JP2021064847A - 撮像装置 - Google Patents

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Tazuko Kitazawa
田鶴子 北澤
山本 悟
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悟 山本
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Abstract

【課題】任意のタイミングにおいて検出信号を補正可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子3を構成する複数のセンサは、対象物から放射される赤外線を検出する。シャッター2は、撮像素子3の複数のセンサを一時的に覆う。素子温度計5は、撮像素子3のセンサの温度を測定する。算出部7は、複数のセンサの複数の検出信号と、シャッター2によって複数のセンサを覆ったときのセンサの温度とに基づいて、複数のセンサの温度分布を算出し、その算出した温度分布に基づいて複数の検出信号を補正する。【選択図】図1

Description

この発明は、撮像装置に関する。
従来、環境温度等の変化によるドリフトや長期使用に伴う感度の劣化、光学系の汚れが生じたとしても、測温用赤外線検出器の出力値を高精度に校正して所定の温度分布の計測精度を著しく向上できる放射温度計が知られている(特許文献1)。
この放射温度計は、測温用赤外線検出器と、シャッターと、補償用赤外線検出器とを備える。測温用赤外線検出器は、測定対象物が放射する赤外線を受光し、その受光赤外線の温度に応じて抵抗値又は電圧値が変化するサーミスタボロメータ型赤外線検出素子からなる。シャッターは、測温用赤外線検出器の視野を断続的に遮断・開放する。補償用赤外線検出器は、自己発熱がなく、かつ、シャッターが放射する赤外線を直接受光し、その受光赤外線の温度からシャッターの表面温度を非接触で計測する。そして、補償用赤外線検出器は、シャッターの移動経路上に設けられている。
特許文献1では、シャッターによって測温用赤外線検出器の視野を遮断したときのシャッターの表面温度を補償用赤外線検出器によって非接触で計測し、補償用赤外線検出器の計測出力値によって測温用赤外線検出器の出力値を校正する。
特開2008−145133号公報
しかし、特許文献1に記載された出力値の校正方法では、補償用赤外線検出器の温度分布を考慮していないため、シャッターで校正した直後でしか正しい出力値が得られないという問題がある。
そこで、この発明の実施の形態によれば、任意のタイミングにおいて検出信号を補正可能な撮像装置を提供する。
(構成1)
この発明の実施の形態によれば、撮像装置は、赤外線撮像素子と、シャッターと、素子温度計と、算出部とを備える。赤外線撮像素子は、対象物から放射される赤外線を検出する複数のセンサからなる。シャッターは、赤外線撮像素子を一時的に覆う。素子温度計は、赤外線撮像素子の温度を測定する。算出部は、複数のセンサの複数の検出信号と、シャッターによって複数のセンサを覆ったときの赤外線撮像素子の温度とに基づいて、赤外線撮像素子の温度分布を算出し、その算出した温度分布に基づいて複数の検出信号を補正する。
(構成2)
構成1において、素子温度計は、第1および第2の素子温度計を含む。算出部は、第1の素子温度計によって測定された温度の時間依存性である第1の時間依存性が第2の素子温度計によって測定された温度の時間依存性である第2の時間依存性と異なるとき、複数の検出信号と、シャッターによって赤外線撮像素子を覆ったときの赤外線撮像素子の温度とに基づいて、赤外線撮像素子の新たな温度分布を算出し、その算出した新たな温度分布に基づいて複数の検出信号を補正する。
(構成3)
構成1または構成2において、撮像装置は、シャッター温度計を更に備える。シャッター温度計は、シャッターの温度を測定する。算出部は、シャッター温度計によって測定されたシャッターの温度と、複数の検出信号と、シャッターによって赤外線撮像素子を覆ったときの赤外線撮像素子の温度とに基づいて、赤外線撮像素子の温度分布を算出して複数の検出信号を補正する。
(構成4)
構成2または構成3において、第1および第2の素子温度計は、赤外線撮像素子の平面方向における赤外線撮像素子の中心に対して対称の位置に配置される。
(構成5)
構成2または構成3において、第1および第2の素子温度計のうちの一方の素子温度計は、赤外線撮像素子の接地面に近い位置に配置される。
