JP2021082406A - 防水コネクタおよびこれを用いた医療器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 医療器具等に使用可能な防水性を有した電気コネクタを得る。【解決手段】 複数のプローブピン構造の複数の相手端子を有した相手コネクタと接続される防水コネクタが、中実ピン構造の複数の防水端子と、前記複数の防水端子を保持する防水ハウジングとを備える。前記防水ハウジングが、外部に開口する内部空間を有した外部ハウジングと、前記内部空間の開口部を密閉するように取り付けられた弾性材料製の防水シール部材とから構成される。前記防水シール部材に複数の取付圧入孔が形成され、前記複数の取付圧入孔にそれぞれ前記複数の防水端子が圧入されて前記防水シール部材に保持される構成であり、前記防水コネクタを前記相手コネクタと接続させたときに、前記防水端子の外側先端部と前記相手端子の先端部が当接して電気接続される。【選択図】図2
Description
本発明は、防水機能を有した防水コネクタ、および、この防水コネクタを用いた医療器具に関する。
内視鏡などの医療器具は先端に治療器具や撮影装置を取り付けられており、治療器具の作動制御や撮影装置の撮影のために電力、電気制御信号、撮像信号の授受を行う電力ライン、信号ラインが本体側の装置(電力供給、制御装置、画像表示装置など)と繋がって設けられる。このとき電力ライン、信号ラインは電気コネクタを介して医療器具と繋がるように構成し、医療器具を交換したり、医療器具を本体から取り外して洗浄したりできるようになっている。一般的に医療器具は衛生上の観点から使い捨てタイプのものも多いが、内視鏡などの医療器具は複雑な構成で高価であるため、使用の都度、洗浄して複数回の使用が可能な構成となっている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、電気コネクタによる接続を外して医療器具を取り外し、これを洗浄する際に、医療器具側の電気コネクタの接続部から内部に洗浄液が入り込むおそれがある。このため、従来は、医療器具側の電気コネクタの接続部に防水キャップを取り付け、洗浄時に洗浄液が内部に入り込むのを防止していた。しかしながら、防水キャップが別途必要であり、電気コネクタ部に防水キャップを取り付けるための構造を設ける必要があるという問題がある。さらに、洗浄の都度、防水キャップを取り付け、取り外す必要があり洗浄作業の手間が増えるという問題や、うっかり防水キャップを付け忘れて洗浄液が内部に入り込み、医療器具を損傷するおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、医療器具側の電気コネクタを防水構造とし、上記の問題を解決することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る防水コネクタは、複数のプローブピン構造の相手端子を有した相手コネクタと接続されるように構成され、中実ピン構造の複数の防水端子と、前記複数の防水端子を保持する防水ハウジングとを備え、前記防水ハウジングが、外部に開口する内部空間を有した外部ハウジングと、前記内部空間の開口部を密閉するように取り付けられた弾性材料製の防水シール部材とから構成され、前記複数の防水端子の外側先端部が外側に露出するようにして液密状態で前記防水シール部材に保持される構成であり、前記防水コネクタを前記相手コネクタと接続させたときに、前記防水端子の外側先端部と前記相手端子の先端部が当接して電気接続されるように構成されている。
上述の防水コネクタにおいて、前記防水シール部材に複数の取付圧入孔が形成され、前記複数の取付圧入孔にそれぞれ前記複数の防水端子が圧入されてその外側先端部が外側に露出して前記防水シール部材に液密状態で保持される構成とするのが好ましい。
上述の防水コネクタにおいて、前記複数の防水端子が前記防水シール部材に一体成形(
例えば、インサート成形)されて液密状態で保持される構成であっても良い。
例えば、インサート成形)されて液密状態で保持される構成であっても良い。
また、上述の防水コネクタにおいて、前記防水シール部材に圧入された前記防水端子の外側先端部がすり鉢形状凹部を有し、前記防水コネクタを前記相手コネクタと接続させたときに、前記相手端子の先端部が前記防水端子の前記すり鉢形状凹部に受容される構成とするのが好ましい。
本発明に係る医療装置は、内視鏡などの構成を有した医療器具部と、前記医療器具部に制御ラインを介して繋がって設けられた前記防水コネクタとから構成され、前記相手コネクタが信号等のラインを介して制御装置と繋がる構成である。
本発明に係る防水コネクタによれば、複数の防水端子の外側先端部が外側に露出するようにして液密状態で防水シール部材に保持される構成であり、端子部から内部への防水性を確保することができる。
この場合において、防水シール部材に複数の取付圧入孔が形成され、複数の取付圧入孔にそれぞれ複数の防水端子が圧入されてその外側先端部が外側に露出して防水シール部材に保持される構成としても良く、これによっても、端子部から内部への防水性を確保することができる。
また、複数の防水端子が防水シール部材に一体成形(例えば、インサート成形)されて液密状態で保持される構成であっても良く、これによっても、端子部から内部への防水性を確保することができる。
