JP2021072728A - 給電システムおよび受電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制して非接触給電することができる給電システムおよび受電装置を提供する。【解決手段】給電装置20は、高周波電源21に接続される送電コイル221と、送電コイル221からの電力を中継する複数の中継コイル222〜229と、を有する。送電コイル221の軸と垂直な方向に複数の中継コイル222〜229が並べて配置される。受電装置30は、隣り合う2つの中継コイル222〜229にそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイル311、312を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、給電システムおよび受電装置、に関する。
一般的な磁界結合(磁界共鳴)方式の給電システムでは、送電コイルから受電コイルに対して直接電力を送る。上記受電コイルを車両に搭載した場合、車両の移動に伴って受電コイルが移動すると、受電コイルと送電コイルとの距離が離れるに従って電力伝送効率が低下し、最終的には送電コイルから受電コイルに電力が伝搬しなくなる。
車両に搭載された受電コイルに電力を送る方法の一つとして、「中継コイル方式」が提案されている。これは、送電コイルからの電力を、送電コイルと磁界結合された中継コイルを介して受電コイルに供給する方式である。車両の前後方向に沿って送電コイルと複数の中継コイルとを同一平面上に一直線に並べて配置することにより、車両が移動して送電コイルと受電コイルとの距離が離れても、中継コイルによって受電コイルへの電力を途切れることなく伝送することができる。
ところで、送電コイルおよび複数の中継コイルを一直線に並べた中継コイル方式では、1つおきに電力伝送効率が落ち込むいわゆる“デッドゾーン”と呼ばれる現象が起きる。例えば、送電コイルと中継コイルとを含めたコイルの合計が偶数個のときは奇数番目、奇数個のときには偶数番目でデッドゾーンが生じる。安定した電力伝送を行うためには、デッドゾーンを解消あるいは軽減する対策が必要である。
そこで、特許文献1、2、非特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1、2には、中継コイルに接続されたキャパシタの容量を変えることでインピーダンス調整を行いデッドゾーンの原因となるインピーダンス反射を解消させることが記載されている。非特許文献1には、デッドゾーンに相当する中継コイルの径を小さくすることで伝送効率低下を抑制することが記載されている。
特開2019−33598号公報 特開2018−54847号公報
電子情報通信学会技術報告IEICE Technical Report WPT2016-73(2017-03)"Dead Zone Elimination using Additional Impedance in Wireless Power Transfer Systems with Linear Type Multiple Repearters",Danyang Cui,et al.
しかしながら、特許文献1、2に記載された技術では、キャパシタの特性値は許容差があり、実環境では微妙な値に合わせこむことが難しい、という問題があった。また、非特許文献1に記載された技術では、道路のように長大な中継コイルが必要な場合、敷設するコイルの長さと個数を調整することが困難である、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制することができる給電システムおよび受電装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る給電システムおよび受電装置は、下記[1]〜[5]を特徴としている。
[1]
給電装置と、前記給電装置から非接触で電力を受電する、車両に搭載された受電装置と、を備えた給電システムであって、
前記給電装置は、交流電源に接続される送電コイルと、前記送電コイルからの電力を中継する複数の中継コイルと、から構成される地上側コイルを有し、前記送電コイルの軸に直交する方向に複数の前記中継コイルが並べて配置され、
前記受電装置は、前記地上側コイルを構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイルを有する、
給電システムであること。
[2]
[1]に記載の給電システムであって、
前記中継コイルが、前記送電コイルの軸に直交する方向に1列のみ並べて配置され、
前記受電コイルは、前記地上側コイルを構成するコイルのうち隣り合う2つに対向するように配置する、又は、前記地上側コイルを構成するコイルのうち偶数個の前記コイルを互いの間に位置づけた2つに対向するように配置する、
給電システムであること。
[3]
[1]又は[2]に記載の給電システムであって、
前記受電装置は、2つの前記受電コイルの1つを選択して、負荷または電池に接続する選択スイッチと、2つの前記受電コイルのうち受電電力が大きい方を選択するように、前記選択スイッチを制御するスイッチ制御部と、を有する、
給電システムであること。
[4]