任意のタイミングにおいて検出信号を補正できる。
この発明の実施の形態1による撮像装置の概略図である。 撮像素子によって撮像された撮像画像の温度分布を示す図である。 式(4)の温度T(x,y,t)と時間tとの関係を示す図である。 撮像素子における温度分布を補正する動作を説明するための実施の形態1におけるフローチャートである。 実施の形態2による撮像装置の概略図である。 撮像素子における温度分布を補正する動作を説明するための実施の形態2におけるフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による撮像装置の概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1による撮像装置10は、レンズ1と、シャッター2と、撮像素子3と、シャッター温度計4と、素子温度計5と、制御部6と、算出部7と、筐体8とを備える。なお、図1においては、x軸、y軸およびz軸を規定する。
レンズ1は、筐体8の赤外線の入射面に配置される。シャッター2、撮像素子3、シャッター温度計4および素子温度計5は、筐体8内に配置される。
レンズ1は、対象物が放射した赤外線を撮像素子3に結像するものである。そして、レンズ1は、一般的に、ゲルマニウムまたはシリコンからなる。
シャッター2は、レンズ1によって集光された赤外線が撮像素子3に入射する光路上に配置される。そして、シャッター2は、撮像素子3の全面を均一な放射照度とするためのものである。シャッター2は、黒体であることが好ましいが、放射率が均一、かつ、既知であればよい。シャッター2は、制御部3からの制御に従って撮像装置3を一時的に覆う。なお、シャッター2自体に温度分布が発生しないように、周囲に対して断熱するか、均一に発熱する発熱体によってシャッター2を構成するのが好ましい。
撮像素子3は、x−y平面にアレイ状に配置された複数のセンサからなる。複数のセンサは、例えば、I行×J列(I,Jの各々は、2以上の整数)の碁盤目状に配置される。複数のセンサの各々は、マイクロメータ、サーモパイル、量子井戸型赤外線検出器および量子ドット型赤外線検出器等からなる。撮像素子3は、複数のセンサによって対象物から放射された赤外線を検出し、その検出した複数の検出信号を算出部7へ出力する。
シャッター温度計4は、シャッター2の温度Tを検出し、その検出した温度Tを制御部6へ出力する。
素子温度計5は、位置(x,y)に配置されたセンサの温度Tを測定し、その測定した温度Tを制御部6へ出力する。
シャッター温度計4および素子温度計5の各々は、例えば、熱電対等の市販の温度計からなる。
制御部6は、シャッター2の動作および撮像素子3の撮像を制御する。そして、制御部6は、特定の周期によって、撮像素子3(複数のセンサ)の全面を覆うようにシャッター2を制御する。また、制御部6は、シャッター温度計4によって測定した温度Tが特定の値以上に変化したとき、撮像素子3の全面を覆うようにシャッター2を制御してもよい。更に、制御部6は、シャッター温度計4から温度Tを受け、素子温度計5から温度Tを受け、その受けた温度T,Tを算出部7へ出力する。
算出部7は、制御部6から温度T,Tを受け、撮像素子3から複数の検出信号Sijを受ける。iは、アレイ状に配置された複数のセンサにおいて、x軸方向の位置を示す添え字であり、jは、アレイ状に配置された複数のセンサにおいて、y軸方向の位置を示す添え字である。そして、iは、0≦i≦Iを満たす整数であり、jは、0≦j≦Jを満たす整数である。
算出部7は、温度T,Tおよび複数の検出信号Sijに基づいて、後述する方法によって、撮像装置10の電源がONされたことに起因して発生する複数のセンサにおける温度分布を算出し、その算出した温度分布に基づいて、複数の検出信号Sijを補正する。
図2は、撮像素子3によって撮像された撮像画像の温度分布を示す図である。撮像装置10の電源がONされると、撮像装置10内の読み出し回路が動作することによって発熱し、この発熱を元に温度分布が撮像素子3に発生するため、温度分布が均一なシャッター2を撮像素子3によって撮影しても、撮影画像は、例えば、図2の(a)に示すように温度分布があるように見えてしまう。
撮像素子3の温度分布は、まず、相対的に分布が平衡状態となり、発熱量が平衡状態になるまで、温度の絶対値が変化する。そのときの撮影画像は、図2の(b)に示すように変化して行く。
