JP2021066456A - カップホルダー - Google Patents

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【課題】簡単に細かなサイズ調節ができて、市販のほぼ全ての飲料カップに適用して手軽に持ち歩くことができるドリンクホルダーを提供する。【解決手段】間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、ベルトと、紐体と、前記紐体の両末端を挿通して任意の位置で固定可能なストッパーとからなり、前記ホルダー本体は左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体は前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の間隙の幅を調節可能に連結し、前記ベルトは一端が前記ホルダー本体の中央上端に取り付けられ、他端が前記紐体の両末端に連結されていることにより、前記ベルトが飲料入りカップの直径上に位置するように構成したことを特徴とするカップホルダー。【選択図】 図4

Description

本発明は、飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーに関し、より詳細には、各種飲料のテイクアウトに供される上部が広く下部が狭い逆円錐台形のプラスティック製又は紙製の簡易型カップを、ぶら下げて持ち運ぶための持ち手付のカップホルダーに関する。
テイクアウト用飲料カップは、ストローを挿入できる蓋付きのものが広く普及しているが、飲みかけのまま持ち運ぶ際には手が塞がり、中身の飲料の熱さや冷たさが直接手に伝わるため、手提げ袋とともに供される場合もある。しかし、一般的な手提げ袋に入れてぶら下げて持ち運ぶと袋の中でカップの姿勢が安定せず、蓋付きであっても飲料がこぼれるおそれがあった。また、飲料を飲む際に手提げ袋からカップを取り出すのには手間が掛かり、かといって袋に入れたまま飲むことは見栄えがしないという問題があった。また、近年では、環境保全のためのプラスティックごみの削減という観点からも、むやみな手提げ袋の提供は控えられるべきである。
これに対し、近年では飲料カップの胴部のみを保持する円筒状のホルダー本体に持ち手を設けたカップホルダーが考案されている。かかる形状のカップホルダーは、飲料カップの胴部上方を保持した状態でぶら下げて携帯でき、テーブル等に置く際にも飲料カップ自体の底面を直接置けるため、比較的安定性を保ち易い。たとえば、特許文献1で開示されている飲料カップ携帯ホルダーは、薄い合成樹脂シート又は紙を裁断加工して形成された持ち手付カップホルダーであり、飲料カップの胴部に密着して保持する環状部と傾斜つき持ち手部を一体的に形にすることにより、飲料カップを安定的に持ち運べるカップホルダーを廉価に提供するものである。また、近年では、台湾発祥のタピオカ入りミルクティ等のファーストフード飲料をテイクアウトして街中で飲むことが流行しており、非特許文献1〜3(図1〜3)に示すような、外観デザインも考慮した様々な持ち手付カップホルダーが普及しつつある。
実用新案登録第3129019号公報 樹脂一体成型カップホルダーの例(図1) 持ち手取付型カップホルダーの例(図2) ネット状カップホルダーの例(図3)
しかし、かかる先行技術に係るカップホルダーの多くはサイズ調節ができず、対応可能なカップの大きさや形状が限定されていた。サイズ調節が可能なものも、ボタンやベルト、ホックなどでサイズを調節するため、カップに十分に密着させて保持できない場合があり、最悪の場合、カップが脱落するおそれがあった。また、持ち手をカップホルダー本体に固定した場合、カップの大きさに合わせてカップホルダー本体の直径が変わることで持ち手の両端の位置も変化して、手で持つ箇所が飲料カップの重心からずれるため、持ち運び時に不安定となる。さらに、持ち手が紐状のものは、持ち運びの際中にカップが揺れやすく、ネット状のものは外観デザインの余地が乏しいといった問題があった。
本発明は、従来技術のかかる問題点を解決すべく創作されたものであり、簡単に細かなサイズ調節ができて、市販のほぼ全ての飲料カップに適用して手軽に持ち歩くことができるドリンクホルダーを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本願の請求項1に記載した発明は、飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、ベルトと、紐体と、前記紐体の両末端を挿通して任意の位置で固定可能なストッパーとからなり、前記ホルダー本体は左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体は前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の間隙の幅を調節可能に連結し、前記ベルトは一端が前記ホルダー本体の中央上端に取り付けられ、他端が前記紐体の両末端に連結されていることにより、前記ベルトが飲料入りカップの直径上に位置するように構成したことを特徴とする。
