JP2021097641A - 育苗機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大掛かりな設備を不要として一般農家でも容易に設置できると共に、育苗作業の自動化が図れて作業の能率向上を図りつつ、地域の環境に適応できる丈夫な苗を短期間に育成して、自然災害発生時等にも容易に対応可能な育苗機を提供する。【解決手段】平面視方形状に形成された本体、本体の内部に水平状態で配置された栽培トレー、栽培トレーの所定距離上方に配置されたLED照明装置、栽培トレー内に水を供給可能な灌水装置を備え、本体は、少なくともその底面側を開放することで本体内に外気と連通する密閉されない空間が形成されると共に、本体の下端部に配設されたキャスター等の移動機構により移動可能に構成される、また、栽培トレーの左右端部に空間が形成されたり上面に開閉可能な蓋が配置され、栽培トレー上には赤色と青濃色の2色のLED照明装置や苗に付着する水部を除去可能な送風ファンが配置される。【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的な野菜栽培農家等において野菜の苗を種から育て、育てた苗を自らの畑に移植して栽培したり、あるいは苗を道の駅等に納品して販売する際等に使用される育苗機に関する。
従来、野菜の苗を育てる栽培装置は、例えば特許文献1に開示されている。この栽培装置は、密閉空間を構成する建物構造物と、この建物構造物の天井部に設置された空調装置と、建物構造物内に設置された箱形の複数個の多段棚式植物育成装置(育成モジュール)等を備え、空調装置の吹出口や育成モジュールの位置関係により、建物構造物内の各育成モジュールの環境を均一にして、苗を栽培するようにしたものである。
特許第6056929号公報
しかしながら、このような栽培装置にあっては、内部の空調が管理された建物構造物が必要となり、栽培装置自体が極めて大型かつ複雑となって、一般農家等で使用することは困難である。そこで、一般的な農家において野菜苗を育成する場合、栽培ポットや育苗用のトレー等を温室内等に設置して、種蒔き(播種)や水やり等の苗の発芽から育成までの各種作業を人手によって行っている。
そのため、このような育苗方法では、安定かつ均一した品質の苗を短期間に育てて、自ら野菜を栽培したり育てた苗を販売すること等が困難であると共に、例えば昨今多発している台風や大雨等の自然災害により、育苗して移植した苗や栽培途中の野菜が被害を被った場合には、その災害自体で農家が大きな経済的被害を被る上に、再び苗を育てることに長い日数が必要であること等から、農家の経済的被害が一層拡大することにもなり、その対策が望まれているのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、大掛かりな設備を不要として一般農家でも容易に設置できると共に、育苗作業の自動化が図れて作業の能率向上を図りつつ、地域の環境に適応できる丈夫な苗を短期間に育成して、自然災害発生時等にも容易に対応可能な育苗機を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、左右側面と上面及び背面と開閉可能な扉で形成された前面とを有して平面視方形状に形成された本体と、該本体の内部に水平状態で配置された栽培トレーと、該栽培トレーの所定距離上方に配置されたLED照明装置と、前記栽培トレー内に水を供給可能な灌水装置とを備え、前記本体は、少なくともその底面側を開放することで本体内に外気と連通する密閉されない空間が形成されると共に、前記本体の下端部に配設された移動機構で移動可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記栽培トレーの左右端部と前記左右側面間に空間が形成されるか、及び又は前記上面に開閉可能な蓋が配置されることにより、前記本体内の空間が外気と連通していることを特徴とする。さらに、請求項3に記載の発明は、前記移動機構が、前記本体の下端部の四隅に着脱可能に配設されたキャスターであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記本体内に、前記栽培トレーの上部空間に送風して育苗される苗に付着した水分を除去可能な送風装置が配設されていることを特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、前記本体の前記左右側面、上面、背面及び扉の内面が、前記LED照明装置の照明光の反射機能を有することを特徴とする。