JP2021061570A - バッテリシステム - Google Patents

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Hiroki Hatsuda
博樹 初田
裕文 井上
Hirofumi Inoue
裕文 井上
村岡 俊二
Shunji Muraoka
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Abstract

【課題】マルチパスの発生を抑制し、信号を適切に送受信できるバッテリシステムを提供する。【解決手段】バッテリシステム1は、少なくとも一部に金属部分を用いて形成されたケース11を有する蓄電池10と、ケース11ごと、蓄電池10を収容する金属製のハウジング20と、ケース11に設けられ、蓄電池10に関する情報が重畳された電波の伝搬に用いられるアンテナエレメント31を有する第1アンテナ30と、ハウジング20におけるケース11外に設けられ、電波の伝搬に用いられるアンテナエレメント41を有する第2アンテナ40と、第1アンテナ30と第2アンテナ40との間に設けられ、ケース11の金属部分及びハウジング20の少なくともいずれか一方で囲まれて形成された筒状体の中空部分を電波の導波路53とする導波管50と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電池に関する情報の伝搬に用いるアンテナを備えたバッテリシステムに関する。
従来、広い分野で蓄電池が利用されてきた。蓄電池を利用する場合、利用者にとっては例えば蓄電池の状態(例えば残量等)が把握できると利便性が向上する。そこで蓄電池の状態を監視する技術が検討されてきた(例えば特許文献1−3)。
特許文献1には、電気自動車等の移動体の駆動用電源として搭載される蓄電池(組電池)の電圧等の監視や、制御を行う監視装置が開示されている。この監視装置は、組電池を構成する複数のモジュールの夫々の電圧を検出する電圧計測ユニットと、当該電圧計測ユニットの検出結果を監視装置とは別体で設けられた中央制御装置に伝送する通信用アンテナとを備えて構成される。
特許文献2には、車両に取り付けられたバッテリの状態情報を検出するバッテリ監視装置が開示されている。このバッテリ監視装置は、バッテリの状態情報を検出し、検出した結果を電磁波を介して非接触で伝送する。
特許文献3には、複数の電池モジュールを監視制御するマスタ管理装置を備えた電池システムが開示されている。電池システムは、マスタ管理装置と複数の電池モジュールが備えられ、複数の電池モジュールの夫々にはスレーブ管理装置と電池セルとが備えられる。マスタ管理装置は、アンテナを介して全てのスレーブ管理装置と無線通信を行って電池セルの監視制御指示信号を送信したり、電池セルの監視制御結果信号を受信したりする。
特開平8−339829号公報 特開2016−157681号公報 国際公開第2015/189898号
特許文献1−3に記載の技術は、上述したように蓄電池の情報を無線で伝搬している。一方、この種の蓄電池は、金属筐体や導体からなる電池セルで囲まれた空間で無線通信を行う場合が多いことから、筐体や導体において生じる反射波によって信号強度が低下し、通信に支障をきたすことがある。そこで、特許文献3に記載の技術では、信号の送受信に用いる周波数やタイミングを調整することで反射波による影響を抑制している。しかしながら、金属筐体や導体からなる電池セルで囲まれた空間において無線通信で信号を送受信する場合にはマルチパスが生じる可能性があることから、改善の余地がある。
そこで、マルチパスの発生を抑制し、信号を適切に送受信することが可能なバッテリシステムが求められる。
本発明に係るバッテリシステムの特徴構成は、少なくとも一部に金属部分を用いて形成されたケースを有する蓄電池と、前記ケースごと、前記蓄電池を収容する金属製のハウジングと、前記ケースに設けられ、前記蓄電池に関する情報が重畳された電波の伝搬に用いられるアンテナエレメントを有する第1アンテナと、前記ハウジングにおける前記ケース外に設けられ、前記電波の伝搬に用いられるアンテナエレメントを有する第2アンテナと、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの間に設けられ、前記ケースの金属部分及び前記ハウジングの少なくともいずれか一方で囲まれて形成された筒状体の中空部分を前記電波の導波路とする導波管と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、導波管により第1アンテナと第2アンテナとの間で伝搬する電波の反射によるマルチパスの発生を抑制することができる。したがって、蓄電池に関する情報が重畳された電波を適切に送受信することが可能となる。また、ケースやハウジングを用いて導波管を構成するので、別の部材を用いて導波管を構成する場合に比べて、より軽量、且つ、安価に実現できる。
