に対する出力電圧Voの変化量の比に相当する。
したがって、周波数範囲F1でPFM制御を行うと、周波数範囲F2でPFM制御を行う場合に比べて、出力電圧Vo又は出力電流Ioなどの出力の調整範囲は広くなる。しかしながら、周波数範囲F1でPFM制御を行うと、周波数範囲F2でPFM制御を行う場合に比べて、出力が発振しやすくなる。
一方、周波数範囲F2でPFM制御を行うと、周波数範囲F1でPFM制御を行う場合に比べて、出力は発振し難くなり、さらには出力制御の分解能も高くなる。しかしながら、周波数範囲F2でPFM制御を行うと、周波数範囲F1でPFM制御を行う場合に比べて、出力の調整範囲は狭くなる。
図4及び図5は、LLC方式の電流共振形コンバータの別の出力特性をそれぞれ示す。図4の出力特性となる共振回路22のQ値は、図5の出力特性となる共振回路22のQ値よりも大きい。共振回路22のQ値は、共振回路22のトランスT1、インダクタL1、及びコンデンサC2、C3の各素子パラメータによって決まる。
図4の出力特性では、出力の調整範囲がΔVo1となり、図5の出力特性では、出力の調整範囲がΔVo2となる。図4の出力特性では、出力の調整範囲ΔVo1が図5の調整範囲ΔVo2より広くなるが、図5の出力特性に比べて出力が発振しやすくなる。また、図5の出力特性では、図4の出力特性に比べて出力が発振し難くなるが、出力の調整範囲ΔVo2が図4の調整範囲ΔVo1より狭くなる。
図6は、出力が発振したときの共振電流Ir1、及び出力電流Ioの各波形を示す。出力が発振すると、共振電流Ir1の振幅は脈動し、出力電流Ioの大きさも脈動する。図7は、出力が発振していないときの共振電流Ir1、及び出力電流Ioの各波形を示す。出力が発振していなければ、共振電流Ir1の振幅はほぼ一定であり、出力電流Ioの大きさもほぼ一定になる。
(3.3)共振切替回路の構成
上述のように、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させるPFM制御のみでは、出力の発振抑制及び出力の調整範囲の広範囲化を両立させることは困難であった。そこで、点灯システム1は、共振切替回路4を備えることで、出力の発振抑制及び出力の調整範囲の広範囲化を両立させている。
本実施形態の共振切替回路4は、トランスT1の1次側に設けられており、トランジスタQ41と、ダイオードD41と、を有する。トランジスタQ41は、本開示のスイッチに相当するエンハンスメント型のnチャネルMOSFETである。そして、1次巻線N1の一端には、ダイオードD41のアノードが接続し、ダイオードD41のカソードはトランジスタQ41のドレインに接続している。トランジスタQ41のソースは1次巻線N1の他端に接続されている。トランジスタQ41のドレイン−ソース間には、ソースからドレインに向かって順方向になる寄生ダイオードが形成されている。ダイオードD41のアノードは、インダクタL1を介してトランジスタQ1のソース(トランジスタQ2のドレイン)に接続している。トランジスタQ41のソースは、コンデンサC3を介して、トランジスタQ2のソースに接続している。すなわち、トランジスタQ41は、1次巻線N1に電気的に接続している。
共振切替回路4のトランジスタQ41がオフしているとき、共振回路22の共振経路には、LEDユニット8が含まれる。すなわち、第1共振状態であれば、共振回路22の共振経路には、LEDユニット8が含まれる。したがって、トランジスタQ41がオフしているとき、共振回路22からLEDユニット8へのエネルギーの伝達が、共振電流Ir1の各周期の全期間に亘って行われる。
共振切替回路4のトランジスタQ41がオンすると、1次巻線N1の両端間は、ダイオードD41及びトランジスタQ41を介して共振電流Ir1の周期毎に電気的に短絡される。すなわち、共振電流Ir1が正値となる共振電流Ir1の半周期にトランジスタQ41がオンすれば、トランジスタQ41がオンしている期間は1次巻線N1の両端間が電気的に短絡される。すなわち、トランスT1が共振回路22から電気的に切り離され、この結果、共振回路22の共振経路は、LEDユニット8を含まない自己共振経路となる。したがって、トランジスタQ41がオンしているとき、共振回路22の共振経路は、トランジスタQ41を通り、かつ、LEDユニット8を含まない自己共振経路になり、共振回路22からLEDユニット8へのエネルギーの伝達が行われない。
一方、自己共振経路にはインダクタL1が含まれており、トランジスタQ41がオンしているとき、インダクタL1は、インダクタL1を流れる電流による磁気エネルギーを蓄積している。インダクタL1が磁気エネルギーを蓄積しているときに、共振切替回路4のトランジスタQ41がオンからオフに切り替わると、インダクタL1に蓄積されている磁気エネルギーが1次巻線N1から2次巻線N2へ伝達される。したがって、共振電流Ir1が正値となっている期間にトランジスタQ41がオン、オフすることで、コンバータ回路2は昇圧動作を行い、出力電圧Voが上昇する。すなわち、トランジスタQ1のオン期間にトランジスタQ41のオン、オフを制御することで、コンバータ回路2の昇圧制御を行うことができる。言い換えると、トランジスタQ41のオン、オフを制御することで、コンバータ回路2の利得を変化させることができる。なお、昇圧制御は、本開示の第2制御に相当する。
また、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれていない第2共振状態は、LEDユニット8の両端間が電気的に短絡されている状態に等価である。本実施形態では、共振回路22のトランスT1の2次巻線N2が、整流回路230を介してLEDユニット8に接続することで、共振回路22とLEDユニット8とが接続している。そして、LEDユニット8が短絡したとすると、トランスT1の2次巻線N2が短絡され、この結果、1次巻線N1が短絡された状態と等価になる。1次巻線N1が短絡されると、共振回路22は、電気的に、インダクタL1及びコンデンサC2、C3を含み、トランスT1を含まない構成になる。したがって、LEDユニット8が短絡したとすると、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれない第2共振状態になる。
本実施形態では、共振切替回路4が1次巻線N1に並列接続している。この場合、トランジスタQ41がオンすることで、共振回路22の等価回路がLEDユニット8の短絡時と同様の構成となり、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれない第2共振状態になる。また、トランジスタQ41がオフすることで、共振回路22の等価回路がLEDユニット8の非短絡時と同様の構成となり、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれる第1共振状態になる。
点灯システム1は、PFM制御(第1制御)と、昇圧制御(第2制御)との両方を用いる。PFM制御は、トランジスタQ41をオフ状態に維持しながら、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させる。昇圧制御は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、トランジスタQ41をオンオフさせる。すなわち、点灯システム1は、PFM制御による利得の変化と、昇圧制御による利得の変化とを併用する。
