JP2021060828A - 画像中継装置、及び、画像投影装置 - Google Patents

画像中継装置、及び、画像投影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021060828A
JP2021060828A JP2019184881A JP2019184881A JP2021060828A JP 2021060828 A JP2021060828 A JP 2021060828A JP 2019184881 A JP2019184881 A JP 2019184881A JP 2019184881 A JP2019184881 A JP 2019184881A JP 2021060828 A JP2021060828 A JP 2021060828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
unit
area
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019184881A
Other languages
English (en)
Inventor
伸貴 手嶋
Nobutaka Tejima
伸貴 手嶋
佐藤 広明
Hiroaki Sato
広明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
QD Laser Inc
Original Assignee
QD Laser Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by QD Laser Inc filed Critical QD Laser Inc
Priority to JP2019184881A priority Critical patent/JP2021060828A/ja
Publication of JP2021060828A publication Critical patent/JP2021060828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】画像表示の自由度を向上させることで、利用者が視認する画像の視認性を改善する画像中継装置、及び、画像投影装置を提供することを目的とする。【解決手段】画像中継装置は、電子機器から画像データが入力される入力部と、前記入力部を介して入力される画像データを保持するメモリと、前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小させる操作を入力する操作入力部と、前記操作入力部への入力に応じて、前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小する画像データ処理部と、前記メモリに保持される画像データの画像領域のうちの所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部であって、前記画像データ処理部によって移動、拡大、又は縮小される画像データの画像領域のうちの前記所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部と、前記画像抽出部によって抽出される画像データを出力する出力部とを含む。【選択図】図5

Description

本発明は、画像中継装置、及び、画像投影装置に関する。
従来より、表示部を利用者の頭部に装着するための装着部と、前記装着部に設けられ、前後方向または上下方向への移動により前記表示部に表示され画像を拡大縮小する操作を行う操作部材とを備えることを特徴とするへッドマウントディスプレイがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−194702号公報
ところで、特許文献1には、表示する画像を単に拡大縮小することが開示されている。。
そこで、画像表示の自由度を向上させることで、利用者が視認する画像の視認性を改善する画像中継装置、及び、画像投影装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の画像中継装置は、電子機器から画像データが入力される入力部と、前記入力部を介して入力される画像データを保持するメモリと、前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小させる操作を入力する操作入力部と、前記操作入力部への入力に応じて、前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小する画像データ処理部と、前記メモリに保持される画像データの画像領域のうちの所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部であって、前記画像データ処理部によって移動、拡大、又は縮小される画像データの画像領域のうちの前記所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部と、前記画像抽出部によって抽出される画像データを出力する出力部とを含む。