また、金属材料からなる金属部材を更に備え、前記導波路は、前記少なくともいずれか一方と前記金属部材とで囲まれて形成されると好適である。
このような構成とすれば、金属部材を用いて導波管を構成するので、導波管を構成する上で、配置上の自由度を高めることができる。
また、前記導波路は、前記少なくともいずれか一方における互いに異なる法線ベクトルを有する複数の面と前記金属部材とで囲まれて形成されると好適である。
このような構成とすれば、例えばケースやハウジングの内壁部における角部分や円弧状部分に、中空部分を構成するように金属部材を配置することで、ケースやハウジングの角部分や円弧状部分を有効利用して導波管を構成できる。
また、前記導波管は、前記少なくともいずれか一方に形成された溝部を含んで構成されると好適である。
このような構成とすれば、導波管を容易に構成できる。
また、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナは、少なくとも前記アンテナエレメントが前記導波管に収容されると好適である。
このような構成とすれば、アンテナエレメントと例えば無線回路とを別体で設けることができるので、配置上の自由度を向上できる。
また、前記ハウジングに複数の前記蓄電池が収容され、前記第1アンテナは、前記蓄電池毎に設けられると好適である。
このような構成とすれば、蓄電池毎に蓄電池に関する情報を伝達することができる。
前記導波路は、前記蓄電池毎に設けられると好適である。
このような構成とすれば、他の蓄電池における蓄電池に関する情報が重畳された電波との混信を防止できる。
バッテリシステムの搭載例を示す図である。 バッテリシステムの構成を示す図である。 複数の導波管を個別に示した図である。 その他の実施形態に係る導波管を示す図である。
本発明に係るバッテリシステムは、当該バッテリシステム内において無線で情報の伝達を行うことができるように構成される。以下、本実施形態のバッテリシステム1について説明する。
図1は、バッテリシステム1の搭載例を示す図である。図1に示されるように、バッテリシステム1は例えば電気自動車やハイブリッド車両(以下「車両2」とする)に搭載され、これらの車両2に搭載されるバッテリパック10に関する情報の伝達を行う。ここで、バッテリパック10は、電力の供給能力を向上すべく、直列に接続された複数のバッテリセルを並列に接続したバッテリモジュールを、更に複数個、直列に接続して構成される。
図2は、このようなバッテリパック10を備えたバッテリシステム1の構成を模式的に示した図である。また、図3は、複数の導波管50(後述する)を個別に示した図である。バッテリシステム1は、バッテリパック10(「蓄電池」の一例)、ハウジング20、第1アンテナ30、第2アンテナ40、導波管50を備えている。ここで、以下では理解を容易にするために、図2及び図3におけるハウジング20の幅方向をX方向とし、長さ方向をY方向とし、高さ方向をZ方向として示す。
バッテリパック10は、少なくとも一部に金属部分を用いて形成されたケース11を有する。上述したように、バッテリパック10は複数個のバッテリモジュールを直列に接続して構成され、これらのバッテリモジュールは金属製のケース11内に収容される。ケース11は、例えばアルミニウムを用いて構成することが可能である。金属部分は、ケース11のうち少なくとも後述する導波管50を構成する部分に用いられれば良いが、本実施形態では、ケース11の全体が金属部分を用いて構成されるとして説明する。
本実施形態では、バッテリシステム1は、2個のバッテリパック10を備えて構成される。これら2個のバッテリパック10を区別する場合には、夫々、バッテリパック12とバッテリパック13として説明する。本実施形態では、バッテリパック12とバッテリパック13とは互いに同じ直方体の形状からなり、Y方向に沿う位置が互いに所定間隔だけずれた状態で、且つ、Z方向に積層した状態で設けられる。なお、X方向の位置が互いに一致して設けられても、所定間隔だけずらして設けても良い。
