JP2021062548A - Brush drawing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、筆描画装置に関する。詳しくは、筆を使用して文字などの画像を描画する筆描画装置に関する。 The present invention relates to a brush drawing device. More specifically, the present invention relates to a brush drawing device that draws an image such as characters using a brush.
例えば特許文献1には、媒体を支持するプラテンと、プラテンに支持された媒体に向かってインクを吐出するインクヘッドと、を備えたプリンタが開示されている。インクヘッドは、キャリッジに搭載されている。キャリッジは、主走査方向に延びたガイドレールに係合し、ガイドレールに沿って主走査方向に移動可能である。プラテンに支持された媒体は、主走査方向と平面視において直交する副走査方向に移動可能である。 For example, Patent Document 1 discloses a printer including a platen that supports a medium and an ink head that ejects ink toward a medium supported by the platen. The ink head is mounted on the carriage. The carriage engages with a guide rail extending in the main scanning direction and is movable in the main scanning direction along the guide rail. The platen-supported medium is movable in the sub-scanning direction, which is orthogonal to the main scanning direction in plan view.
特許文献1に開示されたプリンタでは、インクヘッドは、キャリッジと共に主走査方向に移動しながら、プラテンに支持された媒体にインクを吐出する。その後、プラテンに支持された媒体を副走査方向に移動させる。このように、インクヘッドを主走査方向に移動させながらインクを吐出する制御と、媒体を副走査方向に移動させる制御とを繰り返し行うことによって、媒体に所定の画像が印刷される。 In the printer disclosed in Patent Document 1, the ink head moves in the main scanning direction together with the carriage, and ejects ink to a medium supported by the platen. After that, the medium supported by the platen is moved in the sub-scanning direction. In this way, a predetermined image is printed on the medium by repeatedly performing the control of ejecting ink while moving the ink head in the main scanning direction and the control of moving the medium in the sub-scanning direction.
ところで、上記プリンタを使用して、筆を使用して描画された文字などを印刷することがあり得る。筆を使用して描画された文字は、文字の部分によっては、筆圧が変わることで濃淡が付けられたり、かすれが表現されたりするなど、筆独特の表現で描画されている。この筆独特の表現を、上記プリンタの印刷で再現することは困難であった。 By the way, the printer may be used to print characters and the like drawn with a brush. Characters drawn with a brush are drawn with a brush-specific expression, such as shading or faintness being expressed by changing the writing pressure, depending on the character part. It was difficult to reproduce this unique expression of the brush by printing with the above printer.
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、筆の独特な表現を再現して筆を使用した文字などの画像を描画することが可能な筆描画装置を提供することである。 The present invention has been made in view of this point, and an object of the present invention is to provide a brush drawing device capable of reproducing an image unique to a brush and drawing an image such as characters using the brush. is there.
本発明に係る筆描画装置は、支持台と、ガイドレールと、キャリッジと、ホルダと、キャリッジ移動機構と、媒体移動機構と、加圧機構と、を備えている。前記支持台は、媒体を支持する。前記ガイドレールは、前記支持台よりも上方に配置され、第1方向に延びている。前記キャリッジは、前記ガイドレールに摺動自在に係合する。前記ホルダは、前記キャリッジに設けられ、前記支持台よりも上方において筆を支持する。前記キャリッジ移動機構は、前記キャリッジを前記第1方向に移動させる。前記媒体移動機構は、前記キャリッジに対して前記支持台に支持された前記媒体を、前記第1方向と平面視において交差する第2方向に相対的に移動させる。前記加圧機構は、前記支持台に支持された前記媒体に対する前記ホルダに支持された前記筆の圧力を変更する。 The brush drawing device according to the present invention includes a support base, a guide rail, a carriage, a holder, a carriage moving mechanism, a medium moving mechanism, and a pressurizing mechanism. The support base supports the medium. The guide rail is arranged above the support and extends in the first direction. The carriage is slidably engaged with the guide rail. The holder is provided on the carriage and supports the brush above the support base. The carriage moving mechanism moves the carriage in the first direction. The medium moving mechanism moves the medium supported by the support base relative to the carriage in a second direction intersecting the first direction in a plan view. The pressurizing mechanism changes the pressure of the brush supported by the holder against the medium supported by the support.
前記筆描画装置によれば、筆を使用して、支持台に支持された媒体に筆の穂を接触させて、媒体と筆との第1方向、第2方向および上下方向の相対的な位置を変更させながら描画することで、筆の独特な表現を再現することができる。よって、筆の独特な表現を再現して画像を描くことができる。 According to the brush drawing device, the brush is used to bring the tip of the brush into contact with the medium supported by the support, and the relative positions of the medium and the brush in the first direction, the second direction, and the vertical direction are obtained. By drawing while changing, you can reproduce the unique expression of the brush. Therefore, it is possible to draw an image by reproducing the unique expression of the brush.
本発明によれば、筆の独特な表現を再現して筆を使用した文字などの画像を描画することが可能な筆描画装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a brush drawing device capable of reproducing an image unique to a brush and drawing an image such as characters using the brush.
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the embodiments described here are, of course, not intended to particularly limit the present invention. In addition, members and parts that perform the same action are designated by the same reference numerals, and duplicate explanations will be omitted or simplified as appropriate.
