JP2021086387A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を用いて情報処理システムの構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムは、情報処理装置100−1〜100−m(mは任意の整数。以下、まとめて「情報処理装置100」という)、飛行体200、端末300−1〜300−n(nは任意の整数。以下、まとめて「端末300」という)、および緊急通報受理機関サーバ400を含む。図1に示すように、情報処理装置100と、飛行体200とは、無線で相互に通信可能に接続される。また、情報処理装置100と、端末300および緊急通報受理機関サーバ400とは、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、有線、無線を問わず、移動体通信網などの各種通信網を採用することができる。また、ネットワークNには、交換局など図示されない通信設備が含まれる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の機能構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110、記憶部120、制御部130を備える。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部110は、飛行体200と無線で接続され情報の送受信を行う。また、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、端末300や緊急通報受理機関サーバ400との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、落下警報記憶部121、飛行体情報記憶部122、推定落下情報記憶部123、ハンドオーバ情報記憶部124を有する。以下、記憶部120に含まれる各記憶部について順に説明する。
落下警報記憶部121は、飛行体200の落下警報に関する情報を記憶する。図3は、実施形態に係る落下警報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図3に示す例では、落下警報記憶部121は、「飛行体ID、位置情報、高度、終端速度、進行方向、水平速度、パラシュート、パラシュート開傘時刻、異常発生時刻、異常種別」などを対応付けて記憶する。このような落下警報の各種情報は、飛行体200において取得および測定された情報などに基づいて生成され、飛行体200から送信されるトランザクションデータである。なお、落下警報は、落下中の飛行体200から定期的に送信され、情報処理装置100が、飛行体200の飛行経路などを把握できるようにする。
飛行体情報記憶部122は、飛行体200に関する情報を記憶する。図4は、実施形態に係る飛行体情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図4に示す例では、飛行体情報記憶部122は、「飛行体ID、重量、パラシュート傘直径、乗員数、出発地点、目的地点」などを対応付けて記憶する。このような飛行体200の各種情報は、予め設定されるマスタデータである。
推定落下情報記憶部123は、飛行体200の推定された落下位置に関する情報を記憶する。図5は、実施形態に係る推定落下情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図5に示す例では、推定落下情報記憶部123は、「飛行体ID、推定落下位置、推定落下時刻、現在位置」などを対応付けて記憶する。このような落下位置の各種情報は、情報処理装置100において推定および生成などされるトランザクションデータである。
ハンドオーバ情報記憶部124は、飛行体200に対するハンドオーバに関する情報を記憶する。ハンドオーバ情報記憶部124に記憶される情報は、スマートフォンなどモバイル端末のハンドオーバ情報と同様であってよいが、ハンドオーバの対象は、飛行体200である。飛行体200に対するハンドオーバ情報によって飛行体200の飛行経路や速度を把握することができるため、飛行体200に対するハンドオーバ情報を飛行体200の落下位置の推定に用いることができる。このようなハンドオーバ情報は、飛行体200からの電波を捕捉した各情報処理装置100から送信されるトランザクションデータである。
制御部130は、情報処理装置100全体を司る処理部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)など(いわゆる、プロセッサ)である。制御部130は、記憶部120に記憶されている各種プログラム(例えば、本願に係る情報処理プログラム)を、作業領域となるRAMに展開して実行する。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
取得部131は、落下警報(第1のアラートに相当)や位置情報を飛行体200から取得する。また、取得部131は、飛行体200に対するハンドオーバ情報を、他の情報処理装置100から取得する。また、情報処理装置100が、推定された落下位置から所定範囲の通信をカバーする場合、取得部131は、他の情報処理装置100で推定された落下位置を含む推定落下情報(第2のアラートに相当)を他の情報処理装置100から取得する。
