JP2021114172A - エネルギー消費量予測システム、エネルギー消費量予測支援システム、エネルギー消費量予測方法、及びプログラム - Google Patents

エネルギー消費量予測システム、エネルギー消費量予測支援システム、エネルギー消費量予測方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギー消費量を予測するシステム等にて、エネルギー消費量情報を、本発明を採用しない場合に比べてより正確にカテゴリ分類するエネルギー消費量予測サーバを提供する。【解決手段】エネルギー消費量予測サーバ10は、取得手段と、把握手段と、分類手段と、予測手段とを備える。取得手段は、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する。把握手段は、複数の予め定められた範囲の消費量情報から、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する。分類手段は、把握された各々のエネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類する。予測手段は、分類手段により分類されたカテゴリ分類を用いて、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する。【選択図】図4

Description

本発明は、エネルギー消費量予測システム、エネルギー消費量予測支援システム、エネルギー消費量予測方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、容易に入手可能な最低限の情報のみによって、エネルギーの消費量を予測することが可能なエネルギー消費量予測システムを提供するために、気温情報(最高気温と最低気温)と、過去の数週間の電力消費量の実績値のみを用いて、電力予測を行う技術が開示されている。そして、ここでは、カテゴリ毎にデータを分類することで予測精度を高めている。特に、店舗の休業日や休日の営業日など、店舗や事業所の稼働状況に応じたカテゴリ分類を行うことができるため、使用者にとって最適なカテゴリ分類を行うことができる、としている。
特許第6134253号公報
従来より行われているエネルギー消費量予測システムでは、まず初めにエネルギー消費量情報を、例えば曜日又は営業形態によってカテゴリ分類する必要があった。その際、従来では、このカテゴリ分類を、エネルギーを消費する需要者からのヒアリングや人の手による分析によって実施していた。
しかしながら、例えばヒアリングでの実施では、間違ったことを伝えれば間違った設定をしてしまうこととなり、情報の正確性が保たれない。また、人の手による分析では、分析スキルによって異なった結果となり、適切なカテゴリに分類できない可能性があった。
本発明の目的は、エネルギー消費量を予測するシステム等にて、エネルギー消費量情報を、本発明を採用しない場合に比べてより正確にカテゴリ分類することにある。
かかる目的のもと、本発明は、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する取得手段と、複数の予め定められた範囲の消費量情報から、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する把握手段と、把握された各々のエネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類する分類手段と、分類手段により分類されたカテゴリ分類を用いて、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する予測手段とを備えたエネルギー消費量予測システムを提供する。
取得手段は、特定需要者にて消費されるエネルギーごとに消費量情報を取得し、予測手段は、カテゴリ分類を用いて、特定需要者のエネルギーごとのエネルギー消費量を予測する、ものであってよい。
予測手段は、複数の予め定められた範囲の消費量情報をカテゴリ分類を用いて分類して平均化することにより平均消費量情報を生成し、平均消費量情報を用いて特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する、ものであってよい。その場合、予測手段は、カテゴリ分類を用いて生成された補正データで平均消費量情報を補正することにより、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する、ものであってよい。
また、本発明は、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する取得手段と、複数の予め定められた範囲の消費量情報から、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する把握手段と、把握された各々のエネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類する分類手段と、分類手段により分類されたカテゴリ分類を、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する出力手段とを備えたエネルギー消費量予測支援システムも提供する。
取得手段は、特定需要者にて消費されるエネルギーごとに消費量情報を取得し、出力手段は、カテゴリ分類を、特定需要者のエネルギーごとのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する、ものであってよい。