流通しているテイクアウト用飲料カップの大部分は、上端から下端に向けて直径が小さくなる逆円錐台形状である故、「テーパ―カップ」とも称される。前記ホルダー本体は、筒状に丸めた際に間隙を残して略逆円錐台の周側面をなす形状としたため、上方から挿入した飲料カップの胴部上方の大部分を覆う形で密着して保持できる。また、ホルダー本体が下方に向けて窄まる略逆円錐台形状であるため、基本的に飲料カップが重さにより脱落することが防がれる。
ホルダー本体をなす扁平体は、展開状態では上下両端縁が緩やかな同心円弧をなす略扇形であり、筒状に丸めた際に、その左右両端縁が飲料カップの胴部上方の周側面に対して適宜の間隙を残して対面するように大きさを設定するが、さらに、様々なサイズが流通している飲料カップに対応するべくS、M、Lの大まかなタイプを設けることが望ましい。なお、ホルダー本体の素材は、飲料を入れた飲料カップの重量を保持可能であれば特に限定されず、各種の布、樹脂シート、天然あるいは合成の皮革などが適用可能である。また、ホルダー本体の内面にはゴムや樹脂による滑り止め加工や保温加工を施してもよい。
前記紐体保持部は、挿通した紐体を自由に移動可能とできれば形状や構造は限定されないが、たとえば、ホルダー本体の左右両端に帯状の布をループ状に縫い付けることで容易に形成できる。また、紐体保持部は、別部材を用いる代わりにホルダー本体の両端部に設けた貫通孔であってもよいし、ホルダー本体の両端部全体をループ状に折り返して縫い付けて形成してもよい。紐体保持部は、ホルダー本体の左右両端に少なくとも一対を設けるものとし、別部材や貫通孔を紐体保持部とする場合は少なくとも二対設けることが望ましい。なお、前記紐体の素材や構造も特に限定されず、ベルト状やリボン状の紐体も適用できるが、様々な紐状の洋服のフードや袖口、またパンツの裾などを締めるために用いられるドローコードが好適である。
飲料カップの大きさに対応したサイズ調節は、ホルダー本体の前記間隙を紐体によって拡縮することにより行われる。本発明の好ましい一実施形態によれば、紐体は間隙を跨いで紐体保持部の対を係合させているため、飲料カップを挿入後、紐体の末端を上方に向けて保持した状態でストッパーを引き下げると、ストッパーより下方の紐体の長さが減少する。すると、ホルダー本体の左右両端が互いに引き寄せられて間隙が狭まり、内径が縮小したホルダー本体が飲料カップの周側面を締め付ける形に密着して保持する。ここでストッパーを閉鎖すると、ストッパーより下方の紐体の長さ、ひいては間隙の幅が固定されるので、飲料カップの密着保持状態が維持される。
前記ベルトは、飲料カップを持ち運ぶ際の持ち手であり、バックル等により長さ調節が可能ないわゆるストラップベルトが好適である。ベルトの幅は任意であるが、ベビーカーや自転車等のハンドルに吊り下げたりする場合に、容易に吊り下げ位置がずれないよう適宜の幅を有するものが好適である。ベルトは、一端がホルダー本体の中央上端に取り付けられ、他端は前記間隙の位置から上方に伸びた紐体の末端に連結する。そのため、飲料カップの大きさに合わせてホルダー本体の直径が変わっても、ベルトは常に飲料カップの直径上に位置し、飲料カップの重心がベルトを持つ手の鉛直下に来ることで、ベルトが1本しかなくても飲料カップを安定して保持することができる。なお、ベルトと紐体の両端部との連結方法は任意であり、たとえば、ベルトの他端をループ状として紐体の両端部を通して結び付けたり、該ループ状の他端に通したバックルあるいはリング等に紐体の両端部を固定したりすることが可能である。
次に、本願の請求項2に記載したカップホルダーは、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、紐体と、前記紐体を束ねて任意の位置で固定可能なストッパーとからなり、前記ホルダー本体は左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体の一部は前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の間隙の幅を調節可能に連結し、前記紐体の端部は前記ホルダー本体の中央上端に取り付けられていることにより、前記紐体が飲料入りカップの直径上に位置する持ち手を構成することを特徴とする。
