JP2021089495A - フィッティング支援サーバ、フィッティング支援システム、フィッティング支援方法、およびフィッティング支援プログラム - Google Patents

フィッティング支援サーバ、フィッティング支援システム、フィッティング支援方法、およびフィッティング支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示するフィッティング支援サーバ、フィッティング支援システム、フィッティング支援方法およびフィッティング支援プログラムを提供する。【解決手段】フィッティング支援システムにおいて、フィッティング支援サーバ10は、ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する記憶部120と、身体データに基づくユーザの三次元モデルに対して、衣服のデータに基づく衣服の三次元モデルを装着させ、衣服を装着状態であるユーザの描画データを生成するに際し、装着状態において衣服に生じるしわの強調表示を行う処理部130を備える構成とする。【選択図】図2

Description

本開示は、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示するフィッティング支援サーバ、フィッティング支援システム、フィッティング支援方法およびフィッティング支援プログラムに関する。
各種センサやそうしたセンサを備えた計測用スーツなどにより、特段の専門技術を持たない一般ユーザであっても、その身体的特徴を捉えた3Dデータの取得が可能である。また、衣服を取り扱う事業者によっては、当該衣服を構成する各パターンに関して、そのサイズや素材等に関するパターンデータを管理しているケースもある。
そこで、ユーザの3Dデータに基づき選択ないし生成したアバターに対し、上述のパターンデータに基づく各パターンイメージの3Dモデルを組み合わせて着用させ、描画することで、いわゆるバーチャルフィッティングの機能が提供できる。
バーチャルフィッティングに関する従来技術としては、例えば、特許文献1にて、専門的な採寸技術のないユーザでも簡単に取り扱え、容易に採寸可能なシステムであって、ユーザのサイズやそれにフィットした商品の情報を提供するシステムについて開示されている。
特開2018−147013号公報
従来技術によれば、ユーザの身体サイズに応じた適宜な衣服を推定し、その情報を提供することが可能である。一方、そうした衣服がユーザに着用された際に生じる「しわ」について、わかりやすく明示することは実現されていない。
ユーザからしてみれば、確かにサイズ的にはフィットする衣服であっても、身体各部の形状、太さ、細さ、長短、或いは着用環境といった細かな事情等により異なりうる衣服のしわを、はっきり確認したいというニーズも存在する。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示するフィッティング支援サーバ、フィッティング支援システム、フィッティング支援方法およびフィッティング支援プログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本開示の第1の観点に係るフィッティング支援サーバは、ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する記憶部と、前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記衣服のデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理部とを備え、前記処理部は、前記ユーザの操作に応じて、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う、ものである。
また、上記目的を達成するため、本開示の第2の観点に係るフィッティング支援システムは、ユーザの身体データと、衣服のパターンデータを保持する記憶部と、前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記パターンデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理部とを備え、前記処理部は、前記ユーザの操作に応じて、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行うものである。
また、上記目的を達成するため、本開示の第3の観点に係るフィッティング支援方法は、ユーザの身体データと、衣服のパターンデータを保持する情報処理装置が、前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記パターンデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理と、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う処理とを実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本開示の第4の観点に係るフィッティング支援プログラムは、ユーザの身体データと、衣服のパターンデータを保持する情報処理装置に、前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記パターンデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理と、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う処理とを実行させることを特徴とする。