なお、防水コネクタを相手コネクタと接続させたときに、相手端子の先端部が防水端子のすり鉢形状凹部に受容される構成とすれば、相手端子の先端部をすり鉢状凹部により案内して芯合わせさせることができ、両端子の電気接続性を良くすることができる。
本発明に係る医療装置によれば、医療器具部に制御ラインを介して繋がって設けられた防水コネクタを有するので、コネクタ部分において医療器具を取り外した状態で防水コネクタにおける防水が確保される。このため、取り外した医療器具をそのまま洗浄することができ、繰り返し使用が簡単になる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。まず、図1を参照しながら、本発明の対象となる医療装置の具体例としての内視鏡装置MAの全体構成について説明する。内視鏡装置MAは、医者が操作する部分となるビデオスコープ装置1と、
信号の送受信等を行う第1制御装置6と、電源供給管理等を行う第2制御装置7とを備える。
信号の送受信等を行う第1制御装置6と、電源供給管理等を行う第2制御装置7とを備える。
ビデオスコープ装置1は、医者が手で持って操作する操作部11と、体内に挿入される挿入部12と、挿入部12の先端に設けられた検査部13と、操作部11から延びる検査装置側ケーブル15と、検査装置側ケーブル15の先端に取り付けられた検査装置側コネクタ16とを備える。検査装置側コネクタ16は、第1制御装置6と接続するための第1コネクタ20と、第2制御装置7と接続するための電源接続ピン17とを備える。第1制御装置6からは制御装置側ケーブル61が延び、この制御装置側ケーブル61の先端に第2コネクタ50が設けられている。
第1コネクタ20と第2コネクタ50とを嵌合接続させることにより、検査装置側ケーブル15および制御装置側ケーブル61を介して、ビデオスコープ装置1と第1制御装置6が電気接続され、各種信号のやりとりが可能となる。検査装置側コネクタ16に設けられた電源接続ピン17は第2制御装置7の背面に設けられた接続部に挿入して接続し、第2制御装置7から電力供給を受けるようになっている。
以上の構成の内視鏡装置MAにおいて、ビデオスコープ装置1は、挿入部12を患者の体内に挿入して内視鏡検査を行うものであり、これを繰り返して使用するために検査後に洗浄して殺菌消毒するようになっている。このとき、第1コネクタ20を防水構造としており、電源接続ピン17も防水構造であり、ビデオスコープ装置1をこのまま洗浄することができるようになっている。このように防水構造となっている第1コネクタ20およびこれと嵌合接続される第2コネクタ50について、以下に詳しく説明する。
第1コネクタ20および第2コネクタ50を図2に示しており、第1コネクタ20はレセプタクルコネクタとして、第2コネクタ50はプラグコネクタとして用いられて、両者が嵌合接続可能となっている。第1コネクタ20は、円筒状のベース部材21に外側(図の上面側)が開口した矩形ハウジング22を有する。ベース部材21の内部に設けられた支持基板23に多数の中実円筒状の端子ピン28が矩形マトリクス状に並ぶとともに上方に延びて取り付けられている。なお、ベース部材21を除いた状態での第1コネクタ20を図3に示し、さらに、その上部構造を拡大して図4に示している。以下、これらの図も加えて参照しながら説明する。
矩形ハウジング22の先端側開口部に、端子ピン28と同一の矩形マトリクス状に並んで貫通形成された第1貫通孔24aを有するガイド板24と、第1貫通孔24aと同一パターンで並んで貫通形成された第2貫通孔25aを有するシリコンゴム製の防水板25が、開口部を覆って取り付けられている。なお、防水板25は、シリコンゴムに限られず、その他のゴム、樹脂などの弾性を有する部材から作っても良い。ガイド板24および防水板25は、矩形ハウジング22の開口内にハウジング先端の抑え部22aにより保持されており、矩形ハウジング22の先端開口部に液密に取り付けられている。支持基板23に取り付けられた端子ピン28の外側先端部は第1および第2貫通孔24a,25a内に挿入され、端子ピン28の先端28aの外端面28bは第2貫通孔25aから外方に露出する。なお、端子ピン28の先端28aの外径は第2貫通孔25aの内径より若干大きく、端子ピン28の先端28aはそれぞれ対応する第2貫通孔25a内に液密状態で圧入され、防水機能を有するようになっている。このとき、端子ピン28の外端面28bは防水板25の上端面と同一位置もしくは上端面より少し低い位置になるようにするのが好ましい。また、防水板25の第2貫通孔25a内に圧入する代わりに、端子ピン28の先端部28aをシリコンゴムで囲むように一体成形(インサート成形)して端子ピン28を一体に有した防水板25を構成しても良い。
上記構成の第1コネクタ20は検査装置側コネクタ16のハウジング内に液密状態で取り付けられており、上述のように、端子ピン28の先端部28aが防水板25に液密状態で取り付けられているため、全体として防水構造となっている。なお、支持基板23の背面(下面)において検査装置側ケーブル15の内部ラインがそれぞれ対応する端子ピン28と接続されており、これら内部ラインを有する検査装置側ケーブル15が図1に示すように第1コネクタ20から延びている。
第2コネクタ50は、第1コネクタ20の矩形ハウジング22と嵌合可能な嵌合接続部
