JP2021078041A - 情報処理システム - Google Patents

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勝男 谷口
Katsuo Taniguchi
勝男 谷口
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Abstract

【課題】スマートロックシステムを地域振興に応用させることが可能な情報処理システムを提供する。【解決手段】ユーザが利用するユーザ情報処理装置と、施設管理者が利用する施設情報処理装置とドアの施解錠を制御するスマートロックシステムと、スマートロックシステムの施解錠を管理する管理情報処理装置と、事業者が利用する事業者情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、管理情報処理装置は、電子署名に基づく認証を実行する認証部と、認証が成功した場合に、スマートロックシステムに施解錠の指示を送信する施解錠指示送信部と、を備え、ユーザ情報処理装置、施設情報処理装置、及び事業者情報処理装置は、ユーザが管理する秘密鍵に対応する公開鍵をアドレスとし得る暗号通貨が流通するブロックチェーンネットワークの少なくとも一部を構成する、情報処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
近年、各種施設(戸建住宅、マンション等の集合住宅、ホテルや医療機関等の公共施設、オフィスビルやレンタルオフィス等の商業施設等)の出入口に設置される各種ドアの錠を遠隔的に施解錠するため、スマートロックシステムが普及してきている。
例えば、特許文献1には、鍵管理サーバ、利用者携帯端末、施開錠制御手段を備える鍵配信システムが開示されている。当該システムでは、利用者が鍵管理サーバから通行権限が付与された鍵データを利用者携帯端末を用いて送信すると、施開錠制御手段は、利用者携帯端末から送信される鍵データが正常に認証されると、利用対象物の扉に備えた電気錠の施開錠を行う。
特開2005−139644号公報
スマートロックシステムによるドアの施解錠に必要なユーザに固有の情報(例えば、秘密鍵等)や、ドアの施解錠の履歴等の情報が、スマートロックシステムを含むネットワーク内でやり取りされる場合がある。このような情報は、スマートロックシステムの利用に留まらず、様々なビジネスシーンに応用することが期待される。例えば、ホテルや民宿などの宿泊施設へ応用すれば、顧客情報の管理の向上や、客室清掃等の業務効率化を図ることが可能となる。更には、宿泊施設のみならず、宿泊施設の周辺の各種事業者間で安全に活用することができれば、周辺地域の振興にも貢献することができる。
そこで、本発明は、スマートロックシステムを地域振興に応用させることが可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ユーザが利用するユーザ情報処理装置と、施設の管理者が利用する施設情報処理装置と、施設の部屋に設けられたドアの施解錠を制御するスマートロックシステムと、スマートロックシステムの施解錠を管理する管理情報処理装置と、事業者が利用する事業者情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、管理情報処理装置は、ユーザが管理する秘密鍵により生成された電子署名に基づく認証を実行する認証部と、認証が成功した場合に、スマートロックシステムに施解錠の指示を送信する施解錠指示送信部と、を備え、ユーザ情報処理装置、施設情報処理装置、及び事業者情報処理装置は、ユーザが管理する秘密鍵に対応する公開鍵をアドレスとし得る暗号通貨が流通するブロックチェーンネットワークの少なくとも一部を構成する、情報処理システム。
これにより、ユーザが管理する秘密鍵及び公開鍵のペアが、スマートロックシステムの施解錠のための認証に利用される。更に、当該ペアは、ユーザ情報処理装置、施設情報処理装置、及び事業者情報処理装置が構成するブロックチェーンネットワーク内において、ユーザが保有する暗号通貨のアドレスの指定にも利用される。よって、スマートロックシステムを地域振興に応用させることが可能となる。
本発明によれば、スマートロックシステムを地域振興に応用させることが可能となる。
実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。 ユーザテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態に係るスマートロックシステム30の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システム1による事前登録処理に係る動作シーケンスの一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システム1による施解錠処理の動作シーケンスの一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システム1による暗号通貨の取引処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