取得手段は、複数の予め定められた範囲の消費量情報に対して、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握手段が把握し易くするための前処理を行う、ものであってよい。その場合、前処理は、複数の予め定められた範囲の各々について、消費量情報を、消費量情報の最大値で除する処理であってよい。
更に、本発明は、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得するステップと、複数の予め定められた範囲の消費量情報から、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握するステップと、把握された各々のエネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類するステップと、分類されたカテゴリ分類を用いて、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測するステップとを含むエネルギー消費量予測方法も提供する。
更にまた、本発明は、コンピュータに、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する機能と、複数の予め定められた範囲の消費量情報から、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する機能と、把握された各々のエネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類する機能と、分類されたカテゴリ分類を、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する機能とを実現させるためのプログラムも提供する。
本発明によれば、エネルギー消費量を予測するシステム等にて、エネルギー消費量情報を、本発明を採用しない場合に比べてより正確にカテゴリ分類することができる。
本発明の実施の形態におけるエネルギー消費量予測システムの全体構成例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバのハードウェア構成例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバがカテゴリ分類を生成する際の動作例を示したフローチャートである。 図4のフローチャートのステップ103及びステップ104の処理を詳細に説明するための図である。 図4のフローチャートのステップ105及びステップ106の処理を詳細に説明するための図である。 図4のフローチャートのステップ107の処理を詳細に説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバがエネルギー消費量を予測する際の動作例を示したフローチャートである。 図8のフローチャートのステップ152の処理を詳細に説明するための図である。 図8のフローチャートのステップ153の処理を詳細に説明するための図である。 図8のフローチャートのステップ154の処理を詳細に説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[エネルギー消費量予測システムの全体構成]
図1は、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、このエネルギー消費量予測システム1は、エネルギー消費量予測サーバ10と、需要者端末30a,30b,30cとが通信回線80に接続されることにより構成されている。尚、図では、需要者端末30a,30b,30cを示したが、これらを区別しない場合は需要者端末30と称することもある。需要者端末30は3つ示したが、4つ以上存在してもよい。また、通信回線80は、例えばインターネットとすればよい。
エネルギー消費量予測サーバ10は、需要者端末30からの過去のエネルギー消費量と、気象情報とから、将来のある日のエネルギー消費量を予測するサーバコンピュータである。エネルギー消費量予測サーバ10は、この予測結果を用いて、最適な運転計画を演算し、設備の遠隔自動制御を行うものであってもよい。尚、エネルギー消費量予測サーバ10は、1つのコンピュータとして示したが、エネルギー消費量予測サーバ10の後述する複数の機能を分担して実行する複数のコンピュータを含むものであってもよい。本実施の形態では、エネルギー消費量予測システムの一例として、エネルギー消費量予測サーバ10を設けている。
需要者端末30は、店舗や事業者等のエネルギーを消費する需要者の建物内に設けられ、需要者によるエネルギー消費量を管理する。また、需要者端末30は、エネルギー消費量を定期的にエネルギー消費量予測サーバ10へ送信する。更に、需要者端末30は、エネルギー消費量予測サーバ10から将来のある日のエネルギー消費量の予測結果を受信すると、これを表示する。尚、需要者端末30は、例えば、PC(Personal Computer)であってよい。
[エネルギー消費量予測サーバ及び端末装置のハードウェア構成]
図2は、エネルギー消費量予測サーバ10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、エネルギー消費量予測サーバ10は、装置全体の動作を制御する制御ユニット11と、データ等を記憶するハードディスクドライブ12と、LAN(Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現する通信インターフェース13と、情報が入力される入力デバイス14と、情報が表示される表示デバイス15とを備えている。
