JP2021082990A - 音圧計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のスピーカに対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて設置することができる音圧計測装置を提供する。【解決手段】音圧計測装置100が、スピーカ13が発する音の音圧を計測する音圧センサ110と、スピーカ13のホーン13aにおける開口端縁13b側の一部分13cを挟み込んで把持するとともに、音圧センサ110をホーン13aの内側に向けて保持する保持部120と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば鉄道の踏切に警報機として設置されたスピーカ等が発する音の音圧を計測する音圧計測装置に関する。
従来、例えば鉄道における踏切の警報機等のように屋外に設置されたスピーカの機能点検は、多くの場合、メンテナンス要員による定期的な点検作業によって行われている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の点検作業では、メンテナンス要員が音圧センサを用いてスピーカが発する音の音圧を計測することでスピーカの機能点検が行われる。
特開2016−175444号公報
ここで、定期的な機能点検では、点検時期が来なければスピーカの機能が確認されず、スピーカの機能低下に対する即応性の点で改善の余地がある。このような即応性を担保するために、既存のスピーカの近傍への音圧センサの設置により、メンテナンス要員が設置現場に実際に足を運ばなくとも随時に音圧を計測可能とすることが考えられる。しかしながら、多くの場合、音圧センサの設置のためには、まず、センサ設置のための構造物をスピーカの近傍に取り付けなければならないのが現状である。このような構造物については部品費が嵩むことに加え、踏切の警報機等といった屋外置きのスピーカの多くが高所に設置されていることから、その近傍への取り付けに非常な手間を伴うという問題がある。
従って、本発明は、上記のような改善の余地に着目し、既存のスピーカに対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて設置することができる音圧計測装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の音圧計測装置は、スピーカが発する音の音圧を計測する音圧センサと、前記スピーカのホーンにおける開口端縁側の一部分を挟み込んで把持するとともに、前記音圧センサを前記ホーンの内側に向けて保持する保持部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の音圧計測装置によれば、スピーカのホーンの内側に向けられて保持された音圧センサにより、スピーカが発する音の音圧を随時に計測することができる。そして、このような音圧センサの保持を、ホーンにおける開口端縁側の一部分を挟み込んで把持するといった簡易な取付けが可能な保持部によって、部品費を要する他の構造物等を用いることなく行うことができる。このように、本発明の音圧計測装置は、スピーカに対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて設置することができる。
ここで、本発明の音圧計測装置において、前記保持部が、前記開口端縁に接触して当該開口端縁の形状に追随して変形する弾性部材を有し、当該弾性部材を介して前記一部分を把持することが好適である。
この構成によれば、ホーンの開口端縁の形状に追随して変形する弾性部材を介することで、上記の保持部に、ホーン形状が異なる様々なスピーカの開口端縁側の一部分を把持させることができる。つまり、上記の構成によれば、このような様々なスピーカに音圧計測装置を取り付けることができる。
また、本発明の音圧計測装置において、前記保持部が、一対の把持片の一方が他方に対してねじの締込みや緩めによって接近したり離隔したりするクランプを有し、当該クランプによって前記一部分を把持することも好適である。
この構成によれば、高い取付け強度が得られる上記のクランプにより、スピーカに音圧計測装置を強固に取り付けることができる。
また、本発明の音圧計測装置において、前記保持部が、一対の把持片の一方が他方に対してばねによって付勢されたばねクリップを有し、当該ばねクリップによって前記一部分を把持することも好適である。
この構成によれば、取付け操作が非常に簡単なばねクリップにより、スピーカに音圧計測装置を一層簡単に取り付けることができる。
