JP2021092299A - Rolling bearing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、転がり軸受装置に関し、特に、運転中に負荷される荷重の大きさを測定することができる大型の転がり軸受装置に関する。 The present invention relates to a rolling bearing device, and more particularly to a large rolling bearing device capable of measuring the magnitude of a load applied during operation.
大型の転がり軸受装置は、トンネル掘削機などの大型の機械に使用される。特許文献1では、トンネル掘削機90に組込まれて、地盤を掘削するカッターヘッド94を支持する転がり軸受装置91が開示されている(図5参照)。転がり軸受装置91は、環状の外輪92と環状の内輪93とが転動体95,96,97を介して同軸に組み合わされており、外輪92と内輪93は、中心軸mの周りで相対的に回転自在である。カッターヘッド94は、内輪93に固定されており、掘削面94aが中心軸mと直交する向きに形成されている。トンネル掘削機90は、掘削面94aを地盤に押し付けながら回転させて、トンネルの穴を掘削することができる。
Large rolling bearing devices are used in large machines such as tunnel excavators.
カッターヘッド94が取り付けられた内輪93は、三列のころ軸受によってアキシアル方向及びラジアル方向に支持されている。
第1のころ軸受は、外輪92と内輪93と複数の円筒ころ95で構成されており、カッターヘッド94が地盤を掘削するときに中心軸mの方向に作用する大きなアキシアル荷重を支持している。第2のころ軸受は、外輪92と内輪93と複数の円筒ころ96で構成されており、中心軸mと直交する向きのラジアル荷重を支持している。第2のころ軸受によって、内輪93と外輪92とが互いに中心軸を共通にして回転することができる。第3のころ軸受は、外輪92と内輪93と複数の円筒ころ97で構成されており、第1のころ軸受が周方向の一部に不均一に受けるアキシアル荷重によって、外輪92の中心軸と内輪93 の中心軸との間に微少な角度が生じ、周方向の一部とは180°反対に発生するアキシアル荷重(反力)を受けることができる。
The
The first roller bearing is composed of an
一般的に転がり軸受は、荷重が負荷された状態で長期にわたって使用すると、軌道面に、金属疲労による剥離等の損傷が生じる場合がある。使用を開始してから損傷が生じるまでの総回転数を転がり軸受の寿命(以下、「転がり寿命」)という。転がり寿命は、軌道面を形成する鋼種や熱処理の状態に応じておおむね推定することができる。
転がり寿命は、負荷される荷重が大きくなるにしたがって短くなる。転がり軸受に実際に負荷される荷重の大きさを知ることができれば、転がり寿命に到達するまでの残りの時間である残存寿命を推定できるので、適切な時期に転がり軸受装置91を交換して、トンネル掘削機90などの機械を適切にメンテナンスすることが可能となる。
また、転がり軸受自体が実際に負荷される荷重を測定する機能を有するようにすれば、転がり軸受を組み込むだけで荷重測定が可能となるので、トンネル掘削機90に荷重測定装置を組込む等の改造をする必要がなく、比較的簡単に荷重を測定することができる。
Generally, when a rolling bearing is used for a long period of time under a load, the raceway surface may be damaged such as peeling due to metal fatigue. The total number of revolutions from the start of use to the occurrence of damage is called the life of the rolling bearing (hereinafter, "rolling life"). The rolling life can be roughly estimated according to the steel type forming the raceway surface and the state of heat treatment.
The rolling life becomes shorter as the loaded load increases. If the magnitude of the load actually applied to the rolling bearing can be known, the remaining life, which is the remaining time until the rolling life is reached, can be estimated. Therefore, the rolling bearing
Further, if the rolling bearing itself has a function of measuring the load actually loaded, the load can be measured only by incorporating the rolling bearing. Therefore, modification such as incorporating a load measuring device into the
上記の事情に鑑み、本発明は、使用中に負荷される荷重の大きさを測定することができる転がり軸受装置を提供することを目的としている。 In view of the above circumstances, it is an object of the present invention to provide a rolling bearing device capable of measuring the magnitude of a load applied during use.
本発明の一形態は、中心軸を中心にして相対的に回転する外輪及び内輪と複数の転動体を有し、前記中心軸の方向を軸方向として、前記外輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の一の方向に向かう平面である一の軌道面を備え、前記内輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の他の方向に向かう平面である他の軌道面を備え、前記複数の転動体は、前記一の軌道面と前記他の軌道面との間に転動可能に配置されている転がり軸受装置であって、前記内輪に固定されて、前記外輪又は前記内輪に前記軸方向の荷重が作用したときに、前記外輪に形成された測定対象面の前記軸方向の変位を測定するセンサを備えており、前記測定対象面は、前記一の軌道面とつながって単一の平面を形成する面であることを特徴とする転がり軸受装置である。 One embodiment of the present invention has an outer ring and an inner ring that rotate relative to the central axis and a plurality of rolling elements, and the outer ring is orthogonal to the central axis with the direction of the central axis as an axial direction. It has one raceway plane that extends in a direction and is a plane that extends in one direction in the axial direction, and the inner ring is a plane that extends in a direction orthogonal to the central axis and faces the other direction in the axial direction. The plurality of rolling elements provided with a certain other raceway surface are rolling bearing devices rotatably arranged between the one raceway surface and the other raceway surface, and are fixed to the inner ring. The outer ring or the inner ring is provided with a sensor for measuring the axial displacement of the measurement target surface formed on the outer ring when a load in the axial direction is applied to the outer ring. It is a rolling bearing device characterized by being a surface connected to one raceway surface to form a single plane.
本発明の他の形態は、中心軸を中心にして相対的に回転する外輪及び内輪と複数の転動体を有し、前記中心軸の方向を軸方向として、前記外輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の一の方向に向かう平面である一の軌道面を備え、前記内輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の他の方向に向かう平面である他の軌道面を備え、前記複数の転動体は、前記一の軌道面と前記他の軌道面との間に転動可能に配置されている転がり軸受装置であって、前記外輪に固定されて、前記外輪又は前記内輪に前記軸方向の荷重が作用したときに、前記内輪に形成された測定対象面の前記軸方向の変位を測定するセンサを備えており、前記測定対象面は、前記他の軌道面とつながって単一の平面を形成する面であることを特徴とする転がり軸受装置である。 Another embodiment of the present invention has an outer ring and an inner ring that rotate relative to the central axis and a plurality of rolling elements, and the outer ring is orthogonal to the central axis with the direction of the central axis as an axial direction. It has one raceway plane that extends in one direction in the axial direction and is a plane that extends in one direction in the axial direction, and the inner ring is a plane that extends in a direction orthogonal to the central axis and faces the other direction in the axial direction. The plurality of rolling elements are rolling bearing devices that are rotatably arranged between the one raceway surface and the other raceway surface, and are fixed to the outer ring. The outer ring or the inner ring is provided with a sensor for measuring the axial displacement of the measurement target surface formed on the inner ring when a load in the axial direction is applied to the inner ring. It is a rolling bearing device characterized by being a surface that is connected to the other raceway surface to form a single plane.