(1)構成
(1−1)情報処理システム1
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すとおり、情報処理システム1は、例えば、互いに通信可能に接続された管理サーバ10と、ユーザ端末20と、スマートロックシステム30と、施設装置60と、事業者装置70等を含む。施設装置60は、スマートロックシステム30が設置される施設の管理者が利用する情報処理装置(施設情報処理装置)の一例である。ここで、施設は、ドアを設置可能な部屋等の空間を有する施設であれば特に業態は限定されず、例えば、ホテルや民宿等の宿泊施設、会議室提供施設、シェアオフィス、民泊施設等を含んでもよい。なお、施設装置60は、施設の従業員が利用してもよい。事業者装置70は、事業者が利用する情報処理装置(事業者情報処理装置)の一例である。ここで、事業者は、任意の商品・サービスを提供する事業者であってよく、例えば、飲食店、観光案内所、物品販売店、交通機関等を含んでよい。
ユーザは、ユーザ端末20を介して、上述した施設を利用すると共に、上述した事業者が提供する商品・サービスを購入する。特に、ユーザ端末20と、施設装置60と、事業者装置70とは、暗号通貨が流通するブロックチェーンネットワークを構成してもよく、ユーザによる施設の利用や商品・サービスの購入に伴って、暗号通貨が当該ブロックチェーンネットワーク内において流通してもよい。ここで、ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーンネットワーク20は、複数の情報処理装置がP2P(Peer to Peer)で接続されており、トランザクション(取引データ)を受け付けた複数の情報処理装置の各々がトランザクションの正当性を検証し、正当なトランザクションのみをブロックと呼ばれる単位で台帳に記録していく仕組みを備えた分散コンピューティングネットワークである。
なお、本実施形態において、情報処理装置は、例えば、RAMやROM等のメモリ(記憶領域)と、CPU等のプロセッサとを含んでもよい。メモリは、プログラムやデータを記憶し、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る機能や方法を実現する。また、本実施形態において、情報処理装置は、例えば、入出力インタフェースと、所定のプロトコルにより情報処理装置を通信ネットワークに接続するための通信インタフェースとを含んでもよい。入出力インタフェースは、情報処理装置に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。通信インタフェースは、通信ネットワークNを介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。
(1−2)管理サーバ10
管理サーバ10は、スマートロックシステム30の施解錠を管理する情報処理装置(管理情報処理装置)の一例である。図1に示すとおり、管理サーバ10は、機能部として、ユーザ登録部11と、認証部12と、施解錠指示送信部13とを含む。管理サーバ10が備えるこれら機能部は、例えば、管理サーバ10が含むメモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
ユーザ登録部11は、スマートロックシステム30を利用するユーザを登録するための各種処理を実行する。ユーザ登録部11は、例えば、ユーザ端末20から受信した登録要求に応じて、スマートロックシステム30の識別情報(SLID)と、ユーザIDである公開鍵暗号方式による公開鍵とを対応付けて後述するユーザテーブルに登録する。認証部12は、ユーザがユーザ端末20を介してスマートロックシステム30を施解錠する際に、ユーザに対する認証を実行する。施解錠指示送信部13は、認証部12による認証が成功した場合に、スマートロックシステム30に施解錠指示を送信する。