画像表示の自由度を向上させることで、利用者が視認する画像の視認性を改善する画像中継装置、及び、画像投影装置を提供することができる。
実施の形態のアイウェア型の画像投影装置30と画像中継装置100を示す図である。 制御装置30Dと画像中継装置100を示す図である。 入力画像に対して行われる処理を示す図である。 操作に応じて得られる画像処理を示す図である。 画像中継装置100の内部構成を示す図である。 画像投影装置30を示す図である 画像中継装置100の利用形態の一例を説明する図である。 強度近視者等の利用者がスマートフォン80を利用する状態を示す図である。
以下、本発明の画像中継装置、及び、画像投影装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、画像再生機器10と、画像中継装置100と、実施の形態のアイウェア型の画像投影装置30を示す図である。画像投影装置30は、利用者の網膜にレーザ光を照射して画像を描画する。
画像再生機器10は、タブレットコンピュータ、スマートフォン、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、カメラ、ビデオカメラ等の画像を再生して出力する機器である。
画像中継装置100は、画像再生機器10とケーブル10Aでデータ通信ができるように接続されることによって画像データが入力され、入力された画像データに対して所定の処理を行ない、処理された画像データを出力する。なお、画像中継装置100は、画像再生機器10と無線でデータ通信ができるように接続されていてもよい。
この画像中継装置100から出力された画像データが画像投影装置30に入力され、画像投影装置30が、画像中継装置100で所定の処理が行われた画像を利用者の網膜に投影する。
図2は、制御装置30Dと画像中継装置100を示す図である。制御装置30Dは、筐体31、スイッチ32、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタ33、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)コネクタ34を含む。
筐体31は、略直方体状の樹脂製のハウジングであり、後述する画像入力部41、画像制御部42、記憶部43、走査制御部44(図6参照)を内蔵する。
筐体31は、長手方向に沿った1つの面側に突出部31A及び搭載部31Bを有する。突出部31Aは、画像中継装置100の外形に合わせて突出した部分であり、搭載部31Bは、画像中継装置100が搭載(装着)される平板状の部分である。突出部31A及び搭載部31Bの境界は段差になっている。
突出部31Aの搭載部31B側の側面には、USBコネクタ33及びHDMIコネクタ34が設けられている。USBコネクタ33及びHDMIコネクタ34は雌型のコネクタである。USBコネクタ33は、画像中継装置100に電力を供給するための電力供給端子であり、HDMIコネクタ34は、画像中継装置100から出力される画像データが画像投影装置30に入力される画像入力端子である。画像入力部41(図6参照)は、HDMIコネクタ34に接続されている。
画像中継装置100は、筐体101と、タッチパネル102と、USBコネクタ103と、HDMI出力コネクタ104と、HDMI入力コネクタ105と、ホームボタン106とを含む。画像中継装置100は、画像再生機器10から入力される画像データを制御装置30Dに中継する際に、自由に画像データの拡大、縮小、又は移動(表示領域内での上下左右の任意の方向への画像の移動)などの処理、加工を可能にする装置である。
筐体101は、薄い直方体状の樹脂製のハウジングであり、上面にタッチパネル102が設けられ、1つの側面に雄型のUSBコネクタ103及びHDMI出力コネクタ104が設けられている。また、USBコネクタ103及びHDMI出力コネクタ104が設けられる側面とは反対側の側面に雌型のHDMI入力コネクタ105が設けられている。
タッチパネル102は、画像中継装置100の利用者が画像データの拡大、縮小、又は移動を行うための操作を入力する操作入力部の一例である。タッチパネル102は、どのような形式のものであってもよく、例えば、静電容量式又は抵抗膜式等のものを用いることができる。また、ここでは、操作入力部がタッチパネル102及びホームボタン106である形態について説明するが、操作入力部は、タッチパネル、トラックボール、マウス、キーボード等であってもよい。
USBコネクタ103は、USBコネクタ33に差し込まれ、制御装置30Dから電力の供給を受ける受電端子である。なお、画像中継装置100は、制御装置30Dから電力の供給を受ける形態に限られず、バッテリを内蔵してもよいし、制御装置30D以外の装置から電力の供給を受けてもよい。
HDMI出力コネクタ104は、HDMIコネクタ34に差し込まれ、画像再生機器10から入力される画像データを制御装置30Dに出力する端子である。HDMI出力コネクタ104は、出力部又は画像出力部の一例である。