(3.4)制御回路の構成
上述のように、点灯システム1は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させるPFM制御と、トランジスタQ41をオンオフさせることによる昇圧制御との両方を用いる。そこで、制御回路3は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数、及びトランジスタQ41のオン、オフを制御する。
制御回路3は、検出処理部31、LLC制御部32、及び駆動回路33、34を有する(図2参照)。
検出処理部31は、マイクロコントローラを有することが好ましい。検出処理部31は、調光信号Y1を外部の図示しない調光器から受け取ることができる。本実施形態の調光信号Y1はデューティ可変のPWM信号であり、例えば、調光レベルの指令値が大きいほど、調光信号Y1のデューティが小さくなる。
検出処理部31は、電流検出信号Yiを受け取る。LEDユニット8の負極端子と平滑コンデンサ231の負極との間には、検出抵抗R1が接続されている。検出処理部31は、検出抵抗R1の両端電圧を電流検出信号Yiとして受け取る。電流検出信号Yiの電圧値は、出力電流Ioの大きさに比例するので、電流検出信号Yiは、出力電流Ioの検出信号に相当する。
検出処理部31は、調光信号Y1に基づいて、出力電流Ioの指令値を求めることができる。検出処理部31は、電流検出信号Yiに基づいて、出力電流Ioの検出値を求めることができる。検出処理部31は、出力電流Ioの指令値と出力電流Ioの検出値との差分を求め、当該差分を表す誤差信号Y10を生成する。
LLC制御部32は、検出処理部31が生成した誤差信号Y10を受け取る。LLC制御部32は、誤差信号Y10に基づいて、出力電流Ioの指令値と出力電流Ioの検出値との差分を把握できる。誤差信号Y10は、信号の大きさ、又は信号のデューティによって、出力電流Ioの指令値と出力電流Ioの検出値との差分を表す。LLC制御部32は、誤差信号Y10に基づいて、制御信号Y11、Y12、Y13を生成する。制御信号Y11はトランジスタQ1の制御信号であり、制御信号Y12はトランジスタQ2の制御信号であり、制御信号Y13はトランジスタQ41の制御信号である。なお、LLC制御部32と検出処理部31とは、電気的に絶縁されていることが好ましい。例えば、LLC制御部32は、検出処理部31からフォトカプラを介して誤差信号Y10を受け取る。
駆動回路33は、LLC制御部32から制御信号Y11を受け取り、制御信号Y11に基づいてトランジスタQ1のゲート電圧Yg1を調整する。また、駆動回路33は、LLC制御部32から制御信号Y12を受け取り、制御信号Y12に基づいてトランジスタQ2のゲート電圧Yg2を調整する。
駆動回路34は、LLC制御部32から制御信号Y13を受け取り、制御信号Y13に基づいてトランジスタQ41のゲート電圧Yg3を調整する。
そして、LLC制御部32は、誤差信号Y10に基づいて、PFM制御及び昇圧制御を択一的に選択して動作する。PFM制御は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させるスイッチング制御である。昇圧制御は、トランジスタQ41のオン時間を変化させるスイッチング制御である。なお、LLC制御部32には、テキサスインスツルメンツ社製のLLC共振コントローラIC(型番UCC256301)又は新電元工業社製のLLC電流共振用制御IC(型番MCZ5211ST)などが好適である。
PFM制御を行うLLC制御部32は、誤差信号Y10に基づいて、出力電流Ioの検出値が出力電流Ioの指令値に一致するように、2つのトランジスタQ1、Q2をPFM制御する。PFM制御を行うLLC制御部32は、出力電流Ioを増加させるときにはトランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を低下させ、出力電流Ioを減少させるときにはトランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を上昇させる。
昇圧制御を行うLLC制御部32は、スイッチング周波数を下限周波数に固定した状態で、トランジスタQ1のオン期間におけるトランジスタQ41のオン時間を制御する。この場合、LLC制御部32は、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期して、トランジスタQ41をターンオンさせる。そして、LLC制御部32は、トランジスタQ1が次にターンオフする前に、トランジスタQ41をターンオフさせる。昇圧制御を行うLLC制御部32は、トランジスタQ41に上述のターンオン及びターンオフを繰り返し行わせる。
(3.5)点灯システムの動作
制御回路3は、受け取った調光信号Y1に基づいて、出力電流Ioの検出値が出力電流Ioの指令値に一致するように、コンバータ回路2の利得を調整する。
制御回路3は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数より高ければ、PFM制御によってコンバータ回路2の利得を調整する。すなわち、制御回路3は、スイッチング周波数が下限周波数より高ければ、PFM制御によって出力電流Ioを調整する。具体的に、制御回路3は、スイッチング周波数を低下させることで、出力電流Ioを増加させる。制御回路3は、スイッチング周波数を上昇させることで、出力電流Ioを減少させる。
PFM制御では、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフしているとき、図8に示すように、直流電源5の出力端子50Pから、トランジスタQ1、インダクタL1、1次巻線N1、コンデンサC3を通って直流電源5の出力端子50Nへ向かう経路W1に電流が流れる。トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオフしているとき、図9に示すように、インダクタL1から、コンデンサC2、コンデンサC3、1次巻線N1を通ってインダクタL1へ戻る経路W2に電流が流れる。
また、制御回路3は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数にまで低下していれば、スイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、昇圧制御によってコンバータ回路2の利得を調整する。具体的に、制御回路3は、トランジスタQ1のオン期間におけるトランジスタQ41のオン時間を増加させることで、出力電流Ioを増加させる。制御回路3は、トランジスタQ41のオン時間を減少させることで、出力電流Ioを減少させる。このように、制御回路3は、スイッチング周波数が下限周波数であれば、昇圧制御によって出力電流Ioを更に増加させることができる。
すなわち、制御回路3は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数であるときのLEDユニット8の光出力(出力電流Io)を閾値とする。そして、制御回路3は、LEDユニット8の光出力が閾値未満になる第1範囲内で光出力を調整するとき、昇圧制御を行わずに、PFM制御を行う。また、制御回路3は、LEDユニット8の光出力が閾値以上になる第2範囲内で光出力を調整するとき、PFM制御を行わずに、昇圧制御を行う。
