以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における動画提供システムの構成例の概要を示す図である。
図1に示されるように、動画提供システムは、ユーザ端末100と、ユーザ端末100とネットワークを介して接続される管理サーバ120とを有する。すなわち、管理サーバ120は、ユーザ端末100とネットワークを介して接続される。
管理サーバ120は、ユーザ情報記憶部130と、お気に入り動画情報記憶部131と、スケジュール情報記憶部132と、テスト情報記憶部133と、お気に入り動画生成部140と、お気に入り動画提供部141と、再生スケジュール生成部150と、テスト画面生成部160と、テスト画面提供部161と、スケジュール画面生成部170と、スケジュール画面提供部171と、電子書籍生成部180と、電子書籍提供部181とを有する。
また、管理サーバ120はインターネット110と接続されている。
ユーザ情報記憶部130には、ユーザ情報200(後述、図2(a))が記憶されている。お気に入り動画情報記憶部131には、お気に入り動画情報210(後述、図2(b))が記憶されている。スケジュール情報記憶部132には、スケジュール情報220(後述、図3(a))が記憶されている。テスト情報記憶部133には、テスト情報230(後述、図3(b))が記憶されている。
動画生成部140は、お気に入り動画生成用画面610(後述、図6、図7)を生成する。また、お気に入り動画生成部140は、お気に入り動画700(後述、図7)を生成する。お気に入り動画生成処理については後述する。
お気に入り動画提供部141は、お気に入り動画700を、ユーザ端末100に提供する。お気に入り動画提供処理については後述する。
再生スケジュール生成部150は、再生スケジュールを生成する。再生スケジュール生成処理については後述する。
テスト画面生成部160は、テスト画面1200(詳細は後述する)を生成する。テスト画面生成処理については後述する。
テスト画面提供部161は、テスト画面1200をユーザ端末100に提供する。テスト画面提供処理については後述する。
スケジュール画面生成部170は、スケジュール画面1400または当日スケジュール画面1410を生成する。テスト画面および当日スケジュール画面生成処理については後述する。
スケジュール画面提供部171は、スケジュール画面1400または当日スケジュール画面1410をユーザ端末100に提供する。テスト画面および当日スケジュール画面提供処理については後述する。
電子書籍生成部180は、電子書籍を生成する。電子書籍生成処理については後述する。
電子書籍提供部181は、電子書籍をユーザ端末100に提供する。電子書籍提供処理については後述する。
<ユーザ情報記憶部>
図2(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200の構成例の概要を示す図である。
図2(a)に示されるように、ユーザ情報200は、ユーザIDと、氏名と、連絡先と、お気に入り動画情報210と、スケジュール情報220と、テスト情報230などのデータ項目により構成される。
ユーザIDは、管理サーバ120が、ユーザを識別するための符号を示す。氏名は、ユーザの名称を示す。連絡先は、ユーザのメールアドレスや電話番号等を示す。
お気に入り動画情報210は、ユーザが所定期日後に自動再生されることを所望するお気に入り動画700についての情報を示す(詳細は後述する)。
スケジュール情報220は、お気に入り動画700が自動再生される時刻および日にち(再生スケジュール)と、お気に入り動画700が生成された日にち(動画登録日)等の情報を示す。
テスト情報230は、テスト画面1200を提供する日にちや、テスト画面IDや、過去のテスト形式や、テストのスコアおよび評価等の情報を示す。
図2(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれるお気に入り動画情報210の構成例の概要を示す図である。
お気に入り動画情報210は、動画生成用データ211、テスト生成用データ212等の情報を示す。
動画生成用データ211は、ソース動画、ソース動画の総再生時間、お気に入り動画700のタイトル、お気に入り動画700の再生時間、お気に入り動画700の始点および終点などの情報を示す。
「ソース動画」とは、お気に入り動画700としてユーザが選択する範囲を含む全編の動画を示す。すなわち、ユーザは、ソース動画から所望の部分を選択することでお気に入り動画700として登録できる。
テスト生成用データ212は、カテゴリ、文字データ、音声データ等の情報を示す。
「カテゴリ」は、お気に入り動画700の属する動画の種類を示す。例えば、カテゴリは、英語、経営学、テニス等がある。
「文字データ」は、お気に入り動画700に含まれるタグや、文字の情報を示す。例えば、文字データに含まれるタグは、お気に入り動画700の属性や、特徴や、学習テーマなどを識別するためのものであり、利益率アップや、資金繰りや、売上アップなどの経営課題が該当する。また、タグは、レストラン、注文、ワイン等の商品やサービスのカテゴリが該当する。また、タグは、記憶力アップや、数字力育成や、英語、中国語などの学習のテーマが該当する。なお、文字の情報は、動画に含まれる音声を自動で文字起こしを行ってテキストデータとして取得できる。また、タグはユーザによって予め動画毎に設定できる。
「音声データ」は、お気に入り動画700に含まれる音声の情報を示す。例えば、MP3等のデータとする。
図3(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220の構成例の概要を示す図である。
図3(a)に示されるように、スケジュール情報220は、動画IDと、再生時刻と、動画登録日と、再生スケジュール等のデータ項目により構成される。
「動画ID」は、管理サーバ120がお気に入り動画700を識別するための符号を示す。
「再生時刻」は、お気に入り動画700が自動再生される時刻を示す。また、再生時刻はユーザによって予め動画毎に設定できる。
「動画登録日」は、お気に入り動画700が生成された日にちを示す。
「再生スケジュール」は、お気に入り動画700が自動再生される日にちを示す。なお、再生スケジュールの算出方法については後述する。
