JP2021083217A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の車両を牽引可能な電動車両において、蓄電装置の温度上昇を抑制する。【解決手段】ECU26は、ハイブリッド車両100が他車をトーイングしていない場合には、第1の制御マップに従って決定される冷却能力を冷却装置24が発揮するように冷却装置24を制御する。一方、ハイブリッド車両100が他車をトーイングしている場合には、ECU26は、第2の制御マップに従って決定される冷却能力を冷却装置24が発揮するように冷却装置24を制御する。ここで、第2の制御マップに従って決定される冷却装置24の冷却能力は、第1の制御マップに従って決定される冷却装置24の冷却能力よりも高い。【選択図】図1

Description

本開示は、他の車両を牽引可能な電動車両に関する。
特許第4561743号公報(特許文献1)には、二次電池(蓄電装置)と、車室内の空気を二次電池に送風する冷却ファン(冷却装置)とを備えるハイブリッド自動車(電動車両)が開示されている。このハイブリッド自動車では、二次電池が高温である場合に、冷却ファンが作動される。これにより、二次電池が冷却される(特許文献1参照)。
特許第4561743号公報
ハイブリッド自動車や電気自動車のように電動機で走行する電動車両においても、他の車両を牽引(トーイング)する場合が想定される。他車をトーイング可能な電動車両においては、トーイング中は、非トーイング中に比べて走行負荷が増大するため、走行用の電力を出力する蓄電装置の負荷が増大する。蓄電装置の負荷増大により蓄電装置の温度が上昇すると、蓄電装置を保護するために蓄電装置の入出力が制限されたり、蓄電装置の劣化が促進されたりする。
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、他の車両を牽引可能な電動車両において、蓄電装置の温度上昇を抑制することである。
本開示の電動車両は、他の車両を牽引可能な電動車両であって、走行用の電動機と、電動機へ供給される電力を蓄える蓄電装置と、蓄電装置を冷却する冷却装置と、冷却装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、電動車両が他の車両を牽引していない場合には、第1の制御マップに従って決定される冷却能力を冷却装置が発揮するように冷却装置を制御し、電動車両が他の車両を牽引している場合には、第2の制御マップに従って決定される冷却能力を冷却装置が発揮するように冷却装置を制御する。ここで、第2の制御マップに従って決定される冷却装置の冷却能力は、第1の制御マップに従って決定される冷却装置の冷却能力よりも高い。
この電動車両においては、電動車両が他の車両を牽引している場合には、第2の制御マップが用いられることにより、電動車両が他の車両を牽引していない場合に比べて、冷却装置の冷却能力が高められる。したがって、この電動車両によれば、電動車両が他の車両を牽引している場合に、蓄電装置の温度が上昇するのを抑制することができる。
本開示の電動車両によれば、電動車両が他の車両を牽引している場合に、蓄電装置の温度が上昇するのを抑制することができる。その結果、蓄電装置の入出力が制限されて走行性能が低下するのを抑制することができ、また、蓄電装置の劣化が促進されるのを抑制することができる。
本開示の実施の形態に従う電動車両の全体構成を説明するブロック図である。 蓄電装置16の温度と、蓄電装置の出力上限及び入力上限との関係を示す図である。 通常時(非トーイング時)用の制御マップ(第1の制御マップ)の一例を示す図である。 トーイング時用の制御マップ(第2の制御マップ)の一例を示す図である。 冷却装置のファン風量を決定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5のステップS80の処理におけるファン風量のアップ率の一例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本開示の実施の形態に従う電動車両の全体構成を説明するブロック図である。なお、以下では、電動車両が、走行用の動力源として電動機とともにエンジンを搭載したハイブリッド車両である場合について代表的に説明するが、本開示に従う電動車両は、ハイブリッド車両に限定されるものではなく、エンジンを搭載しない電気自動車や、燃料電池を搭載した燃料電池車両であってもよい。
図1を参照して、ハイブリッド車両100は、エンジン2と、駆動装置22と、伝達ギヤ8と、駆動軸12と、車輪14と、蓄電装置16と、冷却装置24と、ECU(Electronic Control Unit)26と、トーイングスイッチ30とを備える。