請求項2に係るカップホルダーは、前記ベルトを構成から排する代わりに、前記紐体自体の中央を環状にして束ね、その環の部分で請求項1に係るカップホルダーと同様に前記紐体保持部の対を係合するとともに、両端を直接前記ホルダー本体の中央上端に取り付けており、紐体自体が持ち手となる。また、紐体の途中に長さ調節機構を設けてもよい。紐体の長さ調節機構は、たとえば、ホルダー本体の中央上端に設けた環状の金具に紐体の両端を通した上で、アウトドア用のテントロープなどに使われる自在金具やリュックカン等の調節部品によって再び紐体の途中に係合することで構成できる。また、かかる調節部品を用いることなく、紐体の両端を、自在結び等の結び方で、移動可能な結び目を設けるように紐体の途中に結び付けてもよい。
次に、本願の請求項3に記載したカップホルダーは、2つの間隙を残した略円錐台の周側面をなす2枚の扁平体からなるホルダー本体と、ベルトと、2本の紐体と、前記各紐体の両末端を通して任意の位置で固定可能な2つのストッパーとからなり、前記ホルダー本体の各扁平体はそれぞれ左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体はそれぞれ隣接する前記扁平体の前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の各間隙の幅を調節可能に連結し、前記各紐体の両末端が前記ベルトの各端に連結されていることにより、前記ベルトが飲料入りカップの直径上に位置するように構成したことを特徴とする。
請求項3に係るカップホルダーは、ホルダー本体となる扁平体を2枚に分割することで生じる2つの間隙のそれぞれに、請求項1に係るカップホルダーと同じ紐体と紐体保持部、ストッパーによる調節機構を設けたものである。本カップホルダーでは、ベルトはホルダー本体に取り付けず、その両端をそれぞれの側の紐体の末端と連結する。
次に、本願の請求項4に記載したカップホルダーは、2つの間隙を残した略円錐台の周側面をなす2枚の扁平体からなるホルダー本体と、紐体と、前記紐体を束ねて任意の位置で固定可能な2つのストッパーとからなり、前記ホルダー本体の各扁平体はそれぞれ左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体は前記2つの間隙においてそれぞれ隣接する前記扁平体の前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の各間隙の幅を調節可能に連結することにより、前記紐体が飲料入りカップの直径上に位置する持ち手を構成することを特徴とする。
請求項4に係るカップホルダーは、請求項3に係るカップホルダーと同様にホルダー本体となる扁平体を2枚に分割することで生じる2つの間隙のそれぞれに紐体と紐体保持部、ストッパーによる調節機構を設けるとともに、かかる2つの調節機構を紐体自体で直接接続して持ち手としたものである。もちろん、請求項2に係るカップホルダーと同様に、紐体の途中に長さ調節機構を設けてもよい。
次に、本願の請求項5に記載したカップホルダーは、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、2本の持手と、前記ホルダー本体の左右両端の間隙の幅を調節可能に連結できる連結体とからなり、前記持手はそれぞれ一端を前記ホルダー本体の上端の左右両端寄りに、他端をそれぞれ線対称位置に取り付けてなることを特徴とする。
請求項5に係るカップホルダーは、持ち手を2本とした点を除き、ホルダー本体の扁平体の構成は請求項1に記載のカップホルダーと同様とし、対面する左右両端の間隙の幅を連結体によって調整可能に連結したものである。連結体としては、バックルで長さ調節が可能なベルト等が適用可能であり、中途に着脱部を設けてホルダー本体の左右両端を切り離し可能とすれば、飲料カップをホルダー本体に横から挿入することもできる。なお、2本の持ち手の取付位置は、ホルダー本体の上端が描く円において線対称となるが、飲料カップの出し入れの際に持ち手がなるべく干渉しないように間隔を空けることが望ましい。
最後に、本願の請求項6に記載したカップホルダーは、請求項5に記載したカップホルダーであって、前記連結体は、紐体と、前記紐体の両端を通して任意の位置で固定可能なストッパーと、前記ホルダー本体の左右両端に設けた前記紐体を通せる紐体保持部の一つまたは複数の対とからなることを特徴とする。
請求項6に係るカップホルダーは、前記連結体として請求項1〜4に記載のカップホルダーの構成である紐体、紐体保持部、ストッパーからなる間隙の幅の調整機構を適用したものであり、残余の構成は請求項5に係るカップホルダーと同様である。なお、2本の持ち手の両端はいずれもホルダー本体に直接取り付けられるため、紐体の両端は束ねて自由状態に置かれる。
本発明の請求項1及び3に係るカップホルダーは、以下のような効果を奏する。
(1)飲料カップのサイズに応じてホルダー本体の内径を細かく調節できるため、既存のほぼすべての飲料カップを保持して持ち運べる。請求項3及び4に係るカップホルダーではサイズ調節機構を2つ備えるため、よりサイズの大きな飲料カップにも対応できる。
