JP2021069323A - ペット用リード - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、例えば犬の場合、犬種や大きさによってはリードを引っ張る力が強く、飼い主にとってもリードの扱いが容易ではない場合がある。しかも、複数のペットを同時に散歩に連れて行くとなると、リードの扱いは更に容易ではないという問題がある。
しかしながら、2匹の犬を散歩させる場合でも、例えば、人混みで周囲に十分なスペースがない場合には、滑車を機能させず、犬の動きを制限することが望ましいといえるが、上記特許文献1に開示されたリードでは、滑車の滑動性能を制限する機構は設けられていないという問題がある。
また、2匹の犬を散歩させる場合でも、飼い主は常に1人で散歩に連れて行くとは限らない。例えば、2人で2匹の犬を散歩させる場合、それぞれが1匹ずつリードを曳くことを望むこともあるであろうし、また時には、何れか1人が2匹の犬を同時に扱うことも考えられる。このように、一度の散歩であっても、多様なニーズが存在するが、上記特許文献1に開示されたリードでは、そのような多様なニーズには応えられないという問題がある。
しかしながら、上記特許文献2のペット用リードでは、滑車を用いるような構成は開示されておらず、2匹の犬を一括して曳く際に、2匹の犬の力は分散されず、リードの扱いが困難になるといった問題がある。
メインリードとサブリードの連結が解除できることにより、それぞれ独立したリードとして使用でき、個別にペットを散歩させることが可能となる。
第1のリードロープの長さは170〜220cmであることが好ましく、第2のリードロープの長さは90〜140cmであることが好ましい。
メインリードの一端は、犬等のペットに取り付けられた首輪やハーネス等と連結され、他端はサブリードと連結される構造である。また、サブリードの一端は、犬等のペットに取り付けられた首輪やハーネス等と連結され、他端はメインリードと連結される構造である。
メインリード及びサブリードが、首輪やハーネス等と連結される端部については、連結具または係合部の何れを採用することも可能であるが、連結具が設けられることが好ましい。一般に首輪やハーネス等には係留リングが設けられていることが多いため、かかる構成とされることにより、本発明のペット用リードと首輪やハーネス等を容易に連結することが可能となる。
かかる構成とされることにより、滑動停止用連結具と滑動停止用係留リングを連結して、滑車の機能を一時的に停止させ、ペットの動きを容易に制限することが可能となる。ここで、滑動停止用連結具としては公知の金属製の連結具が好適に用いられるが、樹脂製の部材でもよい。また、滑動停止用係留リングとしては公知の金属製のリング部材が好適に用いられるが、樹脂や繊維により形成された部材でもよい。
また、サブリードについても、第1のリードロープと連結される第2のリードロープの端部又は該端部に設けられた連結部は、把持部材と連結されている、または、把持部材と連結し得ることが好ましい。かかる構成とされることにより、メインリードとサブリードの連結を解除して、それぞれ独立したリードとして使用する際に、それぞれ把持部材を把持して、個別にペットを散歩させることが可能となり、利便性が向上する。
把持部材は、取扱いの容易なロープ状の部材であることが好ましいが、樹脂製や金属製の部材でもよい。
ストッパーに2つ以上の貫通孔が設けられ、順に挿通されることにより、該ロープ上におけるストッパーの位置を容易に調整でき、また、任意の位置で容易に固定することができる。なお、ストッパーは、弾力性のある樹脂で形成されることが好ましい。
ストッパーと第1のリードロープの間に滑動停止用係留リングが挟持されることにより、よりシンプルな構成とすることができ、低コストでの作製が可能となる。
第1のリードロープにより形成された結び目をストッパーとして利用することで、より簡素な構成とすることができ、低コストでの作製が可能となる。また、結び目の位置を変化させることで、滑車によるリードロープの移動範囲を調整することが可能である。
リードロープ1は、滑車3を挟むようにストッパー(51,52)が設けられている。ストッパー(51,52)は、樹脂で形成され、図示しない留め具によりリードロープ1に固定されている。ストッパー(51,52)が設けられることにより、滑車3の索輪上をリードロープ1が滑動する範囲を一定の範囲に限定することができる。
これに対して、図4に示すように、連結具61が取り付けられたペット(図示せず)によりリードロープ1が強く引っ張られた場合には、連結具61が取り付けられた側のロープが長くなり、連結具62が取り付けられた側のロープが短くなる。但し、リードロープ1には、ストッパー52が設けられているため、ストッパー52が滑車3に当接した状態で止まることとなる。
