JP2021087685A - 化粧品 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧料と塗布具が対向するフィルムで挟まれ、外周部がシールされている化粧品の塗布具の取り出しを容易にし、かつ使いやすさを向上させる。【解決手段】化粧料Aを付着させる塗布部11、化粧料Aの塗布時に把持される把持部12、及び塗布部11と把持部12を繋ぐ軸部13を備えた塗布具10と、化粧料Aとが、対向するフィルム2で挟まれ、外周部が溶着されることで塗布具10と化粧料Aが一体に包装されている化粧品1Aであって、把持部12と該把持部12上のフィルム2とが溶着されている。【選択図】図1A

Description

本発明は、化粧料と塗布具がフィルムで包装された化粧品に関する。
マスカラ、液状口紅等の化粧品は、通常、化粧料が充填された化粧料収容部としごき部を有する容器本体と塗布具とが組み合わされた形態を有している。
化粧品ユーザーがマスカラ、液状口紅等の化粧品を試用できるようにするため、化粧品の試用見本を店頭におき、任意のユーザーが試用見本の化粧料を試用できるようにすることがなされているが、試用してもらう機会をより増やすため、化粧料の内容量を少なくしたミニチュアサイズの化粧品を配布することもなされている。
ミニチュアサイズの化粧品としては、例えば2枚のフィルムを重ね合わせ、しごき部を有する平袋が形成されるように、重ね合わせたフィルムの外周部をシールすることでマスカラ、液状口紅等の化粧料の容器本体を形成することが提案されている(特許文献1)。
また、立体成形した2枚のフィルムを重ね合わせて化粧料を収容する容器本体を形成するにあたり、立体成形した2枚のフィルムで化粧料と塗布具を挟み、2枚のフィルムの外周部をシールし、化粧料と塗布具が一体にフィルムで包装された包装体とすること(特許文献2)が提案されている。
実開平3−58214号公報 特開2018−82920号公報
特許文献1に記載のフィルム製の容器本体によれば、試用用に少量の化粧料が充填された、しごき部を有する容器本体を安価に製造することができる。しかしながら、その化粧料を試用するには、塗布具を別途用意しなくてはならない。
特許文献2に記載の化粧品は、化粧料と塗布具がフィルムで一体に包装されている点で試供品として配布するのに適する。しかしながら、フィルム内に収容されている化粧料が、同じフィルム内に収容されている塗布具に付着し、この化粧品の使用時に塗布具の把持部を手で把持すると化粧料が手に不用に付着してしまうという問題が生じ、塗布具の把持部をフィルムの上から把持すると把持部とフィルムが滑るために把持部をしっかり把持できないという問題が生じる。また、化粧料と塗布具が一体にフィルムで包装された包装体から塗布具を取り出すために、包装体をノッチから引き裂いた後、表裏のフィルムを引き剥がさなくてはならず、煩雑である。
これに対し、本発明は、化粧料と塗布具が対向するフィルムで挟まれ、外周部がシールされることで包装体となっており、化粧品の使用時に、より簡単に塗布具を包装体から取り出すことができ、かつ化粧品の使用時に塗布具をしっかりと把持できると共に把持する手に化粧用が不用に付着しないようにする化粧品に関する。
本発明者は、塗布具が塗布部と把持部とこれらを繋ぐ軸部とを有し、かかる塗布具と化粧料とが対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることで包装体となっている化粧品において、塗布具の把持部に重なっている部分のフィルムと把持部とを溶着させると、軸部上で包装体を破断して把持部側から塗布部を引き出すと、引き出したものはそのまま塗布具として使用することができ、フィルムを引き剥がして塗布具を取り出すことが不要になること、また、把持部を、フィルムを介して把持することになるので、塗布具と化粧料がフィルム内で一体に包装されていても、把持する手に化粧用が不用に付着することが無いこと、把持部とフィルムとが溶着されていることにより、把持部をフィルムを介して把持してもしっかり把持できることを想到し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、化粧料を付着させる塗布部、化粧料の塗布時に把持される把持部、及び塗布部と把持部を繋ぐ軸部を備えた塗布具と、化粧料とが、対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることで塗布具と化粧料が一体に包装されている化粧品であって、把持部と該把持部上のフィルムとが溶着されている化粧品を提供する。