制御ユニット11は、CPU111と、基本ソフトウェアやBIOS等が記憶されたROM112と、ワークエリアとして用いられるRAM113とを有している。CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。制御ユニット11は、所謂コンピュータである。
ハードディスクドライブ12は、円盤状の基板表面に磁性体を塗布した不揮発性の記憶媒体にデータを読み書きする装置である。不揮発性の記憶媒体は、半導体メモリ等でもよい。通信インターフェース13は、他の装置との接続に使用されるインターフェースである。入力デバイス14は、例えばキーボード、マウス、タッチパネルであり、表示デバイス15は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。
制御ユニット11と、ハードディスクドライブ12と、通信インターフェース13と、入力デバイス14と、表示デバイス15とは、バス19や不図示の信号線を通じて接続されている。
また、図2に示したハードウェア構成例は、需要者端末30のハードウェア構成例として捉えることもできる。但し、需要者端末30について述べるときは、図2の制御ユニット11、CPU111、ROM112、RAM113、ハードディスクドライブ12、通信インターフェース13、入力デバイス14、表示デバイス15をそれぞれ、制御ユニット31、CPU311、ROM312、RAM313、ハードディスクドライブ32、通信インターフェース33、入力デバイス34、表示デバイス35と表記するものとする。
[エネルギー消費量予測サーバの機能構成]
図3は、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバ10の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバ10は、エネルギー消費パターン記憶部21と、正規化部22と、クラスタリング部23と、カテゴリ分類生成部24と、カテゴリ分類記憶部25と、平均消費パターン生成部26と、相関情報記憶部27と、補正消費パターン生成部28と、補正消費パターン送信部29とを備えている。
エネルギー消費パターン記憶部21は、店舗や事業所等の各需要者の過去の複数の日におけるエネルギー消費パターンを記憶する。エネルギー消費パターンは、需要者端末30から収集した時間ごとのエネルギー消費量によって記憶するとよい。ここで、時間ごとのエネルギー消費量は、如何なる時間間隔ごとのエネルギー消費量であってもよいが、以下では、30分ごとのエネルギー消費量とする。また、エネルギー消費パターンには、それを構成する時間ごとのエネルギー消費量が観測された日の日付及び曜日の情報が付加されているものとする。ここで、日付及び曜日の情報に加えて、時刻ごとの傾向の分析を行うために時刻の情報が付加されていてもよいが、以下では、日付及び曜日の情報のみが付加されている場合を例にとって説明する。尚、エネルギーとは、これらに限定されるものではないが、例えば、電力、蒸気、冷水、温水等である。エネルギー消費パターン記憶部21は、このようなエネルギーごとにエネルギー消費パターンを記憶してもよい。
正規化部22は、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンを正規化する。具体的には、まず、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンのうち、直近の何日分かのエネルギー消費パターンを取得する。次に、この取得した何日分かのエネルギー消費パターンを日ごとに正規化する。エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンをそのままクラスタリング部23に入力とすると、エネルギー消費パターンが類似していても1日のエネルギー消費量が異なることで別のカテゴリと判断される虞があるからである。例えば、1日のエネルギー消費パターンの正規化は、エネルギー消費パターンの各時間におけるエネルギー消費量を、その日のエネルギー消費量の最大値で除することにより、行えばよい。或いは、より一般化して、エネルギー消費パターンをクラスタリングし易くするための前処理を行うものとしてもよいが、以下では、上記の正規化を行うものとして説明する。尚、正規化部22は、エネルギーごとにエネルギー消費パターンを取得して正規化を行ってもよい。本実施の形態では、予め定められた範囲(時間範囲、つまり期間)の一例として、1日を用いており、エネルギーの予め定められた範囲の消費量情報の一例として、エネルギー消費パターンを用いている。また、特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する取得手段、複数の予め定められた範囲の消費量情報に対して、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握手段が把握し易くするための前処理を行う取得手段の一例として、正規化部22を設けている。
