JP2021081762A - 設問作成システム、画像形成装置、設問作成プログラム、及び設問作成装置 - Google Patents

設問作成システム、画像形成装置、設問作成プログラム、及び設問作成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】指導者の手間を掛けずに、学習者向けの設問を作成する。【解決手段】設問作成システムは、撮影画像をキャプチャする撮像装置と、撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、撮影画像から、マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、撮影画像から、マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、を有するカメラ装置と、複数のコンテンツを記憶するデータベース装置と、オブジェクトを含むコンテンツをデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、コンテンツに含まれるオブジェクトを、編集方法により編集することにより、オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部を有する画像形成装置とを具備する。【選択図】図10

Description

本開示は、カメラ装置及び画像形成装置を有する設問作成システムと、この画像形成装置と、この画像形成装置が実行する設問作成プログラムとに関する。本開示は、さらに、カメラ装置及び画像形成装置の機能を一体的に有する設問作成装置と、この設問作成装置が実行する設問作成プログラムとに関する。
指導者(教師等)、学習者(児童、生徒等)向けの設問(試験問題、小テスト等)を作成する場合、典型的には、モバイルパーソナルコンピューターのワードプロセッサーソフトを使うなど、マニュアルで一から作成する。
特開2011−101103号公報 特開2011−197079号公報 特開2016−131310号公報 特開2011−166201号公報 特開2011−053996号公報
指導者の手間を掛けずに、学習者向けの設問を作成することが望まれる。
本開示の一形態に係る設問作成システムは、
撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを画像形成装置に送信するデータ送信部
として動作する第1の制御回路と
を有するカメラ装置と、
複数のコンテンツを記憶するデータベース装置と、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを、前記カメラ装置から受信するデータ受信部と、
前記オブジェクトを含むコンテンツを前記データベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
として動作する第2の制御回路
を有する前記画像形成装置と
を具備する。
(1)本実施形態によれば、ユーザーが筆記したオブジェクトを、マーカーを基準に撮影画像から検出し、加えて、検出したオブジェクトを編集することで、自動的に(ユーザーのマニュアル入力無しに)設問を作成することができる。また、ユーザーは、編集方法を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の編集方法を特定するジェスチャーエリア内で、ジェスチャーを行うことにより、編集方法を特定することができるので、ユーザーの手間が益々掛からない。
前記カメラ装置の前記第1の制御回路は、さらに、
前記ジェスチャーに依存する個数を判断する個数判断部として動作し、
前記データ送信部は、前記個数を前記画像形成装置に送信し、
前記データ受信部は、前記個数をさらに前記カメラ装置から受信し、
前記コンテンツ検索部は、前記個数の異なるコンテンツを前記データベース装置から検索し、
前記設問作成部は、前記個数の異なるコンテンツに含まれる前記オブジェクトを編集することにより、前記個数の異なる設問を作成する。
(2)本実施形態によれば、ユーザーは、作成すべき設問の個数を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の個数を特定するジェスチャーを行うことにより、作成すべき設問の個数を特定することができるので、ユーザーの手間が益々掛からない。
前記ジェスチャー検出部は、特定の形状の物体を使ったジェスチャーを、前記ジェスチャーとして検出し、
前記個数判断部は、前記物体の個数を、前記個数として判断する。
(3)本実施形態によれば、例えば、1本の指示棒で指示するジェスチャーや、2本の指で指示するジェスチャーという、講義中に一般的に行うような自然なジェスチャーで、作成すべき設問の個数を特定することができるので、ユーザーフレンドリーである。その上、授業や講義中にこのジェスチャーを行うことが不自然でないため、ユーザーにとっては授業や講義を行うと同時に設問を作成することができ、労働時間の削減につながる。
前記編集方法判断部は、異なるジェスチャーエリアに依存して、異なる編集方法を判断し、
前記設問作成部は、前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記異なる編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する異なる設問を作成する。
(4)本実施形態によれば、ユーザーは、編集方法を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の編集方法を特定するジェスチャーエリアGA内で、ジェスチャーを行うことにより、同一のオブジェクトに関する異なる設問を作成することができるので、益々ユーザーフレンドリーである。
前記カメラ装置の前記第1の制御回路は、さらに、
前記撮影画像に基づき、設問作成を終了すると判断する終了判断部と、
終了通知を前記画像形成装置に送信する終了通知送信部
として動作し、
前記画像形成装置の前記第2の制御回路は、さらに、
前記終了通知を前記カメラ装置から受信する終了通知受信部と、
前記終了通知を受信すると、前記オブジェクトに関する作成された前記設問の全てを含むファイルを作成するファイル作成部として動作する。