図3(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれるテスト情報230の構成例の概要を示す図である。
図3(b)に示されるように、テスト情報230は、動画IDと、回数と、実施日と、テスト画面IDと、形式と、スコアと、評価等のデータ項目により構成される。
「回数」は、テストを実施した回数を示す。
「テスト画面ID」は、管理サーバ120が、テスト画面1200を識別するための符号を示す。
「形式」は、テスト画面1200についてのテストの形式(例えば、正誤形式、並べ替え形式、穴埋め形式等)を示す。
「スコア」は、ユーザが実施したテストの点数を示す。
「評価」は、ユーザが実施したテストのスコアに対応して予め設定された6段階(A乃至EとS)の評価を示す。なお、評価とスコアの関係については後述する。
<全体処理>
図4は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
まず、S401にて、管理サーバ120はユーザ情報記憶処理およびユーザ情報取得処理(図5で後述する)を行う。
次に、S402にて、管理サーバ120はお気に入り動画生成処理およびお気に入り動画記憶処理(図6〜8で後述する)を行う。
次に、S403にて、管理サーバ120は再生スケジュール生成処理および再生スケジュール記憶処理(図9、10で後述する)を行う。
次に、S404にて、管理サーバ120はお気に入り動画提供処理(図11で後述する)を行う。
次に、S405にて、管理サーバ120はテスト画面生成処理およびテスト画面提供処理(図12、13で後述する)を行う。
次に、S406にて、管理サーバ120はスケジュール画面生成処理およびスケジュール画面提供処理(図14、15で後述する)を行う。
次に、S407にて、管理サーバ120はスケジュール通知処理(図16で後述する)を行う。
次に、S408にて、管理サーバ120は電子書籍生成処理および電子書籍提供処理(図16、17で後述する)を行う。
<ユーザ情報記憶処理>
図5(a)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を記憶する方法について説明する。
まず、S501にて、管理サーバ120は、ユーザ情報入力画面をユーザ端末100に提供する。次に、S502にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報入力画面をディスプレイに表示させる。
その後、ユーザが本発明に係るシステムを初めて利用する場合、S503にて、ユーザ端末100はユーザ情報200の入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザ情報200は、ユーザIDと、氏名と、連絡先等のデータ項目により構成される。
次に、S504にて、ユーザ端末100は、S503で入力を受け付けたユーザ情報200を管理サーバ120に送信する。
次に、S505にて、管理サーバ120は、S504で送信されたユーザ情報200を受信することにより、ユーザ情報200を取得する。
次に、S506にて、管理サーバ120は、受信したユーザ情報200にユーザIDを付して、S503にて入力を受け付けたユーザ情報200をユーザ情報記憶部130に記憶する。
<ユーザ情報取得処理>
図5(b)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を取得する方法について説明する。
ユーザが本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S507にて、ユーザ端末100はユーザIDの入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザIDは、ユーザ情報200に含まれる。
次に、S508にて、ユーザ端末100は、S507で入力を受け付けたユーザIDを管理サーバ120に送信する。
その後、S509にて、管理サーバ120は、S508で送信されたユーザIDのキーに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
<お気に入り動画生成用画面>
図6は、本発明の一実施の形態におけるお気に入り動画生成用画面610の概要を示す図である。
図6(a)に示されるように、お気に入り動画生成用画面610は、ソース動画を示す表示領域620と、ソース動画のタイトルを示すタイトル表示領域630と、シークバー640と、スライダー641とを含む。お気に入り動画生成用画面610は、ユーザ端末100のディスプレイ600上に表示される。
管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、ユーザ端末100から入力を受け付けることでお気に入り動画700の始点を決定させる。なお、始点が決定されると、お気に入り動画生成部140は、お気に入り動画生成用画面610における始点アイコン650をユーザ端末100に表示させる。これにより、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、ユーザがソース動画内の所望する位置からお気に入り動画700を開始させることができる。また、お気に入り動画700の再生開始位置を決定できる。
また、図6(b)に示されるように、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、ユーザ端末100から入力を受け付けることでお気に入り動画700の終点を決定させる。なお、終点が決定されると、お気に入り動画生成部140は、お気に入り動画生成用画面610における終点アイコン750をユーザ端末100に表示させる。これにより、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、ユーザがソース動画内の所望する位置でお気に入り動画700を終了させることができる。また、お気に入り動画700の再生終了位置を決定できる。そして、お気に入り動画生成部140は、指定された開始位置から終了位置までの動画をお気に入り動画情報記憶部131に記憶する。
図7は、本発明の一実施の形態におけるお気に入り動画生成用画面610およびお気に入り動画生成完了画面710の概要を示す図である。