またさらに、請求項6に記載の発明は、前記LED照明装置が、赤色と青混色の2色のLEDが所定の形態で一列状態で収容配置された照明管を有し、該照明管が前記栽培トレーの前後方向に複数列配置されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記栽培トレー上に、一体化された育苗トレーと親水シート及びプラグトレーが出し入れ可能に配置されることを特徴とする。また、請求項8に記載の発明は、前記LED照明装置と前記灌水装置が、タイマーの設定時間により自動的にオン・オフ可能であることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、平面視方形状に形成された本体が、少なくともその底面側を開放することで本体内に外気と連通する密閉されない空間が形成されると共に、本体の下部に配設された移動機構で所定位置に移動可能に構成されているため、建物構造物や空調装置等を必要とせずシンプルな構成として、一般農家等でも商用電源や水道水等の利用で容易に設置できると共に、LED照明装置や灌水装置の使用で育苗作業の自動化が図れて作業の能率向上を図りつつ、本体内の密閉されていない空間の利用により地域の環境に適応できる丈夫な苗を短期間に育成することができ、例えば自然災害発生時等にも容易に対応可能な育苗機を提供することが可能になる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、栽培トレーの左右端部と左右側面間に空間が形成されるか、及び又は上面に開閉可能な蓋が配置されることにより、本体内の空間が外気と連通しているため、本体内の空間を外部(外気)と同一条件とすることができて、育成された苗を育苗機が設置される地域の環境と略一致した環境で育成できて、この育成された苗を地域のハウス内や畑に移植しても、その成長が安定かつ均一化して、栽培野菜の収穫量を増やすこと等ができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、移動機構が、本体の下端部の四隅に着脱可能に配設したキャスターであるため、キャスターの回転により、本体を倉庫内やハウス内等の所定場所に容易に移動設置できると共に、設置場所でキャスターを取り外すことにより、本体の高さを作業者の身長等に応じて低くできて、本体前面の扉の開閉作業を容易に行うことができる等、育苗機の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、本体内に、栽培トレーの上部空間で育苗される苗方向に送風可能な送風装置が配設されているため、成長しつつある苗の葉に付着した水分等を除去して、苗の病気の発生を予防することができ、高品質な苗を育成することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、本体の左右側面、上面、背面及び扉の内面が照明光の反射機能を有するため、LED照明装置から照射される光を栽培トレー方向に反射できて、LED照明光の照射効率を向上させて苗の成長を促進させることができる。
またさらに、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、LED照明装置が、赤色と青混色の2色のLEDが所定の形態で一列状態で収容配置された照明管を有し、この照明管が栽培トレーの前後方向に複数列配置されているため、LED照明装置の消費電力を少なくしつつ、栽培トレーの全域に育苗に適した均一なLED照明光が得られて、苗の一層安定した成長を促すことができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし6に記載の発明の効果に加え、栽培トレー上に、一体化された育苗トレーと親水シート及びプラグトレーが出し入れ可能に配置されるため、親水シートとプラグシートが一体化された育苗トレーを栽培トレー上に容易にセットしたり取り出すことができると共に、親水シートの使用により苗の延び過ぎや絡み、根腐れ等を防止して高品質の苗を育成することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項1ないし7に記載の発明の効果に加え、LED照明装置と灌水装置が、タイマーの設定時間により自動的にオン・オフ可能であるため、タイマーで両装置を単独でもしくは関連付けてオン・オフさせることにより、野菜の種類に応じた光照射と灌水を自動的に行うことができて、育苗作業の完全自動化を図ること等ができる。