図1は、一実施形態に係る筆描画装置100の斜視図である。図2は、本実施形態に係る筆描画装置100のブロック図である。以下の説明において、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、筆描画装置100を正面から見たときの前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図面中の符号Yは主走査方向を示している。本実施形態では、主走査方向Yは左右方向である。図面中の符号Xは副走査方向を示している。本実施形態では、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと交差している。ここでは、副走査方向Xと主走査方向Yとは平面視において直交している。符号Zは上下方向を示している。なお、本実施形態では、主走査方向Yが第1方向の一例であり、副走査方向Xが第2方向の一例である。ただし、これら方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、筆描画装置100の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
FIG. 1 is a perspective view of a
本実施形態に係る筆描画装置100は、筆8を使用して媒体5に描画することが可能である。更に、筆描画装置100は、印刷機能を有しており、後述するインクヘッド22(図3A参照)からインクを媒体5に吐出することで印刷することが可能である。
The
以下の説明において、筆8を使用して媒体5に画像を描くことを「描画」といい、インクヘッド22から吐出されたインクで媒体5に画像を描くことを「印刷」という。描画には、絵などを描くこと以外にも、文字を筆記することも含まれるものとする。ここでは、印刷には、筆8による描画は含まれない。
In the following description, drawing an image on the
媒体5はロール状の記録紙である。しかしながら、媒体5の種類は特に限定されない。媒体5は、シート状の記録紙であってもよいし、樹脂製の媒体や、ガラス基板などの材質が硬い媒体であってもよい。また、媒体5は、厚みが比較的に厚いものであってもよいし、薄いものであってもよい。
The
図1に示すように、筆描画装置100は、本体10と、脚11と、操作パネル12とを備えている。本体10は、主走査方向Yに延びたケーシングを有する。脚11は、本体10を支持するものである。本実施形態では、脚11は、本体10の下面に設けられており、当該下面から下方に向かって延びている。
As shown in FIG. 1, the
操作パネル12は、本体10に設けられている。本実施形態では、操作パネル12は、本体10の右側部分の前面に配置されているが、操作パネル12の位置は特に限定されない。操作パネル12は、例えば表示画面12aと、利用者が操作する操作部12bとを有している。表示画面12aは、例えば液晶画面である。操作部12bは、例えばボタンなどである。
The
筆描画装置100は、プラテン16と、ガイドレール17とを備えている。プラテン16は、支持台の一例である。プラテン16は、媒体5を支持するものである。媒体5に対する印刷および筆8の描画を行う際、プラテン16には媒体5が載置される。媒体5に対する印刷および筆8の描画は、プラテン16上で行われる。プラテン16は、主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がっている。プラテン16は、副走査方向Xよりも主走査方向Yに長い形状を有しており、主走査方向Yに延びている。プラテン16よりも上方には、ガイドレール17が配置されている。ガイドレール17は、本体10に固定されている。ガイドレール17は、主走査方向Yに延びている。
The
筆描画装置100は、媒体移動機構50を備えている。媒体移動機構50は、後述する筆キャリッジ31に対してプラテン16に支持された媒体5を、副走査方向Xに相対的に移動させる機構である。本実施形態では、媒体移動機構50は、プラテン16に支持された媒体5を副走査方向Xに移動させる。なお、媒体移動機構50の構成は特に限定されない。本実施形態では、媒体移動機構50は、グリットローラ51と、ピンチローラ52と、フィードモータ53(図2参照)とを有している。
The
図1に示すように、グリットローラ51は、プラテン16に設けられている。ここでは、グリットローラ51の少なくとも一部がプラテン16から上方に露出している。ピンチローラ52は、グリットローラ51の上方に配置されており、グリットローラ51と共に媒体5を挟む。ピンチローラ52は、グリットローラ51と対向している。なお、グリットローラ51およびピンチローラ52のそれぞれの配置位置および数は特に限定されない。複数のグリットローラ51は、主走査方向Yに並んで配置され、複数のピンチローラ52は、主走査方向Yに並んで配置されている。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、フィードモータ53は、グリットローラ51に接続されている。グリットローラ51とピンチローラ52との間に媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ53が駆動してグリットローラ51が回転する。このことによって、媒体5は副走査方向Xに搬送される。
As shown in FIG. 2, the
図3Aおよび図3Bは、筆描画ユニット30および印刷ユニット20の正面図である。本実施形態では、図3Aに示すように、筆描画装置100は、筆8を使用して媒体5に描画する機能の他に、媒体5に印刷する機能を有する。ここでは、筆描画装置100は、印刷する機能を実現する印刷ユニット20を備えている。本実施形態に係る印刷ユニット20における印刷の方式はインクジェット式である。しかしながら、印刷ユニット20における印刷の方式はインクジェット式に限定されず、例えばいわゆるインパクト方式であってもよいし、レーザ方式であってもよいし、熱転写方式であってもよい。
3A and 3B are front views of the
本実施形態では、印刷ユニット20は、インクキャリッジ21と、複数のインクヘッド22とを備えている。インクキャリッジ21は、ガイドレール17に摺動自在に設けられている。インクキャリッジ21は、ガイドレール17に係合している。インクキャリッジ21は、ガイドレール17に沿って主走査方向Yに移動可能である。
In the present embodiment, the
インクヘッド22は、プラテン16に支持された媒体5に対してインクを吐出することで、印刷を行う。図示は省略するが、インクヘッド22は、インクを吐出する複数のノズルを有している。1つのインクヘッド22において複数のノズルは、例えば副走査方向Xに並んで配置されている。本実施形態では、複数のインクヘッド22は、インクキャリッジ21に支持されており、インクキャリッジ21と共に主走査方向Yに移動可能である。本実施形態では、5つのインクヘッド22がインクキャリッジ21に支持されているが、インクヘッド22の数は特に限定されない。5つのインクヘッド22は、主走査方向Yに並んで配置されている。5つのインクヘッド22は、それぞれ色調が異なるインクを吐出する。例えば各インクヘッド22は、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクなどのプロセスカラーインク、および、クリアインク、ホワイトインクなどのいわゆる特色インクのうちの何れかのインクを吐出する。
The
図3Aに示すように、筆描画装置100は、筆描画ユニット30を備えている。筆描画ユニット30は、筆8を使用して媒体5に画像を描画するユニットである。
As shown in FIG. 3A, the
図4は、筆描画ユニット30の正面図である。図4に示すように、筆8は、上下方向Zに延びた軸管8aと、軸管8aの下端に設けられた毛の束である穂8bとを有している。本実施形態では、筆8は、いわゆる筆ペンである。ここで、筆ペンとは、軸管8a内にインクが収容され、軸管8a内のインクが穂8bに供給されるものをいう。ここで、軸管8aに収容されるインクは、いわゆる墨であってもよい。また、筆8の種類は特に限定されず、軸管8aにインクが収容されていなく、穂8bに墨などのインクを直接付けるものであってもよい。なお、穂8bに供給されるインクの色調は、特に限定されない。例えば穂8bには、ブラックインクが供給される。言い換えると、筆8の軸管8a内には、ブラックインクが収容されている。
FIG. 4 is a front view of the
