JP2021093595A - マルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置 - Google Patents

マルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】CTIの安全な収集を支援する。【解決手段】実施形態のマルウェア検査支援プログラムは、第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、パケットを第2のシステムに属する第2の情報処理装置へ送信するとともに、第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、第1のシステムに関するメールの偽メールおよび第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、第2の情報処理装置に送信する処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、マルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置に関する。
近年、ネットワークを経由した不正アクセスなどのサイバー攻撃が深刻な問題となっている。このサイバー攻撃への対処には、サイバー攻撃を観察して攻撃者や目的、攻撃手法・手口などをレポート等にまとめたサイバー脅威インテリジェンス(CTI:Cyber Threat Intelligence)を収集することが重要である。このCTIを収集する従来技術として、不正プログラムを動作させ、その挙動や攻撃手法を観測するために構築された模擬環境であるハニーネットへの不正アクセスを監視し、不正アクセス情報を収集する不正アクセス情報システムが知られている。
国際公開第2016/42587号
しかしながら、上記の従来技術では、ハニーネットにおいて、人が通常業務を行っているかのようなファイル送信や、メール送信などの通信が生じない。このため、ハニーネットで観測されていることに攻撃者が気づく場合があるという問題がある。
例えば、攻撃者がハニーネットで観測されていることに気づいた場合には、攻撃を中断してしまうので、不正アクセス情報を継続して安全に収集することが困難なものとなる。
1つの側面では、CTIへの安全な不正アクセス情報の送信を支援可能とするマルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置を提供することを目的とする。
1つの案では、マルウェア検査支援プログラムは、第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、パケットを第2のシステムに属する第2の情報処理装置へ送信するとともに、第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、第1のシステムに関するメールの偽メールおよび第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、第2の情報処理装置に送信する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の1実施態様によれば、CTIの安全な収集を支援できる。
図1は、システムの構成例を説明する説明図である。 図2は、実施形態にかかる通信装置の機能構成を例示するブロック図である。 図3は、実施形態にかかる通信装置の動作例を示すフローチャートである。 図4は、通常モードでの通信を説明する説明図である。 図5は、デセプションモードでの通信を説明する説明図である。 図6は、デセプションモードでの動作例を示すフローチャートである。 図7−1は、デセプションモードでの偽装通信例を示すフローチャートである。 図7−2は、デセプションモードでの偽装通信例を示すフローチャートである。 図7−3は、デセプションモードでの偽装通信例を示すフローチャートである。 図8は、デセプションモードでの偽装通信を説明する説明図である。 図9は、実施形態にかかる情報処理装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかるマルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するマルウェア検査支援プログラム、マルウェア検査支援方法および通信装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、システムの構成例を説明する説明図である。図1に示すように、実施形態のシステムは、企業等における企業ネットワークシステム1と、企業ネットワークシステム1のネットワーク構成を模したハニーネットワークシステム2とを有する。この企業ネットワークシステム1は第1のシステムの一例であり、ハニーネットワークシステム2は第2のシステムの一例である。
企業ネットワークシステム1は、例えばCIDR(Classless Inter-Domain Routing)記法を「xxx.xxx.xxx.0/24」とする外部ネットワーク3とNATルータ5(NAT:Network Address Translation)およびインターネット6を介して接続する。外部ネットワーク3は、例えばマルウェアに感染した企業ネットワークシステム1内の端末に命令を出して制御する役割を担うC&Cサーバ4を有する。
企業ネットワークシステム1は、オープンフロー・スイッチ10、オープンフロー・コントローラー11、記憶装置11A、NATルータ12、サーバ14A、14B…および端末15A、15B、15C…を有する。
オープンフロー・スイッチ10、10aは、オープンフロー・コントローラー11の制御のもとで、ポートに接続された機器間におけるデータの中継・転送を行うネットワークスイッチであり、通信装置の一例である。なお、以後の説明では、オープンフロー・スイッチ10、10aを特に区別しない場合はオープンフロー・スイッチ10と称する場合がある。オープンフロー・コントローラー11は、所定の条件のパケットに対する動作などの経路制御にかかるフローテーブルを、OpenFlowプロトコルを用いてオープンフロー・スイッチ10に配送し、設定する。記憶装置11Aは、経路制御にかかるフローテーブルなどの各種情報を記憶する。
オープンフロー・コントローラー11がオープンフロー・スイッチ10に配送して設定するフローテーブルは、企業ネットワークシステム1のネットワーク管理者等の設定により作成され、記憶装置11Aに格納される。フローテーブルでは、物理ポート番号、送信元・宛先MACアドレス、送信元・宛先IPアドレス、TCP/UDPポート番号等のフィールドにおけるパケットの通過/遮断、MACアドレス・IPアドレスの書き換え、出力ポートの変更などの動作が示される。なお、このフローテーブルには、企業ネットワークシステム1内におけるサーバ14A、14B…および端末15A、15B、15C…の宛先アドレスごとに、ハニーネットワークシステム2への切り替えを行うか、ハニーネットワークシステム2への切り替えを行わずにそのままとするかのルールが示されてもよい。オープンフロー・スイッチ10は、設定されたフローテーブルに基づいて、データの転送、破棄、宛先の書き換えなどを実行する。