本発明に係わる育苗機の一実施形態を示す概略正面図 同その概略右側面図 同栽培トレー部分の概略断面図 同配線系統図 同配管系統図 同栽培トレーを示す(a)が平面図、(b)が(a)のA−A断面図 同給排水口部分を示す図 同オーバーフロー口部分を示す図 同LED照明装置の取付状態を示す図 本発明に係わる育苗機の他の実施形態を示す概略正面図 同その概略右側面図 同栽培トレーを示す(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断面図、(c)が(a)のC−C断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図9は、本発明に係わる育苗機の一実施形態を示している。図1〜図3に示すように、育苗機1は、左右側面2a、背面2b、前面2c、上面2dを有する本体2と、この本体2内の上部に水平状態で配設された2段の栽培トレー3と、この各栽培トレー3の上方にそれぞれ配置されたLED照明装置4と、前記栽培トレー3に水を供給可能な灌水装置5と、前記本体2の例えば右側面2aに配設された制御ボックス6等を備えている。
前記本体2は、アルミの角パイプを縦横方向に格子状にボルト固定もしくは溶接固定することで平面視長方形状の枠組み形状に形成され、その左右側面2aと背面2b及び上面2dには内面が白色の塩ビ板がそれぞれ取り付けられている。なお、上面2dの塩ビ板は、本体2の上面2dに固定されずに載置された状態となって本体2に着脱可能、すなわち本体2の上面2dが開放可能となっている。
また、本体2の前面2cには、2枚の扉2c1が観音開き状に配設され、この一対の扉2c1も前述した左右側面2aや上面2d等と同様に内面が白色の塩ビ板で形成されると共に、反回転軸側の端部には把手2c2がそれぞれ取り付けられている。なお、この一対の扉2c1は、閉じた際に開放側端部が図示しない磁石等により本体2の前面2aに吸着状態とされて前面2cの略閉塞状態が維持されるようになっている。これにより、本体の左右側面2a、背面2b、前面2c及び上面2dは、その各内面が白色となって光の反射機能を有している。
そして、この本体2内に配設される各栽培トレー3の長手方向(図1の左右方向)の一端側部には、当該各栽培トレー3と後述する灌水装置5のタンク5a等を接続するための配管5cが配置される空間が形成されると共に、最下段となる1段目の栽培トレー3の下方には開放された空間が形成されている。これらの空間により、本体2の内部空間が密閉されずに外気と連通した状態となっている。なお、本体2の下端部四隅には、移動機構としてのキャスター7がそれぞれ着脱可能に配設され、このキャスター7の回転により育苗機1(本体2)が移動可能となっている。
前記本体2の所定の角パイプに図3に示すようにして取り付けられる前記栽培トレー3は、図6に示すように形成されている。すなわち、栽培トレー3は、内面がゲルコート仕上げで円滑面とされた丈夫なFRP製で平面視長方形状に形成され、その外周縁全域には鍔部3aが一体形成されると共に、その長手方向の一端側には、その前後方向(幅方向)の全域に亘って深さが略同一の凹部3bが一体形成されている。この凹部3bの前後端部側には、例えばφ35mmの給排水口用の孔3b1とφ28mmのオーバーフロー口用の孔3b2が穿設されている。これらの各孔3b1,3b2に後述する如く所定の配管が接続される。
また、栽培トレー3の凹部3bに連設する底面3cは、図6(b)に示すように、その長手方向の一端側(凹部3b側)が他端側より低くなる緩やかな傾斜面で形成されると共に、前記凹部3bの前記各孔3b1、3b2に略対応する位置には、当該トレー3の長手方向に沿って、上面が断面半円弧形状の円滑面からなる2条の凸状3c1が平行状態で一体形成されている。この栽培トレー3は、図9に示すように、本体2の上部所定位置の横方向の角パイプに設けた固定板9上に、例えば前後(もしくは左右)端部の鍔部3aが載置されるかあるいはボルト等で固定されることで、本体2に着脱可能に配設されている。
この栽培トレー3の底面3cには、図7〜図9に示すように、育苗トレー10とプラグトレー11が収容配置されるようになっている。育苗トレー10は、樹脂成形により高さが例えば35mm程度の平面視長方形状で、外周全域に鍔部が設けられると共に底面には多数の小孔が穿設されている。また、この育苗トレー10内に収容載置されるプラグトレー11は、その外形が前記育苗トレー10の底面上に収容可能な大きさの平面視長方形状に形成され、その高さが例えば40mm程度で、底面に孔が設けられ上面が開口した四角錐もしくは円錐状に形成された多数のポット部(連結ポット)を有している。