エンジン2は、燃料の燃焼による熱エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。エンジン2の燃料としては、ガソリンや軽油、エタノール、液体水素、天然ガスなどの炭化水素系燃料、又は、液体若しくは気体の水素燃料が好適である。
駆動装置22は、動力分割装置4と、モータジェネレータ6,10と、電力変換器18,20とを含む。モータジェネレータ6,10は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。モータジェネレータ6は、動力分割装置4を経由してエンジン2により駆動される発電機として用いられるとともに、エンジン2を始動するための電動機としても用いられる。モータジェネレータ10は、主として電動機として動作し、駆動軸12を駆動する。一方で、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ10は、発電機として動作して回生発電を行なう。
動力分割装置4は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。動力分割装置4は、エンジン2の駆動力を、モータジェネレータ6の回転軸に伝達される動力と、伝達ギヤ8に伝達される動力とに分割する。伝達ギヤ8は、車輪14を駆動するための駆動軸12に連結される。また、伝達ギヤ8は、モータジェネレータ10の回転軸にも連結される。
蓄電装置16は、再充電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置16は、たとえば、リチウムイオン電池或いはニッケル水素電池等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を含んで構成される。なお、リチウムイオン二次電池は、リチウムを電荷担体とする二次電池であり、電解質が液体の一般的なリチウムイオン二次電池のほか、固体の電解質を用いた所謂全固体電池も含み得る。
蓄電装置16は、電力変換器18,20へ電力を供給する。また、蓄電装置16は、モータジェネレータ6及び/又は10の発電時に発電電力を受けて充電される。さらに、蓄電装置16は、図示しない監視モジュールによって、蓄電装置16の温度TB、電圧VB、及び入出力電流IBを検出し、その各検出値をECU26へ送信する。
電力変換器18は、ECU26から受ける制御信号に基づいて、モータジェネレータ6と蓄電装置16との間で双方向の直流/交流電力変換を実行する。同様に、電力変換器20は、ECU26から受ける制御信号に基づいて、モータジェネレータ10と蓄電装置16との間で双方向の直流/交流電力変換を実行する。これにより、モータジェネレータ6,10は、蓄電装置16との間での電力の授受を伴なって、電動機として動作するための正トルク又は発電機として動作するための負トルクを出力することができる。電力変換器18,20は、たとえばインバータによって構成される。なお、蓄電装置16と電力変換器18,20との間に、直流電圧変換のための昇圧コンバータを配置してもよい。
冷却装置24は、蓄電装置16を冷却するための装置であり、蓄電装置16へ冷却風を供給する冷却ファンを含んで構成される。冷却装置24は、ECU26からの制御指令に従って、冷却ファンの作動/停止の切替、及び冷却能力すなわちファン風量の調整を行なうことができる。なお、本実施の形態では、冷却装置24は、冷却ファンによる空冷式のものとしているが、冷却水を用いた水冷式のものであってもよい。
ECU26は、CPU(Central Processing Unit)27と、メモリ(RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory))28と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)と等を含んで構成される。CPU27は、ROMに格納されているプログラムをRAM等に展開して実行する。ROMに格納されているプログラムには、CPU27により実行される処理が記されている。ECU26は、プログラムに記された処理を実行することにより、ハイブリッド車両100における各機器の制御を行なう。なお、制御の一部又は全部については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