HDMI入力コネクタ105は、雌型の端子であり画像再生機器10から出力される画像データが画像中継装置100に入力される端子である。HDMI入力コネクタ105は、入力部又は画像入力部の一例である。
このような画像中継装置100は、USBコネクタ103及びHDMI出力コネクタ104を制御装置30DのUSBコネクタ33及びHDMIコネクタ34にそれぞれ差し込むことで、制御装置30Dに取り付けられる。また、HDMI入力コネクタ105にHDMIケーブルを介してタブレットコンピュータ等の電子機器を接続することで、電子機器から画像データを取得する。
ホームボタン106は、例えば、タッチパネル102で拡大、縮小、又は移動された画像データを初期状態(拡大、縮小、又は移動を行う前の状態)に戻す際に押圧操作するボタンである。なお、ホームボタン106には、追加的又は代替的にその他の機能が割り当てられていてもよい。ホームボタン106を設けず、タッチパネル102でのスワイプや、操作の組み合わせなどで、同様な機能を持たすこともできる。
なお、ここでは、画像中継装置100がUSBコネクタ103、HDMI出力コネクタ104、HDMI入力コネクタ105を有する形態について説明するが、画像中継装置100は、ワイヤレスで給電を受けてもよいし、ワイヤレス(無線通信)で画像再生機器10及び制御装置30Dと接続されてもよい。
図3は、入力画像に対して行われる処理を示す図である。図3(A)には入力画像200Aを示す。ここでは一例として入力画像200Aの解像度は、フルHD(1920画素×1080画素)であることとする。
図3(B)には、ワークメモリ210Aを示す。ワークメモリ210Aは、画像再生機器10からHDMI入力コネクタ105に入力される入力画像200Aを保持し、移動、拡大、又は縮小を行うための画像処理が行われる作業スペースとしてのメモリである。なお、ワークメモリ210Aにおける縦横の2軸は、タッチパネル102における座標検出用の2軸と対応している。
ワークメモリ210Aの解像度は、一例としてフルHDの縦横2倍(3840画素×2160画素)である。なお、ここではワークメモリ210Aの解像度がフルHDの縦横2倍である形態について説明するが、縦横ともに1倍よりも大きければ何倍であってもよい。
画像中継装置100は、ワークメモリ210A上で入力画像200Aの処理、加工としての移動、拡大、又は縮小を行う。このときに、入力画像の移動、拡大、又は縮小は、ワークメモリ210Aの3840画素×2160画素の領域内で可能であり、図3(B)に示すように、移動、拡大、又は縮小された変換画像200Bがワークメモリ210Aからはみ出すような処理は行うことができない。ワークメモリ210Aの3840画素×2160画素の領域は、画像データを保持可能な保持可能領域の一例である。
また、ワークメモリ210A上で移動、拡大、又は縮小された変換画像200Bのうち、ワークメモリ210A内に位置する1920画素×1080画素の領域(以下、抽出領域)210A1内の部分は、図3(C)に示すように出力画像200Cとして抽出される。抽出領域210A1は、所定領域の一例である。
抽出領域210A1は、ワークメモリ210Aの3840画素×2160画素の保持可能領域よりも小さく、ワークメモリ210A内に位置する。ワークメモリ210Aに対する抽出領域210A1の位置は、所定の位置に設定、又はあらかじめ定められた位置に固定される。また、抽出領域210A1のサイズは、入力画像200Aのサイズと等しくしておくことで、処理の簡略化を図ることができる。
このような抽出領域210A1を用いることにより、ワークメモリ210Aの保持可能領域の全体にある画像のうちの所定の位置にある抽出領域210A1内の部分の画像のみを抽出し、入力画像200Aと同一サイズの出力画像200Cを得ることができる。
以上説明したように、抽出領域210A1を固定させておくのではなく、ワークメモリ210A内での変換画像200B上の任意に位置へ移動させ、その位置のデータを出力するようにしてもよい。
図4は、操作に応じて得られる画像処理を示す図である。図4(A)〜(C)には、左から右にかけて、操作の種類、操作前画像220A〜220C、操作後画像230A〜230Cを示す。
操作前画像220A〜220C、操作後画像230A〜230Cは、画像中継装置100の出力画像200C(図3(C)参照)である。画像投影装置30(図1参照)は、操作前画像220A〜220Cと操作後画像230A〜230Cを用いて利用者の網膜にレーザ光を照射して画像を描画する。このため、画像投影装置30を装着している利用者は、網膜への描画によって操作前画像220A〜220Cと操作後画像230A〜230Cを見ることができる。
図4(A)は、操作前画像220Aが描画されている状態でタッチパネル102にタップが行われたときの画像処理を示す。タップとは、タッチパネル102に短時間で1回だけ軽くタッチする操作である。操作前画像220Aは、ウミガメが泳いでいる画像であり、ウミガメの全体を表す画像である。一例として、操作前画像220Aは、入力画像200A(図3(A)参照)そのものである。この状態は、拡大及び縮小されていない入力画像200Aがワークメモリ210Aの中央の抽出領域210A1内に収まり、そのまま抽出されている状態である。