本発明によると、使用中に負荷される荷重の大きさを測定することができる転がり軸受装置を提供することができる。これにより、転がり軸受の残存寿命をより正確に推定することができて、転がり軸受装置を適切にメンテナンスすることができる。 According to the present invention, it is possible to provide a rolling bearing device capable of measuring the magnitude of a load applied during use. As a result, the remaining life of the rolling bearing can be estimated more accurately, and the rolling bearing device can be properly maintained.
本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態(以下、「第1実施形態」という)である図示しないトンネル掘削機に組み込まれた転がり軸受装置10の軸方向断面図である。
トンネル掘削機は、地盤を掘削してトンネルなどの円形断面の穴を施工する機械装置であって、地盤を掘削するための歯56を備えたカッターヘッド94が、転がり軸受装置10で回転自在に支持されている。以下の説明では、転がり軸受装置10の中心軸mの方向を軸方向といい、中心軸mと直交する方向を径方向、中心軸mの周囲を周回する方向を周方向という。また、軸方向で図の右方を「軸方向一方」といい、左方を「軸方向他方」という。
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is an axial sectional view of a rolling bearing
The tunnel excavator is a mechanical device that excavates the ground and constructs a hole having a circular cross section such as a tunnel. A
転がり軸受装置10は、内輪11、外輪12、及び、転動体としての第1ころ13、第2ころ14、第3ころ15を備えている。更に、これらのころを保持する第1保持器16、第2保持器17、第3保持器18、及び、第1シール19、第2シール20を備えている。
内輪11は図示しないトンネル掘削機の本体に固定され、カッターヘッド94は外輪12に固定されている。カッターヘッド94は転がり軸受装置10によってトンネル掘削機の本体に回転自在に支持されている。
The rolling bearing
The
内輪11は、第1内輪11aと第2内輪11bとが、互いに中心軸を一致させて軸方向に接するように組み合わされている。第1内輪11aが、内輪11の軸方向他方側に配置され、第2内輪11bが、内輪11の軸方向一方側に配置されている。
第1内輪11a及び第2内輪11bは、いずれも鋼製の環状体で、JIS G4053−2016 機械構造用合金鋼鋼材のクロムモリブデン鋼(SCM430、SCM432、SCM435、SCM440、SCM445等から選ばれる鋼材)を用いて製造されている。
In the
The first
第1内輪11aは、アキシアル荷重を支持する第1アキシアル軌道面24と、ラジアル荷重を支持する内側軌道面25とを備えている。
第1内輪11aは、更に、第1外周面26、第2外周面27、第1内周面28、第1側面29、第2側面30、及び、第3側面31を備えている。
The first
The first
第1アキシアル軌道面24は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向一方に向かう平面であって、第1内輪11aの軸方向のほぼ中央に形成されている。内側軌道面25は、第1アキシアル軌道面24より軸方向一方に配置されており、中心軸mを中心とする円筒形状で、径方向外方に向かう外周面である。
The first
第1外周面26は、中心軸mを中心とする円筒面で、第1アキシアル軌道面24の外周側端部から軸方向他方に延在している。
第2外周面27は、中心軸mを中心とする円筒面で、第1アキシアル軌道面24の内周側端部から軸方向一方に延在している。内側軌道面25は、第2外周面27より小径であり、第2外周面27の軸方向一方の端部と内側軌道面25の軸方向他方の端部が、中心軸mと直交する向きに形成された第3側面31でつながっている。
第1内周面28は、中心軸mを中心とする円筒面である。
The first outer
The second outer
The first inner
第1側面29は、第1内輪11aの軸方向他方の側面である。第1側面29は、中心軸mと直交する向きに延在する平面で、第1外周面26の軸方向他方の端部及び第1内周面28の軸方向他方の端部とつながっている。
第2側面30は、第1内輪11aの軸方向一方の側面である。第2側面30は、中心軸mと直交する向きに延在する平面で、内側軌道面25の軸方向一方の端部及び第1内周面28の軸方向一方の端部とつながっている。第1側面29と第2側面30とは、互いに平行である。第2側面30は、後述する第2内輪11bと当接する面であって、複数の第1ねじ孔32が、各々周方向の異なる位置で、軸方向に延在している。
The
The
第1内輪11aは、焼入れ焼き戻しによる熱処理が施された後、第1アキシアル軌道面24、内側軌道面25及び第2側面30が、研削加工によって高い精度で加工される。
After the first
第2内輪11bは、アキシアル荷重を支持する第4アキシアル軌道面33(他の軌道面)を備えるとともに、第3外周面34、第4外周面35、第2内周面36、第4側面37及び第5側面38を備えている。
The second
第4アキシアル軌道面33は、第2内輪11bの軸方向他方において径方向外方に形成されている。第4アキシアル軌道面33は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向他方に向かう平面であって、第2内輪11bの軸方向のほぼ中央に形成されている。
The fourth
第3外周面34は、中心軸mを中心とする円筒面で、第4アキシアル軌道面33の外周側端部から軸方向一方に延在している。
第4外周面35は、中心軸mを中心とする円筒面で、第4アキシアル軌道面33の内周から軸方向他方に延在している。
第2内周面36は、中心軸mを中心とする円筒面である。第2内周面36の内径は、第1内輪11aの第1内周面28の内径と、略同じである。
The third outer
The fourth outer
The second inner
第4側面37は、第2内輪11bの軸方向他方の側面である。第4側面37は、中心軸mと直交する向きに延在する平面で、第1内輪11aと当接する。第4側面37の外周側端部には、軸方向一方に窪んだ段部42が形成されており、第4側面37は、段部42を介して第4外周面35の軸方向他方の端部とつながっている。段部42には、転がり軸受に負荷される荷重を測定するためのセンサ71が組み込まれている。段部42の形態及びセンサ71の組付け状態については、転がり軸受装置10のその他の構成を説明した後で、詳細に説明する。第4側面37の内周側端部は、第2内周面36の軸方向他方の端部とつながっている。
The
第5側面38は、第2内輪11bの軸方向一方の側面である。第5側面38は、中心軸mと直交する向きに延在する平面で、外周側端部が第3外周面34の軸方向一方の端部とつながり、内周側端部が第2内周面36の軸方向一方の端部とつながっている。第4側面37と第5側面38とは、互いに平行である。第2内輪11bは、軸方向に貫通する複数の第1ボルト孔39を有しており、各第1ボルト孔39は、第1内輪11aと第2内輪11bとが中心軸を一致させて組み合わされたとき、各第1ねじ孔32と連通する位置に形成されている。
