JP2021090253A - 車両用充電システム - Google Patents

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雄一 高橋
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Abstract

【課題】第1嵌合体と第2嵌合体との位置ずれ補正時に生じる異音や損傷を抑制し、相互の嵌合をスムーズに行うことができる車両用充電システムを提供する。【解決手段】車両用充電システム1は、車両100側の第1嵌合体10に対して、充電装置300側の第2嵌合体30を第1移動機構40及び第2移動機構41により相対移動させることで嵌合させる。第1嵌合体10は、凹部12と連結し、かつ対向方向において凹部12から第2嵌合体30側に向かうにつれて、平面方向における凹部12側と反対側に傾斜する案内面13bを有し、凸部32を案内面13bに沿って凹部12に向けて案内する案内部13を有する。凸部32が第1嵌合体10の案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態において、凸部32と案内面13bとの間に配置され、かつ凸部32の移動に対する抵抗を低減するローラ部材21が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用充電システムに関する。
従来、電気自動車等の車両に搭載された受電側のインレットに対して、無人または自動で送電側のカプラを嵌合させて充電を行う車両用充電システムがある。例えば、特許文献1では、床面上を自在に移動する移動体において、受電コネクタが、建屋等に固定された送電コネクタに対して自動的に位置確認を行う自動給電装置が開示されている。特許文献2では、車両の受電カプラの位置と充電装置の送電カプラの位置とのズレを画像処理で認識し、充電装置の送電カプラを受電カプラの位置に合わせて移動し、受電カプラと送電カプラとのX−Y方向の位置ズレを低減させる充電装置が開示されている。特許文献3では、被充電側コネクタの近傍にその開口端面から奥方に向かって漸次開口面積が狭まるようにテーパ状に形成したガイド開口部を有するガイド体を設け、電源体に設けた挿嵌体がガイド開口部に当接し、テーパ状面に沿って移動する自動充電装置が開示されている。
特開平8−17538号公報 特開2011−50177号公報 特開昭62−245603号公報
ところで、上記特許文献1〜3では、カプラまたはインレットに相当する2種類の構造物の一方にテーパ状面が形成されている。相互の構造物が嵌合するとき、一方の構造体が他方の構造体のテーパ状面に押し当てられることで嵌合方向と直交する直交方向に分力が生じ、その分力により一方の構造物が正しい嵌合位置に移動することで、初期状態で相互の構造物に位置ずれが生じていても正常に嵌合する。
しかしながら、カプラとインレットの嵌合時に当該カプラと当該インレットとが接触して摺動し、当該摺動による異音や摩擦抵抗による損傷が発生するおそれがあることから改善の余地がある。
本発明は、第1嵌合体と第2嵌合体との位置ずれ補正時に生じる異音や損傷を抑制し、相互の嵌合をスムーズに行うことができる車両用充電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用充電システムは、車両に設けられ、第1電極部材を保持する第1嵌合体と、前記第1嵌合体と嵌合した状態で前記第1電極部材と接続される第2電極部材を保持する第2嵌合体と、前記車両が停止した停車状態で、前記第1嵌合体に対して前記第2嵌合体を平面方向に相対移動させる第1移動機構と、前記停車状態で、前記第1嵌合体に対して前記第2嵌合体を前記平面方向と直交する方向である対向方向に相対移動させる第2移動機構と、を備え、前記第1嵌合体及び前記第2嵌合体のうち一方の嵌合体は、他方の嵌合体と対向する前記対向方向に凸部が形成され、他方の前記嵌合体は、前記対向方向に形成され、かつ前記凸部が嵌入する凹部と、前記凹部と連結し、かつ前記対向方向において前記凹部から一方の嵌合体側に向かうにつれて、前記平面方向における前記凹部側と反対側に傾斜する案内面を有し、前記凸部を前記案内面に沿って前記凹部に向けて案内する案内部と、を有し、前記凸部は、前記第1電極部材及び前記第2電極部材のうち一方の電極部材を内方に保持し、前記凹部は、他方の電極部材を内部に配置し、前記凸部が前記案内面に沿って前記凹部に向けて案内される案内状態において、前記凸部と前記案内面との間に配置され、かつ前記凸部の移動に対する抵抗を低減する抵抗低減体が設けられていることを特徴とする。
上記車両用充電システムにおいて、前記抵抗低減体は、前記凸部に設けられ、前記案内状態において前記案内面に接触して回転することにより前記凸部を前記案内面に沿って前記凹部に向けて移動させるローラ部材である。
上記車両用充電システムにおいて、前記抵抗低減体は、前記案内面、及び、前記凸部の表面における前記案内面と接触する接触面の少なくとも一方に積層される摺動部材であり、前記摺動部材は、当該摺動部材が積層される面よりも摩擦抵抗が低いものである。