図10は、トランジスタQ1、Q2、及びトランジスタQ41の動作を示す。
期間P1では、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数より高く、トランジスタQ1、Q2のPFM制御が行われ、トランジスタQ41はオフ状態を維持している。
期間P2では、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数であり、トランジスタQ41がオンオフする昇圧制御が行われている。期間P2では、トランジスタQ1がオンしている期間であるオン期間Pon1において、トランジスタQ41がターンオンしている。トランジスタQ41は、トランジスタQ1がターンオンするタイミングt1に同期してターンオンする。その後、トランジスタQ41は、トランジスタQ1がターンオフするタイミングt2以前にターンオフする。すなわち、トランジスタQ1のオン期間Pon1に昇圧動作が行われる。トランジスタQ41がターンオンしてからターンオフするまでの時間をオン時間ton1とすると、オン時間ton1が長くなるにつれて、出力電流Ioは増加し、オン時間ton1が短くなるにつれて、出力電流Ioは減少する。
オン時間ton1では、図11に示すように、直流電源5の出力端子50Pから、トランジスタQ1、インダクタL1、ダイオードD41、トランジスタQ41、コンデンサC3を通って直流電源5の出力端子50Nへ向かう自己共振経路W3に電流が流れる。すなわち、共振回路22の共振経路である自己共振経路W3はトランスT1を含んでおらず、故に、共振回路22の共振経路はLEDユニット8を含まないことになる。
図12は、オン時間ton1が異なる5つの出力特性β1〜β5を示す。出力特性β1〜β5は、利得の変化量が比較的小さい領域(例えば図3の周波数範囲F2)での出力特性であり、オン時間ton1が長くなるにつれて、出力特性がβ1→β2→β3→β4→β5と変化する。すなわち、オン時間ton1が長くなるにつれて、利得が大きくなる。但し、オン時間ton1が、トランジスタQ1のオン期間Pon1の時間長さの半分を超えたくらいから、LEDユニット8に電力を供給可能な時間(オン時間ton1の終了タイミングからタイミングt2までの時間)が短くなるために、出力電圧Voは低下する。すなわち、オン時間ton1を長くすることによる利得の増加には限界がある。
そして、オン時間ton1を変化させることで、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数であっても、調整範囲ΔVo3に亘って出力を更に調整できる。したがって、PFM制御及び昇圧制御の両方を用いることによって、PFM制御だけを用いる構成に比べて、出力電流Ioの上限を更に引き上げることができる。
図13は、点灯システム1の制御範囲を示す。点灯システム1は、第1制御範囲G1では、PFM制御によって出力電流Ioを変化させることで、LEDユニット8の調光レベルを制御する。また、点灯システム1は、利得が第1制御範囲G1より大きくなる第2制御範囲G2では、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、昇圧制御によって出力電流Ioを変化させることで、LEDユニット8の調光レベルを制御する。したがって、点灯システム1は、PFM制御のみを行うときには不可能であった第2制御範囲G2での出力制御が可能になる。さらに、点灯システム1は、出力特性として、利得の変化量が小さい領域を用いることで、出力の発振を抑制できる。
また、本実施形態では、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を、共振周波数f0から離れた周波数範囲F2(図3参照)に設定している。この場合、共振電流Ir1(図2参照)が増加した後に低下して0になる前(共振回路22での共振が終了する前)に、トランジスタQ1、Q2のそれぞれがターンオンする。この結果、整流回路230のダイオードD1〜D4にダイオードのリカバリー特性によるサージ電圧が発生しやすくなる。しかしながら、トランジスタQ41のターンオンタイミングをトランジスタQ1がターンオンタイミングに同期させることで、整流回路230のダイオードD1〜D4に電流が流れない休止期間が生じる。この結果、ダイオードD1〜D4に生じるサージ電圧を抑制できる。
そこで、制御回路3は、第2制御範囲G2で昇圧制御を行うとき、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期して、トランジスタQ41をターンオンさせている。すなわち、制御回路3は、第2制御範囲G2で昇圧制御を行うとき、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期して、自己共振経路W3を形成する。この結果、トランジスタQ41のターンオン時にトランジスタQ41の寄生ダイオードに流れるリカバリー電流が低減するので、トランジスタQ41のスイッチングによって発生するノイズを低減できる。
なお、トランジスタQ41がターンオンするタイミングは、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期しなくてもよい。この場合、トランジスタQ41は、トランジスタQ1のオン期間Pon1内にターンオンすればよい。但し、トランジスタQ41がターンオンするタイミングは、共振電流Ir1がピークに達する前であることが好ましい。
上述のように、点灯システム1は、LEDユニット8の光出力を第1範囲内(第1制御範囲G1の一部に相当)で調整するとき、自己共振経路W3を形成せずに、かつ、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を変化させる。また、点灯システム1は、LEDユニット8の光出力が第1範囲よりも大きくなる第2範囲内(第2制御範囲G2の一部に相当)で調整するとき、自己共振経路W3を間欠的に形成する。第1範囲と第2範囲との境界は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数であるときの光出力に相当する。
この結果、点灯システム1は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
また、共振切替回路4のダイオードD41のアノードを、コンデンサC3を介してトランジスタQ2のソースに接続し、トランジスタQ41のソースを、インダクタL1を介してトランジスタQ1のソース(トランジスタQ2のドレイン)に接続してもよい。この場合、制御回路3は、昇圧制御を行うとき、スイッチング周波数を下限周波数に固定した状態で、トランジスタQ2のオン期間Pon2(図10参照)におけるトランジスタQ41のオン時間を制御する。すなわち、トランジスタQ2のオン期間Pon2に昇圧動作を行う。
また、点灯システム1は、トランジスタQ1のオン期間Pon1及びトランジスタQ2のオン期間Pon2の両方で昇圧動作を行うように構成されてもよい。
(4)第1変形例
図14は、点灯システム1の第1変形例を示し、上述の実施形態の整流回路230の代わりに整流回路230Aを備え、上述の実施形態の共振切替回路4の代わりに共振切替回路4Aを備える。
(4.1)整流回路、及び共振切替回路の構成