The
第2内輪11bは、焼入れ焼き戻しによる熱処理が施された後、第4アキシアル軌道面33と第4側面37が、研削加工によって高い精度で加工される。
After the second
外輪12は、第1外輪12aと第2外輪12bとが、互いに中心軸を一致させて軸方向に接するように組み合わされている。第1外輪12aは、第2外輪12bの軸方向一方から軸方向他方に向けて組付けられており、第1外輪12aが外輪12の軸方向一方側に配置され、第2外輪12bが外輪12の軸方向他方側に配置されている。
第1外輪12a及び第2外輪12bは、いずれも鋼製の環状体で、JIS G4053−2016 機械構造用合金鋼鋼材のクロムモリブデン鋼(SCM430、SCM432、SCM435、SCM440、SCM445等から選ばれる鋼材)を用いて製造されている。
The
The first
第1外輪12aは、軸方向断面の形状が略長方形である。第1外輪12aは、それぞれアキシアル荷重を支持する第2アキシアル軌道面48と第3アキシアル軌道面49(一の軌道面)及びラジアル荷重を支持する外側軌道面50を備えている。
第1外輪12aは、更に、第5外周面51と、第6側面52と、を備えている。
The shape of the axial cross section of the first
The first
第2アキシアル軌道面48は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向他方に向かう平面であり、第1外輪12aの軸方向他方の側面の内周側に形成されている。第3アキシアル軌道面49は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向一方に向かう平面であり、第1外輪12aの軸方向一方側の側面の全面にわたって形成されている。第2アキシアル軌道面48と第3アキシアル軌道面49は、互いに平行な面となっている。
外側軌道面50は、第1外輪12aの内周に形成されており、中心軸mを中心とする円筒形状で、径方向内方に向かう内周面である。外側軌道面50の軸方向他方の端部は第2アキシアル軌道面48の内周とつながっており、外側軌道面50の軸方向一方の端部は第3アキシアル軌道面49の内周とつながっている。
The second
The
第5外周面51は、中心軸mを中心とする円筒面で、第3アキシアル軌道面49の外周側端部から軸方向他方に延在している。
第6側面52は、第1外輪12aの軸方向他方の側面の外周側に形成されており、中心軸mと直交する向きに延在する平面である。第6側面52の外周は、第5外周面51の軸方向他方側の端部とつながっている。第6側面52は、第2アキシアル軌道面48の径方向外方に形成されており、第6側面52と第2アキシアル軌道面48とは、連続する単一の平面となっている。
第6側面52は、後述する第2外輪12bと軸方向に当接する面であって、複数の第2ねじ孔53が、各々周方向の異なる位置で、軸方向に延在している。
The fifth outer
The
The
第1外輪12aは、焼入れ焼き戻しの熱処理がされた後、第2アキシアル軌道面48、第3アキシアル軌道面49、外側軌道面50、及び第6側面52が、研削加工によって高精度で加工される。第3アキシアル軌道面49は、例えば平面研削盤によって、径方向内方から外方にわたってほぼ全面を一時に加工することによって、平面度が良好な単一の平面に仕上げられている。
After the first
第2外輪12bは、鋼製の環状体で外周に歯56を備えた平歯車である。外周に第6外周面57と歯56とを有し、内周に第3内周面58、第4内周面59及び第9側面60を有し、軸方向の両側にそれぞれ第7側面61、第8側面62を有している。
The second
歯56は、第2外輪12bの外周の軸方向一方の側に形成されている。第1実施形態では、歯車として平歯車が使用されているが、はすば歯車等その他の形態の歯車であってもよい。第6外周面57は、歯56につながって、第2外輪12bの外周の軸方向他方の側に形成された中心軸mを中心とする円筒面である。
The
第3内周面58は、第2外輪12bの軸方向他方の内周に形成された中心軸mを中心とする円筒面である。その直径は、第1内輪11aの第1外周面26の外径より大きく、カッターヘッド94が回転するときに、外輪12が内輪11に対してわずかなすきまをもって回転できるようになっている。
第4内周面59は、第2外輪12bの軸方向一方の内周に形成された中心軸mを中心とする円筒面である。第4内周面59の直径は、第1外輪12aの第5外周面51の外径よりわずかに大きく設定されており、第1外輪12aと第2外輪12bとが互いの軸を一致させて組み付けられるようにするための案内面となっている。
The third inner
The fourth inner
第9側面60は、中心軸mと直交する向きに延在する平面で、第3内周面58の軸方向一方の端部と、第4内周面59の軸方向他方の端部とつながっている。第7側面61、第8側面62及び第9側面60は互いに平行な面となっている。第9側面60は、第1外輪12aを第2外輪12bの内側にはめあわせたときに、第1外輪12aの第6側面52と軸方向に当接する面である。
The
第2外輪12bは、軸方向に貫通する複数の第2ボルト孔63を有しており、各第2ボルト孔63は、第1外輪12aと第2外輪12bとが中心軸を一致させて組み合わされたとき、第1外輪12aに形成された各第2ねじ孔53と連通する位置に形成されている。
The second
図1に示すように、転がり軸受装置10は、第1内輪11aと第2内輪11bとが、第1外輪12aを挟んで、それぞれの中心軸が一致するように配置され、第2側面30と第4側面37とを軸方向に当接させている。第1内輪11aと第2内輪11bは、第1ボルト孔39を通して図示しないボルトを第1ねじ孔32に螺合することによって、相対移動不能に結合されている。
As shown in FIG. 1, in the rolling
また、第1外輪12aと第2外輪12bは、第4内周面59に第5外周面51をはめ合わせることによって、それぞれの中心軸が一致するように配置され、第6側面52と第9側面60を軸方向に当接させている。第1外輪12aと第2外輪12bは、第2ボルト孔63を通して図示しないボルトを第2ねじ孔53に螺合することによって、相対移動不能に結合されている。
Further, the first
第1内輪11aと第1外輪12aは、第1アキシアル軌道面24と第2アキシアル軌道面48とが互いに軸方向に向き合うとともに、内側軌道面25と外側軌道面50とが互いに径方向に向き合うように組み合わされている。
第1アキシアル軌道面24と第2アキシアル軌道面48との間には、複数の第1ころ13が、中心軸nを径方向に向けて組み込まれている。
第1ころ13は、外周が円筒形状の円筒ころである。第1ころ13は、JIS G4805−2008 高炭素クロム軸受鋼鋼材(SUJ2、SUJ3、SUJ5)から選ばれる鋼材を用いて製造されている。
In the first
A plurality of
The
各第1ころ13は、第1保持器16によって周方向に等しい間隔で保持されている。
第1保持器16は、周方向に分割された複数のセグメントで構成されている。各セグメントは、JIS H3250−2015 銅及び銅合金の棒のアルミニウム青銅(C6161、C6191、C6241)、高力黄銅(C6782、C6783)、JIS H5121−2016 銅合金連続鋳造鋳物の高力黄銅(CAC301C、CAC302C、CAC303C、CAC304C)から選ばれる銅合金を用いて製造されている。
第1保持器16は、第1内輪11aの第2外周面27と第2外輪12bの第3内周面58との間で、径方向にすきまを有するとともに、第1アキシアル軌道面24及び第2アキシアル軌道面48との間で軸方向のすきまを有しており、第1内輪11a及び第2外輪12bに対して周方向に相対的に回転可能である。