(5)本実施形態によれば、ユーザーは、ファイルを作成する指示を装置にマニュアルで入力する必要が無いため、ユーザーにとっては授業や講義を行うと同時にファイルを作成することができ、労働時間の削減につながる。
前記終了判断部は、前記マーカー検出部が前記撮影画像から前記マーカーを検出しなくなる、又は、前記ジェスチャー検出部が前記撮影画像から前記ジェスチャーと異なるジェスチャーを検出すると、設問作成を終了すると判断する。
(6)本実施形態によれば、終了判断部は、撮影画像に基づき、設問作成を終了すると判断する。これにより、ユーザーは、設問作成を終了するための指示を装置にマニュアルで入力する必要無く、例えば、マーカーを消したり、ジェスチャー(例えば、両手で丸いを形作る等)を行うだけで、設問作成を終了することができ、ユーザーフレンドリーである。
前記画像形成装置は、前記ファイルの画像を形成する画像形成部をさらに有する。
(7)本実施形態によれば、画像形成装置が作成したファイルをローカルで印刷することができるので、益々ユーザーフレンドリーである。
本開示の一形態に係る画像形成装置は、
撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを送信するデータ送信部
として動作する第1の制御回路と
を有するカメラ装置から、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを受信するデータ受信部と、
前記オブジェクトを含むコンテンツをデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
として動作する第2の制御回路と
を具備する。
本開示の一形態に係る設問作成プログラムは、
画像形成装置の第2の制御回路を、
撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを送信するデータ送信部
として動作する第1の制御回路と
を有するカメラ装置から、
前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを受信するデータ受信部と、
前記オブジェクトを含むコンテンツをデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
として動作させる。
本開示の一形態に係る設問作成装置は、
撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記オブジェクトを含むコンテンツを、複数のコンテンツを記憶するデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
として動作する制御回路と
を具備する。
本開示の一形態に係る設問作成装置プログラムは、
撮像装置がキャプチャした撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記オブジェクトを含むコンテンツを、複数のコンテンツを記憶するデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
として制御回路を動作させる。
本開示によれば、指導者の手間を掛けずに、学習者向けの設問を作成することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の一実施形態に係る設問作成システムを示す。 画像形成装置のハードウェア構成を示す。 画像形成装置のハードウェア構成を示す。 データベース装置のハードウェア構成を示す。 設問作成システムの機能的構成を示す。 マーカーの一例を示す。 オブジェクト及びユーザーが行うジェスチャーの一例を示す。 オブジェクト及びユーザーが行うジェスチャーの別の例を示す。 カメラ装置の動作フローを示す。 画像形成装置の動作フローを示す。 設問作成装置のハードウェア構成を示す。 設問作成装置の機能的構成を示す。 設問作成装置の動作フローを示す。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
I.第1の実施形態
1.設問作成システム
図1は、本開示の一実施形態に係る設問作成システムを示す。
設問作成システム1は、画像形成装置10と、カメラ装置20と、データベース装置30とを有する。画像形成装置10と、カメラ装置20とは、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して(図1)又は近距離無線通信により(図示せず)、相互に通信可能に接続される。画像形成装置10と、データベース装置30とは、LAN及び/又はインターネット等のネットワークNを介して、相互に通信可能に接続される。
画像形成装置10は、典型的には、MFP(Multifunction Peripheral)である。
カメラ装置20は、撮像装置(カメラ)と制御回路を有すれば、如何なるデバイスでもよい。カメラ装置20は、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、モバイルパーソナルコンピューター、タブレットコンピューター、スマートフォン等でよい。カメラ装置20が有する撮像装置(カメラ)は、典型的には内蔵であるが、外付けでもよい。
データベース装置30は、不揮発性の大容量の記憶装置を有する。データベース装置30は、特にLANを介して接続される場合には、パーソナルコンピューターでよい。
2.画像形成装置のハードウェア構成
図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示す。
画像形成装置10は、制御回路100を備える。制御回路100は、プロセッサーであるCPU11a(Central Processing Unit)、RAM11b(Random Access Memory)、メモリーであるROM11c(Read Only Memory)及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。CPU11aは、ROM11cが記憶する情報処理プログラムをRAM11bにロードして実行する。ROM11cは、CPU11aが実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM11cは、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
