JP2021072926A - 膀胱尿動態測定装置 - Google Patents

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修 塚田
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Manabu Tsukada
学 塚田
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Kazutoshi Kusano
一俊 草野
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Masato Shimizu
正人 清水
昭彦 仲佐
Akihiko Nakasa
昭彦 仲佐
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Abstract

【課題】膀胱内の圧力を短時間から長時間に亘って連続的に測定し、記録することができる膀胱尿動態測定装置を提供する。【解決手段】本発明による膀胱尿動態測定装置10は、膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を測定するように構成される圧力センサ20と、前記圧力センサ20が測定した圧力値を記録するように構成される記録装置30と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、膀胱尿動態測定装置に関する。
一般的に、膀胱内に尿が貯留されてきた場合、尿意を感じることを契機として、膀胱を収縮させることによって尿は体外に排出される。しかしながら、尿が膀胱内に貯留されても尿意が不明な場合、膀胱収縮力が尿を排出するのに十分でない場合、また、膀胱内に尿が十分貯留されていなくても、尿意を強く感じ、膀胱の収縮が発生したりする場合がある。
また、膀胱自体の収縮機能が失われている患者は、自分で尿を排出できない場合もある。このような場合には、尿道にカテーテルを挿入して膀胱内まで到達させて留置し、このカテーテルを通して膀胱内の尿を排出することが行われている。
膀胱の収縮不良の問題や、尿意と排尿圧が一致しない問題を有する患者があり、その場合、膀胱内の圧力と尿意や尿量を測定することが重要である。同様に、尿意が不明な患者が、適切なタイミングで尿を排出するためにも、尿意と膀胱内の圧力との関係を知ることは重要である。これに関して、例えば、一時的に尿意と膀胱の収縮力を確認するための装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−167483号公報
しかしながら、患者の膀胱内の圧力、尿意、及び尿量の関係を調べるには、一時的な確認では不十分である。患者の通常生活の中で連続的に短時間から長時間(例えば24時間)に亘って、膀胱内の圧力を測定することにより、患者の膀胱内の圧力の推移や、膀胱内の瞬間的な圧力上昇等と尿意と尿量との相互関係を評価することができる。この評価結果は、例えば患者が過活動膀胱等であることを評価するために利用し得る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、膀胱内の圧力を短時間から長時間に亘って連続的に測定し、記録することができる膀胱尿動態測定装置を提供することである。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態は、膀胱内の尿によって導尿用カテーテルの内部に加えられる圧力の値を測定するように構成される圧力センサと、前記圧力センサが測定した圧力値を記録するように構成される記録装置と、を有する。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記導尿用カテーテルは、カテーテル本体と、前記カテーテル本体の端部に設けられる尿排出部と、前記尿排出部から分岐する分岐部と、を有し、前記圧力センサは、前記分岐部に設けられる。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記導尿用カテーテルは、前記尿排出部を開閉するための蓋を有する、膀胱尿動態測定装置。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記記録装置は、前記圧力値を記録するためのメモリを有する。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記記録装置は、前記圧力値を周期的に記録するように構成される。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記記録装置は、前記圧力センサにより測定された圧力値が所定値を超えたときに、前記圧力値及びその圧力値が測定された日時を記録するように構成される。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、膀胱尿動態測定装置は、前記圧力センサにより測定された圧力値が所定値を超えたときに、ユーザにその旨を通知する通知部を有する。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、前記記録装置は、外部スイッチを有し、外部スイッチが押されたときの日時を記録するように構成される。