また、本発明は、化粧料を付着させる塗布部、化粧料の塗布時に把持される把持部、及び塗布部と把持部を繋ぐ軸部を備えた塗布具と、化粧料とが、それぞれ対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることで塗布具と化粧料が包装されている化粧品であって、把持部と該把持部上のフィルムとが溶着されている化粧品を提供する。
本発明によれば、塗布具の把持部と該把持部上のフィルムとが溶着されているので、軸部上で包装体のフィルムを破断して把持部側から塗布部を引き出すと、引き出したものはそのまま塗布具として使用することができ、表裏のフィルムを引き剥がす手間を省略できる。
さらに、塗布具の把持部と、該把持部上のフィルムとが溶着しているので、塗布具の使用時に把持部を、該把持部に重なっているフィルムごと把持することになるため、塗布具と化粧料が一体に包装されていても、把持部を把持する手に化粧料が不用に付着するという問題が解消され、また、フィルムごと把持部を把持するにもかかわらず、把持部が手から滑って抜け落ちたり、不用に回ったりすることなく、把持部をしっかり把持できるので塗布具が使いやすい。
また、化粧料と塗布具が対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着することで包装体となっている簡易な構成のため、化粧品の製造に要する樹脂量を低減させ、安価に製造することができる。
図1Aは、実施例の化粧品1Aの平面図である。 図1Bは、実施例の化粧品1Aの切り欠き側面図である。 図2は、実施例の化粧院1Aの使用方法の説明図である。 図3は、実施例の化粧品1Aの製造方法の説明図である。 図4Aは、把持部の表面に凹凸柄を有する塗布具の平面図である。 図4Bは、把持部の表面に凹凸柄を有する塗布具の側面図である。 図5Aは、把持部の表面の凹凸柄の変形態様を示す平面図である。 図5Bは、把持部の表面の凹凸柄の変形態様を示す平面図である。 図6は、塗布部の変形態様を示す平面図である。 図7Aは、しごき部を2箇所に有する化粧品1Bの平面図である。 図7Bは、しごき部を2箇所に有する化粧品1Bの作用を説明する平面図である。 図8Aは、ノッチの位置が異なる化粧品1Cの平面図である。 図8Bは、ノッチの位置が異なる化粧品1Cのフィルム付き塗布具を引き出した状態の平面図である。 図9Aは、ノッチの位置が異なる化粧品1Dの平面図である。 図9Bは、ノッチの位置が異なる化粧品1Dのフィルム付き塗布具を引き出した状態の平面図である。 図10Aは、ノッチの位置が異なる化粧品1Eの平面図である。 図10Bは、ノッチの位置が異なる化粧品1Eのフィルム付き塗布具を引き出した状態の平面図である。 図11は、実施例の化粧品1Aの連包形態の平面図である。 図12Aは、実施例の化粧品1Fの平面図である。 図12Bは、実施例の化粧品1Fのフィルム付き塗布具を引き出した状態の平面図である。 図13Aは、実施例の化粧品1Gの連包態様の平面図である。 図13Bは、実施例の化粧品1Gのフィルム付き塗布具に化粧料を垂らしている状態の平面図である。
以下、本発明を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
(全体構成)
図1Aは、本発明の一実施例の化粧品1Aの平面図、図1Bはその切り欠き側面図である。図1Aにおいて、ドットで塗り潰した部分はフィルム2a、2bの溶着領域を表している。
この化粧品1Aは、塗布具10と化粧料Aが対向するフィルム2(2a、2b)で挟まれ、フィルム2の外周部が溶着されることで化粧料Aと塗布具10とが一体に包装されたものである。塗布具10は、化粧料Aを付着させる塗布部11、化粧料Aの塗布時に把持される把持部12、塗布部11と把持部12を繋ぐ軸部13を備えている。より具体的には、塗布具11としてスクリューブラシが備えられ、軸部13は丸棒状に形成されている。把持部12は表面が平坦な矩形の板状に成形されている。把持部12と軸部13は一体成型されていてもよい。把持部12の表裏の面には、そこに重なったフィルム2a、2bが溶着している。
化粧品1Aには、塗布部11全体を収容できると共に化粧料Aも収容できるフィルム内空間が化粧料収容部3として形成されている。化粧料収容部3に収容される化粧料Aの容量は、1回の試用で使い切られる量とすればよく、例えば、0.1〜5mLとする。これより、化粧品1Aの開封の度にフレッシュな化粧料を使用することができる。化粧品1Aを使い切りとすることは衛生上も好ましい。
化粧料収容部3の把持部12側にはフィルム内空間が狭まったしごき部4が形成されている。しごき部4の内径は、塗布部11を化粧料収容部3から引き抜くことで、塗布部11に付着した余分な化粧料をしごき落とせるように、塗布部10の径に合わせて形成されている。なお、本発明においてしごき部4は、収容する化粧料Aの種類に応じて、必要に応じて設けられる。
