JP2021101816A - 遊技機 - Google Patents

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小倉 敏男
Toshio Ogura
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Abstract

【課題】特定状態に関する演出の興趣を向上させた遊技機を提供する。【解決手段】遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆した状態で、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されるとき、プッシュボタン31Bの操作によって選択された演出モード(曇りモード、雨モード)に対応した演出画像(背景画像等)を画像表示装置5に表示させた後、選択された演出モード(曇りモード、雨モード)に対応した演出画像(背景画像等)の表示を中断するホワイトアウト演出を実行し、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることを報知する第4昇格演出を実行することが可能である。【選択図】図11−23

Description

本発明は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機に関する。
例えば、特許文献1には、モードによって演出態様を異ならせるとともにモードに応じた固有の演出を実行可能とする遊技機が開示されている。また、特許文献2には、大当り遊技状態の終了後に確変状態に制御されているか否かを特定困難にする確変潜伏演出を実行する遊技機が開示されている。
特開2014−046104号公報(段落0254、図36) 特開2015−024324号公報(図31、図32)
特許文献2に開示されている遊技機のように、有利状態とは異なる遊技状態であって可変表示を実行可能な状態である特定状態に制御される遊技機に対して、特許文献1に記載されているようなモードによって演出態様を異ならせる構成を適用した場合、このような遊技機における演出の興趣を向上させる余地がある。
この発明は、上記の実状に鑑みてなされたものであり、特定状態に制御される遊技機における演出の興趣を向上させることにある。
本手段の遊技機は、
遊技状態を制御する状態制御手段(CPU103)と、
演出を実行可能な演出実行手段(演出制御用CPU120)と、
表示手段(画像表示装置5)と、を備える遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)と、前記有利状態とは異なる状態であって可変表示(変動表示)を実行可能な状態である特定状態(高ベース状態)とに制御可能であり、
前記特定状態(高ベース状態)として、第1特定状態(低確/高ベース状態)と、前記第1特定状態よりも有利度が高い第2特定状態(高確/高ベース状態)と、を含む複数種類があり、
前記特定状態における演出状態(高ベース中の演出モード(曇りモード、雨モード))を選択可能な演出状態選択手段(プッシュボタン31B)を備え、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に関する示唆を行った後の前記第1特定状態(低確/高ベース状態)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に関する示唆を行った後の前記第2特定状態(高確/高ベース状態)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させた後、該演出表示とは異なる特殊表示(ホワイトアウト画像28TM600)を表示して該演出表示(背景画像等)を視認困難とし、前記第2特定状態(高確/高ベース状態)であることを報知する特別報知演出(第4昇格演出)を実行することが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、選択された演出状態に対応した演出表示を表示させた後に、特殊表示を表示させることによって演出表示を視認困難とした状態で、特別報知演出を実行して第2特定状態であることを報知するので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。 この実施の形態におけるパチンコ遊技機の背面斜視図である。 パチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板などを示す構成図である。 遊技制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。 遊技制御用タイマ割込み処理の一例を示すフローチャートである。 特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。 表示結果判定テーブルを示す説明図である。 通常状態または時短状態での第1特図の可変表示における大当りの数値範囲と時短付きはずれの数値範囲を示す図である。 演出制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。 演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、各乱数を示す説明図であり、(B)は、第1特別図柄用の大当り種別判定テーブルを示す説明図であり、(C)は、第2特別図柄用の大当り種別判定テーブルを示す説明図である。 (A)は、はずれ(時短無)用の変動パターン判定テーブルを示す説明図であり、(B)は、はずれ(時短付)用の変動パターン判定テーブルを示す説明図であり、(C)は、大当り用の変動パターン判定テーブルを示す説明図である。 (A)及び(B)は、高ベース演出モード選択期間の具体例を示す説明図であり、(C)は、高ベース中の演出モードの具体例を示す説明図である。 高確/高ベース状態に制御されるときの演出パターンの具体例を示す説明図である。 (A)は、大当り演出モード選択期間の具体例を示す説明図であり、(C)は、大当り中の演出モードの具体例を示す説明図である。 第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、及び第4昇格演出に関する演出の実行タイミングを示すタイムチャートである。 第1昇格演出に関する演出態様の具体例を示す説明図である。 第2昇格演出に関する演出態様の具体例を示す説明図である。 第3昇格演出に関する演出態様の具体例を示す説明図である。 第4昇格演出に関する演出態様の具体例を示す説明図である。 変動開始時演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、大当り変動における飾り図柄の停止図柄を決定するためのテーブルを示す説明図であり、(B)は、第1昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するためのテーブルを示す説明図である。 大当り開始時演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、第2昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するためのテーブルを示す説明図であり、(B)は、第3昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するためのテーブルを示す説明図である。 通常大当りに関する演出の実行タイミングを示すタイムチャートである。 通常大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。 通常大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。 確変大当りに関する演出の実行タイミングを示すタイムチャートである。 確変大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。 確変大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。 はずれ(時短付)に関する演出の実行タイミングを示すタイムチャートである。 はずれ(時短付)に関する演出態様の具体例を示す説明図である。 突然確変大当りに関する演出の実行タイミングを示すタイムチャートである。 突然確変大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。 突然確変大当りに関する演出態様の具体例を示す説明図である。
(基本説明)
まず、パチンコ遊技機1の基本的な構成及び制御(一般的なパチンコ遊技機の構成及び制御でもある。)について説明する。
(パチンコ遊技機1の構成等)
図1は、パチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、遊技領域が形成され、この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
なお、特別図柄の「可変表示」とは、例えば、複数種類の特別図柄を変動可能に表示することである(後述の他の図柄についても同じ)。変動としては、複数の図柄の更新表示、複数の図柄のスクロール表示、1以上の図柄の変形、1以上の図柄の拡大/縮小などがある。特別図柄や後述の普通図柄の変動では、複数種類の特別図柄又は普通図柄が更新表示される。後述の飾り図柄の変動では、複数種類の飾り図柄がスクロール表示又は更新表示されたり、1以上の飾り図柄が変形や拡大/縮小されたりする。なお、変動には、ある図柄を点滅表示する態様も含まれる。可変表示の最後には、表示結果として所定の特別図柄が停止表示(導出または導出表示などともいう)される(後述の他の図柄の可変表示についても同じ)。なお、可変表示を変動表示、変動と表現する場合がある。
なお、第1特別図柄表示装置4Aにおいて可変表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示装置4Bにおいて可変表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。また、第1特図を用いた特図ゲームを「第1特図ゲーム」といい、第2特図を用いた特図ゲームを「第2特図ゲーム」ともいう。なお、特別図柄の可変表示を行う特別図柄表示装置は1種類であってもよい。
遊技盤2における遊技領域の中央付近には画像表示装置5が設けられている。画像表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)や有機EL(Electro Luminescence)等から構成され、各種の演出画像を表示する。画像表示装置5は、プロジェクタおよびスクリーンから構成されていてもよい。画像表示装置5には、各種の演出画像が表示される。
例えば、画像表示装置5の画面上では、第1特図ゲームや第2特図ゲームと同期して、特別図柄とは異なる複数種類の装飾識別情報としての飾り図柄(数字などを示す図柄など)の可変表示が行われる。ここでは、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームに同期して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄が可変表示(例えば上下方向のスクロール表示や更新表示)される。なお、同期して実行される特図ゲームおよび飾り図柄の可変表示を総称して単に可変表示ともいう。
画像表示装置5の画面上には、実行が保留されている可変表示に対応する保留表示や、実行中の可変表示に対応するアクティブ表示を表示するための表示エリアが設けられていてもよい。保留表示およびアクティブ表示を総称して可変表示に対応する可変表示対応表示ともいう。
保留されている可変表示の数は保留記憶数ともいう。第1特図ゲームに対応する保留記憶数を第1保留記憶数、第2特図ゲームに対応する保留記憶数を第2保留記憶数ともいう。第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計を合計保留記憶数ともいう。
遊技盤2の所定位置には、複数のLEDを含んで構成された第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、LEDの点灯個数によって、第1保留記憶数を表示する。第2保留表示器25Bは、LEDの点灯個数によって、第2保留記憶数を表示する。
画像表示装置5の下方には入賞球装置6Aが設けられており、該入賞球装置6Aの右側方には、可変入賞球装置6Bが設けられている。
入賞球装置6Aは、例えば所定の玉受部材によって常に遊技球が進入可能な一定の開放状態に保たれる第1始動入賞口を形成する。第1始動入賞口に遊技球が進入したときには、所定個(例えば3個)の賞球が払い出されるとともに、第1特図ゲームが開始され得る。
可変入賞球装置6B(普通電動役物)は、ソレノイド81(図3参照)によって閉鎖状態と開放状態とに変化する第2始動入賞口を形成する。可変入賞球装置6Bは、例えば、一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物を備え、ソレノイド81がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、当該可動翼片の先端が入賞球装置6Aに近接し、第2始動入賞口に遊技球が進入しない閉鎖状態になる(第2始動入賞口が閉鎖状態になるともいう。)。その一方で、可変入賞球装置6Bは、ソレノイド81がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となることにより、第2始動入賞口に遊技球が進入できる開放状態になる(第2始動入賞口が開放状態になるともいう。)。第2始動入賞口に遊技球が進入したときには、所定個(例えば3個)の賞球が払い出されるとともに、第2特図ゲームが開始され得る。なお、可変入賞球装置6Bは、閉鎖状態と開放状態とに変化するものであればよく、電動チューリップ型役物を備えるものに限定されない。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左下方3箇所と可変入賞球装置6Bの上方1箇所)には、所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる一般入賞口10が設けられる。この場合には、一般入賞口10のいずれかに進入したときには、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出される。
入賞球装置6Aと可変入賞球装置6Bとの間には、大入賞口を有する特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、ソレノイド82(図3参照)によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。
一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用(特別電動役物用)のソレノイド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞口に進入(通過)できなくなる。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技球が大入賞口に進入しやすくなる。
大入賞口に遊技球が進入したときには、所定個数(例えば14個)の遊技球が賞球として払い出される。大入賞口に遊技球が進入したときには、例えば第1始動入賞口や第2始動入賞口および一般入賞口10に遊技球が進入したときよりも多くの賞球が払い出される。
一般入賞口10を含む各入賞口に遊技球が進入することを「入賞」ともいう。特に、始動口(第1始動入賞口、第2始動入賞口)への入賞を始動入賞ともいう。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左下方)には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、7セグメントのLEDなどからなり、特別図柄とは異なる複数種類の普通識別情報としての普通図柄の可変表示を行う。普通図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」などの点灯パターンなどにより表される。普通図柄には、LEDを全て消灯したパターンが含まれてもよい。このような普通図柄の可変表示は、普図ゲームともいう。
画像表示装置5の右方には、遊技球が通過可能な通過ゲート41が設けられている。遊技球が通過ゲート41を通過したことに基づき、普図ゲームが実行される。
普通図柄表示器20の下方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、実行が保留されている普図ゲームの数である普図保留記憶数をLEDの点灯個数により表示する。
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車および多数の障害釘が設けられている。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられている。遊技機用枠3における画像表示装置5の上方位置にはメインランプ9aが設けられており、該メインランプ9aの左右には、遊技領域を包囲するように枠ランプ9bが設けられている。更に、遊技盤2における特別可変入賞球装置7の近傍位置にはアタッカランプ9cが設けられている。
遊技盤2の所定位置(図1では画像表示装置5の上方位置)には、演出に応じて動作する可動体32が設けられている。また、可動体32には、可動体ランプ9dが設けられている。該可動体ランプ9dと前述したメインランプ9a、枠ランプ9b、アタッカランプ9cとは纏めて遊技効果ランプ9と呼称する場合がある。尚、これらメインランプ9a、枠ランプ9b、アタッカランプ9c、可動体ランプ9dは、LEDを含んで構成されている。
遊技機用枠3の右下部位置には、遊技球を打球発射装置により遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)30が設けられている。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)する打球供給皿(上皿)が設けられている。尚、遊技機用枠3には、上皿とは別に、上皿満タン時に賞球が払い出される払出部(打球供給皿)を設けてもよい。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取り付けられている。スティックコントローラ31Aには、遊技者が押下操作可能なトリガボタンが設けられている。スティックコントローラ31Aに対する操作は、コントローラセンサユニット35A(図3参照)により検出される。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、遊技者が押下操作などにより所定の指示操作を可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bに対する操作は、プッシュセンサ35B(図3参照)により検出される。
パチンコ遊技機1では、遊技者の動作(操作等)を検出する検出手段として、スティックコントローラ31Aやプッシュボタン31Bが設けられるが、これら以外の検出手段が設けられていてもよい。
図2は、パチンコ遊技機1の背面斜視図である。パチンコ遊技機1の背面には、基板ケース201に収納された主基板11が搭載されている。主基板11には、設定キー51や設定切替スイッチ52が設けられている。設定キー51は、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための錠スイッチとして機能する。設定切替スイッチ52は、設定変更状態において大当りの当選確率や出玉率等の設定値を変更するための設定スイッチとして機能する。設定キー51や設定切替スイッチ52は、例えば電源基板17の所定位置といった、主基板11の外部に取り付けられてもよい。
主基板11の背面中央には、表示モニタ29が配置され、表示モニタ29の側方には表示切替スイッチ31が配置されている。表示モニタ29は、例えば7セグメントのLED表示装置を用いて、構成されていればよい。表示モニタ29および表示切替スイッチ31は、遊技機用枠3を開放した状態で遊技盤2の裏面側を視認した場合に、主基板11を視認する際の正面に配置されている。
表示モニタ29は、例えば連比や役比、ベースなどの入賞情報を表示可能である。連比は、賞球合計数のうち大入賞口(アタッカー)への入賞による賞球数が占める割合である。役比は、賞球合計数のうち第2始動入賞口(電チュー)への入賞による賞球数と大入賞口(アタッカー)への入賞による賞球数が占める割合である。ベースは、打ち出した遊技球数に対する賞球合計数が占める割合である。設定変更状態や設定確認状態であるときに、表示モニタ29は、パチンコ遊技機1における設定値を表示可能である。表示モニタ29は、設定変更状態や設定確認状態であるときに、変更や確認の対象となる設定値などを表示可能であればよい。
設定キー51や設定切替スイッチ52は、遊技機用枠3を閉鎖した状態であるときに、パチンコ遊技機1の正面側から操作が不可能となっている。遊技機用枠3には、ガラス窓を有するガラス扉枠3aが回動可能に設けられ、ガラス扉枠3aにより遊技領域を開閉可能に構成されている。ガラス扉枠3aを閉鎖したときに、ガラス窓を通して遊技領域を透視可能である。
パチンコ遊技機1において、縦長の方形枠状に形成された外枠1aの右端部には、セキュリティカバー50Aが取り付けられている。セキュリティカバー50Aは、遊技機用枠3を閉鎖したときに、設定キー51や設定切替スイッチ52を含む基板ケース201の右側部を、背面側から被覆する。セキュリティカバー50Aは、短片50Aaおよび長片50Abを含む略L字状の部材であり、透明性を有する合成樹脂により構成されていればよい。
(遊技の進行の概略)
パチンコ遊技機1が備える打球操作ハンドル30への遊技者による回転操作により、遊技球が遊技領域に向けて発射される。遊技球が通過ゲート41を通過すると、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。なお、前回の普図ゲームの実行中の期間等に遊技球が通過ゲート41を通過した場合(遊技球が通過ゲート41を通過したが当該通過に基づく普図ゲームを直ちに実行できない場合)には、当該通過に基づく普図ゲームは所定の上限数(例えば4)まで保留される。
この普図ゲームでは、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、普図当り図柄以外の普通図柄(普図はずれ図柄)が停止表示されれば、普通図柄の表示結果が「普図はずれ」となる。「普図当り」となると、可変入賞球装置6Bを所定期間開放状態とする開放制御が行われる(第2始動入賞口が開放状態になる)。
入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口に遊技球が進入すると、第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図ゲームが開始される。
可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口に遊技球が進入すると、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図ゲームが開始される。
なお、特図ゲームの実行中の期間や、後述する大当り遊技状態に制御されている期間に、遊技球が始動入賞口へ進入(入賞)した場合(始動入賞が発生したが当該始動入賞に基づく特図ゲームを直ちに実行できない場合)には、当該進入に基づく特図ゲームは所定の上限数(例えば4)までその実行が保留される。
特図ゲームにおいて、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄、例えば「7」、後述の大当り種別に応じて実際の図柄は異なる。)が停止表示されれば、「大当り」となり、大当り図柄とは異なる特別図柄(はずれ図柄、例えば「−」)が停止表示されれば「はずれ」となる。尚、本パチンコ遊技機1における「はずれ」には、大当り遊技を経由することなく次回の可変表示から高ベース状態(時短状態)に制御される「時短付きはずれ」が含まれている。
特図ゲームでの表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利な有利状態として大当り遊技状態に制御される。
大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置7により形成される大入賞口が所定の態様で開放状態となる。当該開放状態は、所定期間(例えば29秒間や1.8秒間)の経過タイミングと、大入賞口に進入した遊技球の数が所定個数(例えば9個)に達するまでのタイミングと、のうちのいずれか早いタイミングまで継続される。前記所定期間は、1ラウンドにおいて大入賞口を開放することができる上限期間であり、以下、開放上限期間ともいう。このように大入賞口が開放状態となる1のサイクルをラウンド(ラウンド遊技)という。大当り遊技状態では、当該ラウンドが所定の上限回数(15回や2回)に達するまで繰り返し実行可能となっている。
大当り遊技状態においては、遊技者は、遊技球を大入賞口に進入させることで、賞球を得ることができる。従って、大当り遊技状態は、遊技者にとって有利な状態である。大当り遊技状態におけるラウンド数が多い程、また、開放上限期間が長い程遊技者にとって有利となる。
なお、「大当り」には、大当り種別が設定されている。例えば、大入賞口の開放態様(ラウンド数や開放上限期間)や、大当り遊技状態後の遊技状態(通常状態、時短状態、確変状態など)を複数種類用意し、これらに応じて大当り種別が設定されている。大当り種別として、多くの賞球を得ることができる大当り種別や、賞球の少ない大当り種別、または、ほとんど賞球を得ることができない大当り種別が設けられていてもよい。
大当り遊技状態が終了した後は、上記大当り種別に応じて、時短状態や確変状態に制御されることがある。
時短状態では、平均的な特図変動時間(特図を変動させる期間)を通常状態よりも短縮させる制御(時短制御)が実行される。時短状態では、平均的な普図変動時間(普図を変動させる期間)を通常状態よりも短縮させたり、普図ゲームで「普図当り」となる確率を通常状態よりも向上させる等により、第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくなる制御(高開放制御、高ベース制御)も実行される。時短状態は、特別図柄(特に第2特別図柄)の変動効率が向上する状態であるので、遊技者にとって有利な状態である。
確変状態(確率変動状態)では、時短制御に加えて、表示結果が「大当り」となる確率が通常状態よりも高くなる確変制御が実行される。確変状態は、特別図柄の変動効率が向上することに加えて「大当り」となりやすい状態であるので、遊技者にとってさらに有利な状態である。
時短状態や確変状態は、所定回数の特図ゲームが実行されたことと、次回の大当り遊技状態が開始されたこと等といった、いずれか1つの終了条件が先に成立するまで継続する。所定回数の特図ゲームが実行されたことが終了条件となるものを、回数切り(回数切り時短、回数切り確変等)ともいう。
通常状態とは、遊技者にとって有利な大当り遊技状態等の有利状態、時短状態、確変状態等の特別状態以外の遊技状態のことであり、普図ゲームにおける表示結果が「普図当り」となる確率および特図ゲームにおける表示結果が「大当り」となる確率などのパチンコ遊技機1が、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合のように、電源投入後に所定の復帰処理を実行しなかったとき)と同一に制御される状態である。
確変制御が実行されている状態を高確状態、確変制御が実行されていない状態を低確状態ともいう。時短制御が実行されている状態を高ベース状態、時短制御が実行されていない状態を低ベース状態ともいう。これらを組み合わせて、時短状態は低確高ベース状態、確変状態は高確高ベース状態、通常状態は低確低ベース状態などともいわれる。高確状態かつ低ベース状態は高確低ベース状態ともいう。
なお、遊技状態は、大当り遊技状態中に遊技球が特定領域(例えば、大入賞口内の特定領域)を通過したことに基づいて、変化してもよい。例えば、遊技球が特定領域を通過したとき、その大当り遊技状態後に確変状態に制御してもよい。
(演出の進行など)
パチンコ遊技機1では、遊技の進行に応じて種々の演出(遊技の進行状況を報知したり、遊技を盛り上げたりする演出)が実行される。当該演出について以下説明する。なお、当該演出は、画像表示装置5に各種の演出画像を表示することによって行われるが、当該表示に加えて、または当該表示に代えて、スピーカ8L、8Rからの音声出力、遊技効果ランプ9の点灯や消灯、可動体32の動作、あるいは、これらの一部または全部を含む任意の演出装置を用いた演出として行われてもよい。
遊技の進行に応じて実行される演出として、画像表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示が開始される。第1特図ゲームや第2特図ゲームにおいて表示結果(確定特別図柄ともいう。)が停止表示されるタイミングでは、飾り図柄の可変表示の表示結果となる確定飾り図柄(3つの飾り図柄の組合せ)も停止表示(導出)される。
飾り図柄の可変表示が開始されてから終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示の態様が所定のリーチ態様となる(リーチが成立する)ことがある。ここで、リーチ態様とは、画像表示装置5の画面上にて停止表示された飾り図柄が後述の大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄については可変表示が継続している態様などのことである。
また、飾り図柄の可変表示中に上記リーチ態様となったことに対応してリーチ演出が実行される。パチンコ遊技機1では、演出態様に応じて表示結果(特図ゲームの表示結果や飾り図柄の可変表示の表示結果)が「大当り」となる割合(大当り信頼度、大当り期待度とも呼ばれる。)が異なる複数種類のリーチ演出が実行される。リーチ演出には、例えば、ノーマルリーチと、ノーマルリーチよりも大当り信頼度の高いスーパーリーチと、がある。
特図ゲームの表示結果が「大当り」となるときには、画像表示装置5の画面上において、飾り図柄の可変表示の表示結果として、予め定められた大当り組合せとなる確定飾り図柄が導出される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「大当り」となる)。一例として、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける所定の有効ライン上に同一の飾り図柄(例えば、「7」等)が揃って停止表示される。
大当り遊技状態の終了後に確変状態に制御される「確変大当り」である場合には、奇数の飾り図柄(例えば、「7」等)が揃って停止表示され、大当り遊技状態の終了後に確変状態に制御されない「非確変大当り(通常大当り)」である場合には、偶数の飾り図柄(例えば、「6」等)が揃って停止表示されるようにしてもよい。この場合、奇数の飾り図柄を確変図柄、偶数の飾り図柄を非確変図柄(通常図柄)ともいう。非確変図柄でリーチ態様となった後に、最終的に「確変大当り」となる昇格演出を実行するようにしてもよい。
特図ゲームの表示結果が「はずれ」となる場合には、飾り図柄の可変表示の態様がリーチ態様とならずに、飾り図柄の可変表示の表示結果として、非リーチ組合せの確定飾り図柄(「非リーチはずれ」ともいう。)が停止表示される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「非リーチはずれ」となる)ことがある。また、表示結果が「はずれ」となる場合には、飾り図柄の可変表示の態様がリーチ態様となった後に、飾り図柄の可変表示の表示結果として、大当り組合せでない所定のリーチ組合せ(「リーチはずれ」ともいう)の確定飾り図柄が停止表示される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「リーチはずれ」となる)こともある。
パチンコ遊技機1が実行可能な演出には、上記の可変表示対応表示(保留表示やアクティブ表示)を表示することも含まれる。また、他の演出として、例えば、大当り信頼度を予告する予告演出等が飾り図柄の可変表示中に実行される。予告演出には、実行中の可変表示における大当り信頼度を予告する予告演出や、実行前の可変表示(実行が保留されている可変表示)における大当り信頼度を予告する先読予告演出がある。先読予告演出として、可変表示対応表示(保留表示やアクティブ表示)の表示態様を通常とは異なる態様に変化させる演出が実行されるようにしてもよい。
また、画像表示装置5において、飾り図柄の可変表示中に飾り図柄を一旦仮停止させた後に可変表示を再開させることで、1回の可変表示を擬似的に複数回の可変表示のように見せる擬似連演出を実行するようにしてもよい。
大当り遊技状態中にも、大当り遊技状態を報知する大当り中演出が実行される。大当り中演出としては、ラウンド数を報知する演出や、大当り遊技状態の価値が向上することを示す昇格演出が実行されてもよい。
また、例えば特図ゲーム等が実行されていないときには、画像表示装置5にデモ(デモンストレーション)画像が表示される(客待ちデモ演出が実行される)。
(基板構成)
パチンコ遊技機1には、例えば図3に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14、中継基板15などが搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機1の背面には、例えば払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板などといった、各種の基板が配置されている。さらには、電源基板17も搭載されている。各種制御基板は、導体パターンが形成されて電気部品を実装可能なプリント配線板などの電子回路基板だけでなく、電子回路基板に電気部品が実装されて特定の電気的機能を実現するように構成された電子回路実装基板を含む概念である。
電源基板17には、電源スイッチ91が接続されており、該電源スイッチ91を操作する(ON状態にする)ことによって、商用電源などの外部電源におけるAC100Vといった交流電源からの電力を、電源基板17から主基板11や演出制御基板12などの各種制御基板を含めた電気部品に供給可能である。電源基板17は、例えば交流(AC)を直流(DC)に変換するための整流回路、所定の直流電圧を特定の直流電圧(例えば直流12Vや直流5Vなど)に変換するための電源回路などを備えている。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における上記遊技の進行(特図ゲームの実行(保留の管理を含む)、普図ゲームの実行(保留の管理を含む)、大当り遊技状態、遊技状態など)を制御する機能を有する。主基板11は、遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路110、ソレノイド回路111などを有する。
主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップのマイクロコンピュータであり、ROM(Read Only Memory)101と、RAM(Random Access Memory)102と、CPU(Central Processing Unit)103と、乱数回路104と、I/O(Input/Output port)105とを備える。
CPU103は、ROM101に記憶されたプログラムを実行することにより、遊技の進行を制御する処理(主基板11の機能を実現する処理)を行う。このとき、ROM101が記憶する各種データ(後述の変動パターン、後述の演出制御コマンド、後述の各種決定を行う際に参照される各種テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM102がメインメモリとして使用される。RAM102は、その一部または全部がパチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間記憶内容が保存されるバックアップRAMとなっている。なお、ROM101に記憶されたプログラムの全部または一部をRAM102に展開して、RAM102上で実行するようにしてもよい。
乱数回路104は、遊技の進行を制御するときに使用される各種の乱数値(遊技用乱数)を示す数値データを更新可能にカウントする。遊技用乱数は、CPU103が所定のコンピュータプログラムを実行することで更新されるもの(ソフトウェアで更新されるもの)であってもよい。
I/O105は、例えば各種信号(後述の検出信号)が入力される入力ポートと、各種信号(第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどを制御(駆動)する信号、ソレノイド駆動信号)を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。
スイッチ回路110は、遊技球検出用の各種スイッチ(ゲートスイッチ21、始動口スイッチ(第1始動口スイッチ22Aおよび第2始動口スイッチ22B)、カウントスイッチ23)からの検出信号(遊技球が通過または進入してスイッチがオンになったことを示す検出信号など)を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。検出信号の伝送により、遊技球の通過または進入が検出されたことになる。
スイッチ回路110には、電源基板17からのリセット信号、電源断信号、クリア信号が取り込まれて遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送される。リセット信号は、遊技制御用マイクロコンピュータ100などの制御回路を動作停止状態とするための動作停止信号であり、電源監視回路、ウォッチドッグタイマ内蔵IC、システムリセットICのいずれかを用いて出力可能であればよい。電源断信号は、パチンコ遊技機1において用いられる所定電源電圧が所定値を超えるとオフ状態となり、所定電源電圧が所定値以下になった期間が電断基準時間以上まで継続したときにオン状態となる。クリア信号は、例えば電源基板17に設けられたクリアスイッチ92に対する押下操作などに応じてオン状態となる。
ソレノイド回路111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号(例えば、ソレノイド81やソレノイド82をオンする信号など)を、普通電動役物用のソレノイド81や大入賞口扉用のソレノイド82に伝送する。
主基板11には、表示モニタ29、表示切替スイッチ31、設定キー51、設定切替スイッチ52、扉開放センサ90が接続されている。扉開放センサ90は、ガラス扉枠3aを含めた遊技機用枠3の開放を検知する。
主基板11(遊技制御用マイクロコンピュータ100)は、遊技の進行の制御の一部として、遊技の進行に応じて演出制御コマンド(遊技の進行状況等を指定(通知)するコマンド)を演出制御基板12に供給する。主基板11から出力された演出制御コマンドは、中継基板15により中継され、演出制御基板12に供給される。当該演出制御コマンドには、例えば主基板11における各種の決定結果(例えば、特図ゲームの表示結果(大当り種別を含む。)、特図ゲームを実行する際に使用される変動パターン(詳しくは後述))、遊技の状況(例えば、可変表示の開始や終了、大入賞口の開放状況、入賞の発生、保留記憶数、遊技状態)、エラーの発生等を指定するコマンド等が含まれる。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、演出制御コマンドを受信し、受信した演出制御コマンドに基づいて演出(遊技の進行に応じた種々の演出であり、可動体32の駆動、エラー報知、電断復旧の報知等の各種報知を含む)を実行する機能を有する。
演出制御基板12には、演出制御用CPU120と、ROM121と、RAM122と、表示制御部123と、乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。
演出制御用CPU120は、ROM121に記憶されたプログラムを実行することにより、表示制御部123とともに演出を実行するための処理(演出制御基板12の上記機能を実現するための処理であり、実行する演出の決定等を含む)を行う。このとき、ROM121が記憶する各種データ(各種テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM122がメインメモリとして使用される。
演出制御用CPU120は、コントローラセンサユニット35Aやプッシュセンサ35Bからの検出信号(遊技者による操作を検出したときに出力される信号であり、操作内容を適宜示す信号)に基づいて演出の実行を表示制御部123に指示することもある。
表示制御部123は、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character Generator ROM)、VRAM(Video RAM)などを備え、演出制御用CPU120からの演出の実行指示に基づき、演出を実行する。