図2は、実施形態にかかる通信装置、すなわちオープンフロー・スイッチ10の機能構成を例示するブロック図である。図2に示すように、オープンフロー・スイッチ10は、通信部101、制御部102および記憶部103を有する。
通信部101は、制御部102の制御のもと、ポート101A、101B…を介して接続する企業ネットワークシステム1およびハニーネットワークシステム2の機器(例えばサーバ14A、14B…、23A、23B…、端末15A、15B…、22A、22B…など)とパケットによるデータ通信を行う通信インタフェースである。
制御部102は、受信処理部102Aおよび送信処理部102Bを有し、オープンフロー・スイッチ10の動作を制御する。具体的には、制御部102は、記憶部103に格納されたフローテーブル103Aに基づいて、ポート101A、101B…に接続された機器間におけるデータの転送、破棄、宛先の書き換えなどを制御する。
記憶部103は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリなどの記憶装置である。記憶部103は、オープンフロー・コントローラー11より配送されたフローテーブル103A、企業ネットワークシステム1の各機器より収集したログ情報103B、予め設定されたテンプレート情報103Cなどを格納する。
受信処理部102Aは、ポート101A、101B…に接続された機器(例えば企業ネットワークシステム1の端末15A、15B…やハニーネットワークシステム2の端末22A、22B…等)が送信したパケットを受信する受信処理を行う。すなわち、受信処理部102Aは、受信部の一例である。
具体的には、受信処理部102Aは、企業ネットワークシステム1のファイルサーバやメールサーバなどであるサーバ14A、14B…および端末15A、15B、15C…などが生成したログ情報を受信し、企業ネットワークシステム1の機器ごとのログ情報103Bとして記憶部103に格納する。
送信処理部102Bは、記憶部103に格納されたフローテーブル103Aを参照し、フローテーブル103Aに基づいて、受信処理部102Aが受信したパケットを宛先の機器(例えば企業ネットワークシステム1の端末15A、15B、15C…やハニーネットワークシステム2の端末22A、22B…等)へ送信する送信処理を行う。すなわち、送信処理部102Bは、送信部の一例である。
具体的には、送信処理部102Bは、フローテーブル103Aに記述された条件とマッチするパケットについて、当該条件に対応して記述された動作(例えばパケットの通過/遮断、MACアドレス・IPアドレスの書き換え、出力ポートの変更)でポート101A、101B…より出力(送信)する。
また、送信処理部102Bは、フローテーブル103Aのルールに基づいて宛先アドレスごとに選択的にパケットの宛先アドレスを変更する。具体的には、送信処理部102Bは、ハニーネットワークシステム2への切り替えを行うルールが示された宛先アドレスのパケットについては、フローテーブル103Aをもとに宛先アドレスの変更を行う。また、送信処理部102Bは、ハニーネットワークシステム2への切り替えを行わずにそのままとするルールが示された宛先アドレスのパケットについては、宛先アドレスの変更を行わないものとする。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1で生成されるログ情報103Bに基づき、人が通常業務を行っているかのようなファイル送信や、メール送信などの通信をハニーネットワークシステム2に生じさせる送信処理を行う。
具体的には、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1に関するファイルの偽ファイル、企業ネットワークシステム1に関するメールの偽メールおよび企業ネットワークシステム1に関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成する。なお、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づいて偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報の全てを生成してもよいし、いずれか1つを生成してもよい。
次いで、送信処理部102Bは、生成した偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報をハニーネットワークシステム2に属する情報処理装置(例えばサーバ23A、23B…、端末22A、22B…など)に送信する。
NATルータ12は、IPアドレスなどを変換して企業ネットワークシステム1におけるネットワーク13A〜13Cと、外部ネットワーク3とを接続するルータ装置である。
ネットワーク13Aは、例えばCIDR記法を「192.168.1.0/24」とし、企業ネットワークシステム1内のNATルータ12と、ハニーネットワークシステム2内のNATルータ20とが属するネットワークである。ネットワーク13Bは、例えばCIDR記法を「192.168.3.0/24」とし、企業ネットワークシステム1内のサーバ14A、14B…が属するネットワークである。
ネットワーク13Cは、例えばCIDR記法を「192.168.2.0/24」とし、企業ネットワークシステム1内の端末15A、15B、15C…が属するネットワークである。ネットワーク13Dは、例えばCIDR記法を「192.168.4.0/24」とし、オープンフロー・コントローラー11が属するネットワークである。
なお、オープンフロー・スイッチ10は、各ポートにおいて端末15A、15B、15C…と接続するとともに、所定のポートでネットワーク13Dおよびハニーネットワークシステム2のネットワーク21Bと接続する。
サーバ14A、14B…は、企業ネットワークシステム1に属するWebサーバ、ファイルサーバ、メールサーバなどのサーバ装置である。なお、以後の説明では、サーバ14A、14B…を特に区別しない場合はサーバ14と称する場合がある。
端末15A、15B、15C…は、企業ネットワークシステム1に属し、ユーザーが利用するPC(Personal Computer)などの情報処理装置である。すなわち、端末15A、15B、15C…は、第1のシステムに属する情報処理装置の一例である。なお、以後の説明では、端末15A、15B、15C…を特に区別しない場合は端末15と称する場合がある。
ハニーネットワークシステム2は、NATルータ20、端末22A、22B…およびサーバ23A、サーバ23B…を有する。
NATルータ20は、IPアドレスなどを変換してネットワーク13Aと、ハニーネットワークシステム2におけるネットワーク21A、21Bとを接続するルータ装置である。
