JP2021100684A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遊技機に関するものである。 The present invention relates to a gaming machine.
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンなどが知られている。例えば、パチンコ遊技機は、遊技の主たる制御を司る主制御装置や当該主制御装置から受信するコマンドに基づいて演出のための音や光の出力を行う音声発光制御装置などを備えている。これら主制御装置や音声発光制御装置などは、内部に基板を備えており、当該基板は、プリント配線板にICや抵抗などの電子部品やコネクタなどが実装されて構成されている。電子部品やコネクタなどは、半田付けによって、プリント配線板に形成されている配線と電気的に接続された状態で固定されている(例えば特許文献1参照)。 Pachinko game machines and slot machines are known as game machines. For example, a pachinko gaming machine includes a main control device that controls the main control of a game, a voice emission control device that outputs sound or light for production based on a command received from the main control device, and the like. These main control devices, voice emission control devices, and the like are provided with a substrate inside, and the substrate is configured by mounting electronic components such as ICs and resistors, connectors, and the like on a printed wiring board. Electronic components, connectors, and the like are fixed in a state of being electrically connected to the wiring formed on the printed wiring board by soldering (see, for example, Patent Document 1).
ここで、上記例示等のような遊技機においては、電子部品やコネクタなどをプリント配線板に実装する際の半田付けが好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。 Here, in a gaming machine such as the above example, it is necessary to preferably perform soldering when mounting an electronic component, a connector, or the like on a printed wiring board, and there is still room for improvement in this respect.
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、電子部品やコネクタなどをプリント配線板に実装する際の半田付けが好適に行われることが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above-exemplified circumstances and the like, and provides a gaming machine capable of preferably soldering when mounting electronic components, connectors, etc. on a printed wiring board. It is the purpose.
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、装着部品の端子が挿通される挿通用孔と、前記挿通用孔の周りに設けられている接続用領域と、を有し、前記挿通用孔に前記装着部品の端子が挿通された状態で、前記装着部品の端子と前記接続用領域とが半田によって電気的に接続されている基板を備えた遊技機において、
前記基板は、それぞれ異なる前記挿通用孔に対して設けられている前記接続用領域として、第1接続用領域と、当該第1接続用領域よりも面積が広く形成された第2接続用領域と、を備えていることを特徴とする。
The invention according to
The substrate has, as the connection area provided for the different insertion holes, a first connection area and a second connection area having an area wider than that of the first connection area. It is characterized by having.
本発明によれば、電子部品やコネクタなどをプリント配線板に実装する際の半田付けを好適に行うことが可能となる。 According to the present invention, it is possible to preferably perform soldering when mounting an electronic component, a connector, or the like on a printed wiring board.
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の斜視図、図2はパチンコ機10の主要な構成を分解して示す斜視図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域PA内の構成を省略している。
<First Embodiment>
Hereinafter, a first embodiment of a pachinko gaming machine (hereinafter, referred to as “pachinko machine”), which is a type of gaming machine, will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of the
パチンコ機10は、図1に示すように、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体12と、を有する。外枠11は木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。なお、パチンコ機10において外枠11は必須の構成ではなく、遊技ホールの島設備に外枠11が備え付けられた構成としてもよい。
As shown in FIG. 1, the
遊技機本体12は図2に示すように、内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15と、を備えている。遊技機本体12のうち内枠13が外枠11に回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として内枠13が前方へ回動可能とされている。
As shown in FIG. 2, the gaming machine
内枠13には、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、内枠13には、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
The
なお、遊技機本体12には、その回動先端部に施錠装置が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して開放不能に施錠状態とする機能を有しているとともに、前扉枠14を内枠13に対して開放不能に施錠状態とする機能を有している。これらの各施錠状態は、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠17に解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、それぞれ解除される。
The gaming machine
次に、遊技機本体12の前面側の構成について説明する。
Next, the configuration of the front side of the gaming machine
内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース21を主体に構成されている。樹脂ベース21の中央部には略楕円形状の窓孔23が形成されている。樹脂ベース21には遊技盤24が着脱可能に取り付けられている。遊技盤24は合板よりなり、遊技盤24の前面に形成された遊技領域PAが樹脂ベース21の窓孔23を通じて内枠13の前面側に露出した状態となっている。
The
ここで、遊技盤24の構成を図3に基づいて説明する。図3は遊技盤24の正面図である。
Here, the configuration of the
遊技盤24には、遊技領域PAの外縁の一部を区画するようにして内レール部25と外レール部26とが取り付けられており、これら内レール部25と外レール部26とにより誘導手段としての誘導レールが構成されている。樹脂ベース21において窓孔23の下方に取り付けられた遊技球発射機構27(図2参照)から発射された遊技球は誘導レールにより遊技領域PAの上部に案内されるようになっている。
An
ちなみに、遊技球発射機構27は、誘導レールに向けて延びる発射レール27aと、後述する上皿55aに貯留されている遊技球を発射レール27a上に供給する球送り装置27bと、発射レール27a上に供給された遊技球を誘導レールに向けて発射させる電動アクチュエータであるソレノイド27cと、を備えている。前扉枠14に設けられた発射操作装置(又は操作ハンドル)28が回動操作されることによりソレノイド27cが駆動制御され、遊技球が発射される。
Incidentally, the game
遊技盤24には、前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34、スルーゲート35、可変表示ユニット36、特図ユニット37及び普図ユニット38等がそれぞれ設けられている。一般入賞口31は合計で4個設けられており、それ以外はそれぞれ1個ずつ設けられている。
The
スルーゲート35への入球が発生したとしても遊技球の払い出しは実行されない。一方、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への入球が発生すると、所定数の遊技球の払い出しが実行される。当該賞球個数について具体的には、第1作動口33への1個の遊技球の入球が発生した場合又は第2作動口34への1個の遊技球の入球が発生した場合には、1個の賞球の払い出しが実行され、一般入賞口31への1個の遊技球の入球が発生した場合には、10個の賞球の払い出しが実行され、特電入賞装置32への1個の遊技球の入球が発生した場合には、15個の賞球の払い出しが実行される。
Even if a ball enters the through
なお、上記賞球個数は任意であり、例えば、第2作動口34の方が第1作動口33よりも賞球個数が少ない構成としてもよく、第2作動口34の方が第1作動口33よりも賞球個数が多い構成としてもよい。
The number of prize balls is arbitrary. For example, the number of prize balls in the
その他に、遊技盤24の最下部にはアウト口24aが設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口24aを通って遊技領域PAから排出される。また、遊技盤24には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘24bが植設されているとともに、風車等の各種部材が配設されている。
In addition, an
ここで、入球とは所定の開口部を遊技球が通過することを意味し、開口部を通過した後に遊技領域PAから排出される態様だけでなく、開口部を通過した後に遊技領域PAから排出されることなく遊技領域PAの流下を継続する態様も含まれる。但し、以下の説明では、アウト口24aへの遊技球の入球と明確に区別するために、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びスルーゲート35への遊技球の入球を、入賞とも表現する。
Here, the entry ball means that the game ball passes through a predetermined opening, and not only is the ball discharged from the game area PA after passing through the opening, but also from the game area PA after passing through the opening. A mode in which the flow of the game area PA is continued without being discharged is also included. However, in the following description, in order to clearly distinguish the ball from entering the game ball into the
第1作動口33及び第2作動口34は、作動口装置としてユニット化されて遊技盤24に設置されている。第1作動口33及び第2作動口34は共に上向きに開放されている。また、第1作動口33が上方となるようにして両作動口33,34は鉛直方向に並んでいる。第2作動口34には、左右一対の可動片よりなるガイド片としての普電役物34aが設けられている。普電役物34aの閉鎖状態では遊技球が第2作動口34に入賞できず、普電役物34aが開放状態となることで第2作動口34への入賞が可能となる。
The
第2作動口34よりも遊技球の流下方向の上流側に、スルーゲート35が設けられている。スルーゲート35は縦方向に貫通した図示しない貫通孔を有しており、スルーゲート35に入賞した遊技球は入賞後に遊技領域PAを流下する。これにより、スルーゲート35に入賞した遊技球が第2作動口34へ入賞することが可能となっている。
A through
スルーゲート35への入賞に基づき第2作動口34の普電役物34aが閉鎖状態から開放状態に切り換えられる。具体的には、スルーゲート35への入賞をトリガとして内部抽選が行われるとともに、遊技領域PAにおいて遊技球が通過しない領域である右下の隅部に設けられた普図ユニット38の普図表示部38aにて絵柄の変動表示が行われる。そして、内部抽選の結果が電役開放当選であり当該結果に対応した停止結果が表示されて普図表示部38aの変動表示が終了された場合に普電開放状態へ移行する。普電開放状態では、普電役物34aが所定の態様で開放状態となる。
Based on the winning of the through
なお、普図表示部38aは、複数のセグメント発光部が所定の態様で配列されてなるセグメント表示器により構成されているが、これに限定されることはなく、液晶表示装置、有機EL表示装置、CRT又はドットマトリックス表示器等その他のタイプの表示装置によって構成されていてもよい。また、普図表示部38aにて変動表示される絵柄としては、複数種の文字が変動表示される構成、複数種の記号が変動表示される構成、複数種のキャラクタが変動表示される構成又は複数種の色が切り換え表示される構成などが考えられる。 The cathode ray display unit 38a is composed of a segment display device in which a plurality of segment light emitting units are arranged in a predetermined manner, but the present invention is not limited to this, and the liquid crystal display device and the organic EL display device are not limited thereto. , CRT or other types of display devices such as dot matrix display. Further, as the pattern to be variablely displayed on the general map display unit 38a, a configuration in which a plurality of types of characters are variablely displayed, a configuration in which a plurality of types of symbols are variablely displayed, a configuration in which a plurality of types of characters are variablely displayed, or a configuration in which a plurality of types of characters are variablely displayed. A configuration in which multiple types of colors are switched and displayed can be considered.
普図ユニット38において、普図表示部38aに隣接した位置には、普図保留表示部38bが設けられている。遊技球がスルーゲート35に入賞した個数は最大4個まで保留され、普図保留表示部38bの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
In the
第1作動口33又は第2作動口34への入賞をトリガとして当たり抽選が行われる。そして、当該抽選結果は特図ユニット37及び可変表示ユニット36の図柄表示装置41における表示演出を通じて明示される。
A winning lottery is performed triggered by winning a prize in the
特図ユニット37について詳細には、特図ユニット37には特図表示部37aが設けられている。特図表示部37aの表示領域は図柄表示装置41の表示面41aよりも狭い。特図表示部37aでは、第1作動口33への入賞又は第2作動口34への入賞をトリガとして当たり抽選が行われることで絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる。そして、抽選結果に対応した結果が表示される。なお、特図表示部37aは、複数のセグメント発光部が所定の態様で配列されてなるセグメント表示器により構成されているが、これに限定されることはなく、液晶表示装置、有機EL表示装置、CRT又はドットマトリックス表示器等その他のタイプの表示装置によって構成されていてもよい。また、特図表示部37aにて表示される絵柄としては、複数種の文字が表示される構成、複数種の記号が表示される構成、複数種のキャラクタが表示される構成又は複数種の色が表示される構成などが考えられる。
More specifically, the
特図ユニット37において、特図表示部37aに隣接した位置には、特図保留表示部37bが設けられている。遊技球が第1作動口33又は第2作動口34に入賞した個数は最大4個まで保留され、特図保留表示部37bの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
In the
図柄表示装置41について詳細には、図柄表示装置41は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。なお、図柄表示装置41は、液晶表示装置に限定されることはなく、プラズマディスプレイ装置、有機EL表示装置又はCRTといった表示画面を有する他の表示装置であってもよく、ドットマトリクス表示器であってもよい。
Regarding the
図柄表示装置41では、第1作動口33への入賞又は第2作動口34への入賞に基づき特図表示部37aにて絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる場合にそれに合わせて図柄の変動表示又は所定の表示が行われる。例えば、図柄表示装置41の表示面41aには、複数の表示領域として上段・中段・下段の3つの図柄列が設定され、各図柄列において「1」〜「9」の数字が付された主図柄が昇順又は降順で配列された状態でスクロール表示される。このスクロール表示においては、最初に全図柄列におけるスクロール表示が開始され、上図柄列→下図柄列→中図柄列の順にスクロール表示から待機表示に切り換えられ、最終的に各図柄列にて所定の図柄を静止表示した状態で終了される。そして、例えば、遊技結果が大当たり結果となる遊技回では、図柄表示装置41の表示面41aにおいて予め設定されている有効ライン上に所定の組み合わせの図柄が停止表示される。
In the
なお、図柄表示装置41では、第1作動口33又は第2作動口34への入賞をトリガとした表示演出だけでなく、当たり当選となった後に移行する開閉実行モード中の表示演出などが行われる。また、いずれかの作動口33,34への入賞に基づいて、特図表示部37a及び図柄表示装置41にて表示が開始され、所定の結果を表示して終了されるまでが遊技回の1回に相当する。また、図柄表示装置41における図柄の変動表示の態様は上記のものに限定されることはなく任意であり、図柄列の数、図柄列における図柄の変動表示の方向、各図柄列の図柄数などは適宜変更可能である。また、図柄表示装置41にて変動表示される絵柄は上記のような図柄に限定されることはなく、例えば絵柄として数字のみが変動表示される構成としてもよい。
In the
第1作動口33への入賞又は第2作動口34への入賞に基づく当たり抽選にて大当たり当選となった場合には、特電入賞装置32への入賞が可能となる開閉実行モードへ移行する。特電入賞装置32は、遊技盤24の背面側へと通じる図示しない大入賞口を備えているとともに、当該大入賞口を開閉する開閉扉32aを備えている。開閉扉32aは、閉鎖状態及び開放状態のいずれかに配置される。具体的には、開閉扉32aは、通常は遊技球が入賞できない閉鎖状態になっており、内部抽選において開閉実行モードへの移行に当選した場合に遊技球が入賞可能な開放状態に切り換えられるようになっている。ちなみに、開閉実行モードとは、当たり結果となった場合に移行することとなるモードである。なお、閉鎖状態では入賞が不可ではないが開放状態よりも入賞が発生しづらい状態となる構成としてもよい。
When a big hit is won in the winning lottery based on the winning of the
図4は、遊技領域PAを流下した遊技球の排出に関する構成を説明するための説明図である。 FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining a configuration relating to discharge of a game ball that has flowed down the game area PA.
既に説明したとおり、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びアウト口24aのいずれかに入球した遊技球は遊技領域PAから排出される。換言すれば、遊技球発射機構27から発射されて遊技領域PAに流入した遊技球は一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びアウト口24aのいずれかに入球することにより遊技領域PAから排出されることとなる。一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びアウト口24aのいずれかに入球した遊技球は遊技盤24の背面側に導かれる。
As described above, the game ball that has entered any of the general winning
遊技盤24の背面には、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びアウト口24aのそれぞれに対応させて排出通路部42〜48が形成されている。排出通路部42〜48に流入した遊技球はその流入した排出通路部42〜48を流下することにより、遊技盤24の背面側において遊技盤24の下端部に導かれ図示しない排出球回収部にて回収される。そして、排出球回収部にて回収された遊技球は、遊技ホールにおいてパチンコ機10が設置された島設備の球循環装置に排出される。
On the back surface of the
各排出通路部42〜48には遊技球を検知するための各種検知センサ42a〜48aが設けられている。これら排出通路部42〜48及び検知センサ42a〜48aについて以下に説明する。一般入賞口31は既に説明したとおり4個設けられているため、それら4個のそれぞれに対応させて排出通路部42〜44が存在している。この場合、最も左の一般入賞口31に対応する第1排出通路部42及びその右隣りの一般入賞口31に対応する第2排出通路部43のそれぞれに対しては1個ずつ検知センサ42a,43aが設けられている。具体的には、第1排出通路部42の途中位置に検知範囲が存在するようにして第1入賞口検知センサ42aが設けられているとともに、第2排出通路部43の途中位置に検知範囲が存在するように第2入賞口検知センサ43aが設けられている。最も左の一般入賞口31に入球した遊技球は第1排出通路部42を通過する途中で第1入賞口検知センサ42aにて検知され、その右隣りの一般入賞口31に入球した遊技球は第2排出通路部43を通過する途中で第2入賞口検知センサ43aにて検知される。また、右側2個の一般入賞口31に対しては途中位置で合流するように形成された第3排出通路部44が設けられている。当該第3排出通路部44は、2個の一般入賞口31のそれぞれに対応する入口側領域を有しているとともに、それら入口側領域が途中で合流することで1個の出口側領域を有している。第3排出通路部44における出口側領域の途中位置に検知範囲が存在するように第3入賞口検知センサ44aが設けられている。右側2個のいずれかの一般入賞口31に入球した遊技球は第3排出通路部44を通過する途中で第3入賞口検知センサ44aにて検知される。
Various detection sensors 42a to 48a for detecting the game ball are provided in the
特電入賞装置32に対応させて第4排出通路部45が存在している。第4排出通路部45の途中位置に検知範囲が存在するようにして特電検知センサ45aが設けられており、特電入賞装置32に入球した遊技球は第4排出通路部45を通過する途中で特電検知センサ45aにて検知される。第1作動口33に対応させて第5排出通路部46が存在している。第5排出通路部46の途中位置に検知範囲が存在するようにして第1作動口検知センサ46aが設けられており、第1作動口33に入球した遊技球は第5排出通路部46を通過する途中で第1作動口検知センサ46aにて検知される。第2作動口34に対応させて第6排出通路部47が存在している。第6排出通路部47の途中位置に検知範囲が存在するようにして第2作動口検知センサ47aが設けられており、第2作動口34に入球した遊技球は第6排出通路部47を通過する途中で第2作動口検知センサ47aにて検知される。アウト口24aに対応させて第7排出通路部48が存在している。第7排出通路部48の途中位置に検知範囲が存在するようにしてアウト口検知センサ48aが設けられており、アウト口24aに入球した遊技球は第7排出通路部48を通過する途中でアウト口検知センサ48aにて検知される。
The fourth
なお、各種検知センサ42a〜48aのうちいずれか1個の検知センサ42a〜48aにて検知対象となった遊技球は他の検知センサ42a〜48aの検知対象となることはない。また、スルーゲート35に対してもゲート検知センサ49aが設けられており、遊技領域PAを流下する途中でスルーゲート35を通過する遊技球はゲート検知センサ49aにて検知される。
The game ball that is the target of detection by any one of the various detection sensors 42a to 48a is not the target of detection by the other detection sensors 42a to 48a. Further, the
各種検知センサ42a〜49aとしては、いずれも電磁誘導型の近接センサが用いられているが、遊技球を個別に検知できるのであれば使用するセンサは任意である。また、各種検知センサ42a〜49aは後述する主制御装置60と電気的に接続されており、各種検知センサ42a〜49aの検知結果は主制御装置60に出力される。具体的には、各種検知センサ42a〜49aは、遊技球を検知していない状況ではLOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状況ではHIレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなくHI及びLOWの関係が逆であってもよい。
Electromagnetic induction type proximity sensors are used as the various detection sensors 42a to 49a, but any sensor can be used as long as the game balls can be individually detected. Further, the various detection sensors 42a to 49a are electrically connected to the
図2に示すように、上記構成の遊技盤24が樹脂ベース21に取り付けられてなる内枠13の前面側全体を覆うようにして前扉枠14が設けられている。前扉枠14には、図1に示すように、遊技領域PAのほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部51が形成されている。窓部51は、略楕円形状をなし、窓パネル52が嵌め込まれている。窓パネル52は、ガラスによって無色透明に形成されているが、これに限定されることはなく合成樹脂によって無色透明に形成されていてもよく、パチンコ機10前方から窓パネル52を通じて遊技領域PAを視認可能であれば有色透明に形成されていてもよい。
As shown in FIG. 2, the
窓部51の上方には表示発光部53が設けられている。また、遊技状態に応じた効果音などが出力される左右一対のスピーカ部54が設けられている。また、窓部51の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部55と下側膨出部56とが上下に並設されている。上側膨出部55内側には上方に開口した上皿55aが設けられており、下側膨出部56内側には同じく上方に開口した下皿56aが設けられている。上皿55aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射機構27側へ導くための機能を有する。また、下皿56aは、上皿55a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。
A display
次に、遊技機本体12の背面側の構成について説明する。
Next, the configuration on the back side of the gaming machine
図2に示すように、内枠13(具体的には、遊技盤24)の背面には、遊技の主たる制御を司る主制御装置60が搭載されている。主制御装置60は主制御基板61が基板ボックス60aに収容されてなる。なお、基板ボックス60aに、その開放の痕跡を残すための痕跡手段を付与する又はその開放の痕跡を残すための痕跡構造を設けてもよい。当該痕跡手段としては、基板ボックス60aを構成する複数のケース体を分離不能に結合するとともにその分離に際して所定部位の破壊を要する結合部の構成や、引き剥がしに際して粘着層が接着対象に残ることで剥がされたことの痕跡を残す封印シールを複数のケース体間の境界を跨ぐようにして貼り付ける構成が考えられる。また、痕跡構造としては、基板ボックス60aを構成する複数のケース体間の境界に対して接着剤を塗布する構成が考えられる。
As shown in FIG. 2, a
主制御装置60を含めて内枠13の背面側を覆うようにして裏パックユニット15が設置されている。裏パックユニット15は、透明性を有する合成樹脂により形成された裏パック72を備えており、当該裏パック72に払出機構部73及び制御装置集合ユニット74が取り付けられている。
The
払出機構部73は、遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給されるタンク75と、当該タンク75に貯留された遊技球を払い出すための払出装置76と、を備えている。払出装置76より払い出された遊技球は、当該払出装置76の下流側に設けられた払出通路を通じて、上皿55a又は下皿56aに排出される。なお、払出機構部73には、例えば交流24ボルトの主電源が供給されるとともに、電源のON操作及びOFF操作を行うための電源スイッチを有する裏パック基板が搭載されている。
The
制御装置集合ユニット74は、払出装置76を制御する機能を有する払出制御装置77と、各種制御装置等で要する所定の電力が生成されて出力されるとともに遊技者による発射操作装置28の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる電源・発射制御装置78と、を備えている。これら払出制御装置77と電源・発射制御装置78とは、払出制御装置77がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
The control device
<パチンコ機10の電気的構成>
図5は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
<Electrical configuration of
FIG. 5 is a block diagram showing an electrical configuration of the
主制御装置60は、遊技の主たる制御を司る主制御基板61と、電源を監視する停電監視基板67と、を具備している。主制御基板61には、MPU62が搭載されている。MPU62には、制御部及び演算部を含む演算処理装置である主側CPU63の他に、主側ROM64、主側RAM65及び管理用IC66が内蔵されている。なお、MPU62には、上記素子以外に、割込回路、タイマ回路、データ入出力回路、乱数発生器としての各種カウンタ回路などが内蔵されている。
The
主側ROM64は、NOR型フラッシュメモリ及びNAND型フラッシュメモリなどの記憶保持に外部からの電力供給が不要なメモリ(すなわち、不揮発性記憶手段)であり、読み出し専用として利用される。主側ROM64は、主側CPU63により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶している。
The
主側RAM65は、SRAM及びDRAMなどの記憶保持に外部からの電力供給が必要なメモリ(すなわち、揮発性記憶手段)であり、読み書き両用として利用される。主側RAM65は、ランダムアクセスが可能であるとともに、同一のデータ容量で比較した場合に主側ROM64よりも読み出しに要する時間が早いものとなっている。主側RAM65は、主側ROM64内に記憶されている制御プログラムの実行に対して各種のデータなどを一時的に記憶する。
The
管理用IC66は、主側CPU63から供給された情報に基づいて遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を管理する管理装置である。詳細は後述するが、管理用IC66にて一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びアウト口24aへの遊技球の入球履歴が把握されるとともに、その把握された入球履歴に応じて一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への入球頻度が把握される。
The
MPU62には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU62の入力側には主制御装置60に設けられた停電監視基板67及び払出制御装置77が接続されている。停電監視基板67には動作電力を供給する機能を有する電源・発射制御装置78が接続されており、MPU62には停電監視基板67を介して動作電力が供給される。
The
MPU62の入力側には、各種入球検知センサ42a〜49aといった各種センサが接続されている。各種入球検知センサ42a〜49aは、既に説明したとおり、第1入賞口検知センサ42a、第2入賞口検知センサ43a、第3入賞口検知センサ44a、特電検知センサ45a、第1作動口検知センサ46a、第2作動口検知センサ47a、アウト口検知センサ48a及びゲート検知センサ49aである。これら入球検知センサ42a〜49aの検知結果に基づいて、主側CPU63にて各入球部への入球判定が行われる。また、主側CPU63では第1作動口33への入賞に基づいて各種抽選が実行されるとともに第2作動口34への入賞に基づいて各種抽選が実行される。
Various sensors such as various ball entry detection sensors 42a to 49a are connected to the input side of the
MPU62の出力側には、停電監視基板67、払出制御装置77及び音声発光制御装置81が接続されている。払出制御装置77には、例えば、上記入球部のうち入球の発生が遊技球の払い出しに対応する賞球対応入球部に遊技球が入球したことに基づいて賞球コマンドが出力される。音声発光制御装置81には、変動用コマンド、種別コマンド及びオープニングコマンドなどの各種コマンドが出力される。
A power
MPU62の出力側には、特電入賞装置32の開閉扉32aを開閉動作させる特電用の駆動部32b、第2作動口34の普電役物34aを開閉動作させる普電用の駆動部34b、特図ユニット37及び普図ユニット38が接続されている。ちなみに、特図ユニット37には、特図表示部37a及び特図保留表示部37bが設けられているが、これらの全てがMPU62の出力側に接続されている。同様に、普図ユニット38には、普図表示部38a及び普図保留表示部38bが設けられているが、これらの全てがMPU62の出力側に接続されている。主制御基板61には各種ドライバ回路が設けられており、当該ドライバ回路を通じてMPU62は各種駆動部及び各種表示部の駆動制御を実行する。
On the output side of the
つまり、開閉実行モードにおいては特電入賞装置32が開閉されるように、主側CPU63において特電用の駆動部32bの駆動制御が実行される。また、普電役物34aの開放状態当選となった場合には、普電役物34aが開閉されるように、主側CPU63において普電用の駆動部34bの駆動制御が実行される。また、各遊技回に際しては、主側CPU63において特図表示部37aの表示制御が実行される。また、普電役物34aを開放状態とするか否かの抽選結果を明示する場合に、主側CPU63において普図表示部38aの表示制御が実行される。また、第1作動口33若しくは第2作動口34への入賞が発生した場合、又は特図表示部37aにおいて変動表示が開始される場合に、主側CPU63において特図保留表示部37bの表示制御が実行され、スルーゲート35への入賞が発生した場合、又は普図表示部38aにおいて変動表示が開始される場合に、主側CPU63において普図保留表示部38bの表示制御が実行される。
That is, in the open / close execution mode, the drive control of the special electric drive unit 32b is executed by the
停電監視基板67は、主制御基板61と電源・発射制御装置78とを中継し、電源・発射制御装置78から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視する。払出制御装置77は、主制御装置60から受信した賞球コマンドに基づいて、払出装置76により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。
The power
電源・発射制御装置78は、例えば、遊技ホール等における商用電源(外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御基板61や払出制御装置77等に対して各々に必要な動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を供給する。ちなみに、電源・発射制御装置78にはバックアップ用コンデンサなどの電断時用電源部が設けられており、パチンコ機10の電源がOFF状態の場合であっても当該電断時用電源部から主制御装置60の主側RAM65及び払出制御装置77に記憶保持用の電力が供給される。また、電源・発射制御装置78は遊技球発射機構27の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構27は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。
The power supply /
音声発光制御装置81は、主制御装置60から受信した各種コマンドに基づいて、前扉枠14に設けられた表示発光部53及びスピーカ部54を駆動制御するとともに、表示制御装置82を制御するものである。表示制御装置82は、音声発光制御装置81から受信したコマンドに基づいて、図柄表示装置41の表示制御を実行する。
The voice
<主側CPU63にて各種抽選を行うための電気的構成>
次に、主側CPU63にて各種抽選を行うための電気的な構成について図6を用いて説明する。
<Electrical configuration for performing various lottery on the
Next, an electrical configuration for performing various lottery by the
主側CPU63は遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、大当たり発生抽選、特図表示部37aの表示の設定、図柄表示装置41の図柄表示の設定、普図表示部38aの表示の設定などを行うこととしており、具体的には、図6に示すように、当たり発生の抽選に使用する当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別を判定する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、図柄表示装置41が外れ変動する際のリーチ発生抽選に使用するリーチ乱数カウンタC3と、当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、特図表示部37a及び図柄表示装置41における表示継続時間を決定する変動種別カウンタCSと、を用いることとしている。さらに、第2作動口34の普電役物34aを普電開放状態とするか否かの抽選に使用する普電役物開放カウンタC4を用いることとしている。なお、上記各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、主側RAM65の各種カウンタエリア65bに設けられている。
The
各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、その更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後に「0」に戻るループカウンタとなっている。各カウンタは短時間間隔で更新される。当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3に対応した情報は、第1作動口33又は第2作動口34への入賞が発生した場合に、主側RAM65に取得情報記憶手段として設けられた保留格納エリア65aに格納される。
Each of the counters C1 to C3, CINI, CS, and C4 is a loop counter in which 1 is added to the previous value each time the counter is updated, and the counter returns to "0" after reaching the maximum value. Each counter is updated at short intervals. Information corresponding to the hit random number counter C1, the jackpot type counter C2, and the reach random number counter C3 is provided in the
保留格納エリア65aは、保留用エリアREと、実行エリアAEとを備えている。保留用エリアREは、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3及び第4保留エリアRE4を備えており、第1作動口33又は第2作動口34への入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報の組合せが保留情報として、いずれかの保留エリアRE1〜RE4に格納される。
The
この場合、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4には、第1作動口33又は第2作動口34への入賞が複数回連続して発生した場合に、第1保留エリアRE1→第2保留エリアRE2→第3保留エリアRE3→第4保留エリアRE4の順に各数値情報が時系列的に格納されていく。このように4つの保留エリアRE1〜RE4が設けられていることにより、第1作動口33又は第2作動口34への遊技球の入賞履歴が最大4個まで保留記憶されるようになっている。
In this case, in the first holding area RE1 to the fourth holding area RE4, when the
なお、保留記憶可能な数は、4個に限定されることはなく任意であり、2個、3個又は5個以上といったように他の複数であってもよく、単数であってもよい。 The number that can be stored on hold is not limited to 4, and may be any other number such as 2, 3, or 5 or more, or may be a single number.
実行エリアAEは、特図表示部37aの変動表示を開始する際に、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納された各数値情報を移動させるためのエリアであり、1遊技回の開始に際しては実行エリアAEに記憶されている各種数値情報に基づいて、当否判定などが行われる。 The execution area AE is an area for moving each numerical information stored in the first holding area RE1 of the holding area RE when starting the variable display of the special figure display unit 37a, and is the start of one game. At that time, a hit / fail judgment is performed based on various numerical information stored in the execution area AE.
上記各カウンタについて詳細に説明する。 Each of the above counters will be described in detail.
まず、普電役物開放カウンタC4について説明する。普電役物開放カウンタC4は、例えば、0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後に「0」に戻る構成となっている。普電役物開放カウンタC4は定期的に更新され、スルーゲート35に遊技球が入賞したタイミングで主側RAM65の普電保留エリア65cに格納される。そして、所定のタイミングにおいて、その格納された普電役物開放カウンタC4の値によって普電役物34aを開放状態に制御するか否かの抽選が行われる。
First, the general electric utility opening counter C4 will be described. The general electric accessory opening counter C4 is configured to, for example, add 1 in order within the range of 0 to 250 and return to "0" after reaching the maximum value. The general electric accessory opening counter C4 is periodically updated, and is stored in the general
本パチンコ機10では、普電役物34aによるサポートの態様が相互に異なるように複数種類のサポートモードが設定されている。詳細には、サポートモードには、遊技領域PAに同様の態様で遊技球の発射が継続されている状況で比較した場合に、第2作動口34の普電役物34aが単位時間当たりに開放状態となる頻度が相対的に高低となるように、高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとが設定されている。
In the
高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとでは、普電役物開放カウンタC4を用いた普電開放抽選における普電開放状態当選となる確率は同一(例えば、共に4/5)となっているが、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、普電開放状態当選となった際に普電役物34aが開放状態となる回数が多く設定されており、さらに1回の開放時間が長く設定されている。この場合、高頻度サポートモードにおいて普電開放状態当選となり普電役物34aの開放状態が複数回発生する場合において、1回の開放状態が終了してから次の開放状態が開始されるまでの閉鎖時間は、1回の開放時間よりも短く設定されている。さらにまた、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で最低限確保される確保時間(すなわち、普図表示部38aにおける1回の表示継続時間)が短く設定されている。 In the high-frequency support mode and the low-frequency support mode, the probability of winning the general-purpose open state in the general-purpose open lottery using the general-purpose accessory release counter C4 is the same (for example, both are 4/5). In the high frequency support mode, the number of times the general electric accessory 34a is opened when the general electric power open state is won is set more than in the low frequency support mode, and one opening time is set longer. Has been done. In this case, in the high-frequency support mode, when the open state of the general electric power is won and the open state of the general electric accessory 34a occurs a plurality of times, from the end of one open state to the start of the next open state. The closing time is set shorter than the one-time opening time. Furthermore, in the high-frequency support mode, compared to the low-frequency support mode, the minimum secured time is secured for the next public power opening lottery after one public power opening lottery is performed (that is, the general drawing). The duration of one display on the display unit 38a) is set short.
上記のとおり、高頻度サポートモードでは、低頻度サポートモードよりも第2作動口34への入賞が発生する確率が高くなる。換言すれば、低頻度サポートモードでは、第2作動口34よりも第1作動口33への入賞が発生する確率が高くなるが、高頻度サポートモードでは、第1作動口33よりも第2作動口34への入賞が発生する確率が高くなる。そして、第2作動口34への入賞が発生した場合には、所定個数の遊技球の払出が実行されるため、高頻度サポートモードでは、遊技者は持ち球をあまり減らさないようにしながら遊技を行うことができる。
As described above, in the high frequency support mode, the probability of winning the
なお、高頻度サポートモードを低頻度サポートモードよりも単位時間当たりに普電開放状態となる頻度を高くする上での構成は、上記のものに限定されることはなく、例えば普電開放抽選における普電開放状態当選となる確率を高くする構成としてもよい。また、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で確保される確保時間(例えば、スルーゲート35への入賞に基づき普図表示部38aにて実行される変動表示の時間)が複数種類用意されている構成においては、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、短い確保時間が選択され易い又は平均の確保時間が短くなるように設定されていてもよい。さらには、開放回数を多くする、開放時間を長くする、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で確保される確保時間を短くする、係る確保時間の平均時間を短くする及び当選確率を高くするのうち、いずれか1条件又は任意の組合せの条件を適用することで、低頻度サポートモードに対する高頻度サポートモードの有利性を高めてもよい。 The configuration for increasing the frequency of the high-frequency support mode to be in the open state per unit time is higher than that of the low-frequency support mode. It may be configured to increase the probability of winning the open state. In addition, the reserved time secured for the next public electric opening lottery after one public electric opening lottery is performed (for example, is executed on the general drawing display unit 38a based on the winning of the through gate 35). In a configuration in which multiple types of variable display times are prepared, the high-frequency support mode is set so that a shorter reservation time is easier to select or the average reservation time is shorter than the low-frequency support mode. May be good. Furthermore, the number of times of opening is increased, the opening time is lengthened, and the securing time secured when one public power opening lottery is held and then the next public power opening lottery is held is shortened. The advantage of the high frequency support mode over the low frequency support mode may be enhanced by applying any one of the conditions or any combination of the conditions of shortening the average time and increasing the winning probability.
次に、当たり乱数カウンタC1について説明する。当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜599の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後に「0」に戻る構成となっている。特に当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINIは、当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタである(値=0〜599)。当たり乱数カウンタC1は定期的に更新され、遊技球が第1作動口33又は第2作動口34に入賞したタイミングで主側RAM65の保留格納エリア65aに格納される。
Next, the hit random number counter C1 will be described. The hit random number counter C1 is configured to be incremented by 1 in order within the range of 0 to 599, and return to "0" after reaching the maximum value. In particular, when the hit random number counter C1 makes one round, the value of the random number initial value counter CINI at that time is read as the initial value of the hit random number counter C1. The random number initial value counter CINI is a loop counter similar to the hit random number counter C1 (value = 0 to 599). The winning random number counter C1 is periodically updated, and is stored in the
大当たり当選となる乱数の値は、主側ROM64に当否テーブルとして記憶されている。当否テーブルとしては、低確率モード用の当否テーブルと、高確率モード用の当否テーブルとが設定されている。つまり、本パチンコ機10は、当否抽選手段における抽選モードとして、低確率モードと高確率モードとが設定されている。
The value of the random number that wins the jackpot is stored in the
上記抽選に際して低確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の数は2個である。一方、上記抽選に際して高確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の数は20個である。なお、低確率モードよりも高確率モードの方の当選確率が高くなるのであれば、上記当選となる乱数の数は任意である。 In the gaming state in which the winning / failing table for the low probability mode is referred to in the lottery, the number of random numbers that win the big hit is two. On the other hand, in the gaming state in which the winning / failing table for the high probability mode is referred to in the lottery, the number of random numbers that win the big hit is 20. If the winning probability in the high probability mode is higher than that in the low probability mode, the number of random numbers to be won is arbitrary.
大当たり種別カウンタC2は、0〜29の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が第1作動口33又は第2作動口34に入賞したタイミングで保留格納エリア65aに格納される。
The jackpot type counter C2 is configured to be incremented by 1 in order within the range of 0 to 29 and return to "0" after reaching the maximum value. The jackpot type counter C2 is periodically updated, and is stored in the
本パチンコ機10では、複数の大当たり結果が設定されている。これら複数の大当たり結果は、(1)開閉実行モードにおける特電入賞装置32の開閉制御の態様、(2)開閉実行モード終了後の当否抽選手段における抽選モード、(3)開閉実行モード終了後の第2作動口34の普電役物34aにおけるサポートモード、という3つの条件に差異を設けることにより、複数の大当たり結果が設定されている。
In this
開閉実行モードにおける特電入賞装置32の開閉制御の態様としては、開閉実行モードが開始されてから終了するまでの間における特電入賞装置32への入賞の発生頻度が相対的に高低となるように高頻度入賞モードと低頻度入賞モードとが設定されている。具体的には、高頻度入賞モード及び低頻度入賞モードのいずれであっても、予め定められた回数のラウンド遊技を上限として実行される。
The mode of opening / closing control of the special
ここで、ラウンド遊技とは、予め定められた上限継続時間が経過すること、及び予め定められた上限個数の遊技球が特電入賞装置32に入賞することのいずれか一方の条件が満たされるまで継続する遊技のことである。また、大当たり結果が契機となった開閉実行モードにおけるラウンド遊技の回数は、その移行の契機となった大当たり結果の種類がいずれであっても固定ラウンド回数で同一となっている。具体的には、いずれの大当たり結果となった場合であっても、ラウンド遊技の上限回数は15ラウンドに設定されている。
Here, the round game continues until either the predetermined upper limit duration elapses or the predetermined upper limit number of game balls wins the special
また、本パチンコ機10では、特電入賞装置32の1回の開放態様が、特電入賞装置32が開放されてから閉鎖されるまでの開放継続時間を相違させて、複数種類設定されている。詳細には、開放継続時間が長時間である29secに設定された長時間態様と、開放継続時間が上記長時間よりも短い短時間である0.06secに設定された短時間態様と、が設定されている。
Further, in the
本パチンコ機10では、発射操作装置28が遊技者により操作されている状況では、0.6secに1個の遊技球が遊技領域PAに向けて発射されるように遊技球発射機構27が駆動制御される。また、ラウンド遊技は終了条件の上限個数が9個に設定されている。そうすると、上記開放態様のうち長時間態様では、遊技球の発射周期と1回のラウンド遊技との積よりも長い時間の開放継続時間が設定されていることとなる。一方、短時間態様では、遊技球の発射周期と1回のラウンド遊技との積よりも短い時間、より詳細には、遊技球の発射周期よりも短い時間の開放継続時間が設定されている。したがって、長時間態様で1回の開放が行われた場合には、特電入賞装置32に対して、1回のラウンド遊技における上限個数分の入賞が発生することが期待され、短時間態様で1回の開放が行われた場合には、特電入賞装置32への入賞が発生しないこと又は入賞が発生するとしても1個程度となることが期待される。
In the
高頻度入賞モードでは、各ラウンド遊技において長時間態様による特電入賞装置32の開放が1回行われる。一方、低頻度入賞モードでは、各ラウンド遊技において短時間態様による特電入賞装置32の開放が1回行われる。
In the high-frequency winning mode, the special
なお、高頻度入賞モード及び低頻度入賞モードにおける特電入賞装置32の開閉回数、ラウンド遊技の回数、1回の開放に対する開放継続時間及び1回のラウンド遊技における上限個数は、高頻度入賞モードの方が低頻度入賞モードよりも、開閉実行モードが開始されてから終了するまでの間における特電入賞装置32への入賞の発生頻度が高くなるのであれば、上記の値に限定されることはなく任意である。
The number of times the special
大当たり種別カウンタC2に対する遊技結果の振分先は、主側ROM64に振分テーブルとして記憶されている。そして、かかる振分先として、低確大当たり結果と、低入賞高確大当たり結果と、最有利大当たり結果とが設定されている。
The distribution destination of the game result with respect to the jackpot type counter C2 is stored in the
低確大当たり結果は、開閉実行モードが高頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、当否抽選モードが低確率モードとなるとともに、サポートモードが高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。但し、この高頻度サポートモードは、移行後において遊技回数が終了基準回数(具体的には、100回)に達した場合に低頻度サポートモードに移行する。 The low-probability jackpot result is a jackpot result in which the open / close execution mode becomes the high-frequency winning mode, and after the open / close execution mode ends, the winning / losing lottery mode becomes the low-probability mode and the support mode becomes the high-frequency support mode. However, this high-frequency support mode shifts to the low-frequency support mode when the number of games reaches the end reference number (specifically, 100 times) after the transition.
低入賞高確大当たり結果は、開閉実行モードが低頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、当否抽選モードが高確率モードとなるとともに、サポートモードが高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。これら高確率モード及び高頻度サポートモードは、当否抽選における抽選結果が大当たり状態当選となり、それによる大当たり状態に移行するまで継続する。 The low winning high probability jackpot result is a jackpot result in which the opening / closing execution mode becomes the low frequency winning mode, and after the opening / closing execution mode ends, the winning / failing lottery mode becomes the high probability mode and the support mode becomes the high frequency support mode. is there. These high-probability mode and high-frequency support mode continue until the lottery result in the winning / losing lottery becomes a big hit state and the state shifts to the big hit state.
最有利大当たり結果は、開閉実行モードが高頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、当否抽選モードが高確率モードとなるとともに、サポートモードが高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。これら高確率モード及び高頻度サポートモードは、当否抽選における抽選結果が大当たり状態当選となり、それによる大当たり状態に移行するまで継続する。 The most advantageous jackpot result is a jackpot result in which the open / close execution mode becomes the high-frequency winning mode, and after the open / close execution mode ends, the winning / losing lottery mode becomes the high-probability mode and the support mode becomes the high-frequency support mode. These high-probability mode and high-frequency support mode continue until the lottery result in the winning / losing lottery becomes a big hit state and the state shifts to the big hit state.
なお、上記各遊技状態との関係で通常遊技状態とは、開閉実行モードではなく、さらに当否抽選モードが低確率モードであり、サポートモードが低頻度サポートモードである状態をいう。また、遊技結果として、低入賞高確大当たり結果が設定されていない構成としてもよい。また、低入賞高確大当たり結果における開閉実行モードでは、ラウンド遊技の回数が低確大当たり結果及び最有利大当たり結果の場合よりも少ない回数である構成としてもよい。 In relation to each of the above game states, the normal game state is not an open / close execution mode, but a state in which the winning / failing lottery mode is a low probability mode and the support mode is a low frequency support mode. Further, as a game result, a configuration in which a low winning high probability jackpot result is not set may be used. Further, in the open / close execution mode in the low winning high probability jackpot result, the number of round games may be smaller than that in the case of the low probability jackpot result and the most advantageous jackpot result.
振分テーブルでは、「0〜29」の大当たり種別カウンタC2の値のうち、「0〜9」が低確大当たり結果に対応しており、「10〜14」が低入賞高確大当たり結果に対応しており、「15〜29」が最有利大当たり結果に対応している。 In the distribution table, among the values of the jackpot type counter C2 of "0 to 29", "0 to 9" corresponds to the low accuracy jackpot result, and "10 to 14" corresponds to the low winning high accuracy jackpot result. "15-29" corresponds to the most advantageous jackpot result.
次に、リーチ乱数カウンタC3について説明する。リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後に「0」に戻る構成となっている。ここで、本パチンコ機10には、図柄表示装置41における表示演出の一種として期待演出が設定されている。期待演出とは、図柄の変動表示を行うことが可能な図柄表示装置41を備え、所定の大当たり結果となる遊技回では最終的な停止結果が付与対応結果となる遊技機において、図柄表示装置41における図柄の変動表示が開始されてから停止結果が導出表示される前段階で、前記付与対応結果となり易い変動表示状態であると遊技者に思わせるための表示状態をいう。なお、付与対応結果について具体的には、いずれかの有効ライン上に同一の数字が付された図柄の組合せが停止表示される。
Next, the reach random number counter C3 will be described. The reach random number counter C3 is configured to be added one by one in order within the range of 0 to 238, and return to "0" after reaching the maximum value. Here, in the
期待演出には、リーチ表示と、リーチ表示が発生する前段階などにおいてリーチ表示の発生や付与対応結果の発生を期待させるための予告表示との2種類が設定されている。 Two types of expected effects are set: a reach display and a notice display for expecting the occurrence of the reach display and the occurrence of the grant response result in the stage before the reach display occurs.
リーチ表示には、図柄表示装置41の表示面41aに表示される複数の図柄列のうち一部の図柄列について図柄を停止表示させることで、リーチ図柄の組合せを表示し、その状態で残りの図柄列において図柄の変動表示を行う表示状態が含まれる。また、上記のようにリーチ図柄の組合せを表示した状態で、残りの図柄列において図柄の変動表示を行うとともに、その背景画面において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものや、リーチ図柄の組合せを縮小表示させる又は非表示とした上で、表示面41aの略全体において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものが含まれる。
In the reach display, a combination of reach symbols is displayed by stopping and displaying a part of the symbol rows among the plurality of symbol rows displayed on the display surface 41a of the
予告表示には、図柄表示装置41の表示面41aにおいて図柄の変動表示が開始されてから、全ての図柄列にて図柄が変動表示されている状況において、又は一部の図柄列であって複数の図柄列にて図柄が変動表示されている状況において、図柄列上の図柄とは別にキャラクタを表示させる態様が含まれる。また、背景画面をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものや、図柄列上の図柄をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものも含まれる。かかる予告表示は、リーチ表示が行われる場合及びリーチ表示が行われない場合のいずれの遊技回においても発生し得るが、リーチ表示が行われる場合の方がリーチ表示が行われない場合よりも高確率で発生するように設定されている。
In the notice display, after the variable display of the symbol is started on the display surface 41a of the
リーチ表示は、最終的に同一の図柄の組合せが停止表示される遊技回では、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なく実行される。また、同一の図柄の組合せが停止表示されない大当たり結果に対応した遊技回では、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なく実行されない。また、外れ結果に対応した遊技回では、主側ROM64に記憶されたリーチ用テーブルを参照して所定のタイミングで取得したリーチ乱数カウンタC3がリーチ表示の発生に対応している場合に実行される。
The reach display is executed regardless of the value of the reach random number counter C3 in the game times when the combination of the same symbols is finally stopped and displayed. Further, in the game times corresponding to the jackpot result in which the combination of the same symbols is not stopped and displayed, the game is not executed regardless of the value of the reach random number counter C3. Further, in the game round corresponding to the deviation result, it is executed when the reach random number counter C3 acquired at a predetermined timing by referring to the reach table stored in the
一方、予告表示を行うか否かの決定は、主制御装置60において行うのではなく、音声発光制御装置81において行われる。この場合、音声発光制御装置81は、いずれかの大当たり結果に対応した遊技回の方が、外れ結果に対応した遊技回に比べ、予告表示が発生し易いこと、及び出現率の低い予告表示が発生し易いことの少なくとも一方の条件を満たすように、予告表示用の抽選処理を実行する。ちなみに、この抽選結果は、図柄表示装置41にて遊技回用の演出が実行される場合に反映される。
On the other hand, the determination as to whether or not to display the notice is not performed by the
次に、変動種別カウンタCSについて説明する。変動種別カウンタCSは、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後に「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCSは、特図表示部37aにおける表示継続時間と、図柄表示装置41における図柄の表示継続時間とを主側CPU63において決定する上で用いられる。変動種別カウンタCSは、後述する通常処理が1回実行される毎に1回更新され、当該通常処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、特図表示部37aにおける変動表示の開始時及び図柄表示装置41による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際して変動種別カウンタCSのバッファ値が取得される。
Next, the variable type counter CS will be described. The variation type counter CS has a configuration in which, for example, 1 is added in order within the range of 0 to 198, and after reaching the maximum value, it returns to "0". The variation type counter CS is used in the
<主側CPU63の処理構成について>
次に、主側CPU63にて遊技を進行させるために実行される各処理を説明する。かかる主側CPU63の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、定期的に(本実施の形態では4msec周期で)起動されるタイマ割込み処理とがある。
<About the processing configuration of the
Next, each process executed to advance the game on the
<メイン処理>
まず、図7のフローチャートを参照しながらメイン処理を説明する。
<Main processing>
First, the main process will be described with reference to the flowchart of FIG. 7.
まず電源投入ウェイト処理を実行する(ステップS101)。当該電源投入ウェイト処理では、例えばメイン処理が起動されてからウェイト用の所定時間(具体的には1sec)が経過するまで次の処理に進行することなく待機する。かかる電源投入ウェイト処理の実行期間において図柄表示装置41の動作開始及び初期設定が完了することとなる。その後、主側RAM65のアクセスを許可するとともに(ステップS102)、主側CPU63の内部機能レジスタの設定を行う(ステップS103)。
First, the power-on wait process is executed (step S101). In the power-on wait process, for example, a predetermined time for waiting (specifically, 1 sec) elapses after the main process is started without proceeding to the next process. During the execution period of the power-on wait process, the operation start and initial setting of the
その後、電源・発射制御装置78に設けられたRAM消去スイッチが手動操作されているか否かを判定し(ステップS104)、さらに主側RAM65の停電フラグに「1」がセットされているか否かを判定する(ステップS105)。また、チェックサムを算出するチェックサム算出処理を実行し(ステップS106)、そのチェックサムが電源遮断時に保存したチェックサムと一致するか否か、すなわち記憶保持されたデータの有効性を判定する(ステップS107)。
After that, it is determined whether or not the RAM erasing switch provided in the power supply /
本パチンコ機10では、例えば遊技ホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチを押しながら電源が投入される。したがって、RAM消去スイッチが押されていれば、ステップS108の処理に移行する。また、電源遮断の発生情報が設定されていない場合や、チェックサムにより記憶保持されたデータの異常が確認された場合も同様にステップS108の処理に移行する。ステップS108では、主側RAM65をクリアする。その後、ステップS109に進む。
In the
一方、RAM消去スイッチが押されていない場合には、停電フラグに「1」がセットされていること、及びチェックサムが正常であることを条件に、ステップS108の処理を実行することなくステップS109に進む。ステップS109では、電源投入設定処理を実行する。電源投入設定処理では、停電フラグの初期化といった主側RAM65の所定のエリアを初期値に設定するとともに、現状の遊技状態に対応したコマンドを音声発光制御装置81に送信する。また、ステップS109の処理を実行した後は、管理用IC66に各種情報を認識させるための認識用処理(ステップS110)、及びMPU62に接続された読み取り装置に各種データを出力するためのデータ出力用処理を実行する(ステップS111)。これら認識用処理及びデータ出力用処理の詳細については後に説明する。
On the other hand, when the RAM erase switch is not pressed, step S109 is performed without executing the process of step S108, provided that the power failure flag is set to "1" and the checksum is normal. Proceed to. In step S109, the power-on setting process is executed. In the power-on setting process, a predetermined area of the
なお、主側CPU63はタイマ割込み処理を定期的に実行する構成であるが、メイン処理が開始された段階においてはタイマ割込み処理の発生が禁止されている。このタイマ割込み処理の発生が禁止された状態はステップS111の処理が完了してステップS112の処理が実行される前のタイミングで解除され、タイマ割込み処理の実行が許可される。これにより、主側CPU63への動作電力の供給が開始された場合にはステップS111のデータ出力用処理が終了して、ステップS112の処理が開始される前の段階までタイマ割込み処理は実行されない。よって、当該状況となるまでは主側CPU63にて遊技を進行させるための処理が開始されないこととなる。
The
その後、ステップS112〜ステップS115の残余処理に進む。つまり、主側CPU63はタイマ割込み処理を定期的に実行する構成であるが、1のタイマ割込み処理と次のタイマ割込み処理との間に残余時間が生じることとなる。この残余時間は各タイマ割込み処理の処理完了時間に応じて変動することとなるが、かかる不規則な時間を利用してステップS112〜ステップS115の残余処理を繰り返し実行する。この点、当該ステップS112〜ステップS115の残余処理は非定期的に実行される非定期処理であると言える。
After that, the process proceeds to the residual processing of steps S112 to S115. That is, although the
残余処理では、まずステップS112にて、タイマ割込み処理の発生を禁止するために割込み禁止の設定を行う。続くステップS113では、乱数初期値カウンタCINIの更新を行う乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS114にて変動種別カウンタCSの更新を行う変動用カウンタ更新処理を実行する。これらの更新処理では、主側RAM65の対応するカウンタから現状の数値情報を読み出し、その読み出した数値情報を1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。その後、ステップS115にて、タイマ割込み処理の発生を禁止している状態から許可する状態へ切り換える割込み許可の設定を行う。ステップS115の処理を実行したら、ステップS112に戻り、ステップS112〜ステップS115の処理を繰り返す。
In the residual processing, first, in step S112, interrupt prohibition is set in order to prohibit the occurrence of timer interrupt processing. In the following step S113, the random number initial value update process for updating the random number initial value counter CINI is executed, and in step S114, the variation counter update process for updating the variation type counter CS is executed. In these update processes, the current numerical information is read from the corresponding counter of the
<タイマ割込み処理>
次に、図8のフローチャートを参照しながらタイマ割込み処理を説明する。タイマ割込み処理は定期的(例えば4msec周期)に実行される。
<Timer interrupt processing>
Next, timer interrupt processing will be described with reference to the flowchart of FIG. The timer interrupt process is executed periodically (for example, in a 4 msec cycle).
まず停電情報記憶処理を実行する(ステップS201)。停電情報記憶処理では、停電監視基板67から電源遮断の発生に対応した停電信号を受信しているか否かを監視し、停電の発生を特定した場合には停電時処理を実行した後に無限ループとなる。停電時処理では、主側RAM65の停電フラグに「1」をセットするとともに、チェックサムを算出しその算出したチェックサムを保存する。
First, the power failure information storage process is executed (step S201). In the power failure information storage process, it is monitored whether or not a power failure signal corresponding to the occurrence of a power failure is received from the power
その後、抽選用乱数更新処理を実行する(ステップS202)。抽選用乱数更新処理では、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電役物開放カウンタC4から現状の数値情報を順次読み出し、それら読み出した数値情報をそれぞれ1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。その後、ステップS203ではステップS113と同様に乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS204にてステップS114と同様に変動用カウンタ更新処理を実行する。 After that, the lottery random number update process is executed (step S202). In the lottery random number update process, the hit random number counter C1, the jackpot type counter C2, the reach random number counter C3, and the universal utility release counter C4 are updated. Specifically, the current numerical information was sequentially read from the hit random number counter C1, the jackpot type counter C2, the reach random number counter C3, and the universal utility release counter C4, and the read numerical information was added by 1 to each of them. Later, a process of overwriting the read source counter is executed. In this case, when the counter value reaches the maximum value, it is cleared to "0" respectively. After that, in step S203, the random number initial value update process is executed in the same manner as in step S113, and in step S204, the fluctuation counter update process is executed in the same manner as in step S114.
その後、不正用の監視対象として設定されている所定の事象が発生しているか否かを監視する不正検知処理を実行する(ステップS205)。当該不正検知処理では、複数種類の事象の発生を監視し、所定の事象が発生していることを確認することで、主側RAM65に設けられた遊技停止用フラグに「1」をセットする。続くステップS206では、上記遊技停止用フラグに「1」がセットされているか否かを判定することで、遊技の進行を停止している状態であるか否かを判定する。ステップS206にて否定判定をした場合に、ステップS207以降の処理を実行する。
After that, a fraud detection process for monitoring whether or not a predetermined event set as a monitoring target for fraud has occurred is executed (step S205). In the fraud detection process, the occurrence of a plurality of types of events is monitored, and by confirming that a predetermined event has occurred, "1" is set in the game stop flag provided in the
ステップS207では、ポート出力処理を実行する。ポート出力処理では、前回のタイマ割込み処理において出力情報の設定が行われている場合に、その出力情報に対応した出力を各種駆動部32b,34bに行うための処理を実行する。例えば、特電入賞装置32を開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には特電用の駆動部32bへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。また、第2作動口34の普電役物34aを開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には普電用の駆動部34bへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。
In step S207, the port output process is executed. In the port output process, when the output information is set in the previous timer interrupt process, the process for outputting the output corresponding to the output information to the
その後、読み込み処理を実行する(ステップS208)。読み込み処理では、停電信号及び入賞信号以外の信号の読み込みを実行し、その読み込んだ情報を今後の処理にて利用するために記憶する。 After that, the reading process is executed (step S208). In the reading process, signals other than the power failure signal and the winning signal are read, and the read information is stored for use in future processing.
その後、入球検知処理を実行する(ステップS209)。当該入球検知処理では、各入球検知センサ42a〜49aから受信している信号を読み込み、その読み込み結果に基づいて、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びスルーゲート35への入球の有無を特定する。なお、入球検知処理の詳細については後に説明する。
After that, the ball entry detection process is executed (step S209). In the ball entry detection process, the signals received from the ball entry detection sensors 42a to 49a are read, and based on the read result, the
その後、主側RAM65に設けられている複数種類のタイマカウンタの数値情報をまとめて更新するためのタイマ更新処理を実行する(ステップS210)。この場合、記憶されている数値情報が減算されて更新されるタイマカウンタを集約して扱う構成であるが、減算式のタイマカウンタの更新及び加算式のタイマカウンタの更新の両方を集約して行う構成としてもよい。
After that, a timer update process for collectively updating the numerical information of a plurality of types of timer counters provided in the
その後、遊技球の発射制御を行うための発射制御処理を実行する(ステップS211)。発射操作装置28への発射操作が継続されている状況では、所定の発射周期である0.6secに1個の遊技球が発射される。続くステップS212では、入力状態監視処理として、ステップS208の読み込み処理にて読み込んだ情報に基づいて、各入球検知センサ42a〜49aの断線確認や、遊技機本体12や前扉枠14の開放確認を行う。
After that, a launch control process for controlling the launch of the game ball is executed (step S211). In a situation where the firing operation to the
その後、遊技回の実行制御及び開閉実行モードの実行制御を行うための特図特電制御処理を実行する(ステップS213)。当該特図特電制御処理では、保留格納エリア65aに記憶されている保留情報の数が上限数未満である状況で第1作動口33又は第2作動口34への入賞が発生した場合に、その時点における当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報を保留情報として、保留格納エリア65aに時系列的に格納していく処理を実行する。また、特図特電制御処理では、遊技回中及び開閉実行モード中ではなく且つ保留情報が記憶されていることを条件に、その保留情報が大当たり当選に対応しているか否かを判定する当否判定処理、及び大当たり当選に対応している場合にはその保留情報がいずれの大当たり結果に対応しているのかを判定する振分判定処理を実行する。また、特図特電制御処理では、当否判定処理及び振分判定処理だけでなく、その保留情報が大当たり当選に対応していない場合には、その保留情報がリーチ発生に対応しているか否かを判定するリーチ判定処理を実行するとともに、その時点における変動種別カウンタCSの数値情報を利用して遊技回の継続時間を選択する処理を実行する。そして、それら各処理の結果に応じた継続時間の情報を含む変動用コマンドと、遊技結果の情報を含む種別コマンドとを、音声発光制御装置81に送信するとともに、特図表示部37aにおける絵柄の変動表示を開始させる。音声発光制御装置81は変動用コマンド及び種別コマンドを受信することによりこれらコマンドの内容に対応する遊技回用の演出を表示発光部53及びスピーカ部54にて開始させる。また、音声発光制御装置81は変動用コマンド及び種別コマンドの内容に対応する変動パターンコマンドを表示制御装置82に送信する。表示制御装置82は変動パターンコマンドを受信することにより、変動パターンコマンドの内容に対応する図柄の変動表示を図柄表示装置41にて開始させる。これにより、1遊技回が開始された状態となる。
After that, the special figure special electric control process for performing the execution control of the game times and the execution control of the open / close execution mode is executed (step S213). In the special figure special electric control process, when a prize is generated in the
特図特電制御処理では、1遊技回の実行中には遊技回の開始時に決定した遊技回の継続期間が経過したか否かを判定することで、その遊技回の終了タイミングであるか否かを判定する。終了タイミングである場合には遊技結果に対応した表示を行った状態で、その遊技回を終了させる処理を実行する。この場合、今回の遊技回がいずれかの大当たり結果の発生に対応している場合には、その大当たり結果の種類に対応する絵柄が特図表示部37aにて停止表示されるようにし、今回の遊技回が外れ結果に対応している場合には、外れ結果に対応する絵柄が特図表示部37aにて停止表示されるようにする。また、遊技回を終了させるべきことを示す最終停止コマンドを音声発光制御装置81に送信する。音声発光制御装置81は最終停止コマンドを受信することにより表示発光部53及びスピーカ部54における今回の遊技回用の演出を終了させる。また、音声発光制御装置81は最終停止コマンドを表示制御装置82に送信する。表示制御装置82は最終停止コマンドを受信することにより、図柄表示装置41における今回の遊技回用の演出を終了させる。
In the special figure special electric control process, whether or not it is the end timing of the game round is determined by determining whether or not the duration of the game round determined at the start of the game round has elapsed during the execution of one game round. To judge. If it is the end timing, the process of ending the game is executed with the display corresponding to the game result displayed. In this case, if the game times this time correspond to the occurrence of any of the jackpot results, the pattern corresponding to the type of the jackpot result is stopped and displayed on the special figure display unit 37a, and this time. When the game times correspond to the out-of-game result, the pattern corresponding to the out-of-game result is stopped and displayed on the special figure display unit 37a. In addition, a final stop command indicating that the game round should be ended is transmitted to the voice
特図特電制御処理では、遊技回の結果が開閉実行モードへの移行に対応した結果である場合には、当該開閉実行モードを開始させるための処理を実行する。この開始に際しては、開閉実行モードが開始されることを示すオープニングコマンドを音声発光制御装置81に送信する。また、特図特電制御処理では、各ラウンド遊技を開始させるための処理及び各ラウンド遊技を終了させるための処理を実行する。ラウンド遊技が開始される場合には特電入賞装置32が開放状態となり、ラウンド遊技が終了する場合には特電入賞装置32が閉鎖状態となる。これら各処理に際して、ラウンド遊技が開始されることを示す開放コマンドを音声発光制御装置81に送信するとともに、ラウンド遊技が終了されることを示す閉鎖コマンドを音声発光制御装置81に送信する。また、特図特電制御処理では、開閉実行モードを終了させる場合にそのことを示すエンディングコマンドを音声発光制御装置81に送信する。音声発光制御装置81は開閉実行モード中に受信する各種コマンドに対応する態様で表示発光部53及びスピーカ部54にて開閉実行モード用の演出を実行させる。また、音声発光制御装置81は開閉実行モード中に受信したコマンドに対応するコマンドを表示制御装置82に送信する。表示制御装置82は開閉実行モード中に受信する各種コマンドに対応する態様で図柄表示装置41にて開閉実行モード用の演出を実行させる。また、特図特電制御処理では、開閉実行モードを終了させる場合、当該開閉実行モードの終了後における当否抽選モード及びサポートモードが、当該開閉実行モードの実行契機となった大当たり結果の種類に対応するモードとなるようにための処理を実行する。
In the special figure special electric control process, when the result of the game round is the result corresponding to the transition to the open / close execution mode, the process for starting the open / close execution mode is executed. At the time of this start, an opening command indicating that the open / close execution mode is started is transmitted to the voice
タイマ割込み処理においてステップS213の特図特電制御処理を実行した後は、普図普電制御処理を実行する(ステップS214)。普図普電制御処理では、スルーゲート35への入賞が発生している場合に普図側の保留情報を取得するための処理を実行するとともに、普図側の保留情報が記憶されている場合にその保留情報について開放判定を行い、さらにその開放判定を契機として普図用の演出を行うための処理を実行する。また、開放判定の結果に基づいて、第2作動口34の普電役物34aを開閉させる処理を実行する。この場合、サポートモードが低頻度サポートモードであればそれに対応する処理が実行され、サポートモードが高頻度サポートモードであればそれに対応する処理が実行される。また、開閉実行モードである場合にはその直前のサポートモードが高頻度サポートモードであったとしても低頻度サポートモードとなる。
After executing the special figure special electric control process of step S213 in the timer interrupt process, the normal figure normal electric control process is executed (step S214). In the Fuzu Fuden control process, when a prize has been won in the through
続くステップS215では、直前のステップS213及びステップS214の処理結果に基づいて、特図表示部37aに係る保留情報の増減個数を特図保留表示部37bに反映させるための出力情報の設定を行うとともに、普図表示部38aに係る保留情報の増減個数を普図保留表示部38bに反映させるための出力情報の設定を行う。また、ステップS215では、直前のステップS213及びステップS214の処理結果に基づいて、特図表示部37aの表示内容を更新させるための出力情報の設定を行うとともに、普図表示部38aの表示内容を更新させるための出力情報の設定を行う。
In the following step S215, based on the processing results of the immediately preceding steps S213 and S214, the output information for reflecting the increase / decrease in the number of reserved information related to the special figure display unit 37a on the special figure
その後、払出制御装置77から受信したコマンド及び信号の内容を確認し、その確認結果に対応した処理を行うための払出状態受信処理を実行する(ステップS216)。また、賞球コマンドを出力対象として設定するための払出出力処理を実行する(ステップS217)。また、今回のタイマ割込み処理にて実行された各種処理の処理結果に応じた外部信号の出力の開始及び終了を制御するための外部情報設定処理を実行する(ステップS218)。その後、遊技領域PAにおける遊技球の入球結果に対応する情報を管理用IC66に出力するための管理用出力処理を実行する(ステップS219)。管理用出力処理の詳細については後に説明する。
After that, the contents of the command and the signal received from the
次に、主側CPU63にて、各入球検知センサ42a〜49aの検知結果に基づき、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及びスルーゲート35への遊技球の入球の有無を特定するための構成について説明する。図9は主側CPU63に入球検知センサ42a〜49aの検知結果が入力されるようにする構成を説明するための説明図である。
Next, the
主側CPU63には入力ポート63aが設けられている。入力ポート63aは、8種類の信号を同時に扱うことができるように8ビットのパラレルインターフェースとして構成されている。そして、各信号の電圧に応じて「0」又は「1」の情報が格納されるエリアが、各端子に1対1で対応させて設けられている。つまり、当該エリアとして、第0ビットD0〜第7ビットD7を備えている。また、入力ポート63aには8種類を超える信号が入力されることとなるが、同時に入力される対象を8種類に制限するために、入力ポート63aへの入力対象となる信号群はドライバICによる切換制御を通じて切り換えられる。
The
タイマ割込み処理(図8)の入球検知処理(ステップS209)では、入力ポート63aへの入力対象となる信号群が各入球検知センサ42a〜49aからの信号群に設定される。かかる設定がなされた状況では、第0ビットD0は第1入賞口検知センサ42aからの検知信号に対応した情報が格納され、第1ビットD1は第2入賞口検知センサ43aからの検知信号に対応した情報が格納され、第2ビットD2は第3入賞口検知センサ44aからの検知信号に対応した情報が格納され、第3ビットD3は特電検知センサ45aからの検知信号に対応した情報が格納され、第4ビットD4は第1作動口検知センサ46aからの検知信号に対応した情報が格納され、第5ビットD5は第2作動口検知センサ47aからの検知信号に対応した情報が格納され、第6ビットD6はアウト口検知センサ48aからの検知信号に対応した情報が格納され、第7ビットD7はゲート検知センサ49aからの検知信号に対応した情報が格納される。
In the ball entry detection process (step S209) of the timer interrupt process (FIG. 8), the signal group to be input to the input port 63a is set to the signal group from the ball entry detection sensors 42a to 49a. In the situation where such a setting is made, the 0th bit D0 stores the information corresponding to the detection signal from the first winning opening detection sensor 42a, and the 1st bit D1 corresponds to the detection signal from the second winning opening detection sensor 43a. The second bit D2 stores the information corresponding to the detection signal from the third winning
上記各入球検知センサ42a〜49aは、遊技球の通過を検知していない場合には検知信号として非検知中であることを示すLOWレベル信号を出力し、遊技球の通過を検知している場合には検知信号として検知中であることを示すHIレベル信号を出力する。そして、入力ポート63aではLOWレベル信号を受信している場合に該当するビットに対して「0」の情報を格納し、HIレベル信号を受信している場合に該当するビットに対して「1」の情報を格納する。つまり、入球検知センサ42a〜49aにおいて遊技球の通過が検知されていない状況では該当するビットに対して非検知中を示す情報に対応した「0」の情報が格納され、遊技球の通過が検知されている状況では該当するビットに対して検知中を示す情報に対応した「1」の情報が格納される。 When each of the above-mentioned ball entry detection sensors 42a to 49a does not detect the passage of the game ball, it outputs a LOW level signal indicating that the detection is not being performed as a detection signal, and detects the passage of the game ball. In the case, an HI level signal indicating that detection is being performed is output as a detection signal. Then, the input port 63a stores the information of "0" for the corresponding bit when the LOW level signal is received, and "1" for the corresponding bit when the HI level signal is received. Store information about. That is, in the situation where the passage of the game ball is not detected by the ball entry detection sensors 42a to 49a, the information of "0" corresponding to the information indicating that the corresponding bit is not detected is stored, and the passage of the game ball In the detected situation, the information of "1" corresponding to the information indicating that the bit is being detected is stored for the corresponding bit.
図10はタイマ割込み処理(図8)のステップS209にて実行される入球検知処理を示すフローチャートである。 FIG. 10 is a flowchart showing a ball entry detection process executed in step S209 of the timer interrupt process (FIG. 8).
第0ビットD0に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第1入賞口検知センサ42aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS301:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第1出力フラグに「1」をセットするとともに(ステップS302)、主側RAM65に設けられた10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS303)。第1出力フラグは、第1入賞口検知センサ42aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。10個賞球用カウンタは、10個の遊技球の払い出しを実行すべき回数を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。10個賞球用カウンタの値が1以上である場合、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS217の払出出力処理にて10個賞球コマンドを払出制御装置77に出力するとともに、10個賞球コマンドを1回出力した場合には10個賞球用カウンタの値を1減算する。払出制御装置77は10個賞球コマンドを受信した場合、10個の遊技球が払い出されるように払出装置76を駆動制御する。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the 0th bit D0 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, one piece is displayed by the first winning opening detection sensor 42a. It is determined that the game ball has been detected (step S301: YES). In this case, "1" is set in the first output flag provided in the main RAM 65 (step S302), and the value of the 10 prize ball counters provided in the
第1ビットD1に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第2入賞口検知センサ43aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS304:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第2出力フラグに「1」をセットするとともに(ステップS305)、主側RAM65に設けられた10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS306)。第2出力フラグは、第2入賞口検知センサ43aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the first bit D1 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one piece is used by the second winning opening detection sensor 43a. It is determined that the game ball has been detected (step S304: YES). In this case, "1" is set in the second output flag provided in the main RAM 65 (step S305), and the value of the 10 prize ball counters provided in the
第2ビットD2に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第3入賞口検知センサ44aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS307:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第3出力フラグに「1」をセットするとともに(ステップS308)、主側RAM65に設けられた10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS309)。第3出力フラグは、第3入賞口検知センサ44aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the second bit D2 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one piece is displayed by the third winning
第3ビットD3に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、特電検知センサ45aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS310:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた特電入賞フラグに「1」をセットするとともに(ステップS311)、主側RAM65に設けられた第4出力フラグに「1」をセットし(ステップS312)、さらに主側RAM65に設けられた15個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS313)。特電入賞フラグは開閉実行モードのラウンド遊技において特電入賞装置32に1個の遊技球が入球したことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。タイマ割込み処理(図8)の特図特電制御処理(ステップS213)では特電入賞フラグに「1」がセットされていることを確認することで、特電入賞装置32への1個の遊技球の入球が発生したことを特定し、ラウンド遊技における特電入賞装置32への残りの入球可能個数を1減算する。かかる入球可能個数を1減算する処理を実行した場合に特電入賞フラグを「0」クリアする。第4出力フラグは、特電検知センサ45aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。15個賞球用カウンタは、15個の遊技球の払い出しを実行すべき回数を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。15個賞球用カウンタの値が1以上である場合、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS217の払出出力処理にて15個賞球コマンドを払出制御装置77に出力するとともに、15個賞球コマンドを1回出力した場合には15個賞球用カウンタの値を1減算する。払出制御装置77は15個賞球コマンドを受信した場合、15個の遊技球が払い出されるように払出装置76を駆動制御する。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the third bit D3 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one game ball is displayed by the special
第4ビットD4に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第1作動口検知センサ46aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS314:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第1作動入賞フラグに「1」をセットするとともに(ステップS315)、主側RAM65に設けられた第5出力フラグに「1」をセットし(ステップS316)、さらに主側RAM65に設けられた1個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS317)。第1作動入賞フラグは第1作動口33に1個の遊技球が入球したことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。タイマ割込み処理(図8)の特図特電制御処理(ステップS213)では第1作動入賞フラグに「1」がセットされていることを確認することで、保留格納エリア65aの保留用エリアREに格納されている保留情報の個数が上限個数である4個未満であることを条件として、保留情報を新たに格納する処理を実行する。特電特電制御処理(ステップS213)にて第1作動入賞フラグに「1」がセットされていることを確認し、その確認に対応する処理を実行した場合に第1作動入賞フラグを「0」クリアする。第5出力フラグは、第1作動口検知センサ46aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。1個賞球用カウンタは、1個の遊技球の払い出しを実行すべき回数を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。1個賞球用カウンタの値が1以上である場合、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS217の払出出力処理にて1個賞球コマンドを払出制御装置77に出力するとともに、1個賞球コマンドを1回出力した場合には1個賞球用カウンタの値を1減算する。払出制御装置77は1個賞球コマンドを受信した場合、1個の遊技球が払い出されるように払出装置76を駆動制御する。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the 4th bit D4 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one operation
第5ビットD5に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第2作動口検知センサ47aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS318:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第2作動入賞フラグに「1」をセットするとともに(ステップS319)、主側RAM65に設けられた第6出力フラグに「1」をセットし(ステップS320)、さらに主側RAM65に設けられた1個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS321)。第2作動入賞フラグは第2作動口34に1個の遊技球が入球したことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。タイマ割込み処理(図8)の特図特電制御処理(ステップS213)では第2作動入賞フラグに「1」がセットされていることを確認することで、保留格納エリア65aの保留用エリアREに格納されている保留情報の個数が上限個数である4個未満であることを条件として、保留情報を新たに格納する処理を実行する。特電特電制御処理(ステップS213)にて第2作動入賞フラグに「1」がセットされていることを確認し、その確認に対応する処理を実行した場合に第2作動入賞フラグを「0」クリアする。第6出力フラグは、第2作動口検知センサ47aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the fifth bit D5 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, one piece is used by the second operation port detection sensor 47a. It is determined that the game ball has been detected (step S318: YES). In this case, "1" is set in the second operation winning flag provided in the main RAM 65 (step S319), and "1" is set in the sixth output flag provided in the main RAM 65 (step S320). Further, the value of the one prize ball counter provided in the
第6ビットD6に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、アウト口検知センサ48aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS322:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた第7出力フラグに「1」をセットする(ステップS323)。第7出力フラグは、アウト口検知センサ48aにて1個の遊技球が検知されたことを示す情報出力を管理用IC66に対して実行すべきことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the 6th bit D6 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one game ball is used by the out-
第7ビットD7に「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、ゲート検知センサ49aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS324:YES)。この場合、主側RAM65に設けられたゲート入賞フラグに「1」をセットする(ステップS325)。ゲート入賞フラグはスルーゲート35に1個の遊技球が入球したことを主側CPU63にて特定するためのフラグである。タイマ割込み処理(図8)の普図普電制御処理(ステップS214)ではゲート入賞フラグに「1」がセットされていることを確認することで、普電保留エリア65cに格納されている普図側の保留情報の個数が上限個数である4個未満であることを条件として、現状の普電役物開放カウンタC4の数値情報を普図側の保留情報として普電保留エリア65cに格納する処理を実行する。普図普電制御処理(ステップS214)にてゲート入賞フラグに「1」がセットされていることを確認し、その確認に対応する処理を実行した場合にゲート入賞フラグを「0」クリアする。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored in the 7th bit D7 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, one game ball is displayed by the
なお、タイマ割込み処理(図8)は既に説明したとおり4msec周期で起動されるため、1個の入球検知センサ42a〜49aにて1個の遊技球の検知が開始された場合、当該入球検知センサ42a〜49aにてその1個の遊技球の検知を継続している状況において当該入球検知センサ42a〜49aにて1個の遊技球が検知されたことの特定が主側CPU63にて行われる。したがって、第1〜第7出力フラグはそれぞれ1個ずつ設けられていれば十分である。
Since the timer interrupt process (FIG. 8) is started at a cycle of 4 msec as described above, when one game ball detection sensor 42a to 49a starts detecting one game ball, the ball entry detection sensor 42a to 49a. In the situation where the detection sensors 42a to 49a continue to detect the one game ball, the
次に、払出制御装置77にて実行される処理内容について説明する。まず払出制御装置77及び当該払出制御装置77との間で通信を行う各種装置の電気的構成について、図11のブロック図を参照しながら説明する。
Next, the processing contents executed by the
払出制御装置77はMPU91を備えている。MPU91には、制御部及び演算部を含む演算処理装置である払出側CPU92の他に、払出側ROM93、払出側RAM94、割込回路、タイマ回路、データ入出力回路などが内蔵されている。
The
払出側ROM93は、NOR型フラッシュメモリ及びNAND型フラッシュメモリなどの記憶保持に外部からの電力供給が不要なメモリ(すなわち、不揮発性記憶手段)であり、読み出し専用として利用される。払出側ROM93は、払出側CPU92により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶している。
The
払出側RAM94は、SRAM及びDRAMなどの記憶保持に外部からの電力供給が必要なメモリ(すなわち、揮発性記憶手段)であり、読み書き両用として利用される。払出側RAM94は、ランダムアクセスが可能であるとともに、同一のデータ容量で比較した場合に払出側ROM93よりも読み出しに要する時間が早いものとなっている。払出側RAM94は、払出側ROM93内に記憶されている制御プログラムの実行に対して各種のデータなどを一時的に記憶する。
The
払出側CPU92は、主側CPU63と双方向通信を行うことが可能となっている。払出側CPU92は主側CPU63から賞球コマンドを受信することにより、その賞球コマンドに対応する個数の遊技球が払い出されるように払出装置76を駆動制御する。また、払出側CPU92は、遊技球の払い出しを正常に行うことが可能な状態であるか否かを監視し、正常に行うことが可能ではない状態であると特定した場合には払出側RAM94に未払出の賞球個数情報が記憶されている状況であっても払出装置76を停止させる。また、払出側CPU92は、このように正常に払い出しを行うことが可能ではない状態であることを示す払出制限コマンドを主側CPU63に送信する。主側CPU63は当該払出制限コマンドを受信した場合、遊技球の払い出しを正常に行うことが可能ではない状態であることを示す報知が図柄表示装置41、表示発光部53及びスピーカ部54にて実行されるように音声発光制御装置81に報知用コマンドを送信する。遊技球の払い出しを正常に行うことが可能ではない状態として、下皿56aが遊技球で満タンとなる満タン状態と、タンク75に遊技球が補充されていない球無状態と、払出装置76が正常に動作しない払出異常状態と、遊技機本体12が外枠11から開放された本体開放状態と、前扉枠14が内枠13から開放された前扉開放状態と、が存在している。
The
払出装置76から下皿56aへと通じる遊技球通路の途中位置には図示しない満タン検知センサが設けられており、当該満タン検知センサの検知結果は払出側CPU92に入力される。払出側CPU92は、満タン検知センサにおいて遊技球が継続して検知された場合に満タン状態であると特定し、満タン検知センサにて遊技球が継続して検知される状態が解除された場合に満タン状態が解除されたと特定する。
A full tank detection sensor (not shown) is provided at an intermediate position of the game ball passage leading from the
タンク75から払出装置76へと通じる遊技球通路の途中位置に図示しない球無検知センサが設けられており、当該球無検知センサの検知結果は払出側CPU92に入力される。払出側CPU92は、球無検知センサにおいて遊技球が継続して検知されない場合に球無状態であると特定し、球無検知センサにて遊技球が継続して検知されない状態が解除された場合に球無状態が解除されたと特定する。
A ball non-detection sensor (not shown) is provided in the middle of the game ball passage leading from the
払出装置76には当該払出装置76から払い出される遊技球を検知するための図示しない払出検知センサが設けられており、当該払出検知センサの検知結果は払出側CPU92に入力される。払出側CPU92は、払出検知センサにて遊技球が検知された場合に払出装置76から1個の遊技球が払い出されたと特定する。また、払出側CPU92は、遊技球が払い出されるように払出装置76を駆動制御しているにも関わらず払出検知センサにて遊技球が継続して検知されない場合に払出異常状態であると特定し、払出検知センサにて遊技球が継続して検知されない状態が解除された場合に払出異常状態が解除されたと特定する。
The
内枠13の前面部には前扉開放センサ95が設けられており(図2参照)、当該前扉開放センサ95の検知結果は払出側CPU92に入力される。この場合、内枠13に対して前扉枠14が閉鎖状態である場合に前扉開放センサ95は閉鎖検知信号を払出側CPU92に送信し、内枠13に対して前扉枠14が開放状態である場合に前扉開放センサ95は開放検知信号を払出側CPU92に送信する。払出側CPU92は、前扉開放センサ95から閉鎖検知信号を受信している場合に前扉枠14が閉鎖状態であると特定し、前扉開放センサ95から開放検知信号を受信している場合に前扉枠14が開放状態であると特定する。また、払出側CPU92は、前扉枠14が閉鎖状態から開放状態となったと特定したタイミングで主側CPU63に前扉開放コマンドを送信し、前扉枠14が開放状態から閉鎖状態となったと特定したタイミングで主側CPU63に前扉閉鎖コマンドを送信する。主側CPU63は、前扉開放コマンドを受信した場合に前扉枠14が開放状態となったと特定し、前扉閉鎖コマンドを受信した場合に前扉枠14が閉鎖状態となったと特定する。
A front
裏パックユニット15の前面部には本体開放センサ96が設けられており(図2参照)、当該本体開放センサ96の検知結果は払出側CPU92に入力される。この場合、外枠11に対して遊技機本体12が閉鎖状態である場合に本体開放センサ96は閉鎖検知信号を払出側CPU92に送信し、外枠11に対して遊技機本体12が開放状態である場合に本体開放センサ96は開放検知信号を払出側CPU92に送信する。払出側CPU92は、本体開放センサ96から閉鎖検知信号を受信している場合に遊技機本体12が閉鎖状態であると特定し、本体開放センサ96から開放検知信号を受信している場合に遊技機本体12が開放状態であると特定する。また、払出側CPU92は、遊技機本体12が閉鎖状態から開放状態となったと特定したタイミングで主側CPU63に本体開放コマンドを送信し、遊技機本体12が開放状態から閉鎖状態となったと特定したタイミングで主側CPU63に本体閉鎖コマンドを送信する。主側CPU63は、本体開放コマンドを受信した場合に遊技機本体12が開放状態となったと特定し、本体閉鎖コマンドを受信した場合に遊技機本体12が閉鎖状態となったと特定する。
A main
図12のタイムチャートを参照しながら、払出側CPU92にて実行されるタイマ割込み処理について説明する。タイマ割込み処理は、予め定められた周期(例えば2msec)で繰り返し起動されるものである。
The timer interrupt process executed by the
まず満タン用処理を実行する(ステップS401)。満タン用処理では、既に説明したとおり満タン検知センサの検知結果に基づいて満タン状態であるか否かを特定し、満タン状態である場合には遊技球の払い出しを停止させるための処理を実行するとともに、満タン状態であることを示すコマンドを主側CPU63に送信する。また、満タン状態が解除された場合には遊技球の払い出しを可能とさせるための処理を実行するとともに、満タン状態が解除されたことを示すコマンドを主側CPU63に送信する。
First, the full tank process is executed (step S401). In the full tank processing, as described above, it is specified whether or not the tank is full based on the detection result of the full tank detection sensor, and if the tank is full, the payout of the game ball is stopped. Is executed, and a command indicating that the tank is full is transmitted to the
その後、球無用処理を実行する(ステップS402)。球無用処理では、既に説明したとおり球無検知センサの検知結果に基づいて球無状態であるか否かを特定し、球無状態である場合には遊技球の払い出しを停止させるための処理を実行するとともに、球無状態であることを示すコマンドを主側CPU63に送信する。また、球無状態が解除された場合には遊技球の払い出しを可能とさせるための処理を実行するとともに、球無状態が解除されたことを示すコマンドを主側CPU63に送信する。
After that, the ball useless process is executed (step S402). In the ball-free processing, as described above, it is specified whether or not the ball is in a ball-free state based on the detection result of the ball-free detection sensor, and if the ball is in a ball-free state, a process for stopping the payout of the game ball is performed. Along with the execution, a command indicating that the ball is in a state of no sphere is transmitted to the
その後、払出異常監視処理を実行する(ステップS403)。払出異常監視処理では、既に説明したとおり払出検知センサの検知結果に基づいて払出異常状態であるか否かを特定し、払出異常状態である場合には遊技球の払い出しを停止させる処理を実行するとともに、払出異常状態であることを示すコマンドを主側CPU63に送信する。また、払出異常状態が解除された場合には遊技球の払い出しを可能とさせる処理を実行するとともに、払出異常状態が解除されたことを示すコマンドを主側CPU63に送信する。
After that, the payout abnormality monitoring process is executed (step S403). In the payout abnormality monitoring process, as described above, it is specified whether or not the payout abnormality state is present based on the detection result of the payout detection sensor, and if the payout abnormality state is present, the process of stopping the payout of the game ball is executed. At the same time, a command indicating that the payout is abnormal is transmitted to the
その後、前扉開放監視処理を実行する(ステップS404)。前扉開放監視処理では、既に説明したとおり前扉開放センサ95の検知結果に基づいて前扉枠14が開放状態であるか否かを特定し、前扉枠14が開放状態である場合には遊技球の払い出しを停止させる処理を実行するとともに、前扉開放コマンドを主側CPU63に送信する。また、前扉枠14が閉鎖された場合には遊技球の払い出しを可能とさせる処理を実行するとともに、前扉閉鎖コマンドを主側CPU63に送信する。
After that, the front door opening monitoring process is executed (step S404). In the front door opening monitoring process, as described above, whether or not the
その後、本体開放監視処理を実行する(ステップS405)。本体開放監視処理では、既に説明したとおり本体開放センサ96の検知結果に基づいて遊技機本体12が開放状態であるか否かを特定し、遊技機本体12が開放状態である場合には遊技球の払い出しを停止させる処理を実行するとともに、本体開放コマンドを主側CPU63に送信する。また、遊技機本体12が閉鎖された場合には遊技球の払い出しを可能とさせる処理を実行するとともに、本体閉鎖コマンドを主側CPU63に送信する。
After that, the main body opening monitoring process is executed (step S405). In the main body open monitoring process, as described above, whether or not the game machine
その後、コマンド読込処理を実行する(ステップS406)。当該コマンド読込処理では、主側CPU63が送信した賞球コマンドを読み込む処理を実行する。そして、その賞球コマンドを、払出側RAM94に格納する。そして、その受信した賞球コマンドに対応する個数を払出側RAM94における未払出の賞球個数情報に加算するための賞球設定処理を実行した後に(ステップS407)、払出装置76による遊技球の払い出しの実行制御を行うための払出制御処理を実行する(ステップS408)。払出制御処理では、払出側RAM94に記憶されている未払出の賞球個数情報が1以上の値である場合に払出装置76の駆動制御を行い、払出検知センサにて1個の遊技球を検知した場合に賞球個数情報の値を1減算する。そして、賞球個数情報の値が「0」となった場合には払出装置76の駆動制御を停止する。その後、今回のタイマ割込み処理にて実行された各種処理の処理結果に応じた外部信号の出力の開始及び終了を制御するための外部情報設定処理を実行する(ステップS409)。
After that, the command reading process is executed (step S406). In the command reading process, a process of reading the prize ball command transmitted by the
次に、遊技ホールに設けられたホールコンピュータHCにパチンコ機10から情報を外部出力するための構成について説明する。
Next, a configuration for externally outputting information from the
図2に示すように、裏パックユニット15には外部端子板97が設けられている。外部端子板97には多数の外部端子が設けられており、一部の外部端子であって複数の外部端子が主側CPU63と電気的に接続されているとともに、一部の外部端子であって複数の外部端子が払出側CPU92と電気的に接続されている。このように主側CPU63及び払出側CPU92のそれぞれが外部端子板97と電気的に接続されていることにより、図11に示すように、主側CPU63及び払出側CPU92はホールコンピュータHCに情報を外部出力することが可能である。
As shown in FIG. 2, the
外部端子板97の1個の外部端子は前扉開放センサ95と電気的に接続されているとともに、外部端子板97の1個の外部端子は本体開放センサ96と電気的に接続されている。この電気的な接続の構成について詳細には、前扉開放センサ95から払出側CPU92に向けた信号経路の途中位置には信号中継基板98が設けられている。当該信号中継基板98には、前扉開放センサ95から払出側CPU92に向けた信号経路SL1から分岐させて分岐経路SL2が設けられている。そして、当該分岐経路SL2は外部端子板97における前扉開放用の外部端子に接続されている。したがって、前扉開放センサ95における検知結果に対応した電気信号は、払出側CPU92に入力されるだけでなく、外部端子板97における前扉開放用の外部端子にも入力される。これにより、払出側CPU92による制御を介することなく、前扉枠14が開放状態であるか否かを示す信号をホールコンピュータHCに外部出力することが可能となる。
One external terminal of the
本体開放センサ96について詳細には、信号中継基板98には、本体開放センサ96から払出側CPU92に向けた信号経路SL3から分岐させて分岐経路SL4が設けられている。そして、当該分岐経路SL4は外部端子板97における本体開放用の外部端子に接続されている。したがって、本体開放センサ96における検知結果に対応した電気信号は、払出側CPU92に入力されるだけでなく、外部端子板97における本体開放用の外部端子にも入力される。これにより、払出側CPU92による制御を介することなく、遊技機本体12が開放状態であるか否かを示す信号をホールコンピュータHCに外部出力することが可能となる。
Regarding the main body
次に、主側CPU63及び払出側CPU92からホールコンピュータHCに外部出力される情報の内容について説明する。まず主側CPU63からホールコンピュータHCに外部出力される情報の内容について説明する。
Next, the contents of the information output externally from the
主側CPU63はタイマ割込み処理(図8)における外部情報設定処理(ステップS218)にて、外部端子板97において主側CPU63に割り当てられている各外部端子への情報の出力設定を行う。主側CPU63から外部端子板97に出力される情報として、開閉実行モード中であることを示す情報と、サポートモードが高頻度サポートモード中であることを示す情報と、一の遊技回が終了したことを示す情報と、所定個数(例えば100個)の遊技球がアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかを通じて遊技領域PAから排出されたことを示す情報と、第1作動口33に遊技球が入球したことを示す情報と、第2作動口34に遊技球が入球したことを示す情報と、が含まれている。
The
払出側CPU92はタイマ割込み処理(図12)における外部情報設定処理(ステップS409)にて、外部端子板97において払出側CPU92に割り当てられている各外部端子への情報の出力設定を行う。払出側CPU92から外部端子板97に出力される情報として、10個の遊技球の払い出しが行われたことを示す情報が含まれている。
The
ホールコンピュータHCでは外部端子板97を通じてパチンコ機10から受信する各種情報に応じて、当該パチンコ機10における遊技球の払い出しの実行態様などを把握することが可能である。例えば、
・パチンコ機10の遊技領域PAから100個の遊技球が排出されるまでに発生した遊技球の払出個数の割合である出玉率
・開閉実行モード及び高頻度サポートモードではない通常遊技状態における出玉率(以下、この出玉率を「B」とする)
・開閉実行モードにおける出玉率
・高頻度サポートモードにおける出玉率
・パチンコ機10の遊技領域PAから100個の遊技球が排出されるまでに実行された遊技回の回数(以下、この割合を「S」とする)
・B−S×「第1作動口33及び第2作動口34への入賞に対する賞球個数」
・パチンコ機10の遊技領域PAから100個の遊技球が排出されるまでに発生した第1作動口33への遊技球の入球個数(以下、この割合を「S1」とする)
・パチンコ機10の遊技領域PAから100個の遊技球が排出されるまでに発生した第2作動口34への遊技球の入球個数(以下、この割合を「S2」とする)
・B−(S1×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+S2×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)
などが算出される。これにより、ホールコンピュータHCにおいてパチンコ機10の遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を管理することが可能となる。なお、賞球個数とは対応する入球部に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数のことである。
In the hall computer HC, it is possible to grasp the execution mode of paying out the game ball in the
-The payout rate, which is the ratio of the number of game balls to be paid out until 100 game balls are discharged from the game area PA of the pachinko machine 10.-The payout rate in the normal game state, which is not the open / close execution mode or the high frequency support mode. Ball rate (hereinafter, this ball output rate is referred to as "B")
-The ball ejection rate in the open / close execution mode-The ball ejection rate in the high-frequency support mode-The number of game times executed until 100 game balls are ejected from the game area PA of the pachinko machine 10 (hereinafter, this ratio is referred to as this ratio. "S")
BS × "Number of prize balls for winning prizes in the
-The number of game balls entering the
-The number of game balls entering the
B- (S1 x "Number of prize balls for winning the
Etc. are calculated. This makes it possible for the hall computer HC to manage the entry mode of the game ball in the game area PA of the
<遊技球の入賞態様を管理するための構成>
次に、管理用IC66を利用して遊技球の入賞態様を管理するための構成について説明する。まず図13のブロック図を参照しながら、管理用IC66の電気的構成について説明する。
<Structure for managing the winning mode of the game ball>
Next, a configuration for managing the winning mode of the game ball using the
既に説明したとおり主制御装置60のMPU62は、主側CPU63、主側ROM64、主側RAM65及び管理用IC66を備えている。また、MPU62は、これら以外にもI/F101及び読み取り用端子102を備えている。
As described above, the
I/F101は、MPU62の外部の機器との間で信号を送受信するためのインターフェースである。I/F101は、内部バス103を介して主側CPU63と電気的に接続されている。I/F101の入力ポートを通じて各入球検知センサ42a〜49aなどのセンサからの検知結果、及び払出側CPU92からのコマンドなどがMPU62に入力され、その入力された検知結果及びコマンドの内容に基づいて既に説明したとおり主側CPU63にて各種処理が実行される。また、主側CPU63にて各種処理が実行された結果、特電用の駆動部32bなどの機器へ信号出力が行われる場合には当該信号出力はI/F101の出力ポートを通じて行われるとともに、主側CPU63にて各種処理が実行された結果、払出側CPU92及び音声発光制御装置81へコマンド出力が行われる場合には当該コマンド出力はI/F101の出力ポートを通じて行われる。
The I /
読み取り用端子102は、MPU62にパチンコ機10の外部の装置である読み取り装置を電気的に接続するための端子であり、MPU62の表面において接続用の端子部分が露出するようにして設けられている。但し、既に説明したとおりMPU62が搭載された主制御基板61は基板ボックス60aに収容されており、読み取り用端子102は主制御装置60の外部に露出しないように基板ボックス60aの壁部と対向している。したがって、読み取り用端子102に読み取り装置を電気的に接続するためには基板ボックス60aを開放させてMPU62を露出させる必要が生じる。これにより、読み取り用端子102への読み取り装置の電気的な接続が不正に行われてしまうことを阻止することが可能となる。なお、これに限定されることはなく、基板ボックス60aに読み取り用端子102を主制御装置60の外部に露出させるための開口部が形成されており、基板ボックス60aの破壊を要することなく読み取り用端子102への読み取り装置の電気的な接続を行うことが可能な構成としてもよい。
The reading
管理用IC66は、管理側I/F111と、管理側CPU112と、管理側ROM113と、管理側RAM114と、RTC115と、対応関係用メモリ116と、履歴用メモリ117と、を備えている。これら各装置は管理用IC66に設けられた内部バス66aを通じて双方向通信可能に接続されている。
The
管理側I/F111は、MPU62に内蔵された単方向通信用の信号経路群118を介して主側CPU63から各種信号を受信するとともに、MPU62に内蔵された単方向通信用の信号経路群119を介して読み取り用端子102に各種信号を送信するためのインターフェースである。主側CPU63からの各種信号は管理側I/F111の入力ポートに入力され、読み取り用端子102への各種信号は管理側I/F111の出力ポートから出力される。なお、主側CPU63はMPU62に内蔵された双方向通信用の信号経路群120を介して読み取り用端子102と電気的に接続されている。
The management side I /
管理側CPU112は、制御部及び演算部を含む演算処理装置である。管理側ROM113は、NOR型フラッシュメモリ及びNAND型フラッシュメモリなどの記憶保持に外部からの電力供給が不要なメモリ(すなわち、不揮発性記憶手段)であり、読み出し専用として利用される。管理側ROM113は、管理側CPU112により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶している。管理側RAM114は、SRAM及びDRAMなどの記憶保持に外部からの電力供給が必要なメモリ(すなわち、揮発性記憶手段)であり、読み書き両用として利用される。管理側RAM114は、ランダムアクセスが可能であるとともに、同一のデータ容量で比較した場合に管理側ROM113よりも読み出しに要する時間が早いものとなっている。管理側RAM114は管理側ROM113内に記憶されている制御プログラムの実行に対して各種のデータなどを一時的に記憶する。
The
RTC115はリアルタイムクロックであり、年月日情報及び時刻情報を常時計測し、管理側CPU112からの指示に従い、その計測している年月日情報及び時刻情報を出力することが可能な構成である。なお、RTC115にはバックアップ電源が設けられており、パチンコ機10の電源遮断中においても年月日情報及び時刻情報を計測することが可能となっている。
The RTC 115 is a real-time clock, and has a configuration capable of constantly measuring date information and time information and outputting the measured date information and time information according to an instruction from the
対応関係用メモリ116は、SRAM及びDRAMなどの記憶保持に外部からの電力供給が必要なメモリ(すなわち、揮発性記憶手段)であり、読み書き両用として利用される。対応関係用メモリ116は、管理側I/F111の入力ポート121に設けられた各バッファ122a〜122pとそれらバッファ122a〜122pに入力される信号の種類との対応関係の情報を記憶しておくために利用される。対応関係用メモリ116の内容の詳細については後に説明する。
The
履歴用メモリ117は、NOR型フラッシュメモリ及びNAND型フラッシュメモリなどの記憶保持に外部からの電力供給が不要なメモリ(すなわち、不揮発性記憶手段)であり、読み書き両用として利用される。履歴用メモリ117は、管理側I/F111を通じて主側CPU63から受信した遊技球の入球に関する情報を記憶しておくために利用される。履歴用メモリ117の内容の詳細については後に説明する。
The
次に、管理側I/F111に設けられた入力ポート121の構成について説明する。図14は管理側I/F111の入力ポート121の構成を説明するための説明図である。
Next, the configuration of the
入力ポート121には複数のバッファ122a〜122pが設けられている。具体的には第1〜第16バッファ122a〜122pが設けられている。第1〜第16バッファ122a〜122pのそれぞれには信号経路118a〜118pを通じて1種類の信号を入力可能となっており、第1〜第16バッファ122a〜122pのそれぞれは入力対象となっている信号がLOWレベルである場合に第1データとして「0」の情報が格納され、入力対象となっている信号がHIレベルである場合に第2データとして「1」の情報が格納される。なお、これらLOW及びHIと第1データ及び第2データとの関係が逆であってもよい。
The
第1バッファ122aには第1入賞口検知センサ42aの検知結果に対応する第1信号が入力される。この場合、主側CPU63は第1入賞口検知センサ42aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第1信号を出力し、第1入賞口検知センサ42aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第1信号を出力する。この特定期間は、第1バッファ122aにHIレベルの第1信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A first signal corresponding to the detection result of the first winning opening detection sensor 42a is input to the first buffer 122a. In this case, the
第2バッファ122bには第2入賞口検知センサ43aの検知結果に対応する第2信号が入力される。この場合、主側CPU63は第2入賞口検知センサ43aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第2信号を出力し、第2入賞口検知センサ43aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第2信号を出力する。この特定期間は、第2バッファ122bにHIレベルの第2信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A second signal corresponding to the detection result of the second winning opening detection sensor 43a is input to the second buffer 122b. In this case, the
第3バッファ122cには第3入賞口検知センサ44aの検知結果に対応する第3信号が入力される。この場合、主側CPU63は第3入賞口検知センサ44aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第3信号を出力し、第3入賞口検知センサ44aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第3信号を出力する。この特定期間は、第3バッファ122cにHIレベルの第3信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A third signal corresponding to the detection result of the third winning
第4バッファ122dには特電検知センサ45aの検知結果に対応する第4信号が入力される。この場合、主側CPU63は特電検知センサ45aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第4信号を出力し、特電検知センサ45aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第4信号を出力する。この特定期間は、第4バッファ122dにHIレベルの第4信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A fourth signal corresponding to the detection result of the special
第5バッファ122eには第1作動口検知センサ46aの検知結果に対応する第5信号が入力される。この場合、主側CPU63は第1作動口検知センサ46aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第5信号を出力し、第1作動口検知センサ46aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第5信号を出力する。この特定期間は、第5バッファ122eにHIレベルの第5信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A fifth signal corresponding to the detection result of the first operating
第6バッファ122fには第2作動口検知センサ47aの検知結果に対応する第6信号が入力される。この場合、主側CPU63は第2作動口検知センサ47aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第6信号を出力し、第2作動口検知センサ47aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第6信号を出力する。この特定期間は、第6バッファ122fにHIレベルの第6信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A sixth signal corresponding to the detection result of the second operating port detection sensor 47a is input to the sixth buffer 122f. In this case, the
第7バッファ122gにはアウト口検知センサ48aの検知結果に対応する第7信号が入力される。この場合、主側CPU63はアウト口検知センサ48aにて新たな遊技球が検知されていない状況ではLOWレベルの第7信号を出力し、アウト口検知センサ48aにて1個の遊技球が検知された場合に特定期間に亘ってHIレベルの第7信号を出力する。この特定期間は、第7バッファ122gにHIレベルの第7信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
A seventh signal corresponding to the detection result of the out
第8バッファ122hには開閉実行モードの期間中であるか否かに対応する第8信号が入力される。この場合、主側CPU63は開閉実行モードではない状況ではLOWレベルの第8信号を継続して出力し、開閉実行モードである状況ではHIレベルの第8信号を継続して出力する。
An eighth signal corresponding to whether or not the opening / closing execution mode is in progress is input to the eighth buffer 122h. In this case, the
第9バッファ122iには高頻度サポートモードの期間中であるか否かに対応する第9信号が入力される。この場合、主側CPU63は高頻度サポートモードではない状況ではLOWレベルの第9信号を継続して出力し、高頻度サポートモードである状況ではHIレベルの第9信号を継続して出力する。
A ninth signal corresponding to whether or not the high frequency support mode is in progress is input to the ninth buffer 122i. In this case, the
第10バッファ122jには前扉枠14が開放されている期間中であるか否かに対応する第10信号が入力される。この場合、主側CPU63は前扉枠14が閉鎖状態である状況ではLOWレベルの第10信号を継続して出力し、前扉枠14が開放状態である状況ではHIレベルの第10信号を継続して出力する。
A tenth signal corresponding to whether or not the
第16バッファ122pには履歴用メモリ117に格納された履歴情報を読み取り用端子102に出力する契機を管理側CPU112に認識させるための出力指示信号が入力される。この場合、主側CPU63は履歴情報を出力する必要がない状況ではLOWレベルの出力指示信号を出力し、履歴情報を出力する必要がある場合に特定期間に亘ってHIレベルの出力指示信号を出力する。この特定期間は、第16バッファ122pにHIレベルの出力指示信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。
An output instruction signal for causing the
第11バッファ122k、第12バッファ122l、第13バッファ122m、第14バッファ122n及び第15バッファ122oは、主側CPU63からの信号を入力可能ではあるものの、本パチンコ機10では通常の信号が入力されないブランクとなっている。このように管理側I/F111の入力ポート121として本パチンコ機10において主側CPU63から管理用IC66に出力される信号の種類よりも多くの数のバッファ122a〜122pが設けられていることにより、管理用IC66を本パチンコ機10とは異なる機種にも流用することが可能となる。これにより、管理用IC66の汎用性を高めることが可能となる。ちなみに、主側CPU63と第1〜第16バッファ122a〜122pのそれぞれとの間には第1〜第16バッファ122a〜122pに1対1で対応するように信号経路118a〜118pが形成されているが、これに限定されることはなく、ブランク対象となるバッファ122k〜122oとの間には信号経路118k〜118oが形成されていない構成としてもよい。
Although the 11th buffer 122k, the 12th buffer 122l, the 13th buffer 122m, the 14th buffer 122n, and the 15th buffer 122o can input signals from the
管理側I/F111の入力ポート121における第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることは管理用IC66の設計段階において決定されており、主側CPU63からの指示を受けることなく、管理側CPU112は第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることを特定可能となっている。一方、第1〜第15バッファ122a〜122oにどのような種類の信号が入力されるのかは管理用IC66の設計段階において決定されておらず、これら信号の種類は主側CPU63からの指示を受けることで管理側CPU112にて特定される。管理側CPU112におけるこれら信号の種類の特定は、詳細は後述するが、MPU62への動作電力の供給に伴い主側CPU63及び管理側CPU112において制御が開始された場合に主側CPU63から管理側CPU112に種類識別コマンドが送信されることにより行われる。この場合、種類識別コマンドにより提供された各種信号の種類の情報は対応関係用メモリ116に記憶され、動作電力が供給されている状況において各種信号の種類を管理側CPU112にて特定する場合には対応関係用メモリ116に記憶された情報が参照される。
It is determined at the design stage of the
図15は対応関係用メモリ116の構成を説明するための説明図である。対応関係用メモリ116には、管理側I/F111の入力ポート121に設けられた第1〜第15バッファ122a〜122oに1対1で対応させて第1〜第15対応関係エリア123a〜123oが設けられている。
FIG. 15 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
第1対応関係エリア123aには第1バッファ122aに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、一般入賞口31であることを示す情報が格納される。また、第1対応関係エリア123aには一般入賞口31であることを示す情報とともに一般入賞口31に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(10個)も格納される。第2対応関係エリア123bには第2バッファ122bに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、一般入賞口31であることを示す情報が格納される。また、第2対応関係エリア123bには一般入賞口31であることを示す情報とともに一般入賞口31に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(10個)も格納される。第3対応関係エリア123cには第3バッファ122cに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、一般入賞口31であることを示す情報が格納される。また、第3対応関係エリア123cには一般入賞口31であることを示す情報とともに一般入賞口31に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(10個)も格納される。
In the
第4対応関係エリア123dには第4バッファ122dに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、特電入賞装置32であることを示す情報が格納される。また、第4対応関係エリア123dには特電入賞装置32であることを示す情報とともに特電入賞装置32に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(15個)も格納される。第5対応関係エリア123eには第5バッファ122eに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、第1作動口33であることを示す情報が格納される。また、第5対応関係エリア123eには第1作動口33であることを示す情報とともに第1作動口33に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(1個)も格納される。第6対応関係エリア123fには第6バッファ122fに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、第2作動口34であることを示す情報が格納される。また、第6対応関係エリア123fには第2作動口34であることを示す情報とともに第2作動口34に1個の遊技球が入球した場合に払い出される遊技球の個数の情報(1個)も格納される。第7対応関係エリア123gには第7バッファ122gに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、アウト口24aであることを示す情報が格納される。
In the
第8対応関係エリア123hには第8バッファ122hに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、開閉実行モードであることを示す情報が格納される。第9対応関係エリア123iには第9バッファ122iに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、高頻度サポートモードであることを示す情報が格納される。第10対応関係エリア123jには第10バッファ122jに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、前扉枠14であることを示す情報が格納される。
In the
第11対応関係エリア123kには第11バッファ122kに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、いずれにも対応しないブランクであることを示す情報が格納される。第12対応関係エリア123lには第12バッファ122lに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、いずれにも対応しないブランクであることを示す情報が格納される。第13対応関係エリア123mには第13バッファ122mに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、いずれにも対応しないブランクであることを示す情報が格納される。第14対応関係エリア123nには第14バッファ122nに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、いずれにも対応しないブランクであることを示す情報が格納される。第15対応関係エリア123oには第15バッファ122oに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報として、いずれにも対応しないブランクであることを示す情報が格納される。
In the eleventh correspondence area 123k, as information for specifying the type of the signal input to the eleventh buffer 122k by the
上記のように第1〜第15バッファ122a〜122oにどのような種類の信号が入力されるのかが、主側CPU63からの指示を受けることで管理側CPU112にて特定される構成とすることで、管理用IC66を本パチンコ機10とは異なる機種にも流用することが可能となる。これにより、管理用IC66の汎用性を高めることが可能となる。
As described above, what kind of signal is input to the first to fifteenth buffers 122a to 122o can be specified by the
また、第1〜第15バッファ122a〜122oに履歴情報の記憶に対応する信号出力を行う度にその信号の種類を認識させるための情報を出力するのではなく、事前に信号の種類を認識させるための情報を出力するとともにその出力された情報に基づき第1〜第15バッファ122a〜122oに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報が対応関係用メモリ116に格納される構成である。これにより、第1〜第15バッファ122a〜122oに履歴情報の記憶に対応する信号出力を行う度にその信号の種類を認識させるための情報が出力される構成に比べ、都度の信号出力に際して主側CPU63から管理側CPU112に出力される情報量を抑えることが可能となる。
Further, each time the signals corresponding to the storage of the history information are output to the first to fifteenth buffers 122a to 122o, the information for recognizing the signal type is not output, but the signal type is recognized in advance. Information for specifying the type of signal input to the first to fifteenth buffers 122a to 122o based on the output information is stored in the
また、第1〜第15バッファ122a〜122oに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定するための情報の出力は、動作電力の供給開始時に行われる。これにより、本パチンコ機10にて遊技が開始される状況においては、第1〜第15バッファ122a〜122oに入力される信号の種類を管理側CPU112にて特定することが可能となる。
Further, the
また、第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることの情報設定が管理用IC66の設計段階において行われている。これにより、本パチンコ機10に限らず管理用IC66を利用する他の機種のパチンコ機であっても確実に使用する出力指示信号については、第16バッファ122pに入力される信号の種類を特定するための処理を省略することが可能となる。よって、かかる信号の種類を特定するための処理の処理負荷を抑えることが可能となる。
Further, the information setting that the output instruction signal is input to the 16th buffer 122p is performed at the design stage of the
次に、管理用IC66の履歴用メモリ117について説明する。図16は履歴用メモリ117の構成を説明するための説明図である。
Next, the
履歴用メモリ117には、履歴情報を順次記憶するための履歴用エリア124が設けられている。履歴用エリア124には、複数のポインタ情報が連番で設定されているとともに、各ポインタ情報に1対1で対応させて履歴情報格納エリア125が設定されている。履歴情報格納エリア125には、RTC情報と対応関係情報との組合せを格納可能となっている。この場合、各履歴情報格納エリア125は2バイトのデータ容量となっており、RTC情報を格納するためのエリアとして1バイトのデータ容量が割り当てられており、対応関係情報を格納するためのエリアとして1バイトのデータ容量が割り当てられている。第1〜第15バッファ122a〜122o(本パチンコ機10の実際には第1〜第10バッファ122a〜122j)に入力されている信号に応じて対応関係情報を格納する必要が生じた場合には、まず現状の書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125のRTC情報を格納するためのエリアに、現状のRTC115において計測されている年月日情報及び時刻情報を格納する。その後、今回の情報格納契機となったバッファ122a〜122oに対応する対応関係情報を対応関係用メモリ116における当該バッファ122a〜122oに対応する対応関係エリア123a〜123oから読み出し、その読み出した対応関係情報を現状の書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。
The
履歴情報格納エリア125に格納される対応関係情報について具体的には、第1〜第7バッファ122a〜122gは既に説明したとおり入球検知センサ42a〜48aの検知結果に対応する信号が入力されるため、対応関係用メモリ116における第1〜第7対応関係エリア123a〜123gには入球検知センサ42a〜48aの種類に対応する情報が格納されている。より詳細には、入球検知センサ42a〜48aのそれぞれに対応する入球部の種類に対応する情報が、第1〜第7対応関係エリア123a〜123gに格納されている。本パチンコ機10では既に説明したとおり第1〜第3入賞口検知センサ42a〜44aはいずれも一般入賞口31に入球した遊技球を検知するものであるため、これら第1〜第3入賞口検知センサ42a〜44aに対応する第1〜第3対応関係エリア123a〜123cにはいずれも一般入賞口31であることを示す情報が格納されている。また、第4対応関係エリア123dには特電入賞装置32であることを示す情報が格納されており、第5対応関係エリア123eには第1作動口33であることを示す情報が格納されており、第6対応関係エリア123fには第2作動口34であることを示す情報が格納されており、第7対応関係エリア123gにはアウト口24aであることを示す情報が格納されている。今回の情報格納契機となったバッファ122a〜122oが第1〜第7バッファ122a〜122gのいずれかである場合には、そのバッファ122a〜122gに対応する入球部の種類の情報が第1〜第7対応関係エリア123a〜123gのいずれかから読み出され、その読み出された入球部の種類の情報が履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアにそのまま格納される。
Specifically, regarding the correspondence information stored in the history
一方、第8バッファ122hは開閉実行モード中であるか否かを示す信号が入力され、第9バッファ122iは高頻度サポートモード中であるか否かを示す信号が入力され、第10バッファ122jは前扉枠14が開放中であるか否かを示す信号が入力される。したがって、第8対応関係エリア123hには開閉実行モードであることを示す情報が格納され、第9対応関係エリア123iには高頻度サポートモードであることを示す情報が格納され、第10対応関係エリア123jには前扉枠14であることを示す情報が格納されている。
On the other hand, the eighth buffer 122h is input with a signal indicating whether or not it is in the open / close execution mode, the ninth buffer 122i is input with a signal indicating whether or not it is in the high frequency support mode, and the tenth buffer 122j is input with a signal indicating whether or not it is in the high frequency support mode. A signal indicating whether or not the
主側CPU63は既に説明したとおり開閉実行モードではない状況ではLOWレベルの第8信号を継続して出力し、開閉実行モードである状況ではHIレベルの第8信号を継続して出力するため、管理側CPU112は第8信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合に開閉実行モードが開始されたと特定し、第8信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合に開閉実行モードが終了したと特定することが可能となる。そして、第8信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合、及びHIレベルからLOWレベルに変化した場合のいずれにおいても、管理側CPU112は履歴情報格納エリア125への対応関係情報の格納契機が発生したと特定する。つまり、第8信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合には、第8対応関係エリア123hから読み出した開閉実行モードであることを示す情報だけではなく開始情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。また、第8信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合には、第8対応関係エリア123hから読み出した開閉実行モードであることを示す情報だけではなく終了情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。
As described above, the
主側CPU63は既に説明したとおり高頻度サポートモードではない状況ではLOWレベルの第9信号を継続して出力し、高頻度サポートモードである状況ではHIレベルの第9信号を継続して出力するため、管理側CPU112は第9信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合に高頻度サポートモードが開始されたと特定し、第9信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合に高頻度サポートモードが終了したと特定することが可能となる。そして、第9信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合、及びHIレベルからLOWレベルに変化した場合のいずれにおいても、管理側CPU112は履歴情報格納エリア125への対応関係情報の格納契機が発生したと特定する。つまり、第9信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合には、第9対応関係エリア123iから読み出した高頻度サポートモードであることを示す情報だけではなく開始情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。また、第9信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合には、第9対応関係エリア123iから読み出した高頻度サポートモードであることを示す情報だけではなく終了情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。
As described above, the
主側CPU63は既に説明したとおり前扉枠14が閉鎖状態である状況ではLOWレベルの第10信号を継続して出力し、前扉枠14が開放状態である状況ではHIレベルの第10信号を継続して出力するため、管理側CPU112は第10信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合に前扉枠14が開放されたと特定し、第10信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合にが前扉枠14が閉鎖されたと特定することが可能となる。そして、第10信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合、及びHIレベルからLOWレベルに変化した場合のいずれにおいても、管理側CPU112は履歴情報格納エリア125への対応関係情報の格納契機が発生したと特定する。つまり、第10信号がLOWレベルからHIレベルに変化した場合には、第10対応関係エリア123jから読み出した前扉枠14であることを示す情報だけではなく開放開始情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。また、第10信号がHIレベルからLOWレベルに変化した場合には、第10対応関係エリア123jから読み出した前扉枠14であることを示す情報だけではなく開放終了情報も一緒に、履歴情報格納エリア125の対応関係情報を格納するためのエリアに格納する。
As described above, the
履歴情報格納エリア125は、仮に開店から閉店まで本パチンコ機10における遊技球の発射が継続される営業日が10日間連続したとしてもその間に発生した各履歴情報を全て記憶しておくことを可能とする数分設けられている。例えば1日に履歴情報が60000回発生するとした場合、600000個以上の履歴情報格納エリア125が設けられている。これにより、少なくとも10日間は全ての履歴情報を履歴用メモリ117において記憶保持することが可能である。
The history
履歴用メモリ117には履歴用エリア124とは別にポインタ用エリア126が設けられている。ポインタ用エリア126には、履歴用メモリ117において現状の書き込み対象となっているポインタ情報を管理側CPU112にて特定するための情報が格納されている。具体的には、パチンコ機10の出荷段階ではポインタ用エリア126には「0」のポインタ情報を書き込み対象に指定する情報が設定されている。そして、1個の履歴情報が履歴情報格納エリア125に新たに格納される度に、書き込み対象となるポインタ情報の値が1加算されるようにポインタ用エリア126の情報が更新される。最後の順番のポインタ情報が書き込み対象となり当該最後の順番のポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に履歴情報が格納された場合には、「0」のポインタ情報が書き込み対象となるようにポインタ用エリア126の情報が更新される。これにより、格納可能な履歴情報の個数を超えて履歴情報の格納契機が発生した場合には、古い履歴情報が格納されている履歴情報格納エリア125から順に新しい履歴情報に上書きされていくこととなる。
The
また、読み取り装置による履歴用メモリ117からの履歴情報の読み取りが発生した場合には、履歴情報格納エリア125が全て「0」クリアされるとともに、「0」のポインタ情報が書き込み対象となるようにポインタ用エリア126の情報が更新される。これにより、一旦読み取り対象となった履歴情報が再度読み取り対象となってしまうことを阻止することが可能となる。
Further, when the history information is read from the
次に、管理用IC66を利用して遊技球の入賞態様を管理するための具体的な処理構成について説明する。まず管理側I/F111の入力ポート121に設けられた第1〜第15バッファ122a〜122oと信号の種類との対応関係の情報を対応関係用メモリ116に格納するための処理構成について説明する。図17は主側CPU63にて実行される認識用処理を示すフローチャートである。なお、認識用処理はメイン処理(図7)におけるステップS110にて実行される。
Next, a specific processing configuration for managing the winning mode of the game ball using the
まず主側RAM65に設けられた認識用出力カウンタに「15」をセットする(ステップS501)。認識用出力カウンタは、管理側I/F111における入力ポート121の各バッファ122a〜122pがいずれの種類の信号に対応しているのかを管理側CPU112に認識させるための情報出力の残りの必要回数を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。既に説明したとおり第1〜第15バッファ122a〜122oの15個が信号の種類の認識対象となるため、認識用出力カウンタには「15」をセットする。
First, "15" is set in the recognition output counter provided in the main RAM 65 (step S501). The recognition output counter determines the remaining required number of times of information output for the
その後、識別開始コマンドの出力処理を実行する(ステップS502)。主側CPU63は、第1〜第15バッファ122a〜122oがいずれの種類の信号に対応しているのかを管理側CPU112に認識させるために当該管理側CPU112に各種コマンドを出力する。このコマンド出力に際しては第1〜第8バッファ122a〜122hに入力される第1〜第8信号が利用される。つまり、履歴情報の格納契機を管理側CPU112に指示するために利用される第1〜第8信号(すなわち第1〜第8信号経路118a〜118h)を利用して、第1〜第15バッファ122a〜122oがいずれの種類の信号に対応しているのかを管理側CPU112に認識させるためのコマンド出力が行われる。これにより、当該コマンド出力を行うための信号経路を、第1〜第16バッファ122a〜122pに信号出力するための信号経路118a〜118pとは別に設ける構成に比べて、信号経路の数を減らすことが可能となり構成を簡素化させることが可能となる。識別開始コマンドは8ビットのデータ容量となっており各ビットのデータがそれぞれ第1〜第8信号として第1〜第8バッファ122a〜122hに入力される。また、識別開始コマンドの出力処理では、新たなコマンドを送信したことを管理側CPU112に認識させるために、識別開始コマンドの出力を開始するタイミングで第9信号の出力状態をHIレベルに切り換える。また、識別開始コマンドの出力期間及び第9信号の出力状態をHIレベルに維持する期間は、これら識別開始コマンド及び第9信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。識別開始コマンドを受信することにより、管理側CPU112は第1〜第15バッファ122a〜122oと信号の種類との対応関係の情報を対応関係用メモリ116に格納するための処理を開始すべきことを特定する。
After that, the output process of the identification start command is executed (step S502). The
その後、主側RAM65の認識用出力カウンタの現状の値に対応する種類識別コマンドを主側ROM64から読み出す(ステップS503)。この場合、第1バッファ122aが最初に信号種類の設定対象となり、その後は第nバッファの次に第n+1バッファが信号種類の設定対象となるように、第1〜第15バッファ122a〜122oに対応する信号種類の認識設定が行われる。したがって、認識用出力カウンタが「15」〜「13」であれば一般入賞口31であること及びその賞球個数を示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「12」であれば特電入賞装置32であること及びその賞球個数を示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「11」であれば第1作動口33であること及びその賞球個数を示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「10」であれば第2作動口34であること及びその賞球個数を示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「9」であればアウト口24aであることを示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「8」であれば開閉実行モードであることを示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「7」であれば高頻度サポートモードであることを示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「6」であれば前扉枠14であることを示す種類識別コマンドを読み出し、認識用出力カウンタが「5」〜「1」であればブランクであることを示す種類識別コマンドを読み出す。
After that, the type identification command corresponding to the current value of the recognition output counter of the
その後、読み出した種類識別コマンドの出力処理を実行する(ステップS504)。種類識別コマンドは、識別開始コマンドと同様に8ビットのデータ容量となっており、各ビットのデータがそれぞれ第1〜第8信号として第1〜第8バッファ122a〜122hに入力される。また、識別種類コマンドの出力処理では、新たなコマンドを送信したことを管理側CPU112に認識させるために、識別種類コマンドの出力を開始するタイミングで第9信号の出力状態をHIレベルに切り換える。また、識別種類コマンドの出力期間及び第9信号の出力状態をHIレベルに維持する期間は、これら識別種類コマンド及び第9信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。識別種類コマンドを受信することにより、管理側CPU112は第1〜第15バッファ122a〜122oのうち今回の設定対象となっているバッファに対応する対応関係エリア123a〜123oに、その識別種類コマンドに対応する情報を格納する。
After that, the output process of the read type identification command is executed (step S504). The type identification command has an 8-bit data capacity like the identification start command, and the data of each bit is input to the 1st to 8th buffers 122a to 122h as the 1st to 8th signals, respectively. Further, in the output processing of the identification type command, the output state of the ninth signal is switched to the HI level at the timing when the output of the identification type command is started in order to make the
その後、主側RAM65の認識用出力カウンタの値を1減算し(ステップS505)、その1減算後における認識用出力カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS506)。認識用出力カウンタの値が1以上である場合には(ステップS506:NO)、1減算後における認識用出力カウンタの値に対応する種類識別コマンドを出力するための処理を実行する(ステップS503及びステップS504)。
After that, the value of the recognition output counter of the
一方、認識用出力カウンタの値が「0」である場合には(ステップS506:YES)、識別終了コマンドの出力処理を実行する(ステップS507)。識別終了コマンドは8ビットのデータ容量となっており、各ビットのデータがそれぞれ第1〜第8信号として第1〜第8バッファ122a〜122hに入力される。また、識別終了コマンドの出力処理では、新たなコマンドを送信したことを管理側CPU112に認識させるために、識別終了コマンドの出力を開始するタイミングで第9信号の出力状態をHIレベルに切り換える。また、識別終了コマンドの出力期間及び第9信号の出力状態をHIレベルに維持する期間は、これら識別終了コマンド及び第9信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。識別終了コマンドを受信することにより、管理側CPU112は第1〜第15バッファ122a〜122oと信号の種類との対応関係の情報を対応関係用メモリ116に格納するための処理が完了したことを特定する。
On the other hand, when the value of the recognition output counter is "0" (step S506: YES), the output process of the identification end command is executed (step S507). The identification end command has an 8-bit data capacity, and the data of each bit is input to the 1st to 8th buffers 122a to 122h as the 1st to 8th signals, respectively. Further, in the output processing of the identification end command, the output state of the ninth signal is switched to the HI level at the timing when the output of the identification end command is started in order to make the
次に、管理側CPU112にて実行される管理処理について、図18のフローチャートを参照しながら説明する。管理処理は、管理側CPU112への動作電力の供給が開始された場合に開始される。なお、管理側CPU112の処理速度は主側CPU63の処理速度よりも速い構成であり、主側CPU63において1回のタイマ割込み処理(図8)が開始されてから次回のタイマ割込み処理(図8)が開始されるまでに、管理処理におけるステップS606以降の処理の組合せが16回以上実行される。
Next, the management process executed by the
主側CPU63から識別開始コマンドを受信した場合(ステップS601:YES)、管理側RAM114に設けられた設定対象カウンタの値を「0」クリアする(ステップS602)。設定対象カウンタは、信号の種類の設定対象となっているバッファ122a〜122oの種類を管理側CPU112にて特定するためのカウンタである。第1バッファ122aが最初に信号種類の設定対象となり、その後は第nバッファの次に第n+1バッファが信号種類の設定対象となる。
When the identification start command is received from the main CPU 63 (step S601: YES), the value of the setting target counter provided in the
その後、主側CPU63から種類識別コマンドを受信していることを条件として(ステップS603:YES)、対応関係設定処理を実行する(ステップS604)。対応関係設定処理では、対応関係用メモリ116の第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうち、管理側RAM114の設定対象カウンタにおける現状の値に対応する対応関係エリアに、今回受信した種類識別コマンドに設定されている信号種類の情報を格納する。その後、管理側RAM114の設定対象カウンタの値を1加算する(ステップS605)。
After that, on condition that the type identification command is received from the main CPU 63 (step S603: YES), the correspondence setting process is executed (step S604). In the correspondence setting process, the type identification received this time in the correspondence area corresponding to the current value in the setting target counter of the
ステップS603にて否定判定をした場合、又はステップS605の処理を実行した場合、主側CPU63から識別終了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS606)。識別終了コマンドを受信していない場合(ステップS606:NO)、ステップS603に戻り、主側CPU63から種類識別コマンドを新たに受信することを条件として(ステップS603:YES)、ステップS604及びステップS605の処理を再度実行する。 When a negative determination is made in step S603, or when the process of step S605 is executed, it is determined whether or not an identification end command has been received from the main CPU 63 (step S606). If the identification end command has not been received (step S606: NO), the process returns to step S603, and on condition that a new type identification command is received from the main CPU 63 (step S603: YES), steps S604 and S605 are performed. Execute the process again.