一方、フィルム2の外縁部であって、把持部12と化粧料収容部3との間の把持部12に近い部分にはノッチ5が形成されており、図1Aに示した開封ラインL1に沿ってフィルム2が引き裂かれるようにしている。なお、図1Aには、Vノッチを示したが、ノッチの形状に特に制限はなく、例えば、Iノッチでもよい。また、フィルム2が開封ラインL1に沿って容易に引き開かれるように、フィルムにハーフカット等の易引き裂き加工をしてもよい。
(化粧料)
化粧料Aとしては、塗布具10を用いて使用される液状の化粧料とすることが好ましく、本実施例ではマスカラが収容されている。この他、本発明で収容する化粧料Aとしては、アイブロウ、リップグロス、リムーバー、アイライナー、美容液等をあげることができる。
(フィルム)
化粧品1Aを形成するフィルム2としては、熱溶着可能な材質を使用する。例えば、内層にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用し、中間層にアルミニウム層等を使用し、外層にポリエチレンテレフタレート等を使用することができる。化粧料に含まれる有効成分や香料の吸着を防止する等の点からは、内層にポリエチレンテレフタレート等を使用することが好ましい。
また、表裏のフィルム2a、2bの少なくとも一方を透明とすることが好ましい。これにより、ユーザーは、化粧料Aの色、塗布部11の種類、塗布部11の形状等を化粧品1Aの外観から確認した上で試用することができる。
(化粧品の使用方法)
化粧品1Aの使用方法としては、まず、ノッチ5からフィルム2を開封ラインL1に沿って引き裂いて包装体を開封し、次に、図2に示すようにフィルム2が溶着している把持部12をフィルム2ごと把持してフィルム付き塗布具10’を化粧料収容部3側から引き出す。開封前に化粧料収容部3から軸部13側に流れ出た化粧料Aが開封時に軸部13に付着していても、把持部12に溶着しているフィルム2の表面には化粧料が付着することがない。したがって、化粧品1Aのユーザーの手が不用に化粧料Aで汚れることがない。また、ノッチ5からフィルム2を引き裂き、化粧料収容部3側から引き出したフィルム付き塗布具10’は、直ちに塗布具として使用することができ、ノッチ5からフィルム2を引き裂いて包装体を開封した後、さらに表裏のフィルム2a、2bを引き剥がして塗布具10を取り出すことは不要である。したがって、塗布具10を包装体から取り出すときの煩雑さが解消される。
また、把持部12をフィルム2上から把持してフィルム付き塗布具10’を使用するにあたり、把持部12とフィルム2は溶着されているので、直接手で把持しているフィルム2の間から把持部12が抜け落ちることが無く、不用に回ることもずれることもない。したがって、フィルム付き塗布具10’は、フィルム2が溶着されていない塗布具10と同様に軽く把持して使用することできる。さらに、フィルム2が把持部12に溶着していることにより把持部を直接把持する場合よりも把持できる部分の面積が広がるので、把持部を直接把持して塗布具10を使用する場合に比しても塗布具が使いやすくなる。
フィルム付き塗布具10’を化粧料収容部3側から引き出す時、塗布部11に過剰に付着した化粧料Aはしごき部4で除去されるので、フィルム付き塗布具10’はマスカラ等の化粧料の塗布に好適なものとなる。
化粧料収容部3に化粧料Aが残存している限り、フィルム付き塗布具10の塗布部11を、再度、ノッチ5からのフィルム2の引き裂きにより形成された開口部6から化粧料収容部3内に挿入し、塗布部11に化粧料Aを付着させ、その塗布部11を、しごき部4を通して化粧料収容部3から引き抜くことにより、化粧料Aの試用に繰り返し用いることができる。
(化粧品の製造方法)
化粧品1Aの製造方法としては、まず、図3(a)に示すように、化粧料Aの収容量及び塗布具10の大きさと形状に応じてフィルムを立体成形し、化粧料収容部3に対応した凹部等を有するフィルム2a、2bを得る。次に、同図(b)に示すように、それらで化粧料Aと塗布具10を挟み、それらの周囲を熱圧着し、外周部が溶着された包装体を得、必要に応じて外形をカットし、ノッチを形成して同図(c)に示す化粧品1Aを得る。
なお、化粧品1Aは、図1Aに示したように単独包装形態としてもよく、図11に示したように、複数の化粧品1Aが、ミシン目、ハーフカット等の易切断ラインL2に沿って容易に切り離し可能に連続している連包形態としてもよい。連包形態では、例えば、それぞれの化粧料Aの色を異ならせ、色違いの化粧料を試用できるセット品としてユーザーに提供することができる。