ネットワーク21Aは、例えばCIDR記法を「192.168.3.0/24」とし、ハニーネットワークシステム2内のサーバ23A、23B…が属するネットワークである。ネットワーク21Bは、例えばCIDR記法を「192.168.2.0/24」とし、ハニーネットワークシステム2内の端末22A、22B…が属するネットワークである。
端末22A、22B…は、ハニーネットワークシステム2に属し、企業ネットワークシステム1における端末15A、15B…に対応して用意された情報処理装置である。具体的には、端末22A、22B…は、端末15A、15B…と同様の「192.168.2.0/24」のネットワーク21Bにおいて、端末15A、15Bの各々と同じネットワーク名やIPアドレスが設定されている。例えば、端末22Aは端末15Aと同じネットワーク名、IPアドレスとし、端末22Bは端末15Bと同じネットワーク名、IPアドレスとしている。なお、MACアドレスについては、端末22Aと端末15A、端末22Bと端末15Bともに、互いに異なるものとなっている。なお、IPアドレスについては、IPv4の例で示しているが、IPv6も同様の考え方で実施可能である。
サーバ23A、23Bは、ハニーネットワークシステム2に属し、企業ネットワークシステム1におけるサーバ14A、14B…に対応して用意されたサーバ装置である。具体的には、サーバ23A、23B…は、サーバ14A、14B…と同様の「192.168.3.0/24」のネットワーク21Aにおいて、サーバ14A、14Bの各々と同じネットワーク名やIPアドレスが設定されている。例えば、サーバ23Aはサーバ14Aと同じネットワーク名、IPアドレスとし、サーバ23Bはサーバ14Bと同じネットワーク名、IPアドレスとしている。なお、MACアドレスについては、サーバ23Aとサーバ14A、サーバ23Bとサーバ14Bともに、互いに異なるものとなっている。
このように、ハニーネットワークシステム2における端末22A、22B…の各々は企業ネットワークシステム1の端末15A、15B…の各々を模し、ハニーネットワークシステム2のサーバ23A、23Bの各々は企業ネットワークシステム1のサーバ14A、14B…の各々を模しており、ハニーネットワークシステム2は、企業ネットワークシステム1を模したシステムである。
企業ネットワークシステム1のユーザー(例えばネットワーク管理者)は、マルウェアに感染した端末15を検知していない場合には、企業ネットワークシステム1とハニーネットワークシステム2との間のパケットの送受信を遮断する通常モードで動作を行うフローテーブル103Aをオープンフロー・コントローラー11よりオープンフロー・スイッチ10に設定する。よって、通常モードでは、オープンフロー・スイッチ10により企業ネットワークシステム1とハニーネットワークシステム2との間のパケットの送受信が遮断される。
なお、マルウェアの検知プログラムなどによりマルウェアに感染した端末15を検知したものとする(本実施形態では端末15Cがマルウェアに感染したものとする)。この場合、ユーザーは、マルウェアに感染した端末15Cの送受信パケットをハニーネットワークシステム2に向ける、デセプションモードで動作を行うフローテーブル103Aをオープンフロー・コントローラー11よりオープンフロー・スイッチ10に設定する。
具体的には、フローテーブル103Aを以下のように設定する。
・ハニーネットワークシステム2の端末22からマルウェアに感染した端末15CへのARP(Address Resolution Protocol)フレームは、送信元MACアドレスおよびプロトコル内の送信元MACアドレス情報を端末22のものから端末15のものへ書き換える。
・ハニーネットワークシステム2の端末22からマルウェアに感染した端末15CへのNDP(Neighbor Discovery Protocol)パケットは、送信元MACアドレスを端末22のものから端末15のものへ書き換える。Neighbor Solicitationの場合はプロトコル内の送信元MACアドレス情報を端末22のものから端末15のものへ書き換える。Neibor Advertisementの場合はプロトコル内のターゲットMACアドレス情報を端末22のものから端末15のものへ書き換える。
・ハニーネットワークシステム2のNATルータ20からマルウェアに感染した端末15CへのARPフレームは、送信元MACアドレスおよびプロトコル内の送信元MACアドレス情報を端末22のものからNATルータ12のものへ書き換える。
・ハニーネットワークシステム2のNATルータ20からマルウェアに感染した端末15CへのNDPパケットは、送信元MACアドレスを端末22のものからNATルータ12のものへ書き換える。Neighbor Solicitationの場合はプロトコル内の送信元MACアドレス情報を端末22のものからNATルータ12のものへ書き換える。Neibor Advertisementの場合はプロトコル内のターゲットMACアドレス情報を端末22のものからNATルータ12のものへ書き換える。
・マルウェアに感染した端末15Cから端末15A、15B…へのARPフレームは、送信先MACアドレスおよびプロトコル内の送信先MACアドレス情報を端末15のものから端末22のものへ書き換えハニーネットワークシステム2の端末22A、22Bへ転送(出力ポート変更)する。
・マルウェアに感染した端末15CからNATルータ12へのARPフレームは、コピーしNATルータ12およびオープンフロー・スイッチ10aに転送する。
・オープンフロー・スイッチ10aは送信先MACアドレスおよびプロトコル内の送信先MACアドレス情報をNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。
・マルウェアに感染した端末15Cから端末15A、15B…への通信は、ハニーネットワークシステム2の端末22A、22Bへ転送(出力ポート変更)する。この際に、送信先MACアドレスを端末15A、15B…のものから端末22A、22B…のものへ書き換える。
・ハニーネットワークシステム2の端末22からマルウェアに感染した端末15Cへの通信は、送信元MACアドレスを端末22のものから端末15のものへ書き換える。
・マルウェアに感染した端末15Cから企業ネットワークシステム1の他のサブネット(例えばサーバ14)への通信は、ハニーネットワークシステム2のNATルータ20へ転送(出力ポート変更)する。この際に、送信先MACアドレスをNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。
・ハニーネットワークシステム2のサーバ23からマルウェアに感染した端末15Cへの通信は、送信元MACアドレスをNATルータ20のものからNATルータ12のものへ書き換える。
・マルウェアに感染した端末15Cから外部ネットワーク3宛の通信は、そのまま通過させる(通常モードと同様に通信経路を維持する)。
これにより、デセプションモードでは、オープンフロー・スイッチ10およびオープンフロー・スイッチ10aによりマルウェアに感染した端末15Cがハニーネットワークシステム2内に隔離される。具体的には、マルウェアに感染した端末15Cを企業ネットワークシステム1からハニーネットワークシステム2に物理的に移し替えることなく、端末15Cをネットワーク上でハニーネットワークシステム2に有るように論理的に移し替える。