制御回路100は、画像読取部12(イメージスキャナー)、画像処理部14(GPU(Graphics Processing Unit)を含む)、画像メモリー15、画像形成部16(プリンター)、表示部17aを備える操作部17(タッチパネル)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性の記憶装置18、ファクシミリ通信部19及びネットワーク通信インターフェース13等と接続されている。制御回路100は、接続されている上記各部の動作制御や、各部との間での信号又はデータの送受信を行う。操作部17(タッチパネル)は、入力装置の一形態であり、入力装置として、マイクロフォンを含む音声入力装置が設けられてもよい。
3.カメラ装置のハードウェア構成
図3は、カメラ装置のハードウェア構成を示す。
カメラ装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶装置24、ネットワーク通信インターフェース25、操作装置26、表示装置27及び撮像装置29と、これらを相互に接続するバス28とを有する。
CPU21、ROM22、及びRAM23は、制御回路200を構成する。CPU21は、ROM22が記憶する情報処理プログラムをRAM23にロードして実行する。ROM22は、CPU21が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM22は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
撮像装置29は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサのイメージセンサを有し、撮影画像をキャプチャする。
4.データベース装置のハードウェア構成
図4は、データベース装置のハードウェア構成を示す。
データベース装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、記憶装置34、ネットワーク通信インターフェース35、操作装置36及び表示装置37と、これらを相互に接続するバス38とを有する。
CPU31、ROM32、及びRAM33は、制御回路300を構成する。CPU31は、ROM32が記憶する情報処理プログラムをRAM33にロードして実行する。ROM32は、CPU31が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM32は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
5.設問作成システムの機能的構成
図5は、設問作成システムの機能的構成を示す。
カメラ装置20の制御回路200において、CPU21は、ROM22が記憶する情報処理プログラムをRAM23にロードして実行することにより、マーカー検出部201、ジェスチャー検出部202、個数判断部203、オブジェクト検出部204、データ送信部205、終了判断部206及び終了通知送信部207として動作する。
画像形成装置10の制御回路100において、CPU11aは、ROM11cが記憶する情報処理プログラムをRAM11bにロードして実行することにより、データ受信部101、オブジェクト認識部102、コンテンツ検索部103、編集方法判断部104、設問作成部105、終了通知受信部106、ファイル作成部107及びファイル出力部108として動作する。
データベース装置30は、複数のコンテンツを記憶する。例えば、コンテンツは、1個の文字(漢字、仮名、アルファベット等)を含む例文、複数の文字(漢字熟語、複数の仮名を含む単語、複数のアルファベットを含む単語等)を含む例文、数学図形(多角形等)である。例えば、データベース装置30は、複数のコンテンツである例文「鬼のいぬ間に洗濯」、「鬼怒川温泉」等を記憶する。
6.設問作成システムの動作の前提
図6は、マーカーの一例を示す。
カメラ装置20が撮影する環境には、黒板やホワイトボード等の、ユーザー(指導者。以下同じ)が筆記可能な物体が存在する。黒板やホワイトボード等には、マーカーMAが記載される。マーカーMAは、消すことができてもよいし、固定的で消すことができなくてもよい。マーカーMAは、特定の形状を有する。例えば、マーカーMAは、矩形の枠と、矩形の枠内を複数(本例では、4個)のエリアに格子状に区画する縦線及び横線とを含む。本例では、マーカーMAは、右下エリアGA1、左下エリアGA2、右上エリアGA3及び左上エリアGA4に区画される。このように、マーカーMAを基準として、複数の異なるエリア(ジェスチャーエリアGA)が定義される。
図7は、オブジェクト及びユーザーが行うジェスチャーの一例を示す。図8は、オブジェクト及びユーザーが行うジェスチャーの別の例を示す。
ユーザーは、典型的には講義や授業の最中に、マーカーMAを基準としたエリア(オブジェクトエリアOA)に、オブジェクトOBを筆記する。オブジェクトエリアOAは、例えば、マーカーMAの枠内である。典型的には、ユーザーは、マーカーMAが黒板上に存在する場合にはチョークでオブジェクトOBを筆記し、マーカーMAがホワイトボード上に存在する場合には水性マーカーでオブジェクトOBを筆記する。オブジェクトOBは、学習者に対する設問の回答となるようなオブジェクトである。例えば、オブジェクトOBは、1個の文字(漢字、仮名、アルファベット等)、複数の文字(漢字熟語、複数の仮名を含む単語、複数のアルファベットを含む単語等)、数学図形(角度等)である。オブジェクトOBは、データベース装置30が記憶するコンテンツに含まれる。
本例では、オブジェクトOBは、1個の漢字「鬼」である。オブジェクトOB「鬼」は、データベース装置30が記憶するコンテンツである例文「鬼のいぬ間に洗濯」、「鬼怒川温泉」等に含まれる。