[1]又は[2]に記載の給電システムであって、
前記受電装置は、2つの前記受電コイルが受電した電力の位相が同じになるように調整する位相調整部を有し、前記位相調整部により前記位相を調整した2つの前記受電コイルが受電した電力を負荷または電池に供給する、
給電システムであること。
[5]
交流電源に接続される送電コイルと、前記送電コイルからの電力を中継する複数の中継コイルと、から構成される地上側コイルを有し、前記送電コイルの軸に直交する方向に、複数の前記中継コイルが並べて配置された給電装置から非接触で電力を受電する、車両に搭載された受電装置であって、
前記地上側コイルを構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれに対向するように配置された2つの受電コイルを備えた、
受電装置であること。
上記[1]および[5]の構成の給電システムによれば、受電装置は、地上側コイルを構成するコイルのうち2つにそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイルを有する。中継コイルには、伝送効率が低くデッドゾーンとなるものと、伝送効率が高くデッドゾーンとならないものと、がある。このため、2つの受電コイルのうち1つは、伝送効率が高くデッドゾーンとならない中継コイルに対向して配置できる可能性が高くなり、容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制して非接触給電することができる。
上記[2]の構成の給電システムによれば、中継コイルが、1列のみ並べられた場合、受電コイルは、地上側コイルを構成するコイルのうち隣り合う2つに対向するように配置する、又は、地上側コイルを構成するコイルのうち偶数個のコイルを互いの間に位置づけた2つの中継コイルに対向するように配置する。中継コイルが、1列のみ並べられた場合、伝送効率が低いデッドゾーンと、伝送効率が高いデッドゾーンと、が交互に現れる。このため、受電装置が有する2つの受電コイルのうち1つは、伝送効率が高くデッドゾーンとならない中継コイルに対向して配置することができ、容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制して非接触給電することができる。
上記[3]の構成の給電システムによれば、スイッチ制御部が、2つの受電コイルの受電電力が大きい方を選択するように、選択スイッチを制御する。これにより、選択スイッチを用いて2つの受電コイルを切り替えているので、2つの受電コイルが受電した位相の異なる電力が互いに打ち消しあうことを防止できる。しかも、2つの受電コイルのうちデッドゾーンとならない中継コイルから受電される方が選択されるため、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制することができる。
上記[4]の構成の給電システムによれば、位相調整部により2つの受電コイルが受電した電力の位相が同じになるように調整する。これにより、デッドゾーンとなる中継コイルを介しても給電することができ、伝送効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制することができる給電システムおよび受電装置を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(A)および(B)は、第1実施形態における本発明の給電システムを示す概略構成図である。 図2は、送電コイルおよび中継コイルの合計が偶数の場合と、奇数の場合と、の各中継コイルの伝送効率を示すグラフである。 図3は、第2実施形態における本発明の給電システムを示す概略構成図である。 図4は、第3実施形態における本発明の給電システムを示す概略構成図である。 図5は、第3実施形態における本発明の給電システムを示す概略構成図である。 図6は、第5実施形態における本発明の給電システムを構成する給電装置の概略構成図である。 図7は、第5実施形態における本発明の給電システムを構成する給電装置及び受電装置を示す概略構成図である。 図8は、第5実施形態における本発明の給電システムを構成する給電装置及び受電装置を示す概略構成図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の給電システム1の一実施形態を示す概略構成図である。
本実施形態の給電システム1は、磁界共鳴方式を用いて非接触で道路側から車両Vに電力を供給する。なお、給電側と受電側とを電磁的に結合させることにより電力を伝送するものであれば、磁界共鳴方式以外の方式をもちいてもよい。
図1に示すように、給電システム1は、道路に配置される給電装置20と、車両Vに搭載される受電装置30と、を備えている。給電装置20は、交流電源としての高周波電源21と、地上側コイル22と、を備えている。