また、本発明の音圧計測装置において、前記スピーカが柱状物の上端側に設置されており、前記柱状物における前記スピーカよりも下方位置に設置され、前記音圧センサに電力を供給するとともに、当該音圧センサの出力電圧を、前記音圧を表す信号に変換して所定の受信装置へ送出する制御ユニットと、前記音圧センサと前記制御ユニットとを電気的に接続し、前記制御ユニットから前記音圧センサへの電力供給及び前記音圧センサから前記制御ユニットへの電圧出力を中継する中継ケーブルと、を備えたことも好適である。
この構成によれば、電力供給や信号変換や信号送出を行う制御ユニットが、柱状物の上端側といったメンテナンス要員が容易にはアクセスできない位置のスピーカよりも下方位置に設置されている。これにより、例えば電源として電池を用いた場合の電池交換や信号処理に関わる回路のメンテナンス等といった、音圧センサのメンテナンス等に比べて頻度が高くなりがちな作業を、上記の下方位置において容易に行うことができる。また、音圧センサと制御ユニットとが無線接続ではなく中継ケーブルで有線接続されているので、何等かの要因により音圧センサがスピーカから外れるようなことがあっても音圧センサの散逸を抑えることができる。
また、この構成において、前記中継ケーブルが、前記音圧センサと前記制御ユニットとの間で前記柱状物に固定されていることが一層好適である。
この構成によれば、スピーカから外れた音圧センサを、柱状物に固定された中継ケーブルによってなるべくスピーカの近傍に留めることができるので好適である。
また、本発明の音圧計測装置において、前記スピーカが、鉄道の踏切に設置された警報機であることも好適である。
この構成によれば、随時の音圧計測に対する需要が高く数も多い踏切の警報機としてのスピーカを音圧計測装置の設置対象とすることで、部品費及び設置作業の手間を抑えるという効果を有効活用することができる。
本発明の音圧計測装置によれば、既存のスピーカに対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて設置することができる。
本発明の第1実施形態に係る音圧計測装置が設置される踏切を示す模式図である。 図1に示されている音圧計測装置における音圧センサ及び保持部を、音圧の計測対象であるスピーカとともに示す斜視図である。 図2に示されている音圧センサ及び保持部を、スピーカのホーンにおける図1中のV11−V11線に沿った断面とともに示す図である。 図2に示されている音圧センサ及び保持部を、ホーンの内側を向く音圧センサの集音側から見た斜視図である。 図2に示されている音圧センサ及び保持部を、図4中に矢印V12で示されているように音圧センサの集音側から見た平面図である。 図2に示されている音圧センサ及び保持部を、図4中に矢印V13で示されているように下方から見た下面図である。 図2に示されている音圧センサ及び保持部における図4中のV14−V14線に沿った断面を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る音圧計測装置における音圧センサ及び保持部を、音圧の計測対象であるスピーカとともに示す斜視図である。 図8に示されている音圧センサ及び保持部を、スピーカのホーンにおける図8中のV21−V21線に沿った断面とともに示す図である。 図8に示されている音圧センサ及び保持部を、ホーンの内側を向く音圧センサの集音側から見た斜視図である。 図10に示されている音圧センサ及び保持部を、図10中に矢印V22で示されているように音圧センサの集音側から見た平面図である。 図10に示されている音圧センサ及び保持部を、図10中に矢印V23で示されているように側方から見た側面図である。
まず、本発明の第1実施形態に係る音圧計測装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る音圧計測装置が設置される踏切を示す模式図である。
この図1に示されている踏切1は、鉄道の路線の各所に設置される設備であり、柱状物11、踏切遮断機12、警報機としてのスピーカ13、踏切器具箱14、及び音圧計測装置100、を備えている。柱状物11は、踏切1に設置された支持柱であり、踏切遮断機12及びスピーカ13を支持している。踏切遮断機12は、列車の通過時に遮断桿12aを下げることで人や車両の線路への侵入を規制する。スピーカ13は、柱状物11の上端側に設置され、列車の通過前から通過後に掛けて警報音を発する。踏切器具箱14は、柱状物11の隣に設置され、踏切1の監視に関する各種情報を収集して所定の監視サーバとの間でやり取りする。音圧計測装置100は、スピーカ13の機能点検のためにスピーカが発する音の音圧を計測し、その計測結果を踏切器具箱14に無線で送信する。