筆描画ユニット30の構成は特に限定されない。本実施形態では、筆描画ユニット30は、筆キャリッジ31と、ホルダ32と、穂調整部材33と、センサ34と、加圧機構45と、を有している。筆キャリッジ31は、キャリッジの一例である。図3Aに示すように、筆キャリッジ31は、ガイドレール17に摺動自在に設けられている。筆キャリッジ31は、ガイドレール17に係合している。筆キャリッジ31は、ガイドレール17に沿って主走査方向Yに移動可能である。筆キャリッジ31は、インクキャリッジ21と主走査方向Yに並んで配置されている。本実施形態では、筆キャリッジ31は、インクキャリッジ21の左方に配置されているが、インクキャリッジ21の右方に配置されていてもよい。
The configuration of the
図4に示すように、ホルダ32は、筆8を支持するものである。ホルダ32は、筆キャリッジ31に設けられている。ホルダ32は、筆キャリッジ31から左方に突出している。ホルダ32の形状は特に限定されない。本実施形態では、図示は省略するが、ホルダ32は、平面視においてC字状の部材であり、ホルダ32の内部に筆8が挿入される。ここでは、ホルダ32は、前後に延びた棒状の締結棒32aによって締められる。例えばホルダ32には、雌螺子が形成され、かつ、前後に延びた孔が形成され、締結棒32aの外周面には雄螺子が形成されている。筆8をホルダ32に挿入した状態で、ホルダ32の上記孔と締結棒32aとを螺合させてホルダ32を締める。このことで、ホルダ32は、筆8の位置を固定し、筆8を支持することができる。
As shown in FIG. 4, the
穂調整部材33は、ホルダ32から下方に露出している筆8の穂8bの長さを調整するものである。ホルダ32から下方に露出している穂8bの長さに応じて、媒体5に接触する際の穂8bの太さを調整することができる。その結果、媒体5に描画するときの筆8の筆跡の太さを調整することができる。以下の説明において、ホルダ32から下方に露出している穂8bの長さのことを、単に穂8bの長さという。穂調整部材33の形状は特に限定されない。本実施形態では、穂調整部材33は、リング状であり、筆8が挿入される。
The
本実施形態では、リング状の穂調整部材33は、筆8の軸管8aを軸に筆8に対して回転可能である。また、穂調整部材33は、ホルダ32に対して回転可能である。筆8に対して穂調整部材33を回転させることで、穂8bの長さを変更することができる。図5は、穂調整部材33を操作して、穂8bの長さを長くした状態を示す図4相当図である。例えば図4の状態で、軸管8aを軸に筆8に対して穂調整部材33を一方向に回転させることで(例えば図5の矢印の向きに回転させることで)、図5に示すように、穂8bの長さを長くすることができる。一方、図5の状態で、軸管8aを軸に筆8に対して穂調整部材33を上記一方向とは反対の他方向に回転させることで(例えば図5の矢印と反対の向きに回転させることで)、穂8bの長さを短くすることができる。本実施形態では、筆8(言い換えるとホルダ32)に対する穂調整部材33の回転量に応じて穂8bの長さが決定される。
In the present embodiment, the ring-shaped
センサ34は、媒体5上に印刷または描画された画像を検出するものである。本実施形態では、センサ34は、特に媒体5に描画された筆8による画像を読み取るものである。ここでは、筆8による描画を行う前において、媒体5に試描画が行われる。この試描画による画像の形状などをセンサ34が検出する。センサ34の種類は特に限定されず、光学式センサなどの各種のセンサを好適に利用することができる。センサ34は、主走査方向Yに移動可能に構成されており、本実施形態では、筆キャリッジ31に固定されている。センサ34は、筆キャリッジ31やホルダ32に支持された筆8と共に、ガイドレール17に沿って主走査方向Yに移動可能である。なお、センサ34の取り付け位置は、筆キャリッジ31に限定されず、例えばインクキャリッジ21に取り付けられてもよい。
The
図4に示すように、加圧機構45は、プラテン16に支持された媒体5(図1参照)に対する、ホルダ32に支持された筆8の圧力(言い換えると筆圧)を変更する機構である。本実施形態では、加圧機構45は、ホルダ32に接続されており、ホルダ32を上下方向Zに移動させるように構成されている。このことで、ホルダ32に支持された筆8も上下方向Zに移動する。ここでは、加圧機構45によって筆8が上方に移動することで筆8が媒体5から離れるため、媒体5に対する筆8の圧力は小さくなる。一方、加圧機構45によって筆8が下方に移動することで筆8が媒体5に向かうため、媒体5に対する筆8の圧力は大きくなる。
As shown in FIG. 4, the
なお、加圧機構45の構成は特に限定されない。本実施形態では、加圧機構45は、ソレノイド46によって構成されている。ソレノイド46が駆動することで、ホルダ32を上下方向Zに移動させることができる。
The configuration of the
図3Aに示すように、筆描画装置100は、キャリッジ移動機構40を備えている。キャリッジ移動機構40は、インクキャリッジ21と、筆キャリッジ31とを主走査方向Yに移動させる機構である。本実施形態では、キャリッジ移動機構40は、筆キャリッジ31を主走査方向Yに直接移動させるように構成されている。
As shown in FIG. 3A, the
なお、キャリッジ移動機構40の構成は特に限定されない。本実施形態では、キャリッジ移動機構40は、ガイドレール17の両端部に設けられたプーリ41(図2参照)と、ベルト43と、キャリッジモータ44(図2参照)とを備えている。図示は省略するが、ベルト43は、2つのプーリ41に巻き掛けられている。ベルト43には、筆キャリッジ31が固定されている。本実施形態では、右側のプーリ41には、キャリッジモータ44が接続されている(図2参照)。キャリッジモータ44が駆動することで、右側のプーリ41が回転し、ベルト43が走行する。これにより、筆キャリッジ31は主走査方向Yに移動する。
The configuration of the
本実施形態では、図3Aに示すように、筆描画装置100は、連結機構38を備えている。連結機構38は、インクキャリッジ21と、筆キャリッジ31とを連結させたり、離反させたりする機構である。なお、連結機構38の構成は特に限定されない。本実施形態では、連結機構38は、磁力を利用するものである。連結機構38は、インク連結部材39aと、筆連結部材39bとを備えている。インク連結部材39aは、磁石によって構成されており、インクキャリッジ21の左側部分に設けられている。筆連結部材39bは、磁石によって構成されており、筆キャリッジ31の右側部分に設けられている。インク連結部材39aは、筆連結部材39bに対して着脱自在に連結する。
In this embodiment, as shown in FIG. 3A, the
本実施形態では、図3Aに示すように、インクキャリッジ21の右側部分には、L字状に形成された受け金具25が設けられている。ここでは、プラテン16の左方および右方には、それぞれ左サイドフレーム12Lおよび右サイドフレーム12Rが配置されている。ガイドレール17は、左サイドフレーム12Lおよび右サイドフレーム12Rに支持されている。右サイドフレーム12Rには、インクヘッド22を待機位置にロックするためのロック装置35が設けられている。ロック装置35は、受け金具25に引っ掛けられる受け金具36と、受け金具36をロック位置(図3B参照)と非ロック位置(図3A参照)との間で移動させるロック用ソレノイド36a(図2参照)とを備えている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3A, an L-shaped receiving metal fitting 25 is provided on the right side portion of the
インクヘッド22による印刷を行う際には、受け金具36が図3Aに示すような非ロック位置に設定される。筆キャリッジ31が右方に移動し、筆連結部材39bとインク連結部材39aとが接触すると、筆キャリッジ31とインクキャリッジ21とが連結される。その結果、インクヘッド22は、筆キャリッジ31と共に主走査方向Yに移動可能となる。一方、ホルダ32に支持された筆8による媒体5への描画の際には、図3Bに示すように、インクヘッド22が待機位置に位置付けられ、ロック装置35の受け金具36がロック位置に設定される。これによって、インクヘッド22の移動が阻止される。ここで、筆キャリッジ31が左方へ移動すると、筆連結部材39bとインク連結部材39aとが離反し、筆キャリッジ31とインクキャリッジ21との連結が解除される。その結果、インクヘッド22が待機位置に待機した状態で、筆8が支持されたホルダ32が主走査方向Yに移動可能となる。
When printing with the