クラスタリング部23は、正規化部22が正規化したエネルギー消費パターンのクラスタリングを行い、各エネルギー消費パターンにそれが分類されたクラスタのクラスタ番号を割り当てる。ここで、クラスタリングは、例えば、K−means法を用いて行えばよい。分類するクラスタの数が定まっていなければ、JD(Jain-Dubes)法等の既存のアルゴリズムによりクラスタ数を決定し、このクラスタ数をK−means法で用いてもよいし、K−means法に代えてその拡張であるX−means法を用いてもよい。また、各エネルギー消費パターンには曜日の情報が付加されているので、クラスタリング部23は、エネルギー消費パターンに付加された曜日をそのエネルギー消費パターンに割り当てられたクラスタ番号に対応付ける。尚、クラスタリング部23は、エネルギーごとにクラスタリングを行ってもよい。本実施の形態では、複数の予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向の一例として、クラスタごとのエネルギー消費パターンを用いており、複数の予め定められた範囲の消費量情報からエネルギー消費傾向を把握する把握手段の一例として、クラスタリング部23を設けている。
カテゴリ分類生成部24は、クラスタリング部23によるクラスタリング結果に基づいて、カテゴリ分類を生成する。具体的には、曜日とクラスタ番号との対応に基づいて、曜日ごとに各クラスタ番号の出現回数を集計する。次に、曜日を出現回数が最も多いクラスタ番号のクラスタに分類する。次いで、曜日が分類されたクラスタのクラスタ番号をカテゴリ分類とする。その際、カテゴリ分類生成部24は、カテゴリ分類が妥当であるかをユーザに問い合わせ、ユーザから妥当である旨の応答があった場合にカテゴリ分類として正式に採用するようにしてよい。尚、カテゴリ分類生成部24は、エネルギーごとにカテゴリ分類を生成してもよい。本実施の形態では、エネルギー消費傾向を用いて、複数の予め定められた範囲をカテゴリ分類する分類手段の一例として、カテゴリ分類生成部24を設けている。
カテゴリ分類記憶部25は、カテゴリ分類生成部24が生成したカテゴリ分類を記憶する。尚、カテゴリ分類記憶部25は、エネルギーごとにカテゴリ分類を記憶してもよい。
平均消費パターン生成部26は、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンから、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類を用いて、エネルギー消費量を予測する対象日(以下、単に「対象日」という)におけるエネルギーの平均消費パターンを生成する。具体的には、まず、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類に含まれる複数のカテゴリのうち、対象日が属するカテゴリを特定する。次に、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンのうち、この特定されたカテゴリに属する複数の日のエネルギー消費パターンから、各時間におけるエネルギー消費量を取得する。次いで、各時間におけるエネルギー消費量をこの複数の日について平均化し、対象日が属するカテゴリに対応する平均消費パターンを作成する。尚、平均消費パターン生成部26は、エネルギーごとに平均消費パターンを生成してもよい。本実施の形態では、複数の予め定められた範囲の消費量情報を平均化した平均消費量情報の一例として、平均消費パターンを用いている。また、カテゴリ分類を用いて特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する予測手段のうち、複数の予め定められた範囲の消費量情報をカテゴリ分類を用いて分類して平均化することにより平均消費量情報を生成する機能の一例として、平均消費パターン生成部26を設けている。
相関情報記憶部27は、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類に含まれるカテゴリごとに、気温とエネルギー消費量との相関関係を示す相関情報(例えば、相関図)を記憶する。ここでは、相関情報を、気温とエネルギー消費量との相関関係を示すものとしたが、その他の環境要因とエネルギー消費量との相関関係を示すものでもよい。また、相関情報は、平均消費パターンを補正する際に用いられるので、より一般化して、平均消費パターンを補正する際に用いられる補正データとしてもよい。更に、相関情報は、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類が提示されたことに応答して、ユーザがカテゴリ分類に含まれるカテゴリごとに予め生成しておいたものであってもよい。或いは、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンに気温等が紐付けられていることを前提として、相関情報は、このエネルギー消費パターン及び気温等から、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類に含まれるカテゴリごとに自動生成されたものであってもよい。尚、相関情報記憶部27は、エネルギーごとに相関情報を記憶してもよい。本実施の形態では、カテゴリ分類を用いて生成された補正データの一例として、相関情報を用いている。
補正消費パターン生成部28は、平均消費パターン生成部26が生成した平均消費パターンを、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類や、相関情報記憶部27に記憶された相関情報等に基づいて補正し、補正消費パターンを生成する。具体的には、まず、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類に含まれる複数のカテゴリのうち、対象日が属するカテゴリを特定する。或いは、平均消費パターン生成部26が特定した結果を受け取ることにより、カテゴリを特定してもよい。次に、相関情報記憶部27に記憶された相関情報のうち、この特定されたカテゴリに対応する相関情報を取得する。次いで、例えばインターネットから対象日の予想気温を取得し、この取得した予想気温と相関情報とに基づいて、対象日の予想エネルギー消費量を取得する。次いで、平均消費パターンにおける総エネルギー消費量とこの算出した予想エネルギー消費量とが一致するように、平均消費パターンを補正して、補正消費パターンを生成する。尚、補正消費パターン生成部28は、エネルギーごとに補正消費パターンを生成してもよい。本実施の形態では、カテゴリ分類を用いて特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量を予測する予測手段のうち、補正データで平均消費量情報を補正する機能の一例として、補正消費パターン生成部28を設けている。