表示制御部123は、演出制御用CPU120からの演出の実行指示に基づき、実行する演出に応じた映像信号を画像表示装置5に供給することで、演出画像を画像表示装置5に表示させる。表示制御部123は、さらに、演出画像の表示に同期した音声出力や、遊技効果ランプ9の点灯/消灯を行うため、音指定信号(出力する音声を指定する信号)を音声制御基板13に供給したり、ランプ信号(ランプの点灯/消灯態様を指定する信号)をランプ制御基板14に供給したりする。また、表示制御部123は、可動体32を動作させる信号を当該可動体32または当該可動体32を駆動する駆動回路に供給する。
音声制御基板13は、スピーカ8L、8Rを駆動する各種回路を搭載しており、当該音指定信号に基づきスピーカ8L、8Rを駆動し、当該音指定信号が指定する音声をスピーカ8L、8Rから出力させる。
ランプ制御基板14は、遊技効果ランプ9を駆動する各種回路を搭載しており、当該ランプ信号に基づき遊技効果ランプ9を駆動し、当該ランプ信号が指定する態様で遊技効果ランプ9を点灯/消灯する。このようにして、表示制御部123は、音声出力、ランプの点灯/消灯を制御する。
なお、音声出力、ランプの点灯/消灯の制御(音指定信号やランプ信号の供給等)、可動体32の制御(可動体32を動作させる信号の供給等)は、演出制御用CPU120が実行するようにしてもよい。
乱数回路124は、各種演出を実行するために使用される各種の乱数値(演出用乱数)を示す数値データを更新可能にカウントする。演出用乱数は、演出制御用CPU120が所定のコンピュータプログラムを実行することで更新されるもの(ソフトウェアで更新されるもの)であってもよい。
演出制御基板12に搭載されたI/O125は、例えば主基板11などから伝送された演出制御コマンドを取り込むための入力ポートと、各種信号(映像信号、音指定信号、ランプ信号)を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。
演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14といった、主基板11以外の基板をサブ基板ともいう。パチンコ遊技機1のようにサブ基板が機能別に複数設けられていてもよいし、1のサブ基板が複数の機能を有するように構成してもよい。
(動作)
次に、パチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。
(主基板11の主要な動作)
まず、主基板11における主要な動作を説明する。パチンコ遊技機1に対して電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって遊技制御メイン処理が実行される。図4は、主基板11におけるCPU103が実行する遊技制御メイン処理を示すフローチャートである。
図4に示す遊技制御メイン処理において、CPU103は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。続いて、必要な初期設定を行う(ステップS2)。初期設定には、スタックポインタの設定、内蔵デバイス(CTC(カウンタ/タイマ回路)、パラレル入出力ポート等)のレジスタ設定、RAM102をアクセス可能状態にする設定等が含まれる。
次いで、復旧条件が成立したか否かを判定する(ステップS3)。復旧条件は、クリア信号がオフ状態であり、バックアップデータがあり、バックアップRAMが正常である場合に、成立可能である。パチンコ遊技機1の電力供給が開始されたときに、例えば電源基板17に設けられたクリアスイッチが押下操作されていれば、オン状態のクリア信号が遊技制御用マイクロコンピュータ100に入力される。このようなオン状態のクリア信号が入力されている場合には、ステップS3にて復旧条件が成立していないと判定すればよい。バックアップデータは、遊技制御用のバックアップRAMとなるRAM102に保存可能であればよい。ステップS3では、バックアップデータの有無やデータ誤りの有無などを確認あるいは検査して、復旧条件が成立し得るか否かを判定すればよい。
復旧条件が成立した場合には(ステップS3;Yes)、復旧処理(ステップS4)を実行した後に、設定確認処理(ステップS5)を実行する。ステップS4の復旧処理により、RAM102の記憶内容に基づいて作業領域の設定が行われる。RAM102に記憶されたバックアップデータを用いて作業領域を設定することで、電力供給が停止したときの遊技状態に復旧し、例えば特別図柄の変動中であった場合には、停止前の状態から特別図柄の変動を再開可能であればよい。
復旧条件が成立しなかった場合には(ステップS3;No)、初期化処理(ステップS6)を実行した後に、設定変更処理(ステップS7)を実行する。ステップS6の初期化処理は、RAM102に記憶されるフラグ、カウンタ、バッファをクリアするクリア処理を含み、クリア処理の実行により作業領域に初期値が設定される。
ステップS5の設定確認処理では、予め定められた設定確認条件が成立したか否かを判定する。設定確認条件は、例えば電力供給が開始されたときに、扉開放センサ90からの検出信号がオン状態であるとともに設定キー51がオン操作されている場合に成立する。ステップS5の設定確認処理が実行されるのは、ステップS3において、クリア信号がオフ状態であることを含めた復旧条件が成立した場合である。したがって、設定確認条件が成立し得るのは、クリア信号がオフ状態である場合となるので、クリア信号がオフ状態であることも、設定確認条件に含めることができる。
ステップS5の設定確認処理において設定確認条件が成立した場合には、パチンコ遊技機1において設定されている設定値を確認可能な設定確認状態となり、主基板11から演出制御基板12に対して、設定確認開始コマンドが送信される。設定確認状態においては、パチンコ遊技機1にて設定されている設定値を表示モニタ29の表示により確認することが可能となっている。設定確認状態を終了するときには、主基板11から演出制御基板12に対して、設定確認終了コマンドが送信される。
パチンコ遊技機1が設定確認状態であるときには、パチンコ遊技機1における遊技の進行を停止させる遊技停止状態としてもよい。遊技停止状態であるときには、打球操作ハンドルの操作による遊技球の発射、各種スイッチによる遊技球の検出などが停止され、また、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20において、はずれ図柄などを停止表示したり、はずれ図柄とは異なる遊技停止状態に対応した表示が行われたりするように制御すればよい。設定確認状態が終了するときには、これに伴う遊技停止状態も終了すればよい。
ステップS7の設定変更処理では、予め定められた設定変更条件が成立したか否かを判定する。設定変更条件は、例えば電力供給が開始されたときに、扉開放センサ90からの検出信号がオン状態であるとともに設定キー51がオン操作されている場合に成立する。設定変更条件は、クリア信号がオン状態であることを含んでいてもよい。
ステップS7の設定変更処理において設定変更条件が成立した場合には、パチンコ遊技機1において設定されている設定値を変更可能な設定変更状態となり、主基板11から演出制御基板12に対して、設定変更開始コマンドが送信される。設定変更状態においては、表示モニタ29に設定値が表示され、設定切替スイッチ52の操作を検出するごとに表示モニタ29に表示している数値を順次更新して表示する。その後、設定キー51が遊技場の係員などによる操作でオフとなったことに基づいて、表示モニタ29に表示されている設定値をRAM102のバックアップ領域に格納(更新記憶)するとともに、表示モニタ29を消灯させる。設定変更状態を終了するときには、主基板11から演出制御基板12に対して、設定変更終了コマンドが送信される。
パチンコ遊技機1が設定変更状態であるときには、設定確認状態であるときと同様に、パチンコ遊技機1を遊技停止状態としてもよい。設定変更状態が終了するときには、これに伴う遊技停止状態も終了すればよい。
演出制御基板12側では、設定確認開始コマンドや設定変更開始コマンドを受信すると、設定確認中である旨や設定変更中である旨を報知する制御が行われてもよい。例えば、画像表示装置5において所定の画像を表示したり、スピーカ8L、8Rから所定の音を出力したり、遊技効果ランプ9といった発光部材を所定の態様により発光させたりしてもよい。
クリア信号は、例えば電源基板17に設けられたクリアスイッチの押下操作などによりオン状態となる。したがって、電力供給が開始されたときに、扉開放センサ90からの検出信号がオンであるとともに設定キー51がオンである場合には、クリアスイッチがオンであればステップS6の初期化処理とともにステップS7の設定変更処理が実行されて設定変更状態に制御可能となり、クリアスイッチがオフであればステップS4の復旧処理とともにステップS5の設定確認処理が実行されて設定確認状態に制御可能となる。電力供給が開始されたときに、扉開放センサ90からの検出信号がオフである場合、または設定キー51がオフである場合には、クリアスイッチがオンであればステップS6の初期化処理が実行される一方で設定変更状態には制御されず、クリアスイッチがオフであればステップS4の復旧処理が実行される一方で設定確認状態には制御されない。
設定確認処理または設定変更処理を実行した後に、CPU103は、乱数回路104を初期設定する乱数回路設定処理を実行する(ステップS8)。そして、所定時間(例えば2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されているCTCのレジスタの設定を行い(ステップS9)、割込みを許可する(ステップS10)。その後、ループ処理に入る。以後、所定時間(例えば2ms)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU103へ送出され、CPU103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。
こうした遊技制御メイン処理を実行したCPU103は、CTCからの割込み要求信号を受信して割込み要求を受け付けると、図5のフローチャートに示す遊技制御用タイマ割込み処理を実行する。図5に示す遊技制御用タイマ割込み処理を開始すると、CPU103は、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介してゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23といった各種スイッチからの検出信号の受信の有無を判定する(ステップS21)。続いて、所定のメイン側エラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする(ステップS22)。この後、所定の情報出力処理を実行することにより、例えばパチンコ遊技機1の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報(大当りの発生回数等を示す情報)、始動情報(始動入賞の回数等を示す情報)、確率変動情報(確変状態となった回数等を示す情報)などのデータを出力する(ステップS23)。
情報出力処理に続いて、主基板11の側で用いられる遊技用乱数の少なくとも一部をソフトウェアにより更新するための遊技用乱数更新処理を実行する(ステップS24)。この後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する(ステップS25)。CPU103がタイマ割込み毎に特別図柄プロセス処理を実行することにより、特図ゲームの実行および保留の管理や、大当り遊技状態の制御、遊技状態の制御などが実現される。
特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される(ステップS26)。CPU103がタイマ割込み毎に普通図柄プロセス処理を実行することにより、ゲートスイッチ21からの検出信号に基づく(通過ゲート41に遊技球が通過したことに基づく)普図ゲームの実行および保留の管理や、「普図当り」に基づく可変入賞球装置6Bの開放制御などを可能にする。普図ゲームの実行は、普通図柄表示器20を駆動することにより行われ、普図保留表示器25Cを点灯させることにより普図保留数を表示する。
普通図柄プロセス処理を実行した後、遊技制御用タイマ割込み処理の一部として、電断が発生したときの処理、賞球を払い出すための処理等などが行われてもよい。その後、CPU103は、コマンド制御処理を実行する(ステップS27)。CPU103は、上記各処理にて演出制御コマンドを送信設定することがある。ステップS27のコマンド制御処理では、送信設定された演出制御コマンドを演出制御基板12などのサブ側の制御基板に対して伝送させる処理が行われる。コマンド制御処理を実行した後には、割込みを許可してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。
図6は、特別図柄プロセス処理として、図5に示すステップS25にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理において、CPU103は、まず、始動入賞判定処理を実行する(ステップS101)。
始動入賞判定処理では、始動入賞の発生を検出し、RAM102の所定領域に保留情報を格納し保留記憶数を更新する処理が実行される。始動入賞が発生すると、表示結果(大当り種別を含む)や変動パターンを決定するための乱数値が抽出され、保留情報として記憶される。また、抽出した乱数値に基づいて、表示結果や変動パターンを先読判定する処理が実行されてもよい。保留情報や保留記憶数を記憶した後には、演出制御基板12に始動入賞の発生、保留記憶数、先読判定等の判定結果を指定するための演出制御コマンドを送信するための送信設定が行われる。こうして送信設定された始動入賞時の演出制御コマンドは、例えば特別図柄プロセス処理が終了した後、図4に示すステップS27のコマンド制御処理が実行されることなどにより、主基板11から演出制御基板12に対して伝送される。
ステップS101にて始動入賞判定処理を実行した後、CPU103は、RAM102に設けられた特図プロセスフラグの値に応じて、ステップS110〜S120の処理のいずれかを選択して実行する。なお、特別図柄プロセス処理の各処理(ステップS110〜S120)では、各処理に対応した演出制御コマンドを演出制御基板12に送信するための送信設定が行われる。
ステップS110の特別図柄通常処理は、特図プロセスフラグの値が“0”(初期値)のときに実行される。この特別図柄通常処理では、保留情報の有無などに基づいて、第1特図ゲームまたは第2特図ゲームを開始するか否かの判定が行われる。また、特別図柄通常処理では、表示結果決定用の乱数値に基づき、特別図柄や飾り図柄の表示結果を「大当り」とするか否かや「大当り」とする場合の大当り種別を、その表示結果が導出表示される以前に決定(事前決定)する。さらに、特別図柄通常処理では、決定された表示結果に対応して、特図ゲームにおいて停止表示させる確定特別図柄(大当り図柄、はずれ図柄のいずれか)が設定される。その後、特図プロセスフラグの値が“1”に更新され、特別図柄通常処理は終了する。なお、第2特図を用いた特図ゲームが第1特図を用いた特図ゲームよりも優先して実行されるようにしてもよい(特図2優先消化ともいう)。また、第1始動入賞口および第2始動入賞口への遊技球の入賞順序を記憶し、入賞順に特図ゲームの開始条件を成立させるようにしてもよい(入賞順消化ともいう)。
乱数値に基づき各種の決定を行う場合には、ROM101に格納されている各種のテーブル(乱数値と比較される決定値が決定結果に割り当てられているテーブル)が参照される。主基板11における他の決定、演出制御基板12における各種の決定についても同じである。演出制御基板12においては、各種のテーブルがROM121に格納されている。
ステップS111の変動パターン設定処理は、特図プロセスフラグの値が“1”のときに実行される。この変動パターン設定処理には、表示結果を「大当り」とするか否かの事前決定結果等に基づき、変動パターン決定用の乱数値を用いて変動パターンを複数種類のいずれかに決定する処理などが含まれている。変動パターン設定処理では、変動パターンを決定したときに、特図プロセスフラグの値が“2”に更新され、変動パターン設定処理は終了する。
変動パターンは、特図ゲームの実行時間(特図変動時間)(飾り図柄の可変表示の実行時間でもある)や、飾り図柄の可変表示の態様(リーチの有無等)、飾り図柄の可変表示中の演出内容(リーチ演出の種類等)を指定するものであり、可変表示パターンとも呼ばれる。
ステップS112の特別図柄変動処理は、特図プロセスフラグの値が“2”のときに実行される。この特別図柄変動処理には、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bにおいて特別図柄を変動させるための設定を行う処理や、その特別図柄が変動を開始してからの経過時間を計測する処理などが含まれている。また、計測された経過時間が変動パターンに対応する特図変動時間に達したか否かの判定も行われる。そして、特別図柄の変動を開始してからの経過時間が特図変動時間に達したときには、特図プロセスフラグの値が“3”に更新され、特別図柄変動処理は終了する。
ステップS113の特別図柄停止処理は、特図プロセスフラグの値が“3”のときに実行される。この特別図柄停止処理には、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bにて特別図柄の変動を停止させ、特別図柄の表示結果となる確定特別図柄を停止表示(導出)させるための設定を行う処理が含まれている。そして、表示結果が「大当り」である場合には特図プロセスフラグの値が“4”に更新される。表示結果が「はずれ」である場合、時短状態や確変状態に制御されているときであって、回数切りの終了成立する場合には、遊技状態も更新される。特図プロセスフラグの値が更新されると、特別図柄停止処理は終了する。
ステップS114の大当り開放前処理は、特図プロセスフラグの値が“4”のときに実行される。この大当り開放前処理には、表示結果が「大当り」となったことなどに基づき、大当り遊技状態においてラウンドの実行を開始して大入賞口を開放状態とするための設定を行う処理などが含まれている。大入賞口を開放状態とするときには、大入賞口扉用のソレノイド82に対してソレノイド駆動信号を供給する処理が実行される。このときには、例えば大当り種別がいずれであるかに対応して、大入賞口を開放状態とする開放上限期間や、ラウンドの上限実行回数を設定する。これらの設定が終了すると、特図プロセスフラグの値が“5”に更新され、大当り開放前処理は終了する。
ステップS115の大当り開放中処理は、特図プロセスフラグの値が“5”のときに実行される。この大当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測する処理や、その計測した経過時間やカウントスイッチ23によって検出された遊技球の個数などに基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に戻すタイミングとなったか否かを判定する処理などが含まれている。そして、大入賞口を閉鎖状態に戻すときには、大入賞口扉用のソレノイド82に対するソレノイド駆動信号の供給を停止させる処理などを実行した後、特図プロセスフラグの値が“6”に更新し、大当り開放中処理を終了する。
ステップS116の大当り開放後処理は、特図プロセスフラグの値が“6”のときに実行される。この大当り開放後処理には、大入賞口を開放状態とするラウンドの実行回数が設定された上限実行回数に達したか否かを判定する処理や、上限実行回数に達した場合に大当り遊技状態を終了させるための設定を行う処理などが含まれている。そして、ラウンドの実行回数が上限実行回数に達していないときには、特図プロセスフラグの値が“5”に更新される一方、ラウンドの実行回数が上限実行回数に達したときには、特図プロセスフラグの値が“7”に更新される。特図プロセスフラグの値が更新されると、大当り解放後処理は終了する。
ステップS117の大当り終了処理は、特図プロセスフラグの値が“7”のときに実行される。この大当り終了処理には、大当り遊技状態の終了を報知する演出動作としてのエンディング演出が実行される期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理や、大当り遊技状態の終了に対応して確変制御や時短制御を開始するための各種の設定を行う処理などが含まれている。こうした設定が行われたときには、特図プロセスフラグの値が“0”に更新され、大当り終了処理は終了する。
パチンコ遊技機1は、設定値に応じて大当りの当選確率や出玉率が変わる構成とされている。例えば、特別図柄プロセス処理の特別図柄通常処理において、設定値に応じた表示結果判定テーブル(当選確率)を用いることにより、大当りの当選確率や出玉率が変わるようになっている。例えば設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も大当りの当選確率が高く、6、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど大当りの当選確率が低くなる。この例において、設定値として6が設定されている場合には遊技者にとって最も有利度が高く、6、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。設定値に応じて大当りの当選確率が変われば、出玉率も設定値に応じて変わってもよい。大当りの当選確率は設定値にかかわらず一定であるのに対し、大当り遊技状態におけるラウンド数が設定値に応じて変わってもよい。パチンコ遊技機1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数の設定値のうちいずれかを設定可能に構成されていればよい。パチンコ遊技機1において設定されている設定値は、主基板11の側から演出制御基板12の側へ設定値指定コマンドが送信されることにより通知される。
図7は、表示結果判定テーブルの構成例を示している。図7(A)は、変動特図が第1特図である場合に用いられる第1特図用表示結果判定テーブルの構成例を示し、図7(B)は、変動特図が第2特図である場合に用いられる第2特図用表示結果判定テーブルの構成例を示している。表示結果判定テーブルは、ROM101に記憶されているデータの集まりである。表示結果判定テーブルでは、設定値に応じて、乱数値MR1と比較される当り判定値が特別図柄の可変表示結果である特図表示結果に割り当てられている。乱数値MR1は、表示結果決定用の乱数値であり、0〜65535の範囲でランダムに値が更新される。表示結果判定テーブルとして、第1特図と第2特図とで共通の表示結果判定テーブルを用いるようにしてもよい。
図7(A)に示すように、変動特図が第1特図である場合については、設定値が1であり且つ遊技状態が通常状態または時短状態である場合は、0〜65535の範囲で値を取り得る数値であり、特図表示結果判定用の乱数値MR1と比較される当り判定値のうち、1020〜1237までが「大当り」に割り当てられており、65317〜65535までが「時短付きはずれ」に割り当てられており、その他の数値範囲が「はずれ」に割り当てられている。また、設定値が1であり且つ遊技状態が確変状態である場合は、前述の当り判定値のうち、1020〜1346までが「大当り」に割り当てられており、その他の数値範囲が「はずれ」に割り当てられている。なお、変動特図が第1特図における設定値が2〜6で且つ遊技状態が通常状態または時短状態の場合については、図7(A)に示す通りである。
図7(B)に示すように、変動特図が第2特図である場合については、設定値が1であり且つ遊技状態が通常状態または時短状態である場合は、0〜65535の範囲で値を取り得る数値であり、特図表示結果判定用の乱数値MR1と比較される当り判定値のうち、1020〜1237までが「大当り」に割り当てられており、65317〜65425までが「時短付きはずれ」に割り当てられており、その他の数値範囲が「はずれ」に割り当てられている。また、設定値が1であり且つ遊技状態が確変状態である場合は、前述の当り判定値のうち、1020〜1346までが「大当り」に割り当てられており、その他の数値範囲が「はずれ」に割り当てられている。なお、変動特図が第2特図における設定値が2〜6で且つ遊技状態が通常状態または時短状態の場合については、図7(B)に示す通りである。
ここで、各表示結果判定テーブルにおいて「大当り」や「時短付きはずれ」に割り当てられている当り判定値の数値範囲に着目すると、図8に示すように、遊技状態が通常状態または時短状態の場合における第1特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち1020〜1237までの範囲が、設定値にかかわらず大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲に設定されている。
尚、設定値が1の場合は、大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲のみが設定されている(1020〜1237までが「大当り」に割り当てられている)一方で、設定値2〜設定値6の場合は、該大当り判定値の共通数値範囲から連続するように、1238から各設定値に応じた数値範囲が大当り判定値の非共通数値範囲に設定されている。この大当り判定値の非共通数値範囲は、設定値2では1238〜1253の範囲、設定値3では1238〜1272の範囲、設定値4では1238〜1292の範囲、設定値5では1238〜1317の範囲、設定値6では1238〜1346の範囲にそれぞれ設定されている。
つまり、遊技状態が通常状態または時短状態である場合における第1特図用表示結果判定テーブルにおいては、設定値が1の場合は0〜65535の範囲で値を取り得る当り判定値のうち、共通数値範囲(1020〜1237)内の数値のみが「大当り」に割り当てられている一方で、設定値が2以上である場合は、大当り判定値のうち、共通数値範囲に非共通数値範囲を加えた範囲内の数値が「大当り」に割り当てられている。更に、非共通数値範囲は、設定値の値が大きくなるに連れて1238を基準として増加していく。
このため、大当り確率は、1020を大当り判定値の基準値(大当り基準値)として、設定値が大きくなるに連れて共通数値範囲に連続する非共通数値範囲が増加していくことによって高くなっていく。
更に、遊技状態が通常状態または時短状態である場合における第1特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち65317〜65535までの範囲が、設定値にかかわらず時短付きはずれを判定するための時短付きはずれ判定値の共通数値範囲に設定されている。ここで設定値が6の場合に注目すると、該設定値が6の場合は、前述したように当り判定値のうち1020〜1346までが大当り判定値の数値範囲に設定されているとともに、時短付きはずれ判定値は、前期設定値6の大当り判定値の範囲(1020〜1346)とは異なる数値範囲において、65317を時短付きはずれの基準値(時短付きはずれ基準値)として、65317〜65535の範囲に設定されているので、時短付きはずれ判定値の数値範囲が各設定値に応じて変化する大当り判定値の範囲に重複することが防止されている。
また、遊技状態が確変状態の場合における第1特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち1020〜1346までの範囲が、設定値にかかわらず大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲に設定されている。
設定値が1の場合は、大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲のみが設定されている(1020〜1346までが「大当り」に割り当てられている)一方で、設定値2〜設定値6の場合は、該大当り判定値の共通数値範囲から連続するように、1347から各設定値に応じた数値範囲が大当り判定値の非共通数値範囲に設定されている。この大当り判定値の非共通数値範囲は、設定値2では1347〜1383の範囲、設定値3では1347〜1429の範囲、設定値4では1347〜1487の範囲、設定値5では1347〜1556の範囲、設定値6では1347〜1674の範囲にそれぞれ設定されている。
つまり、遊技状態が確変状態である場合における第1特図用表示結果判定テーブルにおいては、設定値が1の場合は0〜65535の範囲で値を取り得る当り判定値のうち、共通数値範囲(1020〜1346)内の数値のみが「大当り」に割り当てられている一方で、設定値が2以上である場合は、大当り判定値のうち、共通数値範囲に非共通数値範囲を加えた範囲内の数値が「大当り」に割り当てられている。更に、非共通数値範囲は、設定値の値が大きくなるに連れて1347を基準として増加していく。
このため、大当り確率は、1020を大当り判定値の基準値(大当り基準値)として、設定値が大きくなるに連れて共通数値範囲に連続する非共通数値範囲が増加していくことによって高くなっていく。
遊技状態が通常状態または時短状態の場合における第2特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち1020〜1237までの範囲が、設定値にかかわらず大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲に設定されている。
尚、設定値が1の場合は、大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲のみが設定されている(1020〜1237までが「大当り」に割り当てられている)一方で、設定値2〜設定値6の場合は、該大当り判定値の共通数値範囲から連続するように、1238から各設定値に応じた数値範囲が大当り判定値の非共通数値範囲に設定されている。この大当り判定値の非共通数値範囲は、設定値2では1238〜1253の範囲、設定値3では1238〜1272の範囲、設定値4では1238〜1292の範囲、設定値5では1238〜1317の範囲、設定値6では1238〜1346の範囲にそれぞれ設定されている。
つまり、本パチンコ遊技機1では、遊技状態が通常状態または時短状態である場合における第2特図用表示結果判定テーブルにおいては、設定値が1の場合は0〜65535の範囲で値を取り得る当り判定値のうち、共通数値範囲(1020〜1237)内の数値のみが「大当り」に割り当てられている一方で、設定値が2以上である場合は、大当り判定値のうち、共通数値範囲に非共通数値範囲を加えた範囲内の数値が「大当り」に割り当てられている。更に、非共通数値範囲は、設定値の値が大きくなるに連れて1238を基準として増加していく。
このため、大当り確率は、1020を大当り判定値の基準値(大当り基準値)として、設定値が大きくなるに連れて共通数値範囲に連続する非共通数値範囲が増加していくことによって高くなっていく。
更に、遊技状態が通常状態または時短状態である場合における第2特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち65317〜65425までの範囲が、設定値にかかわらず時短付きはずれを判定するための時短付きはずれ判定値の共通数値範囲に設定されている。ここで設定値が6の場合に注目すると、該設定値が6の場合は、前述したように当り判定値のうち1020〜1346までが大当り判定値の数値範囲に設定されているとともに、時短付きはずれ判定値は、前記設定値6の大当り判定値の範囲(1020〜1346)とは異なる数値範囲において、65317を時短付きはずれの基準値(時短付きはずれ基準値)として、65317〜65425の範囲に設定されているので、時短付きはずれ判定値の数値範囲が各設定値に応じて変化する大当り判定値の範囲に重複することが防止されている。
遊技状態が確変状態の場合における第2特図用表示結果判定テーブルにおいては、当り判定値のうち1020〜1346までの範囲が、設定値にかかわらず大当りを判定するための大当り判定値の共通数値範囲に設定されている。他の第2特図用表示結果判定テーブルの特徴は、第1特図用表示結果判定テーブルと同様である。
以上のように、本パチンコ遊技機1においては、変動特図が第1特別図柄であるときは、遊技状態が通常状態である場合と時短状態である場合とにおいて、設定値にかかわらず65317〜65535の範囲が時短付きはずれの共通数値範囲に設定されており、変動特図が第2特別図柄であるときは、遊技状態が通常状態である場合と時短状態である場合とにおいて、設定値にかかわらず65317〜65425の範囲が時短付きはずれの共通数値範囲に設定されている。つまり、遊技状態が通常状態である場合と時短状態である場合については、可変表示結果が時短付きはずれとなる割合がいずれの設定値においても共通の割合となっているため、設定値によって射幸性が過度に高まってしまうことを防ぐことができる。更に、各設定値で共通の判定値数が割り当てられている時短付きはずれについては、いずれの設定値においても時短付きはずれ基準値である65317から連続した数値範囲に設定されているので、可変表示結果を時短付きはずれとすることの判定に関するCPU103の処理負荷を低減することができるようになっている。
尚、本パチンコ遊技機1では、設定可能な設定値を1〜6までの6個としているが、パチンコ遊技機1に設定可能な設定値は、5個以下や7個以上であってもよい。また、パチンコ遊技機1に設定される設定値が小さいほど遊技者にとって有利となるようにしてもよい。
大当り種別は、大当り種別判定テーブルにおける判定値の割当てに基づいて、設定値に応じて異なる割合で決定されてもよい。あるいは、大当り種別は、設定値にかかわらず共通の割合で決定されてもよい。変動パターンは、変動パターン判定テーブルにおける判定値の割当てに基づいて、設定値に応じて異なる割合で決定されてもよい。あるいは、変動パターンは、設定値にかかわらず共通の割合で決定されてもよい。設定値に応じてノーマルリーチやスーパーリーチの実行割合が異なることで、ノーマルリーチやスーパーリーチが実行される頻度により設定値が示唆されてもよい。あるいは、設定値にかかわらずノーマルリーチやスーパーリーチの実行割合は共通であってもよい。その他、設定値に応じて、異なる割合で任意の設定示唆演出を実行可能としたものであってもよい。
(演出制御基板12の主要な動作)
次に、演出制御基板12における主要な動作を説明する。演出制御基板12では、電源基板等から電源電圧の供給を受けると、演出制御用CPU120が起動して、図9のフローチャートに示すような演出制御メイン処理を実行する。図9に示す演出制御メイン処理を開始すると、演出制御用CPU120は、まず、所定の初期化処理を実行して(ステップS71)、RAM122のクリアや各種初期値の設定、また演出制御基板12に搭載されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定等を行う。また、初期動作制御処理を実行する(ステップS72)。初期動作制御処理では、可動体32を駆動して初期位置に戻す制御、所定の動作確認を行う制御といった可動体32の初期動作を行う制御が実行される。
その後、タイマ割込みフラグがオンとなっているか否かの判定を行う(ステップS73)。タイマ割込みフラグは、例えばCTCのレジスタ設定に基づき、所定時間(例えば2ミリ秒)が経過するごとにオン状態にセットされる。このとき、タイマ割込みフラグがオフであれば(ステップS73;No)、ステップS73の処理を繰り返し実行して待機する。
また、演出制御基板12の側では、所定時間が経過するごとに発生するタイマ割込みとは別に、主基板11からの演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割込みは、例えば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生する割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、演出制御用CPU120は、自動的に割込み禁止に設定するが、自動的に割込み禁止状態にならないCPUを用いている場合には、割込み禁止命令(DI命令)を発行することが望ましい。演出制御用CPU120は、演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みに対応して、例えば所定のコマンド受信割込み処理を実行する。このコマンド受信割込み処理では、I/O125に含まれる入力ポートのうちで、中継基板15を介して主基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートより、演出制御コマンドを取り込む。このとき取り込まれた演出制御コマンドは、例えばRAM122に設けられた演出制御コマンド受信用バッファに格納する。その後、演出制御用CPU120は、割込み許可に設定してから、コマンド受信割込み処理を終了する。
ステップS73にてタイマ割込みフラグがオンである場合には(ステップS73;Yes)、タイマ割込みフラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS74)、コマンド解析処理を実行する(ステップS75)。コマンド解析処理では、例えば主基板11の遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信されて演出制御コマンド受信用バッファに格納されている各種の演出制御コマンドを読み出した後に、その読み出された演出制御コマンドに対応した設定や制御などが行われる。例えば、どの演出制御コマンドを受信したかや演出制御コマンドが特定する内容等を演出制御プロセス処理等で確認できるように、読み出された演出制御コマンドをRAM122の所定領域に格納したり、RAM122に設けられた受信フラグをオンしたりする。また、演出制御コマンドが遊技状態を特定する場合、遊技状態に応じた背景の表示を表示制御部123に指示してもよい。
ステップS75にてコマンド解析処理を実行した後には、演出制御プロセス処理を実行する(ステップS76)。演出制御プロセス処理では、例えば画像表示装置5の表示領域における演出画像の表示動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作、遊技効果ランプ9および装飾用LEDといった装飾発光体における点灯動作、可動体32の駆動動作といった、各種の演出装置を動作させる制御が行われる。また、各種の演出装置を用いた演出動作の制御内容について、主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じた判定や決定、設定などが行われる。
ステップS76の演出制御プロセス処理に続いて、演出用乱数更新処理が実行され(ステップS77)、演出制御基板12の側で用いられる演出用乱数の少なくとも一部がソフトウェアにより更新される。その後、ステップS73の処理に戻る。ステップS73の処理に戻る前に、他の処理が実行されてもよい。
図10は、演出制御プロセス処理として、図9のステップS76にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す演出制御プロセス処理において、演出制御用CPU120は、まず、先読予告設定処理を実行する(ステップS161)。先読予告設定処理では、例えば、主基板11から送信された始動入賞時の演出制御コマンドに基づいて、先読予告演出を実行するための判定や決定、設定などが行われる。また、当該演出制御コマンドから特定される保留記憶数に基づき保留表示を表示するための処理が実行される。
ステップS161の処理を実行した後、演出制御用CPU120は、例えばRAM122に設けられた演出プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS170〜S175の処理のいずれかを選択して実行する。
ステップS170の可変表示開始待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“0”(初期値)のときに実行される処理である。この可変表示開始待ち処理は、主基板11から可変表示の開始を指定するコマンドなどを受信したか否かに基づき、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するか否かを判定する処理などを含んでいる。画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始すると判定された場合、演出プロセスフラグの値を“1”に更新し、可変表示開始待ち処理を終了する。
ステップS171の可変表示開始設定処理は、演出プロセスフラグの値が“1”のときに実行される処理である。この可変表示開始設定処理では、演出制御コマンドにより特定される表示結果や変動パターンに基づいて、飾り図柄の可変表示の表示結果(確定飾り図柄)、飾り図柄の可変表示の態様、リーチ演出や各種予告演出などの各種演出の実行の有無やその態様や実行開始タイミングなどを決定する。そして、その決定結果等を反映した演出制御パターン(表示制御部123に演出の実行を指示するための制御データの集まり)を設定する。その後、設定した演出制御パターンに基づいて、飾り図柄の可変表示の実行開始を表示制御部123に指示し、演出プロセスフラグの値を“2”に更新し、可変表示開始設定処理を終了する。表示制御部123は、飾り図柄の可変表示の実行開始の指示により、画像表示装置5において、飾り図柄の可変表示を開始させる。