ユーザーは、何れか1個のジェスチャーエリアGA内でジェスチャーを行う。例えば、ジェスチャーは、特定の形状の物体(1又は複数)を使ったジェスチャーである。例えば、「特定の形状」は、特定の幅以下で、特定の長さ以上の、細長い棒状である。具体的には、「特定の形状」は、人間の指の形に類似する細長い棒状である。このような「特定の形状の物体」は、例えば、人間の指、ペン、ペンシル、指示棒などが挙げられる。特定の形状の物体(1個)を使ったジェスチャーは、1本の指、1本のペン又は1本の指示棒で指示するジェスチャーである。特定の形状の物体(2個)を使ったジェスチャーは、2本の指、2本のペン又は2本の指示棒で指示するジェスチャーである。
図7の例では、ユーザーは、左下のジェスチャーエリアGA2内で、1本の指示棒で指示するジェスチャーを行う。図8の例では、ユーザーは、右下のジェスチャーエリアGA1内で、2本の指で指示するジェスチャーを行う。
別の例に係るマーカーは、枠形状でなくてもよい。別の例に係るジェスチャーエリアは、マーカーを基準として予め定義されたエリアであれば、マーカーの外でも構わない(特に、マーカーが枠形状でない場合)。ジェスチャーエリアがマーカーの外である場合、ジェスチャーエリアは、マーカーからの距離や方向で定義されればよい。
別の例に係るマーカーは、矩形の枠を含み、複数のエリアを明示的に区画する縦線及び横を含まなくてもよい。この場合、矩形のマーカーは、例えば、矩形の4個の頂点や4個の辺からの距離に応じた、右下エリア、左下エリア、右上エリア及び左上エリアを黙示的に含む。
別の例に係るオブジェクトエリアは、マーカーを基準として予め定義されたエリアであれば、マーカーの外でも構わない(特に、マーカーが枠形状でない場合)。オブジェクトエリアがマーカーの外である場合、オブジェクトエリアは、マーカーからの距離や方向で定義されればよい。
7.カメラ装置の動作フロー
図9は、カメラ装置の動作フローを示す。
前提として、カメラ装置20は、撮像装置29を用いて撮影画像をキャプチャする。
マーカー検出部201は、エッジ検出等により、撮影画像から、特定の形状を有するマーカーMAをサーチする(ステップS201)。マーカー検出部201は、撮影画像から、特定の形状を有するマーカーMAを検出する(ステップS201、YES)。
ジェスチャー検出部202は、エッジ検出等により、撮影画像から、検出されたマーカーMAを基準としたジェスチャーエリアGA1、GA2、GA3又はGA4で、ユーザーが行ったジェスチャーをサーチする(ステップS202)。ジェスチャー検出部202は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたジェスチャーエリアGA1、GA2、GA3又はGA4で、ユーザーが行ったジェスチャーを検出する(ステップS202、YES)。ジェスチャー検出部202は、ユーザーがジェスチャーを行ったエリアであるジェスチャーエリアGAを識別する識別子を判断する。
個数判断部203は、検出されたジェスチャーに依存する個数を判断する。具体的には、個数判断部203は、エッジ検出等により、物体の個数(指等の本数)を判断する(ステップS203)。
オブジェクト検出部204は、エッジ検出等により、撮影画像から、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに含まれるオブジェクトOBをサーチする(ステップS204)。オブジェクト検出部204は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに含まれるオブジェクトOBを検出(即ち、オブジェクトOBが存在すると判断)する(ステップS204、YES)。
データ送信部205は、ジェスチャーエリアGAを識別する識別子と、個数と、オブジェクトOBを含む撮影画像とを、画像形成装置10にネットワークNを介して送信する(ステップS205)。
一方、マーカー検出部201がマーカーを検出しない(ステップS201、NO)、ジェスチャー検出部202がジェスチャーを検出しない(ステップS202、NO)又はオブジェクト検出部204がオブジェクトを検出しない(ステップS204、NO)場合は、マーカー検出部201は、マーカーをサーチし続ける(ステップS201)。
終了判断部206は、撮影画像に基づき、設問作成を終了すると判断する(ステップS206、YES)。例えば、終了判断部206は、マーカー検出部201が撮影画像からマーカーMAを検出しなくなると(例えば、マーカーMAを消す、又は、マーカーMAが存在しない環境を撮影する)、設問作成を終了すると判断する。あるいは、終了判断部206は、ジェスチャー検出部202が撮影画像から特定のジェスチャーと異なるジェスチャー(例えば、両手で丸いを形作る等)を検出すると、設問作成を終了すると判断する。
終了通知送信部207は、終了通知を画像形成装置10にネットワークNを介して送信する(ステップS207)。
なお、終了判断部206が設問作成を終了すると判断しない限り(ステップS206、NO)、カメラ装置20は、マーカー検出(ステップS201)からデータ送信(ステップS205)までを継続する。これにより、ユーザーが異なるジェスチャーをする度に、データ送信部205は、ジェスチャーエリアGAを識別する識別子と、個数と、オブジェクトOBを含む撮影画像とを、画像形成装置10に送信することになる(ステップS205)。
8.画像形成装置の動作フロー
図10は、画像形成装置の動作フローを示す。
データ受信部101は、ジェスチャーエリアGAを識別する識別子と、個数と、オブジェクトOBを含む撮影画像とを、カメラ装置20から受信する(ステップS101、YES)。
オブジェクト認識部102は、光学文字認識(OCR)やエッジ検出等により、受信した撮影画像に含まれるオブジェクトOBを抽出する(ステップS102)。
コンテンツ検索部103は、抽出されたオブジェクトOBを含むコンテンツを、データベース装置30からネットワークNを介して検索する(ステップS103)。具体的には、コンテンツ検索部103は、カメラ装置20から受信した個数の異なるコンテンツをデータベース装置30から検索する。例えば、カメラ装置20から受信した個数=2の場合、コンテンツ検索部103は、2個の異なるコンテンツ(何れのコンテンツも、オブジェクトOBを含む)をデータベース装置30から検索する。