ECU26の主要な制御として、ECU26は、車速とアクセルペダルの操作量に応じたアクセル開度とに基づいて車両駆動トルク(要求値)を算出し、算出された車両駆動トルクに基づいて車両駆動パワー(要求値)を算出する。そして、ECU26は、蓄電装置16のSOCに基づいて蓄電装置16の充電要求パワーをさらに算出し、車両駆動パワーに充電要求パワーを加えたパワー(以下「車両パワー」と称する。)を発生するようにエンジン2及び駆動装置22を制御する。
また、ECU26は、蓄電装置16の温度TB、電圧VB、入出力電流IBの各検出値を蓄電装置16から取得する。さらに、ECU26は、ハイブリッド車両100が他の車両をトーイング中であるか否かを示す信号をトーイングスイッチ30から取得する。
そして、ECU26は、蓄電装置16の電圧VB及び/又は電流IBの検出値に基づいて、蓄電装置16のSOC(State Of Charge)を算出する。SOCの算出方法については、OCV(Open Circuit Voltage)とSOCとの関係を示すOCV−SOCカーブ(マップ等)を用いた手法や、充放電電流の積算値を用いた手法等、公知の各種手法を用いることができる。
また、ECU26は、蓄電装置16の温度TB及びSOCに基づいて、蓄電装置16から出力可能な電力(放電電力)の上限を示す出力上限Wout、及び蓄電装置16が入力可能な電力(充電電力)の上限を示す入力上限Winを算出する。そして、ECU26は、蓄電装置16の出力(放電電力)及び入力(充電電力)がそれぞれ出力上限Wout及び入力上限Winを超えないように、蓄電装置16の入出力を制御する。
図2は、蓄電装置16の温度TBと、蓄電装置16の出力上限Wout及び入力上限Winとの関係を示す図である。図2において、横軸は温度TBを示し、縦軸は蓄電装置16に入出力される電力を示す。電力(W)については、正値は、蓄電装置16から電力が出力されることを示し(放電)、負値は、蓄電装置16へ電力が入力されることを示す(充電)。
図2を参照して、線L1は、蓄電装置16の出力上限Woutを示し、線L2は、蓄電装置16の入力上限Winを示す。温度TBがしきい値Tthを超えると、蓄電装置16を保護するために、出力上限Wout及び入力上限Winとも、その大きさが小さくなる。なお、この例では、温度TBの上昇に従って出力上限Wout及び入力上限Winの大きさを低下させるしきい値Tthは、出力上限Woutと入力上限Winとで同じ値としているが、出力上限Woutと入力上限Winとで異なるしきい値としてもよい。
なお、特に図示しないが、SOCと、出力上限Wout及び入力上限Winとの関係については、SOCが下限しきい値を下回った場合に、SOCが低下するほど出力上限Woutは小さくなり、SOCが上限しきい値を上回った場合に、SOCが上昇するほど入力上限Winは小さくなる。
再び図1を参照して、ECU26は、さらに、蓄電装置16の温度TB及び車速Vに基づいて、冷却装置24を制御する。ECU26は、基本的には、温度TBが所定値を超えると冷却装置24を作動させ、温度TB及び車速Vが高いほど、冷却装置24の冷却ファンの回転数を高めることによって冷却ファンの風量を増加させる。なお、車速Vについては、図示しない車速センサ等によって検出される。
ここで、ハイブリッド車両100は、他の車両をトーイング可能であり、トーイング中は、トーイングスイッチ30からの信号が活性化される。そして、トーイング中は、非トーイング中に比べてハイブリッド車両100の走行負荷が増大するため、蓄電装置16の負荷が増大する。蓄電装置16の負荷増大により蓄電装置16の温度TBが上昇すると、図2に示したように蓄電装置16の入出力が制限されたり、蓄電装置16の劣化が促進されたりする。
そこで、本実施の形態に従うハイブリッド車両100では、ECU26は、ハイブリッド車両100が他車をトーイング中であるか否かをトーイングスイッチ30からの信号に基づいて判定し、トーイング中は、非トーイング中に比べて、冷却装置24の冷却能力を高める。具体的には、トーイング中は、非トーイング中に比べて、蓄電装置16の温度上昇に対して早期に冷却ファンを作動させるとともに、同一条件下(温度TB及び車速V)での冷却ファンの風量を増加させる。さらに、本実施の形態では、蓄電装置16の負荷がしきい値を超えた場合には、負荷が上昇するに従って冷却ファンの風量を増加させる。これにより、他車のトーイング時に蓄電装置16の温度TBが上昇するのを抑制することができる。
トーイングスイッチ30は、トーイング中か否かを切り替えるためのスイッチであり、たとえば、トーイング中か非トーイング中かをユーザが手動操作可能な切替スイッチによって構成される。なお、トーイングスイッチ30は、このようなユーザが手動操作可能な切替スイッチに限定されるものではなく、たとえば、牽引フックと他車との連結を検知するために牽引フックに設けられたセンサであってもよいし、牽引される他車との間で有線による信号伝達が行なわれる場合にその有線の接続を検知するセンサであってもよい。