また、育苗トレー10とプラグトレー11との間には親水シート12(図7参照)が介装配置されている。すなわち育苗トレー10の底面部上にプラグトレー11より大きな親水シート12を載置し、この親水シート12上にプラグトレー11が載置されている。この親水シート12は、毛細作用によって水を汲み上げ、かつ苗の根を通過させない素材であれば良く、例えば紙や布等が使用される。
そして、育苗トレー10、親水シート12及びプラグトレー11は、これらを一体化した状態で後述する如くプラグトレー11の各ポット部に播種し、これを本体2の栽培トレー3内に前面側から挿入して底面3c上に収容配置することにより栽培トレー3にセットされるようになっている。
なお、育苗トレー10等は、図1及び図2に示すように、各栽培トレー3内にそれぞれ複数個(本実施形態では3個)並列状態て収容配置されており、栽培トレー3に対する出し入れも、育苗トレー10の前後や左右両側の鍔を手で持って行うことが可能となっている。また、例えば3個の並列状態でセットされた各育苗トレー10は、栽培トレー3の反凹部3b側に配置されることで、各育苗トレー10の底面が栽培トレー3の凹部3b以外となる底面3c上に位置し、各育苗トレー10の底面間欠灌水が可能となっている。
前記LED照明装置4は、前記栽培トレー3の所定高さ上方に、栽培トレー3の長手方向に沿って配設された複数本(図2では6本)のLED照明管4aを有している。このLED照明管4aは、少なくとも照射方向が透明なガラス管で形成され、このガラス管の内部には、LED点灯回路やLED取付用のパターン等が形成された長尺状の基板(図示せず)が配設されている。そして、この基板の前記パターンに所定色のLEDがそれぞれ半田付けされている。
このとき、使用するLEDは、野菜の育苗に有効で長寿命かつ省電力の「赤色」と「青混色」の2色のLEDが使用され、この二種類のLEDが基板の長手方向に沿って、例えば一個ずつ交互にもしくは複数個ずつ交互に一列状態で配設されることにより、野菜苗の育苗に適した混色LED照明光が得られるようになっている。
そして、このLED照明装置4は、図9に示すように、本体2の前記栽培トレー3を支持する角パイプ(下段の栽培トレー3の場合)もしくは本体2上面2dの角パイプ(最上段の栽培トレー3の場合)の下面側に、ボルト13aとダブルナット13b等で、水平状態で固定された照明取付板14に取り付けられている。この照明取付板14に、固定部18bとLED照明管4aの略両側面を挟持する挟持部18aとを有する固定板18の固定部18bが固定されることにより、複数本のLED照明管4aが、同一の間隔を有して平行かつ水平状態で配設されている。
また、照明取付板14が本体2の角パイプに長尺のボルト13aとダブルナット13bで固定されていることから、ダブルナット13bの位置をボルト13aの長手(上下)方向で調整することにより、照明取付板14の高さ位置が調整されて、LED照明管4aと栽培トレー3間の距離(高さ寸法)、すなわちLED照明光の照射距離が調整できるようになっている。
前記灌水装置5は、図1に示すように、本体2の下端部に配置されたタンク5a及びポンプ5bと、これらと各栽培トレー3とを接続する配管5c等を有している。タンク5aは、所定量(例えば75リットル)の水を貯留可能な樹脂製タンクで形成され、本体2の底面の所定の角パイプ上に取り付けられている。また、ポンプ5bは、タンク5aの側方の角パイプに取り付けられ、例えばマグネットドライブ方式で水陸両用の渦巻きポンプが使用されて、作動時に磁力によりインペラをポンプ室内で回転させて水を吸込み側から吐出側へ送り出すようになっている。
そして、図5に示すように、タンク5aとポンプ5bは、前記配管5cにより前記各栽培トレー3に接続されている。すなわち、タンク5aの一側面の底面側とポンプ5bの吸込口がホース5c1で接続され、ポンプ5bの吐出口はホース5c1により1段目の栽培トレー3に対応したチーズ5c2に接続されている。このチーズ5c2は、塩ビの直管5c3により2段目の栽培トレー3に対応したエルボ5c4に接続されている。なお、チーズ5c2とエルボ5c4は、コンパクトバルブ5c5、ユニオン継手エルボ5c6等を介して各栽培トレー3の凹部3bの給排水口15に接続されている。
また、図8に示すように、各栽培トレー3の前記オーバーフロー用の孔3b2には、栽培トレー3の凹部3b内に上方に所定寸法(オーバーフロー位置を規定する寸法)突出したオーバーフロー管16の下端がそれぞれ接続されている。このオーバーフロー管16は、その下端が複数のエルボ5c4、直管5c3及びチーズ5c2等を介してタンク5aの上部に接続されている。