このように、マルウェアに感染した端末15Cがハニーネットワークシステム2内に隔離されることから、端末15Cを踏み台とした攻撃が企業ネットワークシステム1内の他の機器に及ぶことを抑止できる。したがって、企業ネットワークシステム1のユーザー(例えばネットワーク管理者)は、マルウェアに感染した端末15Cの挙動を安全に監視することができ、CTIを安全に収集することができる。
ここで、オープンフロー・スイッチ10、10aの動作について詳細に説明する。図3は、実施形態にかかる通信装置(オープンフロー・スイッチ10、10a)の動作例を示すフローチャートである。図3に示すように、処理が開始されると、制御部102は、オープンフロー・コントローラー11の指示(設定)を受信し(S1)、指示されたフローテーブル103Aおよびログ情報103Bを記憶部103へ格納する。
なお、フローテーブル103Aの設定については、通常モードに対応するフローテーブル103Aと、端末15ごとに、デセプションモードに切り替えるためのフローテーブル103Aとを予め記憶部103に格納しておいてもよい。この場合、S1では、通常モードであるか、所定の端末15をデセプションモードに切り替えるかの指示を受信する。
次いで、制御部102は、S1で受信した指示をもとに、マルウェアが検知された端末15(例えば端末15C)を隔離する指示の有無を判定する(S2)。
具体的には、受信した指示が通常モードに対応するフローテーブル103Aである場合(S2:NO)、制御部102は、指示されたフローテーブル103Aを参照して通常モードで動作する(S3)。
また、受信した指示がマルウェアに感染した端末15Cを隔離するデセプションモードに対応するフローテーブル103Aである場合(S2:YES)、制御部102は、S4へ処理を進め、指示されたフローテーブル103Aを参照してデセプションモードで動作する。
次いで、制御部102は、フローテーブル103Aに基づき、書き換え対象となるパケットの書き換えを行うデセプションモードで動作する(S4)。ここで、制御部102は、マルウェアが検知された端末15Cからのパケットの宛先アドレスを、ログ情報103Bのルールに基づいて宛先アドレスごとに選択的に、ハニーネットワークシステム2に属するサーバ23、端末22A、22B…に対応するアドレスに書き換えてもよい。
図5は、通常モードでの通信を説明する説明図である。図5に示すように、通常モードでは、例えば端末15Cからサーバ14A、14B…、端末15A、15B、…および外部ネットワーク3への通信は通過される。
デセプションモード(S4)では、オープンフロー・スイッチ10、10aは、ハニーネットワークシステム2の端末22A、22B…、NATルータ20からマルウェアに感染した端末15Cへの通信は、送信元MACアドレスを端末22A、22B、NATルータ20のものから端末15A、15B…、NATルータ12のものへ書き換えて端末15Cへ転送する。ARPフレームの場合、プロトコル内の送信元MACアドレス情報も端末22A、22B、NATルータ20のものから端末15A、15B、NATルータ12のものへ書き換える。NDPパケットの場合、Neighbor Solicitationの場合はプロトコル内の送信元MACアドレス情報を端末22A、22B…、NATルータ20のものから端末15A、15B…、NATルータ12のものへ書き換える。Neibor Advertisementの場合はプロトコル内のターゲットMACアドレス情報を端末22A、22B…、NATルータ20のものから端末15A、15B…、NATルータ12のものへ書き換える。
また、オープンフロー・スイッチ10、10aは、マルウェアに感染した端末15Cから端末15A、15B…への通信は、ハニーネットワークシステム2の端末22A、22B…へ転送(出力ポート変更)する。この際に、送信先MACアドレスを端末15A、15B…のものから端末22A、22B…のものへ書き換える。ARPフレームの場合、プロトコル内の送信先MACアドレス情報も端末15A、15B…のものから端末22A、22B…のものへ書き換える。
また、オープンフロー・スイッチ10、10aは、マルウェアに感染した端末15CからNATルータ12への通信は、コピーされハニーネットワークシステム2のNATルータ20へも転送(複数出力ポート)する。この際に、送信先MACアドレスをNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。ARPフレームの場合、プロトコル内の送信先MACアドレス情報もNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。
また、オープンフロー・スイッチ10、10aは、マルウェアに感染した端末15Cからサーバ14への通信は、ハニーネットワークシステム2のNATルータ20へ転送(出力ポート変更)する。この際に、送信先MACアドレスをNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。この際に、送信先MACアドレスをNATルータ12のものからNATルータ20のものへ書き換える。これにより、マルウェアに感染した端末15Cからサーバ14への通信は、サーバ23へ転送される。
また、オープンフロー・スイッチ10、10aは、ハニーネットワークシステム2のサーバ23からマルウェアに感染した端末15Cへの通信は、送信元MACアドレスをNATルータ20のものからNATルータ12のものへ書き換えて端末15Cへ送信する。
図5は、デセプションモードでの通信を説明する説明図である。図5に示すように、デセプションモードでは、マルウェアに感染した端末15Cがネットワーク上でハニーネットワークシステム2に有るように論理的に移し替えられる。
具体的には、端末15Cからサーバ14A、14Bに向けた通信がハニーネットワークシステム2においてサーバ14A、14Bに対応する端末22A、22Bに転送される。また、端末15Cから端末15A、15Bに向けた通信がハニーネットワークシステム2において端末15A、15Bに対応する端末22A、22Bに転送される。なお、端末15Cから外部ネットワーク3宛の通信(例えばC&Cサーバ4への通信)は、そのまま通過される。
次に、デセプションモードにおいて、ログ情報103Bに基づいて、偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報の少なくともいずれかを送信処理部102Bが生成し、送信する処理の動作例を説明する。
図6は、デセプションモードでの動作例を示すフローチャートである。図6に示すように、企業ネットワークシステム1では、企業ネットワークシステム1における運用環境での行動、例えばファイルサーバ、メールサーバなどのサーバ14の動作、端末15における各端末の動作により(S10)、動作内容を記述したログが生成される(S11)。