このように、連結具(61,62)が取り付けられたペットは、ストッパー(51,52)の範囲で自由に動くことができる。また、滑車3を用いることで、リードロープ(1,2)にかかる力を分散できるため、少ない力で複数のペットを同時に扱うことができる。
なお、図1に示すように、ストッパー51から連結具61までの長さL1と、ストッパー52から連結具62までの長さL2は同等となっているため、何れの連結具(61,62)に何れのペットの首輪等を取り付けても、同様に使用することができる。
図5は、連結具を用いた使用イメージ図を示している。図5に示すように、リング部材(71,72)は、連結具60のフック部60aに係合することが可能である。リング部材(71,72)を連結具60に取り付けると、ストッパー(51,52)間のリードロープ1は弛んだ状態となり、滑車3は機能しない状態となるため、ペットの自由な動きを制限したい場合等に利用可能である。また、リング部材(71,72)を連結具60に取り付けると、把持ロープ41から連結具(61,62)までの長さが短くなるため、かかる点においても、ペットの自由な動きを効果的に制限できる。
図6(1)に示すように、サブリード20は、把持ロープ42を把持して、リードロープ2を曳くことが可能である。また、図6(1)及び(2)に示すように、サブリード20の全長はメインリード10よりも短く形成されている。
図6(2)に示すように、メインリード10を単体で使用する場合には、リング部材(71,72)を、連結具60のフック部60aに係合することで、滑車3の滑動機能を停止し、かつ把持ロープ41から連結具61までの長さをより短くして、利用すること可能である。これに対して、メインリード10をより長いリードとして利用したい場合には、リング部材(71,72)を、連結具60のフック部60aに係合しないで利用することも可能である。かかる場合においても、ストッパー72が設けられているため、ペットによりリードロープ1が引っ張られたとしても、滑車3からリードロープ1が抜け落ちることがない構造である。
1a,1b,2a,2b 端部
1c 結び目
3 滑車
3a 滑車本体
3b,6b,60b,61b,62b,63b リング部
6,60〜63 連結具
6a,60a,61a,62a,63a フック部
6c 操作部
6d スライドバー
10 メインリード
20 サブリード
41,42 把持ロープ
51〜53 ストッパー
53a〜53c 貫通孔
71〜74 リング部材
100 ペット用リード
L 長さ
Claims (7)
- 複数の動物を曳くためのリードであって、
第1のリードロープと、滑車と、該ロープ上の位置を移動し得るストッパーと、該ロープの両端部に設けられた連結部を少なくとも有するメインリードと、
第2のリードロープと、その両端部に設けられた連結部を少なくとも有するサブリード、
を備え、
第1のリードロープは、前記滑車の索輪に係合され、前記ストッパーは前記滑車を挟むように2個配置され、第1のリードロープが前記ストッパー間の範囲において前記滑車上を滑動でき、
前記メインリードと前記サブリードは、それぞれの連結部を用いて連結され、連結が解除されるとそれぞれ独立したリードとして使用し得ることを特徴とするペット用リード。 - 前記メインリードの端部に設けられた連結部、及び、前記サブリードの端部に設けられた連結部は、連結具または該連結具と係合する係合部であることを特徴とする請求項1に記載のペット用リード。
- 前記滑車には、滑動停止用連結具が更に設けられ、
2個の前記ストッパーのそれぞれには、滑動停止用係留リングが更に設けられ、
前記滑動停止用連結具に前記滑動停止用係留リングを連結することで、前記滑車の滑動を停止し得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用リード。 - 前記滑車は、把持部材と連結されている、または、把持部材と連結し得ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のペット用リード。
- 前記ストッパーは、少なくとも2つの貫通孔が設けられた弾性体であり、前記貫通孔に第1のリードロープが順に挿通されることにより、該ロープ上の位置を移動し得ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のペット用リード。
- 前記ストッパーと第1のリードロープの間に前記滑動停止用係留リングが挟持され設けられたことを特徴とする請求項3に記載のペット用リード。
- 前記ストッパーは、第1のリードロープにより形成された結び目であり、前記滑動停止用係留リングが挟持された状態で、前記結び目が形成されたことを特徴とする請求項3に記載のペット用リード。
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