JP2021085100A - 上半身用衣類 - Google Patents

上半身用衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP2021085100A
JP2021085100A JP2019212317A JP2019212317A JP2021085100A JP 2021085100 A JP2021085100 A JP 2021085100A JP 2019212317 A JP2019212317 A JP 2019212317A JP 2019212317 A JP2019212317 A JP 2019212317A JP 2021085100 A JP2021085100 A JP 2021085100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
upper body
clothing
folded
front body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019212317A
Other languages
English (en)
Inventor
光 本間
Hikari Honma
光 本間
照恵 渡瀬
Terue Watase
照恵 渡瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shirasagi Knit Ind Co Ltd
Shirasagi Knit Industry Co Ltd
Original Assignee
Shirasagi Knit Ind Co Ltd
Shirasagi Knit Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shirasagi Knit Ind Co Ltd, Shirasagi Knit Industry Co Ltd filed Critical Shirasagi Knit Ind Co Ltd
Priority to JP2019212317A priority Critical patent/JP2021085100A/ja
Publication of JP2021085100A publication Critical patent/JP2021085100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

【課題】製造上の手間やコストを抑えつつ、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止することができる上半身用衣類を提供すること。【解決手段】本発明に係る上半身用衣類は、前身頃と後身頃を有する上半身用衣類であって、前身頃は、一部が折り返された状態で縫い付けられた折り返し部分を有する生地を使用しており、この生地の折り返し位置が前記前身頃の下端部となっており、かつ、この折り返し部分の面積が前身頃の全面積の20〜60%を占めることを特徴とする。本発明に係る上半身用衣類はまた、前記生地が、セルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維と、レーヨン又はナイロンとを掛け合わせた生地であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、腹部の冷えを局所的に防止できる上半身用衣類に関するものである。本発明は、更には、腹部の冷えを局所的に防止すると同時に、背中の通気性も良い上半身用衣類に関するものである。
腹部の冷えは、体調に悪影響をもたらすことが一般的に知られている。この傾向は女性ではより顕著である。
冬場はもちろんのこと、夏場であっても、エアコンを強くきかせているオフィスなどでは腹部の冷えは深刻な問題である。
従来、腹部の冷えを防止するためには、衣類とは独立して腹巻を腹部に着用することが知られていた。しかし、独立した腹巻は、暖かいという点では優れているものの、別途その下に衣類を着用する必要があることや、外見的にもオシャレ着とはいえないことなどの理由により、敬遠されがちである。
また、腹巻兼用肌着も知られているが、全体的に厚手の生地を用いるなどオシャレ着とはいい難いものであった。
他にも、特許文献1では、伸縮性をもった筒状の本体部で胴回りを覆い、肩紐で本体部の上端部を胸の位置に維持する腹巻キャミソールが開示されている。
しかし、この腹巻キャミソールは一部が折り返された状態で縫い付けられた折り返し部分を有する生地を使用したものではなく、腹部の冷えを局所的に防止するものではない。
非特許文献1でも、腹巻を吊り具とつなぎ合わせて一体にした腹巻吊り具付き腹巻が開示されているが、同じく、一部が折り返された状態で縫い付けられた折り返し部分を有する生地を使用したものではなく、腹部の冷えを局所的に防止するものではない。
特開2018−62717号公報
実用新案登録第3182374号公報
特許文献等に記載の腹巻は、衣類としても使える可能性があるが、着衣者の腹部相当箇所とそれ以外の箇所に同じ生地が使用されている。従って、着衣者の腹部の冷えを防止するために厚手の生地を使用すると、腹部以外にも厚手の生地が接触するため、腹部の冷えは防止できても全体的に熱がこもって不快になるという問題があった。特に夏場はその傾向が顕著である。逆に、全体的に熱がこもらないように薄手の生地を使用すると、今後は腹部が冷えてしまうという問題があった。
腹部の冷えを局所的に防止するために、衣類の腹部のみに厚手の生地を採用して縫い付けることも考えられるが、工程が余分に増えてコストがかさむ他、生地のつっぱりが発生する問題や、多くの縫い目が見えてしまうためデザイン的に好まれないという問題がある。
そこで、本発明は、比較的製造の手間がかからず、外見上目立ちにくく、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止できる上半身用衣類を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記目的に加えて、熱がこもりやすい背中箇所の通気性を高めて、発汗を促進するなどして、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止しつつ、背中箇所の快適性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る上半身用衣類は、
前身頃と後身頃を有する上半身用衣類であって、
前記前身頃は、一部が折り返された状態で縫い付けられた折り返し部分を有する生地を使用しており、前記生地の折り返し位置が前記前身頃の下端部となっており、かつ前記折り返し部分の面積が前記前身頃の全面積の20〜60%を占めることを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記折り返し部分が、前記前身頃の下端部から10cm以上の領域に及ぶことを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記生地が、セルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維を使用していることを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記生地が、セルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維と、レーヨン又はナイロンとを掛け合わせた生地であることを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記後身頃として、前記前身頃に使用されている前記生地よりも通気性の良い生地が使用されていることを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記通気性の良い生地が、メッシュ編地であることを特徴とする。