補正消費パターン送信部29は、補正消費パターン生成部28が生成した補正消費パターンを需要者端末30へ送信する。尚、補正消費パターン送信部29は、エネルギーごとに補正消費パターンを送信してもよい。
尚、これらの機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、CPU111(図2参照)が、正規化部22、クラスタリング部23、カテゴリ分類生成部24、平均消費パターン生成部26、補正消費パターン生成部28、補正消費パターン送信部29を実現するプログラムを例えばハードディスクドライブ12(図2参照)からRAM113(図2参照)に読み込んで実行することにより、これらの機能部は実現される。また、エネルギー消費パターン記憶部21、カテゴリ分類記憶部25、相関情報記憶部27は、例えばハードディスクドライブ12(図2参照)により実現される。
[エネルギー消費量予測サーバの動作]
まず、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバ10がカテゴリ分類を生成する際の動作について説明する。
図4は、エネルギー消費量予測サーバ10がカテゴリ分類を生成し、記憶する際の動作例を示したフローチャートである。
図示するように、エネルギー消費量予測サーバ10では、まず、正規化部22が、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンから、直近の何日分かのエネルギー消費パターンを取得する(ステップ101)。
次に、正規化部22は、ステップ101で取得した直近の何日分かのエネルギー消費パターンを正規化する(ステップ102)。具体的には、1日のエネルギー消費パターンの各時間におけるエネルギー消費量を、その日のエネルギー消費量の最大値で除する。これにより、エネルギー消費パターンの各時間におけるエネルギー消費量は0から1までの値となり、エネルギー消費パターンを波形として比較することが容易になる。
次に、クラスタリング部23が、ステップ102で正規化されたエネルギー消費パターンのクラスタリングを行い、各エネルギー消費パターンにクラスタ番号を割り当てる(ステップ103)。具体的には、クラスタリング結果を示すクラスタリング結果情報に、複数のエネルギー消費パターンとクラスタ番号との対応を格納する。
そして、クラスタリング部23は、各エネルギー消費パターンに付加された曜日を、そのエネルギー消費パターンに割り当てられたクラスタ番号に対応付ける(ステップ104)。具体的には、クラスタリング結果情報において、各エネルギー消費パターンに、そのエネルギー消費パターンに付加された曜日を対応付けることにより、曜日とクラスタ番号との対応を生成する。その際、曜日とクラスタ番号との対応には、エネルギー消費パターンに付加された日付も更に対応付けてよい。
次いで、カテゴリ分類生成部24が、ステップ104で生成された曜日とクラスタ番号との対応に基づいて、曜日ごとに各クラスタ番号の出現回数を集計する(ステップ105)。
そして、カテゴリ分類生成部24は、ステップ105で集計した曜日ごとの各クラスタ番号の出現回数に基づいて、曜日ごとに出現回数が最も多いクラスタ番号をカテゴリ分類とする(ステップ106)。
最後に、カテゴリ分類生成部24は、ステップ106で生成したカテゴリ分類を、カテゴリ分類記憶部25に記憶する(ステップ107)。
ここで、図4のフローチャートの幾つかのステップについて、具体例を用いて説明する。尚、図4のフローチャートでは、エネルギー消費量の予測に用いるカテゴリ分類を生成することを想定したが、以下では、エネルギー消費量の中でも特に電力消費量の予測に用いるカテゴリ分類を生成することを想定して説明する。
図5は、ステップ103及びステップ104の処理を詳細に説明するための図である。図5には、ステップ103及びステップ104で生成されるクラスタリング結果情報の一例を示している。
図示するように、クラスタリング結果情報は、日付と曜日と電力消費パターンとクラスタ番号とを対応付けたものとなっている。このうち、電力消費パターンは、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶された電力消費パターンを正規化したものである。クラスタ番号は、ステップ103で電力消費パターンに割り当てられたものである。曜日は、ステップ104で電力消費パターンに対応付けられたものである。尚、ここでは、2018年6月1日から2018年6月10日までの期間の電力消費パターンに対してクラスタ番号が割り当てられた状態を示しているが、実際にはもっと長い期間の電力消費パターンに対してクラスタ番号が割り当てられているものとする。
図6は、ステップ105及びステップ106の処理を詳細に説明するための図である。図6には、ステップ105における曜日ごとの各クラスタ番号の出現回数の集計結果を示している。尚、図では、クラスタ番号として1〜7を示しているが、これはあくまで一例であり、クラスタの数を限定するものではない。