上記車両用充電システムにおいて、他方の前記嵌合体は、一方の前記嵌合体に対して鉛直方向上側に配置されており、一方の前記嵌合体は、前記凸部を前記第1移動機構により移動可能に保持する保持部を有し、前記保持部は、前記第1移動機構を収容する内部空間を有する筐体と、前記筐体において他方の前記嵌合体と対向する前記対向方向に形成され、かつ外部と前記内部空間とを連通する開口部とを有し、前記凸部は、前記開口部に挿通された挿通状態において、前記筐体の外部で前記筐体と前記鉛直方向において対向する前記対向方向に形成されるサイドプレートを有し、前記サイドプレートは、前記第1移動機構による前記凸部の移動領域において、前記凸部が前記移動領域内のいずれに位置しても、前記鉛直方向から視て前記開口部を覆うように形成されるものである。
上記車両用充電システムにおいて、前記筐体は、底部を貫通して前記外部と前記内部空間とを連通する少なくとも1以上の貫通孔を有するものである。
本発明に係る車両用充電システムによれば、第1嵌合体と第2嵌合体との位置ずれ補正時に生じる異音や損傷を抑制し、相互の嵌合をスムーズに行うことができる、という効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、第1実施形態における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。 図3は、第1実施形態における抵抗低減体の概略構成を示す模式図である。 図4は、第1実施形態における第1嵌合体と第2嵌合体の嵌合前状態の一例を示す模式図である。 図5は、第1実施形態における第1嵌合体と第2嵌合体の嵌合状態を示す模式図である。 図6は、第1実施形態の第1変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。 図7は、第1実施形態の第2変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。 図8は、第2実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。 図9は、第3実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。 図10は、第3実施形態における第2嵌合体の凸部の移動状態の一例を示す模式図である。 図11は、第3実施形態の変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。 図12は、第1実施形態の第3変形例における抵抗低減体の概略構成を示す模式図である。
以下に、本発明に係る車両用充電システムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る車両用充電システムについて図1〜図5を参照して説明する。図1は、車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。図2は、車両用充電システムにおける第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。図3は、車両用充電システムにおける抵抗低減体の一例であるローラ部材の概略構成を示す模式図である。図4は、車両用充電システムにおける第1嵌合体と第2嵌合体の嵌合前状態の一例を示す模式図である。図5は、第1嵌合体と第2嵌合体の嵌合状態を示す模式図である。
以下の説明において、特に記載しない限り、図1〜図5(図6〜図12を含む)におけるX方向は、本実施形態における車両の幅方向である。Y方向は、本実施形態における車両の前後方向であり、幅方向と直交する方向である。Z方向は、本実施形態における車両の上下方向であり、幅方向及び前後方向と直交する方向である。X方向、Y方向、及びZ方向は、相互に直交するものとする。なお、便宜的に、Z方向のうち、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向とする。Z方向は、例えば、車両の鉛直方向に従う。
車両用充電システム1は、図1に示すように、車両100が停車位置に停止した停車状態で、車両100側の第1嵌合体10に対して、充電装置300側の第2嵌合体30を第1移動機構40及び第2移動機構41により相対移動させることで嵌合させるものである。本実施形態における車両用充電システム1は、車両100および充電装置300に適用される。車両用充電システム1は、少なくとも、第1嵌合体10と、第2嵌合体30と、第1移動機構40と、第2移動機構41とを備える。ここで停車位置は、例えば、車両100が停車した際に、第1嵌合体10と第2嵌合体30とが上下方向において対向する位置である。
車両100は、充放電可能な蓄電池であるバッテリ3と、当該バッテリ3から供給される電力を利用して駆動する不図示の電動機(モータ)とを備え、当該モータを動力源の一部または全部として走行するものである。車両100は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等である。バッテリ3は、第1嵌合体10に対して電気的に接続されている。バッテリ3は、第1嵌合体10と第2嵌合体30とが互いに嵌合した嵌合状態において、充電装置300に電気的に接続し、当該充電装置300からの電力供給により充電される。