編集方法判断部104は、カメラ装置20から受信したジェスチャーエリアGAを識別する識別子に依存する編集方法を判断する(ステップS104)。編集方法判断部104は、例えば、ジェスチャーエリアGAを識別する識別子に、それぞれ、これに依存する編集方法が関連付けられたテーブルを参照する。例えば、左下のジェスチャーエリアGA2(図7)には、オブジェクト「漢字」を「読み」の設問とするための編集方法が関連付けられている。一方、右下のジェスチャーエリアGA1(図8)には、オブジェクト「漢字」を「読み」の設問とするための編集方法が関連付けられている。編集方法判断部104は、このように、異なるジェスチャーエリアGAに依存して、異なる編集方法を判断する。
設問作成部105は、コンテンツ検索部103が検索したコンテンツに含まれるオブジェクトOBを、編集方法判断部104が判断した編集方法により編集することにより、オブジェクトOBに関する設問を作成する(ステップS105)。具体的には、設問作成部105は、カメラ装置20から受信した個数の異なるコンテンツに含まれるオブジェクトOBを編集することにより、受信した個数の異なる設問を作成する。例えば、カメラ装置20から受信した個数=2の場合、設問作成部105は、2個の異なるコンテンツ(何れのコンテンツも、オブジェクトOBを含む)含まれるオブジェクトOBを編集することにより、2個の異なる設問を作成する。編集方法判断部104が異なるジェスチャーエリアGAに依存して異なる編集方法を判断した場合、設問作成部105は、コンテンツに含まれるオブジェクトOBを、編集方法判断部104が判断した異なる編集方法により編集することにより、オブジェクトOBに関する異なる設問を作成する。
終了通知受信部106が終了通知(ステップS207)をカメラ装置20からネットワークNを介して受信しない限り(ステップS106、NO)、画像形成装置10は、カメラ装置20からのデータ受信(ステップS101)から設問作成(ステップS105)までを継続する。これにより、ユーザーが異なるジェスチャーをする度にカメラ装置20からデータを受信する度に、設問作成部105は、オブジェクトOBに関する異なる設問を作成することになる(ステップS105)。
ファイル作成部107は、終了通知受信部106が終了通知をカメラ装置20から受信すると(ステップS106、YES)、オブジェクトOBに関する作成された設問の全てを含むファイルを作成する(ステップS107)。例えば、ファイル作成部107は、小テスト用テンプレートに、作成された設問全てを配置することにより、小テストの画像ファイルを作成する。
ファイル出力部108は、ファイル作成部107が作成したファイルを出力する(ステップS108)。例えば、ファイル出力部108は、ファイルを画像形成部16(プリンター)に出力する。画像形成部16は、ファイルの画像を形成する。あるいは、ファイル出力部108は、ファイルを記憶装置18に出力して記憶させる。
9.画像形成装置の動作フローの具体例
図7及び図8を参照する。画像形成装置の動作フローの具体例を説明する。
図7を参照する。画像形成装置10のデータ受信部101は、左下のジェスチャーエリアGA2を識別する識別子と、個数=1と、オブジェクトOB「鬼」を含む撮影画像とを、カメラ装置20から受信する(ステップS101、YES)。
オブジェクト認識部102は、受信した撮影画像に含まれるオブジェクトOB「鬼」をOCRにより抽出する(ステップS102)。
コンテンツ検索部103は、抽出されたオブジェクトOB「鬼」を含む、カメラ装置20から受信した個数=1個のコンテンツ「鬼のいぬ間に洗濯」を、データベース装置30からネットワークNを介して検索する(ステップS103)。
編集方法判断部104は、カメラ装置20から受信した左下のジェスチャーエリアGA2を識別する識別子に依存する編集方法(オブジェクト「漢字」を「読み」の設問とするための編集方法)を判断する(ステップS104)。
設問作成部105は、1個のコンテンツ「鬼のいぬ間に洗濯」に含まれるオブジェクトOBを、判断された編集方法(オブジェクト「漢字」を「読み」の設問とするための編集方法)により編集することにより、オブジェクトOB「鬼」に関する「読み」の設問Q1を作成する(ステップS105)。
ファイル作成部107は、ファイル作成部107は、小テスト用テンプレートに、作成された設問Q1全てを配置することにより、小テストの画像ファイルF1を作成する(ステップS107)。
図8を参照する。画像形成装置10のデータ受信部101は、右下のジェスチャーエリアGA1を識別する識別子と、個数=2と、オブジェクトOB「鬼」を含む撮影画像とを、カメラ装置20から受信する(ステップS101、YES)。
オブジェクト認識部102は、受信した撮影画像に含まれるオブジェクトOB「鬼」をOCRにより抽出する(ステップS102)。
コンテンツ検索部103は、抽出されたオブジェクトOB「鬼」を含む、カメラ装置20から受信した個数=2個の異なるコンテンツ「鬼のいぬ間に洗濯」及び「鬼怒川温泉」を、データベース装置30からネットワークNを介して検索する(ステップS103)。
編集方法判断部104は、カメラ装置20から受信した右下のジェスチャーエリアGA1を識別する識別子に依存する編集方法(オブジェクト「漢字」を「書き」の設問とするための編集方法)を判断する(ステップS104)。
設問作成部105は、2個の異なるコンテンツ「鬼のいぬ間に洗濯」及び「鬼怒川温泉」に含まれるオブジェクトOBを、判断された編集方法(オブジェクト「漢字」を「書き」の設問とするための編集方法)により編集することにより、オブジェクトOB「鬼」に関する2個の「書き」の設問Q2、Q3を作成する(ステップS105)。
ファイル作成部107は、ファイル作成部107は、小テスト用テンプレートに、作成された2個の設問Q2、Q3全てを配置することにより、小テストの画像ファイルF2を作成する(ステップS107)。
II.第2の実施形態
以下の説明において、既に説明した構成及び動作等と同様の構成及び動作等は、同一又は同様の参照符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態に係る設問作成装置40は、第1の実施形態に係るカメラ装置20及び画像形成装置10の機能を一体的に有する。設問作成装置40は、典型的には、撮像装置(カメラ)と制御回路とを有するパーソナルコンピューター(典型的には、モバイルパーソナルコンピューター)である。
