JP2021066212A - 車両用シート、車両、車両の制御方法及びそのプログラム - Google Patents

車両用シート、車両、車両の制御方法及びそのプログラム Download PDF

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慶隆 石原
泊岩 好
Yoshi Tomariiwa
好 泊岩
秀一 増野
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秀一 増野
顕次 西村
Kenji Nishimura
顕次 西村
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Abstract

【課題】乗員が車両に近づいた際に自動的に車両用シートを回転することで、乗員がより快適に過ごすことができる車両用シートを提供する。【解決手段】検知センサから出力された接近検知情報から車両に乗員が近づいていると制御ユニットが判定し(ステップS110)、かつ、圧力センサから出力された検知情報に含まれる圧力の値が予め定められた所定の範囲内でないと制御ユニットが判定した(ステップS120)場合に、制御ユニットから駆動モータに駆動信号が出力され(ステップS130)、この駆動信号に基づいて駆動モータが駆動することで、車両用シートが車両の進行方向側を向く通常位置から外側方向を向く乗降位置に車両用シートを回転させる。こうすることにより、乗員が近づくこと以外に何ら操作を行うことなく、乗員が乗降を行いやすい方向に車両用シートが回転するため、乗員は容易に乗降することができ、快適に使用することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シート、車両、車両の制御方法及びそのプログラム関する。
従来、自動車の乗降を容易にするため、座席を外向きに回転するときに座席がセンターピラーに干渉しないよう座席の回転に連動して座席を前後にスライドさせ、且つ、座席の回転によって座席を車室外に突出させる自動車の回転移動装置が知られている。例えば、特許文献1では、フロアーに設置した既設の座席前後スライド装置のスライドロック機構を除去した座席前後スライド装置に取り付けたフレームと座席を取り付けた回転フレームの間に一本の軸で偏心荷重の曲げモーメントを支える回転機構を成し、該軸を座席中心に対し外側に、座面中心に対し後方に配置し、回転フレームに設けたアームとフロアー側に固定したブラケットをリンクで連結した自動車の座席回転移動装置が記載されている。
特開平09−183325号公報
しかしながら、特許文献1に記載の自動車の座席回転移動装置では、使用者が座席を回転する際、回転操作が必要であり、座席を回転させる際に労力が必要であるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、使用者が車両用シートを使用する際、車両用シートが自動的に回転し、使用者を迎え入れることで、使用者が快適に使用することができる車両用シートを提供することを目的とする。また、使用者が快適に使用することができる車両用シートを備えた車両、車両の制御方法及びそのプログラムを提供することも目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両用シートは、
車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートであって、
前記車両用シートの使用を検知する検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする、
ものである。
この車両用シートは、車両用シートの使用を検知する検知手段から出力された検知情報に基づいて車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車両用シートへの接近を検知する接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、車両用シートを回転させる。このような場合には、車両用シートが現在使用されておらず、かつ、使用者がこれから車両用シートを使用することが想定されるため、このような場合に車両用シートを回転させることで、使用者が車両用シートに容易に着座することができ、快適に車両用シートを使用することができる。
本発明の車両用シートにおいて、前記検知手段は、前記車両用シートへの圧力を検知する圧力センサであり、前記接近検知手段は、前記車両に近づく熱源を検知する赤外線センサであり、前記制御手段は、前記検知手段から出力された検知情報に含まれる圧力の値が所定の範囲内であり、かつ、前記接近検知手段から出力された前記接近検知情報に基づいて1つの熱源が近づいていると判定した場合に、前記車両用シートを回転することを特徴としてもよい。こうすることにより、車両用シートへの圧力の値と赤外線センサによる熱源の検出から、使用者の車両用シートの使用を想定し、使用者の車両用シートの使用が想定される場合には、車両用シートを回転させることで、使用者が車両用シートに容易に着座することができ、快適に車両用シートを使用することができる。