本開示によれば、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示可能となる。
本実施形態に係るフィッティング支援システムの構成図である。 本実施形態のフィッティング支援サーバの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態における服飾情報DBの一例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ情報DBの一例を示す図である。 本実施形態における環境情報DBの一例を示す図である。 本実施形態におけるアラート条件DBの一例を示す図である。 本実施形態のユーザ端末の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態のフィッティング支援方法での処理例を示すフロー図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。 本実施形態における画面例4を示す図である。 本実施形態における画面例5を示す図である。 本実施形態における画面例6を示す図である。 本実施形態における画面例7を示す図である。 本実施形態における画面例8を示す図である。 本実施形態における画面例9を示す図である。 本実施形態のフィッティング支援サーバのハードウェア構成例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
<実施形態>
(実施形態の概要)
本実施形態に係るシステムは、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示可能とする。昨今、各種センサやそうしたセンサを備えた計測用スーツなどにより、特段の専門技術を持たない一般ユーザであっても、その身体的特徴を捉えた3Dデータの取得が可能となってきた。また、衣服を取り扱う事業者によっては、当該衣服を構成する各パターンに関して、そのサイズや素材等に関するパターンデータを管理しているケースもある。
そこで、ユーザの3Dデータに基づき選択ないし生成したアバターに対し、上述のパターンデータに基づく各パターンイメージの3Dモデルを組み合わせて着用させ、描画することで、いわゆるバーチャルフィッティングの機能が提供されている。
しかしながら、そうした衣服がユーザに着用された際に生じる「しわ」について、わかりやすく明示するサービスは実現されていない。ユーザからしてみれば、確かにサイズ的にはフィットする衣服であっても、身体各部の形状、太さ、細さ、長短、或いは着用環境といった細かな事情等により異なりうる衣服のしわを、はっきり確認したいというニーズも存在する。
そこで、本実施形態では、ユーザの身体データに基づく当該ユーザの三次元モデルに対して、各衣服のパターンデータに基づく三次元モデルを装着させ、衣服の装着状態であるユーザの描画データを生成するとともに、この装着状態において衣服に生じるしわの強調表示を行うこととする。これにより、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示できる。なお、上述の描画データは、静止画であるケースと動画であるケースの両方を想定しうる。よって、しわの強調表示を行う場合、描画データが動画であれば、そこにおけるしわに対する強調表示も、当該動画中におけるしわの動きに応じて変化させることとなる。このことは、下記に示す各例でも同様である。
また、こうした本実施形態において、しわ強調表示のために、ユーザ装着状態の衣服に当たる光の、照射角度、照度、および色の少なくともいずれかを制御し、しわの存在やその程度がより強調されるよう制御すると好適である。こうした光に関する制御事項は、衣服装着時の環境(例:屋外/屋内、季節、天候、時間帯など)に応じて予め計測ないしシミュレーションした値に基づくものを想定できる。
また他にも、ユーザ装着状態の衣服の表面に、当該衣服における伸縮状況に応じて格子間隔を変化させるグリッドを表示するとしても好適である。このグリッド表示を端末等で閲覧したユーザは、自身の3Dモデルにおいて格子感覚がより詰まった箇所を、より多くの又はより深いしわが発生している箇所として認識することができる。
また、しわ強調表示の制御例としては、上述のユーザ装着状態の衣服の表面に、当該衣服に生じるしわの曲率に応じて色濃度ないし色調を変化させる曲率マップを表示し、しわの強調表示を行うとしても好適である。
この曲率マップを端末等で閲覧したユーザは、自身の3Dモデルにおいて、例えば特定色のより濃い箇所を、しわの曲率が大きい箇所、すなわちより多くの又はより深いしわが発生している箇所として認識することができる。
また、しわ強調表示の制御例としては、上述のユーザの三次元モデルとして、ユーザ指定の又は予め定めたポーズのものに対して、衣服の三次元モデルを装着させ、当該衣服を装着状態で上述のポーズの体勢におけるユーザの描画データを生成し、この装着状態において衣服に生じるしわの強調表示を行うとすれば好適である。
こうしてポージング状態でのしわ強調表示を行えば、例えばユーザが座った時に腿やお腹に生じるしわがどのようなものになるか、当該ユーザが個人的に気にしている箇所でのしわの状態を的確に認識できる。
こうしたポージング時のしわ強調表示は、様々なサイズの衣服を装着したケースごとに実行し、その結果をユーザに提示すると、各サイズでのポージング時のしわの状態が比較検討可能となり、さらに好適である。勿論、こうした衣服のサイズ別にしわ強調表示の制御を適用し、その結果をユーザに提示する構成は、ポージング時のしわ強調表示に限定しない。
なお、本実施形態に係る「衣服」は、ユーザが身体に着用するもののことであって、例えば、衣類や靴の他、ベルト、眼鏡、ピアス、ネックレス、指輪、スカーフ、帽子等の小物も含まれうる。