1.設問作成装置のハードウェア構成
図11は、設問作成装置のハードウェア構成を示す。
設問作成装置40は、CPU41、ROM42、RAM43、記憶装置44、ネットワーク通信インターフェース45、操作装置46、表示装置47及び撮像装置49と、これらを相互に接続するバス48とを有する。
CPU41、ROM42、及びRAM43は、制御回路400を構成する。CPU41は、ROM42が記憶する情報処理プログラムをRAM43にロードして実行する。ROM42は、CPU41が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM42は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
撮像装置(カメラ)49は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサのイメージセンサを有し、撮影画像をキャプチャする。撮像装置(カメラ)49は、典型的には内蔵であるが、外付けでもよい。
2.設問作成装置の機能的構成
図12は、設問作成装置の機能的構成を示す。
設問作成装置40のCPU41は、ROM42が記憶する情報処理プログラムをRAM43にロードして実行することにより、マーカー検出部201、ジェスチャー検出部202、個数判断部203、オブジェクト検出部204、終了判断部206、オブジェクト認識部102、コンテンツ検索部103、編集方法判断部104、設問作成部105、ファイル作成部107及びファイル出力部108として動作する。
3.設問作成装置の動作フロー
図13は、設問作成装置の動作フローを示す。
前提として、設問作成装置40は、撮像装置49を用いて撮影画像をキャプチャする。
マーカー検出部201は、エッジ検出等により、撮影画像から、特定の形状を有するマーカーMAをサーチする(ステップS201)。マーカー検出部201は、撮影画像から、特定の形状を有するマーカーMAを検出する(ステップS201、YES)。
ジェスチャー検出部202は、エッジ検出等により、撮影画像から、検出されたマーカーMAを基準としたジェスチャーエリアGA1、GA2、GA3又はGA4で、ユーザーが行ったジェスチャーをサーチする(ステップS202)。ジェスチャー検出部202は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたジェスチャーエリアGA1、GA2、GA3又はGA4で、ユーザーが行ったジェスチャーを検出する(ステップS202、YES)。ジェスチャー検出部202は、ユーザーがジェスチャーを行ったエリアであるジェスチャーエリアGAを識別する識別子を判断する。
個数判断部203は、検出されたジェスチャーに依存する個数を判断する。具体的には、個数判断部203は、エッジ検出等により、物体の個数(指等の本数)を判断する(ステップS203)。
オブジェクト検出部204は、エッジ検出等により、撮影画像から、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに含まれるオブジェクトOBをサーチする(ステップS204)。オブジェクト検出部204は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに含まれるオブジェクトOBを検出(即ち、オブジェクトOBが存在すると判断)する(ステップS204、YES)。
一方、マーカー検出部201がマーカーを検出しない(ステップS201、NO)、ジェスチャー検出部202がジェスチャーを検出しない(ステップS202、NO)又はオブジェクト検出部204がオブジェクトを検出しない(ステップS204、NO)場合は、マーカー検出部201は、マーカーをサーチし続ける(ステップS201)。
オブジェクト認識部102は、光学文字認識(OCR)やエッジ検出等により、撮影画像に含まれるオブジェクトOBを抽出する(ステップS102)。
コンテンツ検索部103は、抽出されたオブジェクトOBを含むコンテンツを、データベース装置30からネットワークNを介して検索する(ステップS103)。
編集方法判断部104は、撮像装置49から受信したジェスチャーエリアGAを識別する識別子に依存する編集方法を判断する(ステップS104)。
設問作成部105は、コンテンツ検索部103が検索したコンテンツに含まれるオブジェクトOBを、編集方法判断部104が判断した編集方法により編集することにより、オブジェクトOBに関する設問を作成する(ステップS105)。
ファイル作成部107は、終了判断部206が設問作成を終了すると判断すると(ステップS206、YES)、オブジェクトOBに関する作成された設問の全てを含むファイルを作成する(ステップS107)。
ファイル出力部108は、ファイル作成部107が作成したファイルを出力する(ステップS108)。例えば、ファイル出力部108は、ファイルを記憶装置34に出力して記憶させる。
III.変形例
画像形成装置10(第1の実施形態)又は設問作成装置40(第2の実施形態)は、データベース装置30と通信するのではなく、内蔵のデータベースを有してもよい。
IV.結語
(1)本実施形態によれば、ユーザー(指導者)は、典型的には講義や授業の最中に、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに、オブジェクトOBを筆記する。マーカーMAを基準として、ジェスチャーエリアGAが定義される。ユーザーは、何れか1個のジェスチャーエリアGA内でジェスチャーを行う。ジェスチャー検出部202は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたジェスチャーエリアGAでユーザーが行ったジェスチャーを検出する。オブジェクト検出部204は、撮影画像から、マーカーMAを基準としたオブジェクトエリアOAに含まれるオブジェクトOBを検出する。コンテンツ検索部103は、オブジェクトOBを含むコンテンツをデータベース装置30から検索する。編集方法判断部104は、ジェスチャーエリアGAに依存する編集方法を判断する。設問作成部105は、コンテンツに含まれるオブジェクトOBを、この編集方法により編集することにより、オブジェクトOBに関する設問を作成する。これにより、ユーザーが筆記したオブジェクトOBを、マーカーMAを基準に撮影画像から検出し、加えて、検出したオブジェクトOBを編集することで、自動的に(ユーザーのマニュアル入力無しに)設問を作成することができる。また、ユーザーは、編集方法を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の編集方法を特定するジェスチャーエリアGA内で、ジェスチャーを行うことにより、編集方法を特定することができるので、ユーザーの手間が益々掛からない。