図2に示すように、筆描画装置100は、制御装置60を備えている。制御装置60は、ホルダ32に支持された筆8による描画、および、インクヘッド22による印刷に関する制御を行う。制御装置60の構成は特に限定されない。制御装置60は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば制御装置60は、I/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、記憶装置と、を備えている。制御装置60は、本体10(図1参照)の内部に設けられている。ただし、制御装置60は本体10の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置60は、本体10の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置60は、有線または無線を介して筆描画装置100と通信可能に接続されている。
As shown in FIG. 2, the
本実施形態では、制御装置60は、操作パネル12(詳しくは、表示画面12aおよび操作部12b)、複数のインクヘッド22、センサ34、キャリッジ移動機構40(詳しくはキャリッジモータ44)、加圧機構45(詳しくはソレノイド46)、媒体移動機構50(詳しくはフィードモータ53)、および、ロック装置35(詳しくはロック用ソレノイド36a)に通信可能に接続されている。制御装置60は、操作パネル12、複数のインクヘッド22、センサ34、キャリッジ移動機構40、加圧機構45、媒体移動機構50、および、ロック装置35を制御する。
In the present embodiment, the
本実施形態では、図2に示すように、制御装置60は、記憶部61と、印刷制御部63とを備えている。制御装置60は、更に、試描画開始移動部71と、試描画制御部72と、試描画検出部73と、実太さ算出部74と、太さ判定部75と、操作量算出部76と、表示部77と、を備えている。制御装置60は、更に、実向き取得部81と、向き判定部82と、向き決定部83と、本描画制御部85とを備えている。制御装置60の上記各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。上記各部は、1つまたは複数のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。なお、制御装置60の上記各部の具体的な処理および制御については後述する。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, the
以上、本実施形態に係る筆描画装置100の構成について説明した。次に、筆描画装置100の使用例について説明する。本実施形態では、筆描画装置100は、上述のように、筆8を使用して画像を描画することが可能であり、かつ、インクヘッド22を使用して画像を印刷することが可能である。
The configuration of the
本実施形態では、筆8の描画として、試描画と本描画とが存在する。図6は、画像データDT1の一例を示す媒体5の平面図である。図6において、画像データDT1は、画像で示されているが、実際には画像をデータ化したものである。ここで、本描画とは、画像データDT1(図6参照)に基づいて、媒体5に筆8で描画することをいう。試描画とは、本描画の前に行われる描画のことであり、筆8の穂8bを、画像データDT1に沿った適切な太さや向きに設定するために行われる描画のことである。
In the present embodiment, there are a trial drawing and a main drawing as the drawing of the
画像データDT1は、例えば記憶部61(図2参照)に予め記憶されている。本実施形態では、図6に示すように、画像データDT1は、印刷画像A1と、筆描画画像A2とを有する。印刷画像A1とは、インクヘッド22から吐出されたインクによって形成される画像のことである。筆描画画像A2とは、ホルダ32に支持された筆8の穂8bを媒体5に接触させることで描画される画像のことである。ここでは、画像データDT1には、印刷画像A1と筆描画画像A2とが混在していてもよいし、印刷画像A1および筆描画画像A2の何れかの画像のみが含まれていてもよい。例えば印刷画像A1が含まれず、筆描画画像A2が含まれた画像データDT1の場合、ホルダ32に支持された筆8による描画は行われるが、インクヘッド22による印刷は行われない。
The image data DT1 is stored in advance in, for example, a storage unit 61 (see FIG. 2). In the present embodiment, as shown in FIG. 6, the image data DT1 has a printed image A1 and a brush drawing image A2. The printed image A1 is an image formed by the ink ejected from the
本実施形態では、プラテン16に支持された媒体5は、画像領域R1と、試描画領域R2とを有する。画像領域R1は、画像データDT1に対応した画像が形成される領域である。言い換えると、画像領域R1は、筆8によって筆描画画像A2が描画される領域であり、本描画が行われる領域である。また、画像領域R1は、インクヘッド22から吐出されたインクによって印刷画像A1が印刷される領域でもある。試描画領域R2は、筆8による試描画が行われる領域である。本実施形態では、画像領域R1は、試描画領域R2よりも大きい。例えば画像領域R1は、媒体5の中央部分に位置し、試描画領域R2は、媒体5の端部分に位置する。試描画領域R2は、画像領域R1よりも媒体5の端側に位置する。試描画領域R2は、画像領域R1を囲む領域である。
In the present embodiment, the medium 5 supported by the
図7は、筆描画装置100で媒体5に印刷および描画を行う手順について示したフローチャートである。本実施形態では、筆描画装置100で媒体5に印刷および描画を行う際、インクヘッド22による印刷(ステップS1)、筆8による試描画(ステップS2)、筆8による本描画(ステップS3)の順で行われる。以下、各処理について詳しく説明する。
FIG. 7 is a flowchart showing a procedure for printing and drawing on the medium 5 with the
まず、図7のステップS1では、印刷制御部63は、図6に示すように、プラテン16に支持された媒体5の画像領域R1に、画像データDT1の印刷画像A1を印刷する。詳しくは、まず印刷制御部63は、印刷画像A1の印刷を行う際、図3Aに示すように、インクキャリッジ21と筆キャリッジ31とを連結させた状態で、キャリッジ移動機構40を制御する。ここでは、印刷制御部63は、キャリッジモータ44(図2参照)を駆動させることで、インクヘッド22を主走査方向Yに移動させつつ、印刷画像A1に基づいた位置でインクヘッド22のノズルからインクを画像領域R1に吐出させる。これにより、一走査ラインにおける印刷画像A1の印刷が行われる。
First, in step S1 of FIG. 7, as shown in FIG. 6, the
インクヘッド22の主走査方向Yへの移動が済むと、印刷制御部63は、媒体移動機構50(詳しくはフィードモータ53(図2参照)の駆動)を制御することにより、次の走査ラインの位置まで媒体5を副走査方向Xの前方に搬送する。この媒体5の前方への搬送が済むと、印刷制御部63は、再びキャリッジ移動機構40を制御すると共に、インクヘッド22の駆動を制御し、次の走査ラインの印刷画像A1の印刷が行われる。以下、印刷画像A1の終了まで、インクヘッド22の主走査方向Yへの移動と、プラテン16に支持された媒体5の前方への移動と、を繰り返し行うことで、媒体5の画像領域R1への印刷画像A1の印刷が終了する。
After the
このようにインクヘッド22による印刷画像A1の印刷が終了した後、次に、図7のステップS2では、筆8による試描画が行われる。この試描画は、画像データDT1の筆描画画像A2の開始位置に応じて、筆8の穂8bの太さを適切な太さにし、かつ、穂8bの先の向きを適切な向きにするために行われる描画である。この筆8の穂8bの適切な太さや、穂8bの先の適切な向きは、筆描画画像A2の描画の開始位置に応じて設定されるものである。
After the printing of the printed image A1 by the
本実施形態では、筆描画画像A2は、図6に示す「令和」であり、令の一画目の最初に対応した適切な試描画の画像は、図6に示すような目標試画像A31である。目標試画像A31は、筆8を主走査方向Yや副走査方向Xに移動させることなく、筆8を真下に移動させたときに穂8bと媒体5とが接触したことによって形成される画像である。