管理サーバ10は、例えば図2に示すユーザテーブルを、メモリに記憶する。ユーザテーブルは、スマートロックシステム30を利用するユーザを管理するためのテーブルである。ユーザテーブルは、例えば、「ユーザID」、「スマートロックID(SLID)」、及び「マスター/スペア種別」等を含む。「ユーザID」の列には、ユーザを識別するためのIDとして、ユーザに係る公開鍵暗号方式による公開鍵が登録される。「スマートロックID(SLID)」の列には、スマートロックシステム30を識別するためのIDが含まれる。「マスター/スペア種別」の列には、ユーザが保有するキーがマスターキーであるか、スペアキーであるかを区別するための情報が登録される。なお、スマートロックシステム30の所有者は、管理サーバ10を介して、登録されているユーザが利用するユーザ端末20に対して、期限を定めた上で、スペアキーの貸し出しリクエストを送付してもよい。そして、ユーザがユーザ端末20を介してスペアキーの受け取りを承認すると、スペアキーが貸し出される。この際更に、ユーザ端末20は、ユーザの操作に応じて、管理サーバ10に所定数量の暗号通貨を要求することができる。このように、スペアキーと同時に暗号通貨を交換することで、価値の交換をすることも可能となる。なお、スペアキーは期限になると自動消去されるため、それ以降、ユーザはスマートロックシステム30の施解錠操作ができなくなる。
(1−3)ユーザ端末20
ユーザ端末20は、ユーザが利用する情報処理装置(ユーザ情報処理装置)の一例である。図1に示すとおり、ユーザ端末20は、例えば、機能部として、登録処理部21と、施解錠処理部22と、暗号通貨処理部23とを含む。登録処理部21は、スマートロックシステム30を利用するユーザの登録を管理サーバ10に要求するための処理を実行する。施解錠処理部22は、スマートロックシステム30に対して施解錠を指示するための処理を実行する。ユーザ端末20が備えるこれら機能部は、例えば、ユーザ端末20が含むメモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
また、ユーザ端末20は、ブロックチェーンネットワークのノードとして機能し、メモリにトランザクションから成るブロックを記憶する。暗号通貨処理部23は、例えば、ユーザによる操作等に応じて、暗号通貨の譲渡者、譲渡先、譲渡数量等を規定したトランザクション(新たに暗号通貨を生成するトランザクションであってもよい)を生成し、ブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。また、暗号通貨処理部61は、例えば、トランザクションを新たに受信した場合、正当性を検証した上で、メモリに記憶されたブロックに当該トランザクションを追加する。
(1−4)スマートロックシステム30
図3は、実施形態に係るスマートロックシステム30の構成の一例示す図である。スマートロックシステム30は、施設の部屋のドアに設けられ、当該ドアの施解錠を制御する。スマートロックシステム30によるドアの施解錠は、例えばユーザ端末20等を用いて制御することができる。スマートロックシステム30は、例えば、リピータ40と、ロック端末50とを含む。スマートロックシステム30においては、サムターンの施解錠の制御等に関連する機能はロック端末50が担い、それ以外の外部との通信機能はリピータ40が担ってもよい。
リピータ40は、例えば、通信部41と、記憶部42と、処理部43とを含む。通信部41は、所定の通信プロトコルによって、ロック端末50が含む通信部51との間や、通信ネットワークNとの間の通信を実行する機能を有する。記憶部42は、例えば、RAMやROM等のメモリによって構成され、スマートロックシステムを識別するための識別情報(SLID)を記憶する。処理部43は、例えば、プロセッサによって構成され、リピータ40の動作を統括的に制御する。
処理部43は、例えば、登録処理部431と、施解錠処理部432と、検知結果送信部433とを含む。登録処理部431は、ID要求受信部431aと、ID送信部431bとを含む。施解錠処理部432は、トークン発行部432aと、トークン送信部432bと、施解錠要求受信部432cと、施解錠指示部432dとを含む。
登録処理部431は、スマートロックシステム30を利用するユーザの登録に関連する各種処理を実行する。ID要求受信部431aは、ユーザ端末20からID要求を受信する。ID送信部431bは、スマートロックシステム30の識別情報であるSLIDをユーザ端末20に送信する。
施解錠処理部432は、スマートロックシステム30が設けられたドアの施解錠に関連する各種処理を実行する。トークン発行部432aは、トークンとしてランダムな数値等を発行する。トークン送信部432bは、発行されたトークンをユーザ端末20や管理サーバ10に送信する。施解錠要求受信部432cは、管理サーバ10から施解錠要求を受信する。施解錠指示部432dは、施解錠指示をロック端末50に送信する。
検知結果送信部433は、ロック端末50から受信した検知結果を、例えば管理サーバ10等に送信する。