このような操作前画像220Aが出力画像200Cとして抽出されている状態でタップを行うと、操作後画像230Aは、操作前画像220Aを拡大した画像になる。入力画像200Aが拡大され、抽出領域210A1には変換画像200B(図3(B)参照)の一部分が含まれる状態になるからである。
なお、ここではタップを行った場合に操作前画像220Aを拡大する形態について説明するが、クリックを行った場合にも同様に操作前画像220Aを拡大できるようにしてもよい。
図4(B)は、操作前画像220Bが描画されている状態で、タッチパネル102にピンチアウトが行われたときの画像処理を示す。ピンチアウトとは、タッチパネル102に2本の指で触れながら指同士の間隔を開く操作である。操作前画像220Bは、ウミガメが泳いでいる画像であり、ウミガメの全体を表す画像である。一例として、操作前画像220Bは、入力画像200Aそのものである。
このような操作前画像220Bが描画されている状態でピンチアウトを行うと、操作後画像230Bは、操作前画像220Bを拡大した画像になる。なお、ピンチインを行うと、操作後画像230Bは、操作前画像を縮小した画像になる。ピンチインとは、タッチパネル102に2本の指で触れながら指同士の間隔を狭くする(閉じる)操作である。
図4(C)は、操作前画像220Cが描画されている状態でタッチパネル102にドラッグが行われたときの画像処理を示す。ドラッグとは、タッチパネル102に指で触れながら指を移動させる操作である。操作前画像220Cは、ウミガメが泳いでいる拡大画像であり、ウミガメのお腹の周りの部分が表示されている。この操作前画像220Cは、入力画像200Aを拡大した変換画像200Bの一部である。このような操作前画像220Cが描画されている状態でドラッグを行うと、操作後画像230Cは、操作前画像220Cを移動させた画像になる。
ここで、画像中継装置100は、画像再生機器10の外部に出力された画像データに対して拡大、縮小、又は移動の処理を行うため、画像再生機器10のOS(Operating System)等の制約がなく、ワークメモリ210A上で自由に画像の拡大、縮小、又は移動を行うことができる。
そして、ワークメモリ210Aの中央にある抽出領域210A1内の画像を出力画像200Cとして抽出するため、図4(C)の操作後画像230Cに示すように、変換画像200B(図3(B)参照)の角201Bや端辺202Bを表示させることができ、変換画像200Bの角201Bの部分を拡大して出力画像200Cの中央側にドラッグすることができる。このため、図4(C)に示すように、変換画像200Bの角201Bや端辺202Bを含む操作後画像230Cが得られる。
また、この状態での操作後画像230Cは、L字型の端辺202Bよりも外側の部分が黒色の背景画像231Cを有する。背景画像231Cは、抽出領域210A1と変換画像200Bとが重ならない領域に、画像中継装置100が出力する画像である。
また、このように操作後画像230Cに変換画像200Bの角201Bや端辺202Bが含まれると、角201Bのすぐ内側の画像を拡大して描画することができる。このため、入力画像200Aのいずれの部分であっても、すなわち角201Bや端辺202Bの付近に表示された文字(図4(C)の「ウミガメの生態」の文字参照)や画像であっても、自由に拡大して中央側に寄せて見ることができるので、画像表示の自由度を高めることができ、それにより視認する画像の視認性が向上する。このような表示は、画像中継装置100を介することによって可能となるもので、タブレットコンピュータ、スマートフォン、PC(Personal Computer)等のディスプレイパネルへでは実現できない表示方法である。
なお、ここでは網膜への描画について説明したが、ディスプレイパネルへの表示を行う場合も同様であり、操作前画像220A〜220C及び操作後画像230A〜230Cを出力画像200Cとしてディスプレイパネルに表示することができる。
また、ここでは図3及び図4を用いて、ワークメモリ210Aと抽出領域210A1を用いて、操作前画像220A〜220C及び操作後画像230A〜230Cを抽出する形態について説明したが、入力画像200Aを拡大、縮小、又は移動させるための画像処理は、図3及び図4に示すような画像処理に限られるものではない。
図5は、画像中継装置100の内部構成を示す図である。画像中継装置100は、上述した構成要素の他に、制御装置110を含む。図5には、タッチパネル102、HDMI出力コネクタ104、HDMI入力コネクタ105、ホームボタン106も示す。
制御装置110は、CPU、ROM、RAM等がバスで接続されたコンピュータ又はマイクロコンピュータで実現される。制御装置110は、主制御部111、画像データ処理部112、画像抽出部113、及びメモリ114を有する。
主制御部111、画像データ処理部112、画像抽出部113は、制御装置110が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ114は、制御装置110のメモリを機能的に表したものである。なお、ワークメモリ210Aは、メモリ114の一部である。
