JP2021085396A - Egrクーラ - Google Patents

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【課題】EGRガスによる入口側エンドプレートの加熱を効果的に抑制する。【解決手段】EGRクーラ1は、ハウジング2と、ハウジング内に配置されEGRガスが流れる複数のガス管3と、複数のガス管の入口側端部3Aとハウジングとに固定され、冷却水Wが流れる水室6を区画する入口側エンドプレート4と、複数のガス管および入口側エンドプレートよりも入口側に離間して配置された遮熱プレート20とを備える。【選択図】図2

Description

本開示はEGRクーラに係り、特に、EGRガスを冷却するための水冷式EGRクーラに関する。ここでEGR(Exhaust Gas Recirculation)とは排気再循環の略称であり、内燃機関の排気ガスの一部(EGRガスという)を取り出して吸気系に環流させることをいう。
かかる水冷式EGRクーラでは一般的に、ハウジング内に、EGRガスが流れる複数のガス管を配置すると共に、入口側エンドプレートと出口側エンドプレートでハウジング内を仕切り、冷却水が流れる水室をハウジング内に画成している(例えば特許文献1参照)。そして、水室内の冷却水によりEGRガスの熱を奪うことで、EGRガスを冷却している。
特開平11−13551号公報
かかるEGRクーラにおいて、入口側エンドプレートの表面(入口側の面)ではEGRガスが直接当たるため、入口側エンドプレートが加熱される一方、入口側エンドプレートの裏面(出口側の側)では冷却水が接触されるため、入口側エンドプレートが冷却される。よってこれら熱の授受の影響で、入口側エンドプレートに熱歪が発生し、亀裂が発生することがある。
この対策として、例えば特許文献1に記載されたように、入口側エンドプレートよりも入口側に伝熱プレートを設け、入口側エンドプレートの表面にEGRガスが直接当たるのを抑制することが考えられる。
しかし、特許文献1の伝熱プレートは、熱を分散して加熱の均等化を図るものであるため、全てのガス管に固着されていると考えられる。これだと、伝熱プレートがEGRガスから受けた熱が、全てのガス管を伝わって入口側エンドプレートに伝達されるため、入口側エンドプレートの加熱を抑制する効果が低減されてしまう。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、EGRガスによる入口側エンドプレートの加熱を効果的に抑制することができるEGRクーラを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されEGRガスが流れる複数のガス管と、
前記複数のガス管の入口側端部と前記ハウジングとに固定され、冷却水が流れる水室を区画する入口側エンドプレートと、
前記複数のガス管および前記入口側エンドプレートよりも入口側に離間して配置された遮熱プレートと、
を備えることを特徴とするEGRクーラが提供される。
好ましくは、前記EGRクーラは、前記ハウジングの入口側端部に固定された入口側フランジをさらに備え、
前記遮熱プレートは前記入口側フランジに固定される。
好ましくは、前記遮熱プレートは、周方向に間隔を隔てた複数箇所で前記入口側フランジに固定される。
好ましくは、前記遮熱プレートは前記ハウジングに固定される。
好ましくは、前記EGRクーラは、
前記ハウジングの入口側端部に固定された入口側フランジと、
前記入口側フランジのフランジ面に重ね合わされるガスケットと、
を備え、
前記遮熱プレートは、前記ガスケットに一体に設けられる。
好ましくは、前記遮熱プレートは、前記複数のガス管のうちの一部のガス管に固定される。
好ましくは、前記遮熱プレートは、複数のガス通過穴を有する。
本開示によれば、EGRガスによる入口側エンドプレートの加熱を効果的に抑制することができる。
第1実施形態に係るEGRクーラの概略断面図である。 EGRクーラの要部拡大断面図である。 遮熱プレートを軸方向から見たときの図である。 第2実施形態に係るEGRクーラの要部拡大断面図である。 第3実施形態に係るEGRクーラの要部拡大断面図である。 第4実施形態に係るEGRクーラの要部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1実施形態に係るEGRクーラの概略断面図である。本実施形態のEGRクーラは、車両に搭載された内燃機関に適用されるものである。例えば、車両はトラック等の大型車両であり、内燃機関(エンジンともいう)はディーゼルエンジンである。しかしながら、車両および内燃機関の種類、用途等に特に限定はなく、例えば車両は乗用車等の小型車両であってもよいし、エンジンはガソリンエンジンであってもよい。