以下の説明では、第1アキシアル軌道面24、第2アキシアル軌道面48、及び複数の第1ころ13で構成される軸受部を第1スラスト列という。
Each of the
The
The
In the following description, the bearing portion composed of the first
内側軌道面25と外側軌道面50との間には、複数の第2ころ14が、中心軸nを中心軸mと平行となる向きにして組み込まれている。第2ころ14は、外周が円筒形状の円筒ころである。
各第2ころ14は、第2保持器17によって周方向に等しい間隔で保持されている。
第2ころ14の材質及び第2保持器17の材質は、それぞれ第1ころ13及び第1保持器16と同様であり、第2保持器17は、周方向に分割された複数のセグメントで構成されている。
A plurality of
Each of the
The material of the
第2保持器17は、第1内輪11aの内側軌道面25と第1外輪12aの外側軌道面50との間で、径方向にすきまを有するとともに、第3側面31及び第4側面37との間で軸方向のすきまを有しており、第1内輪11a、第2内輪11b及び第1外輪12aに対して周方向に相対的に回転可能である。以下の説明では、外側軌道面50、内側軌道面25、及び複数の第2ころ14で構成される軸受部をラジアル列という。
The
第2内輪11bと第1外輪12aは、第4アキシアル軌道面33と第3アキシアル軌道面49とが互いに軸方向に向き合うように組み合わされている。第3アキシアル軌道面49と第4アキシアル軌道面33との間には、複数の第3ころ15が、中心軸nを径方向に向けて組み込まれている。第3ころ15は、外周が円筒形状の円筒ころであり、径方向に2個並べて配置されている。この2個の第3ころ15は、中心軸nを共通にして第3保持器18の一つのポケットに保持されており、各ポケットの第3ころ15は、周方向に等しい間隔で保持されている。
第3ころ15の材質及び第3保持器18の材質並びに第3保持器18の形態は、第1ころ13及び第1保持器16と同様であるため、説明を省略する。
The second
Since the material of the
第3保持器18は、第2内輪11bの第4外周面35と第2外輪12bの第4内周面59との間で、径方向にすきまをもって保持されるとともに、第3アキシアル軌道面49及び第4アキシアル軌道面33との間で軸方向のすきまを有しており、第2内輪11b及び第2外輪12bに対して周方向に相対的に回転可能である。以下の説明では、第3アキシアル軌道面49、第4アキシアル軌道面33、及び複数の第3ころ15で構成される軸受部を第2スラスト列という。
The
こうして、第1実施形態の転がり軸受装置10では、外輪12が、内輪11に対してラジアル列の軸受部で径方向に支持されるとともに、第1スラスト列の軸受部と第2スラスト列の軸受部とで軸方向に支持されており、内輪11の周りで中心軸mを中心として回転することができる。
第2外輪12bの歯56には、図示しない動力源の歯車がかみ合わされて、第2外輪12bに中心軸mの周りの回転力が伝達される。これにより、第2外輪12bに固定されたカッターヘッド94が、中心軸mを中心として回転し、転がり軸受装置10とともに軸方向他方に移動することによって、地盤にトンネルなどの穴を施工することができる。
In this way, in the rolling
Gears of a power source (not shown) are engaged with the
地盤を掘削するときには、軸方向に大きなアキシアル荷重が作用する。このアキシアル荷重は、第2スラスト列の軸受部で支持される。このとき、ラジアル列の軸受部には、主に、外輪12やカッターヘッド94の重量が、ラジアル荷重として作用している。
第1スラスト列は、外輪12を、軸方向他方側で支持しており、外輪12が軸方向他方側に位置ずれするのを防止している。第1スラスト列に作用する荷重は、第2スラスト列に作用する荷重に比べて小さいものとなっている。
When excavating the ground, a large axial load acts in the axial direction. This axial load is supported by the bearing portion of the second thrust row. At this time, the weights of the
The first thrust row supports the
転がり軸受装置10では、第1シール19が、軸方向他方の側で第2外輪12bと第1内輪11aとのすきまを密封している。第1シール19は、第3内周面58の全周にわたって形成された径方向外方に窪む環状溝に固定されており、径方向内方に突出するゴム製のリップを備えている。リップの先端部は、弾性をもって第1内輪11aの第1側面29に所定の接触圧で押し付けられており、周方向に摺動可能である。
また、軸方向一方の側で、第2シール20が、第2外輪12bと第2内輪11bとのすきまを密封している。第2シール20は、第3外周面34の全周にわたって形成された径方向内方に窪む環状溝に固定されており、径方向外方に突出するゴム製のリップを備えている。リップの先端部は、弾性をもって第2外輪12bの第8側面62に所定の接触圧で押し付けられており、周方向に摺動可能である。
これにより、地盤掘削時の水や塵埃等が、各軌道面に浸入するのを防止している。
In the rolling
Further, on one side in the axial direction, the
This prevents water, dust, etc. during ground excavation from entering each raceway surface.
次に、図2によって、第4側面37の径方向外方に形成された段部42の形態及び変位測定装置70の組付け状態について説明する。図2は、図1の要部拡大図であって、変位測定装置70のセンサ71が組み込まれている部分の形態を示している。
Next, with reference to FIG. 2, the form of the
第1実施形態では、変位測定装置70として、渦電流式の変位測定装置が使用されている。変位測定装置70は、センサ71と、センサ71から離れた位置に設けられた制御装置72(図1参照)とで構成される。センサ71と制御装置72は、電気信号を送受信するケーブル73でつながっている。
センサ71の先端部にコイル(図示を省略する)が設置されており、制御装置72から高周波電流を流してセンサ71の先端部に高周波磁界を発生させている。この磁界内に、変位を測定する導電体の測定対象物(第1実施形態では第1外輪12aである)が近づいた時に、測定対象物の表面に渦電流が発生し、コイルのインピーダンスが変化する。制御装置72で高周波電流の発振強度の変化を検出することによって、測定対象物の位置の変化を測定することができる。
In the first embodiment, an eddy current type displacement measuring device is used as the
A coil (not shown) is installed at the tip of the
段部42は、第4側面37の外周側端部から軸方向一方に延在する軸方向延在面43と、軸方向延在面43の軸方向一方の端部から径方向外方に延在する径方向延在面44を備えている。軸方向延在面43は、中心軸mを中心とする円筒面である。径方向延在面44は、中心軸mと直交する向きに形成された平面である。径方向延在面44の径方向外方端部は第4外周面35とつながっている。径方向延在面44は、第1内輪11aの第2側面30と第2内輪11bの第4側面37を当接させたときに、第1外輪12aの第3アキシアル軌道面49と軸方向にすきまをもって対向している。