本発明の膀胱尿動態測定装置の一形態において、加速度センサを有し、前記記録装置は、前記加速度センサが検知した加速度の変動幅が所定値以内のときの前記加速度のデータ域を特定し、前記データ域と少なくとも部分的に同じ時間に測定された圧力値を抽出するように構成される。
本発明によれば、膀胱内の圧力を短時間から長時間に亘って連続的に測定し、記録することができる膀胱尿動態測定装置を提供することができる。
本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置の概略図である。 図1に示す記録装置の概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置の概略図である。本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置10は、導尿用カテーテル50がユーザの尿道に挿入された状態で使用される。このため、図1においては、説明の便宜上、導尿用カテーテル50も示されている。
まず、この導尿用カテーテル50の構成について説明する。導尿用カテーテル50は、カテーテル本体51と、カテーテル本体51の後端部に設けられる管状の尿排出部52と、尿排出部52の側面から分岐する管状の分岐部53と、を有する。
カテーテル本体51は、その先端部にバルーン54を有する。即ち、導尿用カテーテル50は、バルーンカテーテルである。カテーテル本体51は、バルーン54が収縮した状態で、ユーザの尿道に挿入される。カテーテル本体51の先端部がユーザの膀胱55に到達した後、バルーン54を膨張させることにより、導尿用カテーテル50がユーザの膀胱55に留置される。なお、バルーン54を膨張させるためには、バルーン54内に蒸留水を導入する機構が必要であるが、この機構は図示省略されている。
また、導尿用カテーテル50は、尿排出部52の管路を開閉するための蓋56を有する。ユーザは、この蓋56を開けることで、膀胱55に貯留した尿をカテーテル本体51を介して尿排出部52から排出することができる。ユーザは、尿を排出した後、蓋56で尿排出部52を閉止することで、尿の排出を停止させることができる。再び膀胱55内に尿が溜まりはじめると、尿は、膀胱55内に位置するカテーテル本体51の先端から、カテーテル本体51、尿排出部52、分岐部53内に満たされる。
次に、本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置10について説明する。図示のように、膀胱尿動態測定装置10は、膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を測定するように構成される圧力センサ20と、圧力センサ20が測定した圧力値を記録するように構成される記録装置30と、を有する。
圧力センサ20は、分岐部53に接続される。圧力センサ20は、分岐部53内に満たされた尿に直接、或いは空気、シリコンメンブレン、又はシリコンオイルを介して接触して、導尿用カテーテル50の内部に加えられる尿の圧力の値を測定することができる。なお、圧力センサ20は、複数回繰り返して使用してもよいし、一度の使用で交換するようにしてもよい。
一実施例では、記録装置30は圧力センサ20と有線接続される。なお、記録装置30は、圧力センサ20と無線通信可能に構成されていてもよい。記録装置30は、圧力センサ20が測定した導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を受信し、記録することができる。記録装置30は、記録した圧力値を外部PC(Personal Computer)に転送するためのUSBポート33を有する。
さらに、記録装置30は、記録した圧力の値及び時刻等を表示するための表示部31と、記録を開始又は停止させるためのスイッチ32と、記録装置30に所定の入力操作を行うための操作部34と、を有する。記録装置30は、ユーザが容易に携帯することができるように小型に形成される。
一実施例では、記録装置30は、記録装置30に接続されるリモートスイッチ43を有することができる。記録装置30のユーザは、例えば尿意等を感じたときにリモートスイッチ43を押すことにより、リモートスイッチ43が押されたときの日時を記録装置30に記録することができる。
また、一実施例では、記録装置30は、後述する通知部40からの通知を受信するための受信装置44を有することができる。これにより、記録装置30のユーザを介護する介護者が、ユーザから離れた場所にいるときであっても、後述する通知部40からの通知を受け取ることができる。