なお、前記各栽培トレー3に接続される各配管5cのうち、各栽培トレー3の給排水口15にそれぞれ接続されるエルボ5c4や直管5c3、チーズ5c2等の配管5cを、各栽培トレー3に設けた凹部3aに対して可能な限り低い位置に設定することで、給水用の配管5cを排水用にもできる、すなわち給排水が兼用できるように構成されている。また、タンク5aは、その上面開口部に配設された蓋に、オーバーフロー管16に接続された配管5cの下端と、水道水をタンク5a内に供給する際に使用されるホース(図示せず)の先端が挿入配置されると共に、タンク5aの底面にはドレインコックを有するドレイン管17が接続されている。
この配管5cの構成により、タンク5a内に供給された所定量の水が、ポンプ5bの作動で汲み上げられて各栽培トレー3の給排水口15から各栽培トレー3内にそれぞれ供給(灌水)されると共に、各栽培トレー3からオーバーフローされる水は、各栽培トレー3のオーバーフロー管16を介してタンク5a内に戻される。また、所定時間給水が行われて栽培トレー3への灌水が不要となった場合にポンプ5bの作動が停止すると、各栽培トレー3内の水がその水圧等で給排水口15から、給排水用の配管5cやポンプ5b内に戻されることになる。
このときの排水は、栽培トレー3の凹部3b内の水が先ず排出され、次いで栽培トレー3の底面3c上の水がその傾斜面を利用して凹部3bに誘導されつつ、給排水口15から排出される。したがって、例えば3個の育苗トレー10が並列配置されている各栽培トレー3の底面3cの排水(水吐け)が良好に行えることになり、各育苗トレー10の根腐れ等が防止されることになる。
前記本体2内の各栽培トレー3に対応する位置には、送風装置としての送風ファン19が配設されている。この送風ファン19は、各栽培トレー3の長手方向の一端側の本体2の角パイプの上面にL金具20(図4参照)を介して所定高さ(例えば栽培トレー3の上面からの高さが70mm〜80mm)で固定されており、各栽培トレー3に載置される育苗トレー10とプラグトレー11上に所定量(育苗されている苗の葉の水分を除去可能な量)の風を送風するようになっている。
前記制御ボックス6は、図4に示すように、それぞれデジタルタイマーで構成された照明タイマー21と給水タイマー22及び中継用の端子台23等を有している。照明タイマー21は、端子台23を介して電源としてのAC100Vプラグ24に接続されると共に、適宜形状のコネクタ25やプラグ26等を介してLED照明装置4の各LED照明管4aに接続されている。また、給水タイマー22は、端子台23を介してAC100Vプラグ24に接続されると共に、コネクタ25やプラグ26等を介してポンプ5bに接続されている。さらに、前記各送風ファン19も、コネクタ25やプラグ26、端子台23等を介してAC100Vプラグ24に接続されている。つまり、照明装置14やポンプ5b及び送風ファン19等は、AC100Vの商用電源で動作可能となっている。
次に、このような育苗機1を使用した野菜の栽培方法の一例について説明する。先ず、前記育苗機1は、販売店等から農家に搬入された場合に、その下端四隅に設けたキャスター7を利用して、商用AC100V電源が使用可能な倉庫内や温室内に移動させ、必要に応じ設置場所でキャスター7を取り外して育苗機1の高さを低くするか、キャスター7のストッパーを作動させその回転を禁止した状態で設置する。
そして、育苗トレー10上に親水シート12を介して載置されたプラグトレー11の各ポット部に播種をする。この播種は、育苗しようとする野菜の種と培土を準備する。このときの培土としては、市販されているピートモス等の培土をそのまま使用しても良いが、市販されている培土に例えば窒素、リン酸、カリウム等の肥料を所定量混合させた育苗専用培土を使用することが好ましい。この育苗専用培土をプラグトレー11の各ポット部に所定量収容しつつ、この培土内に1個もしくは複数個の種を所定深さ位置に手動もしくは自動で播種する。
そして、播種が終了したプラグトレー11を育苗トレー10や親水シート12と一体化した状態で、扉2c1が開放されている育苗機1の前面2c側から、所定の栽培トレー3の凹部3b以外の底面3c上に収容する。このとき、育苗トレー11の後端下面を栽培トレー3の外周縁前端の鍔部3a上に載置して後方側に押すと、育苗トレー11の下面が栽培トレー底面3cの2条の凸状3c1の断面略半円弧形状の円滑な上面に接触しつつスムーズにスライドし、一体化された育苗トレー10とプラグトレー11等を栽培トレー3内に簡単に収容配置することができる。