尚、図1では図示を割愛したが、踏切1の柱状物11には、踏切遮断機12、スピーカ13、及び音圧計測装置100の他にも、信号機や、列車の通過状況を表示する表示装置や、緊急停止ボタン装置等が支持されることとしてもよい。
音圧計測装置100は、音圧センサ110と、保持部120と、制御ユニット130と、中継ケーブル140と、を備えている。音圧センサ110は、既存のスピーカ13が発する音の音圧を計測する。保持部120は、この音圧センサ110を、スピーカ13のホーン13aの内側に向けて後述するように保持する。制御ユニット130は、柱状物11におけるスピーカ13よりも下方位置に設置され、音圧センサ110に電力を供給するとともに、音圧センサ110の出力電圧を、音圧を表す信号に変換し、受信装置としての踏切器具箱14へ無線で送出する。中継ケーブル140は、音圧センサ110と制御ユニット130とを電気的に接続し、制御ユニット130から音圧センサ110への電力供給及び音圧センサ110から制御ユニット130への電圧出力を中継する。この中継ケーブル140は、音圧センサ110と制御ユニット130との間で所定の締結部材141によって柱状物11に固定されている。音圧計測装置100は、概略、このように構成されている。以下、この音圧計測装置100における音圧センサ110及び保持部120について詳細に説明する。
図2は、図1に示されている音圧計測装置における音圧センサ及び保持部を、音圧の計測対象であるスピーカとともに示す斜視図である。図3は、図2に示されている音圧センサ及び保持部を、スピーカのホーンにおける図1中のV11−V11線に沿った断面とともに示す図である。
これらの図2及び図3に示されているように、音圧計測装置100における保持部120は、スピーカ13のホーン13aにおける開口端縁13b側の一部分13cを挟み込んで把持するとともに、音圧センサ110をホーン13aの内側に向けて保持する。この保持部120は、以下に説明するような機構によって音圧センサ110の保持を行う。
図4は、図2に示されている音圧センサ及び保持部を、ホーンの内側を向く音圧センサの集音側から見た斜視図である。図5は、図2に示されている音圧センサ及び保持部を、図4中に矢印V12で示されているように音圧センサの集音側から見た平面図である。また、図6は、図2に示されている音圧センサ及び保持部を、図4中に矢印V13で示されているように下方から見た下面図である。そして、図7は、図2に示されている音圧センサ及び保持部における図4中のV14−V14線に沿った断面を示す断面図である。
まず、音圧センサ110は、図7に示されているように、取付けフランジ111aを有したケース111の内部に、集音基板112がねじ113によって固定されて収容されたものである。集音基板112には、マイクロホン素子114が集音側とは反対側に搭載されており、ケース111の集音側に設けられたキャップ115及び集音基板112の貫通孔112aを介して音を検出する。また、このキャップ115には、ケース111の内外に連通する貫通孔としての調湿ベントが設けられており、湿度をケース111の内外で略同湿に保つように構成されている。ケース111の外周面には、図4〜図6に示されているようにケーブルコネクタ116が取り付けられている。このケーブルコネクタ116に接続された中継ケーブル140(図1)を介して、マイクロホン素子114で検出された音に応じた出力電圧が制御ユニット130に送られる。
この音圧センサ110を保持する保持部120は、クランプ121及び連結板122を備えている。クランプ121は、側面視で略C字型を有する本体部121aと、六角ボルト121b(ねじ)と、を備えている。六角ボルト121bの締込みや緩めによって、略C字型の本体部121aにおける上側の腕部121a−1に対し、六角ボルト121bの先端部121b−1が接近したり離隔したりする。六角ボルト121bの先端部121b−1が、ホーン13aの開口端縁13b側の一部分13cを挟み込んで把持する一対の把持片の一方に相当する。また、本体部121aの腕部121a−1が、この一対の把持片の他方に相当する。
また、本体部121aの腕部121a−1におけるホーン13a側には、ゴム製の弾性シート121cが貼付され、六角ボルト121bの先端部121b−1には、同じくゴム製の弾性キャップ121dが被せられている。弾性シート121c及び弾性キャップ121dは、何れも、ホーン13aの開口端縁13b側の一部分13cに接触して当該一部分13cの形状に追随して変形する。保持部120におけるクランプ121は、六角ボルト121bの締込みにより、これら一対の弾性部材たる弾性シート121c及び弾性キャップ121dを介してホーン13aにおける上記の一部分13cを把持する。