The
第4外周面35の外径は、第1外輪12aの外側軌道面50の内径寸法より大きく、軸方向延在面43の外径は、外側軌道面50の内径寸法より小さい。径方向延在面44の径方向外方の領域が、第1外輪12aの第3アキシアル軌道面49と軸方向に対向しており、この軸方向に対向する領域で径方向延在面44に垂直にセンサ71が取り付けられている。
センサ71は径方向延在面44に、周方向に等間隔で6カ所(60°毎)設けられている。
The outer diameter of the fourth outer
The
センサ71は略円柱形状で、外周に雄ねじが形成されている。
第2内輪11bには、第5側面38(図1参照)から径方向延在面44に向けて、軸方向の所定の深さまで、センサ挿入孔45が設けられている。センサ挿入孔45の内径寸法は、センサ71の外径寸法よりわずかに大きく、センサ71を第5側面38の側から軸方向に挿入することができる。
センサ挿入孔45の軸方向他方の端部と径方向延在面44との間には、センサ71を固定するための雌ねじが形成されている。
The
The second
A female screw for fixing the
高周波磁界を発生させるコイルは、センサ71の軸方向他方の端部に組み込まれている。センサ71は、軸を中心軸mと平行にして、コイルが組み込まれた端部が第3アキシアル軌道面49と軸方向に対向する向きに組み込まれており、端部が径方向延在面44から軸方向他方にわずかに突出した状態で第2内輪11bに変位不能に固定されている。
センサ71は、第3アキシアル軌道面49の位置の変化を検出できる程度に、第3アキシアル軌道面49との間に適当な軸方向のすきまをもって組付けられている。センサ71を第2内輪11bに組付ける時には、センサ71の外周の雄ねじを第2内輪11bの雌ねじに噛み合わせた状態で中心軸の周りで回転させることによって、ねじのかみ合い位置が変化して、センサ71の軸方向の位置を調整することができる。
センサ71の軸方向一方の端部に、信号を取り出すケーブル73が設けられている。
A coil that generates a high frequency magnetic field is incorporated at the other end of the
The
A
こうして、センサ71は、軸方向他方の端部が第3アキシアル軌道面49と軸方向に対向しており、第2内輪11bに対する第3アキシアル軌道面49の軸方向の変位を測定することができる。
渦電流式の変位測定装置は、非接触の状態で測定対象物の位置の変化を測定することができる。第1実施形態の転がり軸受装置10では、センサ71と測定対象物である外輪12とが接触しないので、外輪12が回転体であっても、センサ71自体の摩耗を防止して、長期にわたって外輪12の軸方向の変位を測定することができる。また、センサ71と測定対象物との間にグリースや油などが介在する環境であっても、測定対象物の位置の変化を測定することができるので、転がり軸受の内部に配置した場合であっても、第3アキシアル軌道面49の変位を確実に測定することができる。
In this way, the
The eddy current type displacement measuring device can measure the change in the position of the object to be measured in a non-contact state. In the rolling
なお、センサ71の形式は例示であって、センサ71が第2内輪11bに固定されたときに、センサ71に対する第1外輪12aの軸方向の変位量を測定できるものであればよい。例えば、レーザなどの光を用いた変位測定装置や、静電容量型変位測定装置などを使用することができる。また、測定対象物と接触して変位量を直接測定する、接触型の変位測定装置であってもよい。
The type of the
次に、図3によって、変位測定装置70を用いて、転がり軸受装置10に作用するアキシアル荷重Faの大きさを測定する方法について説明する。図3は、第2スラスト列に組み込まれている複数の第3ころ15のうちの一つを、当該ころの中心軸nの方向から見た模式図である。図3では、アキシアル荷重Faが作用したときに、第3ころ15と第3アキシアル軌道面49との接触部及び第3ころ15と第4アキシアル軌道面33との接触部が弾性変形して、第1内輪11aと第2内輪11bとが軸方向に接近している状態を模式的に示している。あわせて、第2内輪11bに設けた段部42の径方向延在面44から軸方向他方に突出するセンサ71の位置を模式的に示している。
Next, with reference to FIG. 3, a method of measuring the magnitude of the axial load Fa acting on the rolling
第3ころ15の外周は円筒形状であり、アキシアル荷重Faが負荷される前は、第3ころ15と各軌道面33,49とが線で接触している。図3では、中心軸nの方向から見ているため、接触部は点で表される。第3ころ15と第1外輪12aとの接触部を接触点P1とし、第3ころ15と第2内輪11bとの接触部を接触点P2として説明する。
The outer circumference of the
トンネル掘削機がカッターヘッド94(図1参照)の掘削面94aを地盤に押し付けながら軸方向他方に移動すると、外輪12には軸方向一方に向かうアキシアル荷重Faが作用し、外輪12が軸方向一方に向けて付勢される。図3では、第1外輪12aに作用するアキシアル荷重Faの向きを白抜き矢印で示している。
When the tunnel excavator moves the
接触点P1では、第3アキシアル軌道面49が、第3ころ15に当接して軸方向他方側にδ1だけ弾性変形している。同様に、接触点P2では、第4アキシアル軌道面33が、第3ころ15に当接して軸方向一方側にδ2だけ弾性変形している。
第3ころ15は、第1外輪12aと第2内輪11bとで中心軸mの方向に圧縮されて、直径が減少する向きに弾性変形している。すなわち、アキシアル荷重Faが負荷される前の第3ころ15の直径をDとし、直径の減少量をδ3とすると、アキシアル荷重Faが負荷されたときの第3アキシアル軌道面49と第4アキシアル軌道面33とが向き合う方向の第3ころ15の直径は(D−δ3)となっている。
At the contact point P1, the third
The
こうして、アキシアル荷重Faが負荷されると、第1外輪12aと第2内輪11bとが互いに軸方向に接近する。センサ71は第2内輪11bに固定されているので、第1外輪12aと第2内輪11bとが互いに軸方向に接近するときには、第3アキシアル軌道面49とセンサ71が互いに軸方向に接近する。
第3アキシアル軌道面49とセンサ71との接近量は(δ1+δ2+δ3)で表されるので、アキシアル荷重Faが負荷されたときの第3アキシアル軌道面49とセンサ71先端部との軸方向の距離L(図3参照)は、アキシアル荷重Faが負荷される前の距離をLoとすると、
L=Lo―(δ1+δ2+δ3)で表される。
以下の説明では、アキシアル荷重Faが負荷されたときの距離Lの変化量(δ1+δ2+δ3)を、ΔLで表す。
When the axial load Fa is applied in this way, the first
Since the amount of approach between the third
It is represented by L = Lo− (δ1 + δ2 + δ3).
In the following description, the amount of change in the distance L (δ1 + δ2 + δ3) when the axial load Fa is applied is represented by ΔL.