温度分布が均一なシャッター2を撮像素子3によって撮像したとき、撮影画像が図2の(c)に示すように均一になるように補正したとしても、撮像素子3の温度分布が平衡状態に至っていなければ、測定対象物の撮像結果は、再度、図2の(a),(b)のようになって行く。
そこで、一般的には、次の方法によって撮像素子3の温度分布を補正する。シャッター2で撮像素子3の全面を覆ったとき、シャッター温度計4で測定されたシャッター2の温度を元に、プランクの式からシャッター2の面からの放射照度Iを計算することができる。
シャッター2の温度をTとし、撮像素子3(複数のセンサ)の温度をTとすると、シャッター2を撮像素子3で撮影したときのx軸方向にi番目、y軸方向にj番目の位置に配置されたセンサからの信号Sijは、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
式(1)において、σijは、センサの感度を含む放射照度に比例する係数であり、zijは、オフセットであり、gijは、感度を調整するゲインである。
出荷時に、感度をσ ijに設定し、ゲインをg ij=1に設定していたとすると、次式が成立するようにゲインgijを調整する。
Figure 2021064847
これによって、シャッター2で撮像素子3の全面を覆った直後において、撮像素子3の温度分布の影響を補正することができる。
熱伝導方程式について説明する。発熱分布がない場合の熱伝導方程式は、定積比熱をCとし、熱伝導率をλとすると、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
時間と位置は、互いに独立であるので、温度Tは、時間に関する関数A(t)と、位置に関する関数B(x,y)とに変数分離することができ、温度T(x,y,t)は、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
図3は、式(4)の温度T(x,y,t)と時間tとの関係を示す図である。図3に示すように、kが正(k>0)である場合、温度T(x,y,t)は、時間tとともに上昇し、kが負(k<0)である場合、温度T(x,y,t)は、時間tとともに降下する。
熱伝導方程式の適用について説明する。素子温度計5の温度Tf0は、素子温度計5の位置を(x,y)とすると、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
上述したように、撮像装置10の電源を入れると、撮像装置10内の読み出し回路が動作することによって発熱し、これを元に温度分布が撮像素子3(=複数のセンサ)に発生する。
電源をONしたときの時刻tから、シャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの素子温度計5の温度Tf0を記録しておき、その記録した温度Tf0の時間依存性を式(5)によってフィッティング等することによってCB(x,y)、k、およびCを求める。
センサの検出信号Sijは、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
シャッター2で撮像素子3の全面を覆って調整したゲインgij−AJD=σ ij/σij(T)を用いれば、シャッター2で撮像素子3の全面を覆ったときの感度σij(T(x,y,t))=σ ij/gij−AJDが分かる。
そして、感度の温度依存性を予め取得しておけば、感度がσij(T(x,y,t))であるときの温度T(x,y,t)を求めることができる。
一方、位置(x,y)に配置されたx軸方向にi番目、y軸方向にj番目のセンサの時刻tにおける温度T(x,y,t)は、次式によって表わされる。
Figure 2021064847
B(x,y)、k、およびCが求まっているので、求めた温度T(x,y,t)、kおよびCを式(7)に代入すると、CB(x,y)を求めることできる。その結果、求めたCB(x,y)およびCB(x,y)に基づいて、次式によってD(x,y)を求めることができる。
Figure 2021064847
D(x,y)は、相対的な温度の空間分布を表す。
シャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻t以降については、Tf0=Cexp[kt]B(x,y)+Cを測定しておけば、D(x,y)およびCが求まっているので、次式によって、素子温度計5の温度がTf0であるときの各センサの温度T(x,y,t)を算出できる。
Figure 2021064847