整流回路230Aは、2つのダイオードD11、D12、及び2つのトランジスタQ11、Q12を備える。2つのトランジスタQ11、Q12は、本開示のスイッチに相当するエンハンスメント型のnチャネルMOSFETである。
整流回路230Aでは、ダイオードD11のアノードとトランジスタQ11のドレインとが接続し、ダイオードD12のアノードとトランジスタQ12のドレインとが接続している。さらに、ダイオードD11のカソードとダイオードD12のカソードとが接続している。さらに、トランジスタQ11のソースとトランジスタQ12のソースとが接続している。トランスT1の2次巻線N2の両端は、ダイオードD11のアノード(トランジスタQ11のドレイン)及びダイオードD12のアノード(トランジスタQ12のドレイン)にそれぞれ接続している。平滑コンデンサ231の両端は、ダイオードD11のカソード(ダイオードD12のカソード)及びトランジスタQ11のソース(トランジスタQ12のソース)にそれぞれ接続している。すなわち、トランジスタQ11、Q12は、2次巻線N2に電気的に接続している。
共振切替回路4Aは、トランスT1の2次側に設けられており、2つのトランジスタQ11、Q12を備える。制御回路3のLLC制御部32は、トランジスタQ11、Q12のそれぞれのオン、オフを制御する。LLC制御部32は、誤差信号Y10に基づいて、制御信号Y131、Y132を生成する。制御信号Y131はトランジスタQ11の制御信号であり、制御信号Y132はトランジスタQ12の制御信号である。駆動回路34は、LLC制御部32から制御信号Y131、Y132を受け取り、制御信号Y131に基づいてトランジスタQ11のゲート電圧Yg11を調整し、制御信号Y132に基づいてトランジスタQ12のゲート電圧Yg12を調整する。
共振切替回路4Aは、共振回路22の共振経路としてLEDユニット8を含まない共振経路を自己共振経路とすると、共振回路22の共振経路として自己共振経路が形成されていない第1共振状態と、共振回路22の共振経路として自己共振経路が形成されている第2共振状態と、を切り替える。第1共振状態では、トランジスタQ11、Q12がともにオフしており、したがって、第1共振状態は、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が等価的に挿入されている状態になる。また、第2共振状態では、トランジスタQ11、Q12のいずれか一方がオン、他方がオフして、トランスT1の2次巻線N2が短絡した状態であり、したがって、第2共振状態は、LEDユニット8の両端間が電気的に短絡された状態に相当する。
本実施形態では、共振切替回路4Aが2次巻線N2に並列接続している。この場合、トランジスタQ11又はQ12がオンすることで、共振回路22の等価回路がLEDユニット8の短絡時と同様の構成となり、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれない第2共振状態になる。また、トランジスタQ11及びQ12がオフすることで、共振回路22の等価回路がLEDユニット8の非短絡時と同様の構成となり、共振回路22の共振経路にLEDユニット8が含まれる第1共振状態になる。
(4.2)点灯システムの動作
点灯システム1は、PFM制御と、昇圧制御との両方を用いる。PFM制御は、トランジスタQ11、Q12をオフ状態に維持しながら、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を変化させる。昇圧制御は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、トランジスタQ11、Q12をそれぞれオンオフさせる。すなわち、点灯システム1は、PFM制御による利得の変化と、昇圧制御による利得の変化とを併用する。
PFM制御では、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフしているとき、図15に示すように、直流電源5の出力端子50Pから、トランジスタQ1、インダクタL1、1次巻線N1、コンデンサC3を通って直流電源5の出力端子50Nへ向かう経路W11に電流が流れる。そして、2次巻線N2に発生した誘導電流によって、2次巻線N2から、ダイオードD11、LEDユニット8、トランジスタQ12の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る経路W12に電流が流れる。
次に、トランジスタQ1がターンオフすると、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、1次巻線N1、コンデンサC3、コンデンサC2を通ってインダクタL1に戻る経路に電流が流れる。トランスT1の二次側では、上記の電流経路W12を維持する。
次に、コンデンサC2の電荷がすべて放出されると、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、1次巻線N1、コンデンサC3、トランジスタQ2の寄生ダイオードを通って、インダクタL1に戻る経路に電流が流れる。トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD12、LEDユニット8、トランジスタQ11の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る経路に電流が流れる。
上述の各動作の後、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンする。
PFM制御では、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンしているとき、図16に示すように、コンデンサC3から、1次巻線N1、インダクタL1、トランジスタQ2を通ってコンデンサC3へ戻る経路W21に電流が流れる。そして、2次巻線N2に発生した誘導電流によって、2次巻線N2から、ダイオードD12、LEDユニット8、トランジスタQ11の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る経路W22に電流が流れる。
次に、トランジスタQ2がターンオフすると、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、コンデンサC2、コンデンサC3、1次巻線N1を通ってインダクタL1に戻る経路に電流が流れる。トランスT1の二次側では、上記の電流経路W22を維持する。
次に、コンデンサC2の電圧が入力電圧Vinまで増加すると、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、トランジスタQ1の寄生ダイオード、直流電源5、コンデンサC3、1次巻線N1を通って、インダクタL1に戻る経路に電流が流れる。トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD11、LEDユニット8、トランジスタQ12の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る経路に電流が流れる。