高周波電源21は、例えば、商用電源から高周波電力を生成して、後述する送電コイル221に供給している。地上側コイル22は、送電コイル221と、複数の中継コイル222〜229と、から構成されている。送電コイル221は、道路の地面上に配置され、例えば、地面と交差する軸回りにスパイラル状または螺旋状に巻かれた導線により構成されている。中継コイル222〜229は、送電コイル221の軸に直交する方向に一列に並べて配置される。中継コイル222〜229の並び方向は、車両Vの前後方向である。本実施形態では、中継コイル222〜229は、送電コイル221と同一平面上に一直線に並べて配置され、例えば、地面と平行な平面上に配置される。
本実施形態では、上述したように道路の地面に配置された送電コイル221および中継コイル222〜229を一例に挙げて説明するが、これに限ったものではなく、道路に設置された側壁に配置するようにしてもよい。また、本実施形態では、互いに同じ形状、同じ大きさに設けられている送電コイル221および中継コイル222〜229を一例に挙げて説明するが、コイル221〜229の形状は異なっていてもよいし、大きさも異なっていてもよい。
これら送電コイル221および中継コイル222〜229は、車両Vの前後方向である道路の長さ方向に沿って間隔を空けて配置されている。送電コイル221には、高周波電源21が電線により接続され、高周波電源21からの交流電力が供給される。中継コイル222〜229には、高周波電源21が接続されていない。
高周波電源からの交流電力が送電コイル221に印加されると、送電コイル221の隣に配置された中継コイル222が電磁共鳴して、送電コイル221から中継コイル222に対して非接触で電力が供給される。中継コイル222に非接触で電力が供給されると隣に配置された中継コイル223が電磁共鳴して、中継コイル222から中継コイル229に対して非接触で電力が供給される。こうして全ての中継コイル222〜229に対して非接触で電力が供給される。
また、本実施形態では、この1つの送電コイル221および8つの中継コイル222〜229から構成される地上側コイル22が、道路の長さ方向に複数並べて配置されている。
受電装置30は、2つの受電コイル311および312と、2つの受電コイル311および312の一方を選択して負荷40に接続する選択スイッチ32と、選択スイッチ32の切り替えを制御する制御部33と、を備えている。
受電コイル311および312は、車両Vの腹部分(車体底部)などに設けられている。受電コイル311および312は、道路の地面に平行な平面上にスパイラル状又は螺旋状に巻かれた導線により構成されている。受電コイル311および312は、上述した送電コイル221および中継コイル222〜229と同じ形状、同じ大きさに設けられている。また、受電コイル311および312は、車両の前後方向に沿って互いに間隔を空けて配置されている。受電コイル311および312の間隔は、送電コイル221および中継コイル222〜229間の間隔と同じである。
これにより、2つの受電コイル311および312は、コイル221〜229が配置された範囲内において、どの位置にいたとしても、コイル221〜229のうち隣り合う2つにそれぞれ上下方向に対向するように配置される。これにより、高周波電源21からの交流電力が送電コイル221に印加されると、2つの受電コイル311および312も電磁共鳴して、上下方向に対向しているコイル221〜229から非接触で給電される。
選択スイッチ32は、負荷40の一端に接続された接点を受電コイル311および312の一端間で切り替える切替スイッチから構成されている。受電コイル311および312の他端は、負荷40の他端に接続されている。選択スイッチ32の接点が、受電コイル311の一端に接続されると、負荷40と受電コイル311とが接続される。選択スイッチ32の接点が、受電コイル312の一端に接続されると、負荷40と受電コイル312とが接続される。
制御部33は、周知のCPU、ROM、RAMから成るマイクロコンピュータから構成されている。制御部33は、上記選択スイッチ32の切り替えを制御する。
次に、上述した中継コイル222〜229の伝送効率について図2を参照して説明する。図1に示す例では、送電コイル221と中継コイル222〜229とは合計9個、即ち奇数個ある。合計が奇数個の場合、図2に示すように、送電コイル221から数えて2番目、4番目、6番目(偶数番目)の中継コイル222、224、226、228の伝送効率が落ち込み、デッドゾーンとなる。即ち、デッドゾーンとなる中継コイル222、224、226、228と、デッドゾーンとならない中継コイル223、225、227と、が交互に並ぶ。
そこで、本実施形態において制御部33は、図1に示すように、受電コイル311および312のうち受電電力が高い方を選択するように、選択スイッチ32を制御する。例えば、車両Vが図1(A)に示す位置にいるとき、受電コイル311が、デッドゾーンとならない中継コイル223に正対向する。一方、受電コイル312が、デッドゾーンとなる中継コイル224に正対向する。このため、受電コイル311の受電電力が、受電コイル312の受電電力よりも大きくなる。このとき、制御部33は、受電コイル311を選択するように選択スイッチ32を切り替える。