本発明に係る上半身用衣類はまた、前記上半身用衣類が、肌着であることを特徴とする。
本発明の上半身用衣類は、前記のような構成であるため、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止することができる。また、本発明の上半身用衣類は、腹部の冷えを局所的に防止するために余分にかかる製造上の手間が少ない。更に、本発明の上半身用衣類は、腹部においてそのような工夫がなされていることが、外見上目立ちにくい。
本発明に係る上半身用衣類の実施形態の正面図である。 本発明に係る上半身用衣類の実施形態の背面図である。 本発明に係る上半身用衣類の製造方法を示す図面である。 本発明に係る上半身用衣類の別の実施形態の正面図及び背面図を示す図面である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。しかし、以下の説明は、本発明の実施形態であって、特許請求の範囲に記載の内容を限定するものではない。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(本発明の上半身衣類1)
本発明の上半身用衣類1は、前身頃2、折り返し部4及び後身頃3を有している(図1、2)。
折り返し部4は、後述するように、型紙から切り抜いた前身頃2の生地の一部を折り返して縫い付けることによって作られる。折り返し後の折り返し位置は、前身頃2の下端部となる。
折り返し部4の大きさは、前身頃2の生地の型紙を設計することによって適宜調整することができる。
このとき、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止するという効果を得るためには、折り返し部4は小さすぎても大きすぎても好ましくない。
折り返し部4が小さすぎると、冷えを防止できる領域が着衣者の腹部と比較して小さくなることから効果が小さくなる。他方で、折り返し部4が大きすぎると、前身頃2の大部分を覆うこととなり、着衣者の腹部以外も冷えを防止することとなり、逆に熱いと感じることがあり得る。
この観点からは、前身頃2の全面積中の折り返し部4の占める面積の割合は、20〜60%が好ましい。
折り返し部4の形状は、一般的には長方形又は台形になることが多いが、これに限られない。しかし、折り返し部4が、着衣者の腹部の冷えを局所的に防止するという効果を発揮するためには、折り返し部4が、前身頃2の下端部から10cm以上の領域すべてをカバーすることが好ましい。
前身頃2に使用される生地は、一般に衣類に用いられる生地を使用することができ、特に限定されるものではない。
ただ、夏場に着用する上半身用衣類としては、前身頃2には、吸放湿性を高める観点から、生地にセルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維を使用することが好ましい。生地には更に、レーヨン又はナイロンを掛け合わせた繊維を使用ことが好ましい。
セルロースアセテート繊維としては、トリアセテート繊維(ソアロン(登録商標)、三菱ケミカル株式会社製)、ジアセテート繊維(リンダ(登録商標)、三菱ケミカル株式会社製)がある。
後身頃3に使用される生地もまた、一般に衣類に用いられる生地を使用することができ、特に限定されるものではない。前身頃2と同一の種類の生地を使用することもできるし、別の種類の生地を使用してもよい。
ただ、夏場に着用する上半身用衣類としては、背中に熱がこもりやすいことも十分に考慮する必要がある。すなわち、後身頃3に使用される生地は、前身頃2に使用される生地よりも通気性が高いことが好ましい。通気性を良くするためには、生地に使用する繊維を工夫するほか、編み方としてメッシュ編地やジャカード編地を採用することが考えられる。
(本発明の上半身衣類1の作り方)
本発明の上半身衣類1の作り方を、図3を用いて説明する。
まずは、前身頃2の切り抜き生地を準備する。図3(a)は、前身頃2を型紙通りに切り抜いた直後の状態を示したものである。折り返し部4を作ることを考慮して、前身頃2は、対応する部分の生地を余分に切り抜いてある。なお、折り返しライン5は、折り返しの説明のためにつけた線であり、実際の前身頃2の状態を示すものではない。
次に、前身頃2を一部折り返して折り返し部4を作る。図3(b)は、図3(a)の前身頃2を折り返しライン5で折り返して縫い付けた状態を示したものである。
図示はしていないが、折り返しライン5の目印として、折り返しライン5の両端に小さい切込みを入れておいたり、チャコライナーペン等で印を付けたりしてもよい。折り返し作業は、手作業又は機械作業で行うことができる。折り返した部分は丸くなるので、最終製品になるまでにアイロンがけなどによって折り目をつけておくことが望ましい。
最後に、前身頃2と後身頃3を接合する。図3(c)は、図3(b)の前身頃2と後身頃3とを接合ライン6で縫い付けた状態を示したものである。なお、図3(c)において、前身頃2と後身頃3の一部は省略している。このように、前身頃2と後身頃3とを両脇下部にて接合することによって、本発明の上半身衣類1は作られる。
着衣者の腹部の冷えを局所的に防止するためには、別途切り抜いた生地を腹部に相当する箇所に縫い付ける方法も考えられるところである。
しかし、この方法だと、本発明の上半身用衣類と比較して、切り抜く生地の点数が増えてしまう上に、製造上の手間が増えてしまうことになる。また、別途切り抜いた生地を縫い付けると縫い目が増えることから外見上目立ちやすいという問題や縫い目を理由とするつっぱりが生じやすくなるという問題も生じる。
(本発明の実施形態1)
図1、2は、本発明の実施形態に係る上半身用衣類1(女性用の夏用インナー、フレンチ袖)を説明する図である。
前身頃2の生地には、セルロースジアセテート(リンダ(登録商標)、三菱ケミカル株式会社製)29%、レーヨン52%、ポリエステル19%の繊維からなる生地が使用されている。
後身頃3の生地には、綿50%、ポリエステル50%の繊維からなる生地が使用されている。この生地は、メッシュ編地を採用して通気性を高めている。すなわち、後身頃3の生地には、前身頃2の生地とは別の種類の、より通気性の高い生地が用いられている。
なお、図2においては、後身頃3は、袖部分を含まないものとして図示している。
前身頃2の全面積中の折り返し部4の占める面積の割合は、45%程度であり、折り返し部4は、前身頃2の下端部から約20cmまでの領域すべてをカバーしている。
(本発明の実施形態2)
図4は、本発明の別の実施形態に係る上半身用衣類1(女性用の夏用インナー、キャミソール)を説明する図である。
前身頃2の生地には、キュプラ29%、ナイロン52%、ポリエステル19%の繊維からなる生地が使用されている。
後身頃3の生地には、綿50%、ポリエステル50%の繊維からなる生地が使用されている。この生地は、ジャガード編地を採用して通気性を高めている。すなわち、後身頃3の生地には、前身頃2の生地とは別の種類の、より通気性の高い生地が用いられている。
前身頃2の全面積中の折り返し部4の占める面積の割合は、55%程度であり、折り返し部4は、前身頃2の下端部から約20cmまでの領域すべてをカバーしている。
1 上半身用衣類
2 前身頃
3 後身頃
4 折り返し部
5 折り返しライン
6 前身頃2と後身頃3の接合ライン