ロック端末50は、例えば、通信部51と、記憶部52と、取付部53と、検知部54と、処理部55とを含む。通信部51は、所定の通信プロトコルによって、リピータ40との間での通信を実行する機能を有する。記憶部52は、例えば、RAMやROM等のメモリによって構成され、一時的なデータ等を記憶する。取付部53は、ドアのサムターンに取り付けられ、処理部55から供給される信号によってサムターンを操作することにより、スマートロックシステム30が設けられたドアの施解錠を制御する。検知部54は、ドアのサムターンの施解錠を検知することにより検知信号を生成し、当該検知信号を処理部55に供給する。なお、検知部54は、管理サーバ10等の他の情報処理装置からスマートロックシステム30が受信する信号に基づく施解錠のみならず、ユーザ等が自らの手でサムターンを操作することによって行われるサムターンの施解錠も検知することができる。処理部55は。例えば、プロセッサによって構成され、ロック端末50の動作を統括的に制御する。
処理部55は、例えば、施解錠制御部551と、検知信号処理部552とを含む。施解錠制御部551は、リピータ40から供給される信号に応じて、取付部53をアクチュエートすることによりドアのサムターンを操作することで、ドアの施解錠を制御する。検知信号処理部552は、検知部54から供給される検知信号を処理することにより、ドアの施解錠が行われたことを示す検知結果を生成し、例えばこれをリピータ40に送信する。
(1−5)施設装置60
施設装置60は、ブロックチェーンネットワークのノードとして機能し、メモリにトランザクションから成るブロックを記憶する。図1に示すとおり、施設装置60は、機能部として、暗号通貨処理部61を含む。暗号通貨処理部61は、例えば、施設管理者による操作等に応じて、暗号通貨の譲渡者、譲渡先、譲渡数量等を規定したトランザクション(新たに暗号通貨を生成するトランザクションであってもよい)を生成し、ブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。また、暗号通貨処理部61は、例えば、トランザクションを新たに受信した場合、正当性を検証した上で、メモリに記憶されたブロックに当該トランザクションを追加する。
(1−6)事業者装置70
事業者装置70は、ブロックチェーンネットワークのノードとして機能し、メモリにトランザクションから成るブロックを記憶する。図1に示すとおり、事業者装置70は、機能部として、暗号通貨処理部71を含む。暗号通貨処理部71は、例えば、事業者による操作等に応じて、暗号通貨の譲渡者、譲渡先、譲渡数量等を規定したトランザクション(新たに暗号通貨を生成するトランザクションであってもよい)を生成し、ブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。また、暗号通貨処理部61は、例えば、トランザクションを新たに受信した場合、正当性を検証した上で、メモリに記憶されたブロックに当該トランザクションを追加する。
(2)動作
(2−1)事前登録処理
図4は、本実施形態に係る情報処理システム1による事前登録処理の動作シーケンスの一例を示す図である。当該処理は、管理サーバ10がスマートロックシステム30を利用するユーザを登録する処理である。これにより、当該ユーザが利用するユーザ端末20は、スマートロックシステム30が設けられたドアに対するキーとなる。当該キーは、施設管理者が利用するマスターキーでもよいし、宿泊客が利用するスペアキーであってもよい。
(S101)まず、事前に、管理サーバ10の認証部12と各スマートロックシステム30の間で、共通鍵を保持し、スマートロックシステム30の記憶部(記憶部42又は記憶部52等)には、当該スマートロックシステム30の識別情報(SLID)が記憶されている。また、管理サーバ10のメモリには、各々のスマートロックシステム30に固有のパスワード(SLPW)が、SLIDと紐づけられた状態で、記憶されている。
(S102)次に、ユーザは、スマートロックシステム30が設けられたドアの付近において、ユーザ端末20に対して事前登録のための所望の操作を行う。このとき事前に、ユーザ端末20の登録処理部21は、電子署名を生成して管理サーバ10に送信し、管理サーバ10の認証部12は当該電子署名を認証し、認証結果に応じてユーザが認証された状態であるものとする。管理サーバ10に、スマートロックシステム30に同封されていたSLPW(例えば、スマートロックシステム30の購入時に購入者に提供される)を用い、当該スマートロックシステム30の利用者保有者としての当該ユーザの登録要求を送信する。このとき、登録処理部21は、公開鍵暗号方式に係る公開鍵をユーザIDとして当該登録要求に含める。以上のとおり、S102でユーザ端末20から管理サーバ10に送信される登録要求には、SLPWと、ユーザIDとしての公開鍵と、SLIDとが含まれる。
(S103)管理サーバ10のユーザ登録部11は、受信したSLIDと、S101で、それぞれのSLIDへ事前に紐づけてあったSLPWが一致している場合には、SLIDと認証状態にあるユーザID(公開鍵)とを対応付けて、ユーザテーブルに登録する。但し、この処理は、初回のみ実行され、後から、新しいユーザID(公開鍵)を紐づけ登録できない構成とする。つまり、管理サーバ10のユーザ登録部11は、ユーザテーブルにおいてSLIDに既にユーザIDが紐付けられている場合は、当該SLIDについて新たにユーザIDを紐付けないように制御する。