本発明の車両用シートは、
車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートであって、
前記車両用シートを撮像する車内撮像手段から出力された車内撮像情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車外を撮像する車外撮像手段から出力された車外撮像情報から人間が前記車両用シートに近づいていると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする、
ものである。
この車両用シートは、車両用シートを撮像する車内撮像手段から出力された車内撮像情報に基づいて車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車外を撮像する車外撮像手段から出力された車外撮像情報から人間が車両用シートに近づいていると判定した場合に、車両用シートを回転させる。こうすることにより、車内撮影用カメラや車外撮影用カメラを備えた車両に使用する場合には、新たなセンサを追加することなく、使用者の車両用シートの使用を想定し、使用者の車両用シートの使用が想定される場合には、車両用シートを回転させることで、使用者が車両用シートに容易に着座することができ、快適に車両用シートを使用することができる。
本発明の車両は、
車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートと、
前記車両用シートの使用を検知する検知手段と、
前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段と、
前記検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする、
ものである。
この車両は、車両用シートの使用を検知する検知手段から出力された検知情報に基づいて車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車両用シートへの接近を検知する接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、車両用シートを回転させる。このような場合には、車両用シートが現在使用されておらず、かつ、使用者がこれから車両用シートを使用することが想定されるため、このような場合に車両用シートを回転させることで、使用者が車両用シートに容易に着座することができ、快適に車両用シートを使用することができる。
本発明の車両の制御方法は、
車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートと、前記車両用シートの使用を検知する検知手段と、前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段と、前記検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、を備えた車両を制御する車両の制御方法であって、
前記車両用シートの使用を検知する検知ステップと、
前記車両用シートへの接近を検知する接近検知ステップと、
前記検知ステップで前記車両用シートの使用が検知されず、かつ、前記接近検知ステップで前記車両用シートへの人間の接近が検知された場合に、前記車両用シートを回転させる回転ステップと、
を含むことを特徴とする、
ものである。
この車両の制御方法は、車両用シートの使用を検知する検知手段から出力された検知情報に基づいて車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車両用シートへの接近を検知する接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、車両用シートを回転させる。このような場合には、車両用シートが現在使用されておらず、かつ、使用者がこれから車両用シートを使用することが想定されるため、このような場合に車両用シートを回転させることで、使用者が車両用シートに容易に着座することができ、快適に車両用シートを使用することができる。
本発明のプログラムは、上述した車両の制御方法の各ステップを1又は2以上のコンピュータに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVD、コンパクトメモリなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した車両の制御方法の各ステップが実行されるため、上述した車両の制御方法と同様の作用効果が得られる。
図1は、車両10の電気的な接続を示すブロック図である。 図2は、車両用シート20の走行状態と乗降状態とを示す側面図である。 図3は、回転制御処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態の一例として、車両10に備えられた車両用シート20について詳しく説明する。以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号を付す。また、車両10の制御方法の一例を示すことで、本発明の車両の制御方法及びそのプログラムについても明らかにする。