なおエンジンは、車両以外の移動体、例えば船舶、建設機械、または産業機械に搭載されたものであってもよい。またエンジンは、移動体に搭載されたものでなくてもよく、定置式のものであってもよい。
図示するEGRクーラ1においては、図中右側が、EGRガスGが導入される入口側であり、図中左側が、EGRガスGが排出される出口側である。以下便宜上、入口側を前、出口側を後とし、その他の上下左右の各方向を図示の如く定める。但しこれら各方向が説明の便宜上定められたものに過ぎない点に留意されたい。
EGRクーラ1の中心軸すなわちクーラ軸を符号Cで示す。以下特に断らない限り、軸方向、半径方向および周方向といった場合、クーラ軸Cを基準とした軸方向、半径方向および周方向を意味するものとする。クーラ軸Cは前後方向に平行である。EGRクーラ1は概して、軸方向に沿って直線的に延びた細長い形状を有している。
EGRクーラ1は、ハウジング2と、ハウジング2内に配置されEGRガスGが流れる複数のガス管3と、複数のガス管3の前側端部3Aとハウジング2に固定された入口側エンドプレート4と、複数のガス管3の後側端部3Bとハウジング2に固定された出口側エンドプレート5とを備える。入口側エンドプレート4と出口側エンドプレート5は、両者の間に、冷却水Wが流れる水室6を区画する。複数のガス管3は水室6内に収容され、水室6内の冷却水Wが、ガス管3内のEGRガスの熱を奪うことで、EGRガスが冷却される。
EGRクーラ1は、ハウジング2の前側端部に固定された入口側フランジ7と、ハウジング2の後側端部に固定された出口側フランジ8とをさらに備える。これらフランジ7,8は、EGRクーラ1の上下流側に配置された上流側EGR管9および下流側EGR管10との接続に使用される。
入口側フランジ7は、上流側EGR管9のフランジ11に入口側ガスケット12を挟んで接合され、図示しない複数のボルトによりフランジ11に締結される。同様に、出口側フランジ8は、下流側EGR管10のフランジ13に出口側ガスケット14を挟んで接合され、図示しない複数のボルトによりフランジ13に締結される。
EGRガスGは、上流側EGR管9からEGRクーラ1に導入され、EGRクーラ1を通じて冷却された後、EGRクーラ1から下流側EGR管10へと排出される。
またEGRクーラ1は、ハウジング2の前側端部に固定された冷却水入口管15と、ハウジング2の後側端部に固定された冷却水出口管16とをさらに備える。これら冷却水入口管15および冷却水出口管16は、水室6に対する冷却水Wの入口および出口をなす。冷却水入口管15および冷却水出口管16は対角状に配置され、すなわち、冷却水入口管15はハウジング2の前側端部の上端部に配置され、冷却水出口管16はハウジング2の後側端部の下端部に配置される。
加えてEGRクーラ1は、複数のガス管3および入口側エンドプレート4よりも前側に離間して配置された遮熱プレート20を備える。この点については後に詳述する。
ハウジング2は、軸方向に延びる断面円形の直管により形成される。ガス管3も、軸方向に延びる断面円形の直管により形成され、ハウジング2より小径とされる。複数のガス管3は、軸方向から見て概ね千鳥状に配列されるが、その配列方法は任意であり、例えば格子状に配列されても構わない。
入口側エンドプレート4、出口側エンドプレート5および遮熱プレート20は、軸方向に垂直でかつハウジング2と同軸の円形板により形成される。これらプレートには、複数のガス管3またはEGRガスGの通過を許容すべく複数の穴が設けられている。入口側フランジ7および出口側フランジ8の外形は任意であり、三角形、円形、四角形等とすることができる。
EGRクーラ1を構成する上述の各部品は金属製、例えばステンレス製であり、各部品をロー付けによって組み立てることで、EGRクーラ1が作製される。
EGRクーラ1は、前側に遮熱プレート20があることと、冷却水入口管15および冷却水出口管16の配置が上下逆であることとを除き、前後対称に構成される。よって以下、図2を参照して、EGRクーラ1の前端部かつ上端部の構造のみを代表的に説明し、他の部分については説明を割愛する。