図7(a)に示されるように、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140により生成されるお気に入り動画生成用画面610は、ソース動画を示す表示領域620と、ソース動画のタイトルを示すタイトル表示領域630と、タイトル入力領域720とを含む。
また、図7(a)に示されるように、お気に入り動画生成用画面610を介してユーザ端末100は、タイトルの入力を受け付ける。管理サーバ120は、ユーザ端末100から入力を受け付けることでお気に入り動画700のタイトルを決定させる。これにより、管理サーバ120は、ユーザが所望する名称でお気に入り動画700のタイトルを登録させることができる。
<お気に入り動画生成完了画面>
図7(b)に示されるように、お気に入り動画生成完了画面710は、お気に入り動画700を示す表示領域と、お気に入り動画700のタイトルを示すタイトル表示領域730と、お気に入り動画700が登録されたことを示すお気に入りリスト表示領域740とを含む。
管理サーバ120は、お気に入り動画700を生成した後でお気に入り動画生成完了画面710を生成させる。その後、管理サーバ120は、ユーザ端末100に、お気に入り動画生成完了画面710を提供する。これにより、管理サーバ120は、ユーザ端末100にお気に入り動画700の生成を完了したことを知らせることができる。すなわち、ユーザは、お気に入り動画700の登録を確認できる。
<お気に入り動画生成処理>
図8は、本発明の一実施の形態におけるお気に入り動画生成処理およびお気に入り動画記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、お気に入り動画700を生成する方法について説明する。
まず、S801にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、ユーザ情報記憶部130からユーザ情報200を抽出する。その後、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、抽出したユーザ情報200に含まれるお気に入り動画情報210(例えば、ソース動画、総再生時間等)に基づいてお気に入り動画生成用画面610を生成する。
次に、S802にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、S801で生成されたお気に入り動画生成用画面610をユーザ端末100に提供(送信)する。
その後、S803にて、ユーザ端末100は、S802で提供されたお気に入り動画生成用画面610をディスプレイに表示させる。
その後、S804にて、ユーザ端末100は、S803で表示させたお気に入り動画生成用画面610に含まれるソース動画620のシークバー640から、スライダー641をタップまたはクリックさせることにより、お気に入り動画700の始点の入力を受け付ける。
その後、S805にて、ユーザ端末100は、S803で表示させたお気に入り動画生成用画面610に含まれるソース動画620のシークバー640から、スライダー641をタップまたはクリックさせることにより、お気に入り動画700の終点の入力を受け付ける。
その後、S806にて、ユーザ端末100は、S803で表示させたお気に入り動画生成用画面610に含まれるタイトル入力領域720に文字入力させることにより、お気に入り動画700のタイトルの入力を受け付ける。
次に、S807にて、ユーザ端末100は、S807で入力を受け付けたお気に入り動画生成用データ211(始点、終点、タイトルを含むデータ)を管理サーバ120に送信する。
次に、S808にて、管理サーバ120は、S807でユーザ端末100から送信されたお気に入り動画生成用データ211を受信する。そして、後述する、お気に入り動画記憶処理にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、動画IDを割り振り、割り振った動画IDと受信したお気に入り動画生成用データ211(始点、終点、タイトルを含むデータ)とを対応付けてお気に入り動画情報記憶部131に記憶する。そして、お気に入り動画提供部141は、お気に入り動画情報記憶部131に記憶されているお気に入り動画生成用データ211に基づいてお気に入り動画700を生成する。
このように、管理サーバ120がお気に入り動画700を生成してユーザ端末100に提供することにより、ユーザは、学習したい内容を含む動画を学習のたびに全編再生して視聴を行うことなく、所望する「お気に入り」の範囲だけを視聴できる。
<お気に入り動画記憶処理>
次に、S809にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、S808で生成されたお気に入り動画700をお気に入り動画情報記憶部131に記憶する。
次に、S810にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、S809で生成されたお気に入り動画700に基づいて、お気に入り動画生成完了画面710を生成する。
次に、S811にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、S810で生成されたお気に入り動画生成用完了画面710をユーザ端末100に提供(送信)する。
その後、S812にて、ユーザ端末100は、S811で送信されたお気に入り動画生成完了画面710をディスプレイに表示させる。
これにより、管理サーバ120は、ユーザ端末100にお気に入り動画700の生成を完了したことを知らせることができる。なお、お気に入り動画700が登録された時、お気に入り動画生成完了画面710に含まれるお気に入りリスト表示領域740は、登録されたお気に入り動画700をリスト形式で表示させる。このようにして、ユーザは、お気に入り動画700の登録を容易に確認できる。
<再生スケジュール算出方法>
図9は、本発明の一実施の形態における再生スケジュール算出方法の概要を示す図である。以下、再生スケジュール算出方法について説明する。
図9(a)に示されるように、動画登録日を「a0」と定義する。また、初回のテスト実施日を「a1」と定義する。また、n回目のテスト実施日を「an」と定義する。なお、単位は日とし、nは2以上の自然数とする。
