JP2021063525A - 管同士を接続するための治具及び管接続方法 - Google Patents

管同士を接続するための治具及び管接続方法 Download PDF

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【課題】管本体の外周面に付着した水滴がねじ継手に流れ落ちることを抑制できる管同士を接続するための治具及び管接続方法を提供する。【解決手段】治具1は、ねじ継手3の間に位置する管本体2の外周面2aに装着された状態で外周面2aをねじ継手3に向けて流れ落ちる水滴Wを外周面2aから排出する。管接続方法は、突合せステップと、噛合せステップと、締付けステップと、突合せステップの前に上側の管4の管本体2の外周面2aに治具1を装着するとともに噛合せステップより後に外周面2aから治具1を分離する治具着脱ステップとを有し、治具1が、外周面2aに装着された状態で外周面2aをねじ継手3に向けて流れ落ちる水滴Wを外周面2aから排出する。【選択図】図1

Description

本発明は、両端部にねじ継手が設けられた管同士を接続するための治具及び管接続方法に関し、詳しくは、油井またはガス井などの探査または生産などに用いられるチュービングまたはケーシングなどの油井管(OCTG:Oil Country Tubular Goods)に好適な治具及び管接続方法に関する。
両端部にねじ継手が設けられた油井管同士を接続するための要領は、一般的に、ねじ継手を突合せる突合せステップと、突合せステップの後にねじ継手を噛合せる噛合せステップと、噛合せステップの後にねじ継手を締付ける締付けステップとを含んでいる。ここで、突合せステップは通常、ボックス型ねじ継手に対してピン型ねじ継手を上側から突合せることで行われる。また、噛合せステップは通常、上側の管にチェーンレンチ等を装着して人力で回転することで行われる。また、締付けステップは通常、締付け機によって規定の位置またはトルクが達成されるまでねじ継手を締付けることで行われる。接続が完了すると、接続済みの管が管1本分降下され、次の管が上側から接続される。
雨天時など、ねじ継手の間に位置する管本体の外周面に水滴が付着している場合に、その水滴がねじ継手に向けて流れ落ち、ねじ継手に付着した状態で締付けステップが行われることがある。しかし、水滴がねじ継手に付着した状態で締付けステップが行われると、例えば、水滴の非付着時よりも摩擦係数が低下し、締付け機によって規定のトルクが達成されるまで締付けを行う場合に塑性変形を伴う締付け不良が生じる等の問題を生じてしまう虞がある。したがって、安定した締付け状態を確保するためには、管本体の外周面に付着した水滴がねじ継手に流れ落ちることを抑制することが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑み、管本体の外周面に付着した水滴がねじ継手に流れ落ちることを抑制できる管同士を接続するための治具及び管接続方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、以下の通りである。
1.両端部にねじ継手が設けられた管同士を接続するための治具であって、
ねじ継手の間に位置する管本体の外周面に装着された状態で前記外周面を前記ねじ継手に向けて流れ落ちる水滴を前記外周面から排出する治具。
2.前記水滴を受ける貯留部と、前記貯留部に貯留された水を排出する排水部とを有する、前記1.に記載の治具。
3.前記排水部が、前記管本体の前記外周面の径方向に延びるとともに可撓性を有する排水管で形成されている、前記2.に記載の治具。
4.前記管本体の前記外周面に分離可能に装着されるとともに前記外周面を囲繞する本体部と、前記本体部から前記外周面の径方向外側に突出するハンドルとを有する、前記1.〜3.のいずれかに記載の治具。
5.前記ハンドルが前記本体部に分離可能に装着される、前記4.に記載の治具。
6.長さの異なる棒状の複数の前記ハンドルを有する、前記5.に記載の治具。
7.前記本体部が、前記管本体の前記外周面が通過可能な開放部を形成する開状態と前記管本体の前記外周面を囲繞する閉状態との間で変形可能な外周壁と、前記外周壁を貫通するねじ孔にねじ突起がねじ込まれることで前記ねじ突起によって前記管本体の前記外周面に押付られる内周壁とを有する、前記4.〜6.のいずれかに記載の治具。
8.前記ハンドルが前記ねじ突起を有する、前記7.に記載の治具。
9.前記本体部が、前記ねじ突起が前記ねじ孔にねじ込まれることで前記ねじ突起によって前記内周壁の外周面に押付られる中間周壁を有し、
前記中間周壁が金属製である一方、前記内周壁が弾性材料で形成されている、前記7.または8.に記載の治具。