In the present embodiment, the brush drawing image A2 is the "reiwa" shown in FIG. 6, and the appropriate trial drawing image corresponding to the first stroke of the order is the target trial image A31 as shown in FIG. Is. The target sample image A31 is an image formed by the contact between the
図8は、目標試画像A31および試画像A32の一例を示す図である。本実施形態では、図8に示すように、目標試画像A31のうち鋭角部分P1は、穂8bの先の向きを示す。ここでは、鋭角部分P1は、左後ろに向かって尖るような向きであり、この鋭角部分P1の尖りの向きが穂8bの先の設定向きD1となる。本実施形態では、目標試画像A31の太さL1は、穂8bの設定太さを示している。この設定太さL1は、鋭角部分P1を挟む方向における目標試画像A31の長さである。なお、目標試画像A31の設定向きD1および設定太さL1は、記憶部61に予め記憶されている。
FIG. 8 is a diagram showing an example of the target sample image A31 and the sample image A32. In the present embodiment, as shown in FIG. 8, the acute-angled portion P1 of the target sample image A31 indicates the direction of the tip of the
また、目標試画像A31は、図6に示すように、媒体5の試描画領域R2に描かれていてもよいし、描かれていなくてもよい。この目標試画像A31は、インクヘッド22によって試描画領域R2に印刷されていてもよい。この場合、目標試画像A31は、図7のステップS1の印刷画像A1の印刷時に印刷されてもよい。
Further, as shown in FIG. 6, the target sample image A31 may or may not be drawn in the test drawing area R2 of the
本実施形態では、ステップS2において、図6に示すように、媒体5の試描画領域R2に、筆8で試画像A32を描画する。この試画像A32と、目標試画像A31とを比較して、筆8の穂8bの太さや、穂8bの先の向きを調整することで、筆描画画像A2の開始位置に応じて、筆8の穂8bの太さを適切な太さにし、かつ、穂8bの先の向きを適切な向きにすることができる。
In the present embodiment, in step S2, as shown in FIG. 6, the sample image A32 is drawn with the
本実施形態では、図7に示すように、ステップS2の処理は、ステップS201〜ステップS210の処理を順に実行することで行われる。まず、ステップS201では、試描画開始移動部71は、媒体5の試描画領域R2の上方に筆8の穂8bが位置するように、媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40を制御する。このステップS201の処理によって、媒体5の試描画領域R2の真上に、ホルダ32に支持された筆8の穂8bが位置し、穂8bは、試描画領域R2に向かって延びている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 7, the process of step S2 is performed by sequentially executing the processes of steps S201 to S210. First, in step S201, the trial drawing start moving
なお、ステップS201では、試描画開始移動部71は、試描画領域R2のうち既に画像が形成されている領域の上方に筆8が配置されないように、媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40が制御されるとよい。言い換えると、試描画領域R2に既に画像が形成されている場合、試描画開始移動部71は、既に形成されている画像上に試画像A32が描画される位置に筆8が配置されないように、媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40を制御する。
In step S201, the medium moving
このように試描画領域R2の上方に穂8bが位置している状態で、ステップS202では、試描画制御部72は、試描画を行う。ここでは、試描画制御部72は、筆8の穂8bを媒体5に接触させるように加圧機構45を制御する。ここでは、試描画制御部72は、筆8を下方に移動させて穂8bを媒体5の試描画領域R2に接触させることで、図8に示すように、試画像A32を試描画領域R2に描画する。
In the state where the
次に、図7のステップS203では、試描画検出部73は、試描画領域R2に描画された試画像A32をセンサ34(図4参照)で検出する。ここでは、試描画検出部73は、媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40を制御することで、試描画領域R2に描画された試画像A32に対するセンサ34の主走査方向Yおよび副走査方向Xの位置が変更される。このことで、センサ34が試画像A32上を走査し、試画像A32を検出することができる。なお、センサ34によって検出された試画像A32に関する情報は、制御装置60に送信され、記憶部61に記憶される。
Next, in step S203 of FIG. 7, the trial
次に、図7のステップS204では、実太さ算出部74は、センサ34によって検出された試画像A32から穂8bの実際の太さである実太さL2(図8参照)を算出する。ここでの実太さL2は、上述した目標試画像A31の設定太さL1と対応した位置における試画像A32の長さのことである。ここでは、試画像A32に対して画像処理をすることで、試画像A32から穂8bの実太さL2を算出する。なお、実太さ算出部74によって算出された穂8bの実太さL2は、記憶部61に記憶される。
Next, in step S204 of FIG. 7, the actual
次に、図7のステップS205では、太さ判定部75は、実太さ算出部74によって算出された穂8bの実太さL2と、目標試画像A31の設定太さL1(図8参照)との差が、所定の閾値以下であるか否かを判定する。ここで、実太さL2と、設定太さL1との差は、本発明の太さ差の一例である。上記閾値は、予め記憶部61に記憶されているものであり、筆描画画像A2に応じて設定されるものである。ただし、この閾値は、固定の数値であってもよい。
Next, in step S205 of FIG. 7, the
ステップS205において、太さ判定部75によって、穂8bの実太さL2と設定太さL1との差(言い換えると、太さ差)が、閾値よりも大きい場合、穂8bの太さが適切ではないと判定される。この場合、次に、ステップS206に進む。
In step S205, when the difference between the actual thickness L2 of the
ステップS206では、操作量算出部76は、実太さL2と設定太さL1に基づいて、穂調整部材33の操作量を算出する。本実施形態では、穂調整部材33の操作量とは、穂調整部材33の回転量のことである。ここでは、穂調整部材33の回転量に応じて、穂8bを下方に出すことができる長さが予め決まっている。また、穂8bの長さに応じて穂8bの太さが決まる。そのため、実太さL2と設定太さL1との差を算出し、その差の分の穂調整部材33の操作量を決定することで、穂8bの太さを調整することができる。
In step S206, the operation
次に、図7のステップS207では、表示部77は、ステップS206において算出された穂調整部材33の操作量を、利用者に通知する。ここでは、表示部77は、穂調整部材33の操作量を、操作パネル12の表示画面12a(図1参照)に表示する。筆描画装置100の利用者は、表示画面12aに表示された穂調整部材33の操作量の分、ホルダ32に対して穂調整部材33を回転させる。このことで、実太さL2と設定太さL1との差が0に近くなり、穂8bの太さが適切な太さとなる。なお、利用者によって穂調整部材33の操作が完了した後、図7に示すように、再びステップS201に戻る。
Next, in step S207 of FIG. 7, the