(フィッティング支援システム1の構成)
図1は、本実施形態に係るフィッティング支援システム1の構成図である。図1を参照して、フィッティング支援システム1の構成について説明する。
図1において、フィッティング支援システム1は、フィッティング支援システムに相当し、フィッティング支援サーバ10と、ユーザ端末30−1,30−2,…,30−N(Nは自然数。また、特に区別する必要がない限り、ユーザ端末30と記載する。)と、を備え、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に接続される。
フィッティング支援サーバ10は、フィッティング支援サーバに相当し、バーチャルフィッティングサービスを利用するユーザの身体データと、サービス対象となる衣服のパターンデータを保持し、上述の身体データに基づく当該ユーザの三次元モデルに対して、例えばユーザが所望する衣服のパターンデータに基づく三次元モデルを装着させ、衣服の装着状態であるユーザの描画データを生成する機能と、この装着状態の描画データにおいて当該衣服に生じるしわの強調表示を行う機能を有する。
一方、ユーザ端末30は、上述のバーチャルフィッティングサービスのユーザが保有する情報処理端末であって、例えば、スマートフォンやタブレット端末、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ、パーソナルコンピュータ等によって実現される。
なお、本実施形態では、「ユーザ」とは、フィッティング支援システム1において、フィッティング支援サーバ10からバーチャルフィッティングサービスの提供を受けて、場合によっては衣類の注文を行いうる者のことをいう。ユーザ端末30には、たとえば、フィッティング支援システム1においてバーチャルフィッティングサービスの提供を受けるためのプログラム(例えば、スマートフォン専用のアプリ)がインストールされる。
(フィッティング支援サーバ10の機能構成)
図2は、フィッティング支援サーバ10の機能構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、フィッティング支援サーバ10の機能構成について説明する。
フィッティング支援サーバ10は、通信部110と、記憶部120と、処理部130とを有する。なお、フィッティング支援サーバ10は、フィッティング支援サーバ10を運用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、ディスプレイ等)を有してもよい。
上述の構成のうち通信部110は、ネットワークNWに接続されたユーザ端末30と通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ、または通信用ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアや、プログラム等により実現できる。
また、記憶部120は、コンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するための記憶装置であって、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。この記憶部120は、服飾情報DB(データベース)121、ユーザ情報DB122、環境情報DB123、およびアラート条件DB124を少なくとも有している。
服飾情報DB121は、バーチャルフィッティングサービスの対象となる衣服の情報を記憶するデータベースである。バーチャルフィッティングサービスの対象となる衣服の情報としては、各衣服を構成するパターンのデータ、すなわちパターンデータが含まれる。また、このパターンデータには、当該パターンに対応する生地の表面を、所定装置でスキャンし得られたテクスチャイメージのデータも含まれうる。
図3は、服飾情報DB121の一例を示す図である。図3に示すように、例えば、ジャンルごとに、衣服の属性、当該衣服を構成するパターン、サイズ、当該パターンのパターンデータ、といったデータが関連付けられている。なお、図3に示す服飾情報DB121のデータ構成は一例であり、これに限定しない。
「ジャンル」欄には、衣服のジャンルとして、コート、ジャケット、シャツ、パンツ、アンダーウエア、靴下、靴、といった各ジャンルの識別情報が示されている。もちろん、ここで例示するジャンルの形態は一例であって、バーチャルフィッティングサービスにおける衣服の範囲やその分類手法などにより、様々に採用してよい。
「衣服の属性」欄には、例えば、「トレンチコート」、「スプリングコート」、「レインコート」、「ビジネスシャツ」、「カジュアルシャツ」、「Tシャツ」、「スラックス」、「チノパンツ」、「デニムパンツ」、「カーゴパンツ」、などのファッションアイテムの具体的名称、色、柄、素材などの値が含まれうる。
また、「サイズ」欄には、当該衣服のサイズ、例えば、S、M、L、LL、といったサイズ値が含まれる。
また、「パターンデータ」欄には、当該衣服を構成する各パターンの識別情報と、そのデータファイルの値が紐付けられている。このデータファイルには、当該パターンの形状における頂点座標、座標間の線分、距離、色、素材、といったデータが規定されている。
また、ユーザ情報DB122は、フィッティング支援システム1が提供するバーチャルフィッティングサービスの各ユーザの身体データを記憶するデータベースである。例えば、ユーザに関して計測された或いは申告された、身体各部位のサイズや体重といったデータが身体データとなる。身体データの計測手段については限定しない。
図4は、ユーザ情報DB122の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザごとに、当該ユーザの身長、頭囲、首周り、肩幅、股下、などの値が関連付けられている。なお、図4に示すユーザ情報DB122のデータ構成は一例であり、これに限定しない。