図2に示すように、ハウジング2の前端面に、同一外径の入口側エンドプレート4が、ロー付けにより液密かつ同軸に固定される。入口側エンドプレート4には複数の管挿通穴21が設けられる。ガス管3は、その前端がフレア状に拡径され、前方から管挿通穴21に挿通された後、入口側エンドプレート4にロー付けで液密に固定される。ガス管3と入口側エンドプレート4のロー付け部(固定部)を参考までに符号22で示す。なおガス管3の前端はフレア状に拡径されていなくてもよい。
入口側フランジ7は、概して周方向に延びる環状に形成される。入口側フランジ7は、その後端内周部に形成されたハウジング嵌合面23と、ハウジング嵌合面23の前方に隣接して段差状に縮径された縮径部24と、縮径部24の内周面により形成されたプレート嵌合面25と、プレート嵌合面25の前方に隣接されたテーパ部26とを備える。
ハウジング嵌合面23は、入口側エンドプレート4が縮径部24の後端面に突き当たるまで、ハウジング2および入口側エンドプレート4の外周面に、前方から後方に向かって嵌合される。入口側フランジ7は、こうした嵌合により軸方向および径方向に正確に位置決めされた後、ロー付けによりハウジング2および入口側エンドプレート4に固定される。
遮熱プレート20は、こうした入口側フランジ7の固定前に、予め入口側フランジ7に固定される。すなわち、遮熱プレート20は、プレート嵌合面25の内側に後方から前方に向かって嵌合された後、プレート嵌合面25の軸方向の所定位置に位置決めされる。そして遮熱プレート20は、その外周縁部において、ロー付けによりプレート嵌合面25に固定される。ロー付け部(固定部)を符号27で示す。図示例ではロー付けを遮熱プレート20の前面に対し行っているが、後面に対し行ってもよい。
図3に示すように、遮熱プレート20は、熱による伸縮を許容できるよう、周方向に間隔を隔てた複数箇所でプレート嵌合面25に固定される。本実施形態の場合、周方向等間隔(120°間隔)の3箇所にロー付け部27があり、これらロー付け部27でのみ、遮熱プレート20が固定されている。なおロー付け部27の位置および数は変更可能である。但し遮熱プレート20は全周で固定せず、できるだけ拘束の少ない形で固定するのが好ましい。
こうして、遮熱プレート20が予め固定された入口側フランジ7が、ハウジング2に固定されると、その組立後の状態は図2に示す通りとなる。図示するように、遮熱プレート20は、入口側エンドプレート4よりも距離X1だけ前側に離間して配置され、さらには複数のガス管3よりも、距離X2だけ前側に離間して配置される(X1>X2)。
遮熱プレート20には、その前側に導入されたEGRガスを通過させてガス管3に導入させるための複数のガス通過穴28が設けられる。ガス通過穴28は、ガス管3の最前端に位置するガス管入口29と同軸、同径かつ同形状の円形穴とされ、ガス管3と同数設けられる。これらガス通過穴28の一部のみを図3に示す。
テーパ部26の半径方向内側には、EGRガスGを導入するためのガス入口30が画成される。ここに導入されたEGRガスGは、複数のガス通過穴28をそれぞれ通った後、直後のガス管3にそれぞれ導入される。テーパ部26により、最も半径方向外側のガス通過穴28までEGRガスGをスムーズに案内できる。
さて、仮に遮熱プレート20が無い比較例を想定した場合、ガス入口30に導入されたEGRガスGは、そのまま後方に流れて入口側エンドプレート4の表面すなわち前面に直接当たる。これにより入口側エンドプレート4は前面側から加熱される。一方、入口側エンドプレート4の裏面すなわち後面には冷却水Wが接触されているため、入口側エンドプレート4は後面側から冷却される。よってこれら熱の授受の影響で、入口側エンドプレート4に熱歪が発生し、亀裂が発生することがある。
特に、入口側フランジ7も、ガス入口30に導入されたEGRガスGにより加熱されている。入口側エンドプレート4が全周で入口側フランジ7に固定されているため、入口側フランジ7が熱により伸長すると、これに合わせて入口側エンドプレート4も伸長する。すると、入口側エンドプレート4の熱歪が益々大きくなり、亀裂が発生し易くなる。
そこで本実施形態では、入口側エンドプレート4よりも前側に離間して遮熱プレート20を設けている。これによると、ガス入口30内で後方に流れるEGRガスGを、入口側エンドプレート4ではなく、遮熱プレート20に直接衝突させることができる。これにより、入口側エンドプレート4の前面にEGRガスGが直接当たるのを抑制し、入口側エンドプレート4をEGRガスGから遮熱することができる。そしてEGRガスGにより入口側エンドプレート4が加熱されること、および、入口側エンドプレート4に熱歪が発生することを抑制することができる。