主側CPU63から識別終了コマンドを受信している場合(ステップS606:YES)、ステップS607及びステップS608の処理を繰り返し実行する。ステップS607では詳細は後述するが、主側CPU63から受信した信号の種類に対応する履歴情報を履歴用メモリ117に格納するための履歴設定処理を実行する。ステップS608では、詳細は後述するが、履歴用メモリ117に格納された履歴情報を読み取り用端子102に出力するための外部出力用処理を実行する。
When the identification end command is received from the main CPU 63 (step S606: YES), the processes of step S607 and step S608 are repeatedly executed. Although the details will be described later in step S607, the history setting process for storing the history information corresponding to the type of the signal received from the
図19は第1〜第15バッファ122a〜122oとこれらバッファ122a〜122oに入力される信号の種類との対応関係の情報が対応関係用メモリ116に格納される様子を示すタイムチャートである。図19(a)は第1〜第8信号(すなわち第1〜第8信号経路118a〜118h)を利用して主側CPU63から管理側CPU112にコマンドが出力されている期間を示し、図19(b)は第9信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図19(c)は第1〜第15バッファ122a〜122oとこれらバッファ122a〜122oに入力される信号の種類との対応関係を識別するための処理が実行される識別状態の実行期間を示し、図19(d)は管理側CPU112にて対応関係設定処理(ステップS604)が実行されるタイミングを示す。
FIG. 19 is a time chart showing how the correspondence relationship information between the first to fifteenth buffers 122a to 122o and the types of signals input to these buffers 122a to 122o is stored in the
主側CPU63及び管理側CPU112への動作電力の供給が開始されることで、t1のタイミングで図19(a)に示すように第1〜第8信号を利用した識別開始コマンドの出力が開始される。また、当該t1のタイミングで図19(b)に示すように第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更される。その後、識別開始コマンドの出力が継続されている状況であるt2のタイミングで、図19(b)に示すように第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更される。管理側CPU112は第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更されたことを確認することで主側CPU63からコマンドが送信されていることを特定し、第1〜第8バッファ122a〜122hの情報を確認することで主側CPU63から受信しているコマンドの内容を把握する。この場合、識別開始コマンドを受信しているため、管理側CPU112は管理処理(図18)のステップS601にて肯定判定をすることで識別状態となる。その後、t3のタイミングで図19(a)に示すように識別開始コマンドの出力が停止される。
When the supply of the operating power to the
その後、t4のタイミングで図19(a)に示すように第1〜第8信号を利用した1個目の種類識別コマンドの出力が開始される。また、当該t4のタイミングで図19(b)に示すように第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更される。その後、種類識別コマンドの出力が継続されている状況であるt5のタイミングで、図19(b)に示すように第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更される。管理側CPU112は第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更されたことを確認することで主側CPU63からコマンドが送信されたことを特定し、第1〜第8バッファ122a〜122hの情報を確認することで主側CPU63から受信しているコマンドの内容を把握する。この場合、1個目の種類識別コマンドを受信しているため、管理側CPU112はt5のタイミングで図19(d)に示すように対応関係設定処理を実行する。当該対応関係設定処理では、対応関係用メモリ116の第1対応関係エリア123aに一般入賞口31であることを示す情報及びその賞球個数の情報を格納する。その後、t6のタイミングで図19(a)に示すように種類識別コマンドの出力が停止される。
After that, at the timing of t4, as shown in FIG. 19A, the output of the first type identification command using the first to eighth signals is started. Further, at the timing of t4, the output state of the ninth signal is changed from the LOW level to the HI level as shown in FIG. 19B. After that, at the timing of t5, which is the situation where the output of the type identification command is continued, the output state of the ninth signal is changed from the HI level to the LOW level as shown in FIG. 19B. The
その後、t7のタイミング〜t9のタイミング、t10のタイミング〜t12のタイミング、t13のタイミング〜t15のタイミング、及びt16のタイミング〜t18のタイミングのそれぞれにおいて、t4のタイミング〜t6のタイミングと同様に、主側CPU63から出力された種類識別コマンドに対応する対応関係設定処理が管理側CPU112にて実行される。この場合、t16のタイミング〜t18のタイミングにおいて15個目の種類識別コマンドに対応する対応関係設定処理が完了する。
After that, in each of the timing of t7 to t9, the timing of t10 to the timing of t12, the timing of t13 to the timing of t15, and the timing of t16 to the timing of t18, the main timing is the same as the timing of t4 to t6. The
その後、t19のタイミングで図19(a)に示すように第1〜第8信号を利用した識別終了コマンドの出力が開始される。また、当該t19のタイミングで図19(b)に示すように第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更される。その後、識別終了コマンドの出力が継続されている状況であるt20のタイミングで、図19(b)に示すように第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更される。管理側CPU112は第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに変更されたことを確認することで主側CPU63からコマンドが送信されたことを特定し、第1〜第8バッファ122a〜122hの情報を確認することで主側CPU63から受信しているコマンドの内容を把握する。この場合、識別終了コマンドを受信しているため、t20のタイミングで図19(c)に示すように管理側CPU112の識別状態が終了する。その後、t21のタイミングで図19(a)に示すように識別終了コマンドの出力が停止される。
After that, at the timing of t19, as shown in FIG. 19A, the output of the identification end command using the first to eighth signals is started. Further, at the timing of t19, the output state of the ninth signal is changed from the LOW level to the HI level as shown in FIG. 19B. After that, at the timing of t20, which is the situation where the output of the identification end command is continued, the output state of the ninth signal is changed from the HI level to the LOW level as shown in FIG. 19B. The
上記のように第9信号を利用してコマンドが出力されている状況であるか否かを管理側CPU112に認識させる構成であることにより、履歴情報の格納契機を管理側CPU112に指示するために利用される第1〜第8信号(すなわち第1〜第8信号経路)を利用してコマンド出力が行われる構成であってもコマンドが出力されている状況であることを管理側CPU112に明確に認識させることが可能となる。
In order to instruct the
次に、履歴情報を履歴用メモリ117に格納させるための処理構成について説明する。図20は主側CPU63にて実行される管理用出力処理を示すフローチャートである。なお、管理用出力処理はタイマ割込み処理(図8)におけるステップS219にて実行される。
Next, a processing configuration for storing the history information in the
まず主側RAM65に設けられた管理対象カウンタに「10」をセットする(ステップS701)。管理対象カウンタは、今回の管理用出力処理において管理側CPU112への信号出力状態を変更すべきか否かの特定対象となっていない管理対象が存在しているか否かを主側CPU63にて特定するとともに、いずれの管理対象について管理側CPU112への信号出力状態を変更すべきか否かを主側CPU63にて特定するためのカウンタである。1回の管理用出力処理にて、管理側CPU112への信号出力状態を変更すべきか否かを主側CPU63にて特定する対象となる管理対象は、7個の入球検知センサ42a〜48a、開閉実行モードの実行の有無、高頻度サポートモードの実行の有無、及び前扉枠14の開閉の有無の合計10個である。したがって、最初に管理対象カウンタに「10」をセットする。
First, "10" is set in the managed counter provided in the main RAM 65 (step S701). The management target counter specifies whether or not there is a management target that is not a specific target of whether or not the signal output state to the
その後、現状の管理対象カウンタの値に対応する管理対象についての管理側CPU112への信号の出力状態がHIレベルであるか否かを判定する(ステップS702)。HIレベルではない場合(ステップS702:NO)、管理対象カウンタの値が4以上であるか否かを判定することで、管理対象カウンタの値に対応する管理対象が7個の入球検知センサ42a〜48aのいずれかであるかを特定する(ステップS703)。
After that, it is determined whether or not the output state of the signal to the
ステップS703にて肯定判定をした場合、管理対象カウンタの値に対応する主側RAM65の出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定する(ステップS704)。具体的には、管理対象カウンタの値が「10」であり第1入賞口検知センサ42aに対応している場合には第1出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「9」であり第2入賞口検知センサ43aに対応している場合には第2出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「8」であり第3入賞口検知センサ44aに対応している場合には第3出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「7」であり特電検知センサ45aに対応している場合には第4出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「6」であり第1作動口検知センサ46aに対応している場合には第5出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「5」であり第2作動口検知センサ47aに対応している場合には第6出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「4」でありアウト口24aに対応している場合には第7出力フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。なお、これら第1〜第7出力フラグには既に説明したとおり、入球検知処理(図10)にて「1」がセットされる。
When an affirmative determination is made in step S703, it is determined whether or not "1" is set in the output flag of the
管理対象カウンタの値に対応する出力フラグに「1」がセットされている場合(ステップS704:YES)、第1〜第7信号のうち管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をHIレベルに設定する(ステップS705)。その後、管理対象カウンタの値に対応する出力フラグを「0」クリアする(ステップS706)。 When "1" is set in the output flag corresponding to the value of the managed counter (step S704: YES), the output state of the signal corresponding to the value of the managed counter among the first to seventh signals is set to the HI level. (Step S705). After that, the output flag corresponding to the value of the managed counter is cleared to "0" (step S706).
ステップS703にて否定判定をした場合、管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をHIレベルに切り換える契機が発生したか否かを判定する(ステップS707)。具体的には、管理対象カウンタの値が「3」である場合には開閉実行モードへの移行が発生したか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「2」である場合には高頻度サポートモードへの移行が発生したか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「1」である場合には前扉枠14が開放状態となったか否かを判定する。ステップS707にて肯定判定をした場合には、管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をHIレベルに設定する(ステップS708)。
When a negative determination is made in step S703, it is determined whether or not an opportunity has occurred to switch the output state of the signal corresponding to the value of the managed counter to the HI level (step S707). Specifically, when the value of the managed counter is "3", it is determined whether or not the transition to the open / close execution mode has occurred, and when the value of the managed counter is "2", it is high. It is determined whether or not the transition to the frequency support mode has occurred, and when the value of the management target counter is "1", it is determined whether or not the
ステップS702にて肯定判定をした場合、管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をLOWレベルに切り換える契機が発生したか否かを判定する(ステップS709)。具体的には、管理対象カウンタの値が4以上であり現状の管理対象がいずれかの入球検知センサ42a〜48aである場合には、第1〜第7信号のうち管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をLOWレベルからHIレベルに切り換えてからHI出力継続期間(具体的には10msec)が経過したか否かを判定する。このHI出力継続期間は管理側CPU112において管理処理(図18)の履歴設定処理(ステップS607)の最長処理間隔よりも長い期間に設定されており、LOWレベルからHIレベルに切り換わった信号の出力状態を管理側CPU112にて確実に特定することが可能な期間となっている。また、管理対象カウンタの値が「3」であり現状の管理対象が開閉実行モードである場合には開閉実行モードが終了したか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「2」であり現状の管理対象が高頻度サポートモードである場合には高頻度サポートモードが終了したか否かを判定し、管理対象カウンタの値が「1」であり現状の管理対象が前扉枠14である場合には前扉枠14が閉鎖状態であるか否かを判定する。管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をLOWレベルに切り換える契機が発生している場合(ステップS709:YES)、管理対象カウンタの値に対応する信号の出力状態をLOWレベルに設定する(ステップS710)。
When an affirmative determination is made in step S702, it is determined whether or not an opportunity has occurred to switch the output state of the signal corresponding to the value of the managed counter to the LOW level (step S709). Specifically, when the value of the management target counter is 4 or more and the current management target is any of the ball entry detection sensors 42a to 48a, the value of the management target counter among the first to seventh signals is used. It is determined whether or not the HI output duration (specifically, 10 msec) has elapsed since the output state of the corresponding signal was switched from the LOW level to the HI level. This HI output continuation period is set in the
ステップS704にて否定判定をした場合、ステップS706の処理を実行した場合、ステップS707にて否定判定をした場合、ステップS708の処理を実行した場合、ステップS709にて否定判定をした場合、又はステップS710の処理を実行した場合、主側RAM65の管理対象カウンタの値を1減算する(ステップS711)。そして、その1減算後における管理対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS712)。管理対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS712:NO)、新たな管理対象カウンタの値に対応する管理対象について、ステップS702以降の処理を実行する。
When a negative determination is made in step S704, when the process of step S706 is executed, when a negative determination is made in step S707, when the process of step S708 is executed, when a negative determination is made in step S709, or in step When the process of S710 is executed, the value of the managed counter of the
次に、管理側CPU112にて実行される履歴設定処理について図21のフローチャートを参照しながら説明する。履歴設定処理は、管理処理(図18)のステップS607にて実行される。
Next, the history setting process executed by the
まず管理側RAM114に設けられた確認対象カウンタに、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち管理側CPU112において確認対象となるバッファの数をセットする(ステップS801)。具体的には、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうちブランクであることを示す情報以外の情報が格納されている対応関係エリアの数を特定し、その特定した数の情報を確認対象カウンタにセットする。本パチンコ機10では既に説明したとおり第1〜第10対応関係エリア123a〜123jにブランクであることを示す情報以外の情報が格納されているため、ステップS801では確認対象カウンタに「10」をセットする。
First, the number of buffers to be confirmed by the
その後、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するバッファに格納されている数値情報が、「0」から「1」に変更されたか否かを確認することで、当該バッファへの主側CPU63からの入力信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられたか否かを判定する(ステップS802)。なお、確認対象カウンタの値が「n」である場合には第nバッファ122a〜122oが数値情報の確認対象となる。例えば、確認対象カウンタの値が「10」であれば第10バッファ122jが数値情報の確認対象となり、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5バッファ122eが数値情報の確認対象となる。
After that, it is confirmed whether or not the numerical information stored in the buffer corresponding to the value of the current confirmation target counter among the first to fifteenth buffers 122a to 122o has been changed from "0" to "1". Then, it is determined whether or not the output state of the input signal from the
ステップS802にて肯定判定をした場合には、RTC115から年月日情報及び時刻情報であるRTC情報を読み出す(ステップS803)。そして、履歴用メモリ117への書き込み処理を実行する(ステップS804)。当該書き込み処理では、履歴用メモリ117のポインタ用エリア126を参照することで現状の書き込み対象となっている履歴用エリア124のポインタ情報を特定し、その書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴用エリア124の履歴情報格納エリア125に、ステップS803にて読み出したRTC情報を書き込む。また、現状の確認対象カウンタの値に対応する対応関係エリア123a〜123oから対応関係情報を読み出し、その対応関係情報を上記書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込む。また、対応関係情報が、開閉実行モードであることを示す情報、高頻度サポートモードであることを示す情報、及び前扉枠14であることを示す情報のうちいずれかである場合には、上記書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に対応関係情報だけではなく開始情報を書き込む。なお、確認対象カウンタの値が「n」である場合には第n対応関係エリア123a〜123oが対応関係情報の読み出し対象となる。例えば、確認対象カウンタの値が「10」であれば第10対応関係エリア123jが対応関係情報の読み出し対象となり、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5対応関係エリア123eが対応関係情報の読み出し対象となる。
If an affirmative determination is made in step S802, the RTC information which is the date information and the time information is read from the RTC 115 (step S803). Then, the writing process to the
上記のように書き込み処理が実行されることにより、確認対象カウンタの値がアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかである場合には、書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に、RTC情報と、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかであることを示す対応関係情報と、の組合せが履歴情報として記憶された状態となる。また、確認対象カウンタの値が開閉実行モード、高頻度サポートモード及び前扉枠14のいずれかである場合には、書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に、RTC情報と、開閉実行モード、高頻度サポートモード及び前扉枠14のうちいずれかであることを示す対応関係情報と、開始情報と、の組合せが履歴情報として記憶された状態となる。
When the writing process is executed as described above, the value of the check target counter is any one of the
その後、対象ポインタの更新処理を実行する(ステップS805)。当該更新処理では、履歴用メモリ117のポインタ用エリア126に格納されている数値情報を読み出し1加算する。その1加算後におけるポインタ情報が履歴用エリア124におけるポインタ情報の最大値を超えたか否かを判定する。最大値を超えていない場合には1加算後におけるポインタ情報を新たな書き込み対象のポインタ情報としてポインタ用エリア126に上書きする。最大値を超えている場合には書き込み対象のポインタ情報が最初のポインタ情報となるようにポインタ用エリア126を「0」クリアする。
After that, the update process of the target pointer is executed (step S805). In the update process, the numerical information stored in the
ステップS802にて否定判定をした場合、又はステップS805の処理を実行した場合、現状の確認対象カウンタの値に対応する対応関係エリア123a〜123oに、信号出力がLOWレベルに切り換えられたか否かを確認すべき対象となる対応関係情報が格納されているか否かを判定する(ステップS806)。具体的には、現状の確認対象カウンタの値が「8」〜「10」である場合には対応する対応関係エリア123h〜123jに、開閉実行モードであることを示す情報、高頻度サポートモードであることを示す情報、及び前扉枠14であることを示す情報のいずれかが格納されているため、ステップS806にて肯定判定をする。
When a negative determination is made in step S802, or when the process of step S805 is executed, whether or not the signal output has been switched to the LOW level is determined in the corresponding
ステップS806にて肯定判定をした場合、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するバッファに格納されている数値情報が「1」から「0」に変更されたか否かを確認することで、当該バッファへの主側CPU63からの入力信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに切り換えられたか否かを判定する(ステップS807)。ステップS807にて肯定判定をした場合には、ステップS803と同様にRTC情報を読み出し(ステップS808)、さらに履歴用メモリ117への書き込み処理を実行する(ステップS809)。当該書き込み処理では、書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴用エリア124の履歴情報格納エリア125に、ステップS808にて読み出したRTC情報を書き込む。また、現状の確認対象カウンタの値に対応する対応関係エリア123a〜123oから対応関係情報を読み出し、その対応関係情報を上記書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込む。また、上記書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に対応関係情報だけではなく終了情報を書き込む。このように書き込み処理が実行されることにより、確認対象カウンタの値が開閉実行モード、高頻度サポートモード及び前扉枠14のいずれかである場合には、書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に、RTC情報と、開閉実行モード、高頻度サポートモード及び前扉枠14のうちいずれかであることを示す対応関係情報と、終了情報と、の組合せが履歴情報として記憶された状態となる。その後、ステップS805と同様に対象ポインタの更新処理を実行する(ステップS810)。
When an affirmative determination is made in step S806, the numerical information stored in the buffer corresponding to the value of the current confirmation target counter among the first to fifteenth buffers 122a to 122o is changed from "1" to "0". By confirming whether or not the buffer has been output, it is determined whether or not the output state of the input signal from the
ステップS806にて否定判定をした場合、ステップS807にて否定判定をした場合、又はステップS810の処理を実行した場合、管理側RAM114の確認対象カウンタの値を1減算する(ステップS811)。そして、その1減算後における確認対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS812)。確認対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS812:NO)、新たな確認対象カウンタの値に対応する確認対象について、ステップS802以降の処理を実行する。
When a negative determination is made in step S806, a negative determination is made in step S807, or the process of step S810 is executed, the value of the confirmation target counter of the
次に、履歴用メモリ117に履歴情報が格納されていく様子について、図22のタイムチャートを参照しながら説明する。図22(a)は第1〜第7バッファ122a〜122gのいずれかにHIレベルの信号が入力されている期間を示し、図22(b)は第8バッファ122hにHIレベルの信号が入力されている期間を示し、図22(c)は第9バッファ122iにHIレベルの信号が入力されている期間を示し、図22(d)は第10バッファ122jにHIレベルの信号が入力されている期間を示し、図22(e)は履歴用メモリ117への履歴情報の書き込みタイミングを示す。
Next, the state in which the history information is stored in the
t1のタイミングで、図22(a)に示すように第1〜第7バッファ122a〜122gのいずれかに入力されている信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられる。したがって、当該t1のタイミングで図22(e)に示すように履歴用メモリ117に履歴情報が書き込まれる。その後、t2のタイミングで、図22(a)に示すようにt1のタイミングでHIレベルに切り換えられた信号がLOWレベルに切り換えられる。しかしながら、当該信号は第1〜第7バッファ122a〜122gのいずれかに入力されている信号であり、LOWレベルの切り換えが履歴情報の格納対象となっていないため、当該t2のタイミングでは図22(e)に示すように履歴情報の書き込みは実行されない。
At the timing of t1, the output state of the signal input to any of the first to seventh buffers 122a to 122g is switched from the LOW level to the HI level as shown in FIG. 22A. Therefore, the history information is written in the
その後、t3のタイミング、t5のタイミング、t6のタイミング、t9のタイミング、t10のタイミング、t13のタイミング及びt14のタイミングのそれぞれにおいて、図22(a)に示すように、第1〜第7バッファ122a〜122gのいずれかに入力されている信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられる。したがって、これら各タイミングにおいて図22(e)に示すように履歴情報が書き込まれる。 After that, at the timing of t3, the timing of t5, the timing of t6, the timing of t9, the timing of t10, the timing of t13 and the timing of t14, as shown in FIG. 22A, the first to seventh buffers 122a The output state of the signal input to any of ~ 122 g is switched from the LOW level to the HI level. Therefore, history information is written at each of these timings as shown in FIG. 22 (e).
図22(b)に示すようにt4のタイミング〜t7のタイミングに亘って、第8バッファ122hに入力されている信号の出力状態がHIレベルとなる。この第8バッファ122hは開閉実行モードの発生の有無に対応している。したがって、図22(e)に示すように第8バッファ122hに入力されている信号の出力状態がHIレベルに切り換わるタイミングであるt4のタイミング、及び当該信号の出力状態がLOWレベルに切り換わるタイミングであるt7のタイミングのそれぞれにおいて、履歴情報が書き込まれる。この場合、t4のタイミングで書き込まれる履歴情報には開始情報が含まれ、t7のタイミングで書き込まれる履歴情報には終了情報が含まれる。これにより、履歴用メモリ117の履歴情報を確認することで開閉実行モードの実行期間を把握することが可能となる。
As shown in FIG. 22B, the output state of the signal input to the eighth buffer 122h becomes the HI level from the timing of t4 to the timing of t7. The eighth buffer 122h corresponds to the presence / absence of the open / close execution mode. Therefore, as shown in FIG. 22E, the timing of t4, which is the timing at which the output state of the signal input to the eighth buffer 122h is switched to the HI level, and the timing at which the output state of the signal is switched to the LOW level. History information is written at each of the timings of t7. In this case, the history information written at the timing of t4 includes the start information, and the history information written at the timing of t7 includes the end information. As a result, it is possible to grasp the execution period of the open / close execution mode by checking the history information of the
また、履歴用メモリ117には履歴情報が時間の経過の順に従って書き込まれる。したがって、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が開閉実行モード中のものか否かを区別することが可能となる。また、履歴情報にはRTC情報が含まれるため、当該RTC情報を対比することによっても、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が開閉実行モード中のものか否かを区別することが可能となる。
Further, history information is written in the
図22(c)に示すようにt8のタイミング〜t11のタイミングに亘って、第9バッファ122iに入力されている信号の出力状態がHIレベルとなる。この第9バッファ122iは高頻度サポートモードの発生の有無に対応している。したがって、図22(e)に示すように第9バッファ122iに入力されている信号の出力状態がHIレベルに切り換わるタイミングであるt8のタイミング、及び当該信号の出力状態がLOWレベルに切り換わるタイミングであるt11のタイミングのそれぞれにおいて、履歴情報が書き込まれる。この場合、t8のタイミングで書き込まれる履歴情報には開始情報が含まれ、t11のタイミングで書き込まれる履歴情報には終了情報が含まれる。これにより、履歴用メモリ117の履歴情報を確認することで高頻度サポートモードの実行期間を把握することが可能となる。
As shown in FIG. 22 (c), the output state of the signal input to the ninth buffer 122i becomes the HI level from the timing of t8 to the timing of t11. The ninth buffer 122i corresponds to the presence or absence of the occurrence of the high frequency support mode. Therefore, as shown in FIG. 22E, the timing of t8, which is the timing at which the output state of the signal input to the ninth buffer 122i is switched to the HI level, and the timing at which the output state of the signal is switched to the LOW level. History information is written at each of the timings of t11. In this case, the history information written at the timing of t8 includes the start information, and the history information written at the timing of t11 includes the end information. As a result, it is possible to grasp the execution period of the high-frequency support mode by checking the history information of the
また、履歴用メモリ117には履歴情報が時間の経過の順に従って書き込まれる。したがって、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が高頻度サポートモード中のものか否かを区別することが可能となる。また、履歴情報にはRTC情報が含まれるため、当該RTC情報を対比することによっても、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が高頻度サポートモード中のものか否かを区別することが可能となる。
Further, history information is written in the
図22(d)に示すようにt12のタイミング〜t15のタイミングに亘って、第10バッファ122jに入力されている信号の出力状態がHIレベルとなる。この第10バッファ122jは前扉枠14の開放の有無に対応している。したがって、図22(e)に示すように第10バッファ122jに入力されている信号の出力状態がHIレベルに切り換わるタイミングであるt12のタイミング、及び当該信号の出力状態がLOWレベルに切り換わるタイミングであるt15のタイミングのそれぞれにおいて、履歴情報が書き込まれる。この場合、t12のタイミングで書き込まれる履歴情報には開始情報が含まれ、t15のタイミングで書き込まれる履歴情報には終了情報が含まれる。これにより、履歴用メモリ117の履歴情報を確認することで前扉枠14が開放状態となっている期間を把握することが可能となる。
As shown in FIG. 22D, the output state of the signal input to the 10th buffer 122j becomes the HI level from the timing of t12 to the timing of t15. The tenth buffer 122j corresponds to whether or not the
また、履歴用メモリ117には履歴情報が時間の経過の順に従って書き込まれる。したがって、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が前扉枠14の開放中のものか否かを区別することが可能となる。また、履歴情報にはRTC情報が含まれるため、当該RTC情報を対比することによっても、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生したことを示す履歴情報が前扉枠14の開放中のものか否かを区別することが可能となる。
Further, history information is written in the
次に、MPU62の読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置に、履歴用メモリ117に記憶された履歴情報を出力するための処理構成について説明する。図23は主側CPU63にて実行されるデータ出力用処理を示すフローチャートである。なお、データ出力用処理はメイン処理(図7)におけるステップS111にて実行される。
Next, a processing configuration for outputting the history information stored in the
データ出力用処理では、まず読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続されていることを示す接続信号を、読み取り用端子102から受信しているか否かを判定する(ステップS901)。読み取り装置は、読み取り用端子102と電気的に接続されている場合に接続信号を出力する構成となっており、読み取り用端子102を通じて当該接続信号を受信している場合にステップS901にて肯定判定をする。
In the data output process, first, it is determined whether or not a connection signal indicating that the reading device is electrically connected to the
ステップS901にて否定判定をした場合にはそのまま本データ出力用処理を終了する。この場合、データ出力用処理が実行されるようにするためにはMPU62への動作電力の供給が再度開始されるようにする必要がある。これにより、履歴情報の外部出力が行われるようにするためには、読み取り用端子102に読み取り装置を電気的に接続した状態でMPU62への動作電力の供給が開始されるようにする必要がある。MPU62への動作電力の供給の停止操作及び開始操作を行うための電源操作部は裏パックユニット15の背面に設けられているため、これら停止操作及び開始操作を行うためには外枠11に対して遊技機本体12を開放させて裏パックユニット15の背面を露出させる必要がある。このような事情において、履歴情報の外部出力が行われるようにするためには読み取り用端子102に読み取り装置を電気的に接続した状態でMPU62への動作電力の供給が開始されるようにする必要がある構成とすることで、履歴情報を読み取る操作を遊技ホールの管理者以外が行おうとしても、それを行いづらくさせることが可能となる。
If a negative determination is made in step S901, the data output process is terminated as it is. In this case, in order to execute the data output process, it is necessary to restart the supply of the operating power to the
ステップS901にて肯定判定をした場合、読み取り用端子102から制御情報確認用の信号を受信しているか否かを判定することで、読み取り用端子102への読み取り装置の今回の接続が主側ROM64の制御情報(プログラム及びデータ)の確認に対応しているか否かを判定する(ステップS902)。読み取り装置は制御情報の確認及び履歴情報の確認の両方を行うことが可能な構成であり、読み取り装置に対する手動操作により制御情報の確認が選択されている場合には読み取り装置から制御情報確認用の信号が送信され、読み取り装置に対する手動操作により履歴情報の確認が選択されている場合には読み取り装置から履歴確認用の信号が送信される。なお、これに限定されることはなく、制御情報確認用の読み取り装置と履歴確認用の読み取り装置とが別である構成としてもよい。この場合、読み取り用端子102に制御情報確認用の読み取り装置が電気的に接続されている場合には当該読み取り装置から制御情報確認用の信号が送信され、読み取り用端子102に履歴確認用の読み取り装置が電気的に接続されている場合には当該読み取り装置から履歴確認用の信号が送信される。
When an affirmative determination is made in step S901, it is determined whether or not a control information confirmation signal has been received from the reading
ステップS902にて肯定判定をした場合には、制御情報確認用の出力処理を実行する(ステップS903)。当該出力処理では、主側ROM64から制御情報としてプログラム及びデータを読み出し、その読み出した制御情報を読み取り用端子102に出力する。これにより、当該読み取り用端子102に電気的に接続されている読み取り装置において制御情報を読み取ることが可能となり、制御情報が正規のものであるか否か又は正常なものであるか否かの確認を行うことが可能となる。
If an affirmative determination is made in step S902, an output process for confirming control information is executed (step S903). In the output process, the program and data are read as control information from the
ステップS902にて否定判定をした場合には、管理側CPU112に出力指示信号を送信する(ステップS904)。具体的には、出力指示信号の出力状態をLOWレベルからHIレベルに切り換える。このHIレベルの出力状態は特定期間に亘って継続される。この特定期間は、第16バッファ122pにHIレベルの出力指示信号が入力されていることを管理側CPU112にて特定するのに十分な期間となっている。出力指示信号の出力状態がHIレベルに切り換えられることにより、管理側CPU112において履歴情報を出力するための処理が実行される。当該処理については後に詳細に説明する。
If a negative determination is made in step S902, an output instruction signal is transmitted to the management side CPU 112 (step S904). Specifically, the output state of the output instruction signal is switched from the LOW level to the HI level. This HI level output state is continued for a specific period of time. This specific period is a period sufficient for the
ステップS903の処理を実行した場合、又はステップS904の処理を実行した場合、読み取り用端子102への読み取り装置の電気的な接続が継続されているか否かを判定する(ステップS905)。継続されている場合には(ステップS905:YES)、そのままステップS905にて待機する。これにより、読み取り用端子102に対する読み取り装置の電気的な接続が解除されるまでは、データ出力用処理よりも後の実行順序に設定されている処理が実行されないようにすることが可能となる。読み取り用端子102への読み取り装置の電気的な接続が解除された場合(ステップS905:NO)、本データ出力用処理を終了する。
When the process of step S903 is executed or the process of step S904 is executed, it is determined whether or not the electrical connection of the reading device to the
次に、管理側CPU112にて実行される外部出力用処理について図24のフローチャートを参照しながら説明する。なお、外部出力用処理は、管理処理(図18)のステップS608にて実行される。
Next, the external output process executed by the
主側CPU63から受信している出力指示信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられた場合(ステップS1001:YES)、ステップS1002以降の履歴情報を出力するための処理を実行する。具体的には、まず履歴用メモリ117の履歴用エリア124においてアウト口24aであることを示す対応関係情報が格納されている履歴情報格納エリア125の数をカウントすることで、アウト口24aへの入球個数を演算する(ステップS1002)。また、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において一般入賞口31であることを示す対応関係情報が格納されている履歴情報格納エリア125の数をカウントすることで、一般入賞口31への入球個数を演算する(ステップS1003)。また、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において特電入賞装置32であることを示す対応関係情報が格納されている履歴情報格納エリア125の数をカウントすることで、特電入賞装置32への入球個数を演算する(ステップS1004)。また、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において第1作動口33であることを示す対応関係情報が格納されている履歴情報格納エリア125の数をカウントすることで、第1作動口33への入球個数を演算する(ステップS1005)。また、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において第2作動口34であることを示す対応関係情報が格納されている履歴情報格納エリア125の数をカウントすることで、第2作動口34への入球個数を演算する(ステップS1006)。
When the output state of the output instruction signal received from the
その後、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間に存在している履歴情報格納エリア125を参照することで、前扉枠14が開放状態である状況で発生したアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれへの入球個数を演算する(ステップS1007)。履歴用メモリ117の履歴用エリア124において前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間は、これら履歴情報格納エリア125に格納されているRTC情報から算出される。また、連番となるポインタ情報の全体において、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との区間が複数存在している場合にはその区間の合計分の各入球個数を演算する。また、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125が存在しているものの、当該履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125に前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されていない場合、前扉枠14であることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125の履歴情報はいずれも前扉枠14が開放状態におけるものとして扱う。
After that, in the
その後、ステップS1002〜ステップS1007の演算結果を利用して各種パラメータを演算する(ステップS1008)。具体的には、まずステップS1002〜ステップS1006のそれぞれで算出した入球個数から、ステップS1007にて算出した前扉枠14が開放中に発生した各入球個数を減算する。そして、その減算後における各入球個数を利用して以下のパラメータを演算する。なお、ステップS1002にて算出した入球個数に対するステップS1007にて算出したアウト口24aの入球個数の差を入球個数K1とし、ステップS1003にて算出した入球個数に対するステップS1007にて算出した一般入賞口31の入球個数の差を入球個数K2とし、ステップS1004にて算出した入球個数に対するステップS1007にて算出した特電入賞装置32の入球個数の差を入球個数K3とし、ステップS1005にて算出した入球個数に対するステップS1007にて算出した第1作動口33の入球個数の差を入球個数K4とし、ステップS1006にて算出した入球個数に対するステップS1007にて算出した第2作動口34の入球個数の差を入球個数K5とする。
・第1パラメータ:遊遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合(以下、この割合を「D1」とする)
・第2パラメータ:一般入賞口31への遊技球の合計入球個数K2/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合
・第3パラメータ:特電入賞装置32への遊技球の合計入球個数K3/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合
・第4パラメータ:第1作動口33への遊技球の合計入球個数K4/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合(以下、この割合を「D2」とする)
・第5パラメータ:第2作動口34への遊技球の合計入球個数K5/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合(以下、この割合を「D3」とする)
・第6パラメータ:D1−(D2×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+D3×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)
・第7パラメータ:(K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
・第8パラメータ:K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
その後、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において最も古いRTC情報と最も新しいRTC情報とを利用して、今回演算の対象となった履歴情報が全て抽出されるまでに要した合計時間を演算する(ステップS1009)。そして、第1出力処理を実行する(ステップS1010)。第1出力処理では、履歴用メモリ117の履歴用エリア124に格納されている全ての履歴情報を順次、読み取り用端子102に出力する。また、ステップS1008にて演算した各種パラメータを順次、読み取り用端子102に出力するとともに、ステップS1009にて演算した合計時間を読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、第1出力処理にて出力対象となった各情報が読み取られる。
After that, various parameters are calculated using the calculation results of steps S1002 to S1007 (step S1008). Specifically, first, the number of balls entered while the
-First parameter: Total number of game balls to be paid out (K2 x "number of prize balls for winning the general winning
-Second parameter: Total number of game balls entered into the general winning
Fifth parameter: Total number of game balls entering the
6th parameter: D1- (D2 x "number of prize balls for winning the
7th parameter: (K3 x "number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K5 x "number of prize balls for winning the second operating port 34") / total number of game balls paid out (K2 x "general""Number of prize balls for winning the prize opening 31" + K3 x "Number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K4 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Second operating port 34" Ratio of "number of prize balls for winning a prize") ・ Eighth parameter: K3 x "number of prize balls for winning a prize in the special electric winning device 32" / total number of game balls paid out (K2 x "for winning a prize in the general winning opening 31""Number of prize balls" + K3 x "Number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K4 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Number of prize balls for winning the second operating port 34" ”) Ratio After that, using the oldest RTC information and the newest RTC information in the history area 124 of the history memory 117, the total time required to extract all the history information that was the target of this calculation. Calculate the time (step S1009). Then, the first output process is executed (step S1010). In the first output process, all the history information stored in the
その後、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間に存在している履歴情報格納エリア125を参照することで、開閉実行モードである状況で発生したアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれへの入球個数を演算する(ステップS1011)。履歴用メモリ117の履歴用エリア124において開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間は、これら履歴情報格納エリア125に格納されているRTC情報から算出される。また、連番となるポインタ情報の全体において、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との区間が複数存在している場合にはその区間の合計分の各入球個数を演算する。また、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125が存在しているものの、当該履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125に開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されていない場合、開閉実行モードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125の履歴情報はいずれも開閉実行モードにおけるものとして扱う。
After that, in the
その後、ステップS1011にて特定した開閉実行モードである期間のうち、前扉枠14が開放状態である状況で発生したアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれへの入球個数を演算する(ステップS1012)。これら入球個数の演算の方法は、ステップS1011にて特定した開閉実行モードである期間を前提とする点を除き、ステップS1007の場合と同様である。
After that, during the period of the opening / closing execution mode specified in step S1011, the
その後、ステップS1011及びステップS1012の演算結果を利用して各種パラメータを演算する(ステップS1013)。具体的には、まずステップS1011にて算出した各入球個数から、ステップS1012にて算出した前扉枠14が開放中に発生した各入球個数を減算する。そして、その減算後における各入球個数を利用して以下のパラメータを演算する。なお、ステップS1011にて算出したアウト口24aの入球個数に対するステップS1012にて算出したアウト口24aの入球個数の差を入球個数K11とし、ステップS1011にて算出した一般入賞口31の入球個数に対するステップS1012にて算出した一般入賞口31の入球個数の差を入球個数K12とし、ステップS1011にて算出した特電入賞装置32の入球個数に対するステップS1012にて算出した特電入賞装置32の入球個数の差を入球個数K13とし、ステップS1011にて算出した第1作動口33の入球個数に対するステップS1012にて算出した第1作動口33の入球個数の差を入球個数K14とし、ステップS1011にて算出した第2作動口34の入球個数に対するステップS1012にて算出した第2作動口34の入球個数の差を入球個数K15とする。
・第11パラメータ:遊技球の合計払出個数(K12×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K13×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K14×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K15×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K11+K12+K13+K14+K15)の割合(以下、この割合を「D11」とする)
・第12パラメータ:一般入賞口31への遊技球の合計入球個数K12/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K11+K12+K13+K14+K15)の割合
・第13パラメータ:特電入賞装置32への遊技球の合計入球個数K13/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K11+K12+K13+K14+K15)の割合
・第14パラメータ:第1作動口33への遊技球の合計入球個数K14/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K11+K12+K13+K14+K15)の割合(以下、この割合を「D12」とする)
・第15パラメータ:第2作動口34への遊技球の合計入球個数K15/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K11+K12+K13+K14+K15)の割合(以下、この割合を「D13」とする)
・第16パラメータ:D11−(D12×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+D13×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)
・第17パラメータ:(K13×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K15×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技球の合計払出個数(K12×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K13×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K14×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K15×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
・第18パラメータ:K13×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」/遊技球の合計払出個数(K12×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K13×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K14×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K15×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
その後、第2出力処理を実行する(ステップS1014)。第2出力処理では、ステップS1013にて演算した各種パラメータを順次、読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、第2出力処理にて出力対象となった各情報が読み取られる。
After that, various parameters are calculated using the calculation results of steps S1011 and S1012 (step S1013). Specifically, first, each number of balls entered while the
11th parameter: Total number of game balls to be paid out (K12 x "number of prize balls for winning the general winning
・ 12th parameter: Total number of game balls entered into the general winning
Fifteenth parameter: Total number of game balls entering the
16th parameter: D11- (D12 x "number of prize balls for winning the
17th parameter: (K13 x "number of prize balls for winning the special
その後、履歴用メモリ117の履歴用エリア124において高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間に存在している履歴情報格納エリア125を参照することで、高頻度サポートモードである状況で発生したアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれへの入球個数を演算する(ステップS1015)。履歴用メモリ117の履歴用エリア124において高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との間の期間は、これら履歴情報格納エリア125に格納されているRTC情報から算出される。また、連番となるポインタ情報の全体において、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125と、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び終了情報が格納されている履歴情報格納エリア125との区間が複数存在している場合にはその区間の合計分の各入球個数を演算する。また、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125が存在しているものの、当該履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125に高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されていない場合、高頻度サポートモードであることを示す対応関係情報及び開始情報が格納されている履歴情報格納エリア125よりも後の時間に対応するRTC情報が格納されている履歴情報格納エリア125の履歴情報はいずれも高頻度サポートモードにおけるものとして扱う。
After that, the history
その後、ステップS1015にて特定した高頻度サポートモードである期間のうち、前扉枠14が開放状態である状況で発生したアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれへの入球個数を演算する(ステップS1016)。これら入球個数の演算の方法は、ステップS1015にて特定した高頻度サポートモードである期間を前提とする点を除き、ステップS1007の場合と同様である。
After that, during the period of the high frequency support mode specified in step S1015, the
その後、ステップS1015及びステップS1016の演算結果を利用して各種パラメータを演算する(ステップS1017)。具体的には、まずステップS1015にて算出した各入球個数から、ステップS1016にて算出した前扉枠14が開放中に発生した各入球個数を減算する。そして、その減算後における各入球個数を利用して以下のパラメータを演算する。なお、ステップS1015にて算出したアウト口24aの入球個数に対するステップS1016にて算出したアウト口24aの入球個数の差を入球個数K21とし、ステップS1015にて算出した一般入賞口31の入球個数に対するステップS1016にて算出した一般入賞口31の入球個数の差を入球個数K22とし、ステップS1015にて算出した特電入賞装置32の入球個数に対するステップS1016にて算出した特電入賞装置32の入球個数の差を入球個数K23とし、ステップS1015にて算出した第1作動口33の入球個数に対するステップS1016にて算出した第1作動口33の入球個数の差を入球個数K24とし、ステップS1015にて算出した第2作動口34の入球個数に対するステップS1016にて算出した第2作動口34の入球個数の差を入球個数K25とする。
・第21パラメータ:遊技球の合計払出個数(K22×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K23×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K24×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K25×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K21+K22+K23+K24+K25)の割合(以下、この割合を「D11」とする)
・第22パラメータ:一般入賞口31への遊技球の合計入球個数K22/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K21+K22+K23+K24+K25)の割合
・第23パラメータ:特電入賞装置32への遊技球の合計入球個数K23/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K21+K22+K23+K24+K25)の割合
・第24パラメータ:第1作動口33への遊技球の合計入球個数K24/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K21+K22+K23+K24+K25)の割合(以下、この割合を「D22」とする)
・第25パラメータ:第2作動口34への遊技球の合計入球個数K25/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K21+K22+K23+K24+K25)の割合(以下、この割合を「D23」とする)
・第26パラメータ:D21−(D22×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+D23×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)
その後、第3出力処理を実行する(ステップS1018)。第3出力処理では、ステップS1017にて演算した各種パラメータを順次、読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、第3出力処理にて出力対象となった各情報が読み取られる。その後、クリア処理を実行する(ステップS1019)。クリア処理では、履歴用メモリ117の履歴情報格納エリア125を全て「0」クリアするとともに、ポインタ用エリア126を「0」クリアする。これにより、履歴用エリア124が初期化された状態となる。
After that, various parameters are calculated using the calculation results of steps S1015 and S1016 (step S1017). Specifically, first, from each number of balls entered in step S1015, the number of balls entered while the
21st parameter: Total number of game balls to be paid out (K22 x "number of prize balls for winning the general winning
22nd parameter: Total number of game balls entered into the general winning
25th parameter: Total number of game balls entering the
26th parameter: D21- (D22 x "number of prize balls for winning the
After that, the third output process is executed (step S1018). In the third output process, the various parameters calculated in step S1017 are sequentially output to the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかに遊技球が入球した場合に遊技球が払い出されるため、遊技者はこれら入球部のいずれかに遊技球が入球することを期待しながら遊技を行うこととなる。当該構成において、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34(以下、履歴対象入球部ともいう)のいずれかへの遊技球の入球が発生した場合にはそれに対応する履歴情報が管理用IC66の履歴用メモリ117にて記憶されることとなる。これにより、各履歴対象入球部への遊技球の入球個数又は入球頻度を管理するための情報をパチンコ機10にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで各履歴対象入球部への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、履歴情報がパチンコ機10自身にて記憶保持されることにより、履歴情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。
When a game ball enters any of the general winning
遊技領域PAから遊技球を排出させる全ての入球部が、履歴情報の記憶処理の実行対象となるとともに履歴情報を利用した管理の対象となる。これにより、任意の履歴対象入球部についての入球頻度を、履歴情報を利用して管理することが可能となる。また、遊技領域PAから排出される遊技球の個数に対する各履歴対象入球部への遊技球の入球個数の割合を、履歴情報を利用して管理することが可能となる。 All the ball entry units that discharge the game ball from the game area PA are subject to execution of the memory processing of the history information and are subject to management using the history information. As a result, it is possible to manage the ball entry frequency for any history target ball entry unit by using the history information. Further, it is possible to manage the ratio of the number of game balls to each history target ball to the number of game balls discharged from the game area PA by using the history information.
履歴情報には当該履歴情報を記憶させる契機となった履歴対象入球部に遊技球が入球したタイミングに対応する情報であるRTC情報が含まれている。これにより、履歴情報を利用することで、履歴対象入球部への遊技球の入球履歴を詳細に把握することが可能となる。 The history information includes RTC information which is information corresponding to the timing when the game ball enters the history target ball entry portion which triggered the storage of the history information. As a result, by using the history information, it is possible to grasp in detail the ball entry history of the game ball into the history target ball entry section.
履歴用メモリ117には、履歴対象入球部に遊技球が入球したことに対応する履歴情報だけではなく、開閉実行モード中であるか否かを示す履歴情報、高頻度サポートモード中であるか否かを示す履歴情報、及び前扉枠14が開放中であるか否かを示す履歴情報が記憶される。これにより、これら各状況であるか否かを区別して、履歴対象入球部への遊技球の入球態様を管理することが可能となる。
In the
履歴用メモリ117に格納された履歴情報を、パチンコ機10外部の装置である読み取り装置に出力することが可能である。これにより、読み取り装置にて履歴情報を読み取り、その読み取った履歴情報を利用して履歴対象入球部への遊技球の入球態様を分析することが可能となる。
It is possible to output the history information stored in the
MPU62には読み取り用端子102が設けられており、当該読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置により主側ROM64からプログラムを読み出すことが可能である。これにより、プログラムが正常なものであるか否かを確認することが可能となる。当該構成において、プログラムを外部出力するための読み取り用端子102を利用して、履歴用メモリ117に記憶された履歴情報が外部出力される。これにより、構成が複雑化してしまうことを阻止しながら、履歴情報を外部出力することが可能となる。
The
読み取り用端子102から出力すべき情報がプログラム及び履歴情報のうちいずれであるかを特定し、その特定結果に対応する側の情報が読み取り用端子102を通じて外部出力される。これにより、プログラムを外部出力するための読み取り用端子102を利用して履歴情報が外部出力される構成において、外部出力の対象となる情報がプログラム及び履歴情報のうちいずれであるのかがパチンコ機10側にて特定され、その特定された情報が外部出力される。よって、読み取り用端子102が兼用される構成であっても必要な情報のみを読み出すことが可能となる。
It is specified which of the program and the history information is the information to be output from the reading
読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置から受信する情報に基づき、当該読み取り用端子102から出力すべき情報がプログラム及び履歴情報のうちいずれの情報であるのかが特定される。これにより、外部出力の対象となる情報の選択に関する構成が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。
Based on the information received from the reading device electrically connected to the
プログラムを予め記憶する主側ROM64を有するMPU62が、管理用IC66及び読み取り用端子102を有する。これにより、読み取り用端子102に対する信号経路をMPU62内に集約することが可能となる。よって、読み取り用端子102への信号経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。
The
一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの遊技球の入球に基づき遊技球が払い出されるようにするための処理を実行する主側CPU63とは別に管理側CPU112が設けられており、当該管理側CPU112にて履歴用メモリ117に履歴情報が記憶されるようにするための処理が実行される。これにより、主側CPU63の処理負荷が極端に増加してしまわないようにしながら、各履歴対象入球部への遊技球の入球態様を管理することが可能となる。
The
主側CPU63と管理側CPU112とがMPU62として同一のチップに設けられている。これにより、これら主側CPU63と管理側CPU112との間の通信経路への不正なアクセスを阻止することが可能となる。
The
主側CPU63は各入球検知センサ42a〜48aの検知結果に対応する情報を、入球検知センサ42a〜48aのそれぞれに対応する信号経路を利用して、管理用IC66の入力ポート121の各バッファ122a〜122gに送信する。これにより、主側CPU63から送信される情報の種類と各バッファ122a〜122g(すなわち各信号経路)とが対応することとなり、管理側CPU112にて各情報の種類を区別するための構成を簡素化することが可能となる。
The
主側CPU63は開閉実行モード中であるか否かに対応する情報、高頻度サポートモード中であるか否かに対応する情報、及び前扉枠14が開放中であるか否かに対応する情報を、これら各状況のそれぞれに対応する信号経路を利用して、管理用IC66の入力ポート121の各バッファ122h〜122jに送信する。これにより、これら各状況に対応する情報の種類と各バッファ122h〜122j(すなわち各信号経路)とが対応することとなり、管理側CPU112にて各情報の種類を区別するための構成を簡素化することが可能となる。
The
主側CPU63は、各バッファ122a〜122j(すなわち各信号経路118a〜118j)がいずれの種類の情報に対応しているのかを示す対応関係情報を管理側CPU112に送信する。これにより、当該対応関係情報を管理用IC66において予め記憶しておく必要が生じない。よって、管理用IC66の汎用性を高めることが可能となる。
The
主側CPU63への動作電力の供給が開始された場合に当該主側CPU63から管理用IC66に対応関係情報が送信される。これにより、履歴対象入球部への遊技球の入球が発生し得る状況においては、主側CPU63から送信される情報と履歴対象入球部との対応関係を管理用IC66にて特定可能となるようにすることが可能となる。
When the supply of the operating power to the
履歴対象入球部への遊技球の入球の有無を示す情報を送信するための信号経路118a〜118gを利用して、対応関係情報が主側CPU63から管理用IC66に送信される。これにより、対応関係情報を送信するための専用の信号経路を設ける構成に比べて通信に関する構成を簡素化することが可能となる。
Correspondence-related information is transmitted from the
管理用IC66には対応関係用メモリ116が設けられており、主側CPU63から管理用IC66に送信された対応関係情報は対応関係用メモリ116にて記憶される。これにより、送信対象の情報に対応する履歴対象入球部を管理用IC66にて特定可能とする情報を、主側CPU63から各入球検知センサ42a〜48aの検知結果の情報を送信する度に提供する必要がなくなる。よって、主側CPU63から送信される各入球検知センサ42a〜48aの検知結果の情報の情報量を抑えることが可能となる。
The
主側CPU63から管理用IC66に出力されている出力指示信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換わることにより、管理用IC66から読み取り用端子102への情報出力が行われる。この場合に、第16バッファ122pに対応する信号経路が出力指示信号に対応していることは、主側CPU63からの対応関係情報を受信しなくても管理側CPU112にて特定可能となっている。これにより、対応関係情報の送信に関する構成が極端に複雑化してしまわないようにすることが可能となる。
By switching the output state of the output instruction signal output from the
管理用IC66には、主側CPU63からの情報を受信することが可能なバッファ122a〜122pとして、主側CPU63から管理用IC66に送信する必要がある情報の種類数よりも多い数のバッファが設けられている。これにより、パチンコ機10の機種に応じて当該情報の種類数が増減する場合であってもバッファ122a〜122pに関する構成を変更することなく対応することが可能となる。よって、管理用IC66の汎用性を高めることが可能となる。
The
管理用IC66から履歴情報が読み取り用端子102に送信される場合、当該履歴情報に対応する履歴対象入球部の種類を示す対応関係情報が各履歴情報に含まれている。これにより、読み取った履歴情報を利用して、各履歴対象入球部への遊技球の入球態様を特定することが可能となる。
When the history information is transmitted from the
管理用IC66において、履歴用メモリ117に記憶された履歴情報を利用することにより、所定の期間における遊技領域PAの遊技球の入球態様に対応する各種パラメータ(第1〜8,11〜18,21〜26パラメータ)が演算される。これにより、履歴情報を利用して演算した結果である各種パラメータを外部出力することが可能となる。
By using the history information stored in the
前扉枠14が開放中である状況に対応する履歴情報を除外した状態で各種パラメータが演算される。これにより、前扉枠14が閉鎖状態である正常な状況における各種パラメータを導き出すことが可能となる。また、開閉実行モードである状況及び高頻度サポートモードである状況のそれぞれに対応した各種パラメータが演算される。これにより、各状況に応じた遊技球の入球態様を遊技ホールの管理者などが把握することが可能となる。
Various parameters are calculated in a state where the history information corresponding to the situation where the
各種パラメータが演算された場合、履歴用メモリ117のクリア処理が実行されることにより当該履歴用メモリ117が初期化される。これにより、履歴用メモリ117の記憶容量を超えてしまうほどの履歴情報が履歴用メモリ117への記憶対象となってしまい、本来なら記憶保持されるべき履歴情報が上書きによって消去されてしまうという事象を発生しづらくさせることが可能となる。
When various parameters are calculated, the
各種パラメータを読み取り用端子102に出力する場合、履歴用メモリ117に記憶されている履歴情報も読み取り用端子102に出力される。これにより、各種パラメータを読み出して遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を分析する場合に、各種パラメータだけではなく、各種パラメータの演算の根拠となった履歴情報を参照することが可能となる。
When various parameters are output to the
管理側CPU112は読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続されている場合に各種パラメータを演算する。これにより、各種パラメータを演算する頻度を少なくすることが可能となる。
The
読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続されていることが主側CPU63にて特定され、当該主側CPU63から出力指示の情報が送信された場合に管理用IC66にて各種パラメータが演算され、その演算結果の各種パラメータなどが読み取り用端子102に出力される。これにより、主側CPU63からの指示に基づき、各種パラメータがパチンコ機10外部の読み取り装置に出力されるようにすることが可能となる。
When the
主側CPU63にて実行される動作電力の供給開始時の処理にて読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続されているか否かが特定され、読み取り装置が電気的に接続されていることが特定された場合に主側CPU63から管理用IC66に出力指示の情報が送信される。これにより、主側CPU63などにて動作電力の供給開始時の処理が実行されている状況において、すなわち主側CPU63にて遊技を進行させるための通常の処理が開始される前の状況において、各種パラメータの演算及びその演算結果の各種パラメータの外部出力が完了することとなる。よって、履歴対象入球部への遊技球の入球が発生し得る状況において各種パラメータの演算及びその演算結果の外部出力が行われないようにすることが可能となり、管理用IC66の処理負荷を軽減することが可能となる。
Whether or not the reading device is electrically connected to the
第1作動口33や第2作動口34への遊技球の入球が発生した場合にそれに対応する外部出力が外部端子板97を通じて行われる構成において、履歴情報が履歴用メモリ117に記憶される。これにより、外部端子板97を通じて外部出力される情報を利用することで第1作動口33や第2作動口34への遊技球の入球個数及び入球頻度を簡易的に把握しながら、履歴用メモリ117に記憶された履歴情報を利用することで履歴対象入球部への遊技球の入球個数及び入球頻度を正確に把握することが可能となる。
History information is stored in the
<第2の実施形態>
本実施形態では、管理側I/F111における入力ポート121の第1〜第16バッファ122a〜122pのうち、入力される信号の種類が管理用IC66の設計段階において決定されているバッファの種類が上記第1の実施形態と相違している。また、入力される信号の種類を管理側CPU112に特定させるために主側CPU63にて実行される処理構成が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Second embodiment>
In the present embodiment, among the first to 16th buffers 122a to 122p of the
図25は本実施形態における管理側I/F111の入力ポート121の構成を説明するための説明図である。
FIG. 25 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
第1〜第7バッファ122a〜122g及び第16バッファ122pには、上記第1の実施形態と同一の種類の信号が入力される。詳細には、第1バッファ122aには第1入賞口検知センサ42aの検知結果に対応する第1信号が入力され、第2バッファ122bには第2入賞口検知センサ43aの検知結果に対応する第2信号が入力され、第3バッファ122cには第3入賞口検知センサ44aの検知結果に対応する第3信号が入力され、第4バッファ122dには特電検知センサ45aの検知結果に対応する第4信号が入力され、第5バッファ122eには第1作動口検知センサ46aの検知結果に対応する第5信号が入力され、第6バッファ122fには第2作動口検知センサ47aの検知結果に対応する第6信号が入力され、第7バッファ122gにはアウト口検知センサ48aの検知結果に対応する第7信号が入力され、第16バッファ122pには出力指示信号が入力される。
Signals of the same type as those in the first embodiment are input to the first to seventh buffers 122a to 122g and the 16th buffer 122p. Specifically, the first signal corresponding to the detection result of the first winning opening detection sensor 42a is input to the first buffer 122a, and the second buffer 122b corresponds to the detection result of the second winning opening detection sensor 43a. Two signals are input, a third signal corresponding to the detection result of the third winning
一方、上記第1の実施形態では開閉実行モードに対応する信号が第8信号として第8バッファ122hに入力され、高頻度サポートモードに対応する信号が第9信号として第9バッファ122iに入力され、前扉枠14に対応する信号が第10信号として第10バッファ122jに入力される構成としたが、本実施形態ではこれら信号の入力対象となるバッファが異なっている。具体的には、開閉実行モードに対応する信号は開閉実行モード中信号として第13バッファ122mに入力され、高頻度サポートモードに対応する信号は高頻度サポートモード中信号として第14バッファ122nに入力され、前扉枠14に対応する信号は扉開放中信号として第15バッファ122oに入力される。
On the other hand, in the first embodiment, the signal corresponding to the open / close execution mode is input to the eighth buffer 122h as the eighth signal, and the signal corresponding to the high frequency support mode is input to the ninth buffer 122i as the ninth signal. The signal corresponding to the
第13バッファ122mに開閉実行モード中信号が入力されること、第14バッファ122nに高頻度サポートモード中信号が入力されること、第15バッファ122oに扉開放中信号が入力されること、及び第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることは管理用IC66の設計段階において決定されており、主側CPU63からの指示を受けることなく、管理側CPU112はこれら第13〜第16バッファ122m〜122pにそれぞれに対応する上記各信号が入力されることを特定可能となっている。一方、第1〜第12バッファ122a〜122lにどのような種類の信号が入力されるのかは管理用IC66の設計段階において決定されておらず、これら信号の種類は主側CPU63からの指示を受けることで管理側CPU112にて特定される。この信号の種類を特定するための処理は、上記第1の実施形態と同様に、主側CPU63及び管理側CPU112に動作電力の供給が開始された場合に実行される。
The opening / closing execution mode signal is input to the 13th buffer 122m, the high frequency support mode signal is input to the 14th buffer 122n, the door opening signal is input to the 15th buffer 122o, and the thirteenth buffer 122o is input. It is determined at the design stage of the
図26は主側CPU63にて実行される本実施形態の認識用処理を示すフローチャートである。なお、認識用処理は上記第1の実施形態と同様にメイン処理(図7)におけるステップS110にて実行される。
FIG. 26 is a flowchart showing a recognition process of the present embodiment executed by the
まず主側RAM65の認識用出力カウンタに、信号の種類の認識対象となる第1〜第12バッファ122a〜122lの数である「12」をセットする(ステップS1101)。その後、識別開始信号の出力処理を実行する(ステップS1102)。当該出力処理では、第1バッファ122aに入力される第1信号、第13バッファ122mに入力される開閉実行モード中信号、第14バッファ122nに入力される高頻度サポートモード中信号のそれぞれの出力状態をHIレベルに設定することで、識別開始信号の出力を開始する。これら信号をHIレベルに維持する期間は、これら信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。
First, "12", which is the number of the first to twelfth buffers 122a to 122l to be recognized for the signal type, is set in the recognition output counter of the main RAM 65 (step S1101). After that, the output processing of the identification start signal is executed (step S1102). In the output process, the output states of the first signal input to the first buffer 122a, the open / close execution mode signal input to the thirteenth buffer 122m, and the high frequency support mode signal input to the fourteenth buffer 122n, respectively. Is set to the HI level to start the output of the identification start signal. The period for maintaining these signals at the HI level is set to a period sufficient for the
その後、主側RAM65の認識用出力カウンタの現状の値に対応する出力回数の情報を主側ROM64から読み出し、その読み出した出力回数の情報を主側RAM65に設けられた出力回数カウンタにセットする(ステップS1103)。出力回数カウンタは、種類識別用信号の出力回数を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。
After that, the information on the number of outputs corresponding to the current value of the recognition output counter of the
本実施形態では、第1バッファ122a〜第12バッファ122lに入力される信号の種類を管理側CPU112に認識させる場合、その信号の種類に対応する入球部に対して設定されている賞球個数と同一回数、種類識別用信号を出力する。管理側CPU112は第1バッファ122a〜第12バッファ122lのそれぞれについて種類識別用信号を受信した回数に対応する情報を、対応関係用メモリ116の第1〜第12対応関係エリア123a〜123lに格納する。つまり、第1バッファ122a〜第12バッファ122lに入力される信号の種類が、その信号の種類に対応する入球部に対して設定されている賞球個数として把握される。
In the present embodiment, when the
ステップS1103では、認識用出力カウンタの値が「12」、「11」及び「10」のいずれかである場合、一般入賞口31の賞球個数に対応する「10」を出力回数カウンタにセットする。また、認識用出力カウンタの値が「9」である場合、特電入賞装置32の賞球個数に対応する「15」を出力回数カウンタにセットする。また、認識用出力カウンタの値が「8」である場合、第1作動口33の賞球個数に対応する「1」を出力回数カウンタにセットする。また、認識用出力カウンタの値が「7」である場合、第2作動口34の賞球個数に対応する「1」を出力回数カウンタにセットする。また、認識用出力カウンタの値が「6」である場合、アウト口24aに対応しているものの当該アウト口24aに遊技球が入球したとしても遊技球の払い出しは実行されないため、出力回数カウンタに「0」をセットする。また、認識用出力カウンタの値が「5」〜「1」のいずれかである場合、対応する入球部が存在しておらずブランクであるため、出力回数カウンタに「0」をセットする。
In step S1103, when the value of the recognition output counter is any of "12", "11", and "10", "10" corresponding to the number of prize balls of the general winning
その後、開始契機信号の出力処理を実行する(ステップS1104)。当該出力処理では、第1バッファ122aに入力される第1信号の出力状態をHIレベルに設定することで、開始契機信号の出力を開始する。第1信号をHIレベルに維持する期間は、第1信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。
After that, the output processing of the start trigger signal is executed (step S1104). In the output process, the output of the start trigger signal is started by setting the output state of the first signal input to the first buffer 122a to the HI level. The period for maintaining the first signal at the HI level is set to a period sufficient for the
その後、主側RAM65の出力回数カウンタの値が「0」ではないことを条件として(ステップS1105:YES)、すなわちステップS1103にて1以上の値が出力回数カウンタにセットされたことを条件として、ステップS1106に進む。ステップS1106では、種類識別用信号の出力処理を実行する。当該出力処理では、第2バッファ122bに入力される第2信号の出力状態をHIレベルに設定することで、種類識別信号の出力を開始する。第2信号をHIレベルに維持する期間は、第2信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。
After that, on the condition that the value of the output count counter of the
その後、主側RAM65の出力回数カウンタの値を1減算し(ステップS1107)、その1減算後における出力回数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS1108)。出力回数カウンタの値が1以上である場合には(ステップS1108:NO)、ステップS1106に戻る。
After that, the value of the output count counter of the
ステップS1105にて肯定判定をした場合、又はステップS1108にて肯定判定をした場合、終了契機信号の出力処理を実行する(ステップS1109)。当該出力処理では、第3バッファ122cに入力される第3信号の出力状態をHIレベルに設定することで、終了契機信号の出力を開始する。第3信号をHIレベルに維持する期間は、第3信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。
If an affirmative determination is made in step S1105, or if an affirmative determination is made in step S1108, the end trigger signal output process is executed (step S1109). In the output process, the output of the end trigger signal is started by setting the output state of the third signal input to the third buffer 122c to the HI level. The period for maintaining the third signal at the HI level is set to a period sufficient for the
その後、主側RAM65の認識用出力カウンタの値を1減算し(ステップS1110)、その1減算後における認識用出力カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS1111)。認識用出力カウンタの値が1以上である場合には(ステップS1111:NO)、ステップS1103に戻り、1減算後における認識用出力カウンタの値に対応する信号の種類を認識させるための処理を実行する。
After that, the value of the recognition output counter of the
一方、認識用出力カウンタの値が「0」である場合には(ステップS1111:YES)、識別終了信号の出力処理を実行する(ステップS1112)。当該出力処理では、第3バッファ122cに入力される第3信号、第13バッファ122mに入力される開閉実行モード中信号、第14バッファ122nに入力される高頻度サポートモード中信号のそれぞれの出力状態をHIレベルに設定することで、識別終了信号の出力を開始する。これら信号をHIレベルに維持する期間は、これら信号の出力状態を管理側CPU112にて認識するのに十分な期間に設定されている。
On the other hand, when the value of the recognition output counter is "0" (step S1111: YES), the output processing of the identification end signal is executed (step S1112). In the output processing, the output states of the third signal input to the third buffer 122c, the open / close execution mode signal input to the thirteenth buffer 122m, and the high frequency support mode signal input to the fourteenth buffer 122n, respectively. Is set to the HI level to start the output of the identification end signal. The period for maintaining these signals at the HI level is set to a period sufficient for the
次に、管理側CPU112にて実行される本実施形態における管理処理について、図27のフローチャートを参照しながら説明する。管理処理は、上記第1の実施形態と同様に管理側CPU112への動作電力の供給が開始された場合に開始される。
Next, the management process in the present embodiment executed by the
主側CPU63からの識別開始信号の受信が終了した場合(ステップS1201:YES)、管理側RAM114の設定対象カウンタの値を「0」クリアする(ステップS1202)。その後、主側CPU63から開始契機信号を受信していることを条件として(ステップS1203:YES)、ステップS1204に進む。ステップS1204では、主側CPU63から種類識別用信号を受信しているか否かを判定する。種類識別用信号を受信している場合(ステップS1204:YES)、管理側RAM114に設けられた受信回数カウンタの値を1加算する(ステップS1205)。受信回数カウンタは、主側CPU63から種類識別用信号を受信した回数を管理側CPU112にて特定するためのカウンタである。なお、受信回数カウンタの値はステップS1203にて肯定判定をした場合に「0」クリアされる。
When the reception of the identification start signal from the
ステップS1204にて否定判定をした場合、又はステップS1205の処理を実行した場合、主側CPU63から終了契機信号を受信しているか否かを判定する(ステップS1206)。終了契機信号を受信していない場合(ステップS1206:NO)、ステップS1204に戻り、終了契機信号を受信している場合(ステップS1206:YES)、対応関係設定処理を実行する(ステップS1207)。対応関係設定処理では、対応関係用メモリ116の第1〜第12対応関係エリア123a〜123lのうち、管理側RAM114の設定対象カウンタにおける現状の値に対応する対応関係エリアに、受信回数カウンタにセットされている値を格納する。この場合、第1対応関係エリア123a、第2対応関係エリア123b及び第3対応関係エリア123cには一般入賞口31の賞球個数に対応する「10」がセットされ、第4対応関係エリア123dには特電入賞装置32の賞球個数に対応する「15」がセットされ、第5対応関係エリア123eには第1作動口33の賞球個数に対応する「1」がセットされ、第6対応関係エリア123fには第2作動口34の賞球個数に対応する「1」がセットされる。また、第7〜第12対応関係エリア123g〜123lには「0」がセットされる。その後、管理側RAM114の設定対象カウンタの値を1加算する(ステップS1208)。
When a negative determination is made in step S1204 or when the process of step S1205 is executed, it is determined whether or not an end trigger signal has been received from the main CPU 63 (step S1206). When the end trigger signal is not received (step S1206: NO), the process returns to step S1204, and when the end trigger signal is received (step S1206: YES), the correspondence setting process is executed (step S1207). In the correspondence setting process, the reception count is set in the correspondence area corresponding to the current value in the setting target counter of the
ステップS1203にて否定判定をした場合、又はステップS1208の処理を実行した場合、主側CPU63からの識別終了信号の受信が終了したか否かを判定する(ステップS1209)。識別終了信号の受信が終了していない場合(ステップS1209:NO)、ステップS1203に戻り、主側CPU63から開始契機信号を受信することを条件として(ステップS1203:YES)、ステップS1204以降の処理を実行する。主側CPU63からの識別終了信号の受信が終了している場合(ステップS1209:YES)、ステップS1210の履歴設定処理及びステップS1211の外部出力用処理を繰り返し実行する。
When a negative determination is made in step S1203 or when the process of step S1208 is executed, it is determined whether or not the reception of the identification end signal from the
図28は第1〜第12バッファ122a〜122lとこれらバッファ122a〜122lに入力される信号の種類との対応関係の情報が対応関係用メモリ116に格納される様子を示すタイムチャートである。図28(a)は第1信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図28(b)は第2信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図28(c)は第3信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図28(d)は開閉実行モード中信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図28(e)は高頻度サポートモード中信号の出力状態がHIレベルとなっている期間を示し、図28(f)は第1〜第12バッファ122a〜122lとこれらバッファ122a〜122lに入力される信号の種類との対応関係を識別するための処理が実行される識別状態の実行期間を示し、図28(g)は管理側RAM114の受信回数カウンタの値が1加算されるタイミングを示し、図28(h)は管理側CPU112にて対応関係設定処理(ステップS1207)が実行されるタイミングを示す。
FIG. 28 is a time chart showing how the correspondence relationship information between the first to twelfth buffers 122a to 122l and the types of signals input to these buffers 122a to 122l is stored in the
主側CPU63及び管理側CPU112への動作電力の供給が開始されることで、t1のタイミングで、図28(a)、図28(d)及び図28(e)に示すように、第1信号、開閉実行モード中信号及び高頻度サポートモード中信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更される。これにより、主側CPU63から管理側CPU112への識別開始信号の出力が開始される。その後、t2のタイミングで、第1信号、開閉実行モード中信号及び高頻度サポートモード中信号の出力状態がHIレベルからLOWベルに変更される。これにより、主側CPU63から管理側CPU112への識別開始信号の出力が停止される。当該t2のタイミングで、管理側CPU112は管理処理(図27)のステップS1201にて肯定判定をすることで、図28(f)に示すように識別状態となる。
When the supply of the operating power to the
その後、t3のタイミング〜t4のタイミングに亘って図28(a)に示すように第1信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に開始契機信号が出力された状態となる。そして、t5のタイミング〜t7のタイミングに亘って図28(b)に示すように第2信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に種類識別用信号が1回出力された状態となる。この場合、t6のタイミングで、図28(g)に示すように管理側RAM114の受信回数カウンタの値が1加算される。
After that, the output state of the first signal is maintained at the HI level as shown in FIG. 28A from the timing of t3 to the timing of t4. As a result, the start trigger signal is output to the
その後、t8のタイミング〜t10のタイミングに亘って図28(c)に示すように第3信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に終了契機信号が出力された状態となる。この場合、t9のタイミングで、図28(h)に示すように管理側CPU112にて対応関係設定処理が実行される。当該対応関係設定処理が実行されるタイミングでは受信回数カウンタの値が「1」となっているため、対応関係用メモリ116における今回の設定対象の対応関係エリア123a〜123lに対応関係情報として「1」の情報を格納する。
After that, the output state of the third signal is maintained at the HI level from the timing of t8 to the timing of t10 as shown in FIG. 28 (c). As a result, the end trigger signal is output to the
その後、t11のタイミング〜t12のタイミングに亘って図28(a)に示すように第1信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に開始契機信号が出力された状態となる。そして、t13のタイミング〜t15のタイミング、t16のタイミング〜t18のタイミング、t19のタイミング〜t21のタイミング、及びt22のタイミング〜t24のタイミングのそれぞれに亘って図28(b)に示すように第2信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に種類識別用信号がそれぞれ1回出力された状態となる。この場合、t14のタイミング、t17のタイミング、t20のタイミング、t23のタイミングのそれぞれで、図28(g)に示すように管理側RAM114の受信回数カウンタの値が1加算される。
After that, the output state of the first signal is maintained at the HI level as shown in FIG. 28A from the timing of t11 to the timing of t12. As a result, the start trigger signal is output to the
その後、t25のタイミング〜t27のタイミングに亘って図28(c)に示すように第3信号の出力状態がHIレベルに維持される。これにより、管理側CPU112に終了契機信号が出力された状態となる。この場合、t26のタイミングで、図28(h)に示すように管理側CPU112にて対応関係設定処理が実行される。当該対応関係設定処理が実行されるタイミングでは受信回数カウンタの値が「10」となっているため、対応関係用メモリ116における今回の設定対象の対応関係エリア123a〜123lに対応関係情報として「10」の情報を格納する。
After that, the output state of the third signal is maintained at the HI level from the timing of t25 to the timing of t27 as shown in FIG. 28 (c). As a result, the end trigger signal is output to the
その後、t28のタイミングで、図28(c)、図28(d)及び図28(e)に示すように、第3信号、開閉実行モード中信号及び高頻度サポートモード中信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更される。これにより、主側CPU63から管理側CPU112への識別終了信号の出力が開始される。その後、t29のタイミングで、第3信号、開閉実行モード中信号及び高頻度サポートモード中信号の出力状態がHIレベルからLOWベルに変更される。これにより、主側CPU63から管理側CPU112への識別終了信号の出力が停止される。当該t29のタイミングで、管理側CPU112は管理処理(図27)のステップS1209にて肯定判定をすることで、図28(f)に示すように識別状態が解除される。
After that, at the timing of t28, as shown in FIGS. 28 (c), 28 (d), and 28 (e), the output states of the third signal, the open / close execution mode signal, and the high frequency support mode signal are LOW. The level is changed to the HI level. As a result, the output of the identification end signal from the
なお、本実施形態では対応関係情報として賞球個数の情報が格納されるため、履歴用メモリ117に格納される履歴情報にはその履歴情報の格納契機となった入球部に対応する賞球個数の情報が対応関係情報として含まれる。当該構成においては、賞球個数が同一である入球部が複数種類存在している場合、履歴情報においてそれら入球部を区別することができない。具体的には、第1作動口33と第2作動口34とは賞球個数がいずれも1個であるため、履歴情報において第1作動口33と第2作動口34とを区別することができない。このような事情において第1作動口33と第2作動口34との賞球個数を異ならせてもよい。これにより、本第2の実施形態のような履歴情報が格納される構成であっても、履歴情報において第1作動口33と第2作動口34とを区別することが可能となる。
Since the information on the number of prize balls is stored as the correspondence information in the present embodiment, the history information stored in the
また、本実施形態では履歴設定処理のステップS801において管理側RAM114の確認対象カウンタに「15」をセットする。これにより、第1〜第15バッファ122a〜122oの全てが確認対象となる。
Further, in the present embodiment, "15" is set in the confirmation target counter of the
以上詳述した本実施形態によれば、出力指示信号だけではなく、開閉実行モード中であるか否かに対応する情報、高頻度サポートモード中であるか否かに対応する情報、及び前扉枠14が開放中であるか否かに対応する情報についても、これら情報に対応する信号経路であることを主側CPU63からの対応関係情報を受信しなくても管理側CPU112にて特定可能となっている。この場合、各入球検知センサ42a〜48aの検知結果に対応する情報のみが、各情報と各信号経路118a〜118gとの対応関係を主側CPU63から管理側CPU112に認識させる必要がある情報となる。そして、対応関係情報を管理側CPU112に認識させる場合、各入球検知センサ42a〜48aに対応する賞球個数と同一の数のパルス信号が第2信号を利用して主側CPU63から管理側CPU112に出力される。これにより、対応関係情報の送信に関する構成を簡素化することが可能となる。
According to the present embodiment described in detail above, not only the output instruction signal but also the information corresponding to whether or not the open / close execution mode is in progress, the information corresponding to whether or not the high frequency support mode is in progress, and the front door. Regarding the information corresponding to whether or not the
<第3の実施形態>
本実施形態では履歴情報を利用した各種パラメータの演算が実行される契機が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Third embodiment>
In the present embodiment, the trigger for executing the calculation of various parameters using the history information is different from the first embodiment. Hereinafter, a configuration different from the first embodiment will be described. The description of the same configuration as that of the first embodiment is basically omitted.
図29は本実施形態における管理用IC66の電気的構成を説明するためのブロック図である。管理用IC66には上記第1の実施形態と同様に管理側I/F111、管理側CPU112、管理側ROM113、管理側RAM114、RTC115、対応関係用メモリ116及び履歴用メモリ117が設けられている。これらの機能は上記第1の実施形態と同様である。
FIG. 29 is a block diagram for explaining the electrical configuration of the
管理用IC66には上記以外にも演算結果用メモリ131が設けられている。本実施形態では詳細は後述するように演算契機が発生した場合に、その時点で履歴用メモリ117に格納されている履歴情報を利用して管理側CPU112にて各種パラメータが演算される。そして、その演算された各種パラメータは演算結果用メモリ131に順次記憶される。演算結果用メモリ131に記憶された各種パラメータは、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置に出力される。
In addition to the above, the
各種パラメータの演算契機は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続されるタイミングよりも前に発生する。これにより、各種パラメータを演算する時期と、読み取り装置に外部出力する時期とを異ならせることが可能となり、処理負荷を分散させることが可能となる。
The calculation trigger of various parameters occurs before the timing when the reading device is electrically connected to the
また、各種パラメータの演算結果を格納するための演算結果用メモリ131が設けられていることにより、1回の演算契機分の各種パラメータだけではなく、複数回の演算契機分の各種パラメータをまとめて記憶しておくことが可能となる。これにより、各回の演算契機において各種パラメータを算出するまでに要する時間の短縮化を図ることが可能となる。
In addition, since the
図30は本実施形態における管理側I/F111の入力ポート121の構成を説明するための説明図である。
FIG. 30 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
第1〜第10バッファ122a〜122j及び第16バッファ122pには上記第1の実施形態と同一の種類の信号が入力される。詳細には、第1バッファ122aには第1入賞口検知センサ42aの検知結果に対応する第1信号が入力され、第2バッファ122bには第2入賞口検知センサ43aの検知結果に対応する第2信号が入力され、第3バッファ122cには第3入賞口検知センサ44aの検知結果に対応する第3信号が入力され、第4バッファ122dには特電検知センサ45aの検知結果に対応する第4信号が入力され、第5バッファ122eには第1作動口検知センサ46aの検知結果に対応する第5信号が入力され、第6バッファ122fには第2作動口検知センサ47aの検知結果に対応する第6信号が入力され、第7バッファ122gにはアウト口検知センサ48aの検知結果に対応する第7信号が入力され、第8バッファ122hには開閉実行モードに対応する信号が入力され、第9バッファ122iには高頻度サポートモードに対応する信号が入力され、第10バッファ122jには前扉枠14に対応する信号が入力され、第16バッファ122pには出力指示信号が入力される。
Signals of the same type as those in the first embodiment are input to the first to tenth buffers 122a to 122j and the sixteenth buffer 122p. Specifically, the first signal corresponding to the detection result of the first winning opening detection sensor 42a is input to the first buffer 122a, and the second buffer 122b corresponds to the detection result of the second winning opening detection sensor 43a. Two signals are input, a third signal corresponding to the detection result of the third winning
本実施形態では、上記各種信号以外にも、第15バッファ122oに演算指示信号が入力される。演算指示信号は、各種パラメータの演算契機を管理側CPU112に提供するために主側CPU63から出力される信号である。第15バッファ122oに演算指示信号が入力されることは、第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることと同様に、管理用IC66の設計段階において決定されており、主側CPU63からの指示を受けることなく、管理側CPU112はこれら第15〜第16バッファ122o〜122pにそれぞれに対応する上記各信号が入力されることを特定可能となっている。一方、第1〜第14バッファ122a〜122nにどのような種類の信号が入力されるのかは管理用IC66の設計段階において決定されておらず、これら信号の種類は主側CPU63からの指示を受けることで管理側CPU112にて特定される。この信号の種類を特定するための処理は、上記第1の実施形態と同様に、主側CPU63及び管理側CPU112に動作電力の供給が開始された場合に実行される。
In the present embodiment, in addition to the various signals described above, a calculation instruction signal is input to the 15th buffer 122o. The calculation instruction signal is a signal output from the
次に、演算契機の発生に対して管理側CPU112にて各種パラメータの演算が実行されるようにするための処理構成について説明する。図31は主側CPU63にて実行される停電情報記憶処理を示すフローチャートである。なお、停電情報記憶処理はタイマ割込み処理(図8)におけるステップS201にて実行される。
Next, a processing configuration for causing the
停電情報記憶処理では、停電監視基板67から電源遮断の発生に対応した停電信号を受信している場合(ステップS1301:YES)、演算指示信号の出力処理を実行する(ステップS1302)。当該出力処理では、管理側I/F111の入力ポート121における第15バッファ122oに入力される演算指示信号の出力状態が特定期間に亘ってHIレベルに維持されるようにする。この特定期間は演算指示信号の出力状態がHIレベルとなっていることを管理側CPU112にて認識するために十分な期間となっている。その後、ステップS1303にて停電時処理を実行した後に、無限ループとなり、主側CPU63への動作電力の供給が完全に停止されるまで待機する。停電時処理では、主側RAM65の停電フラグに「1」をセットするとともに、チェックサムを算出しその算出したチェックサムを保存する。
In the power failure information storage process, when the power failure signal corresponding to the occurrence of the power cutoff is received from the power failure monitoring board 67 (step S1301: YES), the output process of the calculation instruction signal is executed (step S1302). In the output process, the output state of the calculation instruction signal input to the 15th buffer 122o in the
図32は管理側CPU112にて実行される停電対応処理を示すフローチャートである。なお、停電対応処理は管理処理(図18)における外部出力用処理の後に実行される構成であり、管理処理では主側CPU63から識別終了コマンドを受信した後は(ステップS606:YES)、ステップS607の履歴設定処理、ステップS608の外部出力用処理、及び停電対応処理をこの順序で繰り返し実行する。
FIG. 32 is a flowchart showing a power failure response process executed by the
停電対応処理では、主側CPU63から受信している演算指示信号の出力状態がHIレベルとなった場合(ステップS1401:YES)、ステップS1402〜ステップS1406にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1002〜ステップS1006と同様に、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれに対する入球個数を演算する。また、ステップS1407にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1007と同様に、前扉枠14が開放中の状況における各種入球個数を演算する。また、ステップS1408にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1008と同様に、各種パラメータを演算し、ステップS1409にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1009と同様に、合計時間を演算する。そして、ステップS1408の演算結果の情報及びステップS1409の演算結果の情報を演算結果用メモリ131に書き込む(ステップS1410)。この場合、演算結果用メモリ131に既に他の演算結果の情報が記憶されている場合には、その既に記憶されている演算結果の情報を上書きしてしまわないように演算結果の情報の書き込みを行う。また、RTC115から現状の年月日情報及び時刻情報を読み出し、その読み出した年月日情報と時刻情報とを今回書き込みを行った演算結果の情報に付随させる。これにより、今回書き込みを行った演算結果の情報が、いつのタイミングに対応したものであるかを特定することが可能となる。
In the power failure response process, when the output state of the calculation instruction signal received from the
その後、ステップS1411にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1011と同様に、開閉実行モード中の各種入球個数を演算し、ステップS1412にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1012と同様に、開閉実行モード中であって前扉枠14が開放中の状況における各種入球個数を演算する。また、ステップS1413にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1013と同様に、各種パラメータを演算する。そして、ステップS1414の演算結果の情報を演算結果用メモリ131に書き込む(ステップS1414)。この場合、演算結果用メモリ131に既に記憶されている他の演算結果の情報を上書きしてしまわないように演算結果の情報の書き込みを行う。また、RTC115から現状の年月日情報及び時刻情報を読み出し、その読み出した年月日情報と時刻情報とを今回書き込みを行った演算結果の情報に付随させる。これにより、今回書き込みを行った演算結果の情報が、いつのタイミングに対応したものであるかを特定することが可能となる。
After that, in step S1411, the number of various balls entered in the open / close execution mode is calculated in the same manner as in step S1011 of the external output process (FIG. 24) in the first embodiment, and in step S1412, the first Similar to step S1012 of the external output process (FIG. 24) in the embodiment, the number of various balls entered in the open / closed execution mode and the
その後、ステップS1415にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1015と同様に、高頻度サポートモード中の各種入球個数を演算し、ステップS1416にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1016と同様に、高頻度サポートモード中であって前扉枠14が開放中の状況における各種入球個数を演算する。また、ステップS1417にて、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1017と同様に、各種パラメータを演算する。そして、ステップS1417の演算結果の情報を演算結果用メモリ131に書き込む(ステップS1418)。この場合、演算結果用メモリ131に既に記憶されている他の演算結果の情報を上書きしてしまわないように演算結果の情報の書き込みを行う。また、RTC115から現状の年月日情報及び時刻情報を読み出し、その読み出した年月日情報と時刻情報とを今回書き込みを行った演算結果の情報に付随させる。これにより、今回書き込みを行った演算結果の情報が、いつのタイミングに対応したものであるかを特定することが可能となる。その後、無限ループとなり、管理側CPU112への動作電力の供給が完全に停止されるまで待機する。
After that, in step S1415, the number of various balls entered in the high frequency support mode is calculated in the same manner as in step S1015 of the external output process (FIG. 24) in the first embodiment, and in step S1416, the above-mentioned first. Similar to step S1016 of the external output process (FIG. 24) in the first embodiment, the number of various balls entered in the high frequency support mode and the
図33は管理側CPU112にて実行される外部出力用処理を示すフローチャートである。なお、外部出力用処理は管理処理(図18)のステップS608にて実行される。
FIG. 33 is a flowchart showing an external output process executed by the
主側CPU63から出力指示信号の出力状態がHIレベルとなった場合(ステップS1501:YES)、演算結果の出力処理を実行する(ステップS1502)。当該出力処理では、演算結果用メモリ131に記憶されている各種演算結果を読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、演算結果用メモリ131に記憶されている各種演算結果が読み取られる。この場合、演算結果用メモリ131に1回の演算契機の発生に対応する各種演算結果のみが記憶されている場合にはその1回の演算契機の発生に対応する各種演算結果のみが読み取り装置において読み取られ、演算結果用メモリ131に複数回の演算契機の発生に対応する各種演算結果が記憶されている場合にはそれら複数回の演算契機の発生に対応する各種演算結果が読み取り装置において読み取られる。
When the output state of the output instruction signal from the
その後、履歴情報の出力処理を実行する(ステップS1503)。当該出力処理では、履歴用メモリ117の履歴用エリア124に格納されている全ての履歴情報を順次、読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、履歴用エリア124に格納されている各種履歴情報が読み取られる。このように各種演算結果だけではなく履歴情報も出力することで、各種演算結果に対する詳細な分析を読み取り装置を利用した作業者において行うことが可能となる。
After that, the history information output process is executed (step S1503). In the output process, all the history information stored in the
その後、クリア処理を実行する(ステップS1504)。クリア処理では、履歴用メモリ117の履歴情報格納エリア125を全て「0」クリアするとともに、ポインタ用エリア126を「0」クリアする。これにより、履歴用エリア124が初期化された状態となる。また、クリア処理では、演算結果用メモリ131の各エリアを全て「0」クリアする。これにより、演算結果用メモリ131が初期化された状態となる。
After that, the clearing process is executed (step S1504). In the clearing process, all the history
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
主側CPU63への動作電力の供給が停止される場合に管理側CPU112にて各種パラメータが演算される。これにより、各営業日単位で各種パラメータを管理することが可能となる。
When the supply of operating power to the
主側CPU63において動作電力の供給が停止されることが特定された場合に演算指示信号の出力状態がHIレベルに変更されることにより、管理側CPU112にて各種パラメータが演算される。これにより、主側CPU63からの指示に基づき管理側CPU112にて各種パラメータが演算されるようにすることが可能となる。
When it is specified that the supply of the operating power is stopped in the
管理側CPU112にて演算された各種パラメータは演算結果用メモリ131に順次書き込まれていく。これにより、各種パラメータを管理用IC66にて蓄積していくことが可能となり、読み取り装置により各種パラメータを読み取る場合には、複数の営業日の各種パラメータをまとめて読み出すことが可能となる。
Various parameters calculated by the
演算結果用メモリ131に各種パラメータが書き込まれる場合、その各種パラメータが演算された時期を特定可能とする情報が当該各種パラメータに付随させて演算結果用メモリ131に書き込まれる。これにより、各種パラメータが演算された時期を把握しながら、各種パラメータ情報を分析することが可能となる。
When various parameters are written to the
なお、演算契機が発生してそれに対する各種パラメータの演算結果が演算結果用メモリ131に書き込まれた場合には履歴用メモリ117を「0」クリアする構成としてもよい。これにより、記憶可能な上限数の履歴情報が既に履歴用メモリ117に記憶されている状況において新たな履歴情報が履歴用メモリ117への書き込み対象となってしまう事象が発生しづらくなる。
When a calculation trigger occurs and the calculation results of various parameters for the calculation result are written in the
また、読み取り装置に外部出力される対象の情報が演算結果用メモリ131に記憶されている各種パラメータの情報だけであり、履歴用メモリ117に記憶されている履歴情報は外部出力されない構成としてもよい。これにより、外部出力される情報量を抑えることが可能となる。
Further, the target information to be externally output to the reading device may be only the information of various parameters stored in the
<第4の実施形態>
本実施形態では、管理側CPU112にて実行される停電対応処理の処理構成が上記第3の実施形態と相違している。以下、上記第3の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第3の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Fourth Embodiment>
In the present embodiment, the processing configuration of the power failure response process executed by the
図34は本実施形態において管理側CPU112にて実行される停電対応処理を示すフローチャートである。
FIG. 34 is a flowchart showing a power failure response process executed by the
主側CPU63から受信している演算指示信号の出力状態がHIレベルとなった場合(ステップS1601:YES)、各種演算処理を実行する(ステップS1602)。各種演算処理では、上記第3の実施形態における停電対応処理(図32)のステップS1402〜ステップS1409、ステップS1411〜ステップS1413、及びステップS1415〜ステップS1417の各処理を実行する。
When the output state of the calculation instruction signal received from the
その後、ステップS1602にて演算した各種パラメータのうち所定のパラメータが基準範囲であるか否かを判定する(ステップS1603)。具体的には、
・第7パラメータ:(K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
・第8パラメータ:K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
の2つのパラメータが基準範囲であるか否かの判定対象のパラメータとして設定されている。そして、第7パラメータの値が0.7以下であって、第8パラメータの値が0.6以下である場合、所定のパラメータが基準範囲であるとしてステップS1603にて肯定判定をする。
After that, it is determined whether or not a predetermined parameter is within the reference range among the various parameters calculated in step S1602 (step S1603). In particular,
7th parameter: (K3 x "number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K5 x "number of prize balls for winning the second operating port 34") / total number of game balls paid out (K2 x "general""Number of prize balls for winning the prize opening 31" + K3 x "Number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K4 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Second operating port 34 Ratio of "number of prize balls for winning a prize") ・ Eighth parameter: K3 x "number of prize balls for winning a prize in the special electric winning device 32" / total number of game balls paid out (K2 x "for winning a prize in the general winning opening 31""Number of prize balls" + K3 x "Number of prize balls for winning the special electric winning device 32" + K4 x "Number of prize balls for winning the first operating port 33" + K5 x "Number of prize balls for winning the second operating port 34" The two parameters of the ratio of ") are set as parameters to be determined whether or not they are within the reference range. Then, when the value of the seventh parameter is 0.7 or less and the value of the eighth parameter is 0.6 or less, an affirmative determination is made in step S1603 assuming that the predetermined parameter is in the reference range.
なお、所定のパラメータは第7パラメータ及び第8パラメータに限定されることはなく、これらに代えて又は加えて、他のパラメータが所定のパラメータとして設定されている構成としてもよい。例えば、
・第2パラメータ:一般入賞口31への遊技球の合計入球個数K2/遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数(K1+K2+K3+K4+K5)の割合
が所定のパラメータとして設定されている構成としてもよい。この場合、例えば第2パラメータの値が0.1以上であって0.2以下である場合に、所定のパラメータが基準範囲であると判定される構成としてもよい。また、ステップS1603にて判定対象となる所定のパラメータのみがステップS1602の各種演算処理にて演算される構成としてもよい。
The predetermined parameter is not limited to the seventh parameter and the eighth parameter, and may be configured in which other parameters are set as predetermined parameters in place of or in addition to these. For example
Second parameter: The ratio of the total number of game balls entered into the general winning
所定のパラメータが基準範囲ではない場合(ステップS1603:NO)、ステップS1602にて演算した各種パラメータを演算結果用メモリ131に書き込む(ステップS1604)。この場合、演算結果用メモリ131に既に他の演算結果の情報が記憶されている場合には、その既に記憶されている演算結果の情報を上書きしてしまわないように演算結果の情報の書き込みを行う。また、RTC115から現状の年月日情報及び時刻情報を読み出し、その読み出した年月日情報と時刻情報とを今回書き込みを行った演算結果の情報に付随させる。これにより、今回書き込みを行った演算結果の情報が、いつのタイミングに対応したものであるかを特定することが可能となる。
When the predetermined parameter is not in the reference range (step S1603: NO), the various parameters calculated in step S1602 are written to the calculation result memory 131 (step S1604). In this case, if the
一方、所定のパラメータが基準範囲である場合(ステップS1603:YES)、ステップS1604の処理を実行しない。これにより、所定のパラメータが基準範囲ではない場合における各種パラメータのみが演算結果用メモリ131に書き込まれることとなる。よって、異常な状況が発生した場合にはその履歴を演算結果用メモリ131に残すようにしながら、演算結果用メモリ131として必要な記憶容量を抑えることが可能となる。
On the other hand, when the predetermined parameter is in the reference range (step S1603: YES), the process of step S1604 is not executed. As a result, only various parameters when the predetermined parameters are not in the reference range are written to the
ステップS1603にて肯定判定をした場合、又はステップS1604の処理を実行した場合、履歴用メモリ117のクリア処理を実行する(ステップS1605)。当該クリア処理では、履歴用メモリ117の履歴情報格納エリア125を全て「0」クリアするとともに、ポインタ用エリア126を「0」クリアする。これにより、履歴用エリア124が初期化された状態となる。ステップS1605の処理を実行した後、無限ループとなり、管理側CPU112への動作電力の供給が完全に停止されるまで待機する。
When an affirmative determination is made in step S1603 or when the process of step S1604 is executed, the process of clearing the
以上詳述した本実施形態によれば、演算された各種パラメータの内容が基準範囲に含まれるか否かが判定され、基準範囲に含まれると判定された各種パラメータのみが演算結果用メモリ131に書き込まれる。これにより、演算結果用メモリ131への記憶対象となる各種パラメータの量を抑えることが可能となり、演算結果用メモリ131において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。
According to the present embodiment described in detail above, it is determined whether or not the contents of the various calculated parameters are included in the reference range, and only the various parameters determined to be included in the reference range are stored in the
<第5の実施形態>
本実施形態では、管理側CPU112にて各種パラメータの演算を実行させる演算契機の内容が上記第3の実施形態と相違している。以下、上記第3の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第3の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Fifth Embodiment>
In the present embodiment, the content of the calculation trigger for causing the
図35(a)は主側CPU63にて実行される契機特定処理を示すフローチャートである。なお、契機特定処理は管理用出力処理(図20)においてステップS712にて肯定判定をした場合の処理として実行される。
FIG. 35A is a flowchart showing a trigger identification process executed by the
アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの遊技球の入球が発生したか否かを判定する(ステップS1701)。ステップS1701にて肯定判定をした場合、主側RAM65に設けられた入球カウンタの加算処理を実行する(ステップS1702)。当該加算処理では、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生した遊技球の個数を、今回の処理回の管理用出力処理(図20)においてステップS705が実行された回数に基づき特定する。そして、その特定した遊技球の個数を、入球カウンタに加算する。
It is determined whether or not a game ball has entered any of the
その後、入球カウンタの値が契機基準個数である「500」以上となっているか否かを判定する(ステップS1703)。「500」以上である場合(ステップS1703:YES)、主側RAM65の入球カウンタの減算処理を実行する(ステップS1704)。当該減算処理では、入球カウンタの値を「500」減算する。その後、演算指示信号の出力処理を実行する(ステップS1705)。当該出力処理では、管理側I/F111の入力ポート121における第15バッファ122oに入力される演算指示信号の出力状態が特定期間に亘ってHIレベルに維持されるようにする。この特定期間は演算指示信号の出力状態がHIレベルとなっていることを管理側CPU112にて認識するために十分な期間となっている。
After that, it is determined whether or not the value of the ball entry counter is equal to or more than the trigger reference number "500" (step S1703). When it is "500" or more (step S1703: YES), the subtraction process of the ball entry counter of the
図35(b)は管理側CPU112にて実行される演算処理を示すフローチャートである。なお、演算処理は上記第3の実施形態における停電対応処理の代わりに実行される処理である。したがって、演算処理は管理処理(図18)における外部出力用処理の後に実行される構成であり、管理処理では主側CPU63から識別終了コマンドを受信した後は(ステップS606:YES)、ステップS607の履歴設定処理、ステップS608の外部出力用処理、及び演算処理をこの順序で繰り返し実行する。
FIG. 35B is a flowchart showing the arithmetic processing executed by the
主側CPU63から受信している演算指示信号の出力状態がHIレベルとなった場合(ステップS1801:YES)、各種演算処理を実行する(ステップS1802)。各種演算処理では、上記第3の実施形態における停電対応処理(図32)のステップS1402〜ステップS1418と同一の処理を実行する。
When the output state of the calculation instruction signal received from the
以上詳述した本実施形態によれば、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数が契機基準個数以上となる度に、管理側CPU112にて各種パラメータが演算される。この場合、主側CPU63に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生する演算契機が発生する度に各種パラメータが演算されるため、一営業日の範囲内において遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を細かく管理することが可能となる。
According to the present embodiment described in detail above, each time the total number of game balls discharged from the game area PA becomes equal to or more than the trigger reference number, various parameters are calculated by the
また、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数が契機基準個数以上となったか否かに基づいて各種パラメータが演算される構成であるため、遊技が実行されていることを条件に各種パラメータが演算される。これにより、遊技が継続して実行されていない状況において無意味に各種パラメータの演算が行われてしまわないようにすることが可能となる。 Further, since various parameters are calculated based on whether or not the total number of game balls discharged from the game area PA exceeds the trigger reference number, various parameters are calculated on condition that the game is executed. Is calculated. As a result, it is possible to prevent various parameters from being calculated meaninglessly in a situation where the game is not continuously executed.
<第6の実施形態>
本実施形態では、管理側CPU112にて各種パラメータの演算を実行させる演算契機の内容が上記第5の実施形態と相違している。以下、上記第5の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第5の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Sixth Embodiment>
In the present embodiment, the content of the calculation trigger for causing the
図36は主側CPU63にて実行される契機特定処理を示すフローチャートである。なお、契機特定処理は管理用出力処理(図20)においてステップS712にて肯定判定をした場合の処理として実行される。
FIG. 36 is a flowchart showing a trigger identification process executed by the
アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの遊技球の入球が発生したか否かを判定する(ステップS1901)。ステップS1901にて否定判定をした場合、主側RAM65に設けられた継続カウンタの値を1加算する(ステップS1902)。継続カウンタは、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれにも遊技球が入球しない状態が継続している期間を主側CPU63にて特定するためのカウンタである。
It is determined whether or not a game ball has entered any of the
1加算後の継続カウンタの値が停止基準値以上である場合(ステップS1903:YES)、主側RAM65に設けられた時間計測フラグを「0」クリアする(ステップS1904)。アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれにも遊技球が入球しない状態が5秒継続した場合にステップS1903にて肯定判定をするように停止基準値が設定されている。また、時間計測フラグは、演算指示信号の出力状態をHIレベルに切り換えるタイミングを特定するための時間の計測を行うべきか否かを主側CPU63にて特定するためのフラグであり、時間計測フラグの値が「0」である場合には当該時間の計測を行わず、時間計測フラグの値が「1」である場合に当該時間の計測を行う。ステップS1901にて肯定判定をした場合には、時間計測フラグに「1」をセットする(ステップS1905)。
When the value of the continuation counter after 1 addition is equal to or greater than the stop reference value (step S1903: YES), the time measurement flag provided in the
ステップS1903にて否定判定をした場合、ステップS1904の処理を実行した場合、又はステップS1905の処理を実行した場合、主側RAM65の時間計測フラグに「1」がセットされていることを条件として(ステップS1906:YES)、主側RAM65に設けられた計測カウンタの値を1加算する(ステップS1907)。計測カウンタは、演算指示信号の出力状態をHIレベルに切り換えるタイミングを特定するための時間を計測するために利用されるカウンタである。
When a negative determination is made in step S1903, when the process of step S1904 is executed, or when the process of step S1905 is executed, the time measurement flag of the
1加算後の計測カウンタの値が指示基準値以上であるか否かを判定する(ステップS1908)。計測カウンタにおいて計測された時間が10時間となった場合にステップS1908にて肯定判定をするように指示基準値が設定されている。ステップS1908にて肯定判定をした場合、当該計測カウンタの値を「0」クリアするとともに(ステップS1909)、演算指示信号の出力処理を実行する(ステップS1910)。当該出力処理では、管理側I/F111の入力ポート121における第15バッファ122oに入力される演算指示信号の出力状態が特定期間に亘ってHIレベルに維持されるようにする。この特定期間は演算指示信号の出力状態がHIレベルとなっていることを管理側CPU112にて認識するために十分な期間となっている。
It is determined whether or not the value of the measurement counter after 1 addition is equal to or greater than the indicated reference value (step S1908). An instruction reference value is set so that an affirmative determination is made in step S1908 when the time measured by the measurement counter reaches 10 hours. When an affirmative determination is made in step S1908, the value of the measurement counter is cleared to "0" (step S1909), and the calculation instruction signal output process is executed (step S1910). In the output process, the output state of the calculation instruction signal input to the 15th buffer 122o in the
以上詳述した本実施形態によれば、所定期間が経過する度に各種パラメータが演算される構成であるため、所定期間を調整するだけで各種パラメータの演算頻度を簡単に調整することが可能となる。この場合に、遊技が実行されていない状況においては所定期間の計測が停止され、遊技回が開始された場合に所定期間の計測が停止前の状態から再開される。これにより、遊技が実行されていない状況を各種パラメータの演算対象から除外することが可能となり、遊技が実行されている状況における各種パラメータを適切に導き出すことが可能となる。 According to the present embodiment described in detail above, since various parameters are calculated each time a predetermined period elapses, it is possible to easily adjust the calculation frequency of various parameters simply by adjusting the predetermined period. Become. In this case, in the situation where the game is not executed, the measurement for the predetermined period is stopped, and when the game round is started, the measurement for the predetermined period is restarted from the state before the stop. As a result, it is possible to exclude the situation where the game is not executed from the calculation targets of various parameters, and it is possible to appropriately derive various parameters in the situation where the game is being executed.