また、n−1回目のテストのスコアが100点の場合、評価を「S」と定義する。
同スコアが80点〜99点の場合、評価を「A」と定義する。
同スコアが60点〜79点の場合、評価を「B」と定義する。
同スコアが40点〜59点の場合、評価を「C」と定義する。
同スコアが20点〜39点の場合、評価を「D」と定義する。
同スコアが19点以下の場合、評価を「E」と定義する。
再生スケジュールは、n−1回目のテストの評価に応じて異なる数式を用いて算出される。なお、評価が「S」の場合、n回目のテストは実施を行わない。
また、評価が「A」の場合、an=an−1+n2(数式αとする)と定義する。
また、評価が「B」の場合、an=an−1+2n(数式βとする)と定義する。
また、評価が「C」の場合、an=an−1+n(数式γとする)と定義する。
また、評価が「D」の場合、an=an−1+n−1(数式δとする)と定義する。
また、評価が「E」の場合、an=an−1+1(数式εとする)と定義する。
なお、再生スケジュールは、n−1回目のテストの評価に関わらず、a1=a0+2と定義する。すなわち、初回のテスト実施日は、動画登録日の常に2日後に実施される。
また、上記数式α乃至εについては、一例に過ぎず、似たような効果を得るために適宜他の係数および関数を用いて代用しうることは言うまでもない。
図9(b)は、あるユーザの動画ID:M0001について再生スケジュール算出の例を示す。
図9(b)に示されるように、動画登録日が「9月2日」である場合、既述した数式によりa1=a0+2で算出され、初回テスト実施日は「9月4日」である。
次に、初回テストの結果が、評価Dであった場合、既述した数式δにより、a2=a1+2−1で算出され、2回目のテスト実施日は「9月5日」である。
次に、2回目のテストの結果が、評価Bであった場合、既述した数式βにより、a3=a2+2×3で算出され、3回目のテスト実施日は「9月11日」である。
次に、3回目のテストの結果が、評価Aであった場合、既述した数式αにより、a4=a3+42で算出され、4回目のテスト実施日は「9月27日」である。
このように、再生スケジュールがn−1回目のテストの評価に応じて異なる数式を用いて算出されるようにすることで、ユーザの学習理解の程度に対応し再生スケジュールを編成できる。例えば、任意の回におけるユーザのテストのスコアが低い場合、次回のテスト実施日(すなわちお気に入り動画700の再生日)までの間隔を短くできる。他方、任意の回におけるユーザのテストのスコアが高い場合、次回のテスト実施日までの間隔を長くできる。
このようにして、管理サーバ120は、お気に入り動画を「エビングハウスの忘却曲線」に基づくタイミング(リマインドするタイミングが、再生回数を重ねるほど長くなるタイミング)や、ユーザが行ったテストの結果に応じて、ユーザ端末に提供できるため、効率的に学習の定着を図ることができる。
<再生スケジュール生成処理>
図10は、本発明の一実施の形態における再生スケジュール生成処理および再生スケジュール記憶処理の概要を示す図である。
図10(a)で示されるように、まず、S1001にて、管理サーバ120に含まれる再生スケジュール生成部150は、再生したいお気に入り動画700の動画IDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S1002にて、再生スケジュール生成部150は、S1001で抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出する。
次に、S1003にて、再生スケジュール生成部150は、S1001で抽出したユーザ情報200に含まれるテスト情報230をテスト情報記憶部133から抽出する。
次に、S1004にて、再生スケジュール生成部150は、S1002で抽出したスケジュール情報220と、S1003で抽出したテスト情報230とに基づいて、再生スケジュールを生成する。具体的には、再生スケジュール生成部150は、抽出したスケジュール情報220に含まれる動画登録日(a0)と、抽出したテスト情報230に含まれる過去のテスト実施日(an−1)と、n−1回目のテストのスコアとを呼び出して、既述の数式α乃至εのいずれかに代入することにより、n回目の再生スケジュールを生成する。
このようにして、再生スケジュールがn−1回目のテストの評価に応じて異なる数式を用いて算出されるようにして生成することで、ユーザの学習理解の程度に対応し再生スケジュールを編成できる。
<再生スケジュール記憶処理>
図10(b)で示されるように、まず、S1005にて、管理サーバ120に含まれる再生スケジュール生成部150は、S1002で抽出したスケジュール情報220を、S1004で生成した再生スケジュールで更新する。
次に、S1006にて、スケジュール情報記憶部132は、S1005で更新したスケジュール情報220を記憶する。
次に、S1007にて、再生スケジュール生成部150は、S1001で抽出したユーザ情報200を、S1004で生成した再生スケジュールで更新してユーザ情報記憶部130に記憶する。
このように、管理サーバ120が再生スケジュールを記憶させ、お気に入り動画700およびテスト画面1200(詳細は後述する)を再生スケジュールに従ってユーザ端末100に提供することにより、管理サーバ120は、お気に入り動画を「エビングハウスの忘却曲線」に基づくタイミングや、ユーザが行ったテストの結果に応じて、ユーザ端末に提供できるため、効率的に学習の定着を図ることが可能となる。
<お気に入り動画提供処理>
図11は、本発明の一実施の形態におけるお気に入り動画提供処理の概要を示す図である。
まず、S1101にて、管理サーバ120は、お気に入り動画700を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S1102にて、管理サーバ120は、スケジュール情報記憶部132から対応するユーザIDに紐付いたお気に入り動画700の再生スケジュールを抽出する。
次に、S1103にて、管理サーバ120は、現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻であるか否かを判定する。現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻である場合、管理サーバ120は次の工程へ処理を進行させる。現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻でない場合、管理サーバ120は本工程を終了する。