(S104)次に、管理サーバ10のユーザ登録部11は、ユーザID(公開鍵)とSLIDとを対応付けてユーザテーブルに登録したことの通知(登録通知)を、ユーザ端末20及び施設装置60等に送信する。以上で事前登録処理が終了する。
(2−2)施解錠処理
図5は、本実施形態に係る情報処理システム1による施解錠処理の動作シーケンスの一例を示す図である。当該処理は、ユーザが、ユーザ端末20を介してスマートロックシステム30によるドアの施解錠を行う際に実行される。
(S201)まず、ユーザは、スマートロックシステム30が設けられたドアの付近において、ユーザ端末20に対してドアの施解錠のための所望の操作を行う。これにより、ユーザ端末20の施解錠処理部22は、スマートロックシステム30のリピータ40に、トークン要求を送信する。
(S202)次に、リピータ40のトークン発行部432aは、ユーザ端末20からトークン要求を受信するとトークンを発行し、リピータ40のトークン送信部432bは、発行したトークンをユーザ端末20に送信する。
(S203)また、リピータ40のトークン送信部432bは、S202においてユーザ端末20に送信したトークンを、管理サーバ10にも送信する。
(S204)次に、ユーザ端末20の施解錠処理部22は、ユーザが管理する秘密鍵に基づいて電子署名を生成した上で、当該電子署名とリピータ40から受信したトークンとを含めた施解錠要求を、管理サーバ10に送信する。
(S205)次に、管理サーバ10の認証部12は、ユーザ端末20から施解錠要求を受信すると、所定の認証処理を実行する。具体的には、認証部12は、ユーザ端末20から受信した施解錠要求に含まれるトークンが、S203でリピータ40から受信したトークンに一致するか否かを判定する。更に、認証部12は、ユーザ端末20から受信した施解錠要求に含まれる電子署名の認証を行う。認証部12は、ユーザ端末20から受信した施解錠要求に含まれるトークンがリピータ40から受信したトークンに一致し、且つ、電子署名の認証が成功した場合、当該認証処理が成功したものと判定する。
(S206)次に、管理サーバ10の施解錠指示送信部13は、認証処理が成功すると、リピータ40に、施解錠の要求を送信する。
(S207)次に、リピータ40の施解錠指示部432dは、管理サーバ10から施解錠の要求を受信すると、施解錠指示をロック端末50に送信する。
(S208)次に、ロック端末50の施解錠制御部551は、リピータ40から施解錠指示を受信すると、これに応じて、取付部53を施錠又は解錠する。
(S209)次に、ロック端末50の検知部54は、取付部53によるドアの施錠又は解錠を検知し、当該検知により発生した検知信号を、処理部55に供給する。そして、処理部55の検知信号処理部552は、検知信号に基づいて、ドアの施解錠が行われたことを示す検知結果を生成し、これをリピータ40に送信する。
(S210)次に、リピータ40の検知結果送信部433は、ロック端末50から検知信号を受信すると、当該検知信号に基づいて、ドアが施錠又は解錠されたことを示す通知である施解錠通知を、例えば、ユーザ端末20、管理サーバ10、及び施設装置60等に送信する。以上で、施解錠処理が終了する。
(2−3)暗号通貨の取引処理
図6は、実施形態に係る情報処理システム1による暗号通貨の取引処理の動作シーケンスの一例を示す図である。当該動作シーケンスは、ユーザと、施設管理者と、事業者との間で暗号通貨が流通する場合の情報処理システム1の処理を概略的に示したものであり、施設管理者から宿泊客などのユーザへ貸し出されるスペアキー(鍵の権利)と共に取引できる。
(S301)例えば、暗号通貨は、施設管理者からユーザに譲渡されてもよい。具体的には、施設装置60の暗号通貨処理部61は、所定数量の暗号通貨を施設管理者からユーザに譲渡することを内容とするトランザクションを生成し、当該トランザクションをブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。当該トランザクションを受領したユーザ端末20及び事業者装置70等は、受信したトランザクションを検証した上で、メモリに記録されているブロックに当該トランザクションを追加する。当該処理は、例えば、施設を利用しているユーザが、当該施設の周辺地域において事業者が提供する商品・サービス等の利用を望む場合に、当該商品・サービスに対する支払に使用するための暗号通貨を施設管理者から提供を受ける際等に実行されてもよい。施設管理者は、ユーザに対して、無償で暗号通貨を譲渡としてもよいし、所定数量の法定通貨と引き換えに暗号通貨を譲渡してもよい。