なお、所定期間が経過したか否かが計測カウンタを利用して計測される構成に代えて、RTC115を利用して計測される構成としてもよい。 In addition, instead of the configuration in which whether or not the predetermined period has elapsed is measured using the measurement counter, the configuration may be such that the RTC 115 is used for measurement.
<第7の実施形態>
本実施形態では、管理側CPU112にて各種パラメータの演算を実行させる演算契機の内容が上記第1の実施形態と相違しているとともに、演算契機の発生の有無が主側CPU63にて特定されるのではなく管理側CPU112にて独自に行われる。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<7th Embodiment>
In the present embodiment, the content of the calculation trigger for executing the calculation of various parameters by the
図37は管理側CPU112にて実行される演算処理を示すフローチャートである。なお、演算処理は履歴設定処理(図21)においてステップS812にて肯定判定をした場合に実行される。
FIG. 37 is a flowchart showing the arithmetic processing executed by the
今回の処理回の履歴設定処理においてアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの遊技球の入球が発生したことに対応する履歴情報を履歴用メモリ117に格納したか否かを判定する(ステップS2001)。ステップS2001にて肯定判定をした場合、管理側RAM114に設けられた入球カウンタの加算処理を実行する(ステップS2002)。当該加算処理では、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生した遊技球の個数を、今回の処理回の履歴設定処理において遊技球の入球の発生に対応する履歴情報を格納した回数に基づき特定する。そして、その特定した遊技球の個数を入球カウンタに加算する。
Corresponding to the occurrence of a game ball entering any of the
その後、入球カウンタの値が契機基準個数である「500」以上となっているか否かを判定する(ステップS2003)。「500」以上である場合(ステップS2003:YES)、主側RAM65の入球カウンタの減算処理を実行する(ステップS2004)。当該減算処理では、入球カウンタの値を「500」減算する。その後、各種演算処理を実行する(ステップS2005)。各種演算処理では、上記第3の実施形態における停電対応処理(図32)のステップS1402〜ステップS1418と同一の処理を実行する。
After that, it is determined whether or not the value of the ball entry counter is equal to or more than the trigger reference number "500" (step S2003). When it is "500" or more (step S2003: YES), the subtraction process of the ball entry counter of the
以上詳述した本実施形態によれば、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数が契機基準個数以上となる度に、管理側CPU112にて各種パラメータが演算される。この場合、主側CPU63に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生する演算契機が発生する度に各種パラメータが演算されるため、一営業日の範囲内において遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を細かく管理することが可能となる。
According to the present embodiment described in detail above, each time the total number of game balls discharged from the game area PA becomes equal to or more than the trigger reference number, various parameters are calculated by the
また、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数が契機基準個数以上となったか否かに基づいて各種パラメータが演算される構成であるため、遊技が実行されていることを条件に各種パラメータが演算される。これにより、遊技が継続して実行されていない状況において無意味に各種パラメータの演算が行われてしまわないようにすることが可能となる。 Further, since various parameters are calculated based on whether or not the total number of game balls discharged from the game area PA exceeds the trigger reference number, various parameters are calculated on condition that the game is executed. Is calculated. As a result, it is possible to prevent various parameters from being calculated meaninglessly in a situation where the game is not continuously executed.
また、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数が管理側CPU112にて計測され、当該合計個数が契機基準個数以上となったか否かの判定が管理側CPU112にて行われる。つまり、各種パラメータの演算契機が管理側CPU112にて独自に判断される。これにより、各種パラメータの演算契機を判断するための処理を主側CPU63にて実行する必要がないため、主側CPU63の処理負荷を軽減することが可能となる。
Further, the total number of game balls discharged from the game area PA is measured by the
<第8の実施形態>
本実施形態では、管理側CPU112にて実行される履歴設定処理の処理構成が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<8th Embodiment>
In the present embodiment, the processing configuration of the history setting process executed by the
本実施形態では上記第3の実施形態と同様に管理用IC66に演算結果用メモリ131が設けられている(図29参照)。管理側CPU112は演算契機が発生した場合、履歴用メモリ117に格納されている履歴情報を利用して各種パラメータを演算し、その演算結果の各種パラメータを演算結果用メモリ131に書き込む。また、本実施形態では開閉実行モードが開始されたことを示す信号と、開閉実行モードが終了したことを示す信号と、高頻度サポートモードが開始されたことを示す信号と、高頻度サポートモードが終了したことを示す信号と、前扉枠14の開放が開始されたことを示す信号と、前扉枠14の開放が終了したことを示す信号と、がそれぞれ個別に主側CPU63から管理用IC66に送信される。
In the present embodiment, the
図38は管理側CPU112にて実行される本実施形態における履歴設定処理を示すフローチャートである。
FIG. 38 is a flowchart showing a history setting process in the present embodiment executed by the
まず管理側RAM114の確認対象カウンタに、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち管理側CPU112において確認対象となるバッファの数をセットする(ステップS2101)。具体的には、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうちブランクであることを示す情報以外の情報が格納されている対応関係エリアの数を特定し、その特定した数の情報を確認対象カウンタにセットする。本実施形態では第1〜第7対応関係エリア123a〜123gにいずれかの入球部に対応していることを示す情報が格納されており、第8対応関係エリア123hに開閉実行モードの開始に対応する情報が格納されており、第9対応関係エリア123iに開閉実行モードの終了に対応する情報が格納されており、第10対応関係エリア123jに高頻度サポートモードの開始に対応する情報が格納されており、第11対応関係エリア123kに高頻度サポートモードの終了に対応する情報が格納されており、第12対応関係エリア123lに前扉枠14の開放開始に対応する情報が格納されており、第13対応関係エリア123mに前扉枠14の開放終了に対応する情報が格納されている。したがって、ステップS2101では確認対象カウンタに「13」をセットする。
First, the number of buffers to be confirmed by the
その後、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するバッファに格納されている数値情報が、「0」から「1」に変更されたか否かを確認することで、当該バッファへの主側CPU63からの入力信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられたか否かを判定する(ステップS2102)。なお、確認対象カウンタの値が「n」である場合には第nバッファ122a〜122oが数値情報の確認対象となる。例えば、確認対象カウンタの値が「10」であれば第10バッファ122jが数値情報の確認対象となり、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5バッファ122eが数値情報の確認対象となる。
After that, it is confirmed whether or not the numerical information stored in the buffer corresponding to the value of the current confirmation target counter among the first to fifteenth buffers 122a to 122o has been changed from "0" to "1". Then, it is determined whether or not the output state of the input signal from the
ステップS2102にて肯定判定をした場合には、RTC115から年月日情報及び時刻情報であるRTC情報を読み出す(ステップS2103)。そして、履歴用メモリ117への書き込み処理を実行する(ステップS2104)。当該書き込み処理では、履歴用メモリ117のポインタ用エリア126を参照することで現状の書き込み対象となっている履歴用エリア124のポインタ情報を特定し、その書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴用エリア124の履歴情報格納エリア125に、ステップS2103にて読み出したRTC情報を書き込む。また、現状の確認対象カウンタの値に対応する対応関係エリア123a〜123oから対応関係情報を読み出し、その対応関係情報を上記書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込む。なお、確認対象カウンタの値が「n」である場合には第n対応関係エリア123a〜123oが対応関係情報の読み出し対象となる。例えば、確認対象カウンタの値が「10」であれば第10対応関係エリア123jが対応関係情報の読み出し対象となり、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5対応関係エリア123eが対応関係情報の読み出し対象となる。
If an affirmative determination is made in step S2102, the RTC information which is the date information and the time information is read from the RTC 115 (step S2103). Then, the writing process to the
その後、対象ポインタの値を1加算する(ステップS2105)。具体的には、履歴用メモリ117のポインタ用エリア126に格納されている数値情報を読み出し、その数値情報を1加算する。そして、その1加算後におけるポインタ情報が、履歴用エリア124におけるポインタ情報の最大値を超えたか否かを判定する(ステップS2106)。
After that, the value of the target pointer is added by 1 (step S2105). Specifically, the numerical information stored in the
最大値を超えている場合(ステップS2106:YES)、各種演算処理を実行する(ステップS2107)。各種演算処理では、上記第1の実施形態における外部出力用処理(図24)のステップS1002〜ステップS1009、ステップS1011〜ステップS1013及びステップS1015〜ステップS1017と同一の処理を実行する。そして、その演算結果の各種パラメータ及び合計時間の情報を演算結果用メモリ131に書き込む(ステップS2108)。この場合、演算結果用メモリ131に既に他の演算結果の情報が記憶されている場合には、その既に記憶されている演算結果の情報を上書きしてしまわないように演算結果の情報の書き込みを行う。また、RTC115から現状の年月日情報及び時刻情報を読み出し、その読み出した年月日情報と時刻情報とを今回書き込みを行った演算結果の情報に付随させる。これにより、今回書き込みを行った演算結果の情報が、いつのタイミングに対応したものであるかを特定することが可能となる。
When the maximum value is exceeded (step S2106: YES), various arithmetic processes are executed (step S2107). In various arithmetic processes, the same processes as in steps S1002 to S1009, steps S101 to S1013, and steps S1015 to S1017 of the external output process (FIG. 24) in the first embodiment are executed. Then, various parameters of the calculation result and information on the total time are written in the calculation result memory 131 (step S2108). In this case, if the
その後、状態情報の引き継ぎ処理を実行する(ステップS2109)。当該引き継ぎ処理では、履歴用メモリ117に格納されている履歴情報に基づき、現状が開閉実行モード中であるか否か、高頻度サポートモード中であるか否か、及び前扉枠14が開放中であるか否かを判定する。そして、それらの状態情報を管理側RAM114に書き込む。
After that, the status information takeover process is executed (step S2109). In the takeover process, based on the history information stored in the
その後、履歴用メモリ117のクリア処理を実行する(ステップS2110)。当該クリア処理では、履歴用メモリ117の履歴情報格納エリア125を全て「0」クリアするとともに、ポインタ用エリア126を「0」クリアする。これにより、履歴用エリア124が初期化された状態となる。また、当該クリア処理を実行した後に、ステップS2109にて管理側RAM114に書き込んだ状態情報を読み出す。そして、開閉実行モード中であることを示す状態情報が記憶されている場合には開閉実行モード中であることを示す履歴情報を書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込むとともに、書き込み対象となるポインタ情報を1加算する。また、高頻度サポートモード中であることを示す状態情報が記憶されている場合には高頻度サポートモード中であることを示す履歴情報を書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込むとともに、書き込み対象となるポインタ情報を1加算する。また、前扉枠14が開放中であることを示す状態情報が格納されている場合には前扉枠14が開放中であることを示す履歴情報を書き込み対象となっているポインタ情報に対応する履歴情報格納エリア125に書き込むとともに、書き込み対象となるポインタ情報を1加算する。
After that, the
ステップS2102にて否定判定をした場合、ステップS2106にて否定判定をした場合、又はステップS2110の処理を実行した場合、管理側RAM114の確認対象カウンタの値を1減算する(ステップS2111)。そして、その1減算後における確認対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS2112)。確認対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS2112:NO)、新たな確認対象カウンタの値に対応する確認対象について、ステップS2102以降の処理を実行する。
When a negative determination is made in step S2102, a negative determination is made in step S2106, or the process of step S2110 is executed, the value of the confirmation target counter of the
以上詳述した本実施形態によれば、履歴用メモリ117に記憶されている履歴情報が当該履歴用メモリ117に記憶可能な上限数を超える場合に各種パラメータが演算される。これにより、履歴用メモリ117に記憶可能な上限数を超えて履歴情報が記憶対象となってしまい各種パラメータの演算を正確に行えなくなってしまうという事態の発生を阻止することが可能となる。
According to the present embodiment described in detail above, various parameters are calculated when the history information stored in the
また、各種パラメータが演算された場合に履歴用メモリ117が初期化されて履歴情報が全て消去される。これにより、既に各種パラメータの演算対象となった履歴情報が、再度、各種パラメータの演算対象となってしまわないようにすることが可能となる。
Further, when various parameters are calculated, the
また、履歴用メモリ117が初期化された場合であっても状態情報の引き継ぎ処理が実行される。これにより、状態情報の管理を適切に行うことが可能となる。
Further, even when the
<第9の実施形態>
本実施形態では、履歴用メモリ117の構成及び管理側CPU112にて実行される履歴設定処理の処理構成が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<9th embodiment>
In the present embodiment, the configuration of the
図39は本実施形態における履歴用メモリ117の構成を説明するための説明図である。履歴用メモリ117には、合計用エリア141と、第1状態用エリア142と、第2状態用エリア143と、第3状態用エリア144と、が設けられている。これら各エリア141〜144のそれぞれには、第1〜第15カウンタ141a〜141o,142a〜142o,143a〜143o,144a〜144oが設けられている。各エリア141〜144の第1カウンタ141a〜144aには第1バッファ122aに入力される第1信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第2カウンタ141b〜144bには第2バッファ122bに入力される第2信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第3カウンタ141c〜144cには第3バッファ122cに入力される第3信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第4カウンタ141d〜144dには第4バッファ122dに入力される第4信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第5カウンタ141e〜144eには第5バッファ122eに入力される第5信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第6カウンタ141f〜144fには第6バッファ122fに入力される第6信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第7カウンタ141g〜144gには第7バッファ122gに入力される第7信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第8カウンタ141h〜144hには第8バッファ122hに入力される第8信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第9カウンタ141i〜144iには第9バッファ122iに入力される第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第10カウンタ141j〜144jには第10バッファ122jに入力される第10信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第11カウンタ141k〜144kには第11バッファ122kに入力される第11信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第12カウンタ141l〜144lには第12バッファ122lに入力される第12信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第13カウンタ141m〜144mには第13バッファ122mに入力される第13信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第14カウンタ141n〜144nには第14バッファ122nに入力される第14信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。各エリア141〜144の第15カウンタ141o〜144oには第15バッファ122oに入力される第15信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。
FIG. 39 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
但し、第1〜第15カウンタ141a〜141o,142a〜142o,143a〜143o,144a〜144oを用いた計測対象となるのは、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球結果に対応する信号が入力される第1〜第7バッファ122a〜122gである。したがって、開閉実行モード中であるか否か、高頻度サポートモード中であるか否か、前扉枠14が開放中であるか否かといった状態情報に対応する信号が入力される第8〜第10バッファ122h〜122jは、上記計測対象からは除外される。これら計測対象であるか否かの区別は対応関係用メモリ116の対応関係エリア123a〜123oに記憶された対応関係情報に基づいて行われる。
However, the measurement targets using the first to fifteenth counters 141a to 141o, 142a to 142o, 143a to 143o, 144a to 144o are the
図40は管理側CPU112にて実行される本実施形態における履歴設定処理を示すフローチャートである。
FIG. 40 is a flowchart showing a history setting process in the present embodiment executed by the
まず管理側RAM114の確認対象カウンタに、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち管理側CPU112において確認対象となるバッファの数をセットする(ステップS2201)。具体的には、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうちブランクであることを示す情報以外の情報が格納されている対応関係エリアの数を特定し、その特定した数の情報を確認対象カウンタにセットする。本パチンコ機10では既に説明したとおり第1〜第10対応関係エリア123a〜123jにブランクであることを示す情報以外の情報が格納されているため、ステップS2201では確認対象カウンタに「10」をセットする。
First, the number of buffers to be confirmed by the
その後、現状の確認対象カウンタに対応するバッファ122a〜122oが状態情報の信号が入力されるバッファであるか否かを判定する(ステップS2202)。具体的には、現状の確認対象カウンタの値に対応する対応関係エリア123a〜123oに、対応関係情報として、開閉実行モードであることを示す情報、高頻度サポートモードであることを示す情報、及び前扉枠14であることを示す情報のいずれかが格納されているか否かを判定する。
After that, it is determined whether or not the buffers 122a to 122o corresponding to the current confirmation target counters are buffers to which the state information signal is input (step S2202). Specifically, in the
ステップS2202にて肯定判定をした場合、状態情報の設定処理を実行する(ステップS2203)。当該設定処理では、開閉実行モード中か否かを示す第8信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換わった場合には開閉実行モード中であることを示す第1状態の情報を管理側RAM114に記憶し、当該第8信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに切り換わった場合には第1状態の情報を管理側RAM114から消去する。また、高頻度サポートモード中か否かを示す第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換わった場合には高頻度サポートモード中であることを示す第2状態の情報を管理側RAM114に記憶し、当該第9信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに切り換わった場合には第2状態の情報を管理側RAM114から消去する。また、前扉枠14が開放中か否かを示す第10信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換わった場合には前扉枠14が開放中であることを示す第3状態の情報を管理側RAM114に記憶し、当該第10信号の出力状態がHIレベルからLOWレベルに切り換わった場合には第3状態の情報を管理側RAM114から消去する。
If an affirmative determination is made in step S2202, the state information setting process is executed (step S2203). In the setting process, when the output state of the eighth signal indicating whether or not the opening / closing execution mode is switched from the LOW level to the HI level, the management side manages the information of the first state indicating that the opening / closing execution mode is in progress. It is stored in the
ステップS2202にて否定判定をした場合、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するバッファであって状態情報とは異なる情報の信号が入力されるバッファに格納されている数値情報が、「0」から「1」に変更されたか否かを確認することで、当該バッファへの主側CPU63からの入力信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられたか否かを判定する(ステップS2204)。ステップS2204にて肯定判定をした場合、対応する合計用のカウンタの加算処理を実行する(ステップS2205)。当該加算処理では、履歴用メモリ117の合計用エリア141における合計用の第1〜第15カウンタ141a〜141oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するカウンタの値を1加算する。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば合計用の第5カウンタ141eが加算対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば合計用の第1カウンタ141aが加算対象となる。
When a negative determination is made in step S2202, it is stored in a buffer among the first to fifteenth buffers 122a to 122o that corresponds to the value of the current confirmation target counter and in which a signal of information different from the state information is input. By confirming whether or not the numerical information displayed has been changed from "0" to "1", whether the output state of the input signal from the
その後、管理側RAM114の状態情報を参照することで第1状態であるか否か、すなわち開閉実行モード中であるか否かを判定する(ステップS2206)。第1状態である場合には(ステップS2206:YES)、対応する第1状態用のカウンタの加算処理を実行する(ステップS2207)。当該加算処理では、履歴用メモリ117の第1状態用エリア142における第1状態用の第1〜第15カウンタ142a〜142oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するカウンタの値を1加算する。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば第1状態用の第5カウンタ142eが加算対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば第1状態用の第1カウンタ142aが加算対象となる。
After that, by referring to the state information of the
その後、管理側RAM114の状態情報を参照することで第2状態であるか否か、すなわち高頻度サポートモード中であるか否かを判定する(ステップS2208)。第2状態である場合には(ステップS2208:YES)、対応する第2状態用のカウンタの加算処理を実行する(ステップS2209)。当該加算処理では、履歴用メモリ117の第2状態用エリア143における第2状態用の第1〜第15カウンタ143a〜143oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するカウンタの値を1加算する。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば第2状態用の第5カウンタ143eが加算対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば第2状態用の第1カウンタ143aが加算対象となる。
After that, by referring to the state information of the
その後、管理側RAM114の状態情報を参照することで第3状態であるか否か、すなわち前扉枠14が開放中であるか否かを判定する(ステップS2210)。第3状態である場合には(ステップS2210:YES)、対応する第3状態用のカウンタの加算処理を実行する(ステップS2211)。当該加算処理では、履歴用メモリ117の第3状態用エリア144における第3状態用の第1〜第15カウンタ144a〜144oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するカウンタの値を1加算する。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば第3状態用の第5カウンタ144eが加算対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば第3状態用の第1カウンタ144aが加算対象となる。
After that, by referring to the state information of the
ステップS2203の処理を実行した場合、ステップS2204にて否定判定をした場合、ステップS2210にて否定判定をした場合、又はステップS2211の処理を実行した場合、管理側RAM114の確認対象カウンタの値を1減算する(ステップS2212)。そして、その1減算後における確認対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS2213)。確認対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS2213:NO)、新たな確認対象カウンタの値に対応する確認対象について、ステップS2202以降の処理を実行する。
When the process of step S2203 is executed, when a negative determination is made in step S2204, when a negative determination is made in step S2210, or when the process of step S2211 is executed, the value of the check target counter of the
上記のように履歴設定処理が実行されることにより、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への遊技球の入球履歴が、上記第1の実施形態のような履歴情報として記憶されるのではなく、各入球検知センサ42a〜48aにて遊技球が検知された回数情報として記憶される。これにより、各履歴情報を個別に記憶していく構成に比べて、履歴用メモリ117において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。
By executing the history setting process as described above, the ball entry history of the game ball into the
このように各入球検知センサ42a〜48aにて遊技球が検知された回数情報として記憶される構成であることにより、本実施形態における外部出力用処理(図24)ではステップS1002といったアウト口24aへの遊技球の入球個数を演算する処理、ステップS1004といった特電入賞装置32への遊技球の入球個数を演算する処理、ステップS1005といった第1作動口33への遊技球の入球個数を演算する処理、及びステップS1006といった第2作動口34への遊技球の入球個数を演算する処理が不要となる。これにより、各種パラメータを演算するための処理負荷を軽減することが可能となる。
As described above, the configuration is such that the game balls are stored as the number of times information of the game balls detected by the ball entry detection sensors 42a to 48a. Therefore, in the external output process (FIG. 24) in the present embodiment, the
なお、ステップS1003といった一般入賞口31への遊技球の入球個数を演算する処理では、第1〜第3カウンタ141a〜141c,142a〜142c,143a〜143c,144a〜144cがいずれも一般入賞口31に対応しているため、第1〜第3カウンタ141a〜141c,142a〜142c,143a〜143c,144a〜144cの値を合計する処理を実行する必要がある。また、開閉実行モード中であって前扉枠14が開放中である状況において発生した入球個数を他の状況において発生した入球個数と区別することができない。したがって、本実施形態における外部出力用処理(図24)ではステップS1012の処理は実行されない。同様に、高頻度サポートモード中であって前扉枠14が開放中である状況において発生した入球個数を他の状況において発生した入球個数と区別することができない。したがって、本実施形態における外部出力用処理(図24)ではステップS1016の処理は実行されない。
In the process of calculating the number of game balls entering the general winning
<第10の実施形態>
本実施形態では、履歴情報が格納される記憶手段が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<10th Embodiment>
In the present embodiment, the storage means for storing the history information is different from the first embodiment. Hereinafter, a configuration different from the first embodiment will be described. The description of the same configuration as that of the first embodiment is basically omitted.
図41は本実施形態におけるMPU62の電気的構成を説明するためのブロック図である。MPU62には上記第1の実施形態と同様に主側CPU63、主側ROM64、主側RAM65、管理用IC66、I/F101及び読み取り用端子102が設けられている。また、管理用IC66には上記第1の実施形態と同様に管理側I/F111、管理側CPU112、管理側ROM113及び管理側RAM114が設けられている。
FIG. 41 is a block diagram for explaining the electrical configuration of the
一方、本実施形態では管理用IC66には上記第1の実施形態と異なり、RTC115、対応関係用メモリ116及び履歴用メモリ117が設けられていない。その代わりに、管理用IC66には上記第3の実施形態と同様に演算結果用メモリ131が設けられている。管理用IC66にRTC115、対応関係用メモリ116及び履歴用メモリ117が設けられていないため、本実施形態では履歴情報が管理用IC66にて記憶されない。本実施形態ではアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への入球履歴は主側RAM65にて記憶される。つまり、主側CPU63においてプログラムを実行する場合に必要な情報が一時的に記憶されることとなる主側RAM65が、入球履歴を記憶するためのメモリとして兼用される。そして、管理用IC66は管理側I/F111を通じて主側RAM65にアクセス可能となっており、各種パラメータの演算契機が発生した場合には主側RAM65にアクセスして入球履歴を読み出し、その読み出した入球履歴を利用して各種パラメータを演算する。その演算された各種パラメータは演算結果用メモリ131に格納される。読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続された場合、演算結果用メモリ131から各種パラメータが読み取り装置に提供される一方、主側RAM65に記憶されている入球履歴は読み取り装置に提供されない。
On the other hand, in the present embodiment, unlike the first embodiment, the
図42は主側CPU63にて実行される本実施形態における入球検知処理を示すフローチャートである。なお、入球検知処理はタイマ割込み処理(図8)のステップS209にて実行される。
FIG. 42 is a flowchart showing a ball entry detection process in the present embodiment executed by the
第0ビットD0に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第1入賞口検知センサ42aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2301:YES)。この場合、主側RAM65に設けられた一般入賞カウンタの値を1加算する(ステップS2302)。一般入賞カウンタは、一般入賞口31への入球個数を入球履歴として記憶するためのカウンタである。一般入賞カウンタの値は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続され、当該読み取り装置にて演算結果用メモリ131からの各種パラメータの読み取りが行われた場合に「0」クリアされる。ちなみに、主側RAM65にはMPU62への動作電力の供給が停止されている状況であってもバックアップ電力が供給されるため、パチンコ機10が電源遮断状態となったとしても一般入賞カウンタの値は記憶保持される。その後、主側RAM65の10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2303)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the 0th bit D0 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, the first winning opening
第1ビットD1に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第2入賞口検知センサ43aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2304:YES)。この場合、主側RAM65の一般入賞カウンタの値を1加算する(ステップS2305)。その後、主側RAM65の10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2306)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the first bit D1 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, the second winning opening
第2ビットD2に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第3入賞口検知センサ44aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2307:YES)。この場合、主側RAM65の一般入賞カウンタの値を1加算する(ステップS2308)。その後、主側RAM65の10個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2309)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the second bit D2 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, the third winning
第3ビットD3に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、特電検知センサ45aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS3210:YES)。この場合、主側RAM65の特電入賞フラグに「1」をセットする(ステップS2311)。また、主側RAM65に設けられた特電入賞カウンタの値を1加算する(ステップS2312)。特電入賞カウンタは、特電入賞装置32への入球個数を入球履歴として記憶するためのカウンタである。特電入賞カウンタの値は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続され、当該読み取り装置にて演算結果用メモリ131からの各種パラメータの読み取りが行われた場合に「0」クリアされる。ちなみに、主側RAM65にはMPU62への動作電力の供給が停止されている状況であってもバックアップ電力が供給されるため、パチンコ機10が電源遮断状態となったとしても特電入賞カウンタの値は記憶保持される。その後、主側RAM65の15個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2313)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the third bit D3 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, one game is played by the special
第4ビットD4に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第1作動口検知センサ46aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2314:YES)。この場合、主側RAM65の第1作動入賞フラグに「1」をセットする(ステップS2315)。また、主側RAM65に設けられた第1作動カウンタの値を1加算する(ステップS2316)。第1作動カウンタは、第1作動口33への入球個数を入球履歴として記憶するためのカウンタである。第1作動カウンタの値は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続され、当該読み取り装置にて演算結果用メモリ131からの各種パラメータの読み取りが行われた場合に「0」クリアされる。ちなみに、主側RAM65にはMPU62への動作電力の供給が停止されている状況であってもバックアップ電力が供給されるため、パチンコ機10が電源遮断状態となったとしても第1作動カウンタの値は記憶保持される。その後、主側RAM65の1個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2317)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the 4th bit D4 is switched to the situation in which the information of "1" is stored, the first operating
第5ビットD5に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、第2作動口検知センサ47aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2318:YES)。この場合、主側RAM65の第2作動入賞フラグに「1」をセットする(ステップS2319)。また、主側RAM65に設けられた第2作動カウンタの値を1加算する(ステップS2320)。第2作動カウンタは、第2作動口34への入球個数を入球履歴として記憶するためのカウンタである。第2作動カウンタの値は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続され、当該読み取り装置にて演算結果用メモリ131からの各種パラメータの読み取りが行われた場合に「0」クリアされる。ちなみに、主側RAM65にはMPU62への動作電力の供給が停止されている状況であってもバックアップ電力が供給されるため、パチンコ機10が電源遮断状態となったとしても第2作動カウンタの値は記憶保持される。その後、主側RAM65の1個賞球用カウンタの値を1加算する(ステップS2321)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the fifth bit D5 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, the second operation port detection sensor 47a is used for 1 It is determined that the number of game balls has been detected (step S2318: YES). In this case, "1" is set in the second operation winning flag of the main RAM 65 (step S2319). Further, the value of the second operation counter provided in the
第6ビットD6に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、アウト口検知センサ48aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2322:YES)。この場合、主側RAM65に設けられたアウトカウンタの値を1加算する(ステップS2323)。アウトカウンタは、アウト口24aへの入球個数を入球履歴として記憶するためのカウンタである。アウトカウンタの値は、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続され、当該読み取り装置にて演算結果用メモリ131からの各種パラメータの読み取りが行われた場合に「0」クリアされる。ちなみに、主側RAM65にはMPU62への動作電力の供給が停止されている状況であってもバックアップ電力が供給されるため、パチンコ機10が電源遮断状態となったとしてもアウトカウンタの値は記憶保持される。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the 6th bit D6 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, one out
第7ビットD7に対して「0」の情報が格納されている状況から「1」の情報が格納されている状況に切り換わったことを確認した場合、ゲート検知センサ49aにて1個の遊技球が検知されたと判定する(ステップS2324:YES)。この場合、主側RAM65のゲート入賞フラグに「1」をセットする(ステップS2325)。
When it is confirmed that the situation in which the information of "0" is stored for the 7th bit D7 has been switched to the situation in which the information of "1" is stored, one game is played by the
上記のように入球検知処理が実行されることにより、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への入球履歴は各入球部への入球個数として主側RAM65に記憶される。これにより、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球が発生する度に、主側CPU63から管理側CPU112に信号出力を行う必要がない。よって、主側CPU63から管理側CPU112に信号を出力するための構成を簡素化させることが可能となる。
By executing the ball entry detection process as described above, the ball entry history to the
本実施形態では演算契機が発生した場合、管理側CPU112は、主側RAM65の一般入賞カウンタから一般入賞口31への入球個数を読み出し、主側RAM65の特電入賞カウンタから特電入賞装置32への入球個数を読み出し、主側RAM65の第1作動カウンタから第1作動口33への入球個数を読み出し、主側RAM65の第2作動カウンタから第2作動口34への入球個数を読み出し、主側RAM65のアウトカウンタからアウト口24aへの入球個数を読み出す。そして、それら読み出した各入球個数を利用して上記第1の実施形態にて説明した第1パラメータ〜第8パラメータを演算する。但し、前扉枠14が開放中である場合における各入球個数と前扉枠14が閉鎖状態である場合における各入球個数とを区別した状態での各入球個数の計測は行われないため、前扉枠14が開放中である場合に発生した入球個数も含んだ状態で第1パラメータ〜第8パラメータを演算する。また、開閉実行モード中における各入球個数及び高頻度サポートモード中における各入球個数も個別に計測されないため、上記第1の実施形態にて説明した第1パラメータ〜第18パラメータ及び第21パラメータ〜第26パラメータは演算されない。演算された第1パラメータ〜第8パラメータは演算結果用メモリ131に書き込まれる。そして、読み取り用端子102に読み取り装置が電気的に接続された場合に演算結果用メモリ131にその時点で書き込まれている全てのパラメータが読み取り装置に提供される。この際に演算結果用メモリ131は「0」クリアされる。
In the present embodiment, when a calculation trigger occurs, the
なお、管理用IC66が主側RAM65に独自にアクセスするのではなく、主側RAM65に入球履歴として記憶されている各入球個数の情報が主側CPU63による転送制御により管理用IC66に送信される構成としてもよい。この場合、主側RAM65に主側CPU63と管理側CPU112とが同時にアクセスする事象を確実に阻止することが可能となる。
The
<第11の実施形態>
本実施形態では主制御基板61の構成、主側CPU63から管理側CPU112に出力される信号の種類、及び各入球部への入球履歴の記憶の仕方が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<11th Embodiment>
In the present embodiment, the configuration of the
図43は本実施形態における主制御基板61の電気的構成を説明するためのブロック図である。主制御基板61には上記第1の実施形態と同様にMPU62が搭載されている。MPU62には上記第1の実施形態と同様に主側CPU63、主側ROM64、主側RAM65、管理用IC66、I/F101及び読み取り用端子102が設けられている。また、管理用IC66には上記第1の実施形態と同様に管理側I/F111、管理側CPU112、管理側ROM113、管理側RAM114、対応関係用メモリ116及び履歴用メモリ117が設けられている。
FIG. 43 is a block diagram for explaining the electrical configuration of the
一方、本実施形態では管理用IC66には上記第1の実施形態と異なり、RTC115が設けられていない。また。主制御基板61にはMPU62以外にも報知用発光部151が設けられている。報知用発光部151は主側CPU63により直接的に発光制御される。主側CPU63は管理用IC66の履歴用メモリ117にアクセス可能となっており、履歴用メモリ117から読み出した各入球部への入球履歴の情報を利用して各種パラメータを演算する。そして、その演算した各種パラメータの内容に応じて報知用発光部151の発光状態を制御する。報知用発光部151は主制御装置60の基板ボックス60aの収容空間に収容されているが、基板ボックス60aが透明に形成されているとともに、報知用発光部151の発光状態を基板ボックス60aの外部から目視確認をすることが可能となるように報知用発光部151が設けられている。これにより、遊技機本体12を外枠11に対して開放させて主制御装置60を目視確認することが可能な状態とすることで、基板ボックス60aの開放作業を要することなく報知用発光部151の発光状態を目視確認することが可能となる。
On the other hand, in the present embodiment, unlike the first embodiment, the
図44は本実施形態における管理側I/F111の入力ポート121の構成を説明するための説明図である。
FIG. 44 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
第1〜第7バッファ122a〜122g及び第16バッファ122pには上記第1の実施形態と同一の種類の信号が入力される。詳細には第1バッファ122aには第1入賞口検知センサ42aの検知結果に対応する第1信号が入力され、第2バッファ122bには第2入賞口検知センサ43aの検知結果に対応する第2信号が入力され、第3バッファ122cには第3入賞口検知センサ44aの検知結果に対応する第3信号が入力され、第4バッファ122dには特電検知センサ45aの検知結果に対応する第4信号が入力され、第5バッファ122eには第1作動口検知センサ46aの検知結果に対応する第5信号が入力され、第6バッファ122fには第2作動口検知センサ47aの検知結果に対応する第6信号が入力され、第7バッファ122gにはアウト口検知センサ48aの検知結果に対応する第7信号が入力され、第16バッファ122pには出力指示信号が入力される。
Signals of the same type as those in the first embodiment are input to the first to seventh buffers 122a to 122g and the 16th buffer 122p. Specifically, the first signal corresponding to the detection result of the first winning opening detection sensor 42a is input to the first buffer 122a, and the second signal corresponding to the detection result of the second winning opening detection sensor 43a is input to the second buffer 122b. A signal is input, a third signal corresponding to the detection result of the third winning
一方、上記第1の実施形態では開閉実行モードに対応する信号が第8信号として第8バッファ122hに入力され、高頻度サポートモードに対応する信号が第9信号として第9バッファ122iに入力され、前扉枠14に対応する信号が第10信号として第10バッファ122jに入力される構成としたが、本実施形態ではこれら開閉実行モードに対応する信号、高頻度サポートモードに対応する信号、及び前扉枠14に対応する信号は入力ポート121に入力されない。つまり、第8〜第15バッファ122h〜122oには入球履歴に関する信号は入力されない。
On the other hand, in the first embodiment, the signal corresponding to the open / close execution mode is input to the eighth buffer 122h as the eighth signal, and the signal corresponding to the high frequency support mode is input to the ninth buffer 122i as the ninth signal. The signal corresponding to the
第1〜第15バッファ122a〜122oにどのような種類の信号が入力されるのかは管理用IC66の設計段階において決定されておらず、これら信号の種類は主側CPU63からの指示を受けることで管理側CPU112にて特定される。この信号の種類を特定するための処理は、上記第1の実施形態と同様に、主側CPU63及び管理側CPU112に動作電力の供給が開始された場合に実行される。一方、第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることは管理用IC66の設計段階において決定されており、主側CPU63からの指示を受けることなく、管理側CPU112は当該第16バッファ122pに出力指示信号が入力されることを特定可能となっている。
What kind of signal is input to the first to fifteenth buffers 122a to 122o is not determined at the design stage of the
図45は本実施形態における履歴用メモリ117の構成を説明するための説明図である。履歴用メモリ117には、第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oが設けられている。第1バッファ用カウンタ152aには第1バッファ122aに入力される第1信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第2バッファ用カウンタ152bには第2バッファ122bに入力される第2信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第3バッファ用カウンタ152cには第3バッファ122cに入力される第3信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第4バッファ用カウンタ152dには第4バッファ122dに入力される第4信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第5バッファ用カウンタ152eには第5バッファ122eに入力される第5信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第6バッファ用カウンタ152fには第6バッファ122fに入力される第6信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第7バッファ用カウンタ152gには第7バッファ122gに入力される第7信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第8バッファ用カウンタ152hには第8バッファ122hに入力される第8信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第9バッファ用カウンタ152iには第9バッファ122iに入力される第9信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第10バッファ用カウンタ152jには第10バッファ122jに入力される第10信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第11バッファ用カウンタ152kには第11バッファ122kに入力される第11信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第12バッファ用カウンタ152lには第12バッファ122lに入力される第12信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第13バッファ用カウンタ152mには第13バッファ122mに入力される第13信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第14バッファ用カウンタ152nには第14バッファ122nに入力される第14信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。第15バッファ用カウンタ152oには第15バッファ122oに入力される第15信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに変更された回数の情報が記憶される。
FIG. 45 is an explanatory diagram for explaining the configuration of the
但し、第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oを用いた計測対象となるのは、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のいずれかへの入球結果に対応する信号が入力される第1〜第7バッファ122a〜122gである。したがって、第8〜第15バッファ122h〜122oは、上記計測対象からは除外される。これら計測対象であるか否かの区別は対応関係用メモリ116の対応関係エリア123a〜123oに記憶された対応関係情報に基づいて行われる。
However, the measurement target using the first to
図46は管理側CPU112にて実行される履歴設定処理を示すフローチャートである。なお、履歴設定処理は、管理処理(図18)のステップS607にて実行される。
FIG. 46 is a flowchart showing a history setting process executed by the
まず管理側RAM114の確認対象カウンタに、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち管理側CPU112において確認対象となるバッファの数をセットする(ステップS2401)。具体的には、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうちブランクであることを示す情報以外の情報が格納されている対応関係エリアの数を特定し、その特定した数の情報を確認対象カウンタにセットする。本パチンコ機10では既に説明したとおり第1〜第7応関係エリア123a〜123jにブランクであることを示す情報以外の情報が格納されているため、ステップS2401では確認対象カウンタに「7」をセットする。
First, the number of buffers to be confirmed by the
その後、第1〜第15バッファ122a〜122oのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するバッファに格納されている数値情報が、「0」から「1」に変更されたか否かを確認することで、当該バッファへの主側CPU63からの入力信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに切り換えられたか否かを判定する(ステップS2402)。なお、確認対象カウンタの値が「n」である場合には第nバッファ122a〜122oが数値情報の確認対象となる。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5バッファ122eが数値情報の確認対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば第1バッファ122aが数値情報の確認対象となる。
After that, it is confirmed whether or not the numerical information stored in the buffer corresponding to the value of the current confirmation target counter among the first to fifteenth buffers 122a to 122o has been changed from "0" to "1". Then, it is determined whether or not the output state of the input signal from the
ステップS2402にて肯定判定をした場合、対応するバッファ用カウンタ152a〜152oの加算処理を実行する(ステップS2403)。当該加算処理では、履歴用メモリ117の第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oのカウンタのうち現状の確認対象カウンタの値に対応するカウンタの値を1加算する。例えば、確認対象カウンタの値が「5」であれば第5バッファ用カウンタ152eが加算対象となり、確認対象カウンタの値が「1」であれば第1バッファ用カウンタ152aが加算対象となる。
If an affirmative determination is made in step S2402, the corresponding
ステップS2402にて否定判定をした場合、又はステップS2403の処理を実行した場合、管理側RAM114の確認対象カウンタの値を1減算する(ステップS2404)。そして、その1減算後における確認対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS2405)。確認対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS2405:NO)、新たな確認対象カウンタの値に対応する確認対象について、ステップS2402以降の処理を実行する。
When a negative determination is made in step S2402 or the process of step S2403 is executed, the value of the confirmation target counter of the
上記のように履歴設定処理が実行されることにより、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への遊技球の入球履歴が、上記第1の実施形態のような履歴情報として記憶されるのではなく、各入球検知センサ42a〜48aにて遊技球が検知された回数情報として記憶される。これにより、各履歴情報を個別に記憶していく構成に比べて、履歴用メモリ117において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。
By executing the history setting process as described above, the ball entry history of the game ball into the
図47は管理側CPU112にて実行される本実施形態における外部出力用処理を示すフローチャートである。なお、外部出力用処理は、管理処理(図18)のステップS608にて実行される。
FIG. 47 is a flowchart showing an external output process in the present embodiment executed by the
主側CPU63から受信している出力指示信号の出力状態がHIレベルとなった場合(ステップS2501:YES)、管理側RAM114に設けられた出力対象カウンタに、第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oのうち管理側CPU112において回数情報の出力対象となるカウンタの数をセットする(ステップS2502)。具体的には、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうちブランクであることを示す情報以外の情報が格納されている対応関係エリアの数を特定し、その特定した数の情報を確認対象カウンタにセットする。本実施形態では既に説明したとおり第1〜第7対応関係エリア123a〜123gにブランクであることを示す情報以外の情報が格納されているため、ステップS2502では出力対象カウンタに「7」をセットする。
When the output state of the output instruction signal received from the
その後、対応関係用メモリ116における第1〜第15対応関係エリア123a〜123oのうち現状の出力対象カウンタの値に対応するエリアに格納されている対応関係情報を読み出すとともに(ステップS2503)、履歴用メモリ117における第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oのうち現状の出力対象カウンタの値に対応するカウンタに格納されている回数情報を読み出す(ステップS2504)。この場合、出力対象カウンタの値が「n」である場合には、第n対応関係エリア123a〜123oが対応関係情報の読み出し対象となるとともに、第nバッファ用カウンタ152a〜152oが回数情報の読み出し対象となる。例えば、出力対象カウンタの値が「5」であれば第5対応関係エリア123eが対応関係情報の読み出し対象となるとともに第5バッファ用カウンタ152eが回数情報の読み出し対象となり、出力対象カウンタの値が「1」であれば第1対応関係エリア123aが対応関係情報の読み出し対象となるとともに第1バッファ用カウンタ152aが回数情報の読み出し対象となる。
After that, the correspondence information stored in the area corresponding to the value of the current output target counter among the 1st to
その後、情報出力処理を実行する(ステップS2505)。情報出力処理では、ステップS2503にて読み出した対応関係情報とステップS2504にて読み出した回数情報との組合せを読み取り用端子102に出力する。これにより、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置において、今回の出力対象となっている対応関係情報についての回数情報が読み取られる。
After that, the information output process is executed (step S2505). In the information output process, the combination of the correspondence information read in step S2503 and the number of times information read in step S2504 is output to the
その後、管理側RAM114の出力対象カウンタの値を1減算する(ステップS2506)。そして、その1減算後における出力対象カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS2507)。出力対象カウンタの値が1以上である場合には(ステップS2507:NO)、新たな出力対象カウンタの値に対応する出力対象について、ステップS2503以降の処理を実行する。なお、ステップS2507にて肯定判定をした場合に第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oの値が「0」クリアされる。
After that, the value of the output target counter of the
図48は主側CPU63にて実行されるパラメータ管理処理を示すフローチャートである。なお、パラメータ管理処理はタイマ割込み処理(図8)においてステップS219の管理用出力処理が実行された後に実行される。
FIG. 48 is a flowchart showing the parameter management process executed by the
まず各種パラメータの演算契機が発生しているか否かを判定する(ステップS2601)。当該演算契機は、主側CPU63への動作電力の供給が開始されてから最初にパラメータ管理処理が実行される場合、及び第5の実施形態と同様にアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への遊技球の合計入球個数が契機基準個数である500個以上となる度に発生する。動作電力の供給が開始されてから最初にパラメータ管理処理が実行された場合が演算契機として設定されていることにより、パチンコ機10の電源を一旦OFFした後に再度ONすることで、各種パラメータの演算契機を簡単に発生させることが可能となる。そして、ステップS2601にて肯定判定をした場合には後述するように各種パラメータの演算結果に対応した報知が実行されるため、上記電源のOFF・ON操作を行うだけでそれまでの遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を把握することが可能となる。また、遊技球の合計入球個数が契機基準個数である500個以上となる度に演算契機が発生する構成とすることで、遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を細かく管理することが可能となる。
First, it is determined whether or not a calculation trigger for various parameters has occurred (step S2601). The calculation trigger is when the parameter management process is executed for the first time after the supply of the operating power to the
演算契機が発生した場合(ステップS2601:YES)、履歴用メモリ117の第1〜第15バッファ用カウンタ152a〜152oのうち入球履歴の格納対象となっているカウンタから入球履歴を読み出す。具体的には、第1〜第7バッファ用カウンタ152a〜152gの数値情報を読み出す。この場合、主側CPU63は主側ROM64に記憶されているプログラム及びデータにより入球履歴の読み出し対象となるバッファ用カウンタ152a〜152oを認識可能となっている。
When a calculation trigger occurs (step S2601: YES), the ball entry history is read from the
その後、各種演算処理を実行する(ステップS2603)。当該各種演算処理では、ステップS2602にて読み出した入球履歴、及びそれら入球履歴に対応する賞球個数の情報を利用して各種パラメータを演算する。主側CPU63は、主側ROM64に記憶されているプログラム及びデータにより、ステップS2602にて読み出した各入球履歴がアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のうちいずれに対応するしているのかを特定することが可能であるとともに、ステップS2602にて読み出した各入球履歴に対応する賞球個数の情報を特定することが可能である。
After that, various arithmetic processes are executed (step S2603). In the various calculation processes, various parameters are calculated using the information on the number of winning balls read in step S2602 and the number of prize balls corresponding to the history of entering balls. The
ステップS2603にて演算される各種パラメータについて具体的には、
・第7パラメータ:(K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
・第8パラメータ:K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」/遊技球の合計払出個数(K2×「一般入賞口31への入賞に対する賞球個数」+K3×「特電入賞装置32への入賞に対する賞球個数」+K4×「第1作動口33への入賞に対する賞球個数」+K5×「第2作動口34への入賞に対する賞球個数」)の割合
が演算される。
Specifically, the various parameters calculated in step S2603
7th parameter: (K3 x "number of prize balls for winning the special
その後、演算した各種パラメータが第1範囲であるか否かを判定する(ステップS2604)。第7パラメータの値が0.7以下であって、第8パラメータの値が0.6以下である場合、演算した各種パラメータが第1範囲であるとしてステップS2604にて肯定判定をする。ステップS2604にて肯定判定をした場合、第1報知状態の設定処理を実行する(ステップS2605)。当該設定処理では、第1報知状態となるように報知用発光部151を発光制御する。この場合、報知用発光部151は青色の発光状態となる。
After that, it is determined whether or not the calculated parameters are in the first range (step S2604). When the value of the seventh parameter is 0.7 or less and the value of the eighth parameter is 0.6 or less, affirmative determination is made in step S2604 assuming that the various calculated parameters are in the first range. If an affirmative determination is made in step S2604, the first notification state setting process is executed (step S2605). In the setting process, the
ステップS2604にて否定判定をした場合、演算した各種パラメータが第2範囲であるか否かを判定する(ステップS2606)。第7パラメータの値が0.7を超えていること、及び第8パラメータの値が0.6を超えていることのいずれか一方のみの条件が成立している場合、演算した各種パラメータが第2範囲であるとしてステップS2606にて肯定判定をする。ステップS2606にて肯定判定をした場合、第2報知状態の設定処理を実行する(ステップS2607)。当該設定処理では、第2報知状態となるように報知用発光部151を発光制御する。この場合、報知用発光部151は黄色の発光状態となる。
When a negative determination is made in step S2604, it is determined whether or not the calculated parameters are in the second range (step S2606). If only one of the conditions that the value of the 7th parameter exceeds 0.7 and the value of the 8th parameter exceeds 0.6 is satisfied, the various calculated parameters are the first. Assuming that there are two ranges, an affirmative determination is made in step S2606. If an affirmative determination is made in step S2606, the second notification state setting process is executed (step S2607). In the setting process, the
ステップS2606にて否定判定をした場合、第7パラメータの値が0.7を超えているとともに第8パラメータの値が0.6を超えていることを意味する。この場合、第3報知状態の設定処理を実行する(ステップS2608)。当該設定処理では、第3報知状態となるように報知用発光部151を発光制御する。この場合、報知用発光部151は赤色の発光状態となる。
When a negative determination is made in step S2606, it means that the value of the seventh parameter exceeds 0.7 and the value of the eighth parameter exceeds 0.6. In this case, the third notification state setting process is executed (step S2608). In the setting process, the
ステップS2605、ステップS2607又はステップS2608にて設定された発光状態は、報知用発光部151に対する新たな報知状態の設定が行われるまで、又は報知用発光部151への動作電力の供給が停止されるまで継続する。また、報知用発光部151の報知状態は主側RAM65に記憶保持されるとともに主側RAM65にはバックアップ電力が供給されるため、主側CPU63への動作電力の供給が停止されて報知用発光部151が一旦消灯状態となったとしても、主側CPU63への動作電力の供給が再開された場合には主側RAM65に記憶されている報知状態の情報の種類に対応する発光状態となるように報知用発光部151の発光制御が実行される。
The light emitting state set in step S2605, step S2607 or step S2608 is stopped until a new notification state is set for the notification
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への遊技球の入球履歴が、上記第1の実施形態のような履歴情報として記憶されるのではなく、各入球検知センサ42a〜48aにて遊技球が検知された回数情報として記憶される。これにより、各履歴情報を個別に記憶していく構成に比べて、履歴用メモリ117において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。
The entry history of the game ball into the
管理側CPU112にて演算された各種パラメータに対応する内容を報知するための報知用発光部151が設けられている。これにより、各種パラメータに対応する内容がパチンコ機10自身にて報知されるため、遊技ホールの管理者などは履歴用メモリ117に格納された情報を読み出さなくても、遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を把握することが可能となる。
A notification
基板ボックス60aに収容された主制御基板61に、MPU62とともに報知用発光部151が設けられている。これにより、MPU62と報知用発光部151との間の通信経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせることが可能となる。
The
各種パラメータの演算及び報知用発光部151の発光制御は管理側CPU112ではなく主側CPU63にて実行される。これにより、報知用発光部151における報知内容の信頼性を高めることが可能となる。
Calculation of various parameters and light emission control of the notification
各種パラメータの演算結果が第1範囲に対応している場合に第1報知状態となり、各種パラメータの演算結果が第2範囲に対応している場合に第2報知状態となり、各種パラメータの演算結果が第1範囲及び第2範囲のいずれにも対応していない場合に第3報知状態となる。つまり、各種パラメータがそのまま報知されるのではなく、各種パラメータが含まれる範囲に対応する内容が報知される。これにより、報知用発光部151における報知パターンが多くなり過ぎないようにすることが可能となり、報知用発光部151を制御するための負荷を軽減することが可能となる。
When the calculation results of various parameters correspond to the first range, the first notification state is set, and when the calculation results of various parameters correspond to the second range, the second notification state is set, and the calculation results of various parameters are in the second notification state. When neither the first range nor the second range is supported, the third notification state is set. That is, the various parameters are not notified as they are, but the contents corresponding to the range including the various parameters are notified. As a result, it is possible to prevent the number of notification patterns in the notification
なお、主側CPU63への動作電力の供給が停止されている場合であっても報知用発光部151への電力供給が継続されることで主側CPU63への動作電力の供給が停止される直前における発光状態が維持される構成としてもよい。この場合、主側CPU63への動作電力の供給が停止された場合であっても報知用発光部151を確認することで、遊技領域PAにおける遊技球の入球態様を把握することが可能となる。
Even when the supply of the operating power to the
また、当該構成に代えて、主側CPU63への動作電力の供給が停止された場合には報知用発光部151が消灯状態となるが主側CPU63への動作電力の供給が開始された場合には、動作電力の供給が停止される前に演算された各種パラメータの結果に対応する発光状態となるように報知用発光部151が発光制御される構成としてもよい。この場合、例えば遊技ホールにおいて営業開始前に報知用発光部151を確認することで、直前の営業日における遊技球の入球態様を把握することが可能となる。
Further, instead of the configuration, when the supply of the operating power to the
各種パラメータの演算結果を報知するための報知手段が報知用発光部151である構成に限定されることはなく、図柄表示装置41などといった表示面を有する表示装置であってもよく、スピーカ部54であってもよい。また、各種パラメータの演算結果に対応する信号が外部端子板97を通じて遊技ホールのホールコンピュータHCに外部出力される構成としてもよい。
The notification means for notifying the calculation results of various parameters is not limited to the configuration of the notification
特図ユニット37の特図表示部37a又は普図ユニット38の普図表示部38aが報知用発光部151としての機能を兼用する構成としてもよい。例えば、MPU62への動作電力の供給が開始された場合に各種パラメータが演算され、その演算結果が上記実施形態のような第1範囲、第2範囲及びそれら以外のいずれに含まれるのかに応じて、動作電力の供給開始の直後において特図表示部37a又は普図表示部38aにて演算結果に対応する報知が実行される構成としてもよい。この場合、当該報知は、特図表示部37aにおける絵柄の変動表示の開始条件、又は普図表示部38aにおける絵柄の変動表示の開始条件が成立した場合に終了する構成としてもよく、これら絵柄の変動表示の開始条件が成立した場合に一旦中断され、絵柄の変動表示が終了した場合には再開される構成としてもよい。本構成によれば、遊技領域PAの遊技球の入球態様を報知するための報知手段として特図表示部37a又は普図表示部38aを兼用することが可能となる。
The special figure display unit 37a of the
報知用発光部151が遊技機本体12及び前扉枠14を閉鎖した状態においてパチンコ機10前方から視認可能となる位置に設けられている構成としてもよい。例えば、窓パネル52よりもパチンコ機10後方であって窓パネル52を通じてパチンコ機10前方から視認可能となる位置に報知用発光部151が設けられている構成としてもよい。この場合、遊技機本体12や前扉枠14の開放操作を要することなく、各種パラメータの演算結果に対応する報知内容を確認することが可能となる。
The notification
<第12の実施形態>
本実施形態では、各入球結果の情報を管理用IC66に提供するための構成が上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と相違している構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<12th Embodiment>
In the present embodiment, the configuration for providing the information of each ball entry result to the
図49は各入球検知センサ42a〜48aの検知結果が主側CPU63及び管理用IC66に入力されるようにするための信号経路の構成を説明するための説明図である。
FIG. 49 is an explanatory diagram for explaining the configuration of a signal path for inputting the detection results of the ball entry detection sensors 42a to 48a to the
第1入賞口検知センサ42aの検知結果は第1信号経路SL11を通じて主側CPU63に入力される。また、第2入賞口検知センサ43aの検知結果は第2信号経路SL12を通じて主側CPU63に入力される。また、第3入賞口検知センサ44aの検知結果は第3信号経路SL13を通じて主側CPU63に入力される。また、特電検知センサ45aの検知結果は第4信号経路SL14を通じて主側CPU63に入力される。また、第1作動口検知センサ46aの検知結果は第5信号経路SL15を通じて主側CPU63に入力される。また、第2作動口検知センサ47aの検知結果は第6信号経路SL16を通じて主側CPU63に入力される。また、アウト口検知センサ48aの検知結果は第7信号経路SL17を通じて主側CPU63に入力される。
The detection result of the first winning opening detection sensor 42a is input to the
第1信号経路SL11の途中位置から分岐させるようにして第1分岐経路SL21が形成されており、当該第1分岐経路SL21は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第2信号経路SL12の途中位置から分岐させるようにして第2分岐経路SL22が形成されており、当該第2分岐経路SL22は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第3信号経路SL13の途中位置から分岐させるようにして第3分岐経路SL23が形成されており、当該第3分岐経路SL23は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第4信号経路SL14の途中位置から分岐させるようにして第4分岐経路SL24が形成されており、当該第4分岐経路SL24は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第5信号経路SL15の途中位置から分岐させるようにして第5分岐経路SL25が形成されており、当該第5分岐経路SL25は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第6信号経路SL16の途中位置から分岐させるようにして第6分岐経路SL26が形成されており、当該第6分岐経路SL26は管理用IC66と電気的に接続されている。また、第7信号経路SL17の途中位置から分岐させるようにして第7分岐経路SL27が形成されており、当該第7分岐経路SL27は管理用IC66と電気的に接続されている。
The first branch path SL21 is formed so as to branch from an intermediate position of the first signal path SL11, and the first branch path SL21 is electrically connected to the
上記構成であることにより、各入球検知センサ42a〜48aの検知結果は主側CPU63による処理を介在させることなく管理用IC66に入力される。これにより、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34の各入球結果を管理側CPU112に認識させるための処理を主側CPU63にて実行する必要がなくなるため、主側CPU63の処理負荷の軽減を図ることが可能となる。
With the above configuration, the detection results of the ball entry detection sensors 42a to 48a are input to the
また、各信号経路SL11〜SL17からの各分岐経路SL21〜SL27の分岐箇所はMPU62内に存在している。これにより、当該分岐箇所及び各分岐経路SL21〜SL27に対する外部からのアクセスを行いづらくさせることが可能となり、管理用IC66にのみ異常な入球結果を入力させる不正行為を阻止することが可能となる。
Further, the branch points of the branch paths SL21 to SL27 from the signal paths SL11 to SL17 exist in the
<第13の実施形態>
本実施形態では、遊技盤233(図50)に遊技球B1(図53(a))の奥行き方向の位置に応じて当該遊技球B1の下流における進路を左右に振り分ける左右振分釘213,214(図50)が設けられている点で上記第1の実施形態と相違している。以下、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<13th Embodiment>
In the present embodiment, left and right distribution nails 213,214 that distribute the course downstream of the game ball B1 to the left and right according to the position of the game ball B1 (FIG. 53 (a)) in the depth direction on the game board 233 (FIG. 50). (FIG. 50) is provided, which is different from the first embodiment. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the first embodiment will be basically omitted.
本実施形態における遊技盤233の構成を図50に基づいて説明する。図50は遊技盤233の正面図である。本実施形態における遊技盤233は、その表面の左側だけでなく右側にも遊技領域PAが形成されている点で上記第1の実施形態における遊技盤24とは異なる。図50に示すように、遊技盤233には、前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には、一般入賞口241、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34、スルーゲート35、可変表示ユニット36、特図表示部225及び普図表示部226等が設けられている。なお、一般入賞口241は遊技盤233の左右に合計3個設けられているとともに、スルーゲート35は左右に1ずつ設けられている。そして、それ以外の開口はそれぞれ1個ずつ設けられている。
The configuration of the
各一般入賞口241、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34及び各スルーゲート35には1対1で対応させて検知センサが設けられている。これら検知センサはいずれも遊技盤233の背面側に設けられており、検知結果は主制御装置60(図5)に出力される。なお、検知センサとしては、磁界の変化を検知する電磁誘導型の近接センサが用いられているが、遊技球B1(図53(a))の入賞を個別に検知できるのであれば使用するセンサは任意であり、例えば光学式センサを用いてもよい。ここで、遊技球B1は直径11mmである鋼製の球体である。
Detection sensors are provided in a one-to-one correspondence between the general winning
一般入賞口241、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34への入球の発生が検知されると、所定数の遊技球B1が賞球として遊技者に付与される。当該賞球個数について具体的には、第1作動口33への入球が発生した場合及び第2作動口34への入球が発生した場合には3個の賞球が発生する。また、本実施形態における一般入賞口241は、上記第1の実施形態における一般入賞口31と同じ役割を果たすものであり、一般入賞口241への入球が発生した場合には10個の賞球が発生する。また、特電入賞装置32への入球が発生した場合には15個の賞球が発生する。但し、これら賞球数は任意であり、例えば第1作動口33の賞球数よりも第2作動口34の賞球数が多いといったように、作動口33,34の賞球数が相違していてもよい。また、特電入賞装置32の賞球数が他の賞球数に比べて多い構成に限定されることはなく、例えば一般入賞口241の賞球数よりも少ない構成としてもよい。
When the occurrence of a ball entering the general winning
その他に、遊技盤233の最下部にはアウト口24aが設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球B1はアウト口24aを通って遊技領域PAから排出される。また、遊技盤233には、遊技球B1の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘228,213,214が設けられている。
In addition, an
特図表示部225及び普図表示部226は、表示ユニットとして所定の範囲に集約させて設けられている。当該表示ユニットが設置された領域は、内レール部25を利用して区画された遊技領域PAの内側の領域であって、表示ユニットの前面よりも前方を遊技球B1が流下しないように遊技球B1の流入規制がされた領域である。そして、表示ユニットの前面に対して、特図表示部225及び普図表示部226が設けられている。これにより、各種表示部225,226は遊技領域PAに設けられているものの、その前方を遊技球B1が流下しないようにされており、パチンコ機10前方からの視認性が確保されている。
The special
遊技盤233では、内レール部25と外レール部26とにより誘導レールが構成されている。遊技盤233の下方には遊技球発射機構27(図2)が設けられており、当該遊技球発射機構27のソレノイド27c(図2)から力を加えられて発射された遊技球B1は上記誘導レールにより遊技領域PAの上部に案内されるようになっている。遊技球発射機構27は、前方に突出させて設けられた操作基部と、当該操作基部に回動可能に支持させて設けられた操作ハンドルとを備えており、操作ハンドルが回動操作されることにより遊技球発射機構27からの遊技球B1の発射強度が調整される。
In the
上記第1の実施形態において既に説明したように、遊技盤233が内枠13(図2)の前面側全体を覆うようにして前扉枠14(図2)が設けられている。前扉枠14には、遊技領域PAのほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部51(図1)が形成されている。窓部51は、略楕円形状をなし、窓パネル52(図1)が嵌め込まれている。窓パネル52は、ガラスによって無色透明に形成されているが、これに限定されることはなく合成樹脂によって無色透明に形成されていてもよく、パチンコ機10前方から窓パネル52を通じて遊技領域PAを視認可能であれば有色透明に形成されていてもよい。
As already described in the first embodiment, the front door frame 14 (FIG. 2) is provided so that the
遊技盤233には、図柄表示装置41(図3)の表示面41aをパチンコ機10前方から視認可能とする開口部233aを規定するようにしてセンターフレーム252が配設されている。センターフレーム252は、開口部233aの上縁及び左右の側縁を規定するように設けられた屋根ユニット253を備えている。
The
次に、遊技盤233に設けられている釘228,213,214の配置を図50に基づいて説明する。図50に示すように、遊技盤233には、多数の釘228,213,214が設けられている。ここで、本実施形態の遊技盤233に設けられている釘は、従来のパチンコ機に使用されている丸釘である金属製の障害釘228と、樹脂製の第1左右振分部材215を有する第1左右振分釘213と、樹脂製の第2左右振分部材231を有する第2左右振分釘214と、の3種類である。左右振分釘213,214の詳細は後述する。
Next, the arrangement of the
金属製の障害釘228は、円柱形の胴軸部と、当該胴軸部の基端側に設けられた頭部と、胴軸部の先端側に形成された円錐形の尖頭部と、から成る。障害釘228は、尖頭部が遊技盤233の表面よりも奥側に埋没し、遊技盤233の表面から胴軸部の一部と頭部とが突出している状態となる態様で遊技盤233に設けられている。遊技盤233の表面から障害釘228の自由端(尖頭部の手前側の端)までの長さは17mmである。ここで、手前側とは遊技者に近い窓パネル52側であるとともに、奥側とは遊技者から遠い遊技盤233側である。
The
遊技盤233の手前側表面から窓パネル52の背面までの距離は18mmである。また、上記のように遊技球B1の直径は11mmである。このため、遊技領域PAには遊技球B1が奥行き方向に移動可能な余裕が7mm存在する。遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置は、遊技球発射機構27(図2)のソレノイド27c(図2)が遊技球B1に力を加えて発射する際にソレノイド27cが接触する位置に応じて変化するとともに、遊技領域PAを流下する過程で遊技球B1が遊技盤233上の屋根ユニット253や装飾部材などと衝突することにより変化する。
The distance from the front surface of the
遊技球B1の中心が位置し得る範囲は、遊技盤233の表面から窓パネル52側に5.5mm進んだ場所から12.5mm進んだ場所までの範囲である。以下では、遊技球B1が遊技盤233上の釘228,213,214と接触し得る当該範囲を遊技球B1の接触可能範囲とする。遊技領域PAを流下する遊技球B1は、遊技盤233側に位置している場合及び窓パネル52側に位置している場合のいずれにおいても、流下過程において障害釘228と衝突し得る。遊技球B1の衝突後の進路は障害釘228によって変えられる。
The range in which the center of the game ball B1 can be located is a range from a place where the
上記のように遊技盤233には、当該遊技盤233の左側だけでなく右側にも遊技領域PAが形成されているため、図50に示すように、障害釘228は遊技盤233の全面に設けられている。一方、樹脂製の左右振分釘213,214は、遊技盤233において遊技球B1を作動口33,34に誘導するための誘導釘群211,212を構成する釘として配設されている。ここで、誘導釘群211,212は、遊技盤233の左側下部において、等間隔で1列に並んでいる7本の第1左右振分釘213からなる左側誘導釘群211と、遊技盤233の右側下部において、1列に等間隔で並んでいる7本の第2左右振分釘214からなる右側誘導釘群212との総称である。
As described above, since the game area PA is formed not only on the left side of the
左側誘導釘群211は、右側に位置する第1左右振分釘213が左側に隣接する第1左右振分釘213よりも下方に設けられている釘列である。当該釘列は、右方に向けて下方に傾斜している方向に延びている列であり、左側誘導釘群211の列方向と水平方向とがなす角は30°である。当該角度は、遊技球B1の高さを徐々に下げながら、遊技球B1を作動口33,34に導くことが可能な角度である。左側誘導釘群211の列方向の延長線上には作動口33,34が存在する。左側誘導釘群211の上方の空間は遊技球B1が通過可能な態様で遊技球B1の直径よりも広く空いている。また、左側誘導釘群211を構成する第1左右振分釘213は、遊技球B1の直径よりもひと回り広い間隔で並んでいるため、遊技球B1は第1左右振分釘213間の隙間から下方に落下し得る。第1左右振分釘213上で遊技球B1が左右方向の速度を失った場合には、第1左右振分釘213間の隙間から下方に落下するため、遊技球B1が第1左右振分釘213上に停留することはない。
The left side
右側誘導釘群212は、左側に位置する第2左右振分釘214が右側に隣接する第2左右振分釘214よりも下方に設けられている釘列である。当該釘列は、左方に向けて下方に傾斜している方向に延びている列であり、右側誘導釘群212の列方向と水平方向とがなす角は30°である。当該角度は、遊技球B1の高さを徐々に下げながら、遊技球B1を作動口33,34に導くことが可能な角度である。右側誘導釘群212の列方向の延長線上には作動口33,34が存在する。右側誘導釘群212の上方の空間は遊技球B1が通過可能な態様で遊技球B1の直径よりも広く空いている。また、右側誘導釘群212を構成する第2左右振分釘214は、遊技球B1の直径よりもひと回り広い間隔で並んでいるため、遊技球B1は第2左右振分釘214間の隙間から下方に落下し得る。第2左右振分釘214上で遊技球B1が左右方向の速度を失った場合には、第2左右振分釘214間の隙間から下方に落下するため、遊技球B1が第2左右振分釘214上に停留することはない。
The right-side
次に、第1左右振分釘213の構造について、図51(a)〜(c)に基づいて説明する。図51(a)は第1左右振分釘213の斜視図である。図51(a)に示すように、第1左右振分釘213は軸線213c方向に延在させて形成されている細長形状の釘である。第1左右振分釘213は、上から落下して衝突する遊技球B1を左右方向に振り分ける第1左右振分部材215と、当該第1左右振分部材215を遊技盤233の表面に固定するための固定用部材216と、から構成されている。第1左右振分部材215は、軸線213c方向に延在させて形成されている略四角柱形状の樹脂製部材であり、上から落下する遊技球B1と衝突し得る面として、傾斜の異なる2つの振分面217a,218aを備えている。
Next, the structure of the first left-
図50に示すように、第1左右振分釘213は、軸線213cが遊技盤233の表面に対して略垂直となるとともに第1左右振分部材215が遊技盤233の表面から突出する態様で遊技盤233に固定されている。第1左右振分部材215の軸線213c方向の長さ寸法は17mmであり、遊技盤233に固定されている第1左右振分釘213において第1左右振分部材215は遊技領域PAに17mm突出している。第1左右振分釘213は遊技球B1の接触可能範囲を網羅している。このため、第1左右振分釘213には、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が衝突し得るとともに手前側に位置する遊技球B1も衝突し得る。以下の説明では、遊技盤233に固定されている第1左右振分釘213及び第2左右振分釘214において、遊技盤233に固定されている端を固定端と記載するとともに、遊技領域PAに突出している端を自由端と記載する。
As shown in FIG. 50, in the first left-
図51(a)に示すように、第1左右振分部材215は、軸線213c方向に延在させて形成されている第1振分部217と、当該第1振分部217の自由端側の側面に連続する態様で軸線213c方向に延在させて形成されている第2振分部218と、から構成されている。第1左右振分釘213が遊技盤233に固定されている状態において、第1振分部217と第2振分部218との境界面は遊技盤233の表面に平行である。
As shown in FIG. 51 (a), the first left-
第1振分部217の軸線213c方向の長さ寸法は9mmであるため、第1左右振分釘213が遊技盤233に固定されている状態において、当該第1振分部217は遊技領域PAの奥側半分に突出している。また、第1振分部217の左端から右端までの長さ寸法は遊技球B1の半径より長いとともに直径よりも短い7mmである。第1振分部217は、その上面として、第1振分部217の左端から右端に亘る態様で形成されている第1振分面217aを備えている。当該第1振分面217aは右方に向けて下方に傾斜しており、上方から落下して衝突する遊技球B1を右側上方に跳ね返す。
Since the length dimension of the
また、第2振分部218の軸線213c方向の長さ寸法は8mmであるため、第1左右振分釘213が遊技盤233に固定されている状態において、当該第2振分部218は遊技領域PAの手前側半分の大部分に突出している。また、第2振分部218の左端から右端までの長さ寸法は遊技球B1の半径より長いとともに直径よりも短い7mmである。第2振分部218は、その上面として、第2振分部218の左端から右端に亘る態様で形成されている第2振分面218aを備えている。当該第2振分面218aは左方に向けて下方に傾斜しており、上方から落下して衝突する遊技球B1を左側上方に跳ね返す。
Further, since the length dimension of the
ここで、金属製の障害釘228(図50)の胴軸部の胴径は2mmである。上記のように第1左右振分部材215は樹脂製であるが、軸線213c周りのサイズを障害釘228の胴軸部よりも大きくすることにより、遊技球B1の衝突が繰り返されても折れたりしない強度を有している。
Here, the barrel diameter of the barrel shaft portion of the metal obstacle nail 228 (FIG. 50) is 2 mm. As described above, the first left-
第1左右振分部材215は、固定端と自由端とのそれぞれに鉛直面である側面を有している。このうち、固定端側の側面である固定端面215bには、固定用部材216を挿入して固定するための第1固定用穴215aが形成されている。当該第1固定用穴215aの形状について、図51(b),(c)を参照しながら以下に説明する。図51(b)は第1左右振分部材215の平面図であり、図51(c)は第1左右振分部材215の背面図である。
The first left-
図51(b)に示すように、第1固定用穴215aは、第1左右振分部材215の固定端面215bに開口を有する態様で、第1左右振分部材215の固定端から自由端付近に亘る態様で形成されている円柱形状の穴であり、当該第1固定用穴215aの深さは15mmである。図51(c)に示すように、当該第1固定用穴215aは、第1左右振分部材215の半分以上の体積を占める態様で大きく形成されている。なお、第1固定用穴215aは、第1左右振分部材215の上下左右の側面から当該第1左右振分部材215の強度を保つために十分な距離をおいて形成されている。
As shown in FIG. 51 (b), the
次に、第1左右振分釘213が遊技盤233に固定されている状態について、図52(a),(b)に基づいて説明する。図52(a)は第1左右振分部材215を遊技盤233に固定するための固定用部材216の斜視図であり、図52(b)は遊技盤233の表面に垂直な平面で切断した場合の第1左右振分釘213の縦断面図である。
Next, a state in which the first left-
図52(a)に示すように、固定用部材216は、軸線213c方向の長さ寸法が30mmである円柱形の固定用胴軸部216aと、軸線213c方向の長さ寸法が5mmである円錐形の固定用尖頭部216bと、から構成されており、遊技盤233の表面から突出する第1左右振分部材215を安定的に支えることが可能な長さ寸法を有している。固定用部材216の胴径は第1固定用穴215aの内径と同じであり、当該固定用部材216は、表面が第1固定用穴215aの内面に密着する態様で嵌め込むことができる。
As shown in FIG. 52 (a), the fixing
第1左右振分釘213を構成する第1左右振分部材215と固定用部材216とは分離可能である。自由端にハンマーなどで衝撃を加えられることにより、固定用部材216は遊技盤233に単独で固定される。そして、第1固定用穴215aに固定用部材216の突出部を嵌め込むことで第1左右振分部材215が固定用部材216に固定される。これにより、第1左右振分釘213が遊技盤233に固定された状態となる。
The first left-
図52(b)に示すように、固定用部材216は、固定用尖頭部216bの全部と、固定用胴軸部216aの一部と、が遊技盤233の表面よりも奥側に埋没するとともに、固定用胴軸部216aの残りの部分が遊技盤233表面から略垂直方向に突出する態様で遊技盤233に固定される。遊技盤233に固定された固定用部材216において、遊技盤233表面からの突出部の長さ寸法は、第1左右振分部材215を安定的に支えることが可能な寸法であり、具体的には15mmである。第1左右振分部材215は、当該突出部の表面と第1固定用穴215aの内面とを接着剤により固定することで、振分面217a,218aが上方を向いた態様で遊技盤233に固定される。
As shown in FIG. 52B, in the fixing
次に、第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1の衝突後の進路について図53及び図54に基づいて説明する。先ず遊技球B1が第1振分面217aに衝突する場合について説明する。図53(a)は遊技盤233の表面に垂直な平面で切断した第1左右振分釘213の切断面の端面図である。図53(a)に示すように、遊技盤233と窓パネル52とで挟まれている遊技領域PAの奥側(遊技盤233側)を流下する遊技球B1は第1振分面217aと衝突する。
Next, the course after the collision of the game ball B1 that collides with the first left-
図53(b)は上方から流下して第1振分面217aと衝突する遊技球B1の跳ね返り方向を説明するための説明図であり、図53(c)は左側上方から流下して第1振分面217aと衝突する遊技球B1の跳ね返り方向を説明するための説明図である。図53(b)に示すように、遊技領域PAの奥側において、第1振分面217aは右方に向かって下方に傾斜しているため、上から流下して第1振分面217aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と右方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は右側上方に跳ね返る。
FIG. 53 (b) is an explanatory view for explaining the bounce direction of the game ball B1 which flows down from above and collides with the
また、図53(c)に示すように、左側上方から流下して第1振分面217aと衝突する遊技球B1にも上方向の成分と右方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は右側上方に跳ね返る。この場合、衝突前の遊技球B1は既に右方向の速度成分を有しているため、左側上方から流下して衝突した遊技球B1は真上から落下して衝突した遊技球B1よりも右方向に大きく進む。
Further, as shown in FIG. 53 (c), a drag force having an upward component and a right component also acts on the game ball B1 which flows down from the upper left side and collides with the
次に、遊技球B1が第2振分面218aに衝突する場合について説明する。図54(a)は、遊技盤233の表面に垂直な平面で切断した第1左右振分釘213の切断面の端面図である。図54(a)に示すように、遊技盤233と窓パネル52とで挟まれている遊技領域PAの手前側(窓パネル52側)を流下する遊技球B1は第2振分面218aと衝突する。
Next, a case where the game ball B1 collides with the
図54(b)は上方から流下して第2振分面218aと衝突する遊技球B1の跳ね返り方向を説明するための説明図であるとともに、図54(c)は左側上方から流下して第2振分面218aと衝突する遊技球B1の跳ね返り方向を説明するための説明図である。図54(b)に示すように、遊技領域PAの奥側において、第2振分面218aは左方に向かって下方に傾斜しているため、上方から流下して第2振分面218aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と左方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は左側上方に跳ね返る。
FIG. 54 (b) is an explanatory view for explaining the rebound direction of the game ball B1 that flows down from above and collides with the
また、図54(c)に示すように、左側上方から流下して第2振分面218aと衝突する遊技球B1にも上方向の成分と左方向の成分とを有する抗力が働く。この場合、衝突前の遊技球B1の右方向の速度成分が衝突により受ける抗力の左方向の成分の影響を受けて減少するため、衝突後の遊技球B1は右側上方に小さく跳ね返る。
Further, as shown in FIG. 54 (c), a drag force having an upward component and a left component also acts on the game ball B1 which flows down from the upper left side and collides with the
次に、第2左右振分釘214の構造について、図55(a)〜(c)に基づいて説明する。図55(a)は第2左右振分釘214の斜視図である。図55(a)に示すように、第2左右振分釘214は軸線214c方向に延在させて形成されている細長形状の釘である。第2左右振分釘214は、上から落下して衝突する遊技球B1を左右方向に振り分ける第2左右振分部材231と、当該第2左右振分部材231を遊技盤233の表面に固定するための固定用部材216と、から構成されている。第2左右振分部材231は、軸線214c方向に延在させて形成されている略四角柱形状の樹脂製部材であり、上から落下する遊技球B1と衝突し得る面として、傾斜の異なる2つの振分面232a,234aを備えている。
Next, the structure of the second left-
図50に示すように、第2左右振分釘214は、軸線214cが遊技盤233の表面に対して略垂直となるとともに第2左右振分部材231が遊技盤233の表面から突出する態様で遊技盤233に固定されている。第2左右振分部材231の軸線214c方向の長さ寸法は17mmであり、遊技盤233に固定されている第2左右振分釘214において第2左右振分部材231は遊技領域PAに17mm突出している。第2左右振分釘214は遊技球B1の接触可能範囲を網羅している。このため、第2左右振分釘214には、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が衝突し得るとともに手前側に位置する遊技球B1も衝突し得る。
As shown in FIG. 50, in the second left-
図55(a)に示すように、第2左右振分部材231は、軸線214c方向に延在させて形成されている第1振分部232と、当該第1振分部232の自由端側の側面に連続する態様で軸線214c方向に延在させて形成されている第2振分部234と、から構成されている。第2左右振分釘214が遊技盤233に固定されている状態において、第1振分部232と第2振分部234との境界面は遊技盤233の表面に平行である。
As shown in FIG. 55 (a), the second left and
第1振分部232の軸線214c方向の長さ寸法は9mmであるため、第2左右振分釘214が遊技盤233に固定されている状態において、当該第1振分部232は遊技領域PAの奥側半分に突出している。また、第1振分部232は、左右方向に遊技球B1の半径よりも長いとともに直径よりも短い7mmの長さ寸法を有している。第1振分部232は、その上面として、第1振分部232の左端から右端に亘る態様で形成されている第1振分面232aを備えている。当該第1振分面232aは左方に向けて下方に傾斜しており、上方から落下して衝突する遊技球B1を左側上方に跳ね返す。
Since the length dimension of the
また、第2振分部234の軸線214c方向の長さ寸法は8mmであるため、第2左右振分釘214が遊技盤233に固定されている状態において、当該第2振分部234は遊技領域PAの手前側半分の大部分に突出している。また、第2振分部234は、左右方向に遊技球B1の半径よりも長いとともに直径よりも短い7mmの長さ寸法を有している。第2振分部234は、その上面として、第2振分部234の左端から右端に亘る態様で形成されている第2振分面234aを備えている。当該第2振分面234aは右方に向けて下方に傾斜しており、上方から落下して衝突する遊技球B1を右側上方に跳ね返す。
Further, since the length dimension of the
第2左右振分部材231は樹脂製であるが、軸線214c周りのサイズを金属製の障害釘228における胴軸部よりも大きくすることにより、遊技球B1の衝突が繰り返されても折れたりしない強度を有している。
The second left-
第2左右振分部材231は、固定端と自由端とのそれぞれに鉛直面である側面を有している。このうち、固定端側の側面である固定端面231bには、固定用部材216を挿入して固定するための第2固定用穴231aが形成されている。当該第2固定用穴231aの形状について、図55(b),(c)を参照しながら以下に説明する。図55(b)は第2左右振分部材231の平面図であり、図55(c)は第2左右振分部材231の背面図である。
The second left-
図55(b)に示すように、第2固定用穴231aは、第2左右振分部材231の固定端面231bに開口を有する態様で、第2左右振分部材231の固定端から自由端付近に亘る態様で形成されている円柱形状の穴であり、当該第2固定用穴231aの深さは15mmである。図55(c)に示すように、当該第2固定用穴231aは、第2左右振分部材231の半分以上の体積を占める態様で大きく形成されている。なお、第2固定用穴231aは、第2左右振分部材231の上下左右の側面から当該第2左右振分部材231の強度を保つために十分な距離をおいて形成されている。
As shown in FIG. 55 (b), the second fixing hole 231a has an opening in the
第2左右振分釘214を構成する固定用部材216は上述した第1左右振分釘213を構成する固定用部材216と同一部材であり、第2左右振分部材231は第1左右振分部材215と同じ方法で遊技盤233に固定される。具体的には、第2左右振分釘214を構成する第2左右振分部材231と固定用部材216とは分離可能である。自由端にハンマーなどで衝撃を加えられることにより、固定用部材216は遊技盤233に単独で固定される。そして、第2固定用穴231aに固定用部材216の突出部が嵌まる態様で、接着剤を用いて第2左右振分部材231が固定用部材216に固定される。これにより、振分面232a,234aが上方を向いた態様で第2左右振分釘214が遊技盤233に固定される。
The fixing
次に、遊技球B1が第2左右振分釘214と衝突する場合について説明する。第2左右振分釘214の第1振分面232aは第1左右振分釘213の第2振分面218aと同じ傾斜を有している。具体的には、遊技領域PAの奥側において、第1振分面232aは左方に向かって下方に傾斜しているため、上方から流下して第1振分面232aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と左方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は左側上方に跳ね返る。
Next, a case where the game ball B1 collides with the second left-
また、右側上方から流下して第1振分面232aと衝突する遊技球B1にも上方向の成分と左方向の成分とを有する抗力が働く。この場合、衝突前の遊技球B1の右方向の速度成分が衝突により受ける抗力の左方向の成分の影響を受けて減少するため、衝突後の遊技球B1は右側上方に小さく跳ね返る。 Further, a drag force having an upward component and a left component also acts on the game ball B1 which flows down from the upper right side and collides with the first distribution surface 232a. In this case, since the velocity component in the right direction of the game ball B1 before the collision is reduced due to the influence of the component in the left direction of the drag force received by the collision, the game ball B1 after the collision bounces slightly upward on the right side.
また、第2左右振分釘214の第2振分面234aは第1左右振分釘213の第1振分面217aと同じ傾斜を有している。具体的には、遊技領域PAの手前側において、第2振分面234aは右方に向かって下方に傾斜しているため、上方から落下して第2振分面234aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と右方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は右側上方に跳ね返る。
Further, the second distribution surface 234a of the second left and
また、右側上方から流下して第2振分面234aと衝突する遊技球B1にも上方向の成分と右方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は右側上方に跳ね返る。この場合、衝突前の遊技球B1は既に右方向の速度成分を有しているため、左側上方から流下して衝突した遊技球B1は真上から落下して衝突した遊技球B1よりも右方向に大きく進む。 Further, a drag force having an upward component and a right component also acts on the game ball B1 which flows down from the upper right side and collides with the second distribution surface 234a. As a result, the game ball B1 after the collision bounces upward on the right side. In this case, since the game ball B1 before the collision already has a velocity component in the right direction, the game ball B1 that has flowed down from the upper left side and collided falls to the right of the game ball B1 that has fallen from directly above and collided. Proceed greatly to.
次に、左右振分釘213,214と衝突した後の遊技球B1の進路と障害釘228に衝突した後の遊技球B1の進路との違いについて、図56(a)〜(c)に基づいて説明する。図56(a)は第1左右振分釘213に衝突する遊技球B1が受ける抗力の向きを示すテーブルであり、図56(b)は第2左右振分釘214に衝突する遊技球B1が受ける抗力の向きを示すテーブルであり、図56(c)は障害釘228に衝突する遊技球B1が受ける抗力の向きを示すテーブルである。
Next, the difference between the course of the game ball B1 after colliding with the left and right distribution nails 213 and 214 and the course of the game ball B1 after colliding with the
先ず第1左右振分釘213について説明する。図56(a)に示すように、遊技領域PAの奥側で第1振分面217aと衝突する遊技球B1には右方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働くとともに、遊技領域PAの手前側で第2振分面218aと衝突する遊技球B1には左方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働く。第1左右振分釘213においては、遊技球B1が当該第1左右振分釘213の左側に衝突する場合と、遊技球B1が当該第1左右振分釘213の右側に衝突する場合とにおいて、衝突時に遊技球B1に働く抗力の方向は同じである。
First, the first left-
次に、第2左右振分釘214について説明する。図56(b)に示すように、遊技領域PAの奥側で第1振分面232aと衝突する遊技球B1には左方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働くとともに、当該第2左右振分釘214の遊技領域PAの手前側で第2振分面234aと衝突する遊技球B1には右方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働く。第2左右振分釘214においては、遊技球B1が当該第2左右振分釘214の左側に衝突する場合と、遊技球B1が当該第2左右振分釘214の右側に衝突する場合とにおいて、衝突時に遊技球B1に働く抗力の方向は同じである。
Next, the second left-
これに対して、図56(c)に示すように、障害釘228の左側の面に衝突した遊技球B1には左方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働くとともに、障害釘228の右側の面に衝突した遊技球B1には右方向の成分と上方向の成分とを有する抗力が働く。障害釘228においては、遊技球B1が当該障害釘228の奥側に衝突した場合と、遊技球B1が当該障害釘228の手前側に衝突した場合とにおいて、衝突時に遊技球B1に働く抗力の方向は同じである。
On the other hand, as shown in FIG. 56 (c), a drag force having a left component and an upward component acts on the game ball B1 that collides with the left surface of the
このように、左右振分釘213,214を利用することにより、遊技領域PAにおける奥行き方向の位置に応じて左右振分釘213,214に衝突する遊技球B1に働く抗力の方向を異なるものとすることにより、衝突後の遊技球B1の進路を異なるものとすることができる。このため、遊技球B1が遊技領域PAの手前側に位置していても奥側に位置していても遊技球B1の衝突後の進路が変わらない障害釘228と比較して、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増加させる態様で遊技球B1の分散を行うことができる。このように、遊技球B1の動きが単調になることを防ぐことにより、遊技の興趣向上を図ることができる。
In this way, by using the left and right distribution nails 213 and 214, the direction of the drag force acting on the game ball B1 that collides with the left and right distribution nails 213 and 214 differs depending on the position in the depth direction in the game area PA. By doing so, the course of the game ball B1 after the collision can be changed. Therefore, in the game area PA, compared with the
遊技球B1の進路を振り分ける釘として障害釘228のみが配設されている従来の遊技盤における遊技球B1の挙動パターンは、障害釘228の左側に衝突した遊技球B1が左側に跳ね返るという挙動パターン、及び障害釘228の右側に衝突した遊技球B1が右側に跳ね返るという挙動パターンの2種類である。これに対して、左右振分釘213,214を遊技盤233に配設することにより、左右振分釘213,214の左側に衝突した遊技球B1が右側に跳ね返るという遊技球B1の挙動パターン、及び左右振分釘213,214の右側に衝突した遊技球B1が左側に跳ね返るという遊技球B1の挙動パターンを遊技球B1の新たな挙動パターンとして追加することができる。遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増加させ、遊技球B1の動きが単調になることを防ぐことにより、遊技の興趣向上を図ることができる。
The behavior pattern of the game ball B1 in the conventional game board in which only the
既に説明したとおり、遊技球B1が左右振分釘213,214と衝突する場合、遊技球B1の奥行き方向の位置に応じて衝突後の遊技球B1の進路が変わる。また、既に説明したとおり、本実施形態の遊技盤233(図50)において、左右振分釘213,214は、遊技球B1を作動口33,34に誘導するために設けられている誘導釘群211,212の一部として配設されている。
As described above, when the game ball B1 collides with the left and right distribution nails 213 and 214, the course of the game ball B1 after the collision changes according to the position of the game ball B1 in the depth direction. Further, as already described, in the game board 233 (FIG. 50) of the present embodiment, the left and right distribution nails 213 and 214 are a group of guide nails provided for guiding the game ball B1 to the operating
遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が左側誘導釘群211を構成している第1左右振分釘213と衝突する場合の挙動について図57(a)に基づいて説明する。図57(a)は、左側誘導釘群211上で奥側に位置している遊技球B1の進路を説明するための説明図である。上記のように左側誘導釘群211に属する7本の第1左右振分釘213は作動口33,34に向けて1列で並べて設けられている。
The behavior when the game ball B1 located on the back side of the game area PA collides with the first left and right distribution nails 213 constituting the left side
上記のように左側誘導釘群211を構成している第1左右振分釘213の間隔は遊技球B1の直径よりもひと回り大きい。図57(a)に示すように、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は第1左右振分釘213の第1振分面217aとの衝突により右上方向の抗力を受けて右側上方に大きく跳ね返る。衝突後、遊技球B1の右方向の速度成分が増大するため、衝突した第1左右振分釘213のすぐ右側に空いている隙間から遊技球B1が下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は低減する。また、衝突後、遊技球B1の右方向への移動距離が増大するため、遊技球B1が作動口33,34に到達するまでに必要な第1左右振分釘213との衝突の回数が減少し、遊技球B1が2つの第1左右振分釘213の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は低減する。このように、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は高い確率で左側誘導釘群211により作動口33,34まで誘導される。
As described above, the distance between the first left and right distribution nails 213 constituting the left side
次に、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が左側誘導釘群211を構成している第1左右振分釘213と衝突する場合の挙動について図57(b)に基づいて説明する。図57(b)は、左側誘導釘群211上で手前側に位置している遊技球B1の進路を説明するための説明図である。
Next, the behavior when the game ball B1 located on the front side of the game area PA collides with the first left and right distribution nails 213 constituting the left side
図57(b)に示すように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は第1左右振分釘213の第2振分面218aとの衝突により左上方向の抗力を受けて右側上方に小さく跳ね返る。衝突後、遊技球B1の右方向の速度成分は反対方向の抗力の影響により減少する。このため、衝突した第1左右振分釘213のすぐ右側に設けられている隙間から遊技球B1が下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は高くなる。また、衝突により遊技球B1の右方向の速度成分が減少しているため、遊技球B1が作動口33,34に到達するまでに必要な第1左右振分釘213との衝突の回数が増加する。また、衝突の度に遊技球B1の右方向の速度成分は減少するため、2つの第1左右振分釘213の隙間から遊技球B1が下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は衝突を重ねる度に高くなる。このように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が左側誘導釘群211により作動口33,34まで誘導される確率は低い。
As shown in FIG. 57 (b), the game ball B1 located on the front side of the game area PA receives a drag force in the upper left direction due to a collision with the
次に、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が右側誘導釘群212を構成している第2左右振分釘214と衝突する場合の遊技球B1の挙動について図58(a)に基づいて説明する。図58(a)は、右側誘導釘群212上で奥側に位置している遊技球B1の進路を説明するための説明図である。上記のように右側誘導釘群212に属する7本の第2左右振分釘214は作動口33,34に向けて1列で並べて設けられている。
Next, FIG. 58 (a) shows the behavior of the game ball B1 when the game ball B1 located on the back side of the game area PA collides with the second left and right distribution nails 214 constituting the right side
上記のように右側誘導釘群212を構成している第2左右振分釘214の間隔は遊技球B1の直径よりもひと回り大きい。図58(a)に示すように、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は第2左右振分釘214の第1振分面232aとの衝突により左上方向の抗力を受けて左側上方に大きく跳ね返る。衝突後、遊技球B1の左方向の速度成分は同方向の抗力の影響を受けて増大する。このため、遊技球B1の左方向への移動距離が増大し、衝突した第2左右振分釘214のすぐ左側に設けられている隙間から遊技球B1が下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は少なくなる。また、衝突後、遊技球B1の左方向への移動距離が増大するため、作動口33,34に到達するまでに必要な第2左右振分釘214との衝突の回数が減少し、遊技球B1が2つの第2左右振分釘214の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される可能性が減少する。このように、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は高い確率で右側誘導釘群212により作動口33,34まで誘導される。
As described above, the distance between the second left and right distribution nails 214 constituting the right side
次に、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が右側誘導釘群212を構成している第2左右振分釘214と衝突する場合の遊技球B1の挙動について図58(b)に基づいて説明する。図58(b)は、右側誘導釘群212上で手前側に位置している遊技球B1の進路を説明するための説明図である。
Next, FIG. 58 (b) shows the behavior of the game ball B1 when the game ball B1 located on the front side of the game area PA collides with the second left and right distribution nails 214 constituting the right side
図58(b)に示すように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は第2左右振分釘214の第2振分面234aとの衝突により右上方向の抗力を受けて左側上方に小さく跳ね返る。衝突後、遊技球B1の左方向の速度成分が右方向の抗力の影響を受けて減少するため、衝突した第2左右振分釘214のすぐ右側に設けられている隙間から遊技球B1が下方に落下してアウト口24aから回収される可能性が増大する。また、衝突後、遊技球B1の左方向への移動距離が減少するため、遊技球B1が作動口33,34に到達するまでに必要な第2左右振分釘214との衝突の回数が増大する。そして、衝突の度に遊技球B1の左方向への速度成分が減少するため、遊技球B1が2つの第2左右振分釘214の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される可能性は高まる。このように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が右側誘導釘群212により作動口33,34まで誘導される確率は低い。
As shown in FIG. 58 (b), the game ball B1 located on the front side of the game area PA receives a drag force in the upper right direction due to a collision with the second distribution surface 234a of the second left and right distribution nails 214, and is on the upper left side. It bounces back a little. After the collision, the velocity component in the left direction of the game ball B1 decreases due to the influence of the drag force in the right direction, so that the game ball B1 moves downward from the gap provided immediately to the right of the second left-
また、図57(a),(b)及び図58(a),(b)に示すように、第1作動口33の上流側近傍には衝突する遊技球B1を高い確率で作動口33,34に入賞させるために4つの障害釘228が配設されている。当該4つの障害釘228は、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1と手前側に位置する遊技球B1とを同じ態様で跳ね返す。このため、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1であっても、誘導釘群211,212によって第1作動口33の近傍の障害釘228まで案内された場合には、高い確率で作動口33,34に入賞する。
Further, as shown in FIGS. 57 (a) and 57 (b) and 58 (a) and 58 (b), a game ball B1 that collides with the vicinity of the upstream side of the
このように、第1作動口33の近傍に設ける釘を障害釘228とすることにより、作動口33,34の周辺に到達した遊技球B1は高い確率で入賞するという遊技者の安心感を残しながら、遊技領域PAの奥行き方向の位置に応じて遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率に差をつけることができる。
In this way, by using the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
左右振分釘213,214が傾斜の異なる2つの振分面217a,218a,232a,234aを備えており、当該2つの振分面217a,218a,232a,234aが上方を向く態様で左右振分釘213,214が遊技盤233に設けられている構成である。これにより、上方から流下する遊技球B1が第1振分面217a,232aに衝突する場合に、遊技球B1が第2振分面218a,234aに衝突する場合とは異なる態様で跳ね返ることとなる。左右振分釘213,214を利用することにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で衝突後の遊技球B1の進路を変更することができる。遊技領域PAにおいて遊技球B1を分散させるパターンを増加させることにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きが単調になることを避けて、遊技の興趣向上を図ることができる。
The left and right distribution nails 213 and 214 are provided with two
また、遊技球B1を作動口33,34に誘導するための誘導釘群211,212を構成する釘に左右振分釘213,214を用いることにより、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置の違いを遊技の結果に反映させることができる。遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置の違いを遊技の結果に反映できない従来の遊技機と比較して、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, by using the left and right distribution nails 213 and 214 for the nails constituting the
また、左右振分釘213,214を構成している樹脂製の左右振分部材215,231の縦寸法及び横寸法は金属製の障害釘228の縦寸法及び横寸法よりも大きい。また、左右振分部材215,231には大きな固定用穴215a,231aが形成されており、当該固定用穴215a,231aには金属製の固定用部材216が嵌まる構成である。このように、樹脂製部材が全域に亘って金属製部材で補強される構成であるため、左右振分釘213,214は遊技球B1の衝突が繰り返されても破損しない耐久性を有している。本パチンコ機10が遊技ホールに長く設置された場合に、左右振分釘213,214のためのメンテナンスの回数を最小限に抑えることができる。
Further, the vertical and horizontal dimensions of the resin left and
遊技盤233において、障害釘228よりも大きな面積を占有する左右振分釘213,214は遊技盤233に設けられている釘のうち、遊技結果に大きく関係する一部の釘のみに使用されており、残りの釘には障害釘228が使用されている構成である。このため、遊技盤233に設けられている釘の全てに左右振分釘213,214を用いる場合と異なり、遊技盤233に設けることが可能な釘の数を確保しながら、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置に応じて遊技結果を異なるものとすることができる。
In the
また、左右振分釘213,214は固定用穴215a,231aを備えているため、先に遊技盤233に固定されている固定用部材216の突出部分を当該固定用穴215a,231aに嵌める態様で左右振分釘213,214を固定することができる。左右振分釘213,214は接着剤で固定用部材216に固定される。この際、接着剤が固まるまでの間に左右振分釘213,214を固定用部材216周りで回転させて、左右振分釘213,214の振分面217a,218a,232a,234aが上方を向くように調整できるため、上方から流下する遊技球B1を振分面217a,218a,232a,234aと衝突させることができる。
Further, since the left and right distribution nails 213 and 214 are provided with fixing
<第13の実施形態の別形態>
・上述した第13の実施形態の遊技盤233(図50)において、誘導釘群211,212が配設されている領域が着脱可能な部材で構成されていてもよい。左側誘導釘群211を着脱可能な構成とする場合について、図59を参照しながら具体的に説明する。図59は左側誘導釘群211が着脱可能な土台である左側誘導部材255と、7本の第1左右振分釘213により構成されている遊技盤235の正面左下部の拡大図である。
<Another form of the thirteenth embodiment>
In the game board 233 (FIG. 50) of the thirteenth embodiment described above, the region where the
図59に示すように、7本の第1左右振分釘213は左側誘導部材255に固定されている。左側誘導部材255には当該左側誘導部材255を遊技盤233にネジ留めすることを可能とする固定用突出部255aが3箇所に形成されており、当該固定用突出部255aにはネジ留め用の貫通孔が形成されている。また、遊技盤235には、左側誘導部材255が隙間なく嵌まる穴が形成されており、当該遊技盤235の穴の縁には左側誘導部材255の固定用突出部255aに対応する凹み部が形成されている。そして、当該凹み部には左側誘導部材255をネジ留めするためのネジ穴が形成されている。
As shown in FIG. 59, the seven first left and right distribution nails 213 are fixed to the left
パチンコ機10の組み立て工程においては、取り外されている単独の左側誘導部材255に7本の第1左右振分釘213を固定した後、当該左側誘導部材255を遊技盤235に取り付け、固定用突出部255aを遊技盤233の凹み部にネジ留めする。このように、7本の第1左右振分釘213を一体化して遊技盤235に同時に取り付けることが可能な構成とすることにより、第1左右振分釘213を遊技盤235に固定するための作業効率を上げることができるとともに、第1左右振分釘213の取り付け角度の微調整を容易にすることができる。なお、本構成において、左側誘導部材255と当該左側誘導部材255に固定される第1左右振分釘213とが一体形成されていてもよい。
In the assembly process of the
・上述した第13の実施形態において、左右振分釘213,214は第1作動口33の上流側の近傍に位置する所謂命釘として設けられていてもよい。左右振分釘213,214を第1作動口33の近傍に設ける構成を図60に基づいて具体的に説明する。図60は、左右振分釘213,214が第1作動口33の近傍に配設されている遊技盤236の正面図と、当該遊技盤236の作動口33,34周辺の拡大図である。作動口33,34の上流側近傍には、4つの左右振分釘213,214が配設されている。
-In the thirteenth embodiment described above, the left and right distribution nails 213 and 214 may be provided as so-called life nails located in the vicinity of the upstream side of the
詳細には、作動口33,34の左上近傍には第2左右振分釘214が配設されており、当該第2左右振分釘214の左側には遊技球B1の直径よりもひと回り大きな間隔を空けて第1左右振分釘213が配設されている。作動口33,34の左上近傍に配設されている2本の左右振分釘213,214の隙間は遊技球B1が通過可能な幅を有しているため、遊技球B1が当該2本の左右振分釘213,214の間に挟まって停留することはない構成である。また、作動口33,34の右上近傍には第1左右振分釘213が配設されており、当該第1左右振分釘213の右側には遊技球B1の直径よりもひと回り大きな間隔を空けて第2左右振分釘214が配設されている。作動口33,34の右上近傍に配設されている2本の左右振分釘213,214の隙間は遊技球B1が通過可能な幅を有しているため、遊技球B1が当該2本の左右振分釘213,214の間に挟まって停留することはない構成である。
Specifically, the second left and right distribution nails 214 are arranged near the upper left of the operating
作動口33,34の左上近傍に配設されている左右振分釘213,214と衝突する遊技球B1の多くは、遊技領域PAの左側に配設されている障害釘228に誘導されて来る遊技球B1である。当該遊技球B1は、左右振分釘213,214に左側上方から衝突する。遊技領域PAの奥側に位置しており、作動口33,34の左側上方で外側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1は第1振分面217aと衝突する。当該遊技球B1は右上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である右方向に大きく跳ね返り、高い確率で作動口33,34に入賞する。
Most of the game balls B1 that collide with the left and right distribution nails 213 and 214 arranged near the upper left of the operating
また、遊技領域PAの奥側に位置しており、作動口33,34の左側上方で内側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1は第1振分面232aと衝突する。当該遊技球B1は左上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である右方向に小さく跳ね返り、高い確率で作動口33,34に入賞する。ここで、外側とは作動口33,34から遠い側であり、内側とは作動口33,34から近い側である。
Further, the game ball B1 which is located on the back side of the game area PA and collides with the inner second left and right distribution nails 214 on the upper left side of the operating
このように、遊技領域PAの奥側の遊技球B1については、作動口33,34から比較的遠い外側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1が右側に大きく進むとともに、作動口33,34に比較的近い内側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1が右側に小さく進むように左右振分釘213,214が配設されている。このため、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は、作動口33,34の左側上方において外側の第1左右振分釘213と衝突する場合と、内側の第2左右振分釘214と衝突する場合と、のいずれにおいても高い確率で作動口33,34に入賞する。
In this way, with respect to the game ball B1 on the back side of the game area PA, the game ball B1 that collides with the first left and
また、遊技領域PAの手前側に位置しており、作動口33,34の左側上方で外側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1は第2振分面218aと衝突する。当該遊技球B1は左上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である右方向に小さく跳ね返り、低い確率で作動口33,34に入賞する。また、遊技領域PAの手前側に位置しており、作動口33,34の左側上方で内側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1は第2振分面234aと衝突する。当該遊技球B1は右上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である右方向に大きく跳ね返り、低い確率で作動口33,34に入賞する。
Further, the game ball B1 which is located on the front side of the game area PA and collides with the outer first left and right distribution nails 213 on the upper left side of the operating
このように、遊技領域PAの手前側の遊技球B1については、作動口33,34から比較的遠い外側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1が右側に小さく進むとともに、作動口33,34に比較的近い内側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1が右側に大きく進むように左右振分釘213,214が配設されている。このため、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は、作動口33,34の左側上方において外側の第1左右振分釘213と衝突する場合と、内側の第2左右振分釘214と衝突する場合と、のいずれにおいても低い確率で作動口33,34に入賞する。
In this way, with respect to the game ball B1 on the front side of the game area PA, the game ball B1 that collides with the first left and
一方、作動口33,34の右上近傍に配設されている左右振分釘213,214と衝突する遊技球B1の多くは、遊技領域PAの右側に配設されている障害釘228に誘導されて来る遊技球B1である。当該遊技球B1は、左右振分釘213,214に右側上方から衝突する。遊技領域PAの奥側に位置しており、作動口33,34の右側上方で外側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1は第1振分面232aと衝突する。当該遊技球B1は左上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である左方向に大きく跳ね返り、高い確率で作動口33,34に入賞する。
On the other hand, most of the game balls B1 that collide with the left and right distribution nails 213 and 214 arranged near the upper right of the operating
また、遊技領域PAの奥側に位置しており、作動口33,34の右側上方で内側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1は第1振分面217aと衝突する。当該遊技球B1は右上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である左方向に小さく跳ね返り、高い確率で作動口33,34に入賞する。ここで、外側とは作動口33,34から遠い側であり、内側とは作動口33,34から近い側である。
Further, the game ball B1 which is located on the back side of the game area PA and collides with the inner first left and right distribution nails 213 on the upper right side of the operating
このように、遊技領域PAの奥側の遊技球B1については、作動口33,34から比較的遠い外側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1が左側に大きく進むとともに、作動口33,34に比較的近い内側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1が左側に小さく進むように左右振分釘213,214が配設されている。このため、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が、作動口33,34の右側上方において外側の第2左右振分釘214と衝突する場合と、内側の第1左右振分釘213と衝突する場合と、のいずれにおいても高い確率で作動口33,34に入賞する構成とすることができる。
In this way, with respect to the game ball B1 on the back side of the game area PA, the game ball B1 that collides with the second left and
また、遊技領域PAの手前側に位置しており、作動口33,34の右側上方で外側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1は第2振分面234aと衝突する。当該遊技球B1は右上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である左方向に小さく跳ね返り、低い確率で作動口33,34に入賞する。また、遊技領域PAの手前側に位置しており、作動口33,34の右側上方で内側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1は第2振分面218aと衝突する。当該遊技球B1は左上方向の抗力を受けて、作動口33,34に向かう方向である左方向に大きく跳ね返り、低い確率で作動口33,34に入賞する。
Further, the game ball B1 which is located on the front side of the game area PA and collides with the outer second left and
このように、遊技領域PAの手前側の遊技球B1については、作動口33,34から比較的遠い外側の第2左右振分釘214と衝突する遊技球B1が左側に小さく進むとともに、作動口33,34に比較的近い内側の第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1が左側に大きく進むように左右振分釘213,214が配設されている。このため、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は、作動口33,34の右側上方において外側の第2左右振分釘214と衝突する場合と、内側の第1左右振分釘213と衝突する場合と、のいずれにおいても低い確率で作動口33,34に入賞する。
In this way, with respect to the game ball B1 on the front side of the game area PA, the game ball B1 that collides with the second left and
このように、左右振分釘213,214を第1作動口33の上流側の近傍に設ける構成とすることにより、遊技球B1の遊技領域PAにおける前後方向の位置に応じた態様で遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を異なるものとすることができる。一方、障害釘228が作動口の直前に配設されている従来のパチンコ機の場合、遊技球B1が作動口に入賞する確率は、遊技球B1の遊技領域PAにおける前後方向の位置に影響されない。
In this way, by providing the left and
このため、左右振分釘213,214を作動口33,34の直前に配設する構成とすることにより、障害釘228が作動口の直前に配設されている従来のパチンコ機と比較して、作動口33,34の直前における遊技球B1の動きのバリエーションを豊かにして、遊技の興趣向上を図ることができる。
Therefore, by arranging the left and
なお、左右振分釘213,214を遊技盤233の頂上付近に配設されている所謂天釘として用いる構成としてもよい。当該構成では、遊技領域PAの奥行き方向の位置に応じて、天釘と衝突した遊技球B1が遊技盤233の左側又は右側のいずれか一方に振り分けられる。左側を流下する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率と、右側を流下する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率と、が異なる遊技盤を用いる構成とすることにより、遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で衝突後の遊技球B1の進路を振り分けることができる。
The left and
・上述した第13の実施形態において、左右振分釘213,214の形状は、振分面217a,218a,232a,234aが左右振分釘213,214の長手方向の全体に亘って設けられている形状に限られない。例えば、第1左右振分釘213の代わりに、振分面244a,245aが遊技球B1の衝突可能範囲のみ設けられている第1左右振分釘242が用いられている構成としてもよい。
-In the thirteenth embodiment described above, in the shape of the left and right distribution nails 213,214, the
第1左右振分釘242について、図61(a),(b)を参照しながら説明する。図61(a)は第1左右振分釘242の斜視図であり、図61(b)は遊技盤233に垂直な平面で切断した第1左右振分釘242の切断面の端面図である。図61(a)に示すように、第1左右振分釘242は、軸線242a方向に延在させて形成されている釘である。第1左右振分釘242は、衝突する遊技球B1の衝突後の進路を振り分けるための振分面244a,245aを備えている第1左右振分部材243と、当該第1左右振分部材243を遊技盤237(図61(b))に固定するための固定用部材216と、から構成されている。ここで、第1左右振分釘242を構成している固定用部材216は、上記第13の実施形態の第1左右振分部材215を構成している固定用部材216と同一部材である。
The first left-
第1左右振分部材243は軸線242a方向に延在させて形成された略四角柱形状を有する樹脂製の部材である。第1左右振分部材243は、遊技球B1と接触しない固定端側の水平面である固定端側非接触面246aを上面とする固定端側非接触部246を備えている。固定端側非接触部246の手前側には、右方に向けて下方に傾斜している第1振分面244aを上面とする第1振分部244が当該固定端側非接触部246と連続する態様で一体形成されている。また、第1振分部244の手前側には、左方に向けて下方に傾斜している第2振分面245aを上面とする第2振分部245が当該第1振分部244に連続する態様で一体形成されている。そして、第2振分部245の手前側には、遊技球B1と接触しない自由端側の水平面である自由端側非接触面247aを上面とする自由端側非接触部247が当該第2振分部245と連続する態様で一体形成されている。
The first left-
図61(b)に示すように、第1左右振分部材243の固定端側に位置している固定端側非接触部246の軸線242a方向の長さ寸法は遊技球B1の半径よりも短い5mmであるとともに、当該固定端側非接触部246の手前側に隣接している第1振分部244の軸線242a(図61(a))方向の長さ寸法は4mmである。また、固定端側非接触部246の高さ寸法は第1振分部244の右端の高さ寸法と同じである。
As shown in FIG. 61 (b), the length dimension in the
また、図61(b)に示すように、第1振分部244の手前側に隣接している第2振分部245の軸線242a(図61(a))方向の長さ寸法は4mmであるとともに、当該第2振分部245の自由端側に隣接している自由端側非接触部247の軸線242a(図61(a))方向の長さ寸法は遊技球B1の半径よりも短い4mmである。また、自由端側非接触部247の高さ寸法は第2振分部245の左端の高さ寸法と同じである。ここで、第1左右振分釘242が遊技盤237に固定された状態において、固定端側の側面、固定端側非接触部246と第1振分部244との境界面、第1振分部244と第2振分部245との境界面、及び第2振分部245と自由端側非接触部247との境界面はいずれも遊技盤237の表面と平行な面である。
Further, as shown in FIG. 61 (b), the length dimension of the
上記第13の実施形態において既に説明したとおり、遊技球B1の接触可能範囲は、遊技盤237の表面から窓パネル52側に5.5mm移動した場所から、遊技盤237の表面から窓パネル52側に12.5mm移動した場所までである。これに対して第1左右振分部材243における固定端側非接触部246の軸線242a方向の長さ寸法は5.5mmよりも短く設定されているため、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が衝突し得るのは第1振分面244aのみであり、遊技球B1は固定端側非接触面246aには衝突しない。また、第1左右振分部材243における自由端側非接触部247の軸線242a方向の長さ寸法(4mm)と、第1左右振分部材243の自由端から窓パネル52の背面までの長さ寸法(1mm)と、の合計は5.5mmよりも短く設定されているため、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が衝突し得るのは第2振分面245aのみであり、遊技球B1は自由端側非接触面247aには衝突しない。
As already described in the thirteenth embodiment, the contactable range of the game ball B1 is from the place where the
このように、第1左右振分釘242の固定端に水平面である固定端側非接触面246aを上面とする固定端側非接触部246を設け、固定端側非接触部246の軸線242a方向の長さ寸法を遊技球B1の半径よりも短くすることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が固定端側非接触面246aと接触する可能性を排除しながら、第1左右振分釘242の取り付け時に角度に関する大きな誤差が生じる可能性を低減することができる。具体的には、第1左右振分釘242を遊技盤237に取り付ける際、水平面である固定端側非接触面246aを目安にして回転角度を調整することにより、振分面244a,245aが上を向いた状態で第1左右振分釘242を遊技盤237に固定することが容易となる。
In this way, the fixed end side
・上述した第13の実施形態において、左右振分釘213,214の代わりに、衝突する遊技球B1の遊技領域PAにおける位置を反転させる反転釘251を用いる構成としてもよい。当該反転釘251の形状について図62(a)〜(d)を参照しながら説明する。
-In the thirteenth embodiment described above, instead of the left and
図62(a)は反転釘251の斜視図であり、図62(b)は遊技盤238の表面に垂直な平面で反転釘251を切断した場合の切断面の端面図であり、図62(c)は反転釘251の第1反転面254aと衝突する遊技球B1が受ける抗力を説明するための説明図であり、図62(d)は反転釘251の第2反転面254bと衝突する遊技球B1が受ける抗力を説明するための説明図である。
62 (a) is a perspective view of the reversing
図62(a)に示すように、反転釘251は軸線251a方向に延在させて形成されている釘である。反転釘251は、衝突する遊技球B1の進路を変える反転面254a,254bを上面に備えている反転部材254と、当該反転部材254を遊技盤238に固定するための固定用部材216と、からなる。そして、反転釘251を構成している固定用部材216は、上記第13の実施形態における第1左右振分釘213を構成している固定用部材216と同一部材である。
As shown in FIG. 62A, the reversing
反転部材254は軸線251a方向に延在させて形成されている略四角柱形状の樹脂製部材である。反転部材254の上面は4つの頂点を有しており、第1反転面254a及び第2反転面254bにより構成されている。このうち、第1反転面254aは右奥、左奥、及び右手前に頂点を有しているとともに、右奥の頂点が他の2つの頂点よりも高い位置にある三角形の平面である。このため、第1反転面254aは左方及び前方に向けて下方に傾斜している。
The reversing
また、第2反転面254bは左手前、左奥、及び右手前に頂点を有しているとともに、左手前の頂点が他の2つの頂点よりも高い位置にある三角形の平面である。このため、第2反転面254bは右方及び後方に向けて下方に傾斜している。
Further, the
反転部材254の軸線251a方向の長さ寸法は17mmである。図62(b)に示すように、反転釘251には固定用部材216が嵌まる固定用の穴が形成されており、当該固定用の穴の内壁と遊技盤238に打ち込まれて固定されている固定用部材216の外壁とが接着剤で固定されることにより、反転部材254が遊技盤238に固定される。反転釘251が遊技盤238に固定された状態において、反転部材254の全体が遊技盤233の表面から突出しているため、反転釘251は、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1と手前側に位置する遊技球B1との両方と衝突し得る。
The length dimension of the reversing
図62(a)に示すように、反転釘251の固定端側において、第1反転面254aの面積は第2反転面254bの面積よりも大きい。このため、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は第1反転面254aと衝突する可能性が高い。第1反転面254aは左方及び前方に向けて下方に傾斜しているため、図62(c)に示すように、第1反転面254aと衝突する遊技球B1は左方向の成分と、上方向の成分と、手前方向の成分と、を有する抗力を受けて、左前方に跳ね上がる。
As shown in FIG. 62A, the area of the first reversing
また、図62(a)に示すように、反転釘251の自由端側において、第2反転面254bの面積は第1反転面254aの面積よりも大きい。このため、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は第2反転面254bと衝突する可能性が高い。第2反転面254bは右方及び後方に向けて下方に傾斜しているため、図62(d)に示すように、第2反転面254bと衝突する遊技球B1は右方向の成分と、上方向の成分と、奥方向の成分と、を有する抗力を受けて、右後方に跳ね上がる。
Further, as shown in FIG. 62A, the area of the second reversing
このように、反転釘251は、奥側で衝突する遊技球B1を手前側に跳ね返す確率が高い釘であるとともに、手前側で衝突する遊技球B1を奥側に跳ね返す確率が高い釘である。このため、例えば、第13の実施形態の遊技盤233における左側誘導釘群211の上流に反転釘251を設け、左側誘導釘群211の上流で反転釘251と衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置関係を反転させることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率、及び手前側に位置する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を変化させることができる。
As described above, the reversing
作動口33,34に入賞する確率を大きく変える反転釘251を利用することにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、反転釘251を利用することにより、遊技球発射機構27(図2)の不具合などで遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置が手前側に偏ってしまう場合や奥側に偏ってしまう場合においても、遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率に大きな偏りが生じる事態を回避することができる。
By using the reversing
<第14の実施形態>
本実施形態では、振分釘213,214に代えて前後振分釘262(図63)及び後方釘271(図63)が遊技盤261(図63)に設けられている点で上記第13の実施形態と相違している。以下、上記第13の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<14th Embodiment>
In the present embodiment, the thirteenth aspect is that the front-rear distribution nail 262 (FIG. 63) and the rear nail 271 (FIG. 63) are provided on the game board 261 (FIG. 63) instead of the distribution nails 213 and 214. It is different from the embodiment. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the thirteenth embodiment will be basically omitted.