主制御部111は、制御装置110の処理を統括する処理部であり、画像データ処理部112、画像抽出部113が行う処理以外の処理を実行する。また、主制御部111は、タッチパネル102に行われる操作入力の方向及び操作量を検出し、検出結果を画像データ処理部112に伝送する。また、主制御部111は、ホームボタン106が押されたときに画像を初期状態に戻す処理を行う。初期状態に戻す処理とは、ワークメモリ210Aの中央に、拡大及び縮小されていない入力画像200Aを表示する処理である。
画像データ処理部112は、タッチパネル102への入力に応じて、ワークメモリ210Aに保持される画像データ(入力画像200A、変換画像200B)を移動、拡大、又は縮小する処理を行う。
画像データ処理部112は、タッチパネル102への入力に応じて、画像データ(入力画像200A、変換画像200B)の画像領域の角又は端辺(角201Bや端辺202B)を抽出領域210A1の任意の位置に移動させる。
画像データ処理部112は、抽出領域210A1内に画像データ(角201Bや端辺202B)の画像領域の角又は端辺(角201Bや端辺202B)が含まれる場合に、抽出領域210A1のうちの画像データ(入力画像200A、変換画像200B)の画像領域と重ならない部分に、背景画像231Cを出力する。なお、背景画像231Cは、無地であれば何色であってもよい。また、背景画像231Cを出力せずに、背景画像231Cの部分は画像が存在しない領域にしてもよい。
画像抽出部113は、ワークメモリ210Aに保持される画像データ(入力画像200A又は変換画像200B)の画像領域のうちの抽出領域210A1に含まれる画像データを出力画像200Cとして抽出する。より具体的には、画像抽出部113は、画像データ処理部112によって移動、拡大、又は縮小される変換画像200Bの画像領域のうちの抽出領域210A1に含まれる画像データを抽出する。なお、入力画像200Aが初期状態で抽出領域210A1に収まっているときは、画像抽出部113は、抽出領域210A1内の入力画像200Aをそのまま出力画像200Cとして抽出する。
メモリ114は、画像中継装置100が図3及び図4に示すような処理を行う際に必要なプログラムやデータを格納する。また、メモリ114の一部は、ワークメモリ210Aである。
画像投影装置30は、眼鏡型のフレーム30Aと、フレーム30Aに取り付けられるレーザ照射部30Bと、ケーブル30Cと、レーザ照射部30Bにケーブル30Cを介して接続される制御装置30Dとを含む。制御装置30Dには画像中継装置100が取り付けられる。
画像投影装置30は、マクスウェル視を利用した網膜投影型の画像投影装置である。画像投影装置30は、マクスウェル視を利用して、利用者の網膜に画像を投影する。マクスウェル視では、画像データに基づく画像用光線を一旦瞳孔の中心で収束させてから網膜上に投影することで、人の水晶体の調節機能に影響されずに、人に画像データが示す画像を視認させることができる。
なお、ここでは、一例として画像投影装置30が眼鏡型のフレーム30Aを含む形態について説明するが、画像投影装置30は、利用者の両眼を覆うゴーグルのような形状であってもよい。
図6は、画像投影装置30を示す図である。図6には、画像投影装置30に加えて、画像再生機器10とターゲット20を示す。また、図6では、フレーム30Aを省略する。ここでは主に、画像投影装置30のレーザ照射部30Bと制御装置30Dの構成について説明する。
画像再生機器10は、例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォン、DVDプレーヤ、カメラ、ビデオカメラ等のような画像(動画像又は静止画像)を画像投影装置30に出力可能な電子機器である。画像再生機器10から出力される画像は、画像中継装置100を介して画像投影装置30に入力画像として入力される。
ターゲット20は、例えば、人間の網膜である。ターゲット20が人間の網膜である場合には、画像投影装置30は、眼鏡のように頭部の眼球の前方に着用するアイウェア型のデバイスである。
また、ターゲット20は、スクリーンであってもよい。スクリーンは、例えば、プロジェクタから投影される画像を表示するシート状の部材である。ターゲット20がスクリーンである場合には、画像投影装置30は、プロジェクタ等の投影装置である。
制御装置30Dは、画像入力部41、画像制御部42、記憶部43、走査制御部44を有する。ここで、画像制御部42及び走査制御部44は、画像生成装置45を構築する。
画像入力部41は、画像再生機器10から画像(入力画像)が入力されるインターフェイスである。入力画像は、所定のアスペクト比と画素数(横方向の画素数×縦方向の画素数)を有する。アスペクト比は、画像の縦横比であり、横方向のサイズ×縦方向のサイズで表される。
画像制御部42は、画像入力部41の出力側に接続されており、画像入力部41から入力画像が入力される。画像制御部42は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを含むコンピュータによって実現される。