推定部132は、飛行体200からの落下警報を取得したことに応答して、飛行体200の落下位置や落下時刻を推定する。これらのような飛行体200の落下情報の推定には、飛行体200の位置情報、飛行体200から落下警報を受信した情報処理装置100の位置情報、飛行体200に対するハンドオーバ情報などを用いることができる。
送信部133は、推定された落下位置から所定範囲にいる端末300に危険を通知するため、落下位置から所定範囲の通信をカバーする1つまたは複数の情報処理装置100(第1の基地局に相当)に、図5に示したような推定落下情報(第2のアラートに相当)を送信する。
次に、図6を用いて、実施形態に係る飛行体200の機能構成について説明する。図6は、実施形態に係る飛行体200の機能構成例を示す図である。図6に示すように、端末300は、通信部210、記憶部220、制御部230を備える。なお、図6は本実施形態に係る機能構成のみを示している。そのため、飛行体200は、図6に示す以外にも、自律飛行するための飛行制御部や、加速度センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、および電波高度計などの各種センサ部、パラシュートを展開するためのパラシュート制御部などを含むことができる。
通信部210は、情報処理装置100と無線で接続され情報の送受信を行う。
記憶部220は、情報処理装置100の記憶部120同様、RAMなどによって実現される。図6に示すように、記憶部220は、落下警報記憶部221、経路情報記憶部222、自己診断プログラム記憶部223を有する。以下、記憶部220に含まれる各記憶部について順に説明する。
落下警報記憶部221は、飛行体200の落下警報に関する情報を記憶する。落下警報記憶部221に記憶される情報は、情報処理装置100の落下警報記憶部121のものと同様である。
経路情報記憶部222は、飛行体200の飛行経路に関する情報を記憶する。飛行体200は、経路情報記憶部222に予め記録される情報に基づいて出発地点から目的地点へ飛行を行う。
自己診断プログラム記憶部223は、飛行体200の自己診断プログラムを記憶する。飛行体200は、自己診断プログラムによって、自身の故障を検知することができる。
制御部230は、情報処理装置100の制御部130同様、端末300全体を司る処理部である。図6に示すように、制御部230は、取得部231、異常検知部232、算出部233、送信部234を有する。なお、制御部230の内部構成も、図6に示した構成や接続関係に限られない。
取得部231は、GNSS測位衛星から、飛行体200のGNSS位置情報を取得する。なお、位置情報は取得部231によって定期的に取得され、飛行体200の現在位置が捕捉される。また、この際、取得部231は、例えば、飛行体200のシステム日時を現在時刻として現在位置と併せて取得することができる。
異常検知部232は、飛行体200の各種センサの測定値などを監視し、墜落に繋がるような異常を検知する。具体的には、異常検知部232は、加速度センサやジャイロセンサによって、飛行体200に対する衝突を検知する。また、異常検知部232は、気圧センサや電波高度計によって、飛行体200の異常な高度低下を検知する。また、異常検知部232は、自己診断プログラムによって、飛行体200の故障を検知する。また、異常検知部232は、飛行体200の位置情報と経路情報とに基づいて、飛行体200が予め設定された飛行経路から所定距離以上離れてしまったことを検知する。なお、異常検知部232が検知する飛行体200の異常はこれらに限定されない。
算出部233は、飛行体200の現在の速度や重力加速度などから飛行体200の終端速度を算出する。なお、終端速度を情報処理装置100側で算出する場合、飛行体200は算出部233を有さなくてもよい。
送信部234は、落下警報や位置情報を情報処理装置100に送信する。また、送信部234は、飛行体200の現在位置として送信される位置情報と併せて、位置情報を取得した日時を現在日時として、情報処理装置100に送信することができる。位置情報などは送信部234によって定期的に情報処理装置100に送信され、情報処理装置100は、飛行体200の現在位置を捕捉する。
端末300および緊急通報受理機関サーバ400は、少なくとも通信部、記憶部、制御部を備えた一般的な情報処置装置であり、本実施形態を実現するにあたり、特別な機能を有する必要はない。
次に、図9を用いて、実施形態に係る飛行体から第三者への通知処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る飛行体から第三者への通知処理の流れを示すフローチャートである。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、推定部132と、送信部133とを有する。取得部131は、飛行体200からの第1のアラートを取得する。推定部132は、第1のアラートを取得したことに応答して、飛行体200の落下位置を推定する。送信部133は、推定された落下位置から所定範囲にいる端末300に通知するため、推定された落下位置から所定範囲の少なくとも一部に対する通信をカバーする1つまたは複数の第1の基地局(他の情報処理装置100)に第2のアラートを送信する。
上述してきた情報処理装置100、飛行体200、端末300、および緊急通報受理機関サーバ400は、例えば、図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、各装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
110 通信部
120 記憶部