充電装置300は、例えば、車両100を使用する使用者の駐車場等に設けられており、駐車場の停車位置に停車した車両100に対して自動で充電を行うものである。充電装置300は、充電部5を備える。充電部5は、商用電源等を含む不図示の外部電源に接続され、外部電源から供給される交流電力を車両100内のバッテリ3の充電に適した直流電力に変換する。充電部5は、第2嵌合体30に接続されている。充電部5は、上記嵌合状態において、バッテリ3への充電を開始したり、当該充電を終了したりすることが可能である。
第1嵌合体10は、例えばインレットであり、車両100に設けられ、充電装置300側の第2嵌合体30と嵌合するものである。第1嵌合体10は、第1電極部材11を内方に保持する。第1嵌合体10は、上記停車状態において、第2嵌合体30に対して鉛直方向上側に配置される。第1嵌合体10は、例えば、絶縁性を有する合成樹脂材料等で構成される。第1嵌合体10は、凹部12と、案内部13とを有する。
凹部12は、第1嵌合体10において対向方向に形成され、かつ第2嵌合体30における凸部32が嵌入する部分である。ここで対向方向は上下方向であり、第1嵌合体10と第2嵌合体30とが嵌合する嵌合方向である。凹部12は、第1嵌合体10において上方向(Z1方向)に凹んで形成される。凹部12は、第1電極部材11を内部(内部空間)に配置する。凹部12は、上記嵌合状態において、凸部32の上方向の端部が挿入される。凹部12は、対向方向から視た場合、楕円(または長円)形状を有する。本実施形態の凹部12は、例えば幅方向の径よりも前後方向の径が長い楕円(または長円)形状を有する。凹部12は、上方向の底部12aにおいて、当該上方向に凹んで形成された4つの退避部12bを有する。
4つの退避部12bは、凹部12の上方方向の底部12aにおいて、第2嵌合体30における凸部32に設けられた4つのローラ部材21と対応する位置に形成されている。4つの退避部12bは、対向方向から視た場合、当該対向方向(凸部32の軸方向)を挟んで対向する位置に一組が配置されており、当該一組が凹部12の周方向に沿って間隔を空けて複数配置される。4つの退避部12bのうち、一方の一組は、対向方向から視た場合、凹部12の幅方向に対向して配置され、他方の一組は、凹部12の前後方向に対向して配置される。各退避部12bは、図5に示すように、上記嵌合状態において、各ローラ部材21の一部(凸部32から外部に露出した部分)を内部(内部空間)に配置する。各退避部12bは、上記嵌合状態において、各ローラ部材21と接触した接触状態であってもよいが、非接触状態であることが好ましい。
第1電極部材11は、例えば一対の雄型電極端子であり、それぞれが円柱状(または円筒状)に形成されている。第1電極部材11は、対向方向に延在して形成され、対向方向における一方が車両100の外部に露出して配置され、他方がケーブル等を介して車両100内のバッテリ3と電気的に接続されている。第1電極部材11は、例えば、導電性を有する金属材料(銅や銅合金等)で構成され、上記嵌合状態で第2電極部材31と嵌合する形状を有する。本実施形態の第1電極部材11は、例えば、対向方向において外部に露出した部分の長さが、凹部12の対向方向の深さと略同一、または、凹部12の対向方向の深さよりも短く形成されている。
案内部13は、開口部13aと、案内面13bとを有し、第2嵌合体30の凸部32を案内面13bに沿って凹部12に向けて案内する部分である。開口部13aは、案内部13において、下方向(Z2方向)に開口する。案内面13bは、凹部12と連結し、かつ対向方向において凹部12から第2嵌合体30側に向かうにつれて、平面方向における凹部12側と反対側に傾斜する。ここで平面方向は、対向方向と直交する方向である。案内面13bは、下方向の端部が開口部13aに相当する。案内面13bは、凹部12側から開口部13a側に向けて、上下方向に対して徐々に離間するように傾斜し、平面方向から視た断面(例えば、図4、図5参照)にて略ハの字型の形状をなす。案内面13bは、凹部12側から開口部13a側に向けて広がるテーパ状に形成される。
第2嵌合体30は、例えばカプラであり、充電装置300に設けられ、車両100側の第1嵌合体10と嵌合するものである。第2嵌合体30は、第2電極部材31を内方に保持する。第2嵌合体30は、上記停車状態において、第1嵌合体10に対して鉛直方向下側に配置される。第2嵌合体30は、第1嵌合体10に対して、第2移動機構41により対向方向に相対移動可能に構成される。第2嵌合体30は、凸部32と、保持部33とを有する。
凸部32は、第2嵌合体30において対向方向に配置され、かつ第1嵌合体10における凹部12に嵌入する部分である。凸部32は、第2嵌合体30において上方向に突出して形成される。凸部32は、上記嵌合状態において、上方向の端部が凹部12に挿入される。凸部32は、図2に示すように、対向方向から視た場合、楕円(または長円)形状を有する。本実施形態の凸部32は、例えば幅方向の径よりも前後方向の径が長い楕円(または長円)形状を有する。凸部32は、凹部12の幅方向の径及び前後方向の径よりも小さく形成される。凸部32は、第2電極部材31と、4つのローラ部材21とを有する。