予め取得しておいた感度の温度依存性に基づいて、各センサの温度T(x,y,t)から感度を求める。そうすると、その求めた感度を出荷時の感度にするためのゲインgijを式(6)から求めることができる。このゲインgijを求めることによって補正が完了する。
そして、ある温度Tの物体からの放射強度I(T)を、Sij=gij×σij(T(x,y,t)×I(T)+zijと補正して、出荷時の感度で検出することができる。
上述した補正を複数のセンサの全てについて実行することによって、撮像素子3の検出信号Sijを補正することができる。
上述した補正を実行する場合、算出部7は、感度の温度依存性、電源をONしたときの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの素子温度計5の温度Tf0(即ち、温度Tf0の時間依存性(t≦t≦t)、および時刻t以降におけるTf0=Cexp[kt]B(x,y)+Cの測定値(即ち、温度Tf0の時間依存性(t>t))を予め保持している。
図4は、撮像素子3における温度分布を補正する動作を説明するための実施の形態1におけるフローチャートである。
図4を参照して、温度分布を補正する動作が開始されると、算出部4は、i=0およびj=0を設定する(ステップS1)。そして、算出部4は、式(2)が成立するようにゲインgijを調整する(ステップS2)。
その後、算出部7は、調整したゲインgij−ADJ(=σ ij/σij(T))に基づいて、シャッター2で撮像素子3の全面を覆ったときの感度σij(T(x,y,t))=σ ij/gij−ADJを算出する(ステップS3)。
引き続いて、算出部4は、感度の温度依存性に基づいて、感度がσij(T(x,y,t)になるときの温度T(x,y,t)を求める(ステップS4)。
そして、算出部7は、Tf0=T(x,y,t)=Cexp[kt]B(x,y)+Cを、撮像装置10の電源ONの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの素子温度計5の温度Tf0にフィッティングしてCB(x,y)、kおよびCを求める(ステップS5)。
その後、算出部7は、位置(x,y)に配置されたセンサの時刻tにおける温度T(x,y,t)を示すT(x,y,t)=Cexp[kt]B(x,y)+Cの式に、求めたk、CおよびT(x,y,t)を代入してCB(x,y)を算出する(ステップS6)。この場合、算出部7は、ステップS4において求めた温度T(x,y,t)と、ステップS5において求めたkおよびCとをT(x,y,t)=Cexp[kt]B(x,y)+Cの式に代入してCB(x,y)を算出する。
続いて、算出部7は、ステップS5において求めたCB(x,y)と、ステップS6において求めたCB(x,y)とを式(8)に代入して、相対的な温度分布D(x,y)を算出する(ステップS7)。
引き続いて、時刻t以降におけるTf0=Cexp[kt]B(x,y)+Cの測定値、Cおよび相対的な温度分布D(x,y)をT(x,y,t)=D(x,y)(Tf0−C)+C(式(9))に代入して、素子温度計5の温度がTf0であるときのセンサSn_ijの温度T(x,y,t)を算出する(ステップS8)。
そうすると、算出部7は、感度の温度依存性に基づいて、温度T(x,y,t)における感度σij(T(x,y,t))を求める(ステップS9)。
そして、算出部7は、感度σij(T(x,y,t))が出荷時の感度σ ijになるようにゲインgijを調整する(ステップS10)。これによって、検出信号Sijの補正が完了する。
その後、算出部7は、i=I(Iは、x軸方向におけるセンサの総数)であるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、i=Iでないと判定されたとき、算出部7は、i=i+1を設定する(ステップS12)。その後、ステップS2へ移行し、ステップS11において、i=Iであると判定されるまで、ステップS2〜ステップS12が繰り返し実行される。
そして、ステップS11において、i=Iであると判定されると、算出部7はj=J(Jは、y軸方向におけるセンサの総数)であるか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、j=Jでないと判定されたとき、算出部7は、j=j+1を設定する(ステップS14)。その後、ステップS2へ移行し、ステップS13において、j=Jであると判定されるまで、ステップS2〜ステップS14が繰り返し実行される。