本実施の形態では、蓄電装置16の温度と、ハイブリッド車両100の車速と、冷却装置24の冷却ファンの風量(冷却能力)との関係を規定した制御マップが、実験やシミュレーション等による事前の評価に基づいて予め準備され、メモリ28のROMに記憶されている。そして、その制御マップを用いて、蓄電装置16の温度TB及び車速Vから冷却ファンの風量(冷却能力)が決定される。
そして、本実施の形態に従うハイブリッド車両100では、トーイング中は、非トーイング中に比べて、冷却装置24の冷却能力を高めるために、通常時(非トーイング時)用の制御マップ(第1の制御マップ)とは別に、トーイング時用の制御マップ(第2の制御マップ)が設けられる。
図3は、通常時(非トーイング時)用の制御マップ(第1の制御マップ)の一例を示す図である。図3において、横軸はハイブリッド車両100の車速を示し、縦軸は冷却装置24の冷却ファンの風量(以下「ファン風量」と称する場合がある。)を示す。なお、冷却ファンの回転数と風量との対応関係が予め求められており、制御マップから求められたファン風量に応じた回転数指令が冷却装置24に与えられることで、所望のファン風量が実現される。
図3を参照して、線k11は、蓄電装置16の温度TBがT1であるときのファン風量を示す。この温度T1は、通常時(非トーイング時)に冷却ファン(冷却装置24)を作動させるしきい値であり、温度TBがT1よりも低いときは、冷却ファンは停止し、温度TBがT1を超えると、冷却ファンが作動する。この例では、車速が0(停車中)のときは、ファン風量がa1に設定され、たとえば車速がV1(V1≠0)のときは、制御マップに従ってファン風量がa11(a11>a1)に設定される。
線k12は、温度TBがT2(T2>T1)であるときのファン風量を示す。温度TBがT2の場合は、車速が0のときは、ファン風量がa2(a2>a1)に設定され、車速がV1のときは、ファン風量がa12(a12>a2,a11)に設定される。
線k13は、温度TBがT3(T3>T2)であるときのファン風量を示す。温度TBがT3の場合は、車速が0のときは、ファン風量がa3(a3>a2)に設定され、車速がV1のときは、ファン風量がa13(a13>a3,a12)に設定される。
なお、温度TBがT1とT2との間のときのファン風量は、たとえば、温度TBをT1としたときのファン風量と、温度TBをT2としたときのファン風量とを線形補間した値とすることができる。同様に、温度TBがT2とT3との間のときのファン風量は、たとえば、温度TBをT2としたときのファン風量と、温度TBをT3としたときのファン風量とを線形補間した値とすることができる。また、温度TBがT3を超えたときのファン風量は、温度TBがT3であるときの値としてもよいし、ファン風量をさらに増量可能である場合には、温度TBがT3を超えた度合いに応じて増量させた値としてもよい。
図4は、トーイング時用の制御マップ(第2の制御マップ)の一例を示す図である。この図4は、図3に示した通常時(非トーイング時)用の制御マップ(第1の制御マップ)に対応するものである。
図4を参照して、線k20は、蓄電装置16の温度TBがT0(T0<T1)であるときのファン風量を示す。この温度T0は、トーイング時に冷却ファン(冷却装置24)を作動させるしきい値であり、温度TBがT0よりも低いときは、冷却ファンは停止し、温度TBがT0を超えると、冷却ファンが作動する。すなわち、トーイング中は、温度TBが、非トーイング時の冷却ファンの作動開始温度であるT1よりも低いT0に達すると冷却ファンを作動させる。なお、この例では、車速が0(停車中)のときは、ファン風量がa1に設定され、たとえば車速がV1(V1≠0)のときは、ファン風量がa11(a11>a1)に設定される。
線k21は、温度TBがT1(T1>T0)であるときのファン風量を示す。温度TBがT1の場合は、車速が0のときは、ファン風量がa2(a2>a1)に設定され、車速がV1のときは、ファン風量がa12(a12>a2,a11)に設定される。
線k22は、温度TBがT2(T2>T1)であるときのファン風量を示す。温度TBがT2の場合は、車速が0のときは、ファン風量がa3(a3>a2)に設定され、車速がV1のときは、ファン風量がa13(a13>a3,a12)に設定される。
線k23は、温度TBがT3(T3>T2)であるときのファン風量を示す。温度TBがT3の場合は、車速が0のときは、ファン風量がa4(a4>a3)に設定され、車速がV1のときは、ファン風量がa14(a14>a4,a13)に設定される。