10.前記管が油井管である、前記1.〜9.のいずれかに記載の治具。
11.両端部にねじ継手が設けられた管同士を接続するための管接続方法であって、
ねじ継手を突合せる突合せステップと、
突合せステップの後に前記ねじ継手を噛合せる噛合せステップと、
噛合せステップの後に前記ねじ継手を締付ける締付けステップと、
前記突合せステップの前に上側の管のねじ継手の間に位置する管本体の外周面に治具を装着するとともに前記噛合せステップより後に前記外周面から前記治具を分離する治具着脱ステップとを有し、
前記治具が、前記外周面に装着された状態で前記外周面を前記ねじ継手に向けて流れ落ちる水滴を前記外周面から排出する、管接続方法。
本発明によれば、管本体の外周面に付着した水滴がねじ継手に流れ落ちることを抑制できる管同士を接続するための治具及び管接続方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る治具を装着状態で示す側面図である。 図1に示す治具を閉状態で示す上面図である。 図1に示す治具を開状態で示す上面図である。 図2のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 図5に示す治具においてより長いハンドルを装着したときの状態を示す断面図である。 図5に示す治具の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る治具及び管接続方法について例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る治具1は、両端部にねじ継手3が設けられた管4同士を接続するための治具である。管4はねじ継手3の間に位置する管本体2を有している。管4は油井管であるが、これに限らない。また、管4は鋼鉄製であるが、これに限らない。図1は、ねじ継手3を突合せる突合せステップが行われる前の状態を示している。この状態では、降下された接続済みの管4の上側に、次に接続される管4が例えばクレーンで吊下げられて、略同心に配置されている。突合せステップでは、下側の管4のボックス型ねじ継手3aに対し、上側の管4のピン型ねじ継手3bが上側から突合される。ボックス型ねじ継手3aはインテグラルジョイント方式で構成されてもよいし、カップリング方式で構成されてもよい。なお、突合せステップはこれに限らず、ボックス型ねじ継手3aとピン型ねじ継手3bとの配置が上下逆さまであってもよい。
治具1は、上側の管4の管本体2の外周面2aに装着されている。ここで、治具1は、管本体2の外周面2aに装着された状態で外周面2aをねじ継手3に向けて流れ落ちる水滴Wを外周面2aから排出するように構成されている。したがって、雨天時などにおいて、図1に太線矢印で示すように上側の管4の管本体2の外周面2aを水滴Wがねじ継手3に向けて流れ落ちる場合でも、図1に白抜き矢印で示すようにその水滴Wを外周面2aから排出することができる。これにより、管本体2の外周面2aに付着した水滴Wがねじ継手3に流れ落ちることを抑制できる。
また、治具1は、管本体2の外周面2aに着脱可能に構成されている。つまり、治具1は、管本体2の外周面2aに分離可能に装着される。したがって、例えば、治具1による管本体2の外周面2aからの水滴Wの排出が完了してから治具1を外周面2aから分離することにより、治具1を次の管4の接続に再使用することができる。なお、治具1はこのような構成に限らず、管本体2の外周面2aに分離不能に構成されてもよい。
治具1の具体的な構成は以下のとおりである。治具1は、水滴Wを受ける貯留部5と、貯留部5に貯留された水Waを排出する排水部としての排水管6とを有している。貯留部5は管本体2の外周面2aとの間に水Waを貯留可能な凹部7で構成されている。治具1は管本体2の外周面2aを囲繞する本体部8を有しており、この本体部8に凹部7が設けられている。凹部7は管本体2の中心軸線X1の周方向に亘って設けられているが、これに限らない。凹部7の下端部は中心軸線X1を中心とする環状をなす例えばゴム製のシール材9の上面によって構成されているが、これに限らない。凹部7の下端部には、排水管6の一端部が連結している。排水管6は管本体2の外周面2aの径方向に沿って延びているが、これに限らず、管本体2の外周面2aの径方向に延びていればよい。
このような構成により、管本体2の外周面2aを流れ落ちた水滴Wは凹部7、すなわち貯留部5で堰き止められて貯留され、排水管6を通り、管本体2の外周面2aから所定距離離れた排水管6の他端部から排出される。したがって、管本体2の外周面2aを流れ落ちた水滴Wがその下方のねじ継手3に付着したり、下側の管4のねじ継手3に付着したりすることを抑制できる。