図63は本実施形態の遊技盤261の正面図、及び当該遊技盤261における左側誘導釘群281の上流部の拡大図である。図63に示すように、本実施形態の遊技盤261には、遊技領域PAの左側を流下する遊技球B1を作動口33,34に誘導するために、障害釘228、前後振分釘262、及び後方釘271からなる左側誘導釘群281が設けられている。ここで、前後振分釘262は、遊技領域PAにおいて衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置を変える釘である。また、後方釘271は、遊技領域PAの奥側(遊技盤261側)を流下する遊技球B1のみが衝突し得る釘である。
FIG. 63 is a front view of the
左側誘導釘群281は作動口33,34の左斜め上に位置している。当該左側誘導釘群281の上の空間は遊技球B1の直径よりも広く空いているため、遊技球B1は当該左側誘導釘群281の上を通過することができる。左側誘導釘群281の上流部には前後振分釘262及び後方釘271が配設されている。
The left
図63に示すように、左側誘導釘群281の最も上流には4本の前後振分釘262が1列に並んでいるため、左側誘導釘群281に誘導される大部分の遊技球B1が上流部においていずれかの前後振分釘262と衝突する。前後振分釘262と衝突した遊技球B1は、奥行き方向の位置が振り分けられた状態で左側誘導釘群281の下流に至る。図63の拡大図に示すように、当該4つの前後振分釘262で形成される前後振分釘262の列を第1誘導釘列282とする。
As shown in FIG. 63, since four front-rear distribution nails 262 are arranged in a row at the most upstream of the left side
第1誘導釘列282を構成する4本の前後振分釘262は、右側の前後振分釘262が隣接する左側の前後振分釘262よりも下方に位置する態様で1列に並んでいる。第1誘導釘列282を構成する前後振分釘262同士の間隔は、遊技球B1の直径11mmよりも狭く、遊技球B1が2本の前後振分釘262の隙間から下方に落下しない構成である。
The four front-rear distribution nails 262 constituting the first
また、前後振分釘262の上面は左右方向に傾斜を有さない平面であるが、図63に示すように、前後振分釘262は、正面視、時計回りに略20°回転した状態で固定されている。このため、第1誘導釘列282において、前後振分釘262の上面は右に向けて緩やかな下り勾配となる態様で傾斜している。これにより、第1誘導釘列282上で遊技球B1が右方向の速度成分を失っても、遊技球B1がその場に停留する事態を回避することができる。
Further, the upper surface of the front-
第1誘導釘列282のすぐ下流には遊技球B1の直径よりもひと回り大きな隙間が設けられており、当該隙間の下流には3つの後方釘271が1列に配設されている。当該3つの後方釘271で形成される後方釘271の列を第2誘導釘列283とする。当該第2誘導釘列283において、3本の後方釘271は隙間を空けずに並んでおり、2本の後方釘271の隙間から遊技球B1が下方に落下することはない構成である。
Immediately downstream of the first
また、第2誘導釘列283の下流には、隙間をあけずに4本の障害釘228が設けられて第3誘導釘列284が形成されている。そして、当該4つの障害釘228の下流には、遊技球B1の直径よりも大きな隙間をあけて複数の障害釘228が1列で並んでいる。当該障害釘228の列は作動口33,34の直前まで続いており、遊技球B1を作動口33,34まで誘導する。
Further, four
なお、本実施形態において、遊技盤261の右側に配置されている右側誘導釘群は全て障害釘228で構成されている。
In the present embodiment, all the right guide nail groups arranged on the right side of the
次に、前後振分釘262の構造について、図64(a)〜(d)に基づいて説明する。図64(a)は前後振分釘262の斜視図であり、図64(b)は前後振分釘262を構成する前後振分部材263の平面図であり、図64(c),(d)は遊技盤261の表面に垂直な平面で前後振分釘262を切断した場合における切断面の端面図である。図64(a)に示すように、前後振分釘262は軸線262c方向に延在させて形成されている細長形状の釘である。前後振分釘262は、上方から落下して衝突する遊技球B1を奥行き方向に振り分ける前後振分部材263と、当該前後振分部材263を遊技盤261の表面に固定するための固定用部材216と、から構成されている。前後振分部材263は、軸線262c方向に延在させて形成されている略四角柱形状の樹脂製部材であり、上方から落下する遊技球B1と衝突し得る面として、傾斜の異なる第1振分面264a及び第2振分面265aを備えている。
Next, the structure of the front-
図63に示すように、前後振分釘262は、軸線262cが遊技盤261の表面に対して略垂直となるとともに前後振分部材263が遊技盤261の表面から突出する態様で遊技盤261に固定されている。前後振分部材263の軸線262c方向の長さ寸法は17mmであり、遊技盤261に固定されている前後振分釘262において前後振分部材263は遊技領域PAに17mm突出している。前後振分釘262は遊技球B1の接触可能範囲を網羅しているため、前後振分釘262は、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1と衝突し得るとともに手前側に位置する遊技球B1と衝突し得る。以下の説明では、遊技盤261に固定されている状態において、遊技盤261に固定されている端を前後振分釘262の固定端とするとともに、遊技領域PAに突出している端を前後振分釘262の自由端とする。
As shown in FIG. 63, the front-
図64(a)に示すように、前後振分部材263は、第1振分面264aを有する固定端側の第1振分部264と、第2振分面265aを有する自由端側の第2振分部265と、から構成されている。第1振分部264の軸線262c方向の長さ寸法は9mmであるとともに、第2振分部265の軸線262c方向の長さ寸法は8mmである。また、第1振分面264aは後方に向けて下方に傾斜している傾斜面であるとともに、第2振分面265aは前方に向けて下方に傾斜している傾斜面である。そして、前後振分釘262が遊技盤261に固定されている状態において、第1振分部264と第2振分部265との境界面は遊技盤261の表面に平行であり、当該境界面は遊技領域PAの奥行き方向の中央に位置している。
As shown in FIG. 64A, the front-
図64(b)に示すように、前後振分部材263は、固定端と自由端とのそれぞれに正方形の側面を有している。このうち、固定端側の側面である固定端面263bには、前後振分部材263を遊技盤261に固定する際に固定用部材216を嵌めるための固定用穴263aが形成されている。当該固定用穴263aは、前後振分部材263の固定端側の側面に開口を有する態様で、前後振分部材263の固定端から自由端付近に亘る態様で形成されている円柱形状の穴であり、当該固定用穴263aの深さは15mmである。図64(b)に示すように、当該固定用穴263aは、前後振分部材263の半分以上の体積を占める態様で大きく形成されている。なお、固定用穴263aは、前後振分部材263の上下左右の側面から当該前後振分部材263の強度を保つために十分な距離をおいて形成されている。
As shown in FIG. 64 (b), the front-
次に、前後振分釘262が遊技盤261に固定されている状態について説明する。前後振分釘262を構成している固定用部材216は、前記第13の実施形態において説明した第1左右振分釘213を構成している固定用部材216と同一部材である。図64(c),(d)に示すように、固定用部材216は、固定用尖頭部216bの全部と、固定用胴軸部216aの一部と、が遊技盤261の表面よりも奥側に埋没するとともに、固定用胴軸部216aの残りの部分が遊技盤261表面から略垂直方向に突出する態様で遊技盤261に固定される。遊技盤261に固定された固定用部材216において、遊技盤261表面からの突出部の長さ寸法は15mmである。前後振分部材263は、当該突出部の外壁と固定用穴263aの内壁とを接着剤により固定することで、振分面264a,265aが上方を向いた態様で遊技盤261に固定される。
Next, a state in which the front-
図64(c)に示すように、遊技盤261と窓パネル52とで挟まれている遊技領域PAの奥側(遊技盤261側)を流下する遊技球B1は第1振分面264aと衝突する。遊技領域PAの奥側において、第1振分面264aは後方に向かって下方に傾斜しているため、上方から落下して第1振分面264aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と奥方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は奥方向に跳ね返り、下流において遊技領域PAの奥側を流下する。
As shown in FIG. 64 (c), the game ball B1 flowing down the back side (
また、遊技領域PAの手前側(窓パネル52側)を流下する遊技球B1は第2振分面265aと衝突する。遊技領域PAの奥側において、第2振分面265aは前方に向かって下方に傾斜しているため、上方から落下して第2振分面265aと衝突する遊技球B1には上方向の成分と手前方向の成分とを有する抗力が働く。これにより、衝突後の遊技球B1は手前方向に跳ね返り、下流において遊技領域PAの手前側を流下する。
Further, the game ball B1 flowing down the front side (
次に、遊技領域PAにおける後方釘271と遊技球B1との関係を図65(a)〜(c)に基づいて説明する。図65(a)は後方釘271の斜視図であり、図65(b),(c)は遊技盤261の表面に垂直な平面で切断した場合の後方釘271の縦断面図である。
Next, the relationship between the
図65(a)に示すように、後方釘271は円柱形の胴軸部271aと、円錐形の尖頭部271bと、から構成されている。胴軸部271aの直径及び尖頭部271bの底面の直径は共に障害釘228の胴径と同じ略2mmである。図65(b)に示すように、後方釘271は、尖頭部271bの全部と胴軸部271aの一部とが遊技盤261の表面よりも奥側に埋没するとともに、胴軸部271aの一部が遊技盤261から略垂直方向に突出する態様で遊技盤261固定される。
As shown in FIG. 65 (a), the
遊技盤261に固定されている後方釘271において、遊技盤261の表面から後方釘271の突出部における手前側の端までの長さは6mmである。ここで、遊技盤261に固定されている後方釘271の突出部の先端から窓パネル52の背面までの距離は12mmであり、直径11mmの遊技球B1が後方釘271と窓パネル52とに挟まれて停留するようなことは起こらない構成である。
In the
図65(b)に示すように、遊技領域PAの奥側を遊技盤261表面に沿って流下する直径11mmの遊技球B1は後方釘271と衝突して進行方向を変える。一方、図65(c)に示すように、遊技領域PAの手前側を窓パネル52の奥側の表面に沿って流下する遊技球B1は後方釘271に衝突しないため、そのままの進行方向を維持して下流に向かう。
As shown in FIG. 65 (b), the game ball B1 having a diameter of 11 mm flowing down the back side of the game area PA along the surface of the
次に、左側誘導釘群281の上方の空間に進入した遊技球B1の動きについて、図66(a),(b)に基づいて説明する。図66(a)は遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1の左側誘導釘群281における進路を説明するための説明図であり、図66(b)は遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1の左側誘導釘群281における進路を説明するための説明図である。
Next, the movement of the game ball B1 that has entered the space above the left
図66(a)に示すように、遊技領域PAの奥側を流下する遊技球B1が左側誘導釘群281の上方の空間に進入した場合、遊技球B1は第1誘導釘列282を構成している4つの前後振分釘262のいずれかに衝突して跳ね返る。このとき、遊技球B1は前後振分釘262の第1振分面264a(図64(a))と衝突するため、下流において遊技球B1は高確率で遊技領域PAの奥側を流下する。
As shown in FIG. 66A, when the game ball B1 flowing down the back side of the game area PA enters the space above the left
第1誘導釘列282を構成する前後振分釘262と衝突して跳ね返った遊技球B1が第1誘導釘列282の下流端に位置する前後振分釘262と第2誘導釘列283の上流端に位置する後方釘271との隙間を跳び越えた場合、当該遊技球B1は第2誘導釘列283の上方の空間に進入する。遊技球B1が遊技領域PAの奥側に位置し、第2誘導釘列283を構成している3つの後方釘271のいずれかに衝突して跳ね返る場合、遊技球B1は第3誘導釘列284によって作動口33,34に向かって誘導される。
The game ball B1 that collided with the front-
一方、図66(b)に示すように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が左側誘導釘群281の上方の空間に進入した場合、遊技球B1は第1誘導釘列282を構成している4つの前後振分釘262のいずれかに衝突して跳ね返る。このとき、遊技球B1は前後振分釘262の第2振分面265a(図64(a))と衝突するため、下流において遊技球B1は高確率で窓パネル52の背面に沿って流下する。
On the other hand, as shown in FIG. 66B, when the game ball B1 located on the front side of the game area PA enters the space above the left
第2振分面265aと衝突して跳ね返った遊技球B1が第1誘導釘列282の下流端に位置する前後振分釘262と第2誘導釘列283の上流端に位置する後方釘271との隙間を跳び越えた場合、当該遊技球B1は第2誘導釘列283の上方の空間に進入する。遊技球B1が窓パネル52の背面に沿って移動しており、第2誘導釘列283を構成している3つの後方釘271のいずれにも衝突しない場合、遊技球B1は後方釘271と窓パネル52との間をすり抜けて落下し、アウト口24aにて回収される。
The game ball B1 that collided with the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
衝突する遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置に応じて衝突後の進路を遊技領域PAの奥側と手前側とに振り分ける前後振分釘262を遊技盤261に設ける構成である。当該構成により、遊技領域PAの奥行き方向の中央付近に位置している遊技球B1についても、衝突後の進路を遊技盤261沿い又は窓パネル52沿いのいずれかに分けることができる。そして、当該前後振分釘262の下流には、遊技球B1が遊技領域PAの遊技盤261側に位置する場合と、遊技領域PAの窓パネル52側に位置する場合とのそれぞれにおいて、下流における当該遊技球B1の進路を異なるものとする第2誘導釘列283を設定する構成である。このため、前後振分釘262によって振り分けられた進路に応じて遊技球B1の下流における進路を異なるものとすることができる。このように、前後振分釘262の下流に第2誘導釘列283を配置する構成とすることにより、遊技球B1の遊技領域PAにおける前後方向の位置に応じて遊技球B1の下流における進路が変わる構成とすることができる。遊技領域PAにおける左右方向の位置のみが遊技球B1の下流における進路に影響する構成と比較して、遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
The
また、遊技盤261に設けられた場合に突出部の自由端と窓パネル52の背面との間に遊技球B1が通過可能な空間が形成される後方釘271を並べて第2誘導釘列283とする構成であるため、遊技盤261側に位置する遊技球B1の進路を変えるとともに、窓パネル52側に位置する遊技球B1の進路を変えない態様で、遊技球B1の下流における進路を異なるものとすることができる。第2誘導釘列283を構成する釘として後方釘271を利用することにより、遊技球B1の遊技領域PAにおける動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, the
<第14の実施形態の別形態>
・上述した第14の実施形態において、第2誘導釘列283として3つの後方釘271を並べる構成に代えて、遊技盤261に固定した場合に遊技盤261の表面から窓パネル52側に後方釘271と同じ長さだけ突出するとともに、第2誘導釘列283において後方釘271が並んでいる角度と同じ傾斜面を有する傾斜部材を1つ配置する構成としてもよい。当該傾斜部材を配設する構成とすることにより、窓パネル52の奥側の表面に沿って移動している遊技球B1の進路を変更することなく、遊技盤261の表面に沿って移動している遊技球B1の進路を変更することができる。この場合には、3つの後方釘271を遊技盤261に並べて設ける場合よりも容易に傾斜部材を遊技盤261に固定することができる。
<Another form of the 14th embodiment>
In the 14th embodiment described above, instead of arranging three
・上述した第14の実施形態において、第2誘導釘列283及び第3誘導釘列284を構成している全ての釘が障害釘228である構成とするとともに、第1誘導釘列282と第2誘導釘列283との隙間に後方釘271が配設されている構成としてもよい。この場合には、遊技領域PAの手前側を流下する遊技球B1が左側誘導釘群281に誘導されて作動口33,34に入賞する確率を、釘として障害釘228のみを用いる従来の遊技機と同程度に保ちながら、遊技領域PAの奥側を流下する遊技球B1が左側誘導釘群281に誘導されて作動口に入賞する確率を上げることができる。
-In the 14th embodiment described above, all the nails constituting the second
・上述した第14の実施形態において、前後振分釘262の形状は、前後振分釘262の上側の面であって、先端側に配置されている面が基端から先端に向かって上り傾斜となっているとともに、前後振分釘262の上側の面であって、基端側に配置されている面が基端から先端に向かって下り傾斜となっている形状であってもよい。
In the 14th embodiment described above, the shape of the front-
例えば、上述した前後振分釘262において、固定端側に位置していた第1振分部264が自由端側に位置しているとともに、自由端側に位置していた第2振分部265が固定端側に位置している釘を前後振分釘として用いてもよい。つまり、上述した前後振分釘262において、第1振分部264と第2振分部265とが入れ替わっている形状を有する釘を前後振分釘として用いてもよい。このように上側の2つの傾斜面が中央に向かって下り傾斜となっている前後振分釘を凹型前後振分釘とする。
For example, in the above-mentioned front-
遊技領域PAの奥側を流下する遊技球B1が凹型前後振分釘と衝突した場合、当該遊技球B1の下流における進路は遊技領域PAの手前側に変更される。また、遊技領域PAの手前側を流下する遊技球B1が凹型前後振分釘と衝突した場合、当該遊技球B1の下流における進路は遊技領域PAの奥側に変更される。つまり、凹型前後振分釘に衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置を反転させることできる。例えば、遊技球発射機構27の不具合により、遊技領域PAに向けて発射される遊技球B1が全て遊技領域PAの奥側に位置するような場合、又は発射される遊技球B1が全て遊技領域PAの手前側に位置するような場合において、当該凹型前後振分釘と衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置が反転することにより、奥側に位置する遊技球B1の数に対する手前側に位置する遊技球B1の数の割合が著しく偏る事態を回避することができる。
When the game ball B1 flowing down the back side of the game area PA collides with the concave front-rear distribution nail, the course downstream of the game ball B1 is changed to the front side of the game area PA. Further, when the game ball B1 flowing down the front side of the game area PA collides with the concave front-rear distribution nail, the course downstream of the game ball B1 is changed to the back side of the game area PA. That is, the position in the depth direction of the game ball B1 that collides with the concave front-rear distribution nail can be reversed. For example, if all the game balls B1 launched toward the game area PA are located behind the game area PA due to a defect of the game
また、上述した第14の実施形態において、第1誘導釘列282を構成する4本の前後振分釘262の代わりに4本の凹型前後振分釘を遊技盤261に配設することにより、上述した第14の実施形態とは異なり、第1誘導釘列282、第2誘導釘列283、及び第3誘導釘列284によって遊技領域PAの手前側を流下する遊技球B1が高確率で作動口33,34に向かって案内されるとともに、遊技領域PAの奥側を流下する遊技球B1が高確率でアウト口24aから回収される構成とすることができる。
Further, in the 14th embodiment described above, four concave front-rear distribution nails are arranged on the
遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置に応じて遊技球B1の下流における進路が変わる構成とすることにより、遊技領域PAにおける左右方向の位置のみが遊技球B1の下流における進路に影響する構成と比較して、遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。 By configuring the course of the game ball B1 in the depth direction in the game area PA to change the course in the downstream direction of the game ball B1, only the position in the left-right direction in the game area PA affects the course in the downstream of the game ball B1. Compared with the configuration, it is possible to increase the variation of the movement of the game ball B1 and improve the interest of the game.
・上述した第14の実施形態において、前後振分釘262に代えて、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置を一方向のみに誘導する釘を遊技盤261に設けてもよい。例えば、遊技領域PAの手前側に向けて下り勾配を有する傾斜面のみを有する手前側誘導釘を遊技盤261に設けることにより、当該手前側誘導釘と衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置を手前側に誘導することができる。また、遊技領域PAの奥側に向けて下り勾配を有する傾斜面のみを有する奥側誘導釘を遊技盤261に配設することにより、当該奥側誘導釘と衝突する遊技球B1の奥行き方向の位置を奥側に誘導することができる。
In the 14th embodiment described above, instead of the front-
上述した第14の実施形態の遊技盤261において、第1誘導釘列282の上流から1番目及び2番目の前後振分釘262を手前側誘導釘に置換するとともに、3番目及び4番目の前後振分釘262を奥側誘導釘に置換することにより、左側誘導釘群281の上流部において、比較的浅い位置で第1誘導釘列282と衝突する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を高くするとともに、比較的深い位置で第1誘導釘列282と衝突する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を低くすることができる。このように、第1誘導釘列282における遊技球B1の衝突位置に応じて入賞確率を異なるものとすることにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きが単調になることを防ぎ、遊技の興趣向上を図ることができる。
In the
・上述した第14の実施形態において、後方釘271は衝突する遊技球B1に対して所定方向の成分を有する抗力を与える傾斜面を備えている構成としてもよい。例えば、上述した第14の実施形態における後方釘271を右方に向けて下方に傾斜している上面を有する右方誘導釘としてもよい。当該右方誘導釘を遊技盤261に設けることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が衝突して右方に向けて加速するとともに、手前側に位置する遊技球B1が衝突しない態様で遊技球B1の進路を振り分けることができる。これにより、遊技球B1の奥行き方向の位置を遊技球B1の左右方向の進路に反映させて、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
-In the fourteenth embodiment described above, the
また、例えば、上述した第14の実施形態における後方釘271を前方に向けて下方に傾斜している上面を有する前方誘導釘としてもよい。当該前方誘導釘を遊技盤261に設けることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が衝突することより手前側に移動するとともに、手前側に位置する遊技球B1が衝突しない態様で遊技球B1の奥行き方向の位置を変更する構成とすることができる。これにより、遊技領域PAにおいて、手前側に位置する遊技球B1の数を増加させることができる。例えば、上述した第13の実施形態における第1左右振分釘213を当該前方誘導釘の下流に設けることにより第2振分面218aと衝突して左方に振り分けられる遊技球B1が多い構成とすることができる。また、例えば、上述した第13の実施形態における第2左右振分釘214を当該前方誘導釘の下流に設けることにより第2振分面234aと衝突して右方に振り分けられる遊技球B1が多い構成とすることができる。このように、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で遊技球B1の進路を振り分ける手段の上流に前方誘導釘を設けることにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, for example, the
・上述した第14の実施形態において、後方釘271に代えて、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が衝突しやすい形状であるとともに奥側に位置する遊技球B1が衝突しにくい形状を有する前方優先部材291を遊技盤261に配設する構成としてもよい。当該前方優先部材291を図67(a),(b)に基づいて説明する。図67(a)は前方優先部材291の平面図であり、図67(b)は前方優先部材291を含む左側誘導釘群281における遊技球B1の進路を説明するための説明図である。
In the fourteenth embodiment described above, instead of the
図67(a)に示すように、前方優先部材291は、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1のみが衝突可能であるプレート部材292と、当該プレート部材292を遊技盤261に固定するための第1支持部材293及び第2支持部材294と、からなる。プレート部材292は左右方向に延在させて形成されている直方体形状の樹脂板である。遊技球B1が衝突し得るプレート部材292の上面の横寸法は遊技球B1の直径の3倍よりも長い36mmであるとともに、奥行き方向の長さ寸法は遊技球B1の半径と同じ5.5mmである。また、プレート部材292は6mmの厚みを有しており、遊技球B1の衝突が繰り返されても破損しない強度を有している。
As shown in FIG. 67A, the
プレート部材292には、第1支持部材293を固定するために、内径及び深さが4mmである第1支持用穴295が左端から3mmの間隔を空けて形成されているとともに、第2支持部材294を固定するために、内径及び深さが4mmである第2支持用穴296が右端から3mmの間隔を空けて形成されている。
In the
第1支持部材293と第2支持部材294とは同一部材である。支持部材293,294は、軸線293c,294c方向の長さ寸法が28mmである円柱形の支持用胴軸部293a,294aと、軸線293c,294c方向の長さ寸法が5mmである円錐形の支持用尖頭部293b,294bと、から構成されている。支持部材293,294の胴径は支持用穴292a,292bの内径と同じ4mmであるため、第1支持部材293は第1支持用穴295に隙間が空かない態様で嵌めることができるとともに、第2支持部材294は第2支持用穴296に隙間が空かない態様で嵌めることができる。
The
前方優先部材291を構成するプレート部材292と支持部材293,294とは分離可能である。自由端にハンマーなどで衝撃を加えられることにより、分離されている支持部材293,294は遊技盤233に固定される。そして、第1支持用穴295に第1支持部材293の突出部の一部が嵌まる態様であるとともに、第2支持用穴296に第2支持部材294の突出部の一部が嵌まる態様でプレート部材292が支持部材293,294に固定されることにより、前方優先部材291が遊技盤233に固定された状態となる。
The
図67(b)に示すように、支持部材293,294は、支持用尖頭部293b,294bの全部と、支持用胴軸部293a,294aの一部と、が遊技盤233の表面よりも奥側に埋没するとともに、支持用胴軸部293a,294aの残りの部分が遊技盤261の表面から略垂直方向に突出する態様で遊技盤261に固定される。遊技盤261に固定された支持部材293,294において、遊技盤261表面からの突出部の長さ寸法は15mmである。プレート部材292は、当該突出部の外壁と支持用穴292a,292bの内壁とを接着剤により固定することで遊技盤261に固定される。
As shown in FIG. 67 (b), in the
遊技盤261に固定されている状態において、第1支持部材293と第2支持部材294との間隔は遊技球B1の直径の2倍である22mmであり、プレート部材292の奥側の端は遊技盤261の表面から遊技球B1の直径よりも広い11.5mm離れている。
In the state of being fixed to the
上記第14の実施形態の遊技盤261において、第2誘導釘列283を構成している3本の後方釘271を上面の傾斜を変えずに前方優先部材291に置換すると、図67(b)に示すように、上流の第1誘導釘列282において奥側に振り分けられた遊技球B1が第1支持部材293と第2支持部材294との隙間から下方に落下する確率が高くなるとともに、手前側に振り分けられた遊技球B1がプレート部材292と衝突して第3誘導釘列284の上方の空間に進入する確率が高くなる。
In the
このように、手前側に位置する遊技球B1の進路と奥側に位置する遊技球B1の進路とを異なるものとすることにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。 In this way, by making the course of the game ball B1 located on the front side different from the course of the game ball B1 located on the back side, the variation of the movement of the game ball B1 in the game area PA can be increased, and the game can be played. It is possible to improve the interest.
<第15の実施形態>
本実施形態は、振分釘213,214に代えて反発釘322(図68)が遊技盤321(図68)に設けられている点で上記第13の実施形態と相違している。以下、上記第13の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<Fifteenth Embodiment>
This embodiment is different from the thirteenth embodiment in that a repulsive nail 322 (FIG. 68) is provided on the game board 321 (FIG. 68) instead of the distribution nails 213 and 214. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the thirteenth embodiment will be basically omitted.
本実施形態の遊技盤321には、遊技球B1の落下方向を適宜分散、調整等するための釘として障害釘228に加えて反発釘322が配設されている。先ず図68に基づいて、遊技盤321における反発釘322の位置を説明する。図68は遊技盤321の正面図、及び当該遊技盤321に配設されている左側誘導釘群323の上流部の拡大図である。
In the
図68に示すように、遊技盤321には、遊技球B1を作動口33,34に誘導するために、複数の釘228,322で構成される誘導釘群が配設されている。当該誘導釘群は、遊技球B1を左側から遊技盤321の中央下部に位置する作動口33,34に誘導するために配設されている左側誘導釘群323、及び遊技球B1を右側から遊技盤321の中央下部に位置する作動口33,34に誘導するために配設されている右側誘導釘群324から構成されている。
As shown in FIG. 68, the
左側誘導釘群323を構成している障害釘228及び反発釘322は1方向に向かって並んでおり、その並び方向は右に向けて30°の下り勾配となる傾斜を有している。また、右側誘導釘群324を構成している障害釘228及び反発釘322は1方向に向かって並んでおり、その並び方向は左に向けて30°の下り勾配となる傾斜を有している。
The
図68の拡大図に示すように、左側誘導釘群323は、最上流に位置する第1釘列331と、当該第1釘列331の下流に位置する第2釘列332とに分かれている。第1釘列331では4本の反発釘322が右に向かって30°の下り勾配を有する方向に1列で並んでいる。第1釘列331において、隣接する反発釘322同士の間隔は遊技球B1の直径よりも狭い。このため、遊技球B1が2つの反発釘322の間から下方へ落下することはない。
As shown in the enlarged view of FIG. 68, the left side
また、第2釘列332には13本の障害釘228が右に向かって30°の下り勾配を有する方向に1列で並んでいる。そして、第1釘列331の下流端に位置する反発釘322と第2釘列332の上流端に位置する障害釘228との隙間は遊技球B1の直径より広い13mmに設定されており、当該隙間から遊技球B1が下方へ落下する可能性がある。特に、第1釘列331を構成している反発釘322と衝突した遊技球B1の跳ね返りが小さい場合に、遊技球B1が第1釘列331と第2釘列332との隙間から下方へ落下して、遊技盤321の下部に設けられているアウト口24aから回収される可能性が高い。
Further, in the
次に、反発釘322の形状について図69(a),(b)に基づいて説明する。図69(a)は反発釘322の分解斜視図であるとともに、図69(b)は反発釘322の縦断面図である。図69(a)に示すように、反発釘322は軸線322a方向に延在させて形成されている細長形状の釘である。反発釘322は、反発係数が低く、衝突する遊技球B1を小さく跳ね返す表面を有する低反発部材333と、当該低反発部材333の表面よりも反発係数が大きく、衝突する遊技球B1を大きく跳ね返す高反発部334dを有する軸部材334と、からなる。
Next, the shape of the
軸部材334は自由端側に、軸線322a方向に延在させて形成されている円柱形状の自由端側胴軸部334aを備えている金属製部材である。自由端側胴軸部334aの奥側には、円柱形状の固定端側胴軸部334bが自由端側胴軸部334aよりも大きな胴径を有する態様で軸線322a方向に延在させて一体形成されている。また、固定端側胴軸部334bの奥側には、円錐形状の尖頭部334cが、軸線322a上に頂点を有するとともに固定端側胴軸部334bに連続する態様で一体形成されている。
The
自由端側胴軸部334aの直径は2mmであるとともに、軸線方向の長さ寸法は8mmである。また、固定端側胴軸部334bの直径は6mmであるとともに軸線方向の長さ寸法は22mmである。当該固定端側胴軸部334bは、反発釘322が遊技盤321に固定される場合に、遊技盤321表面の手前側に突出する高反発部334dと、奥側に埋没する埋没部334eと、からなる。また、尖頭部334cは尖った先端を備えており、当該尖頭部334cを遊技盤321の表面に押し当てた状態で、反発釘322の自由端に対してハンマーなどで衝撃を与えることにより当該反発釘322を遊技盤321に固定することが可能である。
The diameter of the free end side trunk shaft portion 334a is 2 mm, and the length dimension in the axial direction is 8 mm. Further, the diameter of the fixed end side
低反発部材333は、軸線322a方向に延在させて形成された円柱形状を有する低反発ウレタン製の部材である。低反発部材333の直径は6mmであり、軸線322a方向の長さ寸法は8mmである。このため、反発釘322が遊技盤321に固定されている状態において、低反発部材333と高反発部334dとの境界は遊技領域PAの奥行き方向の中央に位置する。低反発部材333には、当該低反発部材333の中央を軸線322a方向に貫く取付孔333aが形成されている。当該取付孔333aは、2mmの内径を有する円柱形状の孔である。図69(a)に示すように、当該取付孔333aには軸部材334の自由端側胴軸部334aが挿入される。これにより、図69(b)に示すように、低反発部材333が固定端側胴軸部334bに固定されて反発釘322となる。なお、低反発部材333は、衝突する遊技球B1の跳ね返りを小さくする素材であるとともに耐久性のある素材であれば、低反発ウレタンに限られない。例えば、低反発部材333がケイ素樹脂製であってもよい。
The low-
次に、遊技盤321に固定されている反発釘322に衝突する遊技球B1の進路について図70(a)〜(d)に基づいて説明する。図70(a),(c)は遊技盤321に垂直な平面で反発釘322を切断した場合の切断面の端面図であり、図70(b)は左上方から流下して衝突する遊技球B1の衝突後の進路を説明するために示す高反発部334dの横断面図であり、図70(d)は左上方から流下して衝突する遊技球B1の衝突後の進路を説明するために示す低反発部材333及び自由端側胴軸部334aの横断面図である。
Next, the course of the game ball B1 that collides with the
図70(a)に示すように、反発釘322は遊技盤321の表面に対して軸線322aが略垂直となるように打ち込まれて固定されている。ここで、遊技盤321の表面及び窓パネル52の背面に挟まれる遊技領域PAの奥行きは18mmである。図70(a)に示すように、反発釘322は、軸部材334の埋没部334e及び尖頭部334cが遊技盤321の表面よりも奥側に埋没する態様で遊技盤321に固定されている。反発釘322が遊技盤321に固定されている状態において、遊技領域PAの奥側には高反発部334dが露出しているとともに、手前側には低反発部材333が露出している。
As shown in FIG. 70A, the
このため、図70(a)に示すように、遊技領域PAの奥側を流下する遊技球B1は反発係数の大きな高反発部334dと衝突して大きく跳ね返る。具体的には、図70(b)に示すように、右向きの初速度、及び下向きの初速度を有して左側上方から高反発部334dの上側の1点と衝突した後の遊技球B1は、右向きの初速度よりもやや減少した右向きの速度、及び下向きの初速度よりもやや減少した上向きの速度を有する。
Therefore, as shown in FIG. 70A, the game ball B1 flowing down the inner side of the game area PA collides with the
一方、図70(c)に示すように、遊技領域PAの手前側を流下する遊技球B1は反発係数の小さな低反発部材333と衝突して小さく跳ね返る。具体的には、図70(d)に示すように、右向きの初速度、及び下向きの初速度を有して左側上方から低反発部材333の上側の1点と衝突した後の遊技球B1は、右向きの初速度よりも大きく減少した右向きの速度、及び下向きの初速度よりも大きく減少した上向きの速度を有する。
On the other hand, as shown in FIG. 70 (c), the game ball B1 flowing down the front side of the game area PA collides with the low coefficient of
次に、第1釘列331を構成している反発釘322と衝突する遊技球B1の衝突後の進路を図71(a),(b)に基づいて説明する。図71(a)は遊技球B1が反発釘322の高反発部334dと衝突した場合における衝突後の遊技球B1の進路を説明するための説明図であり、図71(b)は遊技球B1が反発釘322の低反発部材333と衝突した場合における衝突後の遊技球B1の進路を説明するための説明図である。
Next, the course after the collision of the game ball B1 that collides with the
図71(a)に示すように、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は、第1釘列331を構成する反発釘322の高反発部334dと衝突する。遊技球B1は反発係数の大きな高反発部334dと衝突した後に大きく跳ね返る。このため、衝突後の遊技球B1が第1釘列331の下流端と第2釘列332の上流端との隙間から下方に落下することなく第2釘列332によって作動口33,34まで誘導される確率は高い。
As shown in FIG. 71 (a), the game ball B1 located on the back side of the game area PA collides with the
一方、図71(b)に示すように、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は第1釘列331を構成している反発釘322の低反発部材333と衝突する。遊技球B1は反発係数の小さな低反発部材333と衝突した後に小さく跳ね返る。このため、衝突後の遊技球B1が第1釘列331の下流端と第2釘列332の上流端との隙間から下方へ落下し、アウト口24aから回収される確率は高い。
On the other hand, as shown in FIG. 71 (b), the game ball B1 located on the front side of the game area PA collides with the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
反発釘322は、先端側に反発係数の大きな高反発部334dを備えているとともに、基端側に反発係数の小さな低反発部材333を備えている構成である。当該反発釘322を遊技盤321に配設することにより、遊技領域PAにおける奥行き方向の位置に応じて衝突後の遊技球B1の進路を異なるものとすることができる。このため、遊技盤321に障害釘228のみが配設されており、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置が遊技球B1の進路に影響しない従来のパチンコ機と比較した場合に、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
The
また、左側誘導釘群323の上流部を構成する第1釘列331に反発釘322を用いる構成であるとともに、第1釘列331の下流端と第2釘列332の上流端との間に遊技球B1の直径よりも大きな幅を有する隙間が設定されている構成である。このため、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が第1釘列331と衝突した後に第2釘列332によって作動口33,34まで誘導される確率は高い。また、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1が第1釘列331と衝突した後に第1釘列331の下流端と第2釘列332の上流端との隙間から下方に落下する確率は高い。
Further, the
このように、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置に応じた態様で、遊技球B1が作動口33,34に誘導される確率を異なるため、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置が遊技球B1の進路に影響しない従来のパチンコ機10と比較して、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きのバリエーションを増やし、遊技の興趣向上を図ることができる。
As described above, since the probability that the game ball B1 is guided to the operating
また、第1釘列331を構成する釘の全てに反発釘322を用いる構成とした。遊技球B1の直径よりも短い間隔で反発釘322を複数本並べることにより、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置の違いを、遊技球B1が作動口33,34に誘導される確率の違いに大きく反映することができる。
Further, the
<第15の実施形態の別形態>
・上述した第15の実施形態において、反発釘322の代わりに同一方向に異なる角度で傾斜している複数の傾斜面を有する傾斜釘を利用してもよい。具体的には、当該傾斜釘は、固定端側に位置するとともに右に向かって30°の下り勾配を有する第1傾斜面を備えている第1傾斜部と、自由端側に位置するとともに右に向かって15°の下り勾配を有する第2傾斜面を備えている第2傾斜部と、からなる部材である。当該傾斜釘と衝突する遊技球B1は常に右方向に跳ね返る抗力を受けるが、奥行き方向の衝突位置に応じて衝突後の右方向の速度成分が変化する。具体的には、遊技領域PAの奥側で第1傾斜面と衝突する遊技球B1には右方向の成分が大きいとともに上方向の成分が小さい抗力が働く。一方、遊技領域PAの手前側で第2傾斜面と衝突する遊技球B1には、右方向の成分が小さいとともに上方向の成分が大きい抗力が働く。
<Another form of the fifteenth embodiment>
-In the fifteenth embodiment described above, instead of the
このため、上記第15の実施形態において、反発釘322の代わりに当該傾斜釘を用いることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を上げるとともに、手前側に位置する遊技球B1が入賞する確率を下げることができる。遊技球B1の奥行き方向の位置が遊技結果に反映される構成とすることにより、遊技球B1の左右方向の位置のみが遊技結果に反映される従来のパチンコ機と比較して、遊技の興趣向上を図ることができる。
Therefore, in the fifteenth embodiment, by using the inclined nail instead of the
<第16の実施形態>
本実施形態の遊技盤341(図72)は、遊技球B1を遊技領域PAの奥行き方向に振り分ける前後振分台351(図72)が配設されている点で上記第13の実施形態と相違している。以下、上記第13の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。なお、本実施形態の遊技盤341に設けられている釘は全て障害釘228である。
<16th Embodiment>
The game board 341 (FIG. 72) of the present embodiment is different from the thirteenth embodiment in that a front-rear distribution table 351 (FIG. 72) for distributing the game ball B1 in the depth direction of the game area PA is arranged. doing. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the thirteenth embodiment will be basically omitted. The nails provided on the
先ず本実施形態における遊技盤341の構成について、図72を参照しながら説明する。図72は遊技盤341の正面図である。
First, the configuration of the
図72に示すように、遊技盤341には、図柄表示装置41の表示面41aをパチンコ機10前方から視認可能とする開口部341aを規定するようにしてセンターフレーム252が配設されている。センターフレーム252は、開口部341aの上縁及び左右の側縁を規定するように設けられた屋根ユニット253と、開口部341aの下縁を規定するように設けられたステージユニット354と、を備えている。ステージユニット354の左端には遊技領域PAに存在する遊技球B1を当該ステージユニット354上に移動することを可能にする球入口363が形成されており、当該球入口363に入った遊技球B1はステージユニット354上に誘導される。ステージユニット354はその上面に、遊技球B1が転動可能な転動面357を有している。転動面357は、遊技球B1を奥行き方向に2個並べた程度の幅を有し、中央部を中心として左右対称な滑らかな流線形状となっている。具体的には、転動面357の中央部には上方に盛り上がった山部358が形成されているとともに、その左右には下方に凹んだ谷部359が形成されている。また、転動面357の左右両端は中央部よりも上方に位置している。
As shown in FIG. 72, the
転動面357の左右両端及び山部358は奥側に向けて下方に傾斜した形状をなしている。一方、谷部359は、手前側に向けて下方に傾斜した形状をなしている。このため、十分に減速された状態で谷部359上に到達した遊技球B1は、谷部359の傾斜により誘導されて、谷部359の前縁からステージユニット354の下方に向けて排出される。
The left and right ends of the rolling
ステージユニット354における山部358の下方には誘導通路366が形成されており、山部358の後部に誘導通路366への入口が形成されているとともに山部358はその入口に向けて下り傾斜となっている。誘導通路366は前方に向けて下り傾斜となっており、誘導通路366に導入された遊技球B1は当該誘導通路366を通ってステージユニット354の下方へ排出される。誘導通路366の出口は、第1作動口33の鉛直上方に位置している。よって、誘導通路366を通過した遊技球B1は第1作動口33に入球し易くなっている。
A
また、上述したとおり、遊技盤341には遊技球B1を遊技領域PAの奥行き方向に振り分ける前後振分台351が配設されている。詳細には、図72に示すように、ステージユニット354の左端に形成されている球入口363の左側であるとともに、左側誘導釘群355の左側上方である位置に前後振分台351が配置されている。
Further, as described above, the
ここで、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の詳細な位置を定義する。本実施形態において、遊技領域PAの奥側に位置している遊技球B1とは、遊技球B1の中心が遊技盤341の表面から9mm未満の位置にある遊技球B1である。また、遊技領域PAの最も奥側に位置している遊技球B1とは、遊技球B1が遊技盤341の表面に接触している状態又はそれに準ずる状態にある遊技球B1である。また、遊技領域PAの手前側に位置している遊技球B1とは、遊技球B1の中心が窓パネル52の背面から9mm未満の位置にある遊技球B1である。また、遊技領域PAの最も手前側に位置している遊技球B1とは、遊技球B1が窓パネル52の背面に接触している状態又はそれに準ずる状態にある遊技球B1である。
Here, a detailed position in the depth direction of the game ball B1 in the game area PA is defined. In the present embodiment, the game ball B1 located on the back side of the game area PA is a game ball B1 in which the center of the game ball B1 is located at a position less than 9 mm from the surface of the
前後振分台351は、遊技球B1を遊技領域PAの最も奥側又は最も手前側のいずれか一方に振り分けるための台であり、当該前後振分台351は、最も奥側に振り分けられた遊技球B1が球入口363を通ってステージユニット354上に移動する態様で遊技盤341に固定されている。
The front-rear distribution table 351 is a table for distributing the game ball B1 to either the innermost side or the frontmost side of the game area PA, and the front-rear distribution table 351 is a game distributed to the innermost side. The ball B1 is fixed to the
図73(a)は前後振分台351の斜視図であり、図73(b)は前後振分台351の平面図である。また、図73(c),(d)は遊技盤341の表面に垂直な平面で前後振分台351を切断した場合における切断面の端面図である。図73(a)に示すように、前後振分台351は板状であるとともに樹脂製である台であり、その表面は当該前後振分台351上を転動する遊技球B1を遊技領域PAの最も奥側又は最も手前側のいずれか一方に振り分けるための傾斜を有している。前後振分台351の表面の傾斜態様を図73(b),(c)に基づいて以下に説明する。
FIG. 73 (a) is a perspective view of the front-rear distribution table 351 and FIG. 73 (b) is a plan view of the front-rear distribution table 351. Further, FIGS. 73 (c) and 73 (d) are end view views of the cut surface when the front-rear distribution table 351 is cut on a plane perpendicular to the surface of the
図73(b)に示すように、前後振分台351は、その上流側の端から下流側の端までの長さ寸法が遊技球B1の直径の略3倍となるように形成されている。また、図73(c)に示すように、前後振分台351は、当該前後振分台351が遊技盤341に装着された状態において、遊技盤341の表面より奥側に埋没する埋没部351aと、当該遊技盤341の表面よりも手前側に突出する突出部351bと、から構成されている。遊技盤341には、前後振分台351を固定するための固定用穴が形成されており、当該固定用穴に前後振分台351の埋没部351aが嵌まる態様で接着剤を利用して前後振分台351が遊技盤341に固定されている。
As shown in FIG. 73B, the front-rear distribution table 351 is formed so that the length dimension from the upstream end to the downstream end is approximately three times the diameter of the game ball B1. .. Further, as shown in FIG. 73 (c), the front-rear distribution table 351 has a buried portion 351a buried behind the surface of the
図73(c)に示すように、突出部351bは遊技盤341の表面から窓パネル52の背面近傍までに亘って形成されている。このため、突出部351bは、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1と、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1と、の両方と接触することができる。また、埋没部351aは、突出部351bに対して遊技球B1の衝突が繰り返されてもその衝撃に耐えられるように、突出部351bの奥行き寸法と略同一の同じ奥行き寸法を有している。
As shown in FIG. 73 (c), the protruding
図73(b)に示すように、前後振分台351表面は、前後振分台351表面の上流側半分であるとともに水平面である転動振分面371と、下流側半分の面における奥側半分である第1下流面372と、下流側半分の面における手前側半分の面である第2下流面373と、からなる。
As shown in FIG. 73 (b), the front-rear distribution table 351 surface is the upstream half of the front-rear distribution table 351 surface and the rolling
図73(a)に戻り、第1下流面372と第2下流面373の具体的な傾斜態様について説明する。図73(a)に示すように、前後振分台351が遊技盤341に固定されている状態において、第1下流面372は奥側に向かって下り勾配となる傾斜を有しているとともに、第2下流面373は手前側に向かって下り勾配となる傾斜を有している。
Returning to FIG. 73A, a specific inclination mode of the first
図72に示すように、前後振分台351は、転動振分面371が右に向かって3°の下り勾配を有するようにわずかに回転した状態で遊技盤341に固定される。このため、図73(a)に示すように、転動振分面371を下流に向かって転動する遊技球B1は、転動の過程で遊技領域PAの奥側に導かれた場合には第1下流面372に案内されるとともに、転動の過程で手前側に導かれた場合には第2下流面373に案内される。
As shown in FIG. 72, the front-rear distribution table 351 is fixed to the
図72に示すように、遊技盤341における前後振分台351の上流側周辺には、遊技球B1を転動振分面371に誘導するための第1ガイド釘228a及び第2ガイド釘228bと、転動振分面371に誘導された遊技球B1が上方に跳ね上がることを防ぎ、遊技球B1を数秒間、前後振分台351の表面と接触している状態で転動させるための第3ガイド釘228cと、が設けられている。第1ガイド釘228aは遊技球B1の直径よりもひと回り広い間隔を空けて2列で並んでいる。第1ガイド釘228aの2つの列は、列間に進入した遊技球B1を右斜め上から転動振分面371に誘導するとともに、第1ガイド釘228aの列は、前後振分台351により振り分けられる遊技球B1以外の遊技球B1が遊技領域PAに向かって開いている球入口363からステージユニット354上方の空間に進入することを防ぐ。
As shown in FIG. 72, a
遊技盤341における転動振分面371の左側上方には、第1ガイド釘228aによって誘導された遊技球B1が衝突することにより、当該遊技球B1の左方向の速度成分を消失させるとともに右方向の速度成分を与えるための第2ガイド釘228bが1本配設されている。第2ガイド釘228bは、転動振分面371よりも7mm上方に位置している。
When the game ball B1 guided by the
第2ガイド釘228bが転動振分面371上にある遊技球B1の重心よりも低い位置に設定されている場合、右斜め上から転動振分面371上に案内される遊技球B1と当該第2ガイド釘228bとが衝突する点が遊技球B1における重心よりも低い位置となり、転動振分面371に案内された遊技球B1の左方向の速度成分を十分に減少させることができない可能性がある。この場合、当該遊技球B1は第2ガイド釘228bの上を通り、左下方へと落下する。また、転動振分面371上に存在する遊技球B1の高さよりも更に高い位置に第2ガイド釘228bが設定されている場合には、転動振分面371に案内された遊技球B1が第2ガイド釘228bと衝突することなく、第2ガイド釘228bの下を通って左方に向かい、下方に落下する可能性がある。
When the second guide nail 228b is set at a position lower than the center of gravity of the game ball B1 on the rolling
これに対して、転動振分面371よりも7mm上方に位置している第2ガイド釘228bは、転動振分面371に案内された遊技球B1と衝突する点が遊技球B1における重心よりも上の点である。このため、右上方から転動振分面371に案内される遊技球B1が第2ガイド釘228bの上又は下を通り、左方向に進んで転動振分面371から落下するのを防ぎ、右上から案内される遊技球B1を右方向(下流側)に跳ね返すことができる。
On the other hand, the point where the second guide nail 228b located 7 mm above the rolling
また、転動振分面371よりも7mm上方に位置している第2ガイド釘228bは、既に転動振分面371上に遊技球B1が存在している状態において、2個目の遊技球B1が転動振分面371に案内されてきた場合には、当該2個目の遊技球B1と接触しない。この場合、2個目の遊技球B1は、転動振分面371に到達することなく転動振分面371の上方から左下方に落下する。このため、前後振分台351の周辺で遊技球B1が滞留することを避けることができる。
Further, the second guide nail 228b located 7 mm above the rolling
転動振分面371の下流部の上方と、第1下流面372及び第2下流面373の上方には遊技球B1の直径よりもひと回り広い間隔を空けて複数の第3ガイド釘228cが設けられている。第1ガイド釘228aによって転動振分面371に案内された後、第2ガイド釘228bと衝突して右方向に進む遊技球B1は、当該第3ガイド釘228cと前後振分台351の表面とで挟まれた狭い空間に侵入する。前後振分台351の表面において、遊技球B1は、当該第3ガイド釘228cと複数回衝突して上下方向の速度成分を失い、前後振分台351の表面を傾斜に沿って右方向に転動する。
A plurality of
図73(c)に示すように、遊技盤341に固定されている前後振分台351の転動振分面371を転動して第1下流面372に案内された遊技球B1は遊技領域PAの最も奥側に振り分けられる。また、図73(d)に示すように、転動振分面371を転動して第2下流面373に案内された遊技球B1は遊技領域PAの最も手前側に振り分けられる。このように、遊技領域PAの奥行き方向のランダムな位置に存在する遊技球B1は、前後振分台351上を転動することにより、最も奥側又は最も手前側という対の関係にある極端な2通りの位置のいずれか一方に振り分けられる。
As shown in FIG. 73 (c), the game ball B1 which is guided to the first
次に、前後振分台351で振り分けられた後の遊技球B1の進路について図74を参照しながら説明する。図74は遊技盤341(図72)の左側中央部の拡大図である。既に説明したとおり、前後振分台351において最も奥側に振り分けられた遊技球B1はステージユニット354の左端に形成されている球入口363を通って転動面357上に移動する。
Next, the course of the game ball B1 after being sorted by the front-rear distribution table 351 will be described with reference to FIG. 74. FIG. 74 is an enlarged view of the left central portion of the game board 341 (FIG. 72). As described above, the game ball B1 distributed to the innermost side of the front-rear distribution table 351 moves onto the rolling
ステージユニット354の転動面357の左右両端は山部358よりも十分に高く設けられているため、前後振分台351で振り分けられた遊技球B1が転動面357を転動する場合、遊技球B1の勢いが足りずに山部358の手前に設けられている谷部359から前方側の下方に向けて落下することはない。また、転動面357において、遊技球B1が前方に向けて落下し得る谷部359の左右方向の幅は遊技球B1の直径の略2倍であり、転動面357の左右方向の幅寸法に対する割合は低く設定されている。さらに、転動面357における谷部359の底と、山部358の頂上との高低差が小さく設定されている。つまり、転動面357上を転動する遊技球B1が谷部359から前方に向けて落下しにくい構成である。
Since the left and right ends of the rolling
遊技球B1はステージユニット354の左端から加速しながら転動面357を転動して山部358に至る。山部358には遊技球B1が後方に形成されている誘導通路366の入口に入球し易いように後方に向けて下方に傾斜している。このため、前後振分台351によって最も奥側に振り分けられた遊技球B1は高い確率で第1作動口33に入賞する。
The game ball B1 rolls on the rolling
一方、前後振分台351において手前側に振り分けられた遊技球B1は球入口363に入らずに下方に落下する。当該遊技球B1は左側誘導釘群355によって作動口33,34に誘導され得るが、遊技球B1が左側誘導釘群355によって作動口33,34に向けて誘導されている途中で障害釘228の隙間から下方に落下した場合、当該遊技球B1は作動口33,34に入賞せずにアウト口24aから回収されることとなる。遊技盤341において、左側誘導釘群355により誘導される遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率は、ステージユニット354の転動面357を転動する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率よりも低い。
On the other hand, the game ball B1 distributed to the front side on the front-rear distribution table 351 falls downward without entering the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
前後振分台351は、当該前後振分台351の上流側における遊技球B1の奥行き方向の位置に応じて、遊技球B1を最も奥側又は最も手前側のいずれか一方に振り分ける構成である。そして、当該振分結果に応じた態様で遊技球B1が球入口363を通ってステージユニット354上に移動するか否かが決まる構成である。ステージユニット354上に移動した遊技球B1は、ステージユニット354上に移動しなかった遊技球B1よりも高い確率で作動口33,34に入賞する。
The front-rear distribution table 351 is configured to distribute the game ball B1 to either the innermost side or the frontmost side according to the position in the depth direction of the game ball B1 on the upstream side of the front-rear distribution table 351. Then, whether or not the game ball B1 moves onto the
つまり、最も奥側に振り分けられた遊技球B1のみがステージユニット354の球入口363に入球する態様で遊技盤341に前後振分台351を配設することにより、前後振分台351の上流における遊技球B1の前後方向の位置に応じて遊技結果を異なるものとすることができる。遊技領域PAにおける遊技球B1の左右方向の位置のみが遊技結果に反映される従来のパチンコ機と比較して、遊技領域PAにおける遊技球B1の位置と遊技結果との関係が単調になることを防ぎ、遊技の興趣向上を図ることができる。
That is, by disposing the front-rear distribution table 351 on the
また、遊技盤341において、前後振分台351の上方には、遊技球B1の直径よりもひと回り広い列間隔を有するとともに、前後振分台351の転動振分面371に向かう態様で2列の第1ガイド釘228aが設けられている。当該第1ガイド釘228aを利用することにより遊技球B1を1列で転動振分面371に誘導することができる。
Further, in the
また、転動振分面371の左側上方には、転動振分面371上の遊技球B1の重心よりも高いとともに上端よりも低い高さに第2ガイド釘228bが設けられている。このため、転動振分面371に誘導された遊技球B1が左方に逸れるのを防ぐことができるとともに、転動振分面371の上方で複数の遊技球B1が滞留するのを防ぐことができる。
Further, on the upper left side of the rolling
そして、転動振分面371の下流部の上方と、第1下流面372及び第2下流面373の上方には遊技球B1の直径よりもひと回り広い間隔を空けて第3ガイド釘228cが設けられている。これにより、前後振分台351上に誘導された遊技球B1を前後振分台351に接触している状態で転動させて、その奥行き方向の位置を遊技領域PAの最も奥側又は最も手前側のいずれか一方に振り分けることができる。
A
<第16の実施形態の別形態>
・上述した第16の実施形態の遊技盤341における前後振分台351の位置は、ステージユニット354の上流側近傍に限られない。例えば、左側誘導釘群382が上記第13の実施形態にて既に説明した第1左右振分釘213(図51(a))で構成されており、当該左側誘導釘群382の上流側近傍に前後振分台351が配設されている構成としてよい。当該構成について図75及び図76を参照しながら以下に説明する。
<Another form of the 16th embodiment>
The position of the front-rear distribution table 351 on the
図75は本構成における遊技盤381の正面図である。図75に示すように、遊技盤381には左側誘導釘群382が設けられている。当該左側誘導釘群382の上流部には第1左右振分釘213が4本設けられているとともに、下流部には障害釘228が7本設けられている。また、左側誘導釘群382の上流(左側)には上記第16の実施形態において説明した前後振分台351が配設されている。遊技球B1は当該前後振分台351によって最も奥側又は最も手前側のいずれか一方に振り分けられる。
FIG. 75 is a front view of the
図76(a),(b)は前後振分台351及び左側誘導釘群382周辺についての遊技盤341の拡大図である。図76(a)に示すように、前後振分台351によって遊技領域PAの最も奥側に振り分けられた遊技球B1は第1左右振分釘213の第1振分面217aと接触して順方向の力を受けるため、当該遊技球B1は高い確率で作動口33,34まで誘導されて入賞する。一方、図76(b)に示すように、前後振分台351によって遊技領域PAの最も手前側に振り分けられた遊技球B1は第1左右振分釘213の第2振分面218aと接触して逆方向の力を受けるため、当該遊技球B1は高い確率で第1左右振分釘213の間の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される。
76 (a) and 76 (b) are enlarged views of the
このように、前後振分台351を左側誘導釘群382の上流側近傍に配設する構成としても、前後振分台351の上流における遊技球B1の前後方向の位置に応じて遊技結果を異なるものとすることができる。遊技領域PAにおける遊技球B1の左右方向の位置のみが遊技結果に反映される従来のパチンコ機と比較して、遊技領域PAにおける遊技球B1の位置と遊技結果との関係が単調になることを防ぎ、遊技の興趣向上を図ることができる。
In this way, even if the front-rear distribution table 351 is arranged near the upstream side of the left side
・上述した第16の実施形態における前後振分台351として、上側表面に遊技球B1を振り分けるための溝が形成されている前後振分台391を用いてもよい。当該構成の前後振分台391について図77を参照しながら説明する。 As the front-rear distribution table 351 in the 16th embodiment described above, the front-rear distribution table 391 in which a groove for distributing the game ball B1 is formed on the upper surface may be used. The front-rear distribution table 391 having this configuration will be described with reference to FIG. 77.
図77(a)は遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1を最も奥側に誘導するとともに、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1を最も手前側に誘導するための溝を備えた前後振分台391の斜視図である。図77(a)に示すように、前後振分台391の上側表面には、上流部391aの奥側及び手前側に幅広の溝が1つずつ形成されている。奥側の溝は下流部において遊技球B1を最も奥側に誘導するための最も奥側誘導溝391bであるとともに、手前側の溝は下流部において遊技球B1を最も手前側に誘導するための最も手前側誘導溝391cである。
FIG. 77A shows a groove for guiding the game ball B1 located on the back side of the game area PA to the innermost side and guiding the game ball B1 located on the front side of the game area PA to the front side. It is a perspective view of the front-rear distribution table 391 provided. As shown in FIG. 77 (a), one wide groove is formed on the upper surface of the front-rear distribution table 391 on the back side and the front side of the upstream portion 391a. The groove on the back side is the innermost guide groove 391b for guiding the game ball B1 to the innermost side in the downstream part, and the groove on the front side is for guiding the game ball B1 to the front side in the downstream part. This is the
遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は上流部391aの最も奥側誘導溝391bにはまる構成であるとともに、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は上流部391aの最も手前側誘導溝391cにはまる。このため、前後振分台391を利用することにより、前後振分台391の上流において奥側に位置する遊技球B1を下流において最も奥側に誘導するとともに、上流において手前側位置する遊技球B1を下流において最も手前側に誘導することができる。
The game ball B1 located on the back side of the game area PA is configured to fit into the innermost guide groove 391b of the upstream portion 391a, and the game ball B1 located on the front side of the game area PA is on the frontmost side of the upstream portion 391a. It fits in the
遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で遊技球B1の奥行き方向の進路を2通りに振り分けることができるため、遊技球B1の奥行き方向の位置が遊技球B1の進路に影響しない従来のパチンコ機の構成と比較して、遊技球B1の遊技領域PAにおける位置と遊技球B1の挙動との関係が単調になることを防ぎ、遊技の興趣向上を図ることができる。 Since the course of the game ball B1 in the depth direction can be divided into two ways according to the position of the game ball B1 in the depth direction, the conventional position of the game ball B1 in the depth direction does not affect the course of the game ball B1. Compared with the configuration of the pachinko machine, it is possible to prevent the relationship between the position of the game ball B1 in the game area PA and the behavior of the game ball B1 from becoming monotonous, and to improve the interest of the game.
また、図77(b)は奥側に位置する遊技球B1を最も手前側に誘導するとともに、手前側に位置する遊技球B1を最も奥側に誘導するための溝を備えた前後振分台392の斜視図である。図77(b)に示すように、前後振分台392の上側表面において、上流部392aの奥側及び手前側に幅広の溝が1つずつ形成されている。奥側の溝は下流部において遊技球B1を最も手前側に誘導するための最も手前側交差溝392eであるとともに、手前側の溝は下流部において遊技球B1を最も奥側に誘導するための最も奥側交差溝392dである。 Further, FIG. 77B shows a front-rear distribution table provided with a groove for guiding the game ball B1 located on the back side to the frontmost side and guiding the game ball B1 located on the front side to the backmost side. It is a perspective view of 392. As shown in FIG. 77 (b), on the upper surface of the front-rear distribution table 392, one wide groove is formed on the back side and the front side of the upstream portion 392a. The groove on the back side is the frontmost crossing groove 392e for guiding the game ball B1 to the frontmost side in the downstream part, and the groove on the front side is for guiding the game ball B1 to the backmost side in the downstream part. It is the innermost crossing groove 392d.
遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1は上流部392aの最も手前側交差溝392eにはまる構成であるとともに、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1は上流部392aの最も奥側交差溝392dにはまる構成である。このため、前後振分台392を利用することにより、前後振分台392の上流において奥側に位置する遊技球B1を下流において最も手前側に誘導するとともに、上流において手前側に位置する遊技球B1を下流側において最も奥側に誘導することができる。 The game ball B1 located on the back side of the game area PA is configured to fit into the foremost crossing groove 392e of the upstream portion 392a, and the game ball B1 located on the front side of the game area PA is on the innermost side of the upstream portion 392a. It is configured to fit in the intersection groove 392d. Therefore, by using the front-rear distribution table 392, the game ball B1 located on the back side upstream of the front-rear distribution table 392 is guided to the front side most downstream, and the game ball located on the front side upstream. B1 can be guided to the innermost side on the downstream side.
このように、前後振分台392によって、遊技球B1の前後方向の位置を反転させることができる。遊技球B1の前後方向の位置に応じて遊技結果を異なるものとする構成を当該前後振分台392の下流に配設することにより、遊技球B1が当該前後振分台392の上を転動することにより遊技結果が反転する構成とすることができる。これにより、遊技球B1の前後振分台392上の挙動に遊技者の注目を集め、遊技の興趣向上を図ることができる。 In this way, the position of the game ball B1 in the front-rear direction can be reversed by the front-rear distribution table 392. By arranging a configuration in which the game result differs depending on the position of the game ball B1 in the front-rear direction downstream of the front-rear distribution table 392, the game ball B1 rolls on the front-rear distribution table 392. By doing so, the game result can be reversed. As a result, the player's attention can be drawn to the behavior of the game ball B1 on the front-rear distribution table 392, and the interest of the game can be improved.
<第17の実施形態>
本実施形態の遊技盤421(図78)には、遊技球B1の遊技領域PAにおける奥行き方向の位置を変更するための位置変更通路423(図78)が設けられている点で上記第16の実施形態と相違している。以下、上記第16の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<17th Embodiment>
The sixteenth aspect of the game board 421 (FIG. 78) of the present embodiment is provided with a position change passage 423 (FIG. 78) for changing the position of the game ball B1 in the game area PA in the depth direction. It is different from the embodiment. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the 16th embodiment will be basically omitted.
先ず本実施形態における遊技盤421の構成について図78を参照しながら説明する。
First, the configuration of the
図78は本実施形態における遊技盤421の正面図と、当該遊技盤421における位置変更通路423周辺の拡大図である。図78に示すように、図柄表示装置41の表示面41aは遊技盤421の中央に位置しており、当該表示面41aは上記第16の実施形態と同様に開口部421aから視認可能であり、当該開口部421aはセンターフレーム252で規定されている。そして、センターフレーム252は、開口部421aの上縁及び左右の側縁を規定するように設けられた屋根ユニット253と、開口部421aの下縁を規定するように設けられたステージユニット354と、を備えている。ここで、本実施形態におけるステージユニット354の転動面357は、上記第16の実施形態において説明した転動面357と同一の形状である。
FIG. 78 is a front view of the
遊技盤421において、表示面41aの左側には全長が遊技球B1の直径の略2倍の直線通路である位置変更通路423が設けられている。当該位置変更通路423は上方に位置する遊技球B1を入口から取り込み、位置変更通路423内を通過する遊技球B1の奥行き方向の位置を変更した後、出口から下方に向かって放出する通路である。当該位置変更通路423の詳細は後述する。
In the
遊技盤421において、位置変更通路423の近傍であり左側上方には、遊技球B1を位置変更通路423の入口に誘導するために、右に向かって下り勾配の傾斜を有する右側誘導釘431が設けられている。当該右側誘導釘431は、上記第13の実施形態の第1左右振分釘213(図51(a))において、第2振分面218aの傾斜を第1振分面217aの傾斜と同じ傾斜に変更することにより作成される樹脂製の釘である。右側誘導釘431は、遊技盤421に固定されている状態において、遊技盤421の表面から窓パネル52側に17mm突出している突出部を有しており、当該突出部は上面として右方に向けて下方に傾斜している傾斜面を備えている。当該傾斜面は、突出部の固定端から自由端に亘って形成されているとともに、突出部の左端から右端に亘って形成されている。右側誘導釘431と衝突する遊技球B1は右上方向の抗力を受けて位置変更通路423の入口に導かれる。
In the
なお、右側誘導釘431の構造はこれに限られない。要は、上方から流下して衝突する遊技球B1を右方向に跳ね返して位置変更通路423の入口に誘導することが可能な勾配を有する傾斜面を備えていればよい。
The structure of the right
遊技盤421において、位置変更通路423の出口の真下には、遊技球B1の直径よりも広い13mmの間隔を空けて第1左右振分釘213が配設されている。第1左右振分釘213の左側には遊技領域PAが広がっているとともに、当該第1左右振分釘213の右側にはステージユニット354の転動面357が形成されている。このため、第1左右振分釘213によって右方向に振り分けられた遊技球B1はステージユニット354の転動面357の上を転動する。また、第1左右振分釘213によって左方向に振り分けられた遊技球B1は遊技領域PAに戻る。
In the
位置変更通路423は、透明なポリカーボネート製の通路形成部材422によって形成されており、外部から視認可能な通路である。当該位置変更通路423について、図79(a)〜(d)を参照しながら説明する。図79(a)は通路形成部材422の斜視図であり、図79(b)は通路形成部材422の正面図であり、図79(c),(d)は遊技盤421の表面に垂直な平面で通路形成部材422を切断した場合の切断面の端面図である。
The
図79(a)に示すように、通路形成部材422は、位置変更通路423を形成している通路形成部424と、当該通路形成部424を遊技盤421に固定するための上側固定部425及び下側固定部426と、からなる。通路形成部424の形状は、遊技球B1の直径よりも大きな幅と、遊技領域PAの奥行きの略2倍の長さ寸法である奥行きと、遊技球B1の直径の略2倍の長さ寸法である高さと、を有する直方体である。当該通路形成部424には、上方に向けて突出させて板状の上側固定部425が一体形成されているとともに、下方に向けて突出させて板状の下側固定部426が一体形成されている。
As shown in FIG. 79 (a), the
両固定部425,426は、通路形成部材422の左端から右端に亘って延在させて形成されており、その形状は直方体である。両固定部425,426は通路形成部424の手前側平面から奥側に18mm離れた位置に両固定部425,426の手前側平面が位置する態様で形成されている。図79(b)に示すように、両固定部425,426の手前側平面の中央には通路形成部材422を遊技盤421の表面にネジ留めするための孔425a,426aが奥行き方向に貫通させて形成されている。
Both fixing
図79(c),(d)に示すように、通路形成部材422は、通路形成部424の背面の一部が遊技盤421の表面に形成されている固定用穴421bに嵌まる態様で遊技盤421に固定されている。固定用穴421bの幅及び高さは通路形成部424の幅及び高さと同じであるとともに、固定用穴421bの奥行きは遊技領域PAの奥行きと略同一である。遊技盤421の表面において、固定用穴421bの上方及び下方には、両固定部425,426と同一形状であるとともに同一サイズである上側固定用凹み部421c及び下側固定用凹み部421dが形成されている。そして、上側固定用凹み部421cの中央には、上側固定部425の中央に形成されている孔425aに対応するネジ穴が形成されているとともに、下側固定用凹み部421dの中央には、下側固定部426の中央に形成されている孔426aに対応するネジ穴が形成されている。
As shown in FIGS. 79 (c) and 79 (d), the
通路形成部材422は、上側固定部425を上側固定用凹み部421cにネジ留めするとともに、下側固定部426を下側固定用凹み部421dにネジ留めすることにより、着脱可能な態様で遊技盤421に装着される。このとき、上側固定部425の表面及び下側固定部426の表面は遊技盤421の表面と同一平面上に位置する。このため、両固定部425,426上を通過することによって遊技球B1の動きが変わることはない。
The
図79(a)に示すように、遊技盤421に装着されている通路形成部材422において、通路形成部424の手前側は窓パネル52側に18mm突出している。通路形成部424において、窓パネル52側に突出している部分には、当該通路形成部424を上下方向に貫く貫通孔によって位置変更通路423が形成されている。位置変更通路423の上側の開口が入口であるとともに、下側の開口が出口である。
As shown in FIG. 79 (a), in the
位置変更通路423は、通路形成部材422の奥側の内壁である奥側壁面422aと、手前側の内壁である手前側壁面422bと、左側の内壁である左側壁面422cと、右側の内壁である右側壁面422dと、の4面で規定されている。このうち、位置変更通路423の左側に位置する左側壁面422c及び右側に位置する右側壁面422dで規定される位置変更通路423の幅は、入口から出口にかけて一定であり、具体的には遊技球B1の直径よりもひと回り大きい13mmである。図78に示すように、第1左右振分釘213の左右方向の中心は位置変更通路423の左右方向の中心の真下にある。位置変更通路423を通過する遊技球B1は、位置変更通路423の中心から左方向に1mm移動し得るとともに、中心から右方向に1mm移動し得る。これに対して、第1左右振分釘213の横寸法は7mmであるため、位置変更通路423の出口から排出される遊技球B1は第1左右振分釘213と衝突して、その進路を左方向又は右方向のいずれか一方に振り分けられる。
The
図79(c)に示すように、奥側壁面422aは遊技盤421の表面と平行な平面であり、入口において窓パネル52の背面から奥側壁面422aまでの距離は18mmであるとともに、出口において窓パネル52の背面から奥側壁面422aまでの距離は18mmである。また、手前側壁面422bは下方に進むにつれて徐々に奥側壁面422aに近づく傾斜を有しており、入口において遊技盤421の表面から手前側壁面422bまでの距離は17.5mmであるとともに、出口において遊技盤421の表面から手前側壁面422bまでの距離は16mmである。このように、位置変更通路423は、入口から出口にかけて通路の奥行き方向の寸法が短くなる構成であるとともに、通路の中心が奥側に移動する構成である。
As shown in FIG. 79 (c), the back side wall surface 422a is a plane parallel to the surface of the
ここで、手前側壁面422bは下方に向かうにつれて奥側に進む傾斜を有しているが、その傾斜はわずかな傾斜である。このため、垂直落下する遊技球B1が入口付近の手前側壁面422bと衝突する場合、遊技球B1の進路は、遊技球B1が出口の下方に位置する第1左右振分釘213と衝突する前に奥側壁面422aや遊技盤421の表面と衝突するほど大きくは変化しない。この場合には、遊技球B1は位置変更通路423の出口から13mm下方に位置する第1左右振分釘213の手前側の面である第1振分面217aと衝突する程度に進路を変える。
Here, the front
また、手前側壁面422bに設けられている傾斜は、位置変更通路423内で遊技球B1が手前側壁面422bとの衝突と、奥側壁面422aとの衝突と、を繰り返すチャタリングを抑制する角度である。手前側壁面422bの傾斜を、垂直落下して当該手前側壁面422bと衝突する遊技球B1の奥側への大きな跳ね返りを抑える傾斜とすることにより、遊技球B1の奥行き方向の位置の違いを遊技者に分かり易い態様で下流における遊技球B1の進路に反映させることができる。
Further, the inclination provided on the front
図79(c)に示すように、第1左右振分釘213の第1振分面217aと第2振分面218aとの境界線は、遊技領域PAの奥行き方向の中央に位置している。図79(c)に示すように、入口において、遊技領域PAの奥行き方向の中央よりも奥側に位置している遊技球B1はそのまま出口から排出されて第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。
As shown in FIG. 79 (c), the boundary line between the
また、図79(d)に示すように、遊技領域PAの中央よりも手前側に位置している遊技球B1について、遊技球B1の中心から窓パネル52の背面までの距離が7.5mm以下である遊技球B1は位置変更通路423の手前側壁面422bと接触して奥側に進路を変え、出口から排出された後、第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。また、遊技球B1の中心から窓パネル52の背面までの距離が7.5mmよりも長い遊技球B1は出口からそのまま排出されて第1左右振分釘213の第2振分面218aと衝突して左方向に振り分けられる。
Further, as shown in FIG. 79 (d), the distance from the center of the game ball B1 to the back surface of the
このように、位置変更通路423を通過する遊技球B1の奥行き方向の位置は高い確率で奥側に変更される。位置変更通路423と第1左右振分釘213とを組合せることにより、遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で、遊技球B1がステージユニット354の転動面357上に導かれる可能性を高めることができる。
In this way, the position of the game ball B1 passing through the
次に、位置変更通路423の下方に設けられている第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1の下流における進路を図80(a),(b)に基づいて説明する。図80(a),(b)は、位置変更通路423の下流周辺を拡大して示す遊技盤421の正面図である。
Next, a course downstream of the game ball B1 that collides with the first left-
図80(a)に示すように、第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられた遊技球B1はステージユニット354の上面に形成されている転動面357に導かれる。上記第16の実施形態において既に説明したとおり、ステージユニット354の転動面357の左右両端は山部358よりも十分に高く設けられているとともに、転動面357において、遊技球B1が前方に向けて落下し得る谷部359の左右方向の幅は遊技球B1の直径の略2倍であり、転動面357の左右方向の幅寸法に対する割合は低く設定されている。また、転動面357における谷部359の底と、山部358の頂上との高低差が小さく設定されている。つまり、転動面357上を転動する遊技球B1が谷部359から前方に向けて落下しにくい構成である。このため、第1左右振分釘213にて方向に振り分けられた遊技球B1が作動口33,34に入賞する可能性は高い。
As shown in FIG. 80A, the game ball B1 that collides with the
これに対して、図80(b)に示すように、第1左右振分釘213にて左方向に振り分けられた遊技球B1は左側の遊技領域PAを流下する。図80(b)に示すように、遊技盤421には遊技領域PAの左側を流下する遊技球B1を作動口33,34に誘導するための左側誘導釘群429が作動口33,34の左側上方に設けられている。当該左側誘導釘群429は障害釘228によって構成されている。
On the other hand, as shown in FIG. 80 (b), the game ball B1 distributed to the left by the first left-
第1左右振分釘213にて左方向に振り分けられた遊技球B1は、左側誘導釘群429に誘導されて作動口33,34に入賞する可能性があるとともに、左側誘導釘群429を構成している障害釘228の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される可能性がある。遊技盤421において、左側誘導釘群429に案内されて作動口33,34に入賞する確率は、ステージユニット354の転動面357に案内されて作動口33,34に入賞する確率よりも低い。
The game ball B1 distributed to the left by the first left-
次に、通路形成部材422によって規定される位置変更通路423に代えて、交換用通路形成部材441によって規定される交換用位置変更通路442を利用する場合について図81(a),(b)を参照しながら説明する。図81(a),(b)は遊技盤421の表面に垂直な平面で交換用通路形成部材441を切断した場合の切断面の端面図である。ここで、交換用通路形成部材441は、通路形成部材422を構成する通路形成部424において、奥側壁面422aの傾斜が変更された部材であり、交換用通路形成部材441の奥側壁面422a以外の構造は通路形成部材422の構造と同一である。
Next, FIGS. 81 (a) and 81 (b) show the case where the replacement
図81(a),(b)に示すように、交換用通路形成部材441は、通路形成部材422の通路形成部424と同じ外形を有する交換用通路形成部443と、通路形成部材422の上側固定部425と同一の交換用上側固定部444と、通路形成部材422の下側固定部426と同一の交換用下側固定部445と、からなる。交換用通路形成部材441は、交換用通路形成部443の背面の一部が遊技盤421の表面に形成されている固定用穴421bに嵌まる態様で固定される。詳細には、交換用上側固定部444が上側固定用凹み部421cにネジ留めされるとともに交換用下側固定部445が下側固定用凹み部421dにネジ留めされることにより遊技盤421に着脱可能な態様で装着される。
As shown in FIGS. 81 (a) and 81 (b), the replacement
図81(a),(b)に示すように、交換用通路形成部443は、その奥側壁面443aの傾斜が通路形成部424の奥側壁面422aの傾斜とは異なる点で、通路形成部424とは異なる。奥側壁面443aは下方に進むにつれて徐々に手前側壁面443bに近づく傾斜を有しており、入口において窓パネル52の背面から奥側壁面443aまでの距離は17.5mmであるとともに、出口において窓パネル52の背面から奥側壁面443aまでの距離は15mmである。
As shown in FIGS. 81 (a) and 81 (b), the replacement
ここで、奥側壁面443aは下方に向かうにつれて手前側に進む傾斜を有しているが、その傾斜はわずかな傾斜である。このため、垂直落下する遊技球B1が入口付近の奥側壁面443aと衝突する場合、遊技球B1の進路は、遊技球B1が出口の下方に位置する第1左右振分釘213と衝突する前に手前側壁面443bや窓パネル52の背面と衝突するほど大きくは変化しない。垂直落下して奥側壁面443aと衝突する遊技球B1の進路は、交換用位置変更通路442の出口から13mm下方に位置する第1左右振分釘213の手前側の面である第2振分面218aと衝突する程度に変化する。
Here, the back
ここで、交換用通路形成部材441の奥側壁面443aに設けられている傾斜及び手前側壁面443bに設けられている傾斜は、交換用位置変更通路442内で遊技球B1が手前側壁面443bとの衝突と、奥側壁面443aとの衝突と、を繰り返すチャタリングを抑制する角度である。手前側壁面443bの傾斜を垂直落下して衝突する遊技球B1の奥側への大きな跳ね返りを抑える傾斜とするとともに、奥側壁面443aの傾斜を垂直落下して衝突する遊技球B1の手前側への大きな跳ね返りを抑える傾斜とすることにより、遊技球B1の奥行き方向の位置の違いを遊技者に分かり易い態様で下流における遊技球B1の進路に反映させることができる。
Here, the inclination provided on the back
図81(a)に示すように、遊技領域PAの中央よりも奥側に位置している遊技球B1について、垂直落下して奥側壁面443aと衝突する遊技球B1は手前側に進路を変え、出口から排出された後、第1左右振分釘213の第2振分面218aと衝突して左方向に振り分けられる。一方、垂直落下して奥側壁面443aと衝突しない遊技球B1は出口からそのまま排出され、第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。
As shown in FIG. 81 (a), with respect to the game ball B1 located on the back side of the center of the game area PA, the game ball B1 that falls vertically and collides with the back
また、図81(b)に示すように、遊技領域PAの中央よりも手前側に位置している遊技球B1について、垂直落下して手前側壁面443bと衝突する遊技球B1は奥側に進路を変え、出口から排出された後、第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。一方、垂直落下して手前側壁面443bと衝突しない遊技球B1は出口からそのまま排出され、第1左右振分釘213の第2振分面218aと衝突して左方向に振り分けられる。
Further, as shown in FIG. 81 (b), with respect to the game ball B1 located on the front side of the center of the game area PA, the game ball B1 that falls vertically and collides with the front
このように、垂直落下して衝突する遊技球B1を第1左右振分釘213の第2振分面218aに誘導する奥側壁面443aと、垂直落下して衝突する遊技球B1を第1左右振分釘213の第1振分面217aに誘導する手前側壁面443bと、を備えている交換用通路形成部材441を利用することにより、遊技球発射機構27(図2)においてソレノイド27cと遊技球B1との接触態様が変わり、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1のみが供給される事態や遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1のみが供給される事態となった場合に、ステージユニット354の転動面357に導かれる遊技球B1の数が極端に増えたり、極端に減ったりすることを防ぐことができる。
In this way, the back
また、交換用通路形成部材441は、通路形成部材422と同じ固定用穴421bを利用して遊技盤421に装着することができる。このため、通路形成部材422が装着されている機種と同じ遊技盤421に交換用通路形成部材441を装着することにより、遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を変えて異なる機種を製造することができる。同一の遊技盤421を用いるため、遊技盤421を変更する場合と比較して容易に異なる機種を製造することができる。
Further, the replacement
また、通路形成部材422と交換用通路形成部材441とは共に着脱可能な態様で遊技盤421に装着されているため、遊技盤421に固定されている通路形成部材422を取り外して交換用通路形成部材441に付け替えることにより、遊技盤421をリサイクルすることが可能となる。
Further, since both the
以上詳述した実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置を変更するための位置変更通路423が第1左右振分釘213の上流に配置されている構成である。そして、位置変更通路423に代えて、当該位置変更通路423とは異なる態様で遊技球B1の奥行き方向の位置を変更する交換用位置変更通路442を利用することができる構成である。機種によって通路形成部材422と交換用通路形成部材441とを使い分けることにより、同一形状の遊技盤421を利用して、異なる機種を製造することができる。このため、新たな遊技盤421の構成を検討して製造する場合と比較して、短時間及び低コストで遊技球B1のとりやすい進路が異なる機種を製造することができる。
The
また、通路形成部材422及び交換用通路形成部材441は共に着脱可能な態様で遊技盤421に装着されるため、遊技盤421に装着されている通路形成部材422を取り外し、交換用通路形成部材441に付け替えることにより、遊技領域PAにおける遊技球B1の動きが異なる態様で遊技盤421をリサイクルすることが可能となる。
Further, since the
また、第1左右振分釘213はステージユニット354の転動面357の左端に設けられており、第1振分面217aと衝突して右側に振り分けられる遊技球B1は転動面357に誘導される構成であるとともに、第2振分面218aと衝突して左側に振り分けられる遊技球B1は遊技盤421に設けられている多数の釘228によって作動口33,34に案内される構成である。そして、左右両端及び山部358が奥に向けて下方に傾斜した形状をなしている転動面357はその上を転動する遊技球B1を遊技盤421の釘228よりも高い確率で第1作動口33に導く構成である。このため、第1左右振分釘213の上方に遊技球B1を奥側に誘導しやすい通路形成部材422を装着することにより、遊技球B1が第1作動口33に入賞する確率を高め、位置変更通路423周辺の遊技球B1の動きに遊技者の関心を向けて、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, the first left and
位置変更通路423は、遊技盤421の表面に平行な奥側壁面422aと、下方に向けて奥側に傾斜している手前側壁面422bと、を備えている。手前側壁面422bの傾斜は、垂直落下して衝突する遊技球B1を第1左右振分釘213の第1振分面217aに衝突させる角度(略5°)の傾斜である。このため、遊技盤421に位置変更通路423を装着することにより、下流に設けられている第1左右振分釘213の奥側の面である第1振分面217aに衝突する遊技球B1の数を増やすことができる。
The
また、位置変更通路423の手前側壁面422bは垂直落下して衝突する遊技球B1が第1左右振分釘213と衝突するまで奥側壁面422a及び遊技盤421の表面と衝突することを抑制する角度(略5°)で傾斜しているため、第1左右振分釘213の上方においてチャタリングの発生を抑制し、遊技球B1の奥行き方向の位置を下流における遊技球B1の進路に大きく反映することができる。
Further, the front
また、交換用位置変更通路442は、出口において奥側壁面443aと手前側壁面443bとが遊技領域PAに突出している構成であり、奥側壁面443aは垂直落下して衝突する遊技球B1を第1左右振分釘213の第2振分面218aに衝突させる角度(略5°)で傾斜しているとともに、手前側壁面443bは垂直落下して衝突する遊技球B1を第1左右振分釘213の第1振分面217aに衝突させる角度(略5°)で傾斜している。このため、位置変更通路423に代えて交換用位置変更通路442を遊技盤421に設けることにより、下流に設けられている第1左右振分釘213の手前側の面である第2振分面218aに衝突する遊技球B1の数を増やすことができる。
Further, the replacement
位置変更通路423又は交換用位置変更通路442において、手前側に誘導される遊技球B1の割合と奥側に誘導される遊技球B1の割合とを、奥側壁面422a,443a及び手前側壁面422b,443bの傾斜角によって変更可能であるシンプルな構成であるため、所望の割合で遊技球B1を誘導する交換用の部材を低コストで製造することができる。
In the
<第17の実施形態の別形態>
・上述した第17の実施形態において、交換用通路形成部材441の手前側壁面443bを窓パネル52の背面に平行な平面としてもよい。これにより、遊技領域PAの手前側に位置する遊技球B1がそのまま出口から落下し、第1左右振分釘213の第2振分面218aと衝突して左側に振り分けられる。交換用通路形成部材441が遊技球B1を手前側に誘導しやすい構成とすることにより、遊技球B1を奥側に誘導しやすい通路形成部材422との差を大きくして、異なる機種間で遊技球B1の動きを大きく変えることができる。
<Another form of the 17th embodiment>
In the seventeenth embodiment described above, the front
・上述した第17の実施形態において、1つの通路形成部材422を用い、当該通路形成部材422を遊技盤421に取り付ける角度を変更することにより、第1左右振分釘213において左側に振り分けられる遊技球B1の数と右側に振り分けられる遊技球B1の数との割合が異なる機種を製造する構成としてもよい。例えば、遊技盤421の固定用穴421bと通路形成部材422の背面との間に通路形成部材422の取り付け角度を変更する角度変更部材を挟む構成とし、当該角度変更部材のみを交換することにより、位置変更通路423の奥側壁面422a及び手前側壁面422bの傾斜角を変更する構成としてもよい。これにより、同一形状の遊技盤421及び同一形状の通路形成部材422を用いて、異なる機種を製造することができる。
A game in which one
・上述した第17の実施形態において、位置変更通路423の出口がステージユニット354の転動面357の上方に位置する構成としてもよい。具体的には、位置変更通路423の出口をステージユニット354の左端に設ける構成とすることで、位置変更通路423の出口から排出される遊技球B1はステージユニット354の左端の転動面357に落下する。遊技球B1が落下し得る範囲において、転動面357の奥側領域が奥側に向かって傾斜しているとともに手前側領域が手前側に向かって傾斜している構成とすることにより、位置変更通路423によって奥側に誘導された遊技球B1は手前側に落下することなく転動面357に案内される高い確率で第1作動口33に入賞するとともに、位置変更通路423において手前側に誘導された遊技球B1は手前側に落下する。
-In the seventeenth embodiment described above, the outlet of the
このように、位置変更通路423の出口を転動面357の上方に設けるとともに、当該転動面357の左端で奥側に位置している遊技球B1の進路と手前側に位置している遊技球B1の進路とを異なるものとする構成により、上述した第17の実施形態において位置変更通路423の出口の下方に設けられている第1左右振分釘213を利用することなく、位置変更通路423の形状に応じて第1作動口33に入賞する遊技球B1の割合を変更できる。
In this way, the exit of the
<第18の実施形態>
本実施形態は、案内通路461(図82)におけるガイド面462(図83(b))の傾斜を利用することにより、遊技球B1が第1左右振分釘213と衝突する場合の奥行き方向の衝突位置が変更される点で上記第17の実施形態と相違している。以下、上記第17の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<18th embodiment>
In this embodiment, by utilizing the inclination of the guide surface 462 (FIG. 83 (b)) in the guide passage 461 (FIG. 82), the game ball B1 collides with the first left-
先ず本実施形態における遊技盤451の構成について図82を参照しながら説明する。
First, the configuration of the
図82は本実施形態における遊技盤451の正面図である。図82に示すように、遊技盤451は、上記第17の実施形態と同様に、図柄表示装置41の表示面41a、開口部451a、及びセンターフレーム252を備えている。そして、上記第17の実施形態と同様に、センターフレーム252は、開口部451aの上縁及び左右の側縁を規定するように設けられた屋根ユニット253と、開口部451aの下縁を規定するように設けられたステージユニット354と、を備えている。ここで、本実施形態におけるステージユニット354の転動面357は、上記第16の実施形態において説明した転動面357と同一の形状である。
FIG. 82 is a front view of the
遊技盤451において、表示面41aの下部の左側には遊技球B1の奥行き方向の位置を変更するための案内通路461(図83(b))が形成されている案内部材471が装着されている。当該案内部材471は透明であり、案内通路461内を移動する遊技球B1は外部から視認可能である。図82に示すように、案内通路461は案内部材471の表面上部に入口485を有しているとともに遊技盤451の表面よりも奥側に向けて形成されている。また、案内通路461の出口522は案内部材471の表面下部に形成されており、当該出口522の真下には上記第13の実施形態において既に説明した第1左右振分釘213が設けられている。
In the
第1左右振分釘213の下方には遊技球B1を作動口33,34に誘導するための左側誘導釘群491を構成する障害釘228が設けられているとともに、当該第1左右振分釘213の右側にはステージユニット354の転動面357が形成されている。ここで、遊技盤451において、左側誘導釘群491には障害釘228間に遊技球B1の直径よりも大きな隙間が空いており、遊技球B1が当該隙間から下方に落下し易い構成である。
Below the first left and
第16の実施形態において既に説明したとおり、ステージユニット354の転動面357の左右両端は山部358よりも十分に高く設けられているとともに、転動面357において、遊技球B1が前方に向けて落下し得る谷部359の左右方向の幅は遊技球B1の直径の略2倍であり、転動面357の左右方向の幅寸法に対する割合は低く設定されている。また、転動面357における谷部359の底と、山部358の頂上との高低差が小さく設定されている。つまり、転動面357上を転動する遊技球B1が谷部359から前方に向けて落下しにくい構成である。このように、第1左右振分釘213によって右方向に振り分けられた遊技球B1がステージユニット354の転動面357の上を転動して第1作動口33に入賞する可能性は、第1左右振分釘213によって左方向に振り分けられた遊技球B1が左側誘導釘群491に誘導されて作動口33,34に入賞する可能性よりも高く設定されている。
As already described in the sixteenth embodiment, the left and right ends of the rolling
このため、第1左右振分釘213によって右方向に振り分けられた遊技球B1がステージユニット354の転動面357の上を転動して第1作動口33に入賞する可能性は、第1左右振分釘213によって左方向に振り分けられた遊技球B1が左側誘導釘群491に誘導されて作動口33,34に入賞する可能性よりも高い。
Therefore, there is a first possibility that the game ball B1 distributed to the right by the first left-
次に、案内通路461が形成されている案内部材471を図83(a),(b)及び図84に基づいて説明する。図83(a)は案内部材471の分解斜視図であり、図83(b)は左側面図である。また、図84は遊技盤451の表面に垂直な平面で案内部材471を切断した場合の切断面の端面図である。図83(a)に示すように、案内部材471は遊技球B1を取り込んで案内するための上側案内部材481と、進路をガイドしながら遊技球B1を排出するための下側案内部材521と、からなる樹脂製の部材である。上側案内部材481と下側案内部材521とは分離可能である。
Next, the
先ず上側案内部材481について説明する。図83(a)に示すように、上側案内部材481は、案内通路461の上部である上部案内通路482が形成されている本体部483と、遊技球B1が案内部材471の右側に逸れないようにガードしながら遊技球B1を取り込むための突出部484と、からなる。このうち、本体部483の形状は直方体であり、その正面上部には遊技球B1を取り込むための入口485が前方に向けた開口として形成されているとともに、その下側平面の中央には上部案内通路482に案内された遊技球B1を下部案内通路525に排出するための開口である第1連絡用開口486(図83(b))が形成されている。
First, the
第1連絡用開口486は1つの遊技球B1が上下左右に1mmの余裕を持って通過可能な面積を有している。また、入口485は、遊技球B1の直径よりもひと回り大きな幅を有しているとともに、遊技球B1の直径の1.5倍の高さを有している。このように、入口485が上下方向に延在させて形成されており、入口485の直前において上下方向にぶれる遊技球B1の多くを取り込むことが可能な構成である。
The
図83(b)に示すように、本体部483には、当該入口485と連続する態様で後下方に向けて上部案内通路482が形成されている。当該上部案内通路482の詳細については後述する。図83(a)に示すように、本体部483の下側平面の四方の縁には上側案内部材481を下側案内部材521に固定して案内部材471とするための固定用突起487が下方に向けて突出する態様で一体形成されている。また、本体部483の左側面及び右側面は、その上部に、上側案内部材481を遊技盤451に固定するための弾性突出部531を備えている。
As shown in FIG. 83 (b), the
弾性突出部531は、本体部483の内部に固定されている圧縮コイルばね(図示略)に接続されており、上側案内部材481は当該圧縮コイルばねの弾性変形を利用することにより、着脱可能な態様で遊技盤451に固定される。
The
弾性突出部531は、圧縮コイルばねに力が加えられていない初期状態において側面から外方に突出している突出位置にある。圧縮コイルばねは、本体部483の外部から当該本体部483の内側に向けて力が加えられた場合に、縮んで変形状態となる。圧縮コイルばねの変形状態において、弾性突出部531は、初期状態において最も外方に突出している部分が側面と同一平面上に位置する変形位置をとる。変形位置にある弾性突出部531は、加えられている力が取り除かれた場合に、圧縮コイルばねの復元力により突出位置に戻る。
The
図83(a)に示すように、弾性突出部531は、当該弾性突出部531の手前側に位置しており急な傾斜で外方に突出している前方部531aと、当該弾性突出部531の奥側に位置しており緩やかな傾斜で外方に突出している後方部531bと、から構成されている。
As shown in FIG. 83 (a), the
上側案内部材481の突出部484は、本体部483の正面から前方に突出させて一体形成されている。当該突出部484は、遊技盤451において遊技球B1が上側案内部材481よりも右方向に進むことを防止するためのガード部489と、入口485の前方を流下する遊技球B1のうち、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1が案内通路461(図83(b))に導かれるように入口485方向に案内するとともに、手前側に位置する遊技球B1が案内通路461に導かれないように左方向に案内するための振分部541と、から構成されている。
The projecting
ガード部489は、直方体の形状を有しており、その左側面が入口485の右端に位置する態様で本体部483の正面に対して垂直に形成されている。当該ガード部489は、本体部483から前方に17mm突出している。このため、案内部材471が遊技盤451に装着された状態において、ガード部489は遊技盤451の表面から窓パネル52の背面近傍に亘って存在している。
The
また、振分部541は、本体部483の正面において入口485の下端よりも下方の領域から前方に向けて17mm突出させて一体形成されている。当該振分部541は、本体部483の左端からガード部489の左端に亘って存在している。また、振分部541は、入口485の前方を流下して衝突する遊技球B1を後方に向けて跳ね返すための取込面541aを奥側の上面として備えているとともに、入口485の前方を流下して衝突する遊技球B1を左方向に向けて跳ね返すための左誘導面541bを手前側の上面として備えている。
Further, the
取込面541aは、後方に向けて下方に傾斜しており、上方から落下して衝突する遊技球B1を入口485に向けて跳ね返す傾斜面である。また、左誘導面541bは、上方から落下する遊技球B1がその場に停留することを防ぐために左方に向けて下方に緩やかな傾斜を有している傾斜面である。
The
次に、下側案内部材521について説明する。図83(a)に示すように、下側案内部材521の形状は、左右方向及び奥行き方向に上側案内部材481と同じ長さ寸法を有する直方体であり、その正面上部には、1つの遊技球B1が上下左右に1mmの余裕を持って排出されることを可能とする出口522が前方に向けた開口として形成されている。また、下側案内部材521には、出口522から後上方に向けて上部案内通路482から排出された遊技球B1を出口522に案内するための下部案内通路525が形成されている。当該下部案内通路525の詳細については後述する。
Next, the
下側案内部材521における上側平面の中央には、下部案内通路525を上部案内通路482と連続的に連絡させるための第2連絡用開口523が上方に向けた開口として形成されている。当該第2連絡用開口523は、上側案内部材481の下側平面における第1連絡用開口486(図83(b))に対応する位置に形成されているとともに、第1連絡用開口486と同一のサイズ及び形状を有している。
At the center of the upper plane of the
また、下側案内部材521における上側平面の四方の縁には、上側案内部材481の固定用突起487に対応させて固定用受け部524が形成されている。当該固定用受け部524は、固定用突起487の全体が固定用受け部524に嵌まる場合に、固定用突起487の表面と固定用受け部524の内壁とが密着した状態となって上側案内部材481が下側案内部材521に固定されることを可能とする。また、下側案内部材521の左側面及び右側面は、その下部に、下側案内部材521を遊技盤451に固定するための弾性突出部531を備えている。当該弾性突出部531は上側案内部材481がその左側面及び右側面に備えている弾性突出部531と同一部材である。
Further, on the four edges of the upper plane of the
上記のように、上側案内部材481の固定用突起487が下側案内部材521の固定用受け部524に嵌まる態様で上側案内部材481が下側案内部材521に固定されることにより、上部案内通路482と下部案内通路525とが連絡して案内部材471が組み立てられる。
As described above, the
遊技盤451には、上側案内部材481が下側案内部材521に固定された状態において、上側案内部材481の本体部483及び下側案内部材521が隙間なく収容される直方体形状の固定用穴551(図84)が形成されている。また、当該固定用穴551の左側面及び右側面には、力が加えられていない初期状態の弾性突出部531と同一形状であるとともに同一サイズの凹み部が4個形成されいている。当該4個の凹み部は、上側案内部材481の本体部483及び下側案内部材521が隙間なく固定用穴551に収容された状態において、上側案内部材481の左右側面及び下側案内部材521の左右側面が備えている合計4つの弾性突出部531に対応する位置に形成されている。
In the
弾性突出部531は、案内部材471の固定用穴551への装着過程において、緩やかな傾斜で外方に突出している後方部531bが固定用穴551の側面から押されることにより、圧縮コイルばね(図示略)が変形状態となり、弾性突出部531が変形位置をとる。変形状態の圧縮コイルばねは、装着位置において固定用穴551の凹み部と弾性突出部531とが重なった場合に、後方部531bから加えられていた力が取り除かれて初期状態となる。これにより、弾性突出部531が突出位置に戻り、案内部材471が遊技盤451に装着された状態となる。
In the process of mounting the
弾性突出部531に接続されている圧縮コイルばねは、案内部材471が遊技盤451から前方に向けて引っ張られた場合に再び変形状態となって変形位置をとるため、遊技盤451に着脱可能な態様で固定されている。
The compression coil spring connected to the
ここで、案内部材471の着脱は弾性突出部531に接続されている圧縮コイルばね(図示略)の変形を伴って行われる。案内部材471が遊技盤451に装着される場合の圧縮コイルばねの変形は緩やかな傾斜で外方に突出している後方部531bが固定用穴551から力を加えられて行われるものである。一方、案内部材471が遊技盤451から取り外される場合の圧縮コイルばねの変形は急な傾斜で外方に突出している前方部531aに固定用穴551から力が加えられて行われるものである。
Here, the
このため、案内部材471を遊技盤451から取り外すために必要な力は、当該案内部材471を遊技盤451から取り外すために必要な力よりも大きな力である。案内部材471は、遊技盤451から外れにくい態様であり、当該案内部材471に遊技球B1が衝突しても案内通路461の位置ずれが起こりにくい態様で遊技盤451に装着されている。
Therefore, the force required to remove the
次に、案内部材471の内部に形成されている案内通路461について説明する。図83(b)に示すように、上部案内通路482は、入口485から取り込まれた遊技球B1を一旦後下方に案内した後、その場から前下方に位置する第1連絡用開口486まで案内する弓形の通路である。上部案内通路482は入口485から第1連絡用開口486までを連続的且つ滑らかに接続しており、入口485付近において下流に向けて徐々に通路の高さ寸法が減少するとともに、その下流においては、1つの遊技球B1が前後左右に1mmの余裕を持って通過できる通路断面を有する通路である。通路断面が狭く設定されているため、案内通路461内で遊技球B1が前後左右に大きくぶれることが抑制されており、案内通路461内における遊技球B1の進路は限定されている。
Next, the
図83(b)に示すように、上部案内通路482によって第1連絡用開口486まで案内された遊技球B1は第2連絡用開口523から下部案内通路525によって出口522まで案内される。下部案内通路525は上部案内通路482と連続的に接続されており、出口522付近には排出後の遊技球B1が第1左右振分釘213の第2振分面218aに衝突する確率を高めるために前方に向けて下方に傾斜しているガイド面462を備えている。ガイド面462は遊技球B1の直径の2倍の長さを有しており、ガイド面462上を転動する遊技球B1の下流における進路は当該ガイド面462の傾斜に大きく影響を受ける。
As shown in FIG. 83 (b), the game ball B1 guided to the
図84に示すように、ガイド面462は、入口485において案内通路461内にスムーズに取り込まれ、案内通路461を一定の基準速度以上で通過する遊技球B1を遊技領域PAの手前側に位置する第2振分面218aに衝突させる傾斜を有している。当該ガイド面462の傾斜は、入口485において案内通路461の内壁と衝突を繰り返して取り込まれ、案内通路461における通過速度が一定の基準速度未満である遊技球B1を遊技領域PAの手前側に位置する第1振分面217aに衝突させる傾斜である。案内通路461は出口522から排出される遊技球B1の多くを第2振分面218aに衝突させるための構成を有している。
As shown in FIG. 84, the
次に、案内通路461の下方に設けられている第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1の下流における進路を図85(a),(b)に基づいて説明する。図85(a),(b)は、案内通路461の下流周辺を拡大して示す遊技盤451の正面図である。
Next, a course downstream of the game ball B1 that collides with the first left-
図85(a)に示すように、第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられた遊技球B1はステージユニット354の上面に形成されている転動面357に導かれる。
As shown in FIG. 85A, the game ball B1 that collides with the
第16の実施形態において既に説明したとおり、ステージユニット354の転動面357の左右両端は山部358よりも十分に高く設けられているとともに、転動面357において、遊技球B1が前方に向けて落下し得る谷部359の左右方向の幅は遊技球B1の直径の略2倍であり、転動面357の左右方向の幅寸法に対する割合は低く設定されている。また、転動面357における谷部359の底と、山部358の頂上との高低差が小さく設定されている。つまり、転動面357上を転動する遊技球B1が谷部359から前方に向けて落下しにくい構成である。このため、第1左右振分釘213にて方向に振り分けられた遊技球B1が作動口33,34に入賞する可能性は高い。
As already described in the sixteenth embodiment, the left and right ends of the rolling
これに対して、図85(b)に示すように、第1左右振分釘213にて左方向に振り分けられた遊技球B1は左側の遊技領域PAを流下する。この場合、遊技球B1が左側誘導釘群491に誘導されて作動口33,34に入賞する可能性があるとともに、左側誘導釘群491を構成している障害釘228の隙間から下方に落下してアウト口24aから回収される可能性がある。遊技盤451において、左側誘導釘群491に案内されて作動口33,34に入賞する確率は、ステージユニット354の転動面357に案内されて作動口33,34に入賞する確率よりも低い。
On the other hand, as shown in FIG. 85 (b), the game ball B1 distributed to the left by the first left-
ここで、遊技盤451の固定用穴551には、第2振分面218aに衝突し易い態様で遊技球B1を排出する案内部材471に代えて、第1振分面217aに衝突し易い態様で遊技球B1を排出する交換用案内部材561を装着することが可能である。交換用案内部材561について図86を参照しながら以下に説明する。図86は遊技盤451の表面に垂直な平面で交換用案内部材561を切断した場合の切断面の端面図である。
Here, in the fixing
図86に示すように、交換用案内部材561は、案内部材471を組み立てる際に、下側案内部材521に代えて、ガイド面462とは異なる交換用ガイド面562を備えている交換用下側案内部材563を用いることにより組み立てられる。交換用下側案内部材563は、ガイド面462の形状及び出口522の形状のみが下側案内部材521とは異なる。
As shown in FIG. 86, when assembling the
図86に示すように、交換用下側案内部材563の出口564の下端は下側案内部材521の出口522の下端よりも下方に位置している。また、交換用下側案内部材563の交換用ガイド面562は、出口564付近において上に凸となる緩やかな弓形の形状を有している。このため、交換用下側案内部材563の交換用ガイド面562上を転動する遊技球B1の排出後の進路は、下側案内部材521のガイド面462上を転動する遊技球B1の排出後の進路よりも手前側となり、交換用下側案内部材563の出口564から排出される遊技球B1が遊技領域PAの手前側に位置する第1振分面217aと衝突する可能性が高くなる。
As shown in FIG. 86, the lower end of the
上記のように遊技盤451において、左側誘導釘群491に案内されて作動口33,34に入賞する確率は、ステージユニット354の転動面357に案内されて作動口33,34に入賞する確率よりも低いため、案内部材471に代えて交換用案内部材561を遊技盤451に装着することにより、案内部材471が装着されている機種よりも遊技球B1が作動口33,34に入賞し易い機種を製造することができる。
As described above, in the
以上詳述した実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
案内部材471は、出口522から排出される遊技球B1を下方に設けられている第1左右振分釘213の第2振分面218aに衝突し易くするための傾斜を有する案内通路461が形成されている。また、案内通路461の出口522の下方に位置する第1左右振分釘213は、遊技領域PAの奥側に位置する第1振分面217aに衝突する遊技球B1をステージユニット354の転動面357上に導く態様で設けられている。このため、案内通路461の出口522から排出される遊技球B1が転動面357に導かれることを遊技者に期待させ、遊技者の注目を案内通路461の出口522周辺に集めることで遊技の興趣向上を図ることができる。
The
また、遊技盤451において、ステージユニット354の転動面357に導かれた遊技球B1が転動面357の谷部359から落下しにくい構成であるため、転動面357に導かれて遊技球B1が第1作動口33に入賞する可能性は高い。一方、遊技球B1が遊技領域PAの左側を流下した後、左側誘導釘群491を構成している障害釘228同士の隙間から下方に落下し易い構成であるため、左側誘導釘群491に誘導された遊技球B1が作動口33,34に入賞する可能性は低い。このため、案内通路461の出口522から排出された遊技球B1が右方向に振り分けられた場合、第1作動口33に入賞することへの遊技者の期待を高めることができ、第1左右振分釘213による振分結果に遊技者の注目を集めて、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, in the
また、案内部材471は、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1を奥側に振り分けて入口485に導くための取込面541aを備えている。このため、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置を遊技球B1の進路に大きく反映することができ、案内通路461の入口485周辺に遊技者を注目させて、遊技の興趣向上を図ることができる。
Further, the
また、遊技盤451には、案内部材471に代えて交換用案内部材561を装着することが可能である。交換用案内部材561は、出口564から排出される遊技球B1を第1左右振分釘213の第1振分面217aに衝突し易くするための交換用ガイド面562を備えているため、案内部材471が装着されている機種とは異なる確率で遊技球B1が第1作動口33に入球する新たな機種を製造することができる。同一の遊技盤451を複数の機種に用いることで、製造コストを下げることができる。
Further, the
また、案内部材471は、当該案内部材471を遊技盤451に形成されている固定用穴551に嵌め込む過程において変形位置をとり、当該案内部材471が固定用穴551に完全に嵌まった状態となることにより突出位置に戻る弾性突出部531により、遊技盤451に着脱可能な態様で固定される構成である。また、遊技盤451に形成されている固定用穴551には同じ弾性突出部531を利用する交換用案内部材561を着脱可能な態様で装着することも可能である。このため、案内部材471が装着されていた遊技盤451に交換用案内部材561を付け直すことにより、遊技盤451をリサイクルして異なる機種を製造することが可能となる。
Further, the
<第18の実施形態の別形態>
・上述した第18の実施形態において、案内通路461の出口522から排出される遊技球B1の奥行き方向の位置を変更するための構成として、案内通路461の出口522に変更ガイド721を設けてもよい。変更ガイド721を備えている案内部材571を利用する場合について、図87(a)を参照しながら説明する。
<Another Embodiment of the 18th Embodiment>
In the eighteenth embodiment described above, the
図87(a)は案内部材571を遊技盤452の表面に垂直な平面で切断した場合の切断面の端面図である。図87(a)に示すように、案内部材571は遊技盤452に設けられている固定用穴552に装着されている。遊技盤452において、案内部材571を固定するための固定用穴552は、上記第18の実施形態における遊技盤451の固定用穴551よりも上方に設けられている。
FIG. 87A is an end view of the cut surface when the
変更ガイド721は2つの開口端572,573を有するL字管であり、1つ目の開口端である入口側開口端572が案内通路461の出口522に連絡しているとともに、2つ目の開口端である出口側開口端573が遊技領域PAの下方に向かう態様で、案内通路461の出口522に取り付けられている。
The
出口側開口端573の形状は円形であり、その中心は遊技領域PAの中心よりも奥側に位置している。このため、出口側開口端573の中心から排出される遊技球B1は下方に設けられている第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。しかし、出口側開口端573はその中心に位置する遊技球B1が前後左右に2mmずつぶれることが可能な空間を有しており、出口側開口端573から排出される遊技球B1の奥行き方向の位置は一定の範囲内において、奥側にずれたり、手前側にずれたりする。
The shape of the exit-
図87(a)に示すように、出口側開口端573から排出される遊技球B1が奥側の位置をとっている場合、当該遊技球B1は出口側開口端573の真下に設けられている第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して右方向に振り分けられる。一方、出口側開口端573から出る遊技球B1が手前側の位置をとっている場合、当該遊技球B1は出口側開口端573の真下に配設されている第1左右振分釘213の第2振分面218aと衝突して左方向に振り分けられる。
As shown in FIG. 87 (a), when the game ball B1 discharged from the exit-
このように、第1左右振分釘213と衝突する直前の遊技球B1の奥行き方向の位置を一定の範囲内に制限する変更ガイド721を利用する構成とすることにより、設計段階で想定した割合に近い割合で第1左右振分釘213が遊技球B1を遊技盤452の右方向と左方向に振り分ける構成とすることができる。また、変更ガイド721は出口側開口端573の直前で遊技球B1を下方に向けてガイドする構成であるため、出口側開口端573から排出された遊技球B1が第1左右振分釘213に衝突する前に奥行き方向にぶれて遊技盤452の表面や窓パネル52の背面に衝突することを防ぐことができる。
In this way, by using the
また、当該変更ガイド721を利用する構成において、変更ガイド721に代えて交換用変更ガイド722が上記第18の実施形態の案内部材471の出口522に設けられている交換用案内部材561を利用することにより、第1左右振分釘213が右方向に振り分ける遊技球B1の割合及び第1左右振分釘213が左方向に振り分ける遊技球B1の割合が案内部材571を利用する場合とは異なる機種を製造することができる構成としてもよい。当該交換用変更ガイド722を備えている交換用案内部材574を利用する場合について、図87(b)を参照しながら説明する。
Further, in the configuration using the
図87(b)は交換用案内部材574を遊技盤452の表面に垂直な平面で切断した場合の切断面の端面図である。図87(b)に示すように、交換用変更ガイド722は、変更ガイド721と同様に入口側開口端742及び出口側開口端743を有するL字管である。交換用変更ガイド722において水平方向に延在させて形成されている管である水平管744の長さ寸法は、変更ガイド721において水平方向に延在させて形成されている管である水平管745(図87(a))の長さ寸法よりも長い。このため、交換用変更ガイド722を案内通路461の出口522に設けた場合、出口側開口端743の中心は、当該出口側開口端743の真下に配設されている第1左右振分釘213の奥行き方向の中央よりも手前側に位置する。
FIG. 87B is an end view of the cut surface when the
また、交換用変更ガイド722における出口側開口端743は変更ガイド721の出口側開口端573と同一の大きさ及び形状を有している。このため、出口側開口端743から排出される遊技球B1の奥行き方向の位置は一定の範囲内において、奥側にずれたり、手前側にずれたりする。
Further, the outlet-
ここで、交換用変更ガイド722における出口側開口端743から排出される遊技球B1が取り得る奥行き方向の位置範囲は、変更ガイド721における出口側開口端573から排出される遊技球B1が取り得る奥行き方向の位置範囲よりも手前側にずれている。このため、交換用変更ガイド722を利用する機種において第1左右振分釘213が遊技球B1を左方向に振り分ける割合は、変更ガイド721を利用する機種において第1左右振分釘213が遊技球B1を左方向に振り分ける割合よりも多い。つまり、交換用変更ガイド722を利用する機種は、変更ガイド721を利用する機種よりも遊技球B1が第1作動口33に入賞しにくい機種である。
Here, the position range in the depth direction that can be taken by the game ball B1 discharged from the outlet-
このように、変更ガイド721に代えて交換用変更ガイド722を利用することにより、遊技球B1が第1作動口33に入賞する確率が異なる機種を製造することができる。異なる機種について同一の遊技盤452を使用することが可能であるため、遊技球B1が第1作動口33に入賞する確率を変えるために異なる遊技盤452を製造する場合と比較して、製造コストを抑えながら機種のバリエーションを増やすことができる。
In this way, by using the
・上述した第18の実施形態において、弾性突出部531を利用した固定方法に代えてネジ留めにより案内部材471及び交換用案内部材561を遊技盤451に固定する構成としていもよい。案内部材471は、本体部483から左右方向に突出しているネジ留め部を備えている。また、交換用案内部材561も当該交換用案内部材561を遊技盤451にネジ留めすることを可能とするために左右方向に突出しているネジ留め部を備えている。そして、遊技盤451の固定用穴551(図84)の周囲には、案内部材471又は交換用案内部材561のネジ留め部が遊技盤451の表面よりも手前に突出しない態様で収容可能なネジ留め用凹み部が形成されている。案内部材471及び交換用案内部材561は、ネジ留め用凹み部にネジ留め部が嵌まっている状態において、遊技盤451にネジ留めされる。このように、案内部材471及び交換用案内部材561の固定方法をネジ留めとすることにより、遊技球B1の衝突が繰り返されても排出する遊技球B1の進路がずれない態様で案内部材471及び交換用案内部材561を強固に固定することができる。
In the eighteenth embodiment described above, the
・上述した第18の実施形態において、案内部材471が案内通路461の入口485を開閉可能な開閉機構を備えている構成としてもよい。例えば、案内部材471を、高い確率で第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突する態様で遊技球B1を排出する構成とするとともに、内部抽選で所定の抽選結果となった場合に案内通路461の入口485が開放される構成としてもよい。当該構成では、所定の抽選結果となった場合に、所定の時間に亘って案内通路461の入口485が開放されることにより、遊技球B1が高い確率で第1左右振分釘213の第1振分面217aと衝突して転動面357に導かれるようになる。
-In the eighteenth embodiment described above, the
このように、遊技領域PAにおける遊技球B1の奥行き方向の位置に応じた態様で遊技球B1の進路が変化する構成において、時間帯に応じて奥行き方向の一方に位置する遊技球B1の割合が増減する構成とすることにより、同一遊技機内の遊技球B1の流れを時間帯に応じて変化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることができる。 In this way, in the configuration in which the course of the game ball B1 changes according to the position of the game ball B1 in the depth direction in the game area PA, the ratio of the game ball B1 located in one of the depth directions according to the time zone is By making the configuration increase or decrease, it is possible to change the flow of the game ball B1 in the same game machine according to the time zone, and it is possible to improve the interest of the game.