本発明の実施の形態の一例である車両10は、図1に示すように、駆動モータ12の駆動に伴って回転可能に設けられた車両用シート20と、車両用シート20の下部の四角に設けられ、座面への圧力を検知する圧力センサ22と、車両10に近づく乗員を検知する検知センサ30と、駆動モータ12の駆動等を制御する制御ユニット40と、を備えている。この車両10は、圧力センサ22から出力された検知情報に含まれる圧力の値が予め定められた所定の範囲内でないと制御ユニット40が判定し、かつ、検知センサ30から出力された接近検知情報から車両10に乗員が近づいていると制御ユニット40が判定した場合に、制御ユニット40から駆動モータ12に駆動信号が出力され、この駆動信号に基づいて駆動モータ12が駆動することで、車両用シート20が車両10の進行方向側を向く通常位置(図2A参照)から外側方向を向く乗降位置(図2B参照)に車両用シート20を回転させる。こうすることにより、乗員が近づくこと以外に何ら操作を行うことなく、車両用シート20を乗降位置に回転させることができるため、乗員は容易に着座することができ、快適に使用することができる。
駆動モータ12は、公知の電動モータであり、車両用シート20を回転する図示しない回転機構に連接して設けられている。この駆動モータ12は、制御ユニット40から出力される駆動信号によって駆動が制御され、駆動モータ12の駆動により、駆動モータ12と連接する図示しない回転機構を介して車両用シート20が通常位置から乗降位置、乗降位置から通常位置に回転する。
車両用シート20は、下部に座面への荷重を検出する圧力センサ22が設けられ、図示しないリクライニング機構によってリクライニング可能なリクライニングシートである。また、この車両用シート20は、車両10の床面に取り付けられた図示しないシートレールに図示しない回転機構を介して取り付けられており、駆動モータ12の駆動に伴って、通常位置(図2A)から乗降位置(図2B)又は乗降位置(図2B)から通常位置(図2A)に回転する。なお、図示しないリクライニング機構及び図示しない回転機構については、特定の形態のものに限定されるものではなく、公知の種々の形態を採用することが可能であり、ここでは説明を省略する。
圧力センサ22は、本発明の検知手段に相当する公知の圧力センサであり、車両用シート20の下部に設けられ、車両用シート20の座面への圧力を検知する。この圧力センサ22は、図1に示すように、制御ユニット40と電気的に接続されており、座面への加重を検出して、圧力の値を含む検知情報を制御ユニット40に出力する。このとき、圧力の値が予め定められた乗員範囲内であるか否かを制御ユニット40で判定することにより、車両用シート20が使用されているか否かを判定することができる。ここで、乗員範囲内とは、人間の体重が想定される範囲(例えば、20キログラム以上100キログラム以下)であるものとする。こうすることにより、圧力の値が乗員範囲内である場合には、車両用シート20に使用者が着座していると判定することができる。
検知センサ30は、本発明の接近検知手段に相当する公知の赤外線センサであり、車両10の外側、特に、車両用シート20から最も近い側面側を検知できる位置に設けられている。この検知センサ30は、予め定められた範囲について所定の間隔で赤外線の検知を行い、熱源の情報を含む接近検知情報を制御ユニット40に出力する。制御ユニット40は、この接近検知情報の経時変化から熱源の接近、すなわち、人間の接近を検知することができる。こうすることにより、車両用シート20に使用者が近づいているか否かを判定することができる。
制御ユニット40は、CPU41を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、駆動モータ12の駆動を制御する各種制御プログラム等が記憶されたROM42と、圧力センサ22から送信された検知情報や検知センサ30から出力された接近検知情報等を一時的に記憶するRAM43と、駆動モータ12や圧力センサ22、検知センサ30等との間の各種信号の送受信を行うインタフェース44(以下、「I/F44」と言う。)がそれぞれバス45を介して電気的に接続されている。この制御ユニット40は、各種信号に基づいて車両10の動作を制御すると共に、検知情報や接近検知情報に基づいて駆動モータ12の駆動を制御する。
続いて、駆動モータ12の駆動を制御し、車両用シート20を通常位置から乗降位置に回転する際の回転制御方法について、制御ユニット40で実行される回転制御処理ルーチンを一例に説明する。この駆動制御処理ルーチンは、ROM42に予め記憶されており、予め定められた所定の間隔で繰り返し実行される。なお、ここで、図3は、回転制御処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。また、以下のフローチャートにおいて、ステップS110が本発明の接近検知ステップに、ステップS120が本発明の検知ステップに、ステップS130が本発明の回転ステップに、それぞれ相当する。