第2電極部材31は、例えば一対の雌型電極端子であり、それぞれが円筒状に形成されている。第2電極部材31は、対向方向に延在して形成されており、凸部32の内部に収容され、対向方向における一方がケーブル等を介して充電装置300内の充電部5と電気的に接続されている。第2電極部材31は、例えば、導電性を有する金属材料(銅や銅合金等)で構成され、上記嵌合状態で第1電極部材11と嵌合する形状を有する。第2電極部材31は、凸部32の上方向の端部に形成された開口部32aからケーブルと共に凸部32の内部に収容される。
4つのローラ部材21は、凸部32の移動に対する抵抗を低減する抵抗低減体20の一例である。4つのローラ部材21は、それぞれが回転体であり、図3に示すように、凸部32の上方向の端部に配置され、凸部32側に固定された軸受を介して凸部32に回転自在に支持される。4つのローラ部材21は、図2に示すように、対向方向から視た場合、当該対向方向(凸部32の軸方向)を挟んで対向する位置に一組が配置されており、当該一組が凸部32の周方向に沿って間隔を空けて複数配置される。各ローラ部材21は、外周面の一部が外部に露出しており、当該部分が、凸部32が案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される際に案内面13bに接触する。
保持部33は、凸部32を第1移動機構40により移動可能に保持する部分である。保持部33は、図1、図2に示すように、筐体60と、内部空間60aと、開口部60bとを有する。筐体60は、第1移動機構40を収容する内部空間60aを有する。開口部60bは、筐体60において第1嵌合体10と対向する対向方向に形成され、かつ外部と内部空間60aとを連通する。開口部60bは、凸部32が対向方向に挿通する。開口部60bは、第1移動機構40による凸部32の平面方向への移動を許容し、かつ当該凸部32の平面方向への移動を規制するものである。
第1移動機構40は、上記停車状態で、第1嵌合体10に対して第2嵌合体30を平面方向に相対移動させるものである。第1移動機構40は、例えば、凸部32の幅方向(X方向)の両端、及び、前後方向(Y方向)の両端にそれぞれ設けられた金属製のコイルばね等で構成される。第1移動機構40は、車両100において、凸部32を対向方向(上下方向)と直交する平面方向に移動可能に支持する。第1移動機構40は、凸部32に外力が加えられることで複数のコイルばね等が個々に伸縮して動作する。つまり、第1移動機構40は、凸部32に加わる外力に応じて自動的に動作するものである。第1移動機構40は、第2嵌合体30を構成する筐体60の内部空間60aに収容される。第1移動機構40は、第1電極部材11と電気的に絶縁されているものとする。
第2移動機構41は、停車状態で、第1嵌合体10に対して第2嵌合体30を平面方向と直交する方向である対向方向に相対移動させるものである。第2移動機構41は、例えば、不図示の電源から給電され、制御部からの制御信号に応じて駆動する。第2移動機構41は、停車状態で、第2嵌合体30を待機位置から接続位置まで移動させることで第1嵌合体10に対して第2嵌合体30を嵌合させるものである。第2移動機構41は、不図示のアクチュエータやセンサ等を含んで構成される昇降機構を有し、制御部からの制御信号に応じて、昇降機構により第2嵌合体30を車両100の上下方向に昇降させる。第2移動機構41は、例えば昇降機構がパンタグラフで構成されている場合、パンタグラフの伸縮方向の一方の端部側に第2嵌合体30が配置されている。
次に、第1実施形態の車両用充電システム1における第1嵌合体10と第2嵌合体30との嵌合動作について図4及び図5を参照して説明する。
車両100が停車位置に停車すると、第2嵌合体30が第2移動機構41により上方向に移動を開始する。第2移動機構41は、例えば、制御部から受信した制御信号に応じて駆動を開始し、第2嵌合体30を上昇させる。第1嵌合体10に対して第2嵌合体30が平面方向において位置ずれしていた場合、第2嵌合体30が上昇すると、第2嵌合体30を構成する凸部32のローラ部材21が第1嵌合体10の案内面13bに当接する。4つのローラ部材21のうち、例えば、図4に示すように、前後方向の一方が案内面13bに当接したものとする。
第2嵌合体30がさらに上昇すると、ローラ部材21が案内面13bに沿って凹部12に向けて回転する。このとき、第2嵌合体30に与えられた上方向に向かう力のうち、平面方向に向かう分力により凸部32が平面方向に移動する。この結果、凸部32が案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態となる。
凸部32が凹部12への挿入を開始すると、対向方向から視て4つのローラ部材21が凹部12の内周面に当接し、第1移動機構40による第1嵌合体10と第2嵌合体30との相対移動が停止し、第2移動機構41による第2嵌合体30の上昇のみとなる。凸部32の凹部12への挿入に応じて、第1電極部材11と第2電極部材31とが接触を開始する。第2嵌合体30の上昇が終了すると、凸部32の凹部12への挿入が完了する。この結果、第1嵌合体10に対して第2嵌合体30が嵌合し、第1電極部材11と第2電極部材31との接続が完了する(図5)。このように、例えば、凸部32が案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態において、ローラ部材21が案内面13bを回転しながら凸部32が凹部12に向けて移動するので、凸部32が案内面13bを摺動する際に発生するおそれがある異音を抑制することができる。また、凸部32が案内面13bと摺動しないので、摺動時の摩擦抵抗により生じるおそれがある嵌合体の損傷を低減することができる。