そして、ステップS13において、j=Jであると判定されると、温度分布を補正する動作が終了する。
なお、図4に示すフローチャートは、i=0,1,2,・・・およびj=0,1,2,・・・を順次設定して複数のセンサSn_ijについての温度分布の補正を直列に行うフローチャートであるが、この発明の実施の形態においては、これに限らず、複数のSn_11〜Sn_IJについて、図4に示すステップS2〜ステップS10を並列に実行して温度分布を補正してもよい。
特許文献1等に記載された従来のキャリブレーションでは、キャリブレーションの後、しばらくすると、信号値の誤差が大きくなってくるという問題がある。しかし、本願の実施の形態1に記載の方法であれば、シャッター2で撮像素子3の全面を覆って測定した後においても、温度分布の変化に追従した補正を行うことができるため、キャリブレーション時に撮像画像が途切れてしまうのを最小限に抑えることができる。
また、本願の実施の形態1に記載の温度分布の補正方法を用いながら、シャッター2で撮像素子3の全面を覆った測定を従来と同じ回数行ってもよい。この場合、シャッター2で撮像素子3の全面を覆った測定結果から、温度分布補正がどの程度正しく行われているかを判断することができる。このとき、従来技術と同じだけ撮像画像が途切れてしまうが、補正信号の誤差を減らすことができるという効果を享受できる。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2による撮像装置の概略図である。図5を参照して、実施の形態2による撮像装置10Aは、図1に示す撮像装置10の算出部7を算出部7Aに変え、素子温度計9を追加したものであり、その他は、撮像装置10と同じである。
素子温度計9は、撮像素子3のx−y平面における中心に対して素子温度計5と対称の位置に配置される。また、素子温度計5,9のいずれか一方は、接地面に近い位置に配置されてもよい。素子温度計9は、撮像素子3の温度を測定し、その測定した温度を制御部6へ出力する。接地面とは、撮像装置10が、ジグ、台、その他の撮像装置10を保持する物体と接触する面である。素子温度計5,9のいずれか一方は、接地面と撮像素子3との間、または接地面に最近接する撮像素子3の辺に沿って配置された複数のセンサのいずれかに配置される。
撮像装置10Aにおいては、制御部6は、素子温度計5から受けた温度Tf1と、素子温度計9から受けた温度Tf2とを算出部7Aへ出力する。
算出部7Aは、温度Tf1,Tf2を制御部6から受ける。そして、算出部7Aは、温度Tf1の時間依存性と温度Tf2の時間依存性とが同じである場合、実施の形態1による方法によってセンサの検出信号Sijを補正する。または温度Tf1が実施の形態1による方法で予測した値と同じである場合、実施の形態1による方法によってセンサの検出信号Sijを補正する。ここで、実施の形態1による方法で予測した値は、シャッター2で撮像素子3の全面を覆ったときの感度σij(T(x,y,t))=σ ij/gij−AJDを求め、予め取得した感度の温度依存性に基づいて、感度がσij(T(x,y,t))であるときの温度T(x,y,t)を求め、その求めた温度T(x,y,t)の値である。
一方、温度Tf1の時間依存性と温度Tf2の時間依存性とが異なる場合、または温度Tf1が実施の形態1による方法で予測した値と異なる場合、新たに加熱/冷却源が増えた(または減った)可能性があるため、記録した相対的な温度分布D(x,y)を用いてセンサの検出信号Sijを補正できない。この記録した相対的な温度分布D(x,y)は、撮像装置10Aの電源ONの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの間に素子温度計5によって測定された温度Tf1_0の時間依存性に基づいて算出された相対的な温度分布D(x,y)である。
そこで、算出部7Aは、撮像装置10Aのシャッター2で撮像素子3の全面を覆い、感度σij(T(x,y,t))の初期値を設定する。この初期値を設定する時刻をtとする。そして、時刻tに、再度、シャッター2で撮像素子3の全面を覆うとともに、時刻tから時刻tまでの間に素子温度計9によって測定された温度Tf2_0の時間依存性を取得し、その取得した温度Tf2_0の時間依存性に基づいて新たな温度分布D(x,y)_NEWを算出する。その後、算出部7Aは、新たなD(x,y)_NEWを用いて実施の形態1による方法によってセンサの検出信号Sijを補正する。