受信処理部102Aは、S11で生成された、企業ネットワークシステム1のファイルサーバやメールサーバなどのサーバ14および各端末15のログ情報を受信し、企業ネットワークシステム1の機器ごとのログ情報103Bとして記憶部103に格納する。
次いで、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1における運用環境での事象の再構成を行う(S12)。具体的には、送信処理部102Bが行う事象の再構成には、企業ネットワークシステム1のファイルサーバに関するファイルに対応する偽ファイルの生成がある。また、メールサーバに関するメールに対応する偽メールの生成がある。また、各端末15に関する通信情報(例えば通信パケット)に対応する偽通信情報の生成がある。
この送信処理部102Bにおける事象の再構成は、偽ファイル、偽メール、偽通信情報となる雛形(テンプレート)をテンプレート情報103Cとして予め複数用意しておき、このテンプレート情報103Cを利用する。具体的には、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに記述された事象、例えばファイルサーバで生成されたファイル、メールサーバで送受信されたメール、通信された通信パケットなどを読み出す。
次いで、送信処理部102Bは、テンプレート情報103Cにおける複数のテンプレートの中から、読み出した事象に対応するものを選出する。例えば、送信処理部102Bは、テンプレート情報103Cに示された、ファイルサーバにおけるファイルのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1のファイルサーバで実際に生成されたファイルのファイル名に対応するものを選出する。また、送信処理部102Bは、テンプレート情報103Cに示された、メールサーバにおけるメールのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1のメールサーバで実際に送受信されたメールの件名に対応するものを選出する。また、送信処理部102Bは、テンプレート情報103Cに示された、各端末15における通信パケットのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1の各端末15で実際に送受信された通信パケットに対応するものを選出する。
なお、テンプレート情報103Cにおけるテンプレート集からの選出について、送信処理部102Bは、機械学習などにより、予め学習した学習モデルを用いてもよい。
次いで、送信処理部102Bは、再構成したデータ、すなわち偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報の少なくともいずれかを疑似情報としてハニーネットワークシステム2へ流す(S13)。具体的には、ログ情報103Bに示されたファイルの生成元、メールの送受信先、通信パケットの送受信先などをもとに、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1における宛先に対応するハニーネットワークシステム2の機器にアドレスを変換した上で、再構成したデータ(疑似情報)を送信する。
図7−1〜図7−3は、デセプションモードでの偽装通信例を示すフローチャートである。具体的には、図7−1は、通信パケットの偽装通信を例示するフローチャートである。また、図7−2は、ハニーネットワークシステム2における偽ファイルサーバへの偽ファイルの設置を例示するフローチャートである。また、図7−3は、偽メールの送信を例示するフローチャートである。
まず、通信パケットの偽装通信を説明する。図7−1に示すように、企業ネットワークシステム1では、企業ネットワークシステム1における各端末15の通信の発生により(S20)、通信内容を記述した通信ログが生成される(S21)。
受信処理部102Aは、S21で生成された、企業ネットワークシステム1の各端末15の通信ログを受信し、企業ネットワークシステム1の機器ごとのログ情報103Bとして記憶部103に格納する。
次いで、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づき、テンプレート情報103Cに示された通信パケットのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1の各端末15で実際に送受信された通信パケットに対応するものを選出し、偽の通信パケットを生成する(S22)。具体的には、送信処理部102Bは、テンプレート集の中で、実際に送受信された通信パケットと内容が類似するものを選出して偽の通信パケットを生成する。
なお、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに示された通信ポートにより、暗号化または平文を判断し、判断した内容に応じて偽の通信パケットを生成してもよい。例えば、平文の場合、送信処理部102Bは、プロトコルにあったテンプレートを選び、偽の通信データ(通信パケット)を生成する。また、暗号化されている場合、送信処理部102Bは、復号不能なランダムなバイナリを通信データ(通信パケット)としてもよい。
次いで、送信処理部102Bは、生成した偽の通信パケットを偽環境(ハニーネットワークシステム2)へ送信する(S23)。
次に、偽ファイルサーバへの偽ファイルの設置を説明する。図7−2に示すように、企業ネットワークシステム1では、企業ネットワークシステム1のファイルサーバにおけるファイルの作成、変更により(S30)、ファイル作成、変更の内容を記述したファイルサーバログが生成される(S31)。
受信処理部102Aは、S31で生成された、企業ネットワークシステム1のファイルサーバログを受信し、企業ネットワークシステム1のファイルサーバにおけるファイルに関するログ情報103Bとして記憶部103に格納する。
次いで、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づき、テンプレート情報103Cに示されたファイルのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1のファイルサーバで実際に作成、変更されたファイルに対応するものを選出し、偽のファイルを生成する(S32)。具体的には、送信処理部102Bは、テンプレート集の中で、実際に作成、変更されたファイルと内容が類似するものを選出して偽のファイルを生成する。
例えば、送信処理部102Bは、ファイル作成の場合、ファイル名(拡張子を含む)から学習モデルなどを用いて内容を予測し、予測した内容に対応するファイルテンプレートをテンプレート集の中から選出する。このとき、送信処理部102Bは、選出したファイルテンプレート内の一部の内容(例えば日付など)について、現状に合わせて補足を行ってもよい。なお、ファイル更新の場合、送信処理部102Bは、ファイルのタイムスタンプの変更のみを行ってもよい。
次いで、送信処理部102Bは、生成した偽ファイルを、偽ファイルサーバ(企業ネットワークシステム1のファイルサーバに対応するハニーネットワークシステム2のファイルサーバ)へ送信して設置する(S33)。