また、制御回路3は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数にまで低下していれば、スイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、昇圧制御によってコンバータ回路2の利得を調整する。すなわち、制御回路3は、スイッチング周波数が下限周波数であれば、昇圧制御によって出力電流Ioを調整する。具体的に、制御回路3は、トランジスタQ1のオン期間Pon1におけるトランジスタQ11のオン時間、トランジスタQ2のオン期間Pon2におけるトランジスタQ12のオン時間のそれぞれを増加させることで、出力電流Ioを増加させる。制御回路3は、トランジスタQ11、Q12のそれぞれのオン時間を減少させることで、出力電流Ioを減少させる。
図17は、昇圧制御時におけるトランジスタQ1、Q2、Q11、Q12の動作、並びに共振電流Ir11及びダイオード電流Id11(ダイオードD11を流れる電流)、Id12(ダイオードD12を流れる電流)の各波形を示す。トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数が下限周波数であり、トランジスタQ11、Q12がそれぞれオンオフする昇圧制御が行われている。
具体的に、トランジスタQ1がターンオンするタイミングt11に同期して、トランジスタQ11もターンオンする。そして、トランジスタQ1がターンオフするタイミングt12以前に、トランジスタQ11はターンオフする。トランジスタQ11がターンオンしてからターンオフするまでの時間がオン時間ton2である。そして、オン時間ton2が長くなるにつれて、出力電流Ioは増加し、オン時間ton2が短くなるにつれて、出力電流Ioは減少する。
また、トランジスタQ2がターンオンするタイミングt21に同期して、トランジスタQ12もターンオンする。そして、トランジスタQ2がターンオフするタイミングt22以前に、トランジスタQ12はターンオフする。トランジスタQ12がターンオンしてからターンオフするまでの時間がオン時間ton3である。そして、オン時間ton3が長くなるにつれて、出力電流Ioは増加し、オン時間ton3が短くなるにつれて、出力電流Ioは減少する。
具体的に、タイミングt11でトランジスタQ1、Q11がターンオンし、オン時間ton2が開始される。オン時間ton2では、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフ、トランジスタQ11がオン、トランジスタQ12がオフしている。このオン時間ton2では、図18に示すように、2次巻線N2に発生した誘導電流によって、2次巻線N2から、トランジスタQ11、トランジスタQ12の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る自己共振経路W32に電流が流れる。
次に、トランジスタQ11がターンオフすると、トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD11、LEDユニット8、トランジスタQ12の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る共振経路に電流が流れる。
次に、トランジスタQ1がターンオフした後、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、1次巻線N1、コンデンサC3、コンデンサC2(又はトランジスタQ2の寄生ダイオード)を通ってインダクタL1に戻る経路に電流が流れる。そして、コンデンサC2の電荷がすべて放出されると、インダクタL1から、1次巻線N1、コンデンサC3、トランジスタQ2の寄生ダイオードを通って、インダクタL1に戻る経路に電流が流れる。この間、トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD12、LEDユニット8、トランジスタQ11の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る共振経路に電流が流れる。
そして、タイミングt12でトランジスタQ2、Q12がターンオンし、オン時間ton3が開始される。オン時間ton3では、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオン、トランジスタQ11がオフ、トランジスタQ12がオンしている。このオン時間ton3では、図19に示すように、コンデンサC3から、1次巻線N1、インダクタL1、トランジスタQ2を通ってコンデンサC3へ戻る経路W21に電流が流れる。また、2次巻線N2に発生した誘導電流によって、2次巻線N2から、トランジスタQ12、トランジスタQ11の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る自己共振経路W42に電流が流れる。
次に、トランジスタQ12がターンオフすると、トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD12、LEDユニット8、トランジスタQ11の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る共振経路に電流が流れる。
次に、トランジスタQ2がターンオフした後、トランスT1の1次側では、インダクタL1から、コンデンサC2、コンデンサC3、1次巻線N1を通ってインダクタL1に戻る経路に電流が流れる。そして、コンデンサC2の電圧が入力電圧Vinまで増加すると、インダクタL1から、トランジスタQ1の寄生ダイオード、直流電源5、コンデンサC3、1次巻線N1を通って、インダクタL1に戻る経路に電流が流れる。トランスT1の2次側では、2次巻線N2から、ダイオードD11、LEDユニット8、トランジスタQ12の寄生ダイオードを通って、2次巻線N2に戻る共振経路に電流が流れる。
ここで、制御回路3は、昇圧制御を行うとき、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期して、トランジスタQ11をターンオンさせている。また、制御回路3は、トランジスタQ2がターンオンするタイミングに同期して、トランジスタQ12をターンオンさせている。すなわち、制御回路3は、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期して、自己共振経路W32を形成する。また、制御回路3は、トランジスタQ2がターンオンするタイミングに同期して、自己共振経路W42を形成する。この結果、整流回路230のダイオードD11、D12、トランジスタQ11、Q12に電流が流れない休止期間が生じ、ダイオードD11、D12、トランジスタQ11、Q12に生じるサージ電圧を抑制できる。言い換えると、トランジスタQ11のターンオン時にトランジスタQ11の寄生ダイオードに流れるリカバリー電流、及びトランジスタQ12のターンオン時にトランジスタQ12の寄生ダイオードに流れるリカバリー電流が低減する。したがって、トランジスタQ11、Q12のスイッチングによって発生するノイズを低減できる。
なお、トランジスタQ1がオンし、トランジスタQ2がオフしている期間では、共振電流Ir11が正値になる。トランジスタQ1がオフし、トランジスタQ2がオンしている期間では、共振電流Ir11が負値になる。
また、ダイオード電流Id11は、トランジスタQ11がターンオフすると立ち上がり、その後、トランジスタQ1がターンオフすると立ち下がる。ダイオード電流Id12は、トランジスタQ12がターンオフすると立ち上がり、その後、トランジスタQ2がターンオフすると立ち下がる。