本体2の各栽培トレー3内に一体化された育苗トレー10やプラグトレー11等がセット(収容)されたら、扉2c1を閉じて制御ボックス6に接続されたAC100Vプラグ24を商用AC100Vのコンセントに接続して、各タイマー21、22を作動させる。照明タイマー21や給水タイマー22が作動すると、各タイマー21、22が育苗する野菜の種類に応じて予め設定してある照明時間や給水時間でオン・オフ作動する。
このとき、照明タイマー21は、例えば8時間オン(点灯)で4時間オフ(消灯)を繰り返すように設定される。また、給水タイマー22は、1日1回〜3回で1回10分程度の給水時間として、底面間欠灌水方式によりプラグトレー11の底面全域に均一な給水が可能となるように設定される。なお、給水時間は、育苗トレー10の乾燥状態を目視で確認しながら、デジタル式の給水タイマー22の設定時間を必要に応じ調整設定するようにしても良い。
また、前記送風ファン19は、育苗機1への電源供給と同時にオン(回転)し、育苗トレー10上に所定量の送風を行って、苗の葉に付着している水分等を除去するように設定される。このとき送風ファン19による送風は、強すぎると苗や培土が乾燥してしまうため、苗の上方の所定位置にそよ風(微風)が流れるように設定される。なお、送風ファン19の作動は、常時作動に限らず、例えば苗の成長を目視確認して行ったり、別途タイマーを設けて所定のタイミングで作動させることも勿論可能である。また、前記LED照明装置14は、その高さ位置を予め育苗する野菜の種類に応じて前述した如く設定することが好ましい。
このような育苗中に、栽培トレー3内に供給(灌水)される水が一定量でかつその一日当たりの回数が野菜の種類に応じて適正に設定されているため、給水し過ぎによる根腐れが防止されると共に、育苗トレー10とプラグトレー11間に親水シート12が介装されているため、プラグトレー11の底面の孔から下方に延びる根の育苗シート10への進入を防止できて、育苗後のプラグトレー11の育苗トレー10からの取り外し作業時に苗の根を傷めること等がなく簡単に行うことができる。
そして、育苗された苗の大きさが所定になったら、一体化された育苗トレー10等を前述したセット時と逆の体順で育苗機1から取り出し、次いでプラグトレー11を育苗トレー10から取り出すことで育苗作業が終了し、プラグトレー11の各ポット部内の各苗を例えば温室内の地面に植え付け(移植)できることになる。
なお、レタス等の葉物野菜の種を、LED照明装置4のLED照明をPPFD200μmol/msとして、照明の点灯・消灯や給水の条件を前述した条件として育苗したところ、播種から2日間程度で各種が確実に発芽すると共に育苗期間も約14日で終了し、従来の温室内の地面で育苗する場合に比較して育苗期間が大幅に短縮されることが確認されている。その理由は、肥料分を含んだ前述した育苗専用培土を使用していること、底面間欠灌水方式でプラグトレー11の底面全域に均一な給水が可能で生育ムラが出ないこと、専用の2色の混色LED照明光の利用で安定的な育成ができること、送風ファン19で適切な通風が行われること等が考えられる。
このように、前記育苗機1によれば、平面視方形状に形成された本体2が、左右側面2a内側や上面2d及び下面側が開放状態とされることで本体2内の空間が外気と連通する密閉されない空間に設定されているため、育苗のために建物構造物や空調装置等の大型の施設を必要とせず、シンプルな構成とし一般農家等でも商用電源や水道水等の利用で容易に設置できると共に、育苗作業の自動化が図れてその作業の能率向上を図りつつ、本体2内の密閉されていない空間の利用により地域の環境に適応できる丈夫な苗を短期間に育成することができ、例えば自然災害発生時等にも容易に対応することが可能になる。
特に、栽培トレー3の左右端部と左右側面2a間に空間が形成されるか、及び又は上面2dに開閉可能な蓋が配置されることにより、本体2内の空間が外気と確実に連通されるため、本体2内の空間を外部(外気)と同一条件とすることができて、苗を育苗機1が設置される地域の外気環境と略一致した環境で育成でき、育成された苗を地域のハウス内や畑に移植しても、その成長を安定かつ均一化して、栽培野菜の収穫量を増やすこと等ができる。また同時に、育苗期間の短縮や一般農家における作業負担の軽減化により、自然災害が発生した場合の対応が容易となり、一般農家の経済的負担を最小限に抑えることができて、時代の要求に合致した育苗機1の提供が可能になる。
また、本体2の下端部の四隅に着脱可能なキャスター7が配設されているため、キャスター7の回転により、本体2を倉庫内やハウス内等の所定場所に容易に移動設置できると共に、設置場所で必要に応じキャスター7を取り外すことにより、本体2の高さを作業者の身長等に応じて低くできて、本体2前面2cの扉2c1の開閉作業や一体化された育苗トレー10等のセットや取り出し作業を容易に行うことができる等、育苗機1の使い勝手を向上させることができる。