以上説明した第1実施形態に係る車両用充電システム1は、凸部32が案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態において、凸部32と案内面13bとの間に配置され、かつ凸部32の移動に対する抵抗を低減する抵抗低減体20が第2嵌合体30に設けられている。上記構成により、例えば、凸部32が案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態において、凸部32が案内面13bを摺動する際に発生するおそれがある異音を抑制することができる。また、上記案内状態において、凸部32が案内面13bを摺動する際に摩擦抵抗により生じるおそれがある嵌合体の損傷を低減することができる。また、凸部32が引っ掛かりなく案内面13bを移動することができる。
また、本実施形態に係る車両用充電システム1は、抵抗低減体20が、凸部32に設けられ、上記案内状態において案内面13bに接触して回転することにより凸部32を案内面13bに沿って凹部に向けて移動させるローラ部材21である。これにより、上述した効果をさらに奏することができる。
[第1実施形態の第1,第2変形例]
上記実施形態では、第2嵌合体30は、凸部32が対向方向から視た場合、楕円(または長円)形状を有するが、これに限定されるものではない。図6は、第1実施形態の第1変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。図7は、第1実施形態の第2変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。
第1変形例における第2嵌合体30は、凸部32Aを有する。凸部32Aは、図7に示すように、対向方向から視た場合、略矩形状を有する。凸部32Aは、上記凸部32と異なる位置に4つのローラ部材21を有する。4つのローラ部材21は、対向方向から視た場合、対角線上の二対の隅部にそれぞれ対向して配置されている。一つの対角線上の一対のローラ部材21は、軸方向が当該対角線と交差する方向に設けられている。なお、4つのローラ部材21は、対向方向から視た場合、対角線上の二対の隅部にそれぞれ対向して配置されているが、これに限定されるものではなく、対向方向から視た場合、対向する二辺と直交する方向において各辺の中央にそれぞれ配置されていてもよい。第1変形例における凹部12は、凸部32Aを対向方向から視た場合の形状に合わせて略矩形状を有する。
第2変形例における第2嵌合体30は、凸部32Bを有する。凸部32Bは、図8に示すように、対向方向から視た場合、円形状を有する。凸部32Bは、3つのローラ部材21を有する。3つのローラ部材21は、対向方向から視た場合、対向方向を中心として120°ごとに放射状に配置されている。第2変化例における凹部12は、凸部32Bを対向方向から視た場合の形状に合わせて円形状を有する。
[第1実施形態の第3変形例]
上記実施形態及び変形例では、ローラ部材21は、凸部32,32A,32B側に固定された軸受を介して凸部32,32A,32Bに回転自在に支持されているが、これに限定されるものではない。図12は、第1実施形態の第3変形例における抵抗低減体の概略構成を示す模式図である。
第3変形例における凸部32,32A,32Bは、ローラ部材21の回転軸21aを移動自在に支持する長穴34と、ローラ部材21全体を収容する退避部37とを有する。回転軸21aは、長穴34の内側を長径方向(図示のQ方向)に移動自在に支持されている。第3変形例におけるローラ部材21は、回転軸21aを長穴34の長径方向の一方(凸部32,32A,32Bの内側)から他方(凸部32,32A,32Bの外側)に向けて付勢する付勢部材35により付勢されている。付勢部材35は、長穴34の長径方向の一方から他方に向かう付勢力を、回転軸21aへの加圧に応じて解除することができる。ローラ部材21は、回転軸21aが付勢部材35により長径方向の一方から他方に付勢されることで、当該ローラ部材21の一部が凸部32,32A,32Bの外部に露出した状態となる。ローラ部材21は、凹部12の底部12aに当接し下方向に押圧されることで回転軸21aが加圧されると、付勢部材35の付勢力が解除され、下方向の押圧により回転軸21aが長径方向の他方から一方に移動する。この結果、ローラ部材21は、凸部32,32A,32Bに設けられた退避部37に収容される。