一方、車両Vが図1(B)に示す位置にいるとき、受電コイル311が、デッドゾーンとなる中継コイル224に正対向する。一方、受電コイル312が、デッドゾーンとならない中継コイル225に正対向する。このため、受電コイル312の受電電力が、受電コイル311の受電電力よりも大きくなる。このとき、制御部33は、受電コイル312を選択するように選択スイッチ32を切り替える。即ち、制御部33は、車両Vの走行に応じて受電コイル311および312を交互に選択するように選択スイッチ32を切り替える。
なお、制御部33は、受電コイル311および312のうち何れを選択するかの判断は、例えば、下記のようにして判断する。例えば、受電コイル311および312の受電レベルをそれぞれ検出することが考えられる。
また、デッドゾーンとならない中継コイル223、225、227、229の近くにそれぞれ発光素子を設け、受電コイル311および312の近くに受光素子を設ける。そして、2つの受光素子のうち受光レベルが高い方の近くに設けられた受電コイル311または312が、受電電力が大きいと判断するようにしてもよい。
上述した実施形態によれば、受電装置30は、隣り合う2つの中継コイル222,223、…、227,229にそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイル311、312を有する。隣り合う2つの中継コイル222,223、…、227,229のうち1つは、伝送効率が低くデッドゾーンとなり、1つは、伝送効率が高くデッドゾーンとならない。このため、受電装置30が有する2つの受電コイル311、312のうち1つは、伝送効率が高くデッドゾーンとならない中継コイル223、225、227に対向して配置することができ、容易に、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制することができる。
また、上述した実施形態によれば、制御部33が、直列に接続される2つの受電コイル311、312の受電電力が大きい方を選択するように、選択スイッチ32を制御する。これにより、選択スイッチ32を用いて2つの受電コイル311、312を切り替えているので、2つの受電コイル311、312が受電した位相の異なる電力が互いに打ち消しあうことを防止できる。しかも、2つの受電コイル311、312のうちデッドゾーンとならない中継コイル222〜229から受電される方が選択されるため、デッドゾーンによる伝送効率の低下を抑制することができる。
上述した第1実施形態によれば、送電コイル221と中継コイル222〜229との合計が奇数個であったが、これに限ったものではなく、合計は偶数個であってもよい。例えば、給電装置20に7つの中継コイル222〜228があった場合を一例に説明する。
合計が偶数個の場合、図2に示すように、送電コイル221から数えて3番目、5番目、7番目(奇数番目)の中継コイル223、225、227の伝送効率が落ち込み、デッドゾーンとなる。即ち、デッドゾーンとなる中継コイル223、225、227と、デッドゾーンとならない中継コイル222、224、226、228と、が交互に並ぶ。
本実施形態において制御部33は、受電コイル311および312のうち受電電力が大きい方を選択するように、選択スイッチ32を制御する。この場合も同様にデッドゾーンによる伝送効率の低下を低減することができる。
なお、上述した第1実施形態によれば、受電コイル311および312は、隣り合ったコイル221〜229にそれぞれ対向するように配置されていたが、これに限ったものではない。コイル221〜229のうち偶数個のコイル221〜229を互いの間に位置づけた2つに対向するように受電コイル311および312を配置してもよい。この場合も、コイル221〜229の並び方向に交互に現れるデッドゾーンによる伝送効率の低下を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の給電システム1について図3を参照して説明する。第1実施形態と第2実施形態とで大きく異なる点は、受電装置30の構成である。第1実施形態の受電装置30は、1系統の負荷40に対して電源供給していたが、受電装置30は、複数系統(第2実施形態では2系統)の負荷40に対して電源供給してもよい。第2実施形態において受電装置30は、負荷40の系統毎に2つの受電コイル311および312を用いて電源を供給している。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の給電システム1について図4を参照して説明する。第1実施形態と第3実施形態とで大きく異なる点は、受電装置30の構成である。第3実施形態の受電装置30は、2つの受電コイル311および312と、2つの受電コイル311および312が受電した電力の位相が同じになるように調整する位相調整部34と、を備えている。2つの受電コイル311および312は負荷40に対して互いに並列に接続されている。負荷40には、位相調整部34により位相が調整された2つの受電コイル311および312が受電した電力が供給される。