ステップS172の可変表示中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“2”のときに実行される処理である。この可変表示中演出処理において、演出制御用CPU120は、表示制御部123を指示することで、ステップS171にて設定された演出制御パターンに基づく演出画像を画像表示装置5の表示画面に表示させることや、可動体32を駆動させること、音声制御基板13に対する指令(効果音信号)の出力によりスピーカ8L、8Rから音声や効果音を出力させること、ランプ制御基板14に対する指令(電飾信号)の出力により遊技効果ランプ9や装飾用LEDを点灯/消灯/点滅させることといった、飾り図柄の可変表示中における各種の演出制御を実行する。こうした演出制御を行った後、例えば演出制御パターンから飾り図柄の可変表示終了を示す終了コードが読み出されたこと、あるいは、主基板11から確定飾り図柄を停止表示させることを指定するコマンドを受信したことなどに対応して、飾り図柄の表示結果となる確定飾り図柄を停止表示させる。確定飾り図柄を停止表示したときには、演出プロセスフラグの値が“3”に更新され、可変表示中演出処理は終了する。
ステップS173の特図当り待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“3”のときに実行される処理である。この特図当り待ち処理において、演出制御用CPU120は、主基板11から大当り遊技状態を開始することを指定する演出制御コマンドの受信があったか否かを判定する。そして、大当り遊技状態を開始することを指定する演出制御コマンドを受信したきに、演出プロセスフラグの値を“4”に更新する。また、大当り遊技状態を開始することを指定するコマンドを受信せずに、当該コマンドの受信待ち時間が経過したときには、特図ゲームにおける表示結果が「はずれ」であったと判定して、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。演出プロセスフラグの値を更新すると、特図当り待ち処理を終了する。
ステップS174の大当り中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“6”のときに実行される処理である。この大当り中演出処理において、演出制御用CPU120は、例えば大当り遊技状態における演出内容に対応した演出制御パターン等を設定し、その設定内容に基づく大当り遊技状態における各種の演出制御を実行する。また、大当り中演出処理では、例えば主基板11から大当り遊技状態を終了することを指定するコマンドを受信したことに対応して、演出プロセスフラグの値をエンディング演出処理に対応した値である“5”に更新し、大当り中演出処理を終了する。
ステップS175のエンディング演出処理は、演出プロセスフラグの値が“7”のときに実行される処理である。このエンディング演出処理において、演出制御用CPU120は、例えば大当り遊技状態の終了などに対応した演出制御パターン等を設定し、その設定内容に基づく大当り遊技状態の終了時におけるエンディング演出の各種の演出制御を実行する。その後、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新し、エンディング演出処理を終了する。
(基本説明の変形例)
この発明は、上記基本説明で説明したパチンコ遊技機1に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々な変形および応用が可能である。
上記基本説明のパチンコ遊技機1は、入賞の発生に基づいて所定数の遊技媒体を景品として払い出す払出式遊技機であったが、遊技媒体を封入し入賞の発生に基づいて得点を付与する封入式遊技機であってもよい。
特別図柄の可変表示中に表示されるものは1種類の図柄(例えば、「−」を示す記号)だけで、当該図柄の表示と消灯とを繰り返すことによって可変表示を行うようにしてもよい。さらに可変表示中に当該図柄が表示されるものも、可変表示の停止時には、当該図柄が表示されなくてもよい(表示結果としては「−」を示す記号が表示されなくてもよい)。
上記基本説明では、遊技機としてパチンコ遊技機1を示したが、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止させたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組み合わせになると、所定数のメダルが遊技者に払い出されるゲームを実行可能なスロット機(例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、RT、AT、ART、CZ(以下、ボーナス等)のうち1以上を搭載するスロット機)にも本発明を適用可能である。
本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、パチンコ遊技機1に含まれるコンピュータ装置などに対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置などの有する記憶装置にインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
なお、本明細書において、演出の実行割合などの各種割合の比較の表現(「高い」、「低い」、「異ならせる」などの表現)は、一方が「0%」の割合であることを含んでもよい。例えば、一方が「0%」の割合で、他方が「100%」の割合または「100%」未満の割合であることも含む。
[特徴部28TMに関する説明]
次に、特徴部28TMに関して、図11−1〜図11−25を用いて説明する。本実施形態では、高ベース状態に移行する前のタイミングで、所定の種類の大当り遊技状態よりも有利度が高い種類の大当り遊技状態であること、又は所定の種類の高ベース状態よりも有利度が高い種類の高ベース状態に制御されること、の少なくとも一方を示唆(報知)する所定報知演出(後述する停止時報知演出、第1昇格演出、第3昇格演出等)や、特別報知演出(後述する第2昇格演出)を実行可能であり、高ベース状態に移行した後のタイミングで、所定の種類の高ベース状態よりも有利度が高い種類の高ベース状態に制御されていることを示唆(報知)する特定報知演出(後述する第4昇格演出)を実行可能である。
[乱数値]
図11−1(A)は、主基板11の側においてカウントされる乱数値を例示する説明図である。図11−1(A)に示すように、本実施形態では、主基板11の側において、特図表示結果判定用の乱数値MR1の他、大当り種別判定用の乱数値MR2、変動パターン判定用の乱数値MR3、普図表示結果判定用の乱数値MR4、MR4の初期値決定用の乱数値MR5のそれぞれを示す数値データが、カウント可能に制御される。尚、遊技効果を高めるために、これら以外の乱数値が用いられてもよい。これらの乱数値MR1〜MR5は、CPU103にて、異なるランダムカウンタを用いて、ソフトウェアによる更新によってカウントするようにしてもよいし、乱数回路104によって更新されてもよい。乱数回路104は、遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されるものであってもよいし、遊技制御用マイクロコンピュータ100とは異なる乱数回路チップとして構成されるものであってもよい。こうした遊技の進行を制御するために用いられる乱数は、遊技用乱数ともいう。
尚、本実施の形態では各乱数値MR1〜MR5をそれぞれ図11−1(A)に示す範囲の値として用いる形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各乱数MR1〜MR5の範囲は、パチンコ遊技機1に設定されている設定値に応じて異ならせ
てもよい。
[大当り種別判定]
図11−1(B1)は、ROM101に記憶されている大当り種別判定テーブル[第1特別図柄用]を示す説明図であり、図11−1(B2)は、ROM101に記憶されている大当り種別判定テーブル[第2特別図柄用]を示す説明図である。このうち、図11−1(B1)は遊技球が第1始動入賞口に入賞したことに基づく保留記憶を用いて(すなわち、第1特別図柄の変動表示が行われるとき)大当り種別を決定する場合のテーブルである。また、図11−1(B2)は、遊技球が第2始動入賞口に入賞したことに基づく保留記憶を用いて(すなわち、第2特別図柄の変動表示が行われるとき)大当り種別を決定する場合のテーブルである。
大当り種別判定テーブルは、変動表示結果を大当り図柄にする旨の判定がなされたときに、当り種別判定用の乱数(MR2)に基づいて、大当りの種別を「5R通常大当り[100回]」、「5R確変大当り[次回]」、「10R確変大当り[次回]」、及び「突然確変大当り[次回]」のうちのいずれかに決定するために参照されるテーブルである。
ここで、本実施形態における大当り種別について説明する。本実施形態では、大当り種別として、大当り遊技状態の終了後において時短制御のみが実行されて低確/高ベース状態に移行する「通常大当り」(非確変大当りともいう)と、大当り遊技の終了後において高確制御と時短制御とが実行されて高確/高ベース状態に移行する「確変大当り」が設定されている。
「5R大当り」による大当り遊技状態は、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンドが5回(いわゆる5ラウンド)、繰返し実行される通常開放大当りであり、「10R大当り」による大当り遊技状態は、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンドが10回(いわゆる10ラウンド)、繰返し実行される通常開放大当りである。また、「突然大当り」による大当り遊技状態は、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンドが2回(いわゆる2ラウンド)、繰返し実行される特殊開放大当りである。
なお、本例では、「5R大当り」または「10R大当り」となる場合の通常開放大当りでは、大当り遊技中の5ラウンドまたは10ラウンドの各ラウンドにおいて、29秒間を経過するか所定数(本例では、10個)の遊技球が入賞するまで大入賞口が開放状態(大入賞口の長期間の開放が5回または10回行われる)に制御される。一方、「突然大当り」となる場合の特殊開放大当りでは、大当り遊技中の2ラウンドの各ラウンドにおいて、極めて短い0.5秒間にわたって大入賞口が開放状態(大入賞口の短期間の開放が2回行われる)に制御される。従って、「突然確変大当り」となる場合には、実質的に大入賞口への入賞は殆ど期待できないものの、確変状態(少なくとも高ベース状態)に突然移行したように見せることができる。
「通常大当り[100回]」による大当り遊技状態の終了後において実行される時短制御は、所定回数(本例では、100回)の特図ゲームが実行されること、或いは該所定回数の特図ゲームが実行される前に大当り遊技状態となることにより終了する。
一方、「確変大当り[次回]」の大当り遊技状態の終了後において実行される高確制御と時短制御は、該大当り遊技状態の終了後において再度大当りが発生するまで継続して実行される。よって、再度発生した大当りが「5R確変大当り[次回]」、「10R確変大当り[次回]」、及び「突然確変大当り[次回]」の何れかの種別である場合には、大当り遊技状態の終了後に再度、高確制御と時短制御が実行されるので、大当り遊技状態が通常状態を介することなく連続的に発生する、いわゆる連荘状態となる。
例えば、「5R通常大当り[100回]」による大当り遊技状態は、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンドが5回(いわゆる5ラウンド)、繰返し実行される通常開放大当りであり、大当り遊技状態の終了後に低確/高ベース状態に移行し、その後に実行される時短制御は、所定回数(本例では、100回)の特図ゲームが実行されること、或いは該所定回数の特図ゲームが実行される前に大当り遊技状態となることにより終了する大当り種別である。また、「10R確変大当り[次回]」による大当り遊技状態は、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンドが10回(いわゆる10ラウンド)、繰返し実行される通常開放大当りであり、大当り遊技状態の終了後に高確/高ベース状態に移行し、その後に実行される高確制御と時短制御は、該大当り遊技状態の終了後において再度大当りが発生するまで継続して実行される大当り種別である。
尚、本実施の形態においては、大当り種別としての4種類を設ける形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、大当り種別は3種類以下、または5種類以上設けてもよい。
図11−1(B1)に示すように、大当り種別判定テーブル[第1特別図柄用]においては、MR2の判定値の範囲0〜299のうち、0〜104までが「5R通常大当り[100回]」に割り当てられており、105〜149までが「5R確変大当り[次回]」に割り当てられており、150〜269までが「10R確変大当り[次回]」に割り当てられており、270〜299までが「突然確変大当り[次回]」に割り当てられている。
また、図11−1(B2)に示すように、大当り種別判定テーブル[第2特別図柄用]においては、MR2の判定値の範囲0〜299のうち、0〜104までが「5R通常大当り[100回]」に割り当てられており、105〜119までが「5R確変大当り[次回]」に割り当てられており、120〜289までが「10R確変大当り[次回]」に割り当てられており、290〜299までが「突然確変大当り[次回]」に割り当てられている。
このように、本実施形態では、第1特別図柄の特図ゲームにおいて大当りが発生した場合は、いずれの設定値に設定されているかによらず、大当り種別判定テーブルにおいて共通の判定値が割り当てられている。同様に、第2特別図柄の特図ゲームにおいて大当りが生した場合は、いずれの設定値に設定されているかによらず、大当り種別判定テーブルにおいて共通の判定値が割り当てられている。
[変動パターン判定]
また、ROM101には、変動パターン判定用の乱数値MR3に基づいて変動パターンを決定するための変動パターン判定テーブルも記憶されており、変動パターンを、事前決定結果に応じて前述した複数種類のうちのいずれかの変動パターンに決定する。
具体的には、変動パターン判定テーブルとしては、変動表示結果を「はずれ(時短無)」にすることが事前決定されたときに使用される[はずれ(時短無)用]変動パターン判定テーブルと、変動表示結果を「はずれ(時短付)」にすることが事前決定されたときに使用される[はずれ(時短付)用]変動パターン判定テーブルと、変動表示結果を「大当り」にすることが事前決定されたときに使用される[大当り用]変動パターン判定テーブルとが、予め用意されている。
[はずれ(時短無)用]変動パターン判定テーブルにおいては、「非リーチはずれ(時短無)」の変動パターン、「ノーマルリーチはずれ(時短無)」の変動パターン、「スーパーリーチはずれ(時短無)」の変動パターンの各変動パターンに対して、変動パターン判定用の乱数値MR3がとりうる範囲のうち所定の乱数値が判定値として割り当てられている。
「非リーチはずれ(時短無)」の変動パターンは、変動表示が開始された後にリーチが成立せずに変動表示結果が「はずれ(時短無)」となることを示す飾り図柄の組合せが停止表示される変動パターンである。
本実施形態において、リーチが成立する演出を実行しない「非リーチはずれ(時短無)」の変動パターンと判定された場合の変動表示期間は、変動表示結果が「はずれ(時短無)」となる場合のリーチ演出を伴う(リーチ状態が成立する)変動パターン(「ノーマルリーチはずれ(時短無)」、「スーパーリーチはずれ(時短無)」)の変動表示期間よりも短くなっている。
[はずれ(時短付)用]変動パターン判定テーブルにおいては、「ノーマルリーチはずれ(時短付)」の変動パターン、「スーパーリーチはずれ(時短付)」の変動パターンの各変動パターンに対して、変動パターン判定用の乱数値MR3がとりうる範囲のうち所定の乱数値が判定値として割り当てられている。
「非リーチはずれ(時短付)」の変動パターンは、変動表示が開始された後にリーチが成立せずに変動表示結果が「はずれ(時短付)」となることを示す飾り図柄の組合せが停止表示される変動パターンである。なお、変動表示結果が「はずれ(時短付)」となることを示す飾り図柄の組合せについて、詳しくは後述する。
[大当り用]変動パターン判定テーブルにおいては、「ノーマルリーチ大当り」の変動パターン、「スーパーリーチ大当り」の変動パターンの各変動パターンに対して、変動パターン判定用の乱数値MR3がとりうる範囲のうち所定の乱数値が判定値として割り当てられている。
本実施形態において、ノーマルリーチを伴う変動パターン(「ノーマルリーチはずれ(時短無)」、「ノーマルリーチはずれ(時短付)」、及び「ノーマルリーチ大当り」)では、リーチ状態が成立した後に、後述するスーパーリーチ演出(バトル演出)が実行されることなく、最終表示結果が確定停止される。
本実施形態において、ノーマルリーチを伴う変動パターン(「ノーマルリーチはずれ(時短無)」、「ノーマルリーチはずれ(時短付)」、又は「ノーマルリーチ大当り」)と判定された場合の変動表示期間は、リーチ演出を伴わない(リーチ状態が成立しない)「非リーチはずれ(時短無)」の変動パターンと判定された場合の変動表示期間よりも長くなっており、スーパーリーチを伴う変動パターン(「スーパーリーチはずれ(時短無)」、「スーパーリーチはずれ(時短付)」、「スーパーリーチ大当り」)の変動表示期間よりも短くなっている。
本実施形態において、スーパーリーチを伴う変動パターン(「スーパーリーチはずれ(時短無)」、「スーパーリーチはずれ(時短付)」、「スーパーリーチ大当り」)では、リーチ状態が成立した後に、スーパーリーチ演出として、味方キャラクタと敵キャラクタとがバトルを行うことにより大当りに当選しているか否かを報知するバトル演出が実行され、バトル演出の終了後に最終表示結果が確定停止される。
スーパーリーチを伴う変動パターン(「スーパーリーチはずれ(時短無)」、「スーパーリーチはずれ(時短付)」、「スーパーリーチ大当り」)と判定された場合の変動表示期間は、スーパーリーチを伴わない変動パターン(「非リーチはずれ(時短無)」、「ノーマルリーチはずれ(時短無)」、「ノーマルリーチはずれ(時短付)」、「ノーマルリーチ大当り」、)と判定された場合の何れの変動パターンの変動表示期間よりも長くなっている。
図11−2(A)に示すように、[はずれ(時短無)用]変動パターン判定テーブルにおいては、MR3の判定値の範囲1〜997のうち、1〜900までが「非リーチはずれ(時短無)」の変動パターンに割り当てられており、901〜960までが「ノーマルリーチはずれ(時短無)」の変動パターンに割り当てられており、961〜997までが「スーパーリーチはずれ(時短無)」の変動パターンに割り当てられている。
図11−2(B)に示すように、[はずれ(時短付)用]変動パターン判定テーブルにおいては、MR3の判定値の範囲1〜997のうち、1〜900までが「ノーマルリーチはずれ(時短付)」の変動パターンに割り当てられており、901〜997までが「スーパーリーチはずれ(時短付)」の変動パターンに割り当てられている。
図11−2(C)に示すように、[大当り用]変動パターン判定テーブルにおいては、MR3の判定値の範囲1〜997のうち、1〜50までが「ノーマルリーチ大当り」の変動パターンに割り当てられており、51〜997までが「スーパーリーチ大当り」の変動パターンに割り当てられている。
このように、本実施形態では、変動表示結果を「はずれ(時短無)」にすることが事前決定されたときに、いずれの設定値に設定されているかによらず、変動パターン判定テーブルにおいて共通の判定値が割り当てられている。同様に、変動表示結果を「はずれ(時短付)」にすることが事前決定されたときに、いずれの設定値に設定されているかによらず、変動パターン判定テーブルにおいて共通の判定値が割り当てられている。同様に、変動表示結果を「大当り」にすることが事前決定されたときに、いずれの設定値に設定されているかによらず、変動パターン判定テーブルにおいて共通の判定値が割り当てられている。
[遊技状態と演出用図柄及び演出モードの関係]
本実施形態における高ベース状態の各遊技状態(低確/高ベース状態:時短状態、及び高確/高ベース状態:確変状態)と、各演出用図柄(飾り図柄、第1小図柄、及び第2小図柄)及び各演出モード(曇りモード、及び雨モード)の関係に関して詳細に説明する。この実施の形態では、画像表示装置5の画面左上部及び画面右上部に表示される、飾り図柄よりも小さな図柄であって、特別図柄が変動表示されているか否か及び特別図柄の表示結果を示す図柄を小図柄と称する。小図柄の変動表示は、特別図柄の変動表示と並行して実行可能であり、小図柄の停止表示も、特別図柄の停止表示と並行して実行可能である。そして、第1特別図柄に対応した第1小図柄が変動表示及び停止表示される画像表示装置5の画面左上部のエリアを左から第1小図柄表示エリア5l1、第1小図柄表示エリア5c1、及び第1小図柄表示エリア5r1とし、第2特別図柄に対応した第2小図柄が変動表示及び停止表示される画像表示装置5の画面右上部のエリアを左から第2小図柄表示エリア5l2、第2小図柄表示エリア5c2、及び第2小図柄表示エリア5r2とする。
第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1は、図柄表示エリア5L、5C、5Rよりも表示領域が小さい。また、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2は、図柄表示エリア5L、5C、5Rよりも表示領域が小さい。従って、第1小図柄の視認性は飾り図柄の視認性より低く、第2小図柄の視認性は飾り図柄の視認性より低くなっている。
[大当りエンディング期間の高ベース演出モード選択]
次に、変動表示の表示結果が「大当り」や「はずれ(時短付)」となり、次の変動表示から高ベース状態に移行する場合に、演出モード(図11−3(C)で説明する曇りモード、雨モード)を選択するときの演出例に関して、図11−3(A)及び(B)を用いて説明する。図11−3(A)は、低確/高ベース状態(時短状態)に移行する場合(但し、高確/高ベース状態(確変状態)に移行する場合であって、演出パターンが後述する第2パターンであるときも含む)に演出モードを選択するときの演出画像の一例を示す説明図である。図11−3(B)は、高確/高ベース状態(確変状態)に移行する場合であって、演出パターンが後述する第1パターンであるときに演出モードを選択するときの演出画像の一例を示す説明図である。
(高確/高ベース状態移行時の演出パターン)
本実施形態では、CPU103が遊技状態を高確/高ベース状態(確変状態)に制御することに決定している場合に、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されるときの演出パターンとして、第1パターンと、第2パターンと、を設けている。
(第1パターン)
第1パターンの演出パターンは、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される前のいずれかのタイミングで、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)されることにより、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたときに、遊技者が、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことを認識可能である演出パターンである。本例では、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される前のいずれかのタイミングで、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることを示唆(報知)する演出として特別報知演出(後述する第2昇格演出)や所定報知演出(後述する停止時報知演出、第1昇格演出、第3昇格演出等)を実行可能である。また、第1パターンの演出パターンでは、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたときに、画像表示装置5の表示画面に高確/高ベース状態(確変状態)であることに対応した情報(背景画像(後述する夜曇り画像28TM450A、夜雨画像28TM450B)、「確変モード」の文字等)が表示されることにより、遊技者は高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことを認識可能となっている。
(第1パターンの演出例)
遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合であって、演出パターンが第1パターンである場合の演出例に関して、図11−4(a1)及び(a2)を用いて説明する。
図11−4(a1)に示すように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、演出パターンが第1パターンであることに基づいて、演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5に確変演出モード選択画像28TM200Bを表示させる。確変演出モード選択画像28TM200Bには、画像表示装置5の画面全体における暗転画像と、画像表示装置5の画面中央領域における「確変モード」の文字と、が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
本例では、画像表示装置5の画面右下領域には、曇りモードアイコン28TM100Aが表示されているので、演出モードとして曇りモードが選択されていることになる。
次いで、図11−4(a2)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、演出パターンが第1パターンであることと、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲を含む曇りの風景をあらわした夜曇り画像28TM450Aを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字を表示させる。
本例では、第2保留記憶数が0であり、第2特別図柄の変動表示は実行されていない。また、前回実行された(直近に実行された)第2特別図柄の変動表示の表示結果が「大当り」であったことに基づいて、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、その変動表示が確定停止したときの飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して表示させている。また、前回実行された(直近に実行された)第2特別図柄の変動表示の表示結果が「大当り」であったことに基づいて、画像表示装置5の小図柄表示エリア5l、5c、5rにおいて、その変動表示が確定停止したときの小図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して表示させている。
(第2パターン)
一方、第2パターンの演出パターンは、高確/高ベース状態(確変状態)に制御された後のいずれかのタイミングで、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことが示唆(報知)されることにより、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたときに、遊技者が、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことを認識困難である演出パターンである。本例では、高確/高ベース状態(確変状態)に制御された後のいずれかのタイミングで、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことを示唆(報知)する演出として特定報知演出(後述する第4昇格演出)を実行可能である。また、第2パターンの演出パターンでは、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたときに、画像表示装置5の表示画面に低確/高ベース状態(時短状態)であることを示唆する情報(背景画像(後述する夕曇り画像28TM400A、夕方雨画像28TM400B)、「チャンスタイム」の文字等)が表示されることにより(低確/高ベース状態であることが示唆されることにより)、遊技者は高確/高ベース状態(確変状態)に制御されたことを認識困難となっている。
(第2パターンの演出例)
遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合であって、演出パターンが第2パターンである場合の演出例に関して、図11−4(b1)及び(b2)を用いて説明する。
図11−4(b1)に示すように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、演出パターンが第2パターンであることに基づいて、演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aには、画像表示装置5の画面中央領域における「チャンスタイム」の文字が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
本例では、画像表示装置5の画面右下領域には、曇りモードアイコン28TM100Aが表示されているので、演出モードとして曇りモードが選択されていることになる。
次いで、図11−4(b2)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、演出パターンが第2パターンであることと、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲を含む曇りの風景をあらわした夕方曇り画像28TM400Aを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示(本例では、「残り100回」の文字)を表示させる。時短残表示は、高ベース状態(低確/高ベース状態又は高確/高ベース状態であり、本例では高確/高ベース状態)で実行可能な残り変動表示回数を示しており、本例では、高ベース状態(高確/高ベース状態)に制御されてから1回も変動表示が実行されていないことにより、「残り100回」と表示されている。ただし、遊技状態が高確/高ベース状態である場合には、次回大当りまで高ベース状態が継続するため、時短残表示よりも多い回数の変動表示を高ベース状態において実行可能である。
本例では、第2保留記憶数が0であり、第2特別図柄の変動表示は実行されていない。また、前回実行された(直近に実行された)第2特別図柄の変動表示の表示結果が「大当り」であったことに基づいて、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、その変動表示が確定停止したときの飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して表示させている。また、前回実行された(直近に実行された)第2特別図柄の変動表示の表示結果が「大当り」であったことに基づいて、画像表示装置5の小図柄表示エリア5l、5c、5rにおいて、その変動表示が確定停止したときの小図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して表示させている。
本実施形態では、高ベース状態に移行する場合の演出モード(曇りモード、雨モード)を選択可能な期間を高ベース演出モード選択期間と称する。表示結果が「大当り」となった場合には、高ベース演出モード選択期間は、大当り終了後の大当りエンディング期間に相当する(図11−15、図11−18、及び図11−23参照)。大当りエンディング期間の終了に伴って、高ベース演出モード選択期間は終了する。また、表示結果が「はずれ(時短付)」となった場合には、高ベース演出モード選択期間は、図柄確定期間のうちの所定の期間に相当する(図11−21参照)。図柄確定期間の終了に伴って、高ベース演出モード選択期間は終了する。
(時短演出モード選択画面)
低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合の高ベース演出モード選択期間において、演出モードを選択する場合の演出例に関して、図11−3(A)を用いて説明する。なお、前述したように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合であって、演出パターンが第2パターンである場合の高ベース演出モード選択期間において、演出モードを選択する場合の演出例に関しても、図11−3(A)の例と同様である。
先ず、図11−3(a1)に示すように、低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aは、画像表示装置5の画面中央領域に表示され、「チャンスタイム」の文字が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
画像表示装置5の画面右下領域には、現在選択中の演出モードに対応した演出モードアイコンが表示されている。本例では、演出モードアイコンとして曇りモードアイコン28TM100Aが表示されているので、演出モードとして曇りモードを選択していることになる。ここで、プッシュボタン31Bが操作されたことをプッシュセンサが検出すると、演出制御用CPU120が、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを、雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。画像表示装置5の画面右下領域に表示される演出モードアイコンは、プッシュボタン31Bが操作される毎に、雨モードアイコン28TM100B、曇りモードアイコン28TM100A、以下繰り返し、の順序で切り替わる。
図11−3(a2)に示す例では、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを、雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面右下領域には、雨モードアイコン28TM100Bが表示されているので、演出モードとして雨モードが選択されていることになる。
(確変演出モード選択画面)
遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合であって、演出パターンが第1パターンである場合の高ベース演出モード選択期間に、演出モードを選択する場合の演出例に関して、図11−3(B)を用いて説明する。
先ず、図11−3(b1)に示すように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5に確変演出モード選択画像28TM200Bを表示させる。確変演出モード選択画像28TM200Bには、画像表示装置5の画面全体の領域(背景画像の領域)を覆う暗転画像と、画面中央領域の「確変モード」の文字と、が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
画像表示装置5の画面右下領域には、現在選択中の演出モードに対応した演出モードアイコンが表示されている。本例では、演出モードアイコンとして曇りモードアイコン28TM100Aが表示されているので、演出モードとして曇りモードを選択していることになる。ここで、プッシュボタン31Bが操作されたことをプッシュセンサが検出すると、演出制御用CPU120が、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。画像表示装置5の画面右下領域に表示される演出モードアイコンは、プッシュボタン31Bが操作される毎に、雨モードアイコン28TM100B、曇りモードアイコン28TM100A、以下繰り返し、の順序で切り替わる。
図11−3(b2)に示す例では、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面右下領域には、雨モードアイコン28TM100Bが表示されているので、演出モードとして雨モードが選択されていることになる。
(高ベース中の各種演出モード)
図11−3(c1)及び(c2)は、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されている場合の画像表示装置5の画面を示す図である。遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合には、遊技者は、曇りモード、及び雨モードからいずれかの演出モードを選択可能である。そして、演出制御用CPU120により、演出モードが、選択されたいずれかの演出モードに制御される。
図11−3(c1)に示す例では、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されており、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲を含む曇りの風景をあらわした夕方曇り画像28TM400Aが表示されており、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字が表示されている。また、画像表示装置5の画面中央上部には、現在実行中の変動表示が、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回目の変動表示であることに対応させて、時短残表示(本例では、「残り99回」の文字)が表示されている。
また、図11−3(c2)に示す例では、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されており、演出モードが雨モードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bが表示されており、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」が表示されている。また、画像表示装置5の画面中央上部には、現在実行中の変動表示が、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回目の変動表示であることに対応させて、時短残表示(本例では、「残り99回」の文字)が表示されている。
図11−3(c1)及び(c2)に示す例では、第2保留記憶数が1であるときに、第2特別図柄の変動表示が実行されている。また、第2保留表示領域28TM012には1つの第2保留表示28TM002が表示されている。また、アクティブ表示領域28TM013には、飾り図柄の変動表示に対応したアクティブ表示28TM003が表示されている。また、図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動表示が実行されており、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において第2小図柄の変動表示が実行されている。
図11−3(d1)及び(d2)は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されている場合であって、演出パターンが第1パターンである場合の画像表示装置5の画面を示す図である。遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されている場合であって、演出パターンが第1パターンである場合には、遊技者は、曇りモード、及び雨モードからいずれかの演出モードを選択可能である。そして、演出制御用CPU120により、演出モードが、選択されたいずれかの演出モードに制御される。
図11−3(d1)に示す例では、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており、演出パターンが第1パターンであることに基づいて、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲を含む曇りの風景をあらわした夜曇り画像28TM450Aが表示されており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字が表示されている。また、図11−3(d2)に示す例では、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており、演出モードが雨モードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夜雨画像28TM450Bが表示されており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字が表示されている。
図11−3(d1)及び(d2)に示す例では、第2保留記憶数が1であるときに、第2特別図柄の変動表示が実行されている。また、第2保留表示領域28TM012には1つの第2保留表示28TM002が表示されている。また、アクティブ表示領域28TM013には、飾り図柄の変動表示に対応したアクティブ表示28TM003が表示されている。また、図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動表示が実行されており、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において第2小図柄の変動表示が実行されている。
本実施形態では、確変演出モード選択画面が表示されるときに画像表示装置5の画面全体に表示される暗転画像と、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されているときに飾り図柄の背景画像として表示される夜曇り画像28TM450A及び夜雨画像28TM450Bと、が関連した表示態様となっている。