このように、追加された素子温度計9は、撮像装置10Aの設置位置を変える等、撮像素子3への加熱/冷却環境が変わったか否かを判断するためのものである。
従って、少なくとも2つの素子温度計があればよく、第1の素子温度計(素子温度計5)と第2の素子温度計(素子温度計9)は、x−y平面における撮像素子3の中心に対して対称の位置に設置されていることが好ましい。ここで、撮像素子3は、x方向に0〜I番目までのセンサを備え、y方向に0〜J番目までのセンサを備えているので、x−y平面における撮像素子3の中心とは、1つのセンサにおけるx方向の長さをLとし、y方向の長さをLとしたとき、[L(I+1)/2,L(J+1)/2]の位置となる。この位置に対して対称とは、第1の素子温度計(素子温度計5)、第2の素子温度計(素子温度計9)および撮像素子3が同一直線上にあり、撮像素子3が第1の素子温度計(素子温度計5)から第2の素子温度計(素子温度計9)までの距離の中央に位置する関係を言う。但し、該直線は、第1の素子温度計(素子温度計5)および第2の素子温度計(素子温度計9)のサイズ分だけ、幅があってもよいものとする。
また、第1の素子温度計(素子温度計5)と第2の素子温度計(素子温度計9)との少なくとも一方は、接地面に近い位置に配置されていることが好ましい。
算出部7Aは、その他、算出部7と同じ機能を果たす。
図6は、撮像素子3における温度分布を補正する動作を説明するための実施の形態2におけるフローチャートである。
図6を参照して、撮像素子3における温度分布を補正する動作が開始されると、制御部6は、撮像装置10Aの電源ONの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの素子温度計5の温度Tf1_0の時間依存性TDP1を素子温度計5から受けるとともに、時刻tから時刻tまでの素子温度計9の温度Tf2_0の時間依存性TDP2を素子温度計9から受ける。そして、制御部6は、時間依存性TDP1,TDP2を算出部7Aへ出力し、算出部7Aは、時間依存性TDP1,TDP2を制御部6から受け、第1の素子温度計(素子温度計5)で測定した温度Tf1_0の時間依存性TDP1と、第2の素子温度計(素子温度計9)で測定した温度Tf2_0の時間依存性TDP2とを取得する(ステップS21)。
そして、算出部7Aは、温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致するか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致すると判定されたとき、算出部7Aは、温度Tf1_0の時間依存性TDP1に基づいて算出した温度分布D(x,y)を用いて、図4に示すフローチャートに従ってセンサの検出信号Sijを補正する(ステップS23)。
一方、ステップS22において、温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致しないと判定されたとき、算出部7Aは、時刻tに、撮像装置10Aのシャッター2で撮像素子3の全面を覆い、感度σij(T(x,y,t))の初期値を設定する。次に、算出部7Aは、時刻tに、再度、撮像装置10Aのシャッター2で撮像素子3の全面を覆い、時刻tから時刻tにおける温度Tf1_0の時間依存性TDP1に基づいて、図4のステップS1〜ステップS7を実行して新たな温度分布D(x,y)_NEWを算出する(ステップS24)。この場合、算出部7Aは、ステップS5において、Tf0=T(x,y,t)=Cexp[kt]B(x,y)+Cを温度Tf1_0の時間依存性TDP1にフィッティングしてCB(x,y)、kおよびCを求める。
ステップS24の後、算出部7Aは、新たな温度分布D(x,y)_NEWを用いて、図4のステップS8〜ステップS14を実行してセンサの検出信号Sijを補正する(ステップS25)。
そして、ステップS23またはステップS25の後、撮像素子3における温度分布を補正する動作が終了する。
なお、図6に示すフローチャートにおいては、ステップS21において、第1の素子温度計(素子温度計5)で測定した温度Tf1_0の時間依存性TDP1と、実施の形態1による方法で予測した温度Tf1の値とを取得し、ステップS22において、温度Tf1が実施の形態1による方法で予測した値と一致するか否かを判定するようにしてもよい。