また、環境情報DB123は、バーチャルフィッティングサービスにおいて、衣服装着時のユーザの3Dモデルに関して想定しうる環境ごとに、光の情報を格納したデータベースである。光の情報としては、各環境における、光の照射角度、照度、色、といった各事象の値を想定できる。一方、環境としては、屋外、屋内、季節、天候、時間帯、といったものを想定できる。なお、光の情報の各値は、各環境において照度計等の適宜な計測器で測定したい実測値の他、既存のシミュレーションシステムで推定した値も想定できる。
図5は、環境情報DB123の一例を示す図である。図5に示すように、環境の識別情報をキーとして、当該環境における光の情報を紐付けたレコードで構成されたデータベースとなっている。なお、図5に示す環境情報DB123の構成は一例であり、これに限定しない。
また、アラート条件DB124は、バーチャルフィッティングサービスにおいて、衣服装着時に生じるしわのうち、アラート対象となるものに関する規定を格納したデータベースである。こうした規定としては、当該しわにおける、位置、形状、深さ、長さ、といった各事象の値を想定できる。勿論、こうした各事象の値を具体的に規定した形態のDBでなく、しわの形態等とアラート対象との間の関係を機械学習で特定し得た、学習モデルであってもよい。
図6は、アラート条件DB124の一例を示す図である。図6に示すように、アラートの識別情報をキーとして、当該アラートの対象となるしわの情報、すなわち、発生した位置、形状(例:形状を示す曲線の式)、深さ、及び長さを紐付けたレコードで構成されたデータベースとなっている。なお、図6に示すアラート条件DB124の構成は一例であり、これに限定しない。
図2に戻って、処理部130について説明する。処理部130は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、フィッティング支援サーバ10の記憶部120に記憶されている各種プログラム(フィッティング支援プログラムに相当)がRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
処理部130は、データ取得部131と、モデリング部132と、提示部133とを有する。なお、処理部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
上述のうちデータ取得部131は、例えば、衣服メーカの適宜なシステムから、各衣服のパターンデータを取得し、これを服飾情報DB121に格納する。また、同様に、各ユーザに対するアンケート画面をユーザ端末30に配信し、このアンケート画面を通じて、当該ユーザの身体データを取得し、これをユーザ情報DB122に格納する。また、適宜な計測装置、分析装置から、又は適宜な分析機関のシステムから、各環境下での光の情報を取得し、これを環境情報DB123に格納する。
また、モデリング部132は、ユーザ情報DB122が示すユーザの身体データに基づく当該ユーザの三次元モデルに対して、服飾情報DB121が示す衣服のパターンデータに基づく当該衣服の三次元モデルを装着させ、この衣服を装着状態であるユーザの描画データを生成するバーチャルフィッティング機能の中核をなす機能である。
上述の描画データの生成では、ユーザの身体データに基づくアバター表面の起伏が特定される。また、そうした起伏を備えた肉体形状のアバターが衣服を装着した状態において、当該起伏を起点にして衣服に生じる張力の高まりとその周囲の弛緩についてシミュレーションし、しわの有無、形状を推定する。こうしたしわの有無、形状のシミュレーション技術自体は既存のものを適宜に採用すればよい。
モデリング部132は、上述のように生成した描画データにおいて、上述の装着状態において当該衣服に生じるしわの強調表示を行う処理部となる。このしわの強調表示の処理は、上述の装着状態の衣服に当たる光の情報として、例えばユーザ指定の環境下における、光の照射角度、照度、および色の少なくともいずれかの情報を環境情報DB123から抽出する。また、ここで抽出した光の情報に基づき、上述の描画データ中でのしわの部位に対して光が照射された状態をシミュレーションし、そのしわに伴う陰影を濃くするなどの強調表示を行う。
また、モデリング部132は、上述の装着状態の衣服の表面に、当該衣服における伸縮状況に応じて格子間隔を変化させるグリッドを表示するとしてもよい。このグリッド表示は、上述の描画データの生成に伴い、ユーザの身体データに基づくアバター表面の起伏とそれに伴う衣服の起伏すなわち「しわ」の形状にそって、衣服が伸縮している状況をシミュレーションした結果である。こうしたシミュレーション技術自体は既存のものを適宜に採用すればよい。
また、モデリング部132は、上述の装着状態の衣服の表面に、当該衣服に生じるしわの曲率に応じて色濃度ないし色調を変化させる曲率マップを表示するとしてもよい。この曲率マップは、ユーザの身体データに対応した3Dモデルのアバターが、衣服を装着した場合に、着用した状態の衣服を物理シミュレーションし、曲率の大小に応じて色濃度や色調を設定したマップである。
また、モデリング部132は、ユーザの三次元モデルとして、ユーザ指定の又は予め定めた、着席、起立、正座、などといった種々のポーズのものに対して、衣服の三次元モデルを装着させ、当該衣服を装着状態で該当ポーズの体勢におけるユーザの描画データを生成するとしてもよい。
この場合、モデリング部132は、様々なサイズの衣服のパターンデータを服飾情報DB121から抽出し、当該衣服を装着したケースごとに、しわ強調表示の処理を実行し、その結果をユーザに提示する。この場合、各サイズでのポージング時のしわの状態が比較検討可能となり好適である。勿論、こうした衣服のサイズ別にしわ強調表示の制御を適用し、その結果をユーザに提示する構成は、ポージング時のしわ強調表示に限定しない。