次に、S1104にて、管理サーバ120は、現在時刻と一致している再生スケジュールに対応するお気に入り動画700の動画IDに紐付いた動画をお気に入り動画情報記憶部131から抽出する。
次に、S1105にて、管理サーバ120は、S1104で抽出したお気に入り動画700をユーザ端末100に送信する。
次に、S1106にて、ユーザ端末100は、S1105で管理サーバ120から送信されたお気に入り動画700を受信する。その後、受信したお気に入り動画700をディスプレイ上で再生させる。
なお、ユーザ端末100は、お気に入り動画700を再生する代わりに、動画に対応した音声データから音声のみを自動再生させても良いものとする。また、ユーザ端末100は、お気に入り動画700を再生する際に、文字データをテロップとして付随表示させても良いものとする。
このように、管理サーバ120がお気に入り動画700を再生スケジュールに従ってユーザ端末100に提供することにより、管理サーバ120は、お気に入り動画を「エビングハウスの忘却曲線」に基づくタイミングや、ユーザが行ったテストの結果に応じて、ユーザ端末に提供できるため、効率的に学習の定着を図ることが可能となる。
<テスト画面>
図12は、本発明の一実施の形態におけるテスト画面の概要を示す図である。
図12(a)に示されるように、テスト画面1200は、テスト問題表示領域1210を含む。テスト画面1200は、ユーザ端末100に表示される。
テスト問題表示領域1210は、テスト画面生成部160によって生成されるテストの問題を表示させる。テスト問題はいくつかの異なる形式で表示させることができる。テストの形式がどのように選択されるかは、ユーザの過去のテストの回数や、評価や、対応するお気に入り動画700の属するカテゴリ等のデータに基づいて決定される。また、お気に入り動画700のタグの内容に基づいて決定されるようにしても良い。
このようにして、ユーザは、ユーザ端末100に表示されたテスト画面1200に含まれるテスト問題表示領域1210の中の問題を見ながら、いつでも容易にテストを行うことができる。
図12(b)に示されるように、テスト画面1200は、テスト解答表示領域1220と、スコア表示領域1230とを含む。テスト画面1200は、ユーザ端末100に表示される。
テスト解答表示領域1220は、テストの解答を表示させる。スコア表示領域1230は、ユーザが行ったテストのスコアを表示させる。
このようにして、ユーザは、ユーザ端末100に表示されたテスト画面1200に含まれるテスト解答表示領域1220の中の解答をいつでも容易に確認できる。また、ユーザは、ユーザ端末100に表示されたテスト画面1200に含まれるスコア表示領域1230の中のスコアをいつでも容易に確認できる。
図12(c)に示されるように、テスト画面1200は、テスト生成用データ212、すなわち、テストの対象となるお気に入り動画700が属するカテゴリ、お気に入り動画700に含まれる文字データおよび音声データ、お気に入り動画700の過去テストのデータ等に基づいて、テスト画面生成部160により生成される。
また、再生される動画の再生範囲ごとにタグが割り当てられており、タグと対応するテストを抽出することでテスト問題を出力できるようにしても良い。
<テスト画面生成処理>
図13は、本発明の一実施の形態におけるテスト画面生成処理およびテスト画面提供処理の概要を示す図である。
図13(a)で示されるように、まず、S1301にて、管理サーバ120は、テスト画面1200を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S1302にて、管理サーバ120は、S1301で抽出したユーザ情報200に含まれるテスト情報230をテスト情報記憶部133から抽出する。具体的には、管理サーバ120のテスト画面生成部160は、再生される動画の再生範囲ごとに割り当てられているタグと対応するテストを抽出する。
次に、S1303にて、テスト画面生成部160は、S1302で抽出したテスト情報230に含まれるテスト生成用データ212に基づいて、テスト画面1200を生成する。
なお、再生される動画の文字データ(音声を文字化したものや、テロップのワードデータ)に基づき、当該文字データと対応するテストを検索することで抽出し、テスト問題を出力するようにしてもよい。
<テスト画面提供処理>
図13(b)で示されるように、まず、S1304にて、管理サーバ120は、スケジュール情報記憶部132から対応するユーザIDに紐付いたお気に入り動画700の再生スケジュールを抽出する。
次に、S1305にて、管理サーバ120は、現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻であるか否かを判定する。現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻である場合、管理サーバ120は次の工程へ処理を進行させる。現在時刻が再生スケジュールに含まれる時刻でない場合、管理サーバ120は本工程を終了する。
次に、S1306にて、管理サーバ120は、現在時刻と一致している再生スケジュールに対応するお気に入り動画700の動画IDに紐付いたテスト画面1200をテスト情報記憶部133から抽出する。
次に、S1307にて、管理サーバ120は、S1306で抽出したテスト画面1200をユーザ端末100に送信する。
次に、S1308にて、ユーザ端末100は、S1307で管理サーバ120から送信されたテスト画面1200を受信する。その後、受信したテスト画面1200をディスプレイ上で表示させる。
このように、管理サーバ120がテスト画面1200を再生スケジュールに従ってユーザ端末100に提供することにより、管理サーバ120は、テスト画面1200を「エビングハウスの忘却曲線」に基づくタイミングや、ユーザが行ったテストの結果に応じて、ユーザ端末に提供できるため、効率的に学習の定着を図ることが可能となる。
<スケジュール画面>