ステップS205において、太さ判定部75によって、穂8bの実太さL2と設定太さL1との差が、閾値以下であると判定された場合、穂8bの太さが適切な太さであると判定される。この場合、次に、ステップS208に進む。
In step S205, when the
次に、ステップS208では、実向き取得部81は、試描画検出部73によって検出された試画像A32から、穂8bの先の実際の向きである実向きD2(図8参照)を取得する。ここでは、試画像A32には、目標試画像A31と同様に鋭角部分P1が存在する。実向き取得部81は、この鋭角部分P1の尖っている方向によって、穂8bの先の実向きD2を決定する。図8に示す試画像A32では、鋭角部分P1は、右を向いている。
Next, in step S208, the actual
次に、ステップS209では、向き判定部82は、穂8bの先の実向きD2が、目標試画像A31の設定向きD1であるか否かを判定する。ここでは、例えば実向きD2、および、設定向きD1は、所定の式などを用いて数値化することが可能である。向き判定部82は、数値化した実向きD2と、数値化した設定向きD1との差が、記憶部61に記憶された所定の向き閾値以下であるか否かを判定することで、実向きD2が設定向きD1であるか否かを判定する。ここでは、向き判定部82は、例えば数値化した実向きD2と、数値化した設定向きD1との差が向き閾値以下のとき、実向きD2が設定向きD1であると判定する。一方、向き判定部82は、数値化した実向きD2と、数値化した設定向きD1との差が向き閾値よりも大きいとき、実向きD2が設定向きD1ではないと判定する。
Next, in step S209, the
図7のステップS209において、向き判定部82によって、穂8bの先の実向きD2が設定向きD1ではないと判定されたとき、次にステップS210に進む。ステップS210では、向き決定部83は、穂8bの先の実向きD2が設定向きD1になるように、穂8bを媒体5に接触させた状態で媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40を制御する。このことで、穂8bが媒体5に接触した状態で移動するため、穂8bの先の向きが変更される。ここでは、穂8bが媒体5に接触した状態で、例えば媒体5に対して筆8が右方に移動することで、穂8bの先の向きが左向きになる。図8の場合、穂8bの設定向きD1は、左後ろ向きである。そのため、図8の場合、向き決定部83は、穂8bが媒体5に接触した状態で、媒体5に対して筆8を右前向きに移動させる。このことで、穂8bの実向きD2が設定向きD1となる。このように、向き決定部83によって穂8bの実向きD2を変更した後、図7に示すように、再びステップS201に戻る。
In step S209 of FIG. 7, when the
ステップS209において、向き判定部82によって実向きD2が設定向きD1であると判定されたとき、穂8bの先の向きが適切な向きであると判定されたことになる。このことで、穂8bの太さが適切な太さとなり、かつ、穂8bの先の向きが適切な向きとなる。この場合、ステップS2の処理が終了し、次にステップS3に進む。
In step S209, when the
ステップS3では、本描画制御部85は、画像データDT1に基づいて本描画を行う。本実施形態では、本描画制御部85は、図6に示すように、プラテン16に支持された媒体5の画像領域R1に、筆8で画像データDT1の筆描画画像A2を描画する。ここでは、筆描画画像A2に応じて、媒体5に筆8の穂8bを接触させた状態で、本描画制御部85は、媒体移動機構50およびキャリッジ移動機構40を制御する。このことで、媒体5に対する筆8の主走査方向Yおよび副走査方向Xの位置が変更されるため、筆描画画像A2が画像領域R1に描画される。なお、本実施形態では、印刷画像A1の上に筆描画画像A2が描画されることがあり得る。
In step S3, the main
本描画制御部85は、加圧機構45を制御することで、媒体5に対する筆8の圧力(言い換えると筆圧)が変更され、筆8の上下方向Zの位置が変更される。媒体5に対する筆8の上下方向Zの位置を変更することで、媒体5に接触する穂8bの太さを変更することができる。例えば、筆8で文字の「払い」を表現する場合、媒体5に対する筆8の主走査方向Yおよび副走査方向Xの位置を変更させつつ、媒体5に対して筆8を徐々に上方に移動させるとよい。筆8で文字の「止め」を表現する場合、媒体5に対する筆8の主走査方向Yおよび副走査方向Xの位置を変更させた後、筆8の主走査方向Yおよび副走査方向Xの位置を変更させずに、筆8を上方に移動させる。このことで、筆8の穂8bが上方に向かって媒体5から離間するため、「止め」を表現することができる。以上のように、本描画制御部85は、媒体5に対する筆8の主走査方向Y、副走査方向Xおよび上下方向Zの位置を適宜変更することで、媒体5の画像領域R1に筆描画画像A2を描画することができる。
By controlling the
以上、本実施形態では、図1に示すように、筆描画装置100は、媒体5が支持されるプラテン16と、プラテン16よりも上方に配置され、主走査方向Yに延びたガイドレール17と、ガイドレール17に摺動自在に係合する筆キャリッジ31と、筆キャリッジ31に設けられ、プラテン16よりも上方において筆8を支持するホルダ32と、を備えている。筆描画装置100は、更に、筆キャリッジ31を主走査方向Yに移動させるキャリッジ移動機構40(図3A参照)と、筆キャリッジ31に対してプラテン16に支持された媒体5を、副走査方向Xに移動させる媒体移動機構50と、プラテン16に支持された媒体5に対するホルダ32に支持された筆8の圧力を変更する加圧機構45(図4参照)と、を備えている。
As described above, in the present embodiment, as shown in FIG. 1, the
このことによって、筆8を使用して、プラテン16に支持された媒体5に、筆8の穂8bを接触させて、媒体5と筆8との主走査方向Y、副走査方向Xおよび上下方向Zの相対的な位置を変更することで、筆8の独特な表現(例えば、かすれや濃淡など)を再現した筆描画画像A2(図6参照)を作製することができる。よって、筆8の独特な表現を再現して画像を描画することができる。
As a result, the
本実施形態では、図4に示すように、筆8は、軸管8aと、軸管8aの一端に設けられた毛の束である穂8bとを有している。穂調整部材33は、ホルダ32に設けられ、かつ、ホルダ32よりも下方に位置する穂8bの長さを調整する。このことによって、穂調整部材33を操作することで、ホルダ32の下方に位置する穂8bの長さを調整することができる。筆8では、穂8bの長さに応じて、穂bの太さも変更される。そのため、穂調整部材33を操作することで、穂8bの太さを調整することができる。よって、さまざまな穂8bの太さで媒体5に画像を描画することができる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, the
本実施形態では、穂調整部材33は、筆8が挿入されるリング状の部材であり、かつ、ホルダ32に対して回転可能である。穂調整部材33は、ホルダ32に対して回転することで、ホルダ32よりも下方に位置する穂8bの長さが変更されるように構成されている。このように、穂調整部材33をホルダ32に対して回転させるという簡単な方法で、筆8の穂8bの長さを調整することができる。
In the present embodiment, the
本実施形態では、図6に示すように、媒体5は、所定の画像データDT1に基づいた筆8の描画である本描画が行われる画像領域R1と、画像領域R1以外の領域であり、かつ、本描画前の試描画が行われる試描画領域R2と、を有している。センサ34は、媒体5に描画された試描画で描かれた試画像A32を検出する。制御装置60の試描画開始移動部71は、プラテン16に支持された媒体5の試描画領域R2の上方に筆8の穂8bが位置するように、少なくともキャリッジ移動機構40を制御する。試描画制御部72は、試描画領域R2の上方に穂8bが位置している状態で、穂8bを媒体5に接触させて試画像A32の描画を行うように加圧機構45を制御する。試描画検出部73は、試描画制御部72によって描画された試画像A32をセンサ34で検出する。実太さ算出部74は、試描画検出部73によって検出された試画像A32から穂8bの実際の太さである実太さL2(図8参照)を算出する。太さ判定部75は、実太さL2と、予め設定された穂8bの太さである設定太さL1(図8参照)との差である太さ差が、所定の閾値以下か否かを判定する。操作量算出部76は、太さ判定部75によって、太さ差が閾値より大きいと判定されたとき、実太さL2と設定太さL1とに基づいて、穂調整部材33の操作量を算出する。