<第19の実施形態>
本実施形態は、主制御基板61を構成するプリント配線板741に半田ブリッジ751の発生を防ぐための短絡防止穴761が形成されている点で上記第11の実施形態と相違している。以下、上記第11の実施形態と同一の構成については基本的のその説明を省略する。
<19th embodiment>
This embodiment is different from the eleventh embodiment in that a short-
本実施形態における主制御基板61はプリント配線板741に多数の電子部品が装着されて構成されている電子回路実装基板である。主制御基板61の具体的な構成について図88(a),(b)を参照しながら説明する。図88(a)は主制御基板61(図43)の一部を拡大して示す表面図であり、図88(b)は主制御基板61における1列コネクタ782の周辺を拡大して示す表面図である。なお、図88(a)では、プリント配線板741の表面に形成されている配線パターン776の図示を省略している。
The
図88(a)に示すように、主制御基板61のプリント配線板741には、1列に並んでいる4本のピン784a〜784dを有する1列コネクタ782と、2本のピン784e,784fを有する2極コネクタ781と、2列に並んでいる8本のピン784g〜784pを有する2列コネクタ783と、が装着されている。コネクタ781〜783は、プリント配線板741に形成されているビアホール793(図90(a))にピン784a〜784pを挿通して装着されている。ここで、ビアホール793は、プリント配線板741の表面と裏面とを貫通する貫通孔である。以下では、プリント配線板741の表面において、装着されている1列コネクタ782周りの矩形領域を1列用領域787とするとともに、装着されている2極コネクタ781周りの矩形領域を2極用領域786とする。また、プリント配線板741の表面において、装着されている2列コネクタ783周りの矩形領域を2列用領域788とする。
As shown in FIG. 88 (a), the printed
上記第1の実施形態において図5を参照しながら既に説明したように、主制御基板61は払出制御装置77及び音声発光制御装置81などと接続されている。詳細には、図5に示すように、主制御装置60が備えている主制御基板61は、払出制御装置77が備えている払出制御基板及び音声発光制御装置81が備えている音声発光制御基板と電気的に接続されている。また、図5に示すように、主制御装置60が備えている主制御基板61は、主制御装置60が備えている停電監視基板67などの他の基板とも電気的に接続されている。
As already described with reference to FIG. 5 in the first embodiment, the
図88(a)に示すように、主制御基板61はメス型のコネクタであるコネクタ781〜783を用いて他の基板と接続されている。主制御基板61と他の基板とを電気的に接続するために用いられる電気ケーブルは両端にオス型のコネクタを備えている。そして、主制御基板61の表面に装着されているメス型のコネクタ781〜783と、電気ケーブルの片端のオス型のコネクタと、が接続されるとともに、当該電気ケーブルの他端のオス型のコネクタと、他の基板に装着されているメス型のコネクタと、が接続されることにより、主制御基板61は、当該他の基板と電気的に接続されている。ここで、他の基板には、払出制御装置77が備えている払出制御基板、音声発光制御装置81が備えている音声発光制御基板、及び停電監視基板67などが含まれる。
As shown in FIG. 88A, the
また、プリント配線板741には、抵抗771、コンデンサ772、トランジスタ773、及びIC774など、ビアホール793に端子775を挿通して装着する挿入実装部品も多数装着されている。図88(b)に示すように、プリント配線板741の表面において、1列コネクタ782の周辺には、当該1列コネクタ782のピン784a〜784dをプリント配線板741に装着されている電子部品と電気的に接続するために銅製の配線パターン776が形成されている。同様に、2極コネクタ781の周辺には当該2極コネクタ781をプリント配線板741上の電子部品と電気的に接続するための配線パターン776(図97(a))が形成されているとともに、2列コネクタ783の周辺には当該2列コネクタ783をプリント配線板741上の電子部品と電気的に接続するための配線パターン776(図97(b))が形成されている。当該配線パターン776の上には、絶縁体であるソルダーレジスト792が形成されており、配線パターン776は外部には露出していない。
Further, the printed
ここで、プリント配線板741に装着されているコネクタ781〜783の構造について図88(a)及び図89(a)〜(c)を参照しながら説明する。図89(a)は1列コネクタ782の斜視図であり、図89(b)は2極コネクタ781の斜視図であり、図89(c)は2列コネクタ783の斜視図である。図89(a)〜(c)に示すように、各コネクタ781〜783は上側平面が上方に向けて開口となっている中空の直方体形状を有するハウジング781a〜783aと、軸方向に延在させて形成されている金属製のピン784a〜784pと、から形成されている。ハウジング781a〜783aは樹脂製の絶縁体である。また、ピン784a〜784pは、オス型のピンであり、その表面には電気接続性、耐食性、及び半田付け性を向上させるためのメッキ皮膜が形成されている。当該メッキ皮膜は錫を含むものである。なお、ピン784a〜784pの表面に金のメッキ皮膜が形成されている構成としてもよい。
Here, the structures of the
図88(a)に示すように、コネクタ781〜783は、ハウジング781a〜783aの下側平面がプリント配線板741の表面と平行になる態様で装着されている。図89(a)〜(c)に示すように、コネクタ781〜783のピン784a〜784pは、軸がハウジング781a〜783aの下側平面に対して垂直となる態様で等間隔に並んでいる。また、ピン784a〜784pはハウジング781a〜783aの下側平面の上方及び下方に突出している。このうち、ピン784a〜784pの上側の突出部は、オス型コネクタとの嵌合時において、オス型コネクタが備えているメス型のピンと金属接触する。また、ピン784a〜784pの下側の突出部は、当該コネクタ781〜783がプリント配線板741に固定される際に、プリント配線板741のビアホール793に挿通されて半田付けされる。
As shown in FIG. 88 (a), the
図89(a)に示すように、1列コネクタ782は、右から順番に、第1ピン784a、第2ピン784b、第3ピン784c、及び第4ピン784dを備えており、4本のピン784a〜784dは1.5mmの間隔を空けて左右方向に1列で並んでいる。そして、当該ピン784a〜784dの列の周りはハウジング782aの側面で囲われている。また、図89(b)に示すように、2極コネクタ781を構成する2本のピン784e,784fは、1列コネクタ782におけるピン784a〜784dの間隔よりも広い2.5mmの間隔を空けて配置されており、当該2本のピン784e,784fの周りはハウジング781aの側面で囲われている。
As shown in FIG. 89A, the one-
また、図89(c)に示すように、2列コネクタ783を構成する8本のピン784g〜784pは、4本ずつ2列で並んでおり、当該2つのピン784g〜784pの列の周りはハウジング783aで囲われている。各列におけるピン784g〜784pの間隔は、1列コネクタ782におけるピン784a〜784dの間隔よりも広い2mmであるとともに、列同士の間隔は2.5mmである。
Further, as shown in FIG. 89 (c), the eight pins 784g to 784p constituting the two-
ここで、パチンコ機10が備えている基板には、隣接するピン784同士の間隔が1.5mmよりも狭い1列コネクタ、隣接するピン784の間隔が1.5mmよりも広い1列コネクタ、ピン784の間隔が2.5mmよりも狭い2極コネクタ、ピン784の間隔が2.5mmよりも広い2極コネクタ、列同士の間隔が2.5mmよりも広いとともに各列におけるピン784同士の間隔が1.5mmよりも狭い2列コネクタ、列同士の間隔が2.5mmよりも狭く、各列におけるピン784同士の間隔が1.5mmよりも狭い2列コネクタ、及び列同士の間隔が2.5mmよりも広く、各列におけるピン784同士の間隔が1.5mmよりも広い2列コネクタも配置されている。
Here, on the substrate provided in the
次に、プリント配線板741の構成について図90(a),(b)を参照しながら説明する。図90(a)は裏面側の一部を拡大して示すプリント配線板741の斜視図であり、図90(b)は表面に垂直な平面で切断したプリント配線板741のビアホール793周りを拡大して示す縦断面図である。プリント配線板741を構成している基材791は紙にフェノール樹脂を含浸させて製造された紙フェノール基板である。そして、プリント配線板741は絶縁板である基材791の表面及び裏面の両方に配線パターン776が形成されている両面基板である。
Next, the configuration of the printed
なお、プリント配線板741の基材791は紙フェノール基板に限られない。例えば、ガラス布にエポキシ樹脂を含浸させて製造されたガラスエポキシ基板であってもよい。また、プリント配線板741は、絶縁板の表面のみに配線パターン776が形成されている片面基板であってもよく、絶縁板の内層にも配線パターン776が形成されている多層基板であってもよい。
The
図90(a)に示すように、プリント配線板741には挿入実装部品の端子775(図88(a))又はコネクタ781〜783のピン784a〜784pを挿通するためのビアホール793が形成されている。当該ビアホール793の構成を説明するために、当該ビアホール793が形成される過程について以下に説明する。先ず1.6mmの厚みを有する基材791の表面及び裏面に0.04mmの厚みを有する銅箔779(図90(b))が貼りつけられる。その後、銅箔779が貼られている基材791を上下方向に貫通する孔であるスルーホール777(図90(b))が形成される。
As shown in FIG. 90 (a), the printed
そして、スルーホール777を備えている基材791に銅のメッキが行われる。これにより、基材791の表面及び裏面に貼られている銅箔779(図90(b))の上に銅薄膜778(図90(b))が形成される。また、スルーホール777は、当該タイミングで内壁に銅薄膜778が形成されることによってビアホール793となる。このとき、ビアホール793の周辺では、スルーホール777の上側開口の周囲にある銅箔779と下側開口の周囲にある銅箔779とがスルーホール777の内壁に形成された銅薄膜778を介して電気的に接続された状態となる。
Then, copper plating is performed on the
ビアホール793が形成された基材791の表面及び裏面に貼られている銅箔779の上には感光材料であるエッチングレジストの薄膜が形成される。当該エッチングレジストの薄膜には光(紫外線)が照射されることによりマスクパターンが転写されて、現像される。そして、マスクパターン以外の不要なエッチングレジストが除去されることにより、基材791の表面及び裏面にマスクパターンが形成された状態となる。
A thin film of an etching resist, which is a photosensitive material, is formed on the
その後、エッチングガス雰囲気において、イオンなどを利用してマスクパターンが形成された基材791上の銅箔779(図90(b))及び銅薄膜778をエッチングするドライエッチングが行われ、アセトンなどの有機溶剤でマスクパターン部分のエッチングレジストが除去されることにより、図90(a)に示すように、基材791上に銅製の配線パターン776が形成された状態となる。当該配線パターン776の厚みは、銅箔779の厚みと同じ略0.04mmである。なお、基材791上の銅箔779及び銅薄膜778のエッチングには、基材791をエッチング液に漬けるウェットエッチングを用いてもよい。
Then, in an etching gas atmosphere, dry etching is performed to etch the copper foil 779 (FIG. 90 (b)) and the copper
プリント配線板741は、配線パターン776が形成された状態の基材791の表面及び裏面にソルダーレジスト792が形成され、半田メッキ、無電解金メッキ、及び水溶性フラックス処理などの表面処理が行われることにより作成される。ここで、ソルダーレジスト792は、配線パターン776間を絶縁する役割を果たすとともに、半田付け工程において半田付けの対象箇所以外に半田が付着することを防ぐ役割を果たすレジストである。また、表面処理は、配線パターン776に連続しており、外部に露出している部分の半田付け性を向上させる処理であるとともに、銅箔部分を錆びにくくするための処理である。
In the printed
具体的には、配線パターン776が形成された状態の基材791の表面及び裏面にカーテンコート方式でレジスト液が塗布された後、ソルダーレジスト792のパターン部分を乾燥させて硬化させる処理が行われる。そして、レジストの未硬化部分が除去されることにより、基材791に配線パターン776及びソルダーレジスト792が形成されたプリント配線板741となる。
Specifically, after the resist liquid is applied to the front surface and the back surface of the
図90(a)に示すように、プリント配線板741において、ビアホール793の上側開口の周辺及び下側開口の周囲には、コネクタ781〜783のピン784a〜784pと配線パターン776とを半田付けにより電気的に接続するための接合穴762が形成されている。当該接合穴762は、配線パターン776の幅よりもひと回り大きな直径を有する円形の穴であり、プリント配線板741の表面及び裏面に形成されている。また、図90(a)に示すように、プリント配線板741において、一部のビアホール793の周囲には、接合穴762に代えて接合穴762よりも大きな面積を有する短絡防止穴761が形成されている。
As shown in FIG. 90A, in the printed
ビアホール793にコネクタ781〜783のピン784a〜784pが挿通されている状態において、当該ビアホール793の周囲に形成されている接合穴762又は短絡防止穴761の表面には溶融半田が付着する。そして、付着した溶融半田が凝固することにより、コネクタ781〜783のピン784a〜784pが配線パターン776と電気的に接続された状態でプリント配線板741に固定される。
In a state where the
ここで、接合穴762又は短絡防止穴761が周囲に形成されているビアホール793に端子775(図88)を挿通した状態で半田付けが行われることにより、挿入実装部品もプリント配線板741に装着されている。
Here, the insertion mounting component is also mounted on the printed
短絡防止穴761は、半田付け工程において、ビアホール793に挿通されているピン784a〜784p(図89(a)〜(c))の周りに付着する溶融半田が隣接するビアホール793に挿通されているピン784a〜784pの周りに付着する溶融半田と合流し、プリント配線板741に短絡回路が形成されることを防ぐ目的で設けられている。プリント配線板741において、隣接するビアホール793との間に短絡回路が形成される確率が高いビアホール793の周りには、接合穴762に代えて短絡防止穴761が設けられている。
The short-
ビアホール793に挿通されているピン784a〜784pの周りに付着する溶融半田の量が増える場合に、当該溶融半田が隣接するビアホール793に挿通されているピン784a〜784pの周りに付着する溶融半田と合流する確率が高まる。このため、短絡回路の形成抑制のために設けられる短絡防止穴761は、ビアホール793に挿通されているピン784a〜784pの周りに付着する溶融半田の量が増えた場合にも、その溶融半田を短絡防止穴761の上に保持することが可能な広い面積を有している。図90(a)に示すように、短絡防止穴761の面積は接合穴762の面積よりも広く設定されている。
When the amount of molten solder adhering around the
図88(a)において既に説明したように、プリント配線板741には多数の電子部品が装着されている。このため、ビアホール793周りにおいて、短絡防止穴761の面積を全方向に向けて広く設定すると、当該ビアホール793に最も近いビアホール793以外にも、当該ビアホール793の近くに存在する複数のビアホール793との間で短絡回路が形成される可能性が発生する。これに対して、短絡防止穴761の形状を一方向に延在している楕円形とすることにより、混み合っているプリント配線板741上で短絡回路が発生する可能性を低減することができる。
As already described in FIG. 88 (a), a large number of electronic components are mounted on the printed
図90(a)に示すように、ビアホール793の周りに形成されている短絡防止穴761は、当該ビアホール793に隣接しているビアホール793が存在する方向を避け、隣接しているビアホール793とは反対の方向に延在させて形成されている。当該短絡防止穴761は、接合穴762の直径と略同一の短径を有するとともに、接合穴762の直径の略2倍の長径を有する楕円形状の穴として形成されている。
As shown in FIG. 90A, the short-
接合穴762及び短絡防止穴761において、銅箔779(図90(b))は穴の上方に向けて露出している。プリント配線板741の表面及び裏面において、当該接合穴762及び短絡防止穴761を除く領域はソルダーレジスト792によってマスクされているため、半田付け工程において、接合穴762部分に選択的に半田を付着させることができる。
In the
次に、半田付け工程においてコネクタ781〜783のピン784a〜784pの周り、及び挿入実装部品の端子775の周りに形成される半田フィレット798について説明する。
Next, the
半田付け工程では、コネクタ781〜783のピン784a〜784pがプリント配線板741のビアホール793に挿通される。そして、当該ビアホール793に溶融半田が付着して凝固する。これにより、コネクタ781〜783はプリント配線板741の表面及び裏面に形成されている配線パターン776と電気的に接続されている状態で固定される。
In the soldering step, the
1列コネクタ782の第2ピン784bの周りを例として、半田フィレット798について図91を参照しながら説明する。図91は表面に垂直な平面で切断したプリント配線板741における1列コネクタ782のピン784周りを拡大して示す縦断面図である。ここで、ピン784は、1列コネクタ782、2極コネクタ781、及び2列コネクタ783が備えているピン784a〜784pと同一部材であり、ピン784a〜784pの総称である。
The
図91に示すように、プリント配線板741に固定されている1列コネクタ782のピン784周りには溶融半田が凝固して半田フィレット798が形成されている。当該半田フィレット798は、接合穴762の上に形成されており、プリント配線板741の裏面から1列コネクタ782のピン784に沿って下方に向かう略円錐形状を有している。略円錐形の底面から頂点までの下方向の長さを当該半田フィレット798の高さとする。半田フィレット798は、1列コネクタ782におけるピン784の表面の一部と、ビアホール793の内壁と、プリント配線板741の接合穴762の表面と、を含む態様で形成されている。既に説明したとおり、接合穴762は、プリント配線板741上に形成されておりソルダーレジスト792に覆われている配線パターン776と連続しているため、1列コネクタ782のピン784は半田フィレット798によって配線パターン776と電気的に接続されている。
As shown in FIG. 91, molten solder is solidified around the
また、2極コネクタ781のピン784e,784fと、2列コネクタ783のピン784g〜784pと、のそれぞれも、1列コネクタ782のピン784と同様に半田付けされている。また、主制御基板61を構成している挿入実装部品もコネクタ781〜783と同様に、プリント配線板741のビアホール793に挿入実装部品の端子775が挿通された状態で半田付けされて固定されている。これにより、挿入実装部品の端子775(図88(a))は、ビアホール793と、プリント配線板741の表面及び裏面に形成されている配線パターン776と電気的に接続されている。
Further, the
図92(a)は図88(a)と同じ主制御基板61の一部を拡大して示す裏面図である。主制御基板61の裏面において、コネクタ781〜783のピン784a〜784p(図89(a)〜(c))が挿通されるビアホール793の周りには接合穴762又は短絡防止穴761が形成されている。このため、図92(a)に示すように、プリント配線板741の裏面において、装着されている1列コネクタ782の周辺の領域である1列用裏面領域842には、接合穴762上に形成される円形の半田フィレット798と、短絡防止穴761上に形成される楕円形の半田フィレット799と、が1列に並んでいる。
FIG. 92A is an enlarged back view showing a part of the same
ここで、プリント配線板741の裏面における1列用裏面領域842の構成について、図92(b)を参照しながら説明する。図92(b)は1列コネクタ782が装着される前の1列用裏面領域842を拡大して示すプリント配線板741の裏面図である。
Here, the configuration of the
図92(b)に示すように、1列用裏面領域842において、1列コネクタ782の第1ピン784aが挿通されるビアホール793を第1ビアホール793aとするとともに、第2ピン784bが挿通されるビアホール793を第2ビアホール793bとする。また、1列コネクタ782の第3ピン784cが挿通されるビアホール793を第3ビアホール793cとするとともに、第4ピン784dが挿通されるビアホール793を第4ビアホール793dとする。
As shown in FIG. 92B, in the
図92(b)に示すように、1列用裏面領域842において、ビアホール793a〜793dは、右側から第1ビアホール793a、第2ビアホール793b、第3ビアホール793c、第4ビアホール793dの順番で左側に向けて1列に並んでいる。半田付け工程において、プリント配線板741が右方向に向けて搬送される場合、1列用裏面領域842の左端に位置する第4ビアホール793dが搬送方向の後端に位置することとなる。また、半田付け工程において、プリント配線板741が左方向に向けて搬送される場合、1列用裏面領域842の右端に位置する第1ビアホール793aが搬送方向の後端に位置することとなる。
As shown in FIG. 92B, in the
図92(b)に示すように、1列用裏面領域842において、第1ビアホール793aの周りに形成されている短絡防止穴761には配線パターン776が接続されている。また、1列用裏面領域842において、短絡防止穴761、短絡防止穴761に接続されている配線パターン776、及び接合穴762は、絶縁体で構成されている絶縁領域で囲われており、当該絶縁領域の周囲に接地のためのGNDベタ851が設けられている。そして、第3ビアホール793c周りの接合穴762のみが短絡防止穴761の長径よりも狭い幅を有する接続部763によってGNDベタ851と電気的に接続されている。配線パターン776及びGNDベタ851の上には、ソルダーレジスト792が形成されている。このため、配線パターン776及びGNDベタ851は外部に露出しておらず、半田付け工程において配線パターン776及びGNDベタ851に溶融半田は付着しない。
As shown in FIG. 92B, the
ここで、GNDベタ851について説明する。プリント配線板741の表面及び裏面にはコネクタ781〜783のピン784a〜784pと当該プリント配線板741に装着されている挿入実装部品の端子775とを接続するための配線パターン776の他に、コネクタ781〜783や挿入実装部品を接地するためのグランドパターンとしてGNDベタ851(図92(b))が設けられている。当該GNDベタ851は、銅製のパターンであり、プリント配線板741の表面及び裏面に広い面積を有している。
Here, the GND solid 851 will be described. On the front and back surfaces of the printed
プリント配線板741に装着されるコネクタ781〜783のピン784a〜784pの一部は接地のためにGNDベタ851と接続される。本パチンコ機10の1列用裏面領域842においては、図92(b)に示すように、ビアホール793a〜793dの列の両端を避けて、右から3番目に位置する第3ビアホール793cがGNDベタ851と接続されている。これにより、1列コネクタ782(図89(a))における4つのピン784a〜784dの列において、両端には位置しない第3ピン784c(図89(a))が接地される。
A part of the
半田付け工程において、1列コネクタ782の第3ピン784c周りの溶融半田が有している熱の一部は、第3ピン784cの周囲に形成されている接合穴762を介して、当該接合穴762と接続されているGNDベタ851に移動する。GNDベタ851はプリント配線板741上に大きな面積を有しているため、面積の狭い配線パターン776よりも多くの熱を吸収することができる。
In the soldering process, a part of the heat of the molten solder around the
1列コネクタ782の第3ピン784c周りの溶融半田の温度は、当該1列コネクタ782における残りのピン784a,784b,784d周りの溶融半田の温度よりも下がる。このように、接地のためにGNDベタ851と接続されるピン784a〜784p及び端子775の周りの溶融半田の温度は低くなり、溶融半田の流動性が低下する。このため、GNDベタ851と接続されるピン784a〜784p及び端子775の周りでは溶融半田の合流が起こりやすく、短絡回路が形成され易い環境となる。
The temperature of the molten solder around the
本パチンコ機10の1列用裏面領域842においては、GNDベタ851に接続される第3ビアホール793cがビアホール793a〜793dの列の両端に位置しないように設定されており、1列用裏面領域842の両端における短絡回路の形成が抑制されている。
In the
次に、半田ブリッジ751が発生するメカニズムについて説明するために、先ずプリント配線板741にコネクタ781〜783及び挿入実装部品を装着するために行われる半田付け工程について説明する。
Next, in order to explain the mechanism by which the
図88に示した主制御基板61はプリント配線板741にコネクタ781〜783及び挿入実装部品が固定された後、自動半田付け装置822(図93(a))においてフロー半田付けが行われることにより作成される。ここで、フロー半田付けとは、半田付けの対象部分に溶融した半田と熱とを同時に供給して半田付けを行う方法である。図93(a)は溶融半田の噴流821を説明するための説明図であり、図93(b)はプリント配線板741の裏面に噴流821が当たっている様子を説明するための説明図である。
The
図93(a)に示すように、自動半田付け装置822は、緩やかな勾配を有している傾斜部材822aを備えており、当該傾斜部材822aの上を溶融半田が流下する。ここで、溶融半田とは略250℃に加熱されて溶融状態となっている半田である。溶融半田の温度が低い場合には溶融半田の流動性が低下して半田付け不良の発生原因となる。具体的には、コネクタ781〜783のピン784a〜784p(図89(a)〜(c))又は挿入実装部品の端子775(図88(a))周りに付着する溶融半田の量が増加するとともに、溶融半田の切れが悪くなり、2本のピン784a〜784p周りの溶融半田又は2本の端子775周りの溶融半田が合流することにより半田ブリッジ751(図95(c))が形成されて回路が短絡する原因となる。
As shown in FIG. 93A, the
半田付け工程は、プリント配線板741の裏面を自動半田付け装置822の傾斜部材822a上を流下する溶融半田と接触させることにより行われる。図93(b)に示すように、自動半田付け装置822において、プリント配線板741は、上向きに緩やかな傾斜を有する状態で搬送されながら溶融半田と接触する。プリント配線板741は右方向に向けてベルトコンベアで搬送される。
The soldering step is performed by bringing the back surface of the printed
ここで、ベルトコンベアで搬送されているプリント配線板741の裏面に噴流821が当たる場合の溶融半田の挙動について説明することにより、プリント配線板741の裏面に形成されている短絡防止穴761の効果を説明する。先ず短絡防止穴761が形成されていない比較用プリント配線板831(図94(a))の半田付け工程における溶融半田の挙動について説明する。
Here, by explaining the behavior of the molten solder when the
比較用プリント配線板831の裏面にはコネクタ781〜783を構成する複数のピン784a〜784p、及び挿入実装部品を構成する複数の端子775が並んでいる。例えば、図93(b)に示すように、1列コネクタ782の4本のピン784a〜784dが半田付けされる場合、比較用プリント配線板831は上に向いて緩やかに傾斜している状態で搬送されているため、噴流821との接触の開始タイミング及び終了タイミングは4本のピン784a〜784dのそれぞれで異なる。ここで、図93(b)に示すように、右に向けて搬送されるプリント配線板741に装着されている1列コネクタ782において、1番右側に位置するピンを第1ピン784aとするとともに、右から2番目に位置するピンを第2ピン784bとする。また、右から3番目に位置するピンを第3ピン784cとするとともに、右から4番目に位置するピンを第4ピン784dとする。
On the back surface of the comparative printed
図93(b)に示すように、1列コネクタ782の4つのピン784a〜784dは、第1ピン784aから順番に噴流821と接触している状態となり、最後に第4ピン784dが噴流821と接触している状態となる。そして、第1ピン784aから順番に噴流821との接触状態から抜け出し、最後に第4ピン784dが噴流821との接触状態から抜け出す。
As shown in FIG. 93B, the four
1列コネクタ782の4本のピン784a〜784dが噴流821との接触状態から抜け出す際の溶融半田の挙動について、図94(a)〜(c)及び図95(a)〜(c)を参照しながら以下に説明する。図94(a)は1列コネクタ782の第2ピン784b、第3ピン784c、及び第4ピン784dが噴流821と接触している状態を説明するために示す比較用プリント配線板831の縦断面図であり、図94(b)は1列コネクタ782の第2ピン784bが噴流821との接触状態から抜け出す様子を説明するために示す比較用プリント配線板831の縦断面図であり、図94(c)は1列コネクタ782の第3ピン784cが噴流821との接触状態から抜け出す様子を説明するために示す比較用プリント配線板831の縦断面図である。ここで、図94(a)〜(c)の縦断面図は比較用プリント配線板831を当該比較用プリント配線板831の表面に垂直な平面で切断した場合の切断面における縦断面図である。
See FIGS. 94 (a) to 94 (c) and 95 (a) to (c) for the behavior of the molten solder when the four
1列コネクタ782の第2ピン784b、第3ピン784c、及び第4ピン784dが噴流821と接触している状態(図94(a))から、第3ピン784c及び第4ピン784dのみが噴流821と接触している状態(図94(b))に遷移すると、第2ピン784bの周りに所定量の溶融半田が残り、半田フィレット798の形成が始まる。このように、半田フィレット798が形成される初期の段階において、第2ピン784bの周りに残る溶融半田の量は、第2ピン784b周りに形成されている接合穴762の面積及び比較用プリント配線板831の搬送速度などに影響される。
From the state where the
図94(b)に示すように、第2ピン784b周りの半田フィレット798の形成開始タイミングでは、第2ピン784bの周りに形成途中である半田フィレット798と噴流821とが連続している状態である。この状態は、第2ピン784b周りの溶融半田と噴流821の溶融半田とが行き来することができる状態である。
As shown in FIG. 94 (b), at the timing of starting the formation of the
ここで、溶融半田の静的な性質について説明する。略250℃の溶融半田は、流動性を有するとともに表面張力も備えている。このため、少量の溶融半田の塊が大量の溶融半田の塊と接触すると、少量の塊を形成している溶融半田が大量の溶融半田の塊の方に引き寄せられる。これにより、少量の塊を形成している溶融半田の量は接触前よりも減少するとともに、大量の塊を形成している溶融半田の量は接触前よりも増加する。 Here, the static properties of the molten solder will be described. The molten solder at about 250 ° C. has fluidity and surface tension. Therefore, when a small amount of molten solder lumps come into contact with a large amount of molten solder lumps, the molten solder forming the small amount of lumps is attracted toward the large amount of molten solder lumps. As a result, the amount of molten solder forming a small amount of lumps is smaller than that before contact, and the amount of molten solder forming a large amount of lumps is larger than that before contact.
図94(b)に示すように、第2ピン784bの周りに残っている溶融半田と噴流821の溶融半田とが連続している場合には、第2ピン784bの周りの溶融半田の方が少量であるため、第2ピン784bの周りに残っている少量の溶融半田の一部が噴流821に引き込まれる。このため、第2ピン784bの周りには初期に付着する溶融半田よりも少量の溶融半田が残り、図94(c)に示すように、第2ピン784bの周りに残った溶融半田によって第2ピン784bの周りに形成されている接合穴762上に半田フィレット798が形成される。
As shown in FIG. 94 (b), when the molten solder remaining around the
図95(a)は1列コネクタ782の第3ピン784cが噴流821との接触状態から抜け出した状態を説明するために示す比較用プリント配線板831の縦断面図であり、図95(b)は1列コネクタ782の第4ピン784dが噴流821との接触状態から抜け出した状態を説明するために示す比較用プリント配線板831の縦断面図であり、図95(c)は1列コネクタ782の第3ピン784cと第4ピン784dとの間に半田ブリッジ751が形成されている状態を示す比較用プリント配線板831の縦断面図である。ここで、図95(a)〜(c)の縦断面図は比較用プリント配線板831を当該比較用プリント配線板831の表面に垂直な平面で切断した場合の切断面における縦断面図である。
FIG. 95 (a) is a vertical cross-sectional view of the comparative printed
第3ピン784cが噴流821との接触状態から抜ける場合、半田フィレット798が形成される初期の段階で第3ピン784cの周りに残る溶融半田の一部が噴流821に引き込まれる。このため、図95(a)に示すように、第3ピン784cの周りには初期に付着する溶融半田よりも少量の溶融半田が残り、第3ピン784cの周りに残った溶融半田によって第3ピン784cの周りに形成されている接合穴762上に半田フィレット798が形成される。
When the
一方、図95(b)に示すように、1列コネクタ782の4本のピン784a〜784d(図93(b))によって構成されている列の右端に位置する第4ピン784dが噴流821との接触状態から抜ける場合には、半田フィレット798が形成される初期の段階で第4ピン784dの周りに残る溶融半田と噴流821とは接触状態にない。このため、初期に第4ピン784dの周りに残る溶融半田の量が減少することなくそのまま維持される。
On the other hand, as shown in FIG. 95 (b), the
比較用プリント配線板831において、1列コネクタ782の第4ピン784dが挿通されているビアホール793の周りには第1ピン784a〜第3ピン784cの周りと同一の接合穴762が形成されている。第4ピン784dの周りには接合穴762の面積に対して過剰量の溶融半田が残り易い。第4ピン784dの周りに収まりきれない余剰の溶融半田が発生した場合には、図95(c)に示すように、搬送方向の前側に隣接する第3ピン784cの周りの溶融半田と最も合流し易い。
In the comparative printed
第4ピン784dの周りの溶融半田と第3ピン784cの周りの溶融半田とが合流して連続状態となった場合には、2本のピン784c,784dの間に2本のピン784c,784dを電気的に接続する半田ブリッジ751が形成される。これにより、比較用プリント配線板831を用いる主制御基板内に短絡回路が形成される。この場合には、自動の半田付け作業後に手動の修正作業が必要となり、比較用プリント配線板831を用いる主制御基板の製造効率が落ちるとともに製造コストが高くなる。
When the molten solder around the
これに対して、プリント配線板741を用いる本実施形態の主制御基板61では、図92(b)において既に説明したとおり、GNDベタ851と接続される第3ビアホール793cが1列用裏面領域842の両端には位置しないように配置されている。第3ビアホール793cは、半田付け工程において、プリント配線板741が右方向に搬送される場合、及び左方向に搬送される場合の両方において、搬送方向の後端には位置しない。
On the other hand, in the
GNDベタ851に接続されている第3ピン784c周りにおける溶融半田の温度低下に伴い溶融半田の流動性が低下して半田ブリッジ751(図95(c))が発生し易くなるという影響がプリント配線板741の搬送方向の後端に位置する可能性があるビアホール793a,793dの周りに及ばない構成である。これにより、GNDベタ851の影響で1列用裏面領域842の端に位置するビアホール793a,793dの周りに半田ブリッジ751が形成される可能性が低減されている。
Printed wiring has the effect that the fluidity of the molten solder decreases as the temperature of the molten solder around the
また、1列コネクタ782において、GNDベタ851と接続される第3ピン784cは1列コネクタ782のピン784a〜784dの列の内側に位置しているため、当該第3ピン784cの周りで最終的に半田フィレット798を形成する溶融半田の量は、初期の段階で当該第3ピン784cの周りに付着する溶融半田の量よりも減少する。これにより、1列コネクタ782において接地のためにGNDベタ851と接続される第3ピン784cの周りに半田ブリッジ751が形成されて短絡することを防ぐことができる。
Further, in the one-
図92(b)において既に説明したとおり、1列コネクタ782の第4ピン784dが挿通される第4ビアホール793dの周りに接合穴762に代えて短絡防止穴761が形成されている。これにより、第4ピン784dの周りに残る溶融半田が第3ピン784cの周りに残る溶融半田と合流することが抑制されており、半田ブリッジ751の発生抑制が図られている。図92(b)に戻り、短絡防止穴761の詳細について以下に説明する。
As already described in FIG. 92B, a short-
図92(b)に示すように、右から左に向けてビアホール793a〜793dが並んでいる1列用裏面領域842において、ビアホール793a〜793dの列の右端に位置する第1ビアホール793a及び左端に位置する第4ビアホール793dの周りには短絡防止穴761が形成されているとともに、列の内側に位置する第2ビアホール793b及び第3ビアホール793cの周りに接合穴762が形成されている。このように、搬送方向に平行であるビアホール793a〜793dの列の両端に短絡防止穴761が形成されているため、半田付け工程においてプリント配線板741が左に向けて搬送される場合においても、搬送方向の後端となる右端に位置するビアホール793の周りにおける半田ブリッジ751の発生抑制を図ることができる。
As shown in FIG. 92B, in the
図92(b)に示すように、1列用裏面領域842において、ビアホール793a〜793dの中心から隣接するビアホール793a〜793dの中心までの距離LA1は、1列コネクタ782において隣接するピン784a〜784d(図89(a))の間の距離と同じ1.5mmである。
As shown in FIG. 92B, in the
図92(b)に示すように、第1ビアホール793a周りの短絡防止穴761の左端から第2ビアホール793b周りの接合穴762の右端までの距離LB1、及び第3ビアホール793c周りの接合穴762の左端から第4ビアホール793d周りの短絡防止穴761の右端までの距離LB1は、第2ビアホール793b周りの接合穴762の左端から第3ビアホール793c周りの接合穴762の右端までの距離LB1と同一である。
As shown in FIG. 92 (b), the distance LB1 from the left end of the short-
図92(b)に示すように、第4ビアホール793d周りには、第4ビアホール793dが短絡防止穴761の中央よりも右側に位置する態様で、短絡防止穴761がビアホール793a〜793dの列の外側寄りに設けられている。第4ビアホール793d周りの短絡防止穴761はビアホール793a〜793dの列の外方向に延在している。また、第1ビアホール793aの周りには、第1ビアホール793aが短絡防止穴761の中央よりも左側に位置する態様で、短絡防止穴761がビアホール793a〜793dの列の外側寄りに設けられている。第1ビアホール793a周りの短絡防止穴761はビアホール793a〜793dの列の外方向に延在している。
As shown in FIG. 92B, the fourth via
接合穴762の直径よりも長い長径を有する短絡防止穴761をビアホール793a〜793dの列の外側寄りに設けることにより、半田付け工程において、接合穴762の上に付着する溶融半田と短絡防止穴761の上に付着する溶融半田とが接近して合流する可能性が低減される。これにより、プリント配線板741上で短絡回路が形成される可能性を低減することができる。
By providing a short-
次に、半田付け工程により1列コネクタ782の第4ピン784dの周りに形成される半田フィレット799を図96に基づいて説明する。図96は1列コネクタ782の第4ピン784dの周りに形成されている半田フィレット799を示すプリント配線板741の縦断面図である。ここで、図96の縦断面図はプリント配線板741を当該プリント配線板741の表面に垂直な平面で切断した場合の切断面における縦断面図である。
Next, the
図96に示すように、プリント配線板741における第4ピン784dの周りの短絡防止穴761は、上述した比較用プリント配線板831における第4ピン784dの周りの接合穴762の面積よりも大きな面積を有している。このため、短絡防止穴761の上には、接合穴762の上に形成可能な半田フィレット798よりも面積の大きい底面を有する半田フィレット799が形成可能である。このように、短絡防止穴761を備えているプリント配線板741において1列コネクタ782の第4ピン784dの周りに安定的に収まる溶融半田の量は、比較用プリント配線板831において1列コネクタ782の第4ピン784dの周りに安定的に収まる溶融半田の量よりも多い。プリント配線板741において、1列コネクタ782の第4ピン784dの周りに短絡防止穴761を形成することにより、当該第4ピン784dの周りで余剰な溶融半田が発生する可能性を低減することにより、第4ピン784dの周りに残る溶融半田による半田ブリッジ751の発生を抑制することができる。
As shown in FIG. 96, the short-
図92(b)に示すように、第4ビアホール793d周りの短絡防止穴761はビアホール793a〜793dの列の外側に向けて延在させて形成されており、当該短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心は列内で隣接する第3ビアホール793cから遠ざかる方向に位置している。このため、半田付け工程において、第4ピン784dの周りで余剰な溶融半田が発生しても、当該余剰な溶融半田が遠くにある第3ピン784cの周りの溶融半田と合流して半田ブリッジ751が発生することを抑制することができる。
As shown in FIG. 92B, the short-circuit prevention holes 761 around the fourth via
既に説明したとおり、本パチンコ機10は、1列コネクタ782が装着されている主制御基板61の他に、ピン784(図91)の間隔が1.5mmよりも広い1列コネクタが装着されている基板及び1.5mmよりも狭い1列コネクタが装着されている基板を備えている。これらの1列コネクタにおいて、接地のためにGNDベタ851(図92(b))に接続されるピン784は、半田付け工程において、搬送方向の先端及び後端以外に位置するように、ピン784の列の端を外して配置されている。半田フィレット798(図91)が形成される初期の段階でGNDベタ851に接続されるピン784の周りに残る溶融半田の一部は噴流821に引き込まれるため、当該ピン784の周りに残る溶融半田の量は初期の量よりも減少する。このように、GNDベタ851に接続されるピン784の周りの溶融半田の温度が下がり、溶融半田の粘性が増大することが原因となって当該ピン784の周りに半田ブリッジ751が発生する確率が低減されている。
As described above, in the
本パチンコ機10において、ピン784同士の間隔が1.5mmよりも大きい1列コネクタの全てのピン784の周りには接合穴762(図90(a))が形成されている。一方、ピン784同士の間隔が1.5mm以下である1列コネクタをプリント配線板に装着する場合、列の両端のピン784の周りに接合穴762を用いると、当該プリント配線板の搬送方向の後端に位置するピン784の周りに付着する溶融半田と、当該ピン784に隣接するピン784の周りに付着する溶融半田とが合流して半田ブリッジ751を形成する確率が高くなることが実験的に分かっている。
In the
これに対して、本パチンコ機10において、ピン784同士の間隔が1.5mm以下である1列コネクタをプリント配線板に装着する場合には、列の端に位置するピン784の周りに、接合穴762よりも大きい面積を備えている短絡防止穴761(図90(a))が設けられている。接合穴762に代えて短絡防止穴761を用いることにより、形成可能な半田フィレット798の底面積を増大させ、搬送方向の後端に位置するピン784の周りに多くの溶融半田を安定的に収めることを可能としている。これにより、1列コネクタにおいて搬送方向の後端に位置するピン784の周りに半田ブリッジ751が形成される確率を下げることができる。
On the other hand, in the
1列コネクタにおいて列の端に位置するピン784の周りに形成されている短絡防止穴761は列の内部に存在する隣接ピン784を避け、列の外側に向けて延在させる態様で設けられている。このように、短絡防止穴761に溜まる溶融半田の重心が隣接するピン784とは反対方向に位置する態様とすることにより、一旦短絡防止穴761に溜まった溶融半田が隣接するピン784の方向に移動し、隣接するピン784の周りの溶融半田と合流して半田ブリッジ751を形成することを抑制することができる。
The short
本パチンコ機10において、ピン784同士の間隔が1.5mm以下である1列コネクタをプリント配線板に装着する場合には、列の一方の端に位置するピン784の周りだけでなく他方の端に位置するピン784の周りにも、接合穴762よりも大きい面積を備えているとともにピン784の列の外側に向けて延在させて形成されている短絡防止穴761が設けられている。これにより、半田付け工程において、プリント配線板が搬送される方向によらずに、1列コネクタにおいて列の両端に位置するピン784の周りに半田ブリッジ751が形成される確率を下げることができる。半田付け工程においてプリント配線板の搬送方向が1方向に限定されないため、半田付け工程においてプリント配線板の搬送方向を柔軟に決めることができ、製造効率を高めることができる。
In the
なお、列の両端に位置するピン784の周りに形成される穴が接合穴762から短絡防止穴761に変わる1.5mmというピン784の間隔の基準値は、一定数のプリント配線板に1列コネクタを装着するための半田付けを行った場合に、1列コネクタにおいて搬送方向の後端に位置するピン784の周りに半田ブリッジ751が形成される確率が所定の基準値よりも小さくなるように定められる値である。
The reference value of the
図89(a)にて既に説明したとおり、プリント配線板741(図92(b))に装着される1列コネクタ782のピン784a〜784dの間隔は1.5mmであり、短絡防止穴761(図92(b))を設定するための条件を満たしている。このため、図92(b)に示すように、プリント配線板741の1列用裏面領域842において、第1ビアホール793a及び第4ビアホール793dの周りには短絡防止穴761が設けられており、プリント配線板741に短絡回路が形成される可能性の低減が図られている。
As already described with reference to FIG. 89 (a), the distance between the
次に、プリント配線板741に装着されている2極コネクタ781を構成しているピン784の周りの構成について説明する。図92(a)に示すように、プリント配線板741の裏面において、装着されている2極コネクタ781の周辺の領域である2極用裏面領域841には、短絡防止穴761上に形成される楕円形の半田フィレット799が2つ存在する。
Next, the configuration around the
ここで、プリント配線板741の裏面における2極用裏面領域841の構成について、図97(a)を参照しながら説明する。図97(a)は2極コネクタ781が装着される前の2極用裏面領域841を拡大して示すプリント配線板741の裏面図である。2極用裏面領域841には、左右方向に並ぶ態様で、2つのビアホール793が形成されている。ここで、2極用裏面領域841の右側に位置するビアホール793を第1ビアホール793eとするとともに左側に位置するビアホール793を第2ビアホール793fとする。
Here, the configuration of the
図97(a)に示すように、2極用裏面領域841において、第1ビアホール793e及び第2ビアホール793fは、共に2極用裏面領域841の端に位置している。このため、上述した1列用裏面領域842(図92(b))の場合とは異なり、GNDベタ851に接続されるビアホール793e,793fを搬送方向の両端以外の位置に配置することができない。既に説明したとおり、GNDベタ851と接続されるビアホール793e,793fの周りでは、溶融半田の温度が下がるため、当該ビアホール793e,793fの周りで半田ブリッジ751(図95(c))が発生する確率は高い。また、搬送方向の後端に位置することとなるビアホール793e,793fの周りでは、半田フィレット798が形成される初期の段階で過剰の溶融半田が付着し易いため、半田ブリッジ751が発生する確率が高い。
As shown in FIG. 97A, in the 2-pole back
本パチンコ機10が備えている基板を構成しているプリント配線板において、2極コネクタが装着されているプリント配線板では、2極コネクタを構成している2本のピン784(図91)のいずれもが、半田付け工程において、搬送方向の後端に位置するピン784となる可能性がある。そして、GNDベタ851に接続されているピン784が搬送方向の後端に位置しているピン784となった場合、当該ピン784の周りは半田ブリッジ751が非常に発生し易い環境となる。
In the printed wiring board constituting the board included in the
このため、本パチンコ機10において、2極コネクタが備えているピン784の周りに短絡防止穴761を設けるか否かについて決定するためのピン784の間隔の基準は、1列コネクタの場合の基準値である1.5mmよりも長い2.5mmに設定されている。つまり、本パチンコ機10が備えている基板では、ピン784の間隔が2.5mm以下の2極コネクタが装着される場合に2本のピン784の周りに短絡防止穴761(図90(a))が形成されているとともに、ピン784の間隔が2.5mmよりも広い2極コネクタが装着されている場合に2本のピン784の周りに接合穴762(図90(a))が形成されている。
Therefore, in the
図97(a)の説明に戻り、2極用裏面領域841における2つのビアホール793e,793fの中心間の距離LA2は2.5mmである。このため、図97(a)に示すように、2極用裏面領域841に形成されている2つのビアホール793e,793bの周りには短絡防止穴761が形成されている。
Returning to the description of FIG. 97 (a), the distance LA2 between the centers of the two via
既に説明したとおり、短絡防止穴761は、半田付け工程においてビアホール793e,793fが搬送方向の後端に位置することとなり、当該ビアホール793e,793fに挿通されているピン784e,784f(図89(b))に付着する溶融半田の量が増えた場合においても、当該溶融半田を短絡防止穴761の上に保持するために必要な広い面積を有している。このため、2極コネクタ781を構成している2本のピン784e,784f(図89(b))の間で半田ブリッジ751が形成される可能性が低減されている。
As described above, in the short-
図97(a)に示すように、第2ビアホール793fの周りの短絡防止穴761は、第2ビアホール793fに隣接する第1ビアホール793eが存在する方向とは反対の方向に向けて延在させて形成されている。このため、当該短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心が第1ビアホール793eとは反対の方向に位置する態様とすることができる。これにより、第2ビアホール793fが搬送方向の後端に位置することとなっても、当該第2ビアホール793fの上に付着する溶融半田が隣接する第1ビアホール793eの方向に移動しにくい環境として、半田ブリッジ751の発生を抑制することができる。
As shown in FIG. 97 (a), the short-
図97(a)に示すように、第1ビアホール793eの周りには、第2ビアホール793fの周りの短絡防止穴761と同一の短絡防止穴761が形成されている。当該短絡防止穴761は、第2ビアホール793fが存在する方向とは反対の方向に向けて延在させて形成されている。このため、半田付け工程において、第1ビアホール793eが搬送方向の後端に位置することとなっても、2極コネクタ781を構成する2本のピン784e,784fの周りに半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
As shown in FIG. 97A, a short-
図97(a)に示すように、2極用裏面領域841において第2ビアホール793fの右側に位置する第1ビアホール793e周りの短絡防止穴761は、第1ビアホール793eが当該短絡防止穴761の中央よりも左側に位置するように、右寄りに形成されている。また、2極用裏面領域841において第1ビアホール793eの左側に位置する第2ビアホール793f周りの短絡防止穴761は、第2ビアホール793fが当該短絡防止穴761の中央よりも右側に位置するように、左寄りに形成されている。
As shown in FIG. 97A, the short-
このように、2つの短絡防止穴761は、第1ビアホール793e周りの短絡防止穴761の左端から第2ビアホール793f周りの短絡防止穴761の右端までの距離LB2を広く保つ態様で設けられている。このため、2極コネクタ781を構成している2本のピン784e,784f(図89(b))の周りに付着する溶融半田が近づいている状態となることを防ぎ、2本のピン784e,784fの周りに付着する溶融半田が合流して半田ブリッジ751が形成されることを抑制できる。
As described above, the two short-circuit prevention holes 761 are provided in such a manner that the distance LB2 from the left end of the short-
次に、プリント配線板741に装着されている2列コネクタ783を構成しているピン784g〜784pの周りの構成について説明する。図92(a)に示すように、プリント配線板741の裏面において、装着されている2列コネクタ783の周辺の領域である2列用裏面領域843には、接合穴762の上に形成されている円形の半田フィレット798と、短絡防止穴761の上に形成されている楕円形の半田フィレット799と、が存在する。
Next, the configuration around the pins 784g to 784p constituting the two-
ここで、プリント配線板741の裏面における2列用裏面領域843の構成について、図97(b)を参照しながら説明する。図97(b)は2列コネクタ783が装着される前の2列用裏面領域843を拡大して示すプリント配線板741の裏面図である。
Here, the configuration of the
図97(b)に示すように、2列用裏面領域843にはプリント配線板741の左右方向に延びるビアホール793の列が上下方向に2つ形成されている。ここで、上側の列を構成しているビアホール793について、右側から順番に、第11ビアホール793g、第12ビアホール793h、第13ビアホール793i、及び第14ビアホール793jとする。また、下側の列を構成しているビアホール793について、右側から順番に、第21ビアホール793k、第22ビアホール793m、第23ビアホール793n、及び第24ビアホール793pとする。
As shown in FIG. 97B, two rows of via
ここで、本パチンコ機10が備えている基板に装着されている2列コネクタについて説明する。本パチンコ機10では、2列コネクタを構成しているピン784(図91)であるとともに接地のためにGNDベタ851(図97(b))に接続されるピン784は、上側の列の両端、及び下側の列の両端以外の位置に設けられている。このように、GNDベタ851に接続するピン784を搬送方向の後端に配置しない構成とすることにより、搬送方向の後端となるピン784の周りで半田ブリッジ751が発生し易い環境となることを防ぐことができる。
Here, a two-row connector mounted on a substrate included in the
2列コネクタにおいて、搬送方向の両端に位置しているピン784の周りに短絡防止穴761を設けるか否かの判定基準について、上下の列の間隔が十分に広い場合には、上側の列と下側の列とに対して1列コネクタの場合と同じ基準が適用されている。ここで、上下の列の間隔とは、上側の列の先端に位置するピン784の中心と、上側の列と平行に並んでいる下側の列の先端に位置するピン784の中心との距離である。
Regarding the criteria for determining whether or not to provide short-circuit prevention holes 761 around the
本パチンコ機10において、上側の列と下側の列との間隔が2.5mmよりも広い場合には、1列コネクタと同じ基準が適用されている。この場合、各列において、ピン784同士の中心間距離が距離LA1(1.5mm)以下の場合には搬送方向の両端に位置するピン784の周りに短絡防止穴761が形成されているとともに、各列において、ピン784同士の中心間距離が距離LA1(1.5mm)よりも長い場合には搬送方向の両端に位置するピン784の周りに接合穴762が形成されている。
In the
一方、上側の列と下側の列との間隔が2.5mm以下の場合には、1列コネクタの基準に関わらず、各列の搬送方向の両端に位置するピン784の周りに短絡防止穴761が形成されている。既に説明したとおり、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りには、半田フィレット798,799が形成される初期の段階において、他のピン784の周りよりも多くの溶融半田が付着する。2列コネクタにおいて、上側の列と下側の列との距離が2.5mm以下である場合には、溶融半田が多く付着しており、半田ブリッジ751の発生原因となりやすいピン784が各列の端で接近している状態となる可能性がある。このため、列間の距離が狭い2列コネクタの場合には、各列におけるピン784同士の間隔が1.5mmより広い場合においても、各列の両端に位置するピン784の周りに短絡防止穴761を形成することにより、上側の列の端に位置するピン784と下側の列の端に位置するピン784との間に半田ブリッジ751が発生することを抑制することができる。
On the other hand, when the distance between the upper row and the lower row is 2.5 mm or less, short-circuit prevention holes are formed around the
以下では、2列コネクタにおいて、両端に位置するピン784の周りに短絡防止穴761が形成されている場合について、主制御基板61が備えている2列コネクタ783を例としながら説明する。
In the following, the case where the short-circuit prevention holes 761 are formed around the
図97(b)に示すように、2列コネクタ783(図89(c))の上側の列を構成しており、当該列の両端に位置しないピン784iが挿通される第13ビアホール793iの周りに形成されている接合穴762は接地のためにGNDベタ851に接続されている。このように、GNDベタ851に接続するピン784g〜784pを列の両端に配置しない構成とすることにより、ピン784g〜784pの列の端で半田ブリッジ751が発生し易い環境となることを防ぐことができる。
As shown in FIG. 97 (b), the upper row of the two-row connector 783 (FIG. 89 (c)) is formed, and around the thirteenth via hole 793i through which pins 784i not located at both ends of the row are inserted. The
図92(b)にて既に説明したとおり、1列用裏面領域842において隣接するビアホール793a〜793dの中心間の距離LA1は1.5mmである。これに対して、図97(b)に示すように、2列用裏面領域843において隣接するビアホール793g〜793pの中心間の距離LA3は距離LA1(図92(b))よりも長い2mmである。しかし、上側の列におけるビアホール793g〜793jの中心から下側の列におけるビアホール793k〜793pの中心までの距離LA4は2.5mmである。このため、各列において左端に位置しているビアホール793j,793pに挿通される2列コネクタ783のピン784j,784p(図89(c))の間に半田ブリッジ751が形成されることを防ぐために、第14ビアホール793jの周り及び第24ビアホール793pの周りには短絡防止穴761が形成されている。
As already described in FIG. 92B, the distance LA1 between the centers of the adjacent via holes 793a to 793d in the
既に説明したとおり、短絡防止穴761は、半田付け工程において第14ビアホール793j及び第24ビアホール793pが搬送方向の後端に位置することとなり、第14ビアホール793jに挿通されているピン784j及び第24ビアホール793pに挿通されているピン784p(図89(c))に付着する溶融半田の量が増えた場合においても、当該溶融半田を短絡防止穴761の上に保持するために必要な広い面積を有している。このため、2列コネクタ783においてピン784g〜784pの列の左端に位置しているピン784j,784p(図89(c))の間で半田ブリッジ751が形成される可能性が低減されている。
As described above, in the short-
図97(b)に示すように、第14ビアホール793jの周りの短絡防止穴761は隣接する第13ビアホール793iが存在する方向とは反対の方向である列の外側に向けて延在させて形成されている。このため、当該短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心が第13ビアホール793iとは反対の方向に位置する態様とすることができる。これにより、第14ビアホール793jが搬送方向の後端に位置することとなっても、当該第14ビアホール793jの上に付着する溶融半田が隣接する第13ビアホール793iの方向に移動しにくい環境として、半田ブリッジ751の発生を抑制することができる。
As shown in FIG. 97 (b), the short-
図97(b)に示すように、第24ビアホール793pの周りの短絡防止穴761は隣接する第23ビアホール793nが存在する方向とは反対の方向である列の外側に向けて延在させて形成されている。このため、当該短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心が第23ビアホール793nとは反対の方向に位置する態様とすることができる。これにより、第24ビアホール793pが搬送方向の後端に位置することとなっても、当該第24ビアホール793pの上に付着する溶融半田が隣接する第23ビアホール793nの方向に移動しにくい環境として、半田ブリッジ751の発生を抑制することができる。
As shown in FIG. 97 (b), the short-
図97(b)に示すように、第11ビアホール793gの周りには、第14ビアホール793jの周りの短絡防止穴761と同一の短絡防止穴761が形成されている。当該短絡防止穴761は、隣接する第12ビアホール793hが存在する方向とは反対の方向である列の外側に向けて延在させて形成されている。また、第21ビアホール793kの周りには、第24ビアホール793pの周りの短絡防止穴761と同一の短絡防止穴761が形成されている。当該短絡防止穴761は、隣接する第22ビアホール793mが存在する方向とは反対の方向である列の外側に向けて延在させて形成されている。このため、半田付け工程において、プリント配線板741が右方向に搬送される場合においても、左方向に搬送される場合においても、ビアホール793g〜793pの列の両端に位置するビアホール793g,793j,793k,793pの周りに半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
As shown in FIG. 97 (b), the same short-
図97(b)に示すように、2列用裏面領域843において列の端に位置するビアホール793g,793j,793k,793p周りの短絡防止穴761は、列の外側寄りに形成されている。具体的には、第11ビアホール793g周りの短絡防止穴761は、第11ビアホール793gが当該短絡防止穴761の中央よりも左側に位置する態様で形成されているとともに、第21ビアホール793k周りの短絡防止穴761は、第21ビアホール793kが当該短絡防止穴761の中央よりも左側に位置する態様で形成されている。また、第14ビアホール793j周りの短絡防止穴761は、第14ビアホール793jが当該短絡防止穴761の中央よりも右側に位置する態様で形成されているとともに、第24ビアホール793p周りの短絡防止穴761は、第24ビアホール793pが当該短絡防止穴761の中央よりも右側に位置する態様で形成されている。
As shown in FIG. 97B, the short-circuit prevention holes 761 around the via
このように、短絡防止穴761の上に付着する溶融半田が当該短絡防止穴761と隣接する接合穴762の上に付着する溶融半田と近づいている状態となることが回避されている。これにより、短絡防止穴761に付着する溶融半田が当該短絡防止穴761に隣接する接合穴762に付着する溶融半田と合流して半田ブリッジ751が形成される可能性を低減できる。
In this way, it is avoided that the molten solder adhering to the short-
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
プリント配線板741上に列をなして並んでいるピン784において、列内で隣接するピン784同士の距離が基準となる距離以下である場合には、列の端に位置していないピン784の周りに接合穴762が形成されているとともに、列の端に位置しているピン784の周りに接合穴762よりも大きな面積を有する短絡防止穴761が形成されている。このため、列の端のピン784の周りにも接合穴762が形成されている場合と比較して、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りに多量の溶融半田を安定的に収めることが可能であり、当該ピン784の周りで半田ブリッジ751が形成される確率が低減されている。
In the
短絡防止穴761の形状は楕円形である。このため、短絡防止穴761の面積を、搬送方向の後端に位置するピン784の周りに付着する溶融半田を当該ピン784の周りに保持することが可能な広い面積としながら、短絡防止穴761の上の溶融半田が当該ピン784の近くに存在する複数のピン784の周りに付着している溶融半田と合流することを回避することができる。
The shape of the short
列の端に位置するピン784周りの短絡防止穴761は列の外側に向けて延在させて形成されている。このため、短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心を隣接するピン784が存在しない方向に位置させることができる。列の端に位置しているピン784が搬送方向の後端に位置することとなった場合に、当該ピン784の周りに溜まっている溶融半田が隣接するピン784の周りの溶融半田と合流することを防ぐことができる。これにより、列の端のピン784と当該ピン784に隣接するピン784との間に半田ブリッジ751が発生することを抑制することができる。
Short-circuit prevention holes 761 around
列の一端に位置するピン784の周りだけでなく、列の他端に位置するピン784の周りにも、列の外側に向けて延在させて短絡防止穴761が形成されている。このため、半田付け工程において、プリント配線板741がいずれの搬送方向に搬送されても、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りに半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
Short-circuit prevention holes 761 are formed not only around the
ビアホール793の周りに形成されている短絡防止穴761が当該ビアホール793から列の内側(隣接するピン784側)に向けてはみ出している長さは、短絡防止穴761の上に形成される半田フィレット799の強度を保つために必要な最小限の長さに設定されている。短絡防止穴761の面積を大きく確保するために短絡防止穴761がビアホール793から列の内側に大きくはみ出す構成とすると、短絡防止穴761に付着する溶融半田から隣接する接合穴762又は隣接する短絡防止穴761に付着する溶融半田までの距離が近くなり、溶融半田の合流が発生し易くなる可能性がある。この場合には、短絡防止穴761の面積を大きく確保することによる半田ブリッジ751の形成を抑制する効果が半減する。これに対して、短絡防止穴761がビアホール793から列の内側に向けてはみ出す長さを必要最小限とすることにより、短絡防止穴761に付着する溶融半田が隣接するビアホール793に向けて移動する可能性を低減することができる。これにより、短絡防止穴761を設けることによる半田ブリッジ751の形成を抑制する効果が半減することを回避することができる。
The length of the short-
また、ピン784の間隔が基準値よりも広い列である場合には、当該ピン784の列において、プリント配線板741の搬送方向の端に位置するピン784の周りでも接合穴762よりも面積の大きな短絡防止穴761を利用しない構成である。面積の限られているプリント配線板741上において、不要な短絡防止穴761を省くことにより、プリント配線板741に搭載可能な挿入実装部品の数を増やし、基板の高密度化に対応することができる。
Further, when the distance between the
また、複数のピン784で構成される列の端にGNDベタ851と接続するピン784を配置することを回避できない2極コネクタ781の場合を除いて、GNDベタ851と接続するピン784を列の端に配置しない構成である。また、2極コネクタ781において短絡防止穴761を設ける基準となるピン784の間隔は、1列コネクタ782及び2列コネクタ783において短絡防止穴761を設ける基準となるピン784の間隔よりも広く設定されている。これにより、GNDベタ851と接続するピン784の周りで溶融半田の温度が下がることを原因として半田ブリッジ751が発生する可能性を低減することができる。
Further, except for the case of the 2-
プリント配線板741がビアホール793の列を複数備えている場合、1つ目の列の端に位置するビアホール793と、1つ目の列とは異なる2つ目の列の端に位置するビアホール793と、がプリント配線板741上で基準値よりも接近して配置されている場合には、各列において、隣接するビアホール793の中心間の距離が短絡防止穴761を設ける基準より広い場合においても、2つの列の端に位置するビアホール793の両方に短絡防止穴761を設ける構成である。これにより、異なる列の端に位置しており、それぞれ溶融半田の付着量が多くなる環境にある2つのビアホール793に挿通されるピン784の間に半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
When the printed
<第19の実施形態の別形態>
・上述した第19の実施形態において、列の両端に位置するピン784周りの短絡防止穴761が延在させて形成される方向は隣接するピン784の反対方向には限られない。例えば、左右方向に沿って並んでいるピン784の列において、右端に位置するピン784及び左端に位置するピン784周りの短絡防止穴761が延在させて形成される方向は左右方向に対して所定の角度で傾斜していてもよい。左右方向に対して所定の角度で傾斜している短絡防止穴761を傾斜短絡防止穴861とし、当該傾斜短絡防止穴861について図98(a)を参照しながら具体的に説明する。
<Another form of the 19th embodiment>
In the 19th embodiment described above, the direction in which the short-circuit prevention holes 761 around the
プリント配線板863は、傾斜短絡防止穴861が形成されている1列用裏面領域862を備えている点で上記第19の実施形態におけるプリント配線板741とは異なる。図98(a)は傾斜短絡防止穴861を備えている1列用裏面領域862を拡大して示すプリント配線板863の裏面図である。ここで、図98(a)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。以下では、半田付け工程において、プリント配線板863が右方向に搬送される場合について説明する。図98(a)に示すように、プリント配線板863の1列用裏面領域862には2つの1列コネクタ782(図89(a))が並べて装着される構成である。
The printed
図98(a)に示すように、1列用裏面領域862には、1つ目の1列コネクタ782である第1コネクタが備えている4本のピン784(図91)を挿通するためのビアホールとして第1ビアホール864が1.5mm間隔で左右方向に1列で並んでいる。ここで、第1ビアホール864は上記第19の実施形態におけるビアホール793(図90(b))と同一の構成である。
As shown in FIG. 98 (a), the four pins 784 (FIG. 91) included in the first connector, which is the first
また、1列用裏面領域862には、2つ目の1列コネクタ782である第2コネクタが備えている4本のピン784を挿通するためのビアホールである第2ビアホール865が1.5mm間隔で左右方向に1列で並んでいる。ここで、第2ビアホール865は上記第19の実施形態におけるビアホール793(図90(b))と同一の構成である。
Further, in the
また、4つの第1ビアホール864の中心と4つの第2ビアホール865の中心とは同一直線上に並んでいる。また、第2ビアホール865は第1ビアホール864よりも右方に位置しており、4つの第1ビアホール864において右端に位置している第1ビアホール864の中心から、4つの第2ビアホール865において左端に位置している第2ビアホール865の中心までの距離は3mmである。
Further, the centers of the four first via
第1ビアホール864の列の両端に位置しない第1ビアホール864の周り、及び第2ビアホール865の列の両端に位置しない第2ビアホール865の周りには接合穴762が形成されている。そして、4つの第1ビアホール864において右端に位置している第1ビアホール864の周りと、4つの第2ビアホール865において右端に位置している第2ビアホール865の周りと、のそれぞれには右斜め上に向けて延在させて傾斜短絡防止穴861が形成されている。当該傾斜短絡防止穴861は上記第19の実施形態における短絡防止穴761と同一形状及び同一サイズの楕円形であり、その中心は右端に位置しているビアホール864,865の右斜め上に位置している。
また、4つの第1ビアホール864において左端に位置している第1ビアホール864の周りと、4つの第2ビアホール865において左端に位置している第2ビアホール865の周りと、のそれぞれには左斜め下に向けて延在させて傾斜短絡防止穴861が形成されている。当該傾斜短絡防止穴861は上記第19の実施形態における短絡防止穴761と同一形状及び同一サイズの楕円形であり、その中心は左端に位置しているビアホール864,865の左斜め下に位置している。
Also, around the first via
このように、搬送方向において、第1コネクタの右端に位置しているピン784と第2コネクタの左端に位置しているピン784とが近接している構成において、第1コネクタの右端に位置しているピン784の周りの傾斜短絡防止穴861が右斜め上に延在させて形成されているとともに、第2コネクタの左端に位置しているピン784の周りの傾斜短絡防止穴861が左斜め下に延在させて形成されている構成である。これにより、第1コネクタの右端の傾斜短絡防止穴861に溜まる溶融半田と、第2コネクタの左端の傾斜短絡防止穴861に溜まる溶融半田と、が合流して半田ブリッジ751(図95(c))が形成されることを防ぐことができる。
In this way, in the transport direction, the
・上述した第19の実施形態において、ビアホール793が短絡防止穴761の中心に位置している構成であるとともに、短絡防止穴761と接合穴762との間隔が接合穴762同士の間隔と同じである構成としてもよい。当該構成の具体例について図98(b)を参照しながら説明する。
In the 19th embodiment described above, the via
プリント配線板866は、右端のビアホール793の中心から当該右端のビアホール793と隣接するビアホール793の中心までの距離、及び左端のビアホール793の中心から当該左端のビアホール793と隣接するビアホール793の中心までの距離が列の内側におけるビアホール793の中心間の距離よりも広く設定されている点で上記第19の実施形態におけるプリント配線板741とは異なる。図98(b)は1列用裏面領域867を拡大して示すプリント配線板866の裏面図である。ここで、図98(b)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。
The printed
図98(b)に示すように、プリント配線板866の1列用裏面領域867には、1列コネクタ782を構成している4本のピン784a〜784dを挿通するためのビアホール793が左右方向に1列で並べて形成されている。右端に位置するビアホール793の周りには当該右端のビアホール793が中央に位置する態様で短絡防止穴761が形成されているとともに、左端に位置するビアホール793の周りには当該左端のビアホール793が中央に位置する態様で短絡防止穴761が形成されている。また、右から2番目に位置するビアホール793の周り、及び右から3番目に位置するビアホール793の周りには、ビアホール793が中央に位置する態様で接合穴762が形成されている。
As shown in FIG. 98 (b), via
ここで、右端に位置するビアホール793周りの短絡防止穴761の左端と、右から2番目に位置するビアホール793周りの接合穴762の右端との距離を距離LC1とするとともに、右から2番目に位置するビアホール793周りの接合穴762の左端と、右から3番目に位置するビアホール793周りの接合穴762の右端との距離を距離LC2とする。また、右から3番目に位置するビアホール793周りの接合穴762の左端と、左端に位置する短絡防止穴761の右端との距離を距離LC3とする。
Here, the distance between the left end of the short-
この場合において、距離LC1と距離LC2と距離LC3とが同一の距離となる構成とすることにより、全てのビアホール793が等間隔である構成と比較して、短絡防止穴761上に付着する溶融半田の重心が接合穴762上に付着する溶融半田の重心から遠く、短絡防止穴761上の溶融半田と接合穴762上の溶融半田とが合流して半田ブリッジ751が形成される確率を低減することができる。また、1列コネクタ782のピン784a〜784dが短絡防止穴761の中央に固定される構成であるため、短絡防止穴761上に形成される半田フィレット799の強度を高めることで、使用時の振動などによって半田フィレット799が破損する可能性を低減して、主制御基板61の耐久年数を延ばすことができる。
In this case, by configuring the distance LC1, the distance LC2, and the distance LC3 to be the same distance, the molten solder adhering to the short-
・上述した第19の実施形態において、短絡防止穴761は、当該短絡防止穴761の内部に位置するビアホール793が当該短絡防止穴761の中央に位置する態様で形成される構成としてよい。当該構成について図98(c)を参照しながら具体的に説明する。
-In the nineteenth embodiment described above, the short-
プリント配線板868は、短絡防止穴761がビアホール793を中央とする態様で形成されている1列用裏面領域869を備えている点で上記第19の実施形態におけるプリント配線板741とは異なる。図98(c)はプリント配線板868における1列用裏面領域869を拡大して示すプリント配線板868の裏面図である。ここで、図98(c)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。
The printed
図98(c)に示すように、プリント配線板868には、1列コネクタ782が備えている4本のピン784a〜784dを挿通するためのビアホール793が1.5mm間隔で左右方向に4つ並ぶ態様で形成されている。右端に位置するビアホール793の周りには当該右端のビアホール793を中央とする態様で短絡防止穴761が形成されているとともに、左端に位置するビアホール793の周りには当該左端のビアホール793を中央とする態様で短絡防止穴761が形成されている。また、右から2番目の位置するビアホール793の周りには当該ビアホール793を中央とする態様で接合穴762が形成されているとともに、右から3番目の位置するビアホール793の周りには当該ビアホール793を中央とする態様で接合穴762が形成されている。
As shown in FIG. 98 (c), the printed
このように、短絡防止穴761の中央に形成されているビアホール793に1列コネクタ782のピン784a〜784dが挿通されて半田付けされる構成とすることにより、1列コネクタ782の両端に位置しているピン784a,784d周りに形成される半田フィレット799は、短絡防止穴761の端にビアホール793が形成されている場合に形成される半田フィレット799と比較して、左右方向に働く力に強い力に対する強度が強い。このため、主制御基板61を振動などが加わっても壊れる確率の低い基板とすることができる。
In this way, the
1列用裏面領域869に形成されている4つのビアホール793の間隔は、上記第19の実施形態における1列用裏面領域842に形成されている4つのビアホール793の間隔と同じ1.5mmであるため、半田付け工程の前に1列コネクタ782のピン784a〜784dの間隔を調整することなく、主制御基板61を振動に強い基板とすることができる。
The distance between the four via
<第20の実施形態>
本実施形態は、短絡防止穴761に代えて接合穴762及び分離型短絡防止穴871が形成されている点で上記第19の実施形態と相違している。以下、上記第19の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<20th Embodiment>
This embodiment is different from the nineteenth embodiment in that a
本実施形態の主制御基板61はプリント配線板872を備えている。当該プリント配線板872において、1列コネクタ782の両端のピン784a,784d(図89(a))の周りと、2極コネクタ781の2本のピン784e,784f(図89(b))の周りと、2列コネクタ783の各列における両端のピン784g,784j,784k,784pの周りと、のそれぞれには半田ブリッジ751(図95(c))の発生を抑制するための分離型短絡防止穴871,874が形成されている。プリント配線板872の1列コネクタ782周りの構成について図99(a),(b)を参照しながら説明する。図99(a)は1列用裏面領域873を拡大して示すプリント配線板872の裏面図であり、図99(b)は1列コネクタ782のピン784の周辺を拡大して示すプリント配線板872の縦断面図である。ここで、図99(a),(b)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。
The
先ず主制御基板61のプリント配線板872に形成されている接合穴762の形状について説明する。図99(a)に示すように、プリント配線板872には、1列コネクタ782が備えている4本のピン784a〜784dを挿通するために4つのビアホール793が形成されている。当該ビアホール793は、1.5mm間隔で左右方向に並んでいる。
First, the shape of the
プリント配線板872において、4つのビアホール793の周りには接合穴762が形成されている。当該接合穴762はビアホール793よりもひと回り大きい円形の穴であり、ビアホール793が当該接合穴762の中央に位置する態様で形成されている。
In the printed
1列コネクタ782を構成している4本のピン784a〜784dについて、右からn番目に並んでいるピン784を第nピン784とする。例えば、右から2番目に並んでいるピン784は第2ピン784bである。また、プリント配線板872に形成されている4つのビアホール793について、右からn番目に形成されているビアホール793を第nビアホール793とする。例えば、右から3番目に形成されているビアホール793は第3ビアホール793cである。また、第nビアホール793周りに形成されている接合穴762を第n接合穴762とする。例えば、第4ビアホール793d周りに形成されている接合穴762は第4接合穴762dである。ここで、nは1〜4の自然数である。
With respect to the four
プリント配線板872の1列用裏面領域873には4つのビアホール793a〜793dが左右方向に1列で並んでおり、当該ビアホール793a〜793dの列の右端には第1ビアホール793aが形成されているとともに、左端には第4ビアホール793dが形成されている。ビアホール793a〜793dの列の左端に位置する第4ビアホール793dの左方近傍には第4接合穴762dから分離されている短絡防止穴である分離型短絡防止穴871が形成されている。当該分離型短絡防止穴871は、接合穴762よりも大きな直径を有する半円形の溜め部871aと、当該溜め部871aに連続していて第4接合穴762dに向かって徐々に幅が狭くなる縮幅部871bと、から構成されている。当該縮幅部871bは、溜め部871aと連続している領域において1列用裏面領域873の上下方向に溜め部871aの直径と略同一の幅を有している。また、当該縮幅部871bの右端から第4接合穴762dの左端までの距離LD1は、第4接合穴762dの右端から第3接合穴762cの左端までの距離LD2よりも短い。
Four via holes 793a to 793d are arranged in a row in the left-right direction in the
また、ビアホール793a〜793dの列の右端に位置する第1ビアホール793aの右方近傍には第1接合穴762aから分離されている短絡防止穴である分離型短絡防止穴874が形成されている。当該分離型短絡防止穴874は、接合穴762よりも大きな直径を有する半円形の溜め部874aと、当該溜め部874aに連続していて第1接合穴762aに向かって徐々に幅が狭くなる縮幅部874bと、から構成されている。当該縮幅部874bは、溜め部874aと連続している領域において1列用裏面領域873の上下方向に溜め部874aの直径と略同一の幅を有している。また、当該縮幅部871bの左端から第1接合穴762aの右端までの距離LD1は、第1接合穴762aの左端から第2接合穴762bの右端までの距離LD2よりも短い。
Further, a separate type short-
次に、半田付け工程において、プリント配線板872が右方向に搬送され、1列コネクタ782の第4ピン784dが搬送方向の後端に位置することとなる場合において、搬送方向の後端に位置する第4ピン784dの周りで半田ブリッジ751の発生が抑制されるメカニズムについて図99(b)を参照しながら以下に説明する。半田付け工程では、1列コネクタ782の第4ピン784dが噴流821(図93(b))との接触状態から抜け出す直前において第4ピン784d周りに形成されている第4接合穴762d及びその後方近傍に形成されている分離型短絡防止穴871が噴流821と接触している状態にある。
Next, in the soldering step, when the printed
そして、1列コネクタ782の第4ピン784dが噴流821との接触状態から抜けた直後において、第4接合穴762dの上に付着した溶融半田と分離型短絡防止穴871の上に付着した溶融半田とが連続している中間状態を経由して、第4接合穴762dの上に付着した溶融半田と分離型短絡防止穴871の上に付着した溶融半田とが互いに独立した状態となる。
Immediately after the
第4接合穴762dの上に付着した溶融半田が独立した状態となる前の中間状態において、第4ピン784dの周りに残った溶融半田は第4接合穴762dの上と分離型短絡防止穴871の上とに分かれる。このため、第4接合穴762dの周りに分離型短絡防止穴871が形成されていない構成と比較すると、図99(b)に示すように、分離型短絡防止穴871を利用することにより、第4接合穴762dの上に付着する溶融半田の量を減らし、第4接合穴762dの上で半田ブリッジ751の発生原因となる余剰な溶融半田が発生する可能性を低減することができる。
In the intermediate state before the molten solder adhering to the 4th
図99(a)において既に説明したとおり、分離型短絡防止穴871は第4接合穴762dとは連続しない態様で形成されており、一度分離型短絡防止穴871の上に移動した溶融半田が第4接合穴762dの上に移動しにくい構成となっている。当該構成により、第4接合穴762dの上で溶融半田が収まりきれなくなって半田ブリッジ751が形成される可能性が低減されている。
As already described in FIG. 99 (a), the separable short-
ここで、図99(a)に示すように、分離型短絡防止穴871は第4接合穴762dよりも大きな面積を有している。このため、中間状態において分離型短絡防止穴871の上に移動する溶融半田の量を増加させて、第4接合穴762dの上に移動する溶融半田の量を減少させることができる。これにより、第4接合穴762dの上で半田ブリッジ751の発生原因となる余剰な溶融半田が発生する可能性を低減することができる。
Here, as shown in FIG. 99A, the separable short-
図99(a)に示すように、溜め部871aは縮幅部871bよりも大きな面積を有しているとともに1列用裏面領域873の上下方向に大きな幅を有しているため、図99(b)に示すように、分離型短絡防止穴871の上に溜まる溶融半田の多くは当該溶融半田の表面張力により溜め部871aの上に移動する。
As shown in FIG. 99 (a), the reservoir portion 871a has a larger area than the narrowed
図99(a)に示すように、分離型短絡防止穴871の上に溜まる溶融半田の大部分を第4接合穴762dの上に溜まる溶融半田から離れている位置に保持するために、溜め部871aは縮幅部871bよりも第4接合穴762dから遠い位置に設けられている。これにより、分離型短絡防止穴871の上の溶融半田が第4接合穴762dの上の溶融半田と接触し、第4接合穴762dに向けて移動する可能性が低減されている。
As shown in FIG. 99 (a), in order to hold most of the molten solder accumulated on the separable short-
図99(a)に示すように、第4接合穴762dの上で余剰の溶融半田が発生した場合に、当該余剰の溶融半田を第3接合穴762cとは異なる方向に移動させるために、縮幅部871bから第4接合穴762dまでの距離LD1は、第4接合穴762dから第3接合穴762cまでの距離LD2よりも短く設定されている。
As shown in FIG. 99A, when excess molten solder is generated on the fourth
半田付け工程において、プリント配線板872が左方向に搬送される場合には、1列用裏面領域873の右端に位置する第1ビアホール793aが搬送方向の後端に位置することとなる。図99(a)に示すように、第1接合穴762aの右方近傍には、第1ビアホール793aの周りで半田ブリッジ751が発生することを抑制するために分離型短絡防止穴874が形成されている。
In the soldering step, when the printed
第1接合穴762aの右方近傍に形成されている分離型短絡防止穴874は、第4接合穴762dの左方近傍に形成されている分離型短絡防止穴871と同一のサイズ及び形状を有している。分離型短絡防止穴874は、当該分離型短絡防止穴874の上に付着する溶融半田の大部分を第1接合穴762aから離れた位置に保持するために、溜め部874aが縮幅部874bよりも第1接合穴762aから遠くに位置する態様で設けられている。
The separate type short-
ここで、本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、ピン784(図91)の周りに分離型短絡防止穴871,874を設ける基準には、上述した第19の実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、ピン784の周りに短絡防止穴761(図92(b))を設ける基準と同じ基準が適用されている。具体的には、本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に1列コネクタが装着されている場合、ピン784の中心間の距離が1.5mm以下であるという条件を満たしている1列コネクタの両端のピン周りには分離型短絡防止穴871,874(図99(a))が設けられている。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りに半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、ピン784の中心間の距離が1.5mmよりも広い1列コネクタのピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
Here, in the substrate provided in the
本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に2極コネクタが装着されている場合、ピン784の中心間の距離が2.5mm以下であるという条件を満たしている2極コネクタの2本のピン784周りには分離型短絡防止穴871,874(図99(a))が設けられている。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りに半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、ピン784の中心間の距離が2.5mmよりも広い2極コネクタのピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
In the board provided in the
本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に2列コネクタが装着されている場合であり、各列におけるピン784の中心間の距離が1.5mm以下であるという条件、又は各列の端に位置するピン784同士の中心間の距離が2.5mm以下であるという条件の少なくとも一方を満たしている場合には、2列コネクタの各列の両端に位置するピン784周りには分離型短絡防止穴871,874(図99(a))が設けられている。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りに半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、各列におけるピン784の中心間の距離が1.5mmよりも広いとともに、各列の端に位置するピン784同士の中心間の距離が2.5mmよりも広い場合、ピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
In the substrate provided by the
以上詳述した実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
1列用裏面領域873の左端において、第4接合穴762dの左方に、当該第4接合穴762dとは連続しない態様で分離型短絡防止穴871を設ける構成である。これにより、第4接合穴762dの上に付着する溶融半田の量を減らし、第4接合穴762dの上で半田ブリッジ751の発生原因となる余剰な溶融半田が発生する可能性を低減することができる。第4接合穴762dと分離型短絡防止穴871とが連続していないため、一度分離型短絡防止穴871の上に移動した溶融半田が第4接合穴762dの上に戻る可能性を低減することができ、第4接合穴762dの上で余剰の溶融半田が発生して半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
At the left end of the
分離型短絡防止穴871の面積を第4接合穴762dの面積よりも大きく設定する構成であるため、半田フィレット798が形成される中間状態において分離型短絡防止穴871の上に移動する溶融半田の量を増大させて、第4接合穴762dの上に移動する溶融半田の量を減少させることができる。これにより、第4接合穴762dの上で半田ブリッジ751の発生原因となる余剰の溶融半田が発生する可能性を低減することができる。
Since the area of the separate type short
分離型短絡防止穴871において溜め部871aは縮幅部871bよりも大きな面積を有しており、縮幅部871bよりも多くの溶融半田を保持する。そして、溜め部871aは縮幅部871bよりも第4接合穴762dから左方に離して設けられている。このため、分離型短絡防止穴871の上に溜まる溶融半田の大部分は、第4接合穴762dの上に溜まる溶融半田から離れている状態で保持される。このように、第4接合穴762dの上に存在する溶融半田の量が増加しにくい構成とすることにより、第4接合穴762dの上に溶融半田が収まりきれなくなることを防ぎ、半田ブリッジ751の発生を抑制することができる。
In the separable short-
縮幅部871bから第4接合穴762dまでの距離LD1が第4接合穴762dから第3接合穴762cまでの距離LD2よりも短く設定されている構成である。このため、第4接合穴762dの上で発生する余剰の溶融半田を分離型短絡防止穴871の上の溶融半田と合流させ、当該余剰の溶融半田が第3接合穴762cの上の溶融半田と合流することを阻止することができる。これにより、第4接合穴762dに挿通されるピン784dと、第3接合穴762cに挿通されるピン784cとの間に半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
The distance LD1 from the narrowed
1列用裏面領域873の右端において、第1接合穴762aの右方に、当該第1接合穴762aとは連続しない態様で分離型短絡防止穴874を設ける構成である。これにより、半田付け工程において、プリント配線板872が左方向に搬送されても、搬送方向の後端に位置することとなる第1ビアホール793aの周りに半田ブリッジ751が発生することを抑制することができる。
At the right end of the
<第20の実施形態の別形態>
・上述した第20の実施形態において、第4接合穴762dの近傍に形成される分離型短絡防止穴871の数は1つに限られない。また、第1接合穴762aの近傍に形成される分離型短絡防止穴874の数は1つに限られない。例えば、第4接合穴762dの近傍に上記第20の実施形態の分離型短絡防止穴871と同一のサイズ及び形状を有する左側分離型短絡防止穴886、左上分離型短絡防止穴875、及び左下分離型短絡防止穴876が設けられている構成とするとともに、第1接合穴762aの近傍に上記第20の実施形態の分離型短絡防止穴874と同一のサイズ及び形状を有する右側分離型短絡防止穴887、右上分離型短絡防止穴877、及び右下分離型短絡防止穴878を備えている構成としてもよい。当該構成について、図100(a)を参照しながら説明する。
<Another form of the twentieth embodiment>
-In the twentieth embodiment described above, the number of the separate type short circuit prevention holes 871 formed in the vicinity of the fourth
図100(a)は6つの分離型短絡防止穴875〜878,886,887が形成されている1列用裏面領域885を拡大して示すプリント配線板879の裏面図である。ここで、図100(a)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。図100(a)に示すように、第4接合穴762dの左方近傍には、上記第20の実施形態において既に説明した分離型短絡防止穴871が左側分離型短絡防止穴886として形成されている。また、第4接合穴762dの左斜め上には左上分離型短絡防止穴875が形成されているとともに、第4接合穴762dの左斜め下には左下分離型短絡防止穴876が形成されている。
FIG. 100 (a) is a back view of a printed
左上分離型短絡防止穴875は、左上溜め部875aと左上縮幅部875bとから構成されており、左上縮幅部875bの幅が第4接合穴762dに向かって徐々に減少する態様で第4接合穴762dに近接させて設けられている。左上分離型短絡防止穴875において、左上溜め部875aは左上縮幅部875bよりも第4接合穴762dから左方に離れた位置に設けられている。また、左下分離型短絡防止穴876は、左下溜め部876aと左下縮幅部876bとから構成されており、左下縮幅部876bの幅が第4接合穴762dに向かって徐々に減少する態様で第4接合穴762dに近接させて設けられている。左下分離型短絡防止穴876において、左下溜め部876aは左下縮幅部876bよりも第4接合穴762dから左上に離れた位置に設けられている。
The upper left separation type short
また、第1接合穴762aの右方近傍には、上記第20の実施形態において既に説明した分離型短絡防止穴874が右側分離型短絡防止穴887として形成されている。また、第1接合穴762aの右斜め上には右上分離型短絡防止穴877が形成されているとともに、第1接合穴762aの右斜め下には右下分離型短絡防止穴878が形成されている。
Further, in the vicinity of the right side of the first joint hole 762a, the separation type short
右上分離型短絡防止穴877は、右上溜め部877aと右上縮幅部877bとから構成されており、右上縮幅部877bの幅が第1接合穴762aに向かって徐々に減少する態様で第1接合穴762aに近接させて設けられている。右上分離型短絡防止穴877において、右上溜め部877aは右上縮幅部877bよりも第1接合穴762aから右上に離れた位置に設定されている。また、右下分離型短絡防止穴878は、右下溜め部878aと右下縮幅部878bとから構成されており、右下縮幅部878bの幅が第1接合穴762aに向かって徐々に減少する態様で第1接合穴762aに近接させて設定されている。右下分離型短絡防止穴878において、右下溜め部878aは右下縮幅部878bよりも第1接合穴762aから右下に離れた位置に設定されている。
The upper right separation type short
このように、第4接合穴762dの周囲に左側分離型短絡防止穴886、左上分離型短絡防止穴875、及び左下分離型短絡防止穴876を形成することにより、第4接合穴762dの上に過剰な溶融半田が付着した場合に、余剰となった溶融半田を第4接合穴762dに隣接する第3接合穴762cとは異なる3方向に向けて引っ張り、3つの溜め部875a,876a,886aに溜めることができる。このため、第4接合穴762dの上に過剰の溶融半田が付着しても、当該溶融半田が隣接する第3接合穴762c上の溶融半田と合流して半田ブリッジ751が発生することを防ぐことができる。
In this way, by forming the left side separation type short
半田付け工程においてプリント配線板879が左方向に搬送される場合には、1列用裏面領域885において、第1接合穴762aが搬送方向の後端に位置することとなる。第1接合穴762aの上に過剰な溶融半田が付着した場合に、余剰となった溶融半田を第1接合穴762aに隣接する第2接合穴762bとは異なる3方向に向けて引っ張り、3つの溜め部877a,878a,887aに溜めることができる。このため、第1接合穴762aの上に過剰の溶融半田が付着しても、当該溶融半田が隣接する第2接合穴762b上の溶融半田と合流して半田ブリッジ751が発生することを防ぐことができる。
When the printed
・上述した第20の実施形態の分離型短絡防止穴871に代えて、第4接合穴762dの周囲を3方向から取り囲む3方向分離型短絡防止穴881を設定する構成としてもよい。当該3方向分離型短絡防止穴881について図100(b)を参照しながら説明する。
-Instead of the separation type short
プリント配線板882は、2つの3方向分離型短絡防止穴881,884が形成されている1列用裏面領域883を備えている点で上記第20の実施形態のプリント配線板872とは異なる。図100(b)は2つの3方向分離型短絡防止穴881,884が形成されている1列用裏面領域883を拡大して示すプリント配線板882の裏面図である。ここで、図100(b)では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。
The printed
先ずプリント配線板882において、1列用裏面領域883の左端に位置する第4接合穴762dの周囲の構成について説明する。図100(b)に示すように、第4接合穴762dの周囲には、第4接合穴762dの上方と左方と下方との3方を囲むコの字型の形状を有している左側3方向分離型短絡防止穴881が形成されている。左側3方向分離型短絡防止穴881は、第4接合穴762dの上方に位置する上方部881aと、第4接合穴762dの左方に位置する左方部881bと、第4接合穴762dの下方に位置する下方部881cと、から構成されている。第4接合穴762dと左側3方向分離型短絡防止穴881の上方部881aとの間、第4接合穴762dと左方部881bとの間、及び第4接合穴762dと下方部881cとの間の距離は、第4接合穴762dの右端から第3接合穴762cの左端までの距離よりも短い。また、左側3方向分離型短絡防止穴881の総面積は、接合穴762の面積よりも大きい。
First, in the printed
左側3方向分離型短絡防止穴881において、上方部881a、左方部881b、及び下方部881cは、第4接合穴762dとは連続しない態様で第4接合穴762dに向かって延びる凸部881dを備えている。
In the left three-way separation type short-
1列コネクタ782の第4ピン784dに過剰な溶融半田が付着し、第4接合穴762dの上に収まりきれなくなった場合、余剰の溶融半田が第3接合穴762cとは方向が異なるとともに第4接合穴762よりも大きな面積を有している左側3方向分離型短絡防止穴881の上の溶融半田と接触することにより、余剰な溶融半田を左側3方向分離型短絡防止穴881に引き込むことができる。
If excess molten solder adheres to the
上方部881a、左方部881b、及び下方部881cの凸部881dは、第4接合穴762dに3方向から接近しており、当該凸部881dは、第3接合穴762cよりも第4接合穴762dの近くに位置している。これにより、第4接合穴762dの上で発生する溶融半田が第3接合穴762cとは異なる3方向に移動する確率を高めることができる。
The
第4接合穴762dの上で発生する余剰な溶融半田を隣接する第3接合穴762cに向かわせない構成とすることにより、余剰の溶融半田が第3接合穴762c上に移動して半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
By configuring the structure so that the excess molten solder generated on the fourth
また、3つの凸部881dと接触して異なる3方向に引かれる溶融半田を共通の左側3方向分離型短絡防止穴881に保持する構成であるため、プリント配線板882において半田ブリッジ751の発生を抑制するための構成が占める面積を最小限に抑えることができ、プリント配線板882の高密度化に対応することができる。
Further, since the molten solder that comes into contact with the three
次に、プリント配線板882において、1列用裏面領域883の右端に位置する第1接合穴762aの周囲の構成について説明する。図100(b)に示すように、第1接合穴762aの周囲には、第1接合穴762aの上方と右方と下方との3方を囲むコの字型の形状を有している右側3方向分離型短絡防止穴884が形成されている。右側3方向分離型短絡防止穴884は、第1接合穴762aの上方に位置する上方部884aと、第1接合穴762aの右方に位置する右方部884bと、第1接合穴762aの下方に位置する下方部884cと、から構成されている。第1接合穴762aと右側3方向分離型短絡防止穴884の上方部884aとの間、第1接合穴762aと右方部884bとの間、及び第1接合穴762aと下方部884cとの間の距離は、第1接合穴762aの右端から第3接合穴762cの右端までの距離よりも短い。また、右側3方向分離型短絡防止穴884の総面積は、接合穴762の面積よりも大きい。
Next, in the printed
右側3方向分離型短絡防止穴884において、上方部884a、右方部884b、及び下方部884cは、第1接合穴762aとは連続しない態様で第1接合穴762aに向かって延びる凸部884dを備えている。
In the right three-way separation type short-
半田付け工程においてプリント配線板882が左方向に搬送される場合には、1列用裏面領域883において、第1接合穴762aが搬送方向の後端に位置することとなる。第4接合穴762dの周囲に左側3方向分離型短絡防止穴881を設けたのと同様に、第1接合穴762aの周囲に右側3方向分離型短絡防止穴884を設けることにより、第1接合穴762aの上に過剰の溶融半田が付着しても、当該溶融半田が隣接する第2接合穴762b上の溶融半田と合流して半田ブリッジ751が発生することを防ぐことができる。
When the printed
3つの凸部884dと接触して異なる3方向に引かれる溶融半田を共通の右側3方向分離型短絡防止穴884に保持する構成であるため、1列用裏面領域883の右端において半田ブリッジ751の発生を抑制するための構成がプリント配線板882に占める面積を最小限に抑えることができ、プリント配線板882の高密度化に対応することができる。
Since the molten solder that comes into contact with the three
<第21の実施形態>
本実施形態は、短絡防止穴761に代えて短絡防止穴群891〜895,921〜925が形成されている点で上記第19の実施形態と相違している。以下、上記第19の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<21st Embodiment>
This embodiment is different from the 19th embodiment in that short-circuit prevention holes 891-895 and 921-925 are formed in place of the short-circuit prevention holes 761. Hereinafter, the description of the same configuration as that of the 19th embodiment will be basically omitted.
本実施形態の主制御基板61はプリント配線板897を備えている。当該プリント配線板897において、1列コネクタ782の両端のピン784a,784d(図89(a))の周りと、2極コネクタ781の2本のピン784e,784f(図89(b))の周りと、2列コネクタ783の各列における両端のピン784g,784j,784k,784pの周りと、のそれぞれには半田ブリッジ751(図95(c))の発生を抑制するための短絡防止穴群891〜895,921〜925が形成されている。プリント配線板897の1列コネクタ782周りの構成について図101を参照しながら説明する。図101は半田ブリッジ751の発生を抑制するための短絡防止穴群891〜895,921〜925が形成されている1列用裏面領域896を拡大して示すプリント配線板897の裏面図である。ここで、図101では、配線パターン776及びGNDベタ851(図92(b))の図示を省略している。
The
図101に示すように、1列用裏面領域896には1列コネクタ782の4本のピン784a〜784d(図89(a))が挿通されるためのビアホール793a〜793dが形成されている。1列用裏面領域896において、4つのビアホール793a〜793dは左右方向に1つの列をなして並んでおり、当該列において、ビアホール793a〜793d同士の間隔は1.5mmである。
As shown in FIG. 101, via holes 793a to 793d for inserting the four
図101に示すように、4つのビアホール793a〜793dについて、右からn番目に並んでいるビアホールを第nビアホールとする。例えば、1番右に並んでいるビアホールは第1ビアホール793aである。ここで、nは1〜4の自然数である。 As shown in FIG. 101, with respect to the four via holes 793a to 793d, the via holes arranged nth from the right are designated as the nth via holes. For example, the beer holes lined up on the far right are the first beer holes 793a. Here, n is a natural number of 1 to 4.
図101に示すように、第2ビアホール793b及び第3ビアホール793cの周りには円形の接合穴762が形成されている。当該接合穴762は、ビアホール793b,793cよりも大きな面積を有しており、ビアホール793b,793cが当該接合穴762の中央に位置する態様で形成されている。
As shown in FIG. 101, a circular
ビアホール793a〜793dの列の左端に位置する第4ビアホール793dの左側には短絡防止穴群891〜895が形成されている。また、ビアホール793a〜793dの列の右端に位置する第1ビアホール793aの右側には短絡防止穴群921〜925が形成されている。先ず第4ビアホール793dの左側に形成されている短絡防止穴群891〜895について説明する。
Short-circuit prevention holes 891 to 895 are formed on the left side of the fourth via
図101に示すように、第4ビアホール793dの周りには、接合穴762と同一のサイズ及び形状を有する小型短絡防止穴891が形成されている。小型短絡防止穴891は、第4ビアホール793dが当該小型短絡防止穴891の中央に位置する態様で形成されている。小型短絡防止穴891の左方には、当該小型短絡防止穴891よりも大きな面積を有する大型短絡防止穴892が形成されており、小型短絡防止穴891と大型短絡防止穴892とは小型短絡防止穴891の直径よりも小さな通路幅を有する第1通路領域894で接続されている。
As shown in FIG. 101, a small short-
また、大型短絡防止穴892の右斜め上及び右斜め下には、小型短絡防止穴891よりも大きな面積を有するとともに大型短絡防止穴892よりも小さな面積を有する中型短絡防止穴893が形成されており、大型短絡防止穴892と中型短絡防止穴893とは第1通路領域894よりも広い通路幅を有する第2通路領域895で接続されている。
Further, medium-sized short-circuit prevention holes 893 having a larger area than the small short-
半田付け工程において、プリント配線板897が右方向に向けて搬送される場合には、1列コネクタ782の左端に位置する第4ピン784d(図89(a))が搬送方向の後端に位置することとなる。この場合、1列コネクタ782において、搬送方向の後端に位置する第4ピン784dが噴流821(図93(a))との接触状態から抜けるとき、小型短絡防止穴891、中型短絡防止穴893、及び大型短絡防止穴892には溶融半田が付着する。溶融半田は、面積の大きい穴の上に多く残るため、小型短絡防止穴891の上及び中型短絡防止穴893の上に残る溶融半田の量は、大型短絡防止穴892の上に残る溶融半田の量よりも少ない。
In the soldering step, when the printed
小型短絡防止穴891の上に残る溶融半田の塊は、大型短絡防止穴892の上に残る溶融半田の塊と第1通路領域894で接続されている。また、中型短絡防止穴893の上に残る溶融半田の塊は、大型短絡防止穴892の上に残る溶融半田の塊と第2通路領域895で接続されている。
The lump of molten solder remaining on the small short-
溶融半田は表面張力を有しており、小さな溶融半田の塊と大きな溶融半田の塊とが接触する場合には、小さな溶融半田の塊から大きな溶融半田の塊に向かって溶融半田が移動する。このため、1列コネクタ782(図89(a))の第4ピン784dが噴流821との接触状態から抜けた後、第4ピン784dの周りに付着した溶融半田が冷却されて凝固するまでの間に、溶融半田は小型短絡防止穴891及び中型短絡防止穴893から大型短絡防止穴892に向かって移動する。
The molten solder has surface tension, and when a small molten solder mass and a large molten solder mass come into contact with each other, the molten solder moves from the small molten solder mass to the large molten solder mass. Therefore, after the
搬送方向の後端に位置するピンの周りに小面積の穴が形成されており、当該小面積の穴の下流に大面積の穴が形成されている構成において、動的な要因により、小面積の穴から大面積の穴に溶融半田が移動した後、大面積の穴において発生する余剰の溶融半田が小面積の穴に向かって逆流し、搬送方向の後端に位置するピンの周りで半田ブリッジ751(図95(c))が形成されることがある。 In a configuration in which a small area hole is formed around a pin located at the rear end in the transport direction and a large area hole is formed downstream of the small area hole, a small area is formed due to a dynamic factor. After the molten solder moves from the hole to the large area hole, the excess molten solder generated in the large area hole flows back toward the small area hole and solders around the pin located at the rear end in the transport direction. A bridge 751 (FIG. 95 (c)) may be formed.
これに対して、図101に示すように、溶融半田が小型短絡防止穴891から大型短絡防止穴892に移動した後、大型短絡防止穴892において余剰の溶融半田が発生した場合、第2通路領域895の通路幅は第1通路領域894の通路幅よりも広く、2つの中型短絡防止穴893の面積は小型短絡防止穴891の面積よりも大きいため、余剰の溶融半田の逆流先は主に中型短絡防止穴893となる。これにより、小型短絡防止穴891に向かって大型短絡防止穴892から逆流する溶融半田の量を減らすことができる。そして、大型短絡防止穴892から溶融半田が逆流して1列コネクタ782の第4ピン784d周りに半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
On the other hand, as shown in FIG. 101, when excess molten solder is generated in the large short
次に、第1ビアホール793aの右側に形成されている短絡防止穴群921〜925について説明する。図101に示すように、第1ビアホール793aの周りには、接合穴762と同一のサイズ及び形状を有する小型短絡防止穴921が形成されている。小型短絡防止穴921は、第1ビアホール793aが当該小型短絡防止穴921の中央に位置する態様で形成されている。小型短絡防止穴921の右方には、当該小型短絡防止穴921よりも大きな面積を有する大型短絡防止穴922が形成されており、小型短絡防止穴921と大型短絡防止穴922とは小型短絡防止穴921の直径よりも小さな通路幅を有する第1通路領域924で接続されている。
Next, the short-circuit
また、大型短絡防止穴922の右斜め上及び右斜め下には、小型短絡防止穴921よりも大きな面積を有するとともに大型短絡防止穴922よりも小さな面積を有する中型短絡防止穴923が形成されており、大型短絡防止穴922と中型短絡防止穴923とは第1通路領域924よりも広い通路幅を有する第2通路領域925で接続されている。
Further, medium-sized short-circuit prevention holes 923 having a larger area than the small short-
半田付け工程において、プリント配線板897が左方向に向けて搬送される場合には、1列コネクタ782の右端に位置する第1ピン784a(図89(a))が搬送方向の後端に位置することとなる。
In the soldering process, when the printed
第1ビアホール793aの右方には短絡防止穴群921〜925が形成されているため、半田付け工程において、プリント配線板897が左方に向けて搬送される場合において、小型短絡防止穴921に向かって大型短絡防止穴922から逆流する溶融半田の量を減らすことができる。そして、大型短絡防止穴922から溶融半田が逆流して1列コネクタ782の第1ピン784a周りに半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
Since short-circuit prevention holes 921 to 925 are formed on the right side of the first via hole 793a, when the printed
ここで、本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、ピン784(図91)の周りに短絡防止穴群891〜895,921〜925を設ける基準には、上述した第19の実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、ピン784の周りに短絡防止穴761(図92(b))を設ける基準と同じ基準が適用されている。具体的には、本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に1列コネクタが装着されている場合、ピン784の中心間の距離が1.5mm以下であるという条件を満たしている1列コネクタの両端のピン周りには短絡防止穴群891〜895,921〜925(図101)が設けられている。このため、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで小型短絡防止穴891,921に向かって大型短絡防止穴892,922から逆流する溶融半田の量が減少する。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、ピン784の中心間の距離が1.5mmよりも広い1列コネクタのピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
Here, in the substrate provided in the
本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に2極コネクタが装着されている場合、ピン784の中心間の距離が2.5mm以下であるという条件を満たしている2極コネクタの2本のピン784周りには短絡防止穴群891〜895,921〜925(図101)が設けられている。このため、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで小型短絡防止穴891,921に向かって大型短絡防止穴892,922から逆流する溶融半田の量が減少する。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、ピン784の中心間の距離が2.5mmよりも広い2極コネクタのピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
In the board provided in the
本実施形態のパチンコ機10が備えている基板において、当該基板に2列コネクタが装着されている場合であり、各列におけるピン784の中心間の距離が1.5mm以下であるという条件、又は各列の端に位置するピン784同士の中心間の距離が2.5mm以下であるという条件の少なくとも一方を満たしている場合には、2列コネクタの各列の両端に位置するピン784周りには短絡防止穴群891〜895,921〜925(図101)が設けられている。このため、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで小型短絡防止穴891,921に向かって大型短絡防止穴892,922から逆流する溶融半田の量が減少する。これにより、搬送方向の後端に位置することとなるピン784の周りで半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。一方、各列におけるピン784の中心間の距離が1.5mmよりも広いとともに、各列の端に位置するピン784同士の中心間の距離が2.5mmよりも広い場合、ピン784周りには接合穴762(図90)が設けられている。
In the substrate provided by the
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
第4ビアホール793d周りに形成されている小型短絡防止穴891と大型短絡防止穴892とが通路幅の狭い第1通路領域894で接続されているとともに、大型短絡防止穴892と中型短絡防止穴893とが通路幅の広い第2通路領域895で接続さている構成である。このため、小型短絡防止穴891に残る溶融半田が大型短絡防止穴892に移動しやすい。また、大型短絡防止穴892において発生し得る余剰の溶融半田が中型短絡防止穴893に優先的に移動するため、大型短絡防止穴892から小型短絡防止穴891への溶融半田の逆流の発生が抑制されている。このため、半田付け工程において、1列コネクタ782の第4ピン784dが搬送方向の後端に位置することとなる場合に、当該第4ピン784dの周りで半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
The small short-
また、第1ビアホール793aの右方にも短絡防止穴群921〜925を設定する構成である。このため、半田付け工程において、1列コネクタ782の第1ピン784aが搬送方向の後端に位置することとなる場合に、大型短絡防止穴922から小型短絡防止穴921への溶融半田の逆流の発生を抑制して、第1ピン784aの周りで半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することができる。
Further, short circuit
<第21の実施形態の別形態>
・上述した第21の実施形態の短絡防止穴群891〜895は、第1通路領域894を除く小型短絡防止穴891、大型短絡防止穴892、中型短絡防止穴893、及び第2通路領域895から構成されていてもよい。具体的には、大型短絡防止穴892を小型短絡防止穴891と連続している穴ではなく小型短絡防止穴891と連続していない穴として設定する構成とする。この場合、半田付け工程において溶融半田が凝固するまでの間、大型短絡防止穴892に付着して余剰となった溶融半田は、物理的に接触していない小型短絡防止穴891よりも第2通路領域895を介して物理的に接触している中型短絡防止穴893に向かって移動しやすい。このため、初期に大型短絡防止穴892に付着した余剰の溶融半田が小型短絡防止穴891に逆流して第4ピン784d周りに半田ブリッジ751が形成される原因となることを抑制できる。
<Another form of the 21st embodiment>
The short circuit
・上述した第21の実施形態の短絡防止穴群891〜895を構成する中型短絡防止穴893の数は2つに限定されない。例えば、短絡防止穴群891〜895を構成する中型短絡防止穴893の数は1つであってもよい。半田付け工程において溶融半田が凝固する前に大型短絡防止穴892の上で余剰となる溶融半田が小型短絡防止穴891に移動するのを防ぐ中型短絡防止穴893を1つ残しながら、プリント配線板741上で短絡防止穴群891〜895が占有する面積を抑えることにより、主制御基板61の高密度化に対応することができる。
The number of medium-sized short-circuit prevention holes 893 constituting the short-circuit prevention holes 891 to 895 of the 21st embodiment described above is not limited to two. For example, the number of medium-sized short-circuit prevention holes 893 constituting the short-circuit prevention holes 891 to 895 may be one. Printed wiring board while leaving one medium-sized short-
<第22の実施形態>
本実施形態の遊技盤931には、第1作動口938に対応させて第1特図表示部932aが設けられているとともに、第2作動口939に対応させて第2特図表示部932bが設けられている。以下の説明では、上記第1の実施形態との相違点について説明し、上記第1の実施の形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
<22nd Embodiment>
The
先ず本実施形態の遊技盤931の構成について、図102を参照しながら説明する。図102は、本実施形態における遊技盤931の正面図である。遊技盤931の表面では、上記第1の実施形態と同様に、内レール部25及び外レール部26によって誘導レールが構成されており、遊技者が操作ハンドルを回動操作したことにより遊技球発射機構27(図2)から発射された遊技球B1(図53(a))は当該誘導レールによって遊技領域PAの上部に案内される。
First, the configuration of the
誘導レールは、その出口部分が遊技領域PAの一方の側部において遊技領域PAの上部中央を向くようにして形成されている。そのため、遊技者による操作ハンドルの回動操作量が大きくなるにしたがって、遊技領域PAの上部における遊技球B1の到達位置は、誘導レールの出口部分が形成された側部の側から当該出口部分が形成された側部に対して反対側の側部の側へとシフトしていく。なお、誘導レールの出口部分は、遊技領域PAの左側の側部に設けられている。 The guide rail is formed so that its exit portion faces the upper center of the game area PA on one side of the game area PA. Therefore, as the amount of rotation of the operation handle by the player increases, the arrival position of the game ball B1 in the upper part of the game area PA is such that the exit portion is from the side of the side where the exit portion of the guide rail is formed. It shifts to the side of the side opposite to the formed side. The outlet portion of the guide rail is provided on the left side of the game area PA.