図14は、本発明の一実施の形態におけるスケジュール画面および当日スケジュール画面の概要を示す図である。
図14(a)に示されるように、スケジュール画面1400は、月別カレンダー表示領域1410と、再生予定動画表示領域1420とを含む。スケジュール画面1400は、ユーザ端末100に表示される。
スケジュール画面1400は、月別カレンダー表示領域1410において、お気に入り動画700の再生をするスケジュールをカレンダー/日別に一覧表示する。
また、スケジュール画面1400は、隙間時間でユーザに見てほしい動画を分単位で表示したり、隙間時間に収まるものを選択して再生したりしてもよいものとする。
具体的には、まず、管理サーバ120のスケジュール画面生成部170は、スケジュール画面1400を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する(図15にて後述)。
次に、スケジュール画面生成部170は、抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出し、抽出したスケジュール情報220に含まれる再生スケジュールに基づいて、スケジュール画面1400を生成する。
この際、再生スケジュールにはユーザごとに個別の隙間時間が発生している。よって、スケジュール画面生成部170は、ユーザの再生スケジュールを抽出し、そのユーザの隙間時間を分単位で把握できる。その後、スケジュール画面生成部170は、お気に入り動画700のうちでその隙間時間内に収まる再生時間のものを選択し、スケジュール画面1400を生成する。
なお、この場合、スケジュール画面生成部170は、図9にて既述した算出方法に従わないで再生スケジュールを生成しても良いものとする。
スケジュール画面1400は、再生回数を表示できる。
既述の通り、スケジュール画面生成部170は、抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出し、抽出したスケジュール情報220に含まれる再生スケジュールに基づいて、スケジュール画面1400を生成する。
再生スケジュールにはユーザごとに個別の再生履歴が含まれる。よって、スケジュール画面生成部170は、ユーザの再生スケジュールを抽出し、そのユーザの再生履歴すなわち再生回数を把握できる。よって、スケジュール画面生成部170は、スケジュール画面1400において再生回数を表示できる。
また、スケジュール画面1400は、内容が関連するもの(同一カテゴリのもの)が連続して再生されるように表示してもよいものとする。
既述の通り、スケジュール画面生成部170は、抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出し、抽出したスケジュール情報220に含まれる再生スケジュールに基づいて、スケジュール画面1400を生成する。
スケジュール情報220にはユーザごとにいくつかのお気に入り動画700が含まれている。よって、スケジュール画面生成部170は、ユーザのスケジュール情報220を抽出し、そのユーザのお気に入り動画700の中からお気に入り動画700の属するカテゴリを把握できる。よって、スケジュール画面生成部170は、スケジュール画面1400において内容が関連するもの(同一カテゴリのもの)が連続して再生されるように表示できる。
その他、スケジュール画面1400は、累積の再生回数が少ないもの(お気に入り登録された日が近いもの)を優先して再生されるように表示してもよいものとする。なお、この場合も、スケジュール画面生成部170は、図9にて既述した算出方法に従わないで再生スケジュールを生成しても良いものとする。
このようにして、ユーザは、ユーザ端末100に表示されたスケジュール画面1400に含まれる月別カレンダー表示領域1410のうち、再生予定動画表示領域1420の中の確認したい日にちの表示を見ながら、いつでも容易に予定の確認を行うことができる。
また、ユーザは、隙間時間の有効利用や、お気に入り動画700と関連する内容の動画の視聴ができ、学習効率を一層高めるスケジュール管理が可能となる。
<当日スケジュール画面>
図14(b)に示されるように、当日スケジュール画面1430は、当日再生予定動画表示領域1440を含む。当日スケジュール画面1430は、ユーザ端末100に表示される。
このようにして、ユーザは、ユーザ端末100に表示された当日スケジュール画面1430に含まれる当日再生予定動画表示領域1440の表示を見ながら、いつでも容易に当日の再生予定動画の確認を行うことができる。
<スケジュール画面生成処理>
図15は、本発明の一実施の形態におけるスケジュール画面生成処理およびスケジュール画面提供処理の概要を示す図である。
図15で示されるように、まず、S1501にて、管理サーバ120は、スケジュール画面1400を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S1502にて、管理サーバ120は、S1501で抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出する。
次に、S1503にて、管理サーバ120のスケジュール画面生成部170は、S1502で抽出したスケジュール情報220に含まれる再生スケジュールに基づいて、スケジュール画面1400を生成する。
<スケジュール画面提供処理>
次に、S1504にて、管理サーバ120は、S1503で抽出したスケジュール画面1400をユーザ端末100に送信する。
次に、S1505にて、ユーザ端末100は、S1504で管理サーバ120から送信されたスケジュール画面1400を受信する。その後、受信したスケジュール画面1400をディスプレイ上で表示させる。
このようにして、管理サーバ120は、月別の再生スケジュールをユーザに可視化させ学習を容易に管理できるよう支援することができる。
<スケジュール通知処理>
図16は、本発明の一実施の形態におけるスケジュール通知処理の概要を示す図である。
図16で示されるように、まず、S1601にて、設定時刻(例えば6時など)を経過した時に、管理サーバ120は、当日スケジュール画面1430を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。なお、設定時刻はユーザによって予め設定することができるものとする。