保持部120における連結板122は、長方形板状に形成され、一端側に音圧センサ110が4本のねじ123で固定され、他端側にクランプ121が2本のねじ123によって固定される。この連結板122によって音圧センサ110とクランプ121が連結されて、音圧センサ110と保持部120が一体化される。また、この連結板122は、図7に示されているように、集音側を底とした有底筒形状を有する音圧センサ110のケース111の開口を塞ぐ役割も担っている。ケース111と連結板122との間には、水密を保つために両者間を密閉するOリング124が挟み込まれている。
以上に説明した音圧計測装置100では、音圧センサ110と一体となった保持部120が、六角レンチを用いた六角ボルト121bの締込みによって、スピーカ13におけるホーン13aに取り付けられる。そして、図1に示されているように、柱状物11に固定された制御ユニット130と保持部120に保持されている音圧センサ110とが中継ケーブル140で接続され、その中継ケーブル140が締結部材141によって柱状物11に固定される。これら一連の作業によって、音圧計測装置100の設置が完了する。
本実施形態の音圧計測装置100によれば、スピーカ13のホーン13aの内側に向けられて保持された音圧センサ110により、スピーカ13が発する音の音圧を随時に計測することができる。そして、このような音圧センサ110の保持を、ホーン13aにおける開口端縁13b側の一部分13cを挟み込んで把持するといった簡易な取付けが可能な保持部120によって、部品費を要する他の構造物等を用いることなく行うことができる。このように、本実施形態の音圧計測装置100は、既存のスピーカ13に対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて設置することができる。
ここで、本実施形態では、保持部120が、開口端縁13bに接触して当該開口端縁13bの形状に追随して変形する弾性シート121c及び弾性キャップ121dを介してホーン13aの一部分13cを把持する。この構成によれば、弾性シート121c及び弾性キャップ121dを介することで、上記の保持部120に、ホーン13a形状が異なる様々なスピーカ13の開口端縁13b側の一部分13cを把持させることができる。つまり、上記の構成によれば、このような様々なスピーカ13に音圧計測装置100を取り付けることができる。
また、本実施形態では、保持部120が、一対の把持片の一方が他方に対して六角ボルト121bの締込みや緩めによって接近したり離隔したりするクランプ121によってホーン13aの一部分13cを把持する。この構成によれば、高い取付け強度が得られる上記のクランプ121により、スピーカ13に音圧計測装置100を強固に取り付けることができる。
また、本実施形態では、スピーカ13が柱状物11の上端側に設置されており、その下方位置に設置される制御ユニット130と、音圧センサ110と制御ユニットとを電気的に接続する中継ケーブル140と、が設けられている。この構成によれば、電力供給や信号変換や信号送出を行う制御ユニット130が、柱状物11の上端側といったメンテナンス要員が容易にはアクセスできない位置のスピーカ13よりも下方位置に設置されている。これにより、例えば電源として電池を用いた場合の電池交換や信号処理に関わる回路のメンテナンス等といった、音圧センサ110のメンテナンス等に比べて頻度が高くなりがちな作業を、上記の下方位置において容易に行うことができる。また、音圧センサ110と制御ユニット130とが無線接続ではなく中継ケーブル140で有線接続されているので、何等かの要因により音圧センサ110がスピーカ13から外れるようなことがあっても音圧センサ110の散逸を抑えることができる。
また、本実施形態では、中継ケーブル140が、音圧センサ110と制御ユニット130との間で柱状物11に固定されている。この構成によれば、スピーカ13から外れた音圧センサ110を、柱状物11に固定された中継ケーブル140によってなるべくスピーカ13の近傍に留めることができるので好適である。