次に、偽メールの送信を説明する。図7−3に示すように、企業ネットワークシステム1では、企業ネットワークシステム1のメールサーバにおけるメールの送受信により(S40)、メールの送受信を記述したメールサーバログが生成される(S41)。
受信処理部102Aは、S41で生成された、企業ネットワークシステム1のメールサーバログを受信し、企業ネットワークシステム1のメールサーバにおけるメールに関するログ情報103Bとして記憶部103に格納する。
次いで、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに基づき、テンプレート情報103Cに示されたメールのテンプレート集の中から企業ネットワークシステム1のメールサーバで実際に送受信されたメールに対応するものを選出し、偽のメールの本文を構成する(S42)。具体的には、送信処理部102Bは、テンプレート集の中で、実際に送受信されたメールと内容が類似するものを選出して偽のメールを生成する。
例えば、送信処理部102Bは、メールの件名から学習モデルなどを用いて内容を予測し、予測した内容に対応するメールテンプレートをテンプレート集の中から選出する。このとき、送信処理部102Bは、選出したメールテンプレート内の一部の内容(例えば日付など)について、現状に合わせて補足を行ってもよい。
なお、送信処理部102Bは、機密情報を排除(別の文字列へ変換)するためのフィルターを通して偽のメールの本文を構成してもよい。これにより、送信処理部102Bは、例えば件名に機密情報がある場合は、フィルターにより機密情報を排除した上で、偽メールを生成することができる。
次いで、送信処理部102Bは、ログ情報103Bに示された企業ネットワークシステム1におけるメールの送受信先に対応するハニーネットワークシステム2の送受信先へ、生成した偽メールを送信する(S43)。
図8は、デセプションモードでの偽装通信を説明する説明図である。図8に示すように、オープンフロー・スイッチ10は、企業ネットワークシステム1におけるログ情報103B(ファイルサーバログ、メールログ、通信ログ…)をもとに、企業ネットワークシステム1の活動に応じた偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報をハニーネットワークシステム2に生じさせる。これにより、企業ネットワークシステム1のユーザー(例えばネットワーク管理者)は、ハニーネットワークシステム2で観測されていることに気づかせることなく攻撃者の挙動を監視することができる。
以上のように、オープンフロー・スイッチ10、10aは、通信部101と、送信処理部102Bとを有する。通信部101は、企業ネットワークシステム1またはハニーネットワークシステム2に属する情報処理装置(例えばサーバ14、23、端末15、22)と通信する。送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1に属する情報処理装置(例えば端末15C)でマルウェアが検知された場合、情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスをフローテーブル103Aに基づいてハニーネットワークシステム2に属する情報処理装置(例えばサーバ23、端末22)に対応するアドレスに変更して送信する。また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1で生成されるログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1に関するファイルの偽ファイル、企業ネットワークシステム1に関するメールの偽メールおよび企業ネットワークシステム1に関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成する。次いで、送信処理部102Bは、生成した偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報の少なくともいずれかをハニーネットワークシステム2に属する情報処理装置(例えばサーバ23、端末22)に送信する。
これにより、企業ネットワークシステム1のユーザー(例えばネットワーク管理者)は、例えば企業ネットワークシステム1においてマルウェアに感染した端末15Cに関するパケットをハニーネットワークシステム2内に隔離し、マルウェアに感染した端末15Cの影響が企業ネットワークシステム1内の他の機器に及ぶことを抑止できる。また、企業ネットワークシステム1の活動に応じた偽ファイル、偽メールおよび偽通信情報をハニーネットワークシステム2に生じさせることで、ユーザーは、ハニーネットワークシステム2で観測されていることに気づかせることなく攻撃者の挙動を監視することができる。このように、ユーザーは、マルウェアに感染した端末15Cの挙動を攻撃者に気づかせることなく、安全に監視することができ、CTIを安全に収集することができる。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1に属するファイルサーバで生成されるログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1に属するファイルサーバのファイルの偽ファイルを生成して、ハニーネットワークシステム2に属するファイルサーバに送信する。これにより、企業ネットワークシステム1のファイルサーバの活動に応じた偽ファイルをハニーネットワークシステム2のファイルサーバにも生じさせることができ、ハニーネットワークシステム2において、人が通常業務を行っているかのような状態を再現できる。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1に属するファイルサーバのファイルのファイル名に基づいてテンプレート情報103Cにおける複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、偽ファイルを生成する。これにより、ユーザーは、予め用意したテンプレートの中より企業ネットワークシステム1のファイルサーバの活動に合わせた、通常業務に似せた偽ファイルを生成することができる。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1に属するメールサーバで生成されるログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1に属するメールサーバのメールの偽メールを生成して、ハニーネットワークシステム2に属するメールサーバに送信する。これにより、企業ネットワークシステム1のメールサーバの活動に応じた偽メールをハニーネットワークシステム2のメールサーバにも生じさせることができ、ハニーネットワークシステム2において、人が通常業務を行っているかのような状態を再現できる。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1に属するメールサーバのメールの件名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、偽メールを生成する。これにより、ユーザーは、予め用意したテンプレートの中より企業ネットワークシステム1のメールサーバの活動に合わせた、通常業務に似せた偽メールを生成することができる。