この場合、ステップS22において、温度Tf1が実施の形態1による方法で予測した値と一致すると判定されたとき、ステップS23が実行され、ステップS22において、温度Tf1が実施の形態1による方法で予測した値と一致しないと判定されたとき、ステップS24,S25が順次実行される。
図6に示すフローチャートによれば、温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致しないと判定されたとき、新たに設定した感度σij(T(x,y,t))の初期値および温度Tf1_0の時間依存性TDP1に基づいて新たな温度分布D(x,y)_NEWを算出し、その算出した新たな温度分布D(x,y)_NEWを用いてセンサの検出信号Sijを補正するので(ステップS24,S25参照)、撮像装置10Aの設置位置を変える等によって、新たな加熱/冷却源が増える(または減る)場合に対応して、発熱量の変化に追従してセンサの検出信号Sijを補正できる。
なお、新たな温度分布D(x,y)_NEWを温度Tf1_0の時間依存性TDP1に基づいて算出すると説明したが、温度Tf2_0の時間依存性TDP2に基づいて新たな温度分布D(x,y)_NEWを算出してもよい。
上述した実施の形態1においては、次のセンサの検出信号Sijの補正方法を説明した。
[1−1]
撮像素子3を構成するセンサの検出信号Sijを決定するための感度σijを調整するゲインgijを出荷時のゲインg ijに調整し、その調整したゲインgij_ADJに基づいて、シャッター2で撮像素子3の全面を覆ったときの感度σij(T(x,y,t))=σ ij/gij_ADJを算出して感度σij(T(x,y,t))が得られるときの温度T(x,y,t)を求める。
[1−2]
素子温度計5の位置において素子温度計5によって測定された温度Tf0の時間依存性(撮像装置10の電源ONの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの間に素子温度計5によって測定された温度Tf0の時間依存性)に、温度Tf0を表す式をフィッティングしてCB(x,y)、kおよびCを求める。
[1−3]
[1−1]において求めた温度T(x,y,t)と、[1−2]において求めたkおよびCとを、時刻tにおける各センサの温度T(x,y,t)を表す式(7)に代入してCB(x,y)を算出する。
[1−4]
[1−2]において求めたCB(x,y)と、[1−3]において求めたCB(x,y)を式(8)に代入して相対的な温度分布D(x,y)を算出する。
[1−5]
時刻t以降において素子温度計5によって測定された温度Tf0の測定値、C、および相対的な温度分布D(x,y)を、センサの温度を表す式(9)に代入してセンサの温度T(x,y,t)を算出する。
[1−6]
[1−5]において算出したセンサの温度T(x,y,t)における感度σij(T(x,y,t))を求め、その求めた感度σij(T(x,y,t))が出荷時の感度σ ijになるようにゲインgijを調整する。
[1−7]
[1−6]において求めた感度σij(T(x,y,t))およびゲインgijと、シャッター2の温度Tを用いて算出した放射照度I(T)とを用いて式(6)によって算出したセンサの信号Sij−calになるように、センサSn_ijで検出された検出信号Sijを補正する。
[1−8]
[1−1]〜[1−7]を全てのセンサについて実行する。
また、実施の形態2においては、次のセンサの検出信号Sijの補正方法を説明した。
[2−1]
撮像装置10Aの電源ONの時刻tからシャッター2で撮像素子3の全面を覆う時刻tまでの素子温度計5の温度Tf1_0の時間依存性TDP1と、時刻tから時刻tまでの素子温度計9の温度Tf2_0の時間依存性TDP2とを取得する。
[2−2]
温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致するか否かを判定する。即ち、撮像装置10Aへの加熱/冷却環境が変化したか否かを判定する。
[2−3]
温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致するとき(即ち、撮像装置10Aへの加熱/冷却環境が変化しないとき)、温度Tf1_0の時間依存性TDP1に基づいて、実施の形態1における補正方法([1−1]〜[1−8])に従ってセンサの検出信号Sijを補正する。
[2−4]