また、本実施形態では、スピーカ13が、鉄道の踏切1に設置された警報機となっている。この構成によれば、随時の音圧計測に対する需要が高く数も多い踏切1の警報機としてのスピーカ13を音圧計測装置100の設置対象とすることで、部品費及び設置作業の手間を抑えるという効果を有効活用することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る音圧計測装置について説明する。この第2実施形態では、音圧計測装置における保持部の構造が、上述した第1実施形態と異なっている。他方、音圧計測装置における保持部以外の構造や、音圧計測装置の設置場所としての踏切等は、第1実施形態と同等である。以下では、第2実施形態に係る音圧計測装置について、第1実施形態との相違点に注目して説明を行い、同等な点については図示や説明を割愛する。また、以下の説明では、第1実施形態と同等な踏切1等について示す図1の構成要素を適宜に参照する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る音圧計測装置における音圧センサ及び保持部を、音圧の計測対象であるスピーカとともに示す斜視図である。図9は、図8に示されている音圧センサ及び保持部を、スピーカのホーンにおける図8中のV21−V21線に沿った断面とともに示す図である。尚、図8及び図9では、図2及び図3に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素については図2及び図3と同じ符号が付されており、以下では、これら同等な構成要素の重複説明を省略する。
これらの図8及び図9に示されているように、本実施形態でも、音圧計測装置200における保持部220は、スピーカ13のホーン13aにおける開口端縁13b側の一部分13cを挟み込んで把持する。そして、保持部220は、音圧センサ110をホーン13aの内側に向けて保持する。この保持部220は、以下に説明するような機構によって音圧センサ110の保持を行う。
図10は、図8に示されている音圧センサ及び保持部を、ホーンの内側を向く音圧センサの集音側から見た斜視図である。図11は、図10に示されている音圧センサ及び保持部を、図10中に矢印V22で示されているように音圧センサの集音側から見た平面図である。また、図12は、図10に示されている音圧センサ及び保持部を、図10中に矢印V23で示されているように側方から見た側面図である。尚、図10〜図12でも、図4〜図6に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素については図2及び図3と同じ符号が付されており、以下では、これら同等な構成要素の重複説明を省略する。
本実施形態では、保持部220は、音圧センサ110の有底筒状のケース111の周壁の下方側と一体成型されたクリップ固定部221と、目玉クリップ222と、を備えている。尚、本実施形態では音圧センサ110におけるケーブルコネクタ116が、例えば図11に示されている正面視で、上述の第1実施形態とは左右逆向きに設けられてはいる。しかしながら、本実施形態の音圧センサ110は、実質的には第1実施形態と同等であることに変わりはないことから、図8〜図12では音圧センサが第1実施形態と同様の符号「110」が付されて示されている。
目玉クリップ222は、一対の把持片222aの一方222a−1が他方222a−2に対してばね222b(図12)によって付勢されたばねクリップである。そして、この目玉クリップ222において目玉様の形状を有する一対のつまみ222cのうち、上記の他方222a−2に繋がった上方つまみ222c−1が、ボルト223によってクリップ固定部221に固定されている。これによって音圧センサ110と目玉クリップ222が連結されて、音圧センサ110と保持部220が一体化される。
また、本実施形態では、集音側を底とした有底筒形状を有する音圧センサ110のケース111の開口が閉塞板224によって塞がれている。この閉塞板224は、ケース111の取付けフランジ111aに4本のねじ225によって固定されており、ケース111と閉塞板224との間には、水密を保つために両者間を密閉する不図示のOリングが挟み込まれている。
以上に説明した音圧計測装置200では、音圧センサ110と一体となった保持部220が、目玉クリップ222によって、スピーカ13におけるホーン13aに取り付けられる。そして、第1実施形態と同様に、図1の柱状物11に固定された制御ユニット130と音圧センサ110とが中継ケーブル140で接続され、その中継ケーブル140が締結部材141によって柱状物11に固定される。これら一連の作業によって、音圧計測装置200の設置が完了する。
このような第2実施形態の音圧計測装置200によっても、第1実施形態と同様に、スピーカ13に対する随時の音圧計測のために、部品費及び設置作業の手間を抑えて既存のスピーカ13に設置することができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、保持部220が、ばねクリップとしての目玉クリップ222によってホーン13aの一部分13cを把持する。この構成によれば、取付け操作が非常に簡単な目玉クリップ222により、スピーカ13に音圧計測装置200を一層簡単に取り付けることができる。