こうしたポージング状態でのしわ強調表示を行えば、例えばユーザが座った時に腿やお腹に生じるしわがどのようなものになるか、当該ユーザが個人的に気にしている箇所でのしわの状態を的確に認識できる。
提示部133は、上述のモデリング部132による処理結果、すなわちしわ強調表示の処理結果を、ユーザ端末30に配信してユーザに提示する。この時、提示部133は、しわ強調表示の処理結果を、アラート条件DB124に照合して、例えば、該当ユーザとはサイズが合っていない等の状況か否か判定し、その判定結果に応じたアラートもユーザ端末30に提示すると好適である。
(ユーザ端末30の機能構成)
図7は、ユーザ端末30の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図7を参照して、ユーザ端末30の機能構成について説明する。なお、本実施形態のユーザ端末30は、図7の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
ユーザ端末30は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末である。また、ユーザ端末30には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末30には、インターネット等に接続可能な通信機能や、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末30には、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)などが含まれてもよい。
図7において、ユーザ端末30は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、撮影部340と、制御部350と、記憶部360と、を有する。
通信部310は、フィッティング支援サーバ10と、ネットワークNWを介した通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
入力部320は、ユーザから各種操作を受け付ける入力インタフェースである。例えば、入力部320は、ユーザ端末30に備えられた操作キーやボタン、タッチパネル、音声入力のためのマイク等によって実現される。
出力部330は、各種情報を出力するための表示装置や、スピーカであって、例えば、液晶ディスプレイやスマートスピーカ等によって実現される。なお、ユーザ端末30にタッチパネルが採用される場合には、入力部320の一部と出力部330とは一体化される。例えば、フィッティング支援サーバ10から送信された、しわ強調表示がなされたバーチャルフィッティングの処理結果すなわち描画データは、出力部330の表示装置に表示される。
撮影部340は、被写体を撮影するカメラである。例えば、撮影部340は、ユーザ端末30を保有するユーザの身体各部位や周辺環境を撮影する。後述する制御部350は、撮影した画像を、通信部310を介してフィッティング支援サーバ10に送信するよう制御する。
制御部350は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、ユーザ端末30内部の記憶部360に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部350は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
制御部350は、ユーザ端末30において入力されたバーチャルフィッティングの希望やユーザの身体データをフィッティング支援サーバ10に送信する処理等を制御する。例えば、制御部350は、ユーザ端末30のフィッティング支援システム1を利用するためのプログラム(例えば、スマートフォン専用アプリ)を実行制御する。
プログラムは、予めユーザ端末30にインストールされていてもよいし、ユーザ端末30を保有するユーザによる操作に従ってフィッティング支援サーバ10(または、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末30にインストールされてもよい。
制御部350は、希望受付部351と、情報取得部352と、出力制御部353と、を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、実現または実行する。
希望受付部351は、入力部320を介して、ユーザからバーチャルフィッティングの希望を所定の画面(図9参照)で受け付ける。この希望には、バーチャルフィッティングの対象となる衣服のジャンルや具体的名称、当該衣服の装着時の想定環境、などの情報が含まれうる。
情報取得部352は、通信部310を介して、フィッティング支援サーバ10から、所定の衣服をユーザが装着した場合の3Dモデルの描画データであって、しわ強調表示がなされたものを受信する。また、フィッティング支援サーバ10から通知されたアラート、すなわち該当ユーザとはサイズが合っていない等の情報を受信しうる。
出力制御部353は、情報取得部352が取得した3Dモデルの描画データ(図10〜10参照)や上述のアラートを出力部330に出力するよう制御する。
記憶部360は、CPUやMPU等のコントローラによって実行される各種プログラムや、撮影部340によって撮影された画像、制御部350によって取得された情報等を記憶する。制御部350は、記憶された画像や情報等を、所定のタイミングでフィッティング支援サーバ10に送信するようにしてもよい。