また、本体2内に、栽培トレー3の上部空間に育苗トレー10の長手方向に送風可能な送風ファン19が配設されているため、送風により成長しつつある苗の葉に付着した水分等を除去して、苗の病気の発生を予防することができ、高品質な苗を育成することができる。また、本体2の左右側面2a、上面2d、背面2b及び扉2c1の内面が白色に設定されて光の反射機能を有するため、LED照明装置4から照射されるLED照明光を育苗トレー10方向に反射できて、照明光の照射効率を向上させて苗の成長を促進させると共に安定した苗を育成することができる。
またさらに、LED照明装置4が、赤色と青混色の2色のLEDがLED照明管4a内に所定形態で一列状態で収容配置され、このLED照明管4aが栽培トレー3の前後方向に複数列(6列)配置されて所定の照射量が得られるため、LED照明装置4の消費電力を少なくしつつ、栽培トレー3(育苗トレー10)の全域に育苗に適した均一なLED照明光が得られて、苗の安定した成長を一層促すことができる。
また、栽培トレー3内に、育苗トレー10と親水シート及びプラグトレー11が出し入れ可能に収容配置されるため、親水シートとプラグシート11が一体化された育苗トレー10を栽培トレー3内に、該栽培トレー3に一体形成された円滑な断面半円形の凸状3c1上面を利用して容易にセットしたり取り出すことができると共に、親水シート12の使用により苗の根の延び過ぎや絡みあるいは根腐れ等を防止して高品質の苗を育成することができる。
また、LED照明装置4や灌水装置5が、照明タイマー21と給水タイマー22の設定時間により自動的にオン・オフするため、各タイマー21、22で両装置4、5を単独でもしくは関連付けてオン・オフさせることにより、野菜の種類に応じた光照射と灌水を自動的に行うことができて、育苗作業の完全自動化を図ることができる。
またさらに、育苗機1自体の構成がシンプルで、例えば本体2の前面2cが一対の扉2c1で開放できたり栽培トレー3がFRP製で形成されかつ取り外し可能であることから、本体2内の育苗関連部分の清掃がし易い等、育苗機1のメンテナンスを簡単に行うことがきると共に、育苗する苗の病気の予防にも貢献することができる。また、制御ボック6の構成もシンプルであるため、一般農家の高齢者等でも育苗機を容易に操作することができる。
これらことから、従来、野菜苗の育苗作業の機械化が困難であった一般の野菜栽培農家等であっても、前記育苗機1を設置することで、設備投資費用を極力抑えつつ育苗作業の機械化(自動化)を図り、作業者の作業負担の軽減等が可能となって、後継者や作業者不足が深刻化する農家にとって大きな効果を期待することができる。
図10〜図12は本発明に係わる育苗機の他の実施形態(変形例)を示している。この実施形態の育苗機1の特徴は、前記育苗機1が「2段式」であったのに対し「3段式」としたものであり、前記実施形態と同一部位には、同一符号を付して説明する。すなわち、本体2に前記栽培トレー3とは形状の異なる3つの栽培トレー30が上下方向に3段で配置されると共に、各栽培トレー30の上方所定高さ位置にLED照明装置4がそれぞれ配置されている。
このとき、栽培トレー30は、図12に示すように、その底面30aに、前後方向の両端部に平行状態で一体形成された一対の凸状30bと、この凸状30b間で長手方向の一端側(図12において右側)が幅狭で他端側に向けて順次幅広となる深さの浅い凹部30cが一体形成されている。また、底面30aの長手方向の他端側に幅方向に向けて形成される凹部30dの底面が、中央部分が低くて最深部30eとなり、その両側が傾斜面30fとなるように形成されている。
そして、前記凹部30cの端部が凹部30dの最深部30e両側に位置することで、栽培トレー30の底面30a内の水が凹部30dの最深部30eに効率的に誘導されるようになっている。なお、この排水トレー30においても前記給排水口15やオーバーフロー管16は、前記実施形態と同様に凹部30dの最深部に設けた孔30d1、30d2に設けられる。その他の構成については、前記実施形態と基本的に同じであるため、その詳細な説明については省略する。
この実施形態の育苗機1においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、栽培トレー3の収容段数が1段増えることにより、同時に育苗できる苗の数を増やすことができると共に、栽培トレー30内の2つの凹部30c、30dにより底面30aの水吐けが良好となり、栽培トレー30の大きさを大きくして、栽培トレー30内に収容される育苗トレー10等の個数、すなわち一度に育苗できる苗数を増加させた場合でも、苗の根腐れ等も予防できるという作用効果を得ることができる。このように、本体2内に設置される栽培トレー3、30の個数や形状は、設置場所の各種環境等に応じて、適宜に変更することができる。