例えば、金曜日に着目すると、図5に示した期間において、行211,213に示すように、クラスタ番号1が2回割り当てられている。一方、それ以外の期間において、クラスタ番号1が10回、クラスタ番号2が1回、クラスタ番号4が1回割り当てられたとする。すると、図6では、行221に示すように、金曜日について、クラスタ番号1に対して12が、クラスタ番号2に対して1が、クラスタ番号4に対して1が、それぞれ記録される。
また、土曜日に着目すると、図5に示した期間において、行212,214に示すように、クラスタ番号2が2回割り当てられている。一方、それ以外の期間において、クラスタ番号2が11回、クラスタ番号3が1回割り当てられたとする。すると、図6では、行222に示すように、土曜日について、クラスタ番号2に対して13が、クラスタ番号3に対して1が記録される。
その後、ステップ106では、各曜日が、出現回数が最も多いクラスタ番号のクラスタに分類される。例えば、金曜日は、クラスタ番号1の出現回数が12回で最も多いので、クラスタ番号1のクラスタに分類される。土曜日は、クラスタ番号2の出現回数が13回で最も多いので、クラスタ番号2のクラスタに分類される。同様にして、日曜日はクラスタ番号2のクラスタに分類され、月曜日から木曜日はクラスタ番号1のクラスタに分類される。尚、図中、クラスタ番号1のクラスタに分類される曜日及びその曜日に対するクラスタ番号1の出現回数の欄には斜線ハッチングを施し、クラスタ番号2のクラスタに分類される曜日及びその曜日に対するクラスタ番号2の出現回数の欄には網掛けを施している。
図7は、ステップ107の処理を詳細に説明するための図である。図7には、カテゴリ分類記憶部25に記憶されるカテゴリ分類の一例を示している。
図6では、月曜日から金曜日がクラスタ番号1のクラスタに分類され、土曜日及び日曜日がクラスタ番号2のクラスタに分類されたので、図7では、月曜日から金曜日をカテゴリ1とし、土曜日及び日曜日をカテゴリ2としている。従来のように需要者からのヒアリングや人の手による分析でカテゴリ分類を生成する手法では、例えば営業時間に基づいて土曜日と日曜日とを別々のカテゴリに設定したかもしれないが、本実施の形態の手法ではより適切にカテゴリ分類している。
また、各カテゴリは、昼と夜とに区分されている。昼と夜の時間は、対象となる店舗や事業所等の営業形態に応じて適宜設定することができる。例えば、対象となる店舗や事業所等の営業時間が9時から21時とすると、その前後1時間を昼として、その他の時間を夜とすることができる。例えば、昼は、通常最高気温となる午後12時〜14時を含み、夜は、通常最低気温となる午前3時〜5時を含めばよい。尚、この昼と夜の区分も、各時間における電力消費量をクラスタリングすることで設定してよいが、従来のように需要者からのヒアリングや人の手による分析で設定してもよい。
次に、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバ10がエネルギー消費量を予測し、送信する際の動作について説明する。
図8は、本実施の形態におけるエネルギー消費量予測サーバ10がエネルギー消費量を予測する際の動作例を示したフローチャートである。尚、このフローチャートは、対象日(例えば、明日)のエネルギー消費量を予測する際の動作例を示す。
図示するように、エネルギー消費量予測サーバ10では、まず、平均消費パターン生成部26が、カテゴリ分類記憶部25に記憶されたカテゴリ分類に含まれる複数のカテゴリのうち、対象日が属するカテゴリを特定する(ステップ151)。
そして、平均消費パターン生成部26は、エネルギー消費パターン記憶部21に記憶されたエネルギー消費パターンのうち、ステップ151で特定されたカテゴリに属する複数の日のエネルギー消費パターンから、対象日のエネルギーの平均消費パターンを生成する(ステップ152)。具体的には、ステップ151で特定されたカテゴリに属する複数の日のエネルギー消費パターンの各時間におけるエネルギー消費量のこの複数の日についての平均をとることにより、対象日の平均消費パターンを生成する。
次いで、補正消費パターン生成部28が、相関情報記憶部27に記憶されている相関情報のうち、ステップ151で特定されたカテゴリに対応する相関情報と、対象日の予想気温とに基づいて、対象日の予想エネルギー消費量を取得する(ステップ153)。
そして、補正消費パターン生成部28は、ステップ152で生成された平均消費パターンにおける総エネルギー消費量と、ステップ153で取得した予想エネルギー消費量とが一致するように、平均消費パターンを補正して、補正消費パターンを生成する(ステップ154)。具体的には、平均消費パターンの各時間におけるエネルギー消費量に一定の定数を乗じて、各時間における補正後のエネルギー消費量を求め、これに基づいて補正消費パターンを生成する。
最後に、補正消費パターン送信部29は、ステップ154で生成された補正消費パターンを需要者端末30へ送信する(ステップ155)。これにより、需要者端末30には、補正消費パターンが表示される。また、需要者端末30には、対象の店舗や事業所等における許容エネルギー使用量や、予想エネルギー消費量が許容エネルギー消費量を超えることが予測される場合の注意喚起等を表示してもよい。
ここで、図8のフローチャートの幾つかのステップについて、具体例を用いて説明する。尚、図8のフローチャートでは、エネルギー消費量を予測することを想定したが、以下では、エネルギー消費量の中でも特に電力消費量を予測することを想定して説明する。
図9は、ステップ152の処理を詳細に説明するための図である。図9には、ステップ152で生成された平均消費パターンの一例を示している。