(フィッティング支援サーバにおける処理の流れ)
図8は、フィッティング支援サーバ10における処理の流れを示すフロー図である。図8を参照して、フィッティング支援サーバ10における処理の流れを説明する。なお、図8で示す処理は、フィッティング支援サーバ10における処理の一例である。
ステップS101において、フィッティング支援サーバ10は、ユーザが操作するユーザ端末30に対し、希望受付画面800を配信し、この希望受付画面800を介して、バーチャルフィッティング対象とする衣服のジャンル、具体的名称、および当該ユーザの識別情報を受け付ける。
ステップS102において、フィッティング支援サーバ10は、S101で受け付けたジャンルおよび具体的名称の衣服のパターンデータを服飾情報DB121から抽出し、また、当該ユーザの身体データをユーザ情報DB122から抽出する。なお、服飾情報DB121からパターンデータを抽出する際、当該ユーザの身体データが示すサイズに該当するものを選択的に抽出する。或いは、ユーザ指定のサイズのものを抽出する。
ステップS103において、フィッティング支援サーバ10は、S102で得たユーザの身体データに基づき、予め保持するアバターリスト中より選択(ないし生成した)ユーザのアバター(三次元モデル)に対して、パターンデータに基づく衣服の三次元モデルを装着させ、衣服を装着状態であるユーザの描画データを生成し、これをユーザ端末30にて表示(図10の画面850)させる。
ステップS104において、フィッティング支援サーバ10は、S103でユーザ端末30に表示させた画面850を介し、当該ユーザにおけるしわ強調モードの希望有無について受け付ける。この場合、フィッティング支援サーバ10は、ユーザ端末30に対して、しわ強調モードの選択用画面900(図11参照)を配信し、これを介してしわ強調モードに関する条件設定の値を取得する。
フィッティング支援サーバ10が、上述の選択用画面900において取得する条件とは、当該ユーザが想定する衣服装着時の環境、ポーズ、およびしわ強調モードの各値となる。また、しわ強調モードとしては、衣服に当たる照明光の制御、グリッド表示、および曲率マップ表示のいずれかとなる。
S104の判定の結果、当該ユーザがしわ強調表示を希望していない場合(S104:N)、フィッティング支援サーバ10は、処理をS108に遷移させる。
一方、S104の判定の結果、当該ユーザがしわ強調表示を希望している場合(S104:Y)、S105において、フィッティング支援サーバ10は、しわ強調モードを判定する。
ステップS106において、上述のS105での判定の結果、しわ強調モードが「照明光の制御」であった場合、フィッティング支援サーバ10は、S104で指定を受けている衣服装着時の環境に応じた光の情報を、環境情報DB123から抽出し、この光の情報に基づき特定される照射角度、照度、および色の光を、上述の描画データが示す3Dモデルに照射した場合のシミュレーションを実行する。
ステップS107において、フィッティング支援サーバ10は、上述のS106のシミュレーションで特定された、該当環境下での光の照射に起因する、描画データ中でのしわの陰影を予め定めた標準レベルより濃くするなどの強調表示を行う。
ステップS108において、フィッティング支援サーバ10は、上述のS107までで得ている、しわに関する描画データを、アラート条件DB124に照合し、該当衣服のサイズ感はその着用ユーザに合っていない等の状況か否か判定する。この場合、当該衣服に生じるしわの位置(例えば、着用ユーザの肩、脇、内股)、形状、深さ、長さ、といった条件を満たすか否か、判定することになる。
ステップS109において、フィッティング支援サーバ10は、上述のS108における判定の結果、すなわち、アラート対象のしわの存在有無について、アラートを生成する。このアラートは、例えば、「肩の部分に特有のしわが発生しており、サイズ違いの可能性があります」といったメッセージ(図16の画面1300参考)を想定できるが、その他にも、該当箇所のしわに特定表示を付与した衣服装着時の画像(図17の画面1400)を生成するとしてもよい。
ステップS110において、フィッティング支援サーバ10は、上述のS107で得たしわ強調表示の処理を行った描画データ(図12の画面950参照)や、S108、S109で生成したアラートを、ユーザ端末30に配信し処理を終了する。ただし、こうしたしわ強調表示を行った描画データに、以降の各しわ強調表示をさらに施して、これをユーザ端末30に配信するとしてもよい(以下同様)。
一方、上述のS104に続く別のケースにおけるしわ強調表示として、ステップS111において、上述のS105での判定の結果、しわ強調モードが「グリッド表示」であった場合、フィッティング支援サーバ10は、上述の装着状態の衣服の表面に、当該衣服における伸縮状況に応じて格子間隔を変化させるグリッドを表示する。
このグリッド表示は、上述の描画データの生成に伴い、ユーザの身体データに基づくアバター表面の起伏とそれに伴う衣服の起伏すなわち「しわ」の形状にそって、衣服が伸縮している状況をシミュレーションした結果である。こうしたシミュレーション技術自体は既存のものを適宜に採用すればよい。
ステップS111において、上述のグリッド表示処理を行ったフィッティング支援サーバ10は、当該グリッド表示が施された描画データ(図13の画面1000参照)を生成し、上述のS108に処理を遷移させる。S108以降の処理については、上述のS106〜S110の内容と同様である。
また、上述のS104に続く別のケースにおけるしわ強調表示として、ステップS112において、上述のS105での判定の結果、しわ強調モードが「曲率マップ表示」であった場合、フィッティング支援サーバ10は、上述の装着状態の衣服の表面に、当該衣服に生じるしわの曲率の大小に応じて色濃度ないし色調を変化させる曲率マップを表示する。