また、一実施例では、記録装置30は、測定中のユーザの運動状態を測定するための加速度センサ41を内蔵することができる。加速度センサ41は、記録装置30ではなく、圧力センサ20に内蔵されていてもよい。
図2は、記録装置30のブロック図である。図示のように、記録装置30は、図1に示した表示部31、スイッチ32、USBポート33、操作部34、外部スイッチ43に加えて、圧力センサ20からのアナログ信号を増幅するためのオペアンプ35と、オペアンプ35により増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器36と、記録装置30を制御するためのCPU37と、圧力センサ20から受信した圧力値を記録するためのメモリ38と、記録装置30に電力を供給するためのバッテリ39と、所定条件時においてユーザ又は介護者に所定の情報を通知する通知部40と、を有する。
スイッチ32をオンすると、記録装置30及び圧力センサ20にバッテリ39から電力が供給され、記録装置30は、圧力値を示すアナログ信号を圧力センサ20から受信する。受信したアナログ信号は、オペアンプ35により増幅される。増幅されたアナログ信号は、A/D変換器36によりデジタル信号に変換される。CPU37は、予め設定された記録周期に従って、デジタル信号が示す圧力値を周期的にメモリ38に記録する。一実施例では、圧力値は1秒当たり1回の周期でメモリ38に記録される。この記録周期は、操作部34を介して適宜変更することができる。なお、メモリ38に代えて、フラッシュメモリ等の外部メモリに圧力値を記録するようにしてもよい。
CPU37は、測定された圧力値を周期的にメモリ38に記録するとともに、表示部31に圧力値を表示させることができる。一実施例では、表示部31は、圧力値を数値として表示することができる。他の実施例では、表示部31は、圧力値をグラフとして表示することができる。
記録装置30は、メモリ38に記録した圧力値を、USBポート33に接続された外部PCに転送することができる。外部PCに転送された圧力値は、外部PCにおいて適宜表示、分析等され得る。
また、記録装置30は、操作部34により入力される値を、圧力閾値としてメモリ38に設定することができる。記録装置30は、圧力センサ20により測定された圧力値が、設定された圧力閾値を超えたときに、その圧力値及びその圧力値が測定された日時を記録することができる。即ち、記録装置30は、周期的に圧力値を記録することに加えて、圧力センサ20が所定値以上の圧力値を測定したときに、圧力値及びその圧力値が測定された日時をメモリ38に記録することができる。
また、記録装置30は、圧力センサ20により測定された圧力値が、設定された圧力閾値を超えたときに、通知部40によりユーザ又は介護者にその旨を通知することができる。一実施例では、通知部40は、LED(Light Emitting Diode)等の発光器、ビープ音等を発する発音器、又は受信装置44(図1参照)などに信号を送信するための通信機等である。したがって、通知部40は、発光器が点滅すること、発音器でビープ音等を発すること、又は通信機により受信装置44(図1参照)に信号を送信することにより、ユーザ又は介護者に上記通知を行うことができる。
なお、本実施形態においては、通知部40は記録装置30に設けられているものとして説明されるが、これに限らず圧力センサ20が通知部40を有していてもよい。また、図1においては、通知部40は図示省略されている。
次に、本膀胱尿動態測定装置10の使用方法について説明する。膀胱尿動態測定装置10は、例えば、排尿サイクル圧を測定する第1のモード、異常膀胱圧を検出する第2のモード、排尿通知を行う第3のモード、及び排尿圧を測定する第4のモードで、使用され得る。
排尿サイクル圧を測定する第1のモードでは、まず、ユーザが図1に示した導尿用カテーテル50を装着し、分岐部53に膀胱尿動態測定装置10の圧力センサ20を接続する。膀胱尿動態測定装置10の圧力センサ20は、ユーザの日常生活において、ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値の動態を測定する。記録装置30は、圧力センサ20により測定された圧力値をメモリ38に記録する。記録装置30は、分単位の長い測定間隔でメモリ38に圧力値を記録してもよいし、秒単位の短い測定間隔でメモリ38に圧力値を記録してもよい。
また、記録装置30は、ユーザが例えば尿意等を感じたときにリモートスイッチ43を押すことにより、リモートスイッチ43が押されたときの日時をメモリ38に記録することができる。したがって、記録装置30は、リモートスイッチ43が押されたときの圧力値とその日時とを関連付けてメモリ38に記録することができる。これにより、尿意等を感じたときの日時と、圧力センサ20により測定された圧力値との関係を知ることができる。