なお、演出パターンが第2パターンであり、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されてから1回目の変動表示において、後述する第4昇格演出を実行するまでの画像表示装置5の画面を示す図は、図11−3(c1)又は(c2)に示した例と同様である。また、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されてから1回目の変動表示において、第4昇格演出を実行した後の画像表示装置5の画面を示す図は、図11−3(d1)又は(d2)に示した例と同様である。
[大当り中の演出モード選択]
次に、表示結果が「大当り」となり大当り遊技状態に制御された場合に、演出モード(図11−5(B)で説明するAモード、Bモード)を選択するときの演出例に関して、図11−5(A)を用いて説明する。図11−5(A)は、大当り遊技状態に制御された場合に演出モードを選択するときの演出画像の一例を示す説明図である。
本実施形態では、大当り遊技状態に制御された場合に演出モード(Aモード、Bモード)を選択する期間を大当り演出モード選択期間と称するものとする。大当り演出モード選択期間は、実質的な大入賞口への入賞が期待できる大当り種別(「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別)の大当り遊技中の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間に相当する。実質的な大入賞口への入賞が期待できる大当り種別(「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別)の大当り遊技中の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が終了すると、大当り演出モード選択期間は終了する。
大当り遊技状態に制御される場合の大当り演出モード選択期間に演出モードを選択する場合の演出例に関して、図11−5(A)を用いて説明する。
先ず、図11−5(a1)に示すように、大当り遊技中の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では「1ROUND」の文字)を表示させ、画像表示装置5の画面右下領域に、当該大当り遊技の直前に実行されていた変動表示において導出表示された飾り図柄(表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せであり、本例では「222」)に対応する大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を表示させている。
本実施形態における大当り中図柄とは、飾り図柄よりも小さな図柄であり、前述した小図柄(第1小図柄、第2小図柄)とは異なる図柄であって、直前に実行されていた変動表示において導出表示された飾り図柄の組み合わせ(表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組み合わせ)に対応した図柄である。大当り中図柄の組合せが大当り遊技中に表示されることにより、直前の変動表示において導出表示された飾り図柄の組合せを確認することができ、当該大当り遊技の大当り種別を確認(または推測)することが可能となる。なお、後述する第1昇格演出や第2昇格演出が実行された場合には、実行された第1昇格演出や第2昇格演出に応じて大当り中図柄の態様を変化させる。
また、画像表示装置5の画面左下領域に、選択可能な各演出モードに対応した楽曲アイコン(Aモードに対応した楽曲Aアイコン28TM150A、Bモードに対応した楽曲Bアイコン28TM150B)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311とを表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがAモードであることに対応して、画像表示装置5の画面左下領域に楽曲Aアイコン28TM150Aと、画像表示装置5の画面左下領域に第1操作促進表示28TM311とを表示させ、画像表示装置5の背景画像として、空と山とを含む晴れの風景をあらわした晴れ画像28TM470Aを表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Aを再生出力させる。
画像表示装置5の画面左下領域には、現在選択中の演出モードに対応した楽曲アイコンが表示されている。本例では、楽曲アイコンとして楽曲Aアイコン28TM150Aが表示されているので、演出モードとしてAモードを選択していることになる。ここで、プッシュボタン31Bが操作されたことをプッシュセンサが検出すると、演出制御用CPU120が、画像表示装置5の画面左下領域に表示されていた楽曲アイコンとしての楽曲Aアイコン28TM150Aを、楽曲Bアイコン28TM150Bに変化させる。画像表示装置5の画面左下領域に表示される楽曲アイコンは、プッシュボタン31Bが操作される毎に、楽曲Bアイコン28TM150B、楽曲Aアイコン28TM150A、以下繰り返し、の順序で切り替わる。
図11−5(a2)に示す例では、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面左下領域に表示されていた楽曲アイコンとしての楽曲Aアイコン28TM150Aを、楽曲Bアイコン28TM150Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面左下領域には、楽曲Bアイコン28TM150Bが表示されているので、演出モードとしてBモードが選択されていることになる。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがBモードであることに対応して、画像表示装置5の背景画像として、夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを表示させ、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを再生出力させる。
このように、本例では、大当り遊技中における所定のラウンド(1ラウンド目)、即ち、大当り演出モード選択期間において、いずれかの演出モードが選択されると、画像表示装置5に背景画像として所定の背景画像を表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから所定の楽曲を再生出力させるようにしている。このような形態に限らず、例えば、大当り演出モード選択期間中は、演出モードが決定されておらず、演出モードが選択可能であることを示唆(報知)するために、背景画像として、現在選択されている演出モードに対応した背景画像(晴れ画像または火山画像)を、視認性を低下させた状態(例えば、モノクロで表示された態様)で表示させてもよく、スピーカ8L、8Rから現在選択されている演出モードに対応した楽曲のうち一部分のみ(例えば、楽曲Aの前奏部分、楽曲Bの前奏部分)を再生出力させてもよい。
図11−5(b1)及び(b2)は、大当り遊技状態に制御されているときの画像表示装置5の画面を示す図である。前述したように、大当り演出モード選択期間、即ち、実質的な大入賞口への入賞が期待できる大当り種別(「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別)の大当り遊技における所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間には、遊技者は、Aモード、及びBモードからいずれかの演出モードを選択可能である。そして、演出制御用CPU120により、演出モードが、選択されたいずれかの演出モードに制御される。
図11−5(b1)に示す例では、遊技状態が大当り遊技状態に制御されており、演出モードがAモードであることに対応して、楽曲アイコンとして楽曲Aアイコン28TM150Aが表示されており、飾り図柄の背景画像として晴れ画像28TM470Aが表示されており、スピーカ8L、8Rから楽曲Aが再生出力されている。また、図11−5(b2)に示す例では、遊技状態が大当り遊技状態に制御されており、演出モードがBモードであることに対応して、楽曲アイコンとして楽曲Bアイコン28TM150Bが表示されており、飾り図柄の背景画像として、火山画像28TM470Bが表示されており、スピーカ8L、8Rから楽曲Aが再生出力されている。
[特別報知演出、特定報知演出、所定報知演出の実行タイミングと演出例]
次に、特別報知演出としての後述する第2昇格演出、特定報知演出としての後述する第4昇格演出、並びに、所定報知演出としての後述する停止時報知演出、第1昇格演出及び後述する第3昇格演出を実行するときの実行タイミングと演出例に関して、図11−6〜図11−10を用いて説明する。
図11−6は、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、第4昇格演出に関連した各演出の実行タイミングを示すタイムチャートであり、図11−7は、第1昇格演出に関連した演出画像の一例を示す説明図であり、図11−8は、第2昇格演出に関連した演出画像の一例を示す説明図であり、図11−9は、第3昇格演出に関連した演出画像の一例を示す説明図であり、図11−10は、第4昇格演出に関連した演出画像の一例を示す説明図である。
(第1昇格演出)
演出制御用CPU120は、大当りが発生することを報知した後に、発生する大当りの種別を示唆する大当り種別示唆演出を実行可能である。大当り種別示唆演出では、(i)大当り種別が通常大当り(非確変大当り)と確変大当りの何れの種別であるかと、(ii)大当りのラウンド数(大入賞口の開放回数)とが示唆される。ここで、演出制御用CPU120は、大当り種別示唆演出の実行期間において、第1昇格演出を実行可能である。
大当り種別示唆演出では、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)を奇数図柄の組合せ(例えば「555」、「777」等)に変化させるための一連の演出が実行される。この一連の演出には、例えば、(1)画面にヒビが入った画像が表示される演出と、(2)プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312が表示される演出と、(3)遊技者がプッシュボタン31Bを押下したことに応じて画面が割れる画像又は画面が割れない画像の何れかが表示される演出と、が含まれる。
その結果、偶数図柄の組合せが奇数図柄の組合せに変化する場合には、最終的に(3)で画面が割れる画像が表示されることで、大当り種別が確変大当りであることが示唆(報知)される。即ち、第1昇格演出は実行される。このとき、大当り種別が確変大当りであることが示唆(報知)されることによって、当該大当り遊技の終了後に遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。従って、第1昇格演出では、(i)大当り種別が確変大当りであることと、(ii)遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。
一方、偶数図柄の組合せが奇数図柄の組合せに変化しない場合には、最終的に(3)で画面が割れない画像が表示されることで、大当り種別が通常大当りであることが示唆(報知)される。即ち、第1昇格演出は実行されない。
ここで、本実施形態では、第1昇格演出の演出態様として「第1確変態様」と「第1特別態様」の複数の態様を設けている。なお、本実施形態では、奇数図柄のうち、「7」を除く奇数の図柄である「1」、「3」、「5」等を普通奇数図柄としており、「7」を特別奇数図柄としている。本例では、第1昇格演出の演出態様が「第1確変態様」に決定されたことに基づいて、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)を普通奇数図柄の組合せ(例えば「111」、「333」等)に変化させる。また、第1昇格演出の演出態様が「第1特別態様」に決定されたことに基づいて、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)又は普通奇数図柄の組合せ(例えば「111」、「333」等)を特別奇数図柄の組合せ(例えば「777」等)に変化させる。
このように、大当りとなることが遊技者に報知された後においても、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)を奇数図柄の組合せ(例えば「555」、「777」等)に変化させる第1昇格演出を実行可能であり、その第1昇格演出の実行有無は、これから制御される大当りの種別を示唆する(確変大当りか否かを報知する)ものとなっており、その第1昇格演出の態様も、これから制御される大当りの種別を示唆する(ラウンド数を示唆する)ものとなっている。従って、遊技者は、大当りが発生することが報知された後においても、昇格演出(第1昇格演出)が実行されるか否かと、その演出態様に引き続き関心を持つことになる。
図11−7(1)〜(3)は、大当り種別示唆演出が実行される場合の、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。図11−7(4)は、大当り種別示唆演出が実行され、第1昇格演出が実行されないときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−7(4A)及び(4B)は、大当り種別示唆演出が実行され、第1昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。
図11−7(1)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける飾り図柄を停止表示させるべきタイミング(図11−6に示すT1のタイミング)において、バトル演出における味方キャラクタ28TM800A及び敵キャラクタ28TM800Bを表示させた状態で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させる。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
次いで、図11−7(2)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける大当り種別示唆演出を実行させるべきタイミング(図11−6に示すT2のタイミング)において、大当り種別示唆演出を実行し、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させた状態で、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させる。飾り図柄はヒビ画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、飾り図柄、ヒビ画像の順で表示されているように見える。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を継続している。
次いで、図11−7(3)に示すように、操作促進表示を表示させるべきタイミング(図11−6に示すT3のタイミング)において、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からは画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも手前に表示されているように見える。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。
第2操作促進表示28TM312は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、プッシュボタン31Bの形状を模した画像の上側には下向きの(プッシュボタン31Bの形状を模した画像の方向を指した)矢印の画像が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作を行うよう遊技者に促す態様となっている。
次いで、変動開始時に第1昇格演出を実行しないことに決定している場合には、図11−7(4)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミングで、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して停止表示させ、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させた状態で、画像表示装置5の中央部に「通常大当り」の文字を表示させる。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。
また、変動開始時に第1確変態様の第1昇格演出を実行することに決定している場合には、図11−7(4A)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−6に示すT4のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに停止表示されていた、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を、普通奇数図柄の組合せ(本例では、「555」)に変化させる。
また、画面ヒビ画像28TM500を、画像表示装置5の画面を構成する透明部材が割れた態様の画像(画面割れ画像28TM500A)に変化させるとともに、画像表示装置5の中央部に「確変大当り」の文字を表示させる。普通奇数図柄の組合せ(本例では、「555」)、及び、「確変大当り」の文字は、画面割れ画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からは画面割れ画像よりも手前に表示されているように見える。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。このように、示唆する大当り種別を、通常大当りから確変大当りに変更する。
また、変動開始時に第1特別態様の第1昇格演出を実行することに決定している場合には、図11−7(4B)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−6に示すT4のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに停止表示されていた、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を、特別奇数図柄の組合せ(本例では、「777」)に変化させる。
また、画面ヒビ画像28TM500を、画像表示装置5の画面を構成する透明部材が割れた態様の画像(画面割れ画像28TM500A)に変化させるとともに、画像表示装置5の中央部に「確変MAX大当り」の文字を表示させる。特別奇数図柄の組合せ(本例では、「777」)、及び、「確変MAX大当り」の文字は、画面割れ画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からは画面割れ画像よりも手前に表示されているように見える。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、小図柄の変動表示を実行している。このように、示唆する大当り種別を、通常大当りから確変大当りに変更するとともに、最大ラウンド数の大当りが発生することを報知する。
(第2昇格演出)
演出制御用CPU120は、大当り開始時の判定結果に基づいて第2昇格演出を実行可能である。第2昇格演出は、大当り開始時の判定結果に基づいて第2昇格演出を実行することに決定した場合に、大当り遊技中の所定のタイミングで実行される当該大当りの種別を示唆する演出である。
本実施形態では、大当り開始時に第2昇格演出を実行することに決定すると、大当り遊技の所定ラウンド(本例では、1ラウンド目)を開始してTa秒(例えば、2秒)が経過したタイミングでホワイトアウト演出を実行する。ホワイトアウト演出が実行されると、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示される。
本実施形態において、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲アイコン(Aモードに対応した楽曲Aアイコン28TM150A、Bモードに対応した楽曲Bアイコン28TM150B))、第1操作促進表示28TM311、背景画像(晴れ画像28TM470A、火山画像28TM470B)等)よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲アイコン(Aモードに対応した楽曲Aアイコン28TM150A、Bモードに対応した楽曲Bアイコン28TM150B))、第1操作促進表示28TM311、背景画像(晴れ画像28TM470A、火山画像28TM470B)等)が突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。従って、大当り中の演出画像(楽曲アイコン、背景画像等)を画像表示装置5に表示させた後に、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600を画像表示装置5に表示させることにより、大当り中の演出画像(楽曲アイコン、背景画像等)を視認困難な状態としている。
但し、大当り中の演出画像のうち、ラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)と大当り中図柄の組合せ(本例では、「222」)は、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)ラウンド表示、及び大当り中図柄の組合せ、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
本実施形態では、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を開始して、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600の表示を開始してからTb秒(例えば、1秒)経過したタイミングで、第2昇格演出を実行する。
第2昇格演出には、(1)プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312が表示される演出と、(2)遊技者がプッシュボタン31Bを押下したことに応じて後述する第2確変画像又は第2特別画像の何れかが表示される演出と、が含まれる。
その結果、最終的に(2)で第2確変画像が表示されることで、大当り種別が5R確変大当りであることが示唆(報知)される。一方、最終的に(2)で第2特別画像が表示されることで、大当り種別が10R確変大当りであることが示唆(報知)される。このとき、大当り種別が確変大当り(5R確変大当り、10R確変大当り)であることが示唆(報知)されることによって、当該大当り遊技の終了後に遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。従って、第2昇格演出では、(i)大当り種別が確変大当りであることと、(ii)遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。
ここで、本実施形態では、第2昇格演出の演出態様として「第2確変態様」と「第2特別態様」の複数の態様を設けている。本例では、第2昇格演出の演出態様が「第2確変態様」に決定されたことに基づいて、画像表示装置5に第2確変画像28TM620Aを表示させる。第2確変画像28TM620Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変FEVER」の文字と、が含まれる。また、第2昇格演出の演出態様が「第2特別態様」に決定されたことに基づいて、画像表示装置5に第2特別画像28TM620Bを表示させる。第2特別画像28TM620Bには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変MAXFEVER」の文字と、が含まれる。
このように、大当り遊技を行っている期間においても、大当り種別が「5R確変大当り」又は「10R確変大当り」のいずれかであることを示唆(報知)する第2昇格演出を実行可能であり、その第2昇格演出の実行有無は、現在制御されている大当りの種別を示唆する(確変大当りか否かを報知する)ものとなっており、その第2昇格演出の態様も、現在制御されている大当りの種別を示唆する(ラウンド数を示唆する)ものとなっている。従って、遊技者は、大当り遊技を行っている期間においても、昇格演出(第2昇格演出)が実行されるか否かと、その演出態様に引き続き関心を持つことになる。
図11−8(1)は、大当り遊技における1ラウンド目を開始した場合の、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。図11−8(2)は、ホワイトアウト演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−8(3)は、ホワイトアウト演出が実行されるとともに、第2昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−8(4A)及び(4B)は、第2昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。
先ず、図11−8(1)に示すように、演出制御用CPU120は、実質的な大入賞口への入賞が期待できる大当り種別(「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別)の大当り遊技中の1ラウンド目を開始するべきタイミング(図11−6に示すT6のタイミング)で、画像表示装置5の画面左上領域に実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では「1ROUND」の文字)と、画像表示装置5の画面右下領域に大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)とを表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがAモードであることに対応して、画像表示装置5の画面左下領域に、楽曲Aアイコン28TM150Aと、第1操作促進表示28TM311とを表示させ、画像表示装置5の背景画像として、空と山とを含む晴れの風景をあらわした晴れ画像28TM470Aを表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Aを再生出力させる。
次いで、図11−8(2)に示すように、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を実行するべきタイミング(図11−6に示すT7のタイミング)で、ホワイトアウト演出を実行し、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる。
このとき、ホワイトアウト画像28TM600は画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲Aアイコン28TM150A、第1操作促進表示28TM311、背景画像としての晴れ画像28TM470A)よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲Aアイコン28TM150A、第1操作促進表示28TM311、背景画像としての晴れ画像28TM470A)が突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。
但し、大当り中の演出画像のうち、ラウンド表示(「1ROUND」の文字)と大当り中図柄の組合せ(本例では、「222」)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)ラウンド表示、及び大当り中図柄の組合せ、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
次いで、図11−8(3)に示すように、演出制御用CPU120は、第2昇格演出を実行するべきタイミング(図11−6に示すT8のタイミング)で、第2昇格演出を実行し、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からはホワイトアウト画像28TM600よりも手前に表示されているように見える。
次いで、大当り開始時に第2確変態様の第2昇格演出を実行することに決定している場合には、図11−8(4A)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−6に示すT9のタイミング)で、画像表示装置5に第2確変画像28TM620Aを表示させる。第2確変画像28TM620Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変FEVER」の文字と、が含まれる。
また、大当り開始時に第2特別態様の第2昇格演出を実行することに決定している場合には、図11−8(4B)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−6に示すT9のタイミング)で、画像表示装置5に第2特別画像28TM620Bを表示させる。第2特別画像28TM620Bには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変MAXFEVER」の文字と、が含まれる。
(第3昇格演出)
演出制御用CPU120は、大当り開始時の判定結果に基づいて第3昇格演出を実行可能である。第3昇格演出は、大当り開始時の判定結果に基づいて第3昇格演出を実行することに決定した場合に、大当り遊技の大当りエンディング期間(高ベース演出モード選択期間)における所定のタイミングで実行される演出であり、当該大当り遊技の後に制御される遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることを示唆(報知)する演出である。
本実施形態では、演出制御用CPU120は、大当り開始時に第3昇格演出を実行することに決定すると、大当り遊技の大当りエンディング期間を開始してからTc秒(例えば、2秒)が経過したタイミングで第3昇格演出を実行する。第3昇格演出は、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aが表示されているときに、画像表示装置5の第3表示領域28TM210E(本例では、画面全体のうち画面左上部及び画面右下部を除く領域)に第3昇格画像28TM210Bが重畳表示される演出である。
第3昇格画像28TM210Bには、画像表示装置5の第3表示領域全体に表示される暗転画像と、第3表示領域中央部に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。本例では、第3昇格画像28TM210Bの表示態様と、前述した確変演出モード選択画像28TM200Bの表示態様とで、それぞれの画像の形状が異なる(表示領域が異なる)ものの、それぞれの画像に表示されている情報(暗転画像、「確変モード」の文字等)は共通となっている。
第3昇格画像28TM210Bは、画像表示装置5の表示画面に表示されていた時短演出モード選択画像28TM200Aよりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、第3昇格画像28TM210Bは、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆(報知)する時短演出モード選択画像28TM200Aが突如として消えたこと(高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることを示唆(報知)すること)を想起させる態様の被覆画像でもある。従って、大当り遊技の大当りエンディング期間(高ベース演出モード選択期間)において、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆する演出画像(時短演出モード選択画像28TM200A等)を画像表示装置5に表示させた後に、第3昇格演出が実行され、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることを示唆する第3昇格画像28TM210Bを画像表示装置5に表示させることにより、大当り遊技の大当りエンディング期間(高ベース演出モード選択期間)において、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆する演出画像(時短演出モード選択画像28TM200A等)を視認困難な状態としている。
但し、大当りエンディング期間(高ベース演出モード選択期間)における演出画像のうち、画像表示装置5の画面右下領域に表示される、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)と、第1操作促進表示28TM311とは、第3昇格画像28TM210Bよりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手間に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)選択可能な各演出モードに対応したアイコン(曇りモードアイコン28TM100A、雨モードアイコン28TM100B)、及び、第1操作促進表示28TM311、(2)第3昇格画像28TM210B、(3)時短演出モード選択画像28TM200Aの順で表示されているように見える。
このように、大当りエンディング期間においても、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることを示唆(報知)する第3昇格演出を実行可能であり、その第3昇格演出の実行有無は、当該大当りエンディング期間の終了後に制御される遊技状態を示唆する(高確/高ベース状態か否かを報知する)ものとなっている。従って、遊技者は、大当り遊技における大当りエンディング期間においても、昇格演出(第3昇格演出)が実行されるか否かに引き続き関心を持つこととなる。
図11−9(1)は、大当り遊技における大当りエンディング期間を開始した場合の、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。図11−9(2)は、第3昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。
先ず、図11−9(1)に示すように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合であって、演出パターンが第2パターンである場合の高ベース演出モード選択期間(大当りエンディング期間)が開始されると、演出制御用CPU120は、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aは、画面中央領域に表示される「チャンスタイム」の文字が含まれる(図11−6に示すT10のタイミング)。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(本例では、曇りモードアイコン28TM100A)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
第1操作促進表示28TM311は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、第1操作促進表示28TM311の右側には「で選択」という文字が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択を行うよう遊技者に促す態様となっている。
次いで、図11−9(2)に示すように、演出制御用CPU120は、第3昇格演出を開始するべきタイミング(図11−6に示すT11のタイミング)で、第3昇格演出を実行し、画像表示装置5の第3表示領域28TM210E(本例では、画面全体のうち画面左上部及び画面右下部を除く領域)に第3昇格画像28TM210Bを重畳表示させる。第3昇格画像28TM210Bには、第3表示領域全体に表示される暗転画像と、第3表示領域中央部に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。第3昇格画像28TM210Bは、画像表示装置5の表示画面に表示されていた時短演出モード選択画像28TM200Aよりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。
(第4昇格演出)
演出制御用CPU120は、変動開始時の判定結果に基づいて第4昇格演出を実行可能である。第4昇格演出は、変動開始時の判定結果に基づいて第4昇格演出を実行することに決定された場合に、高確/高ベース状態(確変状態)に制御された後、演出パターンが第2パターンである場合の1回目の変動表示における所定のタイミングで実行される演出であって、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることを示唆(報知)する演出である。
本実施形態では、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、演出制御用CPU120は、演出パターンが第2パターンであることに基づいて、低確/高ベース状態(時短状態)に対応した演出画像(背景画像(夕方曇り画像28TM400A、夕方雨画像28TM400B)、「チャンスタイム」の文字、「残りn回」の文字(n=0〜100))を表示させる。
本実施形態では、演出パターンが第2パターンであり、変動開始時に第4昇格演出を実行することに決定されている場合、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されて1回目の変動表示を開始してTc秒(例えば、2秒)が経過したタイミングでホワイトアウト演出を実行する。ホワイトアウト演出が実行されると、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示される。
本実施形態において、ホワイトアウト画像28TM600は画像表示装置5の表示画面に表示されていた飾り図柄、及び低確/高ベース状態(時短状態)に対応した演出画像(背景画像(夕方曇り画像28TM400A、夕方雨画像28TM400B)等)よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた飾り図柄、及び低確/高ベース状態(時短状態)に対応した演出画像(背景画像(夕方曇り画像28TM400A、夕方雨画像28TM400B)等)が突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。従って、高ベース中の演出画像(背景画像等)を画像表示装置5に表示させた後に、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600を画像表示装置5に表示させることにより、高ベース中の演出画像(背景画像等)を視認困難な状態としている。
但し、対応表示(第1保留表示、第2保留表示、アクティブ表示)、小図柄(第1小図柄、第2小図柄)、及び、低確/高ベース状態(時短状態)に対応した演出画像(「チャンスタイム」の文字、「残りn回」の文字(n=0〜100))はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)対応表示、小図柄、「チャンスタイム」の文字、及び「残りn回」の文字、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
本実施形態では、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を開始して、表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600の表示を開始してからTd秒(例えば、1秒)経過したタイミングで、第4昇格演出を実行する。
第4昇格演出には、(1)プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312が表示される演出と、(2)遊技者がプッシュボタン31Bを押下したことに応じて後述する第4確変画像が表示される演出と、が含まれる。
その結果、最終的に(2)で第4確変画像が表示されることで、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることが示唆(報知)される。
ここで、本実施形態では、第4昇格演出が実行されると、第4確変画像28TM640Aを表示させる。第4確変画像28TM640Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。
このように、遊技状態が高ベース状態に制御されている期間においても、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることを示唆(報知)する第4昇格演出を実行可能であり、その第4昇格演出の実行有無は、現在制御されている遊技状態を示唆する(高確/高ベース状態であるか否かを報知する)ものとなっている。従って、遊技者は、高ベース状態に制御されている期間においても、昇格演出(第4昇格演出)が実行されるか否かに引き続き関心を持つことになる。