第1実施形態では、第1外輪12a、第2内輪11b、第3ころ15はいずれも鋼製であり、それぞれ縦弾性係数がおおむね20.6×104MPaの弾性体である。アキシアル荷重Faが作用したときの各軌道面の変形量δ1、δ2並びに第3ころ15の直径寸法の変化量δ3は、アキシアル荷重Faに応じて増減する。第3ころ15は複数個であるn個あり、それぞれの第3ころ15が、転動体荷重Qとしてアキシアル荷重Faの分力を負荷される。第3ころ15に負荷される転動体荷重Qnは、カッターヘッド94が周方向に異なったアキシアル荷重Faの分力を受けることと、カッターヘッド94の質量によってカッターヘッド94の鉛直上方側が軸方向他方側に、カッターヘッド94の鉛直下方側が軸方向一方側に傾くことにより、それぞれの第3ころ15によって異なる。したがって、アキシアル荷重Faが作用したときの距離Lの変化量ΔLは、アキシアル荷重Faに応じて増減するとともに、第3アキシアル軌道面49の周方向によって異なる。
In the first embodiment, the first
本実施形態では、センサ71は周方向に等間隔で6カ所あるが、第3アキシアル軌道面49の各センサ71がそれぞれのLを測定する位置(後述する測定対象面Y)は、第3ころ15が第3アキシアル軌道面49を弾性変形させる接触点P1から弾性変形の影響を受けない程度離れているため、各センサ71が測定する第3アキシアル軌道面49は平面上の円と見なせる楕円の軌跡となり、6カ所のLを測定することで周方向の全ての位置での第3アキシアル軌道面49と各センサ71の先端を結ぶ仮想円との距離Lを計算により求められる。
In the present embodiment, the
そこで、あらかじめ、転がり軸受の理論より、転動体荷重Qと変化量ΔLとの関係、すなわち、Q=A×(ΔL)tの関係(ここで、t=10/9)を求めておく。ただし、Aは、第1外輪12a、第2内輪11b、及び、第3ころ15の材料、構成から決まるばね定数である。
この関係から、n個ある全ての第3ころ15の転動体荷重Qを求め、式(1)で示すように合算することで、アキシアル荷重Faの大きさを求めることができる。
Fa=Q1+Q2+・・・Qn
=A×((ΔL1)t+(ΔL2)t+・・・+(ΔLn)t) ・・・式(1)
ここで、t=10/9
Therefore, the relationship between the rolling element load Q and the amount of change ΔL, that is, the relationship of Q = A × (ΔL) t (here, t = 10/9) is obtained in advance from the theory of rolling bearings. However, A is a spring constant determined by the materials and configurations of the first
From this relationship, the magnitude of the axial load Fa can be obtained by obtaining the rolling element loads Q of all n
Fa = Q1 + Q2 + ... Qn
= A × ((ΔL1) t + (ΔL2) t + ··· + (ΔLn) t) ··· formula (1)
Here, t = 10/9
あらかじめばね定数Aを求める方法として、第1外輪12aに数段階の大きさの既知のアキシアル荷重Faを負荷して変化量ΔLを測定し、相関図の近似線の傾きから求める、あるいは、第1外輪12aの周方向の一部にアキシアル荷重Faを負荷して各センサ71の変化量ΔLから各第3ころ15の変化量ΔLを計算する、更には、FEM等の数値解析によって、所定の大きさのアキシアル荷重Faを負荷した条件で接触点P1及びP2における第3アキシアル軌道面49と第4アキシアル軌道面33の変形量δ1、δ2を計算する等の方法を使用することができる。
As a method of obtaining the spring constant A in advance, the first
第1実施形態では、変位測定装置70によって、アキシアル荷重Faが負荷される前と後における第3アキシアル軌道面49の軸方向の位置の変化を測定している。第3アキシアル軌道面49は、全面にわたって一時に研削加工が施されて形成された単一の平面であって、径方向外方に第3ころ15が転動する転走面(以下、「軌道面X」という場合がある)を有するとともに、径方向内方にセンサ71と軸方向に対向して軸方向の変位を測定する測定対象面Yを有している(図2参照)。すなわち、測定対象面Yは、軌道面Xとつながって単一の平面を形成している。
こうして、第1実施形態の転がり軸受装置10は、測定対象面Yが良好な平坦度を有するとともに、測定対象面Yと軌道面Xとが確実に平行(実質的に同一平面である)な面となっているので、トンネル掘削中のアキシアル荷重Faを精度よく測定することができる。以下に具体的に説明する。
In the first embodiment, the
In this way, in the rolling
仮に、軌道面Xと測定対象面Yとが別工程で形成される面であると仮定した場合には、軌道面Xと測定対象面Yの平行度が不良となる恐れがある。この場合には、次のような測定誤差が生じる。 If it is assumed that the raceway surface X and the measurement target surface Y are formed in different steps, the parallelism between the raceway surface X and the measurement target surface Y may be poor. In this case, the following measurement error occurs.
第1外輪12aは、トンネル掘削中にカッターヘッド94とともに回転しており、測定対象面Yは中心軸mを中心として常時回転している。第1外輪12aは、複数の第3ころ15で軸方向に支持されており、アキシアル荷重Faがなくあるいは周方向に均等なアキシアル荷重Faが付与され、ラジアル荷重による内輪11に対する外輪12の傾きがないと仮定した状態では、内輪軌道面Xと第4アキシアル軌道面33とが平行となる状態で回転している。
上述したように、周方向に偏って付与されたアキシアル荷重Faや外輪12の自重により、内輪軌道面Xと第4アキシアル軌道面33とは傾くが、6個のセンサ71によって各センサ71を結ぶ仮想円と測定対象面Yとの任意の位置での軸方向の距離Lは計算によって求めることができる。しかし、測定対象面Yが軌道面Xに対して傾いている場合には、センサ71と測定対象面Yとの軸方向の距離Lは、外輪12の回転にともなって周期的に変化する。更に、測定対象面Yが周方向にうねり等の形状不良を有し平坦度が悪い場合には、うねり等に伴って測定対象面Yとセンサ71との距離Lが変動する。
このため、制御装置72では形状不良によって変動する信号を受信するので、転がり軸受装置10に対してアキシアル荷重Faがほとんど作用していない場合であっても、アキシアル荷重Faが変動しているかのような間違った測定結果を取得する恐れがある。
The first
As described above, the inner ring raceway surface X and the fourth
Therefore, since the
これに対し、第1実施形態の転がり軸受装置10では、測定対象面Yが良好な平坦度を有する。
したがって、第1実施形態の変位測定装置70は、アキシアル荷重Faが作用したときに測定対象面Yとセンサ71との距離Lの変化量ΔLを出力するので、第1実施形態の転がり軸受装置10は、アキシアル荷重Faを正確に求めることができる。
On the other hand, in the rolling
Therefore, the
センサ71は、周方向の1か所に設置されていれば、転がり軸受に作用する荷重の影響を検知することができる。しかしながら、地盤を掘削するときには、切羽における鉛直下方側の地盤が鉛直上方側の地盤の質量や地下水圧により水平方向に膨出し、カッターヘッド94に作用する荷重の大きさは、周方向で不均一に(鉛直下方側が大きく)なる。このため、センサ71は、周方向に3カ所以上設置されるのが好ましい。更に、全てのセンサ71において、一のセンサ71と中心軸mとを結ぶ第一の線分と、一のセンサ71の周方向一方側に隣接する二のセンサ71と中心軸mとを結ぶ第二の線分と、が、一のセンサ71の周方向一方側になす角が劣角であることが好ましい。
一方、センサ71の数が多くなるにしたがってコストが上昇するので、周方向の6乃至10か所に等間隔に設置されるのが好ましい。なお、センサ71の数は例示であってこれに限定されるものではない。
If the
On the other hand, as the number of
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態の転がり軸受装置80の軸方向断面図である。図1と同様に、図の右方を「軸方向一方」といい、左方を「軸方向他方」という。
転がり軸受装置80は、第1実施形態の転がり軸受装置10と同様に、図示しないトンネル掘削機に組み込まれて、カッターヘッド94を回転自在に支持している。第1実施形態と比較して、カッターヘッド94が内輪81に固定されており、カッターヘッド94を駆動する歯車が内輪81の内周に形成されている点が異なっている。これに伴って、変位測定装置70のセンサ71が外輪82に固定され、センサ71の測定対象面Yが内輪81に形成されている。
以下の説明では、第1実施形態と対比して機能や作用効果が共通する構成については、同一の番号を付して、簡単に説明し又は説明を省略する。
(Second Embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described. FIG. 4 is an axial sectional view of the rolling
Similar to the rolling
In the following description, configurations having a common function or action / effect as compared with the first embodiment will be given the same number and will be briefly described or omitted.