なお、温度TBがT0とT1との間のときのファン風量は、たとえば、温度TBをT0としたときのファン風量と、温度TBをT1としたときのファン風量とを線形補間した値とすることができる。温度TBがT1とT2との間のときのファン風量、及び温度TBがT2とT3との間のときのファン風量についても同様である。また、温度TBがT3を超えたときのファン風量については、温度TBがT3であるときの値としてもよいし、ファン風量をさらに増量可能である場合には、温度TBがT3を超えた度合いに応じて増量させた値としてもよい。
このように、トーイング中(図4)は、非トーイング中(図3)に対して、冷却ファンを作動させる温度のしきい値をT1からT0に引き下げ、非トーイング中に比べて、蓄電装置16の温度上昇に対して早期に冷却ファンを作動させる。また、トーイング中(図4)は、非トーイング中(図3)に比べて、同一条件下での冷却ファンの風量を増加させる。一例として、温度TBがT2、車速VがV1のとき、非トーイング中(図3)のファン風量がa12に設定されるのに対して、トーイング中(図4)のファン風量は、a12よりも大きいa13に設定される。
なお、図3,図4では、トーイング中(図4)の線k20(温度T0時),k21(温度T1時),k22(温度T2時)は、それぞれ非トーイング中(図3)の線k11(温度T1時),k12(温度T2時),k13(温度T3時)と同じであるとしているが、線k20,k21,k22は、それぞれ線k11,k12,k13と必ずしも同じである必要はない。
図5は、冷却装置24のファン風量を決定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、図1に示したECU26により実行され、所定の周期毎に繰り返し実行される。
図5を参照して、ECU26は、蓄電装置16の温度TB及び電流IBを蓄電装置16から取得し、また、ハイブリッド車両100の車速Vを図示しない車速センサから取得する(ステップS10)。
次いで、ECU26は、トーイングスイッチ30からの信号に基づいて、ハイブリッド車両100が他車をトーイング中であるか否かを判定する(ステップS20)。
ステップS20において、トーイング中ではないと判定されると(ステップS20においてNO)、ECU26は、蓄電装置16の温度TBがしきい値T1以上であるか否かを判定する(ステップS30)。温度TBがしきい値T1よりも低いと判定されたときは(ステップS30においてNO)、ステップS40の処理は実行されずにリターンへと処理が移行される。
ステップS30において、温度TBがしきい値T1以上であると判定されると(ステップS30においてYES)、ECU26は、通常時(非トーイング時)用の第1の制御マップ(図3)をメモリ28のROMから読み出す。そして、ECU26は、その第1の制御マップを用いて、温度TB及び車速Vに基づいて冷却装置24の冷却ファンの風量を決定する(ステップS40)。
一方、ステップS20において、トーイング中であると判定されると(ステップS20においてYES)、ECU26は、蓄電装置16の温度TBがしきい値T0(T0<T1)以上であるか否かを判定する(ステップS50)。温度TBがしきい値T0よりも低いと判定されたときは(ステップS50においてNO)、以降の処理は実行されずにリターンへと処理が移行される。
ステップS50において、温度TBがしきい値T0以上であると判定されると(ステップS50においてYES)、ECU26は、トーイング時用の第2の制御マップ(図4)をメモリ28のROMから読み出す。そして、ECU26は、その第2の制御マップを用いて、温度TB及び車速Vに基づいて冷却装置24の冷却ファンの風量を決定する(ステップS60)。
さらに、ECU26は、蓄電装置16の負荷がしきい値LDthよりも高いか否かを判定する(ステップS70)。このしきい値LDthは、蓄電装置16の状態を温度からだけでなく負荷からも監視して、負荷に応じて冷却装置24の冷却能力をさらにアップさせるための負荷レベルを規定するものである。なお、蓄電装置16の負荷は、たとえば、電流IBの二乗値によって表わされる。
ステップS70において、蓄電装置16の負荷がしきい値LDthよりも大きいと判定されると(ステップS70においてYES)、ECU26は、蓄電装置16の負荷に応じて、ステップS60において決定されたファン風量をさらに増加させる(ステップS80)。
図6は、図5のステップS80の処理におけるファン風量のアップ率の一例を示す図である。図6を参照して、蓄電装置16の負荷がしきい値LDth以下のときは、ファン風量のアップ率は0である。すなわち、この場合は、ファン風量は、ステップS60において決定された値となる。