尚、以上に説明した第1及び第2実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の音圧計測装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述の第1及び第2実施形態では、踏切1に設置されて警報機としてのスピーカ13の音圧を計測する音圧計測装置100,200が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、これに限るものではなく、例えば防災や諸事連絡等のために設置される町内放送のスピーカ等といった他用途のスピーカの音圧を計測するものであってもよい。ただし、随時の音圧計測に対する需要が高く数も多い踏切1の警報機としてのスピーカ13を音圧計測装置100の設置対象とすることで、部品費及び設置作業の手間を抑えるという効果を有効活用できる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、音圧センサ110がクランプ121や目玉クリップ222(ばねクリップ)とリジッドに連結された音圧計測装置100,200が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、これに限るものではなく、例えば音圧センサがクランプやばねクリップ等の部材と、屈曲可能な関節構造等を介して連結された形態であってもよい。このような形態を採用することで、音圧センサの向きの調節等が可能となる。
また、上述の第1実施形態では、保持部120が、弾性シート121cや弾性キャップ121dといった弾性部材を介してホーン13aの一部分13cを把持する音圧計測装置100が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、第2実施形態でも例示されているように、これに限るものではなく、弾性部材を介さずにホーンの一部分を把持する形態であってもよい。ただし、弾性部材を介してホーン13aの一部分13cを把持することで、様々なスピーカに音圧計測装置100を取り付けることができる点は上述した通りである。尚、弾性部材の材質や形状は、第1実施形態で例示したゴム製やシート状やキャップ状に限るものではなく、設置状況に合わせて適宜に設定することができる。また、その設置についても、第1実施形態で例示したようにホーン13aの内外の双方に設ける形態に限るものではなく、内外の何れか一方にのみ設けることとしてもよい。更に、上述の第2実施形態では、保持部220における目玉クリップ222(ばねクリップ)が弾性部材を介さずにホーンの一部分を把持する形態が例示されているが、保持部にばねクリップを用いる場合でも弾性部材を介して把持する形態としてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、保持部120,220がクランプ121や目玉クリップ222(ばねクリップ)を有した音圧計測装置100,200が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、これに限るものではなく、スピーカのホーンにおける開口端縁側の一部分を挟み込んで把持するとともに、音圧センサをホーンの内側に向けて保持するものであれば、その具体的態様を問うものではない。ただし、保持部120にクランプ121を用いることでスピーカ13に音圧計測装置100を強固に取り付けることができる点は上述した通りである。また、保持部220に目玉クリップ222(ばねクリップ)を用いることでスピーカ13に音圧計測装置200を一層簡単に取り付けることができる点も上述した通りである。尚、保持部に用いるクランプは、第1実施形態に具体的な形状等が例示されているクランプ121に限るものではなく、また保持部に用いるばねクリップも第2実施形態に具体的な形状等が例示されている目玉クリップ222に限るものではない。保持部にクランプやばねクリップを用いる場合であっても、その具体的な部材態様は適宜に設定可能である。
また、上述の第1第2実施形態では、保持部120におけるクランプ121が、一般的な六角レンチでの締込みや緩めが可能な六角ボルト121bを備えた音圧計測装置100が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、クランプを用いる場合であっても、これに限るものではなく、例えば専用工具によってのみ締込みや緩めが可能な特殊ねじ等を備えたクランプを用いることとしてもよい。このような特殊ねじのクランプを用いることで、音圧センサの盗難防止効果等を得ることができる。