なお、トランジスタQ11がターンオンするタイミングは、トランジスタQ1がターンオンするタイミングに同期しなくてもよい。また、トランジスタQ12がターンオンするタイミングは、トランジスタQ2がターンオンするタイミングに同期しなくてもよい。この場合、トランジスタQ11は、トランジスタQ1のオン期間Pon1内にターンオンすればよく、トランジスタQ12は、トランジスタQ2のオン期間Pon2内にターンオンすればよい。
本変形例においても、点灯システム1は、PFM制御のみを行うときには不可能であった第2制御範囲G2(図13参照)での出力制御が可能になる。さらに、点灯システム1は、出力特性として、利得の変化量が小さい領域を用いることで、出力の発振を抑制できる。
したがって、点灯システム1は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
(5)第2変形例
図20は、第2変形例の点灯システム1の一部を示し、上述の第1変形例の整流回路230Aの代わりに整流回路230Bを備え、上述の第1変形例の共振切替回路4Aの代わりに共振切替回路4Bを備える。さらに、平滑コンデンサ231は、直列接続された2つの平滑コンデンサ2311、2322で構成される。なお、平滑コンデンサ2311の負極が平滑コンデンサ2322の正極に接続されている。
整流回路230Bは、4つのダイオードD21〜D24、及び2つのトランジスタQ21、Q22を備える。2つのトランジスタQ21、Q22は、本開示のスイッチに相当するエンハンスメント型のnチャネルMOSFETである。
整流回路230Bでは、ダイオードD21のアノードが2次巻線N2の一端に接続し、ダイオードD21のカソードが平滑コンデンサ2311の正極に接続している。さらに、ダイオードD22のアノードが平滑コンデンサ2312の負極に接続し、ダイオードD22のカソードが2次巻線N2の一端(ダイオードD21のアノード)に接続している。2次巻線N2の他端は、平滑コンデンサ2311の負極(平滑コンデンサ2322の正極)に接続している。さらに、トランジスタQ21のドレインは、2次巻線N2の一端(ダイオードD21のアノード)に接続し、トランジスタQ21のソースは、ダイオードD23のアノードに接続し、ダイオードD23のカソードは、2次巻線N2の他端に接続している。さらに、トランジスタQ22のドレインは、2次巻線N2の他端(ダイオードD23のカソード)に接続し、トランジスタQ22のソースは、ダイオードD24のアノードに接続し、ダイオードD24のカソードは、ダイオードD22のアノードに接続している。すなわち、トランジスタQ21、Q22は、2次巻線N2に電気的に接続している。
共振切替回路4Bは、トランスT1の2次側に設けられており、2つのトランジスタQ21、Q22を備える。制御回路3のLLC制御部32(図14参照)は、トランジスタQ21、Q22のそれぞれのオン、オフを制御する。駆動回路34(図14参照)は、LLC制御部32から制御信号Y131、Y132を受け取り、制御信号Y131に基づいてトランジスタQ21のゲート電圧Yg11を調整し、制御信号Y132に基づいてトランジスタQ22のゲート電圧Yg12を調整する。
点灯システム1は、PFM制御と、昇圧制御との両方を用いる。PFM制御は、トランジスタQ21、Q22をオフ状態に維持しながら、トランジスタQ1、Q2(図14参照)のスイッチング周波数を変化させる。昇圧制御は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、トランジスタQ21、Q22をそれぞれオンオフさせる。すなわち、点灯システム1は、PFM制御による利得の変化と、昇圧制御による利得の変化とを併用する。
本変形例においても、点灯システム1は、PFM制御のみを行うときには不可能であった第2制御範囲G2(図13参照)での出力制御が可能になる。さらに、点灯システム1は、出力特性として、利得の変化量が小さい領域を用いることで、出力の発振を抑制できる。
したがって、点灯システム1は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
(6)第3変形例
図21は、第3変形例の点灯システム1の一部を示し、上述の第1変形例の整流回路230Aの代わりに整流回路230Cを備え、上述の第1変形例の共振切替回路4Aの代わりに共振切替回路4Cを備える。さらに、トランスT1の2次巻線N2は、センタータップ付きの巻線である。
整流回路230Cは、3つのダイオードD31〜D33、及び1つのトランジスタQ31を備える。トランジスタQ31は、本開示のスイッチに相当するエンハンスメント型のnチャネルMOSFETである。
整流回路230Cでは、ダイオードD31のアノードが2次巻線N2の一端に接続し、ダイオードD31のカソードが平滑コンデンサ231の正極に接続している。さらに、ダイオードD32のアノードが2次巻線N2の他端に接続し、ダイオードD32のカソードが平滑コンデンサ231の正極に接続している。2次巻線N2のセンタータップは、平滑コンデンサ231の負極に接続している。さらに、トランジスタQ31のドレインは、平滑コンデンサ231の正極(ダイオードD31、D32の各カソード)に接続し、トランジスタQ31のソースは、ダイオードD33のアノードに接続し、ダイオードD33のカソードは、2次巻線N2の他端に接続している。すなわち、トランジスタQ31は、2次巻線N2に電気的に接続している。
共振切替回路4Cは、トランスT1の2次側に設けられており、1つのトランジスタQ31を備える。制御回路3のLLC制御部32(図14参照)は、トランジスタQ31のオン、オフを制御する。駆動回路34(図14参照)は、LLC制御部32から制御信号を受け取り、制御信号に基づいてトランジスタQ31のゲート電圧Yg31を調整する。
点灯システム1は、PFM制御と、昇圧制御との両方を用いる。PFM制御は、トランジスタQ31をオフ状態に維持しながら、トランジスタQ1、Q2(図14参照)のスイッチング周波数を変化させる。昇圧制御は、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周波数を下限周波数に維持しながら、トランジスタQ31をオンオフさせる。すなわち、点灯システム1は、PFM制御による利得の変化と、昇圧制御による利得の変化とを併用する。
本変形例においても、点灯システム1は、PFM制御のみを行うときには不可能であった第2制御範囲G2(図13参照)での出力制御が可能になる。さらに、点灯システム1は、出力特性として、利得の変化量が小さい領域を用いることで、出力の発振を抑制できる。
したがって、点灯システム1は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
(7)第4変形例
制御回路3は、上述の実施形態、及び第1変形例〜第3変形例において、コンバータ回路2の出力として、コンバータ回路2の出力電流Ioを調整している。しかし、制御回路3は、コンバータ回路2の出力として、コンバータ回路2の出力電圧Voを調整してもよい。すなわち、制御回路3は、コンバータ回路2の出力電流Io及び出力電圧Voの少なくとも1つを、コンバータ回路2の出力として調整すればよい。
LEDユニット8などの照明負荷は、固体発光素子としてLEDを有する構成に限らない。照明負荷は、例えば、有機EL(Organic Electro Luminescence、OEL)、又は半導体レーザダイオード(Laser Diode、LD)などの他の固体発光素子を有していてもよい。