蓄電装置16の負荷がLDthからLD1(LD1>LDth)のときは、ファン風量のアップ率は10%に設定される。すなわち、この場合は、ファン風量は、ステップS60において決定された値の110%の値となる。なお、負荷をLDthとしたときのアップ率(0%)と、負荷をLD1としたときのアップ率(10%)とを線形補間した値としてもよい。
蓄電装置16の負荷がLD1からLD2(LD2>LD1)のときは、ファン風量のアップ率は15%に設定される。すなわち、この場合は、ファン風量は、ステップS60において決定された値の115%の値となる。なお、負荷をLD1としたときのアップ率(10%)と、負荷をLD2としたときのアップ率(15%)とを線形補間した値としてもよい。
蓄電装置16の負荷がLD2からLD3(LD3>LD2)のときは、ファン風量のアップ率は20%に設定される。すなわち、この場合は、ファン風量は、ステップS60において決定された値の120%の値となる。なお、負荷をLD2としたときのアップ率(15%)と、負荷をLD3としたときのアップ率(20%)とを線形補間した値としてもよい。
なお、蓄電装置16の負荷がLD3よりも高いときは、ファン風量のアップ率は、20%としてもよいし、負荷がLD3を超えた量に応じて20%より増量させてもよい。
以上のように、この実施の形態においては、ハイブリッド車両100が他車をトーイングしている場合には、第2の制御マップ(図4)が用いられるので、ハイブリッド車両100が他車をトーイングしていない場合に比べて、冷却装置24の冷却能力が高められる。したがって、この実施の形態によれば、ハイブリッド車両100が他車をトーイングしている場合に、蓄電装置16の温度が上昇するのを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態では、トーイング中に蓄電装置16の温度TBがしきい値T0以上である場合において、蓄電装置16の負荷がしきい値LDthよりも大きいときに、蓄電装置16の負荷に応じてファン風量を増加させるものとしたが(図6のステップS70,S80)、ステップS70,S80の処理はなくてもよい。ステップS70,S80の処理がなくても、トーイング中は、第2の制御マップ(図4)を用いてファン風量が決定されるので、非トーイング中に比べて、冷却装置24の冷却能力が高められている。
また、上記の実施の形態では、ハイブリッド車両100は、エンジン2と2つのモータジェネレータ6,10とが動力分割装置4によって連結された構成のものについて説明したが、本開示の内容が適用されるハイブリッド車両は、このような構成のものに限定されない。
たとえば、エンジンと1つのモータジェネレータとが、クラッチを介して直列的に連結された構成のハイブリッド車両に対しても、本開示の内容を適用することが可能である。また、モータジェネレータ6を駆動するためにのみエンジン2を用い、モータジェネレータ10でのみ車両の駆動力を発生する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車両にも、本開示の内容は適用可能である。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 エンジン、4 動力分割装置、6,10 モータジェネレータ、8 伝達ギヤ、12 駆動軸、14 車輪、16 蓄電装置、18,20 電力変換器、22 駆動装置、24 冷却装置、27 CPU、28 メモリ、30 トーイングスイッチ、100 ハイブリッド車両。

Claims (1)

  1. 他の車両を牽引可能な電動車両であって、
    走行用の電動機と、
    前記電動機へ供給される電力を蓄える蓄電装置と、
    前記蓄電装置を冷却する冷却装置と、
    前記冷却装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記電動車両が他の車両を牽引していない場合には、第1の制御マップに従って決定される冷却能力を前記冷却装置が発揮するように前記冷却装置を制御し、
    前記電動車両が他の車両を牽引している場合には、第2の制御マップに従って決定される冷却能力を前記冷却装置が発揮するように前記冷却装置を制御し、
    前記第2の制御マップに従って決定される前記冷却装置の冷却能力は、前記第1の制御マップに従って決定される前記冷却装置の冷却能力よりも高い、電動車両。
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