121 落下警報記憶部
122 飛行体情報記憶部
123 推定落下情報記憶部
124 ハンドオーバ情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 推定部
133 送信部
200 飛行体
210 通信部
220 記憶部
221 落下警報記憶部
222 経路情報記憶部
230 制御部
231 取得部
232 異常検知部
233 算出部
234 送信部
300 端末
N ネットワーク
Claims (17)
- 飛行体からの第1のアラートを取得する取得部と、
前記第1のアラートを取得したことに応答して、前記飛行体の落下位置を推定する推定部と、
前記推定された落下位置から所定範囲にいる端末に通知するため、前記所定範囲の少なくとも一部に対する通信をカバーする1つまたは複数の第1の基地局に第2のアラートを送信する送信部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、前記飛行体において、前記飛行体に対する衝突を検知したことをトリガーとして送信されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、前記飛行体において、前記飛行体の位置情報に基づいた前記飛行体の異常な高度低下を検知したことをトリガーとして送信されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、前記飛行体において、自己診断プログラムによる前記飛行体の故障を検知したことをトリガーとして送信されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、前記飛行体において、前記飛行体が予め設定された飛行経路から所定距離以上離れてしまったことを検知したことをトリガーとして送信されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、前記飛行体の位置情報、進行方向および進行速度を含み、
前記推定部による前記落下位置の推定は、前記位置情報、前記進行方向および前記進行速度に基づいて推定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記推定部による前記落下位置の推定は、前記飛行体から前記第1のアラートを受信した第2の基地局の位置情報に基づいて推定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記推定部による前記落下位置の推定は、前記飛行体に対する、第3の基地局のハンドオーバ情報に基づいて推定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部はさらに、前記飛行体から、前記飛行体のパラシュートの開閉状況および開傘時刻を取得し、
前記推定部による前記落下位置の推定は、前記開閉状況および前記開傘時刻にさらに基づいて推定されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記推定部による前記落下位置の推定は、前記パラシュートが開いている場合、前記飛行体に対する風速および風向きにさらに基づいて推定されることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記送信部はさらに、前記第1の基地局に前記情報処理装置が含まれる場合、前記情報処理装置のセル範囲内の前記端末に第3のアラートを送信することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記送信部はさらに、緊急通報受理機関に緊急通報を送信することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記送信部によって送信される前記第2のアラートは、前記端末に緊急速報メールを送信するためのものであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記送信部によって送信される前記第2のアラートは、前記端末に自然言語による音声またはテキストで通知するためのものであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部によって取得される前記第1のアラートは、周囲に自然言語による音声で通知を行う前記飛行体から取得されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置が、
飛行体からの第1のアラートを取得し、
前記第1のアラートを取得したことに応答して、前記飛行体の落下位置を推定し、
前記推定された落下位置から所定範囲にいる端末に通知するため、前記所定範囲の少なくとも一部に対する通信をカバーする1つまたは複数の第1の基地局に第2のアラートを送信する
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置に、
飛行体からの第1のアラートを取得し、
前記第1のアラートを取得したことに応答して、前記飛行体の落下位置を推定し、
前記推定された落下位置から所定範囲にいる端末に通知するため、前記所定範囲の少なくとも一部に対する通信をカバーする1つまたは複数の第1の基地局に第2のアラートを送信する
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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