(S302)また、例えば、暗号通貨は、ユーザから事業者に譲渡されてもよい。具体的には、ユーザ端末20の暗号通貨処理部23は、所定数量の暗号通貨をユーザから事業者に譲渡することを内容とするトランザクションを生成し、当該トランザクションをブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。当該トランザクションを受領した施設装置60及び事業者装置70等は、受信したトランザクションを検証した上で、メモリに記録されているブロックに当該トランザクションを追加する。当該処理は、例えば、事業者からユーザに対して商品・サービス、クーポン、有用な情報等が提供される場合に、当該商品・サービスの対価として暗号通貨を支払うために実行されてもよい。
(S303)また、例えば、暗号通貨は、事業者から施設管理者に譲渡されてもよい。具体的には、事業者装置70の暗号通貨処理部71は、所定数量の暗号通貨を事業者から施設管理者に譲渡することを内容とするトランザクションを生成し、当該トランザクションをブロックチェーンネットワーク内にブロードキャストする。当該トランザクションを受領したユーザ端末20及び施設装置60等は、受信したトランザクションを検証した上で、メモリに記録されているブロックに当該トランザクションを追加する。当該処理は、例えば、施設管理者が特定の事業者に関する宣伝をユーザに対して行った場合等に、当該宣伝の対価として暗号通貨を支払うために実行されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、1ステップとして記載されているステップを、複数ステップに分けて実行してもよいし、複数ステップに分けて記載されているものを、1ステップとして把握することもできる。
1…情報処理システム、10…管理サーバ、11…ユーザ登録部、12…認証部、13…施解錠指示送信部、20…ユーザ端末、21…登録処理部、22…施解錠処理部、23…暗号通貨処理部、30…スマートロックシステム、40…リピータ、41…通信部、42…記憶部、43…処理部、431…登録処理部、431a…ID要求受信部、431b…ID送信部、432…施解錠処理部、432a…トークン発行部、432b…トークン送信部、432c…施解錠要求受信部、432d…施解錠指示部、433…検知結果送信部、50…ロック端末、51…通信部、52…記憶部、53…取付部、54…検知部、55…処理部、551…施解錠制御部、552…検知信号処理部、60…施設装置、61…暗号通貨処理部、70…事業者装置、71…暗号通貨処理部

Claims (5)

  1. ユーザが利用するユーザ情報処理装置と、
    施設の管理者が利用する施設情報処理装置と、
    前記施設の部屋に設けられたドアの施解錠を制御するスマートロックシステムと、
    前記スマートロックシステムの施解錠を管理する管理情報処理装置と、
    事業者が利用する事業者情報処理装置と、
    を備える情報処理システムであって、
    前記管理情報処理装置は、
    前記ユーザが管理する秘密鍵により生成された電子署名に基づく認証を実行する認証部と、
    前記認証が成功した場合に、前記スマートロックシステムに施解錠の指示を送信する施解錠指示送信部と、を備え、
    前記ユーザ情報処理装置、前記施設情報処理装置、及び前記事業者情報処理装置は、前記ユーザが管理する前記秘密鍵に対応する公開鍵をアドレスとし得る暗号通貨が流通するブロックチェーンネットワークの少なくとも一部を構成する、情報処理システム。
  2. 前記スマートロックシステムは、更に、
    トークンを発行するトークン発行部と、
    前記ユーザ情報処理装置及び前記管理情報処理装置に、前記トークンを送信するトークン送信部と、を備える、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記管理情報処理装置が備える前記認証部は、更に、前記スマートロックシステムから受信した前記トークンと、前記ユーザ情報処理装置から受信した前記トークンとが一致するか否かを判定することにより、前記認証を実行する、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記スマートロックシステムは、更に、
    前記ドアのサムターンの施解錠を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果を他の情報処理装置に送信する検知結果送信部と、を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記施設は、宿泊施設である、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
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