図11−10(1)は、演出パターンが第2パターンである場合に、高確/高ベース状態に制御されて1回目の変動表示が開始されたときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。図11−10(2)は、ホワイトアウト演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−10(3)は、ホワイトアウト演出が実行されるとともに、第4昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−10(4)は、第4昇格演出が実行されるときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図であり、図11−10(5)は、第4昇格演出が終了したときの、画像表示装置5に表示される演出画像を示す説明図である。
先ず、図11−10(1)に示すように、CPU103が第2特別図柄の変動表示を開始すると(図11−6に示すT13のタイミング)、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示を実行し、画像表示装置5の第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において、第2小図柄の変動表示を実行する。
このとき、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており、演出パターンが第2パターンであることと、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲を含む曇りの風景をあらわした夕方曇り画像28TM400Aを表示させる。また、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。時短残表示は、現在実行中の変動表示が高ベース状態に制御されてから1回目の変動表示であることに対応して「残り99回」と表示されている。
このとき、第2保留記憶数が3であり、第2特別図柄の変動表示が実行されている。また、第2保留表示領域28TM012には3つの第2保留表示28TM002が表示されている。また、アクティブ表示領域28TM013には、飾り図柄の変動表示に対応したアクティブ表示28TM003が表示されている。
次いで、図11−10(2)に示すように、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を実行するべきタイミング(図11−6に示すT14のタイミング)で、ホワイトアウト演出を実行し、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる。
このとき、ホワイトアウト画像28TM600は画像表示装置5の表示画面に表示されていた飾り図柄、及び、演出画像(背景画像としての夕方曇り画像28TM400A)よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた飾り図柄、及び、演出画像(背景画像としての夕方曇り画像28TM400A)が突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。
但し、対応表示(3つの第2保留表示28TM002、アクティブ表示28TM003)、第2小図柄、及び、演出画像(「チャンスタイム」の文字、「残り99回」の文字)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)対応表示(3つの第2保留表示28TM002、アクティブ表示28TM003)、第2小図柄、「チャンスタイム」の文字、及び時短残表示(「残り99回」の文字)、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
次いで、図11−10(3)に示すように、演出制御用CPU120は、第4昇格演出を実行するべきタイミング(図11−6に示すT15のタイミング)で、第4昇格演出を実行し、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からはホワイトアウト画像28TM600よりも手前に表示されているように見える。
次いで、図11−10(4)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−6に示すT16のタイミング)で、画像表示装置5に第4確変画像28TM640Aを表示させる。第4確変画像28TM640Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。
次いで、図11−10(5)に示すように、演出制御用CPU120は、第4昇格演出を終了するべきタイミングで、第4昇格演出を終了し、画像表示装置5から第4確変画像28TM640Aを消去する。
このとき、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲を含む曇りの風景をあらわした夜曇り画像28TM450Aを表示させており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字を表示させている。
[変動開始時演出決定処理]
CPU103は、特別図柄の変動表示を開始するときに、表示結果を指定する表示結果指定コマンドと、変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドと、保留記憶数減算指定コマンド(第1保留記憶数減算指定コマンド又は第2保留記憶数減算指定コマンド)と、を演出制御用CPU120に送信する。
演出制御用CPU120は、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示が開始されるときに、保留記憶数が減算されたことを指定する保留記憶数減算指定コマンド(第1保留記憶数減算指定コマンド又は第2保留記憶数減算指定コマンド)、表示結果(大当り又ははずれ、大当りとなる場合の大当り種別)を指定する表示結果指定コマンド、並びに、特別図柄の変動時間及び演出内容(リーチ及び擬似連等)を指定する変動パターン指定コマンド、という1セットのコマンドを、遊技制御用マイクロコンピュータ100から受信したことに基づいて、特別図柄の変動表示が実行されること、並びに、特別図柄の変動時間及び演出内容(リーチ及び擬似連等)を特定可能となっている。
また、演出制御用CPU120は、特別図柄の変動表示が終了して表示結果が確定したときに、図柄確定指定コマンドを遊技制御用マイクロコンピュータ100から受信したことに基づいて、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示が終了して表示結果が導出されたことを特定可能となっている。
図11−11は、変動開始時に実行される演出決定処理を示すフローチャートである。演出制御用CPU120は、図10に示した演出制御プロセス処理の可変表示開始設定処理(ステップS171)において、図11−11に示す変動開始時演出決定処理を実行する。具体的には、演出制御用CPU120は、特別図柄の変動表示が開始されることに伴う上記1セットのコマンドを受信すると、当該特別図柄の変動表示に対応した飾り図柄の変動表示を表示結果指定コマンド及び変動パターン指定コマンドに基づいて実行するための演出制御パターン(表示制御部123に演出の実行を指示するための制御データの集まり)を設定するとともに、指定された変動パターンに基づく飾り図柄の変動表示中に実行させる演出(及び実行させない演出)を、図11−11に示す変動開始時演出決定処理により決定する。
まず、演出制御用CPU120は、変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される表示結果が「大当り」であるか否かを判定する(ステップS28TM1000)。変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される表示結果が「大当り」でない場合には(ステップS28TM1000でNO)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM1130に処理を進める。
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される表示結果が「大当り」である場合には(ステップS28TM1000でYES)、飾り図柄の停止図柄を、大当り変動における飾り図柄の停止図柄を決定するためのテーブル(図11−12(A)参照)に基づいて決定する(ステップS28TM1010)。
(大当り変動における飾り図柄の停止図柄決定テーブル)
図11−12(A)に示すように、大当り変動における飾り図柄の停止図柄決定テーブルでは、表示結果指定コマンドによって指定された表示結果(大当り種別)に応じて、大当り変動における飾り図柄の停止図柄を決定するための判定値が割り振られている。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「5R通常大当り」である場合には、100%の割合で偶数図柄の組合せ(例えば、「222」、「444」等)を停止図柄に決定する。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、60%の割合で偶数図柄の組合せ(例えば、「222」、「444」等)を停止図柄に決定し、40%の割合で普通奇数図柄の組合せ(例えば、「111」、「333」等)を停止図柄に決定する。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、60%の割合で偶数図柄の組合せ(例えば、「222」、「444」等)を停止図柄に決定し、35%の割合で普通奇数図柄の組合せ(例えば、「111」、「333」等)を停止図柄に決定し、5%の割合で特別奇数図柄の組合せ(例えば、「777」)を停止図柄に決定する。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「突然確変大当り」である場合には、100%の割合で後述する特殊図柄を含む組合せ(例えば、「2(特殊図柄)2」等)を停止図柄に決定する。
本実施形態では、大当り種別が「5R確変大当り」又は「10R確変大当り」のいずれかである場合に、飾り図柄の停止図柄によって大当り種別を報知する停止時報知演出を実行可能である。即ち、(A)大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、普通奇数図柄の組合せを停止表示させることによって、大当り種別が「5R確変大当り」であることを報知する停止時報知演出を実行可能であり、(B)大当り種別が「10R確変大当り」である場合に、特別奇数図柄の組合せを停止表示させることによって、大当り種別が「10R確変大当り」であることを報知する停止時報知演出を実行可能である。
本実施形態では、表示結果が「はずれ(時短付)」又は「突然確変大当り」のいずれとなる場合であっても、図柄表示エリア5Cに特殊図柄(本例では、星形図柄28TM700)を停止表示させた後に、後述する時短移行画像28TM710を表示させることにより、表示結果が「はずれ(時短付)」となること(表示結果が「突然確変大当り」となること)を一旦示唆する。表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、時短移行画像28TM710を表示させた後に高ベース演出モード選択期間を経て、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御される。表示結果が「突然確変大当り」である場合には、時短移行画像28TM710を表示させた後に高ベース演出モード選択期間を経て、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御される。
ステップS28TM1010の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「突然確変大当り」であるか否かを判定する(ステップS28TM1020)。
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「突然確変大当り」である場合には(ステップS28TM1020でYES)、演出制御用CPU120は、後述する突確フラグをセットして(ステップS28TM1030)、そのまま処理を終了する。
突確フラグがセットされている期間は、当該突確フラグがセットされた変動表示に対応する大当り遊技が開始したとしても、後述するステップS28TM2000でYESと判定されることにより、当該大当り遊技に対応した第2昇格演出は実行されない。突確フラグは、当該大当り遊技が終了したときにクリアされる。
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「突然確変大当り」でない場合(表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R通常大当り」、「5R確変大当り」、「10R確変大当り」のいずれかである場合)には(ステップS28TM1020でNO)、演出制御用CPU120は、大当り種別示唆演出を実行することに決定する(ステップS28TM1040)。
ステップS28TM1040の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R通常大当り」であるか否かを判定する(ステップS28TM1050)。変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R通常大当り」である場合には(ステップS28TM1050でYES)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R通常大当り」でない場合(表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」、「10R確変大当り」のいずれかである場合)には(ステップS28TM1050でNO)、演出制御用CPU120は、変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」であるか否かを判定する(ステップS28TM1060)。
(i)変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」である場合には(ステップS28TM1060でYES)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM1070以降に処理を進める。また、(ii)変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」でない場合(表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「10R確変大当り」の場合)には(ステップS28TM1060でNO)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM1080以降に処理を進める。
(i)表示結果が「5R確変大当り」である場合
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」である場合には(ステップS28TM1060でYES)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM1010において決定した飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せであるか否かを判定する(ステップS28TM1070)。
飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せでない場合、即ち、飾り図柄の停止図柄が普通奇数図柄の組合せである場合には(ステップS28TM1070でNO)、そのまま処理を終了する。
飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せである場合には(ステップS28TM1070でYES)、演出制御用CPU120は、後述する特定フラグをセットして(ステップS28TM1090)、ステップS28TM1100に処理を進める。
(ii)表示結果が「10R確変大当り」である場合
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「5R確変大当り」でない場合(表示結果指定コマンドにより指定される大当り種別が「10R確変大当り」の場合)には(ステップS28TM1060でNO)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM1010において決定した飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ、又は、普通奇数図柄の組合せのいずれかであるか否かを判定する(ステップS28TM1080)。
飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ、又は、普通奇数図柄の組合せのいずれでもない場合、即ち、飾り図柄の停止図柄が特別奇数図柄の組合せである場合には(ステップS28TM1080でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ、又は、普通奇数図柄の組合せのいずれかである場合には(ステップS28TM1080でYES)、演出制御用CPU120は、後述する特定フラグをセットして(ステップS28TM1090)、ステップS28TM1100に処理を進める。
特定フラグは、(A)ステップS28TM1060でYESと判定され、ステップS28TM1070でYESと判定された場合にセットされるか、又は、(B)ステップS28TM1060でNOと判定され、ステップS28TM1080でYESと判定された場合にセットされている。
(A)ステップS28TM1060でYESと判定され、ステップS28TM1070でYESと判定された場合とは、(A)表示結果が「5R確変大当り」である場合で、飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せである場合のことである。このとき、表示結果が「5R確変大当り」であるものの、飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せであるので、飾り図柄が停止表示した後のいずれかのタイミングで表示結果が「5R確変大当り」であること(表示結果が「5R確変大当り」であったこと)を報知する必要がある。即ち、(A)ステップS28TM1060でYESと判定され、ステップS28TM1070でYESと判定された場合には、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、又は第4昇格演出のいずれかが実行可能であることを示している。
また、(B)ステップS28TM1060でNOと判定され、ステップS28TM1080でYESと判定された場合とは、(B)表示結果が「10R確変大当り」である場合であって、飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ又は普通奇数図柄の組合せのいずれかである場合のことである。このとき、表示結果が「10R確変大当り」であるものの、飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ又は普通奇数図柄の組合せであるので、飾り図柄が停止表示した後のいずれかのタイミングで表示結果が「10R確変大当り」であること(表示結果が「10R確変大当りであったこと」)を報知する必要がある。即ち、(B)ステップS28TM1060でNOと判定され、ステップS28TM1080でYESと判定された場合には、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、又は第4昇格演出のいずれかが実行可能であることを示している。
従って、特定フラグがセットされているということは、表示結果(大当り種別)が「5R確変大当り」又は「10R確変大当り」のいずれかであり、飾り図柄の停止表示時に当該大当り種別を報知していないので、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、又は第4昇格演出のいずれかを実行することにより当該大当り種別を報知する必要があることを示している。
特定フラグがセットされている期間は、当該特定フラグがセットされた変動表示に対応する大当り遊技が開始されたとしても、後述するステップS28TM2020でYESと判定されることにより、当該大当り遊技に対応した第2昇格演出及び第3昇格演出の何れかを実行可能である。特定フラグは、当該大当り遊技が終了したときにクリアされる。
ステップS28TM1090の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、第1昇格演出の実行有無及び演出態様を、第1昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するためのテーブル(図11−12(B)参照)に基づいて決定する(ステップS28TM1100)。
(第1昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブル)
図11−12(B)に示すように、第1昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブルでは、表示結果指定コマンドによって指定された表示結果(大当り種別)に応じて、第1昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するための判定値が割り振られている。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、600%の割合で第1昇格演出を実行しないことに決定し、40%の割合で第1確変態様の第1昇格演出を実行することに決定する。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、600%の割合で第1昇格演出を実行しないことに決定し、40%の割合で第1特別態様の第1昇格演出を実行することに決定する。
ステップS28TM1100の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、第1昇格演出を実行することに決定しているか否かを判定する(ステップS28TM1110)。第1昇格演出を実行しないことに決定している場合には(ステップS28TM1110でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
第1昇格演出を実行することに決定している場合には(ステップS28TM1110でYES)、演出制御用CPU120は、第1昇格フラグをセットし(ステップS28TM1120)、そのまま処理を終了する。
第1昇格フラグがセットされている期間は、当該第1昇格フラグがセットされた変動表示に対応する大当り遊技(当該第1昇格フラグがセットされた変動表示の表示結果である「大当り図柄」の確定停止後の大当り遊技)が開始したとしても、後述するステップS28TM2010でYESと判定されることにより、当該大当り遊技に対応した第2昇格演出及び第3昇格演出は何れも実行されない。第1昇格フラグは、当該大当り遊技が終了したときにクリアされる。
変動開始時に判定された表示結果、即ち、表示結果指定コマンドにより指定される表示結果が「大当り」でない場合には(ステップS28TM1000でNO)、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態であるか否かを判定する(ステップS28TM1130)。遊技状態が高確/高ベース状態でない場合には(ステップS28TM1130でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
遊技状態が高確/高ベース状態である場合には(ステップS28TM1130でYES)、演出制御用CPU120は、当該変動表示が高確/高ベース状態に移行して1回目の変動表示であるか否かを判定する(ステップS28TM1140)。当該変動表示が高確/高ベース状態に移行して1回目の変動表示でない場合には(ステップS28TM1140でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
当該変動表示が高確/高ベース状態に移行して1回目の変動表示である場合には(ステップS28TM1140でYES)、演出制御用CPU120は、後述する第4昇格フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28TM1150)。第4昇格フラグがセットされていない場合には(ステップS28TM1150でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
第4昇格フラグがセットされている場合には(ステップS28TM1150でYES)、演出制御用CPU120は、第4昇格演出を実行することに決定する(ステップS28TM1160)。
第4昇格フラグがセットされている期間は、前述したステップS28TM1150でYESと判定されることにより、第4昇格演出が実行される。第4昇格フラグは、第4昇格演出の対象となった変動表示が終了したときにクリアされる。
本実施形態では、低確/高ベース状態(時短状態)であることを示唆する演出画像(背景画像、「チャンスタイム」の文字等)が一旦表示された後に、第4昇格演出が実行されることによって、現在制御されている遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることが示唆(報知)されている。従って、第4昇格演出を実行することに決定することは、演出パターンを第2パターンとすることに決定することにも相当する。
[大当り開始時時演出決定処理]
図11−13は、大当り開始時演出決定処理を示すフローチャートである。この大当り開始時演出決定処理は、演出制御用CPU120が、大当り開始指定コマンド(ファンファーレ指定コマンド)を受信したことに基づいて実行される処理である。なお、第2昇格演出の実行有無や、第2昇格演出の演出態様や、第3昇格演出の実行有無や、第3昇格演出の演出態様を決定するタイミングは、大当り開始指定コマンド(ファンファーレ指定コマンド)を受信したタイミングに限らず、大入賞口開放中表示指定コマンドを受信したタイミングであってもよい。
先ず、演出制御用CPU120は、突確フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28TM2000)。突確フラグがセットされている場合には(ステップS28TM2000でYES)、演出制御用CPU120は、ステップS28TM2050に処理を進める。
突確フラグがセットされていない場合には(ステップS28TM2000でNO)、演出制御用CPU120は、第1昇格フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28TM2010)。第1昇格フラグがセットされている場合には(ステップS28TM2010でYES)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
第1昇格フラグがセットされていない場合には(ステップS28TM2010でNO)、演出制御用CPU120は、特定フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28TM2020)。特定フラグがセットされていない場合には(ステップS28TM2020でNO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
特定フラグがセットされている場合には(ステップS28TM2020でYES)、演出制御用CPU120は、第2昇格演出の実行有無及び演出態様を、第2昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するためのテーブル(図11−14(A)参照)に基づいて決定する(ステップS28TM2030)。
(第2昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブル)
図11−14(A)に示すように、第2昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブルでは、表示結果指定コマンドによって指定された表示結果(大当り種別)に応じて、第2昇格演出の実行有無及び演出態様を決定するための判定値が割り振られている。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、45%の割合で第2昇格演出を実行しないことに決定し、55%の割合で第2確変態様の第2昇格演出を実行することに決定する。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、100%の割合で第2特別態様の第2昇格演出を実行することに決定する。
ステップS28TM2030の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、第2昇格演出を実行することに決定しているか否かを判定する(ステップS28TM2040)。第2昇格演出を実行することに決定している場合には(ステップS28TM2040でYES)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
図11−14(A)に示したように、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、100%の割合で第2昇格演出を実行することに決定しているので、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、(i)飾り図柄の停止図柄が特別奇数図柄の組合せになるか、(ii)第1昇格演出、または、(iii)第2昇格演出の何れかが実行されることによって高確率/高ベース状態(「10R確変大当り」)が報知される。
従って、大当り種別が「10R確変大当り」である場合には、(i)特定フラグがセットされていない場合(ステップS28TM2020でNO)、(ii)第1昇格フラグがセットされている場合(ステップS28TM2010でYES)、(iii)第2昇格演出を実行することに決定している場合(ステップS28TM2040でYES)、のいずれかとなるので、ステップS28TM2050以降の処理はスキップされ、高ベース演出モード選択期間に確変演出モード選択画像が表示されることになり、第3昇格演出は実行されず、第4昇格演出も実行されない。
第2昇格演出を実行しないことに決定している場合(ステップS28TM2040でNO)、又は、突確フラグがセットされている場合には(ステップS28TM2000でYES)、演出制御用CPU120は、高ベース演出モード選択期間に時短演出モード選択画像を表示することに決定し(ステップS28TM2050)、第3昇格演出の実行有無を、第3昇格演出の実行有無決定テーブル(図11−14(A)参照)に基づいて決定する(ステップS28TM2060)。
(第3昇格演出の実行有無決定テーブル)
図11−14(A)に示すように、第3昇格演出の実行有無決定テーブルでは、表示結果指定コマンドによって指定された表示結果(大当り種別)に応じて、第3昇格演出の実行有無を決定するための判定値が割り振られている。
演出制御用CPU120は、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、35%の割合で第3昇格演出を実行しないことに決定し、65%の割合で第3昇格演出を実行することに決定する。
ステップS28TM2060の処理を終了すると、演出制御用CPU120は、第3昇格演出を実行することに決定しているか否かを判定する(ステップS28TM2070)。第3昇格演出を実行することに決定している場合には(ステップS28TM2070でYES)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
第3昇格演出を実行しないことに決定している場合には(ステップS28TM2070でNO)、演出制御用CPU120は、第4昇格フラグをセットし(ステップS28TM2080)、そのまま処理を終了する。
本実施形態では、(A−1)特定フラグがセットされている場合(ステップS28TM2020でYES)、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」又は「10R確変大当り」のいずれかであるとともに、飾り図柄の停止表示時に当該大当り種別を報知していない場合、(A−2)第1昇格フラグがセットされていない場合(ステップS28TM2010でNO)、即ち、第1昇格演出が実行されていない場合、(A−3)第2昇格演出を実行しないことに決定している場合、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」であるとともに、第2昇格演出を実行しないことに決定している場合、(A−4)第3昇格演出を実行しないことに決定している場合、即ち、表示結果が「5R確変大当り」であるとともに、第3昇格演出を実行しないことに決定している場合、のうち(A−1)〜(A−4)の条件をすべて満たすか、又は、(B−4)表示結果が「突然確変大当り」であるとともに、第3昇格演出を実行しないことに決定している場合の条件を満たすときのみ、第4昇格フラグがセットされている。
従って、(A)大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、飾り図柄の停止表示時に当該大当り種別を報知しておらず、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出のいずれも実行されていないとき、(B)大当り種別が「突然確変大当り」である場合に、第3昇格演出が実行されていないとき、のいずれかの条件を満たした場合に第4昇格フラグがセットされる。
[図柄確定期間]
次に、本実施形態における図柄確定期間について説明する。ここでは、表示結果が「大当り」となる場合の図柄確定期間と、表示結果が「はずれ(時短無)」となる場合の図柄確定期間と、表示結果が「はずれ(時短付)」となる場合の図柄確定期間と、について説明する。本実施形態では、演出制御用CPU120が、表示制御実行データに基づいて飾り図柄の組合せを停止表示させて表示結果を示唆(報知)し、図柄確定指定コマンドを受信して所定期間に亘って飾り図柄の組合せを確定停止させる期間を図柄確定期間としている。
表示結果が「大当り」となる場合(大当り種別が「5R通常大当り」、「5R確変大当り」、「10R確変大当り」、又は「突然確変大当り」のいずれかとなる場合)には、0.5秒間の図柄確定期間にわたって飾り図柄の組合せが図柄表示エリア5L、5C、5Rに確定停止される。このとき、演出制御用CPU120は、特別図柄の可変表示の停止を特定可能であるとともに図柄確定期間が0.5秒であることを特定可能な演出制御コマンド(例えば、特別図柄確定A指定コマンド)を受信したことに基づいて、図柄確定期間を0.5秒間に設定する。
なお、表示結果が「大当り」となる場合の図柄確定期間を、大当り種別にかかわらず共通の0.5秒間としているが、このような形態に限らず、大当り種別に応じて図柄確定期間を異ならせてもよい。このとき、演出制御用CPU120は、大当り種別に応じて特別図柄の可変表示の停止を特定可能であるとともに図柄確定期間がX秒であることを特定可能な演出制御コマンド(特別図柄確定X指定コマンド)に基づいて、図柄確定期間を設定する。
表示結果が「はずれ(時短無)」となる場合には、0.5秒間の図柄確定期間にわたって飾り図柄の組合せが図柄表示エリア5L、5C、5Rに確定停止される。このとき、演出制御用CPU120は、特別図柄の可変表示の停止を特定可能であるとともに図柄確定期間が0.5秒であることを特定可能な演出制御コマンド(例えば、特別図柄確定A指定コマンド)を受信したことに基づいて、図柄確定期間を0.5秒間に設定する。
なお、本実施形態では、表示結果が「大当り」となる場合の図柄確定期間と、表示結果が「はずれ(時短無)」となる場合の図柄確定期間とが、共通の0.5秒であるので、表示結果が「大当り」または「はずれ(時短無)のいずれの場合でも、図柄確定期間が0.5秒であることを特定可能な演出制御コマンド(例えば、特別図柄確定A指定コマンド)を受信したことに基づいて、図柄確定期間を0.5秒間に設定する例を示したが、このような形態に限らず、図柄確定期間が共通の期間(例えば、0.5秒)であっても、表示結果に応じて異なる演出制御コマンドを受信したことに基づいて、図柄確定期間を設定するようにしてもよい。
表示結果が「はずれ(時短付)」となる場合には、20秒間の図柄確定期間にわたって飾り図柄の組合せが図柄表示エリア5L、5C、5Rに確定停止される。表示結果が「はずれ(時短付)」となる場合の図柄確定期間は、表示結果が「大当り」となる場合や表示結果が「はずれ(時短無)」となる場合よりも長い期間にわたって飾り図柄の組合せが図柄表示エリア5L、5C、5Rに確定停止される。このとき、演出制御用CPU120は、特別図柄の可変表示の停止を特定可能であるとともに図柄確定期間が20秒であることを特定可能な演出制御コマンド(例えば、特別図柄確定B指定コマンド)を受信したことに基づいて、図柄確定期間を20秒間に設定する。
[通常大当り経由の演出例]
次に、表示結果が「5R通常大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出を実行するときの演出例に関して、図11−15〜図11−17を用いて説明する。
図11−15は、表示結果が「5R通常大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出を実行するときの各演出の実行タイミングを示すタイムチャートであり、図11−16及び図11−17は、表示結果が「5R通常大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出を実行するときの演出画像の一例を示す説明図である。
本例では、変動開始時演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM1010で大当り変動における飾り図柄の停止図柄を偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)に決定し、ステップS28TM1040で大当り種別示唆演出を実行することに決定したものとする。
図11−16及び図11−17に示す例では、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されているときに、第1特別図柄の変動表示が実行されている。このときの第1特別図柄の変動表示は、表示結果が「5R通常大当り」となる大当り変動である。このとき、第1保留記憶数は0であるものとする。
先ず、図11−16(1)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける飾り図柄を停止表示させるべきタイミング(図11−15に示すT1のタイミング)において、バトル演出の味方キャラクタ28TM800A及び敵キャラクタ28TM800Bを表示させた状態で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させる。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
次いで、図11−16(2)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける大当り種別示唆演出を実行させるべきタイミング(図11−15に示すT2のタイミング)において、大当り種別示唆演出を実行し、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させた状態で、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させる。飾り図柄はヒビ画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、飾り図柄、ヒビ画像の順で表示されているように見える。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を継続している。
次いで、図11−16(3)に示すように、操作促進表示を表示させるべきタイミング(図11−15に示すT3のタイミング)において、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からは画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも手前に表示されているように見える。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。
第2操作促進表示28TM312は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、プッシュボタン31Bの形状を模した画像の上側には下向きの(プッシュボタン31Bの形状を模した画像の方向を指した)矢印の画像が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作を行うよう遊技者に促す態様となっている。