この回転制御処理ルーチンが実行されると、CPU41が検知センサ30から出力された接近検知情報に基づいて人間が近づいているか否かを判定し(ステップS110)、人間が近づいていないと判定した場合には、本ルーチンを終了する。このような場合には、車両10に近づく使用者がいないため、本ルーチンを実行する必要が無い。なお、接近検知情報に基づいて人間が近づいているか否かを判定する方法については、種々の公知の判定方法を使用することができる。例えば、連続する複数の接近検知情報に含まれる熱源の情報を比較し、熱源が近づいている場合に人間が近づいていると判定しても良いし、接近検知情報に含まれる熱源の大きさや温度等から人間か否かを判定し、人間であると判定された熱源が近づいている場合に人間が近づいていると判定しても良い。
一方、ステップS110において人間が近づいているとCPU41が判定した場合には、CPU41は、圧力センサ22から出力された検知情報に含まれる圧力の値が予め定められた乗員範囲内の値であるか否かを判定し(ステップS120)、乗員範囲内の値であると判定した場合には、本ルーチンを終了する。このような場合には、車両用シート20に既に乗員が着座している状態であるため、本ルーチンを実行する必要が無い。
一方、ステップS120で検知情報に含まれる圧力の値が乗員範囲内の値でないと判定した場合には、駆動モータ12に駆動信号を出力する(ステップS130)。この駆動信号に従って駆動モータ12が駆動し、車両用シート20を通常位置から乗降位置に回転する。こうすることにより、車両用シート20に乗員が着座しておらず、外から乗員が近づいている場合に、車両用シート20が乗降位置に回転するため、乗員が着座する際、非常に快適に着座することができる。
以上詳述した実施の形態によれば、検知センサ30から出力された接近検知情報から車両10に乗員が近づいていると制御ユニット40が判定し(ステップS110)、かつ、圧力センサ22から出力された検知情報から乗員が車両用シートを使用していないと判定した(ステップS120)場合に、制御ユニット40から駆動モータ12に駆動信号が出力され(ステップS130)、この駆動信号に基づいて駆動モータ12が駆動することで、車両用シート20が車両10の進行方向側を向く通常位置(図2A参照)から外側方向を向く乗降位置(図2B参照)に車両用シート20を回転させる。こうすることにより、乗員が近づくこと以外に何ら操作を行うことなく、乗員が着座しやすい方向に車両用シート20が回転するため、乗員は容易に着座することができ、快適に使用することができる。
また、赤外線センサである検知センサ30を用いて人間の接近を検知し、圧力センサ22を用いて車両用シート20が使用されていることを検知することで、公知の車両に対して大がかりな装備の変更を行うことなく、車両用シート20の回転を制御することができ、使用者が快適に車両用シート20を使用することができる。特に、圧力センサ22が車両用シート20に標準的に装備されている場合には、圧力センサ22を新たに設ける必要が無いため、本発明を既存の車両に追加する際の労力を低減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、ステップS110の次にステップS120を実行するものとしたが、ステップS120の次にステップS110を実行するものとしてもよい。こうすることにより、乗員が車両用シート20を使用している間はステップS110が実行されないため、上述した実施の形態と同様の効果が得られることに加え、制御ユニット40で実行される処理量を軽減し、制御ユニット40への負荷を軽減することができる。
上述した実施の形態では、検知センサ30から出力された検知情報に含まれる熱源の情報に基づいてCPU41が人間の接近を判断するものとしたが、熱源や人間の接近を検知した際、検知信号を出力する検知センサを用いても良い。こうすることにより、上述した実施の形態と同様の効果が得られることに加え、制御ユニット40で実行される処理量を軽減し、制御ユニット40への負荷を軽減することができる。
上述した実施の形態では、ステップS110で人間が近づいてくるか否かを判定するものとしたが、ステップS110に変えて、一人の人間が近づいてくるか否かを判定するステップを加えても良い。例えば、本発明を運転者用の車両用シート20に適用する場合、運転者は必ず一人であることから、運転者であるか否かを高確率で判定することができるため、本発明を適用することによる効果が大きい。
上述した実施の形態では、検知センサ30によって乗員が近づくことを検知するものとしたが、例えば、乗員の持つ発信装置(例えば、スマートキー等)から発信される信号に基づいて乗員が近づくことを検知してもよい。こうすれば、発信装置の所有者を検知することで、車両用シート20を使用する者であるか否かを高確率で判定することができるため、本発明を適用することによる効果が大きい。