(8)第5変形例
図22は、照明器具9を示し、照明器具9は、照明器具9とは別体の点灯システム1から電力を供給される。照明器具9は、例えば競技場、スタジアム、ホール、及び劇場などに設置される。
照明器具9は、複数(図示例では4つ)の光源ユニット910と、照明器具本体920とを有する。また、照明器具9は、パネルユニット930、固定部材940、保護カバー950及び結線ボックス960等を有することが好ましい。
光源ユニット910は、光源であるLEDユニット8(図1参照)等を備える。
照明器具本体920は、枠部921を有する。枠部921は、扁平な角筒状に形成されている。なお、枠部921は、アルミ又はアルミ合金により、扁平な角筒状に形成されていることが好ましい。
固定部材940は、固定板941と、固定板941の左右両端から上向きに立ち上がる一対のアーム片942とが金属板によって一体に形成されている。なお、固定部材940は、ステンレス鋼板等の金属板で形成されていることが好ましい。一対のアーム片942は、先端部に円形の挿通孔それぞれ貫通している。そして、挿通孔に挿通されるボルト946が、照明器具本体920の軸受部(図示しない)にねじ込まれる。つまり、固定部材940は、一対の軸受け部(図示しない)を介して、照明器具本体920と結合され、かつ、ボルト946を回転軸として照明器具本体920を回転可能に支持することができる。
パネルユニット930は、2枚のパネル931と、2つのパネルパッキン932とを有する。各パネル931は、短形の平板状に形成される。なお、パネル931は、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明性を有する合成樹脂材料、あるいはガラス等の透明性材料で形成されていることが好ましい。各パネルパッキン932は、短形の枠状に形成されている。各パネルパッキン932は、シリコーンゴム等の弾性を有する材料で形成されていることが好ましい。各パネルパッキン932の内周面には、パネル931の周部を嵌め込み可能な溝(図示しない)が形成されている。パネル931は、周部がパネルパッキン932の内周面の溝により嵌め込まれた状態で、照明器具本体920の枠部921内に前方から挿入される。
保護カバー950は、箱形に形成されている。保護カバー950は、4つの光源ユニット910を覆うように、照明器具本体920に取り付けられている。
上述のように照明器具9は、光源であるLEDユニット8が取り付けられる照明器具本体920と、を備えている。点灯システム1は、照明器具9とは別体に構成され、点灯システム1は、電力供給線を介して照明器具9へ電力を供給する。
なお、点灯システム1とLEDユニット8との両方が照明器具本体に取り付けられる構成であってもよい。
(8)まとめ
上述の実施形態に係る第1の態様の点灯システム(1)は、コンバータ回路(2)と、共振切替回路(4)と、制御回路(3)と、を備える。コンバータ回路(2)は、スイッチング素子(Q1、Q2)及び共振回路(22)を有して、直流電源(5)から供給される直流電圧(Vin)を電圧変換し、照明負荷(8)へ電力を供給する共振形コンバータである。共振切替回路(4)は、照明負荷(8)を含まない共振回路(22)の共振経路を自己共振経路(W3、W32、W42)とし、自己共振経路(W3、W32、W42)が形成されていない第1共振状態と自己共振経路(W3、W32、W42)が形成されている第2共振状態とを切り替える。制御回路(3)は、コンバータ回路(2)及び共振切替回路(4)を制御することで、照明負荷(8)の光出力を調整する。制御回路(3)は、光出力を第1範囲内で調整するとき、スイッチング素子(Q1、Q2)がオンしているオン期間(Pon1、Pon2)に亘って第1共振状態を維持し、かつ、スイッチング素子(Q1、Q2)のスイッチング周波数を変化させる第1制御を行う。制御回路(3)は、光出力が第1範囲より大きくなる第2範囲内で光出力を調整するとき、オン期間(Pon1、Pon2)において第2共振状態を含む第2制御を行う。
上述の点灯システム(1)は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
上述の実施形態に係る第2の態様の点灯システム(1)では、第1の態様において、制御回路(3)は、第2制御を行うとき、オン期間(Pon1、Pon2)において、第1共振状態及び第2共振状態を切り替えることが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
上述の実施形態に係る第3の態様の点灯システム(1)では、第2の態様において、オン期間(Pon1、Pon2)において第2共振状態となっている時間(ton1、ton2、ton3)が長くなるにつれて、光出力が増加することが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
上述の実施形態に係る第4の態様の点灯システム(1)では、第1乃至第3の態様のいずれか1つにおいて、制御回路(3)は、第2制御を行うとき、スイッチング周波数を一定とすることが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、第1制御による調光レベルの下限で、第2制御を行うことができる。
上述の実施形態に係る第5の態様の点灯システム(1)では、第1乃至第4の態様のいずれか1つにおいて、制御回路(3)は、スイッチング素子(Q1、Q2)がターンオンするタイミング(t1、t11、t21)に同期して、第1共振状態から第2共振状態に切り替えることが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、サージによって発生するノイズを低減できる。
上述の実施形態に係る第6の態様の点灯システム(1)では、第1乃至第5の態様のいずれか1つにおいて、第1共振状態と第2共振状態とを切り替えるためのスイッチ(Q41、Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)を含むことが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、スイッチ(Q41、Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)のオン、オフによって、第1共振状態と第2共振状態とを切り替えることができる。
上述の実施形態に係る第7の態様の点灯システム(1)では、第6の態様において、共振回路(22)は、インダクタ(L1)、コンデンサ(C3)、及びトランス(T1)の1次巻線(N1)の直列回路と、トランス(T1)の2次巻線(N2)とを有することが好ましい。前記直列回路には、スイッチング素子(Q1、Q2)が電気的に接続する。2次巻線(N2)には、照明負荷(8)が電気的に接続する。スイッチ(Q41)は、1次巻線(N1)に電気的に接続している。
上述の点灯システム(1)は、スイッチ(Q41)のオン、オフによって、第2制御を行うことができる。
上述の実施形態に係る第8の態様の点灯システム(1)は、第7の態様において、スイッチ(Q41)に直列接続されたダイオード(D41)を更に備えることが好ましい。スイッチ(Q41)は、1次巻線(N1)の両端間を導通、遮断する電界効果トランジスタであることが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、共振切替回路(4)を具体的に実現できる。