次いで、図11−16(4)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−15に示すT4のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して停止表示させ、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させた状態で、画像表示装置5の中央部に「通常大当り」の文字を表示させる。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。
次いで、図11−16(5)に示すように、演出制御用CPU120は、変動表示を終了させるべきタイミング(図11−15に示すT5のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を確定停止させるとともに、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1に、第1小図柄の組合せ(本例では、「222」)を確定停止させる。
次いで、図11−16(6)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技の開始を指定する大当り開始指定コマンド(ファンファーレ指定コマンド)を受信したことに基づいて(図11−15に示すT6のタイミングで)、画像表示装置5の画面中央部に大当り遊技が開始することを報知する「FEVER」の文字を表示させる。
次いで、図11−16(7)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技中の1ラウンド目の表示を指定する第1大入賞口開放中表示指定コマンドを受信したことに基づいて(図11−15に示すT7のタイミングで)、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)を表示し、画像表示装置5の画面右下領域に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがAモードであることに対応して、画像表示装置5の画面左下領域に、楽曲Aアイコン28TM150Aと、第1操作促進表示28TM311とを表示させるとともに、画像表示装置5の背景画像として、空と山とを含む晴れの風景をあらわした晴れ画像28TM470Aを表示させ、スピーカ8L、8Rから楽曲Aを再生出力させる。
次いで、図11−16(8)に示すように、演出制御用CPU120は、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて(図11−15に示すT8のタイミングで)、画像表示装置5の画面左下領域に表示されていた楽曲アイコンとしての楽曲Aアイコン28TM150Aを、楽曲Bアイコン28TM150Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面左下領域には、楽曲Bアイコン28TM150Bが表示されているので、演出モードとしてBモードが選択されていることになる。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがBモードであることに対応して、画像表示装置5の背景画像として、夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを再生出力させる。
次いで、図11−17(9)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技中の2ラウンド目の表示を指定する第2大入賞口開放中表示指定コマンドを受信したことに基づいて(図11−15に示すT9のタイミングで)、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「2ROUND」の文字)を表示させ、画像表示装置5の画面右下領域に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を表示させる。
このとき、演出制御用CPU120は、大当り遊技の1ラウンド目の終了時に選択されていた演出モードがBモードであったことに基づいて、大当り遊技の2ラウンド目の開始時に演出モードをBモードに決定しており、画像表示装置5の画面左下領域から第1操作促進表示28TM311を消去し、画像表示装置5の画面左下領域に楽曲Bアイコン28TM150Bを表示させ、画像表示装置5の背景画像として、夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを継続して表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを継続して再生出力させる。
次いで、図11−17(10)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技の終了を指定する大当り終了指定コマンド(エンディング指定コマンド)を受信したことに基づいて(図11−15に示すT10のタイミングで)、高ベース状態中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aは、画面中央領域に表示される「チャンスタイム」の文字が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(本例では、曇りモードアイコン28TM100A)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
次いで、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されると(図11−15に示すT11のタイミング)、演出制御用CPU120は、高ベース演出モード選択期間の終了時に演出モードとして曇りモードが選択されていたことに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲を含む曇りの風景をあらわした夕方曇り画像28TM400Aを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。時短残表示は、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回も変動表示が実行されていないことに対応して、「残り100回」と表示される。
次いで、図11−17(11)に示すように、新たな始動入賞が発生し、CPU103が第2特別図柄の変動表示を開始すると(図11−15に示すT12のタイミング)、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示を実行し、画像表示装置5の第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において、第2小図柄の変動表示を実行する。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲を含む曇りの風景をあらわした夕方曇り画像28TM400Aを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。本例における時短残表示は、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回目の変動表示が実行されたことに対応して、「残り99回」と表示されている。
[確変大当り経由の演出例]
次に、表示結果が「5R確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出、第2昇格演出を実行するときの演出例に関して、図11−18〜図11−20を用いて説明する。
図11−18は、表示結果が「5R確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出及び第2昇格演出を実行するときの各演出の実行タイミングを示すタイムチャートであり、図11−19及び図11−20は、表示結果が「5R確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、大当り種別示唆演出及び第2昇格演出を実行するときの演出画像の一例を示す説明図である。
本例では、変動開始時演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM1010で大当り変動における飾り図柄の停止図柄を偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)に決定し、ステップS28TM1040で大当り種別示唆演出を実行することに決定したものとする。
また、本例では、大当り開始演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM2030で第2確変態様の第2昇格演出を実行することに決定したものとする。
図11−19に示す例では、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されているときに、第1特別図柄の変動表示が実行されている。このときの第1特別図柄の変動表示は、表示結果が「5R確変大当り」となる大当り変動である。このとき、第1保留記憶数は0であるものとする。
先ず、図11−19(1)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける飾り図柄を停止表示させるべきタイミング(図11−18に示すT1のタイミング)において、バトル演出の味方キャラクタ28TM800A及び敵キャラクタ28TM800Bを表示させた状態で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させる。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
次いで、図11−19(2)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける大当り種別示唆演出を実行させるべきタイミング(図11−18に示すT2のタイミング)において、大当り種別示唆演出を実行し、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「大当り」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「222」)を停止表示させた状態で、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させる。飾り図柄はヒビ画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、飾り図柄、ヒビ画像の順で表示されているように見える。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を継続している。
次いで、図11−19(3)に示すように、操作促進表示を表示させるべきタイミング(図11−18に示すT3のタイミング)において、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からは画面ヒビ画像及び飾り図柄よりも手前に表示されているように見える。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。
第2操作促進表示28TM312は、プッシュボタン31Bの形状を模した画像であり、プッシュボタン31Bの形状を模した画像の上側には下向きの(プッシュボタン31Bの形状を模した画像の方向を指した)矢印の画像が表示されることにより、プッシュボタン31Bの操作を行うよう遊技者に促す態様となっている。
次いで、図11−19(4)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−18に示すT4のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を継続して停止表示させ、画像表示装置5の画面を構成する透明部材(ガラス板等)にヒビが入った態様のヒビ画像(画面ヒビ画像28TM500)を重畳表示させた状態で、画像表示装置5の中央部に「通常大当り」の文字を表示させる。このとき、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1では、第1小図柄の変動表示を実行している。
次いで、図11−19(5)に示すように、演出制御用CPU120は、変動表示を終了させるべきタイミング(図11−18に示すT5のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)を確定停止させるとともに、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1に、第1小図柄の組合せ(本例では、「222」)を確定停止させる。
次いで、図11−19(6)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技の開始を指定する大当り開始指定コマンド(ファンファーレ指定コマンド)を受信したことに基づいて(図11−18に示すT6のタイミングで)、画像表示装置5の画面中央部に大当り遊技が開始することを報知する「FEVER」の文字を表示させる。
次いで、図11−19(7)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技中の1ラウンド目の表示を指定する第1大入賞口開放中表示指定コマンドを受信したことに基づいて(図11−18に示すT7のタイミングで)、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)を表示させ、画像表示装置5の画面右下領域に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがAモードであることに対応して、画像表示装置5の画面左下領域に楽曲Aアイコン28TM150Aと、第1操作促進表示28TM311とを表示させるとともに、画像表示装置5の背景画像として空と山とを含む晴れの風景をあらわした晴れ画像28TM470Aを表示させ、スピーカ8L、8Rから楽曲Aを再生出力させる。
次いで、図11−19(8)に示すように、演出制御用CPU120は、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて(図11−18に示すT8のタイミングで)、画像表示装置5の画面左下領域に表示されていた楽曲アイコンとしての楽曲Aアイコン28TM150Aを、楽曲Bアイコン28TM150Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面左下領域には、楽曲Bアイコン28TM150Bが表示されているので、演出モードとしてBモードが選択されていることになる。
このとき、演出制御用CPU120は、現在選択中の演出モードがBモードであることに対応して、画像表示装置5の背景画像として、夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを再生出力させる。
次いで、図11−20(9)に示すように、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を実行するべきタイミング(図11−18に示すT9のタイミング)で、ホワイトアウト演出を実行し、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる。
ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲Bアイコン28TM150B、第1操作促進表示28TM311、背景画像としての火山画像28TM470B)よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。即ち、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像(楽曲Bアイコン28TM150B、第1操作促進表示28TM311、背景画像としての火山画像28TM470B)が突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。
但し、大当り中の演出画像のうち、ラウンド表示(「1ROUND」の文字)と大当り中図柄の組合せ(本例では、「222」)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)ラウンド表示、及び大当り中図柄の組合せ、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
次いで、図11−20(10)に示すように、演出制御用CPU120は、第2昇格演出を実行するべきタイミング(図11−18に示すT10のタイミング)で、第2昇格演出を実行し、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からはホワイトアウト画像28TM600よりも手前に表示されているように見える。
次いで、図11−20(11)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−18に示すT11のタイミング)で、画像表示装置5に第2確変画像28TM620Aを表示させる。第2確変画像28TM620Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変FEVER」の文字と、が含まれる。
次いで、演出制御用CPU120は、第2昇格演出を終了するべきタイミング(図11−18に示すT12のタイミング)で、画像表示装置5から第2確変画像28TM620Aを消去する。
次いで、図11−20(12)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技中の2ラウンド目の表示を指定する第2大入賞口開放中表示指定コマンドを受信したことに基づいて(図11−18に示すT13のタイミングで)、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「2ROUND」の文字)を表示させ、画像表示装置5の画面右下領域に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、大当り遊技の1ラウンド目の終了時に選択されていた演出モードがBモードであったことに基づいて、大当り遊技の2ラウンド目の開始時に演出モードをBモードに決定しており、画像表示装置5の画面左下領域から第1操作促進表示28TM311を消去し、画像表示装置5の画面左下領域に楽曲Bアイコン28TM150Bを表示させ、画像表示装置5の背景画像として、夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを継続して表示させるとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを継続して再生出力させる。
次いで、図11−20(13)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技の終了を指定する大当り終了指定コマンド(エンディング指定コマンド)を受信したことに基づいて(図11−18に示すT14のタイミングで)、高ベース状態中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、画像表示装置5に確変演出モード選択画像28TM200Bを表示させる。確変演出モード選択画像28TM200Bには、背景画像を覆う暗転画像と、画面中央領域に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(本例では、曇りモードアイコン28TM100A)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
次いで、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると(図11−18に示すT15のタイミング)、演出制御用CPU120は、高ベース演出モード選択期間の終了時に演出モードとして曇りモードが選択されていたことに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲を含む曇りの風景をあらわした夜曇り画像28TM450Aを表示させており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字を表示させる。
次いで、図11−20(14)に示すように、新たな始動入賞が発生し、CPU103が第2特別図柄の変動表示を開始すると(図11−18に示すT16のタイミング)、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示を実行し、画像表示装置5の第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において、第2小図柄の変動表示を実行する。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、演出モードが曇りモードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲を含む曇りの風景をあらわした夜曇り画像28TM450Aを表示させており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字を表示させる。
[はずれ(時短付)経由の演出例]
次に、表示結果が「はずれ(時短付)」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合の演出例に関して、図11−21及び図11−22を用いて説明する。
図11−21は、表示結果が「はずれ(時短付)」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合の各演出の実行タイミングを示すタイムチャートであり、図11−22は、表示結果が「はずれ(時短付)」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される場合の演出画像の一例を示す説明図である。
図11−22に示す例では、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されているときに、第1特別図柄の変動表示が実行されて表示結果が確定停止している。このときの第1特別図柄の変動表示は、表示結果が「はずれ(時短付)」となるはずれ変動である。このとき、第1保留記憶数は0であるものとする。
先ず、図11−22(1)に示すように、演出制御用CPU120は、変動表示を終了させるべきタイミング(図11−21に示すT1のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「はずれ(時短付)」となる特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させるとともに、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1に、特殊図柄を含む第1小図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させる。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
次いで、図11−22(2)に示すように、演出制御用CPU120は、図柄確定指定コマンドを受信したことに基づいて、図柄確定期間に移行し、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「はずれ(時短付)」となる特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた状態で、画像表示装置5の画面全体に時短移行画像28TM710を重畳表示させる(図11−21に示すT2のタイミング)。時短移行画像28TM710には、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆する「チャンスタイム接近中」の文字が表示されている。
時短移行画像28TM710は飾り図柄よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、確定停止している飾り図柄の組合せは視認困難状態となっている。このとき、小図柄表示エリア(第1小図柄表示エリア、第2小図柄表示エリア)では、小図柄(第1小図柄、第2小図柄)の組合せを消去(又は表示しているものの視認困難状態)しているが、小図柄を時短移行画像28TM710よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像としてもよい。このとき、遊技者からは、手前から奥に向けて、小図柄、時短移行画像28TM710の順で表示されているように見える。
次いで、図11−22(3)に示すように、演出制御用CPU120は、図柄確定期間における高ベース演出モード選択期間を開始するべき所定のタイミングで(図11−21に示すT3のタイミングで)、高ベース状態中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間を開始させ、画像表示装置5に、時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aには、画面中央領域に表示される「チャンスタイム」の文字が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(本例では、曇りモードアイコン28TM100A)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
次いで、図11−22(4)に示すように、演出制御用CPU120は、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて(図11−21に示すT4のタイミング)、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを、雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面右下領域には、雨モードアイコン28TM100Bが表示されているので、演出モードとして雨モードが選択されていることになる。
次いで、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されると、演出制御用CPU120は、高ベース演出モード選択期間の終了時に演出モードとして雨モードが選択されていたことに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。時短残表示は、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回も変動表示が実行されていないことに対応して、「残り100回」と表示される。
次いで、図11−22(5)に示すように、新たな始動入賞が発生し、CPU103が第2特別図柄の変動表示を開始すると(図11−21に示すT5のタイミング)、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示を実行し、画像表示装置5の第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において、第2小図柄の変動表示を実行する。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、演出モードが雨モードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。本例における時短残表示は、現在実行中の変動表示が、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回目の変動表示であることに対応して、「残り99回」と表示されている。
次いで、図11−22(6)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける飾り図柄を停止表示させるべきタイミング(図11−21に示すT6のタイミング)において、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「はずれ(時短無)」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「241」)を停止表示させる。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。
[突然確変大当り経由の演出例]
次に、表示結果が「突然確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、第4昇格演出を実行するときの演出例に関して、図11−23〜図11−25を用いて説明する。
図11−23は、表示結果が「突然確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、第4昇格演出を実行するときの各演出の実行タイミングを示すタイムチャートであり、図11−24及び図11−25は、表示結果が「突然確変大当り」となる変動表示が実行され、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から高確/高ベース状態(確変状態)に制御される場合に、第4昇格演出を実行するときの演出画像の一例を示す説明図である。
本例では、遊技状態が低確/低ベース状態(時短状態)に制御されているときの、表示結果が「突然確変大当り」となる変動表示に対応する変動開始時演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM1030で突確フラグをセットしたものとする。また、本例では、大当り開始演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM2080で第4昇格フラグをセットしたものとする。
また、本例では、当該大当り遊技の後に遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されているときの、表示結果が「はずれ(時短無)」となる1回目の変動表示に対応する変動開始時演出決定処理において、演出制御用CPU120が、ステップS28TM1160で第4昇格演出を実行することに決定したものとする。
図11−24及び図11−25に示す例では、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されているときに、第1特別図柄の変動表示が実行されて表示結果が確定停止している。このときの第1特別図柄の変動表示は、表示結果が「突然確変大当り」となる大当り変動である。このとき、第1保留記憶数は0であるものとする。
先ず、図11−24(1)に示すように、演出制御用CPU120は、変動表示を終了させるべきタイミング(図11−23に示すT1のタイミング)で、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「突然確変大当り」となる特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させるとともに、第1小図柄表示エリア5l1、5c1、5r1に、特殊図柄を含む第1小図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させる。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
次いで、図11−24(2)に示すように、演出制御用CPU120は、図柄確定期間を終了し、ファンファーレ期間を開始したタイミング(図11−23に示すT2のタイミング)で、画像表示装置5の画面全体に時短移行画像28TM710を表示させる。時短移行画像28TM710には、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆する「チャンスタイム接近中」の文字が表示されている。
次いで、図11−24(3)に示すように、演出制御用CPU120は、大当り遊技の終了を指定する大当り終了指定コマンド(エンディング指定コマンド)を受信したことに基づいて(図11−23に示すT3のタイミングで)、高ベース状態中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間が開始されると、画像表示装置5に時短演出モード選択画像28TM200Aを表示させる。時短演出モード選択画像28TM200Aには、画面中央領域に表示される「チャンスタイム」の文字が含まれる。
このとき、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の画面右下領域に、選択可能な各演出モードに対応したアイコン(本例では、曇りモードアイコン28TM100A)と、プッシュボタン31Bの操作により演出モードの選択が可能であることを報知するとともにプッシュボタン31Bの操作により演出モードを選択するよう遊技者に促す第1操作促進表示28TM311と、を表示させる。
次いで、図11−24(4)に示すように、演出制御用CPU120は、プッシュボタン31Bが操作されたことに応じて(図11−23に示すT4のタイミング)、画像表示装置5の画面右下領域に表示されていた演出モードアイコンとしての曇りモードアイコン28TM100Aを、雨モードアイコン28TM100Bに変化させる。このとき、画像表示装置5の画面右下領域には、雨モードアイコン28TM100Bが表示されているので、演出モードとして雨モードが選択されていることになる。
次いで、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、演出制御用CPU120は、演出パターンが第2パターンであり、高ベース演出モード選択期間の終了時に演出モードとして雨モードが選択されていたことに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。時短残表示は、高確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから1回も変動表示が実行されていないことに対応して、「残り100回」と表示される。
次いで、図11−24(5)に示すように、新たな始動入賞が発生し、CPU103が第2特別図柄の変動表示を開始すると(図11−23に示すT5のタイミング)、演出制御用CPU120は、画像表示装置5の図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示を実行し、画像表示装置5の第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2において、第2小図柄の変動表示を実行する。このとき、アクティブ表示領域28TM013には、現在実行中の変動表示に対応した通常態様のアクティブ表示28TM003を表示させている。
このとき、演出制御用CPU120は、演出モードが雨モードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bを表示させ、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字を表示させ、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示を表示させる。時短残表示は、現在実行中の変動表示が、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されてから1回目の変動表示であることに対応して、「残り99回」と表示されている。
次いで、図11−24(6)に示すように、演出制御用CPU120は、ホワイトアウト演出を実行するべきタイミング(図11−23に示すT6のタイミング)で、ホワイトアウト演出を実行し、表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる。
ホワイトアウト画像28TM600は、表示画面に表示されていた飾り図柄、及び背景画像としての夕方曇り画像28TM400Aよりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、ホワイトアウト画像28TM600は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた飾り図柄、及び背景画像としての夕方曇り画像28TM400Aが突如として消えたことを想起させる態様の被覆画像である。
但し、アクティブ表示28TM003、第2小図柄、及び、演出画像(「チャンスタイム」の文字、「残り99回」の文字)は、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、(1)アクティブ表示28TM003、第2小図柄、「チャンスタイム」の文字、及び「残り99回」の文字、(2)ホワイトアウト画像の順で表示されているように見える。
次いで、図11−24(7)に示すように、演出制御用CPU120は、第4昇格演出を実行するべきタイミング(図11−23に示すT7のタイミング)で、第4昇格演出を実行し、画像表示装置5の画面中央部に、プッシュボタン31Bを操作するよう遊技者に促すための第2操作促進表示28TM312、及び、プッシュボタン31Bの操作が有効となる残り期間を報知するためのタイムバー28TM312Tを表示させる。第2操作促進表示28TM312、及び、タイムバー28TM312Tは、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位である)画像であるため、遊技者からはホワイトアウト画像28TM600よりも手前に表示されているように見える。
次いで、図11−24(8)に示すように、演出制御用CPU120は、遊技者によってプッシュボタン31Bの操作が行われたタイミング(図11−23に示すT8のタイミング)で、画像表示装置5に第4確変画像28TM640Aを表示させる。第4確変画像28TM640Aには、夜の月と星とを含む夜空の風景をあらわした背景画像である夜空画像と、画面中央領域に表示される「確変モード」の文字と、が含まれる。
次いで、図11−25(9)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンにおける飾り図柄を停止表示させるべきタイミング(図11−23に示すT9のタイミング)において、第4昇格演出を終了し、画像表示装置5から第4確変画像28TM640Aを消去するとともに、図柄表示エリア5L、5C、5Rに、表示結果が「はずれ(時短無)」となる飾り図柄の組合せ(本例では、「241」)を停止表示させる。このとき、第2小図柄表示エリア5l2、5c2、5r2では、第2小図柄の変動表示を実行している。
このとき、演出制御用CPU120は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており、演出モードが雨モードであることに対応して、飾り図柄の背景画像として、夜の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夜雨画像28TM450Bを表示させており、画像表示装置5の画面左上部に「確変モード」の文字を表示させている。
(救済時短制御)
上記の実施形態では、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されているときに、表示結果が「大当り」又は「はずれ(時短付)」のいずれかとなる変動表示が実行された場合のみ、遊技状態が高ベース状態(低確/高ベース状態、高確/高ベース状態)に制御される例を示したが、このような形態に限られない。遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が規定回数(x回)連続して実行された場合に、遊技状態が高ベース状態に制御される構成を採用してもよい。このときの高ベース制御のことを救済時短制御と称するものとする。
具体的には、(i)RAM102に記憶されるフラグ、カウンタ、バッファをクリアするクリア処理を含み、クリア処理の実行により作業領域に初期値が設定される初期化処理が実行されて、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合、(ii)表示結果が「5R通常大当り」となる変動表示の後に、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されて、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が100回連続して実行され、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)から低確/低ベース状態(通常状態)に制御されて、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が800回連続して実行された場合のうちいずれかである場合に救済時短制御を実行する。