また、排水管6は可撓性を有している。したがって、排水管6が作業者に接触した場合でも容易に撓めるので作業者の安全性を高めることができる。なお、排水管6は例えばゴム、エラストマー等の弾性材料で形成されているが、これに限らない。なお、排水管6の数、長さ、太さ等は、適宜変更可能である。
なお、治具1は、貯留部5に貯留された水Waを排水する排水部として、排水管6以外の排水構造を有してもよい。このような排水構造としては、例えば樋部材や、或いは本体部8を貫通して凹部7に連なる貫通孔などが挙げられる。また、貯留部5を設けずに、管本体2の外周面2aを流れ落ちた水滴Wを直接、適宜の排水経路を通じて外周面2aから排出するように構成してもよい。
図2〜図3に示すように、本体部8は、管本体2の外周面2aが通過可能な開放部10を形成する開状態(つまり、図3に示す状態)と管本体2の外周面2aを囲繞する閉状態(つまり、図2に示す状態)との間で変形可能に構成されている。より具体的に、本体部8は、ヒンジ11を介して回動可能に連結された半筒状の2つの部分本体部8aからなっている。したがって、本体部8は、閉状態において管本体2の外周面2aと同心の筒状をなすように構成されている。なお、本体部8の構成はこれに限らず、例えば、互いに着脱可能な2つの半筒状の部分からなる構成としてもよいし、閉状態において管本体2の外周面2aと偏心した筒状をなすように構成されてもよい。なお、本体部8におけるヒンジ11の反対側部分には、閉状態を維持するための適宜設計できるロック構造12が設けられている。
本体部8の構成に合せて、シール材9も、半環状の2つの部分シール材9aからなっている。各々の部分シール材9aは1つずつ部分本体部8aに固着されている。なお、シール材9の構成は、本体部8の構成に合せて適宜変更可能である。
図4〜図5に示すように、本体部8は、管本体2の外周面2aに分離可能に装着されるように構成されている。また、治具1は、本体部8から管本体2の外周面2aの径方向外側に突出するハンドル13を有している。このような構成によれば、ハンドル13を例えば作業者が把持して中心軸線X1を中心に回転することにより、ハンドル13、本体部8及び管本体2を一体に回転することができるので、突合せステップの後にねじ継手3を噛合せる噛合せステップをより容易かつ確実に行うことができる。
しかし、ハンドル13を設けない構成としてもよい。また、本実施形態では2つのハンドル13がそれぞれ1つずつ部分本体部8aから径方向外側に突出しているが、これに限らず、ハンドル13の数及び配置は適宜変更可能である。なお、各々のハンドル13は中心軸線X2を有する棒状であるが、その形状は適宜変更可能である。また、各々のハンドル13の中心軸線X2は、管本体2の外周面2aの径方向に沿って延びているが、これに限らない。
また、各々のハンドル13は本体部8に分離可能に装着されるように構成されている。したがって、必要なときだけハンドル13を本体部8に装着することができるので、周囲の設備または作業者などへのハンドル13の不用の接触を避け、安全性等を向上することができる。しかし、ハンドル13は本体部8に分離可能に装着される構成に限らず、本体部8に分離不能に装着される構成としてもよい。
治具1は、長さの異なる棒状の複数のハンドル13を有していてもよい。このような構成によれば、噛合せステップにおいて、ねじ継手3の形状等に応じて必要となる回転操作力の大きさに応じた適切な長さのハンドル13を選択して用いることができ、便利である。例えば、より大きな回転操作力が必要な場合には、図6に示すようにより長いハンドル13を選択して用いることができる。なお、図6において、図5に示す部材に対応する部材に同一の符号を付している。
図4〜図5に示すように、各々の部分本体部8aはねじ孔14を有しており、各々のハンドル13はねじ突起15を有している。各々のハンドル13は、ねじ突起15をねじ孔14にねじ込むことで、1つずつ部分本体部8aに分離可能に装着されている。なお、このような構成に代えて、例えば、図7に示すように、本体部8がねじ孔14の代わりにねじを切っていない孔16を有し、各々のハンドル13が1つずつ孔16に挿入されて分離可能に嵌合する構成としてもよい。なお、図7において、図5に示す部材に対応する部材に同一の符号を付している。
図4〜図5に示すように、本体部8は、開放部10を形成する開状態と管本体2の外周面2aを囲繞する閉状態との間で変形可能な外周壁17と、外周壁17を貫通するねじ孔14にねじ突起15がねじ込まれることでねじ突起15によって管本体2の外周面2aに押付られる内周壁18とを有している。また、本体部8は、ねじ突起15がねじ孔14にねじ込まれることでねじ突起15によって内周壁18の外周面に押付られる中間周壁19を有している。中間周壁19は金属製である一方、内周壁18は例えばゴム、エラストマー等の弾性材料で形成されている。内周壁18は外周壁17の内周面に例えば固着されることにより、保持されている。