In the present embodiment, as shown in FIG. 6, the
このことによって、実太さL2と設定太さL1との差である太さ差が、閾値よりも大きいとき、穂8bの実太さL2は、設定太さL1ではなく、適切な太さではない。この場合、利用者が、操作量算出部76によって算出された穂調整部材33の操作量の分、穂調整部材33を操作することで、穂8bの実太さL2を、設定太さL1に近い太さにすることができる。
As a result, when the thickness difference, which is the difference between the actual thickness L2 and the set thickness L1, is larger than the threshold value, the actual thickness L2 of the
本実施形態では、表示部77は、操作量算出部76によって算出された穂調整部材33の操作量を操作パネル12の表示画面12a(図1参照)に表示する。このことによって、穂調整部材33の操作量が表示画面12aに表示されるため、穂調整部材33の操作量を確認し易い。よって、表示画面12aに表示された穂調整部材33の操作量を確認しながら、穂調整部材33を操作することができる。
In the present embodiment, the
本実施形態では、実向き取得部81は、試描画検出部73によって検出された試画像A32から穂8bの実際の向きである実向きD2(図8参照)を取得する。向き判定部82は、実向きD2が、予め設定された穂8bの向きである設定向きD1(図8参照)であるか否かを判定する。向き決定部83は、向き判定部82によって、実向きD2が設定向きD1ではないと判定されたとき、実向きD2が設定向きD1になるように、穂8bを媒体5に接触させた状態でキャリッジ移動機構40および媒体移動機構50を制御する。このことによって、穂8bを媒体5に接触させた状態で、媒体5に対して筆8が主走査方向Yおよび副走査方向Xに移動させることで、穂8bの実向きD2を容易に変更することができる。
In the present embodiment, the actual
本実施形態では、本描画制御部85は、太さ判定部75によって太さ差が閾値以下であると判定され、かつ、向き判定部82によって実向きD2が設定向きD1であると判定されたとき、画像データDT1に基づいて本描画を行う。このように、穂8bの太さが適切な太さであり、かつ、穂8bの先の向きが適切な向きで、本描画が行われる。よって、画像データDT1の画像を忠実に再現した描画を行い易い。
In the present embodiment, the
本実施形態では、図3Aに示すように、インクキャリッジ21は、ガイドレール17に摺動可能に係合している。インクヘッド22は、インクを吐出するノズルを有し、インクキャリッジ21に設けられている。このことによって、インクヘッド22からインクを吐出することで、媒体5に対して印刷を行うことができる。よって、1つの装置で、インクヘッド22による印刷と、筆8の描画とを行うことができる。
In this embodiment, as shown in FIG. 3A, the
本実施形態では、記憶部61には、画像データDT1(図6参照)が記憶されている。図6に示すように、画像データDT1は、インクヘッド22から吐出されたインクで形成される印刷画像A1、および、ホルダ32に支持された筆8によって描画される筆描画画像A2を有する。本描画制御部85は、画像データDT1に基づいて、ホルダ32に支持された筆8で媒体5に筆描画画像A2を描画する。印刷制御部63は、画像データDT1に基づいて、インクヘッド22からインクを吐出して媒体5に印刷画像A1を印刷する。このことによって、1つの画像データDT1を使用して、インクヘッド22による印刷と、ホルダ32に支持された筆8による描画との両方を行うことができる。
In the present embodiment, the image data DT1 (see FIG. 6) is stored in the
なお、本実施形態では、インクヘッド22による印刷(ステップS1)、筆8による試描画(ステップS2)、筆8による本描画(ステップS3)の処理の順に媒体5への画像の形成が行われていたが、処理の順は特に限定されない。例えば、筆8による本描画(ステップS3)の後に、インクヘッド22による印刷(ステップS1)が行われてもよい。 In the present embodiment, an image is formed on the medium 5 in the order of printing by the ink head 22 (step S1), trial drawing by the brush 8 (step S2), and main drawing by the brush 8 (step S3). However, the order of processing is not particularly limited. For example, after the main drawing by the brush 8 (step S3), printing by the ink head 22 (step S1) may be performed.
本実施形態では、図3Aに示すように、キャリッジ移動機構40は、筆キャリッジ31を主走査方向Yに移動させていた。インクキャリッジ21および筆キャリッジ31は、磁石によって構成される連結部材39a、39bによって連結されるものであった。例えば筆8による描画時には、連結部材39a、39bによるインクキャリッジ21と筆キャリッジ31との連結が解除された状態で、筆キャリッジ31のみが主走査方向Yに移動していた。例えば印刷時には、インクキャリッジ21と筆キャリッジ31とが連結された状態で、筆キャリッジ31と共にインクキャリッジ21が主走査方向Yに移動していた。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3A, the
しかしながら、インクキャリッジ21および筆キャリッジ31を主走査方向Yに移動させる構成は特に限定されない。例えば、インクキャリッジ21と筆キャリッジ31との間には、ガイドレール17に係合した連結キャリッジが設けられていてもよい。この連結キャリッジは、キャリッジ移動機構40によって主走査方向Yに移動するように構成され、かつ、インクキャリッジ21および筆キャリッジ31と選択的に連結可能に構成されている。この場合、例えば筆描画時には、連結キャリッジに筆キャリッジ31が連結した状態で、キャリッジ移動機構40によって連結キャリッジと共に筆キャリッジ31が主走査方向Yに移動する。例えば印刷時には、連結キャリッジにインクキャリッジ21が連結した状態で、キャリッジ移動機構40によって連結キャリッジと共にインクキャリッジ21が主走査方向Yに移動する。
However, the configuration for moving the
8 筆
12 操作パネル
12a 表示画面
16 プラテン(支持台)
17 ガイドレール
21 インクキャリッジ
22 インクヘッド
31 筆キャリッジ(キャリッジ)
32 ホルダ
33 穂調整部材
34 センサ
40 キャリッジ移動機構
45 加圧機構
50 媒体移動機構
60 制御装置
61 記憶部
63 印刷制御部
71 試描画開始移動部
72 試描画制御部
73 試描画検出部
74 実太さ算出部
75 太さ判定部
76 操作量算出部
77 表示部
81 実向き取得部
82 向き判定部
83 向き決定部
85 本描画制御部
100 筆描画装置
8 Brush 12
17
32
Claims (9)
前記支持台よりも上方に配置され、第1方向に延びたガイドレールと、
前記ガイドレールに摺動自在に係合するキャリッジと、
前記キャリッジに設けられ、前記支持台よりも上方において筆を支持するホルダと、
前記キャリッジを前記第1方向に移動させるキャリッジ移動機構と、
前記キャリッジに対して前記支持台に支持された前記媒体を、前記第1方向と平面視において交差する第2方向に相対的に移動させる媒体移動機構と、
前記支持台に支持された前記媒体に対する前記ホルダに支持された前記筆の圧力を変更する加圧機構と、
を備えた、筆描画装置。 A support base on which the medium is supported and
A guide rail arranged above the support and extending in the first direction,
A carriage that slidably engages with the guide rail,
A holder provided on the carriage and supporting the brush above the support base.