即ち、遊技状態が非確変状態(低確状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合に、救済時短制御が実行される。
本実施形態では、(i)〜(ii)のいずれかの場合に、救済時短制御が実行され、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」のいずれかとなる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合に、一旦は、救済時短制御を終了し、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)から低確/低ベース状態(通常状態)に制御される。このように、救済時短制御が終了するのは、遊技状態が非確変状態(低確状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合であるが、この場合には、再び救済時短制御が実行されることになり、遊技状態が低確/低ベース状態(通常状態)から低確/高ベース状態(時短状態)に制御される。
即ち、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合に、一旦は、救済時短制御を終了するものの、再度、救済時短制御が実行されて、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることになる。従って、一旦、救済時短制御が実行されて低確/高ベース状態(時短状態)に制御されると、次に大当りが発生するまで高ベース状態が継続することになる。
この救済時短制御が実行可能な遊技機において、本特徴部28TMに記載の構成を適用してもよい。例えば、遊技状態が非確変状態(低確状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が899回連続して実行され、次の900回目の変動表示において表示結果が「突然確変大当り」であった場合に、画像表示装置5に、救済時短制御に対応した演出画像を一旦画像表示装置5に表示させた後に、第3昇格演出や第4昇格演出を実行することによって、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることを示唆(報知)してもよい。
本実施形態では、表示結果が「5R通常大当り」となる変動表示が実行された場合に、100回の時短制御を実行可能であり、表示結果が「はずれ(時短付)」となる変動表示が実行された場合に、m回(例えば、m=30、50、100、200)の時短制御を実行可能である。一方で、遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されてから、表示結果が「大当り」となる変動表示が1回も実行されることなく、表示結果が「はずれ」(「はずれ(時短無)」又は「はずれ(時短付)」のいずれか)となる変動表示が900回連続して実行された場合に、900回の救済時短制御が実行可能である。
従って、救済時短制御による時短回数は、表示結果が「大当り」となった後の時短回数よりも多く、遊技者にとって有利度が高くなっている(900回>100回)。また、救済時短制御による時短回数は、表示結果が「はずれ(時短付)」となった後の時短回数よりも多く、遊技者にとって有利度が高くなっている(900回>m回、m=30、50、100、200)。
図11−19に示したように、(A)大当り種別が「5R通常大当り」であることを示唆した状態((A−1)当該変動表示において飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ(本例では、「222」)であり、(A−2)大当り種別示唆演出において第1昇格演出が実行されていない状態)で、大当り遊技の1ラウンド目において、画像表示装置5の画面左上領域に実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)と、画像表示装置5の画面右下領域に大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)とを表示させている。このとき、遊技者によってプッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、演出モードとしてBモードが選択され、楽曲アイコンとして楽曲Bアイコン28TM150Bを表示させ、画像表示装置5の背景画像として夜空と山と噴煙とを含む火山の風景をあらわした火山画像28TM470Bを表示させているとともに、スピーカ8L、8Rから楽曲Bを再生出力させている。
図11−20に示したように、大当り遊技の1ラウンド目において、上述した(A)大当り種別が「5R通常大当り」であることを示唆した状態に対応した演出画像(ラウンド表示としての「1ROUND」の文字、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)、Bモードに対応した背景画像としての火山画像28TM470B)が表示された後に、ホワイトアウト演出が実行され、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示されるとともに、第2昇格演出が実行される。
図11−13の大当り開始時演出決定処理に示したように、第1昇格フラグがセットされていない場合、即ち、第1昇格演出が実行されていない場合(ステップS28TM2010でNO)、且つ、特定フラグがセットされている、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」又は「10R確変大当り」のいずれかであり、飾り図柄の停止図柄によって当該大当り種別を報知する演出を実行していない場合(停止時報知演出が実行されていない場合)(ステップS28TM2020でYES)に、第2昇格演出を実行することに決定可能である(ステップS28TM2030)。従って、第1昇格演出が実行されている場合(ステップS28TM2010でYES)、又は、停止時報知演出が実行されている場合(ステップS28TM2020でNO)に、第2昇格演出の実行有無を決定するステップS28TM2030の処理をスキップしている。
そして、図11−12(A)に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、40%の割合で所定報知演出として停止時報知演出が実行され、図11−12(B)に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、40%の割合で所定報知演出として第1昇格演出が実行されている。一方で、図11−14(A)に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、特別報知演出として55%の割合で第2昇格演出が実行されている。従って、「5R通常大当り」よりも有利度の高い大当り種別である「5R確変大当り」に制御されるときに、所定報知演出(停止時報知演出、第1昇格演出)の実行割合と、特別報知演出(第2昇格演出)の実行割合と、が異なっている。
このような構成によれば、遊技者によってプッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、選択された演出モードに対応した背景画像としての火山画像28TM470Bを表示した後に、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を重畳表示して当該演出モードに対応した背景画像としての火山画像28TM470Bの視認性を低下させるとともに、第2昇格演出を実行することによって、現在実行中の大当り遊技が、有利度の高い種類の大当り種別の大当り遊技であることを報知するので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
図11−11及び図11−12に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」であり、第1昇格演出の実行有無を決定する場合に、第1昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブルに基づいて、40%の割合で第1昇格演出を実行することに決定されている。従って、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、[停止時報知演出を実行しない60%の割合のうち40%]の割合で第1昇格演出が実行される、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、[0.6×0.4×100=約25%]の割合で第1昇格演出が実行される。
図11−11〜図11−14に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」であり、第2昇格演出の実行有無を決定する場合に、第2昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブルに基づいて、55%の割合で第2昇格演出を実行することに決定されている。従って、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、[停止時報知演出を実行しない60%のうち、第1昇格演出を実行しない60%であり、そのうちの55%]の割合で第2昇格演出が実行される、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、[0.6×0.6×0.55×100=約20%]の割合で第2昇格演出が実行される。
図11−11〜図11−14に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」であり、第3昇格演出の実行有無を決定する場合に、第3昇格演出の実行有無及び演出態様決定テーブルに基づいて、65%の割合で第3昇格演出を実行することに決定されている。従って、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、停止時報知演出を実行せず(60%)、第1昇格演出を実行せず(60%)、且つ、第2昇格演出を実行しない割合(45%)うちの、65%の割合で、第3昇格演出が実行される。即ち、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、[0.6×0.6×0.45×0.65×100=約10%]の割合で第3昇格演出が実行される。
図11−11〜図11−14に示したように、大当り種別が「5R確変大当り」であり、第4昇格演出の実行有無を決定する場合に、100%の割合で第4昇格演出を実行することに決定されている。従って、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、停止時報知演出を実行せず(60%)、第1昇格演出を実行せず(60%)、第2昇格演出を実行せず(45%)、且つ、第3昇格演出を実行しない割合(35%)のうちの100%の割合で、第4昇格演出が実行される、即ち、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、[0.6×0.6×0.45×0.35×1×100=約5%]の割合で第4昇格演出が実行される。
このように、第1昇格演出と、第3昇格演出と、第4昇格演出との実行割合がそれぞれ異なることによって、大当り遊技と大当り遊技以外の様々なタイミングで、有利度の高い種類の大当り種別の大当り遊技であることを報知することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
図11−19及び図11−20に示したように、大当り遊技の1ラウンド目を開始すると、画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)が表示され、当該大当り遊技の1ラウンド目の所定のタイミングで、ホワイトアウト演出が実行され、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示される。このとき、ラウンド表示(「1ROUND」の文字)は、ホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、ラウンド表示、ホワイトアウト画像28TM600の順で表示されているように見える。従って、ホワイトアウト画像28TM600の表示後も、ラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)は継続して視認可能に表示されている。このような構成によれば、第2昇格演出に伴うホワイトアウト演出が実行されるときも、大当り遊技のラウンド数に関する情報を把握することができる。
なお、上記の実施形態では、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後も、ラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)が継続して表示される例を示したが、このときにラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)の態様を変化させてもよい。例えば、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後に、ラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)を虹色に変化させたり、ラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)の近傍に「確変」の文字を表示させたりしてもよい。このような構成によれば、大当り遊技のラウンド数に関する情報を把握することができるとともに、第2昇格演出に伴うホワイトアウト演出において、より一層、興趣を向上できる。
なお、上記の実施形態では、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後も、画像表示装置5の画面右下領域に大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)が継続して表示される例を示したが、このときに画像表示装置5の画面右下領域の大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)の態様を変化させてもよい。例えば、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を金色に変化させたり、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)の近傍に「V獲得!!」の文字を表示させたりしてもよい。このような構成によれば、大当り遊技に対応する大当り種別に関する情報(確変大当りであるか否か)を把握することができるとともに、第2昇格演出に伴うホワイトアウト演出において、より一層、興趣を向上できる。
図11−2に示したように、本実施形態では、大当り種別が「5R通常大当り」、「5R確変大当り」、「10R確変大当り」、及び「突然確変大当り」の4種類の大当り種別があり、「5R通常大当り」、「突然確変大当り」、「5R確変大当り」、「10R確変大当り」の順で有利度(大当り遊技のラウンド数、大当り遊技の終了後に制御される高確制御の有無、時短制御の有無)が高くなっている。
図11−8に示したように、第2昇格演出は、(i)大当り種別が確変大当りであることと、(ii)遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される演出であるため、本実施形態における大当り種別のうち最低の有利度の「5R通常大当り」であることを否定する演出となっている。このような構成によれば、第2昇格演出が実行されることによって、大当り遊技が終了した後の遊技に対しても期待感を持たせ、興趣を向上できる。
図11−7に示したように、大当りが発生することを報知した後に、発生する大当りの種別を示唆する大当り種別示唆演出の実行期間において、第1昇格演出を実行可能である。大当り種別示唆演出では、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)を奇数図柄の組合せ(例えば「555」、「777」等)に変化させるための一連の演出が実行される。偶数図柄の組合せが奇数図柄の組合せに変化する場合には、第1昇格演出が実行され、大当り種別が確変大当りであることが示唆(報知)される。このとき、大当り種別が確変大当りであることが示唆(報知)されることによって、当該大当り遊技の終了後に遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。従って、第1昇格演出では、(i)大当り種別が確変大当りであることと、(ii)遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される。このような構成によれば、飾り図柄が停止表示してから大当り遊技が開始するまでの期間において、有利度の高い種類の大当り種別の大当り遊技であることを報知可能であるので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
図11−13に示したように、大当り開始時演出決定処理において、第2昇格演出の実行有無を決定可能である(ステップS28TM2030)。即ち、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、大当り開始時演出決定処理を行わないので、第2昇格演出の実行有無を決定する処理は行われない。従って、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、第2昇格演出は実行されない。このような構成によれば、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合に、有利度の高い種類の大当り種別の大当り遊技であることを報知可能である第2昇格演出の実行が制限されることにより、適切な演出制御を行うことができる。
図11−22に示したように、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄(本例では、星形図柄28TM700)を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に、時短移行画像28TM710を表示させる演出が実行されている。
また、図11−24に示したように、表示結果が「突然確変大当り」である場合にも、図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄(本例では、星形図柄28TM700)を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に、時短移行画像28TM710を表示させる演出が実行されている。次いで、高確/高ベース状態(確変状態)に制御された後に、第4昇格演出が実行されている。
このような構成によれば、表示結果が「はずれ(時短付)」又は「突然確変大当り」のいずれの場合であっても、図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄(本例では、星形図柄28TM700)を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)が確定停止し、時短移行画像28TM710が表示される共通の演出が実行されることによって、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることが示唆(報知)される。その後に、第4昇格演出が実行されることによって、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)されるので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
図11−5に示したように、大当り演出モード選択期間は、実質的な大入賞口への入賞が期待できる「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別について、大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間である。従って、大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間に、大当り中の演出モードを選択可能であり、大当り遊技の所定のラウンドの次のラウンド(本例では、2ラウンド目)が開始されると、大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)の終了時に決定された大当り中の演出モードに対応した演出画像(楽曲アイコン(楽曲Aアイコン28TM150A、楽曲Bアイコン28TM150B)背景画像(晴れ画像28TM470A、火山画像28TM470B))が表示されている。なお、大当り演出モード選択期間が終了し、大当り遊技の所定のラウンドの次のラウンド(本例では、2ラウンド目)が開始された後のいずれかのタイミングで(例えば、3ラウンド目が開始されたタイミング、または、最終ラウンドが開始されたタイミングで)、第2昇格演出が実行されてもよい。このような構成によれば、大当り演出モード選択期間に選択及び決定された演出モードに対応した演出画像が表示された後、所定期間が経過した後に第2昇格演出が実行されることになる。その結果、大当り演出モード選択期間が終了して遊技者が大当り遊技に集中している期間に、有利度の高い種類の大当り種別であることが報知されるので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
上記の実施形態では、図11−5に示したように、大当り演出モード選択期間は、実質的な大入賞口への入賞が期待できる「5R大当り」又は「10R大当り」のいずれかの大当り種別の大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間であるが、このような形態に限らず、他の期間を大当り演出モード選択期間としてもよい。例えば、大当り遊技の1ラウンド目が開始する前のファンファーレ期間を大当り演出モード選択期間としてもよい。このような構成によれば、遊技者は、比較的時間に余裕のある大当り遊技のラウンド開始前のファンファーレ期間に大当り中の演出モードを選択することができるので、大当り遊技のラウンド演出に集中することができ、興趣を向上できる。
図11−23に示したように、(B)遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆した状態((B−1)直前の変動表示において、変動表示結果が「はずれ(時短付)」又は「突然確変大当り」のいずれかとなることを示す特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(本例では、「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に、時短移行画像28TM710を表示させてあり、(B−2)第3昇格演出が実行されていない状態)で、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、高ベース演出モード選択期間に遊技者によってプッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、演出モードとして雨モードが選択されたことに基づいて、飾り図柄の背景画像として、夕方の雲と雨とを含む雨の風景をあらわした夕方雨画像28TM400Bを表示させており、画像表示装置5の画面左上部に「チャンスタイム」の文字と、画像表示装置5の画面中央上部に時短残表示(本例では、「残りn回」の文字)を表示させている。
そして、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されて1回目の変動表示において、上述した(B)遊技状態が低確/高ベース状態(時短状態)に制御されることを示唆した状態に対応した演出画像(背景画像としての夕方雨画像28TM400B、「チャンスタイム」の文字、時短残表示)が表示された後に、ホワイトアウト演出が実行され、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示されるとともに、第4昇格演出が実行される。
このような構成によれば、遊技者によってプッシュボタン31Bが操作されたことに応じて、選択された演出モードに対応した背景画像としての夕方雨画像28TM400Bを表示した後に、表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を重畳表示することになる。即ち、演出モードが選択された後に、当該選択された演出モードに対応した背景画像としての夕方雨画像28TM400Bの視認性を低下させるとともに、第4昇格演出を実行することによって、現在実行中の大当り遊技が、有利度の高い種類の遊技状態(高ベース状態)であることを報知するので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
上記の実施形態では、大当り種別が「突然確変大当り」である場合には、大当り遊技のエンディング期間における第3昇格演出、又は、高確/高ベース状態(確変状態)に制御された後における第4昇格演出のいずれかが実行される例を示したが、このような形態に限らず、大当り種別が「突然確変大当り」である場合に、大当り遊技の開始前における第1昇格演出や、大当り遊技中おける第2昇格演出が実行されてもよい。
例えば、大当り種別が「突然確変大当り」である場合の第1昇格演出では、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(星形図柄28TM700)2」)を、第2特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(「確変」の文字が示された星形図柄)2」等)に変化させる演出であってもよい。また、大当り種別が「突然確変大当り」である場合の第2昇格演出は、大当り遊技中の複数ラウンド(例えば、第1ラウンドと第2ラウンド)にわたって実行される演出であって、「突確」という文字が画面中央に表示される演出であってもよい。
この場合に、第1昇格演出と、第2昇格演出と、第3昇格演出との実行割合がそれぞれ異なってもよい。このような構成によれば、大当り遊技と大当り遊技以外の様々なタイミングで、有利度の高い種類の遊技状態(高ベース状態)であることを報知することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
図11−24に示したように、高確/高ベース状態(確変状態)に制御されると、画像表示装置5の画面中央上領域に時短残表示(本例では、「残り99回」の文字等)が表示されており、ホワイトアウト演出の実行により、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示される。このとき、時短残表示(「残り99回」の文字)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。そのため、遊技者からは、手前から奥に向けて、時短残表示、ホワイトアウト画像28TM600の順で表示されているように見える。従って、ホワイトアウト画像28TM600の表示後も時短残表示(「残り99回」の文字)は継続して表示されている(継続して視認可能である)。このような構成によれば、第4昇格演出に伴うホワイトアウト演出が実行されるときも、遊技者は、高確/高ベース状態(確変状態)での実行可能な変動表示数に関する情報を把握することができる。
なお、上記の実施形態では、ホワイトアウト演出が実行されて、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後も、時短残表示(本例では、「残りn回」の文字、n=0〜100)が継続して表示される例を示したが、このときに時短残表示の態様を変化させてもよい。例えば、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後に、時短残表示(本例では、「残りn回」の文字、n=0〜100)を虹色に変化させてもよく、時短残表示(本例では、「残りn回」の文字、n=0〜100)を特別時短残表示(例えば、「残り∞回」の文字)に変化させてもよい。このような構成によれば、高確/高ベース状態(確変状態)での実行可能な変動表示数に関する情報を把握することができるとともに、第4昇格演出に伴うホワイトアウト演出において、より一層、興趣を向上できる。
なお、上記の実施形態では、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後も、画像表示装置5の画面左上領域に「チャンスタイム」の文字が継続して表示される例を示したが、このときに画像表示装置5の画面左上領域の「チャンスタイム」の文字の態様を変化させてもよい。例えば、ホワイトアウト演出が実行され、ホワイトアウト画像28TM600が表示された後に、「チャンスタイム」の文字が表示されている領域に「確変モード」の文字が示されたテロップを重畳表示させたり、「チャンスタイム」の文字の近傍に「確変GET!!」の文字を表示させたりしてもよい。このような構成によれば、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)であることを把握できるとともに、第4昇格演出に伴うホワイトアウト演出において、より一層、興趣を向上できる。
本実施形態では、高ベース状態の遊技状態として、低確/高ベース状態(時短状態)、及び高確/高ベース状態(確変状態)の2種類の遊技状態があり、低確/高ベース状態(時短状態)、高確/高ベース状態(確変状態)の順で有利度(高確制御の有無)が高くなっている。第4昇格演出は、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されることが示唆(報知)される演出であり、本実施形態における高ベース状態の遊技状態のうち最低の有利度の低確/高ベース状態(時短状態)であることを否定する演出となっている。このような構成によれば、第4昇格演出が実行されることによって、高ベース状態に制御された後の遊技に対しても期待感を持たせ、興趣を向上できる。
図11−11に示したように、変動開始時演出決定処理において、遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されており(ステップS28TM1130でYES)、当該変動表示が高確/高ベース状態(確変状態)に制御されて1回目の変動表示であり(ステップS28TM1140でYES)、第4昇格フラグがセットされている場合に(ステップS28TM1150でYES)、第4昇格演出を実行することに決定している(ステップS28TM1160)。
表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、低確/高ベース状態(時短状態)に制御されるとともに、大当り開始時演出決定処理も行わないので、第4昇格フラグをセットする処理は行われない。従って、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、第4昇格演出は実行されない。このような構成によれば、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合に、有利度の高い種類の遊技状態(高ベース状態)であることを報知可能である第4昇格演出の実行が制限されることにより、制御される遊技状態に対応した適切な演出制御を行うことができる。
図11−23に示したように、大当り遊技のエンディング期間は、高ベース中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間に相当し、大当り遊技状態が終了すると、高確/高ベース状態(確変状態)に制御される。このような構成によれば、比較的時間に余裕のある大当り遊技のラウンド終了後のエンディング期間において、高ベース中の演出モードを選択させることができるので、遊技者は、大当り遊技に集中することができ、また、高ベース状態に制御された後の遊技に集中することができる。
上記の実施形態では、高ベース中の演出モードを選択可能な高ベース演出モード選択期間を、大当り遊技のエンディング期間としているが、このような形態に限らず、高ベース演出モード選択期間を、大当り遊技のエンディング期間とは異なる期間としてもよい。例えば、高ベース状態に制御されてから1回目の変動表示が行われている期間を高ベース演出モード選択期間としてもよい。そして、2回目の変動表示が開始されると、高ベース演出モード選択期間の終了時に選択されていた演出モードに対応した演出画像(飾り図柄の背景画像等)を表示させてもよい。このとき、2回目の変動表示において、1回目の変動表示で決定された演出モードに対応した演出画像(飾り図柄の背景画像等)が表示された後で、第4昇格演出が実行されてもよい。このような構成によれば、高ベース演出モード選択期間に選択及び決定された演出モードに対応した演出画像が表示された後に、第4昇格演出が実行される。すなわち、高ベース演出モード選択期間が終了して、遊技者が高ベース状態中の遊技に集中している期間に、有利度の高い種類の遊技状態であることが報知されることになるため、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
(その他の変形例)
(1)上記の実施形態では、第2昇格演出が、大当り遊技の第1ラウンドにおいて実行される例を示したが、このような形態に限らず、第2昇格演出が、大当り遊技の第2ラウンド以降の所定ラウンド(例えば、最終ラウンド)において実行されるようにしてもよい。また、上記の実施形態では、第2昇格演出が、大当り遊技の所定ラウンド(例えば、第1ラウンド)において開始されて当該所定ラウンド中に終了する例を示したが、このような形態に限らず、複数ラウンドにわたって第2昇格演出が実行されてもよい。例えば、大当り遊技の3ラウンド目の所定のタイミングで第2昇格演出が開始されて、大当り遊技の5ラウンド目の所定のタイミングで第2昇格演出が終了してもよい。
(2)上記の実施形態では、第4昇格演出が、大当り遊技状態終了後に高ベース状態に制御されて1回目の変動表示において実行される例を示したが、このような形態に限らず、第4昇格演出が、大当り遊技状態終了後に高ベース状態に制御されて2回目以降の変動表示(例えば、5R通常大当りにおける時短回数[100回]に対応した100回目の変動表示)において実行されるようにしてもよい。また、上記の実施形態では、第4昇格演出が、高ベース状態に制御されて所定回目(例えば、1回目)の変動表示において開始され、当該所定回数目の変動表示中に終了する例を示したが、このような形態に限らず、複数変動表示にわたって第4昇格演出が実行されてもよい。例えば、高ベース状態に制御されて3回目の変動表示の所定のタイミングで第4昇格演出が開始され、高ベース状態に制御されて5回目の変動表示の所定のタイミングで第4昇格演出が終了してもよい。
(3)上記の実施形態では、特別報知演出、特定報知演出、及び所定報知演出では、(i)大当り種別が確変大当りであることや、(ii)遊技状態が高確/高ベース状態(確変状態)に制御される(されている)ことが示唆(報知)される演出である例を示したが、このような形態に限らず、特別報知演出、特定報知演出、及び所定報知演出が、実行が保留されている可変表示の表示結果が「確変大当り」となることが示唆(報知)される保留連演出として実行されてもよい。すなわち、特別報知演出、特定報知演出、及び所定報知演出は、実行されていない変動表示を対象とした演出であって、当該変動表示の表示結果(大当り種別)を示唆(報知)する演出であってもよく、当該変動表示の表示結果に基づいて制御される遊技状態(低確/高ベース、高確/高ベース)を示唆(報知)する演出であってもよい。
(4)上記の実施形態では、第2昇格演出の実行に伴ってホワイトアウト演出を実行し、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる例を示したが、このような形態に限らず、第2昇格演出を実行する際に、画像表示装置5に他の画像を表示させる演出を実行してもよい。例えば、第2昇格演出を実行する際に、画像表示装置5の表示画面の少なくとも一部の領域を覆う被覆画像としてエフェクト画像を表示させるエフェクト演出を実行してもよい。この場合のエフェクト画像は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。即ち、エフェクト画像は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた大当り中の演出画像の少なくとも一部が視認困難となる態様の被覆画像である。例えば、エフェクト画像は、大当り中の演出画像の全体(または一部)を覆う画像であって、昇格期待度(確変期待度)に応じた発光色(例えば、青色、赤色、金色等)で発光することにより他の画像(背景画像を含む大当り中の演出画像)の視認性を低下させる画像であってもよい。
(5)上記の実施形態では、第4昇格演出の実行に伴ってホワイトアウト演出を実行し、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600を表示させる例を示したが、このような形態に限らず、第4昇格演出を実行する際に、画像表示装置5に他の画像を表示させる演出を実行してもよい。例えば、第4昇格演出を実行する際に、画像表示装置5の表示画面の少なくとも一部の領域を覆う被覆画像としてエフェクト画像を表示させるエフェクト演出を実行してもよい。この場合のエフェクト画像は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた高ベース中(チャンスタイム中)の演出画像よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像である。即ち、エフェクト画像は、画像表示装置5の表示画面に表示されていた高ベース中(チャンスタイム中)の演出画像の少なくとも一部が視認困難となる態様の被覆画像である。例えば、エフェクト画像は、高ベース中(チャンスタイム中)の演出画像の全体(または一部)を覆う画像であって、昇格期待度(確変期待度)に応じた発光色(例えば、青色、赤色、金色等)で発光することにより他の画像(背景画像を含む高ベース中(チャンスタイム中)の演出画像)の視認性を低下させる画像であってもよい。
(6)上記の実施形態では、大当り遊技中に払い出された賞球数の累計数が所定数に達したことを報知する賞球数表示演出を実行していないが、このような形態に限らず、賞球数表示演出を実行してもよい。例えば、賞球数表示演出は、大当り遊技中に大入賞口に入賞したことにもとづいて払い出された賞球数の累積数が所定数(例えば、1000個、2000個、3000個等)に達したタイミングで実行され、画像表示装置5の所定領域に大当り遊技中に大入賞口に入賞したことにもとづいて払い出された賞球数の累積数である賞球数表示(例えば、「1000ptOVER!!」の文字、「2000ptOVER!!」の文字、「3000ptOVER!!」の文字等)が表示される。
なお、大当り遊技中に第2昇格演出と、第2昇格演出に伴うホワイトアウト演出とが実行されるときには、賞球数表示演出の実行を制限してもよい。第2昇格演出の実行に伴ってホワイトアウト演出を実行し、賞球数表示演出の実行を制限する(例えば、賞球数表示を非表示とする、又は、賞球数表示を視認可能ではあるものの賞球数表示の視認性を低下させる)。これによって、画像表示装置5の表示画面の全域を覆う被覆画像としてホワイトアウト画像28TM600が表示されたときに、画像表示装置5の所定領域に賞球数表示(例えば、「1000ptOVER!!」の文字等)が表示されず(または賞球数表示の視認性が低下して)、遊技者を第2昇格演出に注目させることができる。
(7)上記の実施形態では、大当り遊技中に画像表示装置5の画面左上領域に、実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では「1ROUND」の文字)を表示する例を示したが、このような形態に限らず、大当り遊技が開始する前に示唆(報知)された当該大当りのラウンド数に対応した数のラウンドオブジェクト(例えば、黄色丸形表示)を大当り遊技中に表示してもよい。
例えば、図柄表示エリア5L、5C、5Rに飾り図柄の組合せ(例えば、「222」)が確定停止し、第1昇格演出が実行されていない場合、この変動表示に対応する大当りラウンド数は5ラウンドであることが示唆(報知)された状態である。次いで、大当り遊技が開始されると、画像表示装置5の画面右領域に当該大当りのラウンド数(5)に対応した5個のラウンドオブジェクト(例えば、黄色丸形表示)が表示される。このラウンドオブジェクトは、ラウンドが消化される毎に態様を変化させてもよく、ラウンドオブジェクト自体を消去してもよい。例えば、1ラウンドが消化されると、1個のラウンドオブジェクトを黄色丸形表示から灰色丸形表示に変化させてもよく、1個のラウンドオブジェクトを消去してもよい。このとき、ホワイトアウト演出及び第2昇格演出が実行されて、大当り種別が「10R大当り」であることが示唆(報知)された場合には、さらに5個のラウンドオブジェクト(例えば、黄色丸形表示)を追加して表示するものとする。