転がり軸受装置80の内輪81及び外輪82は、第1実施形態と同様に、それぞれ軸方向に分離した2つの部材で構成されている。第2実施形態では、内輪81及び外輪82の軸方向一方の部材をそれぞれ第1内輪81a、第1外輪82aといい、軸方向他方の部材をそれぞれ第2内輪81b、第2外輪82bとして説明する。図4に示すように、第1外輪82aと第2外輪82bが、軸方向で第1内輪81aを挟んで、それぞれの中心軸が一致するように配置されている。
The
転がり軸受装置80は、転がり軸受装置10と同様に、3列の軸受部を備えており、カッターヘッド94が取り付けられた内輪81が、図示しないトンネル掘削機の本体に固定された外輪82に対して回転自在にアキシアル方向及びラジアル方向に支持されている。
第1の軸受部は、第2外輪82bと第1内輪81aと転動体としての複数の第4ころ83aで構成されており、内輪81が軸方向に脱落するのを防止している。第4ころ83aは外周が円筒形状の円筒ころである。第2の軸受部は、第2外輪82bと第1内輪81aと転動体としての複数の第5ころ83bで構成されており、中心軸mと直交する向きのラジアル荷重を支持している。第5ころ83bは外周が円筒形状の円筒ころである。第3の軸受部は、第1外輪82aと第1内輪81aと転動体としての複数の第6ころ83cで構成されており、カッターヘッド94が地盤を掘削するときに中心軸mの方向に作用する大きなアキシアル荷重Faを支持している。第6ころ83cは外周が円筒形状の円筒ころである。
第2実施形態では、第3の軸受部におけるアキシアル荷重Faの計測手段に特徴がある。第1の軸受部及び第2の軸受部については、その構成及び作用効果が、それぞれ第1実施形態におけるラジアル列の軸受部及び第1スラスト列の軸受部と同様であるため説明を省略する。
Similar to the rolling
The first bearing portion is composed of a second
In the second embodiment, the means for measuring the axial load Fa in the third bearing portion is characteristic. The description of the first bearing portion and the second bearing portion will be omitted because their configurations and operational effects are the same as those of the radial row bearing portion and the first thrust row bearing portion in the first embodiment, respectively.
第3の軸受部について説明する。第3の軸受部は、第1実施形態における第2スラスト列に対応する軸受部であって、第1外輪82aの軸方向他方に形成された第5アキシアル軌道面84(一の軌道面)と、第1内輪81aの軸方向一方に形成された第6アキシアル軌道面85(他の軌道面)とを備えており、複数の第6ころ83cは、第5アキシアル軌道面84と第6アキシアル軌道面85との間に転動可能に配置されている。第5アキシアル軌道面84は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向他方に向かう平面であり、第6アキシアル軌道面85は、中心軸mと直交する向きに延在し軸方向一方に向かう平面である。
第5アキシアル軌道面84及び第6アキシアル軌道面85は、焼入れ焼き戻しによる熱処理が施された後、研削加工によって高い精度で加工される。
The third bearing portion will be described. The third bearing portion is a bearing portion corresponding to the second thrust row in the first embodiment, and has a fifth axial raceway surface 84 (one raceway surface) formed on the other side in the axial direction of the first
The fifth
第2実施形態では、センサ71を取り付ける段部86が、第1外輪82aの軸方向他方側の側面87の径方向内方に形成されている。段部86は、側面87の内周側端部から軸方向一方に延在する軸方向延在面86aと、軸方向延在面86aの軸方向一方の端部から径方向内方に延在する径方向延在面86bを備えている。軸方向延在面86aは、中心軸mを中心とする円筒面であり、径方向延在面86bは、中心軸mと直交する向きに形成された平面である。径方向延在面86bの径方向内方の一部の領域が、第1内輪81aの第6アキシアル軌道面85と軸方向に対向しており、この軸方向に対向する領域で径方向延在面86bに垂直にセンサ71が取り付けられている。
In the second embodiment, the
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の渦電流式の変位測定装置70が使用されており、第1外輪82aに対する第6アキシアル軌道面85の軸方向の変位を測定することができる。変位測定装置70は、アキシアル荷重Faが負荷される前と後における第6アキシアル軌道面85の軸方向の位置の変化を測定している。
Also in the second embodiment, the same eddy current type
第6アキシアル軌道面85は、全面にわたって一時に研削加工が施された単一の平面であって、径方向内方から外方にわたって平面度が良好な平面に仕上げられている。第6アキシアル軌道面85は、径方向内方に第6ころ83cが転動する軌道面Xを有するとともに、径方向外方にセンサ71と軸方向に対向する測定対象面Yを有している。すなわち、測定対象面Yは、軌道面Xとつながって単一の平面を形成している。
こうして、第2実施形態の転がり軸受装置80は、測定対象面Yが良好な平坦度を有するとともに、測定対象面Yと軌道面Xとが確実に平行(実質的に同一平面である)な面となっている。
The sixth
In this way, in the rolling
このため、第1実施形態と同様に、アキシアル荷重Faがなくあるいは周方向に均等なアキシアル荷重Faが付与され、ラジアル荷重による内輪81に対する外輪82の傾きがないと仮定した状態では、軌道面Xと第5アキシアル軌道面84とが平行となる状態で回転している。周方向に偏って付与されたアキシアル荷重Faや内輪81の自重により、軌道面Xと第5アキシアル軌道面84とは傾くが、6個のセンサ71によって各センサ71を結ぶ仮想円と測定対象面Yとの任意の位置での軸方向の距離Lは計算によって求めることができる。
Therefore, as in the first embodiment, in a state where there is no axial load Fa or an even axial load Fa is applied in the circumferential direction and the outer ring 82 is not tilted with respect to the
第1実施形態と同様に、あらかじめ、転がり軸受の理論より、転動体荷重Qと変化量ΔLとの関係、すなわち、Q=A×(ΔL)tの関係(ここで、t=10/9)を求めておく。ただし、Aは、第1内輪81a、第1外輪82a、及び、第6ころ83cの材料、構成から決まるばね定数である。
この関係からn個ある全ての第6ころ83cの転動体荷重Qを求め、式(2)で示すように合算することで、アキシアル荷重Faの大きさを求めることができる。
Fa=Q1+Q2+・・・Qn
=A×((ΔL1)t+(ΔL2)t+・・・+(ΔLn)t) ・・・式(2)
ここで、t=10/9
Similar to the first embodiment, according to the theory of rolling bearings, the relationship between the rolling element load Q and the amount of change ΔL, that is, the relationship of Q = A × (ΔL) t (here, t = 10/9). I want. However, A is a spring constant determined by the materials and configurations of the first
From this relationship, the magnitude of the axial load Fa can be obtained by obtaining the rolling element loads Q of all n
Fa = Q1 + Q2 + ... Qn
= A × ((ΔL1) t + (ΔL2) t + ··· + (ΔLn) t) ··· (2)
Here, t = 10/9
上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変更して実施することができる。
例えば、各実施形態では、転がり軸受装置10、80に組込まれたスラスト列の軸受が円筒ころを使用したスラストころ軸受である場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されず、転動体が玉であってもよい。
The above-described embodiment is merely an example for carrying out the present invention. The present invention is not limited to the above-described embodiment, and the above-described embodiment can be appropriately modified and implemented within a range that does not deviate from the gist thereof.