平均消費パターン生成部26は、例えば、カテゴリ1−昼について、過去の月曜日から金曜日における、30分ごとの電力消費量の平均値を算出している。
ここで、平均値の算出に用いられる電力消費量は、例えば1週間のうちに3日以上を有するカテゴリ(本例では、月曜日から金曜日の5日)では10〜15日分としてよい。また、例えば1週間のうちに2日以下であるカテゴリ(本例では、土曜日及び日曜日の2日)では5〜9日分としてよい。即ち、過去3週間から5週間程度における同一カテゴリの電力消費量の平均値を算出してよい。これにより、図示するように、各時刻(30分ごと)についての電力消費量の平均値に基づく平均消費パターンのグラフが作成される(図中A)。尚、これは昼についてのグラフであるが、夜についてのグラフも同様に作成される。また、平均消費パターン生成部26は、同様のグラフを、他のカテゴリについても、昼と夜とを別に作成する。
図10(a),(b)は、ステップ153の処理を詳細に説明するための図である。図10(a)には、カテゴリごとに、昼夜それぞれについて、気温と総電力消費量との相関図を示している。図10(b)には、カテゴリ1−昼に対する相関図の拡大図を示している。
図10(a)には示していないが、気温と総電力消費量との相関図は、横軸に気温をとり、縦軸に昼又は夜の総電力消費量をとり、各日の気温と昼又は夜の総電力消費量とをプロットして作成される。この際、昼については、最高気温と昼の総電力消費量とがプロットされ、夜については、最低気温と夜の総電力消費量とがプロットされる。その後、この複数のプロットから例えば最小二乗法によって相関式が導出される。
ここで、相関式を導出する際、カテゴリごとに相関式の次数を変更することもできる。例えば、プロット数の多いカテゴリ(例えば1週間に3日以上あるカテゴリ)については、二次曲線で近似し、プロット数の少ないカテゴリ(例えば1週間に2日以下であるカテゴリ)については、直線で近似してもよい。
補正消費パターン生成部28は、ネットワークを介して、当日の予想気温(予想最高気温及び予想最低気温)を取得する。次いで、補正消費パターン生成部28は、対象日のカテゴリに応じて、得られた予想気温に対応する昼及び夜の予想総電力消費量を取得する。例えば、図10(b)においては、最高気温Bに対応する昼の総電力消費量Cを算出する。尚、夜の場合には、最低気温に対応する夜の総電力消費量を算出する。
図11は、ステップ154の処理を詳細に説明するための図である。図11には、補正消費パターン生成部28が補正消費パターンを生成する工程を示している。
補正消費パターン生成部28は、例えば、昼の平均消費パターン(図中A)における昼の総電力消費量に対して、昼の予想総電力消費量が20%大きい場合には、30分ごとの全ての電力消費量に対して、1.2を乗じる。従って、時間ごとの電力消費量は、全体として上方にシフトする(図中矢印F方向)。得られたグラフ(図中D)が、補正消費パターンとなる。即ち、昼(図中E)におけるグラフDで囲まれた面積Cが、予想総電力消費量(図10(b)におけるC)と一致する。補正消費パターン生成部28は、同様にして、夜についても補正消費パターンを生成する。
尚、本実施の形態では、エネルギー消費量予測サーバ10において、カテゴリ分類を生成する機能及びエネルギー消費量を予測する機能の両方を実現することとしたが、これには限らない。
エネルギー消費量予測サーバ10においてはエネルギー消費量を予測する機能のみを実現し、カテゴリ分類を生成する機能は他の装置で実現するようにしてもよい。即ち、エネルギー消費パターン記憶部21、カテゴリ分類記憶部25、平均消費パターン生成部26、相関情報記憶部27、補正消費パターン生成部28は、エネルギー消費量予測サーバ10において実現し、正規化部22、クラスタリング部23、及びカテゴリ分類生成部24は、エネルギー消費量の予測を支援するエネルギー消費量予測支援システムにおいて実現してもよい。この場合、カテゴリ分類生成部24は、カテゴリ分類を、特定需要者のエネルギーのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する出力手段の一例となる。
また、エネルギー消費量予測サーバ10におけるカテゴリ分類を生成する機能及びエネルギー消費量を予測する機能の両方又は一方は、需要者端末30において実現するようにしてもよい。
[本実施の形態の効果]
以上述べたように、本実施の形態では、エネルギー消費量予測サーバ10が、過去のエネルギー消費パターンをクラスタリング技術により自動分類し、得られた分類結果をカテゴリ設定に利用するようにした。これにより、エネルギー消費量を予測するシステムでエネルギー消費パターンを分類する際に用いるカテゴリ分類を、需要者からのヒアリングや人の手による分析で生成する場合よりも適切なものとすることが可能となった。
1…エネルギー消費量予測システム、10…エネルギー消費量予測サーバ、21…エネルギー消費パターン記憶部、22…正規化部、23…クラスタリング部、24…カテゴリ分類生成部、25…カテゴリ分類記憶部、26…平均消費パターン生成部、27…相関情報記憶部、28…補正消費パターン生成部、29…補正消費パターン送信部、30…需要者端末

Claims (12)

  1. 特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する取得手段と、
    複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報から、複数の当該予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する把握手段と、