(2)ホルダー本体に飲料カップを挿入し、紐体の末端を持ってストッパーを押し下げて固定するだけで飲料カップの保持が完了するので、取り扱いが容易である。
(3)紐体保持部の対を複数設けた場合、紐体の締め付けによる間隙の幅の調節は対ごとに独立して働くので、周側面のテーパー角度が異なる飲料カップや周側面に段差が設けられた飲料カップにも対応できる冗長性を備える。
(4)飲料カップのサイズに合わせて間隙の幅を変えても、持ち手となるベルトは常に飲料カップの直径上に位置し、飲料カップの重心がベルトを持つ手の鉛直下に来るので、1本のベルトでも飲料カップを安定して保持することができる。
(5)ベルトを持って飲料カップをぶらさげることで、その重さにより紐体が飲料カップを締め付ける力がかかるので、ホルダー本体が緩みにくく、飲料カップの脱落が防止される。
(6)サイズ調節機構としての紐体と持ち手としてのベルトが連結されて一体化しているためカップホルダー全体としてコンパクトで外観上もスマートに持ち歩け、収納もし易い。
(7)ベルトの長さも調節できるようにすれば、手に持つだけでなく自転車やベビーカーのハンドルにぶらさげるなど、幅広い用途に対応できる。
(8)ホルダー本体は絵柄等を描ける幅広の扁平体として構成できるので、デザインの自由度が高い。
また、請求項2及び4に係るカップホルダーについても、同様の効果を奏する。
一方、請求項5及び6に係るカップホルダーは持ち手を2本有するため、カップホルダーとして全体的に嵩張るものの、持ち運び時の飲料カップの安定性はより向上し、2本の持ち手それぞれに長さ調節機構を設ければ、高さの高い容器の保持も可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図4は、請求項1に係るカップホルダーの一実施形態を示す斜視図である。破線で示しているのは保持される飲料カップCである。カップホルダー1Aは、ホルダー本体10、ベルト12、紐体11、ストッパー15とからなる。ホルダー本体10の横方向の長さは、飲料カップCの胴部の外周長よりも短くしてあるため、飲料カップCを挿入した際には、対面する左右両端の間に間隙が生じる。なお、ホルダー本体10の左右両端の上下は、折れ曲がりを防ぐために角を落としている。また、ホルダー本体10の左右両端には、帯状の生地をループ状に縫い付けてなる上下2対の紐体保持部13を設けている。ベルト12は長さ調節が可能なナイロン地の平ベルトであり、一端はホルダー本体10の中央部上端縁に取り付けられており、他端にはバックル14を取り付けてある。紐体11は1本のドローコードであり、上方に向けた両末端がバックル14を介してベルト12に連結されており、下方に向いたループ部は、途中で交差させた状態で上下の紐体保持部13の対に挿通させている。ストッパー15は紐体11の途中で両末端を挿通させた状態で閉鎖・開放可能な構造を有し、任意の位置で紐体を固定可能としている。
カップホルダー1Aの使用に当たっては、あらかじめストッパー15を上方に動かしておく。ホルダー本体10は略逆円錐台状であるため、上方から挿入された同じく略逆円錐台状の飲料カップCの外周側面に当接してこれを保持する。次に、図4に示されるようにストッパー15を下方に動かすと、ストッパー15よりも下の紐体11の全長が減少していく。そのため、ホルダー本体10の左右両端が互いに引き寄せられて間隙の幅が狭まり、飲料カップCの胴部を締め付ける形にホルダー本体10の内面が密着して飲料カップCが保持される。その状態でストッパー15を閉鎖すれば紐体11が固定されて保持状態が維持されるので、持ち運び中に紐体11が緩んで飲料カップCが下方に脱落することが防がれる。
また、図5に示すカップホルダー1Bのように、紐体11は上下の紐体保持部13の対の間で交差させることなく挿通させても基本的に同様の締め付け効果が発揮されるが、図4に示すように交差させた方が飲料カップCへの締め付け効果がより高い。さらに、紐体を交差させることによって若干の弾性が生じるので、振動や揺動によって飲料カップCがカップホルダー1Bの中で上下方向に多少動くことがあっても締め付け効果が維持されることが期待できる。
また、図6に示すカップホルダー1Cのように、紐体11の下方はループ状ではなく2本に分断して、上側一対のみの紐体固定部13に挿通して交差させた上で、各末端をホルダー本体10の左右両端下部にそれぞれ固定してもよい。また、図7に示すカップホルダー1Dのように、紐体保持部13の代わりにホルダー本体10の両端部に設けた貫通孔16に紐体11を挿通してもよい。さらに、図8に示すカップホルダー1Eのように、ホルダー本体10の両端部全体をそれぞれループ状に折り返して縫い付けることで一対の紐体保持部17とし、紐体11を挿通させてもよい。