For example, in each embodiment, the case where the bearing of the thrust row incorporated in the rolling
(第1実施形態)10:転がり軸受装置、11:内輪、11a:第1内輪、11b:第2内輪、12:外輪、12a:第1外輪、12b:第2外輪、13:第1ころ、14:第2ころ、15:第3ころ、16:第1保持器、17:第2保持器、18:第3保持器、19:第1シール、20:第2シール、24:第1アキシアル軌道面、25:内側軌道面、26:第1外周面、27:第2外周面、28:第1内周面、29:第1側面、30:第2側面、31:第3側面、33:第4アキシアル軌道面、34:第3外周面、35:第4外周面、36:第2内周面、37:第4側面、38:第5側面、42:段部、43:軸方向延在面、44:径方向延在面、45:センサ挿入孔、48:第2アキシアル軌道面、49:第3アキシアル軌道面、50:外側軌道面、51:第5外周面、52:第6側面、56:歯、57:第6外周面、58:第3内周面、59:第4内周面、60:第9側面、61:第7側面、62:第8側面、70:変位測定装置、71:センサ、72:制御装置、
(第2実施形態)80:転がり軸受装置、81:内輪、81a:第1内輪、81b:第2内輪、82:外輪、82a:第1外輪、82b:第2外輪、83a:第4ころ、83b:第5ころ、83c:第6ころ、84:第5アキシアル軌道面、85:第6アキシアル軌道面、86:段部、86a:軸方向延在面、86b:径方向延在面、87:側面、
(従来構造)90:トンネル掘削機、91:転がり軸受装置、92:外輪、93:内輪、94:掘削面、95〜97:円筒ころ
(First Embodiment) 10: Rolling bearing device, 11: Inner ring, 11a: First inner ring, 11b: Second inner ring, 12: Outer ring, 12a: First outer ring, 12b: Second outer ring, 13: First roller, 14: 2nd roller, 15: 3rd roller, 16: 1st cage, 17: 2nd cage, 18: 3rd cage, 19: 1st seal, 20: 2nd seal, 24: 1st axial Orbital plane, 25: Inner raceway surface, 26: First outer peripheral surface, 27: Second outer peripheral surface, 28: First inner peripheral surface, 29: First side surface, 30: Second side surface, 31: Third side surface, 33 : 4th axial orbital plane, 34: 3rd outer peripheral plane, 35: 4th outer peripheral plane, 36: 2nd inner peripheral plane, 37: 4th side surface, 38: 5th side surface, 42: stepped portion, 43: axial direction Extended surface, 44: Radial extending surface, 45: Sensor insertion hole, 48: 2nd axial raceway surface, 49: 3rd axial raceway surface, 50: Outer raceway surface, 51: 5th outer peripheral plane, 52: No. 6 side surfaces, 56: teeth, 57: 6th outer peripheral surface, 58: 3rd inner peripheral surface, 59: 4th inner peripheral surface, 60: 9th side surface, 61: 7th side surface, 62: 8th side surface, 70: Displacement measuring device, 71: sensor, 72: control device,
(Second Embodiment) 80: Rolling bearing device, 81: Inner ring, 81a: First inner ring, 81b: Second inner ring, 82: Outer ring, 82a: First outer ring, 82b: Second outer ring, 83a: Fourth roller, 83b: 5th roller, 83c: 6th roller, 84: 5th axial orbital plane, 85: 6th axial orbital plane, 86: stepped portion, 86a: axial extending surface, 86b: radial extending surface, 87 :side,
(Conventional structure) 90: Tunnel excavator, 91: Rolling bearing device, 92: Outer ring, 93: Inner ring, 94: Excavator surface, 95-97: Cylindrical roller
Claims (2)
前記中心軸の方向を軸方向として、
前記外輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の一の方向に向かう平面である一の軌道面を備え、
前記内輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の他の方向に向かう平面である他の軌道面を備え、
前記複数の転動体は、前記一の軌道面と前記他の軌道面との間に転動可能に配置されている転がり軸受装置であって、
前記内輪に固定されて、前記外輪又は前記内輪に前記軸方向の荷重が作用したときに、前記外輪に形成された測定対象面の前記軸方向の変位を測定するセンサを備えており、
前記測定対象面は、前記一の軌道面とつながって単一の平面を形成する面であることを特徴とする転がり軸受装置。 It has an outer ring and an inner ring that rotate relative to the central axis, and a plurality of rolling elements.
With the direction of the central axis as the axial direction,
The outer ring includes one raceway surface that extends in a direction orthogonal to the central axis and is a plane extending in one direction in the axial direction.
The inner ring comprises another raceway surface that extends in a direction orthogonal to the central axis and is a plane oriented in the other direction in the axial direction.
The plurality of rolling elements are rolling bearing devices that are rotatably arranged between the one raceway surface and the other raceway surface.
It is fixed to the inner ring and includes a sensor for measuring the axial displacement of the measurement target surface formed on the outer ring when the axial load acts on the outer ring or the inner ring.
A rolling bearing device, wherein the measurement target surface is a surface that is connected to the one raceway surface to form a single plane.
前記中心軸の方向を軸方向として、
前記外輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の一の方向に向かう平面である一の軌道面を備え、
前記内輪は、前記中心軸と直交する向きに延在し前記軸方向の他の方向に向かう平面である他の軌道面を備え、
前記複数の転動体は、前記一の軌道面と前記他の軌道面との間に転動可能に配置されている転がり軸受装置であって、
前記外輪に固定されて、前記外輪又は前記内輪に前記軸方向の荷重が作用したときに、前記内輪に形成された測定対象面の前記軸方向の変位を測定するセンサを備えており、
前記測定対象面は、前記他の軌道面とつながって単一の平面を形成する面であることを特徴とする転がり軸受装置。 It has an outer ring and an inner ring that rotate relative to the central axis, and a plurality of rolling elements.
With the direction of the central axis as the axial direction,
The outer ring includes one raceway surface that extends in a direction orthogonal to the central axis and is a plane extending in one direction in the axial direction.
The inner ring comprises another raceway surface that extends in a direction orthogonal to the central axis and is a plane oriented in the other direction in the axial direction.
The plurality of rolling elements are rolling bearing devices that are rotatably arranged between the one raceway surface and the other raceway surface.
It is provided with a sensor that is fixed to the outer ring and measures the axial displacement of the measurement target surface formed on the inner ring when the axial load acts on the outer ring or the inner ring.
A rolling bearing device, wherein the measurement target surface is a surface that is connected to the other raceway surfaces to form a single plane.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019224799A JP2021092299A (en) | 2019-12-12 | 2019-12-12 | Rolling bearing device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019224799A JP2021092299A (en) | 2019-12-12 | 2019-12-12 | Rolling bearing device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021092299A true JP2021092299A (en) | 2021-06-17 |
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ID=76312036
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JP2019224799A Pending JP2021092299A (en) | 2019-12-12 | 2019-12-12 | Rolling bearing device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021092299A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7145574B1 (en) * | 2022-03-14 | 2022-10-03 | 株式会社奥村組 | shield machine |
TWI826985B (en) * | 2022-03-14 | 2023-12-21 | 日商奧村組股份有限公司 | Shield excavator |
-
2019
- 2019-12-12 JP JP2019224799A patent/JP2021092299A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7145574B1 (en) * | 2022-03-14 | 2022-10-03 | 株式会社奥村組 | shield machine |
TWI826985B (en) * | 2022-03-14 | 2023-12-21 | 日商奧村組股份有限公司 | Shield excavator |
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