(8)上記の実施形態では、大当り遊技状態において、背景画像の視認性を低下させるホワイトアウト演出の実行後に、必ず第2昇格演出が実行される例を示したが、このような形態に限らず、ホワイトアウト演出の実行後に、第2昇格演出が実行されない場合があってもよい。例えば、第2昇格演出を実行しないことに決定した場合において、50%の割合でホワイトアウト演出を実行せず(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させず)、第2昇格演出も実行しないパターンに決定し、50%の割合でホワイトアウト演出は実行するものの(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させるものの)、第2昇格演出を実行しないパターンに決定してもよい。
例えば、後者のパターンでは、ホワイトアウト画像28TM600が表示されるとともに、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312Tが表示されるが、遊技者が、これらの表示に応じてプッシュボタン31Bを操作したとしても、第2確変画像28TM620A及び第2特別画像28TM620Bの何れも表示されることなく、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312T、並びに、ホワイトアウト画像28TM600が全て消去されて、元の背景画像(ホワイトアウト画像28TM600が画面を覆う前の背景画像)が表示されるようにしてもよい。
(9)上記の実施形態では、大当り遊技状態終了後のチャンスタイムにおいて、背景画像の視認性を低下させるホワイトアウト演出の実行後に、必ず第4昇格演出が実行される例を示したが、このような形態に限らず、ホワイトアウト演出の実行後に、第4昇格演出が実行されない場合があってもよい。例えば、第4昇格演出を実行しないことに決定した場合において、50%の割合でホワイトアウト演出を実行せず(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させず)、第4昇格演出も実行しないパターンに決定し、50%の割合でホワイトアウト演出は実行するものの(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させるものの)、第4昇格演出を実行しないパターンに決定してもよい。
例えば、後者のパターンでは、ホワイトアウト画像28TM600が表示されるとともに、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312Tが表示されるが、遊技者が、これらの表示に応じてプッシュボタン31Bを操作したとしても、第4確変画像28TM640Aが表示されることなく(チャンスタイムから確変モードに移行することなく)、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312T、並びに、ホワイトアウト画像28TM600が全て消去されて、元の背景画像(ホワイトアウト画像28TM600が画面を覆う前の背景画像)が表示されるようにしてもよい。
(10)上記の実施形態では、大当り遊技状態におけるエンディング期間に実行される第3昇格演出が実行される際に、背景画像(例えば、「チャンスタイム」の文字)の視認性を低下させる被覆画像(例えばホワイトアウト画像28TM600)が表示されることなく、第3表示領域28TM210E(本例では、画面全体のうち画面左上部及び画面右下部を除く領域)に第3昇格画像28TM210Bが重畳表示される例を示したが、このような形態に限らず、第2昇格演出や第4昇格演出と同様に、第3昇格演出が実行される際に、背景画像(例えば、「チャンスタイム」の文字)の視認性を低下させる被覆画像(例えば、ホワイトアウト画像28TM600)が表示された後に、第3表示領域28TM210Eに第3昇格画像28TM210Bが重畳表示されるようにしてもよい。
また、第3昇格演出を、このような演出構成とした場合に、ホワイトアウト演出の実行後に、第3昇格演出が実行されない場合があってもよい。例えば、第3昇格演出を実行しないことに決定した場合において、50%の割合でホワイトアウト演出を実行せず(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させず)、第3昇格演出も実行しないパターンに決定し、50%の割合でホワイトアウト演出は実行するものの(背景画像の視認性を低下させる被覆画像を表示させるものの)、第3昇格演出を実行しないパターンに決定してもよい。
例えば、後者のパターンでは、ホワイトアウト画像28TM600が表示されるとともに、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312Tが表示されるが、遊技者が、これらの表示に応じてプッシュボタン31Bを操作したとしても、第3昇格画像28TM210Bが表示されることなく(チャンスタイムの報知から確変モードの報知に移行することなく)、第2操作促進表示28TM312及びタイムバー28TM312T、並びに、ホワイトアウト画像28TM600が全て消去されて、元の背景画像(ホワイトアウト画像28TM600が画面を覆う前の背景画像)が表示されるようにしてもよい。
(11)上記の実施形態では、大当り種別が「5R確変大当り」である場合には、変動開始時演出決定処理において、図11−12(A)に示すように40%の割合で停止時報知演出を実行することに決定し、図11−12(B)に示すように40%の割合で第1昇格演出を実行することに決定し、大当り開始時演出決定処理において、図11−14(A)に示すように55%の割合で第2昇格演出を実行することに決定し、図11−14(B)に示すように65%の割合で第3昇格演出を実行することに決定している。
このような形態に限らず、大当り種別が「確変大当り」の大当り(例えば、上記「5R確変大当り」のみ、あるいは、上記「5R確変大当り」と上記「10R確変大当り」とを含む「確変大当り」)が発生した場合に、そのうちの10%の「確変大当り」については停止時報知演出によって確変大当りを報知し、そのうちの15%の「確変大当り」については第1昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうちの20%の「確変大当り」については第2昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうちの25%の「確変大当り」については第3昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうち30%の「確変大当り」については第4昇格演出によって確変大当り(確変状態)を報知してもよい。
また、これとは逆に、大当り種別が「確変大当り」の大当り(例えば、上記「5R確変大当り」のみ、あるいは、上記「5R確変大当り」と上記「10R確変大当り」とを含む「確変大当り」)が発生した場合に、そのうちの30%の「確変大当り」については停止時報知演出によって確変大当りを報知し、そのうちの25%の「確変大当り」については第1昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうちの20%の「確変大当り」については第2昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうちの15%の「確変大当り」については第3昇格演出によって確変大当りを報知し、そのうち10%の「確変大当り」については第4昇格演出によって確変大当り(確変状態)を報知してもよい。
このように、確変大当り(確変状態)を報知する演出を、停止時報知演出、第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出、及び第4昇格演出のうちの何れの演出とするかは、上記の実施形態で示された割合に限定されず、例えば、後に実行される演出の割合を高くしてもよく、先に実行される演出の割合を高くしてもよい。
以上に示した発明を実施するための形態には、以下に示す各手段が開示されている。
手段A1の遊技機は、
遊技状態を制御する状態制御手段(CPU103)と、
演出を実行可能な演出実行手段(演出制御用CPU120)と、
表示手段(画像表示装置5)と、を備える遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記有利状態として、第1有利状態(5R通常大当り)と、前記第1有利状態よりも有利度が高い第2有利状態(5R確変大当り)と、を含む複数種類があり、
前記有利状態における演出状態(大当り中の演出モード(Aモード、Bモード))を選択可能な演出状態選択手段(プッシュボタン31B)を備え、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記第1有利状態(5R通常大当り)に関する示唆を行った後の前記第1有利状態(5R通常大当り)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(楽曲アイコン、背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記第1有利状態(5R通常大当り)に関する示唆を行った後の前記第2有利状態(5R確変大当り)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(楽曲アイコン、背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させた後、該演出表示とは異なる特殊表示(ホワイトアウト画像28TM600)を表示して該演出表示(楽曲アイコン、背景画像等)を視認困難とし、前記第2有利状態(5R確変大当り)であることを報知する特別報知演出(第2昇格演出)を実行することが可能であり、
前記特別報知演出(第2昇格演出)とは異なる演出であって、前記第2有利状態(5R確変大当り)に関する報知を行う所定報知演出(停止時報知演出、第1昇格演出)を実行可能であり、
前記所定報知演出が実行される場合に、前記特別報知演出が実行されず(図11−13に示すように、第1昇格演出が実行されている場合(ステップS28TM2010でYES)、又は、停止時報知演出が実行されている場合(ステップS28TM2020でNO)に、第2昇格演出の実行有無を決定するステップS28TM2030の処理をスキップする)、
前記第2有利状態に制御される場合に、前記所定報知演出が実行される割合と前記特別報知演出が実行される割合とが異なる(図11−12(A)に示すように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、40%の割合で停止時報知演出が実行され、図11−12(B)に示すように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、40%の割合で第1昇格演出が実行されている。一方で、図11−14(A)に示すように、大当り種別が「5R確変大当り」である場合に、55%の割合で第2昇格演出が実行されている)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、選択された演出状態に対応した演出表示を表示させた後に、特殊表示を表示させることによって演出表示を視認困難とした状態で、特別報知演出を実行することにより、第2有利状態であることを報知するので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段A2の遊技機は、
手段A1の遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記所定報知演出として、
前記有利状態(大当り遊技状態)の開始前に実行される第1所定報知演出(第1昇格演出)と、
前記有利状態(大当り遊技状態)の終了に伴い実行される第2所定報知演出(第3昇格演出)と、
前記有利状態(大当り遊技状態)の終了後に実行される第3所定報知演出(第4昇格演出)と、を実行可能であり、
前記第1所定報知演出と、前記第2所定報知演出と、前記第3所定報知演出との実行割合がそれぞれ異なる(図11−11〜図11−14に示すように、25%の割合で第1昇格演出が実行され、10%の割合で第3昇格演出が実行され、5%の割合で第4昇格演出が実行される)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態の前後における様々なタイミングで、第2有利状態に対応した所定報知演出を実行することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段A3の遊技機は、
手段A1または手段A2の遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記有利状態(大当り遊技状態)に制御されたときに、前記有利状態の単位遊技数(ラウンド数)に関する単位遊技数表示(ラウンド表示)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記特殊表示が表示されたときに、前記単位遊技数表示を前記表示手段に継続して表示させることが可能である(図11−19及び図11−20に示すように、画像表示装置5の画面左上領域に実行中のラウンド数を報知するラウンド表示(本例では、「1ROUND」の文字)が表示されている状態で、ホワイトアウト演出が実行されても、ラウンド表示(「1ROUND」の文字)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像であるため、遊技者からは、手前から奥に向けて、ラウンド表示、ホワイトアウト画像28TM600の順で表示されているように見える)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特別報知演出に伴い特殊表示が表示されるときも、有利状態の単位遊技数に関する単位遊技数表示を把握することができ、興趣を向上できる。
手段A4の遊技機は、
手段A3の遊技機であって、
前記単位遊技数表示(ラウンド表示)は複数種類あり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記第1有利状態(5R通常大当り)に制御されたときに、第1単位遊技数表示(ラウンド表示)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記第2有利状態(5R確変大当り)に制御されたときに、前記第1単位遊技数表示(ラウンド表示)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させた後に、前記特殊表示(ホワイトアウト演出)の表示に対応して、前記第1単位遊技数表示とは異なる第2単位数表示(虹色のラウンド表示、近傍に「確変」の文字が表示されたラウンド表示等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態の単位遊技数に関する単位遊技数表示を把握することができるとともに、特別報知演出に伴う特殊表示の興趣を一層向上できる。
手段A5の遊技機は、
手段A1〜手段A4のいずれかの遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、装飾識別情報の可変表示(飾り図柄の変動表示)を実行可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第1特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第1有利状態(5R通常大当り)に制御可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第2特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が奇数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第2有利状態(5R確変大当り)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、前記第2有利状態に制御されるときに、前記第1特定表示結果に対応した第1特定表示を前記表示手段に表示させた後に、前記特殊表示の表示に対応して、前記第1特定表示を、前記第2特定表示結果に対応した第2特定表示に変化させることが可能である(「5R確変大当り」の大当り遊技中に、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を画像表示装置5に表示させた後に、ホワイトアウト演出の実行に対応して、画像表示装置5に表示されていた大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)を金色に変化させる、又は、大当り中図柄の組合せ(本例では「222」)の近傍に「V獲得!!」の文字を表示させる)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態に制御されているときに、装飾識別情報の可変表示結果を把握することができるとともに、特別報知演出に伴う特殊表示の興趣を一層向上できる。
手段A6の遊技機は、
手段A1〜手段A5のいずれかの遊技機であって、
前記特別報知演出は、複数種類の前記有利状態のうち最低の有利度の前記有利状態を除く種類の前記有利状態であることを報知する演出である(第2昇格演出は、大当り種別のうち最低の有利度の「5R通常大当り」であることを否定する演出となっている)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特別報知演出が実行されることによって、有利状態が終了した後の遊技に対しても期待感を持たせ、興趣を向上できる。
手段A7の遊技機は、
手段A1〜手段A6のいずれかの遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、装飾識別情報の可変表示(飾り図柄の変動表示)を実行可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第1特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第1有利状態(5R通常大当り)に制御可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第2特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が奇数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第2有利状態(5R確変大当り)に制御可能であり、
前記演出実行手段は、装飾識別情報の可変表示結果が前記第1特定表示結果となった後に、装飾識別情報の可変表示結果を前記第2特定表示結果に変化させる表示結果変化演出を実行することが可能である(図11−7に示すように、大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)偶数図柄の組合せ(例えば「222」)を奇数図柄の組合せ(例えば「555」)に変化させる第1昇格演出を実行している)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、第1有利状態に制御されることを示唆した後に第2有利状態に制御されることを示唆することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段A8の遊技機は、
手段A1〜手段A7のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
時短状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、可変表示の表示結果が、非特定表示結果(はずれ)のうち前記時短状態への制御を伴う特殊表示結果(はずれ(時短付))となったときは、前記特別報知演出を実行しない(図11−13に示すように、大当り開始時演出決定処理において、第2昇格演出の実行有無を決定可能である(ステップS28TM2030)が、表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、大当り開始時演出決定処理を行わないので、第2昇格演出の実行有無を決定する処理は行われず、第2昇格演出は実行されない)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、可変表示の表示結果が特殊表示結果となったときに、特別報知演出の実行が制限されることにより、適切な演出制御を行うことができる。
手段A9の遊技機は、
手段A1〜手段A8のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
時短状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
可変表示の表示結果が、非特定表示結果(はずれ)のうち前記時短状態(低確/高ベース状態)への制御を伴う特殊表示結果(はずれ(時短付))となったときに、特殊報知演出(図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に時短移行画像28TM710を表示させる演出)を実行可能であり、
可変表示の表示結果が前記特定表示結果(大当り)となったときに、前記特殊報知演出(図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に時短移行画像28TM710を表示させる演出)を実行し、前記特殊報知演出の実行後に前記特別報知演出(第4昇格演出)を実行することが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、可変表示の表示結果が特殊表示結果であることを示唆した後に、特別報知演出が実行されることによって、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段A10の遊技機は、
手段A1〜手段A9のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となった後、前記有利状態における単体遊技が開始される前に前記演出状態選択手段により演出状態が選択可能となる(大当り遊技の1ラウンド目が開始する前のファンファーレ期間に、プッシュボタン31Bの操作に応じて演出モードを選択可能となる)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態における単体遊技が開始される前に演出状態を選択させることによって、遊技者を、有利状態における単体遊技に集中させることができる。
手段A11の遊技機は、
手段A1〜手段A10のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
可変表示の表示結果が特定表示結果(大当り)となった後、前記有利状態における第1単体遊技期間(大当り遊技の1ラウンド目)において前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により演出状態(演出モード)が選択可能となり、
前記第1単体遊技期間の後の第2単体遊技期間において、前記演出状態選択手段により選択された演出状態に対応する対応演出表示を前記表示手段に表示させることが可能である(図11−5に示すように、大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)が実行されている期間に、大当り中の演出モードを選択可能であり、次のラウンド(本例では、2ラウンド目)が開始されると、大当り遊技の所定のラウンド(本例では、1ラウンド目)の終了時に決定された大当り中の演出モードに対応した演出画像(楽曲アイコン、背景画像)が表示される)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態における第1単体遊技期間に演出状態を選択させることによって、遊技者を、有利状態における第2単体遊技期間以降の遊技に集中させることができ、興趣を向上できる。
手段B1の遊技機は、
遊技状態を制御する状態制御手段(CPU103)と、
演出を実行可能な演出実行手段(演出制御用CPU120)と、
表示手段(画像表示装置5)と、を備える遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)と、前記有利状態とは異なる状態であって可変表示(変動表示)を実行可能な状態である特定状態(高ベース状態)とに制御可能であり、
前記特定状態(高ベース状態)として、第1特定状態(低確/高ベース状態)と、前記第1特定状態よりも有利度が高い第2特定状態(高確/高ベース状態)と、を含む複数種類があり、
前記特定状態における演出状態(高ベース中の演出モード(曇りモード、雨モード))を選択可能な演出状態選択手段(プッシュボタン31B)を備え、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に関する示唆を行った後の前記第1特定状態(低確/高ベース状態)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に関する示唆を行った後の前記第2特定状態(高確/高ベース状態)において、前記演出状態選択手段(プッシュボタン31B)により選択された演出状態(演出モード)に応じた演出表示(背景画像等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させた後、該演出表示とは異なる特殊表示(ホワイトアウト画像28TM600)を表示して該演出表示(背景画像等)を視認困難とし、前記第2特定状態(高確/高ベース状態)であることを報知する特別報知演出(第4昇格演出)を実行することが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、選択された演出状態に対応した演出表示を表示させた後に、特殊表示を表示させることによって演出表示を視認困難とした状態で、特別報知演出を実行して第2特定状態であることを報知するので、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段B2の遊技機は、
手段B1の遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記特別報知演出(第4昇格演出)とは異なる演出であって、前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に対応した所定報知演出(第1昇格演出、第2昇格演出、第3昇格演出)を実行可能であり、
前記所定報知演出として、
前記有利状態(大当り遊技状態)の開始前に実行される第1所定報知演出(第1昇格演出)と、
前記有利状態(大当り遊技状態)に制御されている期間に実行される第2所定報知演出(第2昇格演出)と、
前記有利状態(大当り遊技状態)の終了に伴い実行される第3所定報知演出(第3昇格演出)と、を実行可能であり、
前記第1所定報知演出と、前記第2所定報知演出と、前記第3所定報知演出との実行割合がそれぞれ異なる(図11−11〜図11−14に示すように、25%の割合で第1昇格演出が実行され、20%の割合で第2昇格演出が実行され、10%の割合で第3昇格演出が実行される)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、有利状態の前後における様々なタイミングで、第2特定状態に対応した所定報知演出を実行することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段B3の遊技機は、
手段B1または手段B2の遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記特定状態(高ベース状態)に制御されたときに、前記特定状態で実行可能な可変表示回数(高ベース状態で実行可能な変動表示回数)に関する可変表示回数表示(時短残表示)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記特殊表示が表示されたときに、可変表示回数表示を前記表示手段に継続して表示させることが可能である(図11−24に示すように、画像表示装置5の画面中央上領域に時短残表示(本例では、「残り99回」の文字等)が表示されている状態で、ホワイトアウト演出が実行されても、時短残表示(本例では、「残り99回」の文字等)はホワイトアウト画像28TM600よりも表示優先度の高い(表示レイヤが上位であり手前に表示されているように見える)画像であるため、遊技者からは、手前から奥に向けて、時短残表示、ホワイトアウト画像28TM600の順で表示されているように見える)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特別報知演出に伴い特殊表示が表示されるときも、特定状態で実行可能な可変表示回数に関する可変表示回数表示を、遊技者に把握させることができる。
手段B4の遊技機は、
手段B3の遊技機であって、
可変表示回数表示(時短残表示)として、複数種類の可変表示回数表示があり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に制御されたときに、第1可変表示回数表示(時短残表示(「残りn回」の文字、n=0〜100))を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御されたときに、前記第1可変表示回数表示(時短残表示(「残りn回」の文字、n=0〜100))を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させた後に、前記特殊表示(ホワイトアウト演出)の表示に対応して、前記第1可変表示回数表示とは異なる第2可変表示回数表示(虹色の時短残表示(「残りn回」の文字、n=0〜100)、特別時短残表示(「残り∞回」の文字)等)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特定状態で実行可能な可変表示回数に関する可変表示回数表示を、遊技者に把握させることができるとともに、特別報知演出に伴う特殊表示の興趣を一層向上できる。
手段B5の遊技機は、
手段B1〜手段B4のいずれかの遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
装飾識別情報の可変表示(飾り図柄の変動表示)を実行可能であり、
前記特定状態(高ベース状態)に制御されたときに、前記特定状態の種類を示唆可能な特定状態表示(「チャンスタイム」の文字、「確変モード」の文字)を前記表示手段(画像表示装置5)に表示させることが可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第1特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が偶数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第2特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が奇数図柄の組合せ)となったことに対応して前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御されているときに、前記第1特定表示結果に対応した第1特定状態表示を前記表示手段に表示させた後に、前記特殊表示の表示に対応して、前記第1特定状態表示を、前記第2特定表示結果に対応した第2特定状態表示に変化させることが可能である(高確/高ベース状態(確変状態)に制御されているときに、画像表示装置5に「チャンスタイム」の文字を表示させた後に、ホワイトアウト演出の実行に対応して、画像表示装置5に表示されていた「チャンスタイム」の文字に「確変モード」の文字が示されたテロップを重畳表示させる、又は、「チャンスタイム」の文字の近傍に「確変GET!!」の文字を表示させる)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特定状態に制御されているときに、特定状態表示によって特定状態の種類を遊技者に把握させることができるとともに、特別報知演出に伴う特殊表示の興趣を一層向上できる。
手段B6の遊技機は、
手段B1〜手段B5のいずれかの遊技機であって、
前記特別報知演出(第4昇格演出)は、複数種類の前記特定状態のうち最低の有利度の前記特定状態を除く種類の前記特定状態であることを報知する演出である(第4昇格演出は、高ベース状態の遊技状態のうち最低の有利度の低確/高ベース状態(時短状態)であることを否定する演出となっている)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特別報知演出が実行されることによって、特定状態における遊技に対して期待感を持たせ、興趣を向上できる。
手段B7の遊技機は、
手段B1〜手段B6のいずれかの遊技機であって、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、装飾識別情報の可変表示(飾り図柄の変動表示)を実行可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第1特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(星形図柄28TM700)2」))となったことに対応して前記第1特定状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
装飾識別情報の可変表示結果が第2特定表示結果(飾り図柄の停止図柄が第2特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(「確変」の文字が示された星形図柄)2」)となったことに対応して前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、装飾識別情報の可変表示結果が前記第1特定表示結果となった後に、装飾識別情報の可変表示結果を前記第2特定表示結果に変化させる表示結果変化演出を実行することが可能である(大当り図柄として停止している(但し確定停止まではしてはいない)特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(星形図柄28TM700)2」)を、第2特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(例えば「2(「確変」の文字が示された星形図柄)2」等)に変化させる第1昇格演出を実行している)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、第1特定状態に制御されることを示唆した後に第2特定状態に制御されることを示唆することができ、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段B8の遊技機は、
手段B1〜手段B7のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
時短状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
可変表示の表示結果(変動表示の表示結果)が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、可変表示の表示結果が、非特定表示結果(はずれ)のうち前記時短状態への制御を伴う特殊表示結果(はずれ(時短付))となったときは、前記特別報知演出を実行しない(表示結果が「はずれ(時短付)」である場合には、低確/高ベース状態に制御されるとともに、大当り開始時演出決定処理も行わないので、第4昇格フラグをセットする処理は行われない。図11−11に示すように、変動開始時演出決定処理において、遊技状態が低確/高ベース状態に制御されている場合(ステップS28TM1130でNO)、第4昇格フラグがセットされていない場合に(ステップS28TM1150でNO)、第4昇格演出を実行することに決定する処理(ステップS28TM1160)を実行しない)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、可変表示の表示結果が特殊表示結果となったときに、特別報知演出の実行が制限されることにより、適切な演出制御を行うことができる。
手段B9の遊技機は、
手段B1〜手段B8のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
時短状態(低確/高ベース状態)に制御可能であり、
可変表示(変動表示)の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記有利状態(大当り遊技状態)の終了に対応して前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御可能であり、
前記演出実行手段(演出制御用CPU120)は、
可変表示の表示結果が、非特定表示結果(はずれ)のうち前記時短状態(低確/高ベース状態)への制御を伴う特殊表示結果(はずれ(時短付))となったときに、特殊報知演出(図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に時短移行画像28TM710を表示させる演出)を実行可能であり、
可変表示の表示結果が前記特定表示結果(大当り)となったときに、前記有利状態の終了に対応して前記特殊報知演出(図柄表示エリア5L、5C、5Rに特殊図柄を含む飾り図柄の組合せ(「2(星形図柄28TM700)2」)を確定停止させた後に時短移行画像28TM710を表示させる演出)を実行し、前記特殊報知演出の実行後に前記特別報知演出(第4昇格演出)を実行することが可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、可変表示の表示結果が特殊表示結果であることを示唆した後に、特別報知演出が実行されることによって、遊技者に意外性を与えて、興趣を向上できる。
手段B10の遊技機は、
手段B1〜手段B9のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
可変表示(変動表示)の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記有利状態(大当り遊技状態)の終了に対応して前記第2特定状態(高確/高ベース状態)に制御可能であり、
前記有利状態の終了に対応して前記演出状態制御手段により演出状態が選択可能となる(図11−23に示すように、大当り遊技のエンディング期間に、プッシュボタン31Bの操作に応じて演出モードを選択可能となる)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、第2特定状態に制御される前に演出状態を選択させることによって、遊技者を第2特定状態での遊技に集中させることができる。
手段B11の遊技機は、
手段B1〜手段B10のいずれかの遊技機であって、
前記状態制御手段(CPU103)は、
可変表示(変動表示)の表示結果が特定表示結果(大当り)となったときに前記有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記有利状態終了後の前記第2特定状態における第1期間に、前記演出状態制御手段により演出状態が選択可能となり、
前記第2特定状態における前記第1期間の後の第2期間に、前記演出状態選択手段により選択された演出状態に対応する対応演出表示を前記表示手段に表示させることが可能である(高ベース状態に制御されてから1回目の変動表示が行われている期間に、高ベース中の演出モードを選択可能であり、次(2回目)の変動表示が開始されると、高ベース状態の1回目の変動表示の終了時に決定された高ベース中の演出モードに対応した演出画像(背景画像)が表示される)
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、第2特定状態における第1期間に演出状態を選択させることによって、遊技者を、第2特定状態における第2期間以降の遊技に集中させることができる。
1 パチンコ遊技機
4A 第1特別図柄表示装置
4B 第2特別図柄表示装置
5 画像表示装置
103 CPU
120 演出制御用CPU

Claims (1)

  1. 遊技状態を制御する状態制御手段と、
    演出を実行可能な演出実行手段と、
    表示手段と、を備える遊技機であって、
    前記状態制御手段は、遊技者にとって有利な有利状態と、前記有利状態とは異なる状態であって可変表示を実行可能な状態である特定状態とに制御可能であり、
    前記特定状態として、第1特定状態と、前記第1特定状態よりも有利度が高い第2特定状態と、を含む複数種類があり、
    前記特定状態における演出状態を選択可能な演出状態選択手段を備え、
    前記演出実行手段は、
    前記第1特定状態に関する示唆を行った後の前記第1特定状態において、前記演出状態選択手段により選択された演出状態に応じた演出表示を前記表示手段に表示させることが可能であり、
    前記第1特定状態に関する示唆を行った後の前記第2特定状態において、前記演出状態選択手段により選択された演出状態に応じた演出表示を前記表示手段に表示させた後、該演出表示とは異なる特殊表示を表示して該演出表示を視認困難とし、前記第2特定状態であることを報知する特別報知演出を実行することが可能である
    ことを特徴とする遊技機。
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