ハウジング20は、金属製であって、ケース11ごと、バッテリパック10を収容する。ハウジング20は、ケース11と同様に金属材料を用いて構成される。具体的には、ハウジング20は、例えばアルミニウムを用いて構成することが可能である。ケース11ごと収容するとは、バッテリモジュールだけでなく、当該バッテリモジュールが内包されたケース11を含めて収容することをいう。ここで、本実施形態では、上述したように2つのバッテリパック12,13が備えられる。したがって、ハウジング20は、夫々、バッテリモジュールが内包された2個のバッテリパック12,13を収容する。
第1アンテナ30は、バッテリパック10に関する情報が重畳された電波の伝搬に用いられるアンテナエレメント31を有する。バッテリパック10に関する情報とは、例えばバッテリパック10の出力電圧や使用時間や温度である。もちろん、これらの一部を含むように構成することも可能であるし、これら以外の情報を含むように構成することも可能である。
これらの情報は、バッテリパック10と有線で接続された情報取得部14により取得される。ここで、バッテリパック10はバッテリパック12とバッテリパック13とからなる。このため、本実施形態では、バッテリパック12に情報取得部15が備えられ、バッテリパック13に情報取得部16が備えられる。情報取得部15はバッテリパック12に関する情報を取得し、無線通信により伝達可能な信号を生成する。また、情報取得部16はバッテリパック13に関する情報を取得し、無線通信により伝達可能な信号を生成する。ここで、バッテリパック12,13の夫々と、情報取得部15,16の夫々とは、有線で接続される。
本実施形態では、バッテリパック10毎に第1アンテナ30が備えられる。上述したように、本実施形態では、バッテリパック10は、バッテリパック12,13から構成されることから、バッテリシステム1において、第1アンテナ30も複数備えて構成される。具体的には、バッテリパック12には、アンテナエレメント34を有する第1アンテナ32が備えられ、バッテリパック13には、アンテナエレメント35を有する第1アンテナ33が備えられる。アンテナエレメント34は情報取得部15と有線で接続され、アンテナエレメント35は情報取得部16と有線で接続される。
ここで、第1アンテナ30は、ケース11に設けられる。ケース11に設けられるとは、第1アンテナ30がケース11に収容されるだけではなく、ケース11に付設されること、すなわち、ケース11の外面に設けられることも含まれる。
上述した、情報取得部14により生成された信号は、所定の周波数の電波に重畳して空中伝搬される。第1アンテナ30は、このような電波の空中伝搬に利用される。したがって、アンテナエレメント34,35は、夫々、空中伝搬する電波の周波数の波長λに基づいて長さが設定される。本実施形態では、アンテナエレメント34,35は、ダイポールアンテナとして構成される。第1アンテナ30は、上述したようにケース11に設けられることから、小型化にして構成される。そこで、アンテナエレメント34,35のアンテナ長は、上記波長λの1/2或いは1/4で構成すると好適である。
第2アンテナ40は、ハウジング20におけるケース11外に設けられ、電波の伝搬に用いられるアンテナエレメント41を有する。ハウジング20におけるケース11外とは、ハウジング20の内側であって、ケース11の外側である。したがって、第2アンテナ40は、ケース11と離間した状態で、ハウジング20に収容される。電波の伝搬とは、上述した情報取得部14により生成された信号を、所定の周波数に重畳した電波の空中伝搬である。したがって、第2アンテナ40のアンテナエレメント41も、ダイポールアンテナとして構成され、アンテナエレメント34,35と同様に空中伝搬する電波の周波数の波長λに基づいて長さが設定される。なお、アンテナエレメント41のアンテナ長も、上記波長λの1/2或いは1/4で構成すると好適である。ここで、本実施形態では、第1アンテナ30は複数(2個)備えられるが、第2アンテナ40が備えられる数は1個である。図3では、理解を容易にするために便宜上、第2アンテナ40が2個示されているが、実際には1個である。