この曲率マップは、ユーザの身体データに対応した3Dモデルのアバターが、衣服を装着した場合に、衣服の各所に生じるしわの曲率をシミュレーションし、その値の大小に応じて色濃度や色調を設定したマップである。
ステップS112において、上述の曲率マップ表示処理を行ったフィッティング支援サーバ10は、当該曲率マップの表示が施された描画データ(図14の画面1100参照)を生成し、上述のS108に処理を遷移させる。S108以降の処理については、上述のS106〜S110の内容と同様である。
なお、フィッティング支援サーバ10は、ユーザの三次元モデルとして、図11の希望受付画面900等で受け付けたユーザ指定の又は予め定めた、着席、起立、正座、などといった種々のポーズのものに対して、衣服の三次元モデルを装着させ、当該衣服を装着状態で該当ポーズの体勢におけるユーザの描画データを生成するとしてもよい。勿論、この場合、フィッティング支援サーバ10は、各ポージングに対応したアバターのデータを予め保持している。
この場合、フィッティング支援サーバ10は、様々なサイズの衣服のパターンデータを服飾情報DB121から抽出し、当該衣服を装着したケースごとに、しわ強調表示の処理を実行し、その結果(図15の画面1200参照)をユーザに提示する。この場合、各サイズでのポージング時のしわの状態が比較検討可能となり好適である。勿論、こうした衣服のサイズ別にしわ強調表示の制御を適用し、その結果をユーザに提示する構成は、ポージング時のしわ強調表示に限定しない。
こうしたポージング状態でのしわ強調表示を行えば、例えばユーザが座った時に腿やお腹に生じるしわがどのようなものになるか、当該ユーザが個人的に気にしている箇所でのしわの状態を的確に認識できる。
以上のようにして、フィッティング支援システム1における処理は終了する。
(ハードウェア構成図)
図18は、フィッティング支援サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。フィッティング支援サーバ10は、コンピュータ501に実装される。コンピュータ501は、CPU502と、主記憶装置503と、補助記憶装置504と、インタフェース505と、を備える。
フィッティング支援サーバ10の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置504に記憶されている。CPU502は、プログラムを補助記憶装置504から読み出して主記憶装置503に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU502は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置503に確保する。当該プログラムは、具体的には、コンピュータ501に、ユーザの身体データに基づく当該ユーザの三次元モデルに対して、衣服のパターンデータに基づく当該衣服の三次元モデルを装着させ、この衣服を装着状態であるユーザの描画データを生成するに際し、装着状態において衣服に生じるしわの強調表示を行う処理を実行させるプログラムである。
なお、補助記憶装置504は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース505を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータ501に配信される場合、配信を受けたコンピュータ501が当該プログラムを主記憶装置503に展開し、処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置504に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。なお、図14に示したハードウェア構成は、ユーザ端末30も同様の構成としてもよい。これらの装置における各構成要素の動作も、上述のフィッティング支援サーバ10と同様に、補助記憶装置に記憶されたプログラムに従ったCPUにより実現する。
(効果の説明)
上述したように、本実施形態に係るフィッティング支援システムは、バーチャルフィッティングのユーザに対して、当該ユーザが着用した場合に衣服に生じるしわをわかりやすく提示する。
また、本実施形態に係るフィッティング支援システムは、装着状態の衣服に当たる光の、照射角度、照度、および色の少なくともいずれかを制御してしわの強調表示を行うことで、ユーザが想定する衣服装着時の環境下でのしわの状況を提示可能となる。このことは、ユーザにとって、当該衣服を装着した場合のより具体的なイメージの中で、しわの状況も認識可能となる。
また、本実施形態に係るフィッティング支援システムは、装着状態の衣服の表面に、当該衣服における伸縮状況に応じて格子間隔を変化させるグリッドを表示し、しわの強調表示を行うことで、しわの状況をさらに明確に認識しやすくなる。
また、本実施形態に係るフィッティング支援システムは、装着状態の衣服の表面に、衣服に生じるしわの曲率に応じて色濃度ないし色調を変化させる曲率マップを表示し、しわの強調表示を行うことで、しわの状況をさらに明確に認識しやすくなる。
また、本実施形態に係るフィッティング支援システムは、ユーザの三次元モデルとして、ユーザ指定の又は予め定めたポーズのものに対して、衣服の三次元モデルを装着させ、当該衣服を装着状態で上述のポーズの体勢におけるユーザの描画データを生成し、しわの強調表示を行うことで、ユーザがとりうる種々の動作に応じたポーズに伴い発生するしわの様子を、さらに明確に認識しやすくなる。