以上説明した第1実施形態の第3変形例に係る車両用充電システム1は、凸部32,32A,32Bが、長穴34と、ローラ部材21の回転軸21aを長穴34の長径方向の一方から他方に向けて付勢する付勢部材35と、付勢部材35の付勢力が解除された状態でローラ部材21を収容する退避部37とを有する。付勢部材35は、ローラ部材21が凹部12の底部12aに当接し下方向に押圧されることで回転軸21aが加圧されると、付勢力を解除する。これにより、凸部32,32A,32Bの外部に一部が突出していたローラ部材21を上記嵌合状態において退避部37に収容することが可能となり、第1嵌合体10の凹部12にローラ部材21の退避部12bを設けることなく、当該凹部12の形状を簡素化することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用充電システムについて図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。第2実施形態に係る車両用充電システム1は、抵抗低減体20がローラ部材21ではなく、摺動部材22である点で上記第1実施形態とは異なる。なお、以下の実施形態及び変形例の説明において、上記実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
凸部32Cは、複数のローラ部材21に代えて、表面の一部に摺動部材22が積層されている。摺動部材22は、凸部32Cの移動に対する抵抗を低減する抵抗低減体20の一例である。摺動部材22は、上記案内状態において、凸部32Cと案内面13bとの間に配置される。摺動部材22は、自己潤滑性のある合成樹脂、例えば、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、MCナイロン(登録商標)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、超高分子量ポリエチレン(UPE)等で構成される。摺動部材22は、凸部32Cの表面における案内面13bと接触する接触面32bに積層される。接触面32bは、例えば、凸部32Cの上方向の端部における角部の表面である。摺動部材22は、当該摺動部材22が積層される接触面32bよりも摩擦抵抗が低いことが好ましい。第2実施形態における凹部12は、上方向の底部12aにおいて、当該上方向に凹んで形成された4つの退避部12bが省略されている。
第2実施形態の車両用充電システム1における第1嵌合体10と第2嵌合体30との嵌合動作について説明する。
第1嵌合体10に対して第2嵌合体30が平面方向において位置ずれしていた場合、第2嵌合体30が上昇すると、凸部32Cの接触面32bに積層された摺動部材22の表面が第1嵌合体10の案内面13bに当接する。第2嵌合体30がさらに上昇すると、凸部32Cが、摺動部材22により案内面13bを摺動し、案内面13bに沿って凹部12に向けて摺動する。このとき、第2嵌合体30に与えられた上方向に向かう力の分力が平面方向に発生し、この分力が凸部32Cに加わると第1移動機構40により凸部32Cが平面方向に相対移動する。この結果、凸部32Cが案内面13bに沿って凹部12に向けて案内される案内状態となる。凸部32Cが凹部12への挿入を開始すると、対向方向から視て摺動部材22が凹部12の内周面に接触し、第1移動機構40による第1嵌合体10と第2嵌合体30との相対移動が停止し、第2移動機構41による第2嵌合体30の上昇のみとなる。凸部32Cの凹部12への挿入に応じて、第1電極部材11と第2電極部材31とが接触を開始する。第2嵌合体30の上昇が終了すると、凸部32Cの凹部12への挿入が完了する。この結果、第1嵌合体10に対して第2嵌合体30が嵌合し、第1電極部材11と第2電極部材31との接続が完了する。
以上説明した第2実施形態に係る車両用充電システム1は、抵抗低減体20が、凸部32Cの接触面32bに積層される摺動部材22であり、摺動部材22が、当該接触面32bよりも摩擦抵抗が低いものである。これにより、上記第1実施形態に係る車両用充電システム1と同様の効果を得ることができる。
上記第2実施形態では、摺動部材22は、凸部32Cの接触面32bに積層されているが、これに限定されるものではなく、第1嵌合体10の案内面13bに積層されていてもよい。この場合、摺動部材22は、摺動部材22が積層される面よりも摩擦抵抗が低いことが好ましく、案内面13bよりも摩擦抵抗が低いことが好ましい。また、摺動部材22は、凸部32Cの接触面32b及び案内面13bの両方に積層されていてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る車両用充電システムについて図9、図10を参照して説明する。図9は、第3実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す模式図である。図10は、第3実施形態における第2嵌合体の凸部の移動状態の一例を示す模式図である。第3実施形態に係る車両用充電システム1は、第2嵌合体30を構成する凸部32Dが筐体60の開口部60bを覆うサイドプレート36を有する点で上記第1実施形態とは異なる。