(変形態様)
(把持部の表面凹凸)
本発明は種々の態様をとることができる。例えば、図4A及び図4Bに示すように、塗布具10として、把持部12の表面に凹凸柄を有するものを使用することができる。これにより、把持部12の表面にフィルムが溶着されたフィルム付き把持部の表面にも凹凸が形成される。フィルム付き把持部の表面に凹凸を形成するために、平坦な把持部12の表面にフィルムを熱圧着するときに、フィルムの表面に凹凸柄を形成する圧着ヘッドを使用してもよい。いずれの方法によっても、フィルム付き把持部の表面に凹凸柄を形成することにより、フィルム付き把持部に滑り止め機能を持たせることができる。よって、フィルム付き塗布具を確実に把持することが容易となる。
フィルム付き把持部12の表面の凹凸柄の種類に特に制限は無く、図5Aの(a)、(b)、(c)に示すように把持部に円形の凸部を複数設けても良く、(d)、(e)、(f)に示すように三角形の凸部を単数又は複数設けても良く、(g)、(h)、(i)に示すように四角形の凸部を単数又は複数設けても良い。図5Bの(j)、(k)に示すように凸部が縦縞に形成されていてもよく、(l)、(m)に示すように凸部が横縞に形成されていてもよく、(n)、(o)に示すように凸部が斜め縞に形成されていてもよく、(p)、(q)に示すように凸部が格子縞に形成されていてもよい。これらの凸部柄の中でも、滑り止め機能を向上させる点から、横縞、格子柄等が好ましい。
(塗布部の形態)
本発明においては、塗布部の形態にも特に制限はない。図1Aには、塗布部11としてスクリューブラシを有するものを挙げたが、図6(a)に示すように塗布具11を筆としてもよく、同図(b)に示すようにチップとしてもよく、同図(c)に示すように綿棒としてもよい。塗布部11の形態は、化粧料Aの種類に応じて適宜選択される。例えば、化粧料としてマスカラ、アイブロウ、白髪染めが収容される場合には、塗布具11はスクリューブラシとすることが好ましい。化粧料としてリップグロスが収容される場合には、塗布具11はチップとすることが好ましい。この場合、チップのフロッキーの有無はリップグロスの処方や求める仕上がり等に応じて適宜選択される。また、化粧料としてリムーバーが収容される場合には、塗布具11は綿棒とすることが好ましく、化粧料としてアイライナーが収容される場合には、塗布具11は筆とすることが好ましい。
(しごき部)
図1Aに示した化粧品1Aには、化粧料収容部3の近傍に1箇所にしごき部4を有するが、図7Aに示した化粧品1Bのように、化粧料収容部3の近傍と把持部12の近傍の2箇所にしごき部4a、4bを設けても良い。これにより、塗布部11に過剰に付着した化粧料を、まず、化粧料収容部3の近傍のしごき部4aでしごき落とし、次に、図7Bに示すように、把持部12の近傍のしごき部4bでしごき落とすことが可能となる。
この場合、2箇所のしごき部4a、4bの内径は求める使用感に応じて適宜設定することができる。一般には、2箇所のしごき部4a、4bの内径を同径とするか、又は把持部12近傍のしごき部4bの径を化粧料収容部3近傍のしごき部4aの径よりも小さくすることが好ましい。
(ノッチの位置)
図1Aに示した化粧品1Aでは、フィルム2の外縁部のノッチ5の位置を、把持部12と化粧料収容部3との間の把持部12に近い部分としたが、図8Aに示すように化粧料収容部3に近い部分にノッチ5を形成してもよい。化粧料収容部3に近い部分にノッチ5を形成した化粧品1Cでは、図8Bに示すようにノッチ5から引き裂き、化粧料収容部3側から引き出したフィルム付き塗布具10’は、図1Aに示した化粧品1Aに比してフィルム2から突出している軸部13の長さが短くなり、また、ノッチ5からの引き裂きにより形成された開口部6と化粧料収容部3との距離が短くなる。したがって、化粧料収容部3への塗布部11の抜き差しが容易になる。一方、マスカラなどの化粧料では、塗布時にフィルム2から突出している軸部13が長い方が塗布しやすいが、爪用の美容液等の化粧料はフィルム2から突出している軸部13が短い方がフィルム付き塗布具10’を短く持てるので塗布しやすい。したがって、ノッチ5の位置は、化粧料の種類や塗布具10の種類に応じて適宜選択することが好ましく、例えば、把持部12と化粧料収容部3との間のちょうど中間あたりにノッチ5を設けても良い。
また、図9Aに示すように化粧料収容部3に近い部分と把持部12に近い部分の双方にノッチ5a、5bを形成してもよい。化粧料収容部3に近い部分と把持部12に近い部分の双方にノッチ5a、5bを形成した化粧品1Dでは、双方のノッチ5を引き裂くことにより、図9Bに示すように開口部6との距離が短い化粧料収容部3と、フィルム2から突出している軸部13が長いフィルム付き塗布具10’を得ることができる。したがって、この化粧品1Dによれば、マスカラ等の化粧料の塗布に適したフィルム付き塗布具10’と、塗布部11の抜き差しが容易な化粧料収容部3を得ることができる。