また、描画データの生成に際し、前記ユーザの三次元モデルに対して、ユーザ指定の又は予め定めたサイズの衣服の三次元モデルを装着させ、前記サイズの衣服を装着状態のユーザの描画データを生成し、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行うことで、いろいろなポージング時のしわ強調を、衣服のサイズ別に比較可能となる。
本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 フィッティング支援システム
10 フィッティング支援サーバ
30 ユーザ端末
110,310 通信部
120,360 記憶部
121 服飾情報DB
122 ユーザ情報DB
123 環境情報DB
124 アラート条件DB
130 処理部
131 データ取得部
132 モデリング部
133 提示部
320 入力部
330 出力部
340 撮影部
350 制御部
351 希望受付部
352 情報取得部
353 出力制御部
501 コンピュータ
502 CPU
503 主記憶装置
504 補助記憶装置
505 インタフェース

Claims (11)

  1. ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する記憶部と、
    前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記衣服のデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記ユーザの操作に応じて、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う、フィッティング支援サーバ。
  2. 前記記憶部は、前記衣服のデータとして、衣服のパターンデータを保持し、
    前記処理部は、前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記パターンデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成するものである、請求項1に記載のフィッティング支援サーバ。
  3. 前記処理部は、前記装着状態の前記衣服に当たる光の、照射角度、照度、および色の少なくともいずれかを制御して前記しわの強調表示を行うものである、請求項1または2に記載のフィッティング支援サーバ。
  4. 前記処理部は、前記装着状態の前記衣服の表面に、前記衣服における伸縮状況に応じて格子間隔を変化させるグリッドを表示し、前記しわの強調表示を行うものである、請求項1〜3のいずれかに記載のフィッティング支援サーバ。
  5. 前記処理部は、前記装着状態の前記衣服の表面に、前記衣服に生じるしわの曲率に応じて色濃度ないし色調を変化させる曲率マップを表示し、前記しわの強調表示を行うものである、請求項1〜4のいずれかに記載のフィッティング支援サーバ。
  6. 前記処理部は、前記ユーザの三次元モデルとして、ユーザ指定の又は予め定めたポーズのものに対して、前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態で前記ポーズの体勢におけるユーザの描画データを生成し、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行うものである、請求項1〜5のいずれかに記載のフィッティング支援サーバ。
  7. 前記処理部は、前記描画データの生成に際し、前記ユーザの三次元モデルに対して、ユーザ指定の又は予め定めたサイズの衣服の三次元モデルを装着させ、前記サイズの衣服を装着状態のユーザの描画データを生成し、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行うものである、請求項1〜6のいずれかに記載のフィッティング支援サーバ。
  8. 前記処理部は、前記描画データに対し、予め定めたしわの条件を照合して、前記ユーザが前記衣服を装着した際に生じるしわが特定のものである場合、アラートを出力するものである、請求項1〜7のいずれかに記載のフィッティング支援サーバ。
  9. ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する記憶部と、
    前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記衣服のデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記ユーザの操作に応じて、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う、フィッティング支援システム。
  10. ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する情報処理装置が、
    前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記衣服のデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理と、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う処理とを実行するフィッティング支援方法。
  11. ユーザの身体データと、衣服のデータを保持する情報処理装置に、
    前記身体データに基づく前記ユーザの三次元モデルに対して、前記衣服のデータに基づく前記衣服の三次元モデルを装着させ、前記衣服を装着状態である前記ユーザの描画データを生成する処理と、前記装着状態において前記衣服に生じるしわの強調表示を行う処理とを実行させるフィッティング支援プログラム。

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