第2嵌合体30は、凸部32Dと、保持部33Aとを有する。保持部33Aは、筐体60Aと、内部空間60aと、開口部60bとを有する。サイドプレート36は、凸部32Dが筐体60の開口部60bに挿通された挿通状態において、筐体60の外部で鉛直方向において筐体60と対向する対向方向に形成される。サイドプレート36は、凸部32Dの外周面から径方向に延在して形成される。サイドプレート36は、第1移動機構40による凸部32Dの移動領域44において、凸部32Dが移動領域44内のいずれに位置しても、鉛直方向から視て開口部60bを覆うように形成される。凸部32Dの移動領域44は、上記挿通状態において、開口部60bの広さにより規定される。本実施形態のサイドプレート36は、上記挿通状態において、外周の端部から下方向、すなわち筐体60と鉛直方向に対向して突出するサイドプレート側凸部36aを有する。サイドプレート側凸部36aは、上記挿通状態において、サイドプレート36と筐体60との間の隙間を狭くするものである。サイドプレート36は、鉛直方向上側に傾斜面36bを有する。傾斜面36bは、凸部32Dとの連結部から径方向外側に離間するにつれて下方向に傾斜して形成されている。
筐体60は、上記挿通状態において、開口部60bから上方向、すなわちサイドプレート36と鉛直方向に対向して突出する筐体側凸部60cを有する。筐体側凸部60cは、上記挿通状態において、サイドプレート36との間の隙間を狭くするものである。筐体側凸部60cは、凸部32Dが移動領域44の限界まで移動した場合、サイドプレート側凸部36aと径方向に当接するように形成されていてもよいし、当接しないように形成されていてもよい。
以上説明した第3実施形態に係る車両用充電システム1は、凸部32Dが、開口部60bに挿通された挿通状態において、筐体60の外部で筐体60と鉛直方向において対向する対向方向に形成されるサイドプレート36を有する。サイドプレート36は、第1移動機構40による凸部32Dの移動領域44において、凸部32Dが移動領域44内のいずれに位置しても、鉛直方向から視て開口部60bを覆うように形成される。これにより、筐体60の内部空間60aへの塵埃、泥や水の侵入を防ぐことができる。
また、車両用充電システム1は、サイドプレート36が、上記挿通状態において、外周の端部から筐体60と鉛直方向に対向して突出するサイドプレート側凸部36aを有する。筐体60は、上記挿通状態において、開口部60bからサイドプレート36と鉛直方向に対向して突出する筐体側凸部60cを有する。これにより、上記挿通状態において、サイドプレート36と筐体60との間の隙間が狭くなり、当該隙間を通って筐体60の内部空間60aへの塵埃、泥や水の侵入を防ぐことができる。
また、車両用充電システム1は、サイドプレート36が、鉛直方向上側に、凸部32Dとの連結部から径方向外側に離間するにつれて下方向に傾斜して形成された傾斜面36bを有する。これにより、サイドプレート36の上側から水がかぶっても傾斜面36bにより径方向外側に向けて水が流れていくので、第2嵌合体30の排水性を向上させることができる。
[第3実施形態の変形例]
また、上記実施形態では、筐体60の底部61は、平面方向から視た場合、平坦に形成されているが、これに限定されるものではない。図11は、第3実施形態の変形例における第2嵌合体の概略構成を示す模式図である。
変形例における第2嵌合体30は、凸部32Dと、保持部33Bを構成する筐体60Bとを有する。筐体60Bは、複数の貫通孔61aと、傾斜面61bとを有する。貫通孔61aは、筐体60Bの底部61を貫通して外部と内部空間60aとを連通するものである。傾斜面61bは、貫通孔61aの周縁部から径方向外側に離間するにつれて上方向に傾斜して形成されている。つまり、傾斜面61bは、貫通孔61aと組み合わせることで略漏斗形状を構成する。
以上説明した第3実施形態の変形例に係る車両用充電システム1は、筐体60Bが、底部61を貫通して外部と内部空間60aとを連通する貫通孔61aを有する。これにより、筐体60Bの内部空間60aに水が侵入したとしても、貫通孔61aから排水することが可能となり、筐体内に侵入した水の滞留に対して第1移動機構40を保護することができる。また、筐体60Bは、底部61において、貫通孔61aの周縁部から径方向外側に離間するにつれて上方向に傾斜して形成された傾斜面61bを有する。これにより、筐体内に侵入した水が傾斜面61bを伝って貫通孔61aに向けて流れるので、筐体60Bの内部空間60aに侵入した水を傾斜面61bにより貫通孔61aに向けて排水することができ、第2嵌合体30の排水性を向上させることができる。
なお、上記第1〜第3実施形態及びそれらの変形例では、第1嵌合体10が凹部12および案内部13を有し、第2嵌合体30が凸部32,32A〜32Dを有しているが、これに限定されるものではない。例えば、第1嵌合体10が凸部32,32A〜32Dを有し、第2嵌合体30が凹部12及び案内部13を有していてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態及びそれらの変形例では、凹部12が第1電極部材11を内部に配置し、凸部32が第2電極部材31を内方に保持しているが、これに限定されるものではない。