温度Tf1_0の時間依存性TDP1が温度Tf2_0の時間依存性TDP2に一致しないとき(撮像装置10Aへの加熱/冷却環境が変化したとき)、新たに設定した感度σij(T(x,y,t))の初期値および温度Tf1_0の時間依存性TDP1(または温度Tf2_0の時間依存性TDP2)に基づいて、相対的な新たな温度分布D(x,y)_NEWを算出し、その算出した新たな温度分布D(x,y)_NEWを用いてセンサの検出信号Sijを補正する。即ち、新たな温度分布D(x,y)_NEWを用いる以外は、実施の形態1における補正方法([1−1]〜[1−8])に従ってセンサの検出信号Sijを補正する。
従って、実施の形態1における検出信号Sijの補正方法および実施の形態2における検出信号Sijの補正方法は、撮像装置10Aへの加熱/冷却環境が変化したか否かを判定すること以外は、上記[1−1]〜[1−8]を実行する点で共通する。即ち、実施の形態1における検出信号Sijの補正方法および実施の形態2における検出信号Sijの補正方法は、複数のセンサの複数の検出信号S11〜SIJと、シャッターによって複数のセンサを覆ったときのセンサの温度とに基づいて、複数のセンサの温度分布D(x,y)〜D(x,y)(または温度分布D(x,y)_NEW〜D(x,y)_NEW)を算出し、その算出した温度分布D(x,y)〜D(x,y)(または温度分布D(x,y)_NEW〜D(x,y)_NEW)に基づいて複数の検出信号S11〜SIJを補正する点で共通する。
よって、この発明の実施の形態による撮像装置は、
対象物から放射される赤外線を検出する複数のセンサからなる赤外線撮像素子と、
赤外線撮像素子を一時的に覆うシャッターと、
赤外線撮像素子の温度を測定する素子温度計と、
複数のセンサの複数の検出信号と、シャッターによって複数のセンサを覆ったときの赤外線撮像素子の温度とに基づいて、赤外線撮像素子の温度分布を算出し、その算出した温度分布に基づいて複数の検出信号を補正する算出部とを備えていればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、撮像装置に適用される。
1 レンズ、2 シャッター、3 撮像素子、4 シャッター温度計、5,9 素子温度計、6 制御部、7,7A 算出部、8 筐体、10,10A 撮像装置

Claims (5)

  1. 対象物から放射される赤外線を検出する複数のセンサからなる赤外線撮像素子と、
    前記赤外線撮像素子を一時的に覆うシャッターと、
    前記赤外線撮像素子の温度を測定する素子温度計と、
    前記複数のセンサの複数の検出信号と、前記シャッターによって前記複数のセンサを覆ったときの前記赤外線撮像素子の温度とに基づいて、前記赤外線撮像素子の温度分布を算出し、その算出した温度分布に基づいて前記複数の検出信号を補正する算出部とを備える撮像装置。
  2. 前記素子温度計は、第1および第2の素子温度計を含み、
    前記算出部は、前記第1の素子温度計によって測定された温度の時間依存性である第1の時間依存性が前記第2の素子温度計によって測定された温度の時間依存性である第2の時間依存性と異なるとき、前記複数の検出信号と、前記シャッターによって前記赤外線撮像素子を覆ったときの前記赤外線撮像素子の温度とに基づいて、前記赤外線撮像素子の新たな温度分布を算出し、その算出した新たな温度分布に基づいて前記複数の検出信号を補正する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記シャッターの温度を測定するシャッター温度計を更に備え、
    前記算出部は、前記シャッター温度計によって測定された前記シャッターの温度と、前記複数の検出信号と、前記シャッターによって前記赤外線撮像素子を覆ったときの前記赤外線撮像素子の温度とに基づいて、前記赤外線撮像素子の温度分布を算出して前記複数の検出信号を補正する、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1および第2の素子温度計は、前記赤外線撮像素子の平面方向における前記赤外線撮像素子の中心に対して対称の位置に配置される、請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1および第2の素子温度計のうちの一方の素子温度計は、前記赤外線撮像素子の接地面に近い位置に配置される、請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
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