(2)本実施形態によれば、個数判断部203は、ジェスチャーに依存する個数を判断する。コンテンツ検索部103は、この個数の異なるコンテンツをデータベース装置30から検索し、設問作成部105は、この個数の異なるコンテンツに含まれるオブジェクトOBを編集することにより、この個数の異なる設問を作成する。これにより、ユーザーは、作成すべき設問の個数を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の個数を特定するジェスチャーを行うことにより、作成すべき設問の個数を特定することができるので、ユーザーの手間が益々掛からない。
(3)本実施形態によれば、ジェスチャー検出部202は、特定の形状の物体を使ったジェスチャーを検出し、個数判断部203は、物体の個数を、個数として判断する。これにより、例えば、1本の指示棒で指示するジェスチャーや、2本の指で指示するジェスチャーという、講義中に一般的に行うような自然なジェスチャーで、作成すべき設問の個数を特定することができるので、ユーザーフレンドリーである。その上、授業や講義中にこのジェスチャーを行うことが不自然でないため、ユーザーにとっては授業や講義を行うと同時に設問を作成することができ、労働時間の削減につながる。
(4)本実施形態によれば、編集方法判断部104は、異なるジェスチャーエリアGAに依存して、異なる編集方法を判断し、設問作成部105は、コンテンツに含まれるオブジェクトOBを、異なる編集方法により編集することにより、オブジェクトOBに関する異なる設問を作成する。これにより、ユーザーは、編集方法を装置にマニュアルで入力する必要無く、所望の編集方法を特定するジェスチャーエリアGA内で、ジェスチャーを行うことにより、同一のオブジェクトOBに関する異なる設問を作成することができるので、益々ユーザーフレンドリーである。
(5)本実施形態によれば、ファイル作成部107は、終了通知を受信すると、オブジェクトOBに関する作成された設問の全てを含むファイルを作成する。これにより、ユーザーは、ファイルを作成する指示を装置にマニュアルで入力する必要が無いため、ユーザーにとっては授業や講義を行うと同時にファイルを作成することができ、労働時間の削減につながる。
(6)本実施形態によれば、終了判断部206は、マーカーMA検出部が撮影画像からマーカーMAを検出しなくなる、又は、ジェスチャー検出部202が撮影画像からジェスチャーと異なるジェスチャーを検出すると、設問作成を終了すると判断する。これにより、終了判断部206は、撮影画像に基づき、設問作成を終了すると判断する。これにより、ユーザーは、設問作成を終了するための指示を装置にマニュアルで入力する必要無く、例えば、マーカーMAを消したり、ジェスチャー(例えば、両手で丸いを形作る等)を行うだけで、設問作成を終了することができ、ユーザーフレンドリーである。
(7)本実施形態によれば、画像形成装置10は、ファイルの画像を形成する画像形成部16をさらに有する。これにより、画像形成装置10が作成したファイルをローカルで印刷することができるので、益々ユーザーフレンドリーである。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
設問作成システム1
画像形成装置10
カメラ装置20
データベース装置30
設問作成装置40
マーカー検出部201
ジェスチャー検出部202
個数判断部203
オブジェクト検出部204
データ送信部205
終了判断部206
終了通知送信部207
データ受信部101
オブジェクト認識部102
コンテンツ検索部103
編集方法判断部104
設問作成部105
終了通知受信部106
ファイル作成部107
ファイル出力部108

Claims (11)

  1. 撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
    前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを画像形成装置に送信するデータ送信部
    として動作する第1の制御回路と
    を有するカメラ装置と、
    複数のコンテンツを記憶するデータベース装置と、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを、前記カメラ装置から受信するデータ受信部と、
    前記オブジェクトを含むコンテンツを前記データベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
    前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
    前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
    として動作する第2の制御回路
    を有する前記画像形成装置と
    を具備する設問作成システム。
  2. 請求項1に記載の設問作成システムであって、
    前記カメラ装置の前記第1の制御回路は、さらに、
    前記ジェスチャーに依存する個数を判断する個数判断部として動作し、
    前記データ送信部は、前記個数を前記画像形成装置に送信し、
    前記データ受信部は、前記個数をさらに前記カメラ装置から受信し、
    前記コンテンツ検索部は、前記個数の異なるコンテンツを前記データベース装置から検索し、
    前記設問作成部は、前記個数の異なるコンテンツに含まれる前記オブジェクトを編集することにより、前記個数の異なる設問を作成する