また、上述の第1及び第2実施形態では、柱状物11におけるスピーカ13よりも下方位置に設置される制御ユニット130と中継ケーブル140とを備えた音圧計測装置100,200が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、これに限るものではなく、制御ユニットや中継ケーブルを備えず、例えば音圧センサ自体に電源や信号処理/送出機能を内蔵した形態等であってもよい。ただし、音圧センサ110とは別に制御ユニット130と中継ケーブル140とを備えることで、メンテナンス等を容易に行うことができる点や音圧センサ110がスピーカ13から外れたときの散逸抑制効果が得られる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、中継ケーブル140が締結部材141によって柱状物11に固定される音圧計測装置100,200が例示されている。しかしながら、本発明の音圧計測装置は、これに限るものではなく、中継ケーブルが柱状物に固定されない形態であってもよい。ただし、中継ケーブル140が柱状物11に固定されることで、スピーカから外れた音圧センサを、柱状物に固定された中継ケーブルによってなるべくスピーカの近傍に留めることができる点は上述した通りである。尚、中継ケーブルが柱状物に固定する場合であっても、その具体的な固定形態は適宜に設定し得るものである。
1 踏切
11 柱状物
12 踏切遮断機
12a 遮断桿
13 スピーカ
13a ホーン
13b 開口端縁
13c 一部分
14 踏切器具箱
100,200 音圧計測装置
110 音圧センサ
111 ケース
111a 取付けフランジ
112 集音基板
112a 貫通孔
113,123,225 ねじ
114 マイクロホン素子
115 キャップ
120,220 保持部
121 クランプ
121a 本体部
121a−1 腕部
121b 六角ボルト(ねじ)
121b−1 先端部
121c 弾性シート(弾性部材)
121d 弾性キャップ(弾性部材)
122 連結板
124 Oリング
130 制御ユニット
140 中継ケーブル
141 締結部材
221 クリップ固定部
222 目玉クリップ(ばねクリップ)
222a 一対の把持片
222a−1 一方
222a−2 他方
222b ばね
222c 一対のつまみ
222c−1 上方つまみ
223 ボルト
224 閉塞板

Claims (7)

  1. スピーカが発する音の音圧を計測する音圧センサと、
    前記スピーカのホーンにおける開口端縁側の一部分を挟み込んで把持するとともに、前記音圧センサを前記ホーンの内側に向けて保持する保持部と、
    を備えたことを特徴とする音圧計測装置。
  2. 前記保持部が、前記一部分に接触して当該一部分の形状に追随して変形する弾性部材を有し、当該弾性部材を介して前記一部分を把持することを特徴とする請求項1に記載の音圧計測装置。
  3. 前記保持部が、一対の把持片の一方が他方に対してねじの締込みや緩めによって接近したり離隔したりするクランプを有し、当該クランプによって前記一部分を把持することを特徴とする請求項1又は2に記載の音圧計測装置。
  4. 前記保持部が、一対の把持片の一方が他方に対してばねによって付勢されたばねクリップを有し、当該ばねクリップによって前記一部分を把持することを特徴とする請求項1又は2に記載の音圧計測装置。
  5. 前記スピーカが柱状物の上端側に設置されており、
    前記柱状物における前記スピーカよりも下方位置に設置され、前記音圧センサに電力を供給するとともに、当該音圧センサの出力電圧を、前記音圧を表す信号に変換して所定の受信装置へ送出する制御ユニットと、
    前記音圧センサと前記制御ユニットとを電気的に接続し、前記制御ユニットから前記音圧センサへの電力供給及び前記音圧センサから前記制御ユニットへの電圧出力を中継する中継ケーブルと、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の音圧計測装置。
  6. 前記中継ケーブルが、前記音圧センサと前記制御ユニットとの間で前記柱状物に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の音圧計測装置。
  7. 前記スピーカが、鉄道の踏切に設置された警報機であることを特徴とする請求項1〜6のうち何れか一項に記載の音圧計測装置。
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