Claims (7)

  1. 前身頃と後身頃を有する上半身用衣類であって、
    前記前身頃は、一部が折り返された状態で縫い付けられた折り返し部分を有する生地を使用しており、前記生地の折り返し位置が前記前身頃の下端部となっており、かつ前記折り返し部分の面積が前記前身頃の全面積の20〜60%を占めることを特徴とする上半身用衣類。
  2. 前記折り返し部分が、前記前身頃の下端部から10cm以上の領域に及ぶことを特徴とする請求項1記載の上半身用衣類。
  3. 前記生地が、セルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維を使用していることを特徴とする請求項1又は2に記載の上半身用衣類。
  4. 前記生地が、セルロースアセテート繊維又はキュプラ繊維と、レーヨン又はナイロンとを掛け合わせた生地であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の上半身用衣類。
  5. 前記後身頃として、前記前身頃に使用されている前記生地よりも通気性の良い生地が使用されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の上半身用衣類。
  6. 前記通気性の良い生地が、メッシュ編地であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の上半身用衣類。
  7. 前記上半身用衣類が、肌着であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の上半身用衣類。

JP2019212317A 2019-11-25 2019-11-25 上半身用衣類 Pending JP2021085100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212317A JP2021085100A (ja) 2019-11-25 2019-11-25 上半身用衣類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212317A JP2021085100A (ja) 2019-11-25 2019-11-25 上半身用衣類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021085100A true JP2021085100A (ja) 2021-06-03

Family

ID=76086942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019212317A Pending JP2021085100A (ja) 2019-11-25 2019-11-25 上半身用衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021085100A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7752681B2 (en) Article of clothing with wicking portion
US20080301849A1 (en) Sports garment
US20020069447A1 (en) Close fitting woman's undergarment
US2309601A (en) Undergarment
US8578518B1 (en) Stay tuck shirt
JP2007231490A (ja) 衣服の裏地
US2240902A (en) Garment construction
JP2021085100A (ja) 上半身用衣類
JP4909340B2 (ja) 上半身用衣類
CN113100506A (zh) 排汗透气衬衫及其制作方法
CN203676147U (zh) 一种男士平角保健内裤
CN113907447A (zh) 排汗透气防透视的双层针织t恤衬衫及其制作方法
US20100263105A1 (en) Comfortable and Cool Shirt Collar
CN207561388U (zh) 怀抱式袖型结构的西服及西服套装
JP4869450B1 (ja) 肌着
CN215992799U (zh) 上衣、裤子及衣服套装
JP4031186B2 (ja) アウターウエア兼用型インナーウエア
CN214015976U (zh) 一种有抑菌功能的t恤
CN212014462U (zh) 可外搭塑形连体衣
JP3209408U (ja) 作務衣用袖無し半襦袢
JP3980916B2 (ja) シャツ等の肌着
CN203341012U (zh) 女式衬衫
CN211581613U (zh) T恤衫
JP3101193U (ja) キャミソールおよびタンクトップ
JP3146354U (ja) ワキ蒸れ防止シャツ

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20191203