上述した第3実施形態によれば、位相調整部34は、2つの受電コイル311および312が受電した電力の位相が同じになるように調整する。これにより、デッドゾーンとなる中継コイル222、224、226、228を介しても給電することができ、伝送効率の向上を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の給電システム1について図5を参照して説明する。第1実施形態と第4実施形態とで大きく異なる点は、受電装置30の構成である。第1実施形態の受電装置30は、負荷40に対して電源を供給していたが、第4実施形態の受電装置30は、電池50に対して電源が供給される。また、第4実施形態の受電装置30は、二対の受電コイル311および312と、選択スイッチ32と、制御部33と、位相調整部34と、を備えている。二対の受電コイル311および312、計4つのコイル311および312は、第2実施形態と同様に、車両Vの前後方向に沿って間隔を並べて配置されている。
選択スイッチ32は、二対の受電コイル311および312に各々対応して2つ設けられ、対応する受電コイル311および312の一方を選択して電池50に接続する。制御部33は、第1実施形態と同様に、選択スイッチ32の切替を制御する。位相調整部34は、二対の受電コイル311および312のうち選択スイッチ32により選択されたコイル311、312が受電した電力の位相が同じになるように調整する。二対の受電コイル311および312は電池50に対して互いに並列に接続されている。電池50には、位相調整部34により位相が調整された受電コイル311および312が受電した電力が供給される。
上述した第4実施形態によれば、第3実施形態と同様に、位相調整部34は、選択スイッチ32により選択された2つの受電コイル311、312が受電した電力の位相が同じになるように調整する。これにより、デッドゾーンとなる中継コイル222、224、226、228を介しても給電することができ、伝送効率の向上を図ることができる。
なお、上述した第2、第4実施形態で記載した合計4つの受電コイル311および312は、図3に示すように、車両Vの前後方向に沿って間隔を空けて並べられているが、これに限ったものではない。2つの受電コイル311および312は、隣り合う2つのコイル221〜229にそれぞれ対向するように配置されていればよく、例えば、受電コイル311同士、受電コイル312同士が前後方向の同じ位置に、上下方向に重ねて設けられていてもよい。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の給電システム1について図6を参照して説明する。第1実施形態と第5実施形態とで大きく異なる点は、給電装置20及び受電装置30の構成である。第5実施形態の給電装置20は、送電コイル221と、面を構成するように例えば格子状に並べた中継コイル222〜229と、を備えている。複数の中継コイル222〜229は、送電コイル221の軸に直交する方向に例えば3行×3列の格子状に並べられている。
この場合、図6中、「D」と記載している中継コイル222、224〜226、228がデッドゾーンとなる。また、「L」と記載している中継コイル223、227は、デッドゾーンよりも効率は高いが、デッドゾーンとならない中継コイル229よりも効率が低いコイルとなる。
第5実施形態において、受電装置30は、二対の受電コイル311および312を有し、図7及び図8に示すように、配置されている。図7に示す例では、受電コイル311および312、車両Vの前後方向に並んで配置され、前後方向(長さ方向)に隣り合って配置される2つのコイル221〜229に対向して配置される。一対の受電コイル311および312から構成されるコイル行R1、R2は、車両Vの幅方向に並んでいる。コイル行R1、R2の受電コイル311同士は、幅方向に隣り合って配置される2つのコイル221〜229に対向して配置される。また、コイル行R1、R2の受電コイル312同士は、幅方向に隣り合って配置される2つのコイル221〜229に対向して配置される。
また、図8に示す例では、受電コイル311および312は、前後方向及び幅方向に交差する斜め方向に沿って配置され、斜め方向に隣り合って配置される2つのコイル221〜229に対向して配置される。一対の受電コイル311および312から構成されるコイル行L1、L2は、車両Vの前後方向に並べて配置されている。コイル行L1、L2の受電コイル311同士は、1つのコイル221〜229を挟んで前後方向両側に配置されたコイル221〜229に対向するように配置される。コイル行L1、L2の受電コイル312同士は、1つのコイル221〜229を挟んで前後方向両側に配置されたコイル221〜229に対向するように配置される。
なお、第5実施形態では、コイル221〜229は、正方格子状に配置されていたが、これに限ったものではない。コイル221〜229は、面を構成するように配置されていればよく、斜方格子状、菱形格子状、平行体格子状、歪格子状に配置されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係る給電システムおよび受電装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
給電装置(20)と、前記給電装置(20)から非接触で電力を受電する、車両(V)に搭載された受電装置(30)と、を備えた給電システムであって、