また本実施形態では、遮熱プレート20を、複数のガス管3よりも前側に離間して設けている。仮に遮熱プレート20を、複数のガス管3に接触させて設けると、遮熱プレート20がEGRガスから受けた熱を、複数のガス管3を通じて、入口側エンドプレート4に伝達させてしまい、入口側エンドプレート4の加熱を抑制する効果を低減させてしまう。しかしながら本実施形態によれば、遮熱プレート20を複数のガス管3から離間しているため、遮熱プレート20の熱が、複数のガス管3、ひいては入口側エンドプレート4に伝達するのを回避できる。これにより、EGRガスによる入口側エンドプレート4の加熱を効果的に抑制することができる。そして入口側エンドプレート4における熱歪および亀裂の発生を効果的に抑制することができる。
また、遮熱プレート20を、周方向に間隔を隔てた複数箇所で、入口側フランジ7に固定したので、それら固定箇所を除いて遮熱プレート20を自由に伸縮させることができ、遮熱プレート20の熱歪および亀裂も抑制できる。このとき、遮熱プレート20が複数のガス管3に固定されないので、遮熱プレート20の伸縮がガス管3によって阻害されたり、ガス管3に負荷を与えたりすることを回避できる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態を説明する。なお後述の他の実施形態において、前記第1実施形態と同様の部分には図中同一符号を付して説明を割愛し、以下、第1実施形態との相違点を主に説明する。
図4に示すように、第2実施形態においては、遮熱プレート20がハウジング2に固定される。すなわち、ハウジング2は第1実施形態よりも前側に延長され、この延長部分の内側に遮熱プレート20が嵌合され、ロー付けで固定されている。
入口側エンドプレート4も遮熱プレート20と同様、ハウジング2の内側に嵌合され、ロー付けで固定されている。ハウジング2の延長に合わせて、入口側フランジ7のハウジング嵌合面23も前側に延長される。ハウジング嵌合面23とテーパ部26は軸方向に垂直な段差面31で接続される。この段差面31にハウジング2の前端面が突き当てられることで、入口側フランジ7はハウジング2に対し軸方向に位置決めされる。
このように遮熱プレート20をハウジング2に固定しても、第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。
[第3実施形態]
図5に示すように、第3実施形態において、EGRクーラ1は、入口側フランジ7の前側のフランジ面32に重ね合わされるガスケット33を備える。そして遮熱プレート20は、ガスケット33に一体に設けられる。なお図1に示した入口側ガスケット12は省略され、その代わりにガスケット33が用いられる。
ガスケット33は、ステンレス等の金属板で形成されたメタルガスケットである。ガスケット33は、フランジ面32に重ね合わされる外周側のガスケット部分34と、遮熱プレート20として機能する内周側の遮熱プレート部分35と、ガスケット部分34および遮熱プレート部分35を連結する円筒状の連結部分36とを一体に備える。
ガスケット33は、遮熱プレート部分35がガスケット部分34より後方に突出する浅皿状に形成される。遮熱プレート部分35と連結部分36は入口側フランジ7内のガス入口30に挿入され、遮熱プレート部分35は第1実施形態の遮熱プレート20と同様の軸方向位置に位置づけられる。最外周側に位置するガス通過穴28(図5では最上端に位置するガス通過穴28)へのEGRガスの導入を容易にするため、このガス通過穴28に連続する切り欠き37が連結部分36に設けられる。
本実施形態によっても第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。特に本実施形態によれば、遮熱プレート20をロー付けで固定する必要がなくなる。そして、ガスケット33を挟んで入口側フランジ7と上流側EGR管9のフランジ11とを組み付けるだけで、遮熱プレート20を正確な位置に自動的に位置決めすることができる。
[第4実施形態]
図6に示すように、第4実施形態において、遮熱プレート20は、複数のガス管3のうちの一部のガス管3に固定される。