例えば、凹部12が第2電極部材31を内部に配置し、凸部32が第1電極部材11を内方に保持していてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態及びそれらの変形例では、第1移動機構40は、例えば、凸部32の幅方向(X方向)の両端、及び、前後方向(Y方向)の両端にそれぞれ設けられた金属製のコイルばね等で構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、第1移動機構40は、アクチュエータやセンサ等を含んで構成されており、不図示の電源から給電され、凸部32が受けた外力に応じて自動的に駆動するように構成されていてもよい。第2移動機構41は、電源から給電され、制御部からの制御信号に応じて自動的に駆動するように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、第2移動機構41は、昇降機構に対して上方向に付勢する付勢部材を付加することで上昇させ、当該付勢部材の付勢力を解除することで下降させる手動または半自動機構であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態及びそれらの変形例では、本発明を車両に適用しているが、車両に限定されるものではない。例えば、電動自転車(電動アシスト自転車を含む)であってもよいし、自動走行する電動車両、掃除器、人型や動物型の歩行ロボットであってもよい。
1 車両用充電システム
3 バッテリ
5 充電部
10 第1嵌合体
11 第1電極部材
12 凹部
12a 底部
12b 退避部
13 案内部
13a 開口部
13b 案内面
20 抵抗低減体
21 ローラ部材
21a 回転軸
22 摺動部材
30 第2嵌合体
31 第2電極部材
32,32A,32B,32C,32D 凸部
32a 開口部
32b 接触面
36 サイドプレート
40 第1移動機構
41 第2移動機構
44 移動領域
60A,60B 筐体
60a 内部空間
60b 開口部
61 底部
61a 貫通孔
100 車両
300 充電装置

Claims (5)

  1. 車両に設けられ、第1電極部材を保持する第1嵌合体と、
    前記第1嵌合体と嵌合した状態で前記第1電極部材と接続される第2電極部材を保持する第2嵌合体と、
    前記車両が停止した停車状態で、前記第1嵌合体に対して前記第2嵌合体を平面方向に相対移動させる第1移動機構と、
    前記停車状態で、前記第1嵌合体に対して前記第2嵌合体を前記平面方向と直交する方向である対向方向に相対移動させる第2移動機構と、を備え、
    前記第1嵌合体及び前記第2嵌合体のうち一方の嵌合体は、
    他方の嵌合体と対向する前記対向方向に凸部が形成され、
    他方の前記嵌合体は、
    前記対向方向に形成され、かつ前記凸部が嵌入する凹部と、
    前記凹部と連結し、かつ前記対向方向において前記凹部から一方の嵌合体側に向かうにつれて、前記平面方向における前記凹部側と反対側に傾斜する案内面を有し、前記凸部を前記案内面に沿って前記凹部に向けて案内する案内部と、を有し、
    前記凸部は、
    前記第1電極部材及び前記第2電極部材のうち一方の電極部材を内方に保持し、
    前記凹部は、
    他方の電極部材を内部に配置し、
    前記凸部が前記案内面に沿って前記凹部に向けて案内される案内状態において、前記凸部と前記案内面との間に配置され、かつ前記凸部の移動に対する抵抗を低減する抵抗低減体が設けられている
    ことを特徴とする車両用充電システム。
  2. 前記抵抗低減体は、
    前記凸部に設けられ、前記案内状態において前記案内面に接触して回転することにより前記凸部を前記案内面に沿って前記凹部に向けて移動させるローラ部材である
    請求項1に記載の車両用充電システム。
  3. 前記抵抗低減体は、
    前記案内面、及び、前記凸部の表面における前記案内面と接触する接触面の少なくとも一方に積層される摺動部材であり、
    前記摺動部材は、
    当該摺動部材が積層される面よりも摩擦抵抗が低い
    請求項1に記載の車両用充電システム。
  4. 他方の前記嵌合体は、
    一方の前記嵌合体に対して鉛直方向上側に配置されており、
    一方の前記嵌合体は、
    前記凸部を前記第1移動機構により移動可能に保持する保持部を有し、
    前記保持部は、
    前記第1移動機構を収容する内部空間を有する筐体と、
    前記筐体において他方の前記嵌合体と対向する前記対向方向に形成され、かつ外部と前記内部空間とを連通する開口部とを有し、
    前記凸部は、
    前記開口部に挿通された挿通状態において、前記筐体の外部で前記筐体と前記鉛直方向において対向する前記対向方向に形成されるサイドプレートを有し、
    前記サイドプレートは、
    前記第1移動機構による前記凸部の移動領域において、前記凸部が前記移動領域内のいずれに位置しても、前記鉛直方向から視て前記開口部を覆うように形成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用充電システム。
  5. 前記筐体は、
    底部を貫通して前記外部と前記内部空間とを連通する少なくとも1以上の貫通孔を有する
    請求項4に記載の車両用充電システム。
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