外周壁17は半筒状の2つの部分外周壁17aからなっており、各々の部分外周壁17aは1つずつ部分本体部8aを構成している。内周壁18は半筒状の2つの部分内周壁18aからなっており、各々の部分内周壁18aは1つずつ部分本体部8aを構成している。中間周壁19は湾曲板状の2つの部分中間周壁19aからなっており、各々の部分中間周壁19aは1つずつ部分本体部8aを構成している。
このような構成によれば、本体部8を閉状態にして管本体2の外周面2aに装着した状態において、ハンドル13のねじ突起15をねじ孔14にねじ込むことにより、ねじ突起15で中間周壁19を介して内周壁18を管本体2の外周面2aに対して押付ることができるので、管本体2の外周面2aに対する本体部8の結合力を容易に高めることができる。また、内周壁18を弾性材料で形成したことで、管本体2の外周面2aに対する密着性を高めて摩擦力を高めることができ、中間周壁19を金属製としたことで、高い押付力を広範囲に亘って内周壁18に付与することができる。しかし、内周壁18及び中間周壁19の材質はこれに限らない。なお、内周壁18により高い押付力を付与する観点から、外周壁17及びねじ突起15は金属製であることが好ましい。また、本体部8は中間周壁19を有する構成に限らない。また、ねじ突起15はハンドル13に設けられる構成に限らず、例えば、図7に示すように、ハンドル13とは別に設けられてもよい。本体部8は内周壁18を有する構成に限らない。
次に、本発明の一実施形態に係る管接続方法について例示説明する。なお、本実施形態に係る管接続方法は、図1〜図7に示した治具1を用いて実施することができるが、これに限らず、例えば、治具1の前述した種々の変形例から適合するものを適宜用いることができる。
本実施形態に係る管接続方法は、両端部にねじ継手3が設けられた管4同士を接続するための管接続方法であって、ねじ継手3を突合せる(つまり、スタビングする)突合せステップと、突合せステップの後にねじ継手3を噛合せる噛合せステップと、噛合せステップの後にねじ継手3を締付ける締付けステップとを有している。突合せステップは、例えば、ボックス型ねじ継手3aに対してピン型ねじ継手3bを上側から突合せることで行われる。噛合せステップは、例えば、上側の管4の管本体2の外周面2aに治具1を装着し、ハンドル13を介して人力で回転する(つまり、ハンドタイトする)ことで行われる。また、締付けステップは、例えば、締付け機によって規定の位置またはトルクが達成されるまでねじ継手3を締付けることで行われる。例えば、管4同士の接続が完了すると、接続済みの管4が管1本分降下され、次の管4が上側から接続される。
また、本実施形態に係る管接続方法は、突合せステップの前に上側の管4の管本体2の外周面2aに治具1を装着するとともに噛合せステップより後に外周面2aから治具1を分離する治具着脱ステップとを有している。本実施形態に係る管接続方法で用いる治具1は、図1〜図7に示した構成に限らず、外周面2aに装着された状態で外周面2aをねじ継手3に向けて流れ落ちる水滴Wを外周面2aから排出するように構成されていればよい。
このような要領によれば、上側の管4の管本体2の外周面2aを流れ落ちる水滴Wがねじ継手3に流れ落ちることを抑制した状態で、突合せステップ及び噛合せステップを行うことができる。したがって、水滴がねじ継手に付着した状態で締付けステップが行われることを抑制できるので、安定した締付け状態を確保することができる。
治具着脱ステップでは、例えば、締付けステップの前に、水滴Wの排出が実質的に完了してから治具1が外周面2aから分離される。このような要領によれば、水滴Wがねじ継手3に流れ落ちることをより抑制できる。
また、治具着脱ステップでは、例えば、クレーン等で吊上げられる前の管4に治具1が装着される。このような要領によれば、治具1の装着をより容易に行うことができる。また、このとき、ハンドル13を分離した状態で治具1を装着し、噛合せステップにおいてハンドル13を装着するようにしてもよい。このような要領によれば、例えば、管4を吊上げる際や、その後にピン型ねじ継手3bのプロテクタ20を取外す際や、その後にピン型ねじ継手3bにコンパウンドなどの摩擦力調整剤を塗布する際などにおいて、周囲の設備や作業者などに対する治具1の不用の接触が生じることを抑制できる。また、このような要領によれば、噛合せの作業の直前にハンドル13のねじ突起15のねじ込みにより内周壁18を介して治具1を管4に堅く固定することができるので、噛合せ作業をより確実に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を例示説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲において適宜変更することができる。