第1のモードによれば、膀胱尿動態測定装置10は、ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を測定するので、後述する第4のモードのように測定のための生理食塩水等が不要である。このため、膀胱尿動態測定装置10は、ユーザの日常生活におけるユーザの排尿サイクルに伴った尿圧の動態を連続的且つ周期的に長時間(例えば24時間)に亘って測定し、記録することができる。この長時間に亘る尿圧の動態のデータは、膀胱の活動不良や、過活動膀胱等の診断・治療等に利用することができる。なお、本測定を行う際、尿排出部52の排出口に採尿袋を取り付けてもよい。
異常膀胱圧を検出する第2のモードでは、まず、ユーザが図1に示した導尿用カテーテル50を装着し、分岐部53に膀胱尿動態測定装置10の圧力センサ20を接続する。圧力センサ20は、第1のモードと同様に、ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値の動態を周期的に測定する。記録装置30のCPU37は、測定された圧力値を監視し、この圧力値がメモリ38に予め設定された値(異常膀胱圧閾値)を超えたと判定したとき、その圧力値及びその圧力値が測定された日時をメモリ38に記録する。
第2のモードによれば、膀胱55に異常な圧力が発生したときの日時とその圧力値を測定することができるので、過活動膀胱を診断・治療するために利用し得る測定結果を取得することができる。
排尿通知を行う第3のモードでは、まず、ユーザが図1に示した導尿用カテーテル50を装着し、分岐部53に膀胱尿動態測定装置10の圧力センサ20を接続する。圧力センサ20は、第1のモード及び第2のモードと同様に、ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値の動態を周期的に測定する。記録装置30のCPU37は、測定された圧力値を監視し、この圧力値がメモリ38に予め設定された値(排尿圧閾値)を超えたと判定したとき、通知部40により、ユーザにその旨を通知する。
第3のモードによれば、測定された圧力値が排尿圧閾値を超えたときにユーザにその旨が通知されるので、適切な排尿のタイミングをユーザに知らせることができる。したがって、膀胱55内に尿が貯留されても尿意を感じることができないユーザに対して、適切なタイミングで排尿を行うように促すことができる。なお、排尿圧閾値としての設定値は、一般的に上記異常膀胱圧閾値よりも低い値が設定される。また、この排尿圧閾値は、第1のモードで測定した尿圧の動態に基づいて予め決定され得る。
膀胱尿動態測定装置10が第3のモードで使用される場合は、圧力センサ20は、記録装置30と無線により通信可能に構成されていることが好ましい。この場合、圧力センサ20は、圧力センサ20に内蔵されるバッテリから電力が供給され、バッテリの残量を表示するインジケータを有する。また、測定された圧力値は、圧力センサ20から無線により記録装置30に送信される。通知部40は、記録装置30が圧力センサ20から受信した圧力値に基づいて、ユーザに通知を行う。
排尿圧を測定する第4のモードでは、まず、ユーザが図1に示した導尿用カテーテル50を装着し、分岐部53に膀胱尿動態測定装置10の圧力センサ20を接続する。続いて、尿排出部52の蓋56を開けて、導尿用カテーテル50を介して生理食塩水を膀胱55内に規定量注入する。生理食塩水を膀胱55内に規定量注入した後、ユーザは排尿動作を行う。このとき、圧力センサ20により、膀胱55に生理食塩水を注入してから排出するまでの間、ユーザの膀胱55内の生理食塩水によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値の動態を測定する。圧力センサ20により測定された圧力値は、周期的にメモリ38に記録される
第4のモードによれば、生理食塩水を膀胱55に注入してから最初に尿意を感じたときの排尿意圧(FD:First Desire)と、排尿時の最大の尿圧と、排尿開始時の尿圧と、排尿終了時の尿圧を測定し、記録することができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置10は、膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を測定することができるので、第1のモードにおいて排尿サイクル圧を測定することができ、第2のモードで異常膀胱圧を検出することができ、且つ第3のモードで排尿通知を行うことができる。なお、膀胱尿動態測定装置10は、以上で説明した第1ないし第3のモードを同時に実行し得る。
ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力の値を測定する場合、測定される圧力の値にはユーザの腹圧が含まれる。腹圧は、ユーザの活動により変動し、ユーザの活動が活発なときは腹圧が上昇することが推測される。したがって、ユーザの活動が活発なときに圧力センサ20により測定される圧力の値は、ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる実際の圧力よりも大きくなり得る。この腹圧が測定値に大きな影響を与えている間は、適切な測定が困難になる。そこで、本実施形態に係る膀胱尿動態測定装置10では、図1に示した加速度センサ41を用いて、ユーザの腹圧が圧力値に与えている影響が比較的小さいときの膀胱内圧データ(ユーザの膀胱55内の尿によって導尿用カテーテル50の内部に加えられる圧力値のデータ)を解析する。