なお、前記実施形態における、LED照明装置のLED照明管の個数、配管の使用部品やその接続形態、栽培トレーや育苗トレー及びプラグトレーの形態や大きさ等は一例であって、例えば配管のポンプとして前記実施形態のポンプ5b以外の他の適宜形態のポンプを使用したり、制御ボックス内に各タイマー等を作動させる電源スイッチを設ける等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、野菜苗の育苗に限らず、果実等の苗木の育苗にも利用できる。
1・・・・・・・・・・・・育苗機
2・・・・・・・・・・・・本体
3、30・・・・・・・・・栽培トレー
3b、30c、30d・・・凹部
3c、30a・・・・・・・底面
3c1、30b・・・・・・凸状
4・・・・・・・・・・・・LED照明装置
4a・・・・・・・・・・・LED照明管
5・・・・・・・・・・・・灌水装置
5a・・・・・・・・・・・タンク
5b・・・・・・・・・・・ポンプ
5c・・・・・・・・・・・配管
6・・・・・・・・・・・・制御ボックス
7・・・・・・・・・・・・キャスター
10・・・・・・・・・・・育苗トレー
11・・・・・・・・・・・プラグトレー
12・・・・・・・・・・・親水シート
14・・・・・・・・・・・照明取付板
15・・・・・・・・・・・給排水口
16・・・・・・・・・・・オーバーフロー管
17・・・・・・・・・・・ドレイン管
19・・・・・・・・・・・送風ファン
21・・・・・・・・・・・照明タイマー
22・・・・・・・・・・・給水タイマー
23・・・・・・・・・・・端子台
24・・・・・・・・・・・AC100Vプラグ

Claims (8)

  1. 左右側面と上面及び背面と開閉可能な扉で形成された前面とを有して平面視方形状に形成された本体と、該本体の内部に水平状態で配置された栽培トレーと、該栽培トレーの所定距離上方に配置されたLED照明装置と、前記栽培トレー内に水を供給可能な灌水装置とを備え、
    前記本体は、少なくともその底面側を開放することで本体内に外気と連通する密閉されない空間が形成されると共に、前記本体の下端部に配設された移動機構で移動可能に構成されていることを特徴とする育苗機。
  2. 前記栽培トレーの左右端部と前記左右側面間に空間が形成されるか、及び又は前記上面に開閉可能な蓋が配置されることにより、前記本体内の空間が外気と連通していることを特徴とする請求項1に記載の育苗機。
  3. 前記移動機構は、前記本体の下端部の四隅に着脱可能に配設されたキャスターであることを特徴とする請求項1または2に記載の育苗機。
  4. 前記本体内には、前記栽培トレーの上部空間に送風して育苗される苗に付着した水分を除去可能な送風装置が配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の育苗機。
  5. 前記本体の前記左右側面、上面、背面及び扉の内面が、前記LED照明装置の照明光の反射機能を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の育苗機。
  6. 前記LED照明装置は、赤色と青混色の2色のLEDが所定の形態で一列状態で収容配置された照明管を有し、該照明管が前記栽培トレーの前後方向に複数列配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の育苗機。
  7. 前記栽培トレー上に、一体化された育苗トレーと親水シート及びプラグトレーが出し入れ可能に配置されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の育苗機。
  8. 前記LED照明装置と前記灌水装置は、タイマーの設定時間により自動的にオン・オフ可能であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の育苗機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114885713A (zh) * 2022-05-11 2022-08-12 黑龙江农垦职业学院 一种育苗装置和育苗方法

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