画像制御部42は、入力画像に基づいてターゲット20に投影する投影画像を描画する際にレーザ照射部30Bの走査部52を走査する水平周波数及び垂直周波数を求める。投影画像は、レーザ照射部30Bの走査部52の走査によって表示可能な表示可能画素数以下で、入力画像のアスペクト比を保持する最大画素数を有する画像である。
記憶部43は、入力画像を一時的に保持する。また、記憶部43は、画像フォーマットを表すデータ、画像制御部42が画像生成方法を実行する際に実行するプログラム、及び、プログラムの実行に際して必要なデータ等を格納する。
走査制御部44は、画像制御部42によって求められた水平周波数及び垂直周波数でレーザ照射部30Bの走査部52の駆動制御を行う。
レーザ照射部30Bは、レーザ光源51、走査部52、及び投影光学系53を有する。レーザ光源51は、光源部の一例であり、例えばRGB(赤・緑・青)のレーザダイオードチップと3色合成デバイスとが集積された光源である。走査部52は、一例としてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー(走査ミラー)であり、レーザ光源51から出射されるレーザ光を2次元走査する。投影光学系53は、投影部の一例であり、一例として走査部52から出力されるレーザ光をターゲット20に向けて反射する固定式のミラーであり、走査部52から出力されるレーザ光の光路をターゲット20に向けて反射する所定の曲面形状の反射面を有する。
レーザ光源51の点灯制御、及び、走査部52の2次元走査の制御は、画像制御部42によって行われる。
以上、実施の形態によれば、画像再生機器10の外部に出力された画像データを画像投影装置30やその他の様々な電子機器表示させるときに、利用者の視認性が改善するように中継することができる。
したがって、画像表示の自由度を向上させることで、利用者が視認する画像の視認性を改善する画像中継装置100を提供することができる。
また、画像再生機器10の外部に出力された画像データに対して拡大、縮小、又は移動の処理を行うことで、画像再生機器10のOS等の制約を受けず、ワークメモリ210A上で自由に画像の拡大、縮小、又は移動を行うことができる。
このため、画像再生機器10の外部に出力された画像データ(入力画像200A)の任意の部分を拡大、縮小、移動させることができる。これは、一例として図4(A)〜(C)に示す通りである。特に、拡大と移動を自由に行うことができることで、入力画像200Aのうちの細かい部分を拡大して見ることを可能にすることによって利用者の意図、所望に応じて表示画像の視認性を向上させることができる画像中継装置100を提供することができる。
画像投影装置30に限らず、様々なディスプレイパネルと画像再生機器10との間に画像中継装置100を挿入して画像を中継することで、様々なディスプレイパネルの出力画像200Cにおいて拡大、縮小、移動を自在に行うことができる。例えば、TVチューナとTV用のディスプレイパネルへとの間に挿入すれば、TV番組の画像について拡大、縮小、移動を自在に行うことができる。TVやPCにも拡大表示機能はあるが、画像の任意の部分を拡大又は移動させることはできない。例えば、画像中継装置100を用いれば、TV番組表の端の列等を図4(C)に示すような態様で拡大して表示することができる。
このため、画像中継装置100は、画像投影装置30を利用する弱視者に限らず、加齢によって視力が低下した人等にとっても非常に有効的なデバイスである。
なお、次のような利用の仕方も可能である。図7は、画像中継装置100の利用形態の一例を説明する図である。
人の網膜に直接投影された画像は、網膜の機能が正常であれば、画像データにより表される画像の通りに視認される。しかし、網膜の機能や視神経等に問題がある場合には、網膜に投影された画像は、画像データにより表される画像とは異なる態様で視認される。
例えば、視野狭窄等により視野に制限がある場合、網膜に投影された画像は、制限された視野の範囲のみが視認される。言い換えれば、網膜に投影された画像は、欠損した視野の部分が欠落した画像として視認される。
図7(A)〜(C)において、全体視野141は利用者の全体視野を示したしたものであり、領域142は網膜の機能が正常でなく視認できない領域で、領域143は視認できる領域である。
ここで、画像中継装置100を利用して、タッチパネル102を操作することにより、利用者が画像の見たい部分を視認できる位置を図7(A)に示す領域143に移動させ、さらに拡大することによって、利用者が見たい画像を視認できるようになる。
また、図4(A)に示す操作前画像220Aが、図7(B)に示すように、利用者の視野の中央に表示された場合、左上に破線で囲む「ウミガメの生態」という文字情報を、この利用者は読み取ることができない。「ウミガメの生態」という破線で囲む文字情報は、領域143から外れて領域142内にあるからである。