    把握された各々の前記エネルギー消費傾向を用いて、複数の前記予め定められた範囲をカテゴリ分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記カテゴリ分類を用いて、前記特定需要者の前記エネルギーのエネルギー消費量を予測する予測手段と
    を備えたことを特徴とするエネルギー消費量予測システム。
  2. 前記取得手段は、前記特定需要者にて消費される前記エネルギーごとに前記消費量情報を取得し、
    前記予測手段は、前記カテゴリ分類を用いて、前記特定需要者の前記エネルギーごとの前記エネルギー消費量を予測することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費量予測システム。
  3. 前記取得手段は、複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報に対して、複数の当該予め定められた範囲の各々の前記エネルギー消費傾向を前記把握手段が把握し易くするための前処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費量予測システム。
  4. 前記前処理は、複数の前記予め定められた範囲の各々について、前記消費量情報を、当該消費量情報の最大値で除する処理であることを特徴とする請求項3に記載のエネルギー消費量予測システム。
  5. 前記予測手段は、複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報を前記カテゴリ分類を用いて分類して平均化することにより平均消費量情報を生成し、当該平均消費量情報を用いて前記特定需要者の前記エネルギーの前記エネルギー消費量を予測することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費量予測システム。
  6. 前記予測手段は、前記カテゴリ分類を用いて生成された補正データで前記平均消費量情報を補正することにより、前記特定需要者の前記エネルギーの前記エネルギー消費量を予測することを特徴とする請求項5に記載のエネルギー消費量予測システム。
  7. 特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する取得手段と、
    複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報から、複数の当該予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する把握手段と、
    把握された各々の前記エネルギー消費傾向を用いて、複数の前記予め定められた範囲をカテゴリ分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記カテゴリ分類を、前記特定需要者の前記エネルギーのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とするエネルギー消費量予測支援システム。
  8. 前記取得手段は、前記特定需要者にて消費される前記エネルギーごとに前記消費量情報を取得し、
    前記出力手段は、前記カテゴリ分類を、前記特定需要者の前記エネルギーごとの前記エネルギー消費量の予測に用いる情報として出力することを特徴とする請求項7に記載のエネルギー消費量予測支援システム。
  9. 前記取得手段は、複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報に対して、複数の当該予め定められた範囲の各々の前記エネルギー消費傾向を前記把握手段が把握し易くするための前処理を行うことを特徴とする請求項7に記載のエネルギー消費量予測支援システム。
  10. 前記前処理は、複数の前記予め定められた範囲の各々について、前記消費量情報を、当該消費量情報の最大値で除する処理であることを特徴とする請求項9に記載のエネルギー消費量予測支援システム。
  11. 特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得するステップと、
    複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報から、複数の当該予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握するステップと、
    把握された各々の前記エネルギー消費傾向を用いて、複数の前記予め定められた範囲をカテゴリ分類するステップと、
    分類された前記カテゴリ分類を用いて、前記特定需要者の前記エネルギーのエネルギー消費量を予測するステップと
    を含むことを特徴とするエネルギー消費量予測方法。
  12. コンピュータに、
    特定需要者にて消費されるエネルギーの予め定められた範囲の消費量情報を複数、取得する機能と、
    複数の前記予め定められた範囲の前記消費量情報から、複数の当該予め定められた範囲の各々のエネルギー消費傾向を把握する機能と、
    把握された各々の前記エネルギー消費傾向を用いて、複数の前記予め定められた範囲をカテゴリ分類する機能と、
    分類された前記カテゴリ分類を、前記特定需要者の前記エネルギーのエネルギー消費量の予測に用いる情報として出力する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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