上述の実施形態に係る第9の態様の点灯システム(1)は、第6の態様において、共振回路(22)は、インダクタ(L1)、コンデンサ(C3)、及びトランス(T1)の1次巻線(N1)の直列回路と、トランス(T1)の2次巻線(N2)とを有することが好ましい。前記直列回路には、スイッチング素子(Q1、Q2)が電気的に接続する。2次巻線(N2)には、照明負荷(8)が電気的に接続する。スイッチ(Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)は、2次巻線(N2)に電気的に接続している。
上述の点灯システム(1)は、スイッチ(Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)のオン、オフによって、第2制御を行うことができる。
上述の実施形態に係る第10の態様の点灯システム(1)では、第9の態様において、2次巻線(N2)の両端間には、フルブリッジ接続された2つのダイオード(D11、D12)及び2つの電界効果トランジスタ(Q11、Q12)を有する整流回路(230A)が電気的に接続されることが好ましい。前記スイッチは、2つの電界効果トランジスタ(Q11、Q12)のうち少なくとも1つである。
上述の点灯システム(1)は、共振切替回路(4)を具体的に実現できる。
上述の実施形態に係る第11の態様の点灯システム(1)は、第6乃至第10の態様のいずれか1つにおいて、スイッチ(Q41、Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)は、スイッチング素子(Q1、Q2)がターンオンするタイミング(t1、t11、t21)に同期してターンオンすることが好ましい。
上述の点灯システム(1)は、スイッチ(Q41、Q11、Q12、Q21、Q22、Q31)のスイッチングによって発生するノイズを低減できる。
上述の実施形態に係る第12の態様の照明システム(A1)は、第1乃至第11の態様のいずれか1つの点灯システム(1)と、照明負荷(8)と、を備える。
上述の照明システム(A1)は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
上述の実施形態に係る第13の態様の照明器具(9)は、第12の態様の照明システムと、点灯システム(1)及び照明負荷(8)の少なくとも1つが取り付けられる本体(920)と、を備える。
上述の照明器具(9)は、出力の発振を抑制し、かつ、出力の調整範囲をより広くすることができる。
1 点灯システム
2 コンバータ回路
22 共振回路
230A 整流回路
3 制御回路
4 共振切替回路
5 直流電源
8 照明負荷
920 照明器具本体(本体)
Pon1 オン期間
Pon2 オン期間
ton1、ton2、ton3 オン時間(自己共振経路が導通している時間)
t1、t11、t21 タイミング
Q1、Q2 トランジスタ(スイッチング素子)
Q41、Q11、Q12、Q21、Q22、Q31 トランジスタ(スイッチ)
W3、W32、W42 自己共振経路
L1 インダクタ
C3 コンデンサ
T1 トランス
N1 1次巻線
N2 2次巻線
D41 ダイオード
D11、D12 ダイオード
Vin 直流電圧

Claims (13)

  1. スイッチング素子及び共振回路を有して、直流電源から供給される直流電圧を電圧変換し、照明負荷へ電力を供給する共振形コンバータであるコンバータ回路と、
    前記照明負荷を含まない前記共振回路の共振経路を自己共振経路とし、前記自己共振経路が形成されていない第1共振状態と前記自己共振経路が形成されている第2共振状態とを切り替える共振切替回路と、
    前記コンバータ回路及び前記共振切替回路を制御することで、前記照明負荷の光出力を調整する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記光出力を第1範囲内で調整するとき、前記スイッチング素子がオンしているオン期間に亘って前記第1共振状態を維持し、かつ、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させる第1制御を行い、
    前記光出力が前記第1範囲よりも大きくなる第2範囲内で前記光出力を調整するとき、前記オン期間において前記第2共振状態を含む第2制御を行う
    点灯システム。
  2. 前記制御回路は、前記第2制御を行うとき、前記オン期間において、前記第1共振状態及び前記第2共振状態を切り替える
    請求項1の点灯システム。
  3. 前記オン期間において前記第2共振状態となっている時間が長くなるにつれて、前記光出力が増加する
    請求項2の点灯システム。
  4. 前記制御回路は、前記第2制御を行うとき、前記スイッチング周波数を一定とする
    請求項1乃至3のいずれか1つの点灯システム。
  5. 前記制御回路は、前記スイッチング素子がターンオンするタイミングに同期して、前記第1共振状態から前記第2共振状態に切り替える
    請求項1乃至4のいずれか1つの点灯システム。
  6. 前記共振切替回路は、前記第1共振状態と前記第2共振状態とを切り替えるためのスイッチを含む
    請求項1乃至5のいずれか1つの点灯システム。
  7. 前記共振回路は、インダクタ、コンデンサ、及びトランスの1次巻線の直列回路と、前記トランスの2次巻線とを有し、
    前記直列回路には、前記スイッチング素子が電気的に接続し、
    前記2次巻線には、前記照明負荷が電気的に接続し、
    前記スイッチは、前記1次巻線に電気的に接続している
    請求項6の点灯システム。
  8. 前記スイッチに直列接続されたダイオードを更に備え、
    前記スイッチは、前記1次巻線の両端間を導通、遮断する電界効果トランジスタである 請求項7の点灯システム。
  9. 前記共振回路は、インダクタ、コンデンサ、及びトランスの1次巻線の直列回路と、前記トランスの2次巻線とを有し、
    前記直列回路には、前記スイッチング素子が電気的に接続し、
    前記2次巻線には、前記照明負荷が電気的に接続し、
    前記スイッチは、前記2次巻線に電気的に接続している
    請求項6の点灯システム。
  10. 前記2次巻線の両端間には、フルブリッジ接続された2つのダイオード及び2つの電界効果トランジスタを有する整流回路が電気的に接続され、
    前記スイッチは、前記2つの電界効果トランジスタのうち少なくとも1つである
    請求項9の点灯システム。
  11. 前記スイッチは、前記スイッチング素子がターンオンするタイミングに同期してターンオンする
    請求項6乃至10のいずれか1つの点灯システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1つの点灯システムと、
    前記照明負荷と、を備える
    照明システム。
  13. 請求項12の照明システムと、
    前記点灯システム及び前記照明負荷の少なくとも1つが取り付けられる本体と、を備える
    ことを特徴とする照明器具。
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