そこで、図7(C)に示すように、画像中継装置100を操作して、図4(A)に示す操作前画像220Aを図4(C)に示す変換画像200Bとして、「ウミガメの生態」の文字情報が表示された画像の位置を、利用者が視認できる領域143へ拡大、移動して表示させれば、この利用者は、「ウミガメの生態」の文字情報を読み取ることができるようになる。図7(C)の領域143には、図4(C)に示す変換画像200Bの角201Bや端辺202Bとともに「ウミガメの生態」の文字情報を含む画像が投影されているため、この利用者は、「ウミガメの生態」の文字情報を読み取ることができるようになる。
これは、視認できない領域がある利用者に限らず、全視野が視認できる利用者であっても、周辺部の視力は中央部の視力より低いので、周辺部は中央部よりも視認しにくいことから、周辺部に表示された画像を中央部に移動させることで、視認性を向上させることができる。
図8は、強度近視者等の利用者がスマートフォン80を利用する状態を示す図である。強度近視者や視覚に障害があって視力が低い者は、眼(顔)を近づけることによって画面にピントを合わせて視認することができたとしても、一部しかその視野に入らず、画面全体を一度に視認することができないことがある。
このような状況では、強度近視者等の利用者は、視野に入らない部分を見るためには、眼(顔)に対してスマートフォン80を移動させるか、あるいは自分が移動することになり、非常に見づらい状態になる。
そこで、画像中継装置100を利用して、タッチパネル102を操作することにより、利用者が画像の見たい部分を視認できる位置を眼の前に移動させ、さらに拡大することによって、画像を視認できるようになる。スマートフォン80を移動させる必要も、自分が移動する必要もなく、片手でタッチパネル102を操作するだけで視野に入らない部分を容易に見ることができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の画像中継装置、及び、画像投影装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 画像再生機器
30 画像投影装置
30B レーザ照射部
30D 制御装置
41 画像入力部
42 画像制御部
43 記憶部
44 走査制御部
45 画像生成装置
51 レーザ光源
52 走査部
53 投影光学系
100 画像中継装置
101 筐体
102 タッチパネル
103 USBコネクタ
104 HDMI出力コネクタ
105 HDMI入力コネクタ
110 制御装置
111 主制御部
112 画像データ処理部
113 画像抽出部
114 メモリ

Claims (8)

  1. 電子機器から画像データが入力される入力部と、
    前記入力部を介して入力される画像データを保持するメモリと、
    前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小させる操作を入力する操作入力部と、
    前記操作入力部への入力に応じて、前記メモリに保持される画像データを移動、拡大、又は縮小する画像データ処理部と、
    前記メモリに保持される画像データの画像領域のうちの所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部であって、前記画像データ処理部によって移動、拡大、又は縮小される画像データの画像領域のうちの前記所定領域に含まれる画像データを抽出する画像抽出部と、
    前記画像抽出部によって抽出される画像データを出力する出力部と
    を含む、画像中継装置。
  2. 前記画像データ処理部は、前記操作入力部への入力に応じて、前記画像データの画像領域の角又は端辺を、前記所定領域の任意の位置に移動させる、請求項1記載の画像中継装置。
  3. 前記画像データ処理部は、前記所定領域内に前記画像データの画像領域の角又は端辺が含まれる場合に、前記所定領域のうちの前記画像データの画像領域と重ならない部分に、所定の背景画像を出力する、請求項1又は2記載の画像中継装置。
  4. 前記所定領域は、前記メモリが前記画像データを保持可能な保持可能領域よりも小さく、前記保持可能領域のうちの中央部に位置する、請求項1乃至3のいずれか一項記載の画像中継装置。
  5. 前記保持可能領域に対する前記所定領域の位置は固定されている、請求項4記載の画像中継装置。
  6. 前記所定領域のサイズは、前記画像データの画像領域のサイズと等しい、請求項1乃至5のいずれか一項記載の画像中継装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の画像中継装置から出力された画像データを入力する画像入力部と、
    光線を出射する光源部と、
    入力された前記画像データに基づいた画像用光線を生成して、前記光源部からの前記画像用光線の出射制御を行う制御部と、
    前記画像用光線を走査する走査ミラーと、
    前記画像用光線を、投影情報を表す画像として、利用者の眼球の網膜における所定の位置に投影する投影部と、
    を含み、
    利用者が前記画像中継装置の前記操作入力部への入力により、前記画像データを、利用者が視野内の任意の位置に移動させる、画像投影装置。