51aを有するベースハウジング51を有する。ベースハウジング51の嵌合接続部51aに囲まれて一体にピン支持部52が設けられており、ピン支持部52に上記第1および第2貫通孔24a,25aと同一パターンで矩形マトリクス状に並んでピン支持孔52aが貫通形成されている。各ピン支持孔52aにプローブピン55が取り付けられており、これらプローブピン55は背面側において制御装置側ケーブル61の信号ラインと接続されている。
51aを有するベースハウジング51を有する。ベースハウジング51の嵌合接続部51aに囲まれて一体にピン支持部52が設けられており、ピン支持部52に上記第1および第2貫通孔24a,25aと同一パターンで矩形マトリクス状に並んでピン支持孔52aが貫通形成されている。各ピン支持孔52aにプローブピン55が取り付けられており、これらプローブピン55は背面側において制御装置側ケーブル61の信号ラインと接続されている。
プローブピン55は、図5に示すように、下端が開放した中空円筒状のケース56の内部にバネ57と中実円筒状のピン部材58とを配置し、ピン部材58がバネ57により下方に押圧される構成である。このため、第1コネクタ20と第2コネクタ50とを嵌合接続させると、端子ピン28の接続部28aの上端面28bがピン部材58の下端と当接し、両者が電気接続される。このとき、バネ57の付勢力が両者の当接力を確保し安定して電気接続させるようになっている。また、端子ピン28の上端面28bはすり鉢状に窪んで形成されており、ピン部材58の下端58aは半球状に形成されている。このため、図6(a)に示すように、ピン部材58の下端58aが端子ピン28の中心から若干ずれた位置で上端面28bと当接したときでも、図6(b)に矢印で示すように、上端面28bのすり鉢状の凹部にガイドされて中心側に移動され、両者の芯合わせが行われる。また、すり鉢状の凹部形状の上端面28bに半球状の下端58aが当接するため、両者の当接面積を確保して確実な電気接続を図ることができる。
MA 1 ビデオスコープ装置
6 第1制御装置 7 第2制御装置
15 検査装置側ケーブル 16 検査装置側コネクタ
17 電源接続ピン 20 第1コネクタ
21 ベース部材 22 矩形ハウジング
23 支持基板 25 防水板
24 ガイド板 28 端子ピン
50 第2コネクタ 55 プローブピン
6 第1制御装置 7 第2制御装置
15 検査装置側ケーブル 16 検査装置側コネクタ
17 電源接続ピン 20 第1コネクタ
21 ベース部材 22 矩形ハウジング
23 支持基板 25 防水板
24 ガイド板 28 端子ピン
50 第2コネクタ 55 プローブピン
Claims (5)
- 複数のプローブピン構造の相手端子を有した相手コネクタと接続される防水コネクタであって、
中実ピン構造の複数の防水端子と、前記複数の防水端子を保持する防水ハウジングとを備え、
前記防水ハウジングが、外部に開口する内部空間を有した外部ハウジングと、前記内部空間の開口部を密閉するように取り付けられた弾性材料製の防水シール部材とから構成され、
前記複数の防水端子の外側先端部が外側に露出するようにして液密状態で前記防水シール部材に保持される構成であり、
前記防水コネクタを前記相手コネクタと接続させたときに、前記防水端子の外側先端部と前記相手端子の先端部が当接して電気接続されるように構成されていることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記防水シール部材に複数の取付圧入孔が形成され、前記複数の取付圧入孔にそれぞれ前記複数の防水端子が圧入されてその外側先端部が外側に露出して前記防水シール部材に液密状態で保持される構成であることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
- 前記複数の防水端子が前記防水シール部材に一体成形されて液密状態で保持される構成であることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
- 前記防水シール部材に圧入された前記防水端子の外側先端部がすり鉢形状凹部を有し、前記防水コネクタを前記相手コネクタと接続させたときに、前記相手端子の先端部が前記防水端子の前記すり鉢形状凹部に受容されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防水コネクタ。
- 内視鏡などの構成を有した医療器具部と、前記医療器具部に制御ラインを介して繋がって設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の前記防水コネクタとから構成され、前記相手コネクタが信号等のラインを介して本体装置と繋がるように構成されたことを特徴とする医療器具。
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---|---|---|---|
JP2019206705A JP2021082406A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 防水コネクタおよびこれを用いた医療器具 |
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Publications (1)
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2019
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