遊技領域PAには、上記第1の実施形態と同様に、一般入賞口31、特電入賞装置32、可変表示ユニット36などが設けられている。ここで、本実施形態の遊技盤931は、第2作動口939が第1作動口938とは異なる場所に設けられている点、及び一対のスルーゲート935,936が設けられている点において上記第1の実施形態と相違している。これらの位置関係について、可変表示ユニット36の位置を基準として以下に説明する。
Similar to the first embodiment, the game area PA is provided with a general winning
可変表示ユニット36は、その上下左右において遊技球B1の流下領域が確保されるように、遊技領域PAの中央側に配置されている。つまり、遊技領域PAには、遊技球B1の流下領域として、可変表示ユニット36の上側の流下領域941、可変表示ユニット36の下側の流下領域942、可変表示ユニット36の左側の流下領域943及び可変表示ユニット36の右側の流下領域944が設けられている。なお、可変表示ユニット36の一部を構成するセンターフレーム252は、その上部から左右両側に亘る部分を構成する屋根ユニット253がパチンコ機10前方に延出しているため、センターフレーム252の下部に設けられたステージに導入される遊技球B1を除いて、遊技領域PAを流下する遊技球B1が可変表示ユニット36を横断又は縦断することはない。
The
一対の作動938,939のうちの一方である第1作動口938は、第1作動口装置として、下側の流下領域942に設けられている。第1作動口938は、上記第1の実施形態における第1作動口33(図3)に相当する。ここで、上記各流下領域941〜944には、遊技球B1の流下方向を当該遊技球B1との衝突によって分散させるための分散部材が設けられているとともに、遊技球B1の流下方向を当該遊技球B1との衝突によって所定の方向に誘導するための誘導部材が設けられている。分散部材には釘24bが含まれ、誘導部材には上記屋根ユニット253が含まれるとともに遊技領域PAの下部側の外縁に沿って配設された装飾部材945が含まれる。そして、上記分散部材及び上記誘導部材は、遊技球発射機構27から発射された遊技球B1が遊技領域PAの上部におけるいずれの位置に到達したとしても第1作動口938に向けて流下することが可能なように設けられている。
The
つまり、遊技球発射機構27から発射され遊技領域PAの上部において誘導レールの出口部分側すなわち遊技領域PAの左側にて流下し始めた遊技球B1は、上側の流下領域941→左側の流下領域943→下側の流下領域942という左側経路(第1経路)で遊技領域PAを流下することとなる。この場合に、上記分散部材及び上記誘導部材は、左側経路で遊技領域PAを流下することとなる遊技球B1が、その流下態様によっては第1作動口938に到達することが可能なように設けられている。また、遊技球発射機構27から発射され遊技領域PAの上部において誘導レールの出口部分と反対側すなわち遊技領域PAの右側にて流下し始めた遊技球B1は、上側の流下領域941→右側の流下領域944→下側の流下領域942という右側経路(第2経路)で遊技領域PAを流下することとなる。この場合に、上記分散部材及び上記誘導部材は、右側経路で遊技領域PAを流下することとなる遊技球B1が、その流下態様によっては第1作動口938に到達することが可能なように設けられている。
That is, the game ball B1 which is launched from the game
一対の作動938,939のうちの他方である第2作動口939は、第2作動口装置として、右側の流下領域944に設けられている。第2作動口939は、上記第1の実施形態における第2作動口34(図3)に相当する。つまり、第2作動口939に対しては、左右一対の可動片よりなるガイド片としての電動役物939aが設けられている。当該電動役物939aは、上記第1の実施形態における普電役物34aと同様に閉鎖状態と開放状態との間で動作する。かかる動作の契機や動作内容については、上記第1の実施形態における普電役物34aと同様であるため説明を省略する。この場合、第2作動口939の上方には釘24bが設けられており、電動役物939aが閉鎖状態である場合には上記釘24bによって第2作動口939への入賞(遊技球B1の入球)が不可となっている。なお、入賞が不可となるのではなく、入賞が難しくなる構成としてもよい。
The
ここで、既に説明したとおり、第2作動口939は右側の流下領域944に設けられているため、遊技球発射機構27から発射され遊技領域PAの上部において誘導レールの出口部分と反対側すなわち遊技領域PAの右側にて流下し始めた遊技球B1(図53(a))は第2作動口939に向けて流下することが可能であるが、遊技球発射機構27から発射され遊技領域PAの上部において誘導レールの出口部分側すなわち遊技領域PAの左側にて流下し始めた遊技球B1は第2作動口939に向けて流下することが不可となる。
Here, as described above, since the
上記のように第1作動口938への入賞は、第1経路側に遊技球B1が流れた場合及び第2経路側に遊技球B1が流れた場合のいずれであっても発生し得るのに対して、第2作動口939への入賞は、第2経路側に遊技球B1が流れた場合にのみ発生し得る。これにより、遊技者にとっては、操作ハンドルの回動操作量を調整することによって、第2作動口939への入賞が発生しないようにしながら第1作動口938への入賞を狙って遊技を行うことができるとともに、第2作動口939への入賞を狙って遊技を行うことができる。
As described above, the winning of the
一対のスルーゲート935,936は、一方の第1スルーゲート935が左側の流下領域943に設けられているとともに、他方の第2スルーゲート936が右側の流下領域944に設けられている。この場合、右側の流下領域944に設けられた第2スルーゲート936は、第2作動口939よりも上流側に設けられているが、これに限定されることはなく、第2作動口939よりも下流側に設けてもよい。
In the pair of through
スルーゲート935,936への入賞をトリガとして内部抽選が行われるとともに、遊技領域PAにおいて遊技球B1が通過しない領域である左下の隅部に設けられた普図ユニット38の普図表示部38aにて絵柄の変動表示が行われる。そして、内部抽選の結果が電役開放当選であり当該結果に対応した停止結果が表示されて普図表示部38aの変動表示が終了された場合に電役開放状態へ移行する。電役開放状態では、電動役物939aが所定の態様で開放状態となる。
An internal lottery is performed triggered by winning a prize in the through
普図ユニット38において、普図表示部38aに隣接した位置には、普図保留表示部38bが設けられている。遊技球B1がスルーゲート935,936に入賞した個数は最大4個まで保留され、普図保留表示部38bの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
In the
本実施形態におけるパチンコ機10には、第2作動口939の電動役物939aが単位時間当たりに開放状態となる頻度が相対的に高低となるように、上記第1の実施形態において既に説明した高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとが設定されている。低頻度サポートモードでは、第2作動口939よりも第1作動口938への入賞が発生する確率が高くなるが、高頻度サポートモードでは、第1作動口938よりも第2作動口939への入賞が発生する確率が高くなる。
The
第1作動口938又は第2作動口939への入賞をトリガとして当たり抽選が行われる。そして、当該当たり抽選の抽選結果は特図ユニット932及び可変表示ユニット36の図柄表示装置41における表示演出を通じて明示される。
A winning lottery is performed triggered by winning a prize in the
特図ユニット932には、第1特図表示部932aと、第2特図表示部932bとが設けられている。第1特図表示部932aの表示領域は図柄表示装置41の表示面41aよりも狭く、同様に、第2特図表示部932bの表示領域は図柄表示装置41の表示面41aよりも狭い。さらに、第1特図表示部932aと第2特図表示部932bとを合わせた表示領域の面積も、表示面41aよりも狭い。
The
第1特図表示部932aでは、第1作動口938への入賞をトリガとして当たり抽選が行われることで絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる。そして、抽選結果に対応した結果が表示される。また、第2特図表示部932bでは、第2作動口939への入賞をトリガとして当たり抽選が行われることで絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる。そして、抽選結果に対応した結果が表示される。
In the first special figure display unit 932a, a winning lottery is performed with a winning prize in the
特図ユニット932において、第1特図表示部932a及び第2特図表示部932bに隣接した位置には、第1特図保留表示部932c及び第2特図保留表示部932dが設けられている。遊技球B1が第1作動口938に入賞した個数は最大4個まで保留され、第1特図保留表示部932cの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。また、遊技球B1が第2作動口939に入賞した個数は最大4個まで保留され、第2特図保留表示部932dの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
In the
図柄表示装置41では、第1作動口938への入賞に基づき第1特図表示部932aにて絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる場合にそれに合わせて図柄の変動表示又は所定の表示が行われるとともに、第2作動口939への入賞に基づき第2特図表示部932bにて絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる場合にそれに合わせて図柄の変動表示又は所定の表示が行われる。
In the
第1作動口938への入賞に基づく当たり抽選にて大当たり当選又は小当たり当選となった場合には、特電入賞装置32への入賞が可能となる開閉実行モードへ移行する。同様に、第2作動口939への入賞に基づく当たり抽選にて大当たり当選又は小当たり当選となった場合にも、特電入賞装置32への入賞が可能となる開閉実行モードへ移行する。
If a big hit or a small win is won in the winning lottery based on the winning of the
遊技盤931の背面には、第1作動口938及び第2作動口939のそれぞれに対応させて、入球した遊技球B1を排出球回収部(図示略)に案内する排出通路部(図示略)が形成されている。図102に示すように、第1作動口938に入球した遊技球B1が通過する排出通路部には、当該排出通路部を通過する遊技球B1を検知するための第1作動口検知センサ951が設けられているとともに、第2作動口939に入球した遊技球B1が通過する排出通路部には、当該排出通路部を通過する遊技球B1を検知するための第2作動口検知センサ952が設けられている。
On the back surface of the
図103(a)は、第1作動口検知センサ951及び第2作動口検知センサ952と主制御基板61との接続態様を説明するための説明図である。図103(a)に示すように、第1作動口検知センサ951は第1ハーネス951aを介して主制御基板61に接続されているとともに、第2作動口検知センサ952は第1ハーネス951aとは異なる第2ハーネス952aを介して主制御基板61に接続されている。第1ハーネス951aは黄色の蛍光色を有する蛍光ハーネスであるとともに、第2ハーネス952aは緑色の蛍光色を有する蛍光ハーネスである。第1ハーネス951a及び第2ハーネス952aは目視による識別が可能な蛍光色を有している。ここで、第1ハーネス951aに使用されている蛍光色の黄色、及び第2ハーネス952aに使用されている蛍光色の緑色は、パチンコ機10において他に使用されているハーネスには使用されていない色である。このため、第1ハーネス951a及び第2ハーネス952aは目視により他のハーネスと識別することが可能である。
FIG. 103A is an explanatory diagram for explaining a connection mode between the first actuating
図103(a)に示すように、第1ハーネス951aは2本の信号線958の束であり、その一端は第1作動口検知センサ951に接続されているとともに、その他端にはオス型の2極コネクタ953を備えている。また、第2ハーネス952aは2本の信号線958の束であり、その一端は第2作動口検知センサ952に接続されているとともに、その他端にはオス型の2極コネクタ954を備えている。信号線958は絶縁体によって被覆されている。
As shown in FIG. 103 (a), the first harness 951a is a bundle of two
主制御基板61は、第1作動口検知センサ951を当該主制御基板61に接続するためのメス型の2極コネクタである第1作動口用コネクタ955、及び第2作動口検知センサ952を当該主制御基板61に接続するためのメス型の2極コネクタである第2作動口用コネクタ956を備えている。第1ハーネス951aの2極コネクタ953が主制御基板61の第1作動口用コネクタ955と接続されることにより第1作動口検知センサ951が主制御基板61と接続されているとともに、第2ハーネス952aの2極コネクタ954が主制御基板61の第2作動口用コネクタ956と接続されることにより第2作動口検知センサ952が主制御基板61と接続されている。
The
第1作動口用コネクタ955は第1ハーネス951aと同様に黄色の蛍光色を有しているとともに、第2作動口用コネクタ956は第2ハーネス952aと同様に緑色の蛍光色を有している。このため、第1作動口検知センサ951及び第2作動口検知センサ952を主制御基板61に接続する際、黄色の第1ハーネス951aを黄色の第1作動口用コネクタ955に接続するとともに、緑色の第2ハーネス952aを緑色の第2作動口用コネクタ956に接続することとなる。これにより、第1ハーネス951a及び第2ハーネス952aの接続先が入れ替わるミスの発生が抑制されている。ここで、第1作動口用コネクタ955に使用されている蛍光色の黄色、及び第2作動口用コネクタ956に使用されている蛍光色の緑色は、パチンコ機10において他に使用されているコネクタには使用されていない色である。このため、第1作動口用コネクタ955及び第2作動口用コネクタ956は目視により他のコネクタと識別することが可能であり、接続ミスの発生が抑制されている。
The first working
第1作動口検知センサ951から延びる2本の信号線958及び第2作動口検知センサ952から延びる2本の信号線958を1束にまとめ、その一端に4つのピン784(図91)を有する1列コネクタを設ける構成も考えられる。しかし、当該構成を採用した場合、主制御基板61に不正な信号を送信する不正基板を一箇所に接続するだけで、第1作動口検知センサ951及び第2作動口検知センサ952から出力されて主制御基板61に入力される信号を不正に操作することが可能となってしまう。これに対して、本実施形態では、不正基板を使用するために接続が必要なコネクタの数を2つに増やすことにより、不正を実行しにくい構成としている。
The two
また、第1作動口検知センサ951及び第2作動口検知センサ952から延びる信号線958を1束にする構成とした場合には、信号線958の束に遮られて不正基板を発見できない可能性がある。これに対して、本実施形態では、各作動口検知センサ951,952の単位で信号線958を小分けにして束にすることにより、信号線958の束の間から不正基板を発見し易い構成としている。
Further, when the
主制御基板61は、プリント配線板957に多数の電子部品が装着されて構成されている電子回路実装基板である。第1作動口用コネクタ955及び第2作動口用コネクタ956が主制御基板61のプリント配線板957に装着されている態様について、図103(b)を参照しながら説明する。
The
図103(b)は第1作動口用コネクタ955が装着されている第1作動口用領域961及び第2作動口用コネクタ956が装着されている第2作動口用領域962を拡大して示すプリント配線板957の裏面図である。ここで、図103(b)では、第1作動口用コネクタ955及び第2作動口用コネクタ956のプリント配線板957への装着態様について説明するために、第1作動口用コネクタ955及び第2作動口用コネクタ956をプリント配線板957に固定している半田を除いた状態を示す。また、図103(b)では、図103(a)における主制御基板61の上下が反転した状態を示す。このため、図103(a)における主制御基板61と図103(b)における主制御基板61との間で左右反転は起こらない。図103(a)における主制御基板61の左側は図103(b)における主制御基板61の左側であるとともに、図103(a)における主制御基板61の右側は図103(b)における主制御基板61の右側である。
FIG. 103 (b) shows an enlarged view of the first
図103(b)に示すように、第2作動口用領域962は、第1作動口用領域961の右側に設けられている。第1ハーネス951a(図103(a))の2極コネクタ953(図103(a))は、第1作動口用領域961において右側に第1ピン784qを備えているとともに左側に第2ピン784rを備えている。また、第2ハーネス952a(図103(a))の2極コネクタ954(図103(a))は、第2作動口用領域962において右側に第1ピン784sを備えているとともに左側に第2ピン784tを備えている。
As shown in FIG. 103 (b), the second
図103(b)に示すように、プリント配線板957は、第1作動口用領域961に、第1ハーネス951a(図103(a))の第1ピン784qが挿通されている第1ビアホール793qを備えているとともに、第2ピン784rが挿通されている第2ビアホール793rを備えている。また、プリント配線板957は、第2作動口用領域962に、第2ハーネス952a(図103(a))の第1ピン784sが挿通されている第1ビアホール793sを備えているとともに、第2ピン784tが挿通されている第2ビアホール793tを備えている。ここで、本実施形態のビアホール793q〜793tは、上記第19の実施形態において既に説明したビアホール793(図90(a))と同一の貫通孔であり、プリント配線板957を上下方向に貫通している。
As shown in FIG. 103 (b), in the printed
図103(b)に示すように、第2作動口用領域962において、第1ビアホール793sと第2ビアホール793tとは左右方向に並んでおり、第2ビアホール793tは第1ビアホール793sの左側に設けられている。第1ビアホール793sの中心から第2ビアホール793tの中心までの距離は2.5mmである。
As shown in FIG. 103 (b), in the second working
図103(b)に示すように、第1ビアホール793sの周りには、当該第1ビアホール793sをプリント配線板957上の電子部品と接続するために、上記第19の実施形態の図92(b)において既に説明した配線パターン776が形成されているとともに、第2ビアホール793tの周りには、当該第2ビアホール793tを接地するために、上記第19の実施形態の図92(b)において既に説明したGNDベタ851が形成されている。配線パターン776及びGNDベタ851の上には、上記第19の実施形態の図92(a),(b)において既に説明したソルダーレジスト792が形成されている。このため、半田付け工程において配線パターン776及びGNDベタ851に溶融半田は付着しない。
As shown in FIG. 103 (b), around the first via
図103(b)に示すように、第2作動口用領域962において、第1ビアホール793s及び第2ビアホール793tの周りには、上記第19の実施形態の図92(b)において既に説明した短絡防止穴761が設けられている。第2ビアホール793tの周りの短絡防止穴761は、上記第19の実施形態の図92(a),(b)において既に説明した接続部763によってGNDベタ851に接続されている。
As shown in FIG. 103 (b), in the second working
プリント配線板957には、第1作動口用コネクタ955及び第2作動口用コネクタ956以外に、上記第19の実施形態の図88(a)にて既に説明した端子775を有する電子部品が装着されている。図103(b)に示すように、プリント配線板957において、第1作動口用領域961及び第2作動口用領域962の下方には、電子部品の端子775が挿通されているビアホール793が設けられている。ビアホール793は、上記第19の実施形態の図90(a)にて既に説明した貫通孔であり、ビアホール793q〜793tと同一の貫通孔である。
In addition to the first
図103(b)に示すように端子775周りのビアホール793から、第1作動口用コネクタ955のピン784q,784r及び第2作動口用コネクタ956のピン784s,784tまでの距離は、上記第19の実施形態において説明した短絡防止穴761を設けるための基準値よりも長い。プリント配線板957において、電子部品の端子775が挿通されているビアホール793の周りには、上記第19の実施形態の図92(b)において既に説明した接合穴762が設けられている。
As shown in FIG. 103 (b), the distance from the via
プリント配線板957において、第1作動口用領域961の第1ビアホール793q又は第2ビアホール793rから最短距離に存在する端子775であっても、当該端子775から第1ビアホール793q又は第2ビアホール793rまでの距離は、短絡防止穴761を設けるための基準値よりも長くなるように設定されている。また、第2作動口用領域962の第1ビアホール793s又は第2ビアホール793tから最短距離に存在する端子775であっても、当該端子775から第1ビアホール793s又は第2ビアホール793tまでの距離は、短絡防止穴761を設けるための基準値よりも長くなるように設定されている。このため、第1作動口用コネクタ955のピン784q,784r及び第2作動口用コネクタ956のピン784s,784tと、近くに存在する他の電子部品の端子775と、の間に半田ブリッジ751が形成されることが抑制されている。
In the printed
既に説明したとおり、遊技盤931において、第2作動口939は可変表示ユニット36の右側の流下領域944に設けられている。遊技者は操作ハンドルの回動量を調整することにより、第2作動口939への入賞を狙うことができる。また、本実施形態において、大当たり当選となった場合に選択され得る大当たり結果の種類は、第1作動口938への入賞が発生して当たり抽選が行われる場合よりも、第2作動口939への入賞が発生して当たり抽選が行われる場合の方が遊技者にとって有利となるように設定されている。当該当たり抽選の詳細については後述する。そして、後述する各遊技回の当たり抽選においては、第2作動口939への入賞に基づいて取得された保留情報が第1作動口938への入賞に基づいて取得された保留情報よりも優先されるように設定されている。このため、遊技者は第1作動口938を狙う場合よりも大きな期待を持ちながら第2作動口939を狙うこととなる。
As described above, in the
図102に示すように、遊技領域PAにおいて、可変表示ユニット36の右側の流下領域944に設けられている第2作動口検知センサ952は、遊技者が右側の流下領域944を狙って操作ハンドルの回動量を調整した場合に初めて遊技球B1(図53(a))を検知することになる。このため、遊技者が可変表示ユニット36の左側の流下領域943を狙って操作ハンドルの回動量を調整している間は、第2作動口用領域962において半田ブリッジ751(図95(c))が形成されていても、短絡していることが分からない可能性がある。この場合、遊技者が期待を高めて可変表示ユニット36の右側の流下領域944を狙い、第2作動口939に入賞した場合に初めて主制御基板61の不具合が判明する。遊技者が強い期待を持っている状態で遊技が中断されることになり、遊技者に大きな失望を与えてしまう。
As shown in FIG. 102, in the game area PA, the second operating
これに対して、本実施形態では、図103(b)に示すように、プリント配線板957の第2作動口用領域962において、第1ビアホール793s及び第2ビアホール793tの周りに、上記第19の実施形態の図92(b)において既に説明した短絡防止穴761が設けられている。当該短絡防止穴761の面積は上述した端子775周りの接合穴762の面積よりも広く設定されており、プリント配線板957の半田付け工程において第1ビアホール793sに挿通されている第1ピン784sと第2ビアホール793tに挿通されている第2ピン784tとの間に半田ブリッジ751が形成されて短絡する可能性が低減されている。
On the other hand, in the present embodiment, as shown in FIG. 103 (b), in the second working
図103(b)に示すように、短絡防止穴761は、左右方向の幅が上下方向の幅よりも広い楕円の形状を有している。短絡防止穴761を左右方向に延在させることにより、上下方向の幅が広がり当該短絡防止穴761が第2作動口用コネクタ956以外の電子部品が有する端子775(図88(a))と接近することを抑制しつつ、第2作動口用コネクタ956の第1ピン784sと第2ピン784tとの間に半田ブリッジ751が形成される可能性を低減するための面積拡大が図られている。
As shown in FIG. 103 (b), the short-
図103(b)に示すように、第1ビアホール793sの周りの短絡防止穴761は、第1ビアホール793sを基準として、当該短絡防止穴761の中央が、第1ビアホール793sに隣接する第2ビアホール793tとは反対側に存在するように設けられているとともに、第2ビアホール793tの周りの短絡防止穴761は、第2ビアホール793tを基準として、当該短絡防止穴761の中央が、第2ビアホール793tに隣接する第1ビアホール793sとは反対側に存在するように設けられている。2つの短絡防止穴761が第1ビアホール793s周りの短絡防止穴761の左端から第2ビアホール793t周りの短絡防止穴761の右端までの距離を広く保つ態様で設けられているため、短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心が隣接するビアホール793s,793tとは反対の方向に位置する態様とすることができる。
As shown in FIG. 103 (b), the short-
これにより、第1ビアホール793sが搬送方向の後端に位置することとなった場合に第1ビアホール793s周辺の溶融半田が隣接する第2ビアホール793tの方向に移動しにくい環境とすることができるとともに、第2ビアホール793tが搬送方向の後端に位置することとなった場合に第2ビアホール793t周辺の溶融半田が隣接する第1ビアホール793sの方向に移動しにくい環境とすることができ、半田ブリッジ751の発生が抑制されている。
As a result, when the first via
また、図103(b)に示すように、第1作動口用領域961において、第1ビアホール793qと第2ビアホール793rとは左右方向に並んでおり、第2ビアホール793rは第1ビアホール793qの左側に設けられている。第1ビアホール793qの中心から第2ビアホール793rの中心までの距離は2.5mmである。
Further, as shown in FIG. 103 (b), in the region for the
図103(b)に示すように、第1ビアホール793qの周りには、上述した第2作動口用領域962の第1ビアホール793sの周りと同様に、配線パターン776が形成されているとともに、第2ビアホール793rの周りには、上述した第2作動口用領域962の第2ビアホール793rと同様に、GNDベタ851が形成されている。配線パターン776及びGNDベタ851の上には、上述した第2作動口用領域962と同様に、ソルダーレジスト792が形成されている。このため、半田付け工程において配線パターン776及びGNDベタ851に溶融半田は付着しない。
As shown in FIG. 103 (b), a
図103(b)に示すように、第1作動口用領域961において、第1ビアホール793q及び第2ビアホール793rの周りには、上述した第2作動口用領域962と同様に、短絡防止穴761が設けられている。第2ビアホール793rの周りの短絡防止穴761は、上述した第2作動口用領域962の第2ビアホール793tの周りと同様に、接続部763によってGNDベタ851に接続されている。
As shown in FIG. 103 (b), in the first working
図103(b)に示すように、当該短絡防止穴761の面積は上述した端子775周りの接合穴762の面積よりも広く設定されており、プリント配線板957の半田付け工程において第1ビアホール793qに挿通されている第1ピン784qと第2ビアホール793rに挿通されている第2ピン784rとの間に半田ブリッジ751が形成されて短絡する可能性が低減されている。
As shown in FIG. 103 (b), the area of the short-
図103(b)に示すように、短絡防止穴761は、左右方向の幅が上下方向の幅よりも広い楕円の形状を有している。短絡防止穴761を左右方向に延在させることにより、上下方向の幅が広がり当該短絡防止穴761が第1作動口用コネクタ955以外の電子部品が有する端子775(図88(a))と接近することを抑制しつつ、第1作動口用コネクタ955の第1ピン784qと第2ピン784rとの間に半田ブリッジ751が形成される可能性を低減するための面積拡大が図られている。
As shown in FIG. 103 (b), the short-
図103(b)に示すように、第1ビアホール793qの周りの短絡防止穴761は、第1ビアホール793qを基準として、当該短絡防止穴761の中央が、第1ビアホール793qに隣接する第2ビアホール793rとは反対側に存在するように設けられているとともに、第2ビアホール793rの周りの短絡防止穴761は、第2ビアホール793rを基準として、当該短絡防止穴761の中央が、第2ビアホール793rに隣接する第1ビアホール793qとは反対側に存在するように設けられている。2つの短絡防止穴761が第1ビアホール793q周りの短絡防止穴761の左端から第2ビアホール793r周りの短絡防止穴761の右端までの距離を広く保つ態様で設けられているため、短絡防止穴761の上に溜まる溶融半田の重心が隣接するビアホール793q,793rとは反対の方向に位置する態様とすることができる。
As shown in FIG. 103 (b), the short-
これにより、第1ビアホール793qが搬送方向の後端に位置することとなった場合に第1ビアホール793q周辺の溶融半田が隣接する第2ビアホール793rの方向に移動しにくい環境とすることができるとともに、第2ビアホール793rが搬送方向の後端に位置することとなった場合に第2ビアホール793r周辺の溶融半田が隣接する第1ビアホール793qの方向に移動しにくい環境とすることができ、半田ブリッジ751の発生が抑制されている。
As a result, when the first via
<主側CPU63にて各種抽選を行うための電気的構成>
次に、主側CPU63(図5)において、当たり抽選を実行するための電気的な構成について説明する。当該当たり抽選には、第1作動口938(図102)又は第2作動口939(図102)への入賞が発生したことに基づいて取得される保留情報が利用される。
<Electrical configuration for performing various lottery on the
Next, the electrical configuration for executing the winning lottery in the main CPU 63 (FIG. 5) will be described. For the winning lottery, the pending information acquired based on the winning of the first operating port 938 (FIG. 102) or the second operating port 939 (FIG. 102) is used.
主側CPU63は、上記第1の実施形態の図6において既に説明した抽選用カウンタエリア65bに、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、乱数初期値カウンタCINI、変動種別カウンタCS、普電役物開放カウンタC4を備えている。また、主側CPU63は、普電保留エリア65cを備えているとともに、保留格納エリア65aに、実行エリアAEに加えて、第1作動口938に対応する保留用エリアREとして第1特図保留エリア(図示略)を備えているとともに、第2作動口939に対応する保留用エリアREとして第2特図保留エリア(図示略)を備えている。本実施形態では、以下において保留格納エリア65a(図6)における実行エリアAE(図6)を特図用の実行エリアAEと記載する。
The
第1特図保留エリアは図示しない第1特図用第1エリア、第1特図用第2エリア、第1特図用第3エリア及び第1特図用第4エリアを備えており、第1作動口938への入賞が発生した場合に、第1作動口938への入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報が特図側の保留情報として、いずれかのエリアに格納される。
The first special figure holding area includes a first area for the first special figure, a second area for the first special figure, a third area for the first special figure, and a fourth area for the first special figure, which are not shown. When a prize is generated in the
この場合、第1特図用第1エリア〜第1特図用第4エリアには、第1作動口938への入賞が複数回連続して発生した場合に、第1特図用第1エリア→第1特図用第2エリア→第1特図用第3エリア→第1特図用第4エリアの順に各数値情報が時系列的に格納されていく。このように4つのエリアが設けられていることにより、第1作動口938への遊技球B1(図53(a))の入賞履歴が最大4個まで保留記憶されるようになっている。
In this case, in the first area for the first special drawing to the fourth area for the first special drawing, when the winning of the
なお、第1特図保留エリアにおいて保留記憶可能な数は、4個に限定されることはなく任意であり、2個、3個又は5個以上といったように他の複数であってもよく、単数であってもよい。 The number of items that can be stored and stored in the first special figure holding area is not limited to four, and may be any other number such as two, three, or five or more. It may be singular.
第2特図保留エリアは図示しない第2特図用第1エリア、第2特図用第2エリア、第2特図用第3エリア及び第2特図用第4エリアを備えており、第2作動口939への入賞が発生した場合に、第2作動口939への入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報が特図側の保留情報として、いずれかのエリアに格納される。
The second special drawing reservation area includes a first area for the second special drawing, a second area for the second special drawing, a third area for the second special drawing, and a fourth area for the second special drawing, which are not shown. When a prize is generated in the 2
この場合、第2特図用第1エリア〜第2特図用第4エリアには、第2作動口939への入賞が複数回連続して発生した場合に、第2特図用第1エリア→第2特図用第2エリア→第2特図用第3エリア→第2特図用第4エリアの順に各数値情報が時系列的に格納されていく。このように4つのエリアが設けられていることにより、第2作動口939への遊技球B1の入賞履歴が最大4個まで保留記憶されるようになっている。
In this case, in the first area for the second special drawing to the fourth area for the second special drawing, when the winning of the
なお、第2特図保留エリアにおいて保留記憶可能な数は、4個に限定されることはなく任意であり、2個、3個又は5個以上といったように他の複数であってもよく、単数であってもよい。 The number of items that can be stored in the second special figure holding area is not limited to four, and may be any number of items, such as two, three, or five or more. It may be singular.
特図用の実行エリアAEは、いずれかの特図表示部932a,932bにて変動表示を開始する際に、特図用の当否判定や振分判定などを行う対象の保留情報が格納されるエリアである。具体的には、第1特図表示部932aの変動表示を開始する際には、第1特図保留エリアの第1特図用第1エリアに格納された保留情報が特図用の実行エリアAEに移動される。一方、第2特図表示部932bの変動表示を開始する際には、第2特図保留エリアの第2特図用第1エリアに格納された保留情報が特図用の実行エリアAEに移動される。 In the execution area AE for the special figure, when the variable display is started on any of the special figure display units 932a and 932b, the hold information for the target for performing the hit / fail judgment and the distribution judgment for the special figure is stored. The area. Specifically, when the variable display of the first special figure display unit 932a is started, the hold information stored in the first special figure holding area of the first special figure holding area is the execution area for the special figure. Moved to AE. On the other hand, when the variable display of the second special figure display unit 932b is started, the hold information stored in the first area for the second special figure of the second special figure hold area is moved to the execution area AE for the special figure. Will be done.
次に、第1特図保留エリア又は第2特図保留エリアに格納された当たり乱数カウンタC1の値を利用して行われる当否判定について説明する。 Next, the hit / fail determination performed using the value of the hit random number counter C1 stored in the first special figure holding area or the second special figure holding area will be described.
当否判定に際して当選となる乱数の値は、主側ROM64(図5)に当否テーブルとして記憶されている。当否テーブルには、当否結果として、大当たり結果と、小当たり結果と、外れ結果とが設定されている。大当たり結果は、特電入賞装置32が開閉制御される開閉実行モードへの移行契機となるとともに、当否抽選モード及びサポートモードの少なくとも一方の移行契機となり得る当否結果である。小当たり結果は、特電入賞装置32が開閉制御される開閉実行モードへの移行契機となる一方、当否抽選モード及びサポートモードの両方について移行契機とならない当否結果である。外れ結果は、開閉実行モードへの移行契機とならずに、さらに当否抽選モード及びサポートモードについても移行契機とならない当否結果である。
The value of the random number that is won in the winning / failing determination is stored in the main ROM 64 (FIG. 5) as a winning / failing table. In the hit / fail table, a big hit result, a small hit result, and a miss result are set as the hit / miss result. The jackpot result is a win / fail result that can trigger a shift to the open / close execution mode in which the special
本実施形態において、主側ROM64(図5)に記憶されている当否テーブルとしては、第1作動口938への入賞に基づき取得された保留情報の当否判定に際して使用される第1特図用の当否テーブルと、第2作動口939への入賞に基づき取得された保留情報の当否判定に際して使用される第2特図用の当否テーブルと、が設定されている。さらに、第1特図用の当否テーブルには、低確当否テーブルと高確当否テーブルとが存在しており、同様に、第2特図用の当否テーブルにも、低確当否テーブルと高確当否テーブルとが存在している。つまり、本実施形態のパチンコ機10は、第1作動口938への入賞に基づき取得された保留情報と、第2作動口939への入賞に基づき取得された保留情報とで、異なる当否テーブルが参照されるとともに、いずれの場合であっても、当否抽選における抽選モードとして低確率モードと高確率モードとが存在している。
In the present embodiment, the pass / fail table stored in the main ROM 64 (FIG. 5) is for the first special figure used in determining the pass / fail of the hold information acquired based on the winning of the
各当否テーブルについて具体的に説明すると、第1特図用の低確当否テーブルは、大当たり結果となる乱数の値は2個(例えば「5」、「305」)であり、小当たり結果となる乱数の値は3個(例えば「55」、「355」、「555」)である。そして、それ以外が、外れ結果となる乱数の値である。 Explaining each hit / fail table in detail, the low probability / hit / fail table for the first special figure has two random numbers (for example, “5” and “305”) that result in a big hit, resulting in a small hit result. The value of the random number is three (for example, "55", "355", "555"). Other than that, it is a random number value that results in a deviation.
第1特図用の高確当否テーブルは、大当たり結果となる乱数の値の数は第1特図用の低確当否テーブルの場合よりも多く設定されており、具体的には20個である(例えば「5」、「34」、「65」、「130」、「163」、「192」、「220」、「245」、「276」、「305」、「334」、「365」、「392」、「420」、「470」、「495」、「520」、「558」、「575」、「599」)。この場合、低確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群は、高確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群に含まれている。一方、小当たり結果となる乱数の値は、第1特図用の低確当否テーブルの場合と同一である。 In the high-probability table for the first special figure, the number of random numbers that result in big hits is set to be larger than in the case of the low-probability table for the first special figure, specifically 20. (For example, "5", "34", "65", "130", "163", "192", "220", "245", "276", "305", "334", "365", "392", "420", "470", "495", "520", "558", "575", "599"). In this case, the value group of the winning random number counter C1 that wins the jackpot in the low probability mode is included in the value group of the winning random number counter C1 that wins the jackpot in the high probability mode. On the other hand, the value of the random number that is the result of the small hit is the same as in the case of the low probability / rejection table for the first special figure.
第2特図用の低確当否テーブルは、大当たり結果となる乱数の値は、第1特図用の低確当否テーブルの場合と同一である。一方、小当たり結果となる乱数の値の数は第1特図用の低確当否テーブルの場合よりも多く設定されており、具体的には40個である(例えば「3」、「8」、「31」、「37」、「55」、「68」、「127」、「133」、「160」、「166」、「189」、「195」、「217」、「223」、「242」、「248」、「273」、「279」、「302」、「308」、「331」、「337」、「355」、「368」、「389」、「395」、「417」、「423」、「467」、「473」、「492」、「498」、「517」、「523」、「555」、「561」、「572」、「578」、「596」「598」)。なお、小当たり結果となる乱数の値の数は第1特図用の低確当否テーブルの場合と同一である構成としてもよく、第1特図用の低確当否テーブルの場合よりも少なく設定されている構成としてもよい。 In the low probability / failure table for the second special figure, the value of the random number resulting in the jackpot is the same as in the case of the low probability / failure table for the first special figure. On the other hand, the number of random numbers that result in small hits is set to be larger than that in the case of the low accuracy / non-performing table for the first special figure, and is specifically 40 (for example, "3" and "8"). , "31", "37", "55", "68", "127", "133", "160", "166", "189", "195", "217", "223", " 242, "248", "273", "279", "302", "308", "331", "337", "355", "368", "389", "395", "417" , "423", "467", "473", "492", "498", "517", "523", "555", "561", "572", "578", "596" "598" "). The number of random numbers that result in small hits may be the same as in the case of the low probability / failure table for the first special figure, and is set smaller than that in the case of the low probability / failure table for the first special figure. It may be configured as such.
第2特図用の高確当否テーブルは、大当たり結果となる乱数の値は、第1特図用の高確当否テーブルの場合と同一である。しがって、当該大当たり結果となる乱数の値の数は、第2特図用の低確当否テーブルの場合よりも多い数となる。一方、小当たり結果となる乱数の値は第2特図用の低確当否テーブルの場合と同一である。 In the high-accuracy table for the second special figure, the value of the random number resulting in the jackpot is the same as in the case of the high-accuracy table for the first special figure. Therefore, the number of random number values that result in the jackpot is larger than that in the case of the low probability / rejection table for the second special figure. On the other hand, the value of the random number that is the result of the small hit is the same as in the case of the low probability / rejection table for the second special figure.
なお、低確率モードよりも高確率モードの方が大当たり結果となる確率が高くなるのであれば、上記当選となる乱数の数及び値は任意であり、また低確率モードである状況において大当たり結果となる当たり乱数カウンタC1の値群が、高確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群に一部のみが含まれている構成としてもよく、含まれていない構成としてもよい。 If the probability of a jackpot result is higher in the high probability mode than in the low probability mode, the number and values of the random numbers to be won are arbitrary, and in the situation of the low probability mode, the jackpot result is obtained. The value group of the winning random number counter C1 may or may not be included in the value group of the winning random number counter C1 which is a big hit in the high probability mode. ..
次に、第1特図保留エリア又は第2特図保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値を利用して行われる振分判定について説明する。 Next, the distribution determination performed by using the value of the jackpot type counter C2 stored in the first special figure holding area or the second special figure holding area will be described.
本実施形態におけるパチンコ機10には、開閉実行モードが開始されてから終了されるまでの間における特電入賞装置32(図102)への入賞の発生頻度が相対的に高低となるように、上記第1の実施形態において既に説明した高頻度入賞モードと低頻度入賞モードとが設定されている。
In the
高頻度入賞モード及び低頻度入賞モードにおける特電入賞装置32の開閉回数、ラウンド遊技の回数、1回の開放に対する開放継続時間及び1回のラウンド遊技における上限個数は、高頻度入賞モードの方が低頻度入賞モードよりも、開閉実行モードが開始されてから終了するまでの間における特電入賞装置32への入賞の発生頻度が高くなるように設定されている。
In the high-frequency winning mode and the low-frequency winning mode, the number of times the special
大当たり種別カウンタC2に対する大当たり結果の種類の振分先は、主側ROM64(図5)に振分テーブルとして記憶されている。振分テーブルには、大当たり結果の種類として、上記第1の実施形態において既に説明した低確大当たり結果及び最有利大当たり結果に加えて、非明示高確大当たり結果及び明示高確大当たり結果が設定されている。 The distribution destination of the type of the jackpot result with respect to the jackpot type counter C2 is stored as a distribution table in the main ROM 64 (FIG. 5). In the distribution table, in addition to the low-accuracy jackpot result and the most advantageous jackpot result already described in the first embodiment, the implicit high-accuracy jackpot result and the explicit high-accuracy jackpot result are set as the types of jackpot results. ing.
非明示高確大当たり結果は、開閉実行モードが低頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前の当否抽選モードがいずれであっても高確率モードとなる大当たり結果である。この高確率モードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。また、サポートモードは開閉実行モード移行前のモードが高頻度サポートモードであれば高頻度サポートモードとなる一方、開閉実行モード移行前のモードが低頻度サポートモードであれば低頻度サポートモードとなる。このサポートモードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。 The unspecified high-accuracy jackpot result is a jackpot result in which the open / close execution mode becomes the low-frequency winning mode, and after the open / close execution mode ends, the win / fail lottery mode before the shift to the open / close execution mode becomes the high-probability mode. is there. This high-probability mode will at least continue until the next jackpot result and the resulting open / close execution mode. Further, the support mode becomes the high frequency support mode if the mode before the shift to the open / close execution mode is the high frequency support mode, while it becomes the low frequency support mode if the mode before the shift to the open / close execution mode is the low frequency support mode. This support mode will at least continue until the next big hit result and the resulting open / close execution mode.
明示高確大当たり結果は、開閉実行モードが低頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前の当否抽選モードがいずれであっても高確率モードとなるとともに、開閉実行モード移行前のサポートモードがいずれであっても高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。これら高確率モード及び高頻度サポートモードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。 As for the explicit high-accuracy jackpot result, the open / close execution mode becomes the low-frequency winning mode, and after the open / close execution mode ends, the open / close execution mode becomes the high-probability mode regardless of the winning / failing lottery mode before the transition to the open / close execution mode, and the open / close execution is executed. It is a big hit result that becomes a high frequency support mode regardless of the support mode before the mode transition. These high-probability modes and high-frequency support modes will result in a big hit next, and will continue at least until the mode shifts to the open / close execution mode.
本実施形態の主側ROM64には、振分テーブルとして、第1作動口938への入賞に基づき取得された保留情報の振分判定に際して使用される第1特図用の振分テーブルと、第2作動口939への入賞に基づき取得された保留情報の振分判定に際して使用される第2特図用の振分テーブルと、が設定されている。
The
各振分テーブルについて具体的に説明すると、第1特図用の振分テーブルは、振分対象となる大当たり結果の種類として、低確大当たり結果と、非明示高確大当たり結果と、明示高確大当たり結果と、最有利大当たり結果との全てが設定されている。当該第1特図用の振分テーブルでは、「0〜29」の大当たり種別カウンタC2のうち、「0〜9」が低確大当たり結果に対応しており、「10〜14」が非明示高確大当たり結果に対応しており、「15〜19」が明示高確大当たり結果に対応しており、「20〜29」が最有利大当たり結果に対応している。当該第1特図用の振分テーブルの場合、大当たり当選となった場合に、低確大当たり結果となる確率は1/3であり、非明示高確大当たり結果、明示高確大当たり結果及び最有利大当たり結果といった高確大当たり結果となる確率は2/3である。また、開閉実行モードにおいて高頻度入賞モードとなる確率は2/3であり、低頻度入賞モードとなる確率は1/3である。 To explain each distribution table in detail, the distribution table for the first special figure has low accuracy jackpot results, unspecified high accuracy jackpot results, and explicit high accuracy as the types of jackpot results to be distributed. The jackpot result and the most advantageous jackpot result are all set. In the distribution table for the first special figure, among the jackpot type counters C2 of "0 to 29", "0 to 9" corresponds to the low probability jackpot result, and "10 to 14" is the unspecified high. Corresponding to the probability jackpot result, "15 to 19" corresponds to the explicit high accuracy jackpot result, and "20 to 29" corresponds to the most advantageous jackpot result. In the case of the distribution table for the first special figure, if the jackpot is won, the probability of a low probability jackpot result is 1/3, and the unspecified high accuracy jackpot result, the explicit high accuracy jackpot result and the most advantageous. The probability of a high-accuracy jackpot result such as a jackpot result is 2/3. Further, in the open / close execution mode, the probability of becoming the high-frequency winning mode is 2/3, and the probability of becoming the low-frequency winning mode is 1/3.
一方、第2特図用の振分テーブルは、振分対象となる大当たり結果の種類として、低確大当たり結果及び最有利大当たり結果のみが設定されており、非明示高確大当たり結果及び明示高確大当たり結果が設定されていない。当該第2特図用の振分テーブルでは、「0〜29」の大当たり種別カウンタC2のうち、「0〜9」が低確大当たり結果に対応しており、「10〜29」が最有利大当たり結果に対応している。当該第2特図用の振分テーブルの場合、大当たり当選となった場合に、低確大当たり結果となる確率は1/3であり、最有利大当たり結果となる確率は2/3である。また、開閉実行モードは、常に高頻度入賞モードとなる。 On the other hand, in the distribution table for the second special figure, only the low-accuracy jackpot result and the most advantageous jackpot result are set as the types of jackpot results to be sorted, and the unspecified high-accuracy jackpot result and the explicit high-accuracy result are set. The jackpot result is not set. In the distribution table for the second special figure, among the jackpot type counters C2 of "0 to 29", "0 to 9" corresponds to the low probability jackpot result, and "10 to 29" is the most advantageous jackpot. Corresponds to the result. In the case of the distribution table for the second special figure, when the jackpot is won, the probability of the low probability jackpot result is 1/3, and the probability of the most advantageous jackpot result is 2/3. In addition, the open / close execution mode is always a high-frequency winning mode.
つまり、第1特図用の振分テーブルと第2特図用の振分テーブルとでは、大当たり当選となった場合において開閉実行モード後に高確率モードとなる確率が同一である。その一方、開閉実行モードにおいて高頻度入賞モードとなる確率は第2特図用の振分テーブルの方が第1特図用の振分テーブルよりも高い。より詳細には、第1特図用の振分テーブルでは低頻度入賞モードとなり得るのに対して、第2特図用の振分テーブルでは低頻度入賞モードとなり得ない。したがって、大当たり当選となった場合に選択され得る大当たり結果の種類としては、第1作動口938への入賞が発生して当たり抽選が行われる場合よりも、第2作動口939への入賞が発生して当たり抽選が行われる場合の方が遊技者にとって有利である。
That is, the distribution table for the first special figure and the distribution table for the second special figure have the same probability of becoming the high probability mode after the open / close execution mode when the jackpot is won. On the other hand, the probability of becoming the high-frequency winning mode in the open / close execution mode is higher in the distribution table for the second special figure than in the distribution table for the first special figure. More specifically, the distribution table for the first special figure can be in the low frequency winning mode, whereas the distribution table for the second special drawing cannot be in the low frequency winning mode. Therefore, as a type of jackpot result that can be selected when a jackpot is won, a prize is generated in the
<特図特電制御処理>
次に、遊技回の実行制御及び開閉実行モードの実行制御を行うために実行される本実施形態の特図特電制御処理において、上記第1の実施形態の特図特電制御処理(第1の実施形態のタイマ割込み処理(図8)におけるステップS213の処理)とは相違する点について説明する。
<Special figure special electric control processing>
Next, in the special figure special electric control process of the present embodiment executed to perform the execution control of the game times and the execution control of the open / close execution mode, the special figure special electric control process of the first embodiment (first embodiment). The points different from the timer interrupt processing of the form (processing of step S213 in FIG. 8) will be described.
先ず本実施形態の特図特電制御処理における特図側の保留情報の取得処理について説明する。当該取得処理では、第1作動口938への遊技球B1(図53(a))の入賞が発生している場合に、第1特図保留エリアに記憶されている保留情報の数を読み出し、その保留情報の数が上限値(具体的には「4」)未満である場合に、当たり乱数カウンタC1(図6)、大当たり種別カウンタC2(図6)及びリーチ乱数カウンタC3(図6)の各値を、第1特図保留エリアのうち保留情報が記憶されていない最上位側のエリアに記憶する。また、当該取得処理では、第2作動口939への遊技球B1の入賞が発生している場合に、第2特図保留エリアに記憶されている保留情報の数を読み出し、その保留情報の数が上限値(具体的には「4」)未満である場合に、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各値を、第1特図保留エリアのうち保留情報が記憶されていない最上位側のエリアに記憶する。
First, the process of acquiring the reserved information on the special figure side in the special figure special electric control process of the present embodiment will be described. In the acquisition process, when the game ball B1 (FIG. 53 (a)) is won in the
当該取得処理では、第1特図保留エリアについての保留情報又は第2特図保留エリアについての保留情報を取得した場合には、保留コマンドを音声発光制御装置81(図5)に送信する。音声発光制御装置81では、受信した保留コマンドに対応したコマンドを表示制御装置82(図5)に送信する。表示制御装置82では、保留コマンドを受信することで、図柄表示装置41(図102)における保留情報の数の表示を保留個数の増加に対応させて変更させる。この場合、当該保留コマンドには、第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアのうちいずれの保留情報が増加したのかを示す情報が含まれているため、図柄表示装置41では、増加した側に対応した保留個数の表示が変更される。
In the acquisition process, when the hold information for the first special figure hold area or the hold information for the second special figure hold area is acquired, the hold command is transmitted to the voice emission control device 81 (FIG. 5). The voice
また、上記のように保留情報の数が増加した場合には、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS215の表示制御処理にて、第1特図保留表示部932c(図102)及び第2特図保留表示部932d(図102)のうち保留個数の増加に対応した側に対して、保留個数の増加に対応した表示内容に変更されるように表示制御が行われる。
Further, when the number of hold information increases as described above, in the display control process of step S215 in the timer interrupt process (FIG. 8), the first special figure
本実施形態の特図特電制御処理には、上述した特図側の保留情報の取得処理の他に、遊技回用の演出を制御するための処理と、開閉実行モードを制御するための処理と、が含まれている。遊技回用の演出を制御するための処理として、遊技回用の演出を開始させるための処理である特図変動開始処理と、遊技回用の演出を進行させるための処理と、遊技回用の演出を終了させるための処理と、が設定されている。 The special figure special electric control process of the present embodiment includes a process for controlling the effect for the game round and a process for controlling the opening / closing execution mode, in addition to the above-described processing for acquiring the reserved information on the special figure side. ,It is included. As the process for controlling the effect for the game round, the special figure fluctuation start process, which is the process for starting the effect for the game round, the process for advancing the effect for the game round, and the process for the game round. Processing for ending the production is set.
また、開閉実行モードを制御するための処理として、開閉実行モードのオープニングを制御するための処理と、特電入賞装置32(図102)の開放中の状態を制御するための処理と、特電入賞装置32の閉鎖中の状態を制御するための処理と、開閉実行モードのエンディング及び開閉実行モード終了時の遊技状態の移行を制御するための処理と、が設定されている。 Further, as the processing for controlling the opening / closing execution mode, the processing for controlling the opening of the opening / closing execution mode, the processing for controlling the open state of the special electric winning device 32 (FIG. 102), and the special electric winning device. A process for controlling the closed state of 32 and a process for controlling the transition of the gaming state at the end of the open / close execution mode and the end of the open / close execution mode are set.
主側RAM65(図5)は、上記複数種類の処理のうちいずれを実行すべきであるかを主側CPU63(図5)にて把握するためのカウンタとして特図特電カウンタを備えている。また、主側ROM64(図5)は、上記複数種類の処理を実行するためのプログラムの開始アドレスが設定されている特図特電アドレステーブルを備えている。 The main RAM 65 (FIG. 5) includes a special figure special electric counter as a counter for the main CPU 63 (FIG. 5) to grasp which of the plurality of types of processing should be executed. Further, the main ROM 64 (FIG. 5) includes a special figure special electric address table in which a start address of a program for executing the above-mentioned plurality of types of processes is set.
特図特電カウンタは、現状格納されている数値情報に対応した処理を終了した場合に当該数値情報を更新すべき条件が成立していることを契機として、その次の処理回における特図特電制御処理にて実行される処理に対応させて、1加算、1減算又は「0」クリアされる。各処理回における特図特電制御処理では、特図特電カウンタにセットされている数値情報に応じた処理が実行される。 The special figure special electric counter controls the special figure special electric power in the next processing time when the condition for updating the numerical information is satisfied when the processing corresponding to the numerical information currently stored is completed. 1 addition, 1 subtraction, or "0" is cleared corresponding to the process executed in the process. In the special figure special electric control process at each processing time, the process corresponding to the numerical information set in the special figure special electric counter is executed.
次に、本実施形態の特図特電制御処理にて実行される特図変動開始処理について説明する。特図変動開始処理は、当否判定処理、振分判定処理、及びリーチ判定処理を含んでいる。当否判定処理は、遊技回中及び開閉実行モード中ではなく且つ保留情報が記憶されていることを条件に実行される。 Next, the special figure fluctuation start process executed by the special figure special electric control process of the present embodiment will be described. The special figure fluctuation start process includes a hit / fail determination process, a distribution determination process, and a reach determination process. The hit / fail determination process is executed on the condition that the hold information is stored and not during the game rotation or the open / close execution mode.
先ず第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアの保留情報の合計個数である共通保留数が1以上であるか否かを判定する。共通保留数が1未満である場合には、第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアに保留情報が記憶されていないことを意味するため、当否判定処理及び振分判定処理は実行されない。一方、共通保留数が1以上である場合には、データ設定処理を実行する。 First, it is determined whether or not the common hold number, which is the total number of hold information in the first special figure hold area and the second special figure hold area, is 1 or more. If the number of common hold is less than 1, it means that the hold information is not stored in the 1st special figure hold area and the 2nd special figure hold area, so the hit / fail judgment process and the distribution judgment process are not executed. .. On the other hand, when the number of common reservations is 1 or more, the data setting process is executed.
データ設定処理では、先ず第2特図保留エリアの保留個数が「0」であるか否かを判定する。第2特図保留エリアの保留個数が「0」である場合には第1特図用のデータ設定処理を実行し、第2特図保留エリアの保留個数が「0」ではない場合には第2特図用のデータ設定処理を実行する。 In the data setting process, it is first determined whether or not the number of holdings in the second special figure holding area is "0". When the number of reserved figures in the second special figure holding area is "0", the data setting process for the first special figure is executed, and when the number of reserved figures in the second special figure holding area is not "0", the second special figure is reserved. 2 Execute the data setting process for special figures.
ここで、データ設定処理が実行される場合とは、既に説明したように、共通保留数が1以上である場合である。この場合に、データ設定処理では、第2特図保留エリアの保留個数が「0」であるか否かを判定し、「0」でない場合、すなわち第2特図表示部932bについて変動表示用の保留情報が記憶されている場合には、第1特図保留エリアの保留個数が1以上であるか否かに関係なく、第2特図保留エリアに記憶されているデータを変動表示用として設定するようにした。これにより、第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアの両方に保留情報が記憶されている場合には、第2作動口939に対応した第2特図保留エリアに記憶されている保留情報が遊技回の開始対象として優先されることとなる。
Here, the case where the data setting process is executed is the case where the common hold number is 1 or more as described above. In this case, in the data setting process, it is determined whether or not the number of reserved figures in the second special figure holding area is "0", and if it is not "0", that is, the second special figure display unit 932b is used for variable display. When the hold information is stored, the data stored in the second special figure hold area is set for variable display regardless of whether or not the number of holds in the first special figure hold area is 1 or more. I tried to do it. As a result, when the hold information is stored in both the first special figure hold area and the second special figure hold area, the hold is stored in the second special figure hold area corresponding to the
第1特図用のデータ設定処理では、先ず第1特図保留エリアの第1特図用第1エリアに格納されたデータを特図用の実行エリアAE(図6)に移動する。その後、第1特図保留エリアの記憶エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第1特図用第1エリア〜第1特図用第4エリアに格納されているデータを下位エリア側に順にシフトさせる処理である。 In the data setting process for the first special figure, first, the data stored in the first special figure holding area of the first special figure holding area is moved to the execution area AE (FIG. 6) for the special figure. After that, the process of shifting the data stored in the storage area of the first special figure reservation area is executed. This data shift process is a process of sequentially shifting the data stored in the first area for the first special figure to the fourth area for the first special figure to the lower area side.
その後、主側RAM65(図5)に設けられた第2特図フラグを「0」クリアする。第2特図フラグは、今回の変動表示の開始が第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bのいずれであるかを特定するためのフラグである。そして、第1特図保留エリアのデータのシフトが行われたことをサブ側の制御装置である音声発光制御装置81(図5)に認識させるための情報であるシフト時コマンドを出力して、本データ設定処理を終了する。音声発光制御装置81では、受信したシフト時コマンドに対応したコマンドを表示制御装置82(図5)に送信することで、図柄表示装置41における第1特図保留エリアに対応した保留情報の数の表示を保留個数の減少に対応させて変更させる。
After that, the second special figure flag provided in the main RAM 65 (FIG. 5) is cleared to "0". The second special figure flag is a flag for specifying whether the start of the variation display this time is the first special figure display unit 932a or the second special figure display unit 932b. Then, a shift command is output, which is information for causing the voice emission control device 81 (FIG. 5), which is a control device on the sub side, to recognize that the data in the first special figure holding area has been shifted. This data setting process ends. The voice
また、上記のように第1特図保留エリアにおける保留情報の数が減少した場合には、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS215の表示制御処理にて、第1特図保留表示部932cに対して、保留個数の減少に対応した表示内容に変更されるように表示制御が行われる。
Further, when the number of hold information in the first special figure hold area decreases as described above, the display control process in step S215 in the timer interrupt process (FIG. 8) causes the first special figure
第2特図用のデータ設定処理では、先ず第2特図保留エリアの第2特図用第1エリアに格納されたデータを特図用の実行エリアAE(図6)に移動する。その後、第2特図保留エリアの記憶エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第2特図用第1エリア〜第2特図用第4エリアに格納されているデータを下位エリア側に順にシフトさせる処理である。 In the data setting process for the second special figure, first, the data stored in the first area for the second special figure in the second special figure holding area is moved to the execution area AE (FIG. 6) for the special figure. After that, the process of shifting the data stored in the storage area of the second special figure holding area is executed. This data shift process is a process of sequentially shifting the data stored in the first area for the second special figure to the fourth area for the second special figure to the lower area side.
その後、主側RAM65に設けられた第2特図フラグに「1」をセットする。そして、第2特図保留エリアのデータのシフトが行われたことを音声発光制御装置81に認識させるための情報であるシフト時コマンドを出力して、本データ設定処理を終了する。音声発光制御装置81では、受信したシフト時コマンドに対応したコマンドを表示制御装置82に送信することで、図柄表示装置41における第2特図保留エリアに対応した保留情報の数の表示を保留個数の減少に対応させて変更させる。
After that, "1" is set in the second special figure flag provided in the
また、上記のように第2特図保留エリアにおける保留情報の数が減少した場合には、タイマ割込み処理(図8)におけるステップS215の表示制御処理にて、第2特図保留表示部932dに対して、保留個数の減少に対応した表示内容に変更されるように表示制御が行われる。 Further, when the number of hold information in the second special figure hold area decreases as described above, the display control process in step S215 in the timer interrupt process (FIG. 8) causes the second special figure hold display unit 932d to display. On the other hand, the display control is performed so that the display content is changed according to the decrease in the number of reserved items.
データ設定処理の実行後は、当否判定処理を実行する。当否判定処理では、主側RAM65の第2特図フラグに「1」がセットされているか否かを判定することで、今回の遊技回が第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアのいずれの保留情報に対応したものであるかを判定する。また、当否抽選モードが高確率モードであるか否かを判定する。そして、これら判定結果に対応した当否テーブルを、第1特図用の低確当否テーブル、第1特図用の高確当否テーブル、第2特図用の低確当否テーブル、及び第2特図用の高確当否テーブルの中から選択する。当該当否テーブルの選択を行った後は、特図用の実行エリアAE(図6)に格納された保留情報のうち当否判定用の情報、すなわち当たり乱数カウンタC1から取得した数値情報が、上記選択した当否テーブルにおいて大当たり結果として設定されている数値情報のいずれかと一致しているか否かを判定する。また、大当たり結果として設定されている数値情報と一致していない場合には、上記選択した当否テーブルにおいて小当たり結果として設定されている数値情報のいずれかと一致しているか否かを判定する。
After executing the data setting process, the pass / fail determination process is executed. In the hit / fail determination process, by determining whether or not "1" is set in the second special figure flag of the
当否判定処理の結果が大当たり結果である場合には、振分判定処理を実行する。振分判定処理では、主側RAM65の第2特図フラグに「1」がセットされているか否かを判定することで、今回の遊技回が第1特図保留エリア及び第2特図保留エリアのいずれの保留情報に対応したものであるかを判定する。そして、当該判定結果に対応した振分テーブルを、第1特図用の振分テーブル、及び第2特図用の振分テーブルの中から選択する。当該振分テーブルの選択を行った後は、特図用の実行エリアAE(図6)に格納された保留情報のうち振分判定用の情報、すなわち大当たり種別カウンタC2から取得した数値情報が、上記選択した振分テーブルにおいていずれの種類の大当たり結果に対応しているのかを把握する。具体的には、第1特図用の振分テーブルが選択された場合には、低確大当たり結果、非明示高確大当たり結果、明示高確大当たり結果及び最有利大当たり結果のうちいずれの大当たり結果に対応しているのかを把握する。また、第2特図用の振分テーブルが選択された場合には、低確大当たり結果及び最有利大当たり結果のうちいずれの大当たり結果に対応しているのかを把握する。
If the result of the hit / fail determination process is a jackpot result, the distribution determination process is executed. In the distribution determination process, by determining whether or not "1" is set in the second special figure flag of the
その後、今回特定した大当たり結果の種類に応じたフラグを主側RAM65(図5)にセットする処理を実行する。具体的には、低確大当たり結果であることを特定した場合には低確フラグに「1」をセットし、非明示高確大当たり結果であることを特定した場合には非明示フラグに「1」をセットし、明示高確大当たり結果であることを特定した場合には明示フラグに「1」をセットし、最有利大当たり結果であることを特定した場合には最有利フラグに「1」をセットする。なお、以下の説明において、各種大当たり結果であるか否かの判定は、主側RAM65に対応するフラグがセットされているか否かを判定することにより行われる。
After that, a process of setting a flag corresponding to the type of the jackpot result specified this time in the main RAM 65 (FIG. 5) is executed. Specifically, if it is specified that the result is a low-probability jackpot, the low-probability flag is set to "1", and if it is specified that the result is an unspecified high-probability jackpot, the unspecified flag is set to "1". If you specify that it is an explicit high-accuracy jackpot result, set "1" in the explicit flag, and if you specify that it is the most advantageous jackpot result, set "1" in the most advantageous flag. set. In the following description, the determination of whether or not the result is various jackpots is performed by determining whether or not the flag corresponding to the
その後、大当たり結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の遊技回において第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bに最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、主側ROM64(図5)に予め記憶されている大当たり結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報を主側RAM65に記憶する。この大当たり結果用の停止結果テーブルには、第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bに停止表示される絵柄の態様の種類が、大当たり結果の種類毎に相違させて設定されており、特定した大当たり結果の種類に応じた絵柄の態様の情報を主側RAM65に記憶する。
After that, the stop result setting process for the jackpot result is executed. Specifically, information on the mode of the pattern to be finally stopped and displayed on the first special figure display unit 932a or the second special figure display unit 932b in this game is stored in advance in the main ROM 64 (FIG. 5). It is specified from the stop result table for the jackpot result, and the specified information is stored in the
なお、停止表示される絵柄の種類の情報は、大当たり種別カウンタC2の値に応じて定められる。この場合、各大当たり結果に1対1で対応させて絵柄の態様が設定されていてもよく、各大当たり結果に対して複数種類の絵柄の態様が設定されていてもよい。 The information on the type of the pattern to be stopped and displayed is determined according to the value of the jackpot type counter C2. In this case, the mode of the pattern may be set in a one-to-one correspondence with each jackpot result, or a plurality of types of pattern modes may be set for each jackpot result.
一方、大当たり結果ではないと判定した場合には、当否判定処理の結果が小当たり結果であるか否かを判定する。小当たり結果である場合には、主側RAM65に設けられた小当たりフラグに「1」をセットする。そして、小当たり結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の遊技回において第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bに最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、主側ROM64に予め記憶されている小当たり結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報を主側RAM65に記憶する。この場合に選択される絵柄の態様の情報は、大当たり結果の場合に選択される絵柄の態様の情報とは異なっている。
On the other hand, when it is determined that the result is not a big hit result, it is determined whether or not the result of the hit / fail determination process is a small hit result. If it is a small hit result, "1" is set in the small hit flag provided in the
また、小当たり結果ではないと判定した場合には、外れ結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の遊技回において第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bに最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、主側ROM64に予め記憶されている外れ結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報を主側RAM65に記憶する。この場合に選択される絵柄の態様の情報は、大当たり結果の場合に選択される絵柄の態様の情報及び小当たり結果の場合に選択される絵柄の態様の情報とは異なっている。
If it is determined that the result is not a small hit result, the stop result setting process for the off result is executed. Specifically, the information on the mode of the pattern to be finally stopped and displayed on the first special figure display unit 932a or the second special figure display unit 932b in this game is stored in the
大当たり結果用の停止結果設定処理、小当たり結果用の停止結果設定処理、及び外れ結果用の停止結果設定処理のいずれかの処理を実行した後は、表示継続時間の把握処理を実行する。かかる処理では、変動種別カウンタCSの数値情報を取得する。また、今回の遊技回において図柄表示装置41にてリーチ表示が発生するか否かを判定する。具体的には、今回の遊技回が最有利大当たり結果又は低確大当たり結果である場合には、リーチ表示が発生すると判定する。また、いずれの大当たり結果でもなく、さらに特図用の実行エリアAE(図6)に格納されているリーチ乱数カウンタC3の数値情報がリーチ発生に対応した数値情報である場合には、リーチ表示が発生すると判定する。
After executing any of the stop result setting process for the big hit result, the stop result setting process for the small hit result, and the stop result setting process for the missed result, the display duration grasping process is executed. In such processing, the numerical information of the variable type counter CS is acquired. In addition, it is determined whether or not the reach display is generated by the
リーチ表示が発生すると判定した場合には、主側ROM64に記憶されているリーチ発生用表示継続時間テーブルを参照して、今回の変動種別カウンタCSの数値情報に対応した表示継続時間情報を取得する。一方、リーチ表示が発生しないと判定した場合には、今回の遊技回が明示高確大当たり結果、非明示高確大当たり結果及び小当たり結果のいずれかであるか否かを判定し、いずれかである場合にはその結果に対応した表示継続時間テーブルを主側ROM64から読み出し、今回の変動種別カウンタCSの数値情報に対応した表示継続時間情報を取得する。この場合に、少なくとも第1特図保留エリアに保留記憶されている保留情報を契機とした遊技回では、非明示高確大当たり結果及び小当たり結果のうちいずれであるかを識別不可又は識別しづらい態様で図柄表示装置41(図102)、表示発光部53(図1)、及びスピーカ部54(図1)にて演出が実行されるように、表示継続時間の選択が行われる。但し、非明示高確大当たり結果の場合と小当たり結果の場合とで参照される表示継続時間テーブルが異なっていることで、開閉実行モード後の当否抽選モードが高確率モードであることの期待度が高い演出の選択率が両者の場合で相違させることが可能となっており、具体的には当該期待度が高い演出は小当たり結果の場合よりも非明示高確大当たり結果の場合に発生し易くなっている。一方、リーチ表示が非発生であり、さらに明示高確大当たり結果、非明示高確大当たり結果及び小当たり結果のいずれでもない場合には、外れ用表示継続時間テーブルを主側ROM64から読み出し、今回の変動種別カウンタCSの数値情報に対応した表示継続時間情報を取得する。
When it is determined that the reach display occurs, the display duration information corresponding to the numerical information of the current variation type counter CS is acquired by referring to the reach generation display duration table stored in the
なお、外れ用表示継続時間テーブルが参照される場合の表示継続時間情報は、第1特図保留エリアに記憶されている保留情報を契機とした遊技回であれば当該第1特図保留エリアに記憶されている保留情報の数が多くなるほど表示継続時間が短くなるように設定されており、第2特図保留エリアに記憶されている保留情報を契機とした遊技回であれば当該第2特図保留エリアに記憶されている保留情報の数が多くなるほど表示継続時間が短くなるように設定されている。また、サポートモードが高頻度サポートモードである状況においては低頻度サポートモードである状況よりも、保留情報の数が同一である場合で比較して、短い表示継続時間が選択されるように外れ用表示継続時間テーブルが設定されている。但し、これに限定されることはなく、保留情報の数やサポートモードに応じて表示継続時間が変動しない構成としてもよく、上記の関係とは逆であってもよい。さらには、リーチ発生時における表示継続時間に対して、上記構成を適用してもよい。 In addition, the display duration information when the display duration table for disengagement is referred to is in the first special figure holding area if the game is played with the holding information stored in the first special figure holding area as an opportunity. It is set so that the display duration becomes shorter as the number of stored information on hold increases, and if the game is played with the hold information stored in the second special figure hold area as an opportunity, the second special figure is concerned. Figure The display duration is set to become shorter as the number of hold information stored in the hold area increases. Also, in the situation where the support mode is the high frequency support mode, compared to the situation where the number of pending information is the same, the display duration is selected to be shorter than in the situation where the support mode is the low frequency support mode. The display duration table is set. However, the present invention is not limited to this, and the display duration may not change depending on the number of reserved information and the support mode, and the above relationship may be reversed. Furthermore, the above configuration may be applied to the display duration when reach occurs.
その後、把握した表示継続時間の情報を、特図特電タイマカウンタにセットする。当該タイマカウンタにセットされた数値情報の更新は、主側CPU63のタイマ割込み処理(図8)におけるステップS210のタイマ更新処理にて実行される。ちなみに、遊技回用の演出として第1特図表示部932a又は第2特図表示部932bにおける絵柄の変動表示と図柄表示装置41における図柄の変動表示とが行われるが、これらの各変動表示が終了される場合にはその遊技回の停止結果が表示された状態(図柄表示装置41では有効ライン上に所定の図柄の組合せが待機された状態)で最終停止時間に亘って最終停止表示される。この場合に、取得される表示継続時間は1遊技回分のトータル時間に対して最終停止時間を差し引いた時間となっている。この点、表示継続時間を最終停止の前時間と換言することもできる。
After that, the grasped display duration information is set in the special figure special electric timer counter. The update of the numerical information set in the timer counter is executed in the timer update process of step S210 in the timer interrupt process (FIG. 8) of the
表示継続時間の情報を特図特電タイマカウンタにセットした後、変動用コマンド及び種別コマンドを出力する。変動用コマンドには、表示継続時間の情報が含まれる。ここで、上記のとおり外れ用表示継続時間テーブルを参照して取得される表示継続時間は、リーチ発生用表示継続時間テーブルを参照して取得される表示継続時間と異なっているため、変動用コマンドにリーチ発生の有無の情報が含まれていなかったとしても、音声発光制御装置81では表示継続時間の情報からリーチ発生の有無を特定することは可能である。この点、変動用コマンドには、リーチ発生の有無を示す情報が含まれているとも言える。なお、変動用コマンドにリーチ発生の有無を直接示す情報が含まれていてもよい。また、種別コマンドには、遊技結果の情報が含まれる。出力された変動用コマンド及び種別コマンドは、サブ側の制御装置である音声発光制御装置81にて受信される。
After setting the display duration information in the special figure special electric timer counter, the fluctuation command and type command are output. The variable command contains information on the display duration. Here, as described above, the display duration acquired by referring to the out-of-order display duration table is different from the display duration acquired by referring to the reach generation display duration table. Even if the information on the presence or absence of reach occurrence is not included in, the voice
その後、第1特図表示部932a及び第2特図表示部932bのうち今回の遊技回の実行対象側の表示部において、絵柄の変動表示を開始させる。そして、特図特電カウンタに「1」を加算することにより、次回の特図特電制御処理において、遊技回用の演出を進行させるための処理が実行される状態とする。 After that, among the first special figure display unit 932a and the second special figure display unit 932b, the display unit on the execution target side of the current game round starts the variable display of the pattern. Then, by adding "1" to the special figure special electric counter, the process for advancing the effect for the game round is executed in the next special figure special electric control process.
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。 According to the present embodiment described in detail above, the following excellent effects are obtained.
遊技盤931は、遊技者が操作ハンドルの回動量を調整することにより第1作動口938への入賞と第2作動口939への入賞とを別々に狙うことが可能な構成を有している。また、各遊技回において、第2作動口939への入賞に基づいて取得された保留情報を用いて行われる当たり抽選の方が、第1作動口938への入賞に基づいて取得された保留情報を用いて行われる当たり抽選よりも遊技者に有利に設定されている。そして、各遊技回の当否抽選においては第2作動口939への入賞に基づいて取得された保留情報が第1作動口938への入賞に基づいて取得された保留情報よりも優先される構成である。つまり、第1作動口938への入賞を狙う場合よりも第2作動口939への入賞を狙う場合に、遊技者により良い結果を期待させる構成である。当該構成において、主制御基板61のプリント配線板957は、第2作動口検知センサ952から延びる第2ハーネス952aの2極コネクタ954が装着される第2作動口用コネクタ956を備えており、プリント配線板957において当該第2作動口用コネクタ956が有する2つのピン784s,784tの周りには短絡防止穴761が形成されている。このため、半田付け工程において、第2作動口用コネクタ956の2つのピン784s,784tの周りに付着する溶融半田が合流して半田ブリッジが形成される可能性が抑制されている。これにより、第2作動口検知センサ952の主制御基板61との接続において接続不良が発生し、第2作動口939への入賞が検知されない可能性が低減されている。遊技者が良い結果を期待して狙う第2作動口939において、入賞が検知されない事態が発生する可能性を低減することにより、遊技者に大きな失望を与える可能性を低減することができる。
The
第1作動口検知センサ951及び第2作動口検知センサ952から延びる信号線958を各作動口検知センサ951,952の単位で小分けにして束にし、主制御基板61と接続する構成である。このため、信号線958の束の間に隙間ができ、当該隙間から不正基板を発見することが可能となる。
The signal lines 958 extending from the first operating
第1作動口検知センサ951から延びる第1ハーネス951aと、第2作動口検知センサ952から延びる第2ハーネス952aと、を主制御基板61における別々の作動口用コネクタ955,956に接続する構成である。不正基板が使用される場合を想定して、不正基板を接続しなければならないコネクタの数を多く設定することにより、遊技ホールにおいて不正基板を使用しにくい構成とすることができる。
The first harness 951a extending from the first actuating
第1ハーネス951aと当該第1ハーネス951aが接続される第1作動口用コネクタ955とが有している蛍光色は、第2ハーネス952aと当該第2ハーネス952aが接続される第2作動口用コネクタ956とが有している蛍光色とは異なるものである。このため、第1作動口検知センサ951と第2作動口検知センサ952とを主制御基板61に接続する作業において、各ハーネス951a,952aの接続先を色で識別することができ、当該ハーネス951a,952aの接続先を誤るミスの発生を抑制することができる。
The fluorescent color possessed by the first harness 951a and the
プリント配線板957は、第1作動口検知センサ951から延びる第1ハーネス951aの2極コネクタ953が装着される第1作動口用コネクタ955を備えており、プリント配線板957において当該第1作動口用コネクタ955の2つのピン784q,784rの周りには短絡防止穴761が形成されている。これにより、第1作動口検知センサ951の主制御基板61との接続において、半田ブリッジ751が形成されて短絡することを抑制することができる。
The printed
<第22の実施形態の別形態>
・上述した第22の実施形態において、第1作動口用コネクタ955が4つのピン784(図91)を備えている構成としてもよい。例えば、第1作動口検知センサ951から延びる2本の信号線958、及び主制御基板61に接続される他の電子部品から延びる2本の信号線が第1作動口用コネクタ955に接続される構成としてもよい。これにより、第1ハーネス951a及び第2ハーネス952aの接続ミスが抑制されるという効果、遊技ホールにおいて不正基板が使用しにくくなるという効果、及び第2作動口検知センサ952と主制御基板61との接続において半田ブリッジ751の形成が抑制されるという効果を維持しながら、第1作動口検知センサ951を含む電子部品の主制御基板61への接続作業を容易にすることができる。また、例えば、第1作動口検知センサ951が4本の信号線958を備えており、当該4本の信号線が4つのピン784を有する第1作動口用コネクタ955に接続される構成としてもよい。第1作動口検知センサ951が有する信号線958の数が2本に限定されない構成とすることにより、第1作動口検知センサ951として利用可能なセンサの種類を増やし、設計の自由度を高めることができる。
<Another form of the 22nd embodiment>
In the 22nd embodiment described above, the
・上述した第22の実施形態において、第1ハーネス951aを構成する2本の信号線958のうち、一方だけが黄色の蛍光色を有しており、他方は蛍光色を有していない構成としてもよい。また、第2ハーネス952aを構成する2本の信号線958のうち、一方だけが緑色の蛍光色を有しており、他方は蛍光色を有していない構成としてもよい。第1ハーネス951aを目視することにより、第1作動口用コネクタ955が有する色との関係で第1ハーネス951aの接続先が分かるとともに、第2ハーネス952aを目視することにより、第2作動口用コネクタ956が有する色との関係で第2ハーネス952aの接続先が分かる構成であることにより、第1ハーネス951a及び第2ハーネス952aの接続ミスを抑制することができる。
In the 22nd embodiment described above, of the two
・上述した第22の実施形態の第2作動口用領域962において、半田ブリッジ751の形成を防ぐための構成は短絡防止穴761に限られない。例えば、短絡防止穴761に代えて、上記第20の実施形態の図99(a)において既に説明した分離型短絡防止穴871を利用する構成としてもよい。当該構成について以下に説明する。
In the second working
第2作動口用領域962(図103(b))の第1ビアホール793sの周りには、上記第20の実施形態において既に説明した接合穴762(図99(a))が形成されており、当該接合穴762の右側には、上記第20の実施形態において既に説明した分離型短絡防止穴874(図99(a))が設けられている。当該分離型短絡防止穴874は、第1ビアホール793s周りの接合穴762とは連続しておらず、縮幅部874b(図99(a))が第1ビアホール793sの方向を向く態様で形成されている。このため、プリント配線板957の半田付け工程において、第1ビアホール793sが搬送方向の後端に位置することとなった場合に、第1ビアホール793sに挿通されているピン784s(図103(b))の周りに付着する溶融半田が第2ビアホール793tの方向に移動して半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。
A joint hole 762 (FIG. 99 (a)) already described in the twentieth embodiment is formed around the first via
第2作動口用領域962(図103(b))の第2ビアホール793tの周りには、上記第20の実施形態において既に説明した接合穴762(図99(a))が形成されており、当該接合穴762の左側には、上記第20の実施形態において既に説明した分離型短絡防止穴871(図99(a))が設けられている。当該分離型短絡防止穴871は、第2ビアホール793t周りの接合穴762とは連続しておらず、縮幅部871b(図99(a))が第2ビアホール793tの方向を向く態様で形成されている。このため、プリント配線板957の半田付け工程において、第2ビアホール793tが搬送方向の後端に位置することとなった場合に、第2ビアホール793tに挿通されているピン784t(図103(b))の周りに付着する溶融半田が第1ビアホール793sの方向に移動して半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性が低減されている。
A joint hole 762 (FIG. 99 (a)) already described in the twentieth embodiment is formed around the second via
このように、第2作動口用領域962の2つのビアホール793s,793tの周りに分離型短絡防止穴871,874を設け、第2作動口検知センサ952と主制御基板61との接続において半田ブリッジ751が形成される可能性を低減することにより、第2作動口939への入賞が発生しても入賞が検知されず、大きな期待を持って第2作動口939を狙った遊技者を失望させる可能性を低減することができる。
In this way, separate short-circuit prevention holes 871,874 are provided around the two via
また、第2作動口用領域962の2つのビアホール793s,793tと同様に、第1作動口用領域961(図103(b))の2つのビアホール793q,793r(図103(b))の周りに分離型短絡防止穴871,874(図99(a))を設けることにより、第1作動口検知センサ951(図103(b))と主制御基板61(図103(b))との接続において、半田ブリッジ751(図95(c))が形成される可能性を低減することができる。
Further, similarly to the two via
<他の実施形態>
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能である。例えば以下のように変更してもよい。ちなみに、以下の別形態の構成を、上記実施形態の構成に対して、個別に適用してもよく、組合せて適用してもよい。
<Other Embodiments>
It should be noted that the description is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and improvements can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, it may be changed as follows. Incidentally, the following configuration of another embodiment may be applied individually or in combination to the configuration of the above embodiment.
(1)上記各実施形態ではアウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34の全てが履歴情報(又は入球履歴)の格納対象となる構成としたが、これに限定されることはなく、アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のうちの一部のみが履歴情報の格納対象となっている構成としてもよい。例えば、一般入賞口31、特電入賞装置32及び第2作動口34のみが履歴情報の格納対象となっている構成としてもよく、一般入賞口31のみが履歴情報の格納対象となっている構成としていもよい。この場合であっても、履歴情報の格納対象となっている入球部について所定の期間における遊技球の入球態様を把握することが可能となる。
(1) In each of the above embodiments, all of the
(2)上記各実施形態では第1入賞口検知センサ42a、第2入賞口検知センサ43a及び第3入賞口検知センサ44aのそれぞれに対応させて、遊技球の入球結果に対応する情報を送信するための信号経路118a〜118cが設定されている構成としたが、これに限定されることはなく、同一種類の入球部についての入球結果に対応する情報は、同一種類の入球部が複数存在しているとともにそれに合わせて入球検知センサが複数存在している構成であっても、1種類の情報として送信される構成としてもよい。これにより、主側CPU63から管理用IC66に送信される情報の種類数を抑えることが可能となる。
(2) In each of the above embodiments, information corresponding to the winning result of the game ball is transmitted in correspondence with each of the first winning opening detection sensor 42a, the second winning opening detection sensor 43a, and the third winning
(3)第1の実施形態などでは主側CPU63から管理用IC66に送信される情報の種類と各バッファ122a〜122oとの対応関係を示す対応関係情報が、主側CPU63から管理用IC66に送信される構成としたが、これに限定されることはなく、対応関係情報が管理用IC66において予め記憶されている構成としてもよい。この場合、対応関係情報を管理用IC66に認識させるための処理を実行する必要がなくなるため、主側CPU63の処理負荷を軽減することが可能となる。
(3) In the first embodiment or the like, correspondence information indicating the type of information transmitted from the
(4)第1の実施形態などでは主側CPU63から管理用IC66に送信される情報の種類と各バッファ122a〜122oとの対応関係を示す対応関係情報の主側CPU63から管理用IC66への送信が、主側CPU63への動作電力の供給開始時に行われる構成としたが、これに限定されることはなく、例えば主側CPU63と管理用IC66とを双方向通信可能とし、管理用IC66から対応関係情報の送信を要求する信号を受信した場合に主側CPU63から管理用IC66に対応関係情報が送信される構成としてもよい。この場合、対応関係用メモリ116を不揮発性メモリとして設けるとともに読み書き両用として利用する構成とし、パチンコ機10の出荷後において主側CPU63から管理用IC66に提供された対応関係情報は主側CPU63への動作電力の供給が停止されたとしても対応関係用メモリ116に記憶保持される構成とする。これにより、対応関係情報が送信される頻度を少なくすることが可能となる。
(4) In the first embodiment or the like, transmission of correspondence information indicating the correspondence between the types of information transmitted from the
(5)第1の実施形態などでは主側CPU63から管理用IC66に送信される情報の種類と各バッファ122a〜122oとの対応関係を示す対応関係情報の主側CPU63から管理用IC66への送信が、各入球検知センサ42a〜48aの検知結果の情報を送信するための信号経路118a〜118gを利用して行われる構成としたが、これに限定されることはなく、対応関係情報を主側CPU63から管理用IC66に送信するための専用の信号経路が設けられている構成としてもよい。これにより、管理用IC66は、いずれの種類の情報を主側CPU63から受信しているのかを、その情報を受信するバッファ122a〜122oの種類によって把握することが可能となる。
(5) In the first embodiment or the like, transmission of correspondence information indicating the correspondence between the types of information transmitted from the
(6)第1の実施形態などでは主側CPU63から管理用IC66には情報が送信される一方、管理用IC66から主側CPU63に情報が送信されない構成としたが、これに限定されることはなく、管理用IC66から主側CPU63に情報が送信される構成としてもよい。例えば、履歴情報に基づいて管理側CPU112にて算出された各種パラメータが主側CPU63に送信される構成としてもよい。この場合、主側CPU63はその受信した各種パラメータの内容に対応する報知が行われるようにするために上記第11の実施形態と同様に報知手段の報知制御を直接的に実行する構成としてもよく、主側CPU63がその受信した各種パラメータの内容に対応するコマンドを音声発光制御装置81に送信することで、表示発光部53、スピーカ部54及び図柄表示装置41を利用して各種パラメータの内容に対応する報知が実行されるようにする構成としてもよい。
(6) In the first embodiment or the like, information is transmitted from the
(7)主側CPU63への動作電力の供給が開始された場合に、履歴用メモリ117に記憶された履歴情報に基づいて主側CPU63又は管理側CPU112にて各種パラメータが算出され、その算出した各種パラメータの内容が表示発光部53、スピーカ部54及び図柄表示装置41などを利用して報知される構成としてもよい。この場合、遊技ホールの営業開始時に直前の営業日における遊技領域PAの遊技球の入球態様が正常であったか否かを確認することが可能となる。
(7) When the supply of operating power to the
(8)履歴用メモリ117に記憶された履歴情報に基づいて算出された各種パラメータが異常な結果である場合、禁止解除操作が行われるまでそのパチンコ機10にて遊技を開始することができない構成としてもよい。遊技を開始することができないようにする構成としては、例えば遊技球の発射が禁止される構成としてもよく、各入球検知センサ42a〜49aが無効化される構成としてもよく、第1作動口33又は第2作動口34への入賞が発生したとしても当否判定処理が実行されない構成としてもよい。また、禁止解除操作としては、RAM消去スイッチがON操作された状態でパチンコ機10の電源を再投入する操作としてもよく、遊技機本体12を外枠11に対して開放させた場合に操作可能となる操作手段の操作としてもよい。これにより、遊技領域PAの遊技球の入球態様が異常な態様である状況でそのまま遊技が行われてしまうことを阻止することが可能となる。
(8) If various parameters calculated based on the history information stored in the
(9)入球検知センサ42a〜48aの検知結果に対応する履歴情報が履歴用メモリ117に記憶されるものの、その履歴情報を利用した各種パラメータの演算は主側CPU63及び管理側CPU112のいずれにおいても実行されない構成としてもよい。この場合、読み取り用端子102に電気的に接続された読み取り装置にて履歴情報が読み取られ、当該読み取り作業の作業者によってその読み取った履歴情報を利用した各種パラメータの演算が実行される構成としてもよく、読み取り装置においてその読み取った履歴情報を利用した各種パラメータの演算が実行される構成としてもよい。この場合、主側CPU63及び管理側CPU112の処理負荷を軽減することが可能となる。
(9) Although the history information corresponding to the detection results of the ball entry detection sensors 42a to 48a is stored in the
(10)管理用IC66が設けられておらず、上記各実施形態における履歴情報の記憶処理を実行する機能及び各種パラメータを演算する機能を、主側CPU63が備えている構成としてもよく、払出側CPU92が備えている構成としてもよく、音声発光制御装置81が備えている構成としてもよい。これら機能を払出側CPU92又は音声発光制御装置81が備えている場合、各入球検知センサ42a〜48aの検知結果の情報がその機能を備えている制御主体に対して主側CPU63から送信されることとなる。
(10) The
(11)管理用IC66には主側CPU63とは別電源が設けられており、主側CPU63への動作電力の供給が停止されたとしても、管理用IC66において履歴情報を利用した各種パラメータの演算や、履歴情報又は各種パラメータの情報出力を行うことが可能な構成としてもよい。これにより、主側CPU63への動作電力の供給が停止されている状況であっても、履歴情報や各種パラメータを読み取り装置にて読み取ることが可能となる。
(11) The
(12)主側ROM64からプログラムを読み取るために利用される読み取り用端子102が、履歴情報又は各種パラメータを読み取り装置にて読み取るために利用される端子として兼用される構成としたが、これに限定されることはなく、履歴情報又は各種パラメータを読み取り装置にて読み取るために利用される端子が、主側ROM64からプログラムを読み取るための読み取り用端子102とは別に設けられている構成としてもよい。この場合、履歴情報又は各種パラメータを読み取るために利用される端子は、MPU62に設けられていてもよく、主制御基板61におけるMPU62とは別の位置に設けられている構成としてもよい。
(12) The
(13)上記各実施形態における対応関係用メモリ116、履歴用メモリ117及び演算結果用メモリ131がフラッシュメモリなどの不揮発性記憶手段として設けられている構成に限定されることはなく、例えばこれらメモリ116,117,131のいずれかが情報の記憶保持に電力の供給を要する揮発性記憶手段として設けられており、そのメモリに対してバックアップ電力が供給されることで、主側CPU63への動作電力の供給が停止されたとしても情報が記憶保持される構成としてもよい。この場合、そのメモリに対して専用のバックアップ電力装置が設けられている構成としてもよく、主側RAM65にバックアップ電力を供給する電源・発射制御装置78からそのメモリにバックアップ電力が供給される構成としてもよい。
(13) The correspondence-related
(14)履歴情報を利用して各種パラメータが演算される構成に限定されることはなく、履歴情報は記憶保持されることなく、各入球検知センサ42a〜48aのいずれかにて遊技球が新たに検知される度に各種パラメータが演算されて更新されていく構成としてもよい。この場合、各種パラメータの演算頻度が高くなるものの、任意のタイミングで各種パラメータを抽出することが可能となる。 (14) The game ball is not limited to the configuration in which various parameters are calculated using the history information, and the history information is not stored and retained, and the game ball can be played by any of the ball entry detection sensors 42a to 48a. The configuration may be such that various parameters are calculated and updated each time a new detection is made. In this case, although the calculation frequency of various parameters is high, it is possible to extract various parameters at arbitrary timings.
(15)管理用IC66が汎用CPUとして管理側CPU112を備え、管理側ROM113に記憶されたプログラム及びデータに基づき履歴情報の記憶処理や各種パラメータの演算処理を実行する構成に限定されることはなく、これら機能を有するように回路設計されたハード回路が管理用IC66に形成されている構成としてもよい。当該構成について具体的には、例えば上記第1の実施形態であれば当該ハード回路は、主側CPU63からいずれかの検知センサ42a〜48aにて遊技球を検知したことを示す信号を受信した場合、その信号を受信したバッファに対応する対応関係情報が対応関係用メモリ116から履歴用メモリ117に記憶されるようにするとともに、その時点におけるRTC115の情報が履歴用メモリ117に記憶されるようにする。また、例えば上記第9の実施形態であれば当該ハード回路は、主側CPU63からいずれかの検知センサ42a〜48aにて遊技球を検知したことを示す信号を受信した場合、その信号を受信したバッファに対応するカウンタの値が1加算されるようにする。また、当該ハード回路は、上記第1の実施形態などにおける演算契機が発生した場合にはその時点における履歴情報を利用して各種パラメータを演算する。また、当該ハード回路は、読み取り用端子102への外部出力契機が発生した場合には、演算結果である各種パラメータを外部出力するとともに履歴情報を外部出力する。
(15) The
(16)入球検知センサ42a〜48aの検知結果の情報が履歴情報として記憶される構成に加えて又は代えて、開閉実行モードへの移行が発生したことが履歴情報として記憶される構成としてもよく、開閉実行モードへの移行タイミング及び終了タイミングが履歴情報として記憶される構成としてもよく、高頻度サポートモードへの移行が発生したことが履歴情報として記憶される構成としてもよく、所定の異常が発生したことが履歴情報として記憶される構成としてもよい。また、上記のような履歴情報を利用することにより開閉実行モードへの移行確率が演算される構成としてもよく、高頻度サポートモードへの移行確率が演算される構成としてもよく、所定の異常が発生する頻度が演算される構成としてもよい。そして、それら履歴情報や各種パラメータを読み取り装置により読み取り可能である構成としてもよい。 (16) In addition to or instead of the configuration in which the detection result information of the ball entry detection sensors 42a to 48a is stored as history information, the configuration in which the transition to the open / close execution mode is stored as history information is also possible. Often, the configuration may be such that the transition timing and the end timing to the open / close execution mode are stored as history information, or the transition to the high-frequency support mode may be stored as history information, and a predetermined abnormality may be obtained. It may be configured that the occurrence of is stored as history information. Further, the transition probability to the open / close execution mode may be calculated by using the history information as described above, or the transition probability to the high frequency support mode may be calculated, and a predetermined abnormality may occur. The configuration may be such that the frequency of occurrence is calculated. Then, the history information and various parameters may be read by a reading device.
(17)主側CPU63と管理用IC66とが別チップとして設けられている構成としてもよく、別基板として設けられている構成としてもよく、別の制御装置として設けられている構成としてもよい。
(17) The
(18)上記第1の実施形態などにおいて、アウト口24aへの遊技球の入球に関してはその入球個数が計測される一方、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34といった遊技球の賞球の払い出しや当否判定処理の契機となる特典契機入球部への入球に関してはRTC情報を含む履歴情報が格納される構成としてもよい。これにより、特典契機入球部への遊技球の入球履歴を抽出可能としながら、遊技球の総排出個数に対する各特典契機入球部への遊技球の入球頻度を算出することが可能となる。
(18) In the first embodiment or the like, the number of balls entered into the
(19)履歴情報として残す対象として上記各実施形態におけるもの以外のものが含まれている構成としてもよい。例えば、下皿56aが満タン状態となったこと、満タン状態が開始されたタイミング及び満タン状態が解除されたタイミングの少なくともいずれかが履歴情報として記憶される構成としてもよく、タンク75が球無状態となったこと、球無状態が開始されたタイミング及び球無状態が解除されたタイミングの少なくともいずれかが履歴情報として記憶される構成としてもよく、払出装置76が異常状態となったこと、払出装置76の異常状態が開始されたタイミング及び払出装置76の異常状態が解除されたタイミングの少なくともいずれかが履歴情報として記憶される構成としてもよい。この場合、これら事象の発生頻度を把握することが可能となる。
(19) The configuration may include items other than those in each of the above embodiments as targets to be left as history information. For example, at least one of the timing when the lower plate 56a is full, the timing when the full tank is started, and the timing when the full tank is released may be stored as history information, and the
(20)上記第1の実施形態などでは管理側I/F111における入力ポート121の第16バッファ122pが出力指示信号に対応していることが管理用IC66の設計段階において予め設定されている構成としたが、これに限定されることはなく、第16バッファ122pが出力指示信号に対応していることも、主側CPU63から種類識別コマンドが送信されることにより、管理用IC66にて認識される構成としてもよい。この場合、各バッファ122a〜122pとそれらバッファ122a〜122pに入力される信号の種類との対応関係を管理用IC66に事前に設定しておく必要がなくなる。
(20) In the first embodiment or the like, the configuration is set in advance at the design stage of the
(21)前扉枠14が開放状態である状況で発生した所定の入球部への遊技球の入球個数が履歴情報として記憶されるとともに、その履歴情報を利用して把握した入球個数が読み取り装置に外部出力される構成としてもよい。これにより、前扉枠14が開放状態となっている状況において所定の入球部に入球した遊技球の個数を把握することが可能となり、不正の有無などを把握することが可能となる。また、前扉枠14が開放状態である状況で発生した所定の入球部への入球個数を所定の演算契機が発生した場合に演算し、その演算した入球個数が異常な個数である場合には異常報知が実行されるようにしてもよい。これにより、前扉枠14を不正に開放して所定の入球部に遊技球を入球させる不正行為に対処することが可能となる。
(21) The number of balls entered into a predetermined entry portion generated in a situation where the
(22)管理用IC66は正常に動作している場合には主側CPU63に正常動作信号を送信する構成としてもよい。この場合、管理用IC66が正常に動作しているか否かを主側CPU63にて監視することが可能となる。
(22) The
(23)上記第1の実施形態などにおいて管理側CPU112にて第1〜第15バッファ122a〜122oの確認処理を実行する順序が上記第1の実施形態などとは逆である構成としてもよい。この場合、主側CPU63にて各信号の出力状態の変更処理を実行する順序と、管理側CPU112にて各バッファ122a〜122oの確認処理を実行する順序とが一致することとなる。
(23) In the first embodiment or the like, the order in which the
(24)読み取り用端子102を利用して主側ROM64に記憶された情報を外部出力する場合、プログラム及びデータのうち一方を選択的に外部出力することが可能な構成としてもよく、所定のプログラムのみを外部出力することが可能な構成としてもよい。この場合、分析対象となる情報を読み取り装置にて選択的に読み取ることが可能となる。なお、情報を選択的に外部出力する構成としては、主側CPU63は読み取り用端子102を通じて読み取り装置から受信した選択情報から外部出力対象となる情報を選択し、その選択した情報を外部出力する構成が考えられる。
(24) When the information stored in the
(25)主側ROM64に記憶されたプログラムを外部出力するための読み取り用端子102を通じて外部出力する対象の別情報は履歴情報や各種パラメータに限定されることはなく、例えば異常が発生した場合にはその異常発生の履歴情報を記憶しておき、その記憶した履歴情報が読み取り用端子102を通じて外部出力される構成としてもよい。
(25) The other information of the target to be externally output through the reading
(26)アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれに対して個別に検知センサ42a〜48aを設け、当該検知センサ42a〜48aにて検知した遊技球の個数を合計することで遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数を把握する構成としたが、これに限定されることはなく、例えば遊技領域PAから排出された全ての遊技球が1個ずつ通過することとなる通路領域を設けるとともに当該通路領域を通過する遊技球を検知する排出検知センサを設ける構成としてもよい。この場合、当該排出検知センサの検知結果を利用することで遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数を把握することが可能となる。また、当該構成において上記各実施形態と同様に、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33及び第2作動口34のそれぞれの遊技球の入球個数を検知するための検知センサ42a〜47aを設けることにより、遊技領域PAから排出された遊技球の合計個数に対する各入球部に入球した遊技球の個数の割合を演算することが可能となる。
(26) Detection sensors 42a to 48a are individually provided for each of the
(27)主制御装置60から送信されるコマンドに基づいて、音声発光制御装置81により表示制御装置82が制御される構成に代えて、主制御装置60から送信されるコマンドに基づいて、表示制御装置82が音声発光制御装置81を制御する構成としてもよい。また、音声発光制御装置81と表示制御装置82とが別々に設けられた構成に代えて、両制御装置が一の制御装置として設けられた構成としてもよく、それら両制御装置のうち一方の機能が主制御装置60に集約されていてもよく、それら両制御装置の両機能が主制御装置60に集約されていてもよい。また、主制御装置60から音声発光制御装置81に送信されるコマンドの構成や、音声発光制御装置81から表示制御装置82に送信されるコマンドの構成も任意である。
(27) Display control based on the command transmitted from the
(28)上記各実施形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。 (28) Other types of pachinko machines different from the above embodiments, for example, pachinko machines in which the electric accessory is opened a predetermined number of times when the game ball enters a specific area of the special device, or a game ball in a specific area of the special device. The present invention can also be applied to a pachinko machine, which is a big hit when a right is entered, a pachinko machine equipped with other accessories, an arrange ball machine, a game machine such as a sparrow ball, and the like.
また、弾球式でない遊技機、例えば、複数種の図柄が周方向に付された複数のリールを備え、メダルの投入及びスタートレバーの操作によりリールの回転を開始し、ストップスイッチが操作されるか所定時間が経過することでリールが停止した後に、表示窓から視認できる有効ライン上に特定図柄又は特定図柄の組合せが成立していた場合にはメダルの払い出し等といった特典を遊技者に付与するスロットマシンにも本発明を適用できる。 In addition, a non-ballistic gaming machine, for example, a plurality of reels having a plurality of types of symbols attached in the circumferential direction is provided, the reels are started to rotate by inserting medals and operating the start lever, and the stop switch is operated. After the reels have stopped after a predetermined time has passed, if a specific symbol or a combination of specific symbols is established on the effective line that can be seen from the display window, a privilege such as a medal payout is given to the player. The present invention can also be applied to slot machines.
また、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも、本発明を適用できる。 In addition, the gaming machine body supported by the outer frame so as to be openable and closable is provided with a storage unit and a take-in device, and the start lever is operated after a predetermined number of game balls stored in the storage unit are taken in by the take-in device. The present invention can also be applied to a gaming machine in which a pachinko machine and a slot machine are fused to start rotation of a reel.
スロットマシンや、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機に本発明を適用する場合、例えばスタートレバーの操作に基づき1ゲームを開始する場合に実行された役の抽選処理の結果を履歴情報として記憶し、その履歴情報を利用して各役の実際の当選確率を演算する構成としてもよく、ボーナスゲームといった特別遊技状態への移行が発生した場合にそれを履歴情報としえ記憶し、その履歴情報を利用して特別遊技状態への実際の移行確率を演算する構成としてもよく、消化された総ゲーム数に対する特別遊技状態の滞在ゲーム数の割合を演算する構成としてもよい。そして、それら履歴情報や各種パラメータを読み取り装置にて読み取り可能としたり、各種パラメータの演算結果に対応する報知が遊技機自身にて行われる構成としてもよい。 Historical information on the result of the lottery process of the winning combination executed when the present invention is applied to a slot machine or a game machine in which a pachinko machine and a slot machine are fused, for example, when one game is started based on the operation of the start lever. It may be configured to calculate the actual winning probability of each role by using the history information, and when a transition to a special game state such as a bonus game occurs, it is stored as history information and the history is stored. The information may be used to calculate the actual transition probability to the special gaming state, or the ratio of the number of staying games in the special gaming state to the total number of digested games may be calculated. Then, the history information and various parameters may be readable by the reading device, or the gaming machine itself may perform notification corresponding to the calculation results of the various parameters.
(29)上記第1〜第12の実施形態の特徴的な構成を任意の組合せで相互に適用してもよい。例えば、上記第1の実施形態の特徴的な構成と、上記第6の実施形態の特徴的な構成と、上記第12の実施形態の特徴的な構成とを組合せてもよく、上記第2の実施形態の特徴的な構成と、上記第4の実施形態の特徴的な構成と、上記第8の実施形態の特徴的な構成とを組合せてもよい。 (29) The characteristic configurations of the first to twelfth embodiments may be applied to each other in any combination. For example, the characteristic configuration of the first embodiment, the characteristic configuration of the sixth embodiment, and the characteristic configuration of the twelfth embodiment may be combined, and the second embodiment may be combined. The characteristic configuration of the embodiment, the characteristic configuration of the fourth embodiment, and the characteristic configuration of the eighth embodiment may be combined.
(30)上記第13〜第16の実施形態において、遊技球B1の進路を2通りに振り分ける釘213,214,262,322や台351は、一方の振分結果となる確率と他方の振分結果となる確率との間に有意な差が出る態様で遊技球B1の進路を振り分ける構成としてもよい。例えば、上記第13の実施形態の第1左右振分釘213において第1振分面217aの面積が第2振分面218aの面積よりも大きい構成とすることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1の全てと、手前側に位置する遊技球B1の一部とが右側に振り分けられ、遊技領域PAの手前側に位置する残りの遊技球B1のみが左側に振り分けられる。このように第2振分面218aよりも第1振分面217aに当たりやすい構成とすることにより、第1左右振分釘213と衝突する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を高め、第1左右振分釘213周りの遊技球B1の挙動に遊技者の注目を集めることができる。
(30) In the thirteenth to sixteenth embodiments, the
また、例えば、上記第14の実施形態の前後振分釘262において、第1振分面264aの面積が第2振分面265aの面積よりも大きい構成とすることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1の全てと、手前側に位置する遊技球B1の一部とが奥側に振り分けられ、遊技領域PAの手前側に位置する残りの遊技球B1のみが手前側に振り分けられる。このように第2振分面265aよりも第1振分面264aに当たりやすい構成とすることにより、前後振分釘262と衝突する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を高め、前後振分釘262周りの遊技球B1の挙動に遊技者の注目を集めることができる。
Further, for example, in the front-
また、例えば、上記第15の実施形態の反発釘322において高反発部334dの長さが低反発部材333の長さよりも長い構成とすることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1の全てと、手前側に位置する遊技球B1の一部とが反発釘322と衝突して大きく跳ね返り、遊技領域PAの手前側に位置する残りの遊技球B1のみが反発釘322と衝突して小さく跳ね返る。このように低反発部材333よりも高反発部334dに当たりやすい構成とすることにより、反発釘322と衝突する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を高め、反発釘322周りの遊技球B1の挙動に遊技者の注目を集めることができる。
Further, for example, in the
また、例えば、上記第16の実施形態の前後振分台351において第1下流面372の面積が第2下流面373の面積よりも大きい構成とすることにより、遊技領域PAの奥側に位置する遊技球B1の全てと、手前側に位置する遊技球B1の一部とが奥側に振り分けられ、遊技領域PAの手前側に位置する残りの遊技球B1のみが手前側に振り分けられる。このように第2下流面373よりも第1下流面372の上を転動しやすい構成とすることにより、前後振分台351の上を転動する遊技球B1が作動口33,34に入賞する確率を高め、前後振分台351周りの遊技球B1の挙動に遊技者の注目を集めることができる。
Further, for example, in the front-rear distribution table 351 of the 16th embodiment, the area of the first
(31)上記各実施形態の遊技盤は、合板に限られず、アクリル製の板であってもよい。また、上記各実施形態において、遊技盤としてポリカーボネート製の板を利用してもよい。要は、遊技球B1が流下する遊技領域PAを規定することが可能な板状の部材であればよい。ここで、遊技盤には、上記第1〜第12の実施形態における遊技盤24(図3)、第13の実施形態における遊技盤233(図50)、第13の実施形態の別形態における遊技盤235(図59)、遊技盤236(図60)、遊技盤237(図61(b))、遊技盤238(図62(b))、第14の実施形態における遊技盤261(図63)、第15の実施形態における遊技盤321(図68)、第16の実施形態における遊技盤341(図72)、第16の実施形態の別形態における遊技盤381(図75)、第17の実施形態における遊技盤421(図78)、第18の実施形態における遊技盤451(図82)、第18の実施形態の別形態における遊技盤452(図87(a))、第22の実施形態における遊技盤931(図102)が含まれる。
(31) The game board of each of the above embodiments is not limited to plywood, and may be an acrylic board. Further, in each of the above embodiments, a polycarbonate plate may be used as the game board. In short, it may be a plate-shaped member capable of defining the game area PA into which the game ball B1 flows down. Here, the game board includes the game board 24 (FIG. 3) in the first to twelfth embodiments, the game board 233 (FIG. 50) in the thirteenth embodiment, and the game in another embodiment of the thirteenth embodiment. Board 235 (FIG. 59), game board 236 (FIG. 60), game board 237 (FIG. 61 (b)), game board 238 (FIG. 62 (b)), game board 261 (FIG. 63) in the 14th embodiment. ,
(32)上記第19〜22の実施形態における半田は、鉛やビスマスなどの低融点成分や銀などを含む錫の合金からなる接続手段である。接続手段として鉛フリー半田(銅や亜鉛などを含むとともに鉛を含まない錫の合金)を利用してもよい。また、接続手段として、半田以外に、鉄、ニッケル、銅、亜鉛、銀、インジウム、金、ビスマスなどの金属、又はこれらの金属の合金を利用してもよい。接続手段は、溶融状態で電子部品やコネクタの端子及び基板における接続用の領域に付着し、凝固することにより電子部品やコネクタを基板に装着することができるものであればよい。当該接続手段を利用する場合に、基板における接続用の領域の周りに短絡を防止するための穴を設けることにより、隣接する端子周りの接続手段が連通して短絡回路が形成される可能性を低減することができる。ここで、端子は、端子775及びピン784,784a〜784tを含むものである。また、基板における接続用の領域は、ビアホール793,793a〜793tを含むものである。当該接続用の領域は、基板を上下に貫通する貫通孔の他に、基板の途中位置まで形成されており基板を貫通していない穴も含むものである。また、短絡を防止する穴は、第19の実施形態における短絡防止穴761(図92(b))、第19の実施形態の別形態における傾斜短絡防止穴861(図98(a))、第20の実施形態における分離型短絡防止穴871,874(図99(a))、第20の実施形態の別形態における分離型短絡防止穴875〜878,886,887(図100(a)、3方向分離型短絡防止穴881,884(図100(b))、第21の実施形態における短絡防止穴群891〜895,921〜925(図101)、第22の実施形態における短絡防止穴761(図103(b))、第22の実施形態の別形態における分離型短絡防止穴871,874(図99(a))を含むものである。
(32) The solder in the 19th to 22nd embodiments is a connecting means made of a tin alloy containing a low melting point component such as lead or bismuth or silver. Lead-free solder (an alloy of tin containing copper, zinc, etc. and not containing lead) may be used as the connecting means. In addition to solder, metals such as iron, nickel, copper, zinc, silver, indium, gold, and bismuth, or alloys of these metals may be used as the connecting means. The connecting means may be any as long as it can be attached to the terminal of the electronic component or connector and the connection region of the substrate in a molten state and solidified so that the electronic component or connector can be mounted on the substrate. When using the connection means, by providing a hole around the connection area on the board to prevent a short circuit, there is a possibility that the connection means around the adjacent terminals communicate with each other to form a short circuit. It can be reduced. Here, the terminal includes a terminal 775 and pins 784,784a to 784t. Further, the connection area on the substrate includes via
また、上記第1〜22の実施形態の特徴的な構成を所定の組合せで適用した構成に対して、上記別形態の構成を任意の組合せで適用してもよい。 Further, the configuration of the other embodiment may be applied in any combination to the configuration in which the characteristic configurations of the first to 22nd embodiments are applied in a predetermined combination.
<上記各実施形態から抽出される発明群について>
以下、上述した各実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記各実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
<About the invention group extracted from each of the above embodiments>
Hereinafter, the characteristics of the invention group extracted from each of the above-described embodiments will be described while showing the effects and the like as necessary. In the following, for the sake of easy understanding, the corresponding configurations in each of the above embodiments are appropriately shown in parentheses or the like, but the present invention is not limited to the specific configurations shown in the parentheses or the like.
<特徴A群>
特徴A1.遊技領域を流下する遊技球が入球可能な所定入球手段(アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34)と、
当該所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報が特定記憶手段(主側RAM65)に記憶されるようにする特定記憶実行手段(主側CPU63における入球検知処理を実行する機能)と、
前記所定入球手段に遊技球が入球したことに対応する情報が前記特定記憶手段に記憶されていることに基づいて、遊技者に特典が付与されるようにするための処理を実行する特典付与手段(主側CPU63におけるステップS217の処理を実行する機能、払出側CPU92におけるステップS408の処理を実行する機能)と、
を備えた遊技機において、
前記所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにし、前記所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を当該遊技機又は遊技機外部の装置にて特定可能とする所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic A group>
Features A1. Predetermined ball entry means (out
When a game ball enters the predetermined ball entry means, the specific storage execution means (
A privilege to execute a process for giving a privilege to a player based on the information corresponding to the fact that the game ball has entered the predetermined ball entering means is stored in the specific storage means. Granting means (a function of executing the process of step S217 in the
In a gaming machine equipped with
When a game ball enters the predetermined ball entry means, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (in the first to ninth and eleventh to twelfth embodiments, the
特徴A1によれば、所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報が特定記憶手段に記憶され、当該情報が特定記憶手段に記憶されている場合に遊技者に特典が付与される。これにより、遊技者は所定入球手段に遊技球が入球することを期待しながら遊技を行うこととなる。当該構成において、所定入球手段に遊技球が入球した場合にはそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段に対して実行され、所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を遊技機の制御手段又は遊技機外部の装置にて特定可能とする所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature A1, when a game ball enters a predetermined ball entering means, the corresponding information is stored in the specific storage means, and when the information is stored in the specific storage means, a privilege is given to the player. Will be done. As a result, the player plays the game while expecting the game ball to enter the predetermined ball entry means. In this configuration, when a game ball enters the predetermined ball entry means, the corresponding information is stored in the predetermined storage means, and the number or frequency of the game balls entering the predetermined ball entry means. The predetermined information that can be specified by the control means of the gaming machine or the device outside the gaming machine is stored in the predetermined storage means. As a result, it becomes possible for the gaming machine to store information for managing the number of balls entering the predetermined ball entry means or the frequency of entry of the game balls into the predetermined ball entry means, and by using this managed information, the predetermined number of balls is predetermined. It is possible to appropriately manage the mode of entering the game ball into the ball entry means. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
特徴A2.前記所定情報は、遊技者に特典を付与するための処理の実行契機とならないことを特徴とする特徴A1に記載の遊技機。 Feature A2. The gaming machine according to feature A1, wherein the predetermined information does not trigger execution of a process for giving a privilege to the player.
特徴A2によれば、所定情報が遊技者に特典を付与するための処理の実行契機とならないことにより、所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことを目的とした情報形態で所定情報を記憶保持することが可能となる。 According to the feature A2, the purpose is to appropriately manage the mode of entering the game ball into the predetermined ball entry means because the predetermined information does not trigger the execution of the process for giving the player a privilege. Predetermined information can be stored and retained in the form of information.
特徴A3.前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な特定入球手段(アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34)を備え、
前記所定記憶実行手段は、前記特定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報の記憶が前記所定記憶手段に実行されるようにし、前記特定入球手段への遊技球の入球個数を当該遊技機の制御手段又は遊技機外部の装置にて特定可能とする特定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにすることを特徴とする特徴A1又はA2に記載の遊技機。
Feature A3. It is provided with specific ball entry means (out
The predetermined storage executing means causes the predetermined storage means to execute the storage of information corresponding to the case where the game ball enters the specific entry means, and the game ball enters the specific entry means. Specific information that enables the number of balls to be specified by the control means of the gaming machine or a device outside the gaming machine (history information in the first to eighth and twelfth embodiments, and a counter in the ninth to eleventh embodiments). The gaming machine according to feature A1 or A2, wherein the measured numerical information) is stored in the predetermined storage means.
特徴A3によれば、所定入球手段に対応する所定情報だけではなく特定入球手段に対応する特定情報も所定記憶手段に記憶される。これにより、所定入球手段への遊技球の入球態様の管理だけではなく特定入球手段への遊技球の入球態様の管理も行うことが可能となる。また、所定情報及び特定情報の両方を利用することにより、所定入球手段と特定入球手段との間の入球頻度の割合なども管理することが可能となる。 According to the feature A3, not only the predetermined information corresponding to the predetermined ball entry means but also the specific information corresponding to the specific ball entry means is stored in the predetermined storage means. As a result, it is possible to manage not only the entry mode of the game ball into the predetermined ball entry means but also the entry mode of the game ball into the specific entry means. Further, by using both the predetermined information and the specific information, it is possible to manage the ratio of the ball entry frequency between the predetermined ball entry means and the specific ball entry means.
特徴A4.前記所定入球手段を含めて、入球した遊技球を前記遊技領域から排出させる全ての入球手段が、遊技球の入球の発生に対応する情報の前記所定記憶手段への記憶対象となる入球手段であることを特徴とする特徴A1乃至A3のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A4. All the ball-entry means for discharging the entered game ball from the game area, including the predetermined ball-entry means, are to be stored in the predetermined storage means for the information corresponding to the occurrence of the ball-entry of the game ball. The gaming machine according to any one of features A1 to A3, which is characterized by being a ball entry means.
特徴A4によれば、遊技領域から遊技球を排出させる全ての入球手段が、所定記憶手段に記憶された情報を利用した管理の対象となることにより、任意の入球手段についての入球頻度を所定記憶手段に記憶されている情報を利用して管理することが可能となる。また、遊技領域から排出される遊技球の個数に対する所定入球手段への遊技球の入球個数の割合を、所定記憶手段に記憶されている情報を利用して管理することが可能となる。 According to the feature A4, all the ball entry means for discharging the game ball from the game area are subject to management using the information stored in the predetermined storage means, so that the ball entry frequency for any ball entry means is obtained. Can be managed by using the information stored in the predetermined storage means. Further, it is possible to manage the ratio of the number of balls entering the predetermined ball entry means to the number of game balls discharged from the game area by using the information stored in the predetermined storage means.
特徴A5.前記所定情報は、前記所定入球手段に遊技球が入球したタイミングに対応する情報を含んでいることを特徴とする特徴A1乃至A4のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A5. The gaming machine according to any one of features A1 to A4, wherein the predetermined information includes information corresponding to a timing at which the gaming ball enters the predetermined ball entering means.
特徴A5によれば、所定入球手段に遊技球が入球したタイミングに対応する情報が所定情報に含まれていることにより、所定情報を利用することで、所定入球手段への遊技球の入球履歴を詳細に把握することが可能となる。 According to the feature A5, since the predetermined information includes the information corresponding to the timing when the game ball enters the predetermined ball entry means, the predetermined information can be used to obtain the game ball into the predetermined ball entry means. It is possible to grasp the entry history in detail.
特徴A6.前記所定情報は、前記所定入球手段に入球した遊技球の個数の計数情報であることを特徴とする特徴A1乃至A5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A6. The gaming machine according to any one of features A1 to A5, wherein the predetermined information is counting information of the number of game balls that have entered the predetermined ball entry means.
特徴A6によれば、所定情報が所定入球手段に入球した遊技球の個数の計数情報であることにより、所定情報の情報容量を抑えながら、所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を行うことが可能となる。 According to the feature A6, since the predetermined information is the counting information of the number of game balls that have entered the predetermined ball entry means, the mode of entering the game ball into the predetermined ball entry means while suppressing the information capacity of the predetermined information. Can be managed.
特徴A7.前記所定記憶実行手段は、前記所定入球手段への遊技球の入球が所定状況におけるものであるか否かを特定可能とする情報が前記所定記憶手段に記憶されるようにする手段(第1〜第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS804及びステップS809の処理を実行する機能、第8の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2104の処理を実行する機能、第9の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2203の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A6のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A7. The predetermined storage executing means is a means for causing information that makes it possible to specify whether or not a game ball has entered the predetermined ball entering means in a predetermined situation to be stored in the predetermined storage means (the first). In the first to seventh embodiments, the function of executing the processes of steps S804 and S809 in the
特徴A7によれば、所定状況であるか否かを区別して所定入球手段への遊技球の入球態様を管理することが可能となる。 According to the feature A7, it is possible to manage the ball entry mode of the game ball into the predetermined ball entry means by distinguishing whether or not the situation is predetermined.
特徴A8.前記所定記憶手段に記憶された情報を遊技機外部の装置に出力する外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A7のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A8. Any of the features A1 to A7 characterized in that it is provided with an external output means (a function of executing an external output process in the management side CPU 112) that outputs information stored in the predetermined storage means to a device outside the gaming machine. The gaming machine described in 1.
特徴A8によれば、所定記憶手段に記憶された情報を遊技機から読み取り、その読み取った情報を利用して所定入球手段への遊技球の入球態様を分析することが可能となる。 According to the feature A8, it is possible to read the information stored in the predetermined storage means from the gaming machine and analyze the ball entering mode of the game ball into the predetermined ball entering means by using the read information.
特徴A9.情報出力部(読み取り用端子102)を利用して遊技機外部の装置に制御プログラムを出力するプログラム出力手段(主側CPU63におけるステップS903の処理を実行する機能)を備え、
前記外部出力手段は、前記情報出力部を利用して、前記所定記憶手段に記憶された情報を遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴A8に記載の遊技機。
Feature A9. It is provided with a program output means (a function of executing the process of step S903 in the main CPU 63) that outputs a control program to a device outside the gaming machine by using the information output unit (reading terminal 102).
The gaming machine according to feature A8, wherein the external output means uses the information output unit to output information stored in the predetermined storage means to a device outside the gaming machine.
特徴A9によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、所定記憶手段に記憶された情報を外部出力することが可能となる。これにより、構成が複雑化してしまうことを阻止しながら、所定記憶手段に記憶された情報を外部出力することが可能となる。 According to the feature A9, it is possible to externally output the information stored in the predetermined storage means by using the information output unit for externally outputting the control program. This makes it possible to externally output the information stored in the predetermined storage means while preventing the configuration from becoming complicated.
特徴A10.前記情報出力部から出力すべき情報が前記所定記憶手段に記憶された情報及び前記制御プログラムのうちいずれであるかを特定し、その特定結果に対応する情報が出力されるようにする手段(主側CPU63におけるステップS902の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A9に記載の遊技機。 Feature A10. A means (mainly) for identifying which of the information stored in the predetermined storage means and the control program is the information to be output from the information output unit, and outputting the information corresponding to the specific result. The gaming machine according to feature A9, which comprises a function of executing the process of step S902 in the side CPU 63).