まず、図1に示した加速度センサ41は、周期的にその加速度を検知する。検知した加速度は、例えば、図2に示したメモリ38に記録される。記録装置30のCPU37は、記録された加速度データを解析し、加速度の時系列変動幅が比較的小さいデータ域を特定する。具体的には、例えば、CPU37は、加速度の変動幅の最大値及び最小値が所定の範囲内のデータ域を特定することができる。
続いて、CPU37は、特定されたデータ域内の被験者マーク部(排尿マーク)から所定時間遡った時点(例えば30分前)からの膀胱内圧データをメモリ38から抽出する。即ち、CPU37は、特定されたデータ域と、少なくとも部分的に同じ時間に検知された膀胱内圧データをメモリ38から抽出する。なお、被験者マーク部とは、ユーザが排尿した時点を示すマークであり、ユーザ又は介助者がリモートスイッチ43にて排尿時に入力したマーク、及び/又は圧力センサ20により検知された圧力データに基づいて自動的に入力されるマークである。この被験者マーク部は、加速度データに付される。CPU37は、抽出した膀胱内圧データを解析対象として、このデータをグラフ化し、メモリ38に記録する。このグラフに基づいて、膀胱内圧が正常か、不随意収縮がみられるか、及び膀胱機能の低下がみられるか等が評価され得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲及び明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、又は省略が可能である。
10…膀胱尿動態測定装置
20…圧力センサ
30…記録装置
38…メモリ
40…通知部
43…外部スイッチ
50…導尿用カテーテル
51…カテーテル本体
52…尿排出部
53…分岐部
56…蓋
まず、図1に示した加速度センサ41は、周期的にその加速度を検知する。検知した加速度は、例えば、図2に示したメモリ38に記録される。記録装置30のCPU37は、記録された加速度データを解析し、加速度の時系列変動幅が比較的小さいデータ域を特定する。具体的には、例えば、CPU37は、加速度の変動幅が所定の範囲内のデータ域を特定することができる。

Claims (9)

  1. 膀胱内の尿によって導尿用カテーテルの内部に加えられる圧力の値を測定するように構成される圧力センサと、
    前記圧力センサが測定した圧力値を記録するように構成される記録装置と、を有する、膀胱尿動態測定装置。
  2. 請求項1に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記導尿用カテーテルは、カテーテル本体と、前記カテーテル本体の端部に設けられる尿排出部と、前記尿排出部から分岐する分岐部と、を有し、
    前記圧力センサは、前記分岐部に設けられる、膀胱尿動態測定装置。
  3. 請求項2に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記導尿用カテーテルは、前記尿排出部を開閉するための蓋を有する、膀胱尿動態測定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記記録装置は、前記圧力値を記録するためのメモリを有する、膀胱尿動態測定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記記録装置は、前記圧力値を周期的に記録するように構成される、膀胱尿動態測定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記記録装置は、前記圧力センサにより測定された圧力値が所定値を超えたときに、前記圧力値及びその圧力値が測定された日時を記録するように構成される、膀胱尿動態測定装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記圧力センサにより測定された圧力値が所定値を超えたときに、ユーザにその旨を通知する通知部を有する、膀胱尿動態測定装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    前記記録装置は、外部スイッチを有し、外部スイッチが押されたときの日時を記録するように構成される、膀胱尿動態測定装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載された膀胱尿動態測定装置において、
    加速度センサを有し、
    前記記録装置は、前記加速度センサが検知した加速度の変動幅が所定値以内のときの前記加速度のデータ域を特定し、前記データ域と少なくとも部分的に同じ時間に測定された圧力値を抽出するように構成される、膀胱尿動態測定装置。
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