次に、S1602にて、管理サーバ120は、S1601で抽出したユーザ情報200に含まれるスケジュール情報220をスケジュール情報記憶部132から抽出する。
次に、S1603にて、管理サーバ120のスケジュール画面生成部170は、S1602で抽出したスケジュール情報220に含まれる再生スケジュールに基づいて、当日スケジュール画面1430を生成する。
次に、S1604にて、管理サーバ120は、S1603で抽出した当日スケジュール画面1430をユーザ端末100に送信する。
次に、S1605にて、ユーザ端末100は、S1604で管理サーバ120から送信された当日スケジュール画面1430を受信する。その後、受信した当日スケジュール画面1430をディスプレイ上で表示させる。なお、ユーザ端末100は、当日スケジュール画面についてスマートフォンにおけるプッシュ通知としても良いし、メールにて通知させても良いものとする。
このようにして、管理サーバ120は、当日の再生スケジュールをユーザに毎日可視化させ、毎日の学習を容易に管理できるよう支援することができる。
<電子書籍生成処理>
図17は、本発明の一実施の形態における電子書籍生成処理および電子書籍提供処理の概要を示す図である。
図17で示されるように、まず、S1701にて、設定時刻(例えば23時など)を経過した時に、管理サーバ120は、電子書籍を提供したいユーザIDに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。なお、設定時刻はユーザによって予め設定することができるものとする。
次に、S1702にて、管理サーバ120は、S1701で抽出したユーザ情報200に含まれるお気に入り動画情報210をお気に入り動画情報記憶部131から抽出する。
次に、S1703にて、管理サーバ120の電子書籍生成部180は、S1702で抽出したお気に入り動画情報210に含まれる文字データと音声データに基づいて、電子書籍を生成する。
次に、S1704にて、管理サーバ120は、S1703で生成した電子書籍をユーザ端末100に送信する。
次に、S1705にて、ユーザ端末100は、S1704で管理サーバ120から送信された電子書籍を受信する。その後、受信した電子書籍をディスプレイ上で表示させる。
このようにして、管理サーバ120は、お気に入り動画に対応する部分のテスト、音声、電子書籍の自動化等により、学習の効率的な習得をユーザにさせることが可能となる。
<グループ生成方法>
図18は、本発明の一実施の形態におけるグループ生成方法の概要を示す図である。
例えば、図18に示されるように、ユーザ端末100として、甲、乙、丙の3人について、甲のお気に入り動画700のリスト1810と、乙のお気に入り動画700のリスト1820と、丙のお気に入り動画700のリスト1830とを考える。
この場合、甲のお気に入り動画700のリスト1810に含まれるお気に入り動画700(の動画1)のタグ「レストラン」、「注文」と、乙のお気に入り動画700のリスト1820に含まれるお気に入り動画700(の動画2)のタグ「レストラン」、「注文」とが共通する。
よって、甲と乙は、同一のタグ「レストラン」、「注文」を共有している関係であるため、図18に示されるように、グループ生成部は甲と乙を構成員としてグループAを生成する。
また、甲のお気に入り動画700のリスト1810に含まれるお気に入り動画700(の動画1)のタグ「英語」と、丙のお気に入り動画700のリスト1830に含まれるお気に入り動画700(の動画1)のタグ「英語」とが共通する。
よって、甲と丙は、同一のタグ「英語」を共有している関係であるため、図18に示されるように、グループ生成部は甲と丙を構成員としてグループBを生成する。
このように、グループ生成部190は、あるユーザ端末100が登録しているお気に入り動画700に含まれるお気に入り動画700のタグと、他のユーザ端末100が登録しているお気に入り動画700に含まれるお気に入り動画700のタグとが共通する場合にそのタグを共有するすべてのユーザ端末100を構成員としてグループを生成する。
<グループ生成処理>
図19は、本発明の一実施の形態におけるグループ生成処理の概要を示す図である。
まず、S1901にて、管理サーバ120は、ユーザ端末100にお気に入り動画700を提供後、提供したお気に入り動画700に含まれるタグと対応するすべてのユーザをユーザ情報記憶部130から抽出する。
なお、このタグとしては、段落[0035]で既述したもののほかに、社名、社長、従業員、右腕などの属性情報、業種情報などがある。
次に、S1902にて、管理サーバ120は、あるユーザ端末100に提供したお気に入り動画700に含まれるタグと他のユーザ端末100についてのタグとが共通するか否かを判定する。
管理サーバ120があるユーザ端末100に提供したお気に入り動画700に含まれるタグと他のユーザ端末100についてのタグとが共通すると判定した場合に、S1903にて、管理サーバ120のグループ生成部190は、共通するタグを有するすべてのユーザ端末100を構成員としてグループを生成する。
また、グループ生成部190は、社名のタグを参照して、社長と、当該会社の従業員とを構成員としてグループを生成しても良い。
また、グループ生成部190は、同じ業種のユーザ同士を構成員としてグループを生成しても良い。なお、グループ生成部190は、同じ業種が2名以上同じグループに含まれないように、他業種同士でグループを生成しても良い。
この際、グループ生成部190は、グループの人数が、例えば5名と決められており、その人数を越えないようにグループを生成する。
すなわち、グループ生成部190は、現在動画を再生している人数を算出し、その人数をグループの最大人数で均等にわけて複数のグループを生成する(例えば15名が視聴している場合、5名のグループを3つ生成する)。
また、オンライン上でリアルタイムでのグループワークを行う場合は、それぞれのグループの活動の様子等を録画できる。このようにすることで、管理サーバ120は、ユーザ端末100どうしでグループをまたいでのシェアを可能にする。
管理サーバ120があるユーザ端末100に提供したお気に入り動画700に含まれるタグと他のユーザ端末100についてのタグとが共通すると判定しない場合、管理サーバ120は本工程を終了する。
<シェア画面>