    設問作成システム。
  3. 請求項2に記載の設問作成システムであって、
    前記ジェスチャー検出部は、特定の形状の物体を使ったジェスチャーを、前記ジェスチャーとして検出し、
    前記個数判断部は、前記物体の個数を、前記個数として判断する
    設問作成システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の設問作成システムであって、
    前記編集方法判断部は、異なるジェスチャーエリアに依存して、異なる編集方法を判断し、
    前記設問作成部は、前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記異なる編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する異なる設問を作成する
    設問作成システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の設問作成システムであって、
    前記カメラ装置の前記第1の制御回路は、さらに、
    前記撮影画像に基づき、設問作成を終了すると判断する終了判断部と、
    終了通知を前記画像形成装置に送信する終了通知送信部
    として動作し、
    前記画像形成装置の前記第2の制御回路は、さらに、
    前記終了通知を前記カメラ装置から受信する終了通知受信部と、
    前記終了通知を受信すると、前記オブジェクトに関する作成された前記設問の全てを含むファイルを作成するファイル作成部として動作する
    設問作成システム。
  6. 請求項5に記載の設問作成システムであって、
    前記終了判断部は、前記マーカー検出部が前記撮影画像から前記マーカーを検出しなくなる、又は、前記ジェスチャー検出部が前記撮影画像から前記ジェスチャーと異なるジェスチャーを検出すると、設問作成を終了すると判断する
    設問作成システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載に記載の設問作成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記ファイルの画像を形成する画像形成部をさらに有する
    設問作成システム。
  8. 撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
    前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを送信するデータ送信部
    として動作する第1の制御回路と
    を有するカメラ装置から、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを受信するデータ受信部と、
    前記オブジェクトを含むコンテンツをデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
    前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
    前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
    として動作する第2の制御回路と
    を具備する画像形成装置。
  9. 画像形成装置の第2の制御回路を、
    撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
    前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを送信するデータ送信部
    として動作する第1の制御回路と
    を有するカメラ装置から、
    前記ジェスチャーエリアを識別する識別子と、前記オブジェクトを含む前記撮影画像とを受信するデータ受信部と、
    前記オブジェクトを含むコンテンツをデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
    前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
    前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
    として動作させる設問作成プログラム。
  10. 撮影画像をキャプチャする撮像装置と、
    前記撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記オブジェクトを含むコンテンツを、複数のコンテンツを記憶するデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
    前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
    前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
    として動作する制御回路と
    を具備する設問作成装置。
  11. 撮像装置がキャプチャした撮影画像から、マーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたジェスチャーエリアでユーザーが行ったジェスチャーを検出するジェスチャー検出部と、
    前記撮影画像から、前記マーカーを基準としたオブジェクトエリアに含まれるオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記オブジェクトを含むコンテンツを、複数のコンテンツを記憶するデータベース装置から検索するコンテンツ検索部と、
    前記ジェスチャーエリアに依存する編集方法を判断する編集方法判断部と、
    前記コンテンツに含まれる前記オブジェクトを、前記編集方法により編集することにより、前記オブジェクトに関する設問を作成する設問作成部
    として制御回路を動作させる設問作成装置プログラム。
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