すなわち遮熱プレート20は、第1実施形態と同様、周方向の複数箇所(3箇所)のロー付け部27で入口側フランジ7に固定される。これに加え、遮熱プレート20は、複数のガス管3のうちの一部のガス管3にもロー付けで固定される。ロー付け部を符号38で示す。
このガス管3への固定に関し、遮熱プレート20は、全数のガス管3には固定されず、全数より少ない数のガス管3に固定される。図示例の場合だと、上から3本目のガス管3にのみ、遮熱プレート20が固定される。前述したように遮熱プレート20は、熱による伸縮が自由にできる方が好ましい。よって遮熱プレート20が固定されるガス管3の本数はできるだけ少ない方が好ましい。例えばこの本数を1本、2本または3本とすることができる。またガス管3への固定箇所は、外周縁部での固定箇所(ロー付け部27)よりできるだけ離間させ、遮熱プレート20全体で均等箇所に固定するのが好ましい。
本実施形態では図示するように、ガス管入口29の周りで1周するガス管3の前端面全体と、ガス通過穴28の周りで1周する遮熱プレート20の後面の部分とをロー付けしている。しかしながら、ロー付けはこのように1周行わなくてもよく、例えば半周もしくは、1周のうちの一部のみで行ってもよい。
本実施形態によっても第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。特に本実施形態によれば、遮熱プレート20を内周側でも固定できるので、遮熱プレート20の熱による伸縮を許容しつつ、遮熱プレート20の支持剛性を向上することができる。
なお本実施形態の変形例に関し、遮熱プレート20の外周縁部での固定(ロー付け部27)をなくし、全数より少ない数のガス管3に対してのみ、遮熱プレート20を固定してもよい。この構成が、全数のガス管に伝熱プレートを固定する特許文献1の構成と異なる点に留意されたい。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。
(1)例えば、遮熱プレート20等の固定方法はロー付けに限られない。通常の溶接やネジ止め等の他の固定方法が可能である。
(2)ガス通過穴28は、ガス管入口29と同軸でなくてもよく、ガス管入口29と同径でなくてもよく、ガス管入口29と同形状でなくてもよい。またガス通過穴28の形状は円形でなくてもよく、例えば三角形、四角形、多角形等であってもよい。
前述の各実施形態および変形例の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 EGRクーラ
2 ハウジング
3 ガス管
3A 前側端部
4 入口側エンドプレート
6 水室
7 入口側フランジ
20 遮熱プレート
32 フランジ面
33 ガスケット
G EGRガス
W 冷却水

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置されEGRガスが流れる複数のガス管と、
    前記複数のガス管の入口側端部と前記ハウジングとに固定され、冷却水が流れる水室を区画する入口側エンドプレートと、
    前記複数のガス管および前記入口側エンドプレートよりも入口側に離間して配置された遮熱プレートと、
    を備えることを特徴とするEGRクーラ。
  2. 前記ハウジングの入口側端部に固定された入口側フランジをさらに備え、
    前記遮熱プレートは前記入口側フランジに固定される
    請求項1に記載のEGRクーラ。
  3. 前記遮熱プレートは、周方向に間隔を隔てた複数箇所で前記入口側フランジに固定される
    請求項2に記載のEGRクーラ。
  4. 前記遮熱プレートは前記ハウジングに固定される
    請求項1に記載のEGRクーラ。
  5. 前記ハウジングの入口側端部に固定された入口側フランジと、
    前記入口側フランジのフランジ面に重ね合わされるガスケットと、
    を備え、
    前記遮熱プレートは、前記ガスケットに一体に設けられる
    請求項1に記載のEGRクーラ。
  6. 前記遮熱プレートは、前記複数のガス管のうちの一部のガス管に固定される
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のEGRクーラ。
  7. 前記遮熱プレートは、複数のガス通過穴を有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のEGRクーラ。
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