また、送信処理部102Bは、企業ネットワークシステム1の通信に応じて生成されるログ情報103Bに基づき、企業ネットワークシステム1の通信のパケットに基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、偽通信情報を生成する。これにより、企業ネットワークシステム1の通信に応じた偽通信情報をハニーネットワークシステム2にも生じさせることができ、ハニーネットワークシステム2において、人が通常業務を行っているかのような状態を再現できる。
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、オープンフロー・スイッチ10、10a、オープンフロー・コントローラー11等で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図9は、実施形態にかかる情報処理装置(又は、オープンフロー・スイッチ10等の通信装置)のハードウエア構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、情報処理装置200は、各種演算処理を実行するCPU201と、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置202とを有する。また、情報処理装置200は、各種装置と接続するためのインタフェース装置203と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置204とを有する。また、情報処理装置200は、各種情報を一時記憶するRAM205と、ハードディスク装置206とを有する。また、情報処理装置200内の各部(201〜206)は、バス207に接続される。
ハードディスク装置206には、上記の実施形態で説明した制御部102における受信処理部102A、送信処理部102Bなどで各種の処理を実行するためのプログラム211が記憶される。また、ハードディスク装置206には、プログラム211が参照する各種データ212が記憶される。通信装置204は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク13C、13D、21Bなど接続され、ネットワーク13C、13D、21Bを介して装置間で各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置206に記憶されたプログラム211を読み出して、RAM205に展開して実行することで、各種の処理を行う。なお、プログラム211は、ハードディスク装置206に記憶されていなくてもよい。例えば、情報処理装置200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム211を読み出して実行するようにしてもよい。情報処理装置200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラム211を記憶させておき、情報処理装置200がこれらからプログラム211を読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、
前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするマルウェア検査支援プログラム。
(付記2)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルの偽ファイルを生成して、前記第2のシステムに属するファイルサーバに送信する、
ことを特徴とする付記1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
(付記3)前記生成して送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルのファイル名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽ファイルを生成する、
ことを特徴とする付記2に記載のマルウェア検査支援プログラム。
(付記4)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの偽メールを生成して、前記第2のシステムに属するメールサーバに送信する、
ことを特徴とする付記1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
(付記5)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの件名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽メールを生成する、
ことを特徴とする付記4に記載のマルウェア検査支援プログラム。
(付記6)前記送信する処理は、前記第1のシステムの通信に応じて生成されるログ情報に基づき、前記通信のパケットに基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽通信情報を生成する、
ことを特徴とする付記1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
(付記7)第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、
前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするマルウェア検査支援方法。
(付記8)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルの偽ファイルを生成して、前記第2のシステムに属するファイルサーバに送信する、
ことを特徴とする付記7に記載のマルウェア検査支援方法。
(付記9)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルのファイル名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽ファイルを生成する、
ことを特徴とする付記8に記載のマルウェア検査支援方法。
(付記10)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの偽メールを生成して、前記第2のシステムに属するメールサーバに送信する、
ことを特徴とする付記7に記載のマルウェア検査支援方法。
(付記11)前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの件名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽メールを生成する、
ことを特徴とする付記10に記載のマルウェア検査支援方法。
(付記12)前記送信する処理は、前記第1のシステムの通信に応じて生成されるログ情報に基づき、前記通信のパケットに基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽通信情報を生成する、
ことを特徴とする付記7に記載のマルウェア検査支援方法。
(付記13)第1のシステムまたは第2のシステムに属する情報処理装置と通信する通信部と、
前記第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて前記第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する送信処理部と、
を有することを特徴とする通信装置。
(付記14)前記送信処理部は、前記第1のシステムに属するファイルサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルの偽ファイルを生成して、前記第2のシステムに属するファイルサーバに送信する、
ことを特徴とする付記13に記載の通信装置。
(付記15)前記送信処理部は、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルのファイル名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽ファイルを生成する、
ことを特徴とする付記14に記載の通信装置。
(付記16)前記送信処理部は、前記第1のシステムに属するメールサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの偽メールを生成して、前記第2のシステムに属するメールサーバに送信する、
ことを特徴とする付記13に記載の通信装置。
(付記17)前記送信処理部は、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの件名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽メールを生成する、
ことを特徴とする付記16に記載の通信装置。
(付記18)前記送信処理部は、前記第1のシステムの通信に応じて生成されるログ情報に基づき、前記通信のパケットに基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽通信情報を生成する、
ことを特徴とする付記13に記載の通信装置。
1…企業ネットワークシステム
2…ハニーネットワークシステム
3…外部ネットワーク
4…C&Cサーバ
5…外部ルータ
6…インターネット
10、10a…オープンフロー・スイッチ
11…オープンフロー・コントローラー
12、20…NATルータ
13A、13B、13C、13D、21A、21B…ネットワーク
14、14A、14B、23、23A,23B…サーバ
15、15A、15B、15C、15D、22、22A、22B、22C…端末
101…通信部
102…制御部
102A…受信処理部
102B…送信処理部
103…記憶部
103A…フローテーブル
103B…ログ情報
103C…テンプレート情報
200…情報処理装置
201…CPU
202…媒体読取装置
203…インタフェース装置
204…通信装置
205…RAM
206…ハードディスク装置
207…バス
211…プログラム
212…各種データ

Claims (8)

  1. 第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、
    前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするマルウェア検査支援プログラム。
  2. 前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルの偽ファイルを生成して、前記第2のシステムに属するファイルサーバに送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
  3. 前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するファイルサーバのファイルのファイル名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽ファイルを生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のマルウェア検査支援プログラム。
  4. 前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの偽メールを生成して、前記第2のシステムに属するメールサーバに送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
  5. 前記送信する処理は、前記第1のシステムに属するメールサーバのメールの件名に基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽メールを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のマルウェア検査支援プログラム。
  6. 前記送信する処理は、前記第1のシステムの通信に応じて生成されるログ情報に基づき、前記通信のパケットに基づいて複数のテンプレートの中から選出したデータをもとに、前記偽通信情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルウェア検査支援プログラム。
  7. 第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、
    前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするマルウェア検査支援方法。
  8. 第1のシステムまたは第2のシステムに属する情報処理装置と通信する通信部と、
    前記第1のシステムに属する第1の情報処理装置でマルウェアが検知された場合、前記第1の情報処理装置から送信されるパケットの宛先アドレスを、所定のルールに基づいて前記第2のシステムに属する第2の情報処理装置に対応するアドレスに変更して、前記パケットを前記第2のシステムに属する前記第2の情報処理装置へ送信するとともに、前記第1のシステムで生成されるログ情報に基づき、前記第1のシステムに関するファイルの偽ファイル、前記第1のシステムに関するメールの偽メールおよび前記第1のシステムに関する通信情報の偽通信情報の少なくともいずれかを生成して、前記第2の情報処理装置に送信する送信処理部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
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