A carriage moving mechanism that moves the carriage in the first direction,
A medium moving mechanism that moves the medium supported by the support base relative to the carriage in a second direction that intersects the first direction in a plan view.
A pressurizing mechanism that changes the pressure of the brush supported by the holder against the medium supported by the support.
A brush drawing device equipped with.
軸管と、
前記軸管の一端に設けられた毛の束である穂と、
を有し、
前記ホルダに設けられ、かつ、前記ホルダよりも下方に位置する前記穂の長さを調整する穂調整部材を備えた、請求項1に記載された筆描画装置。 The brush
Shaft tube and
The spikes, which are bundles of hair provided at one end of the shaft tube,
Have,
The brush drawing apparatus according to claim 1, further comprising an ear adjusting member provided on the holder and located below the holder to adjust the length of the ear.
前記穂調整部材は、前記ホルダに対して回転することで、前記ホルダよりも下方に位置する前記穂の長さが変更されるように構成された、請求項2に記載された筆描画装置。 The ear adjusting member is a ring-shaped member into which the brush is inserted, and is rotatable with respect to the holder.
The brush drawing apparatus according to claim 2, wherein the spike adjusting member is configured to change the length of the spike located below the holder by rotating with respect to the holder.
所定の画像データに基づいた前記筆の描画である本描画が行われる画像領域と、
前記画像領域以外の領域であり、かつ、前記本描画前の試描画が行われる試描画領域と、
を有し、
前記媒体に前記試描画で描かれた試画像を検出するセンサと、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記支持台に支持された前記媒体の前記試描画領域の上方に前記筆の前記穂が位置するように、少なくとも前記キャリッジ移動機構を制御する試描画開始移動部と、
前記試描画領域の上方に前記穂が位置している状態で、前記穂を下方に移動させ、かつ、前記媒体に接触させて、前記試画像の描画を行うように前記加圧機構を制御する試描画制御部と、
前記試描画制御部によって描画された前記試画像を前記センサで検出する試描画検出部と、
前記試描画検出部によって検出された前記試画像から前記穂の実際の太さである実太さを算出する実太さ算出部と、
前記実太さと、予め設定された前記穂の太さである設定太さとの差である太さ差が、所定の閾値以下であるか否かを判定する太さ判定部と、
前記太さ判定部によって、前記太さ差が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記実太さと前記設定太さとに基づいて、前記穂調整部材の操作量を算出する操作量算出部と、
を備えた、請求項2または3に記載された筆描画装置。 The medium is
An image area in which the main drawing, which is the drawing of the brush based on predetermined image data, is performed, and
An area other than the image area, and a trial drawing area in which the trial drawing before the main drawing is performed, and
Have,
A sensor that detects the sample image drawn by the test drawing on the medium, and
Control device and
With
The control device is
A trial drawing start moving unit that controls at least the carriage moving mechanism so that the spike of the brush is located above the trial drawing area of the medium supported by the support base.
With the spikes located above the trial drawing area, the spikes are moved downward and brought into contact with the medium to control the pressurizing mechanism so as to draw the preview image. Trial drawing control unit and
A trial drawing detection unit that detects the sample image drawn by the trial drawing control unit with the sensor, and
An actual thickness calculation unit that calculates the actual thickness, which is the actual thickness of the spike, from the sample image detected by the trial drawing detection unit.
A thickness determination unit that determines whether or not the thickness difference, which is the difference between the actual thickness and the preset thickness, which is the thickness of the spike, is equal to or less than a predetermined threshold value.
When the thickness determination unit determines that the thickness difference is larger than the threshold value, the operation amount calculation unit calculates the operation amount of the ear adjusting member based on the actual thickness and the set thickness.
The brush drawing apparatus according to claim 2 or 3.
前記制御装置は、前記操作量算出部によって算出された前記穂調整部材の前記操作量を前記表示画面に表示する表示部を備えた、請求項4に記載された筆描画装置。 Equipped with an operation panel with a display screen
The brush drawing device according to claim 4, wherein the control device includes a display unit that displays the operation amount of the ear adjusting member calculated by the operation amount calculation unit on the display screen.
前記試描画検出部によって検出された前記試画像から前記穂の実際の向きである実向きを取得する実向き取得部と、
前記実向きが、予め設定された前記穂の向きである設定向きであるか否かを判定する向き判定部と、
前記向き判定部によって、前記実向きが前記設定向きではないと判定されたとき、前記実向きが前記設定向きになるように、前記穂を前記媒体に接触させた状態で前記キャリッジ移動機構および前記媒体移動機構を制御する向き決定部と、
を備えた、請求項4または5に記載された筆描画装置。 The control device is
An actual orientation acquisition unit that acquires the actual orientation of the ear from the sample image detected by the trial drawing detection unit, and an actual orientation acquisition unit.
An orientation determination unit for determining whether or not the actual orientation is a preset orientation, which is the orientation of the spikes.
When the orientation determination unit determines that the actual orientation is not the set orientation, the carriage moving mechanism and the carriage moving mechanism and the carriage moving mechanism in a state where the spikes are in contact with the medium so that the actual orientation is the set orientation. An orientation determination unit that controls the medium movement mechanism,
The brush drawing apparatus according to claim 4 or 5.
インクを吐出するノズルを有し、前記インクキャリッジに設けられたインクヘッドと、
を備えた、請求項1から7までの何れか1つに記載された筆描画装置。 An ink carriage that slidably engages with the guide rail,
An ink head provided on the ink carriage, which has a nozzle for ejecting ink,
The brush drawing apparatus according to any one of claims 1 to 7, further comprising.
前記制御装置は、
前記インクヘッドから吐出されたインクで形成される印刷画像、および、前記ホルダに支持された前記筆によって描画される筆描画画像を有する画像データが記憶された記憶部と、
前記画像データに基づいて、前記ホルダに支持された前記筆で前記媒体に前記筆描画画像を描画する本描画制御部と、
前記画像データに基づいて、前記インクヘッドからインクを吐出して前記媒体に前記印刷画像を印刷する印刷制御部と、
を備えた、請求項8に記載された筆描画装置。 Equipped with a control device
The control device is
A storage unit that stores a print image formed by the ink ejected from the ink head and image data having a brush drawing image drawn by the brush supported by the holder.
Based on the image data, the drawing control unit that draws the brush drawing image on the medium with the brush supported by the holder, and the drawing control unit.
A print control unit that ejects ink from the ink head and prints the print image on the medium based on the image data.
The brush drawing apparatus according to claim 8.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019188560A JP2021062548A (en) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | Brush drawing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019188560A JP2021062548A (en) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | Brush drawing device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021062548A true JP2021062548A (en) | 2021-04-22 |
Family
ID=75487198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019188560A Pending JP2021062548A (en) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | Brush drawing device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021062548A (en) |
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2019
- 2019-10-15 JP JP2019188560A patent/JP2021062548A/en active Pending
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