化粧料収容部3に近い部分と把持部12に近い部分との双方にノッチ5a、5bを形成するにあたり、双方のノッチ5a、5bを引き裂くことの煩雑さを解消するため、図10Aに示すように、これらのノッチ5a、5bの間で重ね合わさっているフィルム2a、2bを剥離容易に溶着してもよい。これにより図10Bに示すように、一方のノッチ(たとえば化粧料収容部3に近い方のノッチ5a)から重なり合っているフィルム2a、2bを引き剥がし、双方のノッチ5a、5b間のフィルムを除去することができる。
ここで、重ね合わさっているフィルム2a、2bを剥離容易に溶着するためには、公知のイージーピール技術を使用すればよい。
(塗布具と化粧料が別包の態様)
本発明の化粧品では、図12Aに示す化粧品1Fのように、塗布具10と化粧料Aとがそれぞれ対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることでフィルム2内の別個の空間に塗布具10と化粧料Aが包装されるようにしてもよい。これにより化粧品1Fの保管中に化粧用1Aが塗布具10に付着することを完全に解消することができる。したがって、図12Bに示すように包装体から取り出したフィルム付き塗布具10’の軸部13や塗布部11には化粧料Aが付着しておらず、化粧料が不用意に周囲に付着することがなく、フィルム付き塗布具10’の使い勝手が向上する。
図13Aに示す化粧品1Gのように、塗布具10がフィルムに挟まれ、外周部が溶着されている包装体と、化粧料Aがフィルム2に挟まれ、外周部が溶着されている包装体が別個に存在するようにしてもよい。また、図13Bに示すように、化粧料Aの包装体をノッチ5cから開封し、化粧料収容部3から化粧料Aを塗布部11に垂らすことにより塗布部11に化粧料Aを付着させてもよい。
さらに、化粧料Aの包装体と塗布具10の包装体が別個の場合にもそれぞれ連包とすることができる。これにより、例えば、色の異なる複数の化粧料、又は粘度の異なる複数種の化粧料の化粧料Aをそれぞれ包装し、連包とすることにより、ユーザーに色違いの化粧料を試用してもらうことが容易となる。
1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G 化粧品
2、2a、2b フィルム
3 化粧料収容部
4、4a、4b しごき部
5、5a、5b、5c ノッチ
6 開口部
10 塗布具
10’ フィルム付き塗布具
11 塗布部
12 把持部
13 軸部
A 化粧料
L1 開封ライン
L2 易切断ライン

Claims (7)

  1. 化粧料を付着させる塗布部、化粧料の塗布時に把持される把持部、及び塗布部と把持部を繋ぐ軸部を備えた塗布具と、化粧料とが、対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることで塗布具と化粧料が一体に包装されている化粧品であって、把持部と該把持部上のフィルムとが溶着されている化粧品。
  2. 化粧料を付着させる塗布部、化粧料の塗布時に把持される把持部、及び塗布部と把持部を繋ぐ軸部を備えた塗布具と、化粧料とが、それぞれ対向するフィルムで挟まれ、外周部が溶着されることで塗布具と化粧料が包装されている化粧品であって、把持部と該把持部上のフィルムとが溶着されている化粧品。
  3. 把持部の表面に凹凸柄を有する請求項1又は2記載の化粧品。
  4. 対向するフィルムの少なくとも一方が透明である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧品。
  5. 溶着したフィルムの外縁部の、化粧料収容部と把持部との間の把持部に近い部分にノッチが形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品。
  6. 溶着したフィルムの外縁部の、化粧料収容部と把持部との間の化粧料収容部に近い部分にノッチが形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品。
  7. 対向するフィルムで挟まれた化粧品の内部空間の、化粧料収容部に近い部分と把持部に近い部分の少なくとも一方にしごき部が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載の化粧品。
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