図20は、本発明の一実施の形態におけるシェア画面2000の概要を示す図である。
図20に示されるように、シェア画面2000は、お気に入り動画700と、タイトル表示領域730と、グループ名表示領域2010と、構成員表示領域2020と、講師役表示アイコン2030と、シェアリスト表示領域2040とを有する。
グループ名表示領域2010は、グループ生成部190が生成したグループについてのグループ名を表示させる。なお、グループ名は、グループ生成部が自動的に決定するか、そのグループの構成員のうち任意の構成員(ユーザ)によって決定されても良い。
構成員表示領域2020は、グループ生成部190が生成したグループについての構成員の上半身を映す動画または静止画を表示させる。
講師役表示アイコン2030は、グループ生成部190が生成したグループについての構成員のうち、選定された講師役(選定処理については後述する)がどの構成員であるかを表示させる。
シェアリスト表示領域2040は、グループ生成部190が生成したグループについての共有されるタグに対応するお気に入り動画700や、それに関連するテスト問題や資料(表やグラフ等)のデータについてのリストを表示させる。
<シェア画面生成処理>
図21は、本発明の一実施の形態におけるシェア画面生成処理およびシェア画面提供処理の概要を示す図である。
まず、S2101にて、管理サーバ120は、ユーザ端末100にお気に入り動画700を提供し、グループ生成部190がグループを生成後、生成したグループに含まれるすべてのユーザのユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S2102にて、管理サーバ120のシェア画面生成部191は、S2101で抽出したすべてのユーザのユーザ情報200に基づいてシェア画面2000を生成する。
<シェア画面提供処理>
次に、S2103にて、管理サーバ120のシェア画面提供部192は、S2102で生成されたシェア画面2000をユーザ端末100に送信する。
次に、S2104にて、ユーザ端末100は、S2103で送信されたシェア画面2000を受信してディスプレイ上で表示させる。
このようにシェア画面を生成および提供することで、管理サーバ120は、グループ内で共通の課題や学習事項についてミーティングさせることを可能にし、グループ内のユーザ同士で情報の共有を行える仕組みを実現できる。
<講師役選定処理>
図22は、本発明の一実施の形態における講師役選定処理の概要を示す図である。
まず、S2201にて、管理サーバ120は、ユーザ端末100にお気に入り動画700を提供し、グループ生成部190がグループを生成後、生成したグループに含まれるすべてのユーザのユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
次に、S2202にて、管理サーバ120のシェア画面生成部191は、S2201で抽出したすべてのユーザのユーザ情報200に基づいて講師役を選定する。
次に、S2203にて、管理サーバ120のシェア画面提供部192は、S2202で選定された講師役について講師役表示アイコン2030を表示させたシェア画面2000を生成する。
次に、S2204にて、管理サーバ120のシェア画面提供部192は、S2203で生成されたシェア画面2000をユーザ端末100に送信する。
次に、S2205にて、ユーザ端末100は、S2204で送信されたシェア画面2000を受信してディスプレイ上で表示させる。
このように講師役を選定させることで、管理サーバ120は、グループ内で講師を中心としてミーティングさせることを可能にし、グループ内のユーザ同士が教え合う仕組みを実現できる。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本発明の実施の形態によれば、「フォローアップ(学習→実践→評価)に特化し、フォローアップとともに、教え合う場を提供し、学んだことの定着を図る」ことが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、お気に入り動画を「エビングハウスの忘却曲線」に基づくタイミングや、ユーザが行ったテストの結果に応じて、ユーザ端末に提供できるため、効率的に学習の定着を図ることが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、再生スケジュールを可視化し学習を容易に管理できるよう支援することや、お気に入り動画に対応する部分のテスト、音声、電子書籍の自動化等により、学習の効率的な習得が可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、ユーザに話し合う場(グループワークの場)を提供可能にし、より知識の定着を図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、顧客端末は、スマートフォン以外にも、ノート型PCや、タブレット端末等の様々な形態の顧客端末を全て含むものである。
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
また、上記の各構成、機能、処理部は、それらの一部又は全部を、ハードウェア(例えば、集積回路)で実現してもよい。また、上記の各構成、機能、処理部は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するネットワーク経由もしくはディスク等記憶媒体によるインストール型のソフトウェア、また、ASPなどのネットワーク型アプリケーションで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
次に、S808にて、管理サーバ120は、S807でユーザ端末100から送信されたお気に入り動画生成用データ211を受信する。そして、後述する、お気に入り動画記憶処理にて、管理サーバ120のお気に入り動画生成部140は、動画IDを割り振り、割り振った動画IDと受信したお気に入り動画生成用データ211(始点、終点、タイトルを含むデータ)とを対応付けてお気に入り動画情報記憶部131に記憶する。そして、お気に入り動画生成部140は、お気に入り動画情報記憶部131に記憶されているお気に入り動画生成用データ211に基づいてお気に入り動画700を生成する。