また、図9に示すカップホルダー1Fのように、ホルダー本体10の上下端縁の円弧の形状を違えて、上下端縁に沿ってループ状に折り返して縫い付けることで、ホルダー本体の長手方向の紐体保持部18の対を形成し、これに紐体11を挿通することで飲料カップCを円周方向から締め付けるように構成してもよい。
さらに、図10に示すカップホルダー1Gのように、紐体19aの一端のみをバックル14でベルト12に連結し、他端を上下の紐体保持部13に順次挿通した上で、紐体19aの途中部分に移動可能に係止するように構成してもよい。
(第2実施形態)
図11は、請求項2に係るカップホルダーの一実施形態を示す斜視図である。カップホルダー1Hでは、ベルトをなくして紐体19bを束ねて持ち手とし、その環状の部分で紐体保持部13の対を係合して、間隙の幅を調整可能としている。一方、紐体の両端は、ホルダー本体10の中央上端に設けたループ状の帯体に通した環状の金具に通し、自在金具19cにより紐体の途中に移動可能に係合することで、持ち手の長さを調節可能としている。なお、紐体19bは環状にしたものを束ねて用いてもよい。
(第3実施形態)
図12は、請求項3に係るカップホルダーの一実施形態を示す斜視図である。カップホルダー2Aは、ホルダー本体20を同形同大の扁平体を2枚で構成しているため、隣接する扁平体の間に2つの間隙が存在し、それぞれ前記カップホルダー1Aと同様に紐体23と紐体保持部13、ストッパー15による調節機構によって幅の調整を可能としている。カップホルダー2Aでは、ベルト22は両端にバックル14を備え、それぞれ紐体23の両端部が連結されている。かかる構成により、ホルダー本体20の内径は2つの間隙の幅によって調節可能となるため、第一実施形態に係るカップホルダーでは対応しにくい大径の飲料カップや飲食物の容器の保持も可能となる。
また、図13に示すカップホルダー2Bは、一枚の扁平体で構成したホルダー本体21に、カップホルダー2Aと同様の2つの間隙による幅の調節機構を設けた「底付き」のカップホルダーである。かかる構成によれば、飲料カップCの底面を支えつつ胴部を締め付けて保持できるので、前記の他のカップホルダーでは保持し切れないような重さの飲料カップCにも対応可能となる。
さらに、図14に示すカップホルダー2Cの如く、第2実施形態のカップホルダー1Hと同様に、ベルトの代わりに2本の紐体23を一連の紐体24として構成し、これを持ち手とするように構成してもよい。
(第4実施形態)
図15は、請求項6に係るカップホルダーの一実施形態を示す斜視図である。カップホルダー3Aは、ホルダー本体30、及び連結体としての間隙の幅の調節機構については前記カップホルダー1Aと同じ構成であるが、2本の持ち手32が、それぞれ一端をホルダー本体30の上端の左右よりに、他端をそれぞれ線対称位置に取り付けている。
そのため、持ち手32の取付位置は、ホルダー本体30の上端が描く円において線対称となる。紐体31は他の構成とは連結されず、両端部を先端で結束して自由状態としている。カップホルダー3Aは、持ち手を2本備えているため、片手で2本の持ち手の最上部を束ねて飲料カップCを持ち運ぶ。
図16に示したカップホルダー3Bは、前記カップホルダー3Aにおける連結体としてバックルで長さ調節が可能な平ベルトであるベルト33を適用している。ベルト33は、中途に着脱部を設けており、ホルダー本体の左右両端を切り離し可能に構成しているため、飲料カップCをホルダー本体30の上方からだけでなく、横から挿入することもできる。
以上、本発明に係るカップホルダーの具体的な構成について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において改良又は変更が可能であり、それらは本発明の技術的範囲に属するものである。
いずれのカップホルダーについても、ホルダー本体の間隙の幅を調節して飲料カップに密着させて保持可能である限りホルダー本体の外観形状自体は制約されないため、たとえば図17に示すように様々なデザインとすることが可能である。

本発明に係るカップホルダーは、主にテイクアウト用飲料カップの持ち運びの用途を想定したものであるが、飲料カップに限らず、本体が略逆円錐体のテーパー形状を有する容器全般の持ち運びに適用可能である。
樹脂一体成型カップホルダーの例 持ち手取付型カップホルダーの例 ネット状カップホルダーの例 第1実施形態に係るカップホルダー1A 第1実施形態に係るカップホルダー1B 第1実施形態に係るカップホルダー1C 第1実施形態に係るカップホルダー1D 第1実施形態に係るカップホルダー1E 第1実施形態に係るカップホルダー1F 第1実施形態に係るカップホルダー1G 第2実施形態に係るカップホルダー1H 第3実施形態に係るカップホルダー2A 第3実施形態に係るカップホルダー2B 第3実施形態に係るカップホルダー2C 第4実施形態に係るカップホルダー3A 第4実施形態に係るカップホルダー3B その他各種実施形態の例