特徴A10によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、所定記憶手段に記憶された情報が外部出力される構成において、外部出力の対象となる情報が制御プログラム及び所定記憶手段に記憶された情報のうちいずれであるのかが遊技機側にて特定され、その特定された情報が外部出力される。これにより、情報出力部が兼用される構成であっても必要な情報のみを読み出すことが可能となる。 According to the feature A10, in a configuration in which the information stored in the predetermined storage means is externally output by using the information output unit for externally outputting the control program, the information to be externally output is the control program and the predetermined information. Which of the information stored in the storage means is specified on the game machine side, and the specified information is output to the outside. As a result, it is possible to read only necessary information even if the information output unit is also used.
特徴A11.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記所定記憶実行手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A10のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A11. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the predetermined storage execution means, and
The gaming machine according to any one of features A1 to A10, characterized in that
特徴A11によれば、特定記憶実行手段を有する第1制御手段とは別に設けられた第2制御手段が所定記憶実行手段を有していることにより、第1制御手段の処理負荷が極端に増加してしまわないようにしながら既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature A11, the processing load of the first control means is extremely increased because the second control means provided separately from the first control means having the specific memory execution means has the predetermined memory execution means. It is possible to achieve the excellent effect as already explained while avoiding it.
特徴A12.前記第1制御手段と前記第2制御手段とは同一のチップに設けられていることを特徴とする特徴A11に記載の遊技機。 Feature A12. The gaming machine according to feature A11, wherein the first control means and the second control means are provided on the same chip.
特徴A12によれば、第1制御手段と第2制御手段とが同一のチップに設けられていることにより、これら第1制御手段と第2制御手段との間の通信経路への不正なアクセスを阻止することが可能となる。 According to the feature A12, since the first control means and the second control means are provided on the same chip, unauthorized access to the communication path between the first control means and the second control means can be performed. It becomes possible to prevent it.
特徴A13.前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な特定入球手段(アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34)を備え、
前記所定記憶実行手段は、前記特定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報の記憶が前記所定記憶手段に実行されるようにすることで、前記特定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を当該遊技機の制御手段又は遊技機外部の装置にて特定可能とする特定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにし、
前記第1制御手段は、
前記所定入球手段に遊技球が入球した場合に第1信号経路を利用して第1情報を前記第2制御手段に送信する第1送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
前記特定入球手段に遊技球が入球した場合に第2信号経路を利用して第2情報を前記第2制御手段に送信する第2送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
を備えていることを特徴とする特徴A11又はA12に記載の遊技機。
Feature A13. It is provided with specific ball entry means (out
When a game ball enters the specific ball-entry means, the predetermined memory execution means stores information corresponding to the game ball into the specific ball-entry means so that the predetermined storage means executes the game. Specific information that enables the number or frequency of balls to be entered to be specified by the control means of the gaming machine or a device outside the gaming machine (history information in the first to eighth and twelfth embodiments, ninth to ninth). In the eleventh embodiment, the numerical information measured by the counter) is stored in the predetermined storage means.
The first control means
When a game ball enters the predetermined ball entry means, the first transmission means (the first to seventh signals in the main CPU 63) that transmits the first information to the second control means using the first signal path. Function to output either) and
When a game ball enters the specific ball entry means, the second transmission means (the first to seventh signals in the main CPU 63) transmits the second information to the second control means using the second signal path. Function to output either) and
The gaming machine according to the feature A11 or A12, which comprises the above-mentioned feature A11 or A12.
特徴A13によれば、所定入球手段に対応する所定情報だけではなく特定入球手段に対応する特定情報も所定記憶手段に記憶される。これにより、所定入球手段への遊技球の入球態様の管理だけではなく特定入球手段への遊技球の入球態様の管理も行うことが可能となる。また、所定情報及び特定情報の両方を利用することにより、所定入球手段と特定入球手段との間の入球頻度の割合なども管理することが可能となる。 According to the feature A13, not only the predetermined information corresponding to the predetermined ball entry means but also the specific information corresponding to the specific ball entry means is stored in the predetermined storage means. As a result, it is possible to manage not only the entry mode of the game ball into the predetermined ball entry means but also the entry mode of the game ball into the specific entry means. Further, by using both the predetermined information and the specific information, it is possible to manage the ratio of the ball entry frequency between the predetermined ball entry means and the specific ball entry means.
また、所定入球手段に遊技球が入球した場合には第1信号経路を利用して第1情報が第2制御手段に送信され、特定入球手段に遊技球が入球した場合には第2信号経路を利用して第2情報が第2制御手段に送信される。これにより、送信される情報の種類と信号経路とが対応することとなり、第2制御手段にて各情報の種類を区別するための構成を簡素化することが可能となる。 Further, when the game ball enters the predetermined ball entry means, the first information is transmitted to the second control means using the first signal path, and when the game ball enters the specific entry means. The second information is transmitted to the second control means using the second signal path. As a result, the types of information to be transmitted correspond to the signal path, and it is possible to simplify the configuration for distinguishing each type of information by the second control means.
特徴A14.前記第1制御手段は、所定状況であるか否かを前記第2制御手段にて特定可能とする特定用情報を、第3経路を利用して前記第2制御手段に送信する第3送信手段(第1,第3〜第9,第12の実施形態では主側CPU63における第8〜第10信号のいずれかを出力する機能、第2の実施形態では主側CPU63における開閉実行モード中信号、高頻度サポートモード中信号及び扉開放中信号のいずれかを出力する機能)を備えていることを特徴とする特徴A13に記載の遊技機。
Feature A14. The first control means is a third transmission means that transmits identification information that enables the second control means to specify whether or not it is in a predetermined situation to the second control means using a third path. (In the first, third to ninth, and twelfth embodiments, the function of outputting any of the eighth to tenth signals in the
特徴A14によれば、所定状況であるか否かを区別して所定入球手段への遊技球の入球態様及び特定入球手段への遊技球の入球態様を管理することが可能となる。また、所定状況であるか否かを特定可能とする特定用情報が第3経路を利用して第2制御手段に送信されるため、第2制御手段にて特定用情報を第1情報及び第2情報といった他の情報と区別するための構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature A14, it is possible to manage the mode of entering the game ball into the predetermined ball entry means and the mode of entering the game ball into the specific ball entry means by distinguishing whether or not the situation is predetermined. Further, since the identification information that enables the identification of whether or not the situation is predetermined is transmitted to the second control means using the third route, the second control means transmits the identification information to the first information and the first information. 2 It is possible to simplify the configuration for distinguishing from other information such as information.
特徴A15.前記第1制御手段は、前記第1情報が前記所定入球手段に対応しており、前記第2情報が前記特定入球手段に対応していることを示す識別情報を前記第2制御手段に送信する識別情報送信手段(主側CPU63における認識用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A13又はA14に記載の遊技機。 Feature A15. The first control means provides the second control means with identification information indicating that the first information corresponds to the predetermined ball entry means and the second information corresponds to the specific ball entry means. The gaming machine according to feature A13 or A14, which comprises a means for transmitting identification information to be transmitted (a function of executing recognition processing in the main CPU 63).
特徴A15によれば、第1情報が所定入球手段に対応しており、第2情報が特定入球手段に対応していることを示す識別情報が第1制御手段から第2制御手段に送信されるため、これら情報の対応関係を第2制御手段において予め記憶しておく必要が生じない。これにより、第2制御手段の汎用性を高めることが可能となる。 According to the feature A15, the identification information indicating that the first information corresponds to the predetermined ball entry means and the second information corresponds to the specific ball entry means is transmitted from the first control means to the second control means. Therefore, it is not necessary to store the correspondence of these information in advance in the second control means. This makes it possible to increase the versatility of the second control means.
特徴A16.前記識別情報送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴A15に記載の遊技機。 Feature A16. The gaming machine according to feature A15, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means when the supply of operating power to the first control means is started.
特徴A16によれば、第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に当該第1制御手段から第2制御手段に識別情報が送信されるため、所定入球手段及び特定入球手段への遊技球の入球が発生し得る状況においては、第1制御手段から送信される情報と入球手段との対応関係を第2制御手段にて特定可能となるようにすることが可能となる。 According to the feature A16, when the supply of the operating power to the first control means is started, the identification information is transmitted from the first control means to the second control means, so that the predetermined ball entry means and the specific ball entry means In a situation where a game ball can enter the ball, it is possible to specify the correspondence between the information transmitted from the first control means and the ball entry means by the second control means. Become.
特徴A17.前記識別情報送信手段は、前記第1信号経路及び前記第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴A15又はA16に記載の遊技機。 Feature A17. The feature A15 or A16, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means by using at least one of the first signal path and the second signal path. Game machine.
特徴A17によれば、識別情報は第1信号経路及び第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して第2制御手段に送信されるため、識別情報を送信するための専用の信号経路を設ける構成に比べて通信に関する構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature A17, since the identification information is transmitted to the second control means using at least one of the first signal path and the second signal path, a dedicated signal path for transmitting the identification information is provided. It is possible to simplify the configuration related to communication as compared with.
特徴A18.前記第2制御手段は、前記識別情報を受信した場合、前記第1情報が前記所定入球手段に対応しており前記第2情報が前記特定入球手段に対応していることを特定可能とする対応関係情報を対応関係記憶手段(対応関係用メモリ116)に記憶させる手段(管理側CPU112における対応関係設定処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A15乃至A17のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A18. When the second control means receives the identification information, the second control means can specify that the first information corresponds to the predetermined ball entry means and the second information corresponds to the specific ball entry means. One of the features A15 to A17, which comprises means (a function of executing the correspondence setting process in the management side CPU 112) for storing the correspondence information to be stored in the correspondence storage means (memory for correspondence 116). The gaming machine according to 1.
特徴A18によれば、第1制御手段から送信される情報と入球手段との対応関係が第2制御手段において記憶される。これにより、送信対象の情報に対応する入球手段を第2制御手段にて特定可能とする情報を、第1制御手段から第1情報又は第2情報を送信する度に第2制御手段に提供する必要がなくなる。よって、第1情報及び第2情報の情報量を抑えることが可能となる。 According to the feature A18, the correspondence between the information transmitted from the first control means and the ball entry means is stored in the second control means. As a result, information that enables the second control means to identify the ball entry means corresponding to the information to be transmitted is provided to the second control means each time the first information or the second information is transmitted from the first control means. You don't have to. Therefore, it is possible to suppress the amount of information of the first information and the second information.
特徴A19.前記第1制御手段は、所定状況であるか否かを前記第2制御手段にて特定可能とする第3情報を、第3経路を利用して前記第2制御手段に送信する第3送信手段(第1,第3〜第9,第12の実施形態では主側CPU63における第8〜第10信号のいずれかを出力する機能、第2の実施形態では主側CPU63における開閉実行モード中信号、高頻度サポートモード中信号及び扉開放中信号のいずれかを出力する機能)を備え、
前記第2制御手段は、前記識別情報を受信しなくても、前記第3情報が前記所定状況であるか否かを特定可能とする情報であると認識可能であることを特徴とする特徴A15乃至A18のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A19. The first control means is a third transmission means that transmits the third information that enables the second control means to specify whether or not the situation is predetermined to the second control means using the third path. (In the first, third to ninth, and twelfth embodiments, the function of outputting any of the eighth to tenth signals in the
The feature A15 is characterized in that the second control means can recognize that the third information is information that can identify whether or not the predetermined situation is present, even if the identification information is not received. The gaming machine according to any one of A18.
特徴A19によれば、所定状況であるか否かを区別して所定入球手段への遊技球の入球態様及び特定入球手段への遊技球の入球態様を管理することが可能となる。また、第3情報が所定状況であるか否かを特定可能とする情報であることは、第1制御手段からの識別情報を受信しなくても第2制御手段にて特定可能となっている。これにより、識別情報の情報形態が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature A19, it is possible to manage the mode of entering the game ball into the predetermined ball entry means and the mode of entering the game ball into the specific ball entry means by distinguishing whether or not the situation is predetermined. Further, the fact that the third information is information that can specify whether or not it is in a predetermined situation can be specified by the second control means without receiving the identification information from the first control means. .. This makes it possible to prevent the information form of the identification information from becoming complicated.
特徴A20.前記第2制御手段には、前記第1制御手段からの情報を受信することが可能な受信部として、前記第1制御手段から前記第2制御手段に送信する必要がある情報の種類数よりも多い数の受信部(バッファ122a〜122p)が設けられていることを特徴とする特徴A13乃至A19のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A20. The second control means receives more information than the number of types of information that need to be transmitted from the first control means to the second control means as a receiving unit capable of receiving information from the first control means. The gaming machine according to any one of features A13 to A19, characterized in that a large number of receiving units (buffers 122a to 122p) are provided.
特徴A20によれば、第1制御手段から第2制御手段に送信する必要がある情報の種類数よりも多い数の受信部が第2制御手段に設けられていることにより、遊技機の機種に応じて当該情報の種類数が増減する場合であっても受信部に関する構成を変更することなく対応することが可能となる。よって、第2制御手段の汎用性を高めることが可能となる。 According to the feature A20, since the second control means is provided with a number of receiving units larger than the number of types of information that need to be transmitted from the first control means to the second control means, the model of the gaming machine Even if the number of types of the information increases or decreases accordingly, it is possible to deal with it without changing the configuration related to the receiving unit. Therefore, it is possible to increase the versatility of the second control means.
特徴A21.前記所定記憶手段に記憶された前記所定情報と前記所定入球手段に対応していることを認識可能とさせる情報との組合せの情報を遊技機外部の装置に出力する第1外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)と、
前記所定記憶手段に記憶された前記特定情報と前記特定入球手段に対応していることを認識可能とさせる情報との組合せの情報を遊技機外部の装置に出力する第2外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする特徴A13乃至A20のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A21. A first external output means (management) that outputs information of a combination of the predetermined information stored in the predetermined storage means and information that makes it recognizable corresponding to the predetermined ball entry means to a device outside the gaming machine. (Function to execute external output processing in the side CPU 112) and
A second external output means (management) that outputs information of a combination of the specific information stored in the predetermined storage means and information that makes it recognizable corresponding to the specific ball entry means to a device outside the gaming machine. (Function to execute external output processing in the side CPU 112) and
The gaming machine according to any one of features A13 to A20, characterized in that
特徴A21によれば、所定記憶手段に記憶された情報を遊技機から読み取り、その読み取った情報を利用して所定入球手段への遊技球の入球態様及び特定入球手段への遊技球の入球態様を特定することが可能となる。また、当該外部出力が行われる場合、所定情報と所定入球手段に対応していることを認識可能とする情報との組合せの情報が外部出力されるとともに、特定情報と特定入球手段に対応していることを認識可能とする情報との組合せの情報が外部出力される。これにより、所定記憶手段から読み取った情報を利用して各入球態様を特定することが可能となる。 According to the feature A21, the information stored in the predetermined storage means is read from the gaming machine, and the read information is used to enter the game ball into the predetermined entry means and the game ball into the specific entry means. It is possible to specify the ball entry mode. Further, when the external output is performed, the information of the combination of the predetermined information and the information that makes it recognizable that the predetermined ball entry means is supported is output externally, and the specific information and the specific ball entry means are supported. Information in combination with information that makes it recognizable is output externally. This makes it possible to specify each ball entry mode by using the information read from the predetermined storage means.
特徴A22.前記所定情報を利用して、所定の期間における前記遊技領域の遊技球の入球態様に対応する態様情報を演算する情報演算手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A21のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A22. Information calculation means (1st, 2nd, 6th, 8th, 9th, 9th, 1st, 2nd, 6th, 8th, 9th, 9th In the tenth and twelfth embodiments, the
特徴A22によれば、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用して遊技球の入球態様に対応する態様情報が遊技機にて演算される。これにより、例えば遊技球の入球態様に対応する処理を遊技機自身にて行うことが可能となる、又は所定情報を利用して演算した結果である態様情報を外部出力することが可能となる。 According to the feature A22, the game machine calculates the mode information corresponding to the ball entry mode of the game ball by using the predetermined information stored in the predetermined storage means. As a result, for example, it is possible for the gaming machine itself to perform processing corresponding to the entering mode of the gaming ball, or it is possible to externally output the aspect information which is the result of calculation using predetermined information. ..
特徴A23.前記所定記憶実行手段は、前記所定入球手段への遊技球の入球が所定状況におけるものであるか否かを特定可能とする情報が前記所定記憶手段にされるようにする手段(第1〜第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS804及びステップS809の処理を実行する機能、第8の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2104の処理を実行する機能、第9の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2203の処理を実行する機能)を備え、
前記情報演算手段は、前記所定状況における前記所定入球手段への遊技球の入球に対応する前記所定情報を抽出して又は除外して前記態様情報を演算する手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A22に記載の遊技機。
Feature A23. The predetermined storage executing means is a means (first) for causing information that enables the predetermined storage means to specify whether or not the game ball has entered the predetermined ball entering means in a predetermined situation. In the seventh embodiment, the function of executing the processes of steps S804 and S809 in the
The information calculation means is a means (first, second, second) for calculating the aspect information by extracting or excluding the predetermined information corresponding to the entry of a game ball into the predetermined ball entry means in the predetermined situation. In the sixth, eighth, ninth, tenth, and twelfth embodiments, the function of executing the processes of step S1008, step S1013, and step S1017 in the
特徴A23によれば、所定状況であるか否かを区別して遊技球の入球態様に対応する態様情報を演算することが可能となる。 According to the feature A23, it is possible to calculate the mode information corresponding to the entering mode of the game ball by distinguishing whether or not the situation is predetermined.
特徴A24.前記情報演算手段により前記態様情報が演算された場合、前記所定記憶手段に記憶されている前記所定情報を消去する手段(第1,第2,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1019の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1605の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A22又はA23に記載の遊技機。
Feature A24. When the aspect information is calculated by the information calculation means, the means for erasing the predetermined information stored in the predetermined storage means (first, second, eighth, ninth, tenth, twelfth implementations). The feature A22 or A23 is characterized in that the embodiment includes a function of executing the process of step S1019 in the
特徴A24によれば、態様情報が演算された場合に所定記憶手段に記憶されている所定情報が消去されることにより、所定情報によって所定記憶手段の記憶容量を超えてしまうという事象を発生しづらくさせることが可能となる。 According to the feature A24, when the aspect information is calculated, the predetermined information stored in the predetermined storage means is erased, so that the event that the predetermined information exceeds the storage capacity of the predetermined storage means is unlikely to occur. It becomes possible to make it.
特徴A25.前記情報演算手段により前記態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された前記所定情報が前記所定記憶手段に記憶された状態が維持されることを特徴とする特徴A22又はA23に記載の遊技機。 Feature A25. Even if the mode information is calculated by the information calculation means, the predetermined information used when calculating the mode information is maintained in a state of being stored in the predetermined storage means A22. Or the gaming machine according to A23.
特徴A25によれば、態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された所定情報が所定記憶手段に記憶保持されることにより、態様情報を読み出して遊技球の入球態様を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature A25, even if the aspect information is calculated, the predetermined information used when calculating the aspect information is stored and held in the predetermined storage means, so that the aspect information is read out and the game ball is entered. When analyzing the aspect, it is possible to refer not only to the aspect information but also to the predetermined information on which the calculation of the aspect information is based.
特徴A26.前記情報演算手段は、前記特定記憶実行手段を有する制御手段への動作電力の供給が停止される場合、又は前記特定記憶実行手段を有する制御手段への動作電力の供給が開始される場合に、前記態様情報を演算することを特徴とする特徴A22乃至A25のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A26. The information calculation means is when the supply of the operating power to the control means having the specific storage executing means is stopped, or when the supply of the operating power to the control means having the specific storage executing means is started. The gaming machine according to any one of features A22 to A25, which comprises calculating the aspect information.
特徴A26によれば、制御手段への動作電力の供給が停止される場合又は制御手段への動作電力の供給が停止される場合に態様情報が演算されるため、各営業日単位で態様情報を管理することが可能となる。 According to the feature A26, since the mode information is calculated when the supply of the operating power to the control means is stopped or when the supply of the operating power to the control means is stopped, the mode information is calculated in units of each business day. It becomes possible to manage.
特徴A27.前記情報演算手段は、前記特定記憶実行手段を有する制御手段に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生し得る演算契機が発生した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴A22乃至A26のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A27. The information calculation means is characterized in that the aspect information is calculated when an operation trigger that can be repeatedly generated occurs in a situation where operating power is supplied to the control means having the specific storage execution means. The gaming machine according to any one of A26.
特徴A27によれば、制御手段に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生する演算契機が発生する度に態様情報が演算されるため、一営業日の範囲内において態様情報を細かく管理することが可能となる。 According to the feature A27, since the mode information is calculated every time a calculation trigger that repeatedly occurs in a situation where the operating power is supplied to the control means, the mode information is managed in detail within one business day. Is possible.
特徴A28.前記情報演算手段は、期間計測手段(主側RAM65に設けられた計測カウンタ)により計測されている期間が所定期間となる度に前記態様情報を演算し、
前記期間計測手段は遊技が実行されていない状況において期間の計測を停止し、期間の計測を停止している状況において遊技が開始された場合に当該期間の計測を停止前の状態から再開することを特徴とする特徴A22乃至A27のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A28. The information calculation means calculates the mode information every time the period measured by the period measurement means (measurement counter provided in the main RAM 65) becomes a predetermined period.
The period measuring means stops the measurement of the period when the game is not executed, and restarts the measurement of the period from the state before the stop when the game is started in the situation where the measurement of the period is stopped. The gaming machine according to any one of features A22 to A27.
特徴A28によれば、所定期間が経過する度に態様情報が演算される構成であるため、所定期間を調整するだけで態様情報の演算頻度を簡単に調整することが可能となる。この場合に、遊技が実行されていない状況においては所定期間の計測が停止され、遊技が開始された場合に所定期間の計測が停止前の状態から再開される。これにより、遊技が実行されていない状況を態様情報の演算対象から除外することが可能となり、遊技が実行されている状況における態様情報を適切に導き出すことが可能となる。 According to the feature A28, since the mode information is calculated every time the predetermined period elapses, the calculation frequency of the mode information can be easily adjusted only by adjusting the predetermined period. In this case, in the situation where the game is not executed, the measurement for the predetermined period is stopped, and when the game is started, the measurement for the predetermined period is restarted from the state before the stop. As a result, it is possible to exclude the situation in which the game is not executed from the calculation target of the aspect information, and it is possible to appropriately derive the aspect information in the situation in which the game is being executed.
特徴A29.前記情報演算手段により演算された前記態様情報を遊技機外部の装置に出力する外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A22乃至A28のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A29. Features A22 to A28 characterized by having an external output means (a function of executing external output processing in the management side CPU 112) that outputs the aspect information calculated by the information calculation means to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to any one of.
特徴A29によれば、態様情報が遊技機外部の装置に出力されることにより、遊技球の入球態様を簡単に把握することが可能となる。 According to the feature A29, since the aspect information is output to the device outside the gaming machine, it is possible to easily grasp the entering aspect of the gaming ball.
特徴A30.前記外部出力手段は、前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力する場合、前記所定情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴A29に記載の遊技機。 Feature A30. The gaming machine according to feature A29, wherein the external output means outputs the predetermined information to a device outside the gaming machine when the aspect information is output to a device outside the gaming machine.
特徴A30によれば、態様情報だけではなく所定情報も遊技機外部の装置に出力されることにより、態様情報を読み出して遊技球の入球態様を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature A30, when not only the mode information but also the predetermined information is output to the device outside the gaming machine to read the mode information and analyze the entering mode of the game ball, not only the mode information but also the predetermined information thereof. It is possible to refer to the predetermined information that is the basis of the calculation of the aspect information.
特徴A31.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記外部出力手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記外部出力手段は、前記第1制御手段から送信された出力指示情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴A29又はA30に記載の遊技機。
Feature A31. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the external output means,
With
The feature A29 or the external output means is characterized in that when the second control means receives the output instruction information transmitted from the first control means, the external output means outputs the aspect information to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to A30.
特徴A31によれば、外部出力手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が遊技機外部の装置に出力されるようにすることが可能となる。 According to the feature A31, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the external output means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to output the information to a device outside the gaming machine.
特徴A32.前記情報演算手段は、予め定められた演算契機が発生する度に前記態様情報を演算し、
前記情報演算手段により演算された前記態様情報を演算結果記憶手段(演算結果用メモリ131)に順次記憶させる結果記憶実行手段(第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1410、ステップS1414及びステップS1418の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A22乃至A31のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A32. The information calculation means calculates the mode information each time a predetermined calculation trigger occurs.
The result storage execution means (in the third embodiment, steps S1410, S1414 and step S1418 in the management side CPU 112) sequentially store the aspect information calculated by the information calculation means in the calculation result storage means (calculation result memory 131). The gaming machine according to any one of features A22 to A31, which comprises a function of executing the process of the above, and a function of executing the process of step S1604 in the
特徴A32によれば、態様情報を遊技機にて蓄積していくことが可能となる。これにより、遊技球の入球態様を管理する場合に複数の態様情報をまとめて読み出すことが可能となる。 According to the feature A32, the mode information can be accumulated in the gaming machine. This makes it possible to collectively read a plurality of mode information when managing the entering mode of the game ball.
特徴A33.前記結果記憶実行手段は、
前記態様情報が記憶対象情報であるか否かを判定する手段(管理側CPU112におけるステップS1603の処理を実行する機能)と、
前記態様情報が前記記憶対象情報である場合にその態様情報を前記演算結果記憶手段に記憶させる手段(管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする特徴A32に記載の遊技機。
Feature A33. The result storage execution means is
Means for determining whether or not the aspect information is storage target information (a function of executing the process of step S1603 in the management side CPU 112) and
When the aspect information is the storage target information, a means for storing the aspect information in the calculation result storage means (a function of executing the process of step S1604 in the management side CPU 112) and
The gaming machine according to the feature A32, wherein the gaming machine is characterized by the above.
特徴A33によれば、演算された結果の態様情報が記憶対象情報に該当する場合にその態様情報が演算結果記憶手段に記憶される。これにより、演算結果記憶手段への記憶対象となる態様情報を制限することが可能となり、演算結果記憶手段において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。 According to the feature A33, when the aspect information of the calculated result corresponds to the storage target information, the aspect information is stored in the calculation result storage means. As a result, it is possible to limit the mode information to be stored in the calculation result storage means, and it is possible to suppress the storage capacity required for the calculation result storage means.
特徴A34.前記結果記憶実行手段は、前記態様情報が演算された時期を特定可能とする情報を当該態様情報に付随させて前記演算結果記憶手段に記憶させることを特徴とする特徴A32又はA33に記載の遊技機。 Feature A34. The game according to feature A32 or A33, wherein the result storage executing means stores information that enables the time when the mode information is calculated to be attached to the mode information and stores the result storage means in the calculation result storage means. Machine.
特徴A34によれば、態様情報が演算された時期を特定可能とする情報が当該態様情報に付随することとなる。これにより、各態様情報が演算された時期を把握しながら、各態様情報を分析することが可能となる。 According to the feature A34, the information that enables the time when the aspect information is calculated is attached to the aspect information. This makes it possible to analyze each aspect information while grasping the time when each aspect information is calculated.
特徴A35.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記情報演算手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記情報演算手段は、前記第1制御手段から送信された演算契機情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴A22乃至A34のいずれか1に記載の遊技機。
Feature A35. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the information calculation means, and
With
The information calculation means according to any one of features A22 to A34, wherein the information calculation means calculates the mode information when the second control means receives the calculation trigger information transmitted from the first control means. Game machine.
特徴A35によれば、情報演算手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が第2制御手段にて演算されるようにすることが可能となる。 According to the feature A35, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the information calculation means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to make the information calculated by the second control means.
特徴A36.前記態様情報に対応する内容を報知するように報知手段(報知用発光部151)を制御する報知制御手段(主側CPU63におけるステップS2605、ステップS2607及びステップS2608の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A22乃至A35のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A36. It is provided with a notification control means (a function of executing the processes of step S2605, step S2607, and step S2608 in the main CPU 63) that controls the notification means (notifying light emitting unit 151) so as to notify the content corresponding to the aspect information. The gaming machine according to any one of features A22 to A35.
特徴A36によれば、態様情報に対応する内容が遊技機自身にて報知される。これにより、遊技ホールの管理者などは、態様情報を遊技機から読み出さなくても、遊技球の入球態様の管理結果を把握することが可能となる。 According to the feature A36, the content corresponding to the aspect information is notified by the gaming machine itself. As a result, the manager of the game hall or the like can grasp the management result of the entry mode of the game ball without reading the mode information from the game machine.
特徴A37.前記報知制御手段が設けられた制御基板(主制御基板61)は基板ボックスに収容されており、
前記報知手段は、前記制御基板に設けられていることを特徴とする特徴A36に記載の遊技機。
Feature A37. The control board (main control board 61) provided with the notification control means is housed in the board box.
The gaming machine according to feature A36, wherein the notification means is provided on the control board.
特徴A37によれば、報知制御手段と報知手段との間の通信経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせることが可能となる。 According to the feature A37, it is possible to make it difficult to perform unauthorized access to the communication path between the notification control means and the notification means.
特徴A38.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記所定記憶実行手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記第1制御手段は、前記情報演算手段及び前記報知制御手段を備えていることを特徴とする特徴A36又はA37に記載の遊技機。
Feature A38. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the predetermined storage execution means, and
With
The gaming machine according to feature A36 or A37, wherein the first control means includes the information calculation means and the notification control means.
特徴A38によれば、所定記憶手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、態様情報を演算する機能及びその演算結果に対応する報知が実行されるようにするための機能を第1制御手段に集約することが可能となる。 According to the feature A38, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the predetermined storage means separately from the first control means, the function of calculating the aspect information and the calculation result thereof. It is possible to consolidate the functions for executing the notification corresponding to the above in the first control means.
特徴A39.前記報知制御手段は、前記態様情報が第1範囲の情報である場合には第1報知が実行されるように前記報知手段を制御し、前記態様情報が第2範囲の情報である場合には第2報知が実行されるように前記報知手段を制御することを特徴とする特徴A36乃至A38のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A39. The notification control means controls the notification means so that the first notification is executed when the mode information is the information in the first range, and when the mode information is the information in the second range, the notification control means controls the notification means. The gaming machine according to any one of features A36 to A38, characterized in that the notification means is controlled so that the second notification is executed.
特徴A39によれば、態様情報がそのまま報知されるのではなく、態様情報が含まれる範囲に対応する内容が報知される。これにより、報知手段における報知パターンが多くなり過ぎないようにすることが可能となり、報知手段を制御するための負荷を軽減することが可能となる。 According to the feature A39, the aspect information is not notified as it is, but the content corresponding to the range including the aspect information is notified. As a result, it is possible to prevent the number of notification patterns in the notification means from becoming too large, and it is possible to reduce the load for controlling the notification means.
特徴A40.前記所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する対応情報を外部出力する手段(主側CPU63におけるステップS218の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A39のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A40. Features A1 to A1 to include a means (a function of executing the process of step S218 in the main CPU 63) for externally outputting corresponding information when a game ball enters the predetermined ball entry means. The gaming machine according to any one of A39.
特徴A40によれば、所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する対応情報が外部出力される構成において、所定情報が所定記憶手段に記憶される。これにより、対応情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球個数や入球頻度を簡易的に把握しながら、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球個数や入球頻度を正確に把握することが可能となる。 According to the feature A40, the predetermined information is stored in the predetermined storage means in the configuration in which the corresponding information corresponding to the game ball enters the predetermined ball entry means is output to the outside. As a result, by using the corresponding information, the number of game balls entered into the predetermined ball entry means and the frequency of entry of the game balls can be easily grasped, and the predetermined information stored in the predetermined storage means can be used for the predetermined entry. It is possible to accurately grasp the number of game balls entering the ball means and the frequency of entry.
特徴A41.前記所定記憶実行手段又は前記第2制御手段は、専用回路として設けられていることを特徴とする特徴A1乃至A40のいずれか1に記載の遊技機。 Feature A41. The gaming machine according to any one of features A1 to A40, wherein the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
特徴A41によれば、所定記憶実行手段又は第2制御手段が専用回路として設けられた構成において既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature A41, it is possible to achieve the excellent effect as described above in the configuration in which the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
なお、特徴A1〜A41の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 In addition, with respect to the composition of the features A1 to A41, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴B群>
特徴B1.遊技の結果として所定事象が発生した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
前記所定情報を利用して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報を演算する情報演算手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic B group>
Feature B1. When a predetermined event occurs as a result of the game, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (
Information calculation means (first, second, sixth, eighth, ninth, tenth, twelfth embodiments) for calculating mode information corresponding to the result of a game in a predetermined period by using the predetermined information. The function of executing the processes of steps S1008, S1013 and S1017 in the
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴B1によれば、所定事象が発生した場合にはそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段に対して実行され、所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定事象の発生回数又は発生頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定事象の発生態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature B1, when a predetermined event occurs, the storage of the corresponding information is executed in the predetermined storage means, and the predetermined information is stored in the predetermined storage means. This makes it possible for the gaming machine to store information for managing the number or frequency of occurrence of a predetermined event, and by using this managed information, it is appropriate to manage the mode of occurrence of the predetermined event. It becomes possible to do it. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
また、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報が遊技機にて演算される。これにより、例えば所定の期間における遊技の結果に対応する処理を遊技機自身にて行うことが可能となる、又は所定情報を利用して演算した結果である態様情報を外部出力することが可能となる。 Further, using the predetermined information stored in the predetermined storage means, the gaming machine calculates the mode information corresponding to the result of the game in the predetermined period. As a result, for example, it is possible for the gaming machine itself to perform processing corresponding to the result of the game in a predetermined period, or it is possible to externally output mode information which is the result of calculation using the predetermined information. Become.
特徴B2.前記所定記憶実行手段は、前記所定事象の発生が所定状況におけるものであるか否かを特定可能とする情報が前記所定記憶手段にされるようにする手段(第1〜第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS804及びステップS809の処理を実行する機能、第8の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2104の処理を実行する機能、第9の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2203の処理を実行する機能)を備え、
前記情報演算手段は、前記所定状況における前記所定事象の発生に対応する前記所定情報を抽出して又は除外して前記態様情報を演算する手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B1に記載の遊技機。
Feature B2. The predetermined storage execution means is means for causing the predetermined storage means to provide information that enables identification of whether or not the occurrence of the predetermined event is in a predetermined situation (in the first to seventh embodiments). The function of executing the processes of steps S804 and S809 in the
The information calculation means is means for calculating the aspect information by extracting or excluding the predetermined information corresponding to the occurrence of the predetermined event in the predetermined situation (first, second, sixth, eighth, eighth, third). In the ninth, tenth, and twelfth embodiments, the function of executing the processes of step S1008, step S1013, and step S1017 in the
特徴B2によれば、所定状況であるか否かを区別して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報を演算することが可能となる。 According to the feature B2, it is possible to distinguish whether or not the situation is a predetermined situation, and to calculate the mode information corresponding to the result of the game in the predetermined period.
特徴B3.前記情報演算手段により前記態様情報が演算された場合、前記所定記憶手段に記憶されている前記所定情報を消去する手段(第1,第2,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1019の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1605の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B1又はB2に記載の遊技機。
Feature B3. When the aspect information is calculated by the information calculation means, the means for erasing the predetermined information stored in the predetermined storage means (first, second, eighth, ninth, tenth, twelfth implementations). The feature B1 or B2 is characterized in that the embodiment includes a function of executing the process of step S1019 in the
特徴B3によれば、態様情報が演算された場合に所定記憶手段に記憶されている所定情報が消去されることにより、所定情報によって所定記憶手段の記憶容量を超えてしまうという事象を発生しづらくさせることが可能となる。 According to the feature B3, when the aspect information is calculated, the predetermined information stored in the predetermined storage means is erased, so that the event that the predetermined information exceeds the storage capacity of the predetermined storage means is unlikely to occur. It becomes possible to make it.
特徴B4.前記情報演算手段により前記態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された前記所定情報が前記所定記憶手段に記憶された状態が維持されることを特徴とする特徴B1又はB2に記載の遊技機。 Feature B4. Even if the mode information is calculated by the information calculation means, the predetermined information used when calculating the mode information is maintained in a state of being stored in the predetermined storage means. Feature B1 Or the gaming machine described in B2.
特徴B4によれば、態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された所定情報が所定記憶手段に記憶保持されることにより、態様情報を読み出して所定の期間における遊技の結果を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature B4, even if the aspect information is calculated, the predetermined information used when calculating the aspect information is stored and held in the predetermined storage means, so that the aspect information can be read out and the game can be played in a predetermined period. When analyzing the result of the above, it is possible to refer not only to the aspect information but also to the predetermined information which is the basis of the calculation of the aspect information.
特徴B5.前記情報演算手段は、制御手段(MPU62)への動作電力の供給が停止される場合又は制御手段への動作電力の供給が開始される場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴B1乃至B4のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B5. The information calculation means is characterized in that the mode information is calculated when the supply of the operating power to the control means (MPU62) is stopped or when the supply of the operating power to the control means is started. The gaming machine according to any one of B4 and B4.
特徴B5によれば、制御手段への動作電力の供給が停止される場合又は制御手段への動作電力の供給が開始される場合に態様情報が演算されるため、各営業日単位で態様情報を管理することが可能となる。 According to the feature B5, since the mode information is calculated when the supply of the operating power to the control means is stopped or when the supply of the operating power to the control means is started, the mode information is calculated in units of each business day. It becomes possible to manage.
特徴B6.前記情報演算手段は、制御手段(MPU62)に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生し得る演算契機が発生した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴B1乃至B5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B6. The information calculation means is any one of features B1 to B5, characterized in that the information calculation means calculates the mode information when a calculation trigger that can be repeatedly generated occurs in a situation where operating power is supplied to the control means (MPU62). The gaming machine according to 1.
特徴B6によれば、制御手段に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生する演算契機が発生する度に態様情報が演算されるため、一営業日の範囲内において態様情報を細かく管理することが可能となる。 According to the feature B6, since the mode information is calculated every time a calculation trigger that repeatedly occurs in the situation where the operating power is supplied to the control means, the mode information is managed in detail within one business day. Is possible.
特徴B7.前記情報演算手段は、期間計測手段(主側RAM65に設けられた計測カウンタ)により計測されている期間が所定期間となる度に前記態様情報を演算し、
前記期間計測手段は遊技が実行されていない状況において期間の計測を停止し、期間の計測を停止している状況において遊技が開始された場合に当該期間の計測を停止前の状態から再開することを特徴とする特徴B1乃至B6のいずれか1に記載の遊技機。
Feature B7. The information calculation means calculates the mode information every time the period measured by the period measurement means (measurement counter provided in the main RAM 65) becomes a predetermined period.
The period measuring means stops the measurement of the period when the game is not executed, and restarts the measurement of the period from the state before the stop when the game is started in the situation where the measurement of the period is stopped. The gaming machine according to any one of features B1 to B6.
特徴B7によれば、所定期間が経過する度に態様情報が演算される構成であるため、所定期間を調整するだけで態様情報の演算頻度を簡単に調整することが可能となる。この場合に、遊技が実行されていない状況においては所定期間の計測が停止され、遊技が開始された場合に所定期間の計測が停止前の状態から再開される。これにより、遊技が実行されていない状況を態様情報の演算対象から除外することが可能となり、遊技が実行されている状況における態様情報を適切に導き出すことが可能となる。 According to the feature B7, since the mode information is calculated every time the predetermined period elapses, the calculation frequency of the mode information can be easily adjusted only by adjusting the predetermined period. In this case, in the situation where the game is not executed, the measurement for the predetermined period is stopped, and when the game is started, the measurement for the predetermined period is restarted from the state before the stop. As a result, it is possible to exclude the situation in which the game is not executed from the calculation target of the aspect information, and it is possible to appropriately derive the aspect information in the situation in which the game is being executed.
特徴B8.前記情報演算手段により演算された前記態様情報を遊技機外部の装置に出力する外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B1乃至B7のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B8. Features B1 to B7 provided with external output means (a function of executing external output processing in the management side CPU 112) that outputs the mode information calculated by the information calculation means to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to any one of.
特徴B8によれば、態様情報が遊技機外部の装置に出力されることにより、遊技球の入球態様を簡単に把握することが可能となる。 According to the feature B8, since the mode information is output to a device outside the gaming machine, it is possible to easily grasp the entering mode of the gaming ball.
特徴B9.前記外部出力手段は、前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力する場合、前記所定情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴B8に記載の遊技機。 Feature B9. The gaming machine according to feature B8, wherein the external output means outputs the predetermined information to a device outside the gaming machine when the aspect information is output to a device outside the gaming machine.
特徴B9によれば、態様情報だけではなく所定情報も遊技機外部の装置に出力されることにより、態様情報を読み出して遊技球の入球態様を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature B9, when not only the mode information but also the predetermined information is output to the device outside the gaming machine to read the mode information and analyze the entering mode of the game ball, not only the mode information but also the mode information thereof. It is possible to refer to the predetermined information that is the basis of the calculation of the aspect information.
特徴B10.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記外部出力手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記外部出力手段は、前記第1制御手段から送信された出力指示情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴B8又はB9に記載の遊技機。
Feature B10. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the external output means,
With
The feature B8 or the external output means is characterized in that when the second control means receives the output instruction information transmitted from the first control means, the external output means outputs the aspect information to a device outside the gaming machine. The gaming machine described in B9.
特徴B10によれば、外部出力手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が遊技機外部の装置に出力されるようにすることが可能となる。 According to the feature B10, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the external output means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to output the information to a device outside the gaming machine.
特徴B11.前記情報演算手段は、予め定められた演算契機が発生する度に前記態様情報を演算し、
前記情報演算手段により演算された前記態様情報を演算結果記憶手段(演算結果用メモリ131)に順次記憶させる結果記憶実行手段(第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1410、ステップS1414及びステップS1418の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B1乃至B10のいずれか1に記載の遊技機。
Feature B11. The information calculation means calculates the mode information each time a predetermined calculation trigger occurs.
The result storage execution means (in the third embodiment, steps S1410, S1414 and step S1418 in the management side CPU 112) sequentially store the aspect information calculated by the information calculation means in the calculation result storage means (calculation result memory 131). The gaming machine according to any one of features B1 to B10, which comprises a function of executing the process of the above, and a function of executing the process of step S1604 in the
特徴B11によれば、態様情報を遊技機にて蓄積していくことが可能となる。これにより、所定の期間における遊技の結果の態様を管理する場合に複数の態様情報をまとめて読み出すことが可能となる。 According to the feature B11, the mode information can be accumulated in the gaming machine. This makes it possible to collectively read out a plurality of mode information when managing the mode of the result of the game in a predetermined period.
特徴B12.前記結果記憶実行手段は、前記態様情報が記憶対象情報である場合にその態様情報を前記演算結果記憶手段に記憶させる手段(管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B11に記載の遊技機。 Feature B12. The result storage execution means includes means for storing the mode information in the calculation result storage means (a function of executing the process of step S1604 in the management side CPU 112) when the mode information is the storage target information. The gaming machine according to feature B11.
特徴B12によれば、演算された結果の態様情報が記憶対象情報に該当する場合にその態様情報が演算結果記憶手段に記憶される。これにより、演算結果記憶手段への記憶対象となる態様情報を制限することが可能となり、演算結果記憶手段において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。 According to the feature B12, when the aspect information of the calculated result corresponds to the storage target information, the aspect information is stored in the calculation result storage means. As a result, it is possible to limit the mode information to be stored in the calculation result storage means, and it is possible to suppress the storage capacity required for the calculation result storage means.
特徴B13.前記結果記憶実行手段は、前記態様情報が演算された時期を特定可能とする情報を当該態様情報に付随させて前記演算結果記憶手段に記憶させることを特徴とする特徴B11又はB12に記載の遊技機。 Feature B13. The game according to feature B11 or B12, wherein the result storage executing means stores information that enables the time when the mode information is calculated to be attached to the mode information and stores the result storage means in the calculation result storage means. Machine.
特徴B13によれば、態様情報が演算された時期を特定可能とする情報が当該態様情報に付随することとなる。これにより、各態様情報が演算された時期を把握しながら、各態様情報を分析することが可能となる。 According to the feature B13, the information that enables the time when the aspect information is calculated is attached to the aspect information. This makes it possible to analyze each aspect information while grasping the time when each aspect information is calculated.
特徴B14.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記情報演算手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記情報演算手段は、前記第1制御手段から送信された演算契機情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴B1乃至B13のいずれか1に記載の遊技機。
Feature B14. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the information calculation means, and
With
The information calculation means according to any one of features B1 to B13, wherein the information calculation means calculates the mode information when the second control means receives the calculation trigger information transmitted from the first control means. Game machine.
特徴B14によれば、情報演算手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が第2制御手段にて演算されるようにすることが可能となる。 According to the feature B14, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the information calculation means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to make the information calculated by the second control means.
特徴B15.前記態様情報に対応する内容を報知するように報知手段(報知用発光部151)を制御する報知制御手段(主側CPU63におけるステップS2605、ステップS2607及びステップS2608の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B1乃至B14のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B15. It is provided with a notification control means (a function of executing the processes of step S2605, step S2607, and step S2608 in the main CPU 63) that controls the notification means (notifying light emitting unit 151) so as to notify the content corresponding to the aspect information. The gaming machine according to any one of features B1 to B14.
特徴B15によれば、態様情報に対応する内容が遊技機自身にて報知される。これにより、遊技ホールの管理者などは、態様情報を遊技機から読み出さなくても、所定の期間における遊技の管理結果を把握することが可能となる。 According to the feature B15, the content corresponding to the aspect information is notified by the gaming machine itself. As a result, the manager of the game hall or the like can grasp the management result of the game in a predetermined period without reading the mode information from the game machine.
特徴B16.前記報知制御手段が設けられた制御基板(主制御基板61)は基板ボックスに収容されており、
前記報知手段は、前記制御基板に設けられていることを特徴とする特徴B15に記載の遊技機。
Feature B16. The control board (main control board 61) provided with the notification control means is housed in the board box.
The gaming machine according to feature B15, wherein the notification means is provided on the control board.
特徴B16によれば、報知制御手段と報知手段との間の通信経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせることが可能となる。 According to the feature B16, it is possible to make it difficult to perform unauthorized access to the communication path between the notification control means and the notification means.
特徴B17.前記情報演算手段及び前記報知制御手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記所定記憶実行手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備えていることを特徴とする特徴B15又はB16に記載の遊技機。
Feature B17. A first control means (main side CPU 63) having the information calculation means and the notification control means, and
A second control means (management side CPU 112) having the predetermined storage execution means, and
The gaming machine according to the feature B15 or B16, which comprises the above-mentioned feature B15 or B16.
特徴B17によれば、所定記憶手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、態様情報を演算する機能及びその演算結果に対応する報知が実行されるようにするための機能を第1制御手段に集約することが可能となる。 According to the feature B17, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the predetermined storage means separately from the first control means, the function of calculating the aspect information and the calculation result thereof. It is possible to consolidate the functions for executing the notification corresponding to the above in the first control means.
特徴B18.前記報知制御手段は、前記態様情報が第1範囲の情報である場合には第1報知が実行されるように前記報知手段を制御し、前記態様情報が第2範囲の情報である場合には第2報知が実行されるように前記報知手段を制御することを特徴とする特徴B15乃至B17のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B18. The notification control means controls the notification means so that the first notification is executed when the mode information is the information in the first range, and when the mode information is the information in the second range, the notification control means controls the notification means. The gaming machine according to any one of features B15 to B17, characterized in that the notification means is controlled so that the second notification is executed.
特徴B18によれば、態様情報がそのまま報知されるのではなく、態様情報が含まれる範囲に対応する内容が報知される。これにより、報知手段における報知パターンが多くなり過ぎないようにすることが可能となり、報知手段を制御するための負荷を軽減することが可能となる。 According to the feature B18, the aspect information is not notified as it is, but the content corresponding to the range including the aspect information is notified. As a result, it is possible to prevent the number of notification patterns in the notification means from becoming too large, and it is possible to reduce the load for controlling the notification means.
特徴B19.遊技領域を流下する遊技球が入球可能な所定入球手段(アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34)と、
当該所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
前記所定情報を利用して、所定の期間における前記遊技領域の遊技球の入球態様に対応する態様情報を演算する情報演算手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
Feature B19. Predetermined ball entry means (out
When a game ball enters the predetermined ball entry means, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (in the first to ninth, eleventh to twelfth embodiments, the
Information calculation means (1st, 2nd, 6th, 8th, 9th, 9th, 1st, 2nd, 6th, 8th, 9th, 9th) using the predetermined information to calculate the aspect information corresponding to the entry mode of the game ball in the game area in the predetermined period. In the tenth and twelfth embodiments, the
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴B19によれば、所定入球手段に遊技球が入球した場合にはそれに対応する情報の記憶処理が所定記憶手段に対して実行され、所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature B19, when the game ball enters the predetermined ball entry means, the storage process of the corresponding information is executed for the predetermined storage means, and the predetermined information is stored in the predetermined storage means. Become. As a result, it becomes possible for the gaming machine to store information for managing the number of balls entering the predetermined ball entry means or the frequency of entry of the game balls into the predetermined ball entry means, and by using this managed information, the predetermined number of balls is predetermined. It is possible to appropriately manage the mode of entering the game ball into the ball entry means. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
また、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用して遊技球の入球態様に対応する態様情報が遊技機にて演算される。これにより、例えば遊技球の入球態様に対応する処理を遊技機自身にて行うことが可能となる、又は所定情報を利用して演算した結果である態様情報を外部出力することが可能となる。 In addition, the game machine calculates the mode information corresponding to the entry mode of the game ball by using the predetermined information stored in the predetermined storage means. As a result, for example, it is possible for the gaming machine itself to perform processing corresponding to the entering mode of the gaming ball, or it is possible to externally output the aspect information which is the result of calculation using predetermined information. ..
特徴B20.前記所定記憶実行手段又は前記第2制御手段は、専用回路として設けられていることを特徴とする特徴B1乃至B19のいずれか1に記載の遊技機。 Feature B20. The gaming machine according to any one of features B1 to B19, wherein the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
特徴B20によれば、所定記憶実行手段又は第2制御手段が専用回路として設けられた構成において既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature B20, it is possible to obtain the excellent effect as described above in the configuration in which the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
なお、特徴B1〜B20の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features B1 to B20, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴C群>
特徴C1.遊技の結果として所定事象が発生した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
予め定められた演算契機が発生する度に、前記所定情報を利用して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報を演算する情報演算手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)と、
前記情報演算手段により演算された前記態様情報を演算結果記憶手段(演算結果用メモリ131)に順次記憶させる結果記憶実行手段(第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1410、ステップS1414及びステップS1418の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic C group>
Feature C1. When a predetermined event occurs as a result of the game, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (
Information calculation means (first, second, sixth, eighth) for calculating mode information corresponding to the result of a game in a predetermined period by using the predetermined information each time a predetermined calculation trigger occurs. In the ninth, tenth, and twelfth embodiments, the function of executing the processes of step S1008, step S1013, and step S1017 in the
The result storage execution means (in the third embodiment, steps S1410, S1414 and step S1418 in the management side CPU 112) sequentially store the aspect information calculated by the information calculation means in the calculation result storage means (calculation result memory 131). The function of executing the process of step S1604 in the
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴C1によれば、所定入球手段に遊技球が入球した場合にはそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段に対して実行され、所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature C1, when the game ball enters the predetermined ball entry means, the corresponding information is stored in the predetermined storage means, and the predetermined information is stored in the predetermined storage means. .. As a result, it becomes possible for the gaming machine to store information for managing the number of balls entering the predetermined ball entry means or the frequency of entry of the game balls into the predetermined ball entry means, and by using this managed information, the predetermined number of balls is predetermined. It is possible to appropriately manage the mode of entering the game ball into the ball entry means. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
また、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報が遊技機にて演算される。これにより、例えば所定の期間における遊技の結果に対応する処理を遊技機自身にて行うことが可能となる、又は所定情報を利用して演算した結果である態様情報を外部出力することが可能となる。 Further, using the predetermined information stored in the predetermined storage means, the gaming machine calculates the mode information corresponding to the result of the game in the predetermined period. As a result, for example, it is possible for the gaming machine itself to perform processing corresponding to the result of the game in a predetermined period, or it is possible to externally output mode information which is the result of calculation using the predetermined information. Become.
また、態様情報を遊技機にて蓄積していくことが可能となる。これにより、所定の期間における遊技の結果の態様を管理する場合に複数の態様情報をまとめて読み出すことが可能となる。 In addition, the mode information can be accumulated in the gaming machine. This makes it possible to collectively read out a plurality of mode information when managing the mode of the result of the game in a predetermined period.
特徴C2.前記結果記憶実行手段は、前記態様情報が記憶対象情報である場合にその態様情報を前記演算結果記憶手段に記憶させる手段(管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1に記載の遊技機。 Feature C2. The result storage execution means includes means for storing the mode information in the calculation result storage means (a function of executing the process of step S1604 in the management side CPU 112) when the mode information is the storage target information. The gaming machine according to the feature C1.
特徴C2によれば、演算された結果の態様情報が記憶対象情報に該当する場合にその態様情報が演算結果記憶手段に記憶される。これにより、演算結果記憶手段への記憶対象となる態様情報を制限することが可能となり、演算結果記憶手段において必要な記憶容量を抑えることが可能となる。 According to the feature C2, when the aspect information of the calculated result corresponds to the storage target information, the aspect information is stored in the calculation result storage means. As a result, it is possible to limit the mode information to be stored in the calculation result storage means, and it is possible to suppress the storage capacity required for the calculation result storage means.
特徴C3.前記結果記憶実行手段は、前記態様情報が演算された時期を特定可能とする情報を当該態様情報に付随させて前記演算結果記憶手段に記憶させることを特徴とする特徴C1又はC2に記載の遊技機。 Feature C3. The game according to feature C1 or C2, wherein the result storage executing means stores information that enables the time when the mode information is calculated to be attached to the mode information and stores the result storage means in the calculation result storage means. Machine.
特徴C3によれば、態様情報が演算された時期を特定可能とする情報が当該態様情報に付随することとなる。これにより、各態様情報が演算された時期を把握しながら、各態様情報を分析することが可能となる。 According to the feature C3, the information that enables the time when the aspect information is calculated is attached to the aspect information. This makes it possible to analyze each aspect information while grasping the time when each aspect information is calculated.
特徴C4.前記所定記憶実行手段は、前記所定事象の発生が所定状況におけるものであるか否かを特定可能とする情報が前記所定記憶手段にされるようにする手段(第1〜第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS804及びステップS809の処理を実行する機能、第8の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2104の処理を実行する機能、第9の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2203の処理を実行する機能)を備え、
前記情報演算手段は、前記所定状況における前記所定事象の発生に対応する前記所定情報を抽出して又は除外して前記態様情報を演算する手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1乃至C3のいずれか1に記載の遊技機。
Feature C4. The predetermined storage execution means is means for causing the predetermined storage means to provide information that enables identification of whether or not the occurrence of the predetermined event is in a predetermined situation (in the first to seventh embodiments). The function of executing the processes of steps S804 and S809 in the
The information calculation means is means for calculating the aspect information by extracting or excluding the predetermined information corresponding to the occurrence of the predetermined event in the predetermined situation (first, second, sixth, eighth, eighth, third). In the ninth, tenth, and twelfth embodiments, the function of executing the processes of step S1008, step S1013, and step S1017 in the
特徴C4によれば、所定状況であるか否かを区別して、所定の期間における遊技の結果に対応する態様情報を演算することが可能となる。 According to the feature C4, it is possible to distinguish whether or not the situation is a predetermined situation, and to calculate the mode information corresponding to the result of the game in the predetermined period.
特徴C5.前記情報演算手段により前記態様情報が演算された場合、前記所定記憶手段に記憶されている前記所定情報を消去する手段(第1,第2,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1019の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1605の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1乃至C4のいずれか1に記載の遊技機。
Feature C5. When the aspect information is calculated by the information calculation means, the means for erasing the predetermined information stored in the predetermined storage means (first, second, eighth, ninth, tenth, twelfth implementations). One of the features C1 to C4, characterized in that the embodiment has a function of executing the process of step S1019 in the
特徴C5によれば、態様情報が演算された場合に所定記憶手段に記憶されている所定情報が消去されることにより、所定情報によって所定記憶手段の記憶容量を超えてしまうという事象を発生しづらくさせることが可能となる。 According to the feature C5, when the aspect information is calculated, the predetermined information stored in the predetermined storage means is erased, so that the event that the predetermined information exceeds the storage capacity of the predetermined storage means is unlikely to occur. It becomes possible to make it.
特徴C6.前記情報演算手段により前記態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された前記所定情報が前記所定記憶手段に記憶された状態が維持されることを特徴とする特徴C1乃至C5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C6. Even if the mode information is calculated by the information calculation means, the predetermined information used when calculating the mode information is maintained in a state of being stored in the predetermined storage means. C1 The gaming machine according to any one of C5.
特徴C6によれば、態様情報が演算されたとしても、当該態様情報を演算する場合に利用された所定情報が所定記憶手段に記憶保持されることにより、態様情報を読み出して所定の期間における遊技の結果を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature C6, even if the aspect information is calculated, the predetermined information used when calculating the aspect information is stored and held in the predetermined storage means, so that the aspect information can be read out and the game can be played in a predetermined period. When analyzing the result of the above, it is possible to refer not only to the aspect information but also to the predetermined information which is the basis of the calculation of the aspect information.
特徴C7.前記情報演算手段は、制御手段(MPU62)への動作電力の供給が停止される場合又は制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴C1乃至C6のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C7. The information calculation means is characterized in that the mode information is calculated when the supply of the operating power to the control means (MPU62) is stopped or when the supply of the operating power to the control means is started. The gaming machine according to any one of C6.
特徴C7によれば、制御手段への動作電力の供給が停止される場合又は制御手段への動作電力の供給が開始された場合に態様情報が演算されるため、各営業日単位で態様情報を管理することが可能となる。 According to the feature C7, the mode information is calculated when the supply of the operating power to the control means is stopped or when the supply of the operating power to the control means is started. It becomes possible to manage.
特徴C8.前記情報演算手段は、制御手段(MPU62)に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生し得る演算契機が発生した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴C1乃至C7のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C8. Any of the features C1 to C7, wherein the information calculation means calculates the mode information when a calculation trigger that can be repeatedly generated occurs in a situation where the control means (MPU62) is supplied with operating power. The gaming machine according to 1.
特徴C8によれば、制御手段に動作電力が供給されている状況において繰り返し発生する演算契機が発生する度に態様情報が演算されるため、一営業日の範囲内において態様情報を細かく管理することが可能となる。 According to the feature C8, the mode information is calculated every time a calculation trigger that repeatedly occurs in a situation where the operating power is supplied to the control means, so that the mode information is managed in detail within one business day. Is possible.
特徴C9.前記情報演算手段は、期間計測手段(主側RAM65に設けられた計測カウンタ)により計測されている期間が所定期間となる度に前記態様情報を演算し、
前記期間計測手段は遊技が実行されていない状況において期間の計測を停止し、期間の計測を停止している状況において遊技が開始された場合に当該期間の計測を停止前の状態から再開することを特徴とする特徴C1乃至C8のいずれか1に記載の遊技機。
Feature C9. The information calculation means calculates the mode information every time the period measured by the period measurement means (measurement counter provided in the main RAM 65) becomes a predetermined period.
The period measuring means stops the measurement of the period when the game is not executed, and restarts the measurement of the period from the state before the stop when the game is started in the situation where the measurement of the period is stopped. The gaming machine according to any one of features C1 to C8.
特徴C9によれば、所定期間が経過する度に態様情報が演算される構成であるため、所定期間を調整するだけで態様情報の演算頻度を簡単に調整することが可能となる。この場合に、遊技が実行されていない状況においては所定期間の計測が停止され、遊技が開始された場合に所定期間の計測が停止前の状態から再開される。これにより、遊技が実行されていない状況を態様情報の演算対象から除外することが可能となり、遊技が実行されている状況における態様情報を適切に導き出すことが可能となる。 According to the feature C9, since the mode information is calculated every time the predetermined period elapses, the calculation frequency of the mode information can be easily adjusted only by adjusting the predetermined period. In this case, in the situation where the game is not executed, the measurement for the predetermined period is stopped, and when the game is started, the measurement for the predetermined period is restarted from the state before the stop. As a result, it is possible to exclude the situation in which the game is not executed from the calculation target of the aspect information, and it is possible to appropriately derive the aspect information in the situation in which the game is being executed.
特徴C10.前記情報演算手段により演算された前記態様情報を遊技機外部の装置に出力する外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1乃至C9のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C10. Features C1 to C9 characterized by having an external output means (a function of executing external output processing in the management side CPU 112) that outputs the mode information calculated by the information calculation means to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to any one of.
特徴C10によれば、態様情報が遊技機外部の装置に出力されることにより、遊技球の入球態様を簡単に把握することが可能となる。 According to the feature C10, since the aspect information is output to a device outside the gaming machine, it is possible to easily grasp the entering aspect of the gaming ball.
特徴C11.前記外部出力手段は、前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力する場合、前記所定情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴C10に記載の遊技機。 Feature C11. The gaming machine according to feature C10, wherein the external output means outputs the predetermined information to a device outside the gaming machine when the aspect information is output to a device outside the gaming machine.
特徴C11によれば、態様情報だけではなく所定情報も遊技機外部の装置に出力されることにより、態様情報を読み出して遊技球の入球態様を分析する場合に、態様情報だけではなく、その態様情報の演算の根拠となった所定情報を参照することが可能となる。 According to the feature C11, when not only the mode information but also the predetermined information is output to the device outside the gaming machine to read the mode information and analyze the entering mode of the game ball, not only the mode information but also the predetermined information thereof. It is possible to refer to the predetermined information that is the basis of the calculation of the aspect information.
特徴C12.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記外部出力手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記外部出力手段は、前記第1制御手段から送信された出力指示情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を前記遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴C10又はC11に記載の遊技機。
Feature C12. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the external output means,
With
The feature C10 or the external output means is characterized in that when the second control means receives the output instruction information transmitted from the first control means, the external output means outputs the aspect information to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to C11.
特徴C12によれば、外部出力手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が遊技機外部の装置に出力されるようにすることが可能となる。 According to the feature C12, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the external output means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to output the information to a device outside the gaming machine.
特徴C13.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記情報演算手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記情報演算手段は、前記第1制御手段から送信された演算契機情報を前記第2制御手段が受信した場合に前記態様情報を演算することを特徴とする特徴C1乃至C12のいずれか1に記載の遊技機。
Feature C13. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the information calculation means, and
With
The information calculation means according to any one of features C1 to C12, characterized in that the mode information is calculated when the second control means receives the calculation trigger information transmitted from the first control means. Game machine.
特徴C13によれば、情報演算手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、第1制御手段からの指示に基づき態様情報が第2制御手段にて演算されるようにすることが可能となる。 According to the feature C13, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the information calculation means separately from the first control means, the embodiment is based on the instruction from the first control means. It is possible to make the information calculated by the second control means.
特徴C14.前記態様情報に対応する内容を報知するように報知手段(報知用発光部151)を制御する報知制御手段(主側CPU63におけるステップS2605、ステップS2607及びステップS2608の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1乃至C13のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C14. It is provided with a notification control means (a function of executing the processes of step S2605, step S2607, and step S2608 in the main CPU 63) that controls the notification means (notifying light emitting unit 151) so as to notify the content corresponding to the aspect information. The gaming machine according to any one of features C1 to C13.
特徴C14によれば、態様情報に対応する内容が遊技機自身にて報知される。これにより、遊技ホールの管理者などは、態様情報を遊技機から読み出さなくても、所定の期間における遊技の管理結果を把握することが可能となる。 According to the feature C14, the content corresponding to the aspect information is notified by the gaming machine itself. As a result, the manager of the game hall or the like can grasp the management result of the game in a predetermined period without reading the mode information from the game machine.
特徴C15.前記報知制御手段が設けられた制御基板(主制御基板61)は基板ボックスに収容されており、
前記報知手段は、前記制御基板に設けられていることを特徴とする特徴C14に記載の遊技機。
Feature C15. The control board (main control board 61) provided with the notification control means is housed in the board box.
The gaming machine according to feature C14, wherein the notification means is provided on the control board.
特徴C15によれば、報知制御手段と報知手段との間の通信経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせることが可能となる。 According to the feature C15, it is possible to make it difficult to perform unauthorized access to the communication path between the notification control means and the notification means.
特徴C16.前記特定記憶実行手段を有する第1制御手段(主側CPU63)と、
前記所定記憶実行手段を有する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記第1制御手段は、前記情報演算手段及び前記報知制御手段を備えていることを特徴とする特徴C14又はC15に記載の遊技機。
Feature C16. The first control means (main side CPU 63) having the specific storage execution means, and
A second control means (management side CPU 112) having the predetermined storage execution means, and
With
The gaming machine according to feature C14 or C15, wherein the first control means includes the information calculation means and the notification control means.
特徴C16によれば、所定記憶手段を有する第2制御手段を第1制御手段とは別に設けることにより第1制御手段の処理負荷を軽減させた構成において、態様情報を演算する機能及びその演算結果に対応する報知が実行されるようにするための機能を第1制御手段に集約することが可能となる。 According to the feature C16, in a configuration in which the processing load of the first control means is reduced by providing the second control means having the predetermined storage means separately from the first control means, the function of calculating the aspect information and the calculation result thereof. It is possible to consolidate the functions for executing the notification corresponding to the above in the first control means.
特徴C17.前記報知制御手段は、前記態様情報が第1範囲の情報である場合には第1報知が実行されるように前記報知手段を制御し、前記態様情報が第2範囲の情報である場合には第2報知が実行されるように前記報知手段を制御することを特徴とする特徴C14乃至C16のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C17. The notification control means controls the notification means so that the first notification is executed when the mode information is the information in the first range, and when the mode information is the information in the second range, the notification control means controls the notification means. The gaming machine according to any one of features C14 to C16, characterized in that the notification means is controlled so that the second notification is executed.
特徴C17によれば、態様情報がそのまま報知されるのではなく、態様情報が含まれる範囲に対応する内容が報知される。これにより、報知手段における報知パターンが多くなり過ぎないようにすることが可能となり、報知手段を制御するための負荷を軽減することが可能となる。 According to the feature C17, the aspect information is not notified as it is, but the content corresponding to the range including the aspect information is notified. As a result, it is possible to prevent the number of notification patterns in the notification means from becoming too large, and it is possible to reduce the load for controlling the notification means.
特徴C18.遊技領域を流下する遊技球が入球可能な所定入球手段(アウト口24a、一般入賞口31、特電入賞装置32、第1作動口33、第2作動口34)と、
当該所定入球手段に遊技球が入球した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
予め定められた演算契機が発生する度に、前記所定情報を利用して、所定の期間における前記遊技領域の遊技球の入球態様に対応する態様情報を演算する情報演算手段(第1,第2,第6,第8,第9,第10,第12の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1008、ステップS1013及びステップS1017の処理を実行する機能、第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1408、ステップS1413及びステップS1417の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1602の処理を実行する機能、第5の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1802の処理を実行する機能、第7の実施形態では管理側CPU112におけるステップS2005の処理を実行する機能、第11の実施形態では主側CPU63におけるステップS2603の処理を実行する機能)と、
前記情報演算手段により演算された前記態様情報を演算結果記憶手段(演算結果用メモリ131)に順次記憶させる結果記憶実行手段(第3の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1410、ステップS1414及びステップS1418の処理を実行する機能、第4の実施形態では管理側CPU112におけるステップS1604の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
Feature C18. Predetermined ball entry means (out
When a game ball enters the predetermined ball entry means, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (in the first to ninth, eleventh to twelfth embodiments, the
Information calculation means (first, first) that uses the predetermined information to calculate mode information corresponding to the entry mode of the game ball in the game area in a predetermined period each time a predetermined calculation trigger occurs. 2. In the sixth, sixth, eighth, ninth, tenth, and twelfth embodiments, the function of executing the processes of step S1008, step S1013, and step S1017 in the
The result storage execution means (in the third embodiment, steps S1410, S1414 and step S1418 in the management side CPU 112) sequentially store the aspect information calculated by the information calculation means in the calculation result storage means (calculation result memory 131). The function of executing the process of step S1604 in the
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴C18によれば、所定入球手段に遊技球が入球した場合にはそれに対応する情報の記憶処理が所定記憶手段に対して実行され、所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定入球手段への遊技球の入球個数又は入球頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定入球手段への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature C18, when the game ball enters the predetermined ball entry means, the storage process of the corresponding information is executed for the predetermined storage means, and the predetermined information is stored in the predetermined storage means. Become. As a result, it becomes possible for the gaming machine to store information for managing the number of balls entering the predetermined ball entry means or the frequency of entry of the game balls into the predetermined ball entry means, and by using this managed information, the predetermined number of balls is predetermined. It is possible to appropriately manage the mode of entering the game ball into the ball entry means. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
また、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用して遊技球の入球態様に対応する態様情報が遊技機にて演算される。これにより、例えば遊技球の入球態様に対応する処理を遊技機自身にて行うことが可能となる、又は所定情報を利用して演算した結果である態様情報を外部出力することが可能となる。 In addition, the game machine calculates the mode information corresponding to the entry mode of the game ball by using the predetermined information stored in the predetermined storage means. As a result, for example, it is possible for the gaming machine itself to perform processing corresponding to the entering mode of the gaming ball, or it is possible to externally output the aspect information which is the result of calculation using predetermined information. ..
また、態様情報を遊技機にて蓄積していくことが可能となる。これにより、所定の期間における遊技の結果の態様を管理する場合に複数の態様情報をまとめて読み出すことが可能となる。 In addition, the mode information can be accumulated in the gaming machine. This makes it possible to collectively read out a plurality of mode information when managing the mode of the result of the game in a predetermined period.
特徴C19.前記所定記憶実行手段又は前記第2制御手段は、専用回路として設けられていることを特徴とする特徴C1乃至C18のいずれか1に記載の遊技機。 Feature C19. The gaming machine according to any one of features C1 to C18, wherein the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
特徴C19によれば、所定記憶実行手段又は第2制御手段が専用回路として設けられた構成において既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature C19, it is possible to obtain the excellent effect as described above in the configuration in which the predetermined storage execution means or the second control means is provided as a dedicated circuit.
なお、特徴C1〜C19の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features C1 to C19, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴D群>
特徴D1.遊技の結果として所定事象が発生した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする第1記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
遊技の結果として特定事象が発生した場合にそれに対応する情報の記憶が前記所定記憶手段に実行されるようにすることで特定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする第2記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)と、
前記所定記憶手段に記憶された前記所定情報を当該所定情報が前記所定事象に対応していることを認識可能とさせるようにして遊技機外部の装置に出力する第1外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)と、
前記所定記憶手段に記憶された前記特定情報を当該特定情報が前記特定事象に対応していることを認識可能とさせるようにして遊技機外部の装置に出力する第2外部出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
<Feature D group>
Feature D1. When a predetermined event occurs as a result of the game, the storage of the corresponding information is stored in the predetermined storage means (
When a specific event occurs as a result of the game, the storage of the corresponding information is executed in the predetermined storage means, so that the specific information (history information in the first to eighth and twelfth embodiments, the first In the ninth to eleventh embodiments, the second storage execution means (first to ninth, eleventh to twelfth embodiments) so that the numerical information measured by the counter is stored in the predetermined storage means. A function of executing the history setting process in the
The first external output means (management side CPU 112) that outputs the predetermined information stored in the predetermined storage means to a device outside the gaming machine so that the predetermined information can be recognized as corresponding to the predetermined event. (Function to execute processing for external output) and
A second external output means (management side CPU 112) that outputs the specific information stored in the predetermined storage means to a device outside the gaming machine so that the specific information can be recognized as corresponding to the specific event. (Function to execute processing for external output) and
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴D1によれば、所定記憶手段に記憶された情報を遊技機から読み取り、その読み取った情報を利用して所定事象の発生態様及び特定事象の発生態様を特定することが可能となる。また、当該外部出力が行われる場合、所定情報が所定事象に対応していることを認識可能とさせるようにして当該所定情報が外部出力されるとともに、特定情報が特定事象に対応していることを認識可能とさせるようにして当該特定情報が外部出力される。これにより、第2制御手段において情報の加工を行わなかったとしても、所定記憶手段から読み取った情報を利用して各事象の発生態様を特定することが可能となる。 According to the feature D1, the information stored in the predetermined storage means can be read from the gaming machine, and the read information can be used to specify the occurrence mode of the predetermined event and the occurrence mode of the specific event. In addition, when the external output is performed, the predetermined information is output externally so that it can be recognized that the predetermined information corresponds to the predetermined event, and the specific information corresponds to the specific event. The specific information is output to the outside so that the information can be recognized. As a result, even if the information is not processed by the second control means, it is possible to specify the occurrence mode of each event by using the information read from the predetermined storage means.
特徴D2.前記所定事象が発生した場合にそれに対応する対応情報を外部出力する手段(主側CPU63におけるステップS218の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴D1に記載の遊技機。 Feature D2. The gaming machine according to feature D1, characterized in that it includes means for externally outputting corresponding information when the predetermined event occurs (a function of executing the process of step S218 in the main CPU 63).
特徴D2によれば、所定事象が発生した場合にそれに対応する対応情報が外部出力される構成において、所定情報が所定記憶手段に記憶される。これにより、対応情報を利用することで所定事象の発生回数や発生頻度を簡易的に把握しながら、所定記憶手段に記憶された所定情報を利用することで所定事象の発生回数や発生頻度を正確に把握することが可能となる。 According to the feature D2, the predetermined information is stored in the predetermined storage means in the configuration in which the corresponding information corresponding to the occurrence of the predetermined event is output externally. As a result, the number of occurrences and frequency of occurrence of predetermined events can be easily grasped by using the correspondence information, and the number of occurrences and frequency of occurrence of predetermined events can be accurately grasped by using the predetermined information stored in the predetermined storage means. It becomes possible to grasp.
特徴D3.前記所定情報は前記所定事象が発生した回数の回数情報であり、前記特定情報は前記特定事象が発生した回数の回数情報であることを特徴とする特徴D1又はD2に記載の遊技機。 Feature D3. The gaming machine according to feature D1 or D2, wherein the predetermined information is information on the number of times the predetermined event has occurred, and the specific information is information on the number of times the specific event has occurred.
特徴D3によれば、所定情報は所定事象が発生した回数の計数情報であるとともに特定情報は特定事象が発生した回数の計数情報であることにより、所定情報及び特定情報の情報容量を抑えながら、所定事象の発生態様及び特定事象の発生態様の管理を行うことが可能となる。 According to the feature D3, the predetermined information is the counting information of the number of times the predetermined event has occurred, and the specific information is the counting information of the number of times the specific event has occurred, so that the information capacity of the predetermined information and the specific information is suppressed. It is possible to manage the mode of occurrence of a predetermined event and the mode of occurrence of a specific event.
特徴D4.情報出力部(読み取り用端子102)を利用して遊技機外部の装置に制御プログラムを出力するプログラム出力手段(主側CPU63におけるステップS903の処理を実行する機能)を備え、
前記第1外部出力手段及び前記第2外部出力手段は、前記情報出力部を利用して、前記所定記憶手段に記憶された情報を遊技機外部の装置に出力することを特徴とする特徴D1乃至D3のいずれか1に記載の遊技機。
Feature D4. It is provided with a program output means (a function of executing the process of step S903 in the main CPU 63) that outputs a control program to a device outside the gaming machine by using the information output unit (reading terminal 102).
The first external output means and the second external output means use the information output unit to output the information stored in the predetermined storage means to a device outside the gaming machine. The gaming machine according to any one of D3.
特徴D4によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、所定記憶手段に記憶された情報を外部出力することが可能となる。これにより、構成が複雑化してしまうことを阻止しながら、所定記憶手段に記憶された情報を外部出力することが可能となる。 According to the feature D4, it is possible to externally output the information stored in the predetermined storage means by using the information output unit for externally outputting the control program. This makes it possible to externally output the information stored in the predetermined storage means while preventing the configuration from becoming complicated.
特徴D5.前記情報出力部から出力すべき情報が前記所定記憶手段に記憶された情報及び前記制御プログラムのうちいずれであるかを特定し、その特定結果に対応する情報が出力されるようにする選択手段(主側CPU63におけるステップS902の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴D4に記載の遊技機。 Feature D5. A selection means for identifying whether the information to be output from the information output unit is the information stored in the predetermined storage means or the control program, and outputting the information corresponding to the specific result (the information output unit). The gaming machine according to feature D4, which comprises a function of executing the process of step S902 in the main CPU 63).
特徴D5によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、所定記憶手段に記憶された情報が外部出力される構成において、外部出力の対象となる情報が制御プログラム及び所定記憶手段に記憶された情報のうちいずれであるのかが遊技機側にて特定され、その特定された情報が外部出力される。これにより、情報出力部が兼用される構成であっても必要な情報のみを読み出すことが可能となる。 According to the feature D5, in the configuration in which the information stored in the predetermined storage means is externally output by using the information output unit for externally outputting the control program, the information to be externally output is the control program and the predetermined information. Which of the information stored in the storage means is specified on the game machine side, and the specified information is output to the outside. As a result, it is possible to read only necessary information even if the information output unit is also used.
特徴D6.前記選択手段は、前記情報出力部に電気的に接続された外部装置から受信する情報に基づいて、前記情報出力部から出力すべき情報が前記所定記憶手段に記憶された情報及び前記制御プログラムのうちいずれであるかを特定することを特徴とする特徴D5に記載の遊技機。 Feature D6. Based on the information received from the external device electrically connected to the information output unit, the selection means stores the information to be output from the information output unit in the predetermined storage means and the control program. The gaming machine according to feature D5, which is characterized by specifying which of them is.
特徴D6によれば、情報出力部に電気的に接続された外部装置から受信する情報に基づき、当該情報出力部から出力すべき情報がいずれの情報であるのかが特定される。これにより、出力対象となる情報の選択に関する構成が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature D6, which information should be output from the information output unit is specified based on the information received from the external device electrically connected to the information output unit. This makes it possible to prevent the configuration regarding the selection of information to be output from becoming complicated.
特徴D7.前記制御プログラムを予め記憶するプログラム記憶手段(主側ROM64)を有するチップ(MPU62)が、前記情報出力部、前記第1外部出力手段及び前記第2外部出力手段を有していることを特徴とする特徴D4乃至D6のいずれか1に記載の遊技機。 Feature D7. A chip (MPU62) having a program storage means (main side ROM64) for storing the control program in advance is characterized by having the information output unit, the first external output means, and the second external output means. The gaming machine according to any one of D4 to D6.
特徴D7によれば、情報出力部に対する信号経路をチップ内に集約することが可能となる。これにより、情報出力部に対する信号経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature D7, the signal path for the information output unit can be integrated in the chip. As a result, it is possible to obtain an excellent effect as described above while making it difficult to illegally access the signal path to the information output unit.
なお、特徴D1〜D7の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features D1 to D7, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴E群>
特徴E1.情報出力部(読み取り用端子102)を利用して遊技機外部の装置に制御プログラムを出力するプログラム出力手段(主側CPU63におけるステップS903の処理を実行する機能)と、
前記情報出力部を利用して特別情報を出力する情報出力手段(管理側CPU112における外部出力用処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
<Feature E group>
Feature E1. A program output means (a function of executing the process of step S903 in the main CPU 63) that outputs a control program to a device outside the gaming machine by using the information output unit (reading terminal 102), and
An information output means (a function of executing an external output process in the management CPU 112) that outputs special information using the information output unit, and
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴E1によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、特別情報を外部出力することが可能となる。これにより、構成が複雑化してしまうことを阻止しながら、特別情報を外部出力することが可能となる。 According to the feature E1, the special information can be output to the outside by using the information output unit for outputting the control program to the outside. This makes it possible to output special information to the outside while preventing the configuration from becoming complicated.
特徴E2.前記情報出力部から出力すべき情報が前記特別情報及び前記制御プログラムのうちいずれであるかを特定し、その特定結果に対応する情報が出力されるようにする選択手段(主側CPU63におけるステップS902の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴E1に記載の遊技機。 Feature E2. A selection means (step S902 in the main CPU 63) for identifying which of the special information and the control program the information to be output from the information output unit is, and outputting the information corresponding to the specific result. The gaming machine according to feature E1, which is characterized in that it has a function of executing the processing of the above.
特徴E2によれば、制御プログラムを外部出力するための情報出力部を利用して、特別情報が外部出力される構成において、外部出力の対象となる情報が制御プログラム及び特別情報のうちいずれであるのかが遊技機側にて特定され、その特定された情報が外部出力される。これにより、情報出力部が兼用される構成であっても必要な情報のみを読み出すことが可能となる。 According to the feature E2, in the configuration in which the special information is output externally by using the information output unit for externally outputting the control program, the information to be output externally is either the control program or the special information. The game is specified on the game machine side, and the specified information is output to the outside. As a result, it is possible to read only necessary information even if the information output unit is also used.
特徴E3.前記選択手段は、前記情報出力部に電気的に接続された外部装置から受信する情報に基づいて、前記情報出力部から出力すべき情報が前記特別情報及び前記制御プログラムのうちいずれであるかを特定することを特徴とする特徴E2に記載の遊技機。 Feature E3. Based on the information received from the external device electrically connected to the information output unit, the selection means determines which of the special information and the control program the information to be output from the information output unit is. The gaming machine according to feature E2, characterized in that it is specified.
特徴E3によれば、情報出力部に電気的に接続された外部装置から受信する情報に基づき、当該情報出力部から出力すべき情報がいずれの情報であるのかが特定される。これにより、出力対象となる情報の選択に関する構成が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature E3, it is specified which information should be output from the information output unit based on the information received from the external device electrically connected to the information output unit. This makes it possible to prevent the configuration regarding the selection of information to be output from becoming complicated.
特徴E4.前記制御プログラムを予め記憶するプログラム記憶手段(主側ROM64)を有するチップ(MPU62)が、前記情報出力部及び前記情報出力手段を有していることを特徴とする特徴E1乃至E3のいずれか1に記載の遊技機。 Feature E4. Any one of features E1 to E3, wherein the chip (MPU62) having the program storage means (main side ROM64) for storing the control program in advance has the information output unit and the information output means. The gaming machine described in.
特徴E4によれば、情報出力部に対する信号経路をチップ内に集約することが可能となる。これにより、情報出力部に対する信号経路に対する不正なアクセスを行いづらくさせながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature E4, the signal path for the information output unit can be integrated in the chip. As a result, it is possible to obtain an excellent effect as described above while making it difficult to illegally access the signal path to the information output unit.
なお、特徴E1〜E4の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features E1 to E4, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴F群>
特徴F1.第1制御手段(主側CPU63)及び第2制御手段(管理側CPU112)を備え、
前記第1制御手段は、
所定事象が発生した場合に遊技者に特典が付与されるようにする特典付与手段(主側CPU63におけるステップS217の処理を実行する機能、払出側CPU92におけるステップS408の処理を実行する機能)と、
前記所定事象が発生した場合にそれに対応する所定事象情報を送信する情報送信手段(主側CPU63における管理用出力処理を実行する機能)と、
を備え、
前記第2制御手段は、前記所定事象情報を受信した場合にそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では履歴用メモリ117、第10の実施形態では主側RAM65)に実行されるようにすることで、前記所定事象の発生回数又は発生頻度を当該遊技機又は遊技機外部の装置にて特定可能とする所定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにする所定記憶実行手段(第1〜第9,第11〜第12の実施形態では管理側CPU112における履歴設定処理を実行する機能、第10の実施形態では主側CPU63におけるステップS2302、ステップS2305、ステップS2308、ステップS2312、ステップS2316、ステップS2320及びステップS2323の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic F group>
Features F1. A first control means (main side CPU 63) and a second control means (management side CPU 112) are provided.
The first control means
A privilege granting means (a function of executing the process of step S217 in the
Information transmission means (a function of executing management output processing in the main CPU 63) for transmitting predetermined event information corresponding to the predetermined event when the predetermined event occurs, and
With
When the second control means receives the predetermined event information, the information corresponding to the predetermined event information is stored in the predetermined storage means (in the first to ninth, eleventh to twelfth embodiments, the
特徴F1によれば、所定事象が発生した場合に遊技者に特典が付与される。これにより、遊技者は所定事象が発生することを期待しながら遊技を行うこととなる。当該構成において、所定事象が発生した場合にはそれに対応する情報の記憶が所定記憶手段に対して実行され、所定事象の発生回数又は発生頻度を遊技機又は遊技機外部の装置にて特定可能とする所定情報が所定記憶手段にて記憶されることとなる。これにより、所定事象の発生回数又は発生頻度を管理するための情報を遊技機にて記憶保持することが可能となり、この管理されている情報を利用することで所定事象の発生態様の管理を適切に行うことが可能となる。また、所定情報が遊技機自身にて記憶保持されることにより、所定情報への不正なアクセスや不正な改変を阻止することが可能となる。 According to the feature F1, a privilege is given to the player when a predetermined event occurs. As a result, the player plays the game while expecting that a predetermined event occurs. In this configuration, when a predetermined event occurs, the corresponding information is stored in the predetermined storage means, and the number or frequency of occurrence of the predetermined event can be specified by the gaming machine or a device outside the gaming machine. The predetermined information to be stored is stored in the predetermined storage means. This makes it possible for the gaming machine to store information for managing the number or frequency of occurrence of a predetermined event, and by using this managed information, it is appropriate to manage the mode of occurrence of the predetermined event. It becomes possible to do it. Further, since the predetermined information is stored and retained by the gaming machine itself, it is possible to prevent unauthorized access and unauthorized modification of the predetermined information.
また、特典付与手段を有する第1制御手段とは別に設けられた第2制御手段が所定記憶実行手段を有していることにより、第1制御手段の処理負荷が極端に増加してしまわないようにしながら既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 Further, since the second control means provided separately from the first control means having the privilege granting means has the predetermined storage execution means, the processing load of the first control means does not increase extremely. However, it is possible to achieve the excellent effect as already explained.
特徴F2.前記第1制御手段と前記第2制御手段とは同一のチップに設けられていることを特徴とする特徴F1に記載の遊技機。 Feature F2. The gaming machine according to feature F1, wherein the first control means and the second control means are provided on the same chip.
特徴F2によれば、第1制御手段と第2制御手段とが同一のチップに設けられていることにより、これら第1制御手段と第2制御手段との間の通信経路への不正なアクセスを阻止することが可能となる。 According to the feature F2, since the first control means and the second control means are provided on the same chip, unauthorized access to the communication path between the first control means and the second control means can be performed. It becomes possible to prevent it.
特徴F3.前記所定記憶実行手段は、特定事象が発生した場合にそれに対応する情報の記憶処理を前記所定記憶手段に実行することで、前記特定事象の発生回数又は発生頻度を当該遊技機又は遊技機外部の装置にて特定可能とする特定情報(第1〜第8,第12の実施形態では履歴情報、第9〜第11の実施形態ではカウンタにおいて計測されている数値情報)が前記所定記憶手段に記憶されるようにし、
前記第1制御手段は、
前記所定事象が発生した場合に第1信号経路を利用して第1情報を前記第2制御手段に送信する第1送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
前記特定事象が発生した場合に第2信号経路を利用して第2情報を前記第2制御手段に送信する第2送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
を備えていることを特徴とする特徴F1又はF2に記載の遊技機。
Feature F3. When a specific event occurs, the predetermined storage executing means executes a storage process of information corresponding to the occurrence of the specific event in the predetermined storage means, so that the number or frequency of occurrence of the specific event can be determined by the gaming machine or outside the gaming machine. Specific information that can be specified by the device (history information in the first to eighth and twelfth embodiments, numerical information measured by a counter in the ninth to eleventh embodiments) is stored in the predetermined storage means. To be done
The first control means
A function of outputting any of the first to seventh signals in the
A function of outputting any of the first to seventh signals in the
The gaming machine according to the feature F1 or F2, which comprises the above-mentioned feature F1 or F2.
特徴F3によれば、所定事象に対応する所定情報だけではなく特定事象に対応する特定情報も所定記憶手段に記憶される。これにより、所定事象の発生態様の管理だけではなく特定事象の発生態様の管理も行うことが可能となる。また、所定情報及び特定情報の両方を利用することにより、所定事象と特定事象との間の発生頻度の割合なども管理することが可能となる。 According to the feature F3, not only the predetermined information corresponding to the predetermined event but also the specific information corresponding to the specific event is stored in the predetermined storage means. As a result, it is possible to manage not only the occurrence mode of a predetermined event but also the occurrence mode of a specific event. Further, by using both the predetermined information and the specific information, it is possible to manage the ratio of the frequency of occurrence between the predetermined event and the specific event.
また、所定事象が発生した場合には第1信号経路を利用して第1情報が第2制御手段に送信され、特定事象が発生した場合には第2信号経路を利用して第2情報が第2制御手段に送信される。これにより、送信される情報の種類と信号経路とが対応することとなり、第2制御手段にて各情報の種類を区別するための構成を簡素化することが可能となる。 Further, when a predetermined event occurs, the first information is transmitted to the second control means using the first signal path, and when a specific event occurs, the second information is transmitted using the second signal path. It is transmitted to the second control means. As a result, the types of information to be transmitted correspond to the signal path, and it is possible to simplify the configuration for distinguishing each type of information by the second control means.
特徴F4.前記第1制御手段は、所定状況であるか否かを前記第2制御手段にて特定可能とする特定用情報を、第3経路を利用して前記第2制御手段に送信する第3送信手段(第1,第3〜第9,第12の実施形態では主側CPU63における第8〜第10信号のいずれかを出力する機能、第2の実施形態では主側CPU63における開閉実行モード中信号、高頻度サポートモード中信号及び扉開放中信号のいずれかを出力する機能)を備えていることを特徴とする特徴F3に記載の遊技機。
Feature F4. The first control means is a third transmission means that transmits identification information that enables the second control means to specify whether or not it is in a predetermined situation to the second control means using a third path. (In the first, third to ninth, and twelfth embodiments, the function of outputting any of the eighth to tenth signals in the
特徴F4によれば、所定状況であるか否かを区別して所定事象の発生態様及び特定事象の発生態様を管理することが可能となる。また、所定状況であるか否かを特定可能とする特定用情報が第3経路を利用して第2制御手段に送信されるため、第2制御手段にて特定用情報を第1情報及び第2情報といった他の情報と区別するための構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature F4, it is possible to manage the occurrence mode of the predetermined event and the occurrence mode of the specific event by distinguishing whether or not the situation is the predetermined situation. Further, since the identification information that enables the identification of whether or not the situation is predetermined is transmitted to the second control means using the third route, the second control means transmits the identification information to the first information and the first information. 2 It is possible to simplify the configuration for distinguishing from other information such as information.
特徴F5.前記第1制御手段は、前記第1情報が前記所定事象に対応しており、前記第2情報が前記特定事象に対応していることを示す識別情報を前記第2制御手段に送信する識別情報送信手段(主側CPU63における認識用処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴F3又はF4に記載の遊技機。 Feature F5. The first control means transmits identification information indicating that the first information corresponds to the predetermined event and the second information corresponds to the specific event to the second control means. The gaming machine according to feature F3 or F4, which comprises a transmitting means (a function of executing recognition processing in the main CPU 63).
特徴F5によれば、第1情報が所定事象に対応しており、第2情報が特定事象に対応していることを示す識別情報が第1制御手段から第2制御手段に送信されるため、これら情報の対応関係を第2制御手段において予め記憶しておく必要が生じない。これにより、第2制御手段の汎用性を高めることが可能となる。 According to the feature F5, the identification information indicating that the first information corresponds to a predetermined event and the second information corresponds to a specific event is transmitted from the first control means to the second control means. It is not necessary to store the correspondence of these information in advance in the second control means. This makes it possible to increase the versatility of the second control means.
特徴F6.前記識別情報送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴F5に記載の遊技機。 Feature F6. The gaming machine according to feature F5, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means when the supply of operating power to the first control means is started.
特徴F6によれば、第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に当該第1制御手段から第2制御手段に識別情報が送信されるため、所定事象及び特定事象が発生し得る状況においては、第1制御手段から送信される情報と入球手段との対応関係を第2制御手段にて特定可能となるようにすることが可能となる。 According to the feature F6, when the supply of the operating power to the first control means is started, the identification information is transmitted from the first control means to the second control means, so that a predetermined event and a specific event can occur. In the situation, it is possible to make it possible for the second control means to identify the correspondence between the information transmitted from the first control means and the ball entry means.
特徴F7.前記識別情報送信手段は、前記第1信号経路及び前記第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴F5又はF6に記載の遊技機。 Feature F7. 5. The feature F5 or F6, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means by using at least one of the first signal path and the second signal path. Game machine.
特徴F7によれば、識別情報は第1信号経路及び第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して第2制御手段に送信されるため、識別情報を送信するための専用の信号経路を設ける構成に比べて通信に関する構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature F7, since the identification information is transmitted to the second control means using at least one of the first signal path and the second signal path, a dedicated signal path for transmitting the identification information is provided. It is possible to simplify the configuration related to communication as compared with.
特徴F8.前記第2制御手段は、前記識別情報を受信した場合、前記第1情報が前記所定事象に対応しており前記第2情報が前記特定事象に対応していることを特定可能とする対応関係情報を対応関係記憶手段(対応関係用メモリ116)に記憶させる手段(管理側CPU112における対応関係設定処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴F5乃至F7のいずれか1に記載の遊技機。 Feature F8. When the second control means receives the identification information, the second control means can identify that the first information corresponds to the predetermined event and the second information corresponds to the specific event. The feature F5 to F7 is described in any one of features F5 to F7, which comprises means (a function of executing a correspondence relationship setting process in the management side CPU 112) for storing the information in the correspondence relationship storage means (correspondence relationship memory 116). Game machine.
特徴F8によれば、第1制御手段から送信される情報と事象の種類との対応関係が第2制御手段において記憶される。これにより、送信対象の情報に対応する事象の種類を第2制御手段にて特定可能とする情報を、第1制御手段から第1情報又は第2情報を送信する度に第2制御手段に提供する必要がなくなる。よって、第1情報及び第2情報の情報量を抑えることが可能となる。 According to the feature F8, the correspondence between the information transmitted from the first control means and the type of event is stored in the second control means. As a result, information that enables the second control means to specify the type of event corresponding to the information to be transmitted is provided to the second control means each time the first information or the second information is transmitted from the first control means. You don't have to. Therefore, it is possible to suppress the amount of information of the first information and the second information.
特徴F9.前記第1制御手段は、所定状況であるか否かを前記第2制御手段にて特定可能とする第3情報を、第3経路を利用して前記第2制御手段に送信する第3送信手段(第1,第3〜第9,第12の実施形態では主側CPU63における第8〜第10信号のいずれかを出力する機能、第2の実施形態では主側CPU63における開閉実行モード中信号、高頻度サポートモード中信号及び扉開放中信号のいずれかを出力する機能)を備え、
前記第2制御手段は、前記識別情報を受信しなくても、前記第3情報が前記所定状況であるか否かを特定可能とする情報であると認識可能であることを特徴とする特徴F5乃至F8のいずれか1に記載の遊技機。
Feature F9. The first control means is a third transmission means that transmits the third information that enables the second control means to specify whether or not the situation is predetermined to the second control means using the third path. (In the first, third to ninth, and twelfth embodiments, the function of outputting any of the eighth to tenth signals in the
The feature F5 is characterized in that the second control means can recognize that the third information is information that can identify whether or not the predetermined situation is present, even if the identification information is not received. The gaming machine according to any one of F8.
特徴F9によれば、所定状況であるか否かを区別して所定事象の発生態様及び特定事象の発生態様を管理することが可能となる。また、第3情報が所定状況であるか否かを特定可能とする情報であることは、第1制御手段からの識別情報を受信しなくても第2制御手段にて特定可能となっている。これにより、識別情報の情報形態が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature F9, it is possible to manage the occurrence mode of the predetermined event and the occurrence mode of the specific event by distinguishing whether or not the situation is the predetermined situation. Further, the fact that the third information is information that can specify whether or not it is in a predetermined situation can be specified by the second control means without receiving the identification information from the first control means. .. This makes it possible to prevent the information form of the identification information from becoming complicated.
特徴F10.前記第2制御手段は、専用回路として設けられていることを特徴とする特徴F1乃至F9のいずれか1に記載の遊技機。 Feature F10. The gaming machine according to any one of features F1 to F9, wherein the second control means is provided as a dedicated circuit.
特徴F10によれば、第2制御手段が専用回路として設けられた構成において既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature F10, it is possible to obtain the excellent effect as described above in the configuration in which the second control means is provided as a dedicated circuit.
なお、特徴F1〜F10の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features F1 to F10, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to 1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
上記特徴A群、上記特徴B群、上記特徴C群、上記特徴D群、上記特徴E群及び上記特徴F群に係る発明によれば、以下の課題を解決することが可能である。 According to the inventions relating to the feature A group, the feature B group, the feature C group, the feature D group, the feature E group, and the feature F group, the following problems can be solved.
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンが知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技者に付与された遊技球を貯留する皿貯留部を遊技機前面部に備えており、当該皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内されて、遊技者の発射操作に応じて遊技領域に向けて発射される。そして、例えば遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球した場合に、例えば払出装置から皿貯留部に遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機においては、皿貯留部として上側皿貯留部と下側皿貯留部とを備えた構成も知られており、この場合、上側皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内され、当該上側皿貯留部にて余剰となった遊技球が下側皿貯留部に排出される。 Pachinko game machines and slot machines are known as game machines. For example, in a pachinko gaming machine, a dish storage section for storing game balls given to a player is provided on the front portion of the game machine, and the game balls stored in the dish storage section are guided to a game ball launcher. , Is fired toward the game area according to the player's firing operation. Then, for example, when the game ball enters the ball entry section provided in the game area, the game ball is dispensed from the payout device to the dish storage section, for example. Further, in a pachinko gaming machine, a configuration in which an upper plate storage unit and a lower plate storage unit are provided as a plate storage unit is also known. In this case, a game ball stored in the upper plate storage unit launches a game ball. Guided by the device, the excess game balls in the upper dish storage section are discharged to the lower dish storage section.
ここで、上記例示等のような遊技機においては、遊技機の管理が好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。 Here, in a gaming machine such as the above example, it is necessary to manage the gaming machine preferably, and there is still room for improvement in this respect.
<特徴G群>
特徴G1.第1制御手段(主側CPU63)と、
当該第1制御手段から送信された情報を受信する第2制御手段(管理側CPU112)と、
を備え、
前記第1制御手段は、
第1事象が発生した場合に第1信号経路を利用して第1情報を前記第2制御手段に送信する第1送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
第2事象が発生した場合に第2信号経路を利用して第2情報を前記第2制御手段に送信する第2送信手段(主側CPU63における第1〜第7信号のいずれかを出力する機能)と、
前記第1情報が前記第1事象に対応しており、前記第2情報が前記第2事象に対応していることを示す識別情報を前記第2制御手段に送信する識別情報送信手段(主側CPU63における認識用処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic G group>
Features G1. With the first control means (main CPU 63)
A second control means (management side CPU 112) that receives information transmitted from the first control means, and
With
The first control means
A function of outputting any of the first to seventh signals in the
A function of outputting any of the first to seventh signals in the
Identification information transmitting means (main side) that transmits identification information indicating that the first information corresponds to the first event and the second information corresponds to the second event to the second control means. Function to execute recognition processing in CPU 63) and
A gaming machine characterized by being equipped with.
特徴G1によれば、第1事象が発生した場合には第1信号経路を利用して第1情報が第2制御手段に送信され、第2事象が発生した場合には第2信号経路を利用して第2情報が第2制御手段に送信される。これにより、送信される情報の種類と信号経路とが対応することとなり、第2制御手段にて各情報の種類を区別するための構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature G1, when the first event occurs, the first information is transmitted to the second control means using the first signal path, and when the second event occurs, the second signal path is used. Then, the second information is transmitted to the second control means. As a result, the types of information to be transmitted correspond to the signal path, and it is possible to simplify the configuration for distinguishing each type of information by the second control means.
また、第1情報が第1事象に対応しており、第2情報が第2事象に対応していることを示す識別情報が第1制御手段から第2制御手段に送信されるため、これら情報の対応関係を第2制御手段において予め記憶しておく必要が生じない。これにより、第2制御手段の汎用性を高めることが可能となる。 Further, since the identification information indicating that the first information corresponds to the first event and the second information corresponds to the second event is transmitted from the first control means to the second control means, these information It is not necessary to store the correspondence between the above in the second control means in advance. This makes it possible to increase the versatility of the second control means.
特徴G2.前記識別情報送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴G1に記載の遊技機。 Feature G2. The gaming machine according to feature G1, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means when the supply of operating power to the first control means is started.
特徴G2によれば、第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に当該第1制御手段から第2制御手段に識別情報が送信されるため、所定入球手段及び特定入球手段への遊技球の入球が発生し得る状況においては、第1制御手段から送信される情報と入球手段との対応関係を第2制御手段にて特定可能となるようにすることが可能となる。 According to the feature G2, when the supply of the operating power to the first control means is started, the identification information is transmitted from the first control means to the second control means, so that the predetermined ball entry means and the specific ball entry means In a situation where a game ball can enter the ball, it is possible to specify the correspondence between the information transmitted from the first control means and the ball entry means by the second control means. Become.
特徴G3.前記識別情報送信手段は、前記第1信号経路及び前記第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して前記識別情報を前記第2制御手段に送信することを特徴とする特徴G1又はG2に記載の遊技機。 Feature G3. The feature G1 or G2, wherein the identification information transmitting means transmits the identification information to the second control means by using at least one of the first signal path and the second signal path. Game machine.
特徴G3によれば、識別情報は第1信号経路及び第2信号経路のうち少なくとも一方を利用して第2制御手段に送信されるため、識別情報を送信するための専用の信号経路を設ける構成に比べて通信に関する構成を簡素化することが可能となる。 According to the feature G3, since the identification information is transmitted to the second control means using at least one of the first signal path and the second signal path, a dedicated signal path for transmitting the identification information is provided. It is possible to simplify the configuration related to communication as compared with.
特徴G4.前記第2制御手段は、前記識別情報を受信した場合、前記第1情報が前記第1事象に対応しており前記第2情報が前記第2事象に対応していることを特定可能とする対応関係情報を対応関係記憶手段(対応関係用メモリ116)に記憶させる手段(管理側CPU112における対応関係設定処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴G1乃至G3のいずれか1に記載の遊技機。 Feature G4. When the second control means receives the identification information, the second control means can identify that the first information corresponds to the first event and the second information corresponds to the second event. One of the features G1 to G3, which is characterized by having a means (a function of executing a correspondence relationship setting process in the management side CPU 112) for storing the relation information in the correspondence relation storage means (correspondence relation memory 116). Described gaming machine.
特徴G4によれば、第1制御手段から送信される情報と入球手段との対応関係が第2制御手段において記憶される。これにより、送信対象の情報に対応する事象を第2制御手段にて特定可能とする情報を、第1制御手段から第1情報又は第2情報を送信する度に第2制御手段に提供する必要がなくなる。よって、第1情報及び第2情報の情報量を抑えることが可能となる。 According to the feature G4, the correspondence between the information transmitted from the first control means and the ball entry means is stored in the second control means. As a result, it is necessary to provide the second control means with information that enables the second control means to identify the event corresponding to the information to be transmitted each time the first information or the second information is transmitted from the first control means. Is gone. Therefore, it is possible to suppress the amount of information of the first information and the second information.
特徴G5.前記第1制御手段は、所定状況であるか否かを前記第2制御手段にて特定可能とする第3情報を、第3経路を利用して前記第2制御手段に送信する第3送信手段(第1,第3〜第9,第12の実施形態では主側CPU63における第8〜第10信号のいずれかを出力する機能、第2の実施形態では主側CPU63における開閉実行モード中信号、高頻度サポートモード中信号及び扉開放中信号のいずれかを出力する機能)を備え、
前記第2制御手段は、前記識別情報を受信しなくても、前記第3情報が前記所定状況であるか否かを特定可能とする情報であると認識可能であることを特徴とする特徴G1乃至G4のいずれか1に記載の遊技機。
Feature G5. The first control means is a third transmission means that transmits the third information that enables the second control means to specify whether or not the situation is predetermined to the second control means using the third path. (In the first, third to ninth, and twelfth embodiments, the function of outputting any of the eighth to tenth signals in the
The feature G1 is characterized in that the second control means can recognize that the third information is information that can identify whether or not the predetermined situation is present, even if the identification information is not received. The gaming machine according to any one of G4.
特徴G5によれば、所定状況であるか否かを区別して第1事象の発生態様及び第2事象の発生態様を管理することが可能となる。また、第3情報が所定状況であるか否かを特定可能とする情報であることは、第1制御手段からの識別情報を受信しなくても第2制御手段にて特定可能となっている。これにより、識別情報の情報形態が複雑化してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature G5, it is possible to manage the occurrence mode of the first event and the occurrence mode of the second event by distinguishing whether or not the situation is predetermined. Further, the fact that the third information is information that can specify whether or not it is in a predetermined situation can be specified by the second control means without receiving the identification information from the first control means. .. This makes it possible to prevent the information form of the identification information from becoming complicated.
特徴G6.前記第1制御手段から前記第2制御手段に情報を送信することが可能な信号経路として、前記第1制御手段から前記第2制御手段に送信する必要がある情報の種類数よりも多い数の信号経路が設けられていることを特徴とする特徴G1乃至G5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature G6. As a signal path capable of transmitting information from the first control means to the second control means, a number larger than the number of types of information that need to be transmitted from the first control means to the second control means. The gaming machine according to any one of features G1 to G5, characterized in that a signal path is provided.
特徴G6によれば、第1制御手段から第2制御手段に送信する必要がある情報の種類数よりも多い数の信号経路が設けられていることにより、遊技機の機種に応じて当該情報の種類数が増減する場合であっても信号経路に関する構成を変更することなく対応することが可能となる。よって、第2制御手段の汎用性を高めることが可能となる。 According to the feature G6, since the number of signal paths provided is larger than the number of types of information that need to be transmitted from the first control means to the second control means, the information can be obtained according to the model of the gaming machine. Even if the number of types increases or decreases, it is possible to deal with it without changing the configuration related to the signal path. Therefore, it is possible to increase the versatility of the second control means.
特徴G7.前記第2制御手段は、専用回路として設けられていることを特徴とする特徴G1乃至G6のいずれか1に記載の遊技機。 Feature G7. The gaming machine according to any one of features G1 to G6, wherein the second control means is provided as a dedicated circuit.
特徴G7によれば、第2制御手段が専用回路として設けられた構成において既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature G7, it is possible to obtain the excellent effect as described above in the configuration in which the second control means is provided as a dedicated circuit.
なお、特徴G1〜G7の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features G1 to G7, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
上記特徴G群に係る発明によれば、以下の課題を解決することが可能である。 According to the invention relating to the above-mentioned feature G group, the following problems can be solved.
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンが知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技者に付与された遊技球を貯留する皿貯留部を遊技機前面部に備えており、当該皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内されて、遊技者の発射操作に応じて遊技領域に向けて発射される。そして、例えば遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球した場合に、例えば払出装置から皿貯留部に遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機においては、皿貯留部として上側皿貯留部と下側皿貯留部とを備えた構成も知られており、この場合、上側皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内され、当該上側皿貯留部にて余剰となった遊技球が下側皿貯留部に排出される。 Pachinko game machines and slot machines are known as game machines. For example, in a pachinko gaming machine, a dish storage section for storing game balls given to a player is provided on the front portion of the game machine, and the game balls stored in the dish storage section are guided to a game ball launcher. , Is fired toward the game area according to the player's firing operation. Then, for example, when the game ball enters the ball entry section provided in the game area, the game ball is dispensed from the payout device to the dish storage section, for example. Further, in a pachinko gaming machine, a configuration in which an upper plate storage unit and a lower plate storage unit are provided as a plate storage unit is also known. In this case, a game ball stored in the upper plate storage unit launches a game ball. Guided by the device, the excess game balls in the upper dish storage section are discharged to the lower dish storage section.
ここで、上記例示等のような遊技機においては、通信に関する構成を好適なものとする必要があり、この点について未だ改良の余地がある。 Here, in a gaming machine such as the above example, it is necessary to make the configuration related to communication suitable, and there is still room for improvement in this respect.
<特徴H群>
特徴H1.遊技盤(例えば遊技盤233)の手前側に透明板(窓パネル52)が配置されており、遊技球(遊技球B1)が前記遊技盤と前記透明板との間の遊技領域(遊技領域PA)を上流から下流に向けて流下する遊技機において、
前記遊技盤は、接触する遊技球の前記遊技領域における奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の移動態様を異なるものとする所定変更手段(第1左右振分釘213,242、第2左右振分釘214、反転釘251、前後振分釘262、反発釘322、前後振分台351,391,392、位置変更通路423、交換用位置変更通路442、傾斜釘)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic H group>
Features H1. A transparent plate (window panel 52) is arranged on the front side of the game board (for example, the game board 233), and the game ball (game ball B1) is a game area (game area PA) between the game board and the transparent board. ) Flows down from upstream to downstream
The game board has predetermined changing means (first left-right distribution nails 213, 242, second) that make the movement mode of the game ball after contact different depending on the position of the contacting game ball in the depth direction in the game area. Left and right distribution nails 214, reversal nails 251 and front / rear distribution nails 262, repulsion nails 322, front / rear distribution tables 351, 391, 392,
特徴H1によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の進路を異なるものとする態様で遊技領域の遊技球を分散させることができるため、接触する遊技球の横方向の位置のみが遊技球の進路に影響する遊技機と比較して、遊技領域における遊技球の動きのバリエーションを増加させて遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature H1, since the game balls in the game area can be dispersed in such a manner that the course of the game balls is different depending on the position in the depth direction of the game balls, only the lateral position of the game balls in contact with the game balls can be dispersed. It is possible to improve the interest of the game by increasing the variation of the movement of the game ball in the game area as compared with the game machine which affects the course of the game ball.
本特徴H1における遊技盤は、所定変更手段を備えている板状のものであり、遊技をするための遊技領域を規定する。 The game board in the present feature H1 is a plate-shaped one provided with a predetermined changing means, and defines a game area for playing a game.
特徴H2.前記所定変更手段は、前記遊技領域の上流側から接触した遊技球に抗力を加えることで当該遊技球を跳ね返すものであり、その跳ね返しによる遊技球の移動態様を当該遊技球の前記奥行き方向における接触位置に応じて異ならせるものであることを特徴とする特徴H1に記載の遊技機。 Feature H2. The predetermined changing means repels the game ball by applying a drag force to the game ball that has come into contact with the game ball from the upstream side of the game area, and the movement mode of the game ball due to the bounce is brought into contact with the game ball in the depth direction. The gaming machine according to feature H1, which is characterized in that it is different depending on the position.
特徴H2によれば、跳ね返した後の遊技球の移動態様を当該遊技球の奥行き方向における接触位置に応じて異ならせることが可能となり、遊技領域を流下する遊技球を跳ね返すことでその移動態様を変更させるという従来の構成を採用しながらも、奥行き方向の位置に応じた跳ね返り方向の変更という斬新な移動態様を付加することが可能となる。 According to the feature H2, the movement mode of the game ball after bouncing can be changed according to the contact position in the depth direction of the game ball, and the movement mode can be changed by bouncing the game ball flowing down the game area. While adopting the conventional configuration of changing, it is possible to add a novel movement mode of changing the bounce direction according to the position in the depth direction.
特徴H3.前記所定変更手段は、前記遊技領域の上流側から上方に載った遊技球を転動させるものであり、その転動による遊技球の移動態様を当該遊技球の前記奥行き方向における接触位置に応じて異ならせるものであることを特徴とする特徴H1又はH2に記載の遊技機。 Feature H3. The predetermined changing means rolls a game ball placed above from the upstream side of the game area, and the movement mode of the game ball due to the rolling is changed according to the contact position of the game ball in the depth direction. The gaming machine according to feature H1 or H2, which is characterized by being different.
特徴H3によれば、遊技球を転動させる過程で遊技球の移動態様を変更させる構成であるため、奥行き方向の接触位置に応じた遊技球の移動態様を遊技機設計段階において想定した態様に制御し易くなる。 According to the feature H3, since the movement mode of the game ball is changed in the process of rolling the game ball, the movement mode of the game ball according to the contact position in the depth direction is assumed in the game machine design stage. It becomes easier to control.
特徴H4.前記遊技領域において前記所定変更手段が複数並設されていることを特徴とする特徴H1乃至H3のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H4. The gaming machine according to any one of features H1 to H3, wherein a plurality of the predetermined changing means are arranged side by side in the gaming area.
特徴H4によれば、複数の所定変更手段が並設された領域に到達した遊技球はいずれかの所定変更手段に接触し易くなる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じた遊技球の移動態様の変更が生じやすくなる。 According to the feature H4, the game ball that has reached the area where the plurality of predetermined changing means are arranged side by side is likely to come into contact with any of the predetermined changing means. As a result, the movement mode of the game ball is likely to be changed according to the contact position in the depth direction.
特徴H5.接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じた接触後における遊技球の移動態様が前記所定変更手段とは異なる別変更手段(第1左右振分釘213,242、第2左右振分釘214、反転釘251、前後振分釘262、後方釘271、前方優先部材291、反発釘322、前後振分台351,391,392、位置変更通路423、交換用位置変更通路442、傾斜釘)を備え、
前記遊技領域において前記別変更手段が前記所定変更手段に並設されていることを特徴とする特徴H1乃至H4のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H5. Different changing means (first left and right distribution nails 213, 242, second left and right distribution nails 214) in which the movement mode of the game balls after contact according to the position of the game balls in contact in the depth direction is different from the predetermined change means. , Reversing
The gaming machine according to any one of features H1 to H4, wherein the other changing means is arranged side by side in the predetermined changing means in the gaming area.
特徴H5によれば、所定変更手段と別変更手段とが並設された領域に到達した遊技球は、例えば所定変更手段及び別変更手段のうちいずれに接触するのかによって、奥行き方向の接触位置に応じた遊技球の移動態様を相違させることが可能となる。この場合、遊技者が所望する移動態様となることを期待しながら、所定変更手段及び別変更手段のうちいずれに遊技球が接触するのかを遊技者は注目することとなる。また、例えば所定変更手段及び別変更手段のうち一方に接触した場合の奥行き方向の位置に応じて、その後に他方に接触した場合における遊技球の移動態様を相違させる構成とすることも可能となる。この場合、両変更手段による遊技球の移動態様を相互に関連付けることが可能となる。 According to the feature H5, the game ball that has reached the area where the predetermined changing means and the different changing means are arranged side by side is placed in the contact position in the depth direction depending on, for example, which of the predetermined changing means and the different changing means is in contact. It is possible to make the movement mode of the game ball different according to the movement mode. In this case, the player pays attention to which of the predetermined changing means and the other changing means the game ball comes into contact with, while expecting that the movement mode is desired by the player. Further, for example, it is possible to make the movement mode of the game ball different depending on the position in the depth direction when one of the predetermined changing means and the other changing means is touched. .. In this case, it is possible to correlate the movement modes of the game balls by both changing means.
特徴H6.前記所定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記遊技領域における横方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴H1乃至H5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H6. The predetermined changing means has different features H1 to H5 in that the lateral movement mode of the game ball in the game region after contact is changed according to the position of the game ball in contact in the depth direction. The gaming machine according to any one.
特徴H6によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の横方向の移動態様を異ならせることが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の位置と遊技球の横方向の移動態様とに相関を持たせることが可能となり、遊技球の動きに注目する遊技者は遊技球の位置を多角的に捉えて遊技球の動きを予測することとなる。よって、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature H6, it is possible to change the lateral movement mode of the game ball according to the position of the game ball in the depth direction. This makes it possible to correlate the position of the game ball in the depth direction with the lateral movement mode of the game ball, and the player who pays attention to the movement of the game ball grasps the position of the game ball from various angles. The movement of the game ball will be predicted. Therefore, it is possible to improve the interest of the game.