治具1の効果を、雨天時の油井管降下作業で検証した。比較例1として、治具1を用いずにチェーンレンチを用いて噛合せステップを実施した。比較例2として、図1〜図5に示した治具1から排水構造(貯留部5及び排水管6)を除去した構成の治具を用いて噛合せステップを実施した。発明例として、図1〜図5に示した治具1を用いて噛合せステップを実施した。いずれの例においても、締付け機によって規定のトルクが達成されるまで締付けを行うことで締付けステップを実施した。その結果を表1に示す。
Figure 2021063525
比較例1では、ねじ継手3の噛合せの不足により締付けステップでねじの噛違いが発生した。また、比較例1では、ねじ継手3への水Waの侵入により締付けステップでねじの塑性変形が発生した。比較例2では、ねじの噛違いは発生しなかったが、ねじの塑性変形が発生した。発明例では、ねじの噛違いもねじの塑性変形も発生しなかった。
1 治具
2 管本体
2a 管本体の外周面
3 ねじ継手
3a ボックス型ねじ継手
3b ピン型ねじ継手
4 管
5 貯留部
6 排水管(排水部)
7 凹部
8 本体部
8a 部分本体部
9 シール材
9a 部分シール材
10 開放部
11 ヒンジ
12 ロック構造
13 ハンドル
14 ねじ孔
15 ねじ突起
16 孔
17 外周壁
18 内周壁
19 中間周壁
20 プロテクタ
W 水滴
Wa 水
X1 管本体の中心軸線
X2 ハンドルの中心軸線

Claims (11)

  1. 両端部にねじ継手が設けられた管同士を接続するための治具であって、
    ねじ継手の間に位置する管本体の外周面に装着された状態で前記外周面を前記ねじ継手に向けて流れ落ちる水滴を前記外周面から排出する治具。
  2. 前記水滴を受ける貯留部と、前記貯留部に貯留された水を排出する排水部とを有する、請求項1に記載の治具。
  3. 前記排水部が、前記管本体の前記外周面の径方向に延びるとともに可撓性を有する排水管で形成されている、請求項2に記載の治具。
  4. 前記管本体の前記外周面に分離可能に装着されるとともに前記外周面を囲繞する本体部と、前記本体部から前記外周面の径方向外側に突出するハンドルとを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の治具。
  5. 前記ハンドルが前記本体部に分離可能に装着される、請求項4に記載の治具。
  6. 長さの異なる棒状の複数の前記ハンドルを有する、請求項5に記載の治具。
  7. 前記本体部が、前記管本体の前記外周面が通過可能な開放部を形成する開状態と前記管本体の前記外周面を囲繞する閉状態との間で変形可能な外周壁と、前記外周壁を貫通するねじ孔にねじ突起がねじ込まれることで前記ねじ突起によって前記管本体の前記外周面に押付られる内周壁とを有する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の治具。
  8. 前記ハンドルが前記ねじ突起を有する、請求項7に記載の治具。
  9. 前記本体部が、前記ねじ突起が前記ねじ孔にねじ込まれることで前記ねじ突起によって前記内周壁の外周面に押付られる中間周壁を有し、
    前記中間周壁が金属製である一方、前記内周壁が弾性材料で形成されている、請求項7または8に記載の治具。
  10. 前記管が油井管である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の治具。
  11. 両端部にねじ継手が設けられた管同士を接続するための管接続方法であって、
    ねじ継手を突合せる突合せステップと、
    突合せステップの後に前記ねじ継手を噛合せる噛合せステップと、
    噛合せステップの後に前記ねじ継手を締付ける締付けステップと、
    前記突合せステップの前に上側の管のねじ継手の間に位置する管本体の外周面に治具を装着するとともに前記噛合せステップより後に前記外周面から前記治具を分離する治具着脱ステップとを有し、
    前記治具が、前記外周面に装着された状態で前記外周面を前記ねじ継手に向けて流れ落ちる水滴を前記外周面から排出する、管接続方法。
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