上述した実施の形態では、検知センサ30からの検知信号及び圧力センサ22からの圧力信号に基づいて乗員が近づくこと及び車両用シート20の使用を検知するものとしたが、検知センサ30及び圧力センサ22に代えて、撮像手段(例えば、デジタルカメラ等)から出力される撮像情報に基づいて乗員の接近及び車両用シート20の使用を判定してもよい。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、駆動モータ12の駆動によって車両用シート20を回転するものとしたが、弾性体(例えば、ばね等)の付勢力により、車両用シート20を回転するものとしてもよい。すなわち、弾性体の付勢力を妨げる規制部材で車両用シート20の回転を規制し、乗員が車両用シート20を使用しておらず、乗員が車両10に近づいていると判定した場合に、規制部材の規制を制御ユニット40が解除してもよい。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、駆動モータ12の駆動によって車両用シート20を回転するものとしたが、車両10の扉が開放されているか否かを判定し、扉が開放されていると判定した場合には、車両用シート20を回転した後、車外方向に移動させてもよい。こうすることにより、乗員以外が近づいた場合に車両用シート20が回転する可能性を低減し、乗員が近づいた場合には、乗員が車両用シート20に着座しやすくなるため、より快適に使用することができる。
上述した実施の形態で示すように、車両用シートの制御分野、特に車両用シートの回転制御手段として利用することができる。
10…車両、12…駆動モータ、20…車両用シート、22…圧力センサ、30…検知センサ、40…制御ユニット、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…インタフェース、45…バス。

Claims (6)

  1. 車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートであって、
    前記車両用シートの使用を検知する検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、
    車両用シート。
  2. 前記検知手段は、前記車両用シートへの圧力を検知する圧力センサであり、
    前記接近検知手段は、前記車両に近づく熱源を検知する赤外線センサであり、
    前記制御手段は、前記検知手段から出力された検知情報に含まれる圧力の値が所定の範囲内であり、かつ、前記接近検知手段から出力された前記接近検知情報に基づいて1つの熱源が近づいていると判定した場合に、前記車両用シートを回転することを特徴とする、
    請求項1に記載の車両用シート。
  3. 車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートであって、
    前記車両用シートを撮像する車内撮像手段から出力された車内撮像情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、車外を撮像する車外撮像手段から出力された車外撮像情報から人間が前記車両用シートに近づいていると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、
    車両用シート。
  4. 車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートと、
    前記車両用シートの使用を検知する検知手段と、
    前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段と、
    前記検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、
    車両。
  5. 車両の進行方向側から側面方向側に回転する車両用シートと、前記車両用シートの使用を検知する検知手段と、前記車両用シートへの接近を検知する接近検知手段と、前記検知手段から出力された検知情報に基づいて前記車両用シートが使用されていないと判定し、かつ、前記接近検知手段から出力された接近検知情報に基づいて前記車両用シートに人間が接近していると判定した場合に、前記車両用シートを回転させる制御手段と、を備えた車両を制御する車両の制御方法であって、
    前記車両用シートの使用を検知する検知ステップと、
    前記車両用シートへの接近を検知する接近検知ステップと、
    前記検知ステップで前記車両用シートの使用が検知されず、かつ、前記接近検知ステップで前記車両用シートへの人間の接近が検知された場合に、前記車両用シートを回転させる回転ステップと、
    を含むことを特徴とする、
    車両の制御方法。
  6. 請求項5に記載の各ステップを1又は2以上のコンピュータに実行させるプログラム。
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