特徴H7.前記所定変更手段は、
前記奥行き方向の第1所定範囲(例えば遊技領域PAの奥側)に接触する遊技球の前記横方向の移動態様を第1所定態様で変更する第1所定変更手段(第1振分面217a,232a,244a、第1反転面254a,後方釘271、低反発部材333、傾斜釘の第1傾斜部)と、
前記奥行き方向において前記第1所定範囲とは重複しない第2所定範囲(例えば遊技領域PAの手前側)に接触する遊技球の前記横方向の移動態様を第2所定態様で変更する第2所定変更手段(第2振分面218a,234a,245a、第2反転面254b、前方優先部材291、高反発部334d、傾斜釘の第2傾斜部)と、
を備えていることを特徴とする特徴H6に記載の遊技機。
Feature H7. The predetermined changing means is
The first predetermined changing means (
A second predetermined change in which the lateral movement mode of the game ball in contact with the second predetermined range (for example, the front side of the game area PA) that does not overlap with the first predetermined range in the depth direction is changed by the second predetermined mode. Means (
The gaming machine according to the feature H6, which is characterized by having.
特徴H7によれば、奥行き方向の接触位置に応じて接触後における遊技球の横方向の移動態様が一義的に変更される。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様が変更される構成において、遊技球の奥行き方向の位置に対するその後の横方向の遊技球の移動態様を遊技者にある程度予測させることが可能となる。 According to the feature H7, the lateral movement mode of the game ball after the contact is uniquely changed according to the contact position in the depth direction. As a result, in a configuration in which the movement mode of the game ball in the lateral direction is changed according to the contact position in the depth direction, the player predicts to some extent the subsequent movement mode of the game ball in the lateral direction with respect to the position in the depth direction of the game ball. It becomes possible to make it.
特徴H8.前記第1所定変更手段は、前記第1所定範囲に接触する遊技球に左向きの成分を含む力を与えるものであり、
前記第2所定変更手段は、前記第2所定範囲で接触する遊技球に右向きの成分を含む力を与えるものであることを特徴とする特徴H7に記載の遊技機。
Feature H8. The first predetermined changing means gives a force containing a leftward component to a game ball in contact with the first predetermined range.
The gaming machine according to feature H7, wherein the second predetermined changing means applies a force containing a rightward component to a gaming ball that comes into contact with the second predetermined range.
特徴H8によれば、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球に付与される力の横方向の成分が真逆となる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様を顕著に異ならせることが可能となる。 According to the feature H8, the lateral components of the force applied to the game ball are opposite to each other according to the contact position in the depth direction. As a result, it is possible to significantly change the movement mode of the game ball in the lateral direction according to the contact position in the depth direction.
特徴H9.前記第1所定変更手段は、前記第1所定範囲に接触する遊技球に左向き及び右向きのうち一方である所定方向の成分を含む力を与えるものであり、
前記第2所定変更手段は、前記第2所定範囲に接触する遊技球に前記所定方向の成分を含む力を与えるものであって前記所定方向の力として前記第1所定変更手段よりも大きな力を与えるものであることを特徴とする特徴H7に記載の遊技機。
Feature H9. The first predetermined changing means applies a force containing a component in a predetermined direction, which is one of the leftward direction and the rightward direction, to the game ball in contact with the first predetermined range.
The second predetermined changing means applies a force containing a component in the predetermined direction to the gaming ball in contact with the second predetermined range, and exerts a force larger than that of the first predetermined changing means as the force in the predetermined direction. The gaming machine according to feature H7, which is characterized in that it is given.
特徴H9によれば、奥行き方向の接触位置が第1所定範囲及び第2所定範囲のいずれであっても遊技球に対して同一の横方向の力を与えるようにしながら、その力の大きさを異ならせることが可能となる。これにより、同一の横方向に遊技球を移動させるようにしながら、奥行き方向の接触位置に応じてその移動量を異ならせることが可能となる。 According to the feature H9, regardless of whether the contact position in the depth direction is in the first predetermined range or the second predetermined range, the magnitude of the force is determined while applying the same lateral force to the game ball. It is possible to make them different. As a result, it is possible to move the game ball in the same lateral direction, but to change the amount of movement according to the contact position in the depth direction.
特徴H10.前記所定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴H1乃至H9のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H10. Any one of the features H1 to H9, wherein the predetermined changing means changes the movement mode of the gaming ball in the depth direction after contact depending on the position of the gaming ball in contact in the depth direction. The gaming machine described in.
特徴H10によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の奥行き方向の移動態様を異ならせることが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の移動態様を多様化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature H10, it is possible to change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the position of the game ball in the depth direction. As a result, it is possible to diversify the movement mode of the game ball in the depth direction, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴H11.前記所定変更手段は、
前記奥行き方向の第3所定範囲(例えば遊技領域PAの奥側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第3所定態様で変更する第3所定変更手段(第1反転面254a、第1振分面264a、第1下流面372、奥側壁面443a)と、
前記奥行き方向において前記第3所定範囲とは重複しない第4所定範囲(例えば遊技領域PAの手前側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第4所定態様で変更する第4所定変更手段(第2反転面254b、第2振分面265a、第2下流面373、手前側壁面422b,443b)と、
を備えていることを特徴とする特徴H10に記載の遊技機。
Features H11. The predetermined changing means is
A third predetermined changing means (first reversing
A fourth predetermined change in which the movement mode of the game ball in contact with the fourth predetermined range (for example, the front side of the game area PA) that does not overlap with the third predetermined range in the depth direction is changed in the fourth predetermined mode. Means (
The gaming machine according to the feature H10, which comprises.
特徴H11によれば、奥行き方向の接触位置に応じて接触後における遊技球の奥行き方向の移動態様が一義的に変更される。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様が変更される構成において、遊技球の奥行き方向の位置に対するその後の奥行き方向の遊技球の移動態様を遊技者にある程度予測させることが可能となる。 According to the feature H11, the movement mode of the game ball in the depth direction after the contact is uniquely changed according to the contact position in the depth direction. As a result, in a configuration in which the movement mode of the game ball in the lateral direction is changed according to the contact position in the depth direction, the player predicts to some extent the subsequent movement mode of the game ball in the depth direction with respect to the position in the depth direction of the game ball. It becomes possible to make it.
特徴H12.前記第3所定変更手段は、前記第3所定範囲に接触する遊技球に前向きの成分を含む力を与えるものであり、
前記第4所定変更手段は、前記第4所定範囲に接触する遊技球に後向きの成分を含む力を与えるものであることを特徴とする特徴H11に記載の遊技機。
Feature H12. The third predetermined changing means gives a force containing a positive component to the game ball in contact with the third predetermined range.
The gaming machine according to feature H11, wherein the fourth predetermined changing means applies a force containing a backward component to the gaming ball in contact with the fourth predetermined range.
特徴H12によれば、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球に付与される力の奥行き方向の成分が真逆となる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて奥行き方向の遊技球の移動態様を顕著に異ならせることが可能となる。 According to the feature H12, the components of the force applied to the game ball in the depth direction are opposite to each other according to the contact position in the depth direction. This makes it possible to significantly change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the contact position in the depth direction.
特徴H13.前記第3所定範囲は前記第4所定範囲よりも奥側に存在していることを特徴とする特徴H12に記載の遊技機。 Feature H13. The gaming machine according to feature H12, wherein the third predetermined range exists on the back side of the fourth predetermined range.
特徴H13によれば、所定変更手段の存在によって遊技球の奥行き方向の位置を奥側と手前側とで逆に変更させることが可能となる。 According to the feature H13, it is possible to reversely change the position of the game ball in the depth direction between the back side and the front side due to the presence of the predetermined changing means.
特徴H14.前記所定変更手段は、前記奥行き方向の位置に応じて反発係数が相違していることを特徴とする特徴H1乃至H13のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H14. The gaming machine according to any one of features H1 to H13, wherein the predetermined changing means has a different coefficient of restitution depending on the position in the depth direction.
特徴H14によれば、奥行き方向の衝突位置が異なる遊技球に対して大きさの異なる抗力を加えることができる。これにより、所定変更手段と衝突した後の遊技球の跳ね返り速度を異なるものとすることができる。このように、遊技領域における遊技球の動きのバリエーションを増加させることにより、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature H14, drags having different sizes can be applied to game balls having different collision positions in the depth direction. As a result, the rebound speed of the game ball after colliding with the predetermined changing means can be made different. In this way, by increasing the variation of the movement of the game ball in the game area, it is possible to improve the interest of the game.
特徴H15.前記所定変更手段は、
接触する遊技球の移動態様を当該遊技球の奥行き方向の位置に応じた態様で変更するための樹脂製部材(第1左右振分部材215,243、第2左右振分部材231、反転部材254、前後振分部材263、プレート部材292)と、
当該樹脂製部材を前記遊技領域に露出させた状態で前記所定変更手段を前記遊技盤に固定するための金属製部材(固定用部材216、支持部材293,294)と、
を備えていることを特徴とする特徴H1乃至H14のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H15. The predetermined changing means is
Resin members (first left-
A metal member (fixing
The gaming machine according to any one of features H1 to H14.
特徴H15によれば、遊技球の進路を変更する部材を成形が容易な樹脂で作成することにより、遊技球の進路を変更する部材の設計の自由度を高めることができる。また、樹脂製部材を金属製部材で強固に固定する構造とすることにより、所定変更手段の耐久性を向上させて、所定変更手段を備えている遊技機のメンテナンスが頻繁に必要となる事態を回避することができる。 According to the feature H15, the degree of freedom in designing the member for changing the course of the game ball can be increased by making the member for changing the course of the game ball with a resin which is easy to mold. In addition, by adopting a structure in which the resin member is firmly fixed by the metal member, the durability of the predetermined changing means is improved, and maintenance of the gaming machine equipped with the predetermined changing means is frequently required. It can be avoided.
特徴H16.前記遊技盤とは別体で設けられ前記遊技盤に固定されたベース体(左側誘導部材255)に、前記所定変更手段が固定されていることを特徴とする特徴H1乃至H15のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H16. To any one of features H1 to H15, wherein the predetermined changing means is fixed to a base body (left side guide member 255) provided separately from the game board and fixed to the game board. Described gaming machine.
特徴H16によれば、所定変更手段が一体化されたベース体を遊技盤に固定することで遊技盤に所定変更手段を設けることが可能となる。これにより、所定変更手段の位置合わせを入念に行った後に当該所定変更手段を遊技盤に設けることが可能となる。 According to the feature H16, by fixing the base body in which the predetermined changing means is integrated to the game board, it is possible to provide the predetermined changing means on the game board. As a result, it is possible to provide the predetermined changing means on the game board after carefully aligning the predetermined changing means.
特徴H17.前記ベース体に前記所定変更手段が複数固定されていることを特徴とする特徴H16に記載の遊技機。 Feature H17. The gaming machine according to feature H16, wherein a plurality of the predetermined changing means are fixed to the base body.
特徴H17によれば、複数の所定変更手段の相対的な位置合わせを入念に行った後にこれら所定変更手段を遊技盤に設けることが可能となるため、複数の所定変更手段の相対的な位置合わせ精度を高めることが可能となる。 According to the feature H17, since it is possible to provide the predetermined changing means on the game board after carefully aligning the relative positioning of the plurality of predetermined changing means, the relative positioning of the plurality of predetermined changing means can be performed. It is possible to improve the accuracy.
特徴H18.前記遊技盤は、左右方向の接触位置に応じた態様で接触後の遊技球の移動態様を変更する障害釘(障害釘228)を備えていることを特徴とする特徴H1乃至H17のいずれか1に記載の遊技機。 Feature H18. Any one of features H1 to H17, wherein the game board is provided with an obstacle nail (obstacle nail 228) that changes the movement mode of the game ball after contact in a manner corresponding to the contact position in the left-right direction. The gaming machine described in.
特徴H18によれば、遊技盤に遊技球の進路を分散させるための手段を十分な数設けることができる。従来の遊技盤における障害釘を全て所定変更手段に変更する場合、強度を確保するために所定変更手段を障害釘よりも大きく製造すると遊技盤に設けることができる所定変更手段の数が限られてしまう。これに対して、遊技盤において遊技球の進路を分散させるための手段として、小さい障害釘と大きい所定変更手段とを混在させることにより、遊技盤に設けることが可能な遊技球を分散させるための手段の減少を抑制し、遊技球を十分に分散させることができる。そして、遊技球の左右方向の位置に応じた進路の変更と、遊技球の奥行き方向の位置に応じた進路の変更と、の両方が可能な遊技盤の構成とすることができる。 According to the feature H18, a sufficient number of means for dispersing the course of the game ball can be provided on the game board. When all the obstacle nails in the conventional game board are changed to the predetermined change means, if the predetermined change means is manufactured larger than the obstacle nails in order to secure the strength, the number of the predetermined change means that can be provided in the game board is limited. It ends up. On the other hand, as a means for dispersing the course of the game ball on the game board, by mixing a small obstacle nail and a large predetermined changing means, the game ball that can be provided on the game board is dispersed. It is possible to suppress the decrease of means and sufficiently disperse the game balls. Then, the game board can be configured so that both the course can be changed according to the position of the game ball in the left-right direction and the course can be changed according to the position of the game ball in the depth direction.
特徴H19.前記所定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記遊技領域における横方向の移動態様を異ならせるものであり、
前記遊技盤は、前記遊技領域において前記所定変更手段よりも上流側の位置に、接触した遊技球の前記奥行き方向の移動態様を特定態様とすることを可能とする特定変更手段(反転釘251、前後振分釘262、前後振分台351,391,392、位置変更通路423、交換用位置変更通路442、案内通路461)を備えていることを特徴とする特徴H1乃至H18のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H19. The predetermined changing means changes the lateral movement mode of the game ball in the game area after contact depending on the position of the game ball in contact in the depth direction.
The gaming board is a specific changing means (reversing nail 251) that enables the moving mode of the gaming ball in contact with the predetermined changing means to be a specific mode in the gaming area on the upstream side of the predetermined changing means. One of the features H1 to H18 characterized in that the front-
特徴H19によれば、特定変更手段が設けられていることにより奥行き方向の遊技球の位置を変更させることが可能となる。そして、遊技盤に当該特定変更手段だけではなく、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球の横方向の移動態様を異ならせる所定変更手段が設けられていることにより、遊技球の移動態様を多様化させることが可能となる。 According to the feature H19, the position of the game ball in the depth direction can be changed by providing the specific changing means. The game board is provided with not only the specific changing means but also a predetermined changing means for changing the lateral movement mode of the game ball according to the contact position in the depth direction, so that the movement mode of the game ball can be varied. It becomes possible to make it.
また、特定変更手段が所定変更手段よりも上流側に設けられていることにより、特定変更手段により奥行き方向の遊技球の位置が変更されたか否かに応じて、その後における所定変更手段による遊技球の横方向の振分態様を相違させることが可能となる。これにより、これら特定変更手段及び所定変更手段による遊技球の移動態様を相互に関連付けることが可能となる。 Further, since the specific changing means is provided on the upstream side of the predetermined changing means, the game ball by the predetermined changing means after that depends on whether or not the position of the game ball in the depth direction is changed by the specific changing means. It is possible to make different distribution modes in the lateral direction. This makes it possible to correlate the movement modes of the game ball by these specific changing means and the predetermined changing means.
特徴H20.前記遊技盤は、遊技球が入球することにより遊技者に有利な特典を提供する契機となる開口部(第1作動口33、第2作動口34)を備えており、
前記特定変更手段により前記奥行き方向の移動態様が前記特定態様となった後に前記所定変更手段に接触した遊技球の方が、前記特定態様となることなく前記所定変更手段に接触した遊技球よりも前記開口部に入球し易くなるように前記特定変更手段及び前記所定変更手段が設けられていることを特徴とする特徴H19に記載の遊技機。
Feature H20. The game board is provided with openings (first operating
A game ball that comes into contact with the predetermined changing means after the movement mode in the depth direction is changed to the specific mode by the specific changing means is more than a gaming ball that comes into contact with the predetermined changing means without becoming the specific changing means. The gaming machine according to feature H19, wherein the specific changing means and the predetermined changing means are provided so as to easily enter the opening.
特徴H20によれば、特定変更手段により遊技球の奥行き方向の移動態様が特定態様にされた場合の方が開口部に入球し易くなるため、特定変更手段への遊技者の注目度を高めることが可能となる。また、特定変更手段により奥行き方向の移動態様が特定態様にされた遊技球であってもその後に所定変更手段に接触することとなり、その接触までの過程などにおいて奥行き方向の移動態様が特定態様とは異なる態様となり得るため、所定変更手段に遊技球が接触するまでの過程にも遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature H20, when the movement mode of the game ball in the depth direction is set to the specific mode by the specific changing means, it is easier for the ball to enter the opening, so that the player's attention to the specific changing means is increased. It becomes possible. Further, even if the game ball whose movement mode in the depth direction is set to the specific mode by the specific changing means, it will come into contact with the predetermined changing means after that, and the moving mode in the depth direction is the specific mode in the process up to the contact. Can be in a different mode, so that it is possible to draw the player's attention to the process until the game ball comes into contact with the predetermined changing means.
特徴H21.前記特定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴H19又はH20に記載の遊技機。 Feature H21. The game according to feature H19 or H20, wherein the specific changing means changes the movement mode of the game ball in the depth direction after contact depending on the position of the game ball in contact in the depth direction. Machine.
特徴H21によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の奥行き方向の移動態様を異ならせることが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の移動態様を多様化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature H21, it is possible to change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the position of the game ball in the depth direction. As a result, it is possible to diversify the movement mode of the game ball in the depth direction, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴H22.前記特定変更手段は、
前記奥行き方向の第1特定範囲(例えば遊技領域PAの奥側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第1特定態様で変更する第1特定変更手段(第1反転面254a、第1振分面264a、奥側壁面443a)と、
前記奥行き方向において前記第1特定範囲とは重複しない第2特定範囲(例えば遊技領域PAの手前側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第2特定態様で変更する第2特定変更手段(第2反転面254b、第2振分面265a、手前側壁面422b,443b)と、
を備えていることを特徴とする特徴H21に記載の遊技機。
Feature H22. The specific changing means
The first specific changing means (
A second specific change in which the movement mode of the game ball in contact with the second specific range (for example, the front side of the game area PA) that does not overlap with the first specific range in the depth direction is changed by the second specific mode. Means (
The gaming machine according to the feature H21.
特徴H22によれば、奥行き方向の接触位置に応じて接触後における遊技球の奥行き方向の移動態様が一義的に変更される。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様が変更される構成において、遊技球の奥行き方向の位置に対するその後の奥行き方向の遊技球の移動態様を遊技者にある程度予測させることが可能となる。 According to the feature H22, the movement mode of the game ball in the depth direction after the contact is uniquely changed according to the contact position in the depth direction. As a result, in a configuration in which the movement mode of the game ball in the lateral direction is changed according to the contact position in the depth direction, the player predicts to some extent the subsequent movement mode of the game ball in the depth direction with respect to the position in the depth direction of the game ball. It becomes possible to make it.
特徴H23.前記第1特定変更手段は、前記第1特定範囲に接触する遊技球に前向きの成分を含む力を与えるものであり、
前記第2特定変更手段は、前記第2特定範囲に接触する遊技球に後向きの成分を含む力を与えるものであることを特徴とする特徴H22に記載の遊技機。
Feature H23. The first specific changing means gives a force containing a positive component to a game ball in contact with the first specific range.
The gaming machine according to feature H22, wherein the second specific changing means applies a force containing a backward component to the gaming ball in contact with the second specific range.
特徴H23によれば、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球に付与される抗力の奥行き方向の成分が真逆となる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて奥行き方向の遊技球の移動態様を顕著に異ならせることが可能となる。 According to the feature H23, the components of the drag force applied to the game ball in the depth direction are opposite to each other according to the contact position in the depth direction. This makes it possible to significantly change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the contact position in the depth direction.
特徴H24.前記第1特定範囲は前記第2特定範囲よりも奥側に存在していることを特徴とする特徴H23に記載の遊技機。 Feature H24. The gaming machine according to feature H23, wherein the first specific range exists on the back side of the second specific range.
特徴H24によれば、特定変更手段の存在によって遊技球の奥行き方向の位置を奥側と手前側とで逆に変更させることが可能となる。 According to the feature H24, it is possible to reversely change the position of the game ball in the depth direction between the back side and the front side due to the presence of the specific changing means.
特徴H25.前記特定変更手段は、遊技球が通過する案内通路(位置変更通路423、交換用位置変更通路442、案内通路461)を有し、当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を前記特定態様とすることが可能な構成であることを特徴とする特徴H19乃至H24のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H25. The specific changing means has a guide passage (
特徴H25によれば、遊技球の奥行き方向の位置に注目している遊技者は案内通路に遊技球が入球するか否かに注目することとなり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature H25, the player paying attention to the position of the game ball in the depth direction pays attention to whether or not the game ball enters the guide passage, and it is possible to improve the interest of the game. ..
特徴H26.前記案内通路の遊技球の通過態様に応じて当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様が変更されることを特徴とする特徴H25に記載の遊技機。 Feature H26. The game machine according to feature H25, wherein the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is changed according to the passage mode of the game ball in the guide passage.
特徴H26によれば、案内通路の遊技球の通過態様に応じて当該案内通路から排出される遊技球の奥行き方向の移動態様が特定態様とされることにより、案内通路に遊技球が入球するか否かに遊技者を注目させることが可能となるとともに、案内通路における遊技球の通過態様にも遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature H26, the game ball enters the guide passage by setting the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction as a specific mode according to the passage mode of the game ball in the guide passage. It is possible to draw the player's attention to whether or not it is, and it is also possible to draw the player's attention to the passing mode of the game ball in the guide passage.
特徴H27.前記案内通路は、当該案内通路の入口における遊技球の位置に応じて当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴H25又はH26に記載の遊技機。 Feature H27. The guide passage has a feature H25 or H26 characterized in that the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is different depending on the position of the game ball at the entrance of the guide passage. Described gaming machine.
特徴H27によれば、案内通路の入口における遊技球の位置に応じて当該案内通路から排出される遊技球の奥行き方向の移動態様が異なるものとなることにより、案内通路に遊技球が入球するか否かに遊技者を注目させることが可能となるとともに、案内通路の入口に入球する場合における遊技球の位置にも遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature H27, the game ball enters the guide passage because the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction differs depending on the position of the game ball at the entrance of the guide passage. It is possible to draw the player's attention to whether or not it is, and it is also possible to draw the player's attention to the position of the game ball when entering the entrance of the guide passage.
特徴H28.前記案内通路は、複数の通路壁に区画されることにより形成されているものであって縦方向に延在させて設けられており、
前記複数の通路壁のうち所定通路壁(手前側壁面422b,443b、奥側壁面443a)に前記案内通路を通過する遊技球が接触することにより当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様が前記特定態様となることを特徴とする特徴H25乃至H27のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H28. The guide passage is formed by being divided into a plurality of passage walls, and is provided so as to extend in the vertical direction.
The depth direction of the game ball discharged from the guide passage when the game ball passing through the guide passage comes into contact with the predetermined passage wall (front side wall surfaces 422b, 443b, back
特徴H28によれば、案内通路の通路壁との接触によって遊技球の奥行き方向の移動態様を変更する構成であることにより、構成の簡素化を図りながら既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature H28, the structure is such that the movement mode of the game ball in the depth direction is changed by the contact with the passage wall of the guide passage, so that the excellent effect as described above can be obtained while simplifying the structure. Is possible.
特徴H29.前記案内通路は、当該案内通路の入口において前記奥行き方向の第1範囲(遊技盤421,451の表面近傍)に存在している遊技球を前記案内通路の出口において前記第1範囲よりも手前側に移動させ、前記案内通路の入口において前記第1範囲よりも手前側である第2範囲(窓パネル52の背面近傍)に存在している遊技球を前記案内通路の出口において前記第2範囲よりも奥側に移動させる構成であることを特徴とする特徴H25乃至H28のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H29. In the guide passage, a game ball existing in the first range in the depth direction (near the surface of the
特徴H29によれば、案内通路の入口における奥行き方向の位置とは逆側の位置に遊技球を案内することが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の位置を積極的に変更させることが可能となる。 According to the feature H29, it is possible to guide the game ball to a position opposite to the position in the depth direction at the entrance of the guide passage. This makes it possible to positively change the position of the game ball in the depth direction.
特徴H30.前記案内通路は、当該案内通路の入口において前記第1範囲よりも手前側であって前記第2範囲よりも奥側に存在している遊技球に対しては前記案内通路の出口において前記奥行き方向の位置を変化させるための力を与えない構成であることを特徴とする特徴H29に記載の遊技機。 Feature H30. The guide passage is in the depth direction at the exit of the guide passage for a game ball existing on the front side of the first range and on the back side of the second range at the entrance of the guide passage. The gaming machine according to feature H29, which is characterized in that it does not give a force for changing the position of the machine.
特徴H30によれば、案内通路を通過する場合であっても遊技球の奥行き方向の位置が変化しない状況を生じさせることが可能となる。これにより、案内通路を通過した後における遊技球の奥行き方向の位置を多様化させることが可能となる。 According to the feature H30, it is possible to generate a situation in which the position of the game ball in the depth direction does not change even when passing through the guide passage. This makes it possible to diversify the position of the game ball in the depth direction after passing through the guide passage.
特徴H31.前記案内通路は、当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を当該案内通路における遊技球の通過態様に関係なく前記特定態様とする構成であることを特徴とする特徴H25に記載の遊技機。 Feature H31. The feature H25 is characterized in that the guide passage has a configuration in which the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is the specific mode regardless of the passage mode of the game ball in the guide passage. Described gaming machine.
特徴H31によれば、案内通路に入球した遊技球は当該案内通路の通過後における奥行き方向の移動態様が確実に特定態様となるため、遊技盤における案内通路の影響力を大きくすることが可能となる。よって、案内通路周辺の遊技球の動きに遊技者の関心を集めることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature H31, since the game ball entering the guide passage surely has a specific mode of movement in the depth direction after passing through the guide passage, it is possible to increase the influence of the guide passage on the game board. It becomes. Therefore, it is possible to attract the player's attention to the movement of the game ball around the guide passage, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴H32.前記案内通路は、前記遊技盤とは別体で設けられた通路形成体(通路形成部材422、交換用通路形成部材441、案内部材471、交換用案内部材561)に設けられていることを特徴とする特徴H25乃至H31のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H32. The guide passage is provided in a passage forming body (
特徴H32によれば、案内通路が遊技盤とは別体で設けられた通路形成体に設けられていることにより、通路形成体を交換することで同一の遊技盤を利用しながら遊技球の奥行き方向の移動態様を変更させることが可能となる。 According to the feature H32, since the guide passage is provided in the passage forming body provided separately from the game board, the depth of the game ball can be used while using the same game board by exchanging the passage forming body. It is possible to change the movement mode in the direction.
特徴H33.前記遊技盤は、遊技球が入球することにより遊技者に有利な特典を提供する契機となる開口部(第1作動口33、第2作動口34)を備えており、
前記所定変更手段は、接触する遊技球の接触後の移動態様を、前記開口部に入球する確率が高い移動態様と、前記開口部に入球する確率が低い移動態様とに振り分けることを特徴とする特徴H1乃至H32のいずれか1に記載の遊技機。
Feature H33. The game board is provided with openings (first operating
The predetermined changing means is characterized in that the movement mode of the contacting game ball after contact is divided into a movement mode in which the probability of entering the opening is high and a movement mode in which the probability of entering the opening is low. The gaming machine according to any one of the features H1 to H32.
特徴H33によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて、遊技球が開口部に入賞する確率が異なる。このように、開口部の上流における遊技球の奥行き方向の位置が遊技結果に反映される構成とすることにより、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature H33, the probability that the game ball wins the opening differs depending on the position of the game ball in the depth direction. In this way, the position of the game ball in the depth direction upstream of the opening is reflected in the game result, so that the interest of the game can be improved.
特徴H34.前記遊技盤は、遊技球を前記開口部に入球する確率が高い場所に導くための誘導手段(ステージユニット354)を備えており、
前記所定変更手段は、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球を前記誘導手段に案内する場合と、当該遊技球を前記誘導手段に案内しない場合と、があることを特徴とする特徴H33に記載の遊技機。
Feature H34. The game board is provided with a guiding means (stage unit 354) for guiding the game ball to a place where the probability of entering the opening is high.
The predetermined changing means is characterized in that there are a case where the game ball is guided to the guiding means according to a position in the depth direction of the game ball and a case where the game ball is not guided to the guiding means. The gaming machine described in.
特徴H34によれば、所定変更手段によって進路を変更された遊技球が誘導手段に案内されるか否かについて遊技者に注目させることにより、遊技者の遊技球の動きへの関心を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。また、遊技領域における遊技球の奥行き方向の位置の違いを遊技結果に反映することにより、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature H34, by making the player pay attention to whether or not the game ball whose course has been changed by the predetermined changing means is guided by the guiding means, the player's interest in the movement of the game ball is raised and the game is played. It is possible to improve the interest of. Further, by reflecting the difference in the position of the game ball in the depth direction in the game area in the game result, it is possible to improve the interest of the game.
なお、特徴H1〜H34の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 In addition, with respect to the composition of the features H1 to H34, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴I群>
特徴I1.遊技盤(例えば遊技盤261)の手前側に透明板(窓パネル52)が配置されており、遊技球(遊技球B1)が前記遊技盤と前記透明板との間の遊技領域(遊技領域PA)を上流から下流に向けて流下する遊技機において、
前記遊技盤は、前記遊技領域における奥行き方向の位置が接触可能範囲(たとえば遊技領域PAの奥側又は手前側のいずれか一方)に存在している遊技球が接触可能であって前記奥行き方向の位置が前記接触可能範囲に存在していない遊技球が接触不可であり、接触した遊技球の移動態様を変更させることが可能な特別変更手段(後方釘271、前方優先部材291、通路形成部材422、交換用通路形成部材441)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Feature I group>
Feature I1. A transparent plate (window panel 52) is arranged on the front side of the game board (for example, the game board 261), and the game ball (game ball B1) is a game area (game area PA) between the game board and the transparent board. ) Flows down from upstream to downstream
The game board is contactable with a game ball whose position in the depth direction in the game area is in a contactable range (for example, either the back side or the front side of the game area PA) and is in the depth direction. Special changing means (
特徴I1によれば、遊技領域における奥行き方向の位置が接触可能範囲に存在している遊技球のみが特別変更手段に接触することが可能となる。これにより、特別変更手段に遊技球が接触することを期待する遊技者は接触可能範囲に遊技球が存在することを期待することとなり、遊技領域における遊技球の奥行き方向の位置に対する遊技者の注目度を高めることが可能となる。よって、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature I1, only the game ball whose position in the depth direction in the game area exists in the contactable range can come into contact with the special changing means. As a result, the player who expects the game ball to come into contact with the special changing means expects the game ball to exist in the contactable range, and the player pays attention to the position of the game ball in the depth direction in the game area. It is possible to increase the degree. Therefore, it is possible to improve the interest of the game.
本特徴I1における遊技盤は、特別変更手段を備えている板状のものであり、遊技をするための遊技領域を規定する。 The game board in the present feature I1 is a plate-shaped one provided with special changing means, and defines a game area for playing a game.
特徴I2.前記特別変更手段は、前記接触可能範囲が前記遊技領域の奥側となるように、前記遊技盤の表面から前記遊技領域の奥行き方向の途中位置に亘って存在していることを特徴とする特徴I1に記載の遊技機。 Feature I2. The special changing means is characterized in that it exists from the surface of the game board to an intermediate position in the depth direction of the game area so that the contactable range is on the inner side of the game area. The gaming machine described in I1.
特徴I2によれば、遊技領域の奥側に存在している遊技球のみが特別変更手段に接触することが可能となる。これにより、特別変更手段に遊技球が接触することを期待する遊技者は遊技領域の奥側に遊技球が存在することを期待することとなる。また、特別変更手段は遊技盤の表面から奥行き方向の途中位置に亘って存在する構成であるため、当該特別変更手段を簡素な構成により設けることが可能となる。 According to the feature I2, only the game ball existing in the back side of the game area can come into contact with the special changing means. As a result, the player who expects the game ball to come into contact with the special changing means expects the game ball to exist in the back side of the game area. Further, since the special changing means exists from the surface of the game board to the intermediate position in the depth direction, the special changing means can be provided by a simple structure.
特徴I3.前記遊技盤は、遊技球が入球することにより遊技者に有利な特典を提供する契機となる開口部(第1作動口33、第2作動口34)を備えており、
前記特別変更手段が設けられた領域に到達した遊技球は、当該特別変更手段に接触するか否かに応じて、前記開口部への入球の有無又は前記開口部への入球のし易さが相違することを特徴とする特徴I1又はI2に記載の遊技機。
Feature I3. The game board is provided with openings (first operating
The gaming ball that has reached the area where the special changing means is provided may or may not enter the opening or may easily enter the opening, depending on whether or not it comes into contact with the special changing means. The gaming machine according to feature I1 or I2, characterized in that they are different.
特徴I3によれば、特別変更手段に接触するか否かに応じて、開口部への遊技球の入球の有無又は開口部への遊技球の入球のし易さが相違することとなるため、特別変更手段に対する遊技者の注目度を高めることが可能となる。 According to the feature I3, the presence or absence of the game ball entering the opening or the ease of entering the game ball into the opening differs depending on whether or not the special changing means is contacted. Therefore, it is possible to increase the player's attention to the special change means.
特徴I4.前記遊技盤は、左右方向の接触位置に応じた態様で接触後の遊技球の移動態様を変更する障害釘(障害釘228)を備えていることを特徴とする特徴I1乃至I3のいずれか1に記載の遊技機。 Feature I4. The game board is provided with an obstacle nail (obstacle nail 228) that changes the movement mode of the game ball after contact according to the contact position in the left-right direction. Any one of features I1 to I3. The gaming machine described in.
特徴I4によれば、遊技盤に遊技球の進路を分散させるための手段を十分な数設けることができる。従来の遊技盤における障害釘を全て所定変更手段に変更する場合、強度を確保するために所定変更手段を障害釘よりも大きく製造すると遊技盤に設けることができる所定変更手段の数が限られてしまう。これに対して、遊技盤において遊技球の進路を分散させるための手段として、小さい障害釘と大きい所定変更手段とを混在させることにより、遊技盤に設けることが可能な遊技球を分散させるための手段の減少を抑制し、遊技球を十分に分散させることができる。そして、遊技球の左右方向の位置に応じた進路の変更と、遊技球の奥行き方向の位置に応じた進路の変更と、の両方が可能な遊技盤の構成とすることができる。 According to the feature I4, a sufficient number of means for dispersing the course of the game ball can be provided on the game board. When all the obstacle nails in the conventional game board are changed to the predetermined change means, if the predetermined change means is manufactured larger than the obstacle nails in order to secure the strength, the number of the predetermined change means that can be provided in the game board is limited. It ends up. On the other hand, as a means for dispersing the course of the game ball on the game board, by mixing a small obstacle nail and a large predetermined changing means, the game ball that can be provided on the game board is dispersed. It is possible to suppress the decrease of means and sufficiently disperse the game balls. Then, the game board can be configured so that both the course can be changed according to the position of the game ball in the left-right direction and the course can be changed according to the position of the game ball in the depth direction.
特徴I5.前記特別変更手段よりも上流側に、前記奥行き方向の位置に関係なく遊技球が接触することが可能な特定変更手段(前後振分釘262,障害釘228,凹型前後振分釘)が設けられていることを特徴とする特徴I1乃至I4のいずれか1に記載の遊技機。
Feature I5. On the upstream side of the special changing means, specific changing means (front-
特徴I5によれば、特定変更手段の位置に到達した遊技球は当該特定変更手段に確実に接触するのに対して、特別変更手段の位置に到達した遊技球は当該特別変更手段に接触しないことが起こり得る。そして、特定変更手段が特別変更手段よりも上流側に設けられていることにより、特別変更手段の位置に到達したにも関わらず当該特別変更手段に遊技球が接触しないことについて遊技者に対して意外性を与えることが可能となる。 According to the feature I5, the game ball that has reached the position of the specific changing means surely contacts the specific changing means, whereas the game ball that has reached the position of the special changing means does not come into contact with the special changing means. Can occur. Then, since the specific changing means is provided on the upstream side of the special changing means, the player is informed that the game ball does not come into contact with the special changing means even though the position of the special changing means has been reached. It is possible to give unexpectedness.
特徴I6.所定方向に配列されるようにして前記特別変更手段と前記特定変更手段とが設けられており、
前記特定変更手段は、前記所定方向において前記特別変更手段を間に挟むようにして複数設けられていることを特徴とする特徴I5に記載の遊技機。
Feature I6. The special changing means and the specific changing means are provided so as to be arranged in a predetermined direction.
The gaming machine according to feature I5, wherein a plurality of the specific changing means are provided so as to sandwich the special changing means in the predetermined direction.
特徴I6によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて、特別変更手段及び特定変更手段によって所定方向に遊技球が誘導される状況と、特別変更手段の位置にて所定方向への遊技球の誘導が終了されてしまう状況とを生じさせることが可能となる。これにより、所定方向に遊技球が誘導されることに期待している遊技者は、これら特別変更手段及び特定変更手段の配列領域に注目することとなり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature I6, the game ball is guided in a predetermined direction by the special changing means and the specific changing means according to the position of the game ball in the depth direction, and the game ball in the predetermined direction at the position of the special changing means. It is possible to create a situation in which the guidance of is terminated. As a result, the player who expects the game ball to be guided in a predetermined direction pays attention to the arrangement area of these special changing means and the specific changing means, and it becomes possible to improve the interest of the game. ..
特徴I7.前記特定変更手段は、接触した遊技球の前記奥行き方向の位置を変更させることが可能なものであることを特徴とする特徴I5又はI6に記載の遊技機。 Feature I7. The gaming machine according to feature I5 or I6, wherein the specific changing means can change the position of the contacted gaming ball in the depth direction.
特徴I7によれば、特定変更手段に遊技球が接触することで、特別変更手段の位置に到達する前の遊技球の奥行き方向の位置がそれまでの位置から変更されることとなる。これにより、特定変更手段への遊技球の接触の有無や接触後における遊技球の奥行き方向の位置に遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature I7, when the game ball comes into contact with the specific changing means, the position in the depth direction of the game ball before reaching the position of the special changing means is changed from the previous position. This makes it possible to draw the player's attention to the presence or absence of contact of the game ball with the specific changing means and the position of the game ball in the depth direction after the contact.
特徴I8.前記特定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴I7に記載の遊技機。 Feature I8. The gaming machine according to feature I7, wherein the specific changing means changes the movement mode of the gaming ball in the depth direction after contact depending on the position of the gaming ball in contact in the depth direction.
特徴I8によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の奥行き方向の移動態様を異ならせることが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の移動態様を多様化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature I8, it is possible to change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the position of the game ball in the depth direction. As a result, it is possible to diversify the movement mode of the game ball in the depth direction, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴I9.前記特定変更手段は、
前記奥行き方向の第1特定範囲(例えば遊技領域PAの奥側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第1特定態様で変更する第1特定変更手段(第1振分面264a)と、
前記奥行き方向において前記第1特定範囲とは重複しない第2特定範囲(例えば遊技領域PAの手前側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第2特定態様で変更する第2特定変更手段(第2振分面265a)と、
を備えていることを特徴とする特徴I8に記載の遊技機。
Feature I9. The specific changing means
The first specific changing means (first distribution surface 264a) for changing the movement mode of the game ball in the depth direction in contact with the first specific range in the depth direction (for example, the back side of the game area PA) in the first specific mode. When,
A second specific change in which the movement mode of the game ball in contact with the second specific range (for example, the front side of the game area PA) that does not overlap with the first specific range in the depth direction is changed by the second specific mode. Means (
The gaming machine according to the feature I8, which is characterized by the above.
特徴I9によれば、奥行き方向の接触位置に応じて接触後における遊技球の奥行き方向の移動態様が一義的に変更される。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様が変更される構成において、遊技球の奥行き方向の位置に対するその後の奥行き方向の遊技球の移動態様を遊技者にある程度予測させることが可能となる。 According to the feature I9, the movement mode of the game ball in the depth direction after the contact is uniquely changed according to the contact position in the depth direction. As a result, in a configuration in which the movement mode of the game ball in the lateral direction is changed according to the contact position in the depth direction, the player predicts to some extent the subsequent movement mode of the game ball in the depth direction with respect to the position in the depth direction of the game ball. It becomes possible to make it.
特徴I10.前記第1特定変更手段は、前記第1特定範囲に接触する遊技球に前向きの成分を含む力を与えるものであり、
前記第2特定変更手段は、前記第2特定範囲に接触する遊技球に後向きの成分を含む力を与えるものであることを特徴とする特徴I9に記載の遊技機。
Feature I10. The first specific changing means gives a force containing a positive component to a game ball in contact with the first specific range.
The gaming machine according to feature I9, wherein the second specific changing means applies a force containing a backward component to the gaming ball in contact with the second specific range.
特徴I10によれば、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球に付与される抗力の奥行き方向の成分が真逆となる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて奥行き方向の遊技球の移動態様を顕著に異ならせることが可能となる。 According to the feature I10, the components of the drag force applied to the game ball in the depth direction are opposite to each other according to the contact position in the depth direction. This makes it possible to significantly change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the contact position in the depth direction.
特徴I11.前記第1特定範囲は前記第2特定範囲よりも奥側に存在していることを特徴とする特徴I10に記載の遊技機。 Feature I11. The gaming machine according to feature I10, wherein the first specific range exists on the back side of the second specific range.
特徴I11によれば、特定変更手段の存在によって遊技球の奥行き方向の位置を奥側と手前側とで逆に変更させることが可能となる。 According to the feature I11, it is possible to reversely change the position of the game ball in the depth direction between the back side and the front side due to the presence of the specific changing means.
なお、特徴I1〜I11の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of features I1 to I11, features A1 to A41, features B1 to B20, features C1 to C19, features D1 to D7, features E1 to E4, features F1 to F10, features G1 to G7, and features H1 to 1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴J群>
特徴J1.遊技盤(例えば遊技盤261)の手前側に透明板(窓パネル52)が配置されており、遊技球(遊技球B1)が前記遊技盤と前記透明板との間の遊技領域(遊技領域PA)を上流から下流に向けて流下する遊技機において、
前記遊技盤は、接触した遊技球の前記遊技領域における奥行き方向の移動態様を特定態様とすることを可能とする特定変更手段(反転釘251、前後振分釘262、前後振分台351,391,392、位置変更通路423、交換用位置変更通路442、案内通路461)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic J group>
Features J1. A transparent plate (window panel 52) is arranged on the front side of the game board (for example, the game board 261), and the game ball (game ball B1) is a game area (game area PA) between the game board and the transparent board. ) Flows down from upstream to downstream
The game board has specific changing means (reversing
特徴J1によれば、特定変更手段が設けられていることにより奥行き方向の遊技球の位置を変更させることが可能となる。これにより、遊技領域における遊技球の移動態様を横方向だけではなく奥行き方向にも多様化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature J1, the position of the game ball in the depth direction can be changed by providing the specific changing means. As a result, it is possible to diversify the movement mode of the game ball in the game area not only in the lateral direction but also in the depth direction, and it is possible to improve the interest of the game.
本特徴J1における遊技盤は、特定変更手段を備えている板状のものであり、遊技をするための遊技領域を規定する。 The game board in the present feature J1 is a plate-shaped one provided with specific changing means, and defines a game area for playing a game.
特徴J2.前記特定変更手段は、接触する遊技球の前記奥行き方向の位置に応じて接触後における遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴J1に記載の遊技機。 Feature J2. The gaming machine according to feature J1, wherein the specific changing means changes the movement mode of the gaming ball in the depth direction after contact depending on the position of the gaming ball in contact in the depth direction.
特徴J2によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球の奥行き方向の移動態様を異ならせることが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の移動態様を多様化させることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature J2, it is possible to change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the position of the game ball in the depth direction. As a result, it is possible to diversify the movement mode of the game ball in the depth direction, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴J3.前記特定変更手段は、
前記奥行き方向の第1特定範囲(例えば遊技領域PAの奥側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第1特定態様で変更する第1特定変更手段(第1反転面254a、第1振分面264a、奥側壁面443a)と、
前記奥行き方向において前記第1特定範囲とは重複しない第2特定範囲(例えば遊技領域PAの手前側)に接触する遊技球の前記奥行き方向の移動態様を第2特定態様で変更する第2特定変更手段(第2反転面254b、第2振分面265a、手前側壁面422b,443b)と、
を備えていることを特徴とする特徴J2に記載の遊技機。
Features J3. The specific changing means
The first specific changing means (
A second specific change in which the movement mode of the game ball in contact with the second specific range (for example, the front side of the game area PA) that does not overlap with the first specific range in the depth direction is changed by the second specific mode. Means (
The gaming machine according to the feature J2, which is characterized by having.
特徴J3によれば、奥行き方向の接触位置に応じて接触後における遊技球の奥行き方向の移動態様が一義的に変更される。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて横方向の遊技球の移動態様が変更される構成において、遊技球の奥行き方向の位置に対するその後の奥行き方向の遊技球の移動態様を遊技者にある程度予測させることが可能となる。 According to the feature J3, the movement mode of the game ball in the depth direction after the contact is uniquely changed according to the contact position in the depth direction. As a result, in a configuration in which the movement mode of the game ball in the lateral direction is changed according to the contact position in the depth direction, the player predicts to some extent the subsequent movement mode of the game ball in the depth direction with respect to the position in the depth direction of the game ball. It becomes possible to make it.
特徴J4.前記第1特定変更手段は、前記第1特定範囲に接触する遊技球に前向きの成分を含む力を与えるものであり、
前記第2特定変更手段は、前記第2特定範囲に接触する遊技球に後向きの成分を含む力を与えるものであることを特徴とする特徴J3に記載の遊技機。
Features J4. The first specific changing means gives a force containing a positive component to a game ball in contact with the first specific range.
The gaming machine according to feature J3, wherein the second specific changing means applies a force containing a backward component to the gaming ball in contact with the second specific range.
特徴J4によれば、奥行き方向の接触位置に応じて遊技球に付与される抗力の奥行き方向の成分が真逆となる。これにより、奥行き方向の接触位置に応じて奥行き方向の遊技球の移動態様を顕著に異ならせることが可能となる。 According to the feature J4, the components of the drag force applied to the game ball in the depth direction are opposite to each other according to the contact position in the depth direction. This makes it possible to significantly change the movement mode of the game ball in the depth direction according to the contact position in the depth direction.
特徴J5.前記第1特定範囲は前記第2特定範囲よりも奥側に存在していることを特徴とする特徴J4に記載の遊技機。 Feature J5. The gaming machine according to feature J4, wherein the first specific range exists on the back side of the second specific range.
特徴J5によれば、特定変更手段の存在によって遊技球の奥行き方向の位置を奥側と手前側とで逆に変更させることが可能となる。 According to the feature J5, it is possible to reversely change the position of the game ball in the depth direction between the back side and the front side due to the presence of the specific changing means.
特徴J6.前記特定変更手段は、遊技球が通過する案内通路(位置変更通路423、交換用位置変更通路442、案内通路461)を有し、当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を前記特定態様とすることが可能な構成であることを特徴とする特徴J1乃至J5のいずれか1に記載の遊技機。
Features J6. The specific changing means has a guide passage (
特徴J6によれば、遊技球の奥行き方向の位置に注目している遊技者は案内通路に遊技球が入球するか否かに注目することとなり、遊技の興趣向上を図ることが可能となる。 According to the feature J6, the player paying attention to the position of the game ball in the depth direction pays attention to whether or not the game ball enters the guide passage, and it is possible to improve the interest of the game. ..
特徴J7.前記案内通路の遊技球の通過態様に応じて当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様が変更されることを特徴とする特徴J6に記載の遊技機。 Feature J7. The game machine according to feature J6, wherein the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is changed according to the passage mode of the game ball in the guide passage.
特徴J7によれば、案内通路の遊技球の通過態様に応じて当該案内通路から排出される遊技球の奥行き方向の移動態様が特定態様とされることにより、案内通路に遊技球が入球するか否かに遊技者を注目させることが可能となるとともに、案内通路における遊技球の通過態様にも遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature J7, the game ball enters the guide passage by setting the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction as a specific mode according to the passage mode of the game ball in the guide passage. It is possible to draw the player's attention to whether or not it is, and it is also possible to draw the player's attention to the passing mode of the game ball in the guide passage.
特徴J8.前記案内通路は、当該案内通路の入口における遊技球の位置に応じて当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を異ならせるものであることを特徴とする特徴J6又はJ7に記載の遊技機。 Features J8. The guide passage is characterized in that the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is different depending on the position of the game ball at the entrance of the guide passage. Described gaming machine.
特徴J8によれば、案内通路の入口における遊技球の位置に応じて当該案内通路から排出される遊技球の奥行き方向の移動態様が異なるものとなることにより、案内通路に遊技球が入球するか否かに遊技者を注目させることが可能となるとともに、案内通路の入口に入球する場合における遊技球の位置にも遊技者を注目させることが可能となる。 According to the feature J8, the game ball enters the guide passage because the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction differs depending on the position of the game ball at the entrance of the guide passage. It is possible to draw the player's attention to whether or not it is, and it is also possible to draw the player's attention to the position of the game ball when entering the entrance of the guide passage.
特徴J9.前記案内通路は、複数の通路壁に区画されることにより形成されているものであって縦方向に延在させて設けられており、
前記複数の通路壁のうち所定通路壁(手前側壁面422b,443b、奥側壁面443a)に前記案内通路を通過する遊技球が接触することにより当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様が前記特定態様となることを特徴とする特徴J6乃至J8のいずれか1に記載の遊技機。
Features J9. The guide passage is formed by being divided into a plurality of passage walls, and is provided so as to extend in the vertical direction.
The depth direction of the game ball discharged from the guide passage when the game ball passing through the guide passage comes into contact with the predetermined passage wall (front side wall surfaces 422b, 443b, back
特徴J9によれば、案内通路の通路壁との接触によって遊技球の奥行き方向の移動態様を変更する構成であることにより、構成の簡素化を図りながら既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。 According to the feature J9, the structure is such that the movement mode of the game ball in the depth direction is changed by the contact with the passage wall of the guide passage, so that the excellent effect as described above can be obtained while simplifying the structure. Is possible.
特徴J10.前記案内通路は、当該案内通路の入口において前記奥行き方向の第1範囲(遊技盤421,451の表面近傍)に存在している遊技球を前記案内通路の出口において前記第1範囲よりも手前側に移動させ、前記案内通路の入口において前記第1範囲よりも手前側である第2範囲(窓パネル52の背面近傍)に存在している遊技球を前記案内通路の出口において前記第2範囲よりも奥側に移動させる構成であることを特徴とする特徴J6乃至J9のいずれか1に記載の遊技機。
Features J10. In the guide passage, a game ball existing in the first range in the depth direction (near the surface of the
特徴J10によれば、案内通路の入口における奥行き方向の位置とは逆側の位置に遊技球を案内することが可能となる。これにより、遊技球の奥行き方向の位置を積極的に変更させることが可能となる。 According to the feature J10, it is possible to guide the game ball to a position opposite to the position in the depth direction at the entrance of the guide passage. This makes it possible to positively change the position of the game ball in the depth direction.
特徴J11.前記案内通路は、当該案内通路の入口において前記第1範囲よりも手前側であって前記第2範囲よりも奥側に存在している遊技球に対しては前記案内通路の出口において前記奥行き方向の位置を変化させるための力を与えない構成であることを特徴とする特徴J10に記載の遊技機。 Features J11. The guide passage is in the depth direction at the exit of the guide passage for a game ball existing on the front side of the first range and on the back side of the second range at the entrance of the guide passage. The gaming machine according to feature J10, which is characterized in that it is configured so as not to apply a force for changing the position of.
特徴J11によれば、案内通路を通過する場合であっても遊技球の奥行き方向の位置が変化しない状況を生じさせることが可能となる。これにより、案内通路を通過した後における遊技球の奥行き方向の位置を多様化させることが可能となる。 According to the feature J11, it is possible to generate a situation in which the position of the game ball in the depth direction does not change even when passing through the guide passage. This makes it possible to diversify the position of the game ball in the depth direction after passing through the guide passage.
特徴J12.前記案内通路は、当該案内通路から排出される遊技球の前記奥行き方向の移動態様を当該案内通路における遊技球の通過態様に関係なく前記特定態様とする構成であることを特徴とする特徴J6に記載の遊技機。 Features J12. The feature J6 is characterized in that the guide passage has a configuration in which the movement mode of the game ball discharged from the guide passage in the depth direction is the specific mode regardless of the passage mode of the game ball in the guide passage. Described gaming machine.
特徴J12によれば、案内通路に入球した遊技球は当該案内通路の通過後における奥行き方向の移動態様が確実に特定態様となるため、遊技盤における案内通路の影響力を大きくすることが可能となる。よって、案内通路周辺の遊技球の動きに遊技者の関心を集めることが可能となり、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature J12, since the game ball entering the guide passage surely has a specific mode of movement in the depth direction after passing through the guide passage, it is possible to increase the influence of the guide passage on the game board. It becomes. Therefore, it is possible to attract the player's attention to the movement of the game ball around the guide passage, and it is possible to improve the interest of the game.
特徴J13.前記案内通路は、前記遊技盤とは別体で設けられた通路形成体(通路形成部材422、交換用通路形成部材441、案内部材471、交換用案内部材561)に設けられていることを特徴とする特徴J6乃至J12のいずれか1に記載の遊技機。
Feature J13. The guide passage is provided in a passage forming body (
特徴J13によれば、案内通路が遊技盤とは別体で設けられた通路形成体に設けられていることにより、通路形成体を交換することで同一の遊技盤を利用しながら遊技球の奥行き方向の移動態様を変更させることが可能となる。 According to the feature J13, since the guide passage is provided in the passage forming body provided separately from the game board, the depth of the game ball can be used while using the same game board by exchanging the passage forming body. It is possible to change the movement mode in the direction.
特徴J14.前記遊技盤は、遊技球が入球することにより遊技者に有利な特典を提供する契機となる開口部(第1作動口33、第2作動口34)を備えており、
前記特定変更手段は、接触する遊技球の接触後の移動態様を、前記開口部に入球する確率が高い移動態様と、前記開口部に入球する確率が低い移動態様とに振り分けることを特徴とする特徴J1乃至J13のいずれか1に記載の遊技機。
Feature J14. The game board is provided with openings (first operating
The specific changing means is characterized in that the movement mode of the contacting game ball after contact is divided into a movement mode in which the probability of entering the opening is high and a movement mode in which the probability of entering the opening is low. The gaming machine according to any one of the features J1 to J13.
特徴J14によれば、遊技球の奥行き方向の位置に応じて、遊技球が開口部に入賞する確率が異なる。このように、開口部の上流における遊技球の奥行き方向の位置が遊技結果に反映される構成とすることにより、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature J14, the probability that the game ball wins the opening differs depending on the position of the game ball in the depth direction. In this way, the position of the game ball in the depth direction upstream of the opening is reflected in the game result, so that the interest of the game can be improved.
特徴J15.前記遊技盤は、遊技球を前記開口部に入球する確率が高い場所に導くための誘導手段(ステージユニット354)を備えており、
前記特定変更手段は、遊技球の奥行き方向の位置に応じて遊技球を前記誘導手段に案内する場合と、当該遊技球を前記誘導手段に案内しない場合と、があることを特徴とする特徴J14に記載の遊技機。
Feature J15. The game board is provided with a guiding means (stage unit 354) for guiding the game ball to a place where the probability of entering the opening is high.
The specific changing means is characterized in that there are a case where the game ball is guided to the guiding means and a case where the game ball is not guided to the guiding means according to the position of the game ball in the depth direction. The gaming machine described in.
特徴J15によれば、所定変更手段によって進路を変更された遊技球が誘導手段に案内されるか否かについて遊技者に注目させることにより、遊技者の遊技球の動きへの関心を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。また、遊技領域における遊技球の奥行き方向の位置の違いを遊技結果に反映することにより、遊技の興趣向上を図ることができる。 According to the feature J15, by making the player pay attention to whether or not the game ball whose course has been changed by the predetermined changing means is guided by the guiding means, the player's interest in the movement of the game ball is raised and the game is played. It is possible to improve the interest of. Further, by reflecting the difference in the position of the game ball in the depth direction in the game area in the game result, it is possible to improve the interest of the game.
なお、特徴J1〜J15の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 In addition, with respect to the composition of the features J1 to J15, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
上記特徴H群、上記特徴I群、及び上記特徴J群に係る発明によれば、以下の課題を解決することが可能である。 According to the inventions related to the feature H group, the feature I group, and the feature J group, the following problems can be solved.
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンなどが知られている。例えば、パチンコ遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を規定する遊技盤を備えており、当該遊技盤には遊技領域を流下する遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために釘及び風車などの各種部材が配設されている。また、遊技盤には、一般入賞口、特電入賞装置、及び作動口のように遊技球の払出し対象の開口部が設けられている。遊技球発射装置から発射された遊技球は、釘などと衝突しながら遊技領域を流下し、遊技球が一般入賞口、特電入賞装置、及び作動口などに入球した場合には、所定数の遊技球が遊技者に払い出される。 Pachinko game machines and slot machines are known as game machines. For example, a pachinko gaming machine is provided with a game board that defines a game area in which a game ball flows down, and the game board is provided with nails and a nail to appropriately disperse and adjust the falling direction of the game ball flowing down in the game area. Various members such as a windmill are arranged. Further, the game board is provided with an opening for paying out the game ball, such as a general winning opening, a special electric winning device, and an operating opening. The game balls launched from the game ball launcher flow down the game area while colliding with nails, etc., and when the game balls enter the general winning opening, the special electric winning device, the operating opening, etc., a predetermined number of balls are used. The game ball is paid out to the player.
ここで、上記例示等のような遊技機においては、遊技領域における遊技球の分散が好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。 Here, in a gaming machine such as the above example, it is necessary to preferably disperse the gaming balls in the gaming area, and there is still room for improvement in this respect.
<特徴K群>
特徴K1.装着部品(コネクタ781〜783、第1作動口用コネクタ955、第2作動口用コネクタ956、挿入実装部品)の端子(ピン784a〜784t、端子775)が挿通される挿通用孔(ビアホール793,793a〜793t)と、前記挿通用孔の周りに設けられている接続用領域(短絡防止穴761,接合穴762)と、を有し、前記挿通用孔に前記装着部品の端子が挿通された状態で、前記装着部品の端子と前記接続用領域とが半田によって電気的に接続されている基板(例えば主制御基板61)を備えた遊技機において、
前記基板は、それぞれ異なる前記挿通用孔に対して設けられている前記接続用領域として、第1接続用領域(接合穴762)と、当該第1接続用領域よりも面積が広く形成された第2接続用領域(短絡防止穴761)と、を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic K group>
Features K1. Insertion holes (via
The substrate is formed with a first connection region (joint hole 762) and a wider area than the first connection region as the connection regions provided for the different insertion holes. A gaming machine characterized by having two connection areas (short-circuit prevention hole 761).
特徴K1によれば、第1接続用領域よりも面積が広く形成された第2接続用領域が設けられていることにより、基板を搬送しながら半田付けを行う場合において所定の端子に付着する溶融半田が隣接する端子に向かって移動してしまう可能性が低減される。よって、半田ブリッジが形成されてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature K1, since the second connection region formed to have a larger area than the first connection region is provided, melting that adheres to a predetermined terminal when soldering while transporting the substrate is provided. The possibility of solder moving toward adjacent terminals is reduced. Therefore, it is possible to reduce the possibility that the solder bridge will be formed.
特徴K2.前記装着部品は、複数の端子が列をなして並んでいる端子列(1列コネクタ782のピン784a〜784dの列、2極コネクタ781のピン784e,784fの列、2列コネクタ783のピン784g〜784pの列、第1作動口用コネクタ955のピン784q,784rの列、第2作動口用コネクタ956のピン784s,784tの列)を備えており、
前記第2接続用領域は、少なくとも前記端子列の一方の端に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第4ピン784d)が挿通される前記挿通用孔に対応させて設けられていることを特徴とする特徴K1に記載の遊技機。
Feature K2. The mounting component is a terminal row in which a plurality of terminals are arranged in a row (row of
The second connection area is provided so as to correspond to the insertion hole through which a terminal existing at at least one end of the terminal row (for example, the
特徴K2によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合に付着する溶融半田の量が多くなり易い端子列の端に位置する所定の端子に対応させて第2接続用領域が設けられている。これにより、このような端子列の端に位置する所定の端子周辺から当該所定の端子に隣接する端子に向かって溶融半田が移動してしまう可能性が低減され、結果的に半田ブリッジが形成されてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature K2, a second connection area is provided corresponding to a predetermined terminal located at the end of the terminal row where the amount of molten solder that adheres when soldering is performed while transporting the substrate tends to increase. There is. As a result, the possibility that the molten solder moves from the periphery of the predetermined terminal located at the end of the terminal row toward the terminal adjacent to the predetermined terminal is reduced, and as a result, a solder bridge is formed. It is possible to reduce the possibility of soldering.
特徴K3.前記第2接続用領域は、少なくとも前記端子列の一方の端に存在している端子が挿通される前記挿通用孔及び前記端子列の他方の端に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第1ピン784a)が挿通される前記挿通用孔のそれぞれに対応させて設けられていることを特徴とする特徴K2に記載の遊技機。
Feature K3. The second connection region includes the insertion hole through which a terminal existing at at least one end of the terminal row is inserted and a terminal existing at the other end of the terminal row (for example, a single row connector 782). The gaming machine according to feature K2, wherein the
特徴K3によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合、基板の搬送方向が決定される前の段階で基板の設計を行うことができる。また、半田付けの前に基板の搬送方向を反転させる変更を行っても半田ブリッジの発生確率が低い基板とすることができる。 According to the feature K3, when soldering is performed while transporting the substrate, the substrate can be designed at a stage before the transport direction of the substrate is determined. Further, even if the transfer direction of the substrate is reversed before soldering, the substrate can have a low probability of occurrence of solder bridge.
特徴K4.前記端子列には、接地をするための接地用端子(GNDベタ851と接続するピン784c,784e,784i)を含む3つ以上の端子が設けられており、
前記接地用端子は、前記端子列の端を避けて配置されていることを特徴とする特徴K2又はK3に記載の遊技機。
Features K4. The terminal row is provided with three or more terminals including a grounding terminal (
The gaming machine according to feature K2 or K3, wherein the grounding terminal is arranged so as to avoid the end of the terminal row.
特徴K4によれば、端子の周りで溶融半田の温度が下がり易い接地用端子が端子列の端に存在していないことにより、当該端子列の端に存在する所定の端子周辺から当該所定の端子に隣接する端子に向かって溶融半田が移動してしまう可能性が低減される。そして、このように溶融半田が移動してしまう可能性が低減されることにより、第2接続用領域として必要な面積が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature K4, since the grounding terminal where the temperature of the molten solder tends to drop around the terminal does not exist at the end of the terminal row, the predetermined terminal exists from the periphery of the predetermined terminal existing at the end of the terminal row. The possibility that the molten solder will move toward the terminal adjacent to the terminal is reduced. By reducing the possibility of the molten solder moving in this way, it is possible to prevent the area required for the second connection region from becoming extremely large.
特徴K5.前記第1接続用領域は、前記端子列において当該端子列の端とは異なる位置に存在している端子が挿通される前記挿通用孔に対応させて設けられていることを特徴とする特徴K2乃至K4のいずれか1に記載の遊技機。 Feature K5. The feature K2 is characterized in that the first connection region is provided corresponding to the insertion hole through which a terminal existing at a position different from the end of the terminal row is inserted in the terminal row. The gaming machine according to any one of K4.
特徴K5によれば、端子列の端とは異なる位置に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第2ピン784b及び第3ピン784c)に対しては第2接続用領域ではなく第1接続用領域が設けられていることにより、基板においてこれら接続用領域が占める範囲が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。
According to the feature K5, for terminals existing at positions different from the ends of the terminal row (for example, the
特徴K6.前記第2接続用領域は、隣接する2個の前記端子間の寸法が所定寸法(1列コネクタの列内のピン間隔に関する1.5mmという基準値、2極コネクタのピン間隔に関する2.5mmという基準値、2列コネクタの列内のピン間隔に関する1.5mmという基準値及び列間隔に関する2.5mmという基準値)以下である場合にそれら複数の前記端子のうち少なくとも一方が挿通される前記挿通用孔に対応させて設けられていることを特徴とする特徴K1乃至K5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature K6. In the second connection area, the dimension between the two adjacent terminals is a predetermined dimension (a reference value of 1.5 mm for the pin spacing in the row of the one-row connector, and 2.5 mm for the pin spacing of the two-pole connector. When it is less than or equal to the reference value (1.5 mm for the pin spacing in the row of the two-row connector and 2.5 mm for the row spacing), at least one of the plurality of terminals is inserted. The gaming machine according to any one of features K1 to K5, which is provided so as to correspond to a through hole.
特徴K6によれば、基板において半田ブリッジが発生する確率が高い場所だけに第2接続用領域を設けることにより、基板において接続用領域が占める範囲が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature K6, by providing the second connection area only in the place where the solder bridge is likely to occur on the board, the range occupied by the connection area on the board can be prevented from becoming extremely wide. It will be possible.
特徴K7.前記装着部品として、前記端子の配列態様が第1配列態様である第1装着部品(例えば2極コネクタ781)と、前記端子の配列態様が第2配列態様である第2装着部品(例えば1列コネクタ782)と、を備えており、
前記第1配列態様と前記第2配列態様とで、前記所定寸法が相違していることを特徴とする特徴K6に記載の遊技機。
Feature K7. As the mounting parts, a first mounting part (for example, a 2-pole connector 781) in which the terminal arrangement mode is the first arrangement mode, and a second mounting component (for example, one row) in which the terminal arrangement mode is the second arrangement mode. It has a connector 782) and
The gaming machine according to feature K6, wherein the predetermined dimensions are different between the first arrangement mode and the second arrangement mode.
特徴K7によれば、端子の配列態様に応じて第2接続用領域を設ける基準となる端子間の所定寸法が相違していることにより、基板において半田ブリッジが発生する確率が高い場所だけに第2接続用領域を設けるようにすることが可能となる。これにより、基板において接続用領域が占める範囲が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature K7, since the predetermined dimensions between the terminals that serve as the reference for providing the second connection region are different depending on the arrangement mode of the terminals, only the place where the probability that the solder bridge is likely to occur is high on the substrate. 2 It is possible to provide a connection area. This makes it possible to prevent the range occupied by the connection area on the substrate from becoming extremely wide.
特徴K8.前記第1配列態様は、2個の端子が所定方向に配列されてなる配列態様(2極コネクタ781のピン784e,784fの配列)であり、
前記第2配列態様は、3個以上の端子が所定方向に配列されてなる配列態様(例えば1列コネクタ782のピン784a〜784dの配列)であり、
前記第1配列態様における前記所定寸法は、前記第2配列態様における前記所定寸法よりも大きい寸法であることを特徴とする特徴K7に記載の遊技機。
Feature K8. The first arrangement mode is an arrangement mode in which two terminals are arranged in a predetermined direction (arrangement of
The second arrangement mode is an arrangement mode in which three or more terminals are arranged in a predetermined direction (for example, an arrangement of
The gaming machine according to feature K7, wherein the predetermined dimension in the first arrangement mode is larger than the predetermined dimension in the second arrangement mode.
特徴K8によれば、2個の端子が所定方向に配列されてなる第1配列態様の場合、配列方向の端に存在している端子が接地用端子となるため、3個以上の端子が所定方向に配列されてなる第2配列態様よりも半田ブリッジが発生し易い。この場合に、特徴K8によれば、第1配列態様における所定寸法は第2配列態様における所定寸法よりも大きい寸法に設定されていることにより、半田ブリッジが発生し易い端子に対しては第2接続用領域を設けるようにしながら、当該第2接続用領域の形成対象となる端子の数を少なく抑えることが可能となる。 According to the feature K8, in the case of the first arrangement mode in which two terminals are arranged in a predetermined direction, the terminals existing at the ends in the arrangement direction are grounding terminals, so that three or more terminals are specified. Solder bridges are more likely to occur than in the second arrangement mode in which they are arranged in the direction. In this case, according to the feature K8, since the predetermined dimension in the first arrangement mode is set to a dimension larger than the predetermined dimension in the second arrangement mode, the second is for the terminal where the solder bridge is likely to occur. It is possible to reduce the number of terminals to be formed of the second connection area while providing the connection area.
特徴K9.前記第1配列態様は、3個以上の端子が所定方向に配列された端子列が前記所定方向と直交する方向に2個存在する配列態様(例えば2列コネクタ783のピン784g〜784pの配列)であり、
前記第2配列態様は、3個以上の端子が所定方向に配列された端子列が1個のみ存在する配列態様(例えば1列コネクタ782のピン784a〜784dの配列)であり、
前記第1配列態様における前記所定寸法は前記第2配列態様における前記所定寸法よりも大きい寸法であることを特徴とする特徴K7に記載の遊技機。
Feature K9. The first arrangement mode is an arrangement mode in which two terminal rows in which three or more terminals are arranged in a predetermined direction are present in a direction orthogonal to the predetermined direction (for example, an arrangement of pins 784g to 784p of a two-row connector 783). And
The second arrangement mode is an arrangement mode in which only one terminal row in which three or more terminals are arranged in a predetermined direction exists (for example, an arrangement of
The gaming machine according to feature K7, wherein the predetermined dimension in the first arrangement mode is larger than the predetermined dimension in the second arrangement mode.
特徴K9によれば、端子列が2個並設されてなる第1配列態様の場合、端子列が1個のみである第2配列態様よりも半田ブリッジが発生し易い。この場合に、特徴K9によれば、第1配列態様における所定寸法は第2配列態様における所定寸法よりも大きい寸法に設定されていることにより、半田ブリッジが発生し易い端子に対しては第2接続用領域を設けるようにしながら、当該第2接続用領域の形成対象となる端子の数を少なく抑えることが可能となる。 According to the feature K9, in the case of the first arrangement mode in which two terminal rows are arranged side by side, solder bridges are more likely to occur than in the second arrangement mode in which only one terminal row is provided. In this case, according to the feature K9, since the predetermined dimension in the first arrangement mode is set to a size larger than the predetermined dimension in the second arrangement mode, the second is for the terminal where the solder bridge is likely to occur. It is possible to reduce the number of terminals to be formed of the second connection area while providing the connection area.
特徴K10.前記装着部品は、2個の端子が所定方向に配列された所定端子列(2極コネクタ781のピン784e,784fの列)を備えており、
前記第2接続用領域は、前記所定端子列に存在する前記2個の端子が個別に挿通される前記挿通用孔のそれぞれに対応させて設けられていることを特徴とする特徴K1乃至K9のいずれか1に記載の遊技機。
Feature K10. The mounting component includes a predetermined terminal row (row of
A feature K1 to K9, wherein the second connection region is provided so as to correspond to each of the insertion holes through which the two terminals existing in the predetermined terminal row are individually inserted. The gaming machine according to any one.
特徴K10によれば、2個の端子が所定方向に配列されてなる所定端子列の場合、配列方向の端に存在している端子が接地用端子となるため、3個以上の端子が所定方向に配列されてなる端子列よりも半田ブリッジが発生し易い。この場合に、特徴K10によれば、所定端子列の2個の端子のそれぞれに対応させて第2接続用領域が設けられていることにより、半田ブリッジが発生してしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature K10, in the case of a predetermined terminal array in which two terminals are arranged in a predetermined direction, the terminals existing at the ends in the arrangement direction are grounding terminals, so that three or more terminals are in the predetermined direction. Solder bridges are more likely to occur than the terminal rows arranged in. In this case, according to the feature K10, the possibility that a solder bridge is generated is reduced by providing the second connection area corresponding to each of the two terminals in the predetermined terminal row. Is possible.
特徴K11.前記第2接続用領域は、当該第2接続用領域に対応する前記挿通用孔に挿通される端子に対して最も近くに存在している端子側とは異なる側の面積が広くなるように形成されていることを特徴とする特徴K1乃至K10のいずれか1に記載の遊技機。 Features K11. The second connection area is formed so that the area on the side different from the terminal side closest to the terminal inserted into the insertion hole corresponding to the second connection area is large. The gaming machine according to any one of features K1 to K10.
特徴K11によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合に、所定の端子周りに付着する溶融半田を所定の端子に隣接する端子とは異なる方向に保持することができる。これにより、第2接続用領域に保持されている溶融半田が凝固する前に隣接する端子周りの溶融半田と合流して半田ブリッジが形成されてしまうことを防ぐことができる。 According to the feature K11, when soldering is performed while transporting the substrate, the molten solder adhering around the predetermined terminal can be held in a direction different from that of the terminal adjacent to the predetermined terminal. This makes it possible to prevent the molten solder held in the second connection region from merging with the molten solder around the adjacent terminals to form a solder bridge before solidifying.
特徴K12.前記第2接続用領域は、当該第2接続用領域に対応する前記挿通用孔に挿通される端子に対して最も近くに存在している端子側とは逆側の面積が最も広くなるように形成されていることを特徴とする特徴K1乃至K11のいずれか1に記載の遊技機。 Feature K12. The area of the second connection area is the largest on the side opposite to the terminal side that exists closest to the terminal inserted into the insertion hole corresponding to the second connection area. The gaming machine according to any one of features K1 to K11, which is characterized in that it is formed.
特徴K12によれば、所定の端子周りに付着する溶融半田を所定の端子に隣接する端子から最も遠い側に保持することができるため、半田ブリッジが形成されづらくすることが可能となる。 According to the feature K12, the molten solder adhering around the predetermined terminal can be held on the side farthest from the terminal adjacent to the predetermined terminal, so that it is possible to make it difficult for the solder bridge to be formed.
特徴K13.前記装着部品は、複数の端子が列をなして並んでいる端子列(1列コネクタ782のピン784a〜784dの列、2極コネクタ781のピン784e,784fの列、2列コネクタ783のピン784g〜784pの列、第1作動口用コネクタ955のピン784q,784rの列、第2作動口用コネクタ956のピン784s,784tの列)を備えており、
前記第2接続用領域は、前記端子列における前記複数の端子の配列方向の方が当該配列方向に対して直交する方向よりも長さ寸法が大きくなるように形成されていることを特徴とする特徴K1乃至K12のいずれか1に記載の遊技機。
Feature K13. The mounting component is a terminal row in which a plurality of terminals are arranged in a row (row of
The second connection region is characterized in that the arrangement direction of the plurality of terminals in the terminal row is formed so that the length dimension is larger than the direction orthogonal to the arrangement direction. The gaming machine according to any one of the features K1 to K12.
特徴K13によれば、基板において端子列における端子の配列方向に対して直交する方向における基板設計への影響を抑えながら第2接続用領域を設けることが可能となる。 According to the feature K13, it is possible to provide the second connection area on the substrate while suppressing the influence on the substrate design in the direction orthogonal to the arrangement direction of the terminals in the terminal row.
特徴K14.前記第2接続用領域は、
当該第2接続用領域に対応する前記挿通用孔の周りに形成されている周囲領域(小型短絡防止穴891,921)と、
前記基板において前記周囲領域の外側に設けられた外部領域(大型短絡防止穴892,922)と、
前記周囲領域と前記外部領域とを連結する連結領域(第1通路領域894,924)と、
を備えていることを特徴とする特徴K1乃至K13のいずれか1に記載の遊技機。
Feature K14. The second connection area is
Peripheral areas (small short-circuit prevention holes 891,921) formed around the insertion hole corresponding to the second connection area, and
An external region (large short-
A connecting region (
The gaming machine according to any one of features K1 to K13.
特徴K14によれば、周囲領域に対して連結領域を挟んで離間された外部領域に溶融半田を分離して保持させることが可能となる。これにより、周囲領域側に溶融半田が移動してきてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature K14, the molten solder can be separated and held in the outer region separated from the surrounding region with the connecting region interposed therebetween. This makes it possible to reduce the possibility that the molten solder will move to the peripheral region side.
特徴K15.前記外部領域は、前記周囲領域よりも面積が広いことを特徴とする特徴K14に記載の遊技機。 Feature K15. The gaming machine according to feature K14, wherein the external region has a larger area than the peripheral region.
特徴K15によれば、外部領域は周囲領域よりも大きな面積を有しているため、周囲領域に溜まる溶融半田は外部領域の方へ引き寄せられる。これにより、周囲領域側に溶融半田が移動してきてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature K15, since the outer region has a larger area than the peripheral region, the molten solder accumulated in the peripheral region is attracted toward the outer region. This makes it possible to reduce the possibility that the molten solder will move to the peripheral region side.
特徴K16.前記連結領域は、前記外部領域よりも幅が狭いことを特徴とする特徴K14又はK15に記載の遊技機。 Feature K16. The gaming machine according to feature K14 or K15, wherein the connecting region is narrower than the external region.
特徴K16によれば、外部領域に保持されている溶融半田が連結領域を通じて周囲領域に移動してしまう可能性が低減される。 According to the feature K16, the possibility that the molten solder held in the outer region moves to the surrounding region through the connecting region is reduced.
なお、特徴K1〜K16の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features K1 to K16, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to 1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴L群>
特徴L1.装着部品(コネクタ781〜783、第1作動口用コネクタ955、第2作動口用コネクタ956、挿入実装部品)の端子(ピン784a〜784t、端子775)が挿通される挿通用孔(ビアホール793、793a〜793t)と、前記挿通用孔の周りに設けられている接続用領域(接合穴762)と、を有し、前記挿通用孔に前記装着部品の端子が挿通された状態で、前記装着部品の端子と前記接続用領域とが半田によって電気的に接続されている基板(主制御基板61)を備えた遊技機において、
前記基板は、前記接続用領域の外側の位置において当該接続用領域と連通させることなく設けられ、半田を留めることが可能な特別領域(分離型短絡防止穴871,874,875〜878,886,887、3方向分離型短絡防止穴881,884)を備えていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic L group>
Feature L1. Insertion holes (via
The substrate is provided at a position outside the connection region without communicating with the connection region, and a special region (separate short-circuit prevention holes 871, 874, 875 to 878, 886) to which solder can be fastened is provided. A gaming machine characterized by having 887, a three-way separation type short-circuit prevention hole 881,884).
特徴L1によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合に接続用領域に付着する溶融半田を特別領域において分離して保持させることが可能となる。これにより、半田ブリッジが形成されてしまう可能性を低減することが可能となる。特に、溶融半田が特別領域において接続用領域から分離させて保持されることにより、特別領域から接続用領域に溶融半田が移動してしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature L1, when soldering is performed while transporting the substrate, the molten solder adhering to the connection region can be separated and held in the special region. This makes it possible to reduce the possibility that a solder bridge will be formed. In particular, by separating and holding the molten solder from the connecting region in the special region, it is possible to reduce the possibility that the molten solder moves from the special region to the connecting region.
特徴L2.前記接続用領域として、
所定端子が挿通される前記挿通用孔に対応させて設けられた所定接続用領域(例えば1列用裏面領域873の第4接合穴762d)と、
前記所定端子と隣り合う隣接端子が挿通される前記挿通用孔に対応させて設けられた特定接続用領域(例えば1列用裏面領域873の第3接合穴762c)と、
を備え、
前記特別領域は、前記所定接続用領域を基準として前記特定接続用領域側とは異なる側に設けられていることを特徴とする特徴L1に記載の遊技機。
Feature L2. As the connection area
A predetermined connection area (for example, the fourth
A specific connection area (for example, the third
With
The gaming machine according to feature L1, wherein the special area is provided on a side different from the specific connection area side with reference to the predetermined connection area.
特徴L2によれば、特別領域に保持された溶融半田が特定接続用領域側に移動してしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature L2, it is possible to prevent the molten solder held in the special region from moving to the specific connection region side.
特徴L3.前記特別領域は、前記所定接続用領域を基準として前記特定接続用領域側とは逆側に設けられていることを特徴とする特徴L2に記載の遊技機。 Feature L3. The gaming machine according to feature L2, wherein the special area is provided on a side opposite to the specific connection area side with respect to the predetermined connection area.
特徴L3によれば、所定接続用領域に付着する溶融半田を特定接続用領域から離れる方向において保持することが可能となる。また、所定接続用領域が特定接続用領域に対して搬送方向の後側に存在している場合には所定接続用領域に対して特別領域が搬送方向の後側に存在することとなる。これにより、所定接続用領域に付着した溶融半田が特別領域に保持され易くなる。 According to the feature L3, it is possible to hold the molten solder adhering to the predetermined connection region in a direction away from the specific connection region. Further, when the predetermined connection area exists on the rear side in the transport direction with respect to the specific connection area, the special area exists on the rear side in the transport direction with respect to the predetermined connection area. As a result, the molten solder adhering to the predetermined connection region is easily held in the special region.
特徴L4.前記特別領域は、前記所定接続用領域との間の距離(距離LD1)が前記所定接続用領域と前記特定接続用領域との間の距離(距離LD2)よりも近い距離となる位置に設けられていることを特徴とする特徴L2又はL3に記載の遊技機。 Feature L4. The special area is provided at a position where the distance between the predetermined connection area (distance LD1) is shorter than the distance between the predetermined connection area and the specific connection area (distance LD2). The gaming machine according to the feature L2 or L3.
特徴L4によれば、特別領域の方が特定接続用領域よりも所定接続用領域に対して近い位置に存在している。これにより、基板を搬送しながら半田付けを行う場合において、所定接続用領域の表面で発生する余剰の溶融半田が特定接続用領域よりも特別領域に保持され易くなる。 According to the feature L4, the special area exists at a position closer to the predetermined connection area than the specific connection area. As a result, when soldering is performed while transporting the substrate, excess molten solder generated on the surface of the predetermined connection region is more likely to be held in the special region than in the specific connection region.
特徴L5.前記特別領域は、前記接続用領域よりも大きな面積を有していることを特徴とする特徴L1乃至L4のいずれか1に記載の遊技機。 Feature L5. The gaming machine according to any one of features L1 to L4, wherein the special area has a larger area than the connection area.
特徴L5によれば、特別領域は接続用領域よりも大きな面積を有しているため、特別領域に溶融半田が引き寄せられ易くなる。 According to the feature L5, since the special region has a larger area than the connection region, the molten solder is easily attracted to the special region.
特徴L6.前記特別領域は、前記接続用領域から遠い側の方が近い側よりも面積が広くなるように形成されていることを特徴とする特徴L1乃至L5のいずれか1に記載の遊技機。 Feature L6. The gaming machine according to any one of features L1 to L5, wherein the special region is formed so that the side farther from the connection region has a larger area than the side closer to the connection region.
特徴L6によれば、特別領域に保持される溶融半田の多くが接続用領域から遠い側において保持されるため、特別領域に保持される溶融半田が接続用領域側に移動しづらくなる。 According to the feature L6, since most of the molten solder held in the special region is held on the side far from the connecting region, it becomes difficult for the molten solder held in the special region to move to the connecting region side.
特徴L7.前記特別領域は、前記接続用領域を基準として複数の方向に存在するように設けられていることを特徴とする特徴L1乃至L6のいずれか1に記載の遊技機。 Feature L7. The gaming machine according to any one of features L1 to L6, wherein the special area is provided so as to exist in a plurality of directions with respect to the connection area.
特徴L7によれば、接続用領域を基準として複数の方向に存在するように特別領域が設けられていることにより、接続用領域から特別領域に移動する溶融半田の移動経路を多く確保することが可能となる。よって、接続用領域の表面で発生する余剰の溶融半田が特別領域に保持され易くなる。 According to the feature L7, since the special region is provided so as to exist in a plurality of directions with respect to the connection region, it is possible to secure many movement paths of the molten solder moving from the connection region to the special region. It will be possible. Therefore, excess molten solder generated on the surface of the connection region is likely to be held in the special region.
特徴L8.前記特別領域は、1個の前記接続用領域の周りに複数設けられていることを特徴とする特徴L7に記載の遊技機。 Feature L8. The gaming machine according to feature L7, wherein a plurality of the special regions are provided around one connection region.
特徴L8によれば、接続用領域の表面で発生する余剰の溶融半田を退避させるための特別領域が当該接続用領域の周りに複数存在していることにより、当該溶融半田を特別領域に保持させ易くなる。 According to the feature L8, since a plurality of special regions for retracting excess molten solder generated on the surface of the connection region exist around the connection region, the molten solder is held in the special region. It will be easier.
特徴L9.前記装着部品は、複数の端子が列をなして並んでいる端子列(1列コネクタ782のピン784a〜784dの列、2極コネクタ781のピン784e,784fの列、2列コネクタ783のピン784g〜784pの列、第1作動口用コネクタ955のピン784q,784rの列、第2作動口用コネクタ956のピン784s,784tの列)を備えており、
前記特別領域は、少なくとも前記端子列の一方の端に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第4ピン784d)が挿通される前記挿通用孔に対応する前記接続用領域に対して設けられていることを特徴とする特徴L1乃至L8のいずれか1に記載の遊技機。
Feature L9. The mounting component is a terminal row in which a plurality of terminals are arranged in a row (row of
The special area is provided for the connection area corresponding to the insertion hole into which a terminal existing at at least one end of the terminal row (for example, the
特徴L9によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合に付着する溶融半田の量が多くなり易い端子列の端に位置する所定の端子に対応させて特別領域が設けられている。これにより、このような端子列の端に位置する所定の端子周辺から当該所定の端子に隣接する端子に向かって溶融半田が移動してしまう可能性が低減され、結果的に半田ブリッジが形成されてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature L9, a special region is provided corresponding to a predetermined terminal located at the end of the terminal row in which the amount of molten solder that adheres when soldering is performed while transporting the substrate tends to increase. As a result, the possibility that the molten solder moves from the periphery of the predetermined terminal located at the end of the terminal row toward the terminal adjacent to the predetermined terminal is reduced, and as a result, a solder bridge is formed. It is possible to reduce the possibility of soldering.
特徴L10.前記特別領域は、少なくとも前記端子列の一方の端に存在している端子が挿通される前記挿通用孔に対応する前記接続用領域及び前記端子列の他方の端に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第1ピン784a)が挿通される前記挿通用孔に対応する前記接続用領域のそれぞれに対して設けられていることを特徴とする特徴L9に記載の遊技機。
Feature L10. The special area includes the connection area corresponding to the insertion hole into which the terminal existing at at least one end of the terminal row is inserted, and the terminal existing at the other end of the terminal row (for example,). The gaming machine according to feature L9, wherein the
特徴L10によれば、基板を搬送しながら半田付けを行う場合、基板の搬送方向が決定される前の段階で基板の設計を行うことができる。また、半田付けの前に基板の搬送方向を反転させる変更を行っても半田ブリッジの発生確率が低い基板とすることができる。 According to the feature L10, when soldering is performed while transporting the substrate, the substrate can be designed at a stage before the transport direction of the substrate is determined. Further, even if the transfer direction of the substrate is reversed before soldering, the substrate can have a low probability of occurrence of solder bridge.
特徴L11.前記端子列には、接地をするための接地用端子(GNDベタ851と接続するピン784c,784e,784i)を含む3つ以上の端子が設けられており、
前記接地用端子は、前記端子列の端を避けて配置されていることを特徴とする特徴L9又はL10に記載の遊技機。
Feature L11. The terminal row is provided with three or more terminals including a grounding terminal (
The gaming machine according to feature L9 or L10, wherein the grounding terminal is arranged so as to avoid the end of the terminal row.
特徴L11によれば、端子の周りで溶融半田の温度が下がり易い接地用端子が端子列の端に存在していないことにより、当該端子列の端に存在する所定の端子周辺から当該所定の端子に隣接する端子に向かって溶融半田が移動してしまう可能性が低減される。そして、このように溶融半田が移動してしまう可能性が低減されることにより、特別領域として必要な面積が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature L11, since the grounding terminal where the temperature of the molten solder tends to drop around the terminal does not exist at the end of the terminal row, the predetermined terminal exists from the periphery of the predetermined terminal existing at the end of the terminal row. The possibility that the molten solder will move toward the terminal adjacent to the terminal is reduced. By reducing the possibility of the molten solder moving in this way, it is possible to prevent the area required as a special region from becoming extremely large.
特徴L12.前記特別領域は、前記端子列において当該端子列の端とは異なる位置に存在している端子(例えば1列コネクタ782の第2ピン784b及び第3ピン784c)が挿通される前記挿通用孔に対応する前記接続用領域に対しては設けられていないことを特徴とする特徴L9乃至L11のいずれか1に記載の遊技機。
Feature L12. The special region is formed in the insertion hole into which a terminal (for example, the
特徴L12によれば、端子列の端とは異なる位置に存在している端子に対しては特別領域が設けられていないことにより、基板において特別領域が占める範囲が極端に広くなってしまわないようにすることが可能となる。 According to the feature L12, since the special area is not provided for the terminal existing at a position different from the end of the terminal row, the range occupied by the special area on the substrate is not extremely widened. It becomes possible to.
なお、特徴L1〜L12の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features L1 to L12, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
<特徴M群>
特徴M1.遊技者による発射操作に基づいて、遊技領域(遊技領域PA)に向けて遊技球を発射する発射手段(遊技球発射機構27)と、
前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な始動入球部(第1作動口938、第2作動口939)と、
当該始動入球部に入球した遊技球を検知する入球検知手段(第1作動口検知センサ951、第2作動口検知センサ952)と、
当該入球検知手段の検知結果の情報を伝送する伝送手段(第1ハーネス951a、第2ハーネス952a)が電気的に接続される接続手段(第1作動口用コネクタ955、第2作動口用コネクタ956)が設けられた特定基板(主制御基板61)を有する特定制御手段(主制御装置60)と、
を備え、
前記始動入球部として、第1始動入球部(第1作動口938)と、第2始動入球部(第2作動口939)と、を少なくとも備え、
前記入球検知手段として、前記第1始動入球部に入球した遊技球を検知する第1入球検知手段(第1作動口検知センサ951)と、前記第2始動入球部に入球した遊技球を検知する第2入球検知手段(第2作動口検知センサ952)と、を少なくとも備え、
前記伝送手段として、前記第1入球検知手段の検知結果の情報を伝送する第1伝送手段(第1ハーネス951a)と、前記第2入球検知手段の検知結果の情報を伝送する第2伝送手段(第2ハーネス952a)と、を備え、
前記接続手段として、前記第1伝送手段が接続される第1接続手段(第1作動口用コネクタ955)と、前記第2伝送手段が接続される第2接続手段(第2作動口用コネクタ956)と、を備え、
前記第1接続手段及び前記第2接続手段は前記特定基板に対して個別に設けられており、
前記第2接続手段に設けられた接続端子は、第1接続端子(第1ピン784s)及び第2接続端子(第2ピン784t)の2個であり、
前記特定基板は、
前記第1接続端子が挿通されている第1挿通用孔(第1ビアホール793s)と、
前記第2接続端子が挿通されている第2挿通用孔(第2ビアホール793t)と、
前記第1挿通用孔の周りに設けられている第1接続用領域(短絡防止穴761)と、
前記第2挿通用孔の周りに設けられている第2接続用領域(短絡防止穴761)と、
所定の装着部品の所定端子が挿通される所定挿通用孔(ビアホール793)と、
当該所定挿通用孔の周りに設けられている所定接続用領域(接合穴762)と、
を備え、
前記第1挿通用孔に前記第1接続端子が挿通された状態で、前記第1接続端子と前記第1接続用領域とが半田によって電気的に接続されており、
前記第2挿通用孔に前記第2接続端子が挿通された状態で、前記第2接続端子と前記第2接続用領域とが半田によって電気的に接続されており、
前記所定挿通用孔に前記所定端子が挿通された状態で、前記所定端子と前記所定接続用領域とが半田によって電気的に接続されており、
前記遊技領域において前記第1始動入球部は、少なくとも第1操作態様による前記発射操作が行われている場合に発射された遊技球が到達可能な位置に設けられており、
前記遊技領域において前記第2始動入球部は、前記第1操作態様による前記発射操作が行われている場合に発射された遊技球は到達不可又は到達困難な位置であって、第2操作態様による前記発射操作が行われている場合に発射された遊技球が到達可能な位置に設けられており、
前記特定制御手段は、
前記第1入球検知手段にて遊技球が検知されたことに基づいて特別情報(保留情報)を取得する第1取得手段(主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
当該第1取得手段が取得した前記特別情報を記憶する第1取得情報記憶手段(第1特図保留エリア、主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
前記第2入球検知手段にて遊技球が検知されたことに基づいて特別情報を取得する第2取得手段(主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
当該第2取得手段が取得した前記特別情報を記憶する第2取得情報記憶手段(第2特図保留エリア、主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
前記第1取得情報記憶手段又は前記第2取得情報記憶手段に記憶されている前記特別情報が、予め定められた付与情報に対応しているか否かの付与判定を行う付与判定手段(主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
当該付与判定手段による前記付与判定の結果が、判定対象の前記特別情報が前記付与情報に対応しているとする付与対応結果となったことに基づいて遊技者に特典を付与する特典付与手段(主側CPU63におけるステップS213の処理を実行する機能)と、
前記第2始動入球部を、遊技球が入球しにくい又は入球が不可である第1状態、及びそれよりも遊技球が入球し易い第2状態のいずれかに切り換え可能な受入制御手段(主側CPU63におけるステップS214の処理を実行する機能)と、
を備え、
当該受入制御手段は、前記第2始動入球部の制御モードとして、第1モード(低頻度サポートモード)と、当該第1モードよりも前記第2状態になり易い第2モード(高頻度サポートモード)と、を有しており、
前記第1取得情報記憶手段に記憶されている前記特別情報が前記付与判定の対象となった場合よりも前記第2取得情報記憶手段に記憶されている前記特別情報が前記付与判定の対象となった場合の方が、遊技者にとって有利な前記特典が付与される又は付与され易い構成であり、
前記第1接続用領域及び前記第2接続用領域は、前記所定接続用領域よりも面積が広くなるように形成されており、
前記第1接続用領域は、前記第1挿通用孔を基準として前記第2挿通用孔側とは異なる側の面積が大きくなるように形成されており、
前記第2接続用領域は、前記第2挿通用孔を基準として前記第1挿通用孔側とは異なる側の面積が大きくなるように形成されていることを特徴とする遊技機。
<Characteristic M group>
Features M1. A launching means (game ball launch mechanism 27) that launches a game ball toward the game area (game area PA) based on a launch operation by the player, and
Starting ball entry portions (
Ball entry detection means (first operation
The connection means (first
With
The starting ball entry portion includes at least a first starting ball entry portion (first operating port 938) and a second starting ball entry portion (second operating port 939).
As the ball entry detection means, a first ball entry detection means (first operation port detection sensor 951) for detecting a game ball that has entered the first start ball entry section and a ball entry into the second start ball entry section. It is provided with at least a second ball entry detection means (second operation port detection sensor 952) for detecting the game ball.
As the transmission means, a first transmission means (first harness 951a) for transmitting information on the detection result of the first ball entry detection means and a second transmission for transmitting information on the detection result of the second ball entry detection means. Means (second harness 952a) and
As the connection means, a first connection means (first actuating port connector 955) to which the first transmission means is connected and a second connection means (second actuating port connector 956) to which the second transmission means is connected. ), And
The first connecting means and the second connecting means are individually provided for the specific substrate.
The connection terminals provided in the second connection means are two, a first connection terminal (first pin 784s) and a second connection terminal (
The specific substrate is
The first insertion hole (first via
A second insertion hole (second via
The first connection area (short circuit prevention hole 761) provided around the first insertion hole and
A second connection area (short circuit prevention hole 761) provided around the second insertion hole, and
A predetermined insertion hole (via hole 793) through which a predetermined terminal of a predetermined mounting component is inserted, and
A predetermined connection area (joint hole 762) provided around the predetermined insertion hole and
With
With the first connection terminal inserted into the first insertion hole, the first connection terminal and the first connection region are electrically connected by solder.
With the second connection terminal inserted into the second insertion hole, the second connection terminal and the second connection region are electrically connected by solder.
With the predetermined terminal inserted into the predetermined insertion hole, the predetermined terminal and the predetermined connection area are electrically connected by solder.
In the game area, the first start ball entry portion is provided at a position where the game ball launched is reachable at least when the launch operation according to the first operation mode is performed.
In the game area, the second starting ball entry portion is at a position where the game ball launched when the launch operation is performed according to the first operation mode is unreachable or difficult to reach, and the second operation mode. It is provided at a position where the game ball launched when the launch operation is performed by
The specific control means
The first acquisition means (function of executing the process of step S213 in the main CPU 63) for acquiring special information (holding information) based on the detection of the game ball by the first ball entry detection means, and
The first acquisition information storage means (the first special figure holding area, the function of executing the process of step S213 in the main CPU 63) for storing the special information acquired by the first acquisition means, and
A second acquisition means (a function of executing the process of step S213 in the main CPU 63) for acquiring special information based on the detection of the game ball by the second ball entry detection means, and
The second acquisition information storage means (the second special figure holding area, the function of executing the process of step S213 in the main CPU 63) for storing the special information acquired by the second acquisition means, and
Grant determination means (main side CPU 63) that determines whether or not the special information stored in the first acquisition information storage means or the second acquisition information storage means corresponds to predetermined grant information. (Function to execute the process of step S213) in
A privilege granting means for granting a privilege to a player based on the result of the grant determination by the grant determination means being a grant correspondence result that the special information to be determined corresponds to the grant information ( (Function to execute the process of step S213 in the main CPU 63) and
Acceptance control that allows the second start ball entry portion to be switched to either a first state in which the game ball is difficult to enter or is not allowed to enter, or a second state in which the game ball is easier to enter. Means (a function of executing the process of step S214 in the main CPU 63) and
With
The acceptance control means has a first mode (low frequency support mode) and a second mode (high frequency support mode) in which the second mode is more likely to occur than the first mode as the control mode of the second start ball entry unit. ) And
The special information stored in the second acquired information storage means is the target of the grant determination rather than the special information stored in the first acquired information storage means is the target of the grant determination. In this case, the above-mentioned privilege that is advantageous to the player is given or is more likely to be given.
The first connection area and the second connection area are formed so as to have a larger area than the predetermined connection area.
The first connection region is formed so that the area on the side different from the second insertion hole side is larger than that of the first insertion hole.
The gaming machine is characterized in that the second connection region is formed so that the area on the side different from the first insertion hole side is larger than that of the second insertion hole.
特徴M1によれば、第2始動入球部に入球した場合に行われる付与判定の方が、第1始動入球部に入球した場合に行われる付与判定よりも遊技者に有利であるため、第2始動入球部への遊技球の入球が発生した場合に、遊技者は大きな期待を抱く。第2接続手段の第1接続端子の周りには所定接続用領域よりも面積の広い第1接続用領域が設けられているとともに、第2接続端子の周りには所定接続用領域よりも面積の広い第2接続用領域が設けられている。このため、特定基板の半田付け工程において、第1接続端子及び第2接続端子の間に半田ブリッジが形成されて短絡することを抑制することができる。これにより、接続不良により、第2始動入球部への遊技球の入球が検知されない事態が発生する可能性を低減することができる。期待している遊技者を接続不良で失望させることを回避することができる。 According to the feature M1, the grant determination performed when the ball enters the second start ball entry section is more advantageous to the player than the grant determination performed when the ball enters the first start ball entry section. Therefore, when a game ball enters the second starting ball entry section, the player has great expectations. A first connection area having a larger area than the predetermined connection area is provided around the first connection terminal of the second connection means, and an area larger than the predetermined connection area is provided around the second connection terminal. A large second connection area is provided. Therefore, in the soldering process of the specific substrate, it is possible to prevent a solder bridge from being formed between the first connection terminal and the second connection terminal to cause a short circuit. As a result, it is possible to reduce the possibility that the entry of the game ball into the second starting entry portion is not detected due to the poor connection. It is possible to avoid disappointing the expected player due to poor connection.
また、第1検知手段を特定基板に接続するための第1接続手段、及び第2検知手段を特定基板に接続するための第2接続手段は特定基板に対して個別に設けられている。不正基板が使用される場合に、当該不正基板を特定基板に接続するために必要な接続箇所を多く設定することにより、遊技ホールにおいて不正を行いにくくすることができる。 Further, a first connecting means for connecting the first detecting means to the specific substrate and a second connecting means for connecting the second detecting means to the specific substrate are individually provided for the specific substrate. When an illegal board is used, it is possible to make it difficult to perform illegality in the game hall by setting many connection points required for connecting the illegal board to the specific board.
特徴M2.前記第1接続用領域及び前記第2接続用領域は、前記第1接続端子と前記第2接続端子とが並んでいる配列方向の方が当該配列方向に対して直交する方向よりも長さ寸法が大きくなるように形成されていることを特徴とする特徴M1に記載の遊技機。 Feature M2. The first connection area and the second connection area have a longer dimension in the arrangement direction in which the first connection terminal and the second connection terminal are arranged than in the direction orthogonal to the arrangement direction. The gaming machine according to feature M1, wherein the gaming machine is formed so as to be large.
特徴M2によれば、特定基板において、第1接続端子及び第2接続端子の配列方向に対して直交する方向における基板設計への影響を抑えながら第1接続用領域及び第2接続用領域を設けることが可能となる。 According to the feature M2, in the specific board, the first connection area and the second connection area are provided while suppressing the influence on the board design in the direction orthogonal to the arrangement direction of the first connection terminal and the second connection terminal. It becomes possible.
特徴M3.前記第1接続用領域は、
前記第1挿通用孔の周りに形成されている第1周囲領域(小型短絡防止穴891,921)と、
前記特定基板において前記第1周囲領域の外側に設けられた第1外部領域(大型短絡防止穴892,922)と、
前記第1周囲領域と前記第1外部領域とを連結する第1連結領域(第1通路領域894,924)と、
を備えており、
前記第2接続用領域は、
前記第2挿通用孔の周りに形成されている第2周囲領域(小型短絡防止穴891,921)と、
前記特定基板において前記第2周囲領域の外側に設けられた第2外部領域(大型短絡防止穴892,922)と、
前記第2周囲領域と前記第2外部領域とを連結する第2連結領域(第1通路領域894,924)と、
を備えていることを特徴とする特徴M1又はM2に記載の遊技機。
Feature M3. The first connection area is
A first peripheral region (small short circuit prevention holes 891,921) formed around the first insertion hole and
In the specific substrate, a first external region (large short-
A first connecting region (
Is equipped with
The second connection area is
A second peripheral region (small short circuit prevention holes 891,921) formed around the second insertion hole, and
A second external region (large short-
A second connecting region (
The gaming machine according to the feature M1 or M2.
特徴M3によれば、第1周囲領域に対して第1連結領域を挟んで離間された第1外部領域に溶融半田を分離して保持させることが可能となるとともに、第2周囲領域に対して第2連結領域を挟んで離間された第2外部領域に溶融半田を分離して保持させることが可能となる。これにより、第1周囲領域側及び第2周囲領域側に溶融半田が移動してきてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature M3, the molten solder can be separated and held in the first outer region separated by sandwiching the first connecting region from the first peripheral region, and the molten solder can be separated and held with respect to the second peripheral region. It is possible to separate and hold the molten solder in the second outer region separated by sandwiching the second connecting region. This makes it possible to reduce the possibility that the molten solder will move to the first peripheral region side and the second peripheral region side.
特徴M4.前記第1外部領域は、前記第1周囲領域よりも面積が広く、
前記第2外部領域は、前記第2周囲領域よりも面積が広いことを特徴とする特徴M3に記載の遊技機。
Features M4. The first outer region has a larger area than the first peripheral region.
The gaming machine according to feature M3, wherein the second external region has a larger area than the second peripheral region.
特徴M4によれば、第1外部領域は第1周囲領域よりも大きな面積を有しているため、第1周囲領域に溜まる溶融半田は第1外部領域の方へ引き寄せられる。また、第2外部領域は第2周囲領域よりも大きな面積を有しているため、第2周囲領域に溜まる溶融半田は第2外部領域の方へ引き寄せられる。これにより、第1周囲領域側及び第2周囲領域側に溶融半田が移動してきてしまう可能性を低減することが可能となる。 According to the feature M4, since the first outer region has a larger area than the first peripheral region, the molten solder accumulated in the first peripheral region is attracted toward the first outer region. Further, since the second outer region has a larger area than the second peripheral region, the molten solder accumulated in the second peripheral region is attracted toward the second outer region. This makes it possible to reduce the possibility that the molten solder will move to the first peripheral region side and the second peripheral region side.
特徴M5.前記第1連結領域は、前記第1外部領域よりも幅が狭く、
前記第2連結領域は、前記第2外部領域よりも幅が狭いことを特徴とする特徴M3又はM4に記載の遊技機。
Feature M5. The width of the first connecting region is narrower than that of the first external region.
The gaming machine according to feature M3 or M4, wherein the second connecting region is narrower than the second external region.
特徴M5によれば、第1外部領域に保持されている溶融半田が第1連結領域を通じて第1周囲領域に移動してしまう可能性が低減されるとともに、第2外部領域に保持されている溶融半田が第2連結領域を通じて第2周囲領域に移動してしまう可能性が低減される。 According to the feature M5, the possibility that the molten solder held in the first external region moves to the first peripheral region through the first connecting region is reduced, and the molten solder held in the second external region is reduced. The possibility that the solder will move to the second peripheral region through the second connecting region is reduced.
なお、特徴M1〜M5の構成に対して、特徴A1〜A41、特徴B1〜B20、特徴C1〜C19、特徴D1〜D7、特徴E1〜E4、特徴F1〜F10、特徴G1〜G7、特徴H1〜H34、特徴I1〜I11、特徴J1〜J15、特徴K1〜K16、特徴L1〜L12、特徴M1〜M5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。 It should be noted that, with respect to the configuration of the features M1 to M5, the features A1 to A41, the features B1 to B20, the features C1 to C19, the features D1 to D7, the features E1 to E4, the features F1 to F10, the features G1 to G7, and the features H1 to H1 One or a plurality of configurations of H34, features I1 to I11, features J1 to J15, features K1 to K16, features L1 to L12, and features M1 to M5 may be applied. This makes it possible to produce a synergistic effect due to the combined configuration.
上記特徴K群、上記特徴L群、及び上記特徴M群に係る発明によれば、以下の課題を解決することが可能である。 According to the inventions relating to the feature K group, the feature L group, and the feature M group, the following problems can be solved.
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンなどが知られている。例えば、パチンコ遊技機は、遊技の主たる制御を司る主制御装置や当該主制御装置から受信するコマンドに基づいて演出のための音や光の出力を行う音声発光制御装置などを備えている。これら主制御装置や音声発光制御装置などは、内部に基板を備えており、当該基板は、プリント配線板にICや抵抗などの電子部品やコネクタなどが実装されて構成されている。電子部品やコネクタなどは、半田付けによって、プリント配線板に形成されている配線と電気的に接続された状態で固定されている。 Pachinko game machines and slot machines are known as game machines. For example, a pachinko gaming machine includes a main control device that controls the main control of a game, a voice emission control device that outputs sound or light for production based on a command received from the main control device, and the like. These main control devices, voice emission control devices, and the like are provided with a substrate inside, and the substrate is configured by mounting electronic components such as ICs and resistors, connectors, and the like on a printed wiring board. Electronic components, connectors, etc. are fixed in a state of being electrically connected to the wiring formed on the printed wiring board by soldering.
ここで、上記例示等のような遊技機においては、電子部品やコネクタなどをプリント配線板に実装する際の半田付けが好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。 Here, in a gaming machine such as the above example, it is necessary to preferably perform soldering when mounting an electronic component, a connector, or the like on a printed wiring board, and there is still room for improvement in this respect.
以下に、以上の各特徴を適用し得る又は各特徴に適用される遊技機の基本構成を示す。 The basic configuration of the gaming machine to which each of the above features can be applied or applied to each feature is shown below.
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。 Pachinko gaming machine: An operating means operated by a player, a game ball launching means for launching a game ball based on the operation of the operating means, a ball passage for guiding the launched game ball to a predetermined game area, and a game. A gaming machine that includes each gaming component arranged in an area and gives a privilege to a player when a gaming ball passes through a predetermined passing portion of each gaming component.
スロットマシン等の回胴式遊技機:複数の絵柄を可変表示させる絵柄表示装置を備え、始動操作手段の操作に起因して前記複数の絵柄の可変表示が開始され、停止操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより前記複数の絵柄の可変表示が停止され、その停止後の絵柄に応じて遊技者に特典を付与する遊技機。 Rotating machine such as a slot machine: Equipped with a picture display device for variably displaying a plurality of pictures, the variable display of the plurality of pictures is started due to the operation of the start operation means, and is caused by the operation of the stop operation means. A gaming machine in which the variable display of the plurality of symbols is stopped after a lapse of a predetermined time, and a privilege is given to the player according to the symbols after the stop.
10…パチンコ機、24a…アウト口、27…遊技球発射機構、31…一般入賞口、32…特電入賞装置、33…第1作動口、34…第2作動口、52…窓パネル、60…主制御装置、61…主制御基板、62…MPU、63…主側CPU、65…主側RAM、92…払出側CPU、102…読み取り用端子、112…管理側CPU、116…対応関係用メモリ、131…演算結果用メモリ、151…報知用発光部、213…第1左右振分釘、214…第2左右振分釘、215…第1左右振分部材、216…固定用部材、217a…第1振分面、218a…第2振分面、228…障害釘、231…第2左右振分部材、232a…第1振分面、233…遊技盤、234a…第2振分面、242…第1左右振分釘、243…第1左右振分部材、244a…第1振分面、245a…第2振分面、251…反転釘、254…反転部材、254a…第1反転面、254b…第2反転面、255…左側誘導部材、262…前後振分釘、263…前後振分部材、264a…第1振分面、265a…第2振分面、271…後方釘、291…前方優先部材、292…プレート部材、293…第1支持部材、294…第2支持部材、322…反発釘、333…低反発部材、334d…高反発部、351…前後振分台、354…ステージユニット、372…第1下流面、373…第2下流面、391,392…前後振分台、422…通路形成部材、422b…手前側壁面、423…位置変更通路、441…交換用通路形成部材、442…交換用位置変更通路、443a…奥側壁面、443b…手前側側面、461…案内通路、462…ガイド面、471…案内部材、561…交換用案内部材、761…短絡防止穴、762…接合穴、762c…第3接合穴、762d…第4接合穴、775…端子、781…2極コネクタ、782…1列コネクタ、783…2列コネクタ、784a〜784t…ピン、793,793a〜793t…ビアホール、891…小型短絡防止穴、892…大型短絡防止穴、894…第1通路領域、851…GNDベタ、871…分離型短絡防止穴、873…1列用裏面領域、874…分離型短絡防止穴、875…左上分離型短絡防止穴、876…左下分離型短絡防止穴、877…右上分離型短絡防止穴、878…右下分離型短絡防止穴、881,884…3方向分離型短絡防止穴、886…左側分離型短絡防止穴、887…右側分離型短絡防止穴、921…小型短絡防止穴、922…大型短絡防止穴、924…第1通路領域、938…第1作動口、939…第2作動口、951…第1作動口検知センサ、951a…第1ハーネス、952…第2作動口検知センサ、952a…第2ハーネス、955…第1作動口用コネクタ、956…第2作動口用コネクタ、B1…遊技球、PA…遊技領域。 10 ... Pachinko machine, 24a ... Out port, 27 ... Game ball launch mechanism, 31 ... General winning port, 32 ... Special electric winning device, 33 ... 1st operating port, 34 ... 2nd operating port, 52 ... Window panel, 60 ... Main controller, 61 ... main control board, 62 ... MPU, 63 ... main CPU, 65 ... main RAM, 92 ... payout side CPU, 102 ... reading terminal, 112 ... management side CPU, 116 ... correspondence memory , 131 ... Calculation result memory, 151 ... Notification light emitting unit, 213 ... First left and right distribution nail, 214 ... Second left and right distribution nail, 215 ... First left and right distribution member, 216 ... Fixing member, 217a ... 1st distribution surface, 218a ... 2nd distribution surface, 228 ... Obstacle nail, 231 ... Second left and right distribution member, 232a ... 1st distribution surface, 233 ... Game board, 234a ... 2nd distribution surface, 242 ... 1st left / right distribution nail, 243 ... 1st left / right distribution member, 244a ... 1st distribution surface, 245a ... 2nd distribution surface, 251 ... reversing nail, 254 ... reversing member, 254a ... 1st reversing surface, 254b ... 2nd inversion surface, 255 ... Left side guide member, 262 ... Front-rear distribution nail, 263 ... Front-rear distribution member, 264a ... 1st distribution surface, 265a ... Second distribution surface, 271 ... Rear nail, 291 ... Front priority member, 292 ... Plate member, 293 ... First support member, 294 ... Second support member, 322 ... Repulsive nail, 333 ... Low repulsion member, 334d ... High repulsion part, 351 ... Front and rear distribution table, 354 ... Stage Unit, 372 ... 1st downstream surface, 373 ... 2nd downstream surface, 391, 392 ... Front-rear distribution table, 422 ... Passage forming member, 422b ... Front side wall surface, 423 ... Position change passage, 441 ... Replacement passage forming member , 442 ... Replacement position change passage, 443a ... Back side wall surface, 443b ... Front side surface, 461 ... Guide passage, 462 ... Guide surface, 471 ... Guide member, 561 ... Replacement guide member, 761 ... Short circuit prevention hole, 762 ... Joint hole, 762c ... Third joint hole, 762d ... Fourth joint hole, 775 ... Terminal, 781 ... 2-pole connector, 782 ... 1-row connector, 783 ... 2-row connector, 784a-784t ... Pin, 793, 793a- 793t ... Via hole, 891 ... Small short circuit prevention hole, 892 ... Large short circuit prevention hole, 894 ... First passage area, 851 ... GND solid, 871 ... Separate type short circuit prevention hole, 873 ... 1 row back surface area, 874 ... Separate type Short circuit prevention hole, 875 ... Upper left separation type short circuit prevention hole, 876 ... Lower left separation type short circuit prevention hole, 877 ... Upper right separation type short circuit prevention hole, 878 ... Lower right separation type short circuit prevention hole, 881,884 ... Three-way separation type short circuit Prevention hole, 886 ... Left side separation type short circuit prevention hole, 887 ... Right side separation type short circuit prevention hole, 921 ... Small short circuit prevention hole, 922 ... Large short circuit prevention hole, 924 ... 1st passage area, 938 ... 1st operating port, 939 ... 2nd operating port, 951 ... 1st operating port detection sensor , 951a ... 1st harness, 952 ... 2nd actuating port detection sensor, 952a ... 2nd harness, 955 ... 1st actuating port connector, 956 ... 2nd actuating port connector, B1 ... game ball, PA ... game area.
Claims (1)
前記基板は、それぞれ異なる前記挿通用孔に対して設けられている前記接続用領域として、第1接続用領域と、当該第1接続用領域よりも面積が広く形成された第2接続用領域と、を備えていることを特徴とする遊技機。 It has an insertion hole through which the terminal of the mounting component is inserted and a connection area provided around the insertion hole, and the terminal of the mounting component is inserted into the insertion hole. In a gaming machine provided with a substrate in which the terminals of the mounting component and the connection area are electrically connected by solder
The substrate has a first connection region and a second connection region having a larger area than the first connection region as the connection regions provided for the different insertion holes. A gaming machine characterized by being equipped with.
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