  8. 視野に認識できない領域と視認できる領域がある前記利用者が、前記画像中継装置の前記操作入力部への入力により、前記画像データを、視認できる領域の位置に移動させる、画像投影装置。
JP2019184881A 2019-10-08 2019-10-08 画像中継装置、及び、画像投影装置 Pending JP2021060828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184881A JP2021060828A (ja) 2019-10-08 2019-10-08 画像中継装置、及び、画像投影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184881A JP2021060828A (ja) 2019-10-08 2019-10-08 画像中継装置、及び、画像投影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021060828A true JP2021060828A (ja) 2021-04-15

Family

ID=75380224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019184881A Pending JP2021060828A (ja) 2019-10-08 2019-10-08 画像中継装置、及び、画像投影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021060828A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9720238B2 (en) Method and apparatus for a dynamic “region of interest” in a display system
JP6041016B2 (ja) 眼鏡型端末
CN111052042A (zh) 基于注视的用户交互
US20130154913A1 (en) Systems and methods for a gaze and gesture interface
CN107479691B (zh) 一种交互方法及其智能眼镜和存储装置
RU2672502C1 (ru) Устройство и способ для формирования изображения роговицы
TW201604586A (zh) 顯示裝置、顯示裝置之控制方法、及程式
US10032313B2 (en) Head-mounted device and method of enabling non-stationary user to perform 3D drawing interaction in mixed-reality space
CN108595009B (zh) 一种人机交互控制方法及电子终端
JP5228074B2 (ja) 情報処理装置、表示制御方法
CN111684336A (zh) 使用了视网膜扫描型显示部的图像显示装置及其方法
US20150271457A1 (en) Display device, image display system, and information processing method
JP5316386B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ及びそのプログラム
CN112041788A (zh) 使用眼睛注视来选择文本输入字段
US20220100271A1 (en) Systems, Methods, and Graphical User Interfaces for Updating Display of a Device Relative to a User's Body
CN115315681A (zh) 用于基于注视的导航的设备、方法和图形用户界面
JP6575117B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、および、プログラム
KR20200040716A (ko) 시선 추적을 이용한 시인성 개선 방법, 저장 매체 및 전자 장치
US20240020371A1 (en) Devices, methods, and graphical user interfaces for user authentication and device management
JP2021060828A (ja) 画像中継装置、及び、画像投影装置
CN111736692B (zh) 显示方法、显示装置、存储介质与头戴式设备
CN111208964B (zh) 低视力助视方法、终端及存储介质
JP2016061829A (ja) 頭部装着型表示装置、頭部装着型表示装置の制御方法、および、コンピュータープログラム
JP6054333B2 (ja) 画像表示システム、表示装置および情報処理方法
JP2018088604A (ja) 画像表示装置、画像表示方法、システム