10 ホルダー本体(カップホルダー1A〜1H)
11 紐体(カップホルダー1A〜1F)
12 ベルト(カップホルダー1A〜1G)
13 紐体保持部(カップホルダー1A〜1C、1G、1H、2A、2B、2C、3A)
14 バックル
15 ストッパー
16 貫通孔
17 紐体保持部(カップホルダー1E)
18 紐体保持部(カップホルダー1F)
19a 紐体(カップホルダー1G)
19b 紐体(カップホルダー1H)
19c 自在金具(カップホルダー1H)
20 ホルダー本体(カップホルダー2A)
21 ホルダー本体(カップホルダー2B)
22 ベルト(カップホルダー2A、2B)
23 紐体(カップホルダー2A、2B)
24 紐体(カップホルダー2C)
30 ホルダー本体(カップホルダー3A、3B)
31 紐体(カップホルダー3A)
32 持ち手
33 連結体(カップホルダー3B)

Claims (6)

  1. 飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、ベルトと、紐体と、前記紐体の両末端を挿通して任意の位置で固定可能なストッパーとからなり、前記ホルダー本体は左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体は前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の間隙の幅を調節可能に連結し、前記ベルトは一端が前記ホルダー本体の中央上端に取り付けられ、他端が前記紐体の両末端に連結されていることにより、前記ベルトが飲料入りカップの直径上に位置するように構成したことを特徴とするカップホルダー。
  2. 飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、紐体と、前記紐体を束ねて任意の位置で固定可能なストッパーとからなり、前記ホルダー本体は左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体の一部は前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の間隙の幅を調節可能に連結し、前記紐体の端部は前記ホルダー本体の中央上端に取り付けられていることにより、前記紐体が飲料入りカップの直径上に位置する持ち手を構成することを特徴とするカップホルダー。
  3. 飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、2つの間隙を残した略円錐台の周側面をなす2枚の扁平体からなるホルダー本体と、ベルトと、2本の紐体と、前記各紐体の両末端を通して任意の位置で固定可能な2つのストッパーとからなり、前記ホルダー本体の各扁平体はそれぞれ左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体はそれぞれ隣接する前記扁平体の前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の各間隙の幅を調節可能に連結し、前記紐体の両末端が前記ベルトの各端に連結されていることにより、前記ベルトが飲料入りカップの直径上に位置するように構成したことを特徴とするカップホルダー。
  4. 飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、2つの間隙を残した略円錐台の周側面をなす2枚の扁平体からなるホルダー本体と、紐体と、前記紐体を束ねて任意の位置で固定可能な2つのストッパーとからなり、前記ホルダー本体の各扁平体はそれぞれ左右両端に前記紐体を挿通可能な紐体保持部の対を一対または複数対備え、前記紐体は前記2つの間隙においてそれぞれ隣接する前記扁平体の前記紐体保持部の対を係合して前記ホルダー本体の各間隙の幅を調節可能に連結することにより、前記紐体が飲料入りカップの直径上に位置する持ち手を構成することを特徴とするカップホルダー。
  5. 飲料入りカップの持ち運びに適用されるカップホルダーであって、間隙を残した略逆円錐台の周側面をなす扁平体からなるホルダー本体と、2本の持手と、前記ホルダー本体の左右両端の間隙の幅を調節可能に連結できる連結体とからなり、前記持手はそれぞれ一端を前記ホルダー本体の上端の左右両端寄りに、他端をそれぞれ線対称位置に取り付けてなることを特徴とするカップホルダー。
  6. 前記連結体は、紐体と、前記紐体の両端を通して任意の位置で固定可能なストッパーと、前記ホルダー本体の左右両端に設けた前記紐体を通せる紐体保持部の一つまたは複数の対とからなることを特徴とする請求項5に記載のカップホルダー。
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