前記給電装置(20)は、交流電源(21)に接続される送電コイル(221)と、前記送電コイル(221)からの電力を中継する複数の中継コイル(222〜229)と、から構成される地上側コイル(22)を有し、前記送電コイル(221)の軸に直交する方向に複数の前記中継コイル(222〜229)が並べて配置され、
前記受電装置(30)は、前記地上側コイル(22)を構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイル(311、312)を有する、
給電システム(1)。
[2]
[1]に記載の給電システム(1)であって、
前記中継コイル(222〜229)が、前記送電コイル(221)の軸に直交する方向に1列のみ並べて配置され、
前記受電コイル(311、312)は、前記地上側コイル(22)を構成するコイルのうち隣り合う2つに対向するように配置する、又は、前記地上側コイル(22)を構成するコイルのうち偶数個の前記コイルを互いの間に位置づけた2つに対向するように配置する、
給電システム(1)。
[3]
[1]又は[2]に記載の給電システム(1)であって、
前記受電装置(30)は、2つの前記受電コイル(311、312)の1つを選択して、負荷または電池に接続する選択スイッチ(32)と、2つの前記受電コイル(311、312)のうち受電電力が大きい方を選択するように、前記選択スイッチ(32)を制御するスイッチ制御部(33)と、を有する、
給電システム(1)。
[4]
[1]又は[2]に記載の給電システム(1)であって、
前記受電装置(30)は、2つの前記受電コイル(311、312)が受電した電力の位相が同じになるように調整する位相調整部(34)を有し、前記位相調整部(34)により前記位相を調整した2つの前記受電コイル(311、312)が受電した電力を負荷(40)または電池(50)に供給する、
給電システム(1)。
[5]
交流電源(21)に接続される送電コイル(221)と、前記送電コイル(221)からの電力を中継する複数の中継コイル(222〜229)と、から構成される地上側コイル(22)を有し、前記送電コイル(221)の軸に直交する方向に、複数の前記中継コイル(222〜229)が並べて配置された給電装置(20)から非接触で電力を受電する、車両(V)に搭載された受電装置(30)であって、
前記地上側コイル(22)を構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれに対向するように配置された2つの受電コイル(311、312)を備えた、
受電装置(30)。
1 給電システム
20 給電装置
21 高周波電源(交流電源)
30 受電装置
32 選択スイッチ
33 制御部(スイッチ制御部)
34 位相調整部
40 負荷
50 電池
221 送電コイル
222〜229 中継コイル
311、312 受電コイル
V 車両

Claims (5)

  1. 給電装置と、前記給電装置から非接触で電力を受電する、車両に搭載された受電装置と、を備えた給電システムであって、
    前記給電装置は、交流電源に接続される送電コイルと、前記送電コイルからの電力を中継する複数の中継コイルと、から構成される地上側コイルを有し、前記送電コイルの軸に直交する方向に複数の前記中継コイルが並べて配置され、
    前記受電装置は、前記地上側コイルを構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれ対向するように配置された2つの受電コイルを有する、
    給電システム。
  2. 請求項1に記載の給電システムであって、
    前記中継コイルが、前記送電コイルの軸に直交する方向に1列のみ並べて配置され、
    前記受電コイルは、前記地上側コイルを構成するコイルのうち隣り合う2つに対向するように配置する、又は、前記地上側コイルを構成するコイルのうち偶数個の前記コイルを互いの間に位置づけた2つに対向するように配置する、
    給電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の給電システムであって、
    前記受電装置は、2つの前記受電コイルの1つを選択して、負荷または電池に接続する選択スイッチと、2つの前記受電コイルのうち受電電力が大きい方を選択するように、前記選択スイッチを制御するスイッチ制御部と、を有する、
    給電システム。
  4. 請求項1又は2に記載の給電システムであって、
    前記受電装置は、2つの前記受電コイルが受電した電力の位相が同じになるように調整する位相調整部を有し、前記位相調整部により前記位相を調整した2つの前記受電コイルが受電した電力を負荷または電池に供給する、
    給電システム。
  5. 交流電源に接続される送電コイルと、前記送電コイルからの電力を中継する複数の中継コイルと、から構成される地上側コイルを有し、前記送電コイルの軸に直交する方向に、複数の前記中継コイルが並べて配置された給電装置から非接触で電力を受電する、車両に搭載された受電装置であって、
    前記地上側コイルを構成するコイルのうち少なくとも2つにそれぞれに対向するように配置された2つの受電コイルを備えた、
    受電装置。
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