導波管50は、第1アンテナ30と第2アンテナ40との間に設けられ、ケース11の金属部分及びハウジング20の少なくとも一方で囲まれて形成された筒状体の中空部分を含む。この中空部分が第1アンテナ30と第2アンテナ40との間で伝搬される電波の導波路53となる。「第1アンテナ30と第2アンテナ40との間に設けられ」とは、第1アンテナ30と第2アンテナ40とが導波管50により接続されることを意味する。ここで、導波管50は、内部に中空部分を有する筒状体で形成される。したがって、この中空部分により第1アンテナ30と第2アンテナ40とが連通されることになる。
「ケース11の金属部分及びハウジング20の少なくとも一方で囲まれて形成された筒状体」とは、ケース11の金属部分で囲まれて形成された筒状体、ケース11の金属部分及びハウジング20で囲まれて形成された筒状体、及びハウジング20で囲まれて形成された筒状体が含まれる。本実施形態では、筒状体は、ケース11の金属部分及びハウジング20で囲まれて形成される。筒状体の内部には筒状体の軸心に沿って延出する中空部分が形成され、上述した情報取得部14により生成された信号が重畳された電波が、この中空部分を空中伝搬する。したがって、この中空部分が電波の通り道である導波路53として用いられる。
ここで、本実施形態では、バッテリシステム1には、2個のバッテリパック10が備えられ、バッテリパック10毎に第1アンテナ30が備えられる。本実施形態では、導波路53は、バッテリパック10毎に設けられる。したがって、バッテリシステム1には、2つの導波管50及び2つの導波路53が設けられる。以下では、第1アンテナ32と第2アンテナ40との間の導波管50を導波管51とし、第1アンテナ33と第2アンテナ40との間の導波管50を導波管52として説明する。また、導波管51により形成される導波路53を導波路54とし、導波管52により形成される導波路53を導波路55として説明する。
本実施形態では、第1アンテナ30及び第2アンテナ40は、少なくともアンテナエレメント31が導波管50に収容される。導波管50に収容されるとは、導波管50の導波路53に設けられることを意味する。本実施形態では、アンテナエレメント31だけでなく、第1アンテナ30及び第2アンテナ40自体が導波管50に収容される。本実施形態では、バッテリパック12のケース11とハウジング20との間に第1アンテナ32を収容する収容部61が形成される。したがって、収容部61の上側がハウジング20で覆われ、下側がバッテリパック12のケース11で覆われる。また、収容部61は上面視が四角形で構成され、収容部61の4つの側面は、導波路54と共に、ハウジング20で囲まれる。したがって、収容部61は、ハウジング20を凹状にくりぬいて形成される。収容部61の4つの側面のうち1面から側方(本実施形態では、X方向)に沿って延出する導波路54の第1部分71が形成され、ハウジング20の長手方向(Y方向)に沿って延出する導波路54の第2部分72と連通される。
また、ハウジング20には、第2アンテナ40を収容する収容部63が形成される。収容部63は、上面視が四角形で構成され、収容部63の4つの側面は、導波路54及び導波路55と共に、ハウジング20で囲まれる。したがって、収容部62は、ハウジング20を凹状にくりぬいて形成される。収容部63は側方(X方向)に沿って延出する導波路54の第3部分73が形成され、上述した第2部分72と連通される。これにより、第1アンテナ32のアンテナエレメント34と第2アンテナ40のアンテナエレメント41とが、第1部分71、第2部分72、第3部分73を介して導波路54により連通する状態とされる。
また、本実施形態では、バッテリパック13のケース11とバッテリパック12のケース11との間に第1アンテナ33を収容する収容部62が形成される。したがって、収容部62の上側がバッテリパック12のケース11で覆われ、下側がバッテリパック13のケース11で覆われる。また、収容部62は上面視が四角形で構成され、収容部62の4つの側面は、導波路55と共に、ハウジング20で囲まれる。したがって、収容部62は、ハウジング20を凹状にくりぬいて形成される。収容部62の4つの側面のうち1面から側方(本実施形態では、X方向)に沿って延出する導波路55の第1部分74が形成され、ハウジング20の長手方向(Y方向)に沿って延出する導波路55の第2部分75と連通される。
また、上述した収容部63は側方(X方向)に沿って延出する導波路55の第3部分76が形成され、上述した第2部分75と連通される。これにより、第1アンテナ33のアンテナエレメント35と第2アンテナ40のアンテナエレメント41とが、第1部分74、第2部分75、第3部分76を介して導波路55より連通する状態とされる。
なお、図2のように構成する場合には、第1アンテナ30はバッテリパック10毎に設けられる一方、第2アンテナ40は1つである。このため、第1アンテナ32のアンテナエレメント34を収容する収容部61及び第1アンテナ33のアンテナエレメント35を収容する収容部62の夫々のZ方向の位置と、第2アンテナ40のアンテナエレメント41を収容する収容部63のZ方向の位置とが一致しないことになる。そこで、夫々の導波路53における第2部分72,75が、Y方向に対して傾斜を有するように構成すると良い。図2の例では、X方向視にハウジング20を見て、第2部分72がY方向に対して右下がりになるように(収容部63に近づくにつれて収容部61から下がるように)構成し、第2部分75はY方向に対して平行に構成している。もちろん、収容部62と収容部63との位置関係によっては、第2部分75がY方向に対して右上がりになるように(収容部63に近づくにつれて収容部62から上がるように)構成しても良い。
以上のように導波路53が形成されることから、本実施形態では導波管50は、上述したように、ハウジング20を凹状にくりぬいて形成された溝部を含んで構成される。
また、導波路53の幅(第1部分71,74にあってはY方向の長さ、第2部分72,75にあってはX方向の長さ、第3部分73,76にあってはY方向の長さ)は、アンテナエレメント34,35のアンテナ長に基づいて設定すると良い。すなわち、アンテナエレメント34,35から伝搬される電波の波長λで構成すると好適である。
以上のようにバッテリシステム1を構成することで、バッテリパック10のケース11及びハウジング20により導波管50の導波路53を形成することが可能となる。したがって、導波路53を形成するにあたり、別の部材を用いて導波管50を構成する必要がないので、低コストで実現できる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、バッテリシステム1が電気自動車やハイブリッド車両に搭載される場合の例を挙げて説明したが、バッテリシステム1は車両以外に設けても良い。
上記実施形態では、バッテリシステム1に2つのバッテリパック10が備えられるとして説明したが、バッテリパック10は1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。
上記実施形態では、バッテリパック13のケース11とバッテリパック12のケース11との間に第1アンテナ33を収容する収容部62が形成されるとして説明したが、収容部62は、バッテリパック13のケース11とハウジング20との間に形成することも可能である。
上記実施形態では、導波管50は、ハウジング20に形成された溝部を含んで構成されるとして説明したが、バッテリパック10のケース11に溝部を形成して構成することも可能であるし、ハウジング20及びバッテリパック10のケース11の双方に溝部を形成して構成することも可能である。
上記実施形態では、第1アンテナ30及び第2アンテナ40は、全体が導波管50に収容されるとして説明したが、アンテナエレメント31及びアンテナエレメント41のみが導波管50に収容されるように構成することも可能である。
上記実施形態では、ハウジング20に複数のバッテリパック10が収容され、第1アンテナ30は、バッテリパック10毎に設けられるとして説明したが、第1アンテナ30は複数のバッテリパック10において共用するように構成することも可能である。
上記実施形態では、導波路53は、複数のバッテリパック10毎に設けられるとして説明したが、導波路53は複数のバッテリパック10を備えている場合において、夫々のバッテリパック10において共用するように構成することも可能である。
上記実施形態では、第2アンテナ40が1つであるとして説明したが、第2アンテナ40は複数備えていても良い。
上記実施形態では、ハウジング20を直方体状に示したが、ハウジング20は所定の面にY方向に沿って延出する突出部を設け、当該突出部の内側に溝部を形成して導波路53を構成することも可能である。
上記実施形態では、第1アンテナ30のアンテナエレメント31及び第2アンテナ40のアンテナエレメント41がバッテリパック10の上面と平行な面、すなわちXY平面上に構成されるように示したが、第1アンテナ30のアンテナエレメント31及び第2アンテナ40のアンテナエレメント41はバッテリパック10の側面と平行な面、すなわちYZ平面上に構成することも可能であるし、XZ平面上に構成することも可能である。
上記実施形態では、導波管50がバッテリパック10のケース11とハウジング20とで構成されるとして説明したが、導波管50を金属材料からなる金属部材80を備えて構成することも可能である。図4は、ハウジング20の角に断面L字状の金属部材80を接合し導波管50を構成した場合の例を示す図である。
図4に示されるように、金属部材80を用いることで、ハウジング20と金属部材80とで囲んで形成された導波路53を構成することが可能となる。もちろん、ケース11と金属部材80とで囲んで形成された空間を導波路53とすることも可能であるし、ハウジング20及びケース11と金属部材80とで囲んで形成された空間を導波路53とすることも可能である。このような金属部材80は、例えばアルミニウムを用いて構成することが可能である。
また、図4の構成を換言すれば、導波路53は、ハウジング20における互いに異なる法線ベクトルを有する複数の面91,92と金属部材80とで囲まれて形成されるといえる。すなわち、ハウジング20の内面(内壁部)のうち、互いに異なる方向を向く少なくとも2つの面91,92と、金属部材80とで囲んだ空間を導波路53とすることが可能である。もちろん、ハウジング20の内面(内壁部)は、3つ以上の面を用いることも可能であるし、ハウジング20の内面(内壁部)は円弧状の面であっても良い。
本発明は、蓄電池に関する情報の伝搬に用いるアンテナを備えたバッテリシステムに用いることが可能である。
1:バッテリシステム
10:バッテリパック(蓄電池)
11:ケース
20:ハウジング
30:第1アンテナ
31:アンテナエレメント
40:第2アンテナ
41:アンテナエレメント
50:導波管
53:導波路
80:金属部材

Claims (7)

  1. 少なくとも一部に金属部分を用いて形成されたケースを有する蓄電池と、
    前記ケースごと、前記蓄電池を収容する金属製のハウジングと、
    前記ケースに設けられ、前記蓄電池に関する情報が重畳された電波の伝搬に用いられるアンテナエレメントを有する第1アンテナと、
    前記ハウジングにおける前記ケース外に設けられ、前記電波の伝搬に用いられるアンテナエレメントを有する第2アンテナと、
    前記第1アンテナと前記第2アンテナとの間に設けられ、前記ケースの金属部分及び前記ハウジングの少なくともいずれか一方で囲まれて形成された筒状体の中空部分を前記電波の導波路とする導波管と、
    を備えたバッテリシステム。
  2. 金属材料からなる金属部材を更に備え、
    前記導波路は、前記少なくともいずれか一方と前記金属部材とで囲まれて形成される請求項1に記載のバッテリシステム。
  3. 前記導波路は、前記少なくともいずれか一方における互いに異なる法線ベクトルを有する複数の面と前記金属部材とで囲まれて形成される請求項2に記載のバッテリシステム。
  4. 前記導波管は、前記少なくともいずれか一方に形成された溝部を含んで構成される請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリシステム。
  5. 前記第1アンテナ及び前記第2アンテナは、少なくとも前記アンテナエレメントが前記導波管に収容される請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリシステム。
  6. 前記ハウジングに複数の前記蓄電池が収容され、
    前記第1アンテナは、前記蓄電池毎に設けられる請求項1から5のいずれか一項に記載のバッテリシステム。
  7. 前記導波路は、前記蓄電池毎に設けられる請求項6に記載のバッテリシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021131986A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 株式会社デンソー 電池モジュール
JP2023504158A (ja) * 2020-06-02 2023-02-01 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 無線通信のための